図面 (/)

技術 配信システム、及び配信プログラム

出願人 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
発明者 坂元壱省
出願日 2019年4月15日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-076964
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-177265
状態 未査定
技術分野 交通制御システム 航行(Navigation)
主要キーワード イベント位置 実施環境 抜け道 電気的構成要素 イベント終了後 博覧会 収容人数 二輪自動車
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる配信システム、及び配信プログラムを提供すること。

解決手段

開催されるイベントを特定するイベント情報を格納するイベント情報DB224と、当該イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得部231と、取得部231が取得した往路情報に基づいて、イベント情報DB224が格納しているイベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である渋滞情報を推定する推定部232と、推定部232が推定した渋滞情報を配信する配信部233とを備える。

概要

背景

従来、行楽スポットへの往路交通量のデータに基づいて、復路の渋滞状況推定する技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。この従来の技術においては、例えば、行楽地と都市部とを結ぶ高速道路等の特定の道路において、往路の交通量と復路の交通量との相互間の関係を外的要因(例えば、イベント等)の影響も考慮した上で統計データとして予め生成しておき、当該特定の道路についての復路の渋滞状況の提供を要求された場合に、当該特定の道路についての往路の情報及び外的要因に基づいて復路の渋滞状況を推定していた。

概要

イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる配信システム、及び配信プログラムを提供すること。開催されるイベントを特定するイベント情報を格納するイベント情報DB224と、当該イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得部231と、取得部231が取得した往路情報に基づいて、イベント情報DB224が格納しているイベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である渋滞情報を推定する推定部232と、推定部232が推定した渋滞情報を配信する配信部233とを備える。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる配信システム、及び配信プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段と、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、を備える配信システム

請求項2

前記推定手段は、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記車両の復路を特定する復路情報を推定し、推定した当該復路情報に基づいて、イベント地点周辺の道路別の前記渋滞情報を推定する、請求項1に記載の配信システム。

請求項3

前記配信手段は、イベントに起因する渋滞が開始したか否かを判定し、開始したものと判定した場合に、前記渋滞情報を配信する、請求項1又は2に記載の配信システム。

請求項4

前記推定手段は、前記取得手段が取得した前記往路情報と、他の交通情報とに基づいて、前記渋滞情報を推定する、請求項1から3の何れか一項に記載の配信システム。

請求項5

コンピュータを、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、として機能させる配信プログラム

技術分野

0001

本発明は、配信システム、及び配信プログラムに関する。

背景技術

0002

従来、行楽スポットへの往路交通量のデータに基づいて、復路の渋滞状況推定する技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。この従来の技術においては、例えば、行楽地と都市部とを結ぶ高速道路等の特定の道路において、往路の交通量と復路の交通量との相互間の関係を外的要因(例えば、イベント等)の影響も考慮した上で統計データとして予め生成しておき、当該特定の道路についての復路の渋滞状況の提供を要求された場合に、当該特定の道路についての往路の情報及び外的要因に基づいて復路の渋滞状況を推定していた。

先行技術

0003

特開2004−348598号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、コンサートやその他の様々な催しであるイベントについては、一般的に、終了時間がある程度決められており、イベント終了後イベント会場からほぼ一斉に帰路につくことになり、帰路につく車両にて混雑が引き起こされる可能性があり、イベント会場周辺の各道路についての渋滞情報を把握したいという要望があった。特に、イベント会場が市街地にある場合、混雑が顕著となることが考えられるために、例えば、イベント会場周辺から抜け出す時間を把握したり、混雑を避けるための抜け道を探したりするために、イベント会場周辺の各道路についての渋滞情報を把握したいという比較的強い要望があった。

0005

しかしながら、特許文献1の技術を適用した場合、予め定められている特定の道路についての復路の渋滞状況を推定するのみであったので、イベント会場周辺の各道路についての渋滞情報を適切に把握することができなくなる可能性があり、改善の余地があった。

0006

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる配信システム、及び配信プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る配信システムは、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段と、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、を備える。

0008

また、本発明に係る配信プログラムは、コンピュータを、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、として機能させる。

発明の効果

0009

本発明に係る配信システム、及び配信プログラムによれば、往路情報に基づいて、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を推定することにより、例えば、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を配信することができるので、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施の形態に係るナビゲーションシステムを例示するブロック図である。
移動経路情報を例示した図である。
予測移動経路情報を例示した図である。
イベント情報を例示した図である。
駐車情報を例示した図である。
道路別予測渋滞情報を例示した図である。
イベント会場周辺の地図を例示した図である。
予測移動経路生成処理フローチャートである。
推定処理のフローチャートである。
配信処理のフローチャートである。

実施例

0011

以下、本発明に係る配信システム、及び配信プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0012

本発明に係る配信システムは、推定した渋滞情報を配信するシステムであり、例えば、推定した渋滞情報を配信する専用システム、あるいは、汎用的に用いられるコンピュータ(一例としては、パーソナルコンピュータスマートフォン等の如き携帯端末等)に対して推定した渋滞情報を配信する機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念である。また、配信システムは、例えば、車載装置との間で通信を行うセンター装置等に対して推定した渋滞情報を配信する機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念であり、一例としては、格納手段、取得手段、推定手段、及び配信手段を備える。

0013

ここで、「車載装置」とは、車両に搭載される装置であり、具体的には、車載用ナビゲーション装置を含む概念である。「センター装置」とは、車載装置との間で通信を行う装置であり、具体的には、所定のコンピュータを搭載したサーバ装置を含む概念である。

0014

「格納手段」とは、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する手段である。「取得手段」とは、格納手段が格納しているイベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を手段である。なお、「イベント」とは、催しや行事であり、例えば、コンサート、博覧会、及び会議等を含む概念である。また、「イベントに向かう」とは、例えば、イベントに参加することを目的として、当該イベントが開催される会場又は当該会場の周辺に向かうこと等を含む概念である。

0015

「往路情報」とは、イベントに向かう車両の往路を特定する情報であり、例えば、目的地及び走行したルートの履歴である走行履歴ルート等を含む概念である。

0016

「推定手段」とは、取得手段が取得した往路情報に基づいて、格納手段が格納しているイベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路において当該イベント地点から離れる車両による渋滞の情報である渋滞情報を推定する手段であり、例えば、取得手段が取得した往路情報に基づいて、車両の復路を特定する復路情報を推定し、推定した当該復路情報に基づいて、イベント地点周辺の道路別の渋滞情報を推定する手段等を含む概念であり、また、取得手段が取得した往路情報と、他の交通情報とに基づいて、渋滞情報を推定する手段等を含む概念である。

0017

「イベント地点周辺」とは、例えば、イベントが開催される会場(つまり、イベントの開催地点)の周辺等を含む概念である。「渋滞情報」とは、推定された渋滞の情報であり、例えば、格納手段が格納しているイベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞を特定する情報であって、各道路においてイベント地点から離れる車両が影響を与え得る渋滞を特定する情報であり、一例としては、他の交通情報を考慮せず得られる情報、あるいは、当該他の交通情報を考慮して得られる情報等を含む概念である。「復路情報」とは、往路情報を取得された車両の復路を特定する情報であり、例えば、走行する予定のルートである走行予定ルート等を含む概念である。

0018

「他の交通情報」とは、取得手段が取得した往路情報以外の交通情報であり、例えば、道路交通情報センター等の任意の配信機関から配信される情報等を含む概念であり、一例としては、現時点の交通情報(例えば、各道路の渋滞度(道路毎の車両の台数)、現時点の事故規制通行止め等の情報等)、及び予測される交通情報(例えば、予測される各道路の渋滞度(道路毎の車両の台数)、予測される規制、通行止め等の情報等)等を含む概念である。

0019

「配信手段」とは、推定手段が推定した渋滞情報を配信する手段であり、例えば、イベントに起因する渋滞が開始したか否かを判定し、開始したものと判定した場合に、渋滞情報を配信する手段等を含む概念である。

0020

そして、以下に示す実施の形態では、配信システムが「センター装置」にて実現されている場合について説明する。

0021

なお、以下では、車載装置を搭載した車両を「自車両」と称して説明する。また、「自車両」とは、例えば、四輪自動車二輪自動車、及び自転車等を含む概念であるが、以下では、自車両が四輪自動車である場合について説明する。

0022

(構成)
まず、本実施の形態に係るナビゲーションシステム100について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るナビゲーションシステムを例示するブロック図である。ナビゲーションシステム100は、配信システムを含むものであり、例えば、車載装置1、及びセンター装置2を備える。なお、実際には、ナビゲーションシステム100には、車載装置1と同様な構成の車載装置が複数含まれているが、ここでは、説明の便宜上、特記する場合を除いて1つの車載装置1に着目して説明する(後述の処理についても同様とする)。

0023

(構成−車載装置)
車載装置1は、例えば、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、スピーカ14、現在位置検出部15、データ記録部16、及び制御部17を備える。

0024

(構成−車載装置−通信部)
通信部11は、ネットワーク(図示省略)を介して外部装置との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段や、FM多重放送ビーコンを介した公知のVICS(登録商標)システム用の無線通信手段を用いることができる。

0025

(構成−車載装置−タッチパッド)
タッチパッド12は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力受け付け操作手段である。このタッチパッド12の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。

0026

(構成−車載装置−ディスプレイ)
ディスプレイ13は、制御部17の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ13の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイ有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド12とディスプレイ13とをタッチパネルとして一体形成しても構わない。

0027

(構成−車載装置−スピーカ)
スピーカ14は、制御部17の制御に基づいて各種の音声を出力する音声出力手段である。スピーカ14より出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。

0028

(構成−車載装置−現在位置検出部)
現在位置検出部15は、自車両の現在位置を取得する現在位置取得手段である。この現在位置検出部15は、GPSやジャイロセンサ距離センサ(いずれも図示省略)を有し、現在の車載装置1の位置(座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。

0029

(構成−車載装置−データ記録部)
データ記録部16は、車載装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。

0030

また、このデータ記録部16は、地図情報データベース(以下、データベースを「DB」と称する)161を備える。

0031

(構成−車載装置−データ記録部−地図情報DB)
地図情報DB161は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、「地図情報」とは、ユーザに対して地図を提示するための情報であり、具体的には、道路、道路の交差点道路構造物施設等を含む各種の位置の特定に必要な情報であり、例えば、道路上に設定された各ノードに関するノードデータ(例えばノードID、座標等)や、道路上に設定された各リンクに関するリンクデータ(例えばリンクID、リンク名、接続ノードID、道路座標道路種別(例えば、細街路一般道路、主要国道、及び高速道路等)、道路幅車線数等)、地物データ(例えば信号機道路標識ガードレール、施設(駐車場の位置である一例としての座標を含む)等)、地形データ等を含んで構成されている。そして、このような地図情報については、任意の手法で記録されるが、例えば、所定の記録媒体を介して入力することにより記録されたり、不図示の配信センターから配信された情報を受信することにより記録されたりする(後述する地図情報DB221の地図情報も同様とする)。

0032

(構成−車載装置−制御部)
制御部17は、車載装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して車載装置1にインストールされることで、制御部17の各部を実質的に構成する。なお、この制御部17の各部により行われる処理については、後述する。

0033

(構成−センター装置)
センター装置2は、配信システムであり、例えば、通信部21、データ記録部22、及び制御部23を備える。

0034

(構成−センター装置−通信部)
通信部21は、ネットワーク(図示省略)を介して外部装置(例えば、車載装置1等)との間で通信するための通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、車載装置1の通信部11と同様にして構成することができる。

0035

(構成−センター装置−データ記録部)
データ記録部22は、センター装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、車載装置1のデータ記録部16と同様にして構成することができる。

0036

また、このデータ記録部22は、地図情報DB221、移動経路情報DB222、予測移動経路情報DB223、イベント情報DB224、駐車場情報DB225、及び道路別予測渋滞情報DB226を備える。

0037

(構成−センター装置−データ記録部−地図情報DB)
地図情報DB221は、地図情報を格納する地図情報格納手段であり、例えば、車載装置1の地図情報DB161と同様な情報を格納しているものである。

0038

(構成−センター装置−データ記録部−移動経路情報DB)
移動経路情報DB222とは、移動経路情報を格納する移動経路情報格納手段である。「移動経路情報」とは、前述の往路情報を含む情報あり、例えば、車両が走行したルートの履歴を特定する情報である。図2は、移動経路情報を例示した図である。図2に示すように、移動経路情報は、項目「車両ID」、項目「目的地情報」、及び項目「移動経路特定情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「車両ID」に対応する情報は、車両を一意識別する車両識別情報である(以下、「識別情報」を「ID」と称する)(図2では、図1の車載装置1を識別する「ID001」、他の不図示の車載装置を識別する「ID002」等)。項目「目的地情報」に対応する情報は、車両に設定されている目的地を特定する目的地情報である(図2では、地図情報DB221の地図情報で特定される地図上の座標であり、「(X11、Y11)」等)。なお、ここでの座標の表記は便宜上のものである。項目「移動経路特定情報」に対応する情報は、車両が走行したルートの履歴を特定する移動経路特定情報である(図2では、地図情報DB221の地図情報のリンクIDで特定するルートであり、「LID001,LID002,・・・,LID101,・・・」等)。なお、この「LID001,LID002,・・・,LID101,・・・」については、例えば、リンクID001の道路、リンクID002の道路等の順で走行したことを特定していることとする。そして、このような移動経路情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する予測移動経路生成処理を実行することにより格納される(予測移動経路情報も同様である)。

0039

(構成−センター装置−データ記録部−予測移動経路情報DB)
予測移動経路情報DB223とは、予測移動経路情報を格納する予測移動経路情報格納手段である。「予測移動経路情報」とは、前述の復路情報である。図3は、予測移動経路情報を例示した図である。図3に示すように、予測移動経路情報は、例えば、項目「車両ID」、及び項目「予測移動経路特定情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「車両ID」に対応する情報は、図2同一名称の情報と同様である。項目「予測移動経路特定情報」に対応する情報は、走行する予定のルートを特定する予測移動経路特定情報である(図3では、地図情報DB221の地図情報のリンクIDで特定するルートであり、「LID901,LID902,・・・」等)。なお、この「LID901,LID902,・・・」については、例えば、リンクID901の道路、リンクID902の道路等の順で走行するルートを特定している。

0040

(構成−センター装置−データ記録部−イベント情報DB)
イベント情報DB224とは、前述の格納手段であり、具体的には、イベント情報を格納するイベント情報格納手段である。「イベント情報」とは、前述の開催されるイベントを特定する情報である。図4は、イベント情報を例示した図である。図4に示すように、イベント情報は、例えば、項目「イベントID」、項目「内容情報」、項目「イベント位置情報」、項目「時間情報」、及び項目「収容人数情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「イベントID」に対応する情報は、イベントを一意に識別するイベントIDである(図4では、「IDe001」等)。項目「内容情報」に対応する情報は、イベントの内容を特定する内容情報である(図4では、イベントの種類であり「コンサート」等)。項目「イベント位置情報」に対応する情報は、イベントが開催される位置(イベント開催地点)を特定するイベント位置情報である(図4では、地図情報DB221の地図情報が特定する地図上の座標であり、「(X10,Y10)」等)。項目「時間情報」に対応する情報は、イベントの時間を特定する時間情報である(図4では、イベントの開始時間及び終了時間を特定する情報であり、開始時間が「18時00分」であり終了時間が「21時00分」であることを特定する「開始:1800、終了:2100」等)。項目「収容人数情報」に対応する情報は、イベントが開催される会場の又はイベント自体の収容人数を特定する収容人数情報である(図4では、1000人を特定する「1000」等)。そして、このようなイベント情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、イベントに関する情報を配信する外部サーバから配信される情報を受信することにより格納される。

0041

(構成−センター装置−データ記録部−駐車場情報DB)
駐車場情報DB225とは、駐車場情報を格納する駐車場情報格納手段である。「駐車場情報」とは、駐車場の状態を特定する情報である。図5は、駐車情報を例示した図である。図5に示すように、駐車場情報は、例えば、項目「駐車場ID」、項目「駐車場位置情報」、及び項目「台数情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「駐車場ID」に対応する情報は、駐車場を一意に識別する駐車場IDである(図5では、「IDp001」等)。項目「駐車場位置情報」に対応する情報は、駐車場の位置を特定する駐車場位置情報である(図5では、地図情報DB221の地図情報が特定する地図上の座標であり、「(X11,Y11)」等)。項目「台数情報」に対応する情報は、駐車場に駐車されている車両の台数を特定する台数情報である(図5では、100台を特定する「100」等)。そして、このような駐車場情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、駐車場に関する情報を配信する外部サーバから配信される情報を受信することにより格納される。

0042

(構成−センター装置−データ記録部−道路別予測渋滞情報DB)
道路別予測渋滞情報DB226とは、道路別予測渋滞情報を格納する道路別予測渋滞情報格納手段である。「道路別予測渋滞情報」とは、イベント地点周辺の道路別の渋滞情報である。図6は、道路別予測渋滞情報を例示した図である。図6に示すように、道路別予測渋滞情報は、例えば、項目「リンクID」、及び項目「渋滞度情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「リンクID」に対応する情報は、道路を特定するリンクIDである(図6では、地図情報DB221の地図情報のリンクIDであり、「LID901」、「LID902」等)。項目「渋滞度情報」に対応する情報は、渋滞の度合いを特定する渋滞度情報である(図6では、車両の台数であり、80台を特定する「80」、及び30台を特定する「30」等)。そして、このような道路別予測渋滞情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する推定処理を実行することにより格納される。

0043

(構成−センター装置−制御部)
制御部23は、センター装置2を制御する制御手段であり、例えば、車載装置1の制御部17と同様にして構成することができる。この制御部23は、例えば、機能概念的に、取得部231、推定部232、及び配信部233を備える。取得部231とは、イベント情報DB224が格納しているイベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段である。推定部232とは、取得部231が取得した往路情報に基づいて、イベント情報DB224が格納しているイベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である渋滞情報を推定する推定手段である。配信部233とは、推定部232が推定した渋滞情報を配信する配信手段である。そして、このような制御部23により行われる各処理については、後述する。

0044

(処理)
次に、このように構成されるナビゲーションシステム100によって実行される予測移動経路生成処理、推定処理、及び配信処理について説明する。図7は、イベント会場周辺の地図を例示した図である。ここでの各処理については、図7のイベント会場E1周辺の渋滞の情報を配信する場合を適宜例示説明する。なお、図7のイベント会場E1で行われるイベントが、図4のイベント情報における「イベントID」=「IDe001」のイベントであり、つまり、当該イベント会場E1の位置が「(X10,Y10)」であり、また、図7の駐車場P1が、イベント会場E1に隣接する駐車場であって、図5の駐車場情報における「駐車場ID」=「IDp001」の駐車場であることとして説明する。また、図7のイベント会場E1の周辺の道路R1のリンクIDが「LID901」であり、また、道路R2のリンクIDが「ID902」であり、また、道路R3のリンクIDが「ID903」であることとして説明する。

0045

(処理−予測移動経路生成処理)
まずは、予測移動経路生成処理について説明する。図8は、予測移動経路生成処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。予測移動経路生成処理は、概略的には、センター装置2によって実行される処理であり、予測移動経路情報を生成する処理である。この予測移動経路生成処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、センター装置2の電源オンした後に、繰り返し起動されて実行を開始することとして、実行を開始したところから説明する(推定処理、及び配信処理も同様とする)。

0046

図8のSA1においてセンター装置2の取得部231は、移動経路情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、ナビゲーションシステム100の各車載装置図1の車載装置1及び不図示の車載装置を含む)が、自己の車両IDと、自己に設定されている目的地の位置を特定する目的地情報、及び走行したルートの履歴を特定する移動経路特定情報を、定期的にセンター装置2に対して送信するように構成されていることとし、センター装置2の取得部231は、この各車載装置から送信される情報を、移動経路情報として受信して取得し、受信して取得した移動経路情報を移動経路情報DB222に記録する。

0047

ここでは、例えば、図1の車載装置1が、「車両ID」=「ID001」、「目的地情報」=「(X11,Y11)」、及び「移動経路特定情報」=「LID001,LID002,・・・,LID101,・・・」をセンター装置2に送信した場合、センター装置2の取得部231は、これらの情報を移動経路情報として受信して取得し、図2の最上段の情報を移動経路情報DB222に記録する。

0048

図8のSA2においてセンター装置2の取得部231は、イベント情報及び駐車場情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、図4のイベント情報及び図5の駐車場情報を取得する。ここでは、例えば、図4及び図5の各情報を取得する。

0049

図8のSA3においてセンター装置2の取得部231は、SA1で受信した移動経路情報に対応する車載装置を搭載した車両の目的地が、イベントが開催される位置の周辺であるか否かを判定することにより、イベントに向かう車両を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SA1で受信して記録した目的地情報を取得し、また、SA2で取得した図4のイベント情報のイベント位置情報を取得し、また、SA2で取得した図5の駐車場情報の駐車場位置情報のうちの前述のイベント位置情報が特定する位置の周辺を特定する駐車場位置情報を取得し、目的地情報がイベント位置情報又は駐車場位置情報に合致するか否かに基づいて判定する。なお、「イベント位置情報が特定する位置の周辺」とは、例えば、イベント位置情報が特定する位置を基準にして所定半径(例えば、100m〜150m等)以内等を含む概念である。そして、目的地情報がイベント位置情報又は駐車場位置情報の何れにも合致しない場合(つまり、目的地情報がイベント位置情報に合致せず、且つ、目的地情報が駐車場位置情報にも合致しない場合)、目的地がイベントが開催される位置の周辺でないものと判定し(SA3のNO)、判定の対象となった車両がイベントに向かう車両でないことを特定した上で、処理を終了する。また、目的地情報がイベント位置情報又は駐車場位置情報に合致する場合、目的地がイベントが開催される位置の周辺であるものと判定し(SA3のYES)、判定の対象となった車両がイベントに向かう車両であることを特定した上で、SA4に移行する。

0050

ここでは、例えば、SA1で受信した「目的地情報」=「(X11,Y11)」が、図4の「イベントID」=「IDe001」のイベントが行われる図7のイベント会場E1に隣接する駐車場P1の位置を特定する図5の「駐車場位置情報」=「(X11,Y11)」と合致するので、車載装置1を搭載した車両である自車両の目的地がイベントが開催される位置の周辺であるものと判定する(つまり、当該車両がイベントに向かう車両であることを特定する)。

0051

図8のSA4においてセンター装置2の制御部23は、SA3にて目的地がイベントが開催される位置の周辺であるものと判定された車両(つまり、イベントに向かう車両であるものと特定された車両)についての、予測移動経路情報を推定して作成する。具体的には任意であるが、例えば、取得部231がSA1で受信して記録した移動経路情報(つまり、イベントに向かう車両であるものと特定された車両の移動経路情報)を取得し、推定部232が当該取得部231が取得した移動経路情報に基づいて、予測移動経路情報を作成し、作成した予測移動経路情報を、予測移動経路情報DB223に記録する。ここでの作成手法は任意であるが、例えば、SA1で受信して記録した移動経路情報の図2の移動経路特定情報が、イベントが開催される位置の周辺への往路を特定する情報であることとし、この往路に対応する復路を任意の手法(例えば、往路と同一のルートを復路とみなす手法、あるいは、往路の目的地の位置を出発地点とし、且つ、往路の出発地側の任意の位置を目的地としてルートを探索する手法等)で推定し、推定した復路を特定する予測移動経路情報を作成する手法を用いることとする。なお、ここでの移動経路情報が「往路情報」に相当し、また、予測移動経路情報が「復路情報」に対応する。

0052

ここでは、例えば、SA1で受信して記録した図2の最上段の情報のうちの「移動経路特定情報」=「LID001,LID002,・・・,LID101,・・・」が、図4の「イベントID」=「IDe001」のイベントが開催される位置の周辺である図7の駐車場P1への往路を特定する情報であることとし、この往路に対応する復路を推定し、推定した復路を特定する情報として「予測移動経路特定情報」=「LID901,LID902,・・・」を生成し、前述の往路に対応する「車両ID」=「ID001」と対応付けた上で、図3の最上段の情報を作成して記録する。これにて、予測移動経路生成処理を終了する。

0053

(処理−推定処理)
次に、推定処理について説明する。図9は、推定処理のフローチャートである。推定処理は、概略的には、センター装置2によって実行される処理であり、道路別予測渋滞情報を生成する処理である。

0054

図9のSB1においてセンター装置2の推定部232は、予測移動経路情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、図1の予測移動経路情報DB223にアクセスして、図3の予測移動経路情報を取得する。

0055

図9のSB2においてセンター装置2の推定部232は、SA1で取得した予測移動経路情報に基づいて、道路別予測渋滞情報を作成して格納する。具体的には任意であるが、例えば、図3の予測移動経路特定情において、イベントが開催される位置の周辺から離れる場合に、順次走行する道路のリンクIDが特定されていることに着目して、イベントが開催される位置の周辺の道路のリンクIDを取得し、取得した各リンクIDに対応付けられている車両IDの個数(つまり、車両の台数)を当該リンクIDに対応する道路を通ってイベント地点から離れる車両による渋滞の度合いとして計数し、計数した車両IDの個数を当該リンクIDに対応する道路の渋滞度として推定し、推定結果に対応する道路予測渋滞情報を作成して格納する。

0056

ここでは、例えば、図3の予測移動経路情報において、「予測移動経路特定情報」=「LID901,LID902,・・・」に対応する車両IDが、図示されている「ID001」、「ID003」以外に28個格納されており、また、「予測移動経路特定情報」=「LID901,LID903,・・・」(つまり、「LID901」を含むが「LID902」を含まない情報)に対応する車両IDが、50個格納されている場合を例示して説明する。この場合、「リンクID」=「LID901」に対応する車両IDの個数が80個(つまり、「ID001」、「ID003」、及び不図示の28個の車両ID、及び不図示の50個の車両IDの合計)となり、また、「リンクID」=「LID902」に対応する車両IDが30個(つまり、「ID001」、「ID003」、及び不図示の28個の合計)となるので、「LID901」の道路である図7の道路R1の渋滞度として「80」台を推定し、また、「LID902」の道路である図7の道路R2の渋滞度として「30」台を推定した上で、これらの推定結果に基づいて図6の最上段及び2段目の情報を作成して格納する。なお、実際には、図7の道路R3及びその他の道路についても処理を行うが、この処理は、上述の処理と同様であるので、説明を省略する。これにて、推定処理を終了する。

0057

(処理−配信処理)
次に、配信処理について説明する。図10は、配信処理のフローチャートである。配信処理は、概略的には、センター装置2によって実行される処理であり、イベント時専用交通情報を配信する処理である。「イベント時専用交通情報」とは、前述の他の交通情報を考慮して得られる渋滞情報であり、具体的には、図9のSB2で作成された道路別予測渋滞情報と、他の交通情報とに基づく渋滞に関する情報である。

0058

図10のSC1においてセンター装置2の配信部233は、イベント時専用交通情報を配信するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、イベント終了後に当該イベントの会場から離れる車両による渋滞が発生する可能性があるが、当該イベントについては、一般的に、図4の時間情報に示すように、終了時間が定められているが、当該終了時間通りに終了しない実情があるので、この実情を考慮して以下のように判定する。詳細には、図5の駐車場情報の台数情報が所定時間(例えば、30秒〜1分等)間隔で最新情報に更新されるように構成されていることとし、当該台数情報が減少した場合に、イベントに起因する渋滞が開始するものと判定することとして、以下の処理を行う。より詳細には、図4のイベント位置情報と図5の駐車場位置情報に着目して、図5において、イベントが開催される会場の周辺の駐車場の駐車場IDを特定し、特定した駐車場IDに対応する台数情報が特定する車両の台数が減少したか否かを判定する。そして、車両の台数が所定時間以内(例えば、5分以内等)に所定台数以上(例えば、10台〜15台等)減少していない場合に、車両の台数が減少していないので、イベントに起因する渋滞が開始していないものと判定した上で、イベント時専用交通情報を配信しないものと判定し(SC1のNO)、イベント時専用交通情報を配信するものと判定するまで、繰り返しSC1を実行する。また、車両の台数が所定時間以内に所定台数以上減少した場合に、車両の台数が減少したものと判定し、イベントに起因する渋滞が開始しているものと判定した上で、イベント時専用交通情報を配信するものと判定し(SC1のYES)、SC2に移行する。

0059

ここでは、例えば、図7のイベント会場E1の周辺の駐車場P1については、図5の台数情報が5分間に20台減少した場合、車両の台数が減少したものと判定し、イベントに起因する渋滞が開始しているものと判定した上で、イベント時専用交通情報を配信するものと判定する。

0060

図10のSC2においてセンター装置2の推定部232は、イベント時専用交通情報を推定して作成する。具体的には任意であるが、例えば、まず、図5の駐車場位置情報及び図1の地図情報DB161の地図情報を参照した上で、SC1で車両の台数が減少しているものと判定した駐車場の周辺の道路(つまり、イベントが開催されている位置の周辺の道路)のリンクIDを特定し、図6の道路別予測渋滞情報を参照して、特定したリンクIDに対応する渋滞度情報を取得する。次に、不図示の道路交通情報センター等の任意の配信機関から配信される他の交通情報(一例としては、イベントに起因する渋滞による車両の台数が考慮されていない、現状の各道路のリンクID毎の車両の台数)を取得する。次に、前述の特定したリンクID毎に、前述の取得した渋滞度情報が特定する車両の台数と、他の交通情報における車両の台数とを加算し、当該加算の結果とリンクIDとを対応付けた情報を、イベント時専用交通情報として推定して作成する。

0061

ここでは、例えば、不図示の道路交通情報センター等の任意の配信機関から、図7の「LID901」の道路R1の他の交通情報として100台が配信され、また、「LID902」の道路R2の他の交通情報として200台が配信される場合を例示して説明する。この場合、図6の「リンクID」=「LID901」の「渋滞度情報」=「80」で特定される80台と前述の道路R1の他の交通情報として100台とを加算することにより、道路R1の交通情報として「LID901」と180台を特定する「180」とを対応付けた情報を作成し、また、図6の「リンクID」=「LID902」の「渋滞度情報」=「30」で特定される30台と前述の道路R2の他の交通情報として200台とを加算することにより、道路R2の交通情報として「LID902」と230台を特定する「230」とを対応付けた情報を作成し、また、図7の他の道路についても同様な処理を行った上で、これらの作成した各情報を、イベント時専用交通情報として推定して作成する。

0062

図10のSC3においてセンター装置2の配信部233は、イベント時専用交通情報を配信する。具体的には任意であるが、例えば、SC2で作成したイベント時専用交通情報を取得し、取得したイベント時専用交通情報を、通信部21を介して、ナビゲーションシステム100の各車載装置に対して配信する。ここでは、例えば、前述の「LID901」と「180」とを対応付けた情報、及び「LID902」と「230」とを対応付けた情報等を、イベント時専用交通情報として、ナビゲーションシステム100の各車載装置に配信する。この後の各車載装置側の処理は任意であるが、例えば、各車載装置は、当該配信されたイベント時専用交通情報を受信し、受信したイベント時専用交通情報に基づいて案内を行う。これにて、配信処理を終了する。

0063

(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、往路情報に基づいて、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を推定することにより、例えば、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を配信することができるので、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる。

0064

また、復路情報を推定し、推定した復路情報に基づいて道路別の渋滞情報を推定することにより、例えば、渋滞情報の推定精度を向上させることが可能となる。

0065

また、イベントに起因する渋滞が開始した場合に渋滞情報を配信することにより、例えば、イベント終了に関連する適切なタイミング(例えば、イベントが終了したタイミング等)に、渋滞情報を配信することが可能となる。

0066

また、往路情報と他の交通情報とに基づいて渋滞情報を推定することにより、例えば、他の交通情報も考慮して渋滞情報を推定することができるので、渋滞情報の推定精度を向上させることが可能となる。

0067

〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。

0068

(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。

0069

(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、車載装置1の機能の少なくとも一部をセンター装置2に設けた上で、車載装置1とセンター装置2とが相互に通信を行うことにより、実施の形態と同様な処理を行うように構成してもよい。また、逆に、センター装置2の機能の少なくとも一部を車載装置1に設けてもよい。

0070

(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。

0071

(イベント時専用交通情報を配信するタイミングについて)
また、上記実施の形態では、図10のSC1において、イベントが開催されている位置の周辺の駐車場に駐車されている車両の台数に着目して、イベント時専用交通情報を配信するか否かを判定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、図4の時間情報のイベント終了の時間に着目して、イベント終了の時間が到来した場合に、配信するものと判定してもよい。あるいは、イベントが終了したことを特定する情報が、イベント運営者側からセンター装置2側に送信されることとし、この情報を受信した場合に、配信するものと判定してもよい。

0072

(時間を特定する情報)
また、図2の移動経路情報に対して、当該移動経路情報を格納した時間を関連付けたり、あるいは、移動経路特定情報における各リンクIDと当該リンクIDを走行した時間とを相互に関連付けて格納したりして、これらの時間に着目して適宜処理するように構成してもよい。

0073

〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。

0074

実施の形態の1つの側面1に係る配信システムは、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段と、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、を備える。

0075

上記側面1に係る配信システムによれば、往路情報に基づいて、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を推定することにより、例えば、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を配信することができるので、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる。

0076

実施の形態の他の側面2に係る配信システムは、上記側面1に係る配信システムにおいて、前記推定手段は、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記車両の復路を特定する復路情報を推定し、推定した当該復路情報に基づいて、イベント地点周辺の道路別の前記渋滞情報を推定する。

0077

上記側面2に係る配信システムによれば、復路情報を推定し、推定した復路情報に基づいて道路別の渋滞情報を推定することにより、例えば、渋滞情報の推定精度を向上させることが可能となる。

0078

実施の形態の他の側面3に係る配信システムは、上記側面1又は2に係る配信システムにおいて、前記配信手段は、イベントに起因する渋滞が開始したか否かを判定し、開始したものと判定した場合に、前記渋滞情報を配信する。

0079

上記側面3に係る配信システムによれば、イベントに起因する渋滞が開始した場合に渋滞情報を配信することにより、例えば、イベント終了に関連する適切なタイミング(例えば、イベントが終了したタイミング、あるいは、イベントが終了する直前のタイミング等)に、渋滞情報を配信することが可能となる。

0080

実施の形態の他の側面4に係る配信システムは、上記側面1から3の何れかに係る配信システムにおいて、前記推定手段は、前記取得手段が取得した前記往路情報と、他の交通情報とに基づいて、前記渋滞情報を推定する。

0081

上記側面4に係る配信システムによれば、往路情報と他の交通情報とに基づいて渋滞情報を推定することにより、例えば、他の交通情報も考慮して渋滞情報を推定することができるので、渋滞情報の推定精度を向上させることが可能となる。

0082

実施の形態の他の側面5に係る配信プログラムは、コンピュータを、開催されるイベントを特定するイベント情報を格納する格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントに向かう車両を特定し、当該特定した車両の往路を特定する往路情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記往路情報に基づいて、前記格納手段が格納している前記イベント情報が特定するイベントの開催地点であるイベント地点周辺の各道路における渋滞情報であって、当該各道路においてイベント地点から離れる車両による渋滞の情報である前記渋滞情報を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した前記渋滞情報を配信する配信手段と、として機能させる。

0083

上記側面5に係る配信プログラムによれば、往路情報に基づいて、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を推定することにより、例えば、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を配信することができるので、イベント地点周辺の各道路における渋滞情報を適切に把握することが可能となる。

0084

1車載装置
2センター装置
11通信部
12タッチパッド
13ディスプレイ
14スピーカ
15 現在位置検出部
16データ記録部
161地図情報DB
17 制御部
21 通信部
22 データ記録部
23 制御部
100ナビゲーションシステム
221 地図情報DB
222移動経路情報DB
223予測移動経路情報DB
224イベント情報DB
225駐車場情報DB
226道路別予測渋滞情報
231 取得部
232推定部
233 配信部
E1イベント会場
P1駐車場
R1 道路
R2 道路
R3 道路

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 富士通株式会社の「 物体情報生成装置及び物体情報生成プログラム」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題・解決手段】移動体に搭載される単眼カメラに基づいて、第1時点及び前記第1時点よりも前の時点を含む複数の時点での物体の第1個所の位置を表す測定値を算出する測定値算出部と、前記第1個所の位置の採用値... 詳細

  • 日産自動車株式会社の「 駐車制御方法及び駐車制御装置」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題・解決手段】車両の外の操作者Mから取得した操作指令に基づき、車両を目標駐車位置に移動させる駐車制御を行い、目標駐車位置への駐車制御を中断して車両が目標駐車位置から離れる場合、少なくとも車両の一部... 詳細

  • ヤマハ発動機株式会社の「 オンデマンド既定ルート自動走行車両」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題・解決手段】オンデマンド既定ルート自動走行車両100の利用要求を行った利用者701の待ち時間を短縮しつつ、エネルギー搭載量を減らして車両の設計自由度を向上させる。オンデマンド既定ルート自動走行車... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ