図面 (/)

技術 壁面パネル

出願人 島悦哉
発明者 島悦哉
出願日 2019年4月19日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-080417
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-176471
状態 未査定
技術分野 訓練用具 天井構造 建築構造用パネル 壁の仕上げ
主要キーワード 衝撃緩和効果 固定構成 外枠フレーム 一体化状態 居住領域 各固定片 三層構造体 側面用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

ゴルフボール等の打球が当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返り衝撃音による問題を解消できる壁面パネルを提供する。

解決手段

壁面パネル17は、弾性を有する素材外枠フレーム状に構成されて内側に空間35、35が形成されたフレーム状クッション部25と、その両側の中実クッション部27、29との三層構造に、カバー31が表面側から被せられている。この裏面に取付けられた面ファスナー33で壁面に固定される。ゴルフボール21が衝突したときには、カバー31が、フレーム状クッション部25の縁側を弾性的に圧縮させながら撓んで空間35に沈み込んでいく。従って、衝撃を吸収して跳ね返しを抑えると共に、硬めのフレーム状クッション部25の圧縮変形も抑えられて衝撃音を小さくできる。

概要

背景

屋内(室内)空間の正面に設けられたスクリーンプロジェクタ等により投影された仮想ゴルフコースに向って、プレイヤーが実際のゴルフボールを実際のクラブで打って打つ時の姿勢ボールの飛び方を疑似的に体感してチェックするゴルフ練習装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
クラブのヘッドスピードやボールの飛翔速度飛距離ドップラーセンサ等により測定され、測定データに基づいて仮想空間内仮想球が飛んで行く様子をシミュレートするものである。
この種の練習装置における練習領域(練習空間)は、スクリーンの両側の側壁天井及び床面に囲まれた直方体状の閉空間となっている。ショット後のボールはその全てがスクリーンに向って飛ぶとは限らず、ミスショットした場合には、天井面や側面に当たって跳ね返ったり、衝撃音を発生する。これを放置すれば、ボールがプレイヤーに当たったり、あるいは練習領域外に転がっていったり、衝撃音が他の居住領域まで響いて騒音となる恐れがある。

概要

ゴルフボール等の打球が当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返りや衝撃音による問題を解消できる壁面パネルを提供する。壁面パネル17は、弾性を有する素材外枠フレーム状に構成されて内側に空間35、35が形成されたフレーム状クッション部25と、その両側の中実クッション部27、29との三層構造に、カバー31が表面側から被せられている。この裏面に取付けられた面ファスナー33で壁面に固定される。ゴルフボール21が衝突したときには、カバー31が、フレーム状クッション部25の縁側を弾性的に圧縮させながら撓んで空間35に沈み込んでいく。従って、衝撃を吸収して跳ね返しを抑えると共に、硬めのフレーム状クッション部25の圧縮変形も抑えられて衝撃音を小さくできる。

目的

本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、構造的工夫を凝らすことで、素材の特性と協働して、ボールが当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返りや衝撃音による問題を効果的に解消できる壁面パネルの提供を、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

粘弾性を有する素材外枠フレーム状に構成されて内側に空間を有するクッション部と、前記クッション部に表面側から被せて前記空間を空洞とするカバーと、壁面への固定手段を備えており、ボール衝突したときには、前記カバーが前記クッション部の縁側を弾性的に圧縮させながら撓んで前記空洞に沈み込んでいくことを特徴とする壁面パネル

請求項2

請求項1に記載した壁面パネルにおいて、カバーとフレーム状クッション部との間にプレート状の中実クッション部が介装され、前記フレーム状クッション部の背面側に別のプレート状の中実クッション部が当てられて、クッション部が三層構造になっており、前記中実のクッション部は前記フレーム状クッション部よりも柔らかめの素材で構成されていることを特徴とする側面用に適した壁面パネル。

請求項3

請求項2に記載した壁面パネルにおいて、背面側で表出した中実クッション部の裏面に面ファスナー取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネル。

請求項4

請求項2に記載した壁面パネルにおいて、カバーが袋状になって、背面側にクッション部の出し入れ用のスリットが形成されると共に面ファスナーが取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネル。

請求項5

請求項1に記載した壁面パネルにおいて、フレーム状クッション部の背面側に、前記フレーム状クッション部の内側の空間に対応した空間を有するフレーム状補強部を介して背当て部が重ね合され、前記補強部または前記背当て部には外方に延出する固定片が取付けられており、前記固定片に形成されたネジ挿通孔挿通される止めネジが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする天井面用に適した壁面パネル。

請求項6

請求項5に記載した壁面パネルにおいて、補強部の外縁に対して背当て部の外縁が後退して段差が形成され、且つ、固定片が前記背当て部の対向する両側から延長上で重ならない位置でそれぞれ複数前記段差に取付けられており、平面方向に隣り合って配置された壁面パネルのうち一方の壁面パネル側の一方側の固定片が壁面に重ね合されて固定され、他方側の固定片が他方の壁面パネルの背面側に当該他方の壁面パネルの一方側の段差から入り込むことで、当該一方の壁面パネルが両持ち支持されることを特徴とする壁面パネル。

請求項7

請求項5に記載した壁面パネルにおいて、固定片が背当て部の両側にそれぞれ取付けられており、一方側の固定片は壁面パネルの厚さ方向に沿って垂直に屈曲して前記壁面パネルの表面から延出しており、他方側の固定片は平面方向に延出しており、前記一方側の固定片が側面に重ね合されて固定され、前記他方側の固定片が天井面に重ね合されて固定されて、天井面と側面の境目に寄せて配置されることを特徴とする壁面パネル。

請求項8

請求項5から7のいずれかに記載した壁面パネルにおいて、フレーム状クッション部とその背面側の補強部と背当て部には、空間を中央で仕切る仕切り部が設けられ、前記仕切り部にはネジ挿通孔が形成されており、前記ネジ挿通孔に挿通される止めネジが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする天井面用に適した壁面パネル。

請求項9

請求項5から8のいずれかに記載した壁面パネルにおいて、背当て部の裏面に面ファスナーが取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネル。

技術分野

0001

本発明は、ゴルフ場ゲームセンター、住宅の室内等におけるゴルフ野球打撃練習領域の壁面にボールの衝撃の緩和用に取付けられる壁面パネルに関するものである。

背景技術

0002

屋内(室内)空間の正面に設けられたスクリーンプロジェクタ等により投影された仮想ゴルフコースに向って、プレイヤーが実際のゴルフボールを実際のクラブで打って打つ時の姿勢やボールの飛び方を疑似的に体感してチェックするゴルフ練習装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
クラブのヘッドスピードやボールの飛翔速度飛距離ドップラーセンサ等により測定され、測定データに基づいて仮想空間内仮想球が飛んで行く様子をシミュレートするものである。
この種の練習装置における練習領域(練習空間)は、スクリーンの両側の側壁天井及び床面に囲まれた直方体状の閉空間となっている。ショット後のボールはその全てがスクリーンに向って飛ぶとは限らず、ミスショットした場合には、天井面や側面に当たって跳ね返ったり、衝撃音を発生する。これを放置すれば、ボールがプレイヤーに当たったり、あるいは練習領域外に転がっていったり、衝撃音が他の居住領域まで響いて騒音となる恐れがある。

先行技術

0003

特開2011−30669号公報

発明が解決しようとする課題

0004

この対策として、天井や側壁にクッション材が取付けられている。図18では、この一例として、壁面100に貼着されたクッション材102にゴルフボール21が衝突するようになっており、クッション材102の素材としては、軟質ウレタンフォームが使用されている。
しかしながら、効果は未だ満足できるものではなく、ウレタンフォームの低反発弾性吸音性だけに頼っていたのでは限界がある。

0005

本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、構造的工夫を凝らすことで、素材の特性と協働して、ボールが当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返りや衝撃音による問題を効果的に解消できる壁面パネルの提供を、その目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、粘弾性を有する素材で外枠フレーム状に構成されて内側に空間を有するクッション部と、前記クッション部に表面側から被せて前記空間を空洞とするカバーと、壁面への固定手段を備えており、ボールが衝突したときには、前記カバーが前記クッション部の縁側を弾性的に圧縮させながら撓んで前記空洞に沈み込んでいくことを特徴とする壁面パネルである。

0007

請求項2の発明は、請求項1に記載した壁面パネルにおいて、カバーとフレーム状クッション部との間にプレート状の中実クッション部が介装され、前記フレーム状クッション部の背面側に別のプレート状の中実クッション部が当てられて、クッション部が三層構造になっており、前記中実のクッション部は前記フレーム状クッション部よりも柔らかめの素材で構成されていることを特徴とする側面用に適した壁面パネルである。

0008

請求項3の発明は、請求項2に記載した壁面パネルにおいて、背面側で表出した中実クッション部の裏面に面ファスナーが取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネルである。

0009

請求項4の発明は、請求項2に記載した壁面パネルにおいて、カバーが袋状になって、背面側にクッション部の出し入れ用のスリットが形成されると共に面ファスナーが取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネルである。

0010

請求項5の発明は、請求項1に記載した壁面パネルにおいて、フレーム状クッション部の背面側に、前記フレーム状クッション部の内側の空間に対応した空間を有するフレーム状補強部を介して背当て部が重ね合され、前記補強部または前記背当て部には外方に延出する固定片が取付けられており、前記固定片に形成されたネジ挿通孔挿通される止めネジが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする天井面用に適した壁面パネルである。

0011

請求項6の発明は、請求項5に記載した壁面パネルにおいて、補強部の外縁に対して背当て部の外縁が後退して段差が形成され、且つ、固定片が前記背当て部の対向する両側から延長上で重ならない位置でそれぞれ複数前記段差に取付けられており、平面方向に隣り合って配置された壁面パネルのうち一方の壁面パネル側の一方側の固定片が壁面に重ね合されて固定され、他方側の固定片が他方の壁面パネルの背面側に当該他方の壁面パネルの一方側の段差から入り込むことで、当該一方の壁面パネルが両持ち支持されることを特徴とする壁面パネルである。

0012

請求項7の発明は、請求項5に記載した壁面パネルにおいて、固定片が背当て部の両側にそれぞれ取付けられており、一方側の固定片は壁面パネルの厚さ方向に沿って垂直に屈曲して前記壁面パネルの表面から延出しており、他方側の固定片は平面方向に延出しており、前記一方側の固定片が側面に重ね合されて固定され、前記他方側の固定片が天井面に重ね合されて固定されて、天井面と側面の境目に寄せて配置されることを特徴とする壁面パネルである。

0013

請求項8の発明は、請求項5から7のいずれかに記載した壁面パネルにおいて、フレーム状クッション部とその背面側の補強部と背当て部には、空間を中央で仕切る仕切り部が設けられ、前記仕切り部にはネジ挿通孔が形成されており、前記ネジ挿通孔に挿通される止めネジが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする天井面用に適した壁面パネルである。

0014

請求項9の発明は、請求項5から8のいずれかに記載した壁面パネルにおいて、背当て部の裏面に面ファスナーが取付けられており、前記面ファスナーが壁面への固定手段を構成していることを特徴とする壁面パネルである。

発明の効果

0015

本発明の壁面パネルによれば、ボールが当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返りや衝撃音による問題を効果的に解消できる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施の形態に係る壁面パネルを配置したゴルフ練習領域の壁面構造の斜視図である。
図1で示した壁面構造の側面に取付けられる側面用の壁面パネルの分解斜視図である。
図2で示した壁面パネルの裏面側から見た斜視図である。
図3で示した壁面パネルの使用状態を示す図で、(a)は側面に取付けた状態の図3におけるX1−X1線での断面図、(b)はゴルフボールが当たったときの衝撃吸収動作を示す断面図である。
図1で示した壁面構造の天井面に取付けられる天井面用の壁面パネルの分解斜視図である。
図5で示した壁面パネルの裏面側から見た斜視図である。
図6で示した壁面パネルの使用状態を示す図で、(a)は天井面に取付けた状態の図6におけるX2−X2線での断面図、(b)はゴルフボールが当たったときの衝撃吸収動作を示す断面図である。
その他の実施の形態に係る側面用の壁面パネルの分解斜視図である。
図8で示した壁面パネルの使用状態を示す図で、(a)は側面に取付けた状態の図8におけるX3−X3線での断面図、(b)は側面に取付ける前または離脱後の状態を示す断面図である。
図9で示した側面用の壁面パネルと、その他の実施の形態に係る天井面用の壁面パネルの斜視図である。
図10で示した天井面用の壁面パネルの分解斜視図である。
図10で示した壁面パネルの使用状態を示す図で、天井面に取付けた状態の図10におけるX4−X4線での断面図である。
図10で示した壁面パネルの、図10におけるX4−X4線での断面斜視図である。
図10で示した壁面パネルのうち、角用の壁面パネルの固定構成を示す斜視図である。
図10で示した壁面パネルの中央部の固定構成を示す図で、図14のX5−X5線での断面図である。
図8で示した壁面パネルを側面に配置固定し、図10で示した壁面パネルを天井面に配置固定する際の工程初期の状態を示す斜視図である。
図16の工程が完了した後の壁面構造を示す斜視図である。
従来のクッション材の問題点を説明するための概要側面図で、(a)はゴルフボールがクッション材に当たる前の状態を示す図、(b)はゴルフボールがクッション材に当たったときの状態を示す図である。

実施例

0017

以下、本発明の実施の形態に係る壁面パネルを図面にしたがって説明する。
図1は、ゴルフ練習場やゲームセンター、あるいは住宅の室内に設けられたゴルフ練習領域1を示している。ゴルフ練習領域1は、正面に設けられたスクリーン3と、スクリーン3の三方を筒状に囲む壁面構造5と、床面7とから構成され、直方体状の閉空間としてなる。
壁面構造5は、天井面9に固定される複数の天井面用の壁面パネル11と、天井面9に垂直な側面13、15に固定される複数の側面用の壁面パネル17とから構成されている。天井面用の壁面パネル11と側面用の壁面パネル17は天井面9や側面13、15に対して着脱自在に固定されている。

0018

床面7には練習マット19が置かれ、練習マット19上にセットされた実際のゴルフボール21をプレイヤーPが実際のクラブ23でスクリーン3に向って打つようになっている。
スクリーン3には不図示のプロジェクタにより仮想のゴルフコースが投影されており、プレイヤーPがスクリーン3に向ってゴルフボール21を打つと、不図示の各センサにより各種のデータが測定され、これらのデータに基づいて打つ時の姿勢やボールの飛び方等がスクリーン3上でシミュレートされる。スクリーン3はゴルフボール21が当たっても損傷しない透明の合成樹脂材料で形成されている。
プレイヤーPが打ったゴルフボール21はその全てがスクリーン3に当たるとは限らず、図1に示すように、ミスショットした場合には天井面9に向ったり側面13、15に向ったりする。

0019

図2図3に示すように、側面用の壁面パネル17は、フレーム状クッション部25と、フレーム状クッション部25の表面側を覆うように積層され、フレーム状クッション部25よりも薄肉のプレート状の中実クッション部27と、フレーム状クッション部25の背面側を覆うように積層され、フレーム状クッション部25よりも薄肉のプレート状の中実クッション部29とで三層構造になっており、接着等の手段により一体化されている。この構造体は、外縁が揃えられて、長方形厚板状をなす。
カバー31は蓋無しの箱状に立体化されており、上記した三層構造体に被せられており、中実クッション部29の裏面だけが表出した状態になっている。中実クッション部29の裏面には、側面13、15への固定手段としての帯状の面ファスナー33が外縁に沿って取付けられている。符号33aは横ファスナーを、33bは縦ファスナーを示している。
フレーム状クッション部25は、外枠フレーム状に構成されており、内側に空間を有するが、補強用横架部25aで仕切られて、上下で2つの空間35、35に分かれている。

0020

本実施の形態における中実クッション部27、29の厚みt1は30mm〜40mmで、フレーム状クッション部25の厚みt2は40mm〜50mmである。
クッション部25、27、29は、いずれも粘弾性を有する素材であるウレタンフォームで形成されているが、中実クッション部27、29はフレーム状クッション部25よりも柔らかめの種類が選択されている。
フレーム状クッション部25の素材として、例えば、イノアクコポレーション社製のカラーフォーム一般品で、品種ECA、密度26±2(kg/m3)、硬さ127.5±24.5(N/314cm2)を採用することができる。
中実クッション部27、29の素材として、例えば、イノアックコーポレーション社製のカラーフォーム一般品で、品種ECM、密度21±2(kg/m3)、硬さ117.7±20.6(N/314cm2)を採用することができる。
カバー31は、柔軟且つ弾性がある表皮材で形成されており、素材として、例えばビニールレザーを採用することができる。

0021

図4(a)に示すように、壁面パネル17は面ファスナー33を介して側面13に固定される。側面13には予め面ファスナー33に係合する面ファスナー37が取付けられており、壁面パネル17は側面13にワンタッチ的な簡単な操作で着脱される。図4において、符号37aは横ファスナーを、37bは縦ファスナーを示している。面ファスナー33と面ファスナー37は一方がオスで他方がメス係合関係にある。

0022

ミスショットで側面13に向ったゴルフボール21は壁面パネル17に高速で当たる。
壁面パネル17にゴルフボール21が当たると、図4(b)に示すように、カバー31は中実クッション部27と共に、ゴルフボール21を受け止めて空洞化した空間35に撓んで沈み込む。空間35は十分な面積及び深さを有しており、且つフレーム状クッション部25の縁側も弾性的に圧縮可能なため、緩やかなカーブを描いて撓む。中実クッション部27による裏当て機能も緩やかなカーブを描くのを助ける。加えて、フレーム状クッション部25側が側面13側に押されても、中実クッション部29が受け止める。そのため、衝撃が大幅に緩和されて、低反発性が実現される。また、特に衝撃を中心となって受け止めるフレーム状クッション部25の板厚方向の圧縮変形が抑えられる。
従って、ゴルフボール21の跳ね返りは殆どなく、壁面パネル17に近い床面7に静かに落下すると共に、衝撃音も小さくなる。
壁面パネル17についての上記の構成及び効果は、側面15に固定される場合においても同様である。

0023

天井面用の壁面パネル11は、図5図6に示すように、フレーム状クッション部25と同様に、フレーム状クッション部39も、内側の空間が補強用横架部39aで仕切られており、空間47、47ができている。フレーム状クッション部39の背面側に板状補強部41が積層されて、全体として長方形の厚板状をなす。
板状補強部41は、フレーム状補強部41Aとプレート状背当て部41Bとからなる。フレーム状補強部41Aも仕切られており、フレーム状クッション部39の内側の空間47、47に対応したサイズの空間42、42が形成されている。プレート状背当て部41Bはフレーム状補強部41Aより相似状に若干小さくなっており、中心を合わせて積層されるので、周囲に段差ができる。
フレーム状補強部41Aは厚みが5mm程度のベニヤ板から構成され、プレート状背当て部41Bは厚みが9mm程度のベニヤ板から構成されている。

0024

固定片43がプレート状背当て部41Bの裏面に取付けられている。固定片43は長方形の板状になっており、長手方向のほぼ半分が外方に延出するように取付けられている。そして、延出した部分にネジ挿通孔43aが形成されている。2つの固定片43はプレート状背当て部41Bの一方の長辺縁から所定の間隔をあけて取付けられている。このネジ挿通孔43aに挿通させて天井面9に止めネジ51(図7参照)を固定するようになっている。なお、本実施の形態における止めネジは全てタッピングネジである。
カバー31と同様のカバー45はシート状に展開され、この裏面にフレーム状クッション部39が置かれ、その上にフレーム状補強部41Aが外縁を揃えた状態で重ね合される。そして、カバー45の縁側がこれらを包むように折り返され、タッカ49(図6参照)で止められる。そして、その上にプレート状背当て部41Bが重ね合され、接着等の手段により一体化されている。

0025

図7(a)に示すように、天井面用の壁面パネル11は固定片43を介して止めネジ51により天井面9に片持ち状態で固定される。天井面9への取付けでは自重の影響が大きいが、剛性の板状補強部41により支持されて垂れ下がらないようになっている。
ミスショットで天井面9に向ったゴルフボール21は天井面用の壁面パネル11に高速で当たる。
壁面パネル11にゴルフボール21が当たると、図7(b)に示すように、カバー45はゴルフボール21を受け止めて空洞化した空間47内に撓んで沈み込む。中実クッション部27、29は無いが、ゴルフボール21が壁面パネル11に到達するまでに速度が幾分落ちていることもあり、衝撃は十分に緩和される。また、フレーム状クッション部39の板厚方向の圧縮変形も抑えられる。
そのため、ゴルフボール21は床面7に自然落下に近い状態で落下すると共に、衝撃音も小さくなる。

0026

以下に、本発明のその他の実施の形態を示す。なお、上記の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、既にした構成上及び機能上の説明は適宜省略する。

0027

図8に示すように、この実施の形態における側面用の壁面パネル53では、カバー31と同様のカバー55は、六面体成形された袋状になっており、その背面部55aの中央部には縦長のスリット55bが形成されている。クッション部25、27、29は柔軟性を有しているので、折り曲げてスリット55bから押し込んでカバー55内に収容することができる。収容後はクッション部25、27、29の形状が復元し、カバー55の内部で密接状態となって一体化され、スリット55bから飛び出すおそれがない。
面ファスナー33はカバー55の背面部55aの外面に取付けられている。

0028

図9に示すように、本実施の形態においても、壁面パネル53は側面13に壁面パネル53側の面ファスナー33、側面13側の面ファスナー37を介してワンタッチ的な簡単な操作で着脱できる。
本実施の形態の壁面パネル53においても、上記の壁面パネル17と同様の衝撃緩和機能及び衝撃音抑制機能を得ることができる。

0029

図10図15は、天井面用の壁面パネルのその他の実施の形態を示している。図10図11に示すように、この実施の形態における天井面用の壁面パネル57は、壁面パネル57Aと、側面13、15と交差する境目に寄せる壁面パネル57Bとの2種類からなる。
壁面パネル57Aでは、フレーム状クッション部59はフレーム状クッション部25と同じ材料で形成されている。補強用横架部59aで仕切られ、2つの空間67、67に分かれている。
フレーム状クッション部59の平面形状は正方形に近くなっている。この背面側に板状補強部61が板状補強部41と同様に積層されている。板状補強部61はフレーム状補強部61Aとフレーム状背当て部61Bとからなる。フレーム状背当て部61Bはフレーム状補強部61Aと相似形で若干小さくなっており、中心を合わせて積層されるので、周囲に段差ができる。

0030

フレーム状補強部61Aとフレーム状背当て部61Bは仕切られており、フレーム状補強部61Aにはフレーム状クッション部59の内側の空間67、67に対応したサイズの空間69、69が形成され、フレーム状背当て部61Bには同様に空間71、71が形成されている。フレーム状背当て部61Bの裏面には、面ファスナー73が取付けられている。面ファスナー73は横ファスナー73aと縦ファスナー73bとからなる(図10等では省略)。
フレーム状補強部61Aとフレーム状背当て部61Bは、それぞれ、フレーム状補強部41A、プレート状背当て部41Bと同じベニヤ板から構成されている。

0031

固定片63は、フレーム状補強部61Aの裏面側に、止めネジ77(図12参照)を利用して取付けられている。固定片43と同様に、固定片63は外方に延出しており、そこに2つのネジ挿通孔63aが形成されている。この固定片63は、3つで一組となって、所定の間隔をあけて一つの辺縁に取付けられている。また、対向する一対の辺縁にそれぞれ取付けられており、合計で6つの固定片63が取付けられている。空間69、69が長方形になっており、長手方向と直角に交差する方向に二組の固定片63、63、63が配置されている。但し、一方の辺縁に取付けられた固定片63、63、63は他方の辺縁に取付けられた固定片63、63、63とは延長上で重ならないよう互い違いに配置されている。

0032

カバー31と同様のカバー65はシート状に展開されており、この裏面にフレーム状クッション部59が置かれ、その上にフレーム状補強部61Aが外縁と空間67、69を揃えて積層される。そして、カバー65の縁側がこれらを包むように折り返され、タッカ49(図10参照)で止められる。その上に、フレーム状背当て部61Bが空間69、71を対向させて重ね合され、接着等の手段により一体化される。
そして、フレーム状背当て部61Bの外縁に突き当てるように、固定片63、63、……が重ね合されて、フレーム状補強部61Aに対して止めネジ77で固定されている。
フレーム状背当て部61Bとフレーム状補強部61Aの仕切り部を貫通して引込み穴Hが所定の間隔をあけて2つ設けられており、一体化状態ではそれぞれ連通している。図15に示すように、この位置を示すために、目印用の黒いパイピン87が通されている。

0033

壁面パネル57Aは、右側の固定片63、63、63を利用して止めネジ75で天井面9に対して固定されるようになっている。
また、壁面パネル57Aは左側の固定片63、63、63と右側の固定片63、63、63が互い違いになるようになっており、壁面パネル57A、57Aを左右の平面方向に隣り合った状態で寄せて並べた場合に、右側の固定片63、63、63が天井面9への固定用に利用され、左側の固定片63、63、63が隣り合った左側の壁面パネル57Aと天井面9との間の隙間に差し込まれ、フレーム状補強部61Aの裏面に載せられて、両持ち状態で吊下げ支持される。

0034

壁面パネル57Bは、壁面パネル57Aとほぼ同じ構成になっているが、一方側では、固定片63に代えて固定片79が取付けられている。この固定片79は壁面パネル57Bの厚さ方向に沿って垂直に折り曲げられており、先端側は壁面パネル57Bの表面から延出している。固定片79は、ネジ挿通孔79aを利用してフレーム状補強部61Aに対して止めネジ81(図14参照)で固定される。また、延出部分にはネジ挿通孔79bが形成されており、これを利用して側面13に対して止めネジ83で固定される。壁面パネル57Bの固定片79の向きを変えれば、側面15に対しても同じように取付けることができる。

0035

次に、図16及び図17に基づいて、ゴルフ練習領域1における側面用の壁面パネル53と天井面用の壁面パネル57による施工例を説明する。
まず、図16に示すように、側面13、15には横ファスナー37aと縦ファスナー37bを貼着し、天井面9には横ファスナー89aと縦ファスナー89bを貼着する。これらの面ファスナーは前方から後方、水平方向と通しで長く貼られており、貼着部位毎にその部位に取付ける壁面パネルの係合用に利用されている。
隣り合う一対の横ファスナー37a、37aと隣り合う一対の縦ファスナー37b、37bで四角枠状になった部分が一枚の壁面パネル53の裏面に取付けられた一対の横ファスナー33a、33aと縦ファスナー33b、33bにそれぞれ係合する。
隣り合う一対の横ファスナー89a、89aと隣り合う3列のうちの両側の2列で対向する一対の縦ファスナー89b、89bで四角枠状になった部分が一枚の壁面パネル57の裏面に取付けられた対向する一対の横ファスナー73a、73aと隣り合う3列のうちの両側の2列で対向する一対の縦ファスナー73b、73bにそれぞれ係合する。また、中間でも、縦ファスナー89bが縦ファスナー73bに係合する。

0036

その後、例えば天井面9の奥行方向の最奥部の左角部に寄せて壁面パネル57Bを固定する。最初に、天井面9の横ファスナー89a、縦ファスナー89bと壁面パネル57Bの横ファスナー73a、縦ファスナー73bとの係合により仮止めされる。すなわち、手で支えなくても落下しない状態にされる。次に、止めネジ83で各固定片79を側面13に固定し、止めネジ75で他方側の各固定片63を天井面9に固定する。また、中央部では、パイピン87を周囲を広げながら引き抜き、引込み穴Hを利用して止めネジ85で天井面9に固定する。この止めネジ85はフレーム状クッション部59内に埋没する。これにより壁面パネル57Bが天井面9に取付けられる。

0037

天井面9に取付けられた壁面パネル57Bの右隣には、壁面パネル57Aが取付けられる。壁面パネル57Aの左側にくる固定片63は天井面9には固定されず、壁面パネル57Bの裏面に載せられ、右側にくる固定片63が天井面9に固定される。更に、右側に別の壁面パネル57Aが上記と同様に並べて取付けられる。
その後、壁面パネル57Aが横方向に順次取付けられて連なっていく。そして、右側の角に配置される壁面パネル57Bは、固定片63が左隣の壁面パネル57Aの裏面に載せられ、面ファスナーの係合により位置決めされた状態で、止めネジ83により固定片79が側面15に固定される。
載せられるだけの固定片63にもネジ挿通孔63aが形成されているのは固定側を変えることを可能にするためである。
壁面パネル57と壁面パネル53の取付けが完了した状態を図17に示す。これにより、衝撃緩和機能及び衝撃音抑制機能に優れた壁面構造91を構成することができる。

0038

以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、ゴルフ練習領域を例示したが、野球のティー打撃テニスの打撃練習領域においても同様に実施でき、同様の衝撃緩和効果を得ることができる。

0039

11、17、53、57…壁面パネル25、39、59…フレーム状クッション部
27、29…中実クッション部 31、45、55、65…カバー
33、73…面ファスナー41、61…補強部 63、79…固定片

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • シグニファイホールディングビーヴィの「 天井要素」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】部屋の天井に取り付けられるよう適合されるベースであって、それによって、前記ベースより下の部屋スペースと、前記ベースより上の天井スペースとを画定するベースを含む天井要素が提供される。前... 詳細

  • 日本バイリーン株式会社の「 内装用表面材」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】意匠性と触感に優れる内装用表面材を提供する。【解決手段】粒子を含有するプリントを繊維集合体の少なくとも一方の主面上に備えた、内装用表面材であって、主面上に非連続的に存在するプリントを備えている... 詳細

  • KDDI株式会社の「 コーチングアプリケーションの構築装置、方法およびプログラム」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】コーチやトレーナなどの専門家のトレーニングシーンを撮影するだけでコーチングアプリケーションを構築できるコーチングアプリケーションの構築装置、方法およびプログラムを提供する。【解決手段】トレーニ... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ