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技術 記録テープカートリッジ及びバーコードラベル再発行方法

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 大迫亮輔角屋陽介
出願日 2019年4月15日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-076974
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-177714
状態 未査定
技術分野 デジタルマーク記録担体 記録担体、その容器及び付属品 展示カード類
主要キーワード メモリーボード 表裏反対 ラベル層 引出部材 非接着領域 有底円筒 レーザー印刷 非貫通穴
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

二次元コードが表示された第1ラベル層から、バーコードが表示された第2ラベル層を剥離しても、二次元コードに欠損等が発生しないようにできる二層構造のラベルを備えた記録テープカートリッジを得る。

解決手段

記録テープ巻装されたリールを収容するケース12と、ケース12のドライブ装置への装填方向とは反対側における壁面22に形成されたラベル面20に貼り付けられたラベル30と、を備えた記録テープカートリッジ10であって、ラベル30は、ラベル面20に貼り付けられ、個体識別情報が二次元コードで表示されている第1ラベル層32と、二次元コードを覆い隠せる形状で第1ラベル層32に剥離可能な接着力で貼り付けられ、個体識別情報がバーコード38で表示されている第2ラベル層34と、を有し、二次元コードは、ラベル30の長手方向中央部に表示されている。

概要

背景

コンピューター等の外部記録媒体として使用される記録テープカートリッジは、ライブラリーと呼ばれる収納庫複数収納されて保管される場合がある。所望の記録テープカートリッジをドライブ装置装填する際には、ライブラリーに設けられたロボットハンドにより、その記録テープカートリッジが、後部を把持されることでライブラリーから取り出され、ドライブ装置へ装填される。

ところで、ライブラリーに収納されている各記録テープカートリッジは、そのケース後壁に形成されたラベル面に貼り付けられたバーコードラベルバーコードによって個体が識別される。つまり、ライブラリーにおいて、ロボットハンドが記録テープカートリッジの後部を把持した際、そのラベル面に貼り付けられているバーコードラベルのバーコードが、ロボットハンドに設けられたバーコード読取装置によって読み取られる。

バーコードラベルとしては、メモ書き可能なバーコードラベルが、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、第1のラベル基材の表面における長手方向両端部に、サービス情報を含んだ二次元コード(以下「QRコード」(登録商標)という場合がある)が表示され、第2のラベル基材の表面に、商品に関する情報を含んだバーコードが表示されているラベルも、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。このラベルでは、第1のラベル基材の表面に第2のラベル基材の裏面が貼り付けられ、第1のラベル基材の裏面が商品に貼り付けられている。

概要

二次元コードが表示された第1ラベル層から、バーコードが表示された第2ラベル層を剥離しても、二次元コードに欠損等が発生しないようにできる二層構造のラベルを備えた記録テープカートリッジを得る。記録テープ巻装されたリールを収容するケース12と、ケース12のドライブ装置への装填方向とは反対側における壁面22に形成されたラベル面20に貼り付けられたラベル30と、を備えた記録テープカートリッジ10であって、ラベル30は、ラベル面20に貼り付けられ、個体識別情報が二次元コードで表示されている第1ラベル層32と、二次元コードを覆い隠せる形状で第1ラベル層32に剥離可能な接着力で貼り付けられ、個体識別情報がバーコード38で表示されている第2ラベル層34と、を有し、二次元コードは、ラベル30の長手方向中央部に表示されている。

目的

そこで、本開示は、二次元コードが表示された第1ラベル層から、バーコードが表示された第2ラベル層を剥離しても、二次元コードに欠損等が発生しないようにできる二層構造のラベルを備えた記録テープカートリッジを得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

記録テープ巻装されたリールを収容するケースと、前記ケースのドライブ装置への装填方向とは反対側における壁面に形成されたラベル面に貼り付けられたラベルと、を備え、前記ラベルは、前記ラベル面に貼り付けられ、個体識別情報二次元コードで表示されている第1ラベル層と、前記二次元コードを覆い隠せる形状で前記第1ラベル層に剥離可能な接着力で貼り付けられ、前記個体識別情報がバーコードで表示されている第2ラベル層と、を有し、前記二次元コードは、前記ラベルの長手方向中央部に表示されている記録テープカートリッジ

請求項2

前記第1ラベル層における前記二次元コードの周囲に対する前記第2ラベル層の接着力は、前記第1ラベル層における長手方向両端部に対する前記第2ラベル層の接着力よりも弱い請求項1に記載の記録テープカートリッジ。

請求項3

前記第1ラベル層における前記二次元コードの周囲に対する前記第2ラベル層の接着力は、前記第1ラベル層における周縁部に対する前記第2ラベル層の接着力よりも弱い請求項1に記載の記録テープカートリッジ。

請求項4

前記第1ラベル層は、感熱紙で構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の記録テープカートリッジ。

請求項5

請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録テープカートリッジの前記ラベル面に貼り付けられている前記ラベルから前記第2ラベル層を剥離する剥離工程と、前記第2ラベル層が剥離された前記第1ラベル層に表示されている二次元コードを読み取る読取工程と、前記読取工程によって読み取った前記二次元コードを基に、前記個体識別情報がバーコードで表示された新第2ラベル層を作成する作成工程と、を有するバーコードラベル再発行方法

請求項6

前記作成工程によって作成した前記新第2ラベル層を前記第1ラベル層に貼り付けた後、前記新第2ラベル層に表示されているバーコードを読み取る再読取工程を有する請求項5に記載のバーコードラベル再発行方法。

請求項7

前記ケース内に設けられているRFIDに、前記再読取工程で読み取ったバーコードの情報を登録する登録工程を有する請求項6に記載のバーコードラベル再発行方法。

請求項8

前記第2ラベル層のバーコードが読み取れないときに、前記剥離工程を開始する請求項5〜請求項7の何れか1項に記載のバーコードラベル再発行方法。

技術分野

背景技術

0002

コンピューター等の外部記録媒体として使用される記録テープカートリッジは、ライブラリーと呼ばれる収納庫複数収納されて保管される場合がある。所望の記録テープカートリッジをドライブ装置装填する際には、ライブラリーに設けられたロボットハンドにより、その記録テープカートリッジが、後部を把持されることでライブラリーから取り出され、ドライブ装置へ装填される。

0003

ところで、ライブラリーに収納されている各記録テープカートリッジは、そのケース後壁に形成されたラベル面に貼り付けられたバーコードラベルのバーコードによって個体が識別される。つまり、ライブラリーにおいて、ロボットハンドが記録テープカートリッジの後部を把持した際、そのラベル面に貼り付けられているバーコードラベルのバーコードが、ロボットハンドに設けられたバーコード読取装置によって読み取られる。

0004

バーコードラベルとしては、メモ書き可能なバーコードラベルが、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、第1のラベル基材の表面における長手方向両端部に、サービス情報を含んだ二次元コード(以下「QRコード」(登録商標)という場合がある)が表示され、第2のラベル基材の表面に、商品に関する情報を含んだバーコードが表示されているラベルも、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。このラベルでは、第1のラベル基材の表面に第2のラベル基材の裏面が貼り付けられ、第1のラベル基材の裏面が商品に貼り付けられている。

先行技術

0005

特開2010−49727号公報
特開2004−198616号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ここで、QRコードを読み取るためには、第1のラベル基材から第2のラベル基材を剥がす必要がある。しかしながら、第2のラベル基材は、第1のラベル基材から不用意に剥がれないように、QRコードの周囲に設けられた余白部が、ある程度の接着力接着されている。そのため、QRコードが第1のラベル基材の長手方向両端部に表示されていると、QRコードの間際まで接着されるおそれがあり、第1のラベル基材から第2のラベル基材を剥がしたときに、そのQRコードの一部が第2のラベル基材と共に剥がれて欠損してしまうおそれがある。

0007

そこで、本開示は、二次元コードが表示された第1ラベル層から、バーコードが表示された第2ラベル層を剥離しても、二次元コードに欠損等が発生しないようにできる二層構造のラベルを備えた記録テープカートリッジを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を達成するために、本開示に係る記録テープカートリッジは、記録テープ巻装されたリールを収容するケースと、ケースのドライブ装置への装填方向とは反対側における壁面に形成されたラベル面に貼り付けられたラベルと、を備え、ラベルは、ラベル面に貼り付けられ、個体識別情報が二次元コードで表示されている第1ラベル層と、二次元コードを覆い隠せる形状で第1ラベル層に剥離可能な接着力で貼り付けられ、個体識別情報がバーコードで表示されている第2ラベル層と、を有し、二次元コードは、ラベルの長手方向中央部に表示されている。

0009

また、本開示に係るバーコードラベル再発行方法は、上記記録テープカートリッジのラベル面に貼り付けられているラベルから第2ラベル層を剥離する剥離工程と、第2ラベル層が剥離された第1ラベル層に表示されている二次元コードを読み取る読取工程と、読取工程によって読み取った二次元コードを基に、個体識別情報がバーコードで表示された新第2ラベル層を作成する作成工程と、を有している。

発明の効果

0010

本開示によれば、二次元コードが表示された第1ラベル層から、バーコードが表示された第2ラベル層を剥離しても、二次元コードに欠損等が発生しないようにすることができる。

図面の簡単な説明

0011

本実施形態に係る複数の記録テープカートリッジを後方から見て示す斜視図である。
本実施形態に係る記録テープカートリッジのラベル面に貼り付けるラベルを構成するバーコードラベルを示す正面図である。
本実施形態に係る記録テープカートリッジのラベル面に貼り付けるラベルを構成するQRコードラベルを示す正面図である。
本実施形態に係る記録テープカートリッジのラベル面に貼り付けるラベルの断面図である。
本実施形態に係るバーコードラベル再発行方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係る記録テープカートリッジのラベル面に貼り付けるラベルを構成する、図3とは接着領域が異なるQRコードラベルを示す正面図である。

実施例

0012

以下、本開示に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とし、矢印A及び矢印Bと直交する矢印C方向を上方向(上側)とする。

0013

まず、記録テープカートリッジ10の全体構成について簡単に説明する。図1に示されるように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。ケース12は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂製であり、第1ハーフ14と第2ハーフ16とで構成されている。第1ハーフ14は、略矩形状の天板14Aと、天板14Aの周縁に立設された第1周壁14Bと、を有している。第2ハーフ16は、略矩形状の底板16Aと、底板16Aの周縁に立設された第2周壁16Bと、を有している。

0014

また、第1ハーフ14内の各コーナー部近傍には、非貫通穴とされ、かつ内周面ネジ山が切られた複数(例えば4個)のビスボス(図示省略)が形成されている。そして、第2ハーフ16内の各コーナー部近傍には、貫通孔とされた複数(例えば4個)のビスボス(図示省略)が形成されている。

0015

ケース12を組み立てるときには、第1周壁14Bの下端面と第2周壁16Bの上端面とを突き合わせるが、このとき、第1ハーフ14の各ビスボスの下端面と第2ハーフ16の各ビスボスの上端面とが突き合わされる。そして、この状態で、底板16A側からビス(図示省略)が第2ハーフ16のビスボスに挿入されて、第1ハーフ14のビスボスに螺合されることにより、第1ハーフ14と第2ハーフ16とが接合される。なお、第1ハーフ14と第2ハーフ16とを接合する手段は、ビスに限定されるものではなく、例えば超音波溶着によって接合するようにしてもよい。

0016

ケース12の内部には、樹脂製のリール(図示省略)が1つだけ回転可能に収容されている。リールは、有底円筒状のリールハブと、リールハブの軸方向両端部にそれぞれ設けられた円板状の上フランジ及び下フランジと、で構成されている。情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープは、リールハブの外周面巻回されており、その幅方向両端部が、それぞれ上フランジと下フランジとで位置規制されている。

0017

また、ケース12の右壁18には、リールに巻装された記録テープを引き出すための開口(図示省略)が形成されている。そして、開口から引き出される記録テープの自由端部には、ドライブ装置(図示省略)の引出部材(図示省略)によって引き出し操作される略円柱状のリーダーピン(図示省略)が取り付けられている。なお、開口は、ドア(図示省略)によって開閉されるようになっている。

0018

また、第2ハーフ16(底板16A)の略中央部には、リールのリールギア(図示省略)を外部に露出させるためのギア開口(図示省略)が形成されている。リールは、このギア開口から露出されたリールギアが、ドライブ装置の駆動ギア(図示省略)に噛合されることにより、ケース12内で回転駆動されるようになっている。また、ケース12内には、記録テープカートリッジ10の個体識別情報などが記憶(登録)されたメモリーボード(図示省略)及びRFID(radio frequency identifier:図示省略)が設けられている。

0019

以上のような構成とされた記録テープカートリッジ10において、次にそのケース12の後壁22に形成されたラベル面20及びそのラベル面20に貼り付けられるラベル30について詳細に説明する。

0020

まず、ラベル面20について説明する。図1に示されるように、ケース12の後壁22には、左右方向が長手方向とされた略長方形状のラベル30が貼り付けられる略長方形状(ラベル30よりも若干大きい略同形状)のラベル面20が形成されている。ラベル面20は、ケース12の後壁22の上部(第1周壁14B)に形成された第1ハーフラベル面24と、ケース12の後壁22の下部(第2周壁16B)に形成された第2ハーフラベル面26と、で構成されている。

0021

第1ハーフラベル面24は、第1周壁14Bに形成された略長方形状の第1凹部14Cの底面で構成されており、第2ハーフラベル面26は、第2周壁16Bに形成された略長方形状の第2凹部16Cの底面で構成されている。そして、第1ハーフラベル面24と第2ハーフラベル面26とは面一になる(段差のない連続した平面になる)構成になっている。なお、第1凹部14C及び第2凹部16Cの深さは、例えば0.2mm以上0.5mm以下となっている。

0022

次に、ラベル30について説明する。図2図3に示されるように、ラベル30は、二層構造とされている。すなわち、ラベル30は、記録テープカートリッジ10の個体識別情報が二次元のQRコード36で表示された第1ラベル層としてのQRコードラベル32(図3参照)を有している。そして、ラベル30は、記録テープカートリッジ10の個体識別情報が一次元のバーコード38で表示された第2ラベル層としてのバーコードラベル34(図2参照)を有している。

0023

つまり、QRコード36で表示される個体識別情報とバーコード38で表示される個体識別情報とは同一の情報となっている。なお、QRコード36で表示される個体識別情報とバーコード38で表示される個体識別情報とが同一の情報とされることに限定されるものではなく、少なくともQRコード36で表示される個体識別情報に、バーコード38で表示される個体識別情報が含まれていればよい。

0024

また、QRコードラベル32とバーコードラベル34とが重ね合わされて剥離可能に接着されてなるラベル30の厚みは、一例として0.2mmとなっている。ラベル30の厚みは、ラベル面20に貼り付けられたラベル30が、側面視で第1凹部14C及び第2凹部16Cから突出しないように適宜設定される。

0025

図3に示されるように、QRコードラベル32は、サーモオートクロームペーパー(TAペーパー)などの感熱紙で構成されている。そして、図4に示されるように、QRコードラベル32の層内における長手方向中央部には、熱を加えることで発色する複数のマイクロカプセル28が埋設されている。

0026

つまり、複数のマイクロカプセル28は、加熱することで、例えばブラック色のQRコード36を発色するようになっている。これにより、QRコードラベル32の表面32Aに、バーコードラベル34の裏面、即ち接着面34Bが接着されている状態であっても、そのQRコードラベル32の表面32Aにおける長手方向中央部に、QRコード36を表示させることができる構成になっている(図3参照)。

0027

なお、ここで言う、QRコードラベル32の表面32Aにおける「長手方向中央部」には、長手方向中央部から左右方向及び上下方向に若干ずれた位置が含まれる。具体的には、QRコードラベル32の長手方向の長さを100%としたときに、40%〜30%の長さ、好ましくは20%の長さの長手方向中央部にQRコード36が表示されていればよい。また、QRコードラベル32の表面32Aとは表裏反対側の裏面が、記録テープカートリッジ10(ケース12)のラベル面20に接着される接着面32Bとなっている(図4参照)。

0028

図2に示されるように、バーコードラベル34は、QRコードラベル32の表面32Aに接着される接着面34Bとは表裏反対側の表面34Aに、インクジェット印刷又はレーザー印刷等により、バーコード38が印刷されている。したがって、このバーコードラベル34は、インクジェット印刷又はレーザー印刷等によってバーコード38が印刷可能な用紙で構成されていればよく、特に限定されるものではない。なお、図示のバーコードラベル34の表面34Aにおけるバーコード38の上側には、数字及び英字等の文字コード40も印刷されているが、文字コード40は無くてもよい。

0029

また、このバーコードラベル34は、QRコードラベル32と同形状に形成されている。そして、QRコードラベル32の表面32Aにおける長手方向中央部に表示されるQRコード36を覆い隠すように、バーコードラベル34の接着面34B(図4参照)が、QRコードラベル32の表面32Aに、ずれることなく重ねられて剥離可能に接着されている。

0030

なお、ラベル30は、QRコードラベル32にバーコードラベル34が接着された状態で製造され、記録テープカートリッジ10のラベル面20への貼付工程へ供給されるか、又はユーザーによって記録テープカートリッジ10のラベル面20に貼り付けられるようになっている。

0031

また、バーコードラベル34は、QRコードラベル32と同形状に形成される構成に限定されるものではなく、QRコード36を覆い隠せる形状であれば、例えばQRコードラベル32よりも若干大きめに形成されていてもよい。バーコードラベル34の角部がQRコードラベル32の角部から僅かでもはみ出すようになっていると、バーコードラベル34をその角部から剥がすときに、QRコードラベル32の角部を傷付けるおそれがない。

0032

また、QRコードラベル32の表面32Aに対するバーコードラベル34の接着面34Bの接着力は、その表面32AにおけるQRコード36の周囲が弱く、その表面32Aにおける長手方向両端部が強くなっている。具体的には、図3に示されるように、QRコードラベル32の表面32Aにおいて、斜線で示されている所定の領域が、バーコードラベル34との接着力が強い領域E1となっており、ドットで示されている所定の領域が、バーコードラベル34との接着力が弱い領域E2となっている。

0033

ここで言う、接着力が「強い」とは、QRコード36の周囲に対する接着力よりも接着力が強いことを意味する。同様に、接着力が「弱い」とは、長手方向両端部に対する接着力よりも接着力が弱いことを意味する。また、接着力が弱い領域E2には、バーコードラベル34が接着されない非接着領域E3が含まれる。QRコード36自体が非接着とされることは当然であるが、QRコード36の間際(図3において白抜きで示されるQRコード36の周縁部から外側の所定の領域)も、非接着領域E3になっていることが好ましい。

0034

以上のような構成とされたラベル30において、次にその作用(バーコードラベル再発行方法を含む)について説明する。

0035

図5に示されるように、記録テープカートリッジ10の個体を識別するために、記録テープカートリッジ10のラベル面20に貼り付けられているラベル30(バーコードラベル34)に表示されているバーコード38を、ロボットハンドに設けられた任意のバーコード読取装置(図示省略)によって読み取る(ステップ:S1)。その際、バーコード38が読み取れるか否かが判断される(ステップ:S2)。

0036

これは、バーコードラベル34に表示されているバーコード38が、ロボットハンドのハンドリング等によって生じる傷及び汚れに弱く、かつ経年劣化により変色することもあるため、バーコード読取装置によって読み取れない場合があるからである。したがって、上記の通り、バーコード38が読み取れるか否かが判断され、バーコード38が読み取れる場合には、記録テープカートリッジ10の個体識別が可能となるため、その個体識別が完了する(ステップ:S9)。

0037

一方、バーコード38が読み取れない場合には、記録テープカートリッジ10の個体識別が不可能であるため、ユーザーがバーコードラベル34をQRコードラベル32から剥離する(剥離工程;ステップ:S3)。そして、QRコードラベル32の表面32Aにおける長手方向中央部に表示されているQRコード36を、ユーザーがスマートホンなどの任意のQRコード読取装置(図示省略)によって読み取る(読取工程;ステップ:S4)。

0038

QRコードラベル32の表面32Aに表示されているQRコード36を読み取ったら、そのQRコード36から得られたバーコード38の情報(個体識別情報)を、ユーザーがWi−Fi(登録商標)などの通信手段によって任意のプリンターに送信する。そして、そのプリンターにより、バーコード38が印刷されていない新品のバーコードラベル34の表面34Aにバーコード38を印刷する。つまり、新しいバーコードラベル34(新第2ラベル層)を作成する(作成工程;ステップ:S5)。

0039

なお、新しくバーコード38が印刷されるバーコードラベル34(バーコード38が印刷されていない新品のバーコードラベル34)は、ユーザーが記録テープカートリッジ10を購入したときに、その記録テープカートリッジ10に付属品として添付されているなどにより、事前入手可能になっている。

0040

こうして、新しいバーコードラベル34を作成したら、その新しいバーコードラベル34の接着面34Bを、接着面32Bがラベル面20に貼り付けられているQRコードラベル32の表面32Aに、ユーザーが貼り付ける(ステップ:S6)。そして、その新しいバーコードラベル34の表面34Aに印刷されているバーコード38を任意のバーコード読取装置によって読み取る(再読取工程;ステップ:S7)。

0041

その後、その読み取ったバーコード38の情報(個体識別情報)を任意の通信登録手段によって記録テープカートリッジ10のケース12内に設けられているRFIDに登録する(登録工程;ステップ:S8)。RFIDには、元々バーコード38の情報(個体識別情報)が登録されているので、この再度の登録により、そのRFIDにバーコードラベル34が再発行されたことが記録される。そして、再読取工程により、記録テープカートリッジ10の個体識別が可能となっているため、その個体識別が完了する(S9)。

0042

ここで、上記したように、QRコード36は、QRコードラベル32の表面32Aにおける長手方向中央部に表示されている。そして、QRコードラベル32の表面32Aに対するバーコードラベル34の接着面34Bの接着力は、その表面32AにおけるQRコード36の周囲(非接着領域E3を含む)が弱く、その表面32Aにおける長手方向両端部が強くなっている(図3参照)。

0043

したがって、バーコードラベル34がQRコードラベル32から不用意に剥がれる(部分的に剥がれる)ことを抑制又は防止することができ、ラベル30としての耐久性を向上させることができる。そして、QRコードラベル32からバーコードラベル34をユーザーが剥離したときに、QRコード36の一部がバーコードラベル34と共に剥がれて欠損等が発生してしまうことを防止することができる。

0044

また、図6において斜線にて示されるように、QRコードラベル32の表面32Aに対するバーコードラベル34の接着面34Bの接着力は、その表面32AにおけるQRコード36の周囲(非接着領域E3を含む)が弱く、その表面32Aにおける周縁部が強くなっていてもよい。

0045

つまり、QRコードラベル32において、その長手方向(左右方向)両端部だけではなく、QRコード36の上下に位置する上下両端部も、バーコードラベル34との接着力が強い領域E1となっていてもよい。これによれば、ラベル30の上下両端部におけるQRコードラベル32の表面32Aとバーコードラベル34の接着面34Bとの間の隙間から塵埃等が進入することを抑制又は防止することができる。

0046

また、図示は省略するが、QRコード36は、記録テープカートリッジ10(ケース12)のラベル面20の長手方向中央部に、インクジェット印刷又はレーザー印刷等により、例えば白色の下地層と共に直接印刷されてもよい。この場合、そのラベル面20には、バーコードラベル34のみが貼り付けられる。なお、このときのバーコードラベル34の接着面34Bの接着力は、ラベル面20におけるQRコード36の周囲に対して弱く、ラベル面20における長手方向両端部(又は周縁部)に対して強くすることが好ましい。

0047

以上、本実施形態に係る記録テープカートリッジ10及びバーコードラベル再発行方法について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る記録テープカートリッジ10及びバーコードラベル再発行方法は、図示のものに限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、本実施形態に係るバーコードラベル再発行方法において、登録工程が省略されてもよい。

0048

また、図3においてドットで示されている領域E2に対するバーコードラベル34の接着面34Bの接着力が、QRコードラベル32からバーコードラベル34を剥離したときに、QRコード36の一部がバーコードラベル34と共に剥がれるおそれがない程度に充分に弱い接着力になっていれば、図3において白抜きで示されている非接着領域E3を形成しないようにしてもよい。

0049

また、バーコード38が、傷、汚れ、経年劣化等により読み取れなくなったとき以外、例えばバーコードラベル34がQRコードラベル32から剥がれ落ちて失われてしまった場合などにおいても、本実施形態に係るバーコードラベル再発行方法が実行可能である(この場合は、読取工程から実行すればよい)。

0050

更に、ケース12内に収容されているRFIDからバーコード38の情報(個体識別情報)を読み取り、その読み取ったバーコード38の情報を基に、新しいバーコードラベル34を作成するようにしてもよい。また、ライブラリーのロボットハンドにQRコード36を読み取ることができるQRコード読取装置(図示省略)が設けられていれば、そのQRコード36を読み取ることによって記録テープカートリッジ10の個体識別が可能となるため、新しいバーコードラベル34を作成しなくてもよい。

0051

また、ケース12は、その後壁22が、例えば第1ハーフ14のみ又は第2ハーフ16のみに形成される構成とされていてもよい。すなわち、ラベル面20は、第1ハーフ14の後壁のみ又は第2ハーフ16の後壁のみに形成される構成とされていてもよい。また、バーコード38及びQRコード36は、例えばケース12内に設けられたメモリーボードのシリアル番号と同一であってもよいし、記録テープカートリッジ10のジェネレーションを表すものであってもよい。

0052

10記録テープカートリッジ
12ケース
14 第1ハーフ
14A天板
14B周壁
14C 凹部
16 第2ハーフ
16A底板
16B 周壁
16C 凹部
18右壁
20ラベル面
22後壁
24 第1ハーフラベル面
26 第2ハーフラベル面
28マイクロカプセル
30 ラベル
32QRコードラベル(第1ラベル層)
32A 表面
32B接着面
34バーコードラベル(第2ラベル層)
34A 表面
34B 接着面
36 QRコード(二次元コード)
38バーコード
40文字コード
E1 領域
E2 領域
E3 非接着領域

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