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図面 (19)

課題

動体運転の安全性を向上可能な電子機器制御方法、及びプログラムを提供する。

解決手段

自動車に搭載可能な電子機器は、自機器に触れられずにジェスチャを検出する第1センサと、自機器に接触されるタッチを検出する第2センサと、コントローラと、を備える。コントローラは、第1センサによって検出する機能が有効であり、自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくする。

概要

背景

従来、ユーザによる車両の運転支援する装置が知られている。例えば、特許文献1には、車両に搭載されるカーナビゲーションシステムが開示されている。特許文献1に開示されたカーナビゲーションシステムは、例えば目的地までの移動経路等に関する情報をディスプレイに表示することにより、車両の運転を支援する。

概要

動体の運転の安全性を向上可能な電子機器制御方法、及びプログラムを提供する。自動車に搭載可能な電子機器は、自機器に触れられずにジェスチャを検出する第1センサと、自機器に接触されるタッチを検出する第2センサと、コントローラと、を備える。コントローラは、第1センサによって検出する機能が有効であり、自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくする。

目的

本開示は、移動体の運転の安全性を向上可能な電子機器、制御方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

自動車に搭載可能な電子機器であって、自機器に触れられずにジェスチャを検出する第1センサと、自機器に接触されるタッチを検出する第2センサと、前記第1センサによって検出する機能が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくするコントローラと、を備える電子機器。

請求項2

前記コントローラは、前記第1センサによって検出する機能が有効であり、前記自動車が電話着信時に走行中であると、前記アイコンのサイズを小さくする、請求項1に記載の電子機器。

請求項3

前記コントローラは、前記第1センサによって検出する機能が有効であり、前記自動車が電話の着信時に走行中であると、前記ディスプレイに文字情報の少なくとも一部を表示しない、請求項2に記載の電子機器。

請求項4

前記コントローラは、前記自動車が走行する速度に応じて、前記アイコンのサイズを小さくする、請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。

請求項5

前記コントローラは、前記自動車が走行する速度が高速になるにつれて、前記アイコンのサイズを小さくする、請求項4に記載の電子機器。

請求項6

前記コントローラは、前記アイコンのサイズが所定のサイズ以上である場合に、当該アイコンのサイズを小さくする、請求項1から5のいずれかに記載の電子機器。

請求項7

前記コントローラは、前記アイコンの種類の数が所定の数以上である場合に、当該アイコンのサイズを小さくする、請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。

請求項8

前記コントローラは、前記自動車の停止中、前記アイコンのサイズを大きくする、請求項1から7のいずれかに記載の電子機器。

請求項9

前記コントローラは、前記自動車の停止中、前記アイコンの小さくされたサイズを大きくする、請求項8に記載の電子機器。

請求項10

前記コントローラは、前記自動車の走行中、前記第2センサによって検出する機能を無効にする、請求項1から9のいずれかに記載の電子機器。

請求項11

前記コントローラは、前記自動車の停止中、前記第2センサによって検出する機能を有効にする、請求項10に記載の電子機器。

請求項12

自動車に搭載可能な電子機器の制御方法であって、自機器に触れないジェスチャを検出するステップと、自機器に接触されるタッチを検出するステップと、前記ジェスチャの検出が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくするステップと、を含む、制御方法。

請求項13

自動車に搭載可能な電子機器に、自機器に触れないジェスチャを検出するステップと、自機器に接触されるタッチを検出するステップと、前記ジェスチャの検出が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくするステップと、を実行させるプログラム

技術分野

0001

本開示は、電子機器制御方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、ユーザによる車両の運転支援する装置が知られている。例えば、特許文献1には、車両に搭載されるカーナビゲーションシステムが開示されている。特許文献1に開示されたカーナビゲーションシステムは、例えば目的地までの移動経路等に関する情報をディスプレイに表示することにより、車両の運転を支援する。

先行技術

0003

特開2011−169860号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示されたカーナビゲーションシステムのユーザは、入力操作を行う際、ディスプレイにタッチ操作を行う。しかしながら、車両の安全運転の観点から、運転者は運転中のタッチ操作を避けることが好ましい。

0005

本開示は、移動体の運転の安全性を向上可能な電子機器、制御方法、及びプログラムを提供することに関する。

課題を解決するための手段

0006

一実施形態に係る電子機器は、自動車に搭載可能である。前記電子機器は、自機器に触れられずにジェスチャを検出する第1センサと、自機器に接触されるタッチを検出する第2センサと、コントローラと、を備える。前記コントローラは、前記第1センサによって検出する機能が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくする。

0007

一実施形態に係る制御方法は、自動車に搭載可能な電子機器の制御方法である。前記制御方法は、自機器に触れないジェスチャを検出するステップと、自機器に接触されるタッチを検出するステップと、前記ジェスチャの検出が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくするステップと、を含む。

0008

一実施形態に係るプログラムは、自動車に搭載可能な電子機器に、自機器に触れないジェスチャを検出するステップと、自機器に接触されるタッチを検出するステップと、前記ジェスチャの検出が有効であり、前記自動車が走行中であると、ディスプレイに表示されるアイコンのサイズを小さくするステップと、を実行させる。

発明の効果

0009

一実施形態によれば、移動体の運転の安全性を向上可能な電子機器、制御方法、及びプログラムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0010

一実施形態に係る電子機器の概略構成図である。
ユーザがジェスチャにより電子機器を操作する様子を例示する図である。
近接センサの概略構成図である。
赤外フォトダイオードが検出する検出値推移を示す図である。
電子機器をジェスチャで操作する状況を例示する図である。
電子機器の表示画面を例示する図である。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
電子機器の表示画面を例示する図である。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
電子機器の表示画面を例示する図である。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
電子機器のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
距センサを模式的に示す図である。
図15に示す受光部における受光素子の配置の一例を模式的に示す図である。
各受光素子により検出される対象物までの距離の推移を模式的に示す図である。
近接センサの別の配置例を示す図である。

実施例

0011

(電子機器の構成)
図1に示すように、一実施形態に係る電子機器1は、コントローラ11と、タイマー12と、カメラ13と、ディスプレイ14と、マイク15と、ストレージ16と、通信ユニット17と、近接センサ18(ジェスチャセンサ)と、スピーカー25と、を備える。電子機器1は、さらに、UVセンサ19と、照度センサ20と、加速度センサ21と、地磁気センサ22と、気圧センサ23と、ジャイロセンサ24と、を備える。図1は例示である。電子機器1は、図1に示す構成要素の一部を備えなくてよい。また、電子機器1は、図1に示す以外の構成要素を備えていてよい。

0012

電子機器1は、移動体の運転又は操縦において用いられる種々の機器として実現されてよい。移動体は、移動可能な任意の装置により構成されていてよい。移動体は、ユーザが乗り込むことが可能であってよい。移動体は、例えば、車両、船舶、及び航空機等を含んでよい。車両は、例えば、電気自動車ハイブリッド電気自動車ガソリン自動車バイク二輪車、及び福祉車両等を含んでよい。車両は、例えば鉄道車両を含んでよい。移動体は、ユーザによって運転又は操縦されてよい。移動体の運転又は操縦に関するユーザ操作の少なくとも一部が自動化されていてよい。移動体は、ユーザ操作によらず、自律して移動可能であってよい。以下、移動体は、ユーザが運転する自動車であるとして説明する。

0013

移動体が自動車である場合、電子機器1は、例えば自動車に搭載されたカーナビゲーションシステム等の車載機器として実現されてよい。電子機器1は、例えば携帯電話端末ファブレットタブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、又はフィーチャーフォン等として実現されてよい。この場合、電子機器1は、ユーザが運転する自動車に搭載されたシステムと、有線又は無線により通信可能に接続されてよい。例えば、電子機器1は、スマートフォンとして実現され、Bluetooth(登録商標)により自動車に搭載されたシステムと通信可能に接続されてよい。電子機器1は、これらの例に限られず、移動体の運転又は操縦において用いられる任意の機器として実現されてよい。電子機器1は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、リモコン端末携帯音楽プレイヤゲーム機電子書籍リーダ家電製品、又は産業用機器FA機器)等により実現されてよい。

0014

以下、一実施形態に係る電子機器1は、自動車に搭載可能なカーナビゲーションシステムとして実現されるものとして説明する。この場合、電子機器1は、カーナビゲーションシステムとして構成される専用の端末としてよい。一方、電子機器1は、上述のように、例えば一般的なスマートフォンとして構成されてもよい。また、電子機器が「自動車に搭載可能」とは、電子機器1が自動車に固定的に設置される態様に限定されず、電子機器1が例えば自動車のダッシュボードに置かれるようにしてもよい。この場合、電子機器1は、自動車に搭載可能であるのみならず、自動車外に持ち出される使用態様も想定される。

0015

タイマー12は、コントローラ11からタイマー動作の指示を受け、所定時間経過した時点で、その旨を示す信号をコントローラ11に出力する。タイマー12は、図1に示すように、コントローラ11とは独立して設けられていてよいし、コントローラ11が内蔵する構成であってよい。

0016

カメラ13は、電子機器1の周囲の被写体を撮像する。カメラ13は、一例として、電子機器1のディスプレイ14が設けられる面に設けられる。カメラ13は、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換を行う撮像素子を含んで構成されてよい。

0017

ディスプレイ14は画面を表示する。画面は、例えば文字、画像、記号、及び図形等の少なくとも一つを含む。ディスプレイ14は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electro-Luminescence Panel)、又は無機ELパネル(Inorganic Electro-Luminescence Panel)等であってよい。本実施形態において、ディスプレイ14は、タッチパネルディスプレイタッチスクリーンディスプレイ)である。タッチパネルディスプレイは、指又はスタイラスペン等の接触を検出して、その接触位置を特定する。ディスプレイ14は、指又はスタイラスペン等が接触した位置を同時に複数検出することができる。

0018

マイク15は、人が発する声を含む、電子機器1の周囲の音を検出する。マイク15は、音を空気振動として例えばダイヤフラムなどで検出したものを電気信号に変換したものとしてよい。

0019

ストレージ16は、記憶部としてプログラム及びデータを記憶する。ストレージ16は、コントローラ11の処理結果を一時的に記憶する。ストレージ16は、半導体記憶デバイス及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。ストレージ16は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。ストレージ16は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。

0020

ストレージ16に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとを含む。アプリケーションは、例えば、ジェスチャに応じた処理をコントローラ11に実行させる。制御プログラムは、例えば、OS(Operating System)である。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット17による通信又は記憶媒体を介して、ストレージ16にインストールされてよい。

0021

通信ユニット17は、有線又は無線により通信するためのインタフェースである。一実施形態の通信ユニット17によって行われる通信方式無線通信規格である。例えば、無線通信規格は2G、3G、4G、5G等のセルラーフォン通信規格を含む。例えばセルラーフォンの通信規格は、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、及びPHS(Personal Handy-phone System)等を含む。例えば、無線通信規格は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、及びNFC(Near Field Communication)等を含む。通信ユニット17は、上記の通信規格の1つ又は複数をサポートすることができる。

0022

スピーカー25は、音を出力する。スピーカー25は、例えば入力された自動車の目的地までの経路を案内する音声を出力する。電子機器1が通話可能な機器として実現されている場合には、例えば通話の際に、スピーカー25は、通話相手の声を出力する。また、例えばニュース又は天気予報等の読み上げの際に、スピーカー25は、その内容を音又は音声によって出力する。

0023

近接センサ18は、電子機器1の周囲の対象物との相対距離、及び対象物の移動方向等を、非接触で検出する。本実施形態において、近接センサ18は、1つの光源用赤外LED(Light Emitting Diode)と4つの赤外フォトダイオードとを有する。近接センサ18は、光源用赤外LEDから赤外光を対象物に向けて照射する。近接センサ18は、対象物からの反射光を、赤外フォトダイオードの入射光とする。そして、近接センサ18は、赤外フォトダイオードの出力電流に基づいて、対象物との相対距離を測定することができる。また、近接センサ18は、対象物からの反射光がそれぞれの赤外フォトダイオードに入射する時間差により、対象物の移動方向を検出する。したがって、近接センサ18は、電子機器1のユーザが電子機器1に触れずに行うエアジスチャ(以下単に「ジェスチャ」という)を用いた操作を検出することができる。ここで、近接センサ18は、可視光フォトダイオードを有していてよい。

0024

コントローラ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。コントローラ11は、他の構成要素が統合されたSoC(System-on-a-Chip)等の集積回路であってよい。コントローラ11は、複数の集積回路を組み合わせて構成されてよい。コントローラ11は、電子機器1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。

0025

電子機器1が自動車に搭載されたカーナビゲーションシステムとして実現される場合、電子機器1が備えるコントローラ11は、例えば、自動車が備えるECU(Electric Control Unit又はEngine Control Unit)により構成されていてよい。

0026

コントローラ11は、ストレージ16に記憶されているデータを、必要に応じて参照する。コントローラ11は、ストレージ16に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行してディスプレイ14等の他の機能部を制御することによって、各種機能を実現する。例えばコントローラ11は、近接センサ18が検出したユーザのジェスチャに関する情報を取得する。コントローラ11は、例えば自動車が停止中であって電子機器1がタッチパネルによって操作可能である場合に、ユーザによる接触のデータをタッチパネルから取得する。また、例えばコントローラ11は、近接センサ18以外のセンサが検出した情報を取得する。

0027

また、本実施形態において、コントローラ11は、ディスプレイ14の表示を制御するディスプレイドライバとしての機能を有する。すなわち、本実施形態において、コントローラ11は、直接的にディスプレイ14の制御を行って、画像を表示することが可能である。別の実施形態として、ディスプレイドライバは、コントローラ11から独立して設けられていてよい。この場合に、コントローラ11は、ディスプレイドライバを介して、ディスプレイ14に画像を表示させてよい。

0028

UVセンサ19は、太陽光等に含まれる紫外線(Ultraviolet)量を測定することができる。

0029

照度センサ20は、当該照度センサ20に入射する周囲光照度を検出する。

0030

加速度センサ21は、電子機器1に働く加速度の方向及び大きさを検出する。加速度センサ21は、例えばx軸方向、y軸方向、及びz軸方向の加速度を検出する3軸(3次元)タイプである。加速度センサ21は、例えばピエゾ抵抗型であってよいし、静電容量型であってよい。

0031

地磁気センサ22は、地磁気の向きを検出して、電子機器1の向きを測定可能にする。

0032

気圧センサ23は、電子機器1の外側の気圧大気圧)を検出する。

0033

ジャイロセンサ24は、電子機器1の角速度を検出する。コントローラ11は、ジャイロセンサ24により取得された角速度を時間積分することにより、電子機器1の向きの変化を測定することができる。

0034

(ジェスチャによる電子機器の操作)
図2は、ユーザがジェスチャにより電子機器1を操作する様子を示す。電子機器1は、一例として、ディスプレイ14がコンソールパネルに設置されるように、自動車に搭載されている。代替例として、電子機器1は、自動車内に設けられた、電子機器1を支持するための支持具に支持されてよい。近接センサ18がユーザのジェスチャを検出すると、コントローラ11は検出されたジェスチャに基づく処理を行う。図2の例では、ジェスチャに基づく処理は、例えばスピーカー25から出力されている音の音量の調整である。例えば、ユーザが電子機器1の上方へと手を動かすジェスチャを行うと、電子機器1は、ユーザの手の動き連動して音量を大きくする。また、例えば、ユーザが電子機器1の下方へと手を動かすジェスチャを行うと、電子機器1は、ユーザの手の動きに連動して音量を小さくする。

0035

ジェスチャに基づく処理は、音量の調整に限られない。ジェスチャに基づく処理は、検出したジェスチャに基づいて実行可能な他の処理であってよい。例えば、ジェスチャに基づく処理は、ディスプレイ14に表示された情報の拡大又は縮小、ディスプレイ14の表示の明るさの調整、所定の情報の音声による読み上げ開始、音声による読み上げの停止等を含んでよい。

0036

(ジェスチャを検出する方法)
ここで、図3及び図4を参照しながら、コントローラ11が近接センサ18の出力に基づいてユーザのジェスチャを検出する方法を説明する。図3は、電子機器1を正面から見たときの近接センサ18の構成例を示す図である。近接センサ18は、光源用赤外LED180と、4つの赤外フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLと、を有する。4つの赤外フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLは、レンズ181を介して検出対象物からの反射光を検出する。4つの赤外フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLは、レンズ181の中心から見て対称的に配置されている。ここで、図3仮想線D1上に、赤外フォトダイオードSUと赤外フォトダイオードSDとが離れて配置されている。そして、赤外フォトダイオードSR及びSLは、図3の仮想線D1の方向において、赤外フォトダイオードSUと赤外フォトダイオードSDとの間に配置されている。

0037

図4は、4つの赤外フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの検出対象物(例えばユーザの手等)が、図3の仮想線D1の方向に沿って移動したときの検出値の推移を例示する。ここで、仮想線D1の方向において、赤外フォトダイオードSDと赤外フォトダイオードSUとが最も離れている。そのため、図4に示すように、赤外フォトダイオードSDの検出値(細い実線)の同じ変化(例えば上昇)と、赤外フォトダイオードSUの検出値(破線)の変化(例えば上昇)との時間差が最も大きい。コントローラ11は、フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの検出値の所定の変化の時間差を把握することによって、検出対象物の移動方向を判定できる。

0038

コントローラ11は、近接センサ18からフォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの検出値を取得する。そして、コントローラ11は、例えば検出対象物の仮想線D1の方向への移動を把握するために、フォトダイオードSDの検出値からフォトダイオードSUの検出値を減算した値を所定の時間で積分してよい。図4の例では、領域R41及びR42において積分値は非ゼロの値となる。この積分値の変化(例えば正値、ゼロ、負値の変化)から、コントローラ11は、仮想線D1の方向における検出対象物の移動を把握できる。

0039

また、コントローラ11は、フォトダイオードSLの検出値からフォトダイオードSRの検出値を減算した値を所定の時間で積分してよい。この積分値の変化(例えば正値、ゼロ、負値の変化)から、コントローラ11は、仮想線D1に直交する方向における検出対象物の移動を把握できる。

0040

代替例として、コントローラ11はフォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの全ての検出値を用いて演算を行ってよい。すなわち、コントローラ11は検出対象物の移動方向を、仮想線D1の方向及び直交する方向の成分に分離して演算することなく把握してよい。

0041

検出されるジェスチャは例えば、左右のジェスチャ、上下のジェスチャ、斜めのジェスチャ、時計回りで円を描くジェスチャ、及び反時計回りで円を描くジェスチャ等である。例えば左右へのジェスチャとは、例えば図2に示す電子機器1の長手方向と略平行な方向に行われるジェスチャである。上下のジェスチャとは、例えば図2に示す電子機器1の短手方向と略平行な方向に行われるジェスチャである。斜めのジェスチャとは、例えば図2に示す電子機器1と略平行な平面において、電子機器1の長手方向と短手方向とのいずれとも平行でない方向に行われるジェスチャである。

0042

ここで、フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLは、光源用赤外LED180から照射された赤外光の検出対象物による反射光を受光し、受光量に応じた大きさの検出値を出力し得る。このとき、コントローラ11は、検出対象物が近接センサ18に近付くこと、及び、遠ざかることも判定可能である。まず、コントローラ11は、フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの少なくとも1つの検出値がある閾値(例えばゼロでない値)以上であることによって、検出対象物が存在すると判定可能である。そして、コントローラ11は、検出対象物が存在すると判定した後に、フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの少なくとも1つの検出値が相対的に大きくなることによって、検出対象物が電子機器1に近付いていると判定できる。また、コントローラ11は、検出対象物が存在すると判定した後に、フォトダイオードSU,SR,SD,及びSLの少なくとも1つの検出値が相対的に小さくなることによって、検出対象物が電子機器1から遠ざかっていると判定できる。このとき、コントローラ11は、ユーザが電子機器1に向かって、手を近付けるジェスチャ、手を遠ざけるジェスチャ、及び、これらのジェスチャと上記の別のジェスチャ(例えば左右のジェスチャ等)とを組み合わせたジェスチャを判別可能である。

0043

以上のように、一実施形態に係る電子機器1は、例えば近接センサ18のように、自機器(電子機器1)に触れられずにジェスチャを検出する第1センサ(ジェスチャセンサ)を備えている。また、上述のように、一実施形態に係る電子機器1は、例えばディスプレイ14(タッチパネルディスプレイ/タッチスクリーンディスプレイ)のように、自機器(電子機器1)に接触されるタッチを検出する第2センサ(タッチセンサ)を備えている。以下、例えば近接センサ18のように、自機器(電子機器1)に触れられずにジェスチャを検出するセンサを、適宜、第1センサ又はジェスチャセンサと記す。また、以下、例えばディスプレイ14のように、自機器(電子機器1)に接触されるタッチを検出するセンサを、適宜、第2センサ又はタッチセンサと記す。

0044

カーモード
図5は、ユーザがジェスチャにより電子機器1を操作する状況の一例を示す。図5に示すように、電子機器1は、例えば、ディスプレイ14が自動車のコンソールパネルにおいて中央に位置するように配置される。図5に示す例において、ユーザは、目的地までの経路を電子機器1のディスプレイ14に表示させた状態で、表示された経路を参照しながら、電子機器1が搭載された自動車に乗り込んで、当該自動車を運転している。このとき、近接センサ18はユーザのジェスチャを検出可能な状態である。コントローラ11は、近接センサ18が検出したジェスチャに基づく処理を行う。

0045

例えば、コントローラ11は、特定のジェスチャ(例えばユーザが手を上下に動かすジェスチャ)に応じて、電子機器1から出力させている音の音量を調整する処理が可能である。電子機器1は、タッチスクリーンディスプレイにおいて、ユーザからのタッチ操作(入力)を受け付け可能である。しかし、運転中にタッチ操作を行おうとすると、タッチスクリーンディスプレイまでの距離及び接触位置を確認するために、ユーザがディスプレイ14に長く視線を移す可能性がある。仮に、運転に関するユーザ操作の少なくとも一部が自動化されているとしても、車両の安全運転の観点から、ユーザは運転中に自動車の周囲の状況を確認し続けることが好ましい。つまり、ユーザは、運転中にタッチ操作を行わないことが好ましい。本実施形態のように、電子機器1がジェスチャによる入力操作を受付可能な場合、ユーザは、電子機器1に触れることなく入力操作を行うことができる。これにより、ユーザが運転中に入力操作を行う場合であっても、運転の安全性を確保しやすくなる。

0046

ここで、電子機器1は、複数のモードを有してよい。モードとは、電子機器1の全体の動作について制限等を与える動作モード(動作状態又は動作状況)を意味する。また、モードとは、電子機器1の動作について所定の機能を付加したり、所定の機能に関する制限を解除したりする動作モードとしてもよい。モードは同時に1つだけ選択可能としてよい。本実施形態において、電子機器1のモードは第1モード及び第2モードを含んでよい。第1モードは、例えば運転以外の状況での使用に適している通常の動作モード(通常モード)としてよい。運転以外の状況は、例えば、自動車のエンジンがかかっていない状態、シフトレバーが所定のレンジ(例えばパーキングレンジ)になっている状態、ブレーキが踏まれている状態、及び、目的地までの経路の表示が行われていない状態のいずれかを含んでよい。第2モードは、目的地までの経路を電子機器1のディスプレイ14に表示させて自動車を運転するのに適した電子機器1の動作モード(カーモード)としてよい。

0047

上記で説明したように、第2モードの場合には、ジェスチャによる入力が可能であることが好ましい。つまり、電子機器1のモードが第2モードに切り替わる場合には、連動して近接センサ18を動作させてジェスチャを検出可能にすることが好ましい。電子機器1は、例えばユーザによる電子機器1に対する所定の入力操作又は自動車に対する所定の入力操作に基づいて、電子機器1のモードを切り替えてよい。

0048

また、上述のモード以外にも、電子機器1において、種々のモードを設定してもよい。例えば、所定の機能が有効になるモードを第1モードとして設定した上で、第1モード以外のモードを第2モードとしてもよい。この場合、第2モードを例えば「通常モード」としてもよい。

0049

また、電子機器1において、例えば近接センサ18によって自機器(電子機器1)に触れられずにジェスチャを検出するモードと、例えばディスプレイ14によって自機器(電子機器1)に接触されるタッチを検出するモードと、を設定してもよい。この場合、電子機器1において、これらのモードが排他的に切り替えられるように動作してもよいし、これらのモードの少なくとも一部が時間的な重なりを有して実行されてもよい。

0050

さらに、電子機器1において、例えば、上述のジェスチャのみを検出するモードと、上述のタッチのみを検出するモードと、上述のジェスチャ及びタッチの双方とも検出するモードと、の少なくともいずれかを設定してもよい。

0051

次に、一実施形態に係る電子機器1の動作について説明する。

0052

図6は、電子機器1のディスプレイ14の表示の一例である。第1画面140は、例えば地図画面であって、道路と、自動車の現在の位置及び向きを示すマーク141と、インターチェンジ(IC:interchange)又は建造物等を示すマーク142と、を含む。また、第2画面150は、例えば高速道路の情報を示す道路情報画面であって、現在位置から近いインターチェンジの詳細情報151を含む。詳細情報151は、インターチェンジ名(例えばAA、BB、及びCC)を含む。また、詳細情報151は、インターチェンジ(IC)付近に、サービスエリア(SA)又はジャンクション(JCT)があるか否かの情報を含む。図6の例では、インターチェンジであるCCの付近にサービスエリアがあることが示されている。また、詳細情報151は、現在の位置から各インターチェンジまでの距離を含む。図6の例では、インターチェンジであるBBまで5kmであることが示されている。

0053

このように、電子機器1は、ディスプレイ14において、従来のカーナビゲーションシステムと同様の表示を行うことができる。また、電子機器1は、図6の例に示すような表示をしているディスプレイ14において、ユーザに通知するための各種の情報を表示することもできる。さらに、電子機器1は、図6の例に示すような表示をしているディスプレイ14において、ユーザが操作を行うための各種のアイコンを表示することもできる。

0054

上述のように、ユーザが電子機器1にタッチ操作(入力)を行おうとすると、タッチスクリーンディスプレイまでの距離及び接触位置を確認するために、ユーザはディスプレイ14を注視しがちになる。安全運転の観点からは、ユーザが運転者である場合、ユーザは自動車の走行中にディスプレイ14にタッチ操作をしない状況が望ましい。このような状況に鑑み、一実施形態に係る電子機器1は、電子機器1が搭載された自動車の運転中、ユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機が弱まる状況を提供する。

0055

以下、電子機器1の「ユーザ」とは、典型的には、電子機器1が搭載された自動車の運転者としてよい。しかしながら、電子機器1のユーザは、必ずしも電子機器1が搭載された自動車の運転者に限定されず、電子機器1が搭載された自動車に乗車している者であって運転者以外の者としてもよい。また、電子機器1は、ジェスチャによる入力及び/又はタッチによる入力を行ったユーザが運転者であるか否かを判定してもよい。この場合、電子機器1は、ジェスチャによる入力及び/又はタッチによる入力を行ったユーザが運転者であるか否かに応じて、異なる処理を実行してもよい。

0056

図7は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の一例を示すフローチャートである。

0057

図7に示す処理が開始すると、コントローラ11は、近接センサ18(ジェスチャセンサ)によるジェスチャの検出機能が有効であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1において、ジェスチャの検出機能が有効であるとは、例えば近接センサ18のようなジェスチャセンサによってユーザのジェスチャを検出する機能が有効であることを意味する。ここで、ジェスチャセンサによってユーザのジェスチャを検出する機能が「有効」とは、当該センサによってユーザの所定のジェスチャを検出し、その検出結果に応じて、コントローラ11が所定の処理を行うことができる状態としてよい。

0058

ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効でない場合、コントローラ11は、図7に示す処理を終了する。一方、ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効である場合、コントローラ11は、電子機器1が搭載された自動車が走行中であるか否かを判定する(ステップS2)。

0059

ステップS2において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECUから取得する情報に基づいて、当該自動車が走行中であるか否かを判定してよい。また、ステップS2において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECU以外の各種センサなどから取得する情報に基づいて、当該自動車が走行中であるか否かを判定してもよい。ステップS2において、コントローラ11は、特に限定されない任意の手法によって、電子機器1が搭載された自動車が走行中であるか否かを判定してよい。

0060

ステップS2において自動車が走行中でない場合、コントローラ11は、図7に示す処理を終了する。一方、ステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくする(ステップS3)。ステップS3において、アイコンのサイズを小さくする度合いは、例えばストレージ16に予め記憶しておいてよい。また、アイコンのサイズを小さくする度合いは、例えば全てのアイコンにおいて同じとしてもよいし、アイコンごとに異なるものとしてもよい。

0061

図8は、電子機器1のディスプレイ14における表示画面の例を示す図である。

0062

例えば、図7のステップS2において、電子機器1のディスプレイ14に図8(A)に示すような表示がされていたとする。図8(A)は、電子機器1のディスプレイ14に、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dが並べて表示されている様子を示している。ここで、例えばステップS2において自動車が走行中でない場合(例えば停車中である場合)、コントローラ11は、図8(A)に示すような表示を、そのまま維持してよい。

0063

例えば、ユーザは、アイコン160A、160B、160C、又は160Dをジェスチャ又はタッチによって選択することによって、関連付けられた機能を実行させることができる。すなわち、ユーザは、アイコン160Aから160Dまでのいずれかをジェスチャによって(触れずに)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることができる。また、ユーザは、アイコン160Aから160Dまでのいずれかをタッチによって(触れて)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることもできる。

0064

図8(A)において、アイコン160Aは、地図画面において自宅を表示させる機能に関連付けられている。アイコン160Bは、地図画面において現在の位置又は指定した位置を登録する機能に関連付けられている。アイコン160Cは、設定メニューの一覧を表示させる機能に関連付けられている。アイコン160Dは、地図画面の縮尺を指定する機能に関連付けられている。図8(A)に示すアイコンは例示であり、ユーザの必要又は所望に応じて、適宜、各種のアイコンを表示してよい。

0065

一方、例えばステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、図8(A)に示すような表示を、図8(B)に示すような表示に変更してよい(ステップS3)。図8(B)は、図8(A)と同様に、電子機器1のディスプレイ14に、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dが並べて表示されている様子を示している。しかしながら、図8(B)に示すアイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dは、図8(A)に示した大きさよりも小さく(縮小して)表示されている。

0066

図8(B)に示すように、アイコン160A乃至アイコン160Dがディスプレイ14に小さく表示されている時、ユーザは、ジェスチャによってアイコンを選択することができる。すなわち、ユーザは、アイコン160A乃至アイコン160Dをジェスチャによって(触れずに)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることができる。

0067

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、第1センサによってジェスチャを検出する機能が有効であり、自動車が走行中であると、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくする。一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中は、ディスプレイ14に表示されるアイコンの大きさが小さくなる。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中にユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機を弱める効果が期待できる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車のような移動体の運転の安全性を向上することができる。一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中、ユーザは、タッチによる操作を行わなくとも、ジェスチャによる操作を行うことができる。したがって、ディスプレイ14に表示されるアイコンの大きさが小さくなったとしても、ユーザにとって特段不都合は生じない。

0068

図7において、ステップS1とステップS2とは、処理の順序を逆にしてもよい。また、ステップS1とステップS2とは、同時に(例えば並列的に)処理を行ってもよい。コントローラ11は、図7に示す処理を終了した後、即座に、又は所定の時間間隔で、再び図7に示す処理を開始してよい。

0069

また、図7に示すステップS3において、ディスプレイ14にアイコンを表示する際に、コントローラ11は、自動車の走行速度に応じて、アイコンのサイズを小さくしてもよい。例えば、自動車が走行中でない場合(停車中など)、図8(A)に示すような大きさで、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されていたとする。そして、自動車が例えば時速40kmで走行中、図8(B)に示すような大きさで、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されるとする。また、自動車が例えば時速60kmで走行中、図8(B)に示すような大きさよりもさらに小さく、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されてよい。一方、自動車が例えば時速20kmで走行中、図8(B)に示すような大きさよりも少し大きく、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されてよい。ただし、この場合も、図8(A)に示すような大きさよりは小さく、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されてよい。

0070

このように、コントローラ11は、自動車が走行する速度に応じて、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしてもよい。

0071

図9は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の他の例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、図7において説明した処理を変更して実行することができる。

0072

図9に示す処理が開始すると、コントローラ11は、近接センサ18(ジェスチャセンサ)によるジェスチャの検出機能が有効であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効でない場合、コントローラ11は、図9に示す処理を終了する。

0073

一方、ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効である場合、コントローラ11は、電話着信があるか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21において、コントローラ11は、例えば通信ユニット17の制御状態から、電話の着信があるか否かを判定してもよい。一方、コントローラ11は、ステップS21において電話の着信が有るか否かを任意の手法によって判定してよい。ステップS21において電話の着信がない場合、コントローラ11は、図9に示す処理を終了する。

0074

一方、ステップS21において電話の着信がある場合、コントローラ11は、電子機器1が搭載された自動車が走行中であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において自動車が走行中でない場合、コントローラ11は、図9に示す処理を終了する。一方、ステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくする(ステップS22)。

0075

ステップS22において、コントローラ11は、図7に示したステップS3の処理と同様の処理を実行してもよい。また、ステップS22においては、図7に示したステップS3の処理に代えて、又はステップS3の処理とともに、ディスプレイ14に文字情報の少なくとも一部を表示しないようにしてもよい。ステップS22において、例えば、ディスプレイ14にもともと表示されていた文字情報の少なくとも一部を表示しないように(例えば消去)してもよい。また、ステップS22において、例えば、ディスプレイ14にこれから表示されるべき文字情報の少なくとも一部を表示しないようにしてもよい。

0076

図10は、電子機器1のディスプレイ14における表示画面の例を示す図である。

0077

例えば、図9のステップS21において電話の着信があった時に、自動車が走行中でなかった(例えば停車中)とする。この場合、ステップS22において、コントローラ11は、図10(A)に示すように、ディスプレイ14に、電話の着信をユーザに知らせる表示を行う。図10(A)は、ディスプレイ14において、通話開始のアイコン160J及び終話のアイコン160Kが表示されている様子を示している。

0078

また、図10(A)に示すように、コントローラ11は、電話の発信者に関する情報を、文字情報170として、ディスプレイ14に表示してもよい。図10(A)に示す例においては、文字情報170は、着信を受信している旨(「着信情報)、発信者の名前(「XYXさん」)、及び発信者の電話番号(「090−XXXX−XXXX」)を含んでいる。図10(A)に示す文字情報170は例示であり、その少なくとも一部のみを示したり、その他の情報を含めたりしてもよい。

0079

例えば、ユーザは、図10(A)に示すようなディスプレイ14の表示において、アイコン160J又はアイコン160Kをジェスチャ又はタッチによって選択することによって、関連付けられた機能を実行させることができる。この場合、コントローラ11は、アイコン160Jの選択に応じて、電話の通話を開始してよい。一方、コントローラ11は、アイコン160Kの選択に応じて、電話の着信を拒否するか、又は通話を切断してよい。すなわち、ユーザは、アイコン160J又はアイコン160Kをジェスチャによって(触れずに)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることができる。また、ユーザは、アイコン160J又はアイコン160Kをタッチによって(触れて)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることもできる。

0080

一方、例えば、図9のステップS21において電話の着信があった時に、自動車が走行中であるとする。この場合、ステップS22において、コントローラ11は、図10(B)に示すように、ディスプレイ14に表示するアイコンの大きさを小さくしてよい。図10(B)に示すアイコン160J及びアイコン160Kは、図10(A)に示した大きさよりも小さく(縮小して)表示されている。さらに、図10(B)に示すように、図10(A)において表示されていた文字情報170を表示しないようにしてもよい。この場合、図10(A)において表示されていた文字情報170の少なくとも一部を表示しないようにしてもよい。

0081

図10(B)に示すように、アイコン160J及びアイコン160Kがディスプレイ14に小さく表示されている時、ユーザは、ジェスチャによってアイコンを選択することができる。すなわち、ユーザは、アイコン160J及びアイコン160Kをジェスチャによって(触れずに)選択することで、そのアイコンに関連付けられた機能を実行させることができる。

0082

また、図10(B)に示すように、アイコン160J及びアイコン160Kのそれぞれに対するジェスチャ操作示唆するような表示をさらにしてもよい。図10(B)に示す上向きの矢印は、上向きのジェスチャに応じてアイコン160Jが選択されて通話開始することができる旨を示唆している。また、図10(B)に示す下向きの矢印は、下向きのジェスチャに応じてアイコン160Kが選択されて電話の着信を拒否するか、又は通話を切断することができる旨を示唆している。

0083

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、第1センサによって検出する機能が有効であり、自動車が電話の着信時に走行中であると、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしてもよい。また、コントローラ11は、第1センサによって検出する機能が有効であり、自動車が電話の着信時に走行中であると、ディスプレイ14に文字情報の少なくとも一部を表示しないようにしてもよい。

0084

一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中は、ディスプレイ14に表示されるアイコンの大きさが小さくなったり、文字情報の少なくとも一部が表示されなくなったりする。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中にユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機を弱める効果が期待できる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車のような移動体の運転の安全性を向上することができる。一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中、ユーザは、タッチによる操作を行わなくとも、ジェスチャによる操作を行うことができる。したがって、ディスプレイ14に表示されるアイコンの大きさが小さくなったとしても、ユーザにとって特段の不都合は生じない。

0085

図11は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の他の例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、図7及び図9において説明した処理に続けて実行することができる。

0086

図11に示す処理は、図7及び図9に示した処理によってアイコンを小さく表示した後で、その後の自動車の速度の変化に応じて、さらにアイコンの大きさを変化させる。

0087

図11に示す処理が開始すると、コントローラ11は、自動車の速度がより高速になったか否かを判定する(ステップS31)。ステップS31において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECUから取得する情報に基づいて、当該自動車の速度の変化を判定してよい。また、ステップS31において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECU以外の各種センサなどから取得する情報に基づいて、当該自動車の速度の変化を判定してもよい。ステップS31において、コントローラ11は、特に限定されない任意の手法によって、電子機器1が搭載された自動車の速度の変化を判定してよい。

0088

ステップS31において自動車の速度がより高速になっていない場合、コントローラ11は、図11に示す処理を終了する。一方、ステップS31において自動車の速度がより高速になった場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを(より)小さくする。コントローラ11は、図11に示す処理を終了した後、即座に、又は所定の時間間隔で、再び図11に示す処理を開始してよい。すなわち、図11に示す処理によって、電子機器1は、自動車の速度が高速になるにつれて、ディスプレイ14に表示するアイコンのサイズを小さくする。

0089

例えば、自動車が例えば時速40kmで走行中、図8(B)に示すような大きさで、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されるとする。この場合、例えば自動車の速度が時速40kmから時速60kmになると、図8(B)に示すような大きさよりもさらに小さく、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dがディスプレイ14に表示されてよい。また、例えば自動車の速度が時速60kmから時速80kmになると、アイコン160A、アイコン160B、アイコン160C、及びアイコン160Dが、さらに小さくディスプレイ14に表示されてよい。

0090

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、自動車が走行する速度が高速になるにつれて、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしてもよい。一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中にユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機を弱める効果が期待できる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車のような移動体の運転の安全性を向上することができる。

0091

また、上述した一実施形態の変形例として、電子機器1は、自動車の速度が低速になるにつれて、ディスプレイ14に表示するアイコンのサイズを大きくしてもよい。

0092

図12は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の他の例を示すフローチャートである。図12に示す処理は、図7において説明した処理を変更して実行することができる。

0093

図12に示す処理が開始すると、コントローラ11は、近接センサ18(ジェスチャセンサ)によるジェスチャの検出機能が有効であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効でない場合、コントローラ11は、図12に示す処理を終了する。一方、ステップS1においてジェスチャの検出機能が有効である場合、コントローラ11は、電子機器1が搭載された自動車が走行中であるか否かを判定する(ステップS2)。

0094

ステップS2において自動車が走行中でない場合、コントローラ11は、図12に示す処理を終了する。一方、ステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズか所定以上の大きさであるか否かを判定する(ステップS41)。また、ステップS41においては、図12に示したステップS41の処理に代えて、又はステップS41の処理とともに、ディスプレイ14に表示されるアイコンの種類が所定数以上であるか否かを判定してもよい。

0095

ステップS41においてアイコンのサイズが所定以上、及び/又は、アイコンの種類が所定以上の場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくする(ステップS3)。

0096

一実施形態において、例えばステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、予め規定された標準サイズよりも大きなサイズのアイコンについては、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしてもよい。この場合、コントローラ11は、標準サイズ又は標準サイズよりも小さなサイズのアイコンについては、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしなくてもよい。

0097

また、一実施形態において、例えばステップS2において自動車が走行中である場合、コントローラ11は、多くの種類のアイコンが表示されている場合、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしてもよい。例えば、操作用アイコン情報通知アイコン、及びバナー表示アイコンのように、3種類のアイコンがディスプレイ14に表示されている場合、コントローラ11は、これらのアイコンのサイズを小さくしてもよい。この場合、コントローラ11は、例えば操作用アイコン及び情報通知アイコンのように、2種類のアイコンがディスプレイ14に表示されている場合、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを小さくしなくてもよい。また、アイコンのサイズを小さくする場合、例えば操作用アイコンのみのサイズを小さくするなど、少なくとも一部の種類のアイコンのサイズを小さくしてもよい。

0098

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズが所定のサイズ以上である場合に、当該アイコンのサイズを小さくしてもよい。また、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンの種類の数が所定の数以上である場合に、当該アイコンのサイズを小さくしてもよい。

0099

一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車が走行中に、アイコンが大きく表示される場合、又は比較的多数の種類のアイコンが表示される場合、これらのアイコンは小さく表示される。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中にユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機を弱める効果が期待できる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車のような移動体の運転の安全性を向上することができる。

0100

図13は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の他の例を示すフローチャートである。図13に示す処理は、図7図9図11、及び図12において説明した処理に続けて実行することができる。

0101

図13に示す処理が開始すると、コントローラ11は、自動車が停止しているか否かを判定する(ステップS51)。ステップS51において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECUから取得する情報に基づいて、当該自動車の停止を判定してよい。また、ステップS51において、コントローラ11は、例えば自動車が備えるECU以外の各種センサなどから取得する情報に基づいて、当該自動車の停止を判定してもよい。ステップS51において、コントローラ11は、特に限定されない任意の手法によって、電子機器1が搭載された自動車の停止を判定してよい。

0102

ステップS51において自動車が停止していない場合、コントローラ11は、図13に示す処理を終了する。一方、ステップS51において自動車が停止している場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを大きくする(ステップS52)。例えば、今までの処理においてアイコンのサイズを既に小さくしている場合、ステップS52において、コントローラ11は、そのアイコンのサイズを大きくして、元の大きさに戻してもよい。また、今までの処理においてアイコンのサイズを既に小さくしている場合、ステップS52において、コントローラ11は、そのアイコンのサイズを大きくして、元の大きさよりも大きくしてもよい。さらに、また、今までの処理においてアイコンのサイズを既に小さくしている場合、ステップS52において、コントローラ11は、そのアイコンのサイズを大きくするが、元の大きさよりは小さくしてもよい。

0103

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、自動車の停止中、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズを大きくしてもよい。この場合、コントローラ11は、ディスプレイ14に表示されるアイコンの小さくされたサイズを大きくしてもよい。一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の停止中は、ディスプレイ14に表示されるアイコンのサイズが比較的大きくなる。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の停止中は、ディスプレイ14に表示されるアイコンの視認性を高めることができる。また、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の停止中、ユーザは、ディスプレイ14に表示されるアイコンに対してタッチによる操作を容易に行うことができる。

0104

図14は、一実施形態に係る電子機器1のコントローラ11が行う処理の他の例を示すフローチャートである。図14に示す処理は、図7図9図11図12、及び図13において説明した処理に続けて実行することができる。また、図14に示す処理は、図7図9図11図12、及び図13において説明した処理と並行して行ってもよい。

0105

図14に示す処理が開始すると、コントローラ11は、自動車が走行中であるか否かを判定する(ステップS61)。ステップS61において、コントローラ11は、例えば図7に示したステップS2と同様に、自動車が走行中であるか否かを判定してよい。ステップS61において自動車が走行中であると、コントローラ11は、ディスプレイ14(タッチセンサ)によるタッチの検出機能を無効にする(ステップS62)。

0106

ステップS62において、タッチの検出機能が無効とは、例えばディスプレイ14のようなタッチセンサによってユーザのタッチを検出する機能が無効であることを意味する。ここで、タッチセンサによってユーザのタッチを検出する機能が「無効」とは、当該センサによってユーザの所定のタッチを検出しない状態としてよい。また、タッチセンサによってユーザのタッチを検出する機能が「無効」とは、当該センサによってユーザの所定のタッチを検出するが、その検出結果に応じて、コントローラ11が所定の処理を行わない状態としてもよい。さらに、ここで「タッチ」とは、必ずしも単に「触れる」動作のみに限定されない。「タッチ」とは、例えばタップスライドスワイプピンチインピンチアウト、又はフリックなど、タッチセンサに触れて行う(自機器に触れて行う)各種の操作としてよい。

0107

ステップS62においてタッチの検出機能が無効にされたら、コントローラ11は、ステップS63の処理を行う。また、ステップS61において自動車が走行中でない場合も、コントローラ11は、ステップS63の処理を行う。

0108

ステップS63において、コントローラ11は、自動車が停止しているか否かを判定する。ステップS63において、コントローラ11は、例えば図13に示したステップS51と同様に、自動車が停止しているか否かを判定してよい。ステップS63において自動車が停止している場合、コントローラ11は、ディスプレイ14(タッチセンサ)によるタッチの検出機能を有効にする(ステップS64)。ステップS64において、タッチの検出機能が有効であるとは、例えばディスプレイ14のようなタッチセンサによってユーザのタッチを検出する機能が有効であることを意味する。ここで、タッチセンサによってユーザのタッチを検出する機能が「有効」とは、当該センサによってユーザの所定のタッチを検出し、その検出結果に応じて、コントローラ11が所定の処理を行うことができる状態としてよい。ここでも、「タッチ」とは、必ずしも単に「触れる」動作のみに限定されない。「タッチ」とは、例えばタップ、スライド、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト、又はフリックなど、タッチセンサに触れて行う(自機器に触れて行う)各種の操作としてよい。

0109

ステップS64においてタッチの検出機能が有効にされたら、コントローラ11は、図14に示す処理を終了する。また、ステップS64において自動車が停止していない場合も、コントローラ11は、図14に示す処理を終了する。

0110

このように、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、自動車の走行中、第2センサによってタッチを検出する機能を無効にしてもよい。また、一実施形態に係る電子機器1において、コントローラ11は、自動車の停止中、第2センサによってタッチを検出する機能を有効にしてもよい。

0111

一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の停止中、ユーザはタッチによる操作を行うことができる。一方、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中、ユーザはタッチによる操作を行うことができない。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車の走行中にユーザがディスプレイ14にタッチ操作を行おうとする動機を弱める効果が期待できる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、自動車のような移動体の運転の安全性を向上することができる。

0112

上述した実施形態において、ジェスチャセンサによるジェスチャの検出の有効/無効、及び/又は、タッチセンサによるタッチの検出の有効/無効を、上述した「モード(動作モード)」と適宜関連付けてもよい。例えば上述のカーモードにおいては、ジェスチャセンサによるジェスチャの検出を有効にしつつ、タッチセンサによるタッチの検出を無効にしてもよい。また、例えば上述のカーモード以外のモードにおいては、ジェスチャセンサによるジェスチャの検出、及びタッチセンサによるタッチの検出の双方を有効にしてもよい。

0113

(その他の実施形態)
本開示を図面及び実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。

0114

上記の実施形態では、ジェスチャは、近接センサ18により検出されると説明したが、必ずしも近接センサ18により検出されなくてよい。ジェスチャは、自機器に触れずにユーザのジェスチャを検出可能な任意のセンサにより検出されてよい。このようなセンサの一例は、例えば、カメラ13等を含む。

0115

自機器に触れずにユーザのジェスチャを検出可能なセンサは、例えば測距センサを含んでよい。例えば、電子機器1は、近接センサ18に代えて、又は近接センサ18とともに、測距センサを含み、測距センサにより、ジェスチャを検出してよい。

0116

測距センサは、対象物との距離を測定可能なセンサである。測距センサは、例えばToF(Time of Flight)センサにより構成されていてよい。ToFセンサとして構成される測距センサは、正弦波変調光赤外レーザ光)を対象物に向けて照射する発光部と、照射された赤外レーザ光の対象物からの反射光を受光する受光部とを備える。受光部は、例えば複数の受光素子を配置したイメージセンサを有する。ToFセンサは、赤外レーザ光を照射してから、各受光素子で反射光を受光するまでの時間(飛行時間)を測定する。ToFセンサは、照射した赤外レーザ光と、受光した反射光との位相差に基づき、飛行時間を測定できる。ToFセンサは、測定した飛行時間に基づき、照射した赤外レーザ光を反射した対象物までの距離を測定できる。ToFセンサは、対象物からの反射光が複数の受光素子それぞれに入射する時間差により対象物の移動方向を検出することができる。これにより、ToFセンサも、近接センサ18で説明した原理と同様の原理で、ユーザが行うジェスチャを検出することができる。測距センサは、電子機器1において、例えば近接センサ18が配置された面と同じ面に配置されてよい。

0117

ここで、図15から図17を参照しながら、コントローラ11が測距センサの出力に基づいてユーザのジェスチャを検出する方法を説明する。図15は、測距センサ26を模式的に示す図である。図15は、側面視における測距センサ26を示している。測距センサ26は、発光部26aと受光部26bとを備える。発光部26aは、赤外レーザ光を対象物に向けて照射する。受光部26bは、照射された赤外光の対象物からの反射光を受光する。

0118

受光部26bは、複数の受光素子を備えていてよい。例えば、受光部26bは、図16に示すように、3行×3列に配置された9つの受光素子を備えていてよい。9つの受光素子は、それぞれ対象物からの反射光を受光する。受光部26bにおいて、上段には、左から順にCh11、Ch12及びCh13の3つの受光素子が配置されている。受光部26bにおいて、中段には、左から順にCh21、Ch22及びCh23の3つの受光素子が配置されている。受光部26bにおいて、下段には、左から順にCh31、Ch32及びCh33の3つの受光素子が配置されている。

0119

測距センサ26は、発光部26aが照射した赤外レーザ光と、受光部26bの9つの受光素子がそれぞれ受光した反射光との位相差に基づき、9つの受光素子それぞれから対象物までの距離を測定できる。測距センサ26は、9つの受光素子それぞれから対象物までの距離と、時間経過に伴う距離の変化に基づいて、ジェスチャを検出することができる。

0120

例えば、ユーザが手を左から右に動かすジェスチャを行ったとする。このとき、例えば中段の受光素子Ch21、Ch22及びCh23により検出される、対象物までの距離をそれぞれD21、D22及びD23とする。図17は、各受光素子により検出される対象物までの距離の推移を模式的に示す図である。例えば図17に模式的に示すように、まず、対象物である手が最初に左側に配置された受光素子Ch21に近づくため、受光素子Ch21により検出される対象物の距離D21が近くなる。その後、対象物である手が中央に配置された受光素子Ch22に近づくと、受光素子Ch22により検出される対象物の距離D22が近くなる。最後に、対象物である手が右側に移動すると、右側に配置された受光素子Ch23により検出される対象物の距離D23が近くなる。各受光素子Ch21、Ch22及びCh23に近づいた手が遠ざかる順序も、Ch21、Ch22、Ch23の順である。そのため、距離D21、D22及びD23は、この順序で大きくなる(初期値に戻る)。上下方向のジェスチャも、同様の原理により、例えば受光素子Ch12、Ch22及びCh32を用いて検出することができる。このように、測距センサ26は、9つの受光素子それぞれから対象物までの距離と、時間経過に伴う距離の変化に基づいて、ジェスチャを検出することができる。

0121

ここでは、受光部26bが9つの受光素子を備えるとして説明したが、受光部26bが備える受光素子の数量はこれに限られない。複数の受光素子の配置も図16に示す配置に限られない。受光部26bが備える受光素子の数量及びその配置は、検出するジェスチャの種類に応じて、適宜定められてよい。

0122

また、測距センサ26の発光部26aは、複数の発光素子を備えていてよい。この場合、各発光素子から発光される赤外レーザ光と、受光部26bが受光する反射光との位相差に基づき、9つの発光素子それぞれから対象物までの距離を測定できる。この場合においても、測距センサ26は、9つの発光素子それぞれから対象物までの距離と、時間経過に伴う距離の変化に基づいて、上記の原理を応用することにより、ジェスチャを検出することができる。

0123

図18は、別の実施形態における、近接センサ18、118a、118b及び118cの配置例を示す図である。図18の例において、電子機器1は複数の4つの近接センサ18、118a、118b及び118cを備える。コントローラ11は、例えば4つの近接センサ18、118a、118b及び118cの検出値を統計的に処理すること(例えば平均値等を算出すること)によって、ジェスチャをより正確に判別することが可能になる。また、例えば近接センサ18、118a、118b及び118cの一部が故障等によって検出値の出力が不可能になっても、コントローラ11は他のセンサからの検出値を用いて、ジェスチャの判別を継続することができる。また、近接センサ118b及び118cは、ディスプレイ14の上下方向(y軸方向)の辺の中央であって、左右方向(x軸方向)においてディスプレイ14よりも外側(左側及び右側)に位置する電子機器1の筐体部分に設けられている。近接センサ118b及び118cの一方は、他のセンサより運転席に近いため、より高い感度で運転者のジェスチャを検出することが可能である。さらに別の実施形態として、電子機器1は、図18の近接センサ18、118a、118b及び118cのうちの一部を備えてよい。例えば、電子機器1は、2つの近接センサ18及び118aを備えてよい。また、例えば、電子機器1は、2つの近接センサ118b及び118cを備えてよい。また、さらに別の実施形態として、電子機器1は、図18に示される近接センサ118a、118b又は118cの位置に、1つの近接センサを備えてよい。また、さらに別の実施形態として、近接センサ18、118a、118b及び118cの少なくとも一部は、ディスプレイ14の辺の中央に位置しなくてよい。例えば、近接センサ18、118a、118b及び118cは、ディスプレイ14の四隅の外側に配置されてよい。

0124

上述した実施形態は、電子機器1としての実施のみに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、電子機器1のような機器の制御方法として実施してもよい。さらに、例えば、上述した実施形態は、電子機器1のような機器に実行させるプログラムとして実施してもよい。

0125

本開示内容の多くの側面は、プログラム命令を実行可能なコンピュータシステムその他のハードウェアにより実行される、一連の動作として示される。コンピュータシステムその他のハードウェアには、例えば、汎用コンピュータ、PC(パーソナルコンピュータ)、専用コンピュータワークステーションPCS(Personal Communications System、パーソナル移動通信システム)、移動(セルラー電話機データ処理機能を備えた移動電話機RFID受信機、ゲーム機、電子ノートパッドラップトップコンピュータ、GPS(Global Positioning System)受信機又はその他のプログラム可能データ処理装置が含まれる。各実施形態では、種々の動作又は制御方法は、プログラム命令(ソフトウェア)で実装された専用回路(例えば、特定機能を実行するために相互接続された個別の論理ゲート)、一以上のプロセッサにより実行される論理ブロック及び/又はプログラムモジュール等により実行されることに留意されたい。論理ブロック及び/又はプログラムモジュール等を実行する一以上のプロセッサには、例えば、一以上のマイクロプロセッサ、CPU(中央演算処理ユニット)、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、DSP(Digital Signal Processor)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子機器、ここに記載する機能を実行可能に設計されたその他の装置及び/又はこれらいずれかの組合せが含まれる。ここに示す実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアミドルウェアマイクロコード又はこれらいずれかの組合せにより実装される。命令は、必要なタスクを実行するためのプログラムコード又はコードセグメントであってよい。そして、命令は、機械読取り可能な非一時的記憶媒体その他の媒体に格納することができる。コードセグメントは、手順、関数サブプログラム、プログラム、ルーチンサブルーチンモジュールソフトウェアパッケージクラス又は命令、データ構造もしくはプログラムステートメントのいずれかの任意の組合せを示すものであってよい。コードセグメントは、他のコードセグメント又はハードウェア回路と、情報、データ引数変数又は記憶内容の送信及び/又は受信を行い、これにより、コードセグメントが他のコードセグメント又はハードウェア回路と接続される。

0126

ここで用いられるストレージ16は、さらに、ソリッドステートメモリ磁気ディスク及び光学ディスク範疇で構成されるコンピュータ読取り可能な有形キャリア(媒体)として構成することができる。かかる媒体には、ここに開示する技術をプロセッサに実行させるためのプログラムモジュール等のコンピュータ命令の適宜なセット又はデータ構造が格納される。コンピュータ読取り可能な媒体には、一つ以上の配線を備えた電気的接続、磁気ディスク記憶媒体、磁気カセット磁気テープ、その他の磁気及び光学記憶装置(例えば、CD(Compact Disk)、レーザーディスク(登録商標)、DVD(登録商標)(Digital Versatile Disc)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスク(登録商標))、可搬型コンピュータディスク、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)もしくはフラッシュメモリ等の書換え可能でプログラム可能なROMもしくは情報を格納可能な他の有形の記憶媒体又はこれらいずれかの組合せが含まれる。メモリは、プロセッサ又はプロセッシングユニットの内部及び/又は外部に設けることができる。ここで用いられるように、「メモリ」という語は、あらゆる種類の長期記憶用短期記憶用揮発性不揮発性又はその他のメモリを意味する。つまり、「メモリ」は特定の種類及び/又は数に限定されない。また、記憶が格納される媒体の種類も限定されない。

0127

1電子機器
11コントローラ
12タイマー
13カメラ
14ディスプレイ
15マイク
16ストレージ
17通信ユニット
18近接センサ
19UVセンサ
20照度センサ
21加速度センサ
22地磁気センサ
23気圧センサ
24ジャイロセンサ
25スピーカー
26 測距センサ
26a発光部
26b受光部
30自動車
31、32、33、34座席
118a,118b,118c 近接センサ
140 第1画面
150 第2画面
160アイコングループ
170文字情報
180光源用赤外LED
181レンズ
SU,SR,SD,SL フォトダイオード

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