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技術 穿孔装置、画像形成システム

出願人 株式会社リコー
発明者 鈴木亮日置寿久南和正
出願日 2019年4月17日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-078872
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-175984
状態 未査定
技術分野 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他 シート,ウェブの制御
主要キーワード 穿孔点 制御系ユニット 穿孔形状 差分ステップ 移動開始タイミング パンチくず 穿孔処理後 規定距離
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
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図面 (13)

課題

穿孔処理生産性を向上させる技術を提供する。

解決手段

シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方向と直交する方向の端部を検知する検知手段と、穿孔手段を移動させる移動手段と、検知手段により検知されるシートの端部の位置に基づき、穿孔手段が穿孔を行う位置である穿孔位置を決定し、穿孔手段を当該穿孔位置まで移動させるように移動手段を制御する制御手段と、を有する穿孔装置であって、制御手段は、穿孔位置を決定する前に穿孔手段の移動を開始させ、穿孔手段の移動中に穿孔位置を決定し、当該穿孔位置で穿孔手段の移動を停止させるように移動手段を制御する、ことを特徴とする。

概要

背景

近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられる画像形成装置は、欠かせない機器となっている。このような画像形成装置は、シートを読み取る読取機能、シート上に画像を形成する画像形成機能、および通信機能等を備えることにより、プリンタスキャナファクシミリ複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。

また、画像形成装置によって画像形成が行われた後のシートにパンチ孔を開ける穿孔装置が存在する。このような穿孔装置は、画像形成装置から排出されるシートに後処理を行う後処理装置に組み込まれている。

穿孔装置は、内部の穿孔ユニットを移動させてシートに穿孔処理を行うが、シートの搬送方向と直交する方向の位置ズレが生じないように穿孔する必要がある。この位置ズレの調整方法として、シートの搬送方向と直交する方向のシート端部を検知し、この検知情報に基づいてシートのズレ量を算出し、穿孔位置を調整する技術がある。

また、穿孔処理の生産性を高めるため、シート情報穿孔形状の種類とから算出した仮の待機位置に穿孔ユニットを予め移動させておく技術が開示されている(例えば特許文献1)。

概要

穿孔処理の生産性を向上させる技術を提供する。シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方向と直交する方向の端部を検知する検知手段と、穿孔手段を移動させる移動手段と、検知手段により検知されるシートの端部の位置に基づき、穿孔手段が穿孔を行う位置である穿孔位置を決定し、穿孔手段を当該穿孔位置まで移動させるように移動手段を制御する制御手段と、を有する穿孔装置であって、制御手段は、穿孔位置を決定する前に穿孔手段の移動を開始させ、穿孔手段の移動中に穿孔位置を決定し、当該穿孔位置で穿孔手段の移動を停止させるように移動手段を制御する、ことを特徴とする。

目的

本発明は、穿孔処理の生産性を向上させる技術を提供することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、前記シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方向と直交する方向の端部を検知する検知手段と、前記穿孔手段を移動させる移動手段と、前記検知手段により検知される前記シートの端部の位置に基づき、前記穿孔手段が穿孔を行う位置である穿孔位置を決定し、前記穿孔手段を当該穿孔位置まで移動させるように前記移動手段を制御する制御手段と、を有する穿孔装置であって、前記制御手段は、前記穿孔位置を決定する前に前記穿孔手段の移動を開始させ、前記穿孔手段の移動中に前記穿孔位置を決定し、当該穿孔位置で前記穿孔手段の移動を停止させるように前記移動手段を制御する、ことを特徴とする穿孔装置。

請求項2

前記制御手段は、決定した前記穿孔位置に基づき前記穿孔手段の待機位置を決定し、穿孔後に前記穿孔手段を前記待機位置まで移動させるように前記移動手段を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。

請求項3

前記制御手段は、前記穿孔位置を決定した後、前記穿孔手段の現在の位置から当該穿孔位置までの距離に基づき所定の時間内に前記穿孔手段を移動させるように前記移動手段を制御する、ことを特徴とする請求項1または2に穿孔装置。

請求項4

前記制御手段は、先行シートの処理によって決定した穿孔位置に基づき、後行シートに対する穿孔処理に係る前記穿孔手段の移動開始のタイミングを決定し、当該タイミングで前記穿孔手段の移動を開始させるように前記移動手段を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の穿孔装置。

請求項5

前記検知手段は、各センサが搬送方向と直交する方向に並んで配置された密着型イメージセンサである、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に穿孔装置。

請求項6

シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成された後のシートを穿孔する穿孔装置とを含む画像形成システムであって、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、前記シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方向と直交する方向の端部を検知する検知手段と、前記穿孔手段を移動させる移動手段と、前記検知手段により検知される前記シートの端部の位置に基づき、前記穿孔手段が穿孔を行う位置である穿孔位置を決定し、前記穿孔手段を当該穿孔位置まで移動させるように前記移動手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記穿孔位置を決定する前に前記穿孔手段の移動を開始させ、前記穿孔手段の移動中に前記穿孔位置を決定し、当該穿孔位置で前記穿孔手段の移動を停止させるように前記移動手段を制御する、ことを特徴とする画像形成システム。

技術分野

0001

本発明は、穿孔装置画像形成システムに関する。

背景技術

0002

近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられる画像形成装置は、欠かせない機器となっている。このような画像形成装置は、シートを読み取る読取機能、シート上に画像を形成する画像形成機能、および通信機能等を備えることにより、プリンタスキャナファクシミリ複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。

0003

また、画像形成装置によって画像形成が行われた後のシートにパンチ孔を開ける穿孔装置が存在する。このような穿孔装置は、画像形成装置から排出されるシートに後処理を行う後処理装置に組み込まれている。

0004

穿孔装置は、内部の穿孔ユニットを移動させてシートに穿孔処理を行うが、シートの搬送方向と直交する方向の位置ズレが生じないように穿孔する必要がある。この位置ズレの調整方法として、シートの搬送方向と直交する方向のシート端部を検知し、この検知情報に基づいてシートのズレ量を算出し、穿孔位置を調整する技術がある。

0005

また、穿孔処理の生産性を高めるため、シート情報穿孔形状の種類とから算出した仮の待機位置に穿孔ユニットを予め移動させておく技術が開示されている(例えば特許文献1)。

発明が解決しようとする課題

0006

従来の穿孔装置において、穿孔ユニットを移動させるモータは、シートの搬送方向と直交する方向のズレ量の算出が完了するまで動作せずに待機する。よってシートの搬送を停止してから、当該シートに穿孔して搬送を再開するまでの時間(搬送停止時間)が長くなり、生産性の低下を招くこととなる。

0007

特許文献1に開示された技術においても、穿孔ユニットを動作させるモータは、仮の待機位置に到達した後は、シートの搬送方向と直交する方向のズレ量の算出が完了するまで動作せずに待機するので、搬送停止時間の短縮には課題が残る。

0008

本発明は、穿孔処理の生産性を向上させる技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するために、本発明の一態様は、シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方向と直交する方向の端部を検知する検知手段と、穿孔手段を移動させる移動手段と、検知手段により検知されるシートの端部の位置に基づき、穿孔手段が穿孔を行う位置である穿孔位置を決定し、穿孔手段を当該穿孔位置まで移動させるように移動手段を制御する制御手段と、を有する穿孔装置であって、制御手段は、穿孔位置を決定する前に穿孔手段の移動を開始させ、穿孔手段の移動中に穿孔位置を決定し、当該穿孔位置で穿孔手段の移動を停止させるように移動手段を制御する、ことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、穿孔処理の生産性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0011

実施形態の画像形成システムの構成例を示す図であり、画像形成装置と後処理装置との配置関係を示す図である。
実施形態の後処理装置の内部構成例を示す図である。
実施形態の後処理装置の制御ブロックを示す図である。
実施形態の穿孔装置の構成例を示す図である。
実施形態の穿孔装置を例示する平面模式図である。
密着型イメージセンサを検知手段として用いた場合の穿孔装置を例示する平面模式図である。
第1実施形態の動作例を示すフローチャートである。
第1実施形態の動作、および従来の動作によるタイミングチャートを例示する図である。
第1実施形態の動作を説明するための図である。
第2実施形態の動作例を示すフローチャートである。
第3実施形態の動作例を示すフローチャートである。
第4実施形態の動作例を示すフローチャートである。

実施例

0012

以下、図面を参照しつつ実施形態に係る穿孔装置、画像形成システムについて説明する。

0013

<第1実施形態>
図1は画像形成システムの構成を示す図である。画像形成システム1000は、シートに画像を形成する画像形成装置100と、画像形成装置100と接続した後処理装置101とを有する。後処理装置101は、画像形成装置100から排出されるシートにパンチ孔を設ける穿孔処理、および複数枚のシートを綴じることで束ねステープル処理を行う。

0014

図2は後処理装置101の内部構成を示す図である。後処理装置101は、画像形成装置100から排出された画像形成済みのシートPを受け入れ導入経路1と、導入経路1から分岐する3つの経路、即ち排紙トレイ6へ向かう下搬送経路2、プルーフトレイ7へ向かう上搬送経路3、ステープル処理を実施する処理部(ステープルユニット40)に向かう搬送経路4とを有する。

0015

導入経路1には、導入ローラ10(シート搬送手段)、入口センサ11が配置されている。導入経路1の終端部に位置する2つの分岐爪20は、回動することにより、シートの搬送方向を上搬送経路3、下搬送経路2、または搬送経路4に切り替える。また導入経路1には、画像形成装置100から排出されて搬送されたシートPに穿孔処理を施す穿孔装置60が設けられている。尚、導入ローラ10、入口センサ11などの導入経路1の各要素を含めて穿孔装置60としてもよい。

0016

下搬送経路2には、搬送ローラ21、22、排紙駆動ローラ23、排紙従動ローラ15、寄せローラ24、排紙センサ17、18が配置されている。上搬送経路3、搬送経路4に搬送されなかったシートPは、下搬送経路2を経て排紙トレイ6に排出され、排紙されたシートPは順次排紙トレイ6にスタックされていく。

0017

下搬送経路2の排紙口上方付近には、フィラー27が設けられている。フィラー27は、スタックされた時のシートPの中央付近位置に回動自由に配置されている。フィラー27の先端は、排紙トレイ6もしくはシートPの上面に接している。

0018

フィラー27の根元付近には、フィラー27の先端の高さ位置を検知する上面検知センサ28、29が設けられている。2つの上面検知センサ28、29は、フィラー27の根元付近部を挟むように配置されており、排紙トレイ6の上面もしくはスタックされているシートPの上面の高さが許容範囲内であるかを検知する。フィラー27の根元付近部が2つの上面検知センサ28、29の間に位置する状態(2つの上面検知センサ28、29が共にOFF)である場合、排紙トレイ6の上面もしくはスタックされているシートPの上面の高さが許容範囲内として扱われる。一方、上面検知センサ28、29のいずれか一方がONとなると、許容範囲外として扱われる。

0019

排紙トレイ6上に載置されるシートPの上面の高さが上昇するのに応じて、上面検知センサ28がOFFからONになると、制御部(例えば後述の制御部300)は排紙トレイ6を上下動させる駆動手段を制御して排紙トレイ6を下降させる。排紙トレイ6が下降し上面検知センサ28がOFFになると、排紙トレイ6は下降を停止する。この動作を繰り返して排紙トレイ6が規定の位置、例えば、シートPの上面の高さが排紙トレイ6の積載可能量の上限値にまで達すると、後処理装置101から画像形成装置100に停止信号が出力される。画像形成装置100は、この停止信号を入力すると画像形成処理を停止する。

0020

搬送経路4には、下搬送ローラ30、排紙センサ31、排出ローラ32が配置され、搬送経路4の終端位置にはステープルユニット40が配置されている。ステープルユニット40は、複数枚のシートPを綴じてシート束とするステープル装置35と、ステープルトレイ41と、搬送方向と直交する方向に進退してステープルトレイ41上のシートの整合を行うジョガーフェンス42と、戻しローラ43と、放出ベルト44と、爪44aなどを有する。

0021

搬送経路4を経て搬送されてきたシートPは、ブラシローラ33などの作用によりステープルトレイ41上に排出され、ジョガーフェンス42によって幅方向位置が揃えられる。また戻しローラ43は、振り子運動を行ってシートPの上面を叩くことにより基準フェンス45にシートPの後端を突き当てる。そして揺動板50がシートPの後端部をシートの厚さ方向に押さえ付けることでシートPの搬送方向(縦方向)の位置が揃えられる。このようにして揃えられた複数枚のシートPからなるシート束は、ステープル装置35が移動してシート束の後端部(下縁部)の適所ステープルすることにより綴じられる。ステープル処理を受けたシート束は、爪44aにより下縁部を支持された状態で放出ベルト44上を走行し、上方に移動して排紙トレイ6上に排紙される。排紙トレイ6への排出口部は、排紙駆動ローラ23と排紙従動ローラ15とでシートPまたはシート束を挟持して排出する構造を有している。排紙従動ローラ15を備えた排出ガイド16が排紙駆動ローラ23に近接する動作を行うことで、シートPまたはシート束は挟持され、排紙トレイ6へ排出される。

0022

図3は後処理装置101の制御系ユニットを示すブロック図である。

0023

後処理装置101は、搬送PCB(PrintedCircuit Board)210、穿孔PCB220を有する。搬送PCB210、穿孔PCB220は、後処理装置101の内部のハードウェアを統括的に制御する制御部300(制御手段)を構成する。

0024

搬送PCB210は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)211、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのストレージにより構成される記憶装置217を有する制御用基板である。また搬送PCB210は、センサ間I/F(Interface)212、DCM(Direct Current Motor)ドライバ213、STM(SteppingMotor)ドライバ214、シリアルI/F215、パンチ間I/F216などの接続部(I/F)や駆動制御部(ドライバ)を有している。

0025

穿孔PCB220は、搬送PCB210から出力されるコマンドを入力し、このコマンドに基づき穿孔装置60の動作を制御する基板であり、パンチ系センサI/F222、DCMドライバ223、STMドライバ224を有している。

0026

画像形成装置100と後処理装置101との間でやり取りされるコマンドや、シートサイズシート厚さの情報(これらをシート情報とする)、シートPの排出タイミングの情報は、シリアルI/F215を介してCPU211へと入力される。搬送系センサやシートの有無を検知するセンサなど、シートの搬送に用いる各センサ(図中の各種センサ330)からの出力信号は、センサ間I/F212を介してCPU211へと入力される。また、後述の横レジ検知センサ67などの穿孔装置60に含まれる各センサ(図中のパンチ系センサ360)からの出力信号は、パンチ系センサI/F222とパンチ間I/F216とを介してCPU211へと入力される。

0027

CPU211から出力されるシート搬送用のコマンドや信号は、DCMドライバ213またはSTMドライバ214を介してDCモータ(図中の各種DCM340)やステッピングモータ(図中の各種STM350)に出力される。また、パンチモータなどの穿孔装置60に含まれるDCモータやステッピングモータ(図中のパンチ系DCM370、パンチ系STM380)は、DCMドライバ223またはSTMドライバ224と、パンチ間I/F216とを介してCPU211から出力されるコマンドに基づき動作する。

0028

図4は、本実施形態における穿孔装置60の構成図である。また、図5は穿孔装置60を上方から見た場合の上面模式図である。

0029

穿孔装置60は、穿孔部61、ホッパー部62、横レジスト検知部63、レジスト移動部64(移動手段)を有する。穿孔部61は、パンチ65(穿孔手段)が配置されており、穿孔部61に同じく配置されているパンチモータの駆動によりシートPから離間し、またはシートPに当接して貫通する。これによりパンチ65は、シートPにパンチ孔を形成することができる。

0030

レジスト移動部64は、穿孔部61(パンチ65)をシート搬送方向と直交する方向(以降、シート幅方向とも称する)に移動させる。尚、この穿孔部61(パンチ65)の移動方向については、各ユニット配置構成に依拠することから、シート幅方向に限られない。

0031

ホッパー部62は、穿孔により生ずるパンチくず収納する部材であり、穿孔部61のパンチ65の下部に配置されている。横レジスト検知部63は、シートPの端部である側端(搬送方向に直交する方向における端部である端縁)を検知可能とする横レジ検知センサ67(検知手段)が配置されている。横レジスト検知部63には、横レジ検知センサ67をシート幅方向に移動させるための移動部も付設されている。

0032

図6は横レジ検知センサ67としてCIS(密着型イメージセンサ)を用いる場合の穿孔装置60を上方から見た場合の上面模式図である。CISは、複数のセンサ素子67aを有し、これら各センサ素子67aがシート幅方向に並んで配置された構成となっている。横レジ検知センサ67は、穿孔部61よりもシートPの搬送方向の上流側に固定されている。横レジ検知センサ67はシートPの搬送方向と直交する方向の、シートPの端部を検知するように構成されている。このシートPの端部を、以下において「検知対象端部」と表記する。検知対象端部がセンサ素子67aの並んでいる範囲を通過することで、CISは移動することなくこのシートPの端部の位置を検知することができる。

0033

図7は本実施形態の制御部300の動作制御を例示するフローチャートである。また図7のフローチャートの初期状態において、穿孔部61のパンチ65および横レジスト検知部63の横レジ検知センサ67は、規定のホームポジションで待機しているものとする。

0034

制御部300は、画像形成装置100からシート情報を受け取る(S001)。そして制御部300は、シートPが搬入されて入口センサ11からON信号を入力すると(S002:Yes)、S011〜S014、S021〜S024、およびS031〜S032の3つの処理を並列で実行する。

0035

制御部300は、横レジスト検知部63を動作させて横レジ検知センサ67をシート幅方向に移動させるとともに(S011)、レジスト移動部64を動作させて穿孔部61のパンチ65をシート幅方向に移動させる(S021)。このときの移動距離を「距離w2」とする。

0036

横レジ検知センサ67によってシートPの検知対象端部が検知されると(S012:Yes)、制御部300は、検知対象端部の位置とシート情報(ここではシートサイズ)とに基づいて、パンチ65がシートPを穿孔する位置である穿孔位置を算出して決定する(S013)。ここで決定される穿孔位置は、パンチ65のホームポジションを基点とし、当該基点からパンチ65が穿孔を行う位置に移動するまでの距離w1であらわされる。

0037

シートPの端部である側端が検知された後は、制御部300は横レジスト検知部63を停止させる(S014)。

0038

制御部300は、決定された穿孔位置(w1)と、S021で移動を開始してからこの時点までにパンチ65が移動した距離w2との差分(w1−w2)を算出することで、パンチ65が残りどのくらい移動すれば穿孔位置に到達するのかの残余移動距離を求める(S022)。

0039

その後、パンチ65がS022で算出される残余移動距離分移動することで、穿孔位置に到達すると(S023:Yes)、制御部300はレジスト移動部64を制御してパンチ65の移動を停止させる(S024)。

0040

一方、制御部300は、画像形成装置100から搬送されるシートPが、シート搬送における穿孔を行う位置(パンチ65の移動における穿孔位置(w1)と区別するため、ここでは「穿孔点」と称する)まで到達したならば(S031:Yes)、導入ローラ10を回転させる搬送モータを停止させる(S032)。

0041

制御部300は、パンチ65を駆動させるパンチモータを制御して、シートPに穿孔する(S041)。これによりシートPにはパンチ孔が形成される。パンチ孔が形成された後、制御部300は、導入ローラ10を回転させる搬送モータを再度駆動させ、シートPの搬送を再開する(S042)。

0042

制御部300は、横レジスト検知部63およびレジスト移動部64を動作させて、横レジ検知センサ67および穿孔部61のパンチ65をホームポジションへ移動させて、引き続き搬送されるシートPの処理に控える(S043)。

0043

上記図7のフローチャートによる動作に関し、図8図9を用いてさらに説明する。図8(A)は本実施形態の穿孔処理のタイミングチャートを例示した図であり、入口センサ11の検知信号(ON/OFF)、導入ローラ10を回転駆動するシート搬送モータの回転方向(CW/CCW)、横レジ検知センサ67の検知信号(ON/OFF)、レジスト移動部64のモータ回転方向(CW/CCW)、パンチモータの回転方向(CW/CCW)のタイミングをそれぞれ図示している。また図8(A)では、図7で説明したフローチャートの各ステップ実施タイミングも付している。一方、図8(B)は、比較するための従来の穿孔処理のタイミングチャートを例示した図である。また、図9は本実施形態の態様を説明するための上面図であり、上記の距離w1、w2を例示した図である。

0044

図9に示すように、距離w1は穿孔部61のパンチ65がホームポジションから穿孔を行う位置(穿孔位置)へ移動するまでの距離であり、距離w2は穿孔部61のパンチ65がホームポジションより動き出してから、穿孔位置が決定されるまでに移動した距離となっている。

0045

図8(A)に示すように、本実施形態では横レジ検知センサ67によってシート端部が検知され、図8(A)中の「w1取得」のタイミングで穿孔位置が決定されるが、「w1取得」よりも前に、レジスト移動部64が駆動を開始してパンチ65をホームポジションから移動させる。そして制御部300は、パンチ65の移動中に穿孔位置(w1)を決定し、この穿孔位置(w1)と、これまでにパンチ65が移動した距離w2との差を算出し、これから移動する距離がこの差分値(w1−w2)となるようにレジスト移動部64を制御する。この動作制御により、穿孔部61のパンチ65は穿孔位置に到達することができる。そして制御部300は、パンチ65で穿孔した後、パンチ65をホームポジションへと移動させる。

0046

一方、図8(B)に示すように、従来の穿孔処理では図8(B)の「w1取得」のタイミングで穿孔位置を決定してから、その後にパンチ65が移動を開始する。

0047

このように本実施形態のポイントは、パンチ65の移動、停止のタイミングを従来の穿孔処理よりも早くすることにある。タイミングを早くすることで、シートPが穿孔点に到達して停止してから、穿孔部61が穿孔位置に到達するまでの時間T1を短くすることができる。その結果、穿孔処理を行うための搬送停止時間を短くすることができ、生産性を向上させることができる。

0048

<第2実施形態>
第1実施形態では、穿孔部61のパンチ65は固定のホームポジションで待機しているが、第2実施形態では、この待機位置を可変とする実装例について説明する。

0049

図10は、第2実施形態の動作例を示すフローチャートであり、図7に示す第1実施形態との差分ステップ太枠で示している。図10のフローチャートにおいて、パンチ65で穿孔処理を行い(S041)、穿孔処理後のシートPの搬送を再開するステップ(S042)までは、第1実施形態と同様である。

0050

穿孔処理が施されてシートPの搬送が再開された後(S042)、制御部300は、横レジスト検知部63を制御して横レジ検知センサ67をホームポジションへ移動させる(S101)。

0051

そして制御部300は、今現在の穿孔処理を行った位置(穿孔位置)に基づき、パンチ65の待機位置を算出する(S102)。この待機位置は、上記の距離w1、w2と同様にホームポジションを基点とした距離であらわされる。

0052

このS102の動作について説明する。本実施形態では、穿孔位置と成り得る全範囲を分割して区分けし、この区分けした1区間ごとに、待機位置を設けておく。そして、各区間と待機位置とを対応付けたテーブルを記憶装置217に記憶させておく。制御部300は、S013で決定された穿孔位置を用いて当該テーブルを照合することで、当該穿孔位置がいずれの区間に属するかを特定し、該当する区間と対応付けられた待機位置を取得する。この実装以外にも、穿孔処理を行った位置から規定距離分離れた位置を待機位置として扱う実装などでもよい。

0053

制御部300は、穿孔部61のパンチ65をS102で得た待機位置へ移動させる(S103)。

0054

第2実施形態の態様により、今回穿孔処理を行った後のシートPにおいては、穿孔位置への移動時間をさらに好適なものとする。よって、穿孔のためにシートPを停止させておく搬送停止時間を、さらに短縮することができる。

0055

<第3実施形態>
第3実施形態では、パンチ65の穿孔位置までの移動速度を変速させる実装例について説明する。

0056

図11は、第3実施形態の動作例を示すフローチャートであり、図7に示す第1実施形態との差分ステップを太枠で示している。

0057

制御部300は、残余移動距離(w1−w2)を算出した後(S022)、パンチ65の移動速度を変速させる(S201)。制御部300は、所定の時間内に残余移動距離を移動可能となる速度を算出する。そして制御部300は、算出された移動速度となるように、レジスト移動部64を制御する。このS201以外の処理は、第1実施形態と同様である。

0058

第3実施形態により、穿孔位置への移動時間を好適なものとすることができ、搬送停止時間をさらに短縮することができる。

0059

<第4実施形態>
第4実施形態では、パンチ65が移動開始となるタイミングを可変とする実装例について説明する。

0060

図11は、第4実施形態の動作例を示すフローチャートであり、図7に示す第1実施形態との差分ステップを太枠で示している。

0061

制御部300は、複数のシートPが連続的に、又は、断続的に搬送されて穿孔手段による穿孔処理が行われる場合、入口センサ11からON信号を入力した後(S002:Yes)、先行して搬送され穿孔処理が行われたシートP(以下、先行シート)の穿孔位置に基づいて、先行シートの後に搬送されるシートP(以下、後行シート)の穿孔処理を行うためのパンチ65の移動開始タイミングを算出する(S301)。ここでは上記の第2実施形態のように、穿孔位置と成り得る各区間ごとに移動開始タイミングを対応付けてテーブルを作成し、先行シートの穿孔位置で検索することで、後行シートに係る移動開始タイミングを求めるものとする。尚、先行シートの穿孔位置を引数として後行シートに係る移動開始タイミングを算出する関数事前に設けておき、当該関数を用いて移動開始タイミングを算出する実装でもよい。尚、穿孔装置を起動させた後の最初のシートに対する穿孔処理の場合など、先行シートがない場合はデフォルトのタイミングとする。

0062

また第4実施形態では、穿孔位置の決定後(S013)、制御部300は決定された穿孔位置を記憶装置217に保存する(S302)。ここで保存された穿孔位置の情報は、後行シートにおけるS301で用いられる。

0063

第4実施形態においても、穿孔位置への移動時間を好適なものとすることができ、搬送停止時間をさらに短縮することができる。

0064

上記の第1〜第4実施形態の態様をそれぞれ組み合わせて実施してもよい。

0065

上記の第1〜第4実施形態は、後処理装置101の制御部300で、穿孔位置の決定や穿孔動作の制御を行うようにしているが、これに限定されるものではなく、画像形成装置100の制御部で上記穿孔位置の決定や上記穿孔動作の制御を行うようにしてもよい。

0066

以上、上記で説明した各実施形態の態様により、穿孔処理の時間短縮を図ることができる。したがって、本発明に係る各実施形態によれば、穿孔処理の生産性を高めることができる。

0067

10 :導入ローラ
11 :入口センサ
35 :ステープル装置
60 :穿孔装置
61 :穿孔部
62 :ホッパー部
63 :横レジスト検知部
64 :レジスト移動部
65 :パンチ
67 :横レジ検知センサ
100 :画像形成装置
101 :後処理装置
210 :搬送PCB
220 :穿孔PCB
300 :制御部
1000 :画像形成システム

先行技術

0068

特開2010−58854号公報

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