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技術 入口弁機械ロック具

出願人 中国電力株式会社
発明者 明坂真央
出願日 2019年4月22日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-081335
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-176711
状態 未査定
技術分野 弁の誤作動防止
主要キーワード 柱状体形状 略柱形状 機械ロック 吸出管 水圧管 第四指 第三指 第五指
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

落下する危険性をなくし、入口弁の外側から当該入口弁の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者負担軽減および安全性の向上を図ること。

解決手段

水力発電設備における水圧管水車との間に設置される入口弁における弁箱の外側であって当該入口弁の弁体連動する連動部材移動軌跡干渉するロック位置に、着脱自在に装着されるロック具本体101と、ロック具本体101の外表面に沿って延出し当該外表面から所定間隔を空けて配置された棒形状をなす握り部104と、当該握り部104を支持しロック具本体101に対する当該握り部104の位置を固定する支持部105と、からなる持ち手102と、を備えた入口弁機械ロック具100を構成した。

概要

背景

水力発電所における管路開閉に用いられる入口弁は、機械ロックによりロックすることができる。機械ロックは、入口弁の動作機構干渉する位置に機械ロック部品を設置することによって、制御機器誤動作操作者誤操作などによる入口弁の動作を制限する。

具体的には、機械ロック部品は、たとえば、入口弁を収容する筐体に設けられて、入口弁の動作機構に干渉する位置に連通する孔に、当該筐体の上側から挿入されることによって、入口弁の動作機構に干渉する位置に設置される。機械ロック部品は、略柱形状をなす金属塊であって、入口弁の動作機構に干渉する位置に設置されると、自身の剛性および自重によって当該動作機構の動作を物理的に規制する。

関連する技術として、具体的には、従来、たとえば、水が流通する流路に配置される円板体を回転自在に軸支する主軸に、開閉可能な貫通孔を設け、当該貫通孔を介して入口弁より上流側の水を入口弁の下流側に導くことにより、側路弁を設けることなく、簡単な構成によって入口弁に対して下流側に充水し、入口弁前後の水圧平衡にするようにした水力発電所の入口弁に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。

概要

落下する危険性をなくし、入口弁の外側から当該入口弁の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者負担軽減および安全性の向上をること。水力発電設備における水圧管水車との間に設置される入口弁における弁箱の外側であって当該入口弁の弁体連動する連動部材移動軌跡に干渉するロック位置に、着脱自在に装着されるロック具本体101と、ロック具本体101の外表面に沿って延出し当該外表面から所定間隔を空けて配置された棒形状をなす握り部104と、当該握り部104を支持しロック具本体101に対する当該握り部104の位置を固定する支持部105と、からなる持ち手102と、を備えた入口弁機械ロック具100を構成した。

目的

この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ロック具本体が落下する危険性をなくし、入口弁の外側から当該入口弁の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者の負担軽減および安全性の向上を図ることができる入口弁機械ロック具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水力発電設備における水圧管水車との間に設置される入口弁における弁箱の外側であって当該入口弁の弁体連動する連動部材移動軌跡干渉するロック位置に、着脱自在に装着されるロック具本体と、前記ロック具本体の外表面に沿って延出し当該外表面から所定間隔を空けて配置された棒形状をなす握り部と、当該握り部を支持し前記ロック具本体に対する当該握り部の位置を固定する支持部と、からなる持ち手と、を備えたことを特徴とする入口弁機械ロック具。

請求項2

前記ロック具本体は、柱状体形状をなし、前記握り部は、長さ方向を前記ロック具本体の長さ方向と略平行に配置され、前記支持部は、前記握り部の長さ方向における一端部において前記握り部を支持することを特徴とする請求項1に記載の入口弁機械ロック具。

請求項3

前記ロック具本体は、柱状体形状をなし、前記握り部は、長さ方向を前記ロック具本体の長さ方向と略平行に配置され、前記支持部は、前記握り部の長さ方向における両端部において前記握り部と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の入口弁機械ロック具。

請求項4

前記持ち手は、複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の入口弁機械ロック具。

請求項5

複数の前記持ち手は、前記ロック具本体の軸心方向における位置および幅方向における位置がそれぞれ異なることを特徴とする請求項4に記載の入口弁機械ロック具

請求項6

前記握り部は、滑り止め加工が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の入口弁機械ロック具。

技術分野

0001

この発明は、動作機構干渉する位置に装着されて動作を規制する入口弁機械ロック具に関する。

背景技術

0002

水力発電所における管路開閉に用いられる入口弁は、機械ロックによりロックすることができる。機械ロックは、入口弁の動作機構に干渉する位置に機械ロック部品を設置することによって、制御機器誤動作操作者誤操作などによる入口弁の動作を制限する。

0003

具体的には、機械ロック部品は、たとえば、入口弁を収容する筐体に設けられて、入口弁の動作機構に干渉する位置に連通する孔に、当該筐体の上側から挿入されることによって、入口弁の動作機構に干渉する位置に設置される。機械ロック部品は、略柱形状をなす金属塊であって、入口弁の動作機構に干渉する位置に設置されると、自身の剛性および自重によって当該動作機構の動作を物理的に規制する。

0004

関連する技術として、具体的には、従来、たとえば、水が流通する流路に配置される円板体を回転自在に軸支する主軸に、開閉可能な貫通孔を設け、当該貫通孔を介して入口弁より上流側の水を入口弁の下流側に導くことにより、側路弁を設けることなく、簡単な構成によって入口弁に対して下流側に充水し、入口弁前後の水圧平衡にするようにした水力発電所の入口弁に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。

先行技術

0005

特開2013−151971号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、機械ロック部品は、水圧管に導入された水の水圧に耐えて、自身の剛性および自重によって入口弁の動作機構の動作を物理的に規制するために、重量が大きい金属塊によって実現する必要があり、上述した従来の技術は、この機械ロック部品を入口弁を収容する筐体の上側から挿入するために当該筐体の上面よりも上側に持ち上げる作業が、作業者に大きな負担をかけてしまうという問題があった。

0007

また、上述した従来の技術は、重量が大きい金属塊によって実現される機械ロック部品を安定して保持することが難しいという問題があった。このため、機械ロック部品を挿入する際に、機械ロック部品を持ち上げている最中に落下させてしまったり、機械ロック部品を設置する際に、入口弁を収容する筐体と機械ロック部品との間や、当該筐体に設けられた孔の縁と機械ロック部品との間などに手指を挟んでしまうおそれがあった。

0008

また、上述した特許文献1に記載された従来の技術は、管路内における弁の開閉制御に関する技術であって、入口弁の外側から当該入口弁の動作を物理的に規制する機械ロックに関して作業者の負担軽減を図ることはできないという問題があった。

0009

この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ロック具本体が落下する危険性をなくし、入口弁の外側から当該入口弁の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者の負担軽減および安全性の向上を図ることができる入口弁機械ロック具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、水力発電設備における水圧管と水車との間に設置される入口弁における弁箱の外側であって当該入口弁の弁体連動する連動部材移動軌跡に干渉するロック位置に、着脱自在に装着されるロック具本体と、前記ロック具本体の外表面に沿って延出し当該外表面から所定間隔を空けて配置された棒形状をなす握り部と、当該握り部を支持し前記ロック具本体に対する当該握り部の位置を固定する支持部と、からなる持ち手と、を備えたことを特徴とする。

0011

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、上記の発明において、前記ロック具本体が、柱状体形状をなし、前記握り部が、長さ方向を前記ロック具本体の長さ方向と略平行に配置され、前記支持部が、前記握り部の長さ方向における一端部において前記握り部を支持することを特徴とする。

0012

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、上記の発明において、前記ロック具本体が、柱状体形状をなし、前記握り部が、長さ方向を前記ロック具本体の長さ方向と略平行に配置され、前記支持部が、前記握り部の長さ方向における両端部において前記握り部と連結されていることを特徴とする。

0013

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、上記の発明において、前記持ち手が、複数設けられていることを特徴とする。

0014

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、上記の発明において、複数の前記持ち手が、前記ロック具本体の軸心方向における位置および幅方向における位置がそれぞれ異なることを特徴とする。

0015

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、上記の発明において、前記握り部が、滑り止め加工が施されていることを特徴とする。

発明の効果

0016

この発明にかかる入口弁機械ロック具によれば、ロック具本体が落下する危険性をなくし、機械ロックに際しての作業者の負担軽減および安全性の向上を図ることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0017

この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具の構成を示す説明図(その1)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具の構成を示す説明図(その2)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具の構成を示す説明図(その3)である。
入口弁機械ロック具の取り扱い方法を示す説明図である。
入口弁の構成を示す説明図である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具を用いた機械ロック方法を示す説明図である。
従来の機械ロック部品の取り扱い方法を示す説明図(その1)である。
従来の機械ロック部品の取り扱い方法を示す説明図(その2)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具における持ち手の別の形態を示す説明図(その1)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具における持ち手の別の形態を示す説明図(その2)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具における持ち手の別の形態を示す説明図(その3)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具における持ち手の別の形態を示す説明図(その4)である。
この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具における持ち手の別の形態を示す説明図(その5)である。

実施例

0018

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる入口弁機械ロック具の好適な実施の形態を詳細に説明する。

0019

まず、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具の構成について説明する。図1図3は、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具の構成を示す説明図である。

0020

図1図3に示すように、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100は、ロック具本体101と、持ち手102と、を備えている。ロック具本体101は、柱状体形状に成型された金属塊によって実現される。この実施の形態において、ロック具本体101は、断面が、一辺7cm程度の正方形であって、長さが35cm程度の四角柱形状をなす。

0021

ロック具本体101は、水力発電設備における入口弁の弁体と連動する連動部材の移動軌跡に干渉するロック位置に、着脱自在に装着される。水力発電設備における入口弁については、説明を後述する(図4および図5を参照)。

0022

ロック具本体101は、自身の硬度によって連動部材の動作を規制するとともに、ロック位置に装着した状態において容易に動かないように、所定以上の硬度および重量を有する。具体的に、ロック具本体101は、たとえば、16Kg程度の重量がある鉄塊などによって実現することができる。

0023

この実施の形態において、ロック具本体101と持ち手102とは、中継部材103を介して連結されている。中継部材103は、金属製の平板形状をなす。具体的に、中継部材103は、たとえば、短辺が10cm前後、長辺が20cm前後、厚さが1cm程度の、鉄などの金属製の板状部材によって実現することができる。

0024

中継部材103は、溶接などによってロック具本体101と連結されている。中継部材103は、四角柱形状をなすロック具本体101の4つの側面のうちの1つの側面に連結されている。中継部材103は、ロック具本体101の側面において、ロック具本体101のロック位置への装着に干渉しない位置に連結されている。また、中継部材103は、ボルトによって持ち手102と連結されている。中継部材103と持ち手102とは、ロック具本体101と同様に溶接によって連結されていてもよい。

0025

持ち手102は、握り部104と、支持部105と、を備えている。握り部104は、棒形状をなす。握り部104は、成人が握りしめることができる程度の直径(たとえば、1〜3cm程度)の棒形状をなす。また、握り部104は、ロック具本体101の重量が加えられた場合にも変形しない硬度を呈する。具体的に、握り部104は、たとえば、鋼やステンレス鋼などによって形成することができる。

0026

握り部104は、ロック具本体101の外表面に沿って延出している。握り部104は、長さ方向を、ロック具本体101の外表面がなす面に略平行に揃えた状態で配置されている。握り部104は、ロック具本体101の外表面から所定間隔を空けて配置されている。この実施の形態において、握り部104は、中継部材103における持ち手102側の面から所定間隔を空けて配置されている。具体的に、握り部104は、中継部材103における持ち手102側の面との間に、成人の手指を挿入できる程度の間隔を空けて配置されている。

0027

握り部104は、長さ方向における中央部が、中継部材103から離反する方向に湾曲した形状をなす。握り部104は、ロック具本体101の外表面すなわち中継部材103における持ち手102側の面と平行な、直線の棒形状をなすものであってもよい。

0028

支持部105は、ロック具本体101に対する当該握り部104の位置を固定する。支持部105は、中継部材103における持ち手102側の面から、当該面から離間する方向に突出している。支持部105は、握り部104の長さ方向における両端に設けられ、それぞれ先端において握り部104と連結されている。これにより、持ち手102は、扁平のU字形状をなす。この実施の形態において、握り部104と支持部105とは一体に設けられている。

0029

持ち手102は、複数設けられていてもよい。この実施の形態において、持ち手102は、2つ設けられている。2つの持ち手102は、それぞれ同じ大きさで同じ形状をなす。2つの持ち手102は、ロック具本体101の軸心方向、および、幅方向における位置がそれぞれ異なっている。具体的に、2つの持ち手102は、中継部材103の対角位置に設けられている。

0030

(入口弁機械ロック具100の取り扱い方法)
つぎに、入口弁機械ロック具100の取り扱い方法について説明する。図4は、入口弁機械ロック具100の取り扱い方法を示す説明図である。図4に示すように、2つの持ち手102が中継部材103の対角位置に設けられているため、作業者が2つの持ち手102を両方の手401でそれぞれ握った状態においては、当該作業者の左手右手よりも下側に位置する。これにより、作業者は、それぞれの持ち手102を握る腕が干渉するなどして作業が制限されることなく、両方の手401で握り部104を握ることができる。

0031

持ち手102は、作業者が2つの持ち手102を両方の手401でそれぞれ握った状態において、当該作業者の左手が右手よりも下側に位置するように設ける態様に限らない。持ち手102は、作業者が2つの持ち手102を両方の手401でそれぞれ握った状態において、当該作業者の右手が左手よりも下側に位置するように設けられていてもよい。

0032

(入口弁の構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100を装着して機械ロックをおこなう入口弁の構成について説明する。図5は、入口弁の構成を示す説明図である。

0033

図5に示すように、入口弁501は、水力発電設備における水車502の入口に設けられる。水車502は、発電機503に連結され、送水管504を介して矢印Cの方向に導水された水の水力によって回転する。水車502の回転による動力は、発電機503に伝達され、発電機503による発電動作に供される。水車502の回転に供された水は、水車502の下側に設けられた吸出管505を介して、放水路放水される。

0034

入口弁501は、水車502に水を導くために勾配が設けられた送水管504の最終端であって、水車502への水の入口の直前となる位置に設けられる。入口弁501は、水力発電設備の点検時など、水車502を停止する場合に送水管504の管路を閉塞して、水車502への水の流入を遮断する。入口弁501は、流量の調整はおこなわず、水車502の運転中は全開し、点検時などの必要なときに全閉する。

0035

入口弁501は、弁体506を収容する弁箱を備えている。弁体506は、弁箱の内部において動作することにより、送水管504の管路をすべて開放する全開位置、および、弁座に当接して送水管504の管路をすべて閉塞する全閉位置のいずれかに選択的に位置づけられる。入口弁501は、たとえば、ロータリー弁によって実現することができる。ロータリー弁は、弁箱の内部において、筒形状をなす弁体506を回動させることにより送水管504の管路を開閉する。

0036

ロータリーバルブによって実現される入口弁501は、弁体506の回動軸507に連結されたレバー(図6を参照)を備えている。レバーは、弁体506の回動軸に一体に固定されており、弁体506の回動軸507の回動にともなって当該回動軸507を中心として回動する。すなわち、レバーの回動を規制することにより、弁体506の回動軸507を介して弁体506の回動を規制することができる。

0037

入口弁機械ロック具100は、ロック具本体101がレバーの移動軌跡に干渉するロック位置に位置づけられた状態で入口弁501に装着されることによって、レバーの回動を規制する。入口弁501の弁箱の外側には、ロック具本体101がレバーの移動軌跡に干渉するロック位置において入口弁機械ロック具100を保持する保持機構(図示を省略する)が設けられている。

0038

(入口弁機械ロック具100を用いた機械ロック方法)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100を用いた機械ロック方法について説明する。図6は、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100を用いた機械ロック方法を示す説明図である。

0039

図6に示すように、入口弁機械ロック具100を、ロック具本体101がレバー601に干渉するロック位置に装着する(機械ロックする)際、作業者600は、図4に示したように両方の手401で持ち手102をそれぞれ握った状態で、入口弁機械ロック具100を持ち上げる。機械ロックに際して、入口弁機械ロック具100は、ロック具本体101の下端が、床面から170cm以上の高さに位置づけられるまで持ち上げる必要がある。

0040

入口弁機械ロック具100は、持ち手102を備えており、持ち手102における棒形状をなす握り部104が、外表面から所定間隔を空けて配置されているため、作業者600は、第一指親指)を除く4本の手指(第二指人差し指)、第三指中指)、第四指薬指)、第五指小指))を握り部104に巻き付けるようにして屈曲させ、握りこぶしを握るようにして、握り部104を握ることができる。

0041

これにより、作業者600は、重量が大きい金属塊によって実現されるロック具本体101を直接把持することなく、持ちやすく力を入れやすい握り部104を握ることによって、ロック具本体101をロック位置に装着し、機械ロックをおこなうことができる。このように、入口弁機械ロック具100によれば、ロック具本体101を安定して確実に保持した状態で移動させることができる。

0042

(従来の機械ロック部品の取り扱い方法)
つぎに、従来の機械ロック部品の取り扱い方法について説明する。図7および図8は、従来の機械ロック部品の取り扱い方法を示す説明図である。図7に示すように、従来の機械ロック部品700は、入口弁機械ロック具100におけるロック具本体101と同様の四角柱形状をなす金属塊によって実現される。

0043

従来の機械ロック部品700は、ロック具本体101と同様に、所定以上の硬度および重量(16Kg程度)を有する。従来の機械ロック部品700を、入口弁501のロック位置に装着する際は、従来の機械ロック部品700を直接把持していた。従来の機械ロック部品700は、16Kg程度と重く、また、断面が一辺7cm程度の正方形をなすために握りづらく、手が滑りやすい。

0044

このため、図8に示すように、ロック位置に装着する際に、ロック具本体101の下端が、床面から170cm以上の高さに位置づけられるまで持ち上げる作業は、作業者600に大きな負担がかかっていた。また、機械ロック部品を持ち上げている最中に落下させてしまうと作業者600が怪我をするおそれがあり、安全性に問題があった。

0045

これに対し、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100によれば、持ち手102を握ることにより、ロック具本体101を安定して確実に保持した状態で移動させることができるので、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、入口弁501の外側から当該入口弁501の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0046

上述した実施の形態においては、扁平のU字形状をなす持ち手102を備えた入口弁機械ロック具100について説明したが、持ち手102の形状はこれに限るものではない。持ち手102は、ロック具本体101と確実に連結され、ロック具本体101の重量が加えられても変形しない硬度、強度を備えた持ち手102であればよく、以下に示すように各種の形状によって実現することができる。

0047

(持ち手102の別の形態)
図9図13は、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100における持ち手102の別の形態を示す説明図である。この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100における持ち手102は、たとえば、図9に示すように、握り部104の長さ方向における一端部において、支持部105と連結されて構成されていてもよい。

0048

また、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100における持ち手102は、握り部104に滑り止め加工が施されていてもよい。滑り止め加工は、たとえば、図10に示すように、ウレタンゴムシリコンゴムなど、表面の摩擦係数が高い材料によって形成された滑り止め部材1000を握り部104に巻き付けることによって実現することができる。滑り止め部材1000は、握り部104に塗布することによって設けてもよい。

0049

また、滑り止め加工は、たとえば、図11に示すように、握り部104に凹凸1100を設けることによって実現してもよい。この場合、凹凸1100は、作業者600の手指の形状を想定した波形であってもよく、サンドブラストなどにより表面全体を粗くすることによって実現してもよい。また、握り部104の表面に、複数の溝を設けることによって実現してもよい。溝は、複数の溝を平行に設けてもよく、格子形状に設けてもよい。

0050

このような滑り止め加工を施すことにより、握り部104の長さ方向における一端側が開放された持ち手102においても、手がすべって持ち手102から抜けてしまうことを、確実に回避することができる。滑り止め加工は、上記のように、握り部104の長さ方向における両端部において、支持部105と連結された持ち手102に施されていてもよい。

0051

持ち手102は、たとえば、図12に示すように、握り部104の長さ方向を、ロック具本体101の軸心方向に交差する方向に平行にした姿勢で設けられていてもよい。このような持ち手102を備えた入口弁機械ロック具100によれば、作業者600は、機械ロックに際して、手の鉛直方向上側に向けた順手の状態で握ることができ、また、手の平を鉛直方向上側に向けた逆手の状態で握ることもできる。

0052

これにより、作業者600は、各自が握りやすい方法で握り部104を握ることができる。そして、これによって、入口弁機械ロック具100が落下する危険性をなくし、入口弁501の外側から当該入口弁501の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0053

また、持ち手102は、中継部材103における平面から突出するように設けられているものに限らず、図13に示すように、中継部材103の端面から突出するように設けられていてもよい。このような持ち手102を備えた入口弁機械ロック具100によれば、握り部104を握った状態で腕を伸ばすことができ、手にぶら下げた状態で入口弁機械ロック具100を容易に持ち運ぶことができる。

0054

また、持ち手102は、いずれか1種類のみに限らず、図9図13に示した複数の態様の中の異なる態様の持ち手102を備えていてもよい。具体的には、たとえば、図10に示したように、滑り止め加工が施された持ち手102と、図13に示したように、中継部材103の端面に設けられた持ち手102とを備えていてもよい。

0055

以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100は、水力発電設備における水圧管と水車502との間に設置される入口弁501における弁箱の外側であって当該入口弁501の弁体506と連動する連動部材の移動軌跡に干渉するロック位置に、着脱自在に装着されるロック具本体101と、ロック具本体101の外表面に沿って延出し当該外表面から所定間隔を空けて配置された棒形状をなす握り部104と、当該握り部104を支持しロック具本体101に対する当該握り部104の位置を固定する支持部105と、からなる持ち手102と、を備えたことを特徴としている。

0056

この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100によれば、棒形状をなす握り部104が、外表面から所定間隔を空けて配置されているため、作業者600は、第一指(親指)を除く4本の手指(第二指(人差し指)、第三指(中指)、第四指(薬指)、第五指(小指))を握り部104に巻き付けるようにして屈曲させ、握りこぶしを握るようにして、握り部104を握ることができる。

0057

これにより、作業者600は、重量が大きい金属塊によって実現されるロック具本体101を直接把持することなく、持ちやすく力を入れやすい握り部104を握ることによって、ロック具本体101が入口弁501の動作機構に干渉するロック位置にロック具本体101を設置することができる。

0058

これにより、ロック具本体101を安定して確実に保持した状態で移動させることができるので、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、入口弁501の外側から当該入口弁501の動作を物理的に規制する機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0059

また、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100は、ロック具本体101が、柱状体形状をなし、握り部104が、長さ方向をロック具本体101の長さ方向と略平行に配置され、支持部105は、握り部104の長さ方向における両端部において握り部104と連結されていることを特徴としている。

0060

この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100によれば、握り部104の長さ方向における両端部に支持部105が設けられているため、握り部104を握る際に支持部105が邪魔になることなく、第一指(親指)を除く4本の手指を揃え、第二指(人差し指)の側面に持ち手102を引っ掛けた状態で、握り部104を握ることができる。

0061

これにより、入口弁機械ロック具100の荷重を一層安定して支えることができ、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0062

また、握り部104の長さ方向における両端部に支持部105が設けられているため、入口弁機械ロック具100の天地方向の向きを入れ替えても、握り部104を握った状態において第二指(人差し指の側面に持ち手102を引っ掛けることができる。これにより、入口弁機械ロック具100の取り扱い性の容易化を図り、機械ロックに際しての利便性の向上を図ることができる。

0063

また、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100は、持ち手102が、複数設けられていることを特徴としている。

0064

この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100によれば、作業者600は、両方の手401で握り部104を握ることができる。これにより、入口弁機械ロック具100の荷重を一層安定して支えることができ、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0065

また、この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100は、複数の持ち手102は、ロック具本体101の軸心方向における位置および幅方向における位置がそれぞれ異なることを特徴としている。

0066

この発明にかかる実施の形態の入口弁機械ロック具100によれば、複数の持ち手102が、ロック具本体101の軸心方向における位置および幅方向における位置をずらして設けられているため、大きさに制限のある入口弁機械ロック具100に複数の持ち手102を設ける場合にも、それぞれの持ち手102を握る作業者600の腕が干渉するなどして作業が制限されることを回避できる。

0067

これにより、作業者600は、両方の手401で確実に握り部104を握り、入口弁機械ロック具100の荷重を一層安定して支えることができるので、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0068

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具100は、図9図11に示したように、ロック具本体101が、柱状体形状をなし、握り部104が、長さ方向をロック具本体101の長さ方向と略平行に配置され、支持部105が、握り部104の長さ方向における一端部において握り部104を支持する持ち手102を備えて構成されていてもよい。

0069

このような入口弁機械ロック具100によれば、握り部104の長さ方向における一端部に支持部105が設けられているため、握り部104を握る際に支持部105が邪魔になることなく、第一指(親指)を除く4本の手指を揃え、第二指(人差し指)の側面に持ち手102を引っ掛けた状態で、握り部104を握ることができる。これにより、入口弁機械ロック具100の荷重を一層安定して支えることができ、ロック具本体101が落下する危険性をなくし、機械ロックに際しての作業者600の負担軽減および安全性の向上を図ることができる。

0070

また、この発明にかかる入口弁機械ロック具100は、図10図11に示したように、握り部104に、滑り止め加工が施されていてもよい。

0071

このような入口弁機械ロック具100によれば、握り部104を安定して確実に握ることができる。これにより、入口弁機械ロック具100の取り扱い性の容易化を図り、機械ロックに際しての利便性の向上を図ることができる。

0072

以上のように、この発明にかかる入口弁機械ロック具は、動作機構に干渉する位置に装着されて動作を規制する入口弁機械ロック具に有用であり、特に、水力発電設備の入口弁のように大きな力がかかる動作機構に干渉する位置に装着されて動作を規制する入口弁機械ロック具に適している。

0073

100入口弁機械ロック具
101ロック具本体
102持ち手
103中継部材
104握り部
105 支持部
501 入口弁
502水車
601レバー

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