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技術 更生管の防食方法および防食構造

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 蛭田将司吉野克則
出願日 2019年4月19日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-079813
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-175599
状態 未査定
技術分野 損傷、摩耗、腐食からの管の保護 管の敷設 プラスチック等のライニング、接合 管の付属装置
主要キーワード 浮上防止装置 貫通孔形成前 防食部材 巻き部分 防食テープ 取付管 伸縮調節 側縁部同士
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この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
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図面 (6)

課題

既設管トンネル内に配置される更生管防食方法を提供する。

解決手段

帯状部材10は、帯状をなす樹脂製の基部11と、この基部11に沿って延びる補強鋼板15とを含んでいる。帯状部材10を螺旋状に巻くとともに、帯状部材10の隣接する巻き部分側縁部同士を嵌合することにより、既設管1内で更生管2を製管する。更生管2に貫通孔5を削孔した後、貫通孔5の内周露出する補強鋼板15の切削断面15aを覆うように、切削断面15aに防食テープ20を付着させる。

概要

背景

老朽化した下水道管等の既設管更生するために、更生管を既設管の内側に配置することは知られている。特許文献1は、既設管内帯状部材螺旋状に巻き、隣接する巻き部分側縁部同士を嵌合することにより、更生管を製造する方法を開示している。この帯状部材は、樹脂製の帯状の基部と、この基部の一方の面に取り付けられ基部に沿って延びる補強鋼板と、を有している。帯状部材が巻かれた状態で、基部が更生管の内周側に配置され、補強鋼板が外周側に配置されている。

上記更生管には必要に応じて貫通孔が形成される。例えば、更生管が完成した後、既設管と更生管との間にはモルタル等の裏込め材充填されるが、この裏込め材により更生管が浮き上がるのを防ぐために、浮上防止装置を更生管内に設置することがある。この浮上防止装置は、伸縮調節可能な支柱とこの支柱の下端に配置された押さえ部材とを有している。支柱を更生管の上壁部に形成された貫通孔に通し、その上端を既設管の上壁面に当て、押さえ部材で更生管の底壁押さえることにより、裏込め材を充填する際の更生管の浮き上がりを防止する。

概要

既設管やトンネル内に配置される更生管の防食方法を提供する。帯状部材10は、帯状をなす樹脂製の基部11と、この基部11に沿って延びる補強鋼板15とを含んでいる。帯状部材10を螺旋状に巻くとともに、帯状部材10の隣接する巻き部分の側縁部同士を嵌合することにより、既設管1内で更生管2を製管する。更生管2に貫通孔5を削孔した後、貫通孔5の内周に露出する補強鋼板15の切削断面15aを覆うように、切削断面15aに防食テープ20を付着させる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

帯状をなす樹脂製の基部とこの基部に沿って延びる補強鋼板とを含む帯状部材を、螺旋状に巻くとともに、前記帯状部材の隣接する巻き部分側縁部同士を連結することにより、既設管内更生管製管し、前記更生管に貫通孔を削孔した後、前記貫通孔の内周露出する前記補強鋼板の切削断面を覆うように、前記切削断面に防食部材を付着させることを特徴とする更生管の防食方法

請求項2

前記防食部材が、不織布に防食剤含浸させた防食テープにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の更生管の防食方法。

請求項3

前記貫通孔が前記更生管の上壁部に形成され、前記防食部材の付着工程の後、前記既設管と前記更生管との間に裏打ち材充填する際の浮上を防止するための浮上防止装置を前記更生管内に設置し、前記浮上防止装置の支柱を前記貫通孔に挿通させて前記既設管の上壁面に当てることを特徴とする請求項1または2に記載の更生管の防食方法。

請求項4

前記貫通孔が、前記既設管への取付管接続箇所に対応した箇所に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の更生管の防食方法。

請求項5

帯状をなす樹脂製の基部とこの基部に沿って延びる補強鋼板とを含む帯状部材を螺旋状に巻くとともに、前記帯状部材の隣接する巻き部分の側縁部同士を連結することにより製管されている更生管に、貫通孔が形成されており、前記貫通孔の内周に露出する前記補強鋼板の切削断面を覆うように、前記切削断面に防食部材が付着されていることを特徴とする更生管の防食構造

請求項6

前記防食部材が、不織布に防食剤を含浸させた防食テープにより構成されていることを特徴とする請求項5に記載の更生管の防食構造。

技術分野

0001

本発明は、老朽化した既設管トンネルの内側に配置された更生管防食方法および防食構造に関する。

背景技術

0002

老朽化した下水道管等の既設管を更生するために、更生管を既設管の内側に配置することは知られている。特許文献1は、既設管内帯状部材螺旋状に巻き、隣接する巻き部分側縁部同士を嵌合することにより、更生管を製造する方法を開示している。この帯状部材は、樹脂製の帯状の基部と、この基部の一方の面に取り付けられ基部に沿って延びる補強鋼板と、を有している。帯状部材が巻かれた状態で、基部が更生管の内周側に配置され、補強鋼板が外周側に配置されている。

0003

上記更生管には必要に応じて貫通孔が形成される。例えば、更生管が完成した後、既設管と更生管との間にはモルタル等の裏込め材充填されるが、この裏込め材により更生管が浮き上がるのを防ぐために、浮上防止装置を更生管内に設置することがある。この浮上防止装置は、伸縮調節可能な支柱とこの支柱の下端に配置された押さえ部材とを有している。支柱を更生管の上壁部に形成された貫通孔に通し、その上端を既設管の上壁面に当て、押さえ部材で更生管の底壁押さえることにより、裏込め材を充填する際の更生管の浮き上がりを防止する。

先行技術

0004

特開2017−57920号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記のように更生管に貫通孔を形成する際、上記樹脂製基部のみならず、補強鋼板も切削される。補強鋼板は表面に樹脂被覆または亜鉛メッキ等の防食処理が施されているが、貫通孔形成時に切削された断面(貫通孔に臨む切削断面)は金属素地がむき出しになっており、錆等の腐食が生じやすい。

課題を解決するための手段

0006

本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、更生管の防食方法において、帯状をなす樹脂製の基部とこの基部に沿って延びる補強鋼板とを含む帯状部材を、螺旋状に巻くとともに、前記帯状部材の隣接する巻き部分の側縁部同士を連結することにより、既設管内で更生管を製管し、前記更生管に貫通孔を削孔した後、前記貫通孔の内周に露出する前記補強鋼板の切削断面を覆うように、前記切削断面に防食部材を付着させることを特徴とする。
前記方法によれば、補強鋼板の切削断面の腐食を防止できる。

0007

好ましくは、前記防食部材が、不織布に防食剤含浸させた防食テープにより構成されている。
前記方法によれば、補強鋼板の切削断面形状が複雑でも、簡単に切削断面に沿って防食テープを付着させることができる。

0008

前記防食方法は例えば例えば下記の場合に実行される。すなわち、前記貫通孔が前記更生管の上壁部に形成された後、前記防食部材の付着工程が実行される。この後で、前記既設管と前記更生管との間に裏打ち材を充填する際の浮上を防止するための浮上防止装置を前記更生管内に設置し、前記浮上防止装置の支柱を前記貫通孔に挿通させて前記既設管の上壁面に当てる。

0009

前記防食方法は、次のような場合にも実行される。すなわち、前記貫通孔が、前記既設管への取付管接続箇所に対応した箇所に形成されている。

0010

本発明の他の態様は、更生管の防食構造において、帯状をなす樹脂製の基部とこの基部に沿って延びる補強鋼板とを含む帯状部材を螺旋状に巻くとともに、前記帯状部材の隣接する巻き部分の側縁部同士を連結することにより製管されている更生管に、貫通孔が形成されており、前記貫通孔の内周に露出する前記補強鋼板の切削断面を覆うように、前記切削断面に防食部材が付着されている。

0011

好ましくは、前記防食部材が、不織布に防食剤を含浸させた防食テープにより構成されている。

発明の効果

0012

本発明によれば、更生管に形成された貫通孔に臨む補強鋼板の切削断面の腐食を、確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0013

既設管と更生管を、両者の間隙誇張して示す断面図であり、(A)は更生管の上壁部に貫通孔を形成する工程を示し、(B)は更生管内に浮上防止装置を設置する工程を示し、(C)は裏打ち材充填後に貫通孔をキャップで塞ぐ工程を示す。
上記更生管に用いられる帯状部材の断面図である。
上記更生管において帯状部材の隣接する2つの巻き部分を嵌合した状態を示す断面図であり、(A)は貫通孔形成前、(B)は貫通孔形成後の状態をそれぞれ示す。
上記更生管の貫通孔に臨む補強鋼板の切削断面に本発明に係る防食処理を施した状態を示すもので、(A)は断面図、(B)は平面図である。
本発明が適用される他の態様を説明する断面図である。

実施例

0014

以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1において符号1は、地中埋設された下水道管等の老朽化した既設管を示す。既設管1は例えばコンクリート管を接続することにより構成されている。既設管1は以下の工程により更生される。

0015

更生管の製管工程
図1(A)に示すように、既設管1内に既設管1に沿って延びる更生管2を設置する。更生管2は、図2に示す帯状部材10を螺旋状に巻き、隣接する巻き部分の側縁部同士を嵌合することにより構成されている。

0016

帯状部材10は、帯状をなす樹脂製の基部11と、この基部11の一方側の面に取り付けられ基部11に沿って延びる補強鋼板15とを有している。基部11は、一方の側縁部に雄型嵌合部11aを有し、他方の縁部に雌型嵌合部11bを有している。また、基部11の上記一方の面には、一対の係合片11cが形成されており、これら係合片11cに補強鋼板15の両側縁が係合されることにより、補強鋼板15が基部11に取り付けられている。

0017

補強鋼板15の表面は防食処理されている。例えば、補強鋼板15の表面はポリ塩化ビニルなどの樹脂により被覆されているかまたは亜鉛メッキされている。本実施形態では補強鋼板15の断面はΩ形状をなしているが、種々の断面形状を採用することができる。また、本実施形態では基部11に1つの補強鋼板15が取り付けられているが、複数の補強鋼板が取り付けられていてもよい。

0018

上記帯状部材10を基部11を内周側にし補強鋼板15を外周側にして螺旋状に巻くとともに、図3(A)に示すように隣り合う巻き部分の雄型嵌合部11aと雌型嵌合部11bを嵌合させることにより、更生管2が製管される。更生管2はマンホール間の既設管1の全長にわたって配置される。

0019

貫通孔の削孔工程
次に、図1(A)、図3(B)に示すように、更生管2の上壁部に貫通孔5を形成する。この貫通孔5を形成する際に、基部11と補強鋼板15が切削される。貫通孔5に臨む補強鋼板15の切削断面15aでは、地金が露出している。
切削断面15aの態様は貫通孔5の径や位置によって変化する。図3(A)に示すように貫通孔5が補強鋼板15の幅を越えて形成される場合には、補強鋼板15は貫通孔5で分断され、貫通孔5の内周において帯状部材10の長手方向に対向する2箇所に、補強鋼板15の切削断面15aが露出される。貫通孔5の径が補強鋼板15の幅より小さく補強鋼板15の幅内に収まっている場合には、補強鋼板15の切削断面15aは貫通孔5の全周にわたって露出される。

0020

防食処理工程
次に、図4(A)、(B)に示すように、貫通孔5に露出した補強鋼板15の切削断面15aに、防食テープ20(防食部材)を貼り付け、防食処理を施す。この防食テープ20は、石油コンパウンド(防食剤)を不織布に含浸させることにより構成されている。石油系コンパウンドとして、例えば石油から作られたペトロラタムを主成分としたコンパウンドや酸化重合型コンパウンドが用いられる。
貫通孔5の径が小さく指先しか入らなくても、補強鋼板15の切削断面15aの形状が複雑でも、この切削断面15aの形状に沿って防食テープ20を補強鋼板15の表面から切削断面15aを経て裏面に至るよう貼り付けることにより、簡単に切削断面15aを覆い、防食処理を施すことができる。また速やかに次の工程に移ることができる。

0021

浮上防止装置の設置工程
次に、図1(B)に示すように、更生管2内に浮上防止装置30を設置する。この浮上防止装置30は、例えば伸縮調節可能な支柱31と、この支柱31の下端に設けられた押さえ部材32とを備えている。支柱31は、パイプ31aとこのパイプ31aの下端に設けられたジャッキ31bとを有している。このジャッキ31bの下に上記押さえ部材32が配置されている。

0022

上記支柱31のパイプ31aを、上記更生管2の上壁部に形成された貫通孔5に通し、その上端を既設管1の上壁面に当てるとともに、押さえ部材32を更生管2の底壁部に押し当てる。この際、補強鋼板15の切削断面15aは防食テープ20で覆われているので、パイプ31aを抜き挿ししても防食テープ20は剥がれないし、パイプ31aからもらい錆を受けずに済む。

0023

裏打ち材の充填工
次に、モルタル等の裏打ち材40(図1(C)参照)を既設管1と更生管2との間の隙間に充填する。この裏打ち材40の充填により更生管2には浮力が働くが、浮上防止装置で更生管2の底壁部を押さえているので、更生管2が浮上するのを防止することができる。

0024

貫通孔閉塞工程
次に、裏打ち材40の充填および硬化と、浮上防止装置20の撤去が完了した後、貫通孔5にキャップ50を装着して貫通孔5を閉じる。

0025

上述したように、補強鋼板15の切削断面15aが防食テープ20で覆われているので、長期にわたり切削断面15aでの錆等の腐食を防止することができる。

0026

図5に示すように、既設管1に取付管3が接続されている場合には、既設管1と更生管2との間に裏打ち材40を充填した後で、更生管2と裏打ち材40に、取付管3に連なる貫通孔6を形成する。この削孔工程の後で、前述と同様にして補強鋼板15の貫通孔6に臨む切削断面に、防食テープ20を貼り付ける。この後で、貫通孔6の内周を覆う筒を装着する。

0027

本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その精神を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、補強鋼板は、樹脂製の基部内に埋め込まれていてもよい。補強鋼板は、塗装鋼板ラミネート鋼板などであってもよい。
防食テープの代わりに、チューブに充填された流動性かつ粘性を有する防食部材を用いてもよい。
帯状部材は、螺旋状に巻かれたときの隣接する帯状部材と、側縁部同士を嵌合するようになっているが、側縁部同士を別の連結材を介して連結するようになっていてもよい。
更生管はトンネル内に配置されてもよい。

0028

本発明は、下水道管等の老朽化した既設管やトンネル内に配された更生管の腐食防止に適用可能である。

0029

1既設管
2更生管
3取付管
5、6貫通孔
10帯状部材
11樹脂製の基部
15補強鋼板
20防食テープ(防食部材)
30浮上防止装置
31支柱
40 裏打ち材

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