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技術 めっき装置

出願人 株式会社友電舎
発明者 秋山正洋中本雅友渡邊英生
出願日 2019年4月19日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-079929
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-176305
状態 未査定
技術分野 電気メッキ方法,物品 電気分解または電気泳動による被覆
主要キーワード 腕部同士 自動運搬装置 手段駆動装置 開口軸 落下板 落下防止板 押出ロッド 製品箱
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (18)

課題

前記腕部への筒状ワークの取り付けと取り外しは、手作業で行われ、腕部への取り付けと取り外し工程がめっき装置全体処理効率向上を阻害する要因となっていた。

解決手段

複数の前記筒状ワークを整列させるガイドと、筒状ワークを押し出す押出手段と、前記筒状ワークが、前記開口軸を水平に保持しながら受け渡し可能な位置に近接してなる運搬板と、前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡されると当該運搬板を前記樹状保持具に近づく一の垂直方向へ移動させると共に、次に保持されてなる運搬板を前記受け渡し可能な位置に配置させる垂直運搬手段と、前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔が前記複数の腕部同士の間隔と一致するように調整する間隔調整手段と、前記筒状ワークの開口を、対応する前記腕部に挿し入れる挿入手段と、を備えることを特徴とするめっき装置。

概要

背景

従来、例えばナットなどの開口を有する筒状ワークにめっき処理を施す場合は、吊下げられた主幹側方延出してなる腕部を有する樹状保持具が用いられ、前記腕部に前記筒状ワークを取り付けて行われていた(特許文献1)。

前記樹状保持具によれば、複数の腕部のそれぞれに筒状ワークを取り付けることによって、複数の筒状ワークを一度に処理することができるため、作業効率を高める効果を有する。

概要

前記腕部への筒状ワークの取り付けと取り外しは、手作業で行われ、腕部への取り付けと取り外し工程がめっき装置全体処理効率向上を阻害する要因となっていた。 複数の前記筒状ワークを整列させるガイドと、筒状ワークを押し出す押出手段と、前記筒状ワークが、前記開口軸を水平に保持しながら受け渡し可能な位置に近接してなる運搬板と、前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡されると当該運搬板を前記樹状保持具に近づく一の垂直方向へ移動させると共に、次に保持されてなる運搬板を前記受け渡し可能な位置に配置させる垂直運搬手段と、前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔が前記複数の腕部同士の間隔と一致するように調整する間隔調整手段と、前記筒状ワークの開口を、対応する前記腕部に挿し入れる挿入手段と、を備えることを特徴とするめっき装置。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

垂直に吊下げられた主幹から側方に突出する複数の腕部を有する樹状保持具を備え、それぞれの前記腕部に開口を有する筒状ワーク掛けた状態でめっき処理を行うめっき装置であって、複数の前記筒状ワークを、それぞれの開口軸が互いに平行かつ水平方向となるように整列させるガイドと、前記ガイドの基端から先端に向かって前記筒状ワークを押し出す押出手段と、前記押出手段による押し出し動作時において、ガイドの先端から摺動しながら押し出された前記筒状ワークを、前記開口軸を水平に保持しながら受け取り可能な位置に近接してなる運搬板と、前記運搬板を垂直方向に沿って一定間隔ごとに複数保持し、前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡されると当該運搬板を前記樹状保持具に近づく一の垂直方向へ移動させると共に、次に保持されてなる運搬板を前記受け渡し可能な位置に配置させる垂直運搬手段と、前記複数の腕部に対応する数の前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡された後、前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔が前記複数の腕部同士の間隔と一致するように調整する間隔調整手段と、前記間隔調整手段により前記開口軸同士の間隔が調整された前記筒状ワークの開口を、対応する前記腕部に挿し入れる挿入手段と、を備えることを特徴とするめっき装置。

請求項2

前記間隔調整手段が、前記運搬板に載置された前記筒状ワークを、前記複数の腕部に対応する数の枝体に受け取った後に、前記枝体と共に前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔を調整することを特徴とする請求項1に記載のめっき装置。

請求項3

前記間隔調整手段が、前記枝体に前記筒状ワークを受け取った後、前記枝体と前記腕部との先端が向き合う方向に前記枝体の向きを変えることを特徴とする請求項2に記載のめっき装置。

請求項4

めっき処理完了後の前記筒状ワークを前記樹状保持具の前記腕部から受け取る回収枝と、前記回収枝に受け渡された前記筒状ワークを前記回収枝から落下させるワーク落下手段と、を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のめっき装置。

請求項5

上下に長尺に形成されてなる回収装置本体と、前記回収装置本体の垂直側面に上下方向に沿って、互いに離間して取り付けられた複数の回収枝と、前記回収枝の基端位置、前記回収枝を自由に抜き差し可能に挿通した状態で設置されてなるワーク落下手段と、を備え前記ワーク落下手段が、回収枝の基端から先端に至る距離を往復動作可能であるワーク回収装置を有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のめっき装置。

技術分野

0001

本発明は、めっき装置に関する。

背景技術

0002

従来、例えばナットなどの開口を有する筒状ワークにめっき処理を施す場合は、吊下げられた主幹側方延出してなる腕部を有する樹状保持具が用いられ、前記腕部に前記筒状ワークを取り付けて行われていた(特許文献1)。

0003

前記樹状保持具によれば、複数の腕部のそれぞれに筒状ワークを取り付けることによって、複数の筒状ワークを一度に処理することができるため、作業効率を高める効果を有する。

先行技術

0004

特開2001−335994号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、前記腕部への筒状ワークの取り付けと取り外しは、手作業で行われ、腕部への取り付けと取り外し工程がめっき装置全体処理効率向上を阻害する要因となっていた。

課題を解決するための手段

0006

そこで、上記課題を解決する手段として本発明に係るめっき装置は、垂直に吊下げられた主幹から側方に突出する複数の腕部を有する樹状保持具を備え、それぞれの前記腕部に開口を有する筒状ワークを掛けた状態でめっき処理を行うめっき装置であって、複数の前記筒状ワークを、それぞれの開口軸が互いに平行かつ水平方向となるように整列させるガイドと、前記ガイドの基端から先端に向かって前記筒状ワークを押し出す押出手段と、前記押出手段による押し出し動作時において、ガイドの先端から摺動しながら押し出された前記筒状ワークを、前記開口軸を水平に保持しながら受け取り可能な位置に近接してなる運搬板と、前記運搬板を垂直方向に沿って一定間隔ごとに複数保持し、前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡されると当該運搬板を前記樹状保持具に近づく一の垂直方向へ移動させると共に、次に保持されてなる運搬板を前記受け渡し可能な位置に配置させる垂直運搬手段と、前記複数の腕部に対応する数の前記筒状ワークが前記運搬板に受け渡された後、前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔が前記複数の腕部同士の間隔と一致するように調整する間隔調整手段と、前記間隔調整手段により前記開口軸同士の間隔が調整された前記筒状ワークの開口を、対応する前記腕部に挿し入れる挿入手段と、を備えてなることを特徴とする。

0007

前記筒状ワークとしては、例えば、ナット、ワッシャースリーブ、若しくはリングなどの環状のワークを挙げることができる。

0008

なお、めっき処理には電解めっき工程及び無電解めっき工程のうち適宜のものが含まれるほか、めっき処理に関連する前処理工程、酸電解や酸分解などの後処理工程を含むこととしてもよい。また、めっき処理液には、めっき液が含まれるほか、めっき処理に必要な水及び酸などの処理剤が含まれることとしてもよい。

0009

また、前記間隔調整手段が、前記運搬板に載置された前記筒状ワークを、前記複数の腕部に対応する数の枝体に受け取った後に、前記枝体と共に前記筒状ワークの前記開口軸同士の間隔を調整するものであっても好ましい。

0010

さらに前記間隔調整手段が、前記枝体に前記筒状ワークを受け取った後、前記枝体と前記腕部との先端が向き合う方向に前記枝体の向きを変えるものであっても好ましい。

0011

また、筒状ワークの処理後の製品の取り外しにおいても、ワーク回収装置を備えることにより、樹状保持具からワークを受け取った後、製品箱に取り込むための回収手段があっても好ましい。すなわち前記回収手段は、めっき処理完了後の前記筒状ワークを前記樹状保持具の前記腕部から受け取る回収枝と、前記回収枝に受け渡された前記筒状ワークを前記回収枝から落下させるワーク落下手段と、を備えるワーク回収装置であることが好ましい。ワーク落下手段が落下させた製品は、回収箱へ回収することができる。

0012

特に、前記ワーク回収装置は、上下に長尺に形成されてなる回収装置本体と、前記回収装置本体の垂直側面に上下方向に沿って、互いに離間して取り付けられた複数の回収枝と、
前記回収枝の基端位置、前記回収枝を自由に抜き差し可能に挿通した状態で設置されてなるワーク落下手段と、を備え前記ワーク落下手段が、回収枝の基端から先端に至る距離を往復動作可能であることを特徴とすることが好ましい。

発明の効果

0013

本発明によれば、筒状ワークを樹状保持具に取り付ける煩雑な作業を自動化することができる。

0014

さらに、ワーク回収装置を備えることによって、筒状ワークを樹状保持具から取り外す作業も自動化することができる。

図面の簡単な説明

0015

めっき装置100の全体の構成を右側面から示す概略図である。
ワーク受ユニット1の正面図であって、ガイド3からナット2がベルトコンベヤー14に設けられた運搬板13に受け渡された状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1の正面図であって、ガイド3からナット2を受け取った運搬板13が順次上方に移動している状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1の正面図であって、ベルトコンベヤー14によって上方に移動した運搬板13によって、複数のナット2が17に設けられた全ての棚板18の一端側に近接して配置された状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1の正面図であって、押出ロッド20によって、ナット2が運搬板13から棚板18の他端側に押し出された様子を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を左側面から見た図であって、ワーク受渡手段25が枝体30の先端をナット2の開口7に向けている状態を示す図である。なお、図6図9において、レール32やシリンダー34等からなる枝体固定基部33を上下に移動させる機構の一部に関し、図面の煩雑を避けるため省略している。
ワーク受渡ユニット1を左側面から見た図であって、ワーク受渡手段25がスライド板部29を正面方向へ移動させて枝体30をナット2のネジ孔6に挿し入れた状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を左側面から見た図であって、ワーク受渡手段25がスライド板部29を上方へ移動させてナット2を枝体30に掛けて持ち上げた状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を左側面から見た図であって、ワーク受渡手段25がスライド板部29を背面方向へ移動させてナット2を棚17から受け取った状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を左側面から見た図であって、ワーク受渡手段25がナット2を持ち上げた状態を維持したままターンテーブル26を回転させてナット2の開口7を左側面に向けた状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を正面から見た図であって、ワーク受渡手段25がナット2を掛けた枝体30を樹状保持具37に向けた状態を示す図である。なお、棚17、ベルトコンベヤー14、及びガイド3は省略されている。
ワーク受渡ユニット1を正面から見た図であって、枝体固定基部33をレール32に沿って上方へ移動させることによって枝体固定基部33同士の間隔をつめて、開口7が樹状保持具37の各腕部39の正面となる位置に、各ナット2を配置した状態を示す図である。
ワーク受渡ユニット1を正面から見た図であって、ワーク受渡手段25がスライド板部29を左方向へ移動させて、腕部39にナット2を掛け渡した状態を示す図である。
めっき処理が完了したナット2を保持した樹状保持具37を、ワーク回収装置40の回収枝42の先端がナット2の開口7の正面となるように配置した状態を示す図である。
回収装置本体41を樹状保持具37に近接する方向へ移動させて、回収枝42をナット2のネジ孔6に挿し入れた状態を示す図である。
回収装置本体41を樹状保持具37から遠ざかる方向へ移動させると共に、回収枝42にナット2を掛け渡した状態を示す図である。
ワーク落下板44を押し出して、ナット2を回収枝42から脱落させた状態を示す図である。

実施例

0016

以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。本実施の形態において、筒状ワークとしてナットを例に挙げて説明することとし、以後、ナット2と記載する。

0017

図1は、めっき装置100の全体の構成を右側面から示す概略図である。めっき装置100の正面部分には、ワーク受渡ユニット1が設けられてなり、素材供給部から供給されためっき処理がされる前のナット2を樹状保持具37に自動で受け渡すことができる。樹状保持具37は、導電性横杆36から垂直下方に吊下げられてなり、主幹38及び主幹38から側方に突出する腕部39を有する。腕部39は、主幹38に沿って上下方向に複数配設されてなる。

0018

ナット2を受け取った樹状保持具37は、横杆36に吊下げられた状態で搬送されながらめっき前処理槽A1及びA2で前処理がなされた後、めっき工程槽A3〜A5においてめっきがなされる。さらに、後処理槽A6において後処理がなされた後、乾燥部A7で乾燥処理がなされ、一連のめっき形成処理を完了する。めっき形成処理が完了したナット2は、ワーク回収装置40によって樹状保持具37から自動的に取り外されて、製品として回収される。また、ナット2が取り外された樹状保持具37は、剥離槽B1及び乾燥部B2で樹状保持具37表面を清浄化されてめっき装置100におけるめっき処理が完了した後、再びワーク受渡ユニット1においてナット2を自動的に受け取ることができる。

0019

ナット2のワーク受渡ユニット1による樹状保持具37への自動受け渡しができることによって、単位時間あたりにめっき処理にかけることができる数量を、手動での受け渡しを行っていた場合に比べて格段に向上させることができる。

0020

さらに、ワーク回収装置40によれば、めっき工程を完了したナット2の回収作業も手動と比較して大きく効率化することができので、樹状保持具37の再利用速度の向上により、樹状保持具37の準備数量を減少させることができる。

0021

以下、ワーク受渡ユニット1の詳細について説明する。

0022

図2は、本発明に係るワーク受渡ユニット1の正面図を示す。ガイド3は、平坦な平面4を有する長尺の板体を備え、複数のナット2を平面4上に配置することができる。なお、図2図5においては、ワーク受渡ユニット1は樹状保持具37の一方の腕部39側にのみ表記してなるが、他方の腕部39側にも、ワーク受渡ユニット1と向き合って同様のワーク受渡ユニットが設置されているとする。

0023

ナット2は、六角形状の外周面5と、ネジ切りがなされたネジ孔6の両端に形成されてなる開口7を有する。平面4上に配置された複数のナット2は、図2に示すように、開口7の開口軸Xが互いに平行且つ水平方向となるように、ガイド一端8からガイド他端9にかけて整列されてなる。筒状ワークがナット2である場合、ガイド3上においてナット2は互いの外周面5を突き合わせるように配設されてなる。なお、軸Xは、図1図6図10図11図14、及び図17にも付しており、図1に示すめっき装置100全体に対する各部材の水平方向からの視点の関連付けの一例を示している。

0024

ここで、ガイド3のガイド一端8には、最も一端側のナット2の外周面5に当接して、ナット2の列を先端側に押し出す押出手段10が設けられてなる。押出手段10は、ナット2の開口軸Xと平行に設置された棒体である。押出手段10は、図示しない制御装置に接続された押出手段駆動装置12に制御されることで、一定時間ごとにナット2の外周面5に棒体の側周面を押当てながらナット2の径方向横幅1個分の長さをガイド他端9の方向Z1に直線的に移動し、その後元の位置に戻る動作を繰り返す。

0025

また、ガイド他端9に対して平面4と平行に近接した位置には、運搬板13が配置されてなる。運搬板13は、本実施の形態においてガイド3から樹状保持具37に近づく方向である垂直上方へ運搬する手段であるベルトコンベヤー14に、垂直方向に沿って一定間隔ごとに複数取付けられてなる。ベルトコンベヤー14は、図示しない制御装置に制御された駆動モーターによって運搬板13を垂直上方へ移動させることができる。また、ベルトコンベヤー14は、運搬板13の載置面16がガイド3の平面4と一致する位置まで移動してきたときに、運搬板13を一時停止させる。なお、図2に示すように、ベルトコンベヤー14のベルト体は、運搬板13上に載置されたナット2の開口7に対向するように設置されてなる。

0026

運搬板13が一時停止すると、押出手段10がナット2をガイド他端9から押し出して載置面16上に受け渡す。なお、一時停止した運搬板13の載置面16とガイド3の平面4とは僅かな隙間を介して近接してなるため、ナット2は、ガイド3から落下することなく運搬板13に受け渡される。

0027

ベルトコンベヤー14は運搬板13にナット2を受け取ると、運搬板13を垂直上方へ移動させ、その下方に取り付けられてなる新たな運搬板13の載置面16がガイド3の平面4に一致すると一時停止し、図3に示すように、上記と同様に新たなナット2を載置面16上に受け取る。この動作を一定回数繰り返すと、図4に示すように、ベルトコンベヤー14がナット2を一定個数上下方向に保持する状態となる。

0028

図4に示すように、ベルトコンベヤー14の他端側に隣接して、ナット2を保持可能な棚17が設置されてなる。棚17には、他端方向に延在してなる棚板18が上下方向に複数段設けられてなる。各棚板18は、ベルトコンベヤー14に取り付けられてなる運搬板13に対応して一定間隔あけて設けられてなる。ベルトコンベヤー14が一時停止すると、棚板18の上面である棚面19の一端と、運搬板13の載置面16の他端とが近接する位置に停止する。

0029

載置面16の他端部と棚面19の一端部は平滑な面に形成されてなるため、一時停止した運搬板13上に載置されたナット2を一端方向から他端方向へ押し出すと、ナット2は棚面19に受け渡される。

0030

ベルトコンベヤー14の一端側の側方には各棚板18の高さに合わせて押出ロッド20が上下方向に複数本設けられてなる。押出ロッド20の他端には、ナット2の外周面5の形状に沿って当接可能な当接部21が設けられてなる。押出ロッド20は、図5に示すように、一定個数のナット2が各運搬板13に載置された状態で一時停止したときに一方から他方に向かって伸長しながら各ナット2を運搬板13から棚板18まで押し出す。押出ロッド20に押し出された後の各ナット2は、図5に示すように、上下方向に対して直線状に配置させる。

0031

また、棚板18の正面側端縁には、図6に示すように、棚面19に対して垂直上方に向かって突設してなる正面側落下防止板23aが形成されてなり、ナット2が棚板18の正面側から落下することを防止する。また、棚板18の背面側端縁には、棚面19に対して垂直上方に向かって突設して正面側落下防止板23aよりも高さが低く形成されてなる背面側落下防止板23bが形成されてなり、ナット2が棚板18の背面側から落下することを防止する。さらに、正面側落下防止板23aには、ナット2の外周面5が他端側落下防止板22に当接した状態において開口7と対向する位置に、上端解放端を有する直線状の切れ込み24が形成されてなる。切れ込み24はナット2の横幅よりも細い細線状に形成されてなる。

0032

図6に示すように、棚17の背面側にはワーク受渡手段25が設置されてなる。ワーク受渡手段25は、底部において設置面上に設置されてなるターンテーブル26と、ターンテーブル26上に設けられてなる柱状本体27、及び柱状本体27が設置された設置面に対して垂直な垂直面28に取り付けられてなり、垂直面28に沿って水平な往復動作及び上下運動が可能であるスライド板部29を有する。スライド板部29には、側方に延出してなる複数の枝体30が上下方向に沿って互いに一定間隔をあけて配設されてなる。柱状本体27は、ターンテーブル26の回転駆動によって、設置面に対して垂直な軸を軸中心として軸回転することにより、枝体30の向きを変えることができる。なお、ターンテーブル26の上面中央部には柱状本体27を保持する保持部材26aが取り付けられてなり、ターンテーブル26は駆動モーター26bにより水平に軸回転することができる。

0033

枝体30は、スライド板部29の側面に沿って上下に移動可能な枝体固定基部33に固定されてなる。各枝体固定基部33の側面に固定された枝体30は、その先端が側方に突出されてなる。また、枝体30の先端部はわずかに上方に向かって屈曲された屈曲端部30aに形成されてなり、枝体30に通されたナット2(ワーク2)の抜け落ちを防止する。

0034

枝体固定基部33は、柱状本体27の側面に設置されてなる上下方向に長尺のレール32に取り付けられ、当該レール32に沿って上下に摺動可能に設けられてなる。また、スライド板部29には、上端側の枝体固定基部33に固定されたシリンダー34と、シリンダー34の内部から下方に延出してなるシリンダーロッド35及びシリンダーロッド35の下端部に設けられて下端側の枝体固定基部33に固定されてなる固定部35aが設けられてなる。そして、シリンダーロッド35がシリンダー34の内部で上下に移動可能であることにより、枝体固定基部33同士の間隔を一定間隔に開いたり縮めたりすることができる。本実施の形態において、枝体30が先端を棚板18に向けている場合には、シリンダーロッド35は下方に伸びた状態となり、枝体固定基部33同士は一定間隔で間を開いた状態となっている。

0035

また、図2図5に示されるように、ワーク受渡手段25の側方には導電性の横杆36に保持された樹状保持具37が吊下げられた状態で待機されてなる。

0036

棚17の各棚板18の先端部に、一定個数のナット2が配置されると、図6に示すように、ワーク受渡手段25は、ターンテーブル26の回動動作により各枝体30の先端をナット2の開口7の中心部に対して垂直に向いた状態とする。その際、各枝体30は、互いの間隔が各棚板18同士の間隔に合わせた長さに調製される。さらに、各枝体30の先端部が、対応する棚板18に配置されたナット2の開口7の中心とほぼ一致する位置に配置される。

0037

そして、図7に示すように、スライド板部29が正面方向に向かって水平に移動することにより枝体30を開口7に挿し入れられる。続いて、図8に示すように、スライド板部29が上方に移動して、ナット2を枝体30に掛けて持ち上げる。このとき、スライド板部29は、枝体30の先端がナット2の開口7及び切れ込み24に挿通されて正面側落下防止板23aの正面側まで突き抜けるまで移動してからナット2を取り上げることで、ナット2を枝体30に確実に掛けて落下を防止する。なお、切れ込み24は正面側落下防止板23aの上端において解放されてなるので、枝体30が正面側落下防止板23aを突き抜けた状態でナット2を上方に取り上げることができる。

0038

ナット2を取り上げたワーク受渡手段25は、図9に示すように、スライド板部29を背面方向へ移動させてナット2を枝体30に受け取った状態で棚17から離脱させる。

0039

ナット2を受け取ったワーク受渡手段25は、図10に示すように、ナット2を持ち上げた状態を維持したままターンテーブル26を回転させて、ナット2の開口7を左側面に向ける。このとき枝体30は、図11に示すように、樹状保持具37に向けた状態となる。

0040

その後、図12に示すように、シリンダー34の内部機構がシリンダーロッド35を上方に引き上げると、レール32に沿って枝体固定基部33同士が間を縮めた状態となるように上方へ移動する。このとき、枝体30は樹状保持具37の対応する腕部39よりもわずかに上方に位置すると共に、腕部39の先端はナット2の開口7の中心とほぼ一致する位置に配置される。そして、樹状保持具37の腕部39と枝体30とが平行となる状態とする。

0041

続いて、スライド板部29を側方へ移動させてナット2を枝体30に掛けた状態で腕部39を開口7に通す。そして、各枝体固定基部33を同時に下方へ移動させて、図13に示すように、ナット2を枝体30から腕部39に掛け替える。スライド板部29が元の位置へ戻ると枝体30がナット2から離脱して、ナット2は樹状保持具37の全ての腕部39に同時にナット2を受け渡すことができる。

0042

枝体固定基部33に掛けられていた押圧力解除すると、複数の枝体固定基部33はレール32に沿って下方へ移動して、前記の一定間隔で間を開いた状態に戻る。そのため、再びターンテーブル26によって柱状本体27を設置面に対して平行に軸回転させれば、棚板18に配設された次のナット2を取得することができる。

0043

一方、腕部39にナット2を掛けた樹状保持具37は、横杆36と共に自動運搬装置によって運ばれ、めっき処理槽に浸漬されながらナット2にめっきを施すことができる。

0044

そして、ナット2へのめっき工程が完了すると、樹状保持具37からワーク回収装置40にナット2を受け渡すことで、完成品であるナット2を自動的に回収することができる。

0045

具体的には、ワーク回収装置40は、図14に示すように、上下に長尺に形成されてなる板状の回収装置本体41に上下方向に沿って取り付けられた複数の回収枝42が、樹状保持具37の腕部39と向かい合う向きに突設されてなる。回収装置本体41は、上下方向への動作、及び回収枝42が突出する方向に対する往復動作を行うことができる。また、複数の回収枝42は、上下方向に沿って腕部39と同じ間隔となるように互いに離間して配設されてなることにより、対応する腕部39からナット2を回収することができる。

0046

さらに、回収装置本体41には、回収枝42が樹状保持具37から回収したナット2を回収枝42から脱離させるワーク落下手段44であるワーク落下板44が設けられてなる。ワーク落下板44は回収枝42の長さよりも十分に薄い厚みに形成されてなる板状体である。なお、ワーク落下板44には、厚み方向を貫通して、回収枝42を出没可能に挿通することができる小孔43が形成されてなる。ワーク落下板44は、駆動前の状態において、小孔43に回収枝42が挿通された状態で、回収枝42の基端部に配置されてなる。そして、ワーク落下板44の駆動時には、回収枝42の先端に至る距離を往復可能に設置されてなる。

0047

ワーク回収装置40によるナット2の回収工程を説明する。樹状保持具37は、ナット2のめっき工程が完了すると、めっき工程槽A5から取り出され、図1に示すように、後処理工程A6及び乾燥工程A7を経てワーク回収装置40が設置されてなる場所へ運搬される。運搬された樹状保持具37は、図14に示すように、腕部39がワーク回収装置40の回収枝42と向かい合って、腕部39が対応する回収枝42よりも僅かに上側となる位置に設置される。このとき、回収枝42はナット2の開口7に位置するように配置される。

0048

次に、図15に示すように、回収装置本体41が回収枝42の先端方向に移動し、回収枝42をナット2の開口7に挿入する。さらに、回収装置本体41が上方に移動して回収枝42にナット2を掛けて腕部39から持ち上げる。その後、回収装置本体41は、図16に示すように、回収枝42にナット2を掛けた状態で回収枝42の基端方向へ戻ることによりナット2を腕部39から取り外す。ナット2が腕部39から取り外された樹状保持具37は、ワーク回収装置40が設置されている場所から、図1に示す樹状保持具37自身の洗浄工程B1〜B2に向かってさらに運搬される。なお、図14図16においては、ワーク回収装置40は樹状保持具37の一方の腕部39側にのみ表記してなるが、他方の腕部39側にも、ワーク回収装置40と向き合って同様のワーク回収装置が設置されているとする。

0049

回収枝42にナット2を受け取ったワーク回収装置40は、図17に示すように、ワーク落下板44を回収枝42に沿って矢印Z2の方向に押出してナット2を回収枝42から脱落させる。回収枝42から脱落したナット2は、一旦ベルトコンベヤー47の上に落下させてから、製品回収ボックス48に受けることができる。なお、回収枝42から脱落させたナット2を直接製品回収ボックス48に受けてもよい。

0050

1ワーク受渡ユニット
2ナット
3ガイド
10押出手段
13運搬板
14ベルトコンベヤー
16 載置面
17棚
18棚板
20押出ロッド
25 ワーク受渡手段
29スライド板部
30枝体
33 枝体固定基部
37樹状保持具
38主幹
39 腕部
40 ワーク回収装置

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