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図面 (8)

課題

ユーザーに手間をかけず、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供する。

解決手段

画像読取装置は、用紙に形成された画像を読み取る画像読取部と、画像読取部の読取面に異物が付着しているか否かについて判定する判定部と、読取面に異物が付着していると判定された場合、用紙のうち画像が形成されていない非画像形成部分を読取面に接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う制御部とを備える。

概要

背景

従来、画像形成後の用紙の搬送経路上に配置された画像読取部により、用紙上の画像を自動で読み取って画像データを生成し、基準の画像データと比較して、色や位置、画像の誤り、折れ等を検査する画像読取装置が利用されている。

画像形成後の用紙上の画像を読み取るものとして、例えば、一定間隔毎に用紙上に形成された階調パターン読み取りキャリブレーションを実施して階調補正テーブル更新する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。

また、画像形成装置において、画像形成部の下流側で用紙上の画像の表裏位置ずれ色位置ずれ、濃度、トナー汚れ等について正常かを判定し、1ページ毎に異常要因を保存する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。

ところで、画像を読み取る画像読取部では、用紙を搬送しながら画像の読み取りを行うため、画像読取部(読み取りガラス)の読取面に異物(埃や紙粉)が付着しやすい。読取面に異物が付着すると、用紙に形成された画像に異常がない場合でも、異物に起因する画像が読取画像に含まれてしまい、この読取画像に基づいて検査を行うことによって、画像に異常があると誤判定されてしまうという問題が生じる。

上記問題に対して、従来、画像読取装置において画像読取部の読取面に異物が付着していることを検出し、当該読取面の清掃が必要である旨が操作パネル等に通知された場合、ユーザーは、清掃棒を用いて読取面の清掃(具体的には、異物の除去)を行っている。しかし、この清掃方法では、ユーザー自身が清掃を行う手間があるという問題がある。また、特に連続紙(例えば、ロール紙)を搬送する画像形成システムにおいては、連続紙が給紙部にセットされた後は常に画像読取部の読取面近傍に当該連続紙が存在することとなるため、読取面の清掃を行う際に当該連続紙が邪魔になり、清掃を行うことが難しいという問題もある。

ユーザーが清掃棒等を用いて清掃する以外の技術としては、画像読取部の読取面に用紙を接触させながら搬送することによって、当該読取面の清掃を行う技術が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。

概要

ユーザーに手間をかけず、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供する。画像読取装置は、用紙に形成された画像を読み取る画像読取部と、画像読取部の読取面に異物が付着しているか否かについて判定する判定部と、読取面に異物が付着していると判定された場合、用紙のうち画像が形成されていない非画像形成部分を読取面に接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う制御部とを備える。

目的

本発明は、ユーザーに手間をかけず、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

用紙に形成された画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の読取面に異物が付着しているか否かについて判定する判定部と、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記用紙のうち画像が形成されていない非画像形成部分を前記読取面に接触させながら搬送させることによって前記異物を除去する制御を行う制御部と、を備える画像読取装置。

請求項2

前記制御部は、前記画像の形成に関する印刷ジョブ情報に基づいて、前記非画像形成部分を特定する、請求項1に記載の画像読取装置。

請求項3

前記用紙の高さ位置を変更する高さ位置変更部を備え、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記読取面に異物が付着していないと判定された場合より前記用紙の高さ位置が高くなり、前記非画像形成部分が前記読取面に接触するように、前記高さ位置変更部を制御する、請求項1または2に記載の画像読取装置。

請求項4

前記画像読取部の近傍で前記用紙を搬送する複数の搬送ローラーを備え、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記複数の搬送ローラー間搬送速度差が発生し、前記用紙の搬送方向において前記用紙が撓むことによって前記非画像形成部分が前記読取面に接触するように、前記複数の搬送ローラーを制御する、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項5

前記用紙の下方側から上方側に向けて送風する送風部を備え、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記用紙の下方側から上方側に向けて送風されるように、前記送風部を制御する、請求項4に記載の画像読取装置。

請求項6

前記判定部は、前記用紙に前記画像を形成する印刷ジョブ実行開始前に、前記読取面に異物が付着しているか否かについて判定する、請求項1〜5の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項7

前記判定部は、前記用紙に前記画像を形成する印刷ジョブの実行終了後に、前記読取面に異物が付着しているか否かについて判定する、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項8

前記判定部は、前記用紙に前記画像を形成する印刷ジョブの実行中に、前記読取面に異物が付着しているか否かについて判定し、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記印刷ジョブの実行が中断された後に、前記異物を除去する制御を行う、請求項1〜7の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項9

前記判定部は、前記用紙に前記画像を形成する印刷ジョブの実行中に、前記読取面に異物が付着しているか否かについて判定し、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記印刷ジョブの実行終了後に、前記異物を除去する制御を行う、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項10

前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記用紙の種類に基づいて、前記用紙が異物の除去に適しているか否かについて判定する適性判定部を備え、前記制御部は、前記用紙が異物の除去に適していると判定された場合、前記異物を除去する制御を行う、請求項1〜9の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項11

前記画像読取部は、前記用紙の表面を読み取り、前記適性判定部は、前記用紙の表面の読み取り結果に基づいて、前記用紙の種類を特定する、請求項10に記載の画像読取装置。

請求項12

前記判定部は、前記用紙に前記画像を形成する印刷ジョブの実行中に、前記読取面に異物が付着しているか否かについて判定し、前記制御部は、前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記用紙に形成された画像のうち、前記異物によって前記画像読取部の読取結果に影響を与える影響部分について、当該影響部分を読み取って検査を行う対象から除外する、請求項1〜11の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項13

前記制御部は、前記影響部分を報知する制御を行う、請求項12に記載の画像読取装置。

請求項14

前記用紙は、連続紙である、請求項1〜13の何れか1項に記載の画像読取装置。

請求項15

請求項1〜14の何れか1項に記載の画像読取装置を備える画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来、画像形成後の用紙の搬送経路上に配置された画像読取部により、用紙上の画像を自動で読み取って画像データを生成し、基準の画像データと比較して、色や位置、画像の誤り、折れ等を検査する画像読取装置が利用されている。

0003

画像形成後の用紙上の画像を読み取るものとして、例えば、一定間隔毎に用紙上に形成された階調パターン読み取りキャリブレーションを実施して階調補正テーブル更新する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。

0004

また、画像形成装置において、画像形成部の下流側で用紙上の画像の表裏位置ずれ色位置ずれ、濃度、トナー汚れ等について正常かを判定し、1ページ毎に異常要因を保存する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。

0005

ところで、画像を読み取る画像読取部では、用紙を搬送しながら画像の読み取りを行うため、画像読取部(読み取りガラス)の読取面に異物(埃や紙粉)が付着しやすい。読取面に異物が付着すると、用紙に形成された画像に異常がない場合でも、異物に起因する画像が読取画像に含まれてしまい、この読取画像に基づいて検査を行うことによって、画像に異常があると誤判定されてしまうという問題が生じる。

0006

上記問題に対して、従来、画像読取装置において画像読取部の読取面に異物が付着していることを検出し、当該読取面の清掃が必要である旨が操作パネル等に通知された場合、ユーザーは、清掃棒を用いて読取面の清掃(具体的には、異物の除去)を行っている。しかし、この清掃方法では、ユーザー自身が清掃を行う手間があるという問題がある。また、特に連続紙(例えば、ロール紙)を搬送する画像形成システムにおいては、連続紙が給紙部にセットされた後は常に画像読取部の読取面近傍に当該連続紙が存在することとなるため、読取面の清掃を行う際に当該連続紙が邪魔になり、清掃を行うことが難しいという問題もある。

0007

ユーザーが清掃棒等を用いて清掃する以外の技術としては、画像読取部の読取面に用紙を接触させながら搬送することによって、当該読取面の清掃を行う技術が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。

先行技術

0008

特開2014−107648号公報
特開2014−119668号公報
特開平10−243162号公報

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上記特許文献3に記載の技術では、画像読取部の読取面に対して用紙を常に接触させながら搬送することによって当該読取面の清掃を行うため、紙粉等の余計な異物が新たに当該読取面に付着してしまい、画像に異常があると誤判定されてしまう可能性があるという問題があった。

0010

本発明は、ユーザーに手間をかけず、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明に係る画像読取装置は、
用紙に形成された画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部の読取面に異物が付着しているか否かについて判定する判定部と、
前記読取面に異物が付着していると判定された場合、前記用紙のうち画像が形成されていない非画像形成部分を前記読取面に接触させながら搬送させることによって前記異物を除去する制御を行う制御部と、
を備える。

0012

本発明に係る画像形成装置は、上記画像読取装置を備える。

発明の効果

0013

本発明によれば、ユーザーに手間をかけず、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0014

本実施の形態における画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。
本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。
本実施の形態における異物を除去する構成を示す図である。
本実施の形態における異物を除去する構成の変形例を示す図である。
本実施の形態における画像形成システムの動作例を示すフローチャートである。
本実施の形態における画像形成システムの動作例を示すフローチャートである。
本実施の形態における画像形成システムの動作例を示すフローチャートである。

実施例

0015

以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100が備える画像形成装置2の制御系の主要部を示す。画像形成システム100は、図1において太線で示す連続紙P(「長尺紙」、「ロール紙」とも言う)、または所定の紙サイズにカットされた用紙S(「カット紙」とも言う)を記録媒体として使用し、連続紙Pまたは用紙S上に画像を形成するシステムである。ここで、連続紙Pとは、その搬送方向において例えば、画像形成装置2の本体幅を超える長さを有する用紙である。

0016

図1に示すように、画像形成システム100は、連続紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」とも言う)に沿って上流側から、給紙装置1、画像形成装置2、画像読取装置3および排紙装置4が接続されて構成される。本実施の形態では、画像形成装置2と画像読取装置3とはインラインで接続されている。給紙装置1および排紙装置4は、連続紙P上に画像を形成する場合に使用される。

0017

給紙装置1は、画像形成装置2へ連続紙Pを給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、図1に示すように、ロール状の連続紙Pが支持軸巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された連続紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー給紙ローラー等)を経由して、一定の速度で画像形成装置2へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。

0018

なお、給紙装置1において、連続紙Pは必ずしもロール状に保持されている必要はなく、所定サイズ(例えば、210[mm]×1200[mm])の複数の連続紙Pが保持されていても良い。

0019

画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式カラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された連続紙P、または、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。

0020

また、画像形成装置2には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。

0021

図2に示すように、画像形成装置2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。

0022

制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラム読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。

0023

制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて連続紙Pまたは用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。

0024

画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。

0025

自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。

0026

原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。

0027

操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種の操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキースタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種の入力操作受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。

0028

画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。

0029

画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。

0030

Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、またはKを添えて示す。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。

0031

画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。

0032

感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。

0033

制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。

0034

帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。

0035

現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。

0036

ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。

0037

中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424およびベルトクリーニング装置426等を備える。

0038

中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aは、駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。

0039

中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。

0040

一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。

0041

二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連続紙Pまたは用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。

0042

一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアス印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。

0043

その後、連続紙Pまたは用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連続紙Pまたは用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、連続紙Pまたは用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は連続紙Pまたは用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙Pまたは用紙Sは定着部60に向けて搬送される。

0044

ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式二次転写ユニット)を採用しても良い。

0045

定着部60は、連続紙Pまたは用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、連続紙Pまたは用紙Sの裏面(定着面と反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、連続紙Pまたは用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。

0046

定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた連続紙Pまたは用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、連続紙Pまたは用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材または裏面側支持部材から連続紙Pまたは用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。

0047

上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、40[N])で張架されている。

0048

定着ベルト61は、トナー像が形成された連続紙Pまたは用紙Sに接触して、当該トナー像を連続紙Pまたは用紙Sに定着温度(例えば、160〜200[℃])で加熱定着する。ここで、定着温度とは、連続紙Pまたは用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される連続紙Pまたは用紙Sの紙種等によって異なる。

0049

加熱ローラー62は、加熱源ハロゲンヒーター)を内蔵し、定着ベルト61を加熱する。加熱源によって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。

0050

定着ローラー63は、例えばアルミニウム等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層とが順に積層形成された構成を有する。定着ローラー63の駆動制御(例えば、回転のオンオフ、周速度等)は、制御部101によって行われる。制御部101は、定着ローラー63を時計回り方向に回転させる。定着ローラー63が回転することにより、定着ベルト61および加熱ローラー62は、時計回り方向に従動回転する。

0051

下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する(ローラー加圧方式)。加圧ローラー64は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層と、PFAチューブからなる表層が順に積層形成された構成を有する。加圧ローラー64は、圧接離間部(図示せず)により定着ベルト61を介して定着ローラー63に所定の定着荷重で圧接される。

0052

圧接離間部は、公知の構成を有し、定着ベルト61と加圧ローラー64とを互いに圧接または離間させる。このようにして、定着ベルト61と加圧ローラー64との間には、連続紙Pまたは用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。加圧ローラー64の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)および圧接離間部の駆動制御は、制御部101によって行われる。制御部101は、加圧ローラー64を反時計回り方向に回転させる。

0053

用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aを含む複数の搬送ローラー対を有する。レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部は、用紙Sまたは連続紙Pの傾きおよび片寄り補正する。

0054

給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。また、給紙装置1から画像形成装置2へ給紙された連続紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が連続紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された連続紙Pまたは用紙Sは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを備えた排紙部52により画像読取装置3に搬送される。

0055

画像読取装置3は、画像形成装置2から排紙された連続紙Pまたは用紙Sに形成された画像を読み取って画像データを生成し、基準の画像データと比較して、色や位置、画像の誤り、折れ等を検査する。画像読取装置3は、図2,3に示すように、制御部301、画像読取部302、搬送部303および高さ位置変更部304を備える。以下の説明では、連続紙P(本発明の「用紙」に対応)に形成された画像を読み取る場合について説明する。なお、制御部301は、本発明の「判定部」、「制御部」および「適性判定部」として機能する。

0056

制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、画像読取装置3全体の動作を制御する。制御部301は、画像読取部302の読取結果に基づいて生成された画像データと、基準の画像データとを比較して、色や位置、画像の誤り、折れ等を検査する。そして、制御部301は、検査結果に基づいて、画像形成装置2の制御部101と連携して自動で画像調整(例えば、最適な画像パラメーターの設定)を行う。

0057

画像読取部302は、例えば、規則的に配列された多数の読み取り素子を備える、CCD、CMOS等の光学式イメージセンサーを備えるスキャナーである。画像読取部302は、不図示の可視光源から連続紙Pに向けて可視光を照射し、連続紙Pを介して反射された反射光を取得して解析することによって、連続紙Pに形成された画像の位置および濃度を読み取る。図3Aに示すように、画像読取部302は、連続紙Pの搬送方向(図3中における右側から左側)と直交する方向に沿って設けられた帯板状の読み取りガラス302a(本発明の「画像読取部」に対応)上を連続紙Pが通過する際に画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成して制御部301に出力する。

0058

搬送部303は、図3Aに示すように、連続紙Pの搬送経路を形成する搬送ガイド303aと、当該搬送経路(特に画像読取部302の近傍)において連続紙Pを搬送方向に沿って搬送する搬送ローラー303b,303cとを有する。

0059

高さ位置変更部304は、搬送ローラー303b,303cによって搬送される連続紙Pの高さ位置を変更する。具体的には、高さ位置変更部304は、例えば公知のソレノイド等のアクチュエーター(図示せず)を用いて搬送ローラー303b,303cの高さ位置を変更することによって連続紙Pの高さ位置を変更する。

0060

ところで、画像読取部302では、連続紙Pを搬送しながら画像の読み取りを行うため、読み取りガラス302aの読取面302bに異物(埃や紙粉)が付着しやすい。読取面302bに異物が付着すると、連続紙Pに形成された画像に異常がない場合でも、異物に起因する画像が読取画像に含まれてしまい、この読取画像に基づいて検査を行うことによって、画像に異常があると誤判定されてしまう。

0061

そこで本実施の形態では、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果に基づいて、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着しているか否かについて判定する。具体的には、読取面302bに異物が付着している場合、画像読取部302による連続紙Pの読取結果(画像)のうち当該異物が付着している位置には、連続紙Pの搬送方向に沿ったスジ縦スジ)が現れる傾向がある。そのため、制御部301は、連続紙Pの搬送方向に沿ったスジが現れている場合、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着していると判定する。一方、制御部301は、連続紙Pの搬送方向に沿ったスジが現れていない場合、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着していないと判定する。

0062

制御部301は、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着していると判定した場合、清掃モード切り替え、連続紙Pのうち画像が形成されていない非画像形成部分(白紙部分)を読取面302bに接触させながら搬送(すなわち摺動)させることによって異物を除去する制御を行う。具体的には、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、用紙搬送部50および搬送部303を制御し、画像読取部302の近傍に非画像形成部分が到達するまで連続紙Pを搬送させ、読取面302bに非画像形成部分を接触させるように連続紙Pを搬送させて読取面302bに付着している異物を除去する。

0063

制御部301は、画像の形成に関する印刷ジョブ情報(特に、印刷ジョブ進行状況情報)に基づいて非画像形成部分を特定する。また、制御部301は、読取面302bに異物が付着していないと判定された場合(図3Aを参照)より連続紙Pの高さ位置が高くなり、読取面302bに非画像形成部分が接触するように、高さ位置変更部304を制御する。図3Bは、連続紙Pの高さ位置を高くし、読取面302bに非画像形成部分を接触させた様子を示している。

0064

なお、制御部301は、読取面302bに異物が付着していると判定した場合、図4に示すように、複数の搬送ローラー303b,303c間に搬送速度差が発生し、連続紙Pの搬送方向において連続紙Pが撓むことによって非画像形成部分が読取面302bに接触するように、複数の搬送ローラー303b,303cを制御しても良い。具体的には、制御部301は、連続紙Pの搬送方向において連続紙Pが撓むように、搬送ローラー303bの回転速度を搬送ローラー303cの回転速度より遅くする。

0065

図4に示す変形例では、連続紙Pの下方側から上方側に向けて(点線矢印方向を参照)送風する送風部305(吹付ファン)を搬送ガイド303aの下方に設けている。この場合、制御部301は、連続紙Pの下方側から上方側に向けて送風され、送風がない場合と比べて、読取面302bに非画像形成部分が安定して接触するように、送風部305を制御する。

0066

次に、図5を参照して、画像形成システム100の具体的な動作例について説明する。なお、図5に示す処理は、印刷ジョブ(画像形成処理)の実行開始前に実行される。

0067

まず、制御部301は、印刷ジョブ(画像形成処理)の実行開始前において異物を除去する制御を行う設定がユーザーによって事前に行われているか否かについて判定する(ステップS100)。判定の結果、異物を除去する制御を行う設定が行われていない場合(ステップS100、NO)、画像形成システム100は、図5における処理を終了する。

0068

一方、異物を除去する制御を行う設定が行われている場合(ステップS100、YES)、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果を取得する(ステップS120)。次に、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果に基づいて、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着しているか否かについて判定する(ステップS140)。

0069

判定の結果、異物が付着していない場合(ステップS140、NO)、画像形成システム100は、図5における処理を終了する。一方、異物が付着している場合(ステップS140、YES)、制御部301は、連続紙Pの種類に基づいて、連続紙Pが異物の除去に適しているか否かについて判定する(ステップS160)。

0070

具体的には、制御部301は、画像読取部302に連続紙Pの表面を読み取らせ、連続紙Pの表面の読み取り結果(例えば、反射光の反射率に起因する連続紙Pの表面凹凸状態)に基づいて、連続紙Pの種類を特定する。そして、制御部301は、連続紙Pの種類が例えば普通紙である場合、連続紙Pが異物の除去に適していると判定する。一方、制御部301は、連続紙Pの種類が例えばコート紙またはフィルムである場合、連続紙Pが異物の除去に適していないと判定する。なお、制御部301は、画像形成装置2に対してあらかじめ設定された連続紙Pの用紙設定情報を参照して、連続紙Pの種類を特定しても良い。

0071

ステップS160の判定処理戻り、連続紙Pが異物の除去に適している場合(ステップS160、YES)、制御部301は、連続紙Pのうち画像が形成されていない非画像形成部分(白紙部分)を読取面302bに接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う(ステップS180)。これにより、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着していない状態で印刷ジョブの実行を開始させることができる。ステップS180の処理が完了することによって、画像形成システム100は、図5における処理を終了する。

0072

一方、連続紙Pが異物の除去に適していない場合(ステップS160、NO)、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着している旨を表示部21にて報知する制御を行う(ステップS200)。この報知を受けて、ユーザーは、印刷ジョブの実行開始前に、例えば清掃棒を用いて読取面302bに付着している異物を除去する等の対応を取ることができる。ステップS200の処理が完了することによって、画像形成システム100は、図5における処理を終了する。

0073

引き続き図6を参照して、画像形成システム100の具体的な動作例について説明する。なお、図6に示す処理は、印刷ジョブ(画像形成処理)の実行中に実行される。

0074

まず、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果を取得する(ステップS300)。次に、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果に基づいて、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着しているか否かについて判定する(ステップS320)。

0075

判定の結果、異物が付着していない場合(ステップS320、NO)、処理はステップS480の前に遷移する。一方、異物が付着している場合(ステップS140、YES)、制御部301は、印刷ジョブの実行を中断して異物を除去する制御を行う設定がユーザーによって事前に行われているか否かについて判定する(ステップS340)。

0076

判定の結果、印刷ジョブの実行を中断して異物を除去する制御を行う設定が行われていない場合(ステップS340、NO)、制御部301は、連続紙Pに形成された画像のうち、異物によって画像読取部302の読取結果に影響を与える影響部分について、当該影響部分を読み取って検査を行う対象から除外する(ステップS360)。これにより、印刷ジョブの実行を継続して、ダウンタイムの発生を防止することができる。その後、処理はステップS480に遷移する。

0077

一方、印刷ジョブの実行を中断して異物を除去する制御を行う設定が行われている場合(ステップS340、YES)、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、印刷ジョブの実行を中断する(ステップS380)。次に、制御部301は、連続紙Pの種類に基づいて、連続紙Pが異物の除去に適しているか否かについて判定する(ステップS400)。

0078

判定の結果、連続紙Pが異物の除去に適している場合(ステップS400、YES)、制御部301は、連続紙Pのうち画像が形成されていない非画像形成部分(白紙部分)を読取面302bに接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う(ステップS420)。

0079

次に、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、印刷ジョブの実行を再開する(ステップS440)。その後、処理はステップS480に遷移する。

0080

一方、連続紙Pが異物の除去に適していない場合(ステップS400、NO)、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着している旨を表示部21にて報知する制御を行う(ステップS460)。この報知を受けて、ユーザーは、印刷ジョブの実行終了後に、例えば清掃棒を用いて読取面302bに付着している異物を除去する等の対応を取ることができる。ステップS460の処理が完了することによって、画像形成システム100は、図6における処理を終了する。

0081

ステップS480では、制御部301は、印刷ジョブの実行が終了したか否かについて判定する。判定の結果、印刷ジョブの実行が終了していない場合(ステップS480、NO)、処理はステップS300の前に戻る。一方、印刷ジョブの実行が終了した場合(ステップS480、YES)、画像形成システム100は、図6における処理を終了する。

0082

なお、制御部301は、印刷ジョブの実行を中断して異物を除去する制御を行う設定が行われていない場合、区切りの良い所定タイミング(例えば、複数の部数の画像形成処理が終了する毎)で印刷ジョブの実行を中断して異物を除去する制御を行っても良いし、印刷ジョブの実行が終了した後に、異物を除去する制御を行っても良い。また、制御部301は、読み取りガラス302aの読取面302bに付着している異物の量が所定量以上となったタイミングで、印刷ジョブの実行を強制的に中断して異物を除去する制御を行っても良い。

0083

引き続き、図7を参照して、画像形成システム100の具体的な動作例について説明する。なお、図7に示す処理は、印刷ジョブ(画像形成処理)の実行終了後に実行される。

0084

まず、制御部301は、印刷ジョブ(画像形成処理)の実行終了後において異物を除去する制御を行う設定がユーザーによって事前に行われているか否かについて判定する(ステップS500)。判定の結果、異物を除去する制御を行う設定が行われていない場合(ステップS500、NO)、処理はステップS620に遷移する。

0085

一方、異物を除去する制御を行う設定が行われている場合(ステップS500、YES)、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果を取得する(ステップS520)。次に、制御部301は、画像読取部302による連続紙Pの読取結果に基づいて、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着しているか否かについて判定する(ステップS540)。

0086

判定の結果、異物が付着していない場合(ステップS540、NO)、処理はステップS620に遷移する。一方、異物が付着している場合(ステップS540、YES)、制御部301は、連続紙Pの種類に基づいて、連続紙Pが異物の除去に適しているか否かについて判定する(ステップS560)。

0087

判定の結果、連続紙Pが異物の除去に適している場合(ステップS560、YES)、制御部301は、連続紙Pのうち画像が形成されていない非画像形成部分(白紙部分)を読取面302bに接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う(ステップS580)。これにより、印刷ジョブの実行中に読み取りガラス302aの読取面302bに付着した異物を除去した上で、印刷ジョブの実行を終了することができる。その後、処理はステップS620に遷移する。

0088

一方、連続紙Pが異物の除去に適していない場合(ステップS560、NO)、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、読み取りガラス302aの読取面302bに異物が付着している旨を表示部21にて報知する制御を行う(ステップS600)。この報知を受けて、ユーザーは、印刷ジョブの実行終了後に、例えば清掃棒を用いて読取面302bに付着している異物を除去する等の対応を取ることができる。その後、処理はステップS620に遷移する。

0089

ステップS620では、制御部301は、図6のステップS360において、検査を行う対象から除外された影響部分があるか否かについて判定する。判定の結果、検査を行う対象から除外された画像がない場合(ステップS620、NO)、画像形成システム100は、図7における処理を終了する。

0090

一方、検査を行う対象から除外された影響部分がある場合(ステップS620、YES)、制御部301は、画像形成装置2の制御部101と連携し、当該影響部分を表示部21にて報知する制御を行う(ステップS640)。この報知を受けて、ユーザーは、印刷ジョブの実行終了後に、検査を行う対象から除外された影響部分について目視で検査を行う等の対応を取ることができる。なお、制御部301は、検査を行う対象から除外された影響部分を示すレポート情報を生成しても良い。ステップS640の処理が完了することによって、画像形成システム100は、図7における処理を終了する。

0091

以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像読取装置3は、連続紙Pに形成された画像を読み取る画像読取部302と、画像読取部(読み取りガラス302a)の読取面302bに異物が付着しているか否かについて判定する判定部(制御部301)と、読取面302bに異物が付着していると判定された場合、連続紙Pのうち画像が形成されていない非画像形成部分を読取面302bに接触させながら搬送させることによって異物を除去する制御を行う制御部301とを備える。

0092

このように構成した本実施の形態によれば、画像読取部(読み取りガラス302a)の読取面302bに異物が付着していると判定された場合、異物を除去する制御が行われる。よって、ユーザー自身が異物を除去する手間の発生を防止することができる。また、読取面302bに対して異物が実際に付着している場合に異物を除去する制御が行われるため、画像読取部の読取面に対して用紙を常に接触させながら搬送することによって当該読取面の清掃を行う従来技術(例えば、特許文献3)と比べて、読み取りガラス302aの読取面302bに対する新たな異物の付着を抑制することができる。その結果、画像の読み取りに関する誤判定を確実に防止することができる。

0093

なお、上記実施の形態では、画像読取装置3は、連続紙Pの搬送方向における画像形成装置2の下流側に接続される例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、画像読取装置3は、画像形成装置2内に設けられても良い。

0094

また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

0095

1給紙装置
2画像形成装置
3画像読取装置
4排紙装置
10 画像読取部
20操作表示部
21 表示部
22 操作部
30画像処理部
40画像形成部
50 用紙搬送部
60定着部
71通信部
72 記憶部
100画像形成システム
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
301 制御部
302 画像読取部
302a読み取りガラス
302b 読取面
303 搬送部
303a搬送ガイド
303b,303c搬送ローラー
304 高さ位置変更部
305送風部
P 連続紙

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