図面 (/)

技術 脆弱線を含む洗濯洗剤シート

出願人 ザプロクターアンドギャンブルカンパニー
発明者 タン、ホンシンタン、ミンシヴィク、マーク・ロバートデノーム、フランク・ウィリアム
出願日 2017年2月6日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2019-542142
公開日 2020年3月26日 (1年1ヶ月経過) 公開番号 2020-509103
状態 特許登録済
技術分野 洗浄性組成物
主要キーワード 最大区画 防水容器 一体型構造体 組立構造体 サブシート 基部ブラケット 複合界面活性剤 黄金比
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題・解決手段

非繊維状洗濯洗剤シートは、異なるサイズのより小さな区画にシートを分離するための、少なくとも1本の脆弱線を含む。

概要

背景

洗濯洗剤シートは、洗濯洗剤製品の新しいタイプの形態である。市販の洗濯シートは、洗濯シートのユーザーが、すぐに及び/又は後にシートを使用するために2つ以上の部分に引き裂くことができるように、脆弱線を用いるように構成され得る。しかしながら、市販の洗濯シートは、少なくとも1つの欠点を有する。洗濯を行うとき、消費者は、異なる目的のために異なる量の洗剤を必要とする場合がある。例えば、消費者は、大量の衣類及び布地洗濯機洗浄にはより大量を、数点の衣類のみの手洗いにはより少量を用いる場合があり、衣類上の様々な染みを前処理するために、異なる量を少量で使用する場合もある。しかしながら、市販の洗濯シートは、例えば、5cm×10cmの同じサイズのストリップに分割できるだけである。これらの同サイズの洗濯シートのストリップは、消費者が異なる洗剤量を容易に得ることを可能にしない。例えば、染みの前処理により少量(5cm×10cmのストリップよりも小さい)のみの使用を必要とする消費者は、不必要に大量を使用するか、又はストリップを望まない方法で不規則な形状に引き裂くかのいずれかをせざるを得ない。したがって、様々な量のために異なるサイズの小片に容易に分離することができる洗濯洗剤シートを提供する必要がある。

概要

非繊維状洗濯洗剤シートは、異なるサイズのより小さな区画にシートを分離するための、少なくとも1本の脆弱線を含む。

目的

したがって、様々な量のために異なるサイズの小片に容易に分離することができる洗濯洗剤シートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

非繊維状洗濯洗剤シートであって、少なくとも1種の界面活性剤と、少なくとも1種のフィルム形成剤と、を含み、前記洗濯洗剤シートが完全に又は実質的に水溶性であり、前記洗濯洗剤シートが、0.1mm〜10mmの範囲の厚さ、少なくとも5:1の長さ対厚さのアスペクト比、及び少なくとも5:1の幅対厚さのアスペクト比を有し、前記洗濯洗剤シートが、少なくとも1本の脆弱線によって分離される少なくとも第1の区画及び第2の区画を備え、前記第1の区画及び前記第2の区画は異なるサイズを有する、非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項2

前記洗濯洗剤シートが、追加の脆弱線によって前記第1及び第2の区画から分離される第3の区画を更に含み、前記第3の区画は、前記第1の区画及び前記第2の区画の両方とは異なるサイズを有する、請求項1に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項3

前記洗濯洗剤シートが、追加の脆弱線によって前記第1及び第2の区画から分離される第3の区画を更に含み、前記第3の区画は、前記第1の区画及び前記第2の区画のいずれかと同じサイズを有する、請求項1に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項4

前記第1及び第2の区画が、異なるサイズの標識、異なるアートワーク、又は異なる色によって印付けられ、前記異なるサイズの標識は異なる洗濯洗剤量を示す、請求項1に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項5

前記第1及び第2の区画が、異なる界面活性剤及び/又は異なる補助洗剤成分を含有する、請求項1に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項6

前記脆弱線が刻み目又はミシン目によって形成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項7

前記第1の区画がシャツの前処理に適した形状を有し、前記第2の区画がシャツの袖口の前処理に適した形状を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項8

前記第1の区画又は前記第2の区画のいずれか、好ましくは両方が、前記脆弱線によって完全に区切られ、好ましくは対称形状を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項9

前記脆弱線が、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、前記区画のそれぞれの外周を画定し、前記第1の区画は少なくとも1つの突出部を含む外周を有し、前記第2の区画は少なくとも1つの嵌入部を含む外周を有し、前記第1の区画の前記少なくとも1つの突出部及び前記第2の区画の前記少なくとも1つの嵌入部が互いに嵌合されて、前記第1の区画及び前記第2の区画がジグソーパズルのような洗濯洗剤シートを形成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項10

前記洗濯洗剤シートが長手方向に細長く、前記長手方向に沿ってロール状に巻かれている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項11

非繊維状洗濯洗剤シートであって、少なくとも1種の界面活性剤と、少なくとも1種のフィルム形成剤と、を含み、前記洗濯洗剤シートが完全に又は実質的に水溶性であり、0.1mm〜10mmの範囲の厚さを有し、前記洗濯洗剤シートが長手方向に細長く、前記長手方向に沿ってロール状に巻かれており、前記洗濯洗剤シートが少なくとも脆弱線を含み、前記脆弱線によって前記洗濯洗剤シートを2つ以上のサブシートに分離できる、非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項12

前記少なくとも1種の界面活性剤が、かかる非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、5%〜90%、好ましくは20%〜90%、より好ましくは30%〜90%、最も好ましくは50%〜90%の範囲の量で存在し、好ましくは、前記少なくとも1種の界面活性剤が、C6〜C20直鎖状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルサルフェート(AS)、0.1〜10の範囲の重量平均アルコキシル化度を有するC6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルアルコキシサルフェート(AAS)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、1種以上のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項13

前記少なくとも1種の界面活性剤が、(1)主界面活性剤として、1種以上のC6〜C18直鎖状又は分枝鎖状AS界面活性剤と、(2)補助界面活性剤として、1種以上のC6〜C20LAS及び/又はC6〜C20直鎖状又は分枝鎖状AASと、を含み、前記主界面活性剤は、前記シート中の全界面活性剤の総重量に対して50%超の量で存在し、前記1種以上のC6〜C18直鎖状又は分枝鎖状AS界面活性剤は、好ましくはC12〜C14直鎖状又は分枝鎖状AS界面活性剤である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項14

前記少なくとも1種の界面活性剤が、(1)主界面活性剤として、1種以上のC6〜C20LAS界面活性剤と、(2)補助界面活性剤として、1種以上のC6〜C18直鎖状又は分枝鎖状AS及び/又はC6〜C20直鎖状又は分枝鎖状AASと、を含み、前記主界面活性剤は、前記シート中の全界面活性剤の総重量に対して50%超の量で存在する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

請求項15

前記少なくとも1種のフィルム形成剤が、かかる非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、1%〜70%、好ましくは2%〜60%、より好ましくは5%〜50%、最も好ましくは10%〜40%の範囲の量で存在し、前記少なくとも1種のフィルム形成剤は1種以上の水溶性ポリマーを含み、好ましくは前記1種以上の水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコールポリビニルアルコールデンプン又は変性デンプンセルロース又は変性セルロースポリアクリレートポリメタクリレートポリアクリルアミドポリビニルピロリドン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、より好ましくは、前記1種以上の水溶性ポリマーは、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、デンプン又は変性デンプン、セルロース又は変性セルロース、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の非繊維状洗濯洗剤シート。

技術分野

0001

本発明は、1本以上の脆弱線を含み、更にこの脆弱線が異なるサイズを有する2つ以上の区画を形成する、非繊維状洗濯洗剤シートに関する。

背景技術

0002

洗濯洗剤シートは、洗濯洗剤製品の新しいタイプの形態である。市販の洗濯シートは、洗濯シートのユーザーが、すぐに及び/又は後にシートを使用するために2つ以上の部分に引き裂くことができるように、脆弱線を用いるように構成され得る。しかしながら、市販の洗濯シートは、少なくとも1つの欠点を有する。洗濯を行うとき、消費者は、異なる目的のために異なる量の洗剤を必要とする場合がある。例えば、消費者は、大量の衣類及び布地洗濯機洗浄にはより大量を、数点の衣類のみの手洗いにはより少量を用いる場合があり、衣類上の様々な染みを前処理するために、異なる量を少量で使用する場合もある。しかしながら、市販の洗濯シートは、例えば、5cm×10cmの同じサイズのストリップに分割できるだけである。これらの同サイズの洗濯シートのストリップは、消費者が異なる洗剤量を容易に得ることを可能にしない。例えば、染みの前処理により少量(5cm×10cmのストリップよりも小さい)のみの使用を必要とする消費者は、不必要に大量を使用するか、又はストリップを望まない方法で不規則な形状に引き裂くかのいずれかをせざるを得ない。したがって、様々な量のために異なるサイズの小片に容易に分離することができる洗濯洗剤シートを提供する必要がある。

課題を解決するための手段

0003

消費者が特定の目的(より少ない洗剤量を用いる前処理又は手洗い)に最も適した区画を選択できるように、シートを異なるサイズ及び/又は形状の区画に分離する、1本以上の脆弱線を有する洗濯洗剤シート。

0004

本発明は、少なくとも1種の界面活性剤と、少なくとも1種のフィルム形成剤と、を含む非繊維状洗濯洗剤シートであって、一方で洗濯洗剤シートが完全又は実質的に水溶性である、洗濯洗剤シートを提供する。好ましくは、洗濯洗剤シートは、0.1mm〜10mmの範囲の厚さ、少なくとも5:1の長さ対厚さのアスペクト比、及び少なくとも5:1の幅対厚さのアスペクト比を有する。好ましくは、洗濯洗剤シートは、少なくとも1本の脆弱線によって分離される少なくとも第1の区画及び第2の区画を含み、一方で第1の区画及び第2の区画は異なるサイズを有する。

0005

好ましくは、非繊維状洗濯洗剤シートは、追加の脆弱線によって第1及び第2の区画から分離される第3の区画を更に含み、一方で第3の区画は、第1の区画又は第2の区画と同じ又は異なるサイズを有する。

0006

好ましくは、洗濯洗剤シートの第1及び第2の区画は、異なるサイズの標識、異なるアートワーク、又は異なる色によって印付けられ、一方で異なるサイズの標識は異なる洗濯洗剤量を示す。

0007

好ましくは、脆弱線は、刻み目又はミシン目によって形成される。

0008

好ましくは、本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、長手方向に細長く、長手方向に沿ってロール状に巻かれる。

0009

本発明のこれらの及びその他の態様は、本発明についての以下の詳細な説明を読むことにより、更に明らかになるであろう。

図面の簡単な説明

0010

図面に記載された実施形態は、本質的に例示であり、特許請求の範囲によって規定される本発明を限定することを意図するものではない。下記の例示的な実施形態に関する詳細な説明は、以下の図面と共に読むことによって理解することができる。
本発明の特定の実施形態による、異なるサイズを有する2つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、異なるサイズの標識によって印付けられた3つの異なるサイズを有する3つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、異なるサイズの標識によって印付けられた3つの異なるサイズを有する6つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、ジグソーパズルのように互いに嵌合させるための突出部と嵌入部をそれぞれ有する2つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、異なる形状を有する2つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、及び袖口にそれぞれ適する2つの異なる形状を有する4つの区画を含む代表的な洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、長手方向に沿ってロール状に巻くことができる細長い洗濯洗剤シートを示す。
本発明の特定の実施形態による、長手方向に沿ってロール状に巻くことができる細長い洗濯洗剤シートを示す。

実施例

0011

本発明の種々の実施形態の特徴及び利点は、本発明の幅広表現を与えるように意図される特定の実施形態の例を含む、以下の記述から明らかになるであろう。様々な修正がこの記述及び本発明の実施から当業者には明白であろう。本発明の範囲は、開示される特定の形態に限定されることを意図せず、また本発明は、「特許請求の範囲」により定義されるような本発明の趣旨及び範囲に当てはまる全ての変形形態等価物、及び代替物網羅する。

0012

本明細書で使用するとき、「the」、「a」、及び「an」を含む詞は、「特許請求の範囲」又は明細書で使用するとき、特許請求又は記載されているもののうちの1つ以上を意味すると理解される。本明細書で使用するとき、用語「含む(comprise、comprising)」、「包含する(include、including)」、「含有する(contain、containing)」は、非限定的である、すなわち、最終結果に影響を及ぼすことのない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。本明細書において、別途記載のない限り、全ての濃度及び比率重量基準である。本明細書で使用するとき、用語「複数」は、1よりも多いことを意味する。

0013

本明細書で使用するとき、用語「水溶性」とは、20℃及び大気圧下で測定される、脱イオン水リットル当たり約30グラム(g/L)超の溶解度を指す。用語「実質的に水溶性」とは、20℃及び大気圧下で測定される、脱イオン水1リットル当たり約25グラム(g/L)超の溶解度を指す。

0014

本明細書で使用するとき、用語「シート」とは、厚さ、長さ、及び幅を有し、一方で長さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも、少なくとも約5:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1:1である、三次元形状を指す。好ましくは、厚さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約10:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.2:1である。より好ましくは、長さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約15:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.5:1である。最も好ましくは、長さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約20:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.618:1である。

0015

本明細書で使用するとき、用語「非繊維状」は、繊維要素を含まないか又は実質的に含まない構造を指す。本明細書で使用するとき、「繊維要素」は、長さがその平均直径を大きく上回る、すなわち、長さ対平均直径のアスペクト比が少なくとも10:1であり、平均直径が1mm以下である、細長い粒子を意味する。

0016

本明細書で使用するとき、用語「洗濯洗剤」は、汎用又は「ヘビーデューティ洗浄剤、特に布地用のクリーニング用洗剤、並びに漂白剤すすぎ補助剤添加剤、又は前処理タイプなどの洗浄助剤を指す。

0017

本明細書で使用するとき、用語「水溶解性」は、20℃及び大気圧下で、全く撹拌せずに、特定の時間内で水に溶解する試料材料能力を指す。このパラメータは、10グラムの試料材料を1リットルの脱イオン水に入れ、20℃及び大気圧下で全く撹拌せずに1分間置くことによって測定される。続いて、残った未溶解固形分溶液から濾過し、すぐに量する(乾燥させない)。水溶解性は、

0018

として計算される。

0019

本明細書で使用するとき、用語「から本質的になる」は、組成物が、明示的に開示される成分の利益又は機能を妨げる成分を含有しないことを意味する。更に、用語「本質的に含まない」又は「実質的に含まない」は、示された材料が、0重量%〜約1重量%、又は好ましくは0重量%〜約0.5重量%、又はより好ましくは0重量%〜約0.1重量%の量で存在し、最も好ましくは、分析的に検出可能な濃度で存在しないことを意味する。用語「実質的に純粋」又は「本質的に純粋」は、示された材料が、約99.5重量%〜約100重量%、好ましくは約99.9重量%〜約100重量%、より好ましくは99.99重量%〜約100重量%の量で存在し、最も好ましくは、全ての他の材料が、分析的に検出可能な濃度未満の不純物としてのみ存在することを意味する。

0020

本明細書で使用するとき、全ての濃度及び比は、特に明記しない限り、重量に基づくものである。本明細書における全ての温度は、特に断らない限り、摂氏(℃)を単位とする。本明細書における全ての条件は、特に明記しない限り、20℃及び大気圧下である。特に明記しない限り、ポリマー分子量は全て、重量平均数分子量により決定される。

0021

本発明の洗濯洗剤シートは非繊維状であり、すなわち、繊維要素を含まないか、又は実質的に含まない。このような洗濯洗剤シートは、最初に、水中に溶解又は分散された原料を含有するスラリーを提供し、次に、スラリーをシート状の形態へと成形することにより、形成することができる。乾燥は、成形工程と同時に行われるか、又はその後に実行するかのいずれかで行うことができ、水を除去し、かつ含水量がわずかであるか又はない(例えば、水3重量%未満)完成したシートを形成する。

0022

本発明の洗濯洗剤シートは、完全に又は実質的に水溶性である。換言すれば、従来の洗濯洗剤シートの一部が含有するような、非水溶性基材を含まない。本発明の洗濯洗剤シートは、以下に指定される試験方法に従って測定するとき、少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、最も好ましくは少なくとも99%の水溶解性を有する。好ましくは、本発明の洗濯洗剤シート全体を、20℃及び大気圧下で全く撹拌せずに、1リットルの脱イオン水に完全に、すなわち、溶液中に可視残留物を残さずに、15秒以内、より好ましくは10秒以内、より好ましくは5秒以内に溶解できる。

0023

本発明の洗濯洗剤シートは、その厚さ、その長さ、及びその幅が、少なくとも約5:1の長さ対厚さのアスペクト比、少なくとも約5:1の幅対厚さのアスペクト比、及び少なくとも約1:1の長さ対幅のアスペクト比を特徴とする限り、任意の形状又は寸法を有することができる。好ましくは、厚さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約10:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.2:1である。より好ましくは、長さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約15:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.5:1である。最も好ましくは、長さ対厚さのアスペクト比及び幅対厚さのアスペクト比は、両方とも少なくとも約20:1であり、長さ対幅のアスペクト比は、少なくとも約1.618:1である。本発明の洗濯洗剤シートの厚さは、約0.1mm〜約10mm、好ましくは約0.2mm〜約5mm、より好ましくは約0.3mm〜約4mm、最も好ましくは約0.5mm〜約2mmの範囲であってよい。洗濯洗剤シートの幅は、約2cm〜約1メートル、好ましくは約5cm〜約50cm、より好ましくは約10cm〜約40cmの範囲であってよい。洗濯洗剤シートの長さは、約2cm〜約50メートル、好ましくは約5cm〜約1メートル、より好ましくは約10cm〜約80cmの範囲であってよい。

0024

本発明の好ましいが必須ではない実施形態では、洗濯洗剤シートは、黄金比長方形形状を有し(すなわち、約1.618:1の長さ対幅のアスペクト比を有する)、約10〜15cmの幅及び約0.5mm〜約2mmの厚さを特徴とする。このような黄金比の長方形形状は、消費者にとって見た目心地良く、かつ快適であり、そして、このような形状の複数のシートを販売用に容器内に合わせて積層してパッケージ化できるが、これもまた、同様の黄金比の長方形形状を特徴とする。

0025

本発明の別の実施形態では、洗濯洗剤シートは、細長い形状を有し(すなわち、約10〜50:1の長さ対幅のアスペクト比を有する)、約10〜15cmの幅及び約0.5mm〜約2mmの厚さを特徴とする。このような細長い形状により、包装保管輸送、及び陳列を容易にするために、洗濯洗剤シートをコンパクトな単位に丸めるか折り畳むことができるようになる。

0026

本発明の洗濯洗剤シートは、例えば、少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは少なくとも70%の十分に高い界面活性剤活性を特徴とする。このような高い界面活性剤活性により、非常にコンパクトで濃縮された形態の洗濯洗剤が提供され、これは、旅行が多く、旅行中に洗濯する必要がある消費者にとって特に便利である。なお、このようなコンパクトで濃縮された形態の出荷及び取り扱いコストは、従来の粉末又は液体形態の洗濯洗剤と比較して著しく低減され、これにより、この洗濯洗剤シートが電子商取引チャネルを介しての販売に望ましくなる。

0027

好ましくは、本発明の洗濯洗剤シートは、消費者に見た目の心地良さを与える、特定の属性を有する。例えば、シートは、比較的滑らかな表面を有してよく、それにより、消費者が触れた場合に心地良い感触を提供する。更に、洗濯洗剤シートは、その表面上に知覚可能な細孔をほとんど又は全く有さない場合が望ましい。

0028

また、本発明の洗濯洗剤シートは、その構造的一体性を損なうことなく実質的な機械的力に耐える強度であるが、同時に、容易な包装及び保管のために十分に可撓性であることも望ましい。

0029

脆弱線
本発明は、シートを異なるサイズの個々の区画に分離する脆弱線を含む非繊維状洗濯洗剤シートを提供する。この利点は、異なる用途に望ましい異なるサイズを有するより小さい小片に、脆弱線に沿ってシート区画を容易に裂けることができることである。

0030

例えば、本発明の洗濯洗剤シートは、少なくとも1本の脆弱線によって分離される少なくとも第1の区画及び第2の区画を含み、一方で第1の区画及び第2の区画は異なるサイズを有する。

0031

洗濯洗剤シートは、略長方形形状を有してもよい。あるいは、本発明の洗濯洗剤シートは、例えば、略正方形略楕円形、又は任意の他の対称形状を含む、様々な他の形状を有してもよい。

0032

好ましくは、洗濯洗剤シートは、10cm〜30cm、好ましくは11cm〜25cm、より好ましくは12cm〜20cmの長さを有し、5cm〜18cm、好ましくは6cm〜15cm、より好ましくは7cm〜13cm、又は10.5cm〜12.5cmの幅を有し、0.6mm〜3mm、好ましくは0.8mm〜2mmの厚さを有する。本明細書では、長さはシート区画の最長寸法を指し、幅はシートの平面上の長さに垂直である最長寸法を指す。

0033

分離される、脆弱線によって画定されるより小さい区画は、ユーザーの用途に応じて所望の寸法を有し得る。好ましくは、このような区画は、1cm〜10cm、好ましくは1.5cm〜8cm、より好ましくは2cm〜6cmの長さ、及び1cm〜10cm、好ましくは1.5cm〜8cm、より好ましくは2cm〜6cmの幅を有し得る。

0034

図1は、異なるサイズを有する2つの区画を含む、本発明の洗濯洗剤シートの例である。具体的には、洗濯洗剤シート10は、1本の脆弱線11によって分離される第1の区画12及び第2の区画14を含み、一方、第1の区画12及び第2の区画14の形状は長方形であるが、異なるサイズを特徴とする。

0035

好ましくは、第1の区画12対第2の区画14のサイズ比は、1:1超〜10:1、好ましくは1.1:1〜8:1、より好ましくは1.2:1〜5:1、あるいは1.5:1、又は1.618:1、又は2:1、又は2.5:1、又は3:1、又は3.5:1又は4:1などであり得る。

0036

脆弱線は、例えば、刻み目又はミシン目などの様々な方法によって洗濯洗剤シートに導入されてもよい。いくつかの実施形態では、脆弱線は孔から構成される。好ましい実施形態では、孔の形状は円形であり、約1mm以下、約0.8mm以下であるが、約0.2mm以上、又は約0.3mm以上の直径を有する。孔が他の形状(例えば、正方形三角形など)である場合、そのような孔の寸法は、円形孔について上述した直径に対応し得る。脆弱線は、それに沿ってユーザーが洗剤シートをより小さな区画に容易に分離できる脆弱線を実質的に提供する限り、他の実施形態を含んでもよい。

0037

好ましくは、洗濯洗剤シートは、追加の脆弱線によって第1及び第2の区画から分離される第3の区画を更に含んでもよい。第3の区画は、第1の区画及び第2の区画の両方とは異なるサイズを有してもよい。あるいは、第3の区画は、第1の区画又は第2の区画のいずれかと同じサイズを有してもよい。

0038

図2は、3つの異なるサイズを有する3つの区画を含む、本発明の洗濯洗剤シートの例を示す。具体的には、洗濯洗剤シート20は、第1の区画22と、第2の区画24と、第3の区画26と、を含み、これらは3本の脆弱線21a、21b、及び21cによって分離される。3つの区画22、24、26は全て長方形形状を有するが、異なるサイズを特徴とする。

0039

好ましくは、本発明の洗濯洗剤シートの異なる区画は、異なる洗濯洗剤量を示す異なるサイズの標識によって印付けられる。例えば、図2の洗濯洗剤シート20の最大区画22は、「大きい」を表すサイズの標識「L」によって印付けられ、中間区画24は、「中間」を表すサイズの標識「M」によって印付けられ、最小区画26は、「小さい」を表すサイズの標識「S」によって印付けられる。異なるサイズの標識「L」、「M」、及び「S」は、洗濯洗剤シート20上にインク印刷されてもよく、又はそれらは同様に脆弱線で構成されてもよい。

0040

好ましくは、洗濯洗剤シートは、第4の区画、第5の区画、第6の区画などを更に含有し、これらは脆弱線によって隣接する区画から分離され、前述の区画と同じ又は異なるサイズを有してもよい。特定の実施形態では、洗濯洗剤シートは、全て異なるサイズを有する第4又はそれ以上の区画を含有する。別の代替的な実施形態では、洗濯洗剤シートは4つ以上の区画を含み、その一部は第1のサイズを共有し、他方は第2のサイズを共有するなどである。

0041

図3は、異なるサイズの標識によって印付けられた、3つの異なるサイズを有する6つの区画を含む、本発明の洗濯洗剤シートの例である。図3では、洗濯洗剤シート30は、上部に記されたサイズの標識「L」を有する大区画32と、それぞれが上部に記されたサイズの標識「M」を有する同じサイズの2つの中間区画34と、それぞれが上部に記されたサイズの標識「S」を有する同じサイズの3つの小区画36と、を含む。

0042

他の実施形態では、洗濯洗剤シートの異なる区画を、異なる色、記号文字、メッセージ、状態、又はアートワークによって印付けることができる。このような色、記号、文字、メッセージ、状態、又はアートワークは、洗濯洗剤シートのそれぞれの区画と、ユーザーが意図するその区画の1つ以上の洗浄機能又は効果との間の関連付けを促進又は確立するのを助けるように作られてもよい。更に、このような色、記号、文字、メッセージ、状態、又はアートワークは、洗濯洗剤シートを、Tide(登録商標)、Ariel(登録商標)、及びこれらの組み合わせのブランド名と関連付けることができる。また更に、このような色、記号、文字、メッセージ、状態、又はアートワークは、単純に見た目の楽しさを消費者にもたらすことができる。これらの方法が洗濯洗剤シートの一体性を妨げない限り、当該技術分野において一般的に知られている任意の方法、例えば、印刷刻印糊付けエンボス加工などを用いて、洗濯洗剤シートに印付けできる。

0043

別の実施形態では、本発明の洗濯洗剤シートの異なる区画は、異なる活性成分(例えば、異なる界面活性剤及び/又は異なる補助洗剤成分)を含有してもよい。例えば、洗濯洗剤シートの第1の区画は、界面活性剤及び布地色相染料を含んでもよく、その一方で、第2の区画は、別の界面活性剤及び香料成分を含んでもよい。

0044

他の実施形態では、洗濯洗剤シートは、第1の区画及び第2の区画を含むことができ、その一方で、区画のそれぞれは、1本以上の脆弱線によって部分的又は完全に画定された外周を有する。第1の区画の外周は少なくとも1つの突出部を含み、第2の区画の外周は少なくとも1つの嵌入部を含み、第1の区画の外周の突出部と第2の区画の外周の嵌入部とが互いに嵌合されて、ジグソーパズルのような洗濯洗剤シートを形成することができる。好ましくは、第1の区画の外周は1つ以上の追加の嵌入部を更に含み、第2の区画の外周は1つ以上の追加の突出部を更に含み、その一方で、追加の嵌入部及び突出部は、ジグソーパズルのように互いに嵌合される。図4は、第1の区画42と、複数の脆弱線41によって分離される第2の区画44とを含む洗濯洗剤シート40の例を示し、その一方で、複数の脆弱線41は、第1の区画42では、複数の突出部43及び複数の嵌入部45を含む外周を画定し、第2の区画44では、複数の突出部46及び嵌入部48を含む外周を画定する。第1の区画42及び第2の区画44のそれぞれの突出部43及び46並びに嵌入部48及び45は、互いに嵌合されて洗濯洗剤シート40を形成する。

0045

いくつかの実施形態では、洗濯洗剤シートは、互いに離間して分離される少なくとも第1の区画及び第2の区画を含んでもよく、その一方で、第1及び第2の区画のそれぞれは、1本以上の脆弱線によって完全に区切られている。好ましくは、第1及び第2の区画は異なる形状を有し、より好ましくは、それらは両方とも対称的な形状を有する。図5は、ハート型の第1の区画52と、五角形の第2の区画54とを含む、かかる洗濯洗剤シート50を例示する。第1の区画52及び第2の区画54は、互いに離間して分離され、その一方で、脆弱線51及び53のそれぞれによって完全に区切られている。他の実施例では、第1及び第2の区画を区切る1本以上の脆弱線は、特定のデザイン(例えば、パターン又はロゴ)を構成する。

0046

他の実施形態では、洗濯洗剤シートは、複雑な幾何学的形状の複数の区画を含んでもよく、その一方で、区画のそれぞれは、1本以上の脆弱線によって部分的又は完全に画定される外周を有し、このような外周は、少なくとも1つの突出部及び少なくとも1つの嵌入部を含み、隣接する区画からの突出部及び嵌入部は、ジグソーパズルのように互いに嵌合されて、洗濯洗剤シートを形成することができる。好ましくは、区画の全ては同じ形状、例えば、ゴスパーの島を有する。あるいは、複数の区画は、異なる形状を有してもよい。

0047

本発明の特定の実施形態では、洗濯洗剤シートは、衣類の特定の領域、例えばシャツの襟又は袖口の前処理に適した異なる形状を有する区画を含んでもよい。図6は、シャツの襟及び袖口それぞれの前処理に適した形状を有する、2つの異なるサイズの4つの区画を含む、本発明の洗濯洗剤シートの例を示す。具体的には、洗濯洗剤シート60は、シャツの襟の半分に合う形状及び/又はサイズをそれぞれ有する2つの第1の区画62と、シャツの袖口に合う形状及び/又はサイズをそれぞれ有する2つの第2の区画64とを含む。この場合、1枚の本発明の洗濯洗剤シートを、1枚のシャツの前処理に好適に使用することができる。必要に応じて、異なる区画の数を変更することができる。例えば、洗濯洗剤シートは、例えば、シャツの襟に適した形状をそれぞれ有する4つの第1の区画、及びシャツの袖口に適した形状をそれぞれ有する8つの第2の区画を含む、2つの異なる形状を有する12個の区画を含んでもよい。したがって、このようなシートは、4枚のシャツの前処理に好適である。消費者が、ぴったりと合う形状を有する衣類のひどい染みが付いた領域(襟又は袖口)を前処理するために、かかるシートから区画を容易に引き裂くことができることが利点である。

0048

他の実施形態では、洗濯洗剤シートは細長いものであってもよく、長手方向に沿ってロール状に巻かれる。図7Aは、長手方向71に沿って延在し、複数のより大きい区画72及び複数のより小さい区画74を含む、細長い洗濯洗剤シート70を例示する。図7Bは、長手方向71に沿ってロール状に巻かれている図7Aの細長い洗濯洗剤シート70を示す。このような洗剤シートの細長い設計の利点は、容易な保管のために、トイレットペーパー又はキッチンペーパーのように巻くことができ、また、消費者が、洗濯量に基づいて必要に応じて、脆弱線に沿って大きい又は小さい小片を容易に引きちぎれることである。

0049

本発明の別の態様は、少なくとも1種の界面活性剤と、少なくとも1種のフィルム形成剤と、を含む非繊維状洗濯洗剤シートであって、一方で洗濯洗剤シートが完全又は実質的に水溶性であり、0.1mm〜10mmの範囲の厚さを有する、洗濯洗剤シートを提供する。好ましくは、この洗濯洗剤シートは、長手方向に細長く、長手方向に沿ってロール状に巻かれ、一方で洗濯洗剤シートは、この洗濯洗剤シートを脆弱線によって2つ以上のサブシートに分離できるように、少なくとも1本の脆弱線を含む。例えば、少なくとも脆弱線は、長手方向に対して垂直であり得る。脆弱線は、洗濯洗剤シートを、長方形形状、ダイヤモンド形状三角形形状台形形状などの任意の所望の形状を有するサブシートに分離するように構成することができる。好ましくは、サブシートは長方形形状を有する。脆弱線はまた、洗濯洗剤シートを、異なる洗濯量に必要とされる任意の所望のサイズを有するサブシートに分離するように構成することもできる。

0050

界面活性剤
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、アニオン性界面活性剤非イオン性界面活性剤両性界面活性剤カチオン性界面活性剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、少なくとも1種の界面活性剤を含んでよい。このような少なくとも1種の界面活性剤は、非繊維状洗濯洗剤シートにおいて界面活性剤系を形成し、これは、非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、約5%〜約90%、好ましくは約10%〜約90%、より好ましくは、約20%〜約90%、更により好ましくは約30%〜約90%、最も好ましくは約50%〜約90%の範囲の量で存在し得る。

0051

本発明の特に好ましいが必須ではない実施形態では、洗濯洗剤シートは、アニオン性界面活性剤のみ、例えば、単一のアニオン性界面活性剤、又は2つ若しくはそれ以上の異なるアニオン性界面活性剤の組み合わせ、のどちらかを含有する、界面活性剤系を有してよい。あるいは、本発明の洗濯洗剤シートは、例えば、1種以上のアニオン性界面活性剤と1種以上の非イオン性界面活性剤との組み合わせ、又は1種以上のアニオン性界面活性剤と1種以上の両性界面活性剤との組み合わせ、又は1種以上のアニオン性界面活性剤と1種以上のカチオン性界面活性剤との組み合わせ、又は上記の種類の界面活性剤の全て(すなわち、アニオン性非イオン性両性、及びカチオン性)の組み合わせを含有する、複合界面活性剤系を含んでいてもよい。必ずしもそうではないが好ましくは、本発明の洗濯洗剤シートは、1種以上のアニオン性界面活性剤と1種以上の非イオン性界面活性剤との組み合わせを含有する複合界面活性剤系を有する。

0052

アニオン性界面活性剤
本発明の洗濯洗剤シートを形成するのに好適なアニオン性界面活性剤は、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルスルホネート(AS)、C6〜C20直鎖状又は分岐鎖状アルキルアルコキシル化サルフェート(AAS)、C6〜C20直鎖状又は分岐鎖状アルキルスルホネート、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルカルボキシレート、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルホスフェート、C6〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルホスホネート、及びこれらの組み合わせからなる群から容易に選択できる。本発明の好ましいアニオン性界面活性剤は、LAS、AS、AAS、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。洗濯洗剤シート中のアニオン性界面活性剤の総量は、非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、5%〜90%、好ましくは10%〜80%、より好ましくは20%〜75%、最も好ましくは30%〜70%の範囲であり得る。

0053

ミッドカットAS
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートを形成するために特に好ましい種類のアニオン性界面活性剤は、以降「ミッドカットAS」と称するC6〜C18アルキルサルフェートであり、そのそれぞれは、約6個〜約18個の炭素原子を含有する分枝鎖状又は直鎖状の非アルコキシル化アルキル基を有する。本発明の特に好ましい実施形態では、ミッドカットASは、洗濯洗剤シート中の主界面活性剤として存在する、すなわち、かかるシートにおける全ての界面活性剤の総重量に対して、50%超の量で存在する一方で、別の界面活性剤(例えばLAS及び/又はAAS)は、かかるミッドカットASの補助界面活性剤として存在する。

0054

本発明のミッドカットASは、R−O−SO3−M+の一般式を有するが、Rは、分枝鎖状又は直鎖状非のアルコキシル化C6〜C18アルキル基であり、Mは、アルカリ金属アルカリ土類金属又はアンモニウムカチオンである。好ましくは、AS界面活性剤のR基は、約8個〜約16個の炭素原子、より好ましくは約10個〜約14個の炭素原子、最も好ましくは約12個〜約14個の炭素原子を含有する。Rは、置換又は非置換であってよく、好ましくは非置換である。Rは、任意のアルコキシル化を実質的に含まない。Mは、好ましくはナトリウムカリウム、又はマグネシウムのカチオンであり、より好ましくは、Mはナトリウムカチオンである。

0055

このようなミッドカットAS界面活性剤は、好ましくは、本発明の非繊維状洗濯洗剤シートの界面活性剤系中で、主界界面活性剤として機能する。換言すれば、ミッドカットAS界面活性剤は、洗濯洗剤シート中の全ての界面活性剤の総重量に対して50%超の量で存在する。

0056

必ずしもそうではないが好ましくは、本発明の界面活性剤系は、ミッドカットAS界面活性剤の混合物を含有し、C6〜C14 AS界面活性剤は、混合物の総重量に対して、約85%〜約100%の範囲の量で存在する。この混合物は、「C6〜C14リッチAS混合物」と称される場合もある。より好ましくは、このようなC6〜C14リッチAS混合物は、約90重量%〜約100重量%、又は92重量%〜約98重量%、又は約94重量%〜約96重量%、又は100重量%(すなわち、純粋)の、C6〜C14のASを含有する。

0057

本発明の特に好ましい実施形態では、界面活性剤系は、約30重量%〜約100重量%、又は約50重量%〜約99重量%、好ましくは約60重量%〜約95重量%、より好ましくは約65重量%〜約90重量%、最も好ましくは約70重量%〜約80重量%のC12〜C14のAS(これらは「C12〜C14リッチAS混合物」と称される場合もある)を含む、ミッドカットAS界面活性剤の混合物を含有する。好ましくは、このようなC12〜C14リッチAS混合物は、C12 ASの大部分を含有する。本発明の最も好ましい実施形態では、界面活性剤系は、C12及び/又はC14のAS界面活性剤、例えば、100%のC12 AS、又は約70重量%〜約80重量%のC12 AS及び20重量%〜約30重量%のC14 ASからなり、少量のその他のAS界面活性剤をその内部に伴う、又はその他のAS界面活性剤をその内部に有さない、ミッドカットAS界面活性剤の混合物を含有する。

0058

本発明の実施に特に好適な市販のミッドカットAS混合物は、Cognis(Monheim,Germany)からの、Texapon(登録商標)V95 Gである。

0059

更に、本発明の界面活性剤系は、約50重量%超、好ましくは約60重量%超、より好ましくは70重量%超又は80重量%、最も好ましくは90重量%超、又は更には100重量%(すなわち、実質的に純粋)の、例えば、C6、C8、C10、C12、C14、C16、及びC18のAS界面活性剤を含む、偶数の炭素原子を有する直鎖状のAS界面活性剤を含む、ミッドカットAS界面活性剤の混合物を含有してよい。

0060

本発明で使用されるミッドカットAS界面活性剤の量は、非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、約5%〜約90%、好ましくは約10%〜約80%、より好ましくは約20%〜約75%、最も好ましくは約30%〜約70%の範囲であってよい。本発明の最も好ましい実施形態では、非繊維状洗濯洗剤シートは、かかるシートの総重量に対して、約10重量%〜約60重量%、好ましくは約20重量%〜約50重量%の純粋なC12 AS又はC12〜C14リッチAS混合物を含有する一方で、C12〜C14リッチAS混合物は、かかる混合物の総重量に対して、約70重量%〜約80重量%のC12 AS及び20重量%〜約30重量%のC14 ASを含有する。

0061

LAS
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、主界面活性剤として単独で、又は好ましくは、その補助界面活性剤として本明細書で上述したミッドカットASと組み合わせて、C6〜C20直鎖状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含有してもよい。本発明の特に好ましい実施形態では、LASは、洗濯洗剤シート中の主界面活性剤として存在する、すなわち、かかるシートにおける全ての界面活性剤の総重量に対して、50%超の量で存在する一方で、別の界面活性剤(例えばミッドカットAS及び/又はAAS)は、かかるLASの補助界面活性剤として存在する。

0062

LASアニオン性界面活性剤は、当該技術分野において周知であり、市販の直鎖状アルキルベンゼンスルホン化することによって容易に入手することができる。本発明で使用することができる、代表的なC6〜C20直鎖状アルキルベンゼンスルホネートとしては、C6〜C20直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、又はアンモニウム塩、並びに好ましくは、C11〜C18若しくはC11〜C14直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム、カリウム、マグネシウム、及び/又はアンモニウム塩が挙げられる。より好ましいものは、C12直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム又はカリウム塩であり、最も好ましいものは、C12直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩、即ち、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。

0063

存在する場合、本発明の非繊維状洗濯洗剤シート中のLASの量は、洗濯洗剤シートの総重量に対して、約5%〜約90%、好ましくは約10%〜約80%、より好ましくは約20%〜約75%、最も好ましくは約30%〜約70%の範囲であってよい。本発明の最も好ましい実施形態では、非繊維状洗濯洗剤シートは約5重量%〜約20重量%の、C12直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム、カリウム又はマグネシウム塩を含有する。

0064

AAS
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、主界面活性剤として単独で、又は好ましくは、補助界面活性剤として本明細書で上述したミッドカットAS及び/若しくはLASと組み合わせて、約0.1〜約5の範囲の平均アルコキシル化度を有する、C10〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルアルコキシサルフェート(AAS)を含有してもよい。

0065

AAS界面活性剤は、好ましくは、以下の式(I)を有する、C10〜C20直鎖状又は分枝鎖状アルキルエトキシサルフェート(AES)である。
R−O−(C2H4O)X−SO3−M+ (I)、
式中、Rは、飽和又は不飽和のいずれかで、10個〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル鎖であり、xの平均は1〜3であり、Mは、アルカリ金属イオン、アンモニウム、又は置換アンモニウムからなる群から選択される。好ましくは、Rは、12個〜16個の炭素原子を有する、直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、xの平均は3であり、Mはナトリウムである。本発明の実施に最も好ましいアニオン性界面活性剤は、約3の平均エトキシル化度を有するラウリル硫酸エーテルナトリウムである。

0066

AAS界面活性剤は、存在する場合、非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、約1%〜約30%、好ましくは約2%〜約20%、より好ましくは約5%〜約15%の範囲の量で提供することができる。

0067

非イオン性界面活性剤
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、本明細書で上述したアニオン性界面活性剤と組み合わせて使用される、1種以上の非イオン性界面活性剤を含有してよい。かかる非イオン性界面活性剤は、かかる非繊維状洗濯洗剤シートの総重量に対して、1%〜40%、好ましくは2%〜30%、より好ましくは5%〜25%、最も好ましくは10%〜20%の範囲の量で存在してよい。

0068

本明細書で有用な好適な非イオン性界面活性剤は、任意の従来の非イオン性界面活性剤を含むことができる。これらは、例えば、アミンオキシド界面活性剤及びアルコキシル化脂肪族アルコールを含むことができる。非イオン性界面活性剤は、式R(OC2H4)nOHの、エトキシル化アルコール及びエトキシル化アルキルフェノールから選択されてよく、式中、Rは、約8個〜約15個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ラジカル、及びアルキル基が約8個〜約12個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択され、nの平均値は、約5〜約15である。一例では、非イオン性界面活性剤は、アルコール中に平均約24個の炭素原子及びアルコール1モル当たりエチレンオキシド約9モルの平均エトキシル化度を有する、エトキシル化アルコールから選択される。本明細書で有用な、非イオン性界面活性剤のその他の非限定例としては、C8〜C18アルキルエトキシレート(Shellからの、NEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤など)、アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であり得るC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート、C12〜C18アルコール、及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC6〜C12アルキルフェノール縮合物、例えば、BASF製のPluronic(登録商標)、C14〜C22中鎖分枝状アルコール、C14〜C22中鎖分枝鎖状アルキルアルコキシレート(BAEx、式中、xは1〜30である)、アルキル多糖類、具体的にはアルキルポリグリコシドポリヒドロキシ脂肪酸アミド、及びエーテルキャップ化ポリオキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。好適な非イオン性界面活性剤はまた、商品名Lutensol(登録商標)としてBASFから販売されているものを含む。

0069

本発明の好ましい非イオン性界面活性剤としては、アルキルポリグルコシドアルキルアルコール、アルキルアルコキシル化アルコールアルキルアルコキシレート、アルキルフェノールアルコキシレート、アルキルセルロース、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、エーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。より好ましい実施形態では、非イオン性界面活性剤は、C8〜18アルキルアルコキシル化アルコール、より具体的には、C8〜18アルキルエトキシル化アルコールなどの、アルキルアルコキシル化アルコールから選択される。アルキルアルコキシル化アルコールは、約1〜約50、又は約1〜約30、又は約1〜約20、又は約1〜約10の平均アルコキシル化度を有してよい。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換であり得る。

0070

最も好ましい実施形態では、本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、洗濯洗剤シートの総重量に対して、約1%〜約40%、好ましくは約5%〜約25%、より好ましくは約10%〜約20%の範囲の量で、約1〜約10、又は約1〜約8、又は約3〜約7の平均エトキシル化度を有する、C12〜14アルキルエトキシル化アルコールを含有する。

0071

補助洗剤成分
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、所望により、洗浄性能補助若しくは向上させるために、又はシートの審美性を変更するための、1種以上のその他の補助洗剤成分を含んでよい。このような補助洗剤成分の代表的な例としては、以下が挙げられる:(1)炭酸塩重炭酸塩及びセスキ炭酸塩を含む)、硫酸塩、リン酸塩トリポリリン酸塩ピロリン酸塩、及びガラス質ポリマーメタリン酸塩によって例示される)、ホスホン酸塩フィチン酸ケイ酸塩ゼオライトクエン酸塩ポリカルボン酸塩及びその塩(例えば、メリト酸コハク酸オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸カルボキシメチルオキシコハク酸、及びこれらの可溶性塩)、エーテルヒドロキシポリカルボン酸塩、無水マレイン酸エチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエート、ポリ酢酸(例えば、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸)及びその塩、脂肪酸(例えば、C12〜C18モノカルボン酸)などの無機及び/又は有機ビルダー;(2)アミノカルボン酸塩アミノホスホン酸塩、多官能的に置換された芳香族キレート剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、鉄及び/又はマンガンキレート剤などのキレート剤;(3)水溶性エトキシル化アミン(特に、エトキシル化テトラエチレンペンタミン)などの粘土汚れ除去/再付着防止剤;(4)高分子ポリカルボキシレート及びポリエチレングリコールアクリルマレイン酸系コポリマー、及びこれらの水溶性塩ヒドロキシプロピルアクリレート、マレイン酸/アクリル/ビニルアルコールターポリマー、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリアスパルテート及びポリグルタメートなどの、ポリマー分散剤;(5)スチルベンピラゾリンクマリンカルボン酸メチンシアニンジベンゾフェン−5,5−ジオキシドアゾール、5員及び6員環複素環などの誘導体が挙げられるがこれらに限定されない、蛍光増白剤;(6)モノカルボン酸脂肪酸及びその可溶性塩、高分子量炭化水素(例えば、パラフィンハロパラフィン、脂肪酸エステル一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトンなど)、N−アルキル化アミノトリアジン、プロピレンオキシド、モノステアリルホスフェート、シリコーン又はその誘導体、二級アルコール(例えば、2−アルキルアルカノール)、及びこのようなアルコールとシリコーン油との混合物などの抑泡剤;(7)C10〜C16アルカノールアミド、C10〜C14モノエタノール及びジエタノールアミド高起泡性界面活性剤(例えば、アミンオキシドベタイン、及びスルタイン)、並びに可溶性マグネシウム塩(例えば、MgCl2、MgSO4など)などの起泡促進剤;(8)スメクタイト粘土、アミン柔軟剤、及びカチオン性柔軟剤などの布地柔軟剤;(9)ポリビニルピロリドンポリマーポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルイミダゾールのコポリマー、マンガンフタロシアニンペルオキシダーゼ、並びにこれらの混合物などの移染防止剤;(10)プロテアーゼアミラーゼリパーゼセルラーゼ、及びペルオキシダーゼ、並びにこれらの混合物などの酵素;(11)カルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源ホウ酸又はホウ酸塩酸化ホウ素ホウ砂、及び他のアルカリ金属ホウ酸塩など)を含む酵素安定剤;(12)過炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム過酸化水素化物ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物尿素過酸化水素化物、及び過酸化ナトリウム)、過硫酸塩、過ホウ酸塩、マグネシウムモノペルオキシフタレート六水和物メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸及びジペルオキシドデカン二酸、6−ノニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸、及び光活性化漂白剤(例えば、スルホン化亜鉛及び/又はアルミニウムフタロシアニン)などの漂白剤;(13)ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(nonanoyloxybenzene sulfonate、NOBS)、テトラアセチルエチレンジアミン(tetraacetyl ethylene diamine、TAED)、(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、及びこれらの混合物を含むアミド由来漂白活性化剤ベンゾオキサジン活性化剤アシラクタム活性化剤(特にアシルカプロラクタム及びアシルバレロラクタム)などの漂白活性化剤;並びに(14)キャリアヒドロトロープ加工助剤染料又は顔料、及び固体充填剤が挙げられるがこれらに限定されない、任意のその他の周知の洗剤補助成分。

0072

フィルム形成剤
本発明の非繊維状洗濯洗剤シートは、本明細書で上述した界面活性剤及び本明細書で上述した補助洗剤成分に加えて、少なくとも1種のフィルム形成剤を含有する。かかる少なくとも1種のフィルム形成剤は、合成又は天然のいずれかの由来である水溶性ポリマーから選択することができ、化学的及び/又は物理的に改質されてもよい。

0073

本発明の実施に好適な水溶性ポリマーの例として、ポリアルキレングリコールポリアルキレンオキシド又はポリオキシアルキレンとも呼ばれる)、ポリビニルアルコール、多糖類(デンプン又は変性デンプンなど)、セルロース又は変性セルロースプルランキサンタンガムグアーガム、及びカラギーナン)、ポリアクリレートポリメタクリレートポリアクリルアミドポリビニルピロリドン、及びタンパク質ポリペプチド又はそれらの加水分解物コラーゲン及びゼラチンなど)が挙げられる。好ましくは、本発明で使用されるフィルム形成剤は、ポリアルキレングリコール、ポリビニルアルコール、デンプン又は変性デンプン、セルロース又は変性セルロース、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。本発明の特に好ましい実施形態では、非繊維状洗濯洗剤シートは、ポリエチレングリコール(PEG)又はポリビニルアルコール(PVA)を、単独で(すなわち、他のフィルム形成剤を含まない)、又は、ポリデンプン、変性デンプン、セルロース、若しくは変性セルロースと組み合わせて含有する。

0074

PEGの実行では、PEGは、約2,000〜約100,000g/mol、好ましくは約4,000〜約90,000g/mol、より好ましくは約6,000〜約8,000g/molの重量平均分子量を有するポリ(エチレングリコールホモポリマー及びポリ(エチレングリコール)コポリマーから選択されてよい。好適なポリ(エチレングリコール)コポリマーは、好ましくは、少なくとも約50重量%のPEGを含有し、ポリ(ラクチドブロック−エチレングリコール)、ポリ(グリコリド−ブロック−エチレングリコール)、ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)−ブロック−ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレングリコール−コ−乳酸)、ポリ(エチレングリコール−コ−グリコール酸)、ポリ(エチレングリコール−コ−ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)、ポリ(エチレングリコール−コ−プロピレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド−ブロック−プロピレンオキシド−ブロック−エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド−ブロック−エチレングリコール−ブロック−プロピレングリコール)、及びポリ(エチレングリコール−コ−カプロラクトン)からなる群から選択されてよい。代表的なポリ(エチレングリコール)ホモポリマーは、CARBOWAX(商標)の商品名にて、Sigma Aldrich又はDowから、又はPluriol(登録商標)の商品名にて、BASFから市販されている。代表的なポリ(エチレングリコール)コポリマーは、Pluronic(登録商標)F127、Pluronic(登録商標)F108、Pluronic(登録商標)F68及びPluronic(登録商標)P105の商品名にて、BASFから市販されている。本発明の実施に特に好ましいPEGは、約6,000〜約80,000g/molの重量平均分子量を有するポリ(エチレングリコール)ホモポリマーである。

0075

PVAの実行では、PVAは、未変性又は変性されてよく、例えば、カルボキシル化又はスルホン化されてよい。好ましくは、PVAは、部分的に又は完全に、アルコール化又は加水分解される。例えば、PVAは、40〜100%、好ましくは70〜92%、より好ましくは88%〜92%にてアルコール化又は加水分解されてよい。加水分解度は、PVAが水中に溶解し始める温度に影響することが周知であり、例えば、88%の加水分解は、冷水(即ち、室温)中で可溶性PVAフィルムに対応し、92%の加水分解は、温水中で可溶性のPVAフィルムに対応する。好ましいPVAの例は、エチオキシル化PVAである。PVAのより好ましい例は、Sekisui Specialty Chemicals America,LLC(Dallas,Texas)から商標名CELVOL(登録商標)で市販されている。PVAの別のより好ましい例は、Nippon Ghoseiから市販されている、所謂Gポリマーである。

0076

フィルム形成剤は、本発明の非繊維状洗濯洗剤シート中に、シートの総重量に対して、約1%〜約70%、好ましくは約2%〜約60%、より好ましくは約5%〜約50%、最も好ましくは約10%〜約40%にて存在してよい。

0077

フィルム形成剤に加えて、非繊維状洗濯洗剤シートはまた、フィルム形成剤の特性を変更するための可塑剤及び固形物などの好適な添加剤を含んでもよい。好適な可塑剤は、例えば、ジペンタエリスリトール(depentaerythritol)などのペンタエリスリトールソルビトールマンニトールグリセリン、及びグリセロール又はエチレングリコールなどのグリコールである。可塑剤は、一般に、最大35重量%、例えば、5〜35重量%、好ましくは7〜20重量%、より好ましくは10〜15重量%の量で使用される。また、タルクステアリン酸ステアリン酸マグネシウム二酸化ケイ素ステアリン酸亜鉛又はコロイドシリカなどの固形物も、一般に、約0.5〜5重量%の範囲の量で使用され得る。

0078

作製プロセス
非繊維状洗濯洗剤シートは、鋳造、成形、加圧成形押出成形/押出成形コーティングカレンダー圧延加工溶液堆積スカイビング、及び積層などの、任意の好適なフィルム形成方法により作製することができる。例えば、最初に、水中に溶解又は分散された原料を含有するスラリーを提供し、次に、スラリーをシート状の形態へと成形することにより、本発明の可撓性及び溶解性シートを形成することができる。乾燥は、成形工程と同時に行われるか、又はその後に実行するかのいずれかで行うことができ、水を除去し、かつ含水量がわずかであるか又はない(例えば、水3重量%未満)完成したシートを形成する。

0079

シリンダシート製造システムによる、本発明の非繊維状洗濯洗剤シートを作製するための好ましいが非限定的なプロセスを、本明細書で以下に記載する。

0080

シリンダシート製造システムは、その上に設置された、加熱された回転可能なシリンダを有する基部ブラケットを備える。加熱された回転可能なシリンダは、基部ブラケットに取り付けられた電動駆動装置により駆動されて、所定の回転速度で作動することができる。当該加熱された回転可能なシリンダは、好ましくは、その外側表面上に非粘着性コーティングでコーティングされる。

0081

本明細書で上述した全て又はいくつかの原材料(例えば、界面活性剤、フィルム形成剤、及び補助洗剤成分)を含有する、予備形成されたスラリーを、加熱された回転可能なシリンダ上に追加するための、基部ブラケット上の供給機構もまた提供される。供給機構は、基部ブラケット上に設置され、その後すぐに少なくとも1つの(好ましくは2つの)供給ホッパ複数可)が設置された供給ラック、供給の動的観測結果のための撮像装置、及び供給ホッパの位置及び傾斜角度を調節するための調節装置を含む。

0082

また、急速な熱損失を防止するために、基部ブラケット上に設置された加熱シールドも存在する。さもなければ、スラリーは、加熱された回転可能なシリンダ上で、急速に固結し得てしまう。加熱シールドはまた、加熱された回転可能なシリンダにより必要とされるエネルギーを効果的に節約することができ、それにより、エネルギー消費を低減し、かつコスト削減を提供することができる。加熱シールドは、モジュール式組立構造体、又は一体型構造体であり、基部ブラケットから自由に取り外すことができる。また、熱蒸気を吸い込むために、加熱シールド上に吸引装置が設置されて、形成される洗濯洗剤シート上に水凝縮物滴下することを防止する。加熱された回転可能なシリンダにより既に形成された洗濯洗剤シートを掬い上げるための、基部ブラケット上に設置された開始供給機構もまた、存在する。

0083

非繊維状洗濯洗剤シートの製造プロセスは、以下のとおりである。最初に、基部ブラケット上の非粘着コーティングを有する加熱された回転可能なシリンダは、電動駆動装置により駆動される。次に、調節装置は、供給ホッパと加熱された回転可能なシリンダの外側表面との間の距離が予め設定された値に到達するように、供給機構を調節する。一方、供給ホッパは、非繊維状洗濯洗剤シートを加熱された回転可能なシリンダ上に作製するための、全て又はいくつかの原材料を含有する、予備形成されたスラリーを添加する。加熱シールドの吸引装置は、加熱された回転可能なシリンダにより生成された、熱蒸気を吸引する。

0084

次に、開始供給機構は、乾燥した洗濯洗剤シートを掬い上げる。続いて、既に形成された洗濯洗剤シートを、加熱された回転可能なシリンダの下流側のスライス切断装置によって、所望のサイズにスライス又は切断することができる。任意選択的に、加熱された回転可能なシリンダの下流のエンボス加工装置によって、ライン、パターン、ロゴなどを更にエンボス加工する。

0085

上述のように、脆弱線は、様々な方法で洗濯洗剤シートに導入することができる。例えば、特定の直径を有し、互いに等距離に離間したピンの線を、かかる洗剤シートの厚さを部分的又は全体的に圧迫し、所望の脆弱線を形成する複数の刻み目又はミシン目を生成することができる。シートのユーザーがシートをより小さな区画に容易に分離し得る脆弱線をもたらす限り、脆弱線は、他の手段、例えば化学的又は機械エッチングなどによって洗濯洗剤シートに付与され得る。

0086

洗濯洗剤シートは、経時的にその一体性に含まれ得る水又は環境湿度から保護するために、剛性又は可撓性のいずれかの防水容器に包装されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、かかる容器は、本発明の洗濯洗剤シートのみならず、他の洗浄製品も含有する。

0087

本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。

0088

相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。

0089

本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ