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課題

粘着剤層の筋状変形、先端部の貼りズレまたは浮き等が生じない、光学的表示装置を製造する方法を提供する。

解決手段

パネル貼合位置100に、帯状光学フィルム積層体1のキャリアフィルム2から粘着剤層4と共に剥離しながらシート状光機能フィルム3の先端部をパネル貼合位置に送りパネル部材5に重ね、上下方向に開閉動し閉作動で作動する貼付ローラ51,52により、停止することなく挟持し貼合わせる非停止貼付けにより、粘着剤層を介し粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなくパネル部材に貼り合せて光学的表示装置を製造する方法において、一対の貼付ローラを、シート状光学機能フィルムの先端部32の粘着剤層の面の反対側から押圧しパネル部材と一体に送り回転する駆動ローラ51とパネル部材の面の反対側から押圧することで駆動ローラ52と連動して回転する従動ローラとで構成する。

概要

背景

近年、光学的表示装置製造現場において、ロールトゥパネルRTP)方式の製造装置および方法が採用されている(例えば、特許文献1)。RTP方式においては、通常、以下のようにして光学的表示装置が製造される。まず、所定幅を有する帯状光学フィルム積層体がロールから繰り出される。帯状の光学フィルム積層体は、帯状のキャリアフィルムと、該キャリアフィルムの一方の面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層を介してキャリアフィルム上に支持された光学機能フィルム保護フィルム偏光子、保護フィルム、粘着剤層および表面保護フィルム)とを含んで構成されている。繰り出された帯状の光学フィルム積層体には、幅方向に連続的に切込線が入れられることにより、隣接する切込線の間にシート状光機能フィルムが形成され、隣接のシート状光学機能フィルムを引張作用により互いに縁切りすることができる。

キャリアフィルム上に連続的に支持されたシート状光学機能フィルムは、通常、欠点の存在しない正常なものが、パネル貼合位置の近くに配置された剥離手段によってキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離され、パネル貼合位置に送給される。パネル貼合位置に到達したシート状光学機能フィルムは、例えば上下方向に開閉する上下一対貼付ロールからなる貼合装置によって、パネル貼合位置に別途搬送されたパネル部材の対応する貼合面に重ね挟持され貼り合わされる。

剥離手段においては、光学フィルム積層体のキャリアフィルム側が、パネル貼合位置に対向する頂部を有する略楔型の剥離手段の該頂部に巻きかけられる。シート状光学機能フィルムは、剥離手段に巻きかけられたキャリアフィルムを、パネル貼合位置に向かうシート状光学機能フィルムの搬送方向とは概ね反対方向に折り返しながら搬送することにより、キャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離される。本明細書においては、シート状光学機能フィルムがキャリアフィルムから剥離される箇所である装置上の位置を剥離位置といい、該剥離位置は、上記剥離手段の頂部近傍に存在する。

こうしたRTP方式の製造システムにおいては、シート状光学機能フィルムの粘着剤層に筋状の変形が発生しやすい。従来比較的厚い光学機能フィルムの場合には、粘着剤層に筋状の変形が発生しても、光学的表示装置の画像上の欠陥となる程の変形とは認識され難かった。しかし、近年求められる光学的表示装置の高精度高品質化の要望により、従来欠陥とは認識されていなかった粘着剤層の筋状の変形も欠陥となり得る。さらには、光学機能フィルムの薄型化が進むと、これまでの厚い光学機能フィルムの場合と比較して光学機能フィルムの厚みに対する粘着剤層の厚みの割合が大きくなる。このような薄型の光学機能フィルムの普及に伴い粘着剤層に形成される筋状の変形は、光学的表示装置の画像上の欠陥として放置し得ないものとなる。

こうした技術的課題を解決すべく、隣接のシート状光学機能フィルムを引張作用により縁切りされたシート状光学機能フィルムの先端部を、頂部を有する剥離体の該頂部から突出しない停止位置に止め、次に再開されたキャリアフィルムの巻取りにより、粘着剤層と共に頭出しされたシート状光学機能フィルムの先端部をパネル貼合位置に搬送されたパネル部材に重ね、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラ閉作動で作動する貼付ローラにより、前記粘着剤層を介し、停止することなく挟持し貼り合わせる非停止貼付けによって、前記粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせないように光学的表示装置を製造する方法が、平成30年6月29日に特願2018−123825(以下、「先願発明」という。)として出願された。

先願発明によって、パネル貼合位置における非停止貼付けによって粘着剤層に筋状の変形を生じさせないように光学的表示装置を製造する方法を実現したが、先願発明を構成する非停止貼付けは、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉動作のタイミングに合わせる制御が難しく、制御次第で貼ズレが生じ、また貼付開始時の貼付ローラの押圧不足によるパネル部材との間に浮きが発生するなど、貼付ローラの閉動作のタイミングに合わせるための高度な制御が必要であることが明らかになった。

一対の貼付ローラの閉動作のタイミングによりパネル部材とシート状光学機能フィルムとの間に貼りズレが生じ、また貼付開始時の貼付ローラの押圧不足によるパネル部材との間に浮きが発生することは、本発明者らは、鋭意検討の結果、それらの技術的事象がいずれも、先願発明で用いられる上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの構成に由来するものであることを明らかにすることができた。

特許文献1に示されるように、RTP方式の製造装置および方法に用いられる貼付装置は、いずれも上下方向に開閉動する一対の貼付ローラである。こうした貼付装置は、貼付搬送時の安定性を確保するため、通常は、パネル部材側の貼付ローラを駆動ローラで構成しフィルム側の貼付ローラを従動ローラで構成するかまたは両貼付ローラを共に駆動軸連動する構成とするかのいずれかである。

先願発明に用いられる貼付装置も貼付ローラの駆動に関しては、パネル部材側の貼付ローラを駆動ローラで構成し、フィルム側の貼付ローラを従動ローラで構成するものである。そのため、先願発明を構成するパネル貼合位置における非停止貼付けは、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラを含む貼付装置の貼付ローラの閉作動のタイミングによっては、以下のような事態の発生は避け難い。例えば、貼付ローラの閉動作のタイミングがパネル部材側の駆動ローラが僅か先にパネル部材に接触する時間差が生じると、その時間差のままフィルム側の従動ローラとで挟持するため、駆動ローラによってパネル部材が僅か先に接触して動くことにより、貼ズレが発生する。

また逆に、貼付ローラの閉動作のタイミングがフィルム側の従動ローラが僅か先にシート状光学機能フィルムの先端部に接触する時間差が生じると、貼り始めの一瞬はパネル部材側の駆動ローラのない状態まま従動ローラが駆動ローラと協働挟持動作を始めるため、貼り始めが押圧不足となってパネル部材に対するシート状光学機能フィルムの先端部に浮きが発生する。

概要

粘着剤層の筋状変形、先端部の貼りズレまたは浮き等が生じない、光学的表示装置を製造する方法を提供する。パネル貼合位置100に、帯状の光学フィルム積層体1のキャリアフィルム2から粘着剤層4と共に剥離しながらシート状光学機能フィルム3の先端部をパネル貼合位置に送りパネル部材5に重ね、上下方向に開閉動し閉作動で作動する貼付ローラ51,52により、停止することなく挟持し貼合わせる非停止貼付けにより、粘着剤層を介し粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなくパネル部材に貼り合せて光学的表示装置を製造する方法において、一対の貼付ローラを、シート状光学機能フィルムの先端部32の粘着剤層の面の反対側から押圧しパネル部材と一体に送り回転する駆動ローラ51とパネル部材の面の反対側から押圧することで駆動ローラ52と連動して回転する従動ローラとで構成する。

目的

本発明の目的は、パネル貼合位置に、帯状の光学フィルム積層体のキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離しながらシート状光学機能フィルムの先端部をパネル貼合位置に送りパネル貼合位置のパネル部材に重ね、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉作動で作動する貼付ローラにより、停止することなく挟持し貼り合わせる非停止貼付けによって、粘着剤層を介し該粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなくパネル部材に貼り合せて光学的表示装置を製造する先願発明の方法において、パネル貼合位置における非停止貼付けの始めに、パネル部材の動きで発生する貼りズレ、また貼付ローラによるフィルム側の押圧不足によるシート状光学機能フィルムの先端部に発生するパネル部材との間の浮きという新たな課題に対する解決手段を提供する

効果

実績

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請求項1

キャリアフィルムと、該キャリアフィルムの一方の面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層を介して前記キャリアフィルム上に連続的に支持された複数のシート状光機能フィルムとを含む帯状光学フィルム積層体の前記キャリアフィルムから、前記粘着剤層と共に前記シート状光学機能フィルムを剥離しながら前記シート状光学機能フィルムの先端部を、パネル貼合位置に送り、該パネル貼合位置に搬送されたパネル部材に重ね、前記パネル部材の搬送方向に対し垂直方向開閉動する一対の貼付ローラによって、前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材とを挟持し、かつ、貼り合わせることによって光学的表示装置を製造する方法であって、前記一対の貼付ローラは、前記シート状光学機能フィルムの先端部の前記粘着剤層の面の反対側から押圧し、前記パネル部材と一体に送り回転する駆動ローラと、前記シート状光学機能フィルムが貼り合わされる前記パネル部材の面の反対側から押圧することで、前記駆動ローラと連動して回転する従動ローラと、で構成され、前記キャリアフィルム上に支持された前記シート状光学機能フィルムの先端部を、前記パネル貼合位置に対向する位置に配置された頂部を有する剥離体の前記頂部から突出させることなく前記剥離体上の停止位置に停止する工程と、前記パネル部材を、前記一対の貼付ローラが開放された前記パネル貼合位置に搬送し、停止し、待機する工程と、前記駆動ローラが前記シート状光学機能フィルム接触するよりも先に、前記待機したパネル部材の前記シート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に、前記従動ローラを接触させる工程と、前記キャリアフィルムを前記剥離体の前記頂部で折り返しながら搬送することにより、前記粘着剤層と共に前記シート状光学機能フィルムを剥離しながら、前記シート状光学機能フィルムの先端部を、待機する前記パネル部材に停止することなく重ねるように、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置に向けて送る工程と、停止することなく送られる前記シート状光学機能フィルムの先端部が、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知することで、前記シート状光学機能フィルムの先端部が前記パネル貼合位置に待機する前記パネル部材に重なるより前に、開状態の前記駆動ローラを切換え閉作動する工程と、前記パネル貼合位置で前記シート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に前記従動ローラを接触させた前記パネル部材に、前記シート状光学機能フィルムの先端部を重ねると同時に閉作動し回転する駆動ローラで前記シート状光学機能フィルムの先端部の前記粘着剤層の面の反対側から押圧し、前記従動ローラと連動し、停止することなく送られる前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材とを挟持し貼り合わせる工程と、前記キャリアフィルム上に支持された前記シート状光学機能フィルムの次の先端部が前記剥離体上の前記停止位置に達したときに停止し、停止された前記シート状光学機能フィルムの次の先端部と、閉作動して回転する前記一対の貼付ローラの回転により前記パネル部材に貼り合わされて搬送される前記シート状光学機能フィルムの後端部とを互いに縁切りする工程と、前記一対の貼付ローラにより、前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材の貼り合わせが完了した後、前記一対の貼付ローラを開作動する工程を含む光学的表示装置を製造する方法。

請求項2

前記待機したパネル部材の前記シート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に、前記従動ローラを接触させる工程は、停止することなく送られる前記シート状光学機能フィルムの先端部が、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知するより前に行うようにした請求項1に記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項3

前記待機したパネル部材の前記シート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に、前記従動ローラを接触させる工程は、停止することなく送られる前記シート状光学機能フィルムの先端部が、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知した後に行うようにした請求項1に記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項4

前記駆動ローラは、前記従動ローラとで前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材とを挟持する前に、前記シート状光学機能フィルムの先端部が前記パネル部材に重ねられたときの前記シート状光学機能フィルムの送り速度と同じ速度で回転するようにした請求項1から3のいずれかに記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項5

前記シート状光学機能フィルムの後端部の送りの距離を監視することによって前記シート状光学機能フィルムの先端部が、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知する請求項1から4のいずれかに記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項6

前記シート状光学機能フィルムの先端部を前記パネル部材に重ね、前記駆動ローラが前記従動ローラとで挟持すると同時に送る前記シート状光学機能フィルムの貼付開始速度v2は、10mm/sec未満である請求項1から5のいずれかに記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項7

前記駆動ローラと前記従動ローラとで挟持した前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材との貼り合わせが所定長さに達したときに、前記駆動ローラの貼合速度を、前記貼付開始速度v2から貼付開始速度v2より速い貼合運転速度v3に切換え、前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材とをさらに貼り合わせる工程を含む請求項6に記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項8

前記シート状光学機能フィルムの前記先端部を、前記剥離体上の停止位置から前記貼付開始速度v2より速い速度に調整された送出速度v1で前記パネル貼合位置に向けて送り出し、前記剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達する前に、前記送出速度v1から貼付開始速度v2に切換え、さらに停止することなく前記先端部を待機する前記パネル部材に重ねる工程を含む請求項6または7のいずれかに記載の光学的表示装置を製造する方法。

請求項9

前記先端部を前記剥離体上の停止位置から、前記パネル貼合位置に向けて送り出す前記送出速度v1と、剥離体上の停止位置から前記パネル貼合位置までの間の所定位置に到達する前に前記送出速度v1から切換えられる前記貼付開始速度v2と、前記シート状光学機能フィルムと前記パネル部材との貼り合わせが所定長さに達したときに前記駆動ローラの貼合速度を前記貼付開始速度v2から切換えられる前記貼合運転速度v3とが、v1≧v2、v3≫v1の関係を有するようにした請求項8に記載の光学的表示装置を製造する方法。

技術分野

0001

本発明は、RTP方式の光学的表示装置を製造する方法に関する。より具体的には、本発明は、剥離前のシート状光機能フィルムの先端部を、頂部を有する剥離体の該頂部から突出しない停止位置に停止し、再開されたキャリアフィルム巻取りにより、剥離体の頂部でシート状光学機能フィルムをキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離しながらシート状光学機能フィルムの先端部を、剥離体上の停止位置からパネル貼合位置に送り、停止することなく該パネル貼合位置に搬送されたパネル部材に重ね、パネル部材の搬送方向に対して垂直方向開閉動する貼付ローラにより、前記粘着剤層を介し、挟持し貼り合わせることによって、前記粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせないように光学的表示装置を製造する方法に関する。

背景技術

0002

近年、光学的表示装置の製造現場において、ロールトゥ・パネル(RTP)方式の製造装置および方法が採用されている(例えば、特許文献1)。RTP方式においては、通常、以下のようにして光学的表示装置が製造される。まず、所定幅を有する帯状光学フィルム積層体がロールから繰り出される。帯状の光学フィルム積層体は、帯状のキャリアフィルムと、該キャリアフィルムの一方の面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層を介してキャリアフィルム上に支持された光学機能フィルム保護フィルム偏光子、保護フィルム、粘着剤層および表面保護フィルム)とを含んで構成されている。繰り出された帯状の光学フィルム積層体には、幅方向に連続的に切込線が入れられることにより、隣接する切込線の間にシート状光学機能フィルムが形成され、隣接のシート状光学機能フィルムを引張作用により互いに縁切りすることができる。

0003

キャリアフィルム上に連続的に支持されたシート状光学機能フィルムは、通常、欠点の存在しない正常なものが、パネル貼合位置の近くに配置された剥離手段によってキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離され、パネル貼合位置に送給される。パネル貼合位置に到達したシート状光学機能フィルムは、例えば上下方向に開閉する上下一対貼付ロールからなる貼合装置によって、パネル貼合位置に別途搬送されたパネル部材の対応する貼合面に重ね挟持され貼り合わされる。

0004

剥離手段においては、光学フィルム積層体のキャリアフィルム側が、パネル貼合位置に対向する頂部を有する略楔型の剥離手段の該頂部に巻きかけられる。シート状光学機能フィルムは、剥離手段に巻きかけられたキャリアフィルムを、パネル貼合位置に向かうシート状光学機能フィルムの搬送方向とは概ね反対方向に折り返しながら搬送することにより、キャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離される。本明細書においては、シート状光学機能フィルムがキャリアフィルムから剥離される箇所である装置上の位置を剥離位置といい、該剥離位置は、上記剥離手段の頂部近傍に存在する。

0005

こうしたRTP方式の製造システムにおいては、シート状光学機能フィルムの粘着剤層に筋状の変形が発生しやすい。従来比較的厚い光学機能フィルムの場合には、粘着剤層に筋状の変形が発生しても、光学的表示装置の画像上の欠陥となる程の変形とは認識され難かった。しかし、近年求められる光学的表示装置の高精度高品質化の要望により、従来欠陥とは認識されていなかった粘着剤層の筋状の変形も欠陥となり得る。さらには、光学機能フィルムの薄型化が進むと、これまでの厚い光学機能フィルムの場合と比較して光学機能フィルムの厚みに対する粘着剤層の厚みの割合が大きくなる。このような薄型の光学機能フィルムの普及に伴い粘着剤層に形成される筋状の変形は、光学的表示装置の画像上の欠陥として放置し得ないものとなる。

0006

こうした技術的課題を解決すべく、隣接のシート状光学機能フィルムを引張作用により縁切りされたシート状光学機能フィルムの先端部を、頂部を有する剥離体の該頂部から突出しない停止位置に止め、次に再開されたキャリアフィルムの巻取りにより、粘着剤層と共に頭出しされたシート状光学機能フィルムの先端部をパネル貼合位置に搬送されたパネル部材に重ね、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉作動で作動する貼付ローラにより、前記粘着剤層を介し、停止することなく挟持し貼り合わせる非停止貼付けによって、前記粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせないように光学的表示装置を製造する方法が、平成30年6月29日に特願2018−123825(以下、「先願発明」という。)として出願された。

0007

先願発明によって、パネル貼合位置における非停止貼付けによって粘着剤層に筋状の変形を生じさせないように光学的表示装置を製造する方法を実現したが、先願発明を構成する非停止貼付けは、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉動作のタイミングに合わせる制御が難しく、制御次第で貼ズレが生じ、また貼付開始時の貼付ローラの押圧不足によるパネル部材との間に浮きが発生するなど、貼付ローラの閉動作のタイミングに合わせるための高度な制御が必要であることが明らかになった。

0008

一対の貼付ローラの閉動作のタイミングによりパネル部材とシート状光学機能フィルムとの間に貼りズレが生じ、また貼付開始時の貼付ローラの押圧不足によるパネル部材との間に浮きが発生することは、本発明者らは、鋭意検討の結果、それらの技術的事象がいずれも、先願発明で用いられる上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの構成に由来するものであることを明らかにすることができた。

0009

特許文献1に示されるように、RTP方式の製造装置および方法に用いられる貼付装置は、いずれも上下方向に開閉動する一対の貼付ローラである。こうした貼付装置は、貼付搬送時の安定性を確保するため、通常は、パネル部材側の貼付ローラを駆動ローラで構成しフィルム側の貼付ローラを従動ローラで構成するかまたは両貼付ローラを共に駆動軸連動する構成とするかのいずれかである。

0010

先願発明に用いられる貼付装置も貼付ローラの駆動に関しては、パネル部材側の貼付ローラを駆動ローラで構成し、フィルム側の貼付ローラを従動ローラで構成するものである。そのため、先願発明を構成するパネル貼合位置における非停止貼付けは、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラを含む貼付装置の貼付ローラの閉作動のタイミングによっては、以下のような事態の発生は避け難い。例えば、貼付ローラの閉動作のタイミングがパネル部材側の駆動ローラが僅か先にパネル部材に接触する時間差が生じると、その時間差のままフィルム側の従動ローラとで挟持するため、駆動ローラによってパネル部材が僅か先に接触して動くことにより、貼ズレが発生する。

0011

また逆に、貼付ローラの閉動作のタイミングがフィルム側の従動ローラが僅か先にシート状光学機能フィルムの先端部に接触する時間差が生じると、貼り始めの一瞬はパネル部材側の駆動ローラのない状態まま従動ローラが駆動ローラと協働挟持動作を始めるため、貼り始めが押圧不足となってパネル部材に対するシート状光学機能フィルムの先端部に浮きが発生する。

先行技術

0012

特許第4361103号公報
特開2012−27455号公報
特開2012−113060号公報
特開2004−361741号公報

発明が解決しようとする課題

0013

本発明の目的は、パネル貼合位置に、帯状の光学フィルム積層体のキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離しながらシート状光学機能フィルムの先端部をパネル貼合位置に送りパネル貼合位置のパネル部材に重ね、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉作動で作動する貼付ローラにより、停止することなく挟持し貼り合わせる非停止貼付けによって、粘着剤層を介し該粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなくパネル部材に貼り合せて光学的表示装置を製造する先願発明の方法において、パネル貼合位置における非停止貼付けの始めに、パネル部材の動きで発生する貼りズレ、また貼付ローラによるフィルム側の押圧不足によるシート状光学機能フィルムの先端部に発生するパネル部材との間の浮きという新たな課題に対する解決手段を提供するものである。

0014

特許文献1には、光学フィルムシートをパネル部材に貼り合わせる装置の貼り付け位置において、セパレータ鋭角的に折り返されるように送ることによって、光学フィルムシートをセパレータから剥離し、セパレータから剥離された光学フィルムシートのうち、不良部位に当たらない光学フィルムシートに製品パネルを貼り合せることが記載されている。特許文献1にはさらに、案内ローラと貼合せローラが共に駆動ローラで構成される従来型の一対の貼合せ機構が記載されている。

0015

特許文献2および特許文献3には、いずれもパネル側を駆動ローラでフィルム側が従動ローラで構成される従来型の他の形態の一対の貼付ローラを用い、特許文献2には、一対の貼付ローラ間の押圧力を調整することで貼付気泡の発生を防ぐことが記載されており、特許文献3には、一対の貼付ローラによる貼付速度をキャリアフィルムによるシート片の搬送速度より速く設定し、貼付気泡の発生を防ぐことが記載されている。

0016

特許文献1〜3には、RTP装置において作動する一対の貼付ローラでパネル部材とシート状光学機能フィルムとを挟持し貼り合わることによって光学的表示装置を製造する方法が記載されているが、特許文献1〜3のいずれにも、シート状光学機能フィルムをパネル部材に貼り合わせるパネル貼付位置における非停止貼付けに関する記載はなく、パネル貼付位置における非停止貼付けによってキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離されたシート状光学機能フィルムの粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせないように学的表示装置を製造することに関する記載は一切ない。

0017

特許文献1に記載の一対の貼付ローラは共に駆動ローラで構成された従来型の貼付装置である。また特許文献2および3に記載の一対の貼付ローラはいずれも、パネル部材側の貼付ローラはいずれも駆動ローラで構成され、シート状光学機能フィルムのフィルム側が従動ローラで構成された他の形態の従来型の貼付装置である。そのため、特許文献1〜3には、パネル貼付位置における非停止貼付けによって粘着剤層に筋状の変形を生じさせることなく、かつ、パネル貼付位置における非停止貼付けと組み合せるための従来型の貼付装置に代わる新たな貼付装置に関する提案は、全くない。

課題を解決するための手段

0018

本発明者らは鋭意検討を重ね、パネル貼合位置における非停止貼付けと組み合わせる従来型に代わる新たな貼付装置、具体的には、パネル部材のパネル側の従動ローラとシート状光学機能フィルムのフィルム側の駆動ローラで構成されるパネル部材の搬送方向に対して垂直方向に開閉動する一対の貼付ローラを含む貼付装置を用い、光学的表示装置を製造する方法を実現した。それにより、本発明の課題であるパネル貼合位置に待機するパネル部材にキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離されたシート状光学機能フィルムを該粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなく貼り合わせ、かつ、貼りズレおよび/または貼付ローラの押圧不足による浮きの発生を抑制するようにシート状光学機能フィルムとパネル部材とを挟持し貼り合わせ光学的表示装置を製造することができた。

0019

本発明の実施態様は、以下の通りである。
それは、図1に示されるように、キャリアフィルム2と、キャリアフィルム2の一方の面に形成された粘着剤層4と、粘着剤層4を介してキャリアフィルム2上に連続的に支持された複数のシート状光学機能フィルム3とを含む帯状の光学フィルム積層体1のキャリアフィルム2から、粘着剤層4と共にシート状光学機能フィルム3を剥離しながらシート状光学機能フィルム3の先端部32を、パネル貼合位置100に向けて送り、停止することなく該パネル貼合位置100に搬送されたパネル部材5に重ねると同時に、パネル部材5の搬送方向に対し垂直方向に開閉動する一対の貼付ローラ51、52により、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持し貼り合わせることによって、光学的表示装置6を製造する方法である。

0020

本方法は、図3A図3C図4および図5A図5C図6に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32の粘着剤層4の面の反対側40から押圧しパネル部材5と一体に送るための回転する駆動ローラ51と、該駆動ローラ51と連動して回転するシート状光学機能フィルム3が貼り合わされるパネル部材5の面の反対側50から押圧し回転する従動ローラ52と、で構成される一対の貼付ローラ51,52を含む貼付装置53を用いることを特徴とする。

0021

本方法は、図3A(a1)および図5A(a1)に示されるように、キャリアフィルム2上に支持されたシート状光学機能フィルム3の先端部32を、パネル貼合位置100に対向する位置に配置された頂部61を有する剥離体60の頂部61から突出させることなく剥離体60上の停止位置200に停止する工程Aと、同じく図3A(c1)および図5A(c1)に示されるように、パネル部材5を、一対の貼付ローラ51,52が開放されたパネル貼合位置100に搬送し、停止し、待機する工程Bと、を含む。

0022

本方法の工程Aおよび工程Bに連動する、本方法の実施態様の1つである図3A(d1)〜図3B(f1)工程と、本方法の実施態様の他の1つである図5A(d1)〜図5B(f1)工程とは、シート状光学機能フィルム3の先端部32を繰り出す動作と一対の貼付ローラ51,52の閉動作とのタイミングを異にするものであり、したがって、本方法はさらに、以下の3工程からなるいずれかの工程を含む。

0023

本方法はさらに、図3A(d1)に示されるように、パネル貼合位置100に待機したパネル部材5のシート状光学機能フィルム3が貼り合わされる面の反対側50に従動ローラ52を接触させる工程Cと、図3B(e1)に示されるように、キャリアフィルム2を剥離体60の頂部61で折り返しながら搬送することにより、粘着剤層4と共にシート状光学機能フィルム3を剥離しながら、シート状光学機能フィルム3の先端部32を、待機するパネル部材5に停止することなく重ねるように、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100に向けて送る工程Dと、図3B(f1)に示されるように、停止することなく送られるシート状光学機能フィルム3の先端部32が、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知することで、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル貼合位置100に待機するパネル部材5に重なるより前に開状態の駆動ローラ51を切換え閉作動する工程Eと、を含む。

0024

あるいは、本方法はさらに、図5A(d1)に示されるように、キャリアフィルム2を剥離体60の頂部61で折り返しながら搬送することにより、粘着剤層4と共にシート状光学機能フィルム3を剥離しながら、シート状光学機能フィルム3の先端部32を、パネル貼合位置100に待機するパネル部材5に停止することなく重ねるように、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100に向けて送る工程D’と、図5B(e1)に示されるように、停止することなく送られるシート状光学機能フィルム3の先端部32が、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知した後に開状態の駆動ローラ51を切換え閉作動する工程E’と、図5B(f1)に示されるように、パネル貼合位置100に待機したパネル部材5のシート状光学機能フィルム3が貼り合わされる面の反対側50に従動ローラ52を接触させる工程C’と、を含む。

0025

本発明はさらにまた、図3B(f1)および図5B(f1)に示されるように、パネル貼合位置100でシート状光学機能フィルム3が貼り合わされる面の反対側50に従動ローラ52を接触させたパネル部材5に、シート状光学機能フィルム3の先端部32を重ねると同時に閉作動し、図3B(g1)および図5B(g1)に示されるように、回転する駆動ローラ51でシート状光学機能フィルム3の先端部32の粘着剤層の面の反対側40から押圧し、図3C(h1)および図5C(h1)に示されるように、従動ローラ52と連動し停止することなく送られるシート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持し貼り合わせる工程Fと、図3C(i1)および図5C(i1)に示されるように、キャリアフィルム2上に支持されたシート状光学機能フィルム3の次の先端部32’が剥離体60上の停止位置200に達したときに停止し、停止されたシート状光学機能フィルム3の次の先端部32’と、閉作動し回転する駆動ローラ51の回転によりパネル部材5に貼り合わされて搬送されるシート状光学機能フィルム3の後端部31とを互いに縁切りする工程Gと、図3C(j1)および図5C(j1)に示されるように、一対の貼付ローラ51、52により、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼り合わせが完了した後、一対の貼付ローラ51,52を開作動する工程H、を含む。

0026

本発明の一実施態様として、図3A図3Cおよび図4に示されるように、待機したパネル部材5のシート状光学機能フィルム3が貼り合わされる面の反対側50に、従動ローラ52を接触させる工程Cは、停止することなく送られるシート状光学機能フィルム3の先端部32が、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知するより前に行うようにすることができる。

0027

本発明の他の実施態様として、図5A図5Cおよび図6に示されるように、待機したパネル部材5のシート状光学機能フィルム3が貼り合わされる面の反対側50に従動ローラ52を接触させる工程C’は、停止することなく送られるシート状光学機能フィルム3の先端部32が、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知した後に行うようにすることもできる。

0028

本発明の実施態様の1つとしてまた、図3B(e1)と図4(s10)および図5A(d1)と図6(s10)に示されるように、駆動ローラ51は、従動ローラ52とでシート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持する前に、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル部材5に重ねられた時のシート状光学機能フィルム3の送り速度v1と同じ速度で、回転するようにすることが好ましい。

0029

本発明の実施態様の1つとしてさらにまた、図3B(f1)と図4(s13)および図5B(e1)と図6(s13)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の後端部31の送りの距離を監視することによって、シート状光学機能フィルム3の先端部32が剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知するようにしてもよい。

0030

本発明の実施態様の他の1つとして、図3B(g1)と図4(s16)および図5B(g1)と図6(s16)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル部材5に重ね、駆動ローラ51が従動ローラ52とで挟持すると同時に送るシート状光学機能フィルム3の貼付開始速度v2は、10mm/sec未満であることが好ましい。

0031

本発明の実施態様の他の1つとしてさらに、図3C(i1)と図4(s17)および図58(i1)と図6(s17)に示されるように、駆動ローラ51と従動ローラ52とで挟持したシート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼り合わせが所定長さに達したときに、駆動ローラ51の回転速度を、貼付開始速度v2から貼付開始速度v2より速い貼合運転速度v3に切換え、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5とをさらに貼り合わせる工程を含むことができる。

0032

本発明の実施態様の他の1つとしてまた、図3B(e1)(f1)と図4(s10)(s12)および図5A(d1)5B(e1)と図6(s10)(s12)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32を、剥離体60上の停止位置200から貼付開始速度v2より速い速度に調整された送出速度v1でパネル貼合位置100に向けて送り出し、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達する前に、送出速度v1から貼付開始速度v2に切換え、さらに停止することなくシート状光学機能フィルム3の先端部32を待機するパネル部材5に重ねる工程をさらに含むことができる。

0033

本発明の実施態様の他の1つとしてさらにまた、図3C(h1)〜(j1)と図4(s17)(s18)および図5C(h1)〜(j1)と図6(s16)(s17)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32を剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100に向けて送り出す前記送出速度v1と、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達する前に送出速度v1から切換えられる貼付開始速度v2と、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼り合わせが所定長さに達したときに駆動ローラ51の貼合速度を貼付開始速度v2から切換えられる貼合運転速度v3とが、
v1≧v2、v3≫v1
の関係を有するようにすることがより好ましい。

図面の簡単な説明

0034

パネル貼合位置において一対の貼付ローラを用い、シート状光学機能フィルムとパネル部材とを粘着剤層を介して貼り合わせて光学表示装置を製造する装置の拡大模式図を表す。拡大模式図には、シート状光学機能フィルムの後端部を読み取る2点移動タイプカメラ検知装置と頂部を有する断面円錐体の剥離体上の停止位置にシート状光学機能フィルムの先端部が位置し、該先端部の位置をシート状光学機能フィルムの後端部を読み取ることによって検出する2点移動タイプのカメラ検知装置が移動距離δだけ往復動するように現在位置と仮想位置とで示される。
図2A図2Cは、先願発明でパネル貼合位置において用いられる、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの動作イメージの模式図である。図2Aの模式図に示される一対の貼付ローラは、共に駆動ローラか、あるいは、シート状光学機能フィルムのフィルム側が従動ローラで、パネル部材のパネル側が駆動ローラである。
図2Bの模式図には、シート状光学機能フィルムの先端部の移動量を測るためのシート状光学機能フィルムの後端部を読み取る2点移動タイプのカメラ検知装置が示される。
図2Cの模式図には、パネル貼合位置における非停止貼付け動作が示され、かつ、停止されたシート状光学機能フィルムの次の先端部とパネル部材に貼り合わされて搬送されるシート状光学機能フィルムの後端部とを互いに縁切りする工程が示される。
図3A図3Cは、実施例1に対応する工程の模式図である。図2Aに相当する図3Aの模式図に示される一対の駆動ローラは、シート状光学機能フィルムのフィルム側が駆動ローラでパネル部材のパネル側が従動ローラである。図3A(d1)には、パネル貼合位置において待機したパネル部材のシート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に従動ローラを接触させる工程は、停止することなく送られるシート状光学機能フィルムの先端部が剥離体上の停止位置からパネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知するより前に行われることが示される。
図2Bに相当する図3Bの模式図には、シート状光学機能フィルムの先端部の移動量を測るためのシート状光学機能フィルムの後端部を読み取る2点移動タイプのカメラ検知装置が示される。
図2Cに相当する図3Cの模式図には、停止されたシート状光学機能フィルムの次の先端部とパネル部材5に貼り合わされて搬送されるシート状光学機能フィルムの後端部とを互いに縁切りする工程が示される。
図3A図3Cに対応のフロー図である。図3B(f1)に相当する[s14]は光学機能フィルム側の駆動ローラの閉動作を開始するステップを表し、次の[s15]はカメラ検出装置後退するステップを表す。
図5A図5Cは、実施例2に対応する工程の模式図である。図2Aに相当する図5Aの模式図に示される一対の貼付ローラは、シート状光学機能フィルムのフィルム側が駆動ローラで、パネル部材のパネル側が従動ローラである。
図2Bに相当する図5Bの模式図には、パネル貼合位置において待機したパネル部材のシート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側に従動ローラを接触させる工程は、停止することなく送られるシート状光学機能フィルムの先端部が剥離体上の停止位置からパネル貼合位置までの間の所定位置に到達したことを検知した後に行われることが示される。図5B(f1)には、従動ローラと駆動ローラの閉動作開始は同じタイミングであるが閉じる速度に差をつけられ先に従動ローラがパネル側に接触するように制御されることが示される。さらにシート状光学機能フィルムの先端部の移動量を測るためのシート状光学機能フィルムの後端部を読み取る2点移動タイプのカメラ検知装置が示される。
図2Cに相当する図5Cの模式図には、停止されたシート状光学機能フィルムの次の先端部とパネル部材5に貼り合わされて搬送されるシート状光学機能フィルムの後端部とを互いに縁切りする工程が示される。
図5A図5Cに対応のフロー図である。図5B(e1)に相当する[s14]は同じタイミング従動ローラと駆動ローラとが閉動作を開始するステップを表し次の[s15]はカメラ検出装置が後退するステップを表し、さらに[s15’]は従動ローラが先にパネル側に接触し停止するステップを表す。

実施例

0035

本発明の目的は、パネル貼合位置に、帯状の光学フィルム積層体のキャリアフィルムから粘着剤層と共に剥離しながらシート状光学機能フィルムの先端部をパネル貼合位置に送りパネル貼合位置のパネル部材に重ね、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラの閉作動で作動する貼付ローラにより、停止することなく挟持し貼り合わせる非停止貼付けによって、粘着剤層を介し該粘着剤層の幅方向に筋状の変形を生じさせることなくパネル部材に貼り合せて光学的表示装置を製造する先願発明の方法において、パネル貼合位置における非停止貼付けの始めに、パネル部材の動きで発生する貼りズレ、また貼付ローラによるフィルム側の押圧不足によるシート状光学機能フィルムの先端部に発生するパネル部材との間の浮きという新たな課題に対する解決手段を提供するものである。

0036

それは、拡大模式図1に示されるように、キャリアフィルム2と、キャリアフィルム2の一方の面に形成された粘着剤層4と、粘着剤層4を介してキャリアフィルム2上に連続的に支持された複数のシート状光学機能フィルム3とを含む帯状の光学フィルム積層体1のキャリアフィルム2から、粘着剤層4と共にシート状光学機能フィルム3を剥離しながらシート状光学機能フィルム3の先端部32を、パネル貼合位置100に向けて送り、予めパネル貼合位置100に搬送されたパネル部材5に重ね、開閉動する一対の貼付ローラ51、52の閉作動でシート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持し貼り合わせるときに、パネル貼合位置100における非停止貼付けによって、粘着剤層4に筋状の変形を発生させないようにシート状光学機能フィルム3をパネル部材5に貼り合わせる先願発明の方法において、パネル貼合位置100における非停止貼付けの始めに、貼りズレおよび/または貼付ローラ51,52の押圧不足による浮きの発生を抑制するようにシート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持し貼り合わせる方法である。

0037

図1は、先願発明および本発明に用いるRTP方式による光学的表示装置を製造する装置10のパネル貼合位置100を含む拡大模式図である。図1においてシート状光学機能フィルム3の送り装置8は、剥離体60の頂部61で他方の面が内側に折り返され剥離体60に巻き掛けられた状態のキャリアフィルム2を弛めることなく巻き取るかまたは巻き戻すように連動して作動する、キャリアフィルム送り装置80、81、82を含む。

0038

シート状光学機能フィルム3の送り装置8は、剥離体60の頂部61を挟んで少なくとも前後に配置される正逆転フィードローラ80、81を含むことができる。その場合において、シート状光学機能フィルム3の送り装置8は、正逆転フィードローラ80と正逆転フィードローラ80および剥離体60の間に配置されたダンサーローラ82と、キャリアフィルム送り装置になるもう一方の正逆転フィードローラ81とから構成し、それらを、例えば図4または図6に示す制御装置800によって連動させることによって、キャリアフィルム2を弛めることなく巻き取るかまたは巻き戻すようにすることができる。それにより、カメラ検出装置70がシート状光学機能フィルム3の後端部31を読み取りシート状光学機能フィルム3の先端部32の位置を計測することによって、シート状光学機能フィルム3の正確なストロークが確保される。

0039

先願発明の方法(以下、先願方法という。)を構成する工程は、図2A図2Cに示される。本発明の方法(以下、本方法という。)を構成する工程は、図3A図3C図4および図5A図5C図6に示される。本方法は、シート状光学機能フィルム3の先端部32を繰り出す動作と一対の貼付ローラ51,52の閉動作とのタイミングを異にする2つの実施態様を含む。そこで、先願方法と本方法との共通する工程、および、図4図6共通する各工程の詳細ステップ[s1]〜[s20]の各々について、共通する工程および詳細ステップを、図2A図2C、および、図3A図3C図4および図5A図5C図6で詳細にみると、以下の通りである。

0040

図2A(a1)、図3A(a1)、図5A(a1)は、キャリアフィルム2上に支持されたシート状光学機能フィルム3の先端部32が、パネル貼合位置100に対向する位置に配置された頂部61を有する剥離体60の頂部61から頭出しすることなく剥離体60上の停止位置200に停止しており、停止位置200におけるシート状光学機能フィルム3の先端部32の位置および角度を、シート状光学機能フィルム3の後端部31を読み取ることによって確認する工程Aを表す。

0041

これは、図4または図6において、例えば図2A(a1)、図3A(a1)、図5A(a1)の2点移動タイプのカメラ検出装置70によって検出されたシート状光学機能フィルム3の先端部32の頭出し前の位置情報x1を[s1]で計測し、さらに[s2]で位置情報x1を制御装置800の記憶装置802に記録するステップとして、示される。

0042

図2A(b2)、図3A(b2)、図5A(b2)は、パネル部材5の貼付前位置、すなわちパネル貼合位置100に向けてパネル部材5を搬送するために準備する貼付前位置600において、パネル部材5を吸着搬送手段90で吸着保持した状態を表す。

0043

これは、図1に示す検出手段91によって検出される吸着搬送手段90に保持されたパネル部材5の先端位置500を位置情報x2として、図4または図6の[s4]で読み取り、さらに[s5]で位置情報x2を制御装置800の記憶装置802に記録するステップとして、示される。

0044

図4または図6の[s6]は、記憶装置802に記録されたシート状光学機能フィルムの先端部32の頭出し前の位置情報x1と、パネル部材5の先端位置500の位置情報x2とから、貼付前位置600において吸着搬送手段90に保持されたパネル部材5をシート状光学機能フィルム3の先端部32に対して事前位置調整するように、例えば搬送方向に直交する方向のズレ幅およびズレ角度(y、θ)を演算し算出するステップであり、[s7]は、それに基づいて、吸着搬送手段90に保持されたパネル部材5を、貼付前位置600において、位置調整するステップである。

0045

図2A(c1)、図3A(c1)、図5A(c1)は、パネル部材5を、一対の貼付ローラ51、52が開放されたパネル貼合位置100に搬送し、停止し、待機する工程Bを表す。ところで、図4または図6の[s9]〜[13]は、先願方法と本方法との共通する工程Aと工程Bに関連する詳細ステップである。

0046

図4または図6の[s9]は、停止位置200とパネル貼合位置100との間に位置する所定位置300に達するシート状光学機能フィルム3の先端部32を検出するために、図2A(b1)、図3A(b1)、図5A(b1)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の後端部31を読み取るようにするための2点移動タイプのカメラ検出装置70を、シート状光学機能フィルム3の先端部32の停止位置200に対応した後端部31を読み取る位置から、シート状光学機能フィルム3の先端部32が所定位置300に達したときに対応した後端部31を読み取る位置へと移動させるステップであり、その移動距離はδである。

0047

図4または図6の[s10]は、シート状光学機能フィルム3の先端部32を、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100に待機するパネル部材5に向けて送り出すステップである。シート状光学機能フィルム3を送り出すシート状光学機能フィルム3の送出速度v1は、5mm/s〜10mm/sであることが好ましい。

0048

図2B(e1)、図3B(f1)、図5B(e1)は、シート状光学機能フィルム3の後端部31の送り長さの距離δを監視することによって、シート状光学機能フィルム3の先端部32が、剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に到達したことを検知する工程Cを表す。それは、図4または図6の[s13]に示されるシート状光学機能フィルム3の先端部32が所定位置300に達するステップである。

0049

図4の[s14]は従動ローラ52が先にパネル側50に接触した状態で光学機能フィルム側の駆動ローラ51の閉動作を開始する工程Dを表す。また図6の[s14]は開放された開閉動する一対の貼付ローラ51、52が同じタイミングで閉作動を開始する工程D’を表す。但し工程D’のタイミングで閉作動を開始する貼付ローラ51、52は、閉作動の速度が異なるパネル側の従動ローラ52が先にパネルに接触して停止するステップ[s15’]を含む。

0050

図4または図6の[s11]および[s12]に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル貼合位置手前の所定位置300に到達するまでに、光学機能フィルム3の搬送速度を送出速度v1からパネル部材5との貼付開始速度v2に切換える技術的意図は、シート状光学機能フィルム3の先端部32が所定位置300で検出されたことを合図に貼付ローラ51、52の閉動作が開始するため、シート状光学機能フィルム3の先端部32が所定位置300で検出された後の速度切り替えを無くすることで確実に安定してシート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル部材5に停止することなく重ねられると同時に、シート状光学機能フィルム3の先端部32とパネル部材5を貼付ローラ51、52で挟持するためである。ただし、本方法の一方の実施態様の図3A図3C図4の場合、
送り出されたシート状光学機能フィルム3の先端部32は、待機するパネル部材5に停止することなく重ねられることになるが、先願方法または本方法の他方の実施態様の図5A図5C図6の場合とは異なる貼付ローラ51、52の閉動作によることについては、後述する。

0051

先願方法と本方法との決定的差異は、貼付ローラ51、52の閉動作にある。
先願方法に用いられる貼付装置53の貼付ローラ51、52の駆動は、パネル部材側の貼付ローラ52を駆動ローラで構成し、フィルム側の貼付ローラ51を従動ローラで構成するもの、または貼付ローラ51、52を共に駆動ローラで構成するものである。そのため、先願発明を構成するパネル貼合位置における非停止貼付けは、上下方向に開閉動する一対の貼付ローラ51,52を含む貼付装置53の貼付ローラの閉作動のタイミングによっては、制度の高い閉作動が極めて難しく、またパネル部材5に対するシート状光学機能フィルム3の先端部32の貼ズレおよび/または浮きの発生は避け難い。

0052

本方法は、図3A図3C図4および図5A図5C図6に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32の粘着剤層4の面の反対側40から押圧しパネル部材5と一体に送るための回転する駆動ローラ51と、該駆動ローラ51と連動して回転するシート状光学機能フィルム3が貼り合わされるパネル部材5の面の反対側50から押圧し回転する従動ローラ52と、で構成される一対の貼付ローラ51,52を含む貼付装置53を用いることによって、本方法の一方の実施態様に見られるように貼付ローラの閉作動のタイミングによる閉作動が極めて容易になり、またパネル部材5に対するシート状光学機能フィルム3の先端部32の貼ズレおよび/または浮きを発生させないようにすることができる。

0053

先願方法について概説すると以下の通りである。
図2A図2Cは、キャリアフィルム2からシート状光学機能フィルム3を剥がしながらシート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル貼合位置100に向けて前進させ、パネル貼合位置100に待機するパネル部材5に対し、シート状光学機能フィルム3の先端部32を頭出しすると同時に、一対の貼付ローラ51,52が同時に始動するかあるいはパネル側の回転する駆動ローラ52が始動し、シート状光学機能フィルム3の後端部311を検知すると同時に、一対の貼付ローラ51、52が閉動作を開始する。そして、シート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル貼合位置100に待機するパネル部材5に重ね、一対の貼付ローラ51,52かあるいは回転する駆動ローラ52と従動ローラ51とで挟持しシート状光学機能フィルム3の後端部31を縁切りし、シート状光学機能フィルム3をパネル部材5貼り合わせ光学的表示装置6を製造する方法を構成する工程である。

0054

本方法の一方の実施態様について概説すると以下の通りである。
図3A図3Cおよび図4は、[s10]〜[s12]に示されるキャリアフィルム2からシート状光学機能フィルム3を剥がしながらシート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル貼合位置100に向けて前進させ、[s8]に示されるパネル貼合位置100に待機するパネル部材5に対しシート状光学機能フィルム3の先端部32が頭出しすると同時に回転する駆動ローラ51が始動し、シート状光学機能フィルム3の後端部31を検知する前に、[s8’]に示される従動ローラ52がパネル部材5に先に接触する。次に[s13]を経て[s14]に示される回転する駆動ローラ51が閉動作を開始し、[s15]〜[s18]に示されるシート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル部材5に重ね、回転する駆動ローラ51と該駆動ローラ51と連動する従動ローラ52とで挟持しシート状光学機能フィルム3の後端部31を縁切りし、シート状光学機能フィルム3をパネル部材5に貼り合わせ光学的表示装置6を製造する方法を構成する工程である。

0055

本方法の他方の実施態様について概説すると以下の通りである。
図5A図5Cおよび図6は、[s10]〜[s12]に示されるキャリアフィルム2からシート状光学機能フィルム3を剥がしながらシート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル貼合位置100に向けて前進させ、[s8]に示されるパネル貼合位置100に待機するパネル部材5に対しシート状光学機能フィルム3の先端部32が頭出しすると同時に回転する駆動ローラ51が始動し、シート状光学機能フィルム3の後端部31を検知すると同時に、回転する駆動ローラ51が閉動作を開始する。次に[s15]を経て[s14]に示される同時に閉作動する駆動ローラ51に比べ閉動作の速度の速い従動ローラ52が先にパネル部材5に接触し、[s16]〜[s18]に示されるシート状光学機能フィルム3の先端部32をパネル部材5に重ね、回転する駆動ローラ51と従動ローラ52とで挟持しシート状光学機能フィルム3の後端部31を縁切りし、シート状光学機能フィルム3をパネル部材5に貼り合わせ光学的表示装置6を製造する方法を構成する工程である。

0056

本方法の2つの実施態様は、一方の実施態様の図4の[s8’]に示される貼付ローラの内パネル部材5に予め接触させる貼付ローラは従動ローラ52であって、そのため従動ローラ52と協働するように、[s14]の「光学機能フィルム側貼付ローラの閉動作開始」に示されるシート状光学機能フィルム3の先端部32に後から接触させる貼付ローラは駆動ローラ51である。ところが他方の実施態様には、図6の[s8]のあとに図4の[s8’]に該当する工程がないことから明らかなように、従動ローラ52を先に閉動作を開始してパネル部材5に予め接触させる工程はない。[s14]の「貼付ローラの閉動作開始」に示される駆動ローラ51と従動ローラ52との協働は、ほぼ同時に開始させるものであるが、従動ローラ52を閉じる速度の方を、駆動ローラを閉じる速度よりの速くすることで従動ローラ52を先にパネル部材5に接触させる。いずれの場合も、図2A図2Cの先願方法のような精度の高い閉作動が要求されるものではない。

0057

ところで図4または図6の[s12]の貼付開始速度v2は、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル部材5に重ねられたときのシート状光学機能フィルム3の送り速度であり、送出速度v1と同じ速度にすることができる一方、好ましくは、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル貼合位置手前の所定位置300に到達するまでに送出速度v1より遅くすること、すなわち、v2<v1の状態にすることである。

0058

閉作動する一対の貼付ローラ51,52で挟持されると同時に送られるシート状光学機能フィルム3の貼付開始速度v2は、図2B(f1)、図3B(g1)、図5B(f1)に示されるように、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル部材5に停止することなく重ねられるため、より好ましくは10mm/sec未満である。また、一対の貼付ローラ51,52は、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5とを挟持する前にシート状光学機能フィルム3の貼付開始速度v2と同じ速度で回転することが好ましい。挟持する前から同じ速度v2で回転することにより貼付ローラ51,52がシート状光学機能フィルム3とパネル部材5に接触した瞬間の速度差が生じ難く、より貼付精度を向上することができる。

0059

図2B(f1)、図3B(g1)、図5B(f1)に示されるように、2点移動タイプのカメラ検出装置70は、シート状光学機能フィルム3の先端部32が所定位置300に達したときに対応した後端部31を読み取る位置から、シート状光学機能フィルム3の先端部32の停止位置200に対応した後端部31を読み取る位置へとδだけ後退移動させる工程Eを表す。

0060

図2C(g1)、図3C(h1)、図5C(h1)は、シート状光学機能フィルム3の先端部32がパネル部材5の貼合面に停止することなく重ねられると同時に閉作動して回転する一対の貼付ローラ51、52によってシート状光学機能フィルム3とパネル部材とが挟持され貼付開始速度v2でさらに貼り合わされる工程Fを表す。シート状光学機能フィルム3の先端部32が閉作動する一対の貼付ローラ51、52で挟持されシート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼り合わせが所定長さλに達したときに、閉作動する1対の貼付ローラ51,52の貼合速度は、図4または図6の[s17]に示される貼付開始速度v2から該貼付開始速度v2より高速の貼合運転速度v3へと切換えられる。それによって、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼合工程の生産性はより高められる。

0061

本方法の実施態様において、先願方法の場合と同様に、送出速度v1と貼付開始速度v2と貼合運転速度v3との関係は、以下の通りである。

0062

シート状光学機能フィルム3の先端部32が剥離体60の停止位置200からパネル貼合位置100に向けて送り出される送出速度は、v1である。好ましくは、シート状光学機能フィルム3の送出速度v1は、先端部32が剥離体60上の停止位置200からパネル貼合位置100までの間の所定位置300に達する前まで維持され、所定位置300の直前で貼付開始速度v2に切換えられる。さらに好ましくは、閉作動する1対の貼付ローラ51、52の貼合速度に相当する貼付開始速度v2は、シート状光学機能フィルム3とパネル部材5との貼り合わせの距離が所定長さλに達するまで維持され、所定長さλに達したときに、さらに貼合運転速度v3に切換えられる。したがって、v1〜v3の速度は、
v1≧v2、v3≫v1
の関係を有しており、生産性の観点からは
v1>v2、v3≫v1
の関係を有するようにすることがより好ましい。

0063

図2C(h1)、図3C(i1)、図5C(i1)は、次のパネル部材5に貼り合わされるキャリアフィルム2上に支持されたシート状光学機能フィルム3の次の先端部32’が剥離体60上の停止位置200に達したときに、図1に示す送り装置8によって送りが停止されるシート状光学機能フィルム3の次の先端部32’と、閉作動して回転する一対の貼付ローラ51,52によって貼合運転速度v3でパネル部材5に貼り合わされて搬送される先行するシート状光学機能フィルム3の後端部31とを互いに縁切りする工程Gを表す。

0064

これは、図4または図6の[s18]で閉作動して回転する一対の貼付ローラ51,52によるシート状光学機能フィルム3とパネル部材5の貼合動作を継続する一方で、図1に示す送り装置8によってキャリアフィルム2の巻取動作を止めてシート状光学機能フィルム3の次の先端部32’を剥離体60上の停止位置200に停止させ、それによる逆向きの張力によって、先行する後端部31と次の先端部32’とを縁切りするステップである。

0065

図2C(i1)、図3C(j1)、図5C(j1)は、本発明の実施態様の最終工程である。これは、図4または図6の[s19]および[s20]に示されており、閉作動して回転する一対の貼付ローラ51,52が貼合運転速度v3で作動し、先行するシート状光学機能フィルム付パネル部材としてシート状光学機能フィルム3とパネル部材5の貼り合わせが完了したときに、閉作動する一対の貼付ローラ51,52を開作動に切換える最終工程Hを表す。

0066

最終工程Hは、停止位置200に停止している次のシート状光学機能フィルム3’の先端部32’の位置および角度を2点移動タイプのカメラ検出装置70によって確認する一方、パネル貼合位置100に位置する一対の貼付ローラ51,52は開放されており、次のパネル部材5’は貼付前位置600で待機し、開放された一対の貼付ローラ51,52のパネル貼合位置100に搬送される準備工程にあって次のシート状光学機能フィルム3’と次のパネル部材5’との貼り合わせの各工程がそれに続き開始される。

0067

2キャリアフィルム
3シート状光学機能フィルム
3’ 次にシート状光学機能フィルム
31 シート状光学機能フィルムの後端部
32 シート状光学機能フィルムの先端部
32’ 次のシート状光学機能フィルムの先端部
4粘着剤層
5パネル部材
5’ 次にパネル部材

10RTP方式による光学的表示装置を製造する装置
40 シート状光学機能フィルムの先端部の粘着剤層の面の反対側
50 パネル部材のシート状光学機能フィルムが貼り合わされる面の反対側
51駆動ローラの貼付ローラ
52従動ローラの貼付ローラ
53 一対の貼付ローラ
60剥離体
61 剥離体の頂部
70カメラ検出装置
8 シート状光学機能フィルムの送り装置
80 正逆転フィードローラ
81 正逆転フィードローラ
82ダンサーローラ
90吸着搬送手段
91 検出手段

100パネル貼合位置
200 停止位置
300所定位置
500 先端位置
600貼付前位置

800制御装置
802 記憶装置

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