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※この項目の情報は公開日時点(2020年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります
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課題
解決手段
概要
背景
概要
野菜にかける調味料であるドレッシングに米粉やおからを所定の割合で混合し凍らせたものを削ることで、野菜にかける調味料の量を自由に調節できて、且つ、溶けにくくさせた冷凍調味料の提供。摩砕してペースト状にした米粉と、調味液と、おからとを、重量比1:1:1で混合し、攪拌して得られた混合物を、冷却し凝固成形した冷凍調味料。なし
目的
本発明は上記事情に鑑み、野菜にかける調味料であるドレッシングに米粉やおからを所定の割合で混合し凍らせたものを削ることで、野菜にかける調味料の量を自由に調節できて、且つ、米粉やおからを混合させることで溶けにくくした冷凍調味料の提供を目的とする
効果
実績
- 技術文献被引用数
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- 牽制数
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この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
技術分野
背景技術
0002
野菜サラダにかける調味料、つまりドレッシングには、様々な風味のものが提供されており、自分好みのものを自由に選ぶことができる。ドレッシングをかける量は人によってまちまちであり、ドレッシングが余ったり足りなくなったりすることが多々生じていた。
0003
また、従来ドレッシングは液体で提供されているため、蓋つきの容器で販売されているものが主であるが、小分けにしたものは手で切れるビニールの袋状容器で販売されており、余ったものに関しては置き場所に困ってしまうことが多い。さらに、袋状容器は蓋が無いため、適当にドレッシングを置いてしまうと容器内に残ったドレッシングが零れ、机や服などが汚れてしまう危険もあった。
発明が解決しようとする課題
0004
本発明は上記事情に鑑み、野菜にかける調味料であるドレッシングに米粉やおからを所定の割合で混合し凍らせたものを削ることで、野菜にかける調味料の量を自由に調節できて、且つ、米粉やおからを混合させることで溶けにくくした冷凍調味料の提供を目的とする。
課題を解決するための手段
0006
摩砕してペースト状にした米粉と、調味液とを、重量比1:1で混合し、攪拌して得られた混合物を、冷却し凝固成形したことを特徴とする。
発明の効果
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本発明によれば、本来であれば液体の性状を有するドレッシング等の調味料を溶けにくい固体として提供することができ、食事中の皿が汚れず、他の食材とも混ざる虞の無い調味料を提供することができる。また、おからが加わることでおからが有する豊富な栄養素を摂取することもできる。
実施例
0008
以下に本発明の実施例を詳説する。
本実施例にて使用する冷凍調味料の原料は、米粉50g、水200g、玉ねぎ40g、人参40g、醤油20g、酢30g、サラダ油70g、砂糖5g、塩少々及びおから200gである。
第一工程として、米粉と水を鍋に入れて攪拌しながら加熱を行い、ペースト状になるまで練り上げる。
第二工程として、玉ねぎ及び人参をすりおろし、醤油、酢、サラダ油、砂糖及び塩を加えて攪拌し、調味液であるドレッシングの素を製造する。
第三工程として、前工程までに得られたペースト状の米粉、ドレッシングの素及び米粉を全て加えミキサーで攪拌した後、混合物を容器に入れて冷凍庫にて凝固させる。
第四工程として、凝固した本発明の冷凍調味料をおろし金で削り出し、適量を食材へかける。なお、第二工程で得られるドレッシングの素には、市販されているドレッシングを用いることもできる。
0009
第三工程にて製造される混合物には、ペースト状の米粉と、調味液であるドレッシングの素及びおからが含まれているが、この時点でのそれぞれの重量比はおおよそ1:1:1である。しかし、調味液の割合は使用するドレッシングによって0.8〜1.2とすることが可能であり、例えばノンオイルドレッシングのような水っぽいものを用いる場合は、ドレッシングの割合を少なくして製造することができる。
0010
また、上記実施例では第一工程にて米粉を用いているが、これを小麦粉や片栗粉に変えても良い。この場合であっても、米粉使用時と同様に小麦粉や片栗粉をペースト状になるまで加熱・攪拌することが望ましい。
本実施例ではおからも混合した冷凍調味料を製造しているが、本発明の冷凍調味料はおからを使用しなくとも製造が可能である。
0011
上記したように本発明の冷凍調味料を用いることで、サラダにかける調味料、つまりドレッシングの量を好みの量に調整することが容易となる。本発明の冷凍調味料は、ペースト状にした米粉とおからを調味液に混合させて攪拌すると、ペースト状の米粉がおからと調味液に絡み合って、ペースト状の米粉自身が有する粘性を高めることができる。それぞれの材料がしっかりと混ざり合った混合物を冷凍、凝固したものは、ペースト状の米粉の粘性が働き、調味液が溶けだしにくくなると推測されるため、おろし金やスライサー等で削り出した後もある程度の時間保形することができる溶けにくい冷凍調味料となる。
0012
このように溶けにくい冷凍調味料であれば、野菜サラダにかける際にスライサーやおろし金で削り出したものをかけることになるため、従来のドレッシングのようにかけすぎてしまうこともなく、自分好みの量を自由にかけることができる。さらに、溶けにくい性質のため、野菜サラダを盛り付けた皿に冷凍調味料が垂れてしまうことがなく、食べ終わった後でもドレッシング特有の油汚れが付いていない状態とするが可能となり、食後の皿洗い時に使用する食器用洗剤の量を少なめにできることが期待される。食事中も固体状態を保持するため、使用する冷凍調味料同士は混ざり合ってしまうことが無く、一皿でいくつかの風味を味わうこともできるし、普段はサラダの取り皿と分けてしまいがちなその他の料理を同じ皿に載せることもできる。
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また、調味液として使用しているドレッシングの素には油分が含まれているためすべての材料を混合すると油分が分離してしまう虞がある。しかし、本発明では製作工程にてミキサー等の攪拌機械を用いて充分に攪拌しているため、油分を第三工程にて製造される混合物内で分散させることができる。加えて、粘性を有したペースト状の米粉と混ぜ合わせることにより、通常のドレッシングとは異なった、粘り気のあるものを製造することができる。このため本発明において、粘り気を有した混合物内に分散した油分はその粘り気によって分離し難くなるため、分散した状態で凝固し油分が分離しない冷凍調味料を提供することができる。
0014
上記のように油分が分離し難くい性質のため、本発明の冷凍調味料の第二工程において使用するドレッシングの種類は、市販されているものから自作のものまでどんなものでも使用することができる。そのため、規格品外の野菜や果物を利用したドレッシングを製造し、これを使用することで従来廃棄や家畜への飼料などで消費されていたものを十分に生かすことができ、食材の無駄を省くことに加え、食料品として加工されなかった野菜や果物が、冷凍調味料の材料となることでこれを通じて食材の良さを消費者に広くアピールすることも期待できる。
0015
また、おからを使用した冷凍調味料であれば、通常廃棄されることが多いおからを使用することで廃棄される食糧を減らせるうえに、おからが有する食物繊維や豊富な栄養素も摂取することができる。加えて、おからを加えた冷凍調味料は、おからを加えていないものと比べると冷凍後の硬さが異なり、より硬いものとなるため、運搬時の衝撃に強くなる。