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図面 (5)

課題

冷却器が付着することを抑制する技術を提供することである。

解決手段

冷蔵庫は、冷蔵庫の貯蔵室に送られる空気を冷却する冷却器を備えていてもよい。冷却器は、冷却器は、冷却器本体と、冷却器本体の表面の少なくとも一部を覆っているコーティング層と、を備えていてもよい。コーティング層は、ポリペプチドを含んでいてもよい。ポリペプチドは、霜発生抑制剤であり、周囲にの核が形成されると、その氷の核に特異的に結合して氷が結晶成長すること、即ち、霜が発生することを抑制してもよい。

概要

背景

特許文献1に開示される冷蔵庫は、冷却器を備えている。冷却器の内部には、冷媒が流れる。冷却器の周囲の空気は、冷却器の内部を流れる冷媒によって冷却される。

概要

冷却器にが付着することを抑制する技術を提供することである。冷蔵庫は、冷蔵庫の貯蔵室に送られる空気を冷却する冷却器を備えていてもよい。冷却器は、冷却器は、冷却器本体と、冷却器本体の表面の少なくとも一部を覆っているコーティング層と、を備えていてもよい。コーティング層は、ポリペプチドを含んでいてもよい。ポリペプチドは、霜発生抑制剤であり、周囲にの核が形成されると、その氷の核に特異的に結合して氷が結晶成長すること、即ち、霜が発生することを抑制してもよい。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

冷蔵庫であって、前記冷蔵庫の貯蔵室に送られる空気を冷却する冷却器を備えており、前記冷却器は、冷却器本体と、前記冷却器本体の表面の少なくとも一部を覆っているコーティング層と、を備えており、前記コーティング層は、ポリペプチドを含んでいる、冷蔵庫。

請求項2

前記貯蔵室は、冷蔵温度帯冷蔵貯蔵室と、冷凍温度帯冷凍貯蔵室と、を備えており、前記冷蔵庫は、前記冷蔵貯蔵室に送る空気を冷却する冷蔵冷却器と、前記冷凍貯蔵室に送る空気を冷却する冷凍冷却器と、を備えており、前記冷蔵冷却器と前記冷凍冷却器との少なくとも一方は、前記冷却器から構成されている、請求項1に記載の冷蔵庫。

請求項3

前記冷蔵冷却器と前記冷凍冷却器とは、内部に空気を冷却するための冷媒が流れるように構成されており、前記冷蔵冷却器に冷媒が流れるときに前記冷凍冷却器に冷媒が流れない冷蔵冷却モードと、前記冷凍冷却器に冷媒が流れるときに前記冷蔵冷却器に冷媒が流れない冷凍冷却モードと、を実行する制御装置をさらに備えている、請求項2に記載の冷蔵庫。

請求項4

前記冷却器本体は、内部に冷媒が流れる冷媒管と、前記冷媒管に取り付けられており、前記冷却器本体を流れる空気の流れ方向において、前記冷却器本体の上流側から下流側に向けて空気を案内するフィン構造体と、を備えており、前記フィン構造体は、前記冷却器本体の上流側に位置している複数の上流側フィンと、前記冷却器本体の下流側に位置している複数の下流側フィンと、を備えており、互いに隣接する前記複数の下流側フィンの間の距離は、互いに隣接する前記複数の上流側フィンの間の距離よりも短く、前記コーティング層は、少なくとも前記複数の下流側フィンの表面を覆っている、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。

請求項5

前記冷却器本体は、内部に冷媒が流れる冷媒管と、前記冷媒管に取り付けられて、前記冷却器本体の上流から下流に向けて空気を案内するフィン構造体と、前記冷却器本体の一端に位置しており、前記冷却器本体の周囲の空気の温度を計測する温度センサと、を備えており、前記フィン構造体は、前記温度センサに近接した近接領域に位置している複数の第1フィンと、前記温度センサから前記近接領域よりも離間した離間領域に位置している複数の第2フィンと、を備えており、前記コーティング層は、少なくとも前記複数の第2フィンの表面を覆っている、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。

技術分野

0001

本明細書は、冷蔵庫に関する。

背景技術

0002

特許文献1に開示される冷蔵庫は、冷却器を備えている。冷却器の内部には、冷媒が流れる。冷却器の周囲の空気は、冷却器の内部を流れる冷媒によって冷却される。

先行技術

0003

特開2019−11933号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示される冷蔵庫では、冷却器に冷媒が流れていないときの冷却器の周囲の空気の温度が、冷却器に冷媒が流れているときの冷却器の周囲の空気の温度よりも高くなることがある。この状態で、冷却器に冷媒が流れると、冷却器の周囲の空気の温度と冷却器の温度との温度差によって、冷却器の表面にが付着する。この結果、冷却器での空気の冷却効率が低下したり、冷却器内を空気が流れにくくなったりする。

0005

本明細書では、冷却器に霜が付着することを抑制する技術を開示する。

課題を解決するための手段

0006

本明細書に開示される冷蔵庫は、冷蔵庫の貯蔵室に送られる空気を冷却する冷却器を備えている。冷却器は、冷却器本体と、冷却器本体の表面の少なくとも一部を覆っているコーティング層と、を備えている。コーティング層は、ポリペプチドを含んでいる。

図面の簡単な説明

0007

第1実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
第1実施例の冷蔵庫の冷却器の断面図である。
第1実施例の冷却サイクルを示す図である。
第2実施例の冷蔵庫の冷却器の断面図である。

実施例

0008

(第1実施例)
図1から図3を参照して、第1実施例を説明する。図1に示すように、冷蔵庫10は、筐体12と、ファン26、28と、冷蔵冷却器30と、冷凍冷却器50と、制御装置80(図3参照)と、を備えている。筐体12は、その内部に、冷蔵貯蔵室14と、冷凍貯蔵室16と、冷蔵冷却器室18と、冷凍冷却器室20と、を有している。冷蔵貯蔵室14は、冷蔵温度帯(例えば1〜4℃)の貯蔵室であり、冷凍貯蔵室16は、冷凍温度帯(例えば−10〜−20℃)の貯蔵室である。冷蔵貯蔵室14は、筐体12の上部に位置しており、冷凍貯蔵室16は、冷蔵貯蔵室14の下方に位置している。冷蔵貯蔵室14の前面開口と冷凍貯蔵室16の前面開口とのそれぞれは、扉によって開閉される。

0009

冷蔵冷却器室18は、冷蔵貯蔵室14の後方に配置されている。冷蔵冷却器室18は、冷蔵貯蔵室14に連通している。

0010

冷蔵冷却器室18には、ファン26と冷蔵冷却器30とが配置されている。ファン26には、図示省略のファンモータが接続されている。制御装置80の指令に従って図示省略のファンモータが駆動すると、ファン26が回転する。これにより、空気が冷蔵貯蔵室14に送られる。

0011

冷蔵冷却器30は、冷蔵冷却器30を通過する空気を冷却する。ファン26が回転すると、ファン26の後方(図1ではファン26の下方)に負圧が発生する。このため、空気は、冷蔵冷却器30内を上流から下流に向かって(図1では冷蔵冷却器30の下方から上方に向かって)流れ、冷却される。

0012

冷凍冷却器室20は、冷凍貯蔵室16の後方に配置されている。冷凍冷却器室20は、冷凍貯蔵室16に連通している。

0013

冷凍冷却器室20には、ファン28と冷凍冷却器50とが配置されている。ファン28は、ファン26と同様の構成を有する。ファン28には、図示省略のファンモータが接続されている。制御装置80の指令に従って図示省略のファンモータが駆動すると、ファン28が回転する。これにより、空気が冷凍貯蔵室16に送られる。

0014

冷凍冷却器50は、冷凍冷却器50を通過する空気を冷却する。ファン28が回転すると、ファン28の後方(図1ではファン28の下方)に負圧が発生する。このため、空気は、冷凍冷却器50内を上流から下流に向かって(図1では冷凍冷却器50の下方から上方に向かって)流れ、冷却される。冷凍冷却器50によって冷却される空気の温度は、冷蔵冷却器30によって冷却される空気の温度よりも低い。一方、冷凍冷却器50の基本的なデバイス構成は、冷蔵冷却器30の基本的なデバイス構成と同じである。

0015

図2を参照して、冷却器の構成を説明する。冷蔵冷却器30の基本的なデバイス構成と冷凍冷却器50の基本的なデバイス構成とは同じであるため、以下では、冷蔵冷却器30の例を説明する。

0016

図2に示すように、冷蔵冷却器30は、冷却器本体32と、コーティング層46と、を備えている。冷却器本体32は、冷媒管34と、端板36と、フィン構造体38と、アキュムレータ40と、温度センサ42と、を備えている。冷媒管34は、銅またはアルミ等の金属材料から作製されている。冷媒管34は、冷媒が流れる流路34aを内部に有する。冷媒は冷媒管34の流路34aを図2実線矢印の方向に流れる。冷媒が気化するときに周囲の熱を吸収することによって、冷媒管34の周囲の空気が冷却される。冷媒管34は、冷却器本体32の幅方向図2の左右方向)の両端でU字状に折り返されている。

0017

冷媒管34の幅方向の両端のそれぞれには、端板36が連結されている。端板36は、銅またはアルミ等の金属材料から作製されている。端板36は、冷媒管34を支持している。

0018

フィン構造体38は、冷媒管34に取り付けられている。フィン構造体38は、複数のフィンから構成されている。フィン構造体38は、銅またはアルミ等の金属材料から作製されている。フィン構造体38は、冷媒管34の幅方向を横切るように延びている。フィン構造体38は、冷却器本体32を通過する空気の流れ方向の上流側から下流側に向かって(図2の上下方向に)延びている。フィン構造体38では、長さの短いフィンと長さの長いフィンとが幅方向(図2の左右方向)に交互に並んでいる。フィン構造体38を構成する複数のフィンは、冷却器本体32の幅方向に互いに離間して並んでいる。フィン構造体38は、冷却器本体32を通過する空気の流れ方向の上流側から下流側に向かって(図2破線矢印の方向に)空気を案内する。空気は、フィン構造体38内を、即ち、冷却器本体32の幅方向に互いに隣接する複数のフィンの間を通過する。

0019

フィン構造体38は、複数の上流側フィン38aと、複数の下流側フィン38bと、を備えている。複数の上流側フィン38aは、冷却器本体32の上流側(図2ではフィン構造体38の下部側)に位置しているフィンであり、複数の下流側フィン38bは、冷却器本体32の下流側(図2ではフィン構造体38の上部側)に位置しているフィンである。複数の下流側フィン38bの数は、複数の上流側フィン38aの数よりも多い。互いに隣接する複数の下流側フィン38bの間の距離L2は、互いに隣接する複数の上流側フィン38aの間の距離L1よりも短い。

0020

アキュムレータ40は、冷媒管34に取り付けられている。アキュムレータ40は、銅またはアルミ等の金属材料から作製されている。アキュムレータ40は、液体の冷媒と気体の冷媒とを分離する。アキュムレータ40は、液体の冷媒を貯める。冷却器本体32の幅方向において、アキュムレータ40は、一方の端板36に隣接して配置されている。アキュムレータ40は、幅方向における冷却器本体32の一端に位置している。

0021

温度センサ42は、アキュムレータ40に取り付けられている。温度センサ42は、アキュムレータ40の周囲の空気の温度を計測する。

0022

コーティング層46は、冷媒管34の表面と、端板36の表面と、複数の下流側フィン38bの表面と、アキュムレータ40の表面と、を覆っている。図2では、コーティング層46がドットハッチで図示されている。コーティング層46は、複数の上流側フィン38aの表面を覆っていない。

0023

コーティング層46は、ポリペプチドと基層とを含んでいる。ポリペプチドは、霜発生抑制剤である。ポリペプチドによって冷却器本体32に霜が付着することが抑制される。ポリペプチドは、周囲にの核が形成されると、その氷の核に特異的に結合して氷が結晶成長すること、即ち、霜が発生することを抑制する。ポリペプチドは、水の氷点下であっても、霜が発生することを抑制する。ポリペプチドは、例えば、植物や魚類等から回収されるポリペプチドである。なお、変形例では、ポリペプチドは、有機合成によって作製されるポリペプチドであってもよく、遺伝子工学的手法によって作製されるポリペプチドであってもよい。

0024

ポリペプチドは、各部材の表面を覆う基層上に配置されている。ポリペプチドの分子は、基層の分子と結合している。なお、変形例では、ポリペプチドは、基層の分子との分子間相互作用によって、基層上に配置されていてもよい。

0025

基層の分子は、ポリペプチドの分子と結合する。基層は、例えばシランカップリング剤等の結合剤から構成される層であるが、これに限られない。結合剤が溶解した溶液に各部材を浸漬させ、その後、各部材を洗浄し乾燥することによって、結合剤(即ち基層)は各部材の表面に配置される。これによって、基層は、各部材の表面を覆う。

0026

図1戻り、冷蔵庫10の構成を説明する。図1に示すように、筐体12は、その下部後方に機械室22をさらに有している。機械室22は、冷蔵貯蔵室14と、冷凍貯蔵室16と、冷蔵冷却器室18と、冷凍冷却器室20と、に連通していない。また、冷蔵庫10は、機械室22に配置されている圧縮機60と凝縮器62とをさらに備えている。圧縮機60と凝縮器62とは、図3に示す冷蔵庫10の冷却サイクルに関係する。

0027

図3に示すように、冷蔵庫10は、圧縮機60と、凝縮器62と、切替弁64と、冷蔵キャピラリチューブ66と、冷蔵冷却器30と、冷凍キャピラリチューブ70と、冷凍冷却器50と、逆止弁72と、制御装置80と、を備えている。

0028

圧縮機60は、冷媒を高温かつ高圧に圧縮する。圧縮機60は、制御装置80の指令に従って駆動し、冷媒を圧送する。圧縮機60から圧送される冷媒は、気体である。圧縮機60から圧送される冷媒の流量は、制御装置80によって調整される。

0029

圧縮機60の吐出口には、凝縮器62が接続されている。凝縮器62は、冷媒の熱を放熱する。これにより、冷媒は気体から液体に変化する。

0030

凝縮器62には、切替弁64が接続されている。切替弁64は、2個の出口を有している。切替弁64は、切替弁64の入口から流れ込んだ冷媒を2個の出口の一方に切り替えて流すことができる。制御装置80の指令に従って、冷媒を流す出口が切り換えられる。即ち、切替弁64の一方の出口が開放しているとき、他方の出口が閉鎖しており、切替弁64の他方の出口が開放しているとき、一方の出口が閉鎖している。なお、変形例では、切替弁64は、2個の出口の両方に冷媒を流すことができる構成であってもよい。この場合、切替弁64の2個の出口の開度が制御装置80によって調整されることによって、2個の出口のそれぞれに流れる冷媒の流量が調整される。

0031

切替弁64の一方の出口には、冷蔵キャピラリチューブ66、冷蔵冷却器30が順番に接続されている。冷蔵キャピラリチューブ66は、内部を流れる冷媒を減圧する。冷蔵キャピラリチューブ66は、冷蔵冷却器30の冷媒管34に接続されている。

0032

切替弁64の他方の出口には、冷凍キャピラリチューブ70、冷凍冷却器50、逆止弁72が順番に接続されている。冷蔵冷却器30の出口側と逆止弁72の出口側とが1つになって圧縮機60の吸入口に接続されている。

0033

冷凍キャピラリチューブ70は、内部を流れる冷媒を減圧する。冷凍キャピラリチューブ70は、冷凍冷却器50の冷媒管に接続されている。冷凍キャピラリチューブ70の長さは、冷蔵キャピラリチューブ66の長さよりも長い。このため、冷凍キャピラリチューブ70を流れる冷媒は、冷蔵キャピラリチューブ66を流れる冷媒と比較して、より低い圧力まで減圧される。

0034

逆止弁72は、冷凍冷却器50の冷媒管に接続されている。逆止弁72は、冷媒を冷凍冷却器50側から逆止弁72を通って圧縮機60側に流す。一方、逆止弁72は、冷媒を圧縮機60側から逆止弁72を通って冷凍冷却器50側に流さない。

0035

上記したように、制御装置80は、圧縮機60と切替弁64とを制御する。図3では、制御装置80と圧縮機60との接続線および制御装置80と切替弁64との接続線が破線で示されている。制御装置80は、圧縮機60と切替弁64とを制御して、冷蔵冷却モード冷凍冷却モードとを交互に実行する。また、制御装置80は、温度センサ42および冷蔵貯蔵室14と冷凍貯蔵室16とのそれぞれに配置される温度センサ(図示省略)によって計測される温度に基づいて、冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードとを実行する。

0036

冷蔵冷却モードでは、制御装置80は、まず、切替弁64の冷蔵キャピラリチューブ66側の出口を開放し、切替弁64の冷凍キャピラリチューブ70側の出口を閉鎖する。次に、制御装置80は、圧縮機60とファン26に接続されたファンモータ(図示省略)とを駆動する。これにより、圧縮機60から凝縮器62を通り切替弁64に流れた冷媒は、切替弁64の冷蔵キャピラリチューブ66側の出口に流れる。冷媒は、切替弁64の冷凍キャピラリチューブ70側の出口に流れない。その後、冷媒は、冷蔵キャピラリチューブ66と冷蔵冷却器30とを通り圧縮機60に戻る。冷媒が冷蔵冷却器30の冷媒管34を流れる間に、冷蔵冷却器30の周囲の空気が冷却される。また、ファン26に接続されたファンモータの駆動により、ファン26が回転する。この結果、冷蔵冷却器30によって冷却された空気が冷蔵貯蔵室14に送られる。冷凍冷却器50には冷媒が流れておらず、冷凍冷却器50の周囲の空気は冷却されない。

0037

冷凍冷却モードでは、制御装置80は、まず、切替弁64の冷凍キャピラリチューブ70側の出口を開放し、切替弁64の冷蔵キャピラリチューブ66側の出口を閉鎖する。次に、制御装置80は、圧縮機60とファン28に接続されたファンモータ(図示省略)とを駆動する。これにより、圧縮機60から凝縮器62を通り切替弁64に流れた冷媒は、切替弁64の冷凍キャピラリチューブ70側の出口に流れる。冷媒は、切替弁64の冷蔵キャピラリチューブ66側の出口に流れない。その後、冷媒は、冷凍キャピラリチューブ70と冷凍冷却器50と逆止弁72とを通り圧縮機60に戻る。これにより、冷媒が冷凍冷却器50の冷媒管を流れる間に、冷凍冷却器50の周囲の空気が冷却される。また、ファン28に接続されたファンモータの駆動により、ファン28が回転する。この結果、冷凍冷却器50によって冷却された空気が冷凍貯蔵室16に送られる。冷蔵冷却器30には冷媒が流れておらず、冷蔵冷却器30の周囲の空気は冷却されない。

0038

(効果)
上記の第1実施例の冷蔵庫10は、冷媒管34の表面と、端板36の表面と、複数の下流側フィン38bの表面と、アキュムレータ40の表面と、を覆っているコーティング層46を備えている。コーティング層46は、ポリペプチドを含んでいる。ポリペプチドは、霜発生抑制剤である。冷媒管34に冷媒が流れ、冷却器本体32の温度と冷却器本体32の周囲の空気の温度とに温度差が発生した場合、冷却器本体32の表面に、氷の核が発生する。ポリペプチドは、氷の核に特異的に結合して、氷が結晶成長することを抑制する。このため、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との表面に霜が付着することを抑制することができる。

0039

冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50とは、コーティング層46を備えている。このため、冷蔵貯蔵室14と冷凍貯蔵室16との2種類の貯蔵室を有する冷蔵庫10において、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との表面に霜が付着することを抑制することができる。

0040

制御装置80は、冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードとを実行する。冷蔵冷却モードでは、冷蔵冷却器30に冷媒が流れる一方、冷凍冷却器50に冷媒が流れない。冷凍冷却モードでは、冷凍冷却器50に冷媒が流れる一方、冷蔵冷却器30に冷媒が流れない。例えば、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50とに同時に冷媒が流れる場合、冷蔵冷却器30で冷却される空気の温度が所定冷蔵温度よりも低くなったり、冷凍冷却器50で空気される冷気の温度が所定冷凍温度よりも高くなったりする。このため、冷蔵貯蔵室14の温度が冷蔵温度帯から外れたり、冷凍貯蔵室16の温度が冷凍温度帯から外れたりする。上記の構成では、冷蔵冷却モードが実行されると、冷蔵貯蔵室14を冷蔵温度帯に冷却する条件で冷蔵冷却器30に冷媒を流し、冷凍冷却モードが実行されると、冷凍貯蔵室16を冷凍温度帯に冷却する条件で冷凍冷却器50に冷媒を流すことができる。このため、冷蔵貯蔵室14の温度が冷蔵温度帯から外れることと、冷凍貯蔵室16の温度が冷凍温度帯から外れることを抑制することができる。また、冷蔵冷却モードの実行中に、冷凍冷却器50には冷媒が流れていない。このため、冷凍冷却器50に冷媒が流れていないときの冷凍冷却器50の周囲の空気の温度は、冷凍冷却器50に冷媒が流れているときの冷凍冷却器50の周囲の空気の温度よりも高くなる場合がある。この状態で冷凍冷却器50に冷媒が流れると(即ち、冷凍冷却モードが実行されると)、冷凍冷却器50の温度と、冷凍冷却器50の周囲の空気の温度との温度差によって、冷凍冷却器50の表面に霜が付着し易い。上記の原理と同じ原理に基づく理由によって、冷蔵冷却器30の表面にも霜が付着し易い。上記の第1実施例の冷蔵庫10では、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50とは、コーティング層46を備えている。このため、冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードとが実行される冷蔵庫10において、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との表面に霜が付着することを抑制することができる。

0041

コーティング層46は、複数の下流側フィン38bの表面を覆う。互いに隣接する複数の下流側フィン38bの間の距離L2は、互いに隣接する複数の上流側フィン38aの間の距離L1よりも短い。このため、複数の下流側フィン38bに霜が付着することが抑制される。この結果、複数の下流側フィン38bに霜が付着して距離L2が狭まり、互いに隣接する複数の下流側フィン38bの間を空気が流れにくくなることを抑制することができる。互いに隣接するフィンとフィンとの間の距離が短い部分におけるフィン構造体38の表面をコーティング層46が覆う場合に、本技術は特に有効である。

0042

(第2実施例)
図4を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例では、第1実施例と異なる点を説明し、第1実施例と同様の点については同様の符号を付して説明を省略する。第2実施例と第1実施例では、フィン構造体38の表面を覆うコーティング層46の位置が異なる。

0043

フィン構造体38は、複数の第1フィン38cと、複数の第2フィン38dと、を備えている。複数の第1フィン38cは、冷却器本体32の幅方向(図4の左右方向)の中間位置90に対して温度センサ42に近接する側の近接領域92に位置するフィンである。図4では、中間位置90が一点鎖線によって図示されている。複数の第2フィン38dは、冷却器本体32の幅方向の中間位置90に対して温度センサ42側から離間する側の離間領域94に位置するフィンである。離間領域94は、近接領域92よりも温度センサ42から離間している。冷却器本体32の幅方向の中間位置90は、冷却器本体32の幅方向の中間に位置している。なお、変形例では、冷却器本体32の幅方向の中間位置90は、冷却器本体32の幅方向の中間よりも温度センサ42に近接する側に位置していてもよく、冷却器本体32の幅方向の中間よりも温度センサ42から離間する側に位置していてもよい。

0044

コーティング層46は、離間領域94に位置する複数の第2フィン38dの表面を覆っている。コーティング層46は、近接領域92に位置する複数の第1フィン38cの表面を覆っていない。

0045

(効果)
上記の第2実施例では、離間領域94に位置する複数の第2フィン38dは、近接領域92に位置する複数の第1フィン38cよりも温度センサ42から離間している。このため、離間領域94に位置する複数の第2フィン38dの周囲の空気の実温度と温度センサ42によって計測される空気の温度との温度差は、近接領域92に位置する複数の第1フィン38cの周囲の空気の実温度と温度センサ42によって計測される空気の温度との温度差よりも大きい。この結果、複数の第2フィン38dには、複数の第1フィン38cよりも霜が付着し易い。上記の構成では、コーティング層46は、複数の第2フィン38dの表面を覆っている。このため、霜が付着し易い複数の第2フィン38dに霜が発生することを抑制することができる。

0046

以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。

0047

(1)上記の実施例のコーティング層46では、ポリペプチドは、各部材の表面を覆う基層上に配置されている。変形例のコーティング層46では、ポリペプチドは基層内に分散されていてもよい。この場合、ポリペプチドは、粉末であってもよい。また、基層は、グリス等の粘性を有する材料から構成されていてもよく、初期状態では粘性を有しており、所定時間経過すると硬化する材料から構成されていてもよい。

0048

(2)上記の第1実施例では、コーティング層46は、フィン構造体38のうちの複数の下流側フィン38bの表面を覆っている。変形例では、コーティング層46は、フィン構造体38のうちの複数の上流側フィン38aの表面も覆っていてもよい。即ち、コーティング層46は、フィン構造体38のすべての表面を覆っていてもよい。

0049

(3)上記の実施例では、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50の両方がコーティング層46を備えている。変形例では、冷凍冷却器50のみがコーティング層46を備えていてもよく、冷蔵冷却器30のみがコーティング層46を備えていてもよい。冷凍冷却器50に冷媒が流れる場合と冷媒が流れない場合での冷凍冷却器50の周囲の空気の温度差は、冷蔵冷却器30に冷媒が流れる場合と冷媒が流れない場合での冷蔵冷却器30の周囲の空気の温度差よりも大きい。これにより、冷凍冷却器50の表面には、冷蔵冷却器30の表面よりも霜が付着し易い。このため、冷凍冷却器50がコーティング層46を備える場合に、本技術は特に有効である。

0050

(4)上記の実施例では、筐体12は、内部に冷蔵貯蔵室14と、冷凍貯蔵室16と、冷蔵冷却器室18と、冷凍冷却器室20と、を有している。変形例では、筐体12は、内部に冷蔵貯蔵室14と冷蔵冷却器室18のみを有していてもよく、内部に冷凍貯蔵室16と冷凍冷却器室20のみを有していてもよい。即ち、冷蔵庫10は、冷蔵貯蔵室14のみを有する冷蔵庫であってもよく、冷凍貯蔵室16のみを有する冷蔵庫であってもよい。

0051

(5)上記の実施例では、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との近傍に、ヒータが配置されていてもよい。この構成では、ポリペプチドによって冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との表面に霜が付着することを抑制するとともに、冷蔵冷却器30と冷凍冷却器50との表面に霜が付着してしまった場合に、ヒータの発熱によって霜を除去することができる。

0052

また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

0053

10 :冷蔵庫
12 :筐体
14 :冷蔵貯蔵室
16 :冷凍貯蔵室
18 :冷蔵冷却器室
20 :冷凍冷却器室
22 :機械室
26、28:ファン
30 :冷蔵冷却器
32 :冷却器本体
34 :冷媒管
34a :流路
36 :端板
38 :フィン構造体
38a :上流側フィン
38b :下流側フィン
38c :第1フィン
38d :第2フィン
40 :アキュムレータ
42 :温度センサ
46 :コーティング層
50 :冷凍冷却器
60 :圧縮機
62 :凝縮器
64 :切替弁
66 :冷蔵キャピラリチューブ
70 :冷凍キャピラリチューブ
72 :逆止弁
80 :制御装置
90 :中間位置
92 :近接領域
94 :離間領域

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