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技術 クレセント錠

出願人 株式会社シブタニ
発明者 小笠貴博中峰知彦
出願日 2019年4月19日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-080127
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-176465
状態 未査定
技術分野 錠;そのための付属具
主要キーワード 非金属材 磁気検出方式 周方向領域 台座側 交換口 爪受け 送信先アドレス宛 亜鉛ダイキャスト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
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図面 (8)

課題

クレセント回動位置を検出して外部へ送信可能なクレセント錠を目立ちにくくする。

解決手段

台座1に対するクレセント2の回動位置を検出する検出回路3と、検出回路3による検出結果に対応の所定信号無線送信する無線チップ4と、電池5と、クレセント1に取り付けられたカバー6と備える。検出回路3、無線チップ4及び電池5は、クレセント1とカバー6によって形成される空間に収容する。

概要

背景

クレセント錠は、窓、引き戸等を締める用途で広く利用されている。クレセント錠は、窓枠等に固定される台座と、台座に対して回動可能に連結されたクレセントとを有する。一般に、クレセントは、その回動中心の周囲に形成された基盤部と、その基盤部よりも反台座側に突き出た掛け部と、その基盤部よりも径方向に突き出た操作レバー部とを有する。前述の窓枠等を締める相手側となる窓枠、壁等には、クレセントの掛け部を引っ掛けるクレセント受が固定される。クレセントは、操作レバー部を指で摘まんで回動させられる。一般に、操作レバー部を上向きにすると、掛け部がクレセント受けに引っ掛かるように使用される。

従来、クレセント錠の施解錠状態監視するため、台座に対するクレセントの位置を検出し、その検出結果を通信装置で送信することが行われている(例えば、特許文献1)。

特許文献1のクレセント錠は、操作レバー部内に永久磁石リードスイッチとを収納したものである。台座に対するクレセントの回動により、永久磁石が操作レバー部の長さ方向に移動させられて、リードスイッチに対して遠近させられる。クレセントが所定の回動位置(一般的には施錠位置又は解錠位置)になると、永久磁石の遠近によってリードスイッチのON・OFF切り替えられる。これにより、クレセントが所定の回動位置にあることが検出される。その検出結果を示す電気信号は、リード線等を介して有線接続された警報装置へ送信される。

概要

クレセントの回動位置を検出して外部へ送信可能なクレセント錠を目立ちにくくする。台座1に対するクレセント2の回動位置を検出する検出回路3と、検出回路3による検出結果に対応の所定信号無線送信する無線チップ4と、電池5と、クレセント1に取り付けられたカバー6と備える。検出回路3、無線チップ4及び電池5は、クレセント1とカバー6によって形成される空間に収容する。

目的

この発明が解決しようとする課題は、クレセントの回動位置を検出して外部へ送信可能なクレセント錠を目立ちにくくすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

台座と、前記台座に対して回動可能に連結されたクレセントと、を備え、前記クレセントが、当該クレセントの回動中心の周囲に形成された基盤部と、前記基盤部よりも反台座側に突き出た掛け部と、前記基盤部よりも径方向に突き出た操作レバー部とを有するクレセント錠において、前記台座に対する前記クレセントの回動位置を検出する検出回路と、前記検出回路による検出結果に対応の所定信号無線送信する無線チップと、前記無線チップの電源となる電池と、前記クレセントに取り付けられたカバーと、をさらに備え、前記検出回路、前記無線チップ及び前記電池が、前記クレセントと前記カバーによって形成される空間に収容されていることを特徴とするクレセント錠。

請求項2

前記検出回路、前記無線チップ及び前記電池が、前記基盤部と前記カバーによって形成される空間に収容されている請求項1に記載のクレセント錠。

請求項3

前記無線チップが、920MHz帯電波通信するものである請求項1又は2に記載のクレセント錠。

請求項4

前記台座に永久磁石が固定されており、前記検出回路が、前記クレセントを所定の回動位置にしたときに前記永久磁石と対向する磁気センサ部を有し、前記検出回路が、前記磁気センサ部で感知した前記永久磁石の磁界に基づいて前記所定の回動位置を検出する請求項1から3のいずれか1項に記載のクレセント錠。

請求項5

前記台座に導通部材が固定されており、前記検出回路が、前記クレセントを所定の回動位置にしたときに前記導通部材との接触によって閉成状態になることに基づいて当該所定の回動位置を検出する請求項1から3のいずれか1項に記載のクレセント錠。

請求項6

前記台座に前記基盤部側へ突き出た突起が設けられており、前記検出回路が、前記クレセントを所定の回動位置にしたときに前記突起との接触によって作動するスイッチの開閉切り替えに基づいて当該所定の回動位置を検出する請求項1から3のいずれか1項に記載のクレセント錠。

請求項7

前記カバーが、前記電池を径方向に出し入れ可能な交換口部を有するカバー本体と、前記交換口部を開閉する蓋とを有し、前記カバー本体と前記電池との間に前記無線チップ用のアンテナが配置されている請求項2に記載のクレセント錠。

技術分野

0001

この発明は、クレセント錠に関し、特に、クレセント台座に対する回動位置を検出し、その検出結果を送信することができるものに関する。

背景技術

0002

クレセント錠は、窓、引き戸等を締める用途で広く利用されている。クレセント錠は、窓枠等に固定される台座と、台座に対して回動可能に連結されたクレセントとを有する。一般に、クレセントは、その回動中心の周囲に形成された基盤部と、その基盤部よりも反台座側に突き出た掛け部と、その基盤部よりも径方向に突き出た操作レバー部とを有する。前述の窓枠等を締める相手側となる窓枠、壁等には、クレセントの掛け部を引っ掛けるクレセント受が固定される。クレセントは、操作レバー部を指で摘まんで回動させられる。一般に、操作レバー部を上向きにすると、掛け部がクレセント受けに引っ掛かるように使用される。

0003

従来、クレセント錠の施解錠状態監視するため、台座に対するクレセントの位置を検出し、その検出結果を通信装置で送信することが行われている(例えば、特許文献1)。

0004

特許文献1のクレセント錠は、操作レバー部内に永久磁石リードスイッチとを収納したものである。台座に対するクレセントの回動により、永久磁石が操作レバー部の長さ方向に移動させられて、リードスイッチに対して遠近させられる。クレセントが所定の回動位置(一般的には施錠位置又は解錠位置)になると、永久磁石の遠近によってリードスイッチのON・OFF切り替えられる。これにより、クレセントが所定の回動位置にあることが検出される。その検出結果を示す電気信号は、リード線等を介して有線接続された警報装置へ送信される。

先行技術

0005

特開2009−249817号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1のクレセント錠は、永久磁石の移動・収納空間やリードスイッチの収納空間を操作レバー部の内部に設ける必要があるため、操作レバー部が大型になり、クレセント錠において特異に目立ってしまう問題がある。

0007

さらに、その操作レバー部から外部へ延びるリード線は、断線しないように弛みをもたせて窓枠沿いに配置する必要があり、リード線が目立ってしまう問題もある。

0008

そこで、この発明が解決しようとする課題は、クレセントの回動位置を検出して外部へ送信可能なクレセント錠を目立ちにくくすることである。

課題を解決するための手段

0009

上述の課題を解決するため、この発明は、台座と、前記台座に対して回動可能に連結されたクレセントと、を備え、前記クレセントが、当該クレセントの回動中心の周囲に形成された基盤部と、前記基盤部よりも反台座側に突き出た掛け部と、前記基盤部よりも径方向に突き出た操作レバー部とを有するクレセント錠において、前記台座に対する前記クレセントの回動位置を検出する検出回路と、前記検出回路による検出結果に対応の所定信号無線送信する無線チップと、前記無線チップの電源となる電池と、前記クレセントに取り付けられたカバーと、をさらに備え、前記検出回路、前記無線チップ及び前記電池が、前記クレセントと前記カバーによって形成される空間に収容されている構成を採用した。

0010

近年、無線チップの小型・省エネルギー化が進んでおり、クレセントの回動位置検出用の検出回路、無線チップ及び電池をコンパクトにまとめることが可能になっている。このため、クレセントとカバーとによって形成される程度の空間であっても、それら電池等を収めることが可能であり、これにより、それら電池等を防護すると共に、目立ちにくくすることができる。また、無線チップ及び電池の採用により、コードレス化することもできる。

発明の効果

0011

このように、この発明は、上記構成の採用により、クレセントの回動位置を検出して外部へ送信可能なクレセント錠を目立ちにくくすることができる。

図面の簡単な説明

0012

(a)はこの発明の第一実施形態に係るクレセント錠を台座側から示す分解斜視図、(b)は前記(a)のクレセント錠を反台座側から示す分解斜視図
(a)は第一実施形態に係るクレセント錠の外観を反台座側かつ掛け部側から示す斜視図、(b)は第一実施形態に係るクレセント錠の外観を反台座側かつカバーの蓋側から示す斜視図
(a)は第一実施形態に係るクレセントを回動範囲の一端に配置したときの正面図、(b)は前記(a)のクレセントを回動範囲の他端に配置したときの正面図
(a)は第一実施形態に係る検出回路の正面図、(b)は前記(a)の側面図
図4の検出回路をクレセントに取り付けた状態を示す斜視図
(a)はこの発明の第二実施形態に係るクレセント錠の要部を反台座側から示す部分斜視図、(b)は第二実施形態に係る検出回路と導通部材閉成状態を示す背面図、(c)は前記(b)からクレセントを180°回転させたときの検出回路と導通部材の閉成状態を示す背面図
(a)はこの発明の第三実施形態に係るクレセント錠の要部を反台座側から示す部分斜視図、(b)は前記(a)のクレセント錠を台座側から示す部分斜視図、(c)は第三実施形態に係る検出回路と台座側の突起位置関係を示す背面図、(d)は前記(c)からクレセントを180°回転させたときの検出回路と台座側の突起の位置関係を示す背面図

実施例

0013

この発明の第一実施形態に係るクレセント錠を添付図面の図1図5に基づいて説明する。

0014

図1に示すように、このクレセント錠は、台座1と、クレセント2と、検出回路3と、無線チップ4と、電池5と、カバー6と、永久磁石7と、を備える。

0015

台座1は、クレセント錠を取り付ける際のベースとなる部位であり、図示省略の窓枠等に固定される。台座1は、クレセント2の回動中心となる軸部を支持する軸支穴部1aと、永久磁石7を保持する嵌合穴1bとを有する。

0016

永久磁石7は、円柱状になっている。永久磁石7として、例えば、ネオジム磁石を採用することができる。永久磁石7は、嵌合穴1bに対する圧入接着磁気吸着等の適宜の手段で台座1に固定すればよい。

0017

図1図2に示すように、クレセント2は、台座1に対して回動可能に連結されている。クレセント2は、台座1の軸支穴1aに支持された軸部を中心とし、回動中心回りに180°の範囲で回動可能になっている。

0018

以下、クレセント2の回動中心に沿った方向のことを軸方向といい、その回動中心に直角な方向を径方向といい、その回動中心回りの円周方向のことを周方向という。

0019

クレセント2は、クレセント2の回動中心の周囲に形成された基盤部2aと、基盤部2aよりも反台座側に突き出た掛け部2bと、基盤部2aよりも径方向に突き出た操作レバー部2cとを有する。ここで、反台座側とは、軸方向に台座1から遠ざかる方向のことをいう。

0020

クレセント2の全体は、鋳造によって一体に形成されている。クレセント2の材料としては、例えば、亜鉛ダイキャスト又はステンレス板が一般的である。

0021

基盤部2aは、図1図3に示すように、台座側に底壁をもち、反台座側に筒壁をもつ有底円筒状に形成されている。ここで、台座側とは、軸方向に台座1に接近する方向のことをいう。

0022

掛け部2bは、基盤部2aの底壁から周方向に有限長で径方向外方へ延び、その張り出し部分外周縁から周方向に有限長で反台座側へ突き出ている。その掛け部2bの張り出しは、基盤部2aの筒壁外周と掛け部2bとの間にクレセント受(図示省略)を通すようにするためのものである。

0023

操作レバー部2cは、基盤部2aの周方向一部分から径方向外方へ延びている。操作レバー部2cは、基盤部2aの筒壁に連続している。

0024

一般に、クレセント錠は、図3(a)に示すように、操作レバー部2cの長手方向が上方向になるとき、掛け部2bがクレセント受に所定に掛けられた施錠位置となるように、台座1、クレセント受が固定された状態で使用される。この使用状況では、クレセント2は、図3(a)に示す施錠位置から解錠回転(図中時計回りの回転)させられ、その解錠回転の限界位置では、図3(b)に示すように、操作レバー部2cの長手方向が下向きになる。

0025

図1図3に示すように、クレセント2には、クレセント2に対するカバー6の取り付けに用いられるねじ挿通部2dと、永久磁石7の磁界を基盤部2aの反台座側へ届かせるための貫通孔2eとが形成されている。

0026

ねじ挿通部2dは、基盤部2aの筒壁内周一連になっている。ねじ挿通部2dには、クレセント2と台座1の連結前に、基盤部2aに対して反台座側からねじ(図示省略)を通すことができる。

0027

貫通孔2eは、基盤部2aの筒壁よりも径方向内方の位置で基盤部2aを軸方向に貫通している。クレセント2が図3(a)の施錠位置にあるとき、貫通孔2eは、永久磁石7と軸方向に対向する。

0028

図1図4に示すように、検出回路3は、台座1に対するクレセント2の回動位置を検出する電気回路である。検出回路3は、回路基板、及び当該回路基板に実装された所要素子3a、電極3b,3cによって構成されている。

0029

検出回路3は、磁束密度の変化を電気信号に変換する磁気センサ部3aを有する。磁気センサ部3aは、検出回路3の構成要素である回路基板の一方の板面上に配置されている。その回路基板は、その一方の板面を基盤部2aに向けて配置されている。

0030

図4図5に示すように、その回路基板の他方の板面上には、電池5の正負極に接触させるための電極3b,3cが配置されている。その回路基板は、基盤部2aの筒壁内周に嵌合している。その回路基板の外周縁に形成された切欠き部と、ねじ挿通部2dとの噛み合いによって、その回路基板がクレセント2に対して回り止めされている。その回路基板を軸方向に移動不可とするための固定手段は特に問わないが、例えば、その外周縁において基盤部2aに接着する、基盤部2aにねじ止めする等を適宜に採用すればよい。

0031

図1図3に示すように、磁気センサ部3aは、クレセント2を所定の回動位置にしたときに永久磁石7と軸方向に対向する。検出回路3は、磁気センサ部3aで感知した永久磁石7の磁界に基づいて所定の回動位置を検出し、その検出結果に対応の出力信号を生成する。その回動位置は、クレセント2の回動範囲の一端に設定されている。その回動範囲の一端は、図3(a)に示すクレセント2の回動位置(前述の施錠位置に対応の回動位置)である。すなわち、磁気センサ部3aは、貫通孔2eを通った永久磁石7の磁界を感知し、その磁界を電気に変換する。

0032

検出回路3は、磁気センサ部3aで変換された電圧閾値以上にあるとき、Highの検出信号を生成する。したがって、クレセント2が図3(a)の施錠位置にあり続ける間、検出回路3は、High信号を出力し続ける。クレセント2が解錠回転させられて、磁気センサ部3aで変換された電圧が閾値を下回ると、Lowの検出信号を生成する。なお、磁気センサ部3aに代えて、永久磁石7と軸方向に対向すると作動するようなリードスイッチを採用してもよい。

0033

無線チップ4は、所定の通信プロトコルに基づいて、検出回路3による検出結果に対応の所定信号を無線送信する。無線チップ4は、前述の回路基板の一方の板面上に配置されている。前述の回路基板にはアンテナ4aも実装されている。アンテナ4aは、その回路基板を介して無線チップ4と接続されている。なお、アンテナ4aは、送受信用のものとなっている。

0034

無線チップ4は、920MHz帯電波通信する。このような無線チップ4として、例えば、Z−Wave(登録商標)に対応のものや、Wi−SUN(登録商標)に対応のものが挙げられる。

0035

検出回路3で生成された検出信号は、回路基板を経て無線チップ4に伝わる。無線チップ4は、解釈した検出信号に対応の所定信号をペイロードに格納し、予め登録された所定の送信先アドレス宛とした伝送データを生成し、その通信機能を用いてアンテナ4aから送出する。例えば、無線チップ4は、他の通信機器である監視端末双方向通信を行い、監視端末から、クレセント錠の施解錠状態を問い合わせる要求を受信すると、検出回路3の最新の検出信号に基づいて監視端末へ応答する。

0036

電池5としてコイン電池が採用されている。コイン電池は、円盤状であり、その軸方向両端面に電極をもった一般的なものである。前述の電極3b,3c間に差し込まれた電池5は、前述の回路基板を介して無線チップ4、検出回路3に電力を供給可能になっており、必要に応じて無線チップ4等の電源となる。

0037

図1図2に示すように、カバー6は、クレセント2に取り付けられている。カバー6は、カバー本体6aと、蓋6bとで構成されている。カバー6は、電波透過性を考慮し、合成樹脂等の非金属材によって形成されている。

0038

カバー本体6aは、ねじ挿通部2dと軸方向に対向するように形成されたねボス部6cと、電池5を径方向に出し入れ可能な交換口部6dとを有する。カバー本体6aは、交換口部6d以外の周方向領域で基盤部2aの筒壁の先端と合わさる形状になっている。カバー本体6aは、台座側からのねじ止めによってクレセント2に固定されている。

0039

蓋6bは、交換口部6dを開閉可能にカバー本体6aに取り付けられている。その取り付け構造は、蓋6bの周方向両端部に形成された爪部と、カバー本体6aのねじボス部6cと、交換口部6d間に形成された爪受け部との係合によるものであり、蓋6bを外部から径方向内方へ押し込むことによって当該係合を外すことができる。

0040

カバー本体6aと電池5との間の中空にアンテナ4aが配置されている。このため、蓋6bを外した状態で電池5を交換口部6dから径方向に出し入れする際、電池5がアンテナ4aに当たらない。

0041

前述の検出回路3、無線チップ4及び電池5が基盤部2a上に搭載された配置、すなわち基盤部2aよりも径方向外方に食み出ない配置とされているため、その配置状態でカバー6がクレセント2に取り付けられると、それら電池5等が基盤部2aとカバー6によって形成される空間に収められることになる。

0042

第一実施形態に係るクレセント錠は、上述のようなものであり(図1図2参照)、台座1に対するクレセント2の回動位置を検出する検出回路3と、検出回路3による検出結果に対応の所定信号を無線送信する無線チップ4と、無線チップ4の電源となる電池5と、クレセント2に取り付けられたカバー6とを備え、検出回路3、無線チップ4及び電池5がクレセント2とカバー6によって形成される空間に収容されているので、それら電池5等を防護すると共に目立ちにくくなり、また、コードレスになるので、クレセント錠を目立ちにくくすることができる。

0043

また、このクレセント錠は、検出回路3、無線チップ4及び電池5がクレセント2の基盤部2aとカバー6によって形成される空間に収容されているので、基盤部2aの面積を活かしてそれら電池5等をコンパクトにまとめて収容し、これにより、操作レバー部2cの大型化を避けることができる。特に、電池5をコイン電池にした場合、薄型でありながら基盤部2aの面積を活かして電池容量を確保することが可能なため、基盤部2aとカバー6間に検出回路3及び無線チップ4と共にコンパクトに収容することに好適でありながら、電池寿命の長期化を図ることができる。

0044

また、このクレセント錠は、無線チップ4が920MHz帯の電波で通信するものであるため、小型、省電力でありながら、実用的な電波到達性を得ることができ、電池5であっても長期に亘ってクレセント錠の施解錠状態を監視することができる。

0045

また、このクレセント錠は、台座1に永久磁石7が固定されており、検出回路3がクレセント2を所定の回動位置にしたときに永久磁石7と対向する磁気センサ部3aを有し、検出回路3が磁気センサ部3aで感知した永久磁石7の磁界に基づいて所定の回動位置を検出するので、検出回路3が台座1側と非接触であり、繰り返されるクレセント2の回動によって摩耗するような接点を検出回路3から無くすことができる。このため、このクレセント錠は、耐故障性に優れる。

0046

なお、貫通孔2eを非磁性体で塞ぐと、外部の塵埃が貫通孔2eを通じて検出回路3に至ることを防止しつつ、永久磁石7の磁界を磁気センサ部3aまで届かせることができる。

0047

また、このクレセント錠は、カバー6が電池5を径方向に出し入れ可能な交換口部6dを有するカバー本体6aと、交換口部6dを開閉する蓋6bとを有し、カバー本体6aと電池5との間に無線チップ4用のアンテナ4aが配置されているので、電池5を交換することができ、その交換の際、電池5がアンテナ4aに当たることを避けてアンテナ4aの損傷を防止することができる。

0048

第一実施形態では、検出回路3として磁気検出方式を採用したが、他の検出方式を採用することも可能である。その一例としての第二実施形態を図6に示す。以下、第一実施形態との相違点を述べるに留め、対応の構成要素には同一符号を用いる。

0049

第二実施形態では、台座1に導通部材8が固定されている。導通部材8は、二股状になっている。クレセント2には、導通部材8の先端部を挿入するためのスリット2fが形成されている。スリット2fは、基盤部2aを軸方向に貫通し、かつ周方向に半周以上の有限長に延びている。

0050

検出回路3(以下、適宜に図1参照のこと。)は、図6(b)、(c)に示すように、回路基板の一方の板面上に電極3d,3e,3fを有する。電極3dは、スリット2fと軸方向に対向する円弧状に延びており、導通部材8の二股一方側の先端部と常に接触するように配置されている。電極3fは、図6(b)に示すようにクレセント2が回動範囲の他端(解錠位置に対応)にあるとき、導通部材8の二股他方の先端部と接触するように配置されている。電極3eは、図6(c)に示すようにクレセント2が回動範囲の一端(施錠位置に対応)にあるとき、導通部材8の二股他方の先端部と接触するように配置されている。

0051

すなわち、図6(b)に示すように導通部材8が電極3d及び電極3fに接触すると、検出回路3は、電極3d及び電極3f間で閉成状態になることにより、クレセント2が解錠位置にあることを示す検出信号を生成する。一方、図6(c)に示すように、導通部材8が電極3d及び電極3eに接触すると、検出回路3は、電極3d及び電極3e間で閉成状態になることにより、クレセント2が施錠位置にあることを示す検出信号を生成する。

0052

このように、第二実施形態に係るクレセント錠は、台座1に導通部材8が固定されており、検出回路3がクレセント2を所定の回動位置にしたときに導通部材8との接触によって閉成状態になることに基づいて当該所定の回動位置を検出するので、接触方式の検出回路3を軸方向にコンパクトに設けることができる。

0053

なお、検出回路3側の電極3d〜3fに代えて、台座側へ突き出た一対の正極と負極をそれぞれ回路基板に固定し、台座側には、クレセントを所定の回動位置にしたときに検出回路側の対の正極と負極間を接続する導通部材を固定するようにしてもよい。

0054

また、スリット2fを塞ぎたい場合、検出回路側の電極を台座に向かって露出させるように合成樹脂等の絶縁材で保持し、絶縁材でスリット2fと電極間を塞ぐように、絶縁材をスリット2fに嵌合、充填等して基盤部2aに固定すればよい。

0055

第二実施形態では、台座側に導通部材を配置した接触方式の検出回路を採用したが、台座側に導通部材のような導通部を配置しない場合でも接触方式の検出回路を実現することが可能である。その一例としての第三実施形態を図7に示す。なお、以下では、第二実施形態との更なる相違点を述べるに留める。

0056

第三実施形態では、台座1に、基盤部2a側へ突き出た突起1cが設けられている。突起1cを含む台座1の全体は一体に形成されている。

0057

突起1cは、周方向に有限長であり、周方向両端から周方向中央側に向かって次第に軸方向に高くなり、周方向に所定幅の中央部で軸方向に一定の高さをもっている。

0058

図7(b)に示すように、検出回路3は、回路基板の一方の板面上に配置されたスイッチ3gを有する。スイッチ3gは、押しボタンスイッチになっている。スイッチ3gは、そのボタンを反台座側に向かって押し込まれると、接点がONに切り替わる(High信号を生成する)。スイッチ3gとして、適宜のマイクロスイッチ、リミットスイッチを採用することができる。

0059

スイッチ3gは、図7(c)に示すようにクレセント2が回動範囲の他端(解錠位置に対応)にあるとき、突起1cと接触せず、かつ図7(d)に示すようにクレセント2が回動範囲の一端(施錠位置に対応)にあるとき、突起1cと接触するように配置されている。

0060

このように、第三実施形態に係るクレセント錠は、台座1に突起1cが設けられており、検出回路3がクレセント2を所定の回動位置にしたときに突起1cとの接触によって作動するスイッチ3gの開閉切り替えに基づいて当該所定の回動位置を検出するので、台座1に導通部を設けることなく、接触方式の検出回路を実現することができる。

0061

なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0062

1台座
1c突起
2クレセント
2a基盤部
2b掛け部
2c操作レバー部
3検出回路
3a磁気センサ部
3g スイッチ
4無線チップ
5電池
6カバー
6a カバー本体
6b 蓋
6d交換口部
7永久磁石
8 導通部材

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