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技術 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 内藤剛鉢呂祥吾木下亜也加磨田浩二鈴木遼太西谷仁志
出願日 2019年4月18日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-079607
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-177148
状態 未査定
技術分野 スタジオ装置 自動焦点調節 カメラの表示・駒の計数 焦点調節
主要キーワード 吹かれ 通知音声 被写界深度外 光軸方向距離 報知音声 評価量 ワンショット 電源釦
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
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図面 (8)

課題

従来の合焦音の報知では、その後にユーザが必要な合焦状態を知ることができないという課題がある。

解決手段

撮像装置であって、レンズ鏡筒を介した被写体光撮像素子により受光することで画像データを生成する撮像手段と、前記撮像装置と被写体までの距離を測る測距手段と、前記レンズ鏡筒の焦点距離絞り値と前記測距手段より得られた測距結果および許容錯乱円の大きさに基づいて被写界深度を算出する算出手段と、撮像面内のどの位置において前記測距手段を用いて測距を行うかを選択する測距点選択手段と、音声報知手段と、を有し、前記音声報知手段は、前記測距点選択手段によって選択された測距点における前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする。

概要

背景

従来、多くの撮像装置および撮影レンズでは、撮像面上のある点において被写体までの距離を計測(以下、測距と呼ぶこととする)した際に、現在のフォーカスレンズ位置が測距した点において合焦位置である場合に、合焦音を報知する機能が搭載されている。

上記の合焦報知の方法では、測距したタイミングにおいて、その測距点が合焦しているか否かを判定することは可能であり、ユーザは自身が測距したタイミングにおいて、その結果を知ることができる。一方で、測距したタイミング以外では、現在のフォーカスレンズ位置において、どの程度合焦しているか、つまり、どの程度ピントが合っているかということをユーザは知ることができなかった。

特許文献1では合焦の報知方法に関して、主にユーザが自身でフォーカスレンズ位置を変化させるマニュアルフォーカスモードにおいて、報知音を継続的に発しながら、合焦度に応じて報知音の音量周波数といった音特性を変化させるという技術の開示がある。このように合焦度に応じて報知音を変化させることにより、現在のフォーカスレンズ位置において、どの程度合焦しているかをユーザに報知することを可能にしている。

概要

従来の合焦音の報知では、その後にユーザが必要な合焦状態を知ることができないという課題がある。撮像装置であって、レンズ鏡筒を介した被写体光撮像素子により受光することで画像データを生成する撮像手段と、前記撮像装置と被写体までの距離を測る測距手段と、前記レンズ鏡筒の焦点距離絞り値と前記測距手段より得られた測距結果および許容錯乱円の大きさに基づいて被写界深度を算出する算出手段と、撮像面内のどの位置において前記測距手段を用いて測距を行うかを選択する測距点選択手段と、音声報知手段と、を有し、前記音声報知手段は、前記測距点選択手段によって選択された測距点における前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする。

目的

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが選択した撮像面内の測距点の測距結果と被写界深度を比較することによって、ユーザに必要な合焦状態を報知することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

撮像装置であって、レンズ鏡筒を介した被写体光撮像素子により受光することで画像データを生成する撮像手段と、前記撮像装置と被写体までの距離を測る測距手段と、前記レンズ鏡筒の焦点距離絞り値と前記測距手段より得られた測距結果および許容錯乱円の大きさに基づいて被写界深度を算出する算出手段と、撮像面内のどの位置において前記測距手段を用いて測距を行うかを選択する測距点選択手段と、音声報知手段と、を有し、前記音声報知手段は、前記測距点選択手段によって選択された測距点における前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする撮像装置。

請求項2

前記音声報知手段は、前記測距手段が測距を行った際に、測距結果が前記レンズ鏡筒における現在のフォーカスレンズの位置において結像する距離と等しいときに、合焦音を通知する機能を有し、さらに異なるタイミングにおいて、前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

請求項3

前記音声報知手段において報知する前記合焦音と、前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じて報知する音声とが異なることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。

請求項4

前記レンズ鏡筒におけるフォーカスレンズの駆動方法を選択するフォーカスモード選択手段を備え、前記フォーカスモード選択手段によって選択されたフォーカスモードに応じて前記音声報知手段においてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の撮像装置。

請求項5

前記フォーカスモード選択手段において前記測距手段により測距を行った際に一度だけフォーカスレンズが合焦するように駆動するワンショットAFモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲外にいるときに前記音声報知手段から音声を報知することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

請求項6

前記フォーカスモード選択手段において前記測距手段により測距を行った際にフォーカスレンズが合焦状態を保つように駆動し続けるサーボAFモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲の内である場合において、前記測距結果が時系列とともに前記被写界深度の範囲外に遠ざかろうとしているときに前記音声報知手段から音声を報知することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

請求項7

前記フォーカスモード選択手段において手動でフォーカスレンズを駆動させるマニュアルフォーカスモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲外である場合において、前記測距結果が時系列とともに前記被写界深度の範囲に近づいているときに前記音声報知手段から音声を報知することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

請求項8

撮像装置の制御方法であって、レンズ鏡筒を介した被写体光を撮像素子により受光することで画像データを生成する撮像ステップと、前記撮像装置と被写体までの距離を測る測距ステップと、前記レンズ鏡筒の焦点距離と絞り値と前記測距手段より得られた測距結果および許容錯乱円の大きさに基づいて被写界深度を算出する算出ステップと、撮像面内のどの位置において前記測距手段を用いて測距を行うかを選択する測距点選択ステップと、音声報知ステップと、を有し、前記音声報知ステップでは、前記測距点選択ステップで選択された測距点における前記測距ステップの測距結果および前記算出ステップによって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。

請求項9

前記音声報知ステップでは、前記測距ステップで測距を行った際に、測距結果が前記レンズ鏡筒における現在のフォーカスレンズの位置において結像する距離と等しいときに、合焦音を通知する機能を有し、さらに異なるタイミングにおいて、前記測距ステップでの測距結果および前記算出ステップで算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置の制御方法。

請求項10

前記音声報知ステップにおいて報知する前記合焦音と、前記測距ステップの測距結果および前記算出ステップで算出された被写界深度に応じて報知する音声とが異なることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置の制御方法。

請求項11

前記レンズ鏡筒におけるフォーカスレンズの駆動方法を選択するフォーカスモード選択ステップをさらに備え、前記フォーカスモード選択ステップで選択されたフォーカスモードに応じて前記音声報知ステップでユーザに報知する音声を変更することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の撮像装置の制御方法。

請求項12

前記フォーカスモード選択ステップにおいて前記測距ステップで測距を行った際に一度だけフォーカスレンズが合焦するように駆動するワンショットAFモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲外にいるときに前記音声報知ステップで音声を報知することを特徴とする請求項11項に記載の撮像装置の制御方法。

請求項13

前記フォーカスモード選択ステップにおいて前記測距手段により測距を行った際にフォーカスレンズが合焦状態を保つように駆動し続けるサーボAFモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲の内である場合において、前記測距結果が時系列とともに前記被写界深度の範囲外に遠ざかろうとしているときに前記音声報知ステップで音声を報知することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の制御方法。

請求項14

前記フォーカスモード選択手段において手動でフォーカスレンズを駆動させるマニュアルフォーカスモードが選択されている際には、前記測距結果が前記被写界深度の範囲外である場合において、前記測距結果が時系列とともに前記被写界深度の範囲に近づいているときに前記音声報知ステップで音声を報知することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の制御方法。

請求項15

コンピュータを請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム

技術分野

0001

本発明は、装置の状態をユーザに報知する撮像装置に関する。

背景技術

0002

従来、多くの撮像装置および撮影レンズでは、撮像面上のある点において被写体までの距離を計測(以下、測距と呼ぶこととする)した際に、現在のフォーカスレンズ位置が測距した点において合焦位置である場合に、合焦音を報知する機能が搭載されている。

0003

上記の合焦報知の方法では、測距したタイミングにおいて、その測距点が合焦しているか否かを判定することは可能であり、ユーザは自身が測距したタイミングにおいて、その結果を知ることができる。一方で、測距したタイミング以外では、現在のフォーカスレンズ位置において、どの程度合焦しているか、つまり、どの程度ピントが合っているかということをユーザは知ることができなかった。

0004

特許文献1では合焦の報知方法に関して、主にユーザが自身でフォーカスレンズ位置を変化させるマニュアルフォーカスモードにおいて、報知音を継続的に発しながら、合焦度に応じて報知音の音量周波数といった音特性を変化させるという技術の開示がある。このように合焦度に応じて報知音を変化させることにより、現在のフォーカスレンズ位置において、どの程度合焦しているかをユーザに報知することを可能にしている。

先行技術

0005

特開2004−333828号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1のように、報知音を継続的に発しながら、合焦度に応じて報知音の音量や周波数といった音特性を変化させると、ユーザが設定した撮影モードによっては、ユーザの知りたい合焦状態を報知することができないという課題がある。

0007

例えばユーザの測距時に一度だけフォーカスレンズが合焦するようにモータ等により自動で駆動するワンショットAFモードのような場合、測距後に被写体が動くなどして被写界深度の外に出てしまったような場合にユーザに報知を行うのが望ましい。また、ユーザの測距時にフォーカスレンズが合焦状態を保つように駆動し続けるようなモード(例えばサーボAFモード)において、被写体の動きが速い場合などのように被写界深度内に収められなくなる可能性のある場合にユーザに報知を行うのが望ましい。

0008

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが選択した撮像面内の測距点の測距結果と被写界深度を比較することによって、ユーザに必要な合焦状態を報知することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、レンズ鏡筒を介した被写体光撮像素子により受光することで画像データを生成する撮像手段と、前記撮像装置と被写体までの距離を測る測距手段と、前記レンズ鏡筒の焦点距離絞り値と前記測距手段より得られた測距結果および許容錯乱円の大きさに基づいて被写界深度を算出する算出手段と、撮像面内のどの位置において前記測距手段を用いて測距を行うかを選択する測距点選択手段と、音声報知手段と、を有し、前記音声報知手段は、前記測距点選択手段によって選択された測距点における前記測距手段の測距結果および前記算出手段によって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更することを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によればユーザが選択した測距点の測距結果と被写界深度を比較することによって、ユーザに必要な合焦状態を報知することが可能となる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態の中央断面図およびブロック図である。
第1実施形態の被写界深度の状態と報知音声の変化について説明する図である。
第1実施形態のフローチャート
第2実施形態の被写界深度の状態と報知音声の変化について説明する図である。
第2実施形態のフローチャート。
第3実施形態の被写界深度の状態と報知音声の変化について説明する図である。
第3実施形態のフローチャート。

実施例

0012

[第一の実施形態]
以下、図1から図3を参照して、本発明の第一の実施形態による、撮像装置について説明する。

0013

図1(a)は第一の実施形態のぶれ補正手段を備えた撮像装置の中央断面図、図1(b)は電気的構成を示すブロック図である。図1(a)、図1(b)で同一の符号が付してあるものはそれぞれ対応している。

0014

図1において、1はカメラ本体を、2は撮像装置においてカメラ本体1に装着するレンズ鏡筒をそれぞれ表している。第一の実施形態においてはカメラ本体1とレンズ鏡筒2がそれぞれ取り外し可能に設けられた所謂レンズ交換式カメラについて説明するが、本発明はその限りではない。カメラ本体1およびレンズ鏡筒2が固定され取り外しできない撮像装置においても本発明は有効である。

0015

図1(a)、(b)において、3はレンズ鏡筒2に設けられた、複数のレンズからなる撮影光学系を、4は撮影光学系3の光軸を、5はカメラシステム制御部を、6は撮像素子を、7は画像処理部を、8はメモリ手段をそれぞれ表している。3aは撮影光学系3においてピント面を変動させるフォーカスレンズを表しており、5aはカメラシステム制御部5に設けられた測距手段を表しており、5bは被写界深度算出手段を表している。

0016

測距手段5aは、例えば撮像素子6において複数の視差画像を取得する方法などが挙げられる。具体的には、撮像素子6の受光面の手前に光学系の瞳分割をするマイクロレンズアレイ(以下、MLA)が配され、複数の視差画像を一度に取得することにより、被写体までの距離を算出する方法などが挙げられる。ただし、本発明はその限りではなく、ユーザが選択した撮像素子6上のある位置における、距離が測定できる方法であればどのような方法を用いてもかまわない。

0017

9は表示手段を表しており、9aはカメラ本体1の背面に設けられた背面表示装置を、9bはカメラ本体1のファインダ内に設けられたEVF(エレクトロニックビューファインダー)を表している。10は不図示のシャッターレリーズ釦や後述する測距点選択手段などを含む操作手段を表しており、10aは操作手段10に設けられた、撮像素子6の画面内において、測距を行う撮像面内の測距点を選択する、測距点選択手段を表している。また、10bは操作手段10に設けられた、フォーカスレンズ3aの駆動モードを選択するフォーカスモード選択手段を表している。フォーカスモード選択手段10bには、選択可能なモードとして、例えば、測距手段により測距を行った際に一度だけフォーカスレンズが合焦するように駆動するワンショットAFモードがある。その他のモードとしては、測距手段により測距を行った際にフォーカスレンズが合焦状態を保つように駆動し続けるサーボAFモード、手動でフォーカスレンズを駆動させるマニュアルフォーカスモードなどが設けられている。11は撮像装置の状態についてユーザに報知するための、音声報知手段を表しており、具体的には、カメラ本体1に設けられたスピーカを表している。

0018

また、12はカメラ本体1とレンズ鏡筒2の通信を行う電気接点を表しており、13はレンズ鏡筒2に設けられたレンズシステム制御部を表している。14は焦点を調整するフォーカスレンズやぶれ補正を行うぶれ補正用レンズを駆動するレンズ駆動手段を表している。

0019

カメラ本体1およびレンズ鏡筒2からなる撮像装置は、撮像手段、画像処理手段、記録再生手段、制御手段を有する。

0020

撮像手段は、撮影光学系3、撮像素子6を含み、画像処理手段は、画像処理部7を含む。また、記録再生手段は、メモリ手段8、表示手段9(表示手段9は背面表示装置9aやEVF9b)を含む。同じように、制御手段は、カメラシステム制御部5、操作手段10、レンズシステム制御部13、レンズ駆動手段14を含む。なお、レンズシステム制御部13およびレンズ駆動手段14は、フォーカスレンズ3aの他に、不図示のぶれ補正用レンズや、絞りなどを駆動することも可能である。

0021

上述した撮像手段は、物体からの光(被写体光)を、撮影光学系3を介して撮像素子6の撮像面に結像する光学処理系である。撮像素子6からピント評価量/適当な露光量が得られるので、この信号に基づいて適切に撮影光学系3が調整されることで、適切な光量の物体光を撮像素子6に露光するとともに、撮像素子6近傍で被写体像が結像する。

0022

画像処理部7は、内部にA/D変換器ホワイトバランス調整回路ガンマ補正回路補間演算回路等を有しており、記録用の画像を生成することができる。色補間処理手段はこの画像処理部7に備えられており、ベイヤ配列の信号から色補間デモザイキング)処理を施してカラー画像を生成する。また、画像処理部7は、予め定められた方法を用いて画像、動画、音声などの圧縮を行う。

0023

メモリ手段8は実際の記憶部を備えている。カメラシステム制御部5により、メモリ手段8の記録部へ画像データなどの出力を行うとともに、表示手段9にユーザに提示する像を表示する。

0024

カメラシステム制御部5は撮像の際のタイミング信号などを生成して出力する。外部操作応動して撮像系、画像処理系記録再生系をそれぞれ制御する。例えば、不図示のシャッターレリーズ釦の押下を検出し、カメラシステム制御部5が、撮像素子6の駆動、画像処理部7の動作、圧縮処理などを制御する。さらに表示手段9によって情報表示を行う情報表示装置の各セグメントの状態を制御する。また、背面表示装置9aはタッチパネルになっており、表示手段9と操作手段の役割を兼ねていてもよい。

0025

制御系の光学系の調整動作について説明する。カメラシステム制御部5には画像処理部7が接続されており、撮像素子6からの信号を基に適切な焦点位置、絞り位置を求める。カメラシステム制御部5は、電気接点12を介してレンズシステム制御部13に指令を出し、レンズシステム制御部13は不図示のフォーカスレンズ駆動手段および絞り駆動手段を適切に制御する。さらに、ぶれ補正を行うモードにおいては、カメラシステム制御部5はぶれ検出手段から得られた信号を基に、ぶれ補正手段を適切に制御する。

0026

次に、図2を用いて、第一の実施形態における、音声報知手段11について説明する。第一の実施形態では、フォーカスモード選択手段10bによって選択されたフォーカスモードに応じて音声報知手段においてユーザに報知する音声を変更する。特に、第一の実施形態では、音声報知手段11としてカメラ本体1に設けられたスピーカを例に説明するが、本発明ではその限りではない。例えば撮像装置に取り付けられたヘッドホンイヤホンであってもかまわない。

0027

第一の実施形態では、フォーカスレンズの駆動モードとして、測距を行った際に一度だけフォーカスレンズが合焦するように駆動するワンショットAFモードが選択されている場合について説明する。

0028

図2は被写界深度の状態とそれぞれの状態での報知音声に関して説明する図である。図2(a)〜(c)は被写体が動作している際にオートフォーカス機能によってフォーカスレンズ3aを駆動させ、ピント面を移動させているときのそれぞれのフォーカスレンズ位置での撮像素子6上の像を表している。図2(a)〜(c)は表示手段9(表示手段9は背面表示装置9aやEVF9b)に表示される撮像素子6で受光した像に相当する。また、図2(d)は図2(a)〜(c)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している図である。

0029

図2において、21は測距点選択手段10aによって選択された測距点を、22は被写体を、23は背景をそれぞれ表している。

0030

図2(a)は、被写体22aではなく、背景23aにピントが合っている場合の表示画像を表しており、その際の測距点21aは、選択している点、つまり被写体22aにピントが合っていないため、非合焦状態を表す破線で表示されている。

0031

図2(b)は図2(a)の状態から、オートフォーカス機能を用いて、測距点21にピントを合わせた場合の表示画像を表している。ここで、測距点21bは、選択している点、つまり被写体22bにピントが合っているため、合焦状態を表す実線で表示されている。

0032

図2(c)は図2(b)の状態から、被写体21が動くことによって、被写体21が被写界深度外に出てしまい、ピントが合わなくなってしまった場合の表示画像を表している。その際の測距点21cは、選択している点、つまり被写体22cにピントが合っていないため、非合焦状態を表す破線で表示されている。

0033

被写界深度は、ある状態での撮影光学系3において、ピントが合っているとされる物体側の光軸方向距離の範囲を表しており、被写界深度の前端をDn、後端をDfとすると、それぞれ下記のように表され、被写界深度幅Dはその和で表される。

0034

Dn=δF(s−f)^2/{f^2+δF(s−f)}・・・(1.1)
Df=δF(s−f)^2/{f^2−δF(s−f)}・・・(1.2)
D=Dn+Df ・・・(1.3)
ただし、δは許容錯乱円、Fは開口Fナンバー、fは焦点距離、sは物体(被写体)距離を表している。

0035

図2(d)は横軸時刻として、図2(a)〜(c)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している。破線24は被写体22の位置を、実線25はピント面の位置を、一点鎖線26は各時刻tのフォーカスレンズ3aにおける被写界深度位置をそれぞれ時系列で表している。一点鎖線26aは被写界深度の前端、一点鎖線26bは被写界深度の後端をそれぞれ表している。また、27で表された時刻t1における表示画像が図2(a)、28で表された時刻t2における表示画像が図2(b)、29で表された時刻t3における表示画像が図2(c)でそれぞれ表されている。30は時刻t3よりも後に、再度測距を行った場合に、変化するピント面の位置を表している。

0036

次に時系列でどのようにピント面が変化していくかについて説明する。

0037

27で表された時刻t1において、ピントは背景23aに合っており略無限にピントが合っている。次に測距点21において、測距が行われ、フォーカスレンズ3aが駆動されると、ピント面は曲線25のように変化して、被写体位置24に近づいていき、28で表された時刻t2において、ピント面は被写体22と一致、つまり合焦する。このとき、従来どおり、合焦音が鳴り、ユーザに合焦したことを報知する。その後、被写体22がボールを蹴る際にカメラに近づいてくる方向に動くと、被写界深度の前端26aを越え、被写体22からピントが外れてしまう、つまり、被写体22にピントが合わなくなってしまう。29で表される時刻t3は被写体22が被写界深度の前端26aを越える時刻を表しており、その際には図2(c)に表したように、被写体22cからピントがはずれ、被写体22cは少しボケた画像となってしまう。このとき、第一の実施形態特有の音声報知が行われる。その後、再度測距を行った場合、ピント面は曲線30で表したように被写体位置24に近づくように移動する。

0038

従来のピント状態のユーザへの報知は、ユーザが測距指示を操作手段によって行った際に、現在のフォーカスレンズ3aの位置においてピントが合っている際に合焦を通知する音を報知していた。第一の実施形態では、測距点選択手段10aによって選択された測距点における測距手段5aの測距結果および被写界深度算出手段5bによって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更する。特に第一の実施形態では具体例として、合焦後に被写体22が移動するなどにより、その時点でのフォーカスレンズ3aの位置において被写界深度から外れてしまった、つまりピントが合わなくなってしまった場合に、そのことをユーザに音声を用いて報知する。

0039

第一の実施形態では、カメラシステム制御部5において、被写界深度および測距点の測距結果を演算することによって、測距結果が現在のフォーカスレンズ位置における、被写界深度から外れてしまった場合に音声報知手段によって、その旨をユーザに報知する。

0040

つまり、フォーカスレンズ3aを駆動し、合焦した後も、測距手段5aにおいて測距点の位置を、被写界深度算出手段5bにおいて被写界深度を演算し、測距結果が被写界深度から外れた時点で音声報知手段11において、ユーザに音声報知を行う。音声報知の手順としては、合焦した際に、従来どおりの合焦音が放置され、その後、測距結果が被写界深度から外れた時点で第一の実施形態特有の音声報知が行われる。図2(d)において説明すると、被写体の位置を表す、破線24が被写界深度の前端26aを越えた時刻t3において、被写体が被写界深度外に出たことを音声報知手段11において報知する。

0041

なお、報知音声としては、例えば合焦時の通知音とは異なる通知音や、「被写界深度外に出ました」といった音声ガイダンスであってもよい。合焦時の通知音と区別するために、合焦時の通知音とは異なる通知音もしくは通知音声であることが好ましい。

0042

次に、第一の実施形態において、音声報知を行う際のフローチャートについて図3を用いて説明する。図3は第一の実施形態における音声報知のフローについて説明した図であり、このフローはカメラ本体1に電源が入る度にスタートする。

0043

カメラ本体1において電源が投入されると、まずステップ#3001において、カメラシステム制御部5は、ユーザが背面表示装置9aやEVF9bを見ながら被写体を決る。そして、測距点選択手段10aを用いて測距点を選択した後、測距指示を行ったか否かを判定する。その結果、ユーザが測距指示を行った場合は、ステップ#3002へ進み、そうでなければ測距指示を行うまで、ステップ#3001で待機する。ここで言うところの測距指示とは、不図示の測距開始釦の押下などにより判別される。

0044

ステップ#3002では、カメラシステム制御部5は測距手段5aにおいて測距を行い、レンズシステム制御部13と電気接点12を介して通信を行い、レンズ駆動手段14にてフォーカスレンズ3aを駆動し、ステップ#3003へ進む。ステップ#3003において、カメラシステム制御部5は、フォーカス駆動後に測距点での測距結果が合焦しているのか否かを判定する。その結果、合焦していた場合は、ステップ#3004へ進み、そうでなければステップ#3001へ戻る。

0045

ステップ#3004では、カメラシステム制御部5は音声報知手段11を用いて、合焦通知音を報知して、ステップ#3005へ進む。ステップ#3005では、カメラシステム制御部5は被写界深度算出手段5bにおいて被写界深度を計算して、ステップ#3006へ進む。

0046

ステップ#3006において、カメラシステム制御部5は、ユーザが不図示のシャッターレリーズ釦などにより、露光開始指示を行ったか否かを判定する。その結果、ユーザが露光開始指示を行った場合はステップ#3011へ、そうでなければステップ#3007へ進む。

0047

次に、ステップ#3006において、露光開始されなかった場合について先に説明する。このフローに入った場合に第一の実施形態における、合焦音とは異なるタイミングで異なる音での音声報知が行われる。ステップ#3007では、カメラシステム制御部5は測距手段5aにおいて、測距点選択手段10aによってユーザに選択された測距点で再度、測距を行い、ステップ#3008へ進む。ステップ#3008において、カメラシステム制御部5はステップ#3007において測距を行った結果、測距点が被写界深度の外に出ているか否かを判定する。その結果、測距点が被写界深度の外に出ていた場合、ステップ#3009へ進み、そうでない場合、つまり、測距点が被写界深度内に入っていた場合はステップ#3006へ戻る。

0048

ステップ#3009では、カメラシステム制御部5は、測距結果が被写界深度の範囲外にいるときに音声報知手段11から音声を報知し、ステップ#3010へ進む。

0049

ステップ#3010において、カメラシステム制御部5はユーザが不図示のシャッターレリーズ釦を再度半押しするなどの再測距指示を行うか否かを判定する。再測距指示が行われた場合にはステップ#3001へ戻り、そうでない場合はステップ#3006へ戻る。ここでユーザによる再測距指示は、不図示の測距開始釦の押下などによって判別される。このようにして、再測距を行わない間は、測距点が被写界深度の外に出ている間、音声報知がユーザに対して行われる。

0050

ステップ#3011へ進んだ場合は、カメラシステム制御部5は露光を開始し、ステップ#3012へ進み、ステップ#3012では、カメラシステム制御部5は設定された時間の間、露光を行った後、ステップ#3013へ進む。

0051

ステップ#3013においては、カメラシステム制御部5は不図示のシャッターレリーズ釦などを含む操作手段によって撮影が終了されたか否かを判定し、撮影が終了された場合はステップ#3014へ進み、そうでない場合は、ステップ#3001へ戻る。

0052

ステップ#3014においては、カメラシステム制御部5は不図示の電源釦などを含む操作手段によってカメラ本体1の電源が切られたか否かを判定し、電源が切られた場合にはフローを終了し、そうでない場合はステップ#3001へ戻る。

0053

上述のようにして、一度合焦した後に、測距点が被写界深度の外に出てしまった場合に、再測距を行われるまでの間、音声報知がユーザに対して行われる。それにより、ユーザは自分の選択した測距点が被写界深度の外に出たことに気づくことができ、再測距を行うか否かを選択することが可能になる。

0054

以上説明したように、オートフォーカス機能により、ユーザに合焦通知を報知した後であっても、ユーザが必要なピント状態を報知することが可能となる。

0055

[第二の実施形態]
以下、図4および図5を参照して、本発明の第二の実施形態による、撮像装置について説明する。

0056

第二の実施形態においては、第一の実施形態とフォーカスレンズの駆動方法(駆動モード)が異なるが、その他の構成に関しては基本的には第二の実施形態と同様であるため、差異のある箇所を中心に説明する。

0057

第二の実施形態では、フォーカスモード選択手段10bによって選択されたフォーカスモードに応じて音声報知手段においてユーザに報知する音声を変更する。特に、第二の実施形態では、フォーカスレンズの駆動モードとして、測距を行った際にフォーカスレンズが合焦状態を保つように駆動し続けるサーボAFモードが選択されている場合について説明する。

0058

図4は第二の実施形態における被写界深度の状態とそれぞれの状態での報知音声に関して説明する図である。図4(a)〜(d)は被写体が動作している際にオートフォーカス機能によってフォーカスレンズ3aを駆動させ、ピント面を移動させているときのそれぞれのフォーカスレンズ位置での撮像素子6上の像を表している。図4(a)〜(d)は表示手段9(表示手段9は背面表示装置9aやEVF9b)に表示される撮像素子6で受光した像に相当する。また、図4(e)は図4(a)〜(d)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している図である。

0059

図4において、41は測距点選択手段10aによって選択された測距点を、42は被写体をそれぞれ表している。

0060

図4(a)は、被写体42aにはピントが合っていない場合の表示画像を表しており、その際の測距点41aは、選択している点、つまり被写体42aにピントが合っていないため、非合焦状態を表す破線で表示されている。

0061

図4(b)は図4(a)の状態から、オートフォーカス機能を用いて、測距点41にピントを合わせた場合の表示画像を表している。ここで、測距点41bは、選択している点、つまり被写体42bにピントが合っているため、合焦状態を表す実線で表示されている。

0062

図4(c)は図4(b)の状態から、被写体42が動いた場合を表しており、被写体42の動きを追従するように、フォーカスレンズ3aが駆動し、ピントを合わせ続けている様子を表している。そのため、測距点41cも、選択している点、つまり被写体42cにピントが合っているため、合焦状態を表す実線で表示されている。

0063

図4(d)は図4(c)の状態から急に被写体42が素早く動くなど被写界深度の前端に近づいてしまった場合の表示画像を表している。ここで、測距点41dは、選択している点、つまり被写体42dにピントが合っているため、合焦状態を表す実線で表示されている。図4(d)では被写体の位置が被写界深度から外れてしまいそうでありながら、ぎりぎり外れていないため、第一の実施形態のような構成においてはユーザに音声報知は行われない。(ただし、図4(d)では図4(c)に比べてピントが甘くなっていることを表している。)一方で実使用上においては、サーボAFモードにおいて、被写体をサーボしきれないような状態や被写界深度から外れてしまいそうになったことをユーザに報知する。これにより、ユーザはカメラを動かして被写界深度から外れないように動かすといったように対応ができるようになる。そのため、第二の実施形態では、被写体が被写界深度内であっても、被写界深度の端に近づいた場合に報知する。

0064

図4(e)は横軸を時刻として、図4(a)〜(d)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している。破線43は被写体42の位置を、実線44はピント面の位置を、一点鎖線45は各時刻tのフォーカスレンズ3aにおける被写界深度位置をそれぞれ時系列で表している。一点鎖線45aは被写界深度の前端、一点鎖線45bは被写界深度の後端をそれぞれ表している。46は被写体42が被写界深度の端(前端)に近づいている箇所を表している。また、47で表された時刻t4における表示画像が図4(a)、48で表された時刻t5における表示画像が図4(b)、49で表された時刻t6における表示画像が図4(d)でそれぞれ表されている。

0065

次に時系列でどのようにピント面が変化していくかについて説明する。

0066

47で表された時刻t4において、ピントは被写体42aには合っていない。次に測距点41において、測距が行われ、フォーカスレンズ3aが駆動されると、ピント面は曲線44のように変化して、被写体位置43に近づいていき、48で表された時刻t5において、ピント面は被写体42と一致、つまり合焦する。このとき、従来どおり、合焦音が鳴り、ユーザに合焦したことを報知する。その後、被写体42がカメラに向かって近づいてくる方向に動くと、フォーカスレンズ3aはサーボして動き、ピント面も被写体の動きに合わせて移動する。その状態を表しているのが図4(c)であり、被写体42cにはピントが合い続けている。このような状態において、被写体42の動くスピードが変化するなどして、フォーカスレンズ3aのサーボが追いつけないような場合、被写体42の位置が被写界深度の前端に近づいてしまう。そのような状態となってのが、49で表された時刻t6である。このとき、第二の実施形態特有の音声報知が行われる。

0067

従来のピント状態のユーザへの報知は、ユーザが測距指示を操作手段によって行った際に、現在のフォーカスレンズ3aの位置においてピントが合っている際に合焦を通知する音を報知していた。第二の実施形態では、測距点選択手段10aによって選択された測距点における測距手段5aの測距結果および被写界深度算出手段5bによって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更する。特に第二の実施形態では具体例として、サーボAFモードにより被写体42の動きにフォーカスレンズ3aが追従して動いている際に、測距点が被写界深度から外れそうな場合や被写界深度の端に近づいた場合に、そのことをユーザに音声を用いて報知する。

0068

第二の実施形態では、カメラシステム制御部5において、被写界深度および測距点の測距結果を演算することによって、測距結果が現在のフォーカスレンズ位置における、被写界深度の端に近づいた場合に音声報知手段によって、その旨をユーザに報知する。

0069

つまり、サーボAFモードにおいて、フォーカスレンズ3aを駆動し、被写体に追従させている間、測距手段5aにおいて測距点の位置を、被写界深度算出手段5bにおいて被写界深度を演算する。そして、測距結果が被写界深度の端に近づいた時点で音声報知手段11において、ユーザに音声報知を行う。音声報知の点順としては、合焦した際に、従来どおりの合焦音が放置され、その後、測距結果が被写界深度端に近づいた時点で第二の実施形態特有の音声報知が行われる。図4(e)において説明すると、被写体の位置を表す、破線43が被写界深度の前端45aに近づいた時刻t6において、被写体が被写界深度端に近づいたことを音声報知手段11において報知する。

0070

なお、報知音声としては、例えば合焦時の通知音とは異なる通知音や、「被写界深度の端に近づきました」といった音声ガイダンスであってもよい。合焦時の通知音と区別するために、合焦時の通知音とは異なる通知音もしくは通知音声であることが好ましい。

0071

次に、第二の実施形態において、音声報知を行う際のフローチャートについて図5を用いて説明する。図5は第二の実施形態における音声報知のフローについて説明した図であり、このフローはカメラ本体1に電源が入る度にスタートする。なお、図3において説明したフローと同じものに関しては、同じ番号を付しており、役割も同じため、説明を省略している。

0072

第二の実施形態において、ステップ#5001では、カメラシステム制御部5は音声報知手段11を用いて、合焦通知音を報知した後、サーボAFモードにしたがって測距およびフォーカスレンズ3aの駆動を開始し、ステップ#3005へ進む。

0073

ステップ#5002では、カメラシステム制御部5はフォーカスレンズ3aが追従可能か否かを判定し、追従可能であればステップ#5003へ進み、そうでなければ、ステップ#5004へ進む。フォーカスレンズ3aが追従可能であるか否かは、例えば、測距結果とフォーカスレンズ3aの駆動敏感度から、フォーカスレンズ3a駆動時の速度を算出し、それが設定されたフォーカスレンズ3aの最高速度と比較することで判定する方法が考えられる。

0074

ステップ#5003では、測距点における測距結果が被写界深度端に近いか否かを判定し、近い場合はステップ#5004へ進み、そうでない場合は、ステップ#3006へ戻る。被写界深度端に近いか否かは、例えば、測距結果と被写界深度の算出結果から、測距結果が被写界深度幅の一定の割合よりも端に近いか否かなどから判定する方法が考えられる。

0075

ステップ#5004では、カメラシステム制御部5は測距点が被写界深度の範囲外に遠ざかろうとしているときに音声報知手段11から音声を報知し、ステップ#3010へ進む。その際、第二の実施形態における合焦音とは異なるタイミングで異なる音で音声報知が行われる。

0076

上述のようにして、サーボAFモードにおいて、フォーカスレンズ3aが被写体を追従している際に、測距点が被写界深度の端に近づいてしまった場合に、音声報知がユーザに対して行われる。それにより、ユーザは測距点が追従不能になった際や、被写界深度から外れてしまいそうになった際に、その状態に気づくことが可能になる。

0077

以上説明したように、オートフォーカス機能により被写体を追尾している際に、追従不可能になる場合や、被写界深度端に近づいている場合など、ユーザが必要なピント状態を報知することが可能となる。

0078

[第三の実施形態]
以下、図6および図7を参照して、本発明の第三の実施形態による、撮像装置について説明する。

0079

第三の実施形態においては、第一の実施形態とフォーカスレンズの駆動方法(駆動モード)が異なるが、その他の構成に関しては基本的には第一の実施形態と同様であるため、差異のある箇所を中心に説明する。第三の実施形態では、フォーカスモード選択手段10bによって選択されたフォーカスモードに応じて音声報知手段においてユーザに報知する音声を変更する。特に、第三の実施形態では、フォーカスレンズの駆動モードとして、ユーザが手動で操作した際にのみフォーカスレンズが駆動するマニュアルフォーカスモードが選択されている場合について説明する。

0080

図6は第三の実施形態における被写界深度の状態とそれぞれの状態での報知音声に関して説明する図である。図6(a)〜(c)は被写体(花)に対してユーザがマニュアルでフォーカスレンズを操作している際に、風に吹かれるなどして被写体が動いてしまった場合の各時刻での撮像素子6上の像を表している。図6(a)〜(c)は表示手段9(表示手段9は背面表示装置9aやEVF9b)に表示される撮像素子6で受光した像に相当する。また、図6(d)は図6(a)〜(c)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している図である。

0081

図6において、61は測距点選択手段10aによって選択された測距点を、62は被写体をそれぞれ表している。

0082

図6(a)は、被写体62aにはピントが合っていない場合の表示画像を表しており、その際の測距点61aは、選択している点、つまり被写体62aにピントが合っていないため、非合焦状態を表す破線で表示されている。

0083

図6(b)は図6(a)の状態から、マニュアルでユーザがフォーカスレンズ3aを駆動し、測距点61にピントを合わせた場合の表示画像を表している。ここで、測距点61bにおいて測距を行うと、そのとき選択している測距点、つまり被写体62bにピントが合っているため、合焦通知を報知し、測距点61bは合焦状態を表す実線で表示される。

0084

図6(c)は図6(b)の状態から、被写体61が風に吹かれて動いた場合を表しており、被写体62における測距点61が選択された箇所において、ピントが合わなくなっている。そのため、測距点61cは、選択している点、つまり被写体62cにピントが合っておらず、非合焦状態を表す実線で表示されている。

0085

図6(d)は横軸を時刻として、図6(a)〜(c)の各状態における被写体、ピント面の位置、および被写界深度について表している。破線63は被写体62の位置を、実線64はピント面の位置を、一点鎖線65は各時刻tのフォーカスレンズ3aにおける被写界深度位置をそれぞれ時系列で表している。一点鎖線65aは被写界深度の前端、一点鎖線65bは被写界深度の後端をそれぞれ表している。66で表された時刻t7における表示画像が図6(a)、67で表された時刻t8における表示画像が図6(b)、68で表された時刻t9における表示画像が図6(c)でそれぞれ表されている。また69で表された時刻t10は、被写体62が風に吹かれて被写界深度の後端を越えて再び被写界深度内に入った時刻を表している。ここで、矢印70は被写体62がピント面を表す曲線64に向かって(被写界深度内に向かって)移動してきている区間の1つを現している。

0086

次に時系列でどのようにピント面が変化していくかについて説明する。

0087

66で表された時刻t7において、ピントは被写体62aには合っていない。次にユーザがマニュアルでフォーカスレンズ3aを駆動すると、ピント面は曲線64のように変化して、被写体位置63に近づいていき、67で表された時刻t8において、ピント面は被写体62と一致、つまり合焦する。このときユーザが測距指示を行った場合は、合焦音通知が行われるが、第三の実施形態においては、合焦音通知がなくてもかまわない。このとき報知される合焦音は、従来どおりの合焦音である。

0088

その後、被写体62が風に吹かれて被写界深度から外れてしまうと、被写体62にはピントが合っていない状態となる。しばらくして被写体62が風に吹かれ、被写界深度の後端を越えて再び被写界深度内に近づいてくると、再び測距点61において被写体62にピントが合っている状態へと変化していく。このように、一度被写界深度から外れた被写体が、再び被写界深度内に向かって移動している区間が矢印70であり、この区間をユーザが知ることにより、撮影のタイミングを計りやすくなる。つまり、ピントが被写体62に合った状態で撮影することが容易になる。したがって、第三の実施形態においては、このときに第三の実施形態特有の音声報知を行う。

0089

従来のピント状態のユーザへの報知は、ユーザが測距指示を操作手段によって行った際に、現在のフォーカスレンズ3aの位置においてピントが合っている際に合焦を通知する音を報知していた。第三の実施形態では、測距点選択手段10aによって選択された測距点における測距手段5aの測距結果および被写界深度算出手段5bによって算出された被写界深度に応じてユーザに報知する音声を変更する。特に第三の実施形態では具体例として、マニュアルフォーカスモードによりユーザが手動でピントを合わせている際に、測距点が被写界深度の範囲に近づいている場合など、ユーザが必要なピント状態をユーザに音声を用いて報知する。

0090

第三の実施形態では、カメラシステム制御部5において、被写界深度および測距点の測距結果を演算することによって、測距結果が現在のフォーカスレンズ位置における、被写界深度に向かって近づいた場合に音声報知手段によって、その旨をユーザに報知する。

0091

つまり、マニュアルフォーカスモードにおいて、フォーカスレンズを駆動し一度被写体にピントを合わせた後に、測距手段5aにおいて測距点の位置を、被写界深度算出手段5bにおいて被写界深度を演算する。その測距結果が被写界深度に向かって近づいてくる際に音声報知手段11において、ユーザに音声報知を行う。音声報知の手順としては、合焦した際に、従来どおりの合焦音が放置され、その後、測距結果が被写界深度に向かって近づいてくる際に第三の実施形態特有の音声報知が行われる。図6(d)において説明すると、被写体の位置を表す、破線63が被写界深度の後端65bに近づき始めた時刻t9において、被写体が被写界深度端に近づいたことを音声報知手段11において報知する。また、その後、被写体が被写界深度内に入った時刻t10において音声報知手段11において、音声報知をやめ、被写界深度内に入ったことをユーザに報知するとより好ましい。

0092

なお、報知音声としては、例えば合焦時の通知音とは異なる通知音や、「被写界深度の端に近づきました」といった音声ガイダンスであってもよい。合焦時の通知音と区別するために、合焦時の通知音とは異なる通知音もしくは通知音声であることが好ましい。

0093

次に、第三の実施形態において、音声報知を行う際のフローチャートについて図7を用いて説明する。図7は第三の実施形態における音声報知のフローについて説明した図であり、このフローはカメラ本体1に電源が入る度にスタートする。なお、図3において説明したフローと同じものに関しては、同じ番号を付しており、役割も同じため、説明を省略している。

0094

第三の実施形態において、ステップ#7001では、カメラシステム制御部5はユーザが選択した測距点において、測距を開始し、ステップ#7002へ進む。ステップ#7002ではユーザによってフォーカス操作が行われ、フォーカスレンズ3aを駆動してステップ#3005へ進む。

0095

ステップ#7003では、カメラシステム制御部5は測距手段5aによって算出された測距点における測距結果が、被写界深度算出手段5bによって算出された被写界深度の範囲外か否かを判定する。その結果、測距点が被写界深度の範囲外である場合はステップ#7004へ進み、そうでない場合は、ステップ#3006へ戻る。ステップ#7004では、カメラシステム制御部5は測距手段5aによって算出された測距点における測距結果が、被写界深度算出手段5bによって算出された被写界深度の範囲に向かってきているか否かを判定する。その結果、測距点が被写界深度の範囲に向かってきている場合はステップ#7005へ進み、そうでない場合は、ステップ#3006へ戻る。

0096

ステップ#7005では、カメラシステム制御部5は測距点が被写界深度の範囲に近づいているときに音声報知手段11から音声を報知し、ステップ#3006へ戻る。その際、第三の実施形態における合焦音とは異なるタイミングで異なる音で音声報知が行われる。

0097

上述のようにして、マニュアルフォーカスモードにおいて、測距点が被写界深度の範囲に近づいてきている場合に、音声報知がユーザに対して行われる。それにより、ユーザは測距点が被写界深度内に近づいてきていることに気づくことが可能になるため、撮影を行うタイミングをとりやすくなる。

0098

以上説明したように、マニュアルフォーカスによりユーザが手動でピントを合わせている際に、被写界深度の範囲に近づいている場合など、ユーザが必要なピント状態を報知することが可能となる。

0099

(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

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