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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 岡村鉉
出願日 2020年8月6日 (6ヶ月経過) 出願番号 2020-133473
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-175264
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 張出形状 回転終端位置 回動アーム部材 縦長部分 組立間違い 閉鎖箇所 液状部材 断面正三角形
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

部材個数を削減することができる遊技機を提供すること。

解決手段

軸支手段760が電気配線DK2にかかる負荷を減らすよう変位することで、電気配線DK2の変位量自体を減らしたり、電気配線DK2の過度な変位を抑制することで電気配線DK2が露見することを防止しながら、別個補助手段を不要としたりすることができる。なお、補助手段の具体例は何ら限定されるものではない。例えば、電気配線DK2を仮留めできる結束バンドでも良いし、電気配線DK2の周囲を囲むシリコン樹脂製カバーチューブでも良い。

概要

背景

電気配線変位補助する補助部材を備える遊技機がある(特許文献1)。

概要

部材個数を削減することができる遊技機を提供すること。被軸支手段760が電気配線DK2にかかる負荷を減らすよう変位することで、電気配線DK2の変位量自体を減らしたり、電気配線DK2の過度な変位を抑制することで電気配線DK2が露見することを防止しながら、別個補助手段を不要としたりすることができる。なお、補助手段の具体例は何ら限定されるものではない。例えば、電気配線DK2を仮留めできる結束バンドでも良いし、電気配線DK2の周囲を囲むシリコン樹脂製カバーチューブでも良い。

目的

本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、部材個数を削減することができる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

変位可能に構成される変位手段と、その変位手段に連結される電気配線とを備える遊技機において、前記変位手段が変位する区間は、前記電気配線にかかる負荷を減らすよう変位する区間を含むことを特徴とする遊技機。

請求項2

前記電気配線は、前記変位手段の外方において所定部で位置決めされ、前記変位手段は、前記電気配線が案内される案内部を備え、その案内部と前記所定部との距離の変化を減らすように変位可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

駆動力を発生させる駆動手段と、その駆動手段の駆動力を前記変位手段へ向けて伝達可能に構成される伝達手段とを備え、前記電気配線は、前記変位手段を基準として前記伝達手段側の反対側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。

背景技術

0002

電気配線変位補助する補助部材を備える遊技機がある(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2012−157474号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の遊技機では、部材個数を削減する観点で改善の余地があるという問題点があった。本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、部材個数を削減することができる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、変位可能に構成される変位手段と、その変位手段に連結される電気配線とを備える遊技機において、前記変位手段が変位する区間は、前記電気配線にかかる負荷を減らすよう変位する区間を含む。

0006

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記電気配線は、前記変位手段の外方において所定部で位置決めされ、前記変位手段は、前記電気配線が案内される案内部を備え、その案内部と前記所定部との距離の変化を減らすように変位可能に構成される。

0007

請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の遊技機において、駆動力を発生させる駆動手段と、その駆動手段の駆動力を前記変位手段へ向けて伝達可能に構成される伝達手段とを備え、前記電気配線は、前記変位手段を基準として前記伝達手段側の反対側に配置される。

発明の効果

0008

請求項1記載の遊技機によれば、部材個数を削減することができる。

0009

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、所定部と案内部との位置関係が変化することにより電気配線にかけられる負荷を減らすことができる。

0010

請求項3記載の遊技機によれば、請求項1又は2に記載の遊技機の奏する効果に加え、電気配線の配置自由度を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
遊技盤及び動作ユニットの分解正面斜視図である。
左側演出ユニットの正面図である。
(a)は、図6のVIIa−VIIa線における左側演出ユニットの断面図であり、(b)は、図6のVIIb−VIIb線における左側演出ユニットの断面図である。
図6のVIII−VIII線における遊技盤の断面図である。
ベース板の正面図である。
図9のX−X線に対応する線における遊技機の断面図である。
右側演出ユニットの背面図である。
右側演出ユニットの分解背面図である。
右側演出ユニットの分解正面斜視図である。
右側演出ユニットの分解背面斜視図である。
動作ユニットの正面図である。
動作ユニットの正面図である。
動作ユニットの正面斜視図である。
動作ユニットの分解正面斜視図である。
第1動作ユニットの正面斜視図である。
第1動作ユニットの背面斜視図である。
(a)及び(b)は、複合動作ユニットの正面斜視図である。
(a)及び(b)は、複合動作ユニットの背面斜視図である。
複合動作ユニットの分解正面斜視図である。
複合動作ユニットの分解正面斜視図である。
回転ユニットの分解正面斜視図である。
回転ユニットの分解背面斜視図である。
回転左蓋部及び回転体の分解正面斜視図である。
回転体及び回転右蓋部の分解正面斜視図である。
(a)及び(b)は、第1動作ユニットの複合動作ユニットの分解正面斜視図である。
(a)は、回転ユニットの一部の構成の正面分解斜視図であり、(b)は、電気配線を構成するハーネスを模式的に示す斜視図である。
(a)は、案内部材の上面図であり、(b)は、図31(a)のXXXIb−XXXIb線における案内部材及び電気配線の断面図であり、(c)は、図31(a)のXXXIc−XXXIc線における案内部材及び電気配線の断面図であり、(d)は、図31(a)のXXXId−XXXId線における案内部材の断面図であり、(e)は、図31(d)のXXXIe−XXXIe線における案内部材及び電気配線の断面図である。
(a)は、複合動作ユニットの左側面図であり、(b)は、複合動作ユニットの正面図であり、(c)は、複合動作ユニットの右側面図である。
(a)は、複合動作ユニットの左側面図であり、(b)は、複合動作ユニットの正面図であり、(c)は、複合動作ユニットの右側面図である。
(a)は、複合動作ユニットの左側面図であり、(b)は、複合動作ユニットの正面図であり、(c)は、複合動作ユニットの右側面図である。
(a)から(f)は、第3図柄表示装置及び第1動作ユニットを模式的に示す第3図柄表示装置及び第1動作ユニットの正面図である。
(a)及び(b)は、検出センサ及び回転右蓋部の従動板の左側面図である。
2動作ユニットの正面斜視図である。
第2動作ユニットの正面斜視図である。
第2動作ユニットの背面斜視図である。
第2動作ユニットの背面斜視図である。
第2動作ユニットの分解正面斜視図である。
第2動作ユニットの分解背面斜視図である。
固定ベース部材、変位ベース部材、駆動手段、伝達手段及び付勢手段の分解正面斜視図である。
固定ベース部材、変位ベース部材、駆動手段、伝達手段及び付勢手段の分解背面斜視図である。
軸支手段及び連結手段の分解正面斜視図である。
被軸支手段及び連結手段の分解背面斜視図である。
演出手段の分解正面斜視図である。
演出手段の分解背面斜視図である。
支持手段の柱状締結部を通り水平方向に延びる平面における第2動作ユニットの部分断面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
(a)から(c)は、回動アーム部材及び終端ギアの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
図50のLV−LV線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図50のLVI−LVI線における第2動作ユニットの断面図である。
図51のLVII−LVII線における第2動作ユニットの断面図である。
図52のLVIII−LVIII線における第2動作ユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、図9のX−X線における第2実施形態における遊技盤の部分断面図である。
(a)は、第3実施形態における第2動作ユニットの正面図であり、(b)は、細径カラーの正面斜視図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第4実施形態における右側演出ユニットの分解正面斜視図である。
右側演出ユニットの分解背面斜視図である。
第5実施形態における第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。

実施例

0012

以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図58を参照し、第1実施形態として、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。

0013

なお、以下の説明では、図1に示す状態のパチンコ機10に対して、紙面手前側を前方(正面)側として、紙面奥側を後方(背面)側として説明する。また、図1に示す状態のパチンコ機10に対して、上側を上方(上)側として、下側を下方(下)側として、右側を右方(右)側として、左側を左方(左)側としてそれぞれ説明する。さらに、図中(例えば、図2参照)の矢印U−D,L−R,F−Bは、パチンコ機10の上下方向,左右方向,前後方向をそれぞれ示している。

0014

図1に示すように、パチンコ機10は、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

0015

内枠12には、多数の入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の正面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の正面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の正面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

0016

内枠12の正面側には、その正面上側を覆う正面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。正面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として正面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と正面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

0017

正面枠14は、装飾用樹脂部品電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。正面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の正面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。

0018

正面枠14には、球を貯留する上皿17が正面側へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図4参照)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出のステージを変更したり、スーパーリーチ演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。

0019

正面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、正面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

0020

また、右側の電飾部32下側には、正面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13正面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等がパチンコ機10の正面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

0021

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣カード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

0022

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その左側部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の正面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設される。

0023

操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する発射停止スイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量回動位置)を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)などが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回り回動操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が回動操作量に対応して変化し、その可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の正面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび発射停止スイッチ51bがオフとなっている。

0024

下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。

0025

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車(図示せず)の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口640、可変入賞装置65、スルーゲート67、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側(又は表面側)に取り付けられる。

0026

ベース板60は、木製の板部材から形成される。一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口640、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴(例えば、図5参照)に配設され、遊技盤13の正面側からタッピングネジ等により固定されている。なお、ベース板60を光透過性樹脂材料から構成しても良い。この場合、その正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させることが可能となる。

0027

遊技盤13の正面中央部分は、正面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の正面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0028

遊技盤13の正面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の正面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の正面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の正面であって2本のレール61,62とレール間繋ぐ樹脂製の外縁部材73とにより区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。

0029

2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。

0030

遊技領域の正面視左側下部(図2の左側下部)には、発光手段である複数のLED及び7セグメント表示器を備える第1図柄表示装置37A,37Bが配設されている。第1図柄表示装置37A,37Bは、主制御装置110(図4参照)で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。本実施形態では、第1図柄表示装置37A,37Bは、球が、第1入賞口64へ入賞したか、第2入賞口640へ入賞したかに応じて使い分けられるように構成されている。具体的には、球が、第1入賞口64へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Aが作動し、一方で、球が、第2入賞口640へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Bが作動するように構成されている。

0031

また、第1図柄表示装置37A,37Bは、LEDにより、パチンコ機10が確変中か時短中か通常中であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か普通大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すと共に、7セグメント表示装置により、大当たり中のラウンド数エラー表示を行う。なお、複数のLEDは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態示唆することができる。

0032

尚、本パチンコ機10では、第1入賞口64及び第2入賞口640へ入賞があったことを契機として抽選が行われる。パチンコ機10は、その抽選において、大当たりか否かの当否判定大当たり抽選)を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、4R確変大当たり、15R通常大当たりが用意されている。第1図柄表示装置37A,37Bには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。

0033

ここで、「15R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に高確率状態移行する確変大当たりのことであり、「4R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりの後に高確率状態へ移行する確変大当たりのことである。また、「15R通常大当たり」は、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に、低確率状態へ移行すると共に、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)は時短状態となる大当たりのことである。

0034

また、「高確率状態」とは、大当たり終了後付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動中(確変中)の時をいい、換言すれば、特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態のことである。本実施形態における高確率状態(確変中)は、後述する第2図柄の当たり確率がアップして第2入賞口640へ球が入賞し易い遊技の状態を含む。「低確率状態」とは、確変中でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、確変の時より大当たり確率が低い状態をいう。また、「低確率状態」のうちの時短状態(時短中)とは、大当たり確率が通常の状態であると共に、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第2入賞口640へ球が入賞し易い遊技の状態のことをいう。一方、パチンコ機10が通常中とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。

0035

確変中や時短中は、第2図柄の当たり確率がアップするだけではなく、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間も変更され、通常中と比して長い時間が設定される。電動役物640aが開放された状態(開放状態)にある場合は、その電動役物640aが閉鎖された状態(閉鎖状態)にある場合と比して、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態となる。よって、確変中や時短中は、第2入賞口640へ球が入賞し易い状態となり、大当たり抽選が行われる回数を増やすことができる。

0036

なお、確変中や時短中において、第2入賞口640に付随する電動役物640aの開放時間を変更するのではなく、または、その開放時間を変更することに加えて、1回の当たりで電動役物640aが開放する回数を通常中よりも増やす変更を行うものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2図柄の当たり確率は変更せず、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間および1回の当たりで電動役物640aが開放する回数の少なくとも一方を変更するものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間や、1回の当たりで電動役物640aを開放する回数は変更せず、第2図柄の当たり確率だけを、通常中と比してアップするよう変更するものであってもよい。

0037

遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入賞口64及び第2入賞口640への入賞(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37A,37Bにおける変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置(図示せず)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81を正面視で囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

0038

第3図柄表示装置81は9インチサイズから19インチサイズ程度の大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄(第3図柄)によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37A,37Bで行われるのに対して、その第1図柄表示装置37A,37Bの表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えばリール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。

0039

第2図柄表示装置は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(第2図柄(図示せず))としての「○」の図柄と「×」の図柄とを所定時間交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10では、球がスルーゲート67を通過したことが検出されると、当たり抽選が行われる。その当たり抽選の結果、当たりであれば、第2図柄表示装置において、第2図柄の変動表示後に「○」の図柄が停止表示される。また、当たり抽選の結果、外れであれば、第2図柄表示装置において、第3図柄の変動表示後に「×」の図柄が停止表示される。

0040

パチンコ機10は、第2図柄表示装置における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に、第2入賞口640に付随された電動役物640aが所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。

0041

第2図柄の変動表示にかかる時間は、遊技状態が通常中の場合よりも、確変中または時短中の方が短くなるように設定される。これにより、確変中および時短中は、第2図柄の変動表示が短い時間で行われるので、当たり抽選を通常中よりも多く行うことができる。よって、当たり抽選において当たりとなる機会が増えるので、第2入賞口640の電動役物640aが開放状態となる機会を遊技者に多く与えることができる。よって、確変中および時短中は、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態とすることができる。

0042

なお、確変中または時短中において、当たり確率を高める、1回の当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を増やすなど、その他の方法によっても、確変中または時短中に第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態としている場合は、第2図柄の変動表示にかかる時間を遊技状態にかかわらず一定としてもよい。一方、第2図柄の変動表示にかかる時間を、確変中または時短中において通常中よりも短く設定する場合は、当たり確率を遊技状態にかかわらず一定にしてもよいし、また、1回の当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を遊技状態にかかわらず一定にしてもよい。

0043

スルーゲート67は、可変表示装置ユニット80の右側の領域において遊技盤13に組み付けられ、遊技盤13に発射された球の一部が通過可能に構成されている。スルーゲート67を球が通過すると、第2図柄の当たり抽選が行われる。当たり抽選の後、第2図柄表示装置にて変動表示を行い、当たり抽選の結果が当たりであれば、変動表示の停止図柄として「○」の図柄を表示し、当たり抽選の結果が外れであれば、変動表示の停止図柄として「×」の図柄を表示する。

0044

球のスルーゲート67の通過回数は、合計で最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37A,37Bにより表示されると共に第2図柄保留ランプ(図示せず)においても点灯表示される。第2図柄保留ランプは、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

0045

なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプの点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。

0046

また、スルーゲート67の球の通過に対する最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、スルーゲート67の組み付け数は1つに限定されるものではなく、例えば2つであっても良い。

0047

また、スルーゲート67の組み付け位置は可変表示装置ユニット80の右側に限定されるものではなく、例えば、可変表示装置ユニット80の左右や、下方でも良い。また、第1図柄表示装置37A,37Bにより保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプにより点灯表示を行わないものとしてもよい。

0048

可変表示装置ユニット80の下方には、球が入賞し得る第1入賞口64が配設されている。この第1入賞口64へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Aで示される。

0049

一方、第1入賞口64の正面視下方には、球が入賞し得る第2入賞口640が配設されている。この第2入賞口640へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Bで示される。

0050

また、第1入賞口64および第2入賞口640は、それぞれ、球が入賞すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを異なる数、例えば、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を3個とし、第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を5個として構成してもよい。

0051

第2入賞口640には電動役物640aが付随されている。この電動役物640aは開閉可能に構成されており、通常は電動役物640aが閉鎖状態(縮小状態)となって、球が第2入賞口640へ入賞しにくい状態となっている。一方、スルーゲート67への球の通過を契機として行われる第2図柄の変動表示の結果、「○」の図柄が第2図柄表示装置に表示された場合、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となり、球が第2入賞口640へ入賞しやすい状態となる。

0052

上述した通り、確変中および時短中は、通常中と比して第2図柄の当たり確率が高く、また、第2図柄の変動表示にかかる時間も短いので、第2図柄の変動表示において「○」の図柄が表示され易くなって、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となる回数が増える。更に、確変中および時短中は、電動役物640aが開放される時間も、通常中より長くなる。よって、確変中および時短中は、通常時と比して、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態を作ることができる。

0053

ここで、第1入賞口64に球が入賞した場合と第2入賞口640へ球が入賞した場合とで、大当たりとなる確率は、低確率状態であっても高確率状態でも同一である。しかしながら、大当たりとなった場合に選定される大当たりの種別として15R確変大当たりとなる確率は、第2入賞口640へ球が入賞した場合のほうが第1入賞口64へ球が入賞した場合よりも高く設定されている。一方、第1入賞口64は、第2入賞口640にあるような電動役物640aは有しておらず、球が常時入賞可能な状態となっている。

0054

よって、通常中においては、第2入賞口640に付随する電動役物640aが閉鎖状態にある場合が多く、第2入賞口640に入賞しづらいので、電動役物640aのない第1入賞口64へ向けて、可変表示装置ユニット80の左方を球が通過するように球を発射し(所謂「左打ち」)、第1入賞口64への入賞によって大当たり抽選の機会を多く得て、大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0055

一方、確変中や時短中は、スルーゲート67に球を通過させることで、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放状態となりやすく、第2入賞口640に入賞しやすい状態であるので、第2入賞口640へ向けて、可変表示装置80の右方を球が通過するように球を発射し(所謂「右打ち」)、スルーゲート67を通過させて電動役物640aを開放状態にすると共に、第2入賞口640への入賞によって15R確変大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0056

なお、本実施形態におけるパチンコ機10とは異なり、遊技盤13の構成が左右対称とされる場合には、「右打ち」で第1入賞口64を狙うことも、「左打ち」で第2入賞口640を狙うこともできる。そのため、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えさせることを不要にできる。よって、球の打ち方を変化させる煩わしさを解消することができる。

0057

一方で、本実施形態におけるパチンコ機10では、「右打ち」では第1入賞口64を狙うことはできないように構成され、「左打ち」で発射された球はスルーゲート67を通過しないように構成されている。そのため、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えることを要求することができる。よって、球の打ち方を変化させる遊技性を付加することで遊技が緩慢となることを防止することができる。

0058

第1入賞口64の右方には可変入賞装置65(図2参照)が配設されており、その略中央部分に特定入賞口65aが設けられている。パチンコ機10においては、第1入賞口64又は第2入賞口640への入賞に起因して行われた大当たり抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37A又は第1図柄表示装置37Bを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

0059

この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。

0060

なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37A,37Bにおいて大当たりに対応したLEDが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。また、特定入賞口65aは1つに限るものではなく、1つ若しくは2以上の複数(例えば3つ)を配置しても良く、また配置位置も第1入賞口64の右方に限らず、例えば、第1入賞口64の下方右側や、第1入賞口64の下方左側や、可変表示装置ユニット80の左方または右方や、上方でも良い。

0061

遊技盤13の下側における右隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、正面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。

0062

遊技盤13には、アウト口71が設けられている。遊技領域を流下する球であって、いずれの入賞口63,64,65a,640にも入賞しなかった球は、アウト口71を通って図示しない球排出路へと案内される。アウト口71は、第2入賞口640の左右に一対で配設される。

0063

遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)とが配設されている。

0064

図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板払出制御装置111)と発射制御基板発射制御装置112)と電源基板電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。

0065

裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。

0066

なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。

0067

また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。

0068

払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホール島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。

0069

また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイド発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。

0070

次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

0071

主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路タイマ回路データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。主制御装置110では、MPU201によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。

0072

なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。

0073

RAM203は、各種エリアカウンタフラグのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

0074

停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図示せず)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図示せず)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0075

主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37A,37B、第2図柄表示装置、第2図柄保留ランプ、特定入賞口65aの開閉板を前後方向に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物640aを駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。

0076

また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群およびスライド位置検出センサSや回転位置検出センサRを含むセンサ群などからなる各種スイッチ208、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。

0077

払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。

0078

払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0079

払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。

0080

発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回動操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための発射停止スイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。

0081

音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。

0082

音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、その他装置228、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。その他装置228には駆動モータ441,541,731や、電磁ソレノイド2086dが含まれる。

0083

音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から受信した各種のコマンド(変動パターンコマンド、停止種別コマンド等)に基づいて、第3図柄表示装置81の表示態様を決定し、決定した表示態様をコマンド(表示用変動パターンコマンド表示用停止種別コマンド等)によって表示制御装置114へ通知する。また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた背面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた背面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、背面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の背面側に表示される画像のことである。表示制御装置114は、この音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに従って、第3図柄表示装置81に各種の画像を表示する。

0084

また、音声ランプ制御装置113は、表示制御装置114から第3図柄表示装置81の表示内容を表すコマンド(表示コマンド)を受信する。音声ランプ制御装置113では、表示制御装置114から受信した表示コマンドに基づき、第3図柄表示装置81の表示内容に合わせて、その表示内容に対応する音声を音声出力装置226から出力し、また、その表示内容に対応させてランプ表示装置227の点灯および消灯を制御する。

0085

表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出などの表示を制御するものである。また、表示制御装置114は、第3図柄表示装置81の表示内容を通知する表示コマンドを適宜音声ランプ制御装置113へ送信する。音声ランプ制御装置113は、この表示コマンドによって示される表示内容にあわせて音声出力装置226から音声を出力することで、第3図柄表示装置81の表示と音声出力装置226からの音声出力とをあわせることができる。

0086

電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルト電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。

0087

停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図示せず)を正常に実行し完了することができる。

0088

RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、バックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。

0089

次いで、遊技盤13及び動作ユニット300の構造について説明する。図5は、遊技盤13及び動作ユニット300の分解正面斜視図である。なお、図5の説明においては、図2を適宜参照する。

0090

遊技盤13は、上述のように、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車(図示せず)の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口640、スルーゲート67、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80、ベース板60に開口される窓部60aに正面側から嵌合可能な形状で構成されるセンターフレーム86、センターフレーム86の左下部に配置され一般入賞口63に球を案内可能に構成される左側演出ユニット150、可変入賞装置65が配設され、ベース板60に開口される小窓部60bに正面側から嵌合可能な形状で構成される右側演出ユニット160、遊技領域から排出された球が流下可能に構成される球流下ユニット(図示せず)等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。

0091

センターフレーム86、左側演出ユニット150及び右側演出ユニット160は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の正面側からタッピングネジ等によりベース板60に固定される。

0092

ベース板60は、ベニヤ板を重ね合わせた木製の合板から形成されており、窓部60aや小窓部60b等の開放部を除き、正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させないように遮蔽可能に構成される。

0093

図5に示すように、左側演出ユニット150は、光透過性の樹脂材料から形成されるユニットであって、ベース板60の正面に沿って配設され、内レール61と同等の幅の板状に形成される上板部151と、その上板部151の左端部から上板部151と同等の幅の板状で下方へ延設される下板部152と、その下板部152の後端部と上板部151の後端部とに連結される平板状に形成されベース板60の正面と面接触する状態で対向配置される対向板部153と、その対向板部153の正面側に締結固定される複数の部材であって正面側に底部を有し上方へ開放される有底半筒形状の球案内部材154と、その球案内部材154の下方位置において下板部152の上面から上方へ向かう突条形状に形成される複数の突条部155とを主に備える。

0094

左側演出ユニット150と対向配置される箇所において、ベース板60には、一般入賞口63に対応する開口部を除き、開口は形成されていない。これにより、ベース板60の剛性を利用して対向板部153の変位(変形)を防止することができるので、対向板部153の肉厚に関わらず、対向板部153の正面側における球の流下を安定させることができる。

0095

加えて、本実施形態では、対向板部153は球案内部材154から逸れて、一般入賞口63(及び第1入賞口64、第2入賞口640)に入賞しないことが確定した球が流下する経路の背面側に配設される。これにより、入賞口63,64,640へ入球する可能性のある球の流下態様に対向板部153が与える影響を小さくすることができる。

0096

本実施形態では、ベース板60が木製の板部材から形成される構成ながら、ベース板60の背面側に配置される照射装置(例えば、回転ユニット500のLED部材544、図25参照)から正面側へ向けて照射される光を、一般入賞口63に対応する開口を通して遊技者に見せることが可能である。そのため、周囲の対向板部153や上板部151等は発光させず、一般入賞口63に対応して配置される球案内部材154のみを発光させる発光演出を容易に実行することができる。

0097

即ち、例えば、発光手段と球案内部材154との間の距離が離れていても、一般入賞口63に対応する位置でベース板60に形成される開口により光が絞られることになるので、球案内部材154のみを発光させる発光演出を実行することができる。従って、球案内部材154を発光させる専用の発光手段を設けなくとも、後述する回転ユニット500のLED部材544(図25参照)から照射される光を一般入賞口63に対応する位置でベース板60に形成される開口に到達させることで、球案内部材154を発光させる発光演出を実行することができる。

0098

これにより、遊技領域において球が到達することで遊技者に利益が生じ得る箇所(例えば、一般入賞口63)を、容易に目立たせることができる。以下、左側演出ユニット150の詳細について説明する。

0099

図6は、左側演出ユニット150の正面図である。図6に示すように、突条部155は、前後方向に亘り下板部152の上面から突条状突設形成される部分であって、より上流側に配設される第1突条部156と、その第1突条部156の下流側に配設される第2突条部157とを備えている。第1突条部156と第2突条部157とで形状(突設態様)は異なるが、ベースとする思想は同様なので、第1突条部156の形状の詳細を説明し、第2突条部157については第1突条部156との相違点を説明し、詳細についての説明を省略する。

0100

第1突条部156は、4本の略同一形状の突条が階段状に並ぶように構成されている。突条は、前後方向に亘り略同一形状で形成されているので、球の前後位置に寄らず球と当接することができ、球の減速作用を生じさせることができる。

0101

各突条は、球案内部材154の鉛直下方の範囲を左右方向で4等分される各範囲にそれぞれ配設されている。即ち、球案内部材154の鉛直下方の範囲が約16[mm]の左右幅で形成されているので、各突条が約4[mm]の左右幅で形成される。

0102

各突条は、上下方向の寸法が下流側へ向かう程、徐々に短くなるように構成されている。この上下長さの差は、突条の右辺部156cの上下方向長さを調節することで生じている。そのため、突条の上辺部156a及び湾曲部156bは各突条で同一形状とされる。なお、上辺部156a、湾曲部156b及び右辺部156cの詳細については後述する。

0103

上述のように、各突条の上下長さの差が、突条の右辺部156cの上下方向長さを調節することで生じていることから、第1突条部156は、踏み幅が等しい一方で下へ向かう程に各段の上下寸法が小さくなる階段状に形成されている。

0104

特に、左端の突条の上下寸法と、その右側に隣り合って設けられる突条の上下寸法との差が最大(約0.35[mm])であり、以降は、隣り合う突条の上下寸法の差は半分程度で構成される(約0.16〜0.18[mm])。なお、突条毎の上下寸法については後述する。

0105

この構成によれば、第1突条部156の上流側から流下する球に対する減速効果を、最初の突条(左端の突条)で最大とし、後続の突条では徐々に小さくすることができる。これにより、球に対して複数箇所で程よい負荷が与えられることになるので、局所的に過負荷応力集中)を生じさせることなく球を十分に減速させることができる。加えて、減速効果が各突条で不変である場合に比較して、第1突条部156上を転動している球の速度変化(速度低下)に減速効果を対応させ易くすることができるので、過度に減速させることを回避することができ、球が意図せず停止することを防止し易くすることができる。

0106

なお、後述する第2突条部157では、隣り合う突条の上下寸法の差が、全て同等(等差)で構成され(約0.11[mm])、左端の突条の上下寸法が飛躍的に大きいという構成を採用していない。なお、突条毎の上下寸法については後述する。これは、球を大きく減速させることが不要なほどに水平に対する下板部152の傾斜が収まっていること、及び第2突条部157の破損防止を目的とするが、詳細は後述する。

0107

また、隣合う突条の上下さが最も小さい位置において、上流側の突条の湾曲部156bと下流側の突条の上辺部156aとに当接する遊技球B1の外形が想像線で図示される。図6に示すように、遊技球B1の中心(重心)は、上辺部156aの右端部よりも右側に配置される。

0108

当接する突条を変えて、同様の2点で当接する遊技球の配置は、当接する突条を上流側の突条とするほど、上流側の突条の上下寸法が大となることから、遊技球はより右側に配置されることになり、当然に、遊技球B1の中心(重心)は、上辺部156aの右端部よりも右側に配置される。

0109

従って、遊技球B1が隣合う突条に挟まれた状態で配置されると、遊技球の自重は、複数の突条の上を下流側へ転がる方向へ向くことから、遊技球が隣り合う突条に挟まれた状態で停止することを回避することができる。

0110

第1突条部156が備える各突条の構成の詳細について説明する。各突条は、左端部から水平方向に対して下降傾斜して延びる上辺部156aと、その上辺部156aの右端部から連続的に形成される湾曲部156bと、その湾曲部156bの右下端部から鉛直方向に沿って下方へ延びる右辺部156cとを備える。

0111

上辺部156aは、正面視で水平方向に対して下降傾斜し、前後に平面状に延びる平面部として構成されているので、上面を転動中の球が意図せず停止することを防止し易くすることができる。上辺部156aの正面視における長さは3.15[mm]であり、上辺部156aの水平方向に対する傾斜角度は約7度であり、下板部152に対する角度は約35度である。

0112

湾曲部156bは、正面視で半径約1[mm]の湾曲形状で構成される湾曲面であり、球の転動を補助する役割がある。即ち、湾曲部156bを角部として構成する場合に比較して、球と突条との当接を継続させ、転動状態を維持し易くすることができるので、球を減速する効果を維持することができる。

0113

下辺部156cは、下流側から順に、約1.42[mm]、約1.58[mm]、約1.76[mm]、約2.11[mm]の長さで設計される。これにより、各突条の上下寸法は、下流側から順に、約2.80[mm]、約2.96[mm]、約3.14[mm]、約3.49[mm]で設計される。

0114

下辺部156cは、正面視で鉛直方向に延び、前後に平面状に延びる平面部として構成されているので、球が下板部152の傾斜に逆らって変位することを防止することができる。これにより、アウト口71(図2参照)から遠ざかる方向へ変位しようとする球をアウト口71へ向けて流下させ易くすることができる。

0115

下辺部156cの水平方向に対する角度は約90度であり、下板部152に対する角度は約56度である。このように、突条の下板部152に対する傾斜角度は、上流側の下板部152に対する角度に比較して、下流側の下板部152に対する角度の方が大きくなるように構成される。

0116

これにより、突条に上流側から到達する球に対しては、転動面の傾斜角度の変化を小さくし、停止しない程度の小さな減速作用を生じさせる一方、突条に下流側から到達する球に対しては、転動面の傾斜角度の変化を大きくすることで、上流側へ向かう球の速度を効果的に減らし、球が下流側へ流れ易くすることができる。

0117

第2突条部157は、第1突条部156よりも各突条の上下幅が更に短く構成されており、この違いが第2突条部157の右辺部156cの長さを異ならせることにより生じている。そのため、上辺部156aの形状および水平方向に対する傾斜角度(即ち、約7度)や、湾曲部156bの形状等は、各突条で同様に構成される。

0118

一方で、下板部152は、曲率半径の中心が右上側に配置される湾曲形状で構成されており、第1突条部156付近の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)に比較して、第2突条部157付近の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)の方が小さいことから、第2突条部157の各突条と下板部152との間の角度は、第1突条部156について上述したものと異なる。

0119

即ち、第2突条部157の上辺部156aの正面視における長さは3.15[mm]であり、上辺部156aの下板部152に対する角度は約19度であり、右辺部156cの下板部152に対する角度は約70度である。このように、第1突条部156として上述した数値よりも増して、突条の下板部152に対する傾斜角度は、上流側の下板部152に対する角度に比較して、下流側の下板部152に対する角度の方が大きくなるように構成される。

0120

これにより、第1突条部156として上述したよりも増して、突条に上流側から到達する球に対しては、転動面の傾斜角度の変化を小さくし、停止しない程度の小さな減速作用を生じさせる一方、突条に下流側から到達する球に対しては、転動面の傾斜角度の変化を大きくすることで、上流側へ向かう球の速度を効果的に減らし、球が下流側へ流れ易くすることができる。

0121

第2突条部157の下辺部156cは、下流側から順に、約0.16[mm]、約0.27[mm]、約0.38[mm]、約0.49[mm]の長さで設計される。これにより、各突条の上下寸法は、下流側から順に、約1.54[mm]、約1.65[mm]、約1.76[mm]、約1.87[mm]で設計される。

0122

第2突条部157の各突条は、第1突条部156の各突条に比較して、各段の上下寸法が短くなっていることに加え、隣り合う突条の上下寸法の差が全て同等(等差(約0.11[mm]))で構成されている。即ち、左端の突条の上下寸法が飛躍的に大きいという構成を採用していないので、上面を転動する球の減速割合を均一にすることができると共に、左端部の脆弱性に対する対策をすることで第2突条部の耐久性を向上することができる。

0123

左側演出ユニット150は、上板部151及び下板部152の正面側端面において光を拡散可能な拡散形状が形成される拡散部158を備える。拡散部158は、ガラスユニット16(図1参照)を介して左側演出ユニット150に正面側から到達する光や、上下左右または背面側から到達する光が拡散することにより、線状の光を遊技者に見せることができ、演出効果を向上させることができる。

0124

拡散部158は、第1突条部156及び第2突条部157の正面側端面においても形成されるので、拡散部158を部分的に幅広とすることができる。これにより、第1突条部156及び第2突条部157で視認される光の幅を、その周囲(第1突条部156も第2突条部157も形成されていない箇所)で視認される光の幅に比較して大きくすることができる。

0125

また、第1突条部156の正面側の拡散部158で視認される光の最大幅を、第2突条部157の正面側の拡散部158で視認される光の最大幅よりも大きくすることができる。詳述すれば、上述した各突条の上下寸法に対応して、拡散部158で視認される光の幅を段階的に変化させることができ、第2突条部157における突条のうち上下寸法が最大の突条よりも、第1突条部156における突条のうち上下寸法が最少の突条の方が、上下寸法が大きいので、第1突条部156の正面側の拡散部158で視認される光の幅を、第2突条部157の正面側の拡散部158で視認される光の幅よりも大きくすることができる。

0126

これにより、左側演出ユニット150を見る遊技者の注目度合い範囲ごとに異ならせることができる。即ち、第1突条部156でも第2突条部157でもない箇所の注目度合いよりも第2突条部157の注目度合いの方が高く、その第2突条部157の注目度合いよりも第1突条部156の注目度合いの方が高くすることができる。

0127

これら注目度合いが高くされる第1突条部156及び第2突条部157の上側に、一般入賞口63に対応して配置される球案内部材154が配設される。遊技者の基本的な遊技姿勢は一般入賞口63及びその正面側に配置される球案内部材154を見下ろすような姿勢となるので、視界の中に、球案内部材154の下方に配置される第1突条部156及び第2突条部157が入る可能性が高い。

0128

そして、第1突条部156及び第2突条部157の注目度合いを高めることで(光を照射することで)、一般入賞口63の左右位置を遊技者が把握し易くすることができる。これにより、一般入賞口63及びその正面側に配置される球案内部材154に注目させ易くすることができる。

0129

即ち、本実施形態によれば、一般入賞口63や球案内部材154を直接的に光らせたり、煌びやかに装飾したりすることなく、第1突条部156及び第2突条部157の注目度合いを高めることにより、一般入賞口63及び球案内部材154の注目力を向上させる(目立たせる)ことができる。

0130

また、拡散部158で視認される光の幅は、各突条の上下寸法に依存して変化するよう構成されるが、第1突条部156の左端の突条の上下寸法が顕著に大きく構成されることから、遊技者の視線を強く引き付ける効果を奏することができる。これにより、上板部151の上流側から流下する球が着地する最上流位置としての第1突条部156の左端の突条の注目力を向上させることができる。

0131

また、拡散部158で視認される光の幅は、各突条の上下寸法に依存して変化するよう構成されるため、下流側(右側)へ向かうにつれて、段階的に光の幅が小さくされる。これにより、遊技領域下流へ向けて徐々に細くなる光を、拡散部158を介して視認させることができるので、光により球の軌道を示すことができたり、遊技領域の外縁を太さの異なる光(先細りする光)で装飾することでシャープな外観を形成することができたりといった、発光演出としての効果を奏することができる。

0132

図6には、球の流下経路の主な例として、流下経路L1,L2が図示される。流下経路L1は、上板部151に到達した球が上板部151の右端部から落下した後で通る経路であり、流下経路L1で流下した球は第1突条部156の上流側で下板部152の上面に到達(着地)する。

0133

流下経路L2は、上板部151に到達することなく、釘(図示せず)の上を流れて右方に流下した球が、一対の球案内部材154の間を流下する際に通る経路であり、流下経路L2で流下した球は第2突条部157の上流側で下板部152の上面に到達(着地)する。

0134

このように、第1突条部156及び第2突条部157は、球の流下経路L1,L2で流下する球が下板部152に到達(着地)する範囲とは異なる範囲に形成されているので、球の到達(着地)時の衝撃が第1突条部156や第2突条部157に与えられることを回避することができる。

0135

加えて、球の到達(着地)範囲の下流側に第1突条部156や第2突条部157が配設されているので、流下経路L1,L2で流下した球を、アウト口71に到達する前に減速させることができる。これにより、アウト口71までの経路中に配置される部分が球から受ける負荷(衝撃)で破損することを回避し易くすることができる。

0136

下板部152を転動する球が第1突条部156に当接開始する場合に第1突条部156から球に与えられる反発力は、球が到達する側に寄らずに右側を向くため球の停止を回避することができる。一方で、反発力の向きは各突条の形状に依存するので、球が到達する側により大きく異なる。

0137

例えば、球が上流側(左側)から第1突条部156に到達(当接開始)する場合、反発力の方向は上辺部156aに対して直角な向きで生じるので、ほぼ上向きの負荷F1となる。一方で、球が下流側(右側)から第1突条部156に到達(当接開始)する場合、反発力の方向は右辺部156cとは当接しておらず湾曲部156bに対して直角な向きで生じているが、ほぼ右向きの負荷F2となる。

0138

従って、上流側から到達する球に対しては、左右方向の速度変化を穏やかに生じさせることができ、下流側から到達する球に対しては、左右方向の速度変化を激しく生じさせる(速度を反転させる)ことができる。

0139

アウト口71付近に配置されていた他の球と衝突したり、アウト口71の正面側に配置される構成部材と衝突したりすることで球が左方へ跳ね返ることがある。この球は、第1突条部156まで到達する可能性は低いが、より配置が低く、アウト口71に近い第2突条部157に到達する可能性は高い。

0140

そのため、球案内部材154の下側に形成することで流下経路L1,L2で流下する球の着地位置から外れた位置に第2突条部157を設けてはいるが、上述の事情で跳ね返った球が第2突条部157に衝突する可能性はあるので、第2突条部157が脆弱である場合には、球の衝突の衝撃で第2突条部157が破損する可能性がある。

0141

これに対し、本実施形態では、第2突条部157が備える各突条は、隣り合う突条の上下寸法の差が同等に構成され(等差とされ)、左端の突条の上下寸法が飛躍的に大きいという構成を採用していない。これにより、特定の突条を過度にらせて構成させる場合に比較して、第2突条部157を破損し難く構成することができる。

0142

また、各突条は、前後方向に亘り下板部152の上面から突条状に突設形成されていることから、角(つの)状に突設される場合に比較して第2突条部157を破損し難く構成することができる。

0143

図7(a)は、図6のVIIa−VIIa線における左側演出ユニット150の断面図であり、図7(b)は、図6のVIIb−VIIb線における左側演出ユニット150の断面図である。

0144

図7(a)及び図7(b)に示すように、第1突条部156及び第2突条部157の肉厚は同等に構成され、突条の反対側に対応する深さの凹溝が形成される。肉厚が同等とされることで、樹脂材料から形成される左側演出ユニット150の成形精度を高く維持することができる。

0145

上述のように第1突条部156及び第2突条部157の肉厚が同等に形成される一方で、拡散部158は、凹溝を正面側から覆うように第1突条部156及び第2突条部157の下方に張出形成されている。即ち、第1突条部156及び第2突条部157の肉厚以上の幅寸法で拡散部158が形成される。

0146

上述のように、第1突条部156の方が第2突条部157よりも各突条の上下寸法が長いので、凹溝についても、第1突条部156の方が第2突条部157よりも深い。これに対応して、拡散部158の幅寸法(の最大値)は、第1突条部156の正面側に配設される拡散部158の方が、第2突条部157の正面側に配設される拡散部158よりも長い。

0147

これにより、第1突条部156及び第2突条部157の肉厚によらず、拡散部158の幅を広げることができるので、拡散部158を介して視認される光の幅を広げることができる。

0148

これにより、拡散部158と、その拡散部158の上端部に連なる第1突条部156及び第2突条部157とに対する注目力を向上させることができ、この第1突条部156及び第2突条部157へ向く方向視により一般入賞口63への入球の有無を把握することができる。このことについて、以下で説明する。

0149

図7(a)に示すように、遊技を行う遊技者の視線YE1は、背面側へ向かうほど遊技領域の外方へ向かう線(放射状の線)に沿う場合が多い。そのため、遊技領域の下縁部に対応する突条部155を見る遊技者の視線YE1は、背面側へ向かうほど下降傾斜する方向視である。

0150

視線YE1の方向に目を向ける遊技者は、視線YE1と交わる突条部155だけではなく、突条部155で反射する光をも見ることができる。即ち、対向板部153を介して突条部155に入射し、視線YE1に沿って反射する反射光R1を、突条部155を介して見ることができる。

0151

反射光R1は、球案内部材154を通り下方へ進行し、対向板部153に入射(反射)して、突条部155に入射(反射)するように進行する光である。即ち、反射光R1の光源は球案内部材154の上方に配置されており、対向板部153が反射手段(例えば、鏡)の役割をすることで、反射光R1は突条部155に到達する。

0152

このように、反射光R1は球案内部材154という一般入賞口63(図5参照)への球の通過経路を通る光である。そのため、視線YE1で突条部155を見る際に、突条部155に球が映ったり、球により光が遮られることで突条部155が暗く見えたりする。これにより、遊技者は、反射光R1の変化を通して、一般入賞口63への球の入球の有無を把握することができる。従って、遊技者の疲労の低減を図りながら、遊技者に利益のある情報を効率的に把握させることができる。このことについて、以下で説明する。

0153

従来、遊技状態が通常時の遊技において、遊技者は、一般入賞口63と内レール61付近とで視線を動かすことが多かった。これは、遊技に役立つ情報を遊技領域における球の流下状態から得るためである。

0154

第1に、一般入賞口63に球が入球すると賞球(本実施形態では、5個から15個の球)が払い出されるので、一般入賞口63への入球頻度が高いほど、遊技中のパチンコ機10の球持ちは良いと判断できる。また、第2に、内レール61付近への球の到達頻度が高いほど、遊技中のパチンコ機10はアウト口71から球が排出される頻度が高いと判断できる。一見、内レール61付近への球の到達頻度が低い程、遊技者にとって利益のあるパチンコ機10であるよう思えるが、そう限られるものでは無い。

0155

これらの情報は、個別に把握するだけでは不完全で、総合的に把握する必要がある。例えば、内レール61付近への球の到達頻度が低いからと言って、遊技者にとって利益のあるパチンコ機10であるかはわからない。

0156

この場合であっても、一般入賞口63への入球頻度が過度に高い場合には、第1入賞口64への入球頻度が低くなるため、遊技中のパチンコ機10の大当たり抽選の頻度が低いと考えられる。そのため、大当たりを獲得するまでに長い時間を要することが予想できるので、遊技可能な時間が短い遊技者にとっては遊技に向かない可能性が高い(遊技者にとって利益があるとは言えない可能性が高い)。

0157

この観点から考えると、遊技者は、一般入賞口63と、内レール61付近とで視線を動かして、各箇所での情報を得ることが必要となる。しかし、視線を動かす回数が多いと、遊技者の疲労が大きくなり、遊技に対する意欲減退することにつながり易いという問題が生じる。

0158

これに対し、本実施形態では、視線を動かすことなく、複数箇所の情報を得ることができるように構成される。即ち、突条部155を見る視線YE1から視線を動かさなくても、内レール61付近への球の到達頻度と、一般入賞口63への球の入球頻度とを把握することができる。これにより、遊技者の疲労の低減を図り、遊技に対する意欲の減退を防止しながら、遊技者に利益のある情報を効率的に把握させることができる。

0159

なお、一般入賞口63への入球の有無は、反射光R1の態様が変化すれば把握可能なので、対向板部153を介する光の反射の程度は何ら限られるものではなく、種々の態様が例示さえる。例えば、シボ加工が施され光の反射効率が低い形状でも良いし、鏡面加工が施されたり、鏡面を有する別部材(シール部材や、鏡状部材)を配設したりして光の反射効率を高くしても良い。

0160

また、対向板部153の板正面とベース板60の板正面との角度は何ら限定されるものではなく、種々の態様が例示される。例えば、平行であっても良いし、対向板部153の板正面を傾斜面として構成しても良い。これにより、反射光R1の光源の位置に好適に対応することができる。

0161

図8は、図6のVIII−VIII線における遊技盤13の断面図である。図8に示すように、下板部152に到達(着地)した球は流下経路L3を通り遊技領域の下方へ向けて流下する。

0162

流下経路L3で流下する球は、ガラスユニット16(前側)やベース板60(後側)に当たりながらアウト口71の正面側に到達し、その後、アウト口71を通り遊技領域から排出される。

0163

球の勢いが強い場合、下板部152の下端部から右方へ飛び出した球が可動役物640aに衝突する可能性がある。この衝突により可動役物640aが破損すると、正常な遊技の継続が困難となるので、球が可動役物640aに衝突することを回避することが望ましい。

0164

また、可動役物640aの正面側には光透過性樹脂から形成される前意匠部材FD1が配設されており、可動役物640aは前意匠部材FD1に覆われているので、可動役物640aの破損の有無に気付き難い。このことからも、可動役物640aの破損を未然に防ぐことが求められ、球が可動役物640aに衝突することを回避することが望ましい。

0165

これに対し、本実施形態では、流下経路L3中に突条部155を設け、球を減速させることで、下板部152の下端部から右方へ飛び出した球が可動役物640aに到達するために必要な勢い未満に、球の勢いを落としている。これにより、可動役物640aの破損を未然に防ぐことができる。

0166

図8に示すように、突条部155は、上面視における球案内部材154の左右幅に含まれる位置に配設されている。詳細に言えば、球案内部材154は、球の通過経路の左右幅と、その左右に配置される一対の締結部の左右幅との合計が、突条部155の左右幅(約16[mm])以上となるように構成される。

0167

これにより、球案内部材154を突条部155の保護部材として利用することができる。即ち、突条部155へ向けて球が落下する場合に、球案内部材154が、その球の落下経路干渉することになるので、球の落下経路を変化させることができ、球が突条部155に衝突(着地)することを回避し易くすることができる(頻度を下げることができる)。

0168

従って、球と突条部155との当接を、下板部152に着地した後で流下(転動)する球との当接に限定し易くすることができるので、球の衝突により突条部155が割れたり破損したりすることを防止することができ、突条部155による球の減速効果を長期間維持することができる。

0169

上述のように、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81を正面視で囲むようにして、センターフレーム86が配設されており、そのセンターフレーム86の大きさに合わせて窓部60aが開口形成されているが、本実施形態では、センターフレーム86の形状に対する窓部60aの形状に特徴がある。このことについて、図9を参照して説明する。

0170

図9は、ベース板60の正面図である。図9では、ベース板60に組み付けられた状態におけるセンターフレーム86の形状を示す線が想像線で模式的に図示される。

0171

即ち、センターフレーム86は、光透過性の樹脂材料から形成される部材であって、ベース板60に正面側から対向配置され締結ネジを通す貫通孔が形成される平板状の平板部86aと、その平板部86aの正面側に壁状に張り出し遊技領域の境界部を構成する境界壁部86bと、内レール61と境界壁部86bの左下部との略中間位置において平板部86aの正面側に板状に張り出し、近接する境界壁部86bと平行に設けられる分流板部86cとを備えるところ(図5参照)、図9では、平板部86aの外側縁形状および内側縁形状と、境界壁部86bの形状と、分流板部86cの形状とが、想像線で図示される。

0172

図9に示すように、境界壁部86bが球の転動面(流下面)を構成する範囲(境界壁部の外側面を通る法線が上側を向く範囲)において、ベース板60の窓部60aは、正面視で境界壁部86bの外側まで広がる範囲で設けられている。そのため、境界壁部86bの内側(窓部60aの中心側)のみでなく、境界壁部86bの外側においても、窓部60aを通して光を通過させることができる。

0173

これにより、境界壁部86bの上面を転動する球に対して、窓部60aを通過した光を当てることができ、球を光らせる発光演出を実行することができる。ここで、境界壁部86bの上面は、第3図柄表示装置81(図2参照)に注目しながら遊技を行う遊技者に対して、死角となり易い箇所であり、球が部分的に隠れやすく見え難い箇所になり易いが、球があるか無いかで窓部60aを通過した光の態様が変化するので、遊技者は、光の態様を確認することで球があるか無いかを容易に把握することができる。

0174

また、本実施形態では、この死角を利用して、演出を実行する領域の効率化を図っているが、このことについて図10を参照しながら説明する。

0175

図10は、図9のX−X線に対応する線における遊技機13の断面図である。図10では、第3図柄表示装置81を真正面から見て遊技する際の遊技者の目の配置の一例が図示される。図10に示す目の配置では、第3図柄表示装置81を前後方向の視線YE2で視認することができる一方で、センターフレーム86の上部に配設される境界壁部86bは、仰ぎ見るような方向視の視線YE3で視認することになる。

0176

視線YE3で遊技領域を見る場合、視界の少なくとも一部が境界壁部86b及びその内側(下側)に配置される装飾部分に遮られ、その境界壁部86b及び装飾部分に遮られる被遮蔽範囲SE1が見え難くなる(死角となる)。本実施形態では、この被遮蔽範囲SE1に前後方向で重なる位置において、ベース板60を敢えて開口形成し窓部60aを設けている。換言すれば、被遮蔽範囲SE1を、模様や図形が描かれる箇所としては扱わないことにより、死角となる範囲の有効利用を図っている。このことについて、以下で説明する。

0177

従来、ベース板60を木製部材で構成する場合、主に遊技領域の背面側の範囲に模様や図形が描かれた(プリントされた)シールが貼られることで、遊技機ごとの個性創出するという装飾方法が採用されていた。

0178

この場合において、境界壁部86b及び装飾部分のように遊技領域側に張り出す壁状部付近の、死角となり易い範囲に、模様や図形を描いておいても遊技者に視認され難いことから演出効果を高くすることが難しい。

0179

この死角となり易い範囲にはシールを貼らないという選択肢もあり、それによりシールの面積を小さくすることでシールの材料費を削減することができるが、遊技者の視線は常に固定されるものでは無いことから、視線が変わることで、シールが貼られておらずベース板60(木製の板部材)がむき出しの箇所が視認されると、遊技者に対して安っぽいという印象を与えてしまい遊技意欲の減退を招く可能性がある。そのため、死角となり易い範囲に装飾用のシールを貼らないという選択肢が好ましいとはいい難く、改良が望まれていた。

0180

また、死角から外れた範囲で模様や図形を完結させる場合には、ただでさえ大きさが限られている遊技領域を、更に狭めた範囲において模様や図形を描く必要があり、遊技領域の装飾の自由度を高くすることが困難であった。

0181

これに対し、本実施形態では、被遮蔽範囲SE1の少なくとも一部と重なる範囲においてベース板60に窓部60aを配設することで、被遮蔽範囲SE1を図形や模様を描く箇所としてでは無く、光の通り道として採用している。即ち、本実施形態によれば、ベース板60の背面側に配置される演出手段(例えば、被軸支手段760、図37参照)から照射され正面側へ進行する透過光R2が、被遮蔽範囲SE1における平板部86aを透過するように構成することができる。

0182

これにより、模様や図形が描かれたシールを被遮蔽範囲SE1には貼らないという選択肢を選んだ場合であっても、被遮蔽領域SE1を視認する遊技者に対しては透過光R2に照らされ輝く平板部86aを見せることができるので、遊技者に対して安っぽいという印象を与える可能性を低くすることができる結果、遊技意欲の減退を防止することができる。

0183

加えて、視線YE3と透過光R2とが重なることから、遊技者に対して、ベース板60に貼られるシールに描かれている模様や図形と、透過光R2とを重ねて視認させることができる。少なくとも、透過光R2の照射状態と、非照射状態とで、視線YE3で視認される遊技領域の見え方を変化させることができるので、遊技領域の装飾の自由度を向上することができる。

0184

このように、本実施形態では、死角としての被遮蔽範囲SE1を有効利用し、遊技盤13の装飾の自由度を高くすることができる結果、遊技盤13の演出効果を高くすることができる。

0185

本実施形態では、境界壁部86bは、上端部から左下側へ延設される左境界壁部86b1と、上端部から右下側へ延設される右境界壁部86b2とを備えており、それぞれ、遊技領域内で視認可能な光を通す領域が線状に構成されるが、幅が異なる。

0186

即ち、右境界壁部86b2側では、外レール62や外縁部材73との間隔が狭く、球の経路がほぼ一定となるので、光を通す幅も狭く構成される(約5[mm]以下)。これに対し、左境界壁部86b1側では、球が着地する箇所は発射強度で様々であり、着地までの間に釘(図示せず)に衝突したか否かでも、着地後の跳ね方が変化するため、球の経路は一定になり難い(ばらつきが生じる)。そのため、本実施形態では、球の流下経路のばらつきに対応することを一つの目的として、光を通す幅を広く構成している(最大約12[mm])。

0187

特に、分流板部86cの周囲においては、窓部60aが分流板部86cの左右両範囲と重なる位置まで広げられる態様で設けられ、光を通す幅は球の直径以上とされる(約11[mm]以上)。これにより、分流板部86cの左右どちらを流下する球に対しても、透過光R2を当てることができる。

0188

このように、本実施形態によれば、境界壁部86bを転動する球に透過光R2を当て易いように窓部60aの形状が設計されているので、遊技領域を流下する球に効率的に透過光R2を当てることができる。そのため、境界壁部86bに遮られ、死角となり易い箇所を球が流下する場合であっても、球の有無に対応して透過光R2の見え方を変化させることができるので、球の有無を遊技者に容易に把握させることができる。

0189

透過光R2の照射態様の一例について説明する。例えば、左打ちで遊技するように遊技者に報知する場合に左境界壁部86b1側へ光を照射し、右打ちで遊技するように遊技者に報知する場合に右境界壁部86b2側へ光を照射するように制御しても良い。この場合、遊技者は、境界壁部86bを見ることによって、左打ちで球を発射すれば良いか、右打ちで球を発射すれば良いかを容易に把握することができる。

0190

また、透過光R2の照射態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、点灯を継続する照射態様でも良いし、点灯と消灯とを繰り返す(点滅する)照射態様でも良い。

0191

また、分流板部86cの周囲を光らせる照射態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、分流板部86cの左右共に光らせる照射態様でも良いし、分流板部86cの左右いずれか一方を光らせる照射態様でも良い。

0192

例えば、分流板部86cの左方を球が流れる場合のほとんどが、球の発射強度が特定の基準よりも弱まった時に限られるように遊技領域が構成される場合、分流板部86cの左側のみを光らせるように透過光R2を照射する制御態様においては、遊技者は、この透過光R2の明るさ確認することで、球の発射強度が特定の基準よりも弱まっているか否かを容易に把握することができる。

0193

即ち、分流板部86cの左側を球が通る際に透過光R2が球に遮られ、分流板部86cの左側が暗く視認されることになるので、透過光R2の明るさと、球の発射強度が特定の基準よりも弱まっていることとを関連付けることができる。これにより、球の着地位置を確認することで球の発射強度を把握する場合に比較して、遊技者が球の発射強度を調整(維持)する際に感じストレスを低減することができる。

0194

このように、本実施形態によれば、境界壁部86bや分流板部86cに遮蔽され死角となる箇所を、背面側から正面側へ向けて進行する透過光R2の通り道として構成することで、遊技領域における光演出の自由度を向上することができる。なお、死角が構成される範囲は、境界壁部86bの上方や分流板部86cの左方に限られるものでは無く、種々の態様が例示される。

0195

例えば、第1入賞口64の左右下側へ向けて延びる一対の板状部の下方の範囲でも良いし、内レール61や外レール62の外方(遊技領域の反対側)の範囲でも良いし、左側演出ユニット150の上板部151(図5参照)の下方の範囲でも良いし、遊技領域の左側に配置される一般入賞口63へ球を案内する球案内部材154(図5参照)の下方の範囲でも良いし、遊技領域の右側に配置される一般入賞口63(図2参照)の右下側へ向けて延びる板状部の下方の範囲でも良いし、センターフレーム86の外方(正面視で第3図柄表示装置81の反対側)の範囲でも良いし、ベース板60の正面側へ向けて張り出すその他の板状部の周辺範囲でも良い。

0196

図5に戻って説明する。右側演出ユニット160は、可変入賞装置65を備えるユニットであり、ベース板60の小窓部60bに正面側から嵌合される。可変入賞装置65の特定入賞口65a(図2参照)に入球した球は、右側演出ユニット160の背面側に形成される流下経路FL1(図11参照)を流下して、図示しない球排出路へと案内される。

0197

図11は、右側演出ユニット160の背面図である。右側演出ユニット160は、背面側へ向けて開放される開放部を有し流下経路FL1の正面側部を構成するベース部材161と、流下経路FL1の背面側部を構成する第1流路部材162及び第2流路部材163と、その第2流路部材163の正面側に配置され第2流路部材163と嵌合可能に構成される調整部材165と、正面側へ向けて発光するLED等の発光手段が配設される複数の電飾基板168とを備える。

0198

特定入賞口65aを通り、流下経路FL1に進入した遊技球は、第1流路部材162の正面側を流下し、その後で第2流路部材163の正面側を流下する。即ち、第1流路部材162は、第2流路部材163よりも上流側において流下経路FL1を構成する。

0199

電飾基板168は、可変入賞装置65の開閉板の背面側に配置される第1電飾基板168aと、球流路外の範囲の背面側に配置される第2電飾基板168bと、第2流路部材163の背面側に締結固定され流下経路FL1の背面側に配置される第3電飾基板168cとを備える。

0200

なお、図11において電飾基板168の内側に各LED(発光手段)の外形が隠れ線で図示される。図11に示すように、各LEDは、箇所によって粗密が分かれるような配置では無く、電飾基板168に略均一に分散配置される。

0201

第1電飾基板168aにより、可変入賞装置65の開閉板や、その開閉板の開放状態において遊技球が進入可能となる開放部を光らせる発光演出を実行することができる。第2電飾基板168bにより、右側演出ユニット160の内部に流下する遊技球とは関係なく、右演出ユニット160の正面意匠部分を光らせる発光演出を実行することができる。

0202

第3電飾基板168cにより、流下経路FL1を流下する遊技球と関連して光り方が変化する発光演出を実行することができる。即ち、第2流路部材163に遊技球が配置される場合には、第3電飾基板168cから発光される光が遊技球に遮られることで生じる影を遊技者に視認させることができる。一方で、第2流路部材163に遊技球が配置されない場合には、遊技球の影は視認されないようにすることができる。

0203

第3電飾基板168cから照射される光は、第2流路部材163、調整部材165、ベース部材161を順に経て、右側演出ユニット160の正面側へ通過し、遊技者に視認されるところ、通過する部材が多くなるほど視認される光の光量が減衰し易い。

0204

これに対し、本実施形態では、調整部材165は、第2流路部材163の下端部(流下経路FL1であって遊技者から視認される範囲の終端部)の正面側に配置されているので、光量が減衰し易い箇所を流下経路FL1の終端部付近に限定することができる。これにより、流下経路FL1の途中位置で光量が減衰する場合に比較して、第3電飾基板168cから照射される光による演出効果を向上することができる。

0205

更に、流下経路FL1を通る球は正面視でも視認可能であるところ、遊技者は、通常、遊技領域の右下部に配置される右側演出ユニット160を見下ろしている。そのため、遊技者の視線と第3電飾基板168cと結ぶ直線(遊技者の目からパチンコ機10に近づくにつれて斜め下向きに傾斜する直線)が、調整部材165と第3電飾基板168cとを結ぶ線分(調整部材165の一部を通り前後方向に延びる直線)と交差する可能性は低い。

0206

これは、調整部材165を遊技者の目から離れた位置(窓部14c(図2参照)の下端位置付近)に配置したことよる効果であるが、これにより、調整部材165により光量が減衰された範囲を遊技者が注目する可能性を低くすることができる。従って、第3電飾基板168cから照射される光により遊技者に視認される光の演出効果が、調整部材165により低下することを回避することができる。

0207

図12は、右側演出ユニット160の分解背面図であり、図13は、右側演出ユニット160の分解正面斜視図であり、図14は、右側演出ユニット160の分解背面斜視図である。なお、図12では、理解を容易とするために第1流路部材162はベース部材161に組み付けられており、第2流路部材163及び調整部材165は分解された状態が図示される。

0208

ベース部材161は、背面側へ向けて開放され流下経路FL1の正面側側面が形成される半形成部161aと、背面側へ円柱状に突設され先端に形成される雌ネジに第1流路部材162に挿通される締結ネジが螺入される一対の柱状締結部161bと、その柱状締結部161bよりも突設長さが長く、背面側へ円柱状に突設され先端に形成される雌ネジに第2流路部材163に挿通される締結ネジが螺入される特定柱状締結部161cと、その特定柱状締結部161cの基端側において径外方向に薄板状に突設される複数の突条部161dと、特定柱状締結部161cを含む範囲でベース部材161の背面側から正面側へ凹設形成される凹設部161eとを備える。

0209

複数の突条部161dは、調整部材165の切り欠き部165e及び外径凹設部165gと対応する角度位置に形成されており、切り欠き部165eを突条部161dに合わせることで、調整部材165の組み付け時における姿勢合わせを容易に行うことができる。

0210

凹設部161eは、調整部材165の板状部165aに対応する形状(調整幅の分だけ大きな形状)で凹設され、板状部165aを配置するための凹部として機能する。凹設部161eに板状部165aが配設される組立状態図11参照)では、ベース部材161の背面が配置される面上に、板状部165aの背面が配置される(換言すれば、ベース部材161の背面と板状部165aの背面とが面一に配置される)。

0211

即ち、調整部材165は、流下経路FL1の正面側に配置される部材でありながら、凹設部161e内における配置の違いが、流下経路FL1の形状に影響を与えるものでは無い。そのため、後述するように、調整部材165を凹設部161eとの間の調整幅で位置調整した場合であっても、その位置調整によって流下経路FL1の形が変化することを防止することができる。

0212

換言すれば、調整部材165の配置に関わらず、ベース部材161、第1流路部材162及び第2流路部材163が球を流下させるのに適した配置で組み付けられれば、球は流下経路FL1を流下可能に構成される。従って、調整部材165にも半形成部161a,162a,163aに見られるような流路形状の一部(例えば、ハーフパイプ形状)が形成される場合に比較して、右側演出ユニット160の組み付けの難易度を低くすることができる。

0213

第1流路部材162は、正面側へ向けて開放され流下経路FL1の背面側側面が形成される半形成部162aと、柱状締結部161bに締結固定される締結ネジが挿通可能に穿設される一対の挿通孔162bと、背面側へ円柱状に突設され先端に形成される雌ネジに第2流路部材163に挿通される締結ネジが螺入される柱状締結部162cとを備える。

0214

第2流路部材163は、正面側へ向けて開放され流下経路FL1の背面側側面が形成される半形成部163aと、柱状締結部162bに締結固定される締結ネジが挿通可能に穿設される挿通孔163bと、特定柱状締結部161cに締結固定される締結ネジが挿通可能に穿設される挿通孔163cと、半形成部163aの正面側端から正面側へ細径円柱状で突設される複数の嵌合凸部163dとを備える。

0215

調整部材165は、光透過性の樹脂材料から形成される部材であって、凹設部161eの外形よりも若干小さな外形で凹設部161eの凹設深さと同等の厚みの板状に形成される板状部165aと、嵌合凸部163dと対応する位置で嵌合凸部163dの直径よりも若干大きな直径で板状部165aに穿設される複数の嵌合孔165bと、板状部165aの上面と背面とが交差する角部において面取り形成される面取り部165cと、板状部165aの右端部において正面側が開放される深皿上に形成される皿部165dと、その皿部165dの縁部から皿底側へ向けてテーパを付けて切り欠き形成される切り欠き部165eと、皿部165dの底部中央に特定柱状締結部161cの直径よりも十分に大きな内径で前後方向に穿設される調整孔165fと、その調整孔165fの外径方向へ向けて調整孔165fに凹設される複数の外径凹設部165gとを備える。

0216

嵌合孔165bは、組立状態(図11参照)において、第2流路部材163の嵌合凸部163dと嵌合可能に構成されており、この嵌合により、第2流路部材163の剛性強化を図ることができる。

0217

詳述すると、第2流路部材163は、材料コストからみた観点だけでなく、第3電飾基板168cの正面に配設されるLED等の発光手段から照射される光が遊技者に視認され易いようにする目的から(光の減衰を抑制する目的から)、薄肉で形成することが望ましい。

0218

一方で、第2流路部材163を薄肉で形成した場合、対策無しでは、流下する遊技球から与えられる負荷によって流路の外方へ向けて第2流路部材163が変形する虞がある。これに対し、本実施形態では、第2流路部材163の嵌合凸部163dを嵌合孔165bに嵌合させることにより、流路の外方へ向かう負荷に対する抵抗力を生じさせることができる。これにより、第2流路部材163の変形を防止することができる。

0219

面取り部165cは、流下経路FL1を流下する球に角部が衝突することを避けるための加工部である。そのため、流下経路FL1を流下する球と対向配置される最低限の箇所(例えば、一対の嵌合孔165bの間の範囲)にのみ形成されていれば足り、そのように形成することで、余分な加工コストを削減することができる。

0220

流下経路FL1を流下する球に対向配置する角部に面取り部165cが形成されることにより、寸法誤差等により調整部材165がベース部材161の凹設部161eから背面側へはみ出す場合であっても、球と調整部材165の衝突箇所を面で構成することができる。これにより、調整部材165が破損する可能性を低くすることができると共に、球の流下抵抗を低くすることができる。

0221

皿部165dは、板状部165aに比較して背面側へ張り出しているので掴み易く、組み付け時またはメンテナンス等で調整部材165を取り外す際の持ち手として機能する。組み付け時には、切り欠き部165eにテーパがついていることで切り欠き部165eが突条部161dに案内され易くなっているので、調整部材165の姿勢合わせを容易に行うことができる。そのため、特定柱状締結部161cを調整孔165fに挿通させる組み付け作業を容易に行うことができる。

0222

特定柱状締結部161cが調整孔165fに挿通された状態において、切り欠き部165e及び外径凹設部165gと、突条部161dとの隙間寸法を上限として、調整部材165の姿勢を変化(調整)することができる。なお、調整の態様については後述する。

0223

ここで、調整部材165を可変部材と構成することの目的について説明する。本実施形態では、上流側の第1流路部材162、下流側の第2流路部材163共に、ベース部材161の背面側形状を利用して流下経路FL1の正面側形状を構成しており、流下経路FL1の正面側形状を構成する他の部材を第1流路部材162及び第2流路部材163それぞれに個別に用意する場合に比較して、流下経路FL1を構成する部材の個数を削減することができる。これにより、材料コストを低減することができる。

0224

一方で、樹脂成形においては寸法にばらつきが生じるため、まったく同じ形状の流路部材ができるわけではない。流路部材の寸法のばらつきの生じ方によっては、流下経路FL1に球が通らなくなる場合もある。そのため、実際の組み付け工程では、ベース部材161に第1流路部材162を締結固定する際に流下経路FL1を球が通過することを確認し、球が通過可能な位置で第1流路部材162を締結固定し、その後、第2流下経路部材163を、第1流路部材162の柱状締結部162cと、ベース部材161の特定柱状締結部161cとに締結固定する。

0225

このように、第1流路部材162のベース部材161に対する固定位置には、ある範囲の調整幅を設けることが好ましい。本実施形態では、挿通孔162bの内径と、その挿通孔162bに挿通される締結ネジの外径との差を調整幅として利用することができる。なお、この調整幅がいずれのものであっても、流下経路FL1の連結位置付近において第2流路部材163は第1流路部材162に直接的に締結固定されるので、流下経路FL1の形状を確保し易くすることができる。

0226

この場合、第2流路部材163にも、第1流路部材162の調整幅の影響が生じる。ここで、第2流路部材163をベース部材161の背面と対向配置させるだけでなく、嵌合させた方が第2流路部材163の剛性を向上することができるのは上述の通りであるが、嵌合部がベース部材161に固定配置される場合、第1流路部材162の調整幅の影響で、ベース部材161側の嵌合部と、第2流路部材163側の嵌合部との位置がずれ、組み付け不良が生じる可能性がある。

0227

この位置ずれを考慮して、ベース部材161側の嵌合部と第2流路部材163側の嵌合部とを隙間嵌めで嵌合してもいいが、隙間が大きい程、第2流路部材163の剛性を強化する作用が低下してしまい、好ましくない。

0228

これに対し、本実施形態では、ベース部材161側の嵌合部を調整部材165に設け、調整部材165を第1流路部材162の調整幅を超える調整幅で配置を調整可能に構成することで、第1流路部材162の位置調整により生じる嵌合部の位置ずれを相殺することができ、組み付け不良が生じることを回避することができる。

0229

この場合、調整部材165の嵌合孔165bと、第2流路部材163の嵌合凸部163dとの隙間を十分に確保する必要は無いので、隙間が小さな状態で嵌合させることにより、第2流路部材163の剛性を十分に強化することができる。

0230

本実施形態によれば、図12に示すように、ベース部材161の寸法と、調整部材165の寸法との差が調整幅として利用される。例えば、ベース部材161の突条部161dの幅wa1が、調整部材165の外径凹設部165gの幅wa2に比較して短く構成されることで、調整幅を確保することができる(wa1<wa2)。

0231

また、例えば、ベース部材161の凹設部161eの幅wb1が、調整部材165の板状部165aの幅wb2に比較して長く構成されることで、調整幅を確保することができる(wb1>wb2)。

0232

また、調整部材165は、第2流路部材163の締結固定に伴い、調整孔165fが特定柱状締結部161cに脱落不能に支持され、嵌合孔165bに嵌合凸部163bが挿通され、板状部165aの背面が第2流路部材163の半形成部163aの正面側端部に当接可能に支持されることで、ベース部材161と第2流路部材163との間に固定される。

0233

そのため、調整部材165を締結固定するための専用の締結具を不要とすることができるので、締結具の削減による製品コストの低下や、組立工数の削減を図ることができる。

0234

図5に戻って説明する。動作ユニット300は、遊技盤13の背面側に配置され、各種発光手段や、各種動作ユニットが内部に配設されている。以下、この動作ユニット300について説明する。

0235

図15及び図16は、動作ユニット300の正面図であり、図17は、動作ユニット300の正面斜視図である。なお、図15及び図17では、第1動作ユニット400及び第2動作ユニット700の各可動部材各可動役物)が待機位置に配置された状態が図示され、図16では、第1動作ユニット400及び第2動作ユニット700の各可動部材(各可動役物)が第3図柄表示装置81の前方に張り出す張出位置に配置された状態が図示される。

0236

図15図16及び図17で示すように、動作ユニット300は、第3図柄表示装置81の正面側を上下方向に変位する可動役物が上下に配置されており、上下に配置される可動役物は互いに形状や動作態様が異なる。

0237

上下に配置される可動役物は独立駆動可能に構成され、双方共に張出位置に配置されることで、第3図柄表示装置81の表示領域の大部分を隠すように構成される。換言すれば、上側に配置される可動役物または下側に配置される可動役物のいずれか一方が張出位置に配置される場合には、第3図柄表示装置81の他方の範囲は可動役物に隠されることは無く、この範囲を利用して液晶演出を実行することができることに加え、その液晶演出と、張出位置に配置された可動役物とを組み合わせた演出を実行することができる。

0238

また、詳細は後述するが、下側に配置される可動役物は、複数(本実施形態では、4個)の可動役物が左右方向に並べられ、それぞれが独立して上下動作可能に構成されているので、全ての可動役物を張出位置に配置する状態(図16参照)以外にも、一部(例えば、左端)の可動役物だけ張出位置に配置する状態や、張出位置と待機位置との間の位置に異なる上下高さで可動役物を配置する状態等を構成することが可能である。

0239

図18は、動作ユニット300の分解正面斜視図である。動作ユニット300は、底壁部311と、その底壁部311の外縁から立設される外壁部312とから正面側が開放された箱状に形成される背面ケース310とを備える。

0240

背面ケース310は、底壁部311の中央に矩形状の開口311aが開口形成されることで、正面視矩形の枠状に形成される。開口311aは、第3図柄表示装置81の表示領域の外形(外縁)に対応した(即ち、第3図柄表示装置81の表示領域を正面視で区切ることが可能な)大きさに形成される。

0241

動作ユニット300は、背面ケース310の内部空間に、可動役物が開口311aの下側を含む経路で変位可能に配設される第1動作ユニット400と、開口311aの左右両側に配設され、発光演出等を行う左右演出ユニット600と、可動役物が開口311aの上側を含む経路で変位可能に配設される第2動作ユニット700と、がそれぞれ収容され、これを1ユニットとして構成される。

0242

具体的には、第1動作ユニット400は、開口311aの下方位置において、第2動作ユニット700は、開口311aの上方位置において、それぞれ背面ケース310の底壁部311に配設される。なお、図18では、第1動作ユニット400及び第2動作ユニット700が背面ケース310から分解された状態が図示される。

0243

左右演出ユニット600は、内部にLED等の発光手段を有する電飾基板を備えるが、その電飾基板が斜めに配設され、発光手段の光軸が遊技者側へ近づくほど左右内側へ向かうように傾斜することを特徴とする。これにより、発光手段の光軸が遊技者にとって手前側で交差するので、左右演出ユニット600から照射される光を立体的に視認させることができる。

0244

背面ケース310は、外壁部312の正面側端部に遊技盤13の背面に沿う(例えば、平行に配置される)平面板として延設され、組立状態(図2参照)において遊技盤13を面支持する支持板部313を備える。

0245

支持板部313は、遊技盤13のベース板60に形成される嵌合凹部(図示せず)と嵌合可能な形状で正面側へ向けて突設される位置決め凸部313aと、ベース板60に締結される締結ネジを挿通可能に穿設される複数の挿通孔313bとを備える。

0246

ベース板60の嵌合凹部に位置決め凸部313aを嵌合させることによりベース板60に対して背面ケース310を位置決めし、締結ネジを挿通孔313bに挿通し、ベース板60に螺入することにより、遊技盤13と動作ユニット300とを一体的に固定することができるので、遊技盤13及び動作ユニット300の全体としての剛性の向上を図ることができる。

0247

なお、位置決め凸部313aの形状は何ら限定されるものではなく、種々の態様が例示される。例えば、ベース板60の嵌合凹部の内形(本実施形態では、円形または長円形)よりも若干小さな外形の凸部でも良いし、組み付け時の作業性を考慮して、嵌合隙間が大きくなるような形状(更に小さな外形)の突部でも良い。また、嵌合凹部の内形が矩形状に形成される場合には、それに対応して位置決め凸部313aの形状も矩形状とされることは当然想定される。

0248

図5及び図18に示すように、本実施形態では、背面ケース310の左側および上側に支持板部313が多く密に配設され、右側および下側では支持板部313の形成が少なくされるが、これは遊技盤13及び動作ユニット300の全体としての剛性の向上と、スペース効率とのバランスを考慮して設計した結果である。

0249

即ち、本実施形態のように遊技盤13のベース板60がベニヤ板を重ね合わせた合板から形成されている場合、遊技盤13の背面側に配設される可動部材はベース板60の肉部を通しては視認不能となるので、可動部材を視認可能に配設する演出用の領域として遊技盤13のベース板60に開口形成(または、側面から凹設形成)できる領域の背面側全体が有効となる。

0250

これに対し、支持板部313を形成する箇所においては、支持板部313の正面視における面積の分だけ背面ケース310の内部空間が内側に侵食されることになるので、その分、可動部材を配設可能な領域が狭まることになる。そのため、支持板部313を省略しても強度的な問題が解消されたまま維持可能であれば、支持板部313を省略することで可動部材の配設範囲が制限されることを回避できるということである。

0251

本実施形態において背面ケース310の左側および上側に支持板部313が多く配設されているのは、遊技領域等に発射された球を遊技者が視認可能な領域の範囲と関連がある。即ち、発射された球が視認される範囲以外の箇所において、支持板部313を形成するようにしている。

0252

より詳しく説明すると、本実施形態において、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球は、内レール61及び外レール62の間を通り、戻り球防止部材68を通過するようにして遊技領域に導入され(図2参照)、それ以降は遊技領域を流下するように構成される。弾球遊技において、もっとも注目が集まると考えられる箇所は球が通る箇所であり、その他の外方領域(例えば、外レール62や内レール61を挟んで第3図柄表示装置81の反対側の領域)への注目力は低いことが通常である。

0253

そのため、球が到達し得ない範囲としての、外レール62により形成される左に凸の円弧を基準とした左下部および左上部と、上に凸の円弧を基準とした左上部および右上部とへの遊技者の注目力は低くなると考えられる。

0254

加えて、本実施形態では、上述の外縁部材73と、外レール62の左下部および左上部における外レール62に対する面が外レール62に沿う形状に形成され遊技盤13の正面側に配設されるブロック状部材74とは、光不透過の樹脂材料から形成されており、遊技盤13がそもそも光を透過し難いベニヤ板から構成されていることに加え、遊技盤13の正面側から外縁部材73やブロック状部材74を介して遊技盤13の背面側を視認することはできないように構成されているので、尚更、遊技者の注目力は低くなると考えられる。

0255

本実施形態では、これらの注目力が低くなる箇所や、視認不能な箇所に、優先的に支持板部313を配設している。現に、支持板部313が多く形成される左側部および上側部においても、支持板部313は、外レール62の張出端部としての中央部は避けて、背面ケース310の隅部付近に形成される。

0256

換言すれば、支持板部313を形成することによりスペースが侵食される箇所を、そもそも視認性の低い(演出能力の低い)箇所から選択することにより、動作ユニット300及び遊技盤13全体の剛性の確保を図るという効果を奏しながら、球に注目する遊技者の視界に入る領域の設計自由度を高く確保することができる。

0257

この観点において、球発射ユニット112a(図4参照)により発射された球を外レール62に沿って転動させ遊技領域に導入するというパチンコ機に共通の構成があることから、球が流下しない範囲を左下部、左上部および右上部に容易に配設することができる。

0258

なお、本実施形態では、下側の外壁部312から延設される支持板部313は、左右および上方の外壁部312から延設される支持板部313よりも背面側にずれて配置される。この構成から、左右および上方の支持板部313に形成される位置決め凸部313aは、ベース板60の背面に形成される嵌合凹部に嵌合され、その一方で、下方の支持板部313に形成される位置決め凸部313aは、ベース板60に直接的に嵌合されるのではなく、ベース板60の背面側に配設される球流下ユニット(図示せず)に対応する形状部が形成されており、その形状部に嵌合される。即ち、背面ケース310の下側に配置される位置決め凸部313aは、球流下ユニットを介してベース板60に間接的に固定される。

0259

図19は、第1動作ユニット400の正面斜視図であり、図20は、第1動作ユニット400の背面斜視図である。第1動作ユニット400は、背面ケース310に正面側から嵌め入れられ、締結固定されるベース部材401を備え、そのベース部材401の正面側に、略同一構成の複合動作ユニット402が4個、左右に並ぶ位置に締結固定される。

0260

複合動作ユニット402は、略サイコロ状に形成され、左右方向軸で回転可能に構成される回転ユニット500と、その回転ユニット500を昇降変位させる機構とを備える。以下、複合動作ユニット402の詳細について説明する。

0261

図21(a)及び図21(b)は、複合動作ユニット402の正面斜視図であり、図22(a)及び図22(b)は、複合動作ユニット402の背面斜視図である。なお、図21(a)及び図22(a)では、回転ユニット500が上昇位置に配置された状態が図示され、図21(b)及び図22(b)では、回転ユニット500が下降位置に配置された状態が図示される。

0262

複合動作ユニット402は、柱状部材431が回転ユニット500を上下方向に案内し、駆動モータ441が回転ユニット500を上下動作させるための駆動力を発生させる。回転ユニット500の内部に案内される電気配線DK1は、複数の電線の束から構成されており、柱状部材431が配設される側の左右反対側を通って垂れ、弛みながら配線補助手段460に進入可能に構成される。以下、複合動作ユニット402の各構成について説明する。

0263

図23及び図24は、複合動作ユニット402の分解正面斜視図である。なお、図23及び図24では、回転ユニット500の分解を省略した状態が図示される。

0264

図23及び図24に示すように、複合動作ユニット402は、回転ユニット500を支持する支持手段410と、その支持手段410に積層され固定される積層手段420と、その積層手段420の移動方向を一方向(本実施形態では、上下方向)に限定することで支持手段410の移動を案内する案内手段430と、支持手段410を移動させる駆動力を発生する駆動モータ441を有する駆動手段440と、駆動モータ441を支持する分割ベース部材442と、駆動モータ441の駆動ギア441aに歯合され駆動力を伝達可能に構成される伝達手段450と、支持手段410の移動量に対応可能な長さの電気配線DK1を絡まりや挟み込み無く配置(収容)可能に構成される配線補助手段460とを主に備える。

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