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技術 ドアの開閉構造

出願人 株式会社豊田自動織機
発明者 有馬博文松本茂征
出願日 2019年4月18日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-079351
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-175772
状態 未査定
技術分野 車両のドア
主要キーワード ピンヒンジ 接続突起 車両用ウィンド 観音開きタイプ 車両用バックドア ドローン 意匠形状 樹脂ガラス
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

車両用ドアねじれを抑制できるドア開閉構造を提供すること。

解決手段

車両100が有する開口部102を車両用バックドア200により開閉させるドアの開閉構造1であって、開口部102の一部は、車両用バックドア200を回動可能に支持する支持部201となり、ドアの開閉構造は、支持部201の少なくとも両端寄りに配置され、車両用バックドア200を支持部201に支持させるとともに車両用バックドア200に接続されている複数のヒンジ部10と、隣り合う複数のヒンジ部10同士を一体的に連結するとともに車両用バックドア200の回動中心となるように設けられることで車両用バックドア200の回動と同期して回転する連結軸30と、を備える。

概要

背景

従来、特許文献1に紹介されるような車両用バックドアが知られている。
上記の車両用バックドアは、インナパネル及びアウタパネルにより構成されている。インナパネル及びアウタパネルは炭素繊維強化樹脂材で形成されている。そのため、車両バックドアは、インナパネル及びアウタパネルが樹脂で形成されることで軽量化することができる。

車両用バックドアは、ヒンジ部を介して車両に対して支持されている。そのため、車両バックドアは、ヒンジ部を回動中心として回動する。

概要

車両用ドアねじれを抑制できるドア開閉構造を提供すること。車両100が有する開口部102を車両用バックドア200により開閉させるドアの開閉構造1であって、開口部102の一部は、車両用バックドア200を回動可能に支持する支持部201となり、ドアの開閉構造は、支持部201の少なくとも両端寄りに配置され、車両用バックドア200を支持部201に支持させるとともに車両用バックドア200に接続されている複数のヒンジ部10と、隣り合う複数のヒンジ部10同士を一体的に連結するとともに車両用バックドア200の回動中心となるように設けられることで車両用バックドア200の回動と同期して回転する連結軸30と、を備える。

目的

本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、移動体用ドアのねじれを抑制できるドアの開閉構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

動体が有する開口部を移動体用ドアにより開閉させるドアの開閉構造であって、前記開口部の一部は、前記移動体用ドアを回動可能に支持する支持部となり、前記ドアの開閉構造は、前記支持部の少なくとも両端寄りに配置され、前記移動体用ドアを前記支持部に支持させるとともに前記移動体用ドアに接続されている接続部材をそれぞれ含む複数のヒンジ部と、前記複数のヒンジ部の前記接続部材のうち隣り合う前記接続部材同士を一体的に連結するとともに前記移動体用ドアの回動中心となるように設けられることで前記移動体用ドアの回動と同期して回転する連結軸と、を備えることを特徴とするドアの開閉構造。

請求項2

前記連結軸を前記開口部の内部に支持するヒンジ固定ブラケットを有し、前記接続部材は、前記連結軸に一体的に連結される固定部と、前記連結軸の軸線を中心として曲率半径が変化しないように湾曲している腕部と、前記固定部と前記腕部とを一体的に連結している連結部と、前記腕部と一体的に連結しており前記移動体用ドアに接続される接続部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のドアの開閉構造。

請求項3

前記移動体用ドアは、車両用ドアであり、前記車両用ドアは、車内側に配置されている樹脂製のインナパネルと、車外側に配置されている樹脂製のアウタパネルとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドアの開閉構造。

請求項4

前記移動体用ドアは、車両用ドアであり、前記車両用ドアは、前記開口部を正面から見て前記移動体としての車両の上下方向に開閉する車両用バックドアであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のドアの開閉構造。

技術分野

0001

本発明は、ドア開閉構造に関する。

背景技術

0002

従来、特許文献1に紹介されるような車両用バックドアが知られている。
上記の車両用バックドアは、インナパネル及びアウタパネルにより構成されている。インナパネル及びアウタパネルは炭素繊維強化樹脂材で形成されている。そのため、車両バックドアは、インナパネル及びアウタパネルが樹脂で形成されることで軽量化することができる。

0003

車両用バックドアは、ヒンジ部を介して車両に対して支持されている。そのため、車両バックドアは、ヒンジ部を回動中心として回動する。

先行技術

0004

特開2016−30586号公報

発明が解決しようとする課題

0005

一般的に車両用バックドアを含む車両用ドアは車両が有する開口部を閉塞する。そして、開口部の一部は車両用ドアを回動可能に支持する支持部となり、複数のヒンジ部を用いて車両用ドアを開口部の支持部に支持させている。

0006

ところで、例えば複数のヒンジ部が開口部の支持部の少なくとも両端寄りに配置されている場合、車両用ドアの閉め方によっては車両用ドアには、ねじれる力が作用する。例えば、車両用ドアの操作者が車両用ドアの中心から離れた位置に手をかけて閉めるとき、操作者は車両用ドアがねじれることを感じ取って車両用ドアの品質感の無さを感じることがある。すなわち、車両用ドアのねじり剛性が課題となる。なお、ねじり剛性は、車両用ドアが鉄やアルミニウムのような金属によって構成されている場合においても同様に課題となる。また、当該課題は、車両に限らず、例えばドローン等の飛行物にも生じうる。すなわち、車両やドローン等の移動体が有する開口部を閉塞する移動体用ドアを有していれば同様の課題が生じる。

0007

本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、移動体用ドアのねじれを抑制できるドアの開閉構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するドアの開閉構造は、移動体が有する開口部を移動体用ドアにより開閉させるドアの開閉構造であって、前記開口部の一部は、前記移動体用ドアを回動可能に支持する支持部となり、前記ドアの開閉構造は、前記支持部の少なくとも両端寄りに配置され、前記移動体用ドアを前記支持部に支持させるとともに前記移動体用ドアに接続されている接続部材をそれぞれ含む複数のヒンジ部と、前記複数のヒンジ部の前記接続部材のうち隣り合う前記接続部材同士を一体的に連結するとともに前記移動体用ドアの回動中心となるように設けられることで前記移動体用ドアの回動と同期して回転する連結軸と、を備える。

0009

これによれば、複数のヒンジ部の接続部材のそれぞれは連結軸により一体的に連結されている。そのため、移動体用ドアを閉めるときに移動体用ドアに対してねじれる力が作用したとしても、複数のヒンジ部の接続部材のそれぞれの動作が同期する。よって、移動体用ドアがねじれるように閉められたとしても複数の接続部材の動作が同期する。そのため、ねじれが抑制された状態で移動体用ドアが開口部に向けて回動する。したがって、ドアのねじりを抑制できる。

0010

上記のドアの開閉構造において、前記連結軸を前記開口部の内部に支持するヒンジ固定ブラケットを有し、前記接続部材は、前記連結軸に一体的に連結される固定部と、前記連結軸の軸線を中心として曲率半径が変化しないように湾曲している腕部と、前記固定部と前記腕部とを一体的に連結している連結部と、前記腕部と一体的に連結しており前記移動体用ドアに接続される接続部と、を有するとよい。

0011

これによれば、ヒンジ部は連結軸の軸線を中心とする曲率半径が変化しないように湾曲している腕部を有する、例えばアーム式ヒンジが採用されているといえる。アーム式ヒンジは、移動体用ドアの開閉時に周囲の部品干渉を避けるために大きく変形した部位、例えば上記の腕部を有しているため、使用箇所に応じた設計の自由度が高い。一方で、回転中心となる連結軸が接続される固定部から移動体用ドアに接続される接続部までの距離が長くなる。そのため、ヒンジ部がピンヒンジであるときと比較して接続部材の支持剛性が低下してしまい、移動体用ドアにねじり力が作用しやすくなる。よって、ヒンジ部の設計の自由度を維持しつつ移動体用ドアに作用するねじり力を抑制することができる。

0012

上記のドアの開閉構造において、前記移動体用ドアは、車両用ドアであり、前記車両用ドアは、車内側に配置されている樹脂製のインナパネルと、車外側に配置されている樹脂製のアウタパネルとを有するとよい。

0013

インナパネルとアウタパネルとが樹脂製であることにより車両用ドアを軽量化することができる。
また、一方で車両用ドアのねじり剛性が不利になるが、複数のヒンジ部の接続部材のそれぞれが連結軸により一体的に連結されているため、車両用ドアがねじれるように閉められたとしても車両用ドアのねじりが抑制できる。よって、車両用ドアの軽量化と車両用ドアのねじりの抑制を同時に実現できる。

0014

上記のドアの開閉構造において、前記移動体用ドアは、車両用ドアであり、前記車両用ドアは、前記開口部を正面から見て前記移動体としての車両の上下方向に開閉する車両用バックドアであるとよい。

0015

車両用ドアの操作者が車両用ドアの中心から離れた位置に手をかけて閉める頻度が多いのは、車両用ドアが車両用バックドアである場合である。よって、より好適に車両用バックドアのねじれを抑制できる。

発明の効果

0016

この発明によれば、移動体用ドアのねじれを抑制できる。

図面の簡単な説明

0017

バックドアとドアの開閉構造を示した正面図。
ヒンジ部及び連結軸を示した斜視図。
ドアの開閉構造の断面図。
変更例におけるヒンジ部を示した斜視図。

実施例

0018

以下、ドアの開閉構造を車両用バックドアの開閉構造に具体化した一実施形態を図1図3にしたがって説明する。
図1に示すように、移動体としての車両100は、外部に開口する開口部102と、開口部102を閉塞する移動体用ドア及び車両用ドアとしての車両用バックドア200とを有している。ドアの開閉構造1は、車両100の開口部102を車両用バックドア200により開閉させるために使用される。車両100の開口部102の一部は、車両用バックドア200を回動可能に支持する支持部201となっている。支持部201は、車両100の天井部をなす上端部101である。また、車両100の開口部102を正面から見て、車両100の上下方向を車両用バックドア200の開閉方向Aとする。

0019

車両用バックドア200は、車内側に配置されている樹脂製のインナパネル202と、車外側に配置されている樹脂製のアウタパネル203と、車両用ウィンドパネル204とを有している。車両用ウィンドウパネル204は、車両用バックドア200の中央部分に配置されている。車両用ウィンドウパネル204は、車両用バックドア200を貫通するようにインナパネル202及びアウタパネル203に形成された窓枠部205に嵌め込まれている。なお、車両用ウィンドウパネル204は、ガラス製であってもよいし、又は樹脂ガラス製であってもよい。

0020

図1及び図3に示すように、ドアの開閉構造1は、2つのヒンジ部10と、ヒンジ固定ブラケット20と、円柱状の連結軸30と、内装トリム40とを備えている。
2つのヒンジ部10は、支持部201の両端寄りに配置され、車両用バックドア200を支持部201に支持させている。より詳細には、2つのヒンジ部10は、車両100の開口部102を正面から見て、車両用バックドア200の開閉方向Aに沿って延びる車両用バックドア200の仮想的な中心線C(図1中の一点鎖線で示す)を挟み込みつつ開閉方向Aに直交する方向B(車幅方向)において支持部201の両端寄りにそれぞれ配置されている。2つのヒンジ部10は、車両用バックドア200と接続されている。2つのヒンジ部10は、車両用バックドア200を構成するインナパネル202に接続されている。なお、2つのヒンジ部10は、車両用バックドア200に接続される接続部材そのものである。

0021

内装トリム40は、車両100の開口部102の内部であって車両100の上端部101に対して図示しないボルト及びナットにより構成される固定部材により固定されている。ここで、車両100の上端部101は、車外に向けて湾曲した形状を有している。内装トリム40は、車両100の上端部101に沿って湾曲した形状を有している。車両100の開口部102を正面から見て、車両用バックドア200の開閉方向Aに直交する方向Bにおいて、内装トリム40の両端部は、2つのヒンジ部10が配置されている位置にそれぞれ対応している。内装トリム40の両端部には、車外に向けて開口する開口孔21がそれぞれ形成されている。内装トリム40の開口孔21のそれぞれには、2つのヒンジ部10の一部が常に入り込んだ状態となっている。

0022

連結軸30は、車両100の開口部102の内部に位置しており、内装トリム40により覆われている。連結軸30は、車両用バックドア200の開閉方向Aに直交する方向Bに沿って延びている。連結軸30の両端部は、2つのヒンジ部10のそれぞれにおける内装トリム40の開口孔21に入り込んでいる部分に一体的に連結される。なお、ヒンジ固定ブラケット20は、連結軸30の両端に対応する位置に設けられており、後述するが連結軸30を回動可能に支持している。

0023

次に、2つのヒンジ部10の構成について図2及び図3にしたがって説明する。なお、説明の便宜上、図2中には2つのヒンジ部10及び連結軸30のみを記載している。
図2及び図3に示すように、2つのヒンジ部10は、アーム式ヒンジが採用されている。2つのヒンジ部10のそれぞれは、固定部11と、腕部12と、連結部13と、接続部14とを有している。

0024

図2に示すように、2つのヒンジ部10の固定部11は、連結軸30の両端部のそれぞれに一体的に連結されている。固定部11は、円筒状をなしている。固定部11は、連結軸30の端部が内部に挿通された状態で固定されている。本実施形態では、連結軸30は、左右一対のヒンジ部10を一体的に連結している。すなわち、連結軸30は、隣り合うヒンジ部10同士を一体的に連結しているといえる。

0025

図2及び図3に示すように、腕部12は、連結軸30の軸線mを中心として曲率半径Rが変化しないように湾曲している。連結部13は、固定部11と腕部12とを一体的に連結している。連結部13は、内装トリム40の開口孔21(図3参照)の内部に常に入り込んだ状態となる部分である。接続部14は、腕部12のうち連結部13と連結されている部分と反対側の端部に一体的に連結している。接続部14は、車両用バックドア200のインナパネル202(図3参照)に接続される部分である。接続部14には、貫通孔14aが設けられている。接続部14は、車両用バックドア200のインナパネル202に接触した状態で貫通孔14aに図示しないねじ等の締結部材を挿通させることで車両用バックドア200のインナパネル202に接続されている。接続部14は、内装トリム40の開口孔21の内部に入り込まない部分である。

0026

図3に示すように、ヒンジ固定ブラケット20は、車両100の開口部102の内部において車両100の上端部101に固定されている。ヒンジ固定ブラケット20は、連結軸30を回動自在となるように支持している。より詳細には、ヒンジ固定ブラケット20は、板状の支持板20aと、支持板20aの上面から車両100の上端部101に向けて突出する支持突出部20bと、を有している。支持板20aは、車両100の上端部101から離間した状態で固定機構104により固定されている。支持突出部20bは、車両100の上端部101に接触しない程度に支持板20aから突出している。支持突出部20bには、連結軸30の両端が回動自在に支持されている。

0027

また、支持板20aには、板厚を貫通する貫通孔20cが設けられている。支持板20aの貫通孔20cには、ヒンジ部10の連結部13が常に入り込んでいる。ヒンジ部10の固定部11は、支持突出部20bに支持されている連結軸30の両端に固定されている。固定部11と連結軸30とは、例えば連結軸30の端部を固定部11の内部に圧入することにより固定してもよいし、連結軸30の端部を固定部11に挿入して接着剤等で接続してもよい。

0028

このように構成されたドアの開閉構造1では、2つのヒンジ部10、ヒンジ固定ブラケット20、及び連結軸30が協働することにより車両用バックドア200を車両100の上端部101に対して支持している。また、車両用バックドア200が開閉されるとき、車両用バックドア200は、連結軸30の軸線mを中心として回動する。そのため、連結軸30は、車両用バックドア200の回動中心となるように設けられているといえる。そして、連結軸30は、2つのヒンジ部10により車両用バックドア200に連結されているため、車両用バックドア200の回動と同期して回転する。なお、ヒンジ固定ブラケット20の支持板20aの貫通孔20cは、ヒンジ部10が連結軸30の軸線mを中心として回動したときに連結部13が支持板20aに接触しない程度の大きさに設定されている。

0029

本実施形態では以下の作用及び効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、2つのヒンジ部10のそれぞれは連結軸30により一体的に連結されている。そのため、車両用バックドア200を閉めるときに車両用バックドア200に対してねじれる力が作用したとしても、2つのヒンジ部10のそれぞれの動作が同期する。よって、車両用バックドア200がねじれるように閉められたとしても2つのヒンジ部10の動作が同期する。そのため、ねじれが抑制された状態で車両用バックドア200が車両100の開口部102に向けて回動する。したがって、車両用バックドア200のねじりを抑制できる。

0030

(2)本実施形態では、ヒンジ部10はアーム式ヒンジが採用されている。アーム式ヒンジは、車両用バックドア200の開閉時に周囲の部品と干渉を避けるために大きく変形した部位、例えば腕部12を有しているため、使用箇所に応じた設計の自由度が高い。一方で、回転中心となる連結軸30が接続される固定部11から車両用バックドア200に接続される接続部14までの距離が長くなる。そのため、ヒンジ部10がピンヒンジであるときと比較してヒンジ部10の支持剛性が低下してしまい、車両用バックドア200にねじり力が作用しやすくなる。よって、ヒンジ部10の設計の自由度を維持しつつ車両用バックドア200に作用するねじり力を抑制することができる。

0031

(3)本実施形態では、インナパネル202とアウタパネル203とが樹脂製であることにより車両用バックドア200を軽量化することができる。また、一方で車両用バックドア200のねじり剛性が不利になるが、2つのヒンジ部10のそれぞれが連結軸30により一体的に連結されているため、車両用バックドア200がねじれるように閉められたとしても車両用バックドア200のねじりが抑制できる。よって、車両用バックドア200の軽量化と車両用バックドア200のねじりの抑制を同時に実現できる。

0032

(4)車両用ドアの操作者が車両用ドアの中心から離れた位置に手をかけて閉める頻度が多いのは、車両用ドアが車両用バックドア200である場合である。よって、本実施形態では、より好適に車両用バックドア200のねじれを抑制できる。

0033

(5)車両用バックドア200がねじれた状態で車両100に組み付けられると、車両用バックドア200の車両100に対するロックが適切に実施できない虞がある。
その点、本実施形態では2つのヒンジ部10が連結軸30により一体的に連結されることで車両用バックドア200のねじりが抑制されている。したがって、車両用バックドア200と車両100とのロックを適切に実施することができる。

0034

なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
〇車両用バックドア200は、開閉方向Aが車両100の上下方向となるものであったが、例えば開閉方向Aに直交する方向B、いわゆる車幅方向に開閉する観音開きタイプの車両用バックドアであってもよい。

0035

〇車両用バックドア200に限らず、例えば車両100の車幅方向において設けられており、開閉方向Aが車両100の前後方向となる車両用ドアであっても本実施形態のドアの開閉構造1を適用してもよい。

0036

〇車両用バックドア200には、ガラス製又は樹脂ガラス製の車両用ウィンドウパネル204が設けられていたが、例えば車両用ウィンドウパネル204を開閉させる目的で本実施形態のドアの開閉構造1を使用してもよい。すなわち、車両用ウィンドウパネル204を車両用ドアの一例としてもよい。

0037

〇ヒンジ部10は、アーム式ヒンジに限らない。例えば、以下のように変更してもよい。
図4に示すように、2つのヒンジ部をピンヒンジ50に具体化してもよい。2つのピンヒンジ50は、車両100の上端部101(図1参照)に固定される固定部材51と、車両用バックドア200に接続される接続部材52とを備えている。固定部材51及び接続部材52には、連結軸30が接続される接続突起53がそれぞれ設けられている。固定部材51及び接続部材52の接続突起53のそれぞれには、連結軸30が挿通される貫通孔が設けられている。固定部材51の接続突起53における貫通孔には、連結軸30が軸線mを回転中心として回転自在となるように挿通されている。接続部材52の接続突起53における貫通孔には、連結軸30と接続部材52とが連結軸30の軸線mを回転中心として一体回転できるように挿通されている。すなわち、ピンヒンジ50は、車両用バックドア200が開閉されたときに接続部材52と連結軸30が同期して回転できるように構成されている。このように変更しても、本実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。なお、ヒンジ部としてピンヒンジ50を採用する場合、本実施形態のヒンジ固定ブラケット20を割愛する。

0038

〇インナパネル202及びアウタパネル203が樹脂製であったが、例えばアルミニウム等の金属製であってもよい。
〇ヒンジ部10は、3つ以上設けてもよい。この場合、全てのヒンジ部10の固定部11には、連結軸30が一体的に連結されていることが好ましい。そして、ヒンジ部10を3つ以上設ける場合、複数のヒンジ部10は、車両用バックドア200の中心線Cを挟みこみつつ開閉方向Aに直交する方向Bにおいて支持部201の少なくとも両端寄りに配置されるように変更する。

0039

〇また、ヒンジ部10を3つ以上設ける場合、連結軸30は1つに限らない。例えば、複数のヒンジ部10のうち隣り合うヒンジ部10同士を一体的に連結する連結軸を各ヒンジ部10間のそれぞれに設けるように変更してもよい。

0040

〇 上記の変更例において、ヒンジ部10を3つ以上設けていたが、ピンヒンジ50も3つ以上設けるように変更してもよい。なお、ピンヒンジ50を3つ以上設ける場合においてもヒンジ部10を3つ以上設ける場合と同様に連結軸の数を適宜変更する。

0041

〇連結軸30が固定される固定部11は円筒状をなし、連結軸30が固定部11の内部に挿入されることで固定されていたが、これに限らない。例えば、固定部11を円柱状とし、円柱状の固定部11の一対の円形面の一方に連結軸30を固定してもよい。

0042

また、上記の変更例において、ピンヒンジ50の固定部材51の接続突起53の貫通孔及び接続部材52の貫通孔には、同一の連結軸30が挿通されていたがこれに限らない。例えば、複数のピンヒンジ50のそれぞれの固定部材51及び接続部材52の接続突起53の貫通孔に別途回転軸を挿通させ、且つ隣り合うピンヒンジ50の接続部材52同士を連結軸30により一体的に連結するように変更してもよい。

0043

すなわち、連結軸30は、車両用バックドア200の開閉に応じて複数のヒンジ部10、又は複数のピンヒンジ50の接続部材52が互いに同期して動作できるように設けられていればよい。

0044

〇連結軸30は、円柱状に限らない。四角柱状であってもよいし円筒状であってもよい。すなわち、連結軸30は、車両用バックドア200の開閉に応じて複数のヒンジ部10、又は複数のピンヒンジ50の接続部材52が互いに同期して動作できるのであれば適宜形状を変更してもよい。

0045

〇ヒンジ固定ブラケット20は、連結軸30を回転自在に支持することができればどのように変更してもよい。例えば、本実施形態では、ヒンジ固定ブラケット20は、支持板20aと、支持突出部20bとを有していたが、これに限らない。例えば、ヒンジ固定ブラケット20を車両100の上端部101の形状に合わせて湾曲するブロック部材により構成され、当該ブロック部材に対して連結軸30を回転自在に挿通するように変更してもよい。

0046

〇車両用バックドア200は、インナパネル202とアウタパネル203とを有していたが、これに限らない。車両用バックドア200は、一部品で構成されるドアであってもよい。

0047

〇ドアの開閉構造を車両用バックドアの開閉構造に具体化して説明していたが、これに限らない。例えば、移動体を車両からドローンに変更し、ドアの開閉構造を移動体用ドアとしてのドローン用ドアの開閉構造に適用してもよい。この場合、ドローンが開口部を有し、当該開口部をドローン用ドアにより開閉させることを前提とする。ドローンは軽量化と意匠形状の自由度を要求されることが多い。そのため、本実施形態の複数のヒンジ部10と、樹脂製のドアを採用することでドローンを軽量化でき、且つドローンの意匠形状の自由度を維持することができる。

0048

1…ドアの開閉構造、10…ヒンジ部、11…固定部、12…腕部、13…連結部、14…接続部、20…ヒンジ固定ブラケット、30…連結軸、50…ヒンジ部としてのピンヒンジ、52…接続部材、100…車両、102…開口部、200…車両用ドアとしての車両用バックドア、201…支持部、202…インナパネル、203…アウタパネル、A…開閉方向、B…開閉方向に直交する方向、C…中心線、m…軸線、R…曲率半径。

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