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技術 データ変換装置、データ変換方法、及びコンピュータプログラム

出願人 住友電気工業株式会社
発明者 山下哲生
出願日 2019年4月9日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-074296
公開日 2020年10月22日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-174256
状態 未査定
技術分野 小規模ネットワーク(3)ループ,バス以外 車両用電気・流体回路
主要キーワード 車内設備 コネクタ型 CANケーブル クーラント温度 リセッシブ 車載ネットワークシステム ダイアグコネクタ パワーウインドウ制御装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

車内通信におけるフレーム仕様の開示を抑制する。

解決手段

データ変換装置は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子と、データ処理部と、を備え、前記データ処理部は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能であり、前記第1変換処理は、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。

概要

背景

車両に搭載された複数の車載装置(例えば、ECU:Electronic Control Unit)は車載ネットワークを介して相互に通信することができる。このような車載ネットワークに、車両メーカー以外の事業者(以下、「車載装置メーカー」という)が製造した車載装置が接続される場合がある。

例えば、特許文献1には、車両ネットワークに接続される居眠り防止ECUが開示される。居眠り防止ECUには、車両ネットワークに接続するための接続用コネクタが設けられる。車室内には、車両ネットワークに接続されたダイアグコネクタが設けられている。接続用コネクタは、ダイアグコネクタに着脱可能に接続されるように構成されている。

概要

車内通信におけるフレーム仕様の開示を抑制する。データ変換装置は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子と、データ処理部と、を備え、前記データ処理部は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能であり、前記第1変換処理は、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子と、データ処理部と、を備え、前記データ処理部は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能であり、前記第1変換処理は、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである、データ変換装置

請求項2

前記第1変換処理は、前記第1フレームに含まれる第1識別子を第2識別子に変更し、前記第1フレームのデータフィールド内における前記第1フォーマットで規定される各データの位置を、前記第2フォーマットで規定される前記各データの位置に変更することにより、前記第2フレームを生成する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2フレームに含まれる第2識別子を第1識別子に変更し、前記第2フレームのデータフィールド内における前記第2フォーマットで規定される各データの位置を、前記第1フォーマットで規定される前記各データの位置に変更することにより、前記第1フレームを生成する処理である、前記第1識別子は、前記第1フォーマットで規定される識別子であり、前記第2識別子は、前記第2フォーマットで規定される識別子である、請求項1に記載のデータ変換装置。

請求項3

前記第1フォーマットに関する第1フォーマット情報と、前記第2フォーマットに関する第2フォーマット情報とを含む変換テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、前記第1変換処理は、前記記憶部に記憶される前記変換テーブルに基づいて、前記第1フレームを前記第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記記憶部に記憶される前記変換テーブルに基づいて、前記第2フレームを前記第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フォーマット情報は、データの種類毎に、前記第1識別子とデータの位置とを示す情報であり、前記第2フォーマット情報は、データの種類毎に、前記第2識別子とデータの位置とを示す情報である、請求項2に記載のデータ変換装置。

請求項4

前記データ処理部は、前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とを記憶するサーバから前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とを受信し、受信される前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とに基づいて前記変換テーブルを前記記憶部に書き込む、請求項3に記載のデータ変換装置。

請求項5

前記第1車載装置は、予め前記車両に搭載される装置であり、前記第2車載装置は、外付けの装置である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデータ変換装置。

請求項6

第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有するデータ変換装置によって実行されるデータ変換方法であって、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理を実行し、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理を実行し、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである、データ変換方法。

請求項7

車両に搭載されるコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータは、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有し、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理と、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理と、を実行させるためのコンピュータプログラムであり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである、コンピュータプログラム。

技術分野

背景技術

0002

車両に搭載された複数の車載装置(例えば、ECU:Electronic Control Unit)は車載ネットワークを介して相互に通信することができる。このような車載ネットワークに、車両メーカー以外の事業者(以下、「車載装置メーカー」という)が製造した車載装置が接続される場合がある。

0003

例えば、特許文献1には、車両ネットワークに接続される居眠り防止ECUが開示される。居眠り防止ECUには、車両ネットワークに接続するための接続用コネクタが設けられる。車室内には、車両ネットワークに接続されたダイアグコネクタが設けられている。接続用コネクタは、ダイアグコネクタに着脱可能に接続されるように構成されている。

先行技術

0004

特開2015−115045号公報

発明が解決しようとする課題

0005

車載ネットワークには、車速エンジン回転数スロットル開度ステアリング角度ブレーキ量外気温等の各種のデータが伝送される。これらのデータは、その種類毎にID(識別子)及びフレームデータフィールド内での位置が決められている。また、ID及びデータフィールド内でのデータの位置は、車両メーカーが任意に設定することができ、車両メーカー及び車種毎に異なっている。このため、ID及びデータフィールド内でのデータの位置等を定めたフレームの仕様を車両メーカーから開示されなければ、車載装置メーカーは車載装置を製造することができない。他方、車両メーカーにとっては、情報漏洩防止の観点からフレームの仕様の開示は好ましくない。

課題を解決するための手段

0006

本開示の一態様に係るデータ変換装置は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子と、データ処理部と、を備え、前記データ処理部は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能であり、前記第1変換処理は、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。

0007

本開示の一態様に係るデータ変換方法は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有するデータ変換装置によって実行されるデータ変換方法であって、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理を実行し、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理を実行し、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。

0008

本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されるコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータは、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有し、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理と、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理と、を実行させるためのコンピュータプログラムであり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。

0009

本開示は、上記のような特徴的な処理部を備えるデータ変換装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするデータ変換方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。また、データ変換装置の一部又は全部を半導体集積回路として実現したり、データ変換装置を含む車載ネットワークシステムとして実現したりすることができる。

発明の効果

0010

本開示によれば、車載ネットワーク通信におけるフレームの仕様の車両メーカーによる開示を抑制しつつ、車載ネットワークに接続可能な車載装置を車両メーカー以外の事業者が製造することができる。

図面の簡単な説明

0011

実施形態に係るデータ変換装置に関するビジネス構造の一例を説明するための模式図である。
実施形態に係る車載ネットワークの構成の一例を示すブロック図である。
実施形態に係るデータ変換装置の構成の一例を示すブロック図である。
実施形態に係るデータ変換装置の外観構成の一例を示す斜視図である。
実施形態に係るデータ変換装置の外観構成の他の例を示す斜視図である。
フレームフォーマットの一例を示す模式図である。
第1フレームの一例を示す模式図である。
第1フレームの一例を示す模式図である。
第2フレームの一例を示す模式図である。
第2フレームの一例を示す模式図である。
変換テーブルの一例を示す図である。
実施形態に係るデータ変換装置によるデータ変換処理の手順の一例を示すフローチャートである。
第1変形例に係るデータ変換装置に対する第1フォーマット情報及び第2フォーマット情報の提供を説明するための図である。
第2変形例に係る中継装置の構成の一例を示すブロック図である。

実施例

0012

<本開示の実施形態の概要
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。

0013

(1) 本実施形態に係るデータ変換装置は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子と、データ処理部と、を備え、前記データ処理部は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能であり、前記第1変換処理は、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。これにより、第1フレームの仕様(第1フォーマット)の車両メーカーによる開示を抑制しつつ、車載ネットワークに接続可能な第2車載装置を車載装置メーカーが製造することができる。

0014

(2) また、本実施形態に係るデータ変換装置において、前記第1変換処理は、前記第1フレームに含まれる、前記第1フォーマットで規定される第1識別子を、前記第2フォーマットで規定される第2識別子に変更し、前記第1フレームのデータフィールド内における前記第1フォーマットで規定される各データの位置を、前記第2フォーマットで規定される前記各データの位置に変更することにより、前記第2フレームを生成する処理であり、前記第2変換処理は、前記第2フレームに含まれる前記第2識別子を、前記第1識別子に変更し、前記第2フレームのデータフィールド内における前記第2フォーマットで規定される各データの位置を、前記第1フォーマットで規定される前記各データの位置に変更することにより、前記第1フレームを生成する処理であってもよい。これにより、データ処理部は、第1フォーマットにおいて第1識別子及びデータの位置が規定された第1フレームと、第2フォーマットにおいて第2識別子及びデータの位置が規定された第2フレームとを相互に変換することができる。

0015

(3) また、本実施形態に係るデータ変換装置において、前記第1フォーマットに関する第1フォーマット情報と、前記第2フォーマットに関する第2フォーマット情報とを含む変換テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、前記第1変換処理は、前記記憶部に記憶される前記変換テーブルに基づいて、前記第1フレームを前記第2フレームへ変換する処理であり、前記第2変換処理は、前記記憶部に記憶される前記変換テーブルに基づいて、前記第2フレームを前記第1フレームへ変換する処理であり、前記第1フォーマット情報は、データの種類毎に、前記第1識別子とデータの位置とを示す情報であり、前記第2フォーマット情報は、データの種類毎に、前記第2識別子とデータの位置とを示す情報であってもよい。これにより、データ処理部は、変換テーブルを用いることで、第1フレームと第2フレームとを相互に変換することができる。

0016

(4) また、本実施形態に係るデータ変換装置において、前記データ処理部は、前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とを記憶するサーバから前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とを受信し、受信される前記第1フォーマット情報と前記第2フォーマット情報とに基づいて前記変換テーブルを前記記憶部に書き込んでもよい。これにより、データ処理部は、サーバから受信される第1フォーマット情報及び第2フォーマット情報を用いて、記憶部に変換テーブルを構成することができる。

0017

(5) また、本実施形態に係るデータ変換装置において、前記第1車載装置は、予め前記車両に搭載される装置であり、前記第2車載装置は、外付けの装置であってもよい。これにより、外付けの車載装置を車載装置メーカーが製造することができる。

0018

(6) 本実施形態に係るデータ変換方法は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有するデータ変換装置によって実行されるデータ変換方法であって、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理を実行し、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理を実行し、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。これにより、第1フレームの仕様(第1フォーマット)の車両メーカーによる開示を抑制しつつ、車載ネットワークに接続可能な第2車載装置を車載装置メーカーが製造することができる。

0019

(7) 本実施形態に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されるコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータは、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための第1端子と、第2車載装置に接続するための第2端子とを有し、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記第1車載装置から送信され前記第1端子によって受信される第1フレームを、前記第2端子から前記第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する第1変換処理と、前記第2車載装置から送信され前記第2端子によって受信される第2フレームを、前記第1端子から前記第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する第2変換処理と、を実行させるためのコンピュータプログラムであり、前記第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームであり、前記第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。これにより、第1フレームの仕様(第1フォーマット)の車両メーカーによる開示を抑制しつつ、車載ネットワークに接続可能な第2車載装置を車載装置メーカーが製造することができる。

0020

<本開示の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。

0021

[1.ビジネス構造]
図1は、本実施形態に係るデータ変換装置に関するビジネス構造の一例を説明するための模式図である。ビジネス構造101の具体的な一例は、車両メーカー102と、複数の車載装置メーカー103と、データ変換装置メーカー104とを含む。

0022

車両メーカー102は、複数の車種の車両を製造する。

0023

車載装置メーカー103は、車両に搭載される外付けの車載装置を製造する。車載装置メーカー103のそれぞれは、製造された車載装置を、車両メーカー102に納入する。

0024

データ変換装置メーカー104は、外付けの車載装置と、車両における車載ネットワークとの通信を可能とするデータ変換装置を製造する。データ変換装置メーカー104は、製造されたデータ変換装置を、車両メーカー102に納入する。

0025

車両メーカー102は、納入された外付けの車載装置及びデータ変換装置を完成した車両に搭載し、消費者又は事業者に販売する。

0026

[2.車載ネットワークの構成]
図2は、本実施形態に係る車載ネットワークの構成の一例を示すブロック図である。車載ネットワーク200は、複数のECU201と、中継装置202と、通信機203とを備える。中継装置202には、複数のバス205が接続され、各バス205にはECU201が接続される。また、中継装置202には、車外の装置との無線通信が可能な通信機203が接続される。中継装置202には、外付け車載装置300が接続可能である。

0027

ECU201のそれぞれは、例えば、エンジン制御装置インバータ制御装置ステアリング制御装置ブレーキ制御装置、等のパワートレイン及びドライブトレイン制御装置であり、エアコンディショナー制御装置、ナビゲーション装置表示装置室内灯制御装置パワーウインドウ制御装置等の車内設備の制御装置である。ECU201は、外付け車載装置300が搭載される前の完成した車両に予め搭載される車載装置である。ECU201は、第1車載装置の一例である。

0028

中継装置202は、バス205を通じてECU201間の通信を中継する。即ち、各ECU201は、中継装置202を介して相互に通信が可能である。中継装置202は、通信線206を介して通信機203に接続される。

0029

通信機203は、無線通信を行うことが可能である。通信機203は、無線によって車外の装置、例えば路側機端末基地局、サーバ等と通信を行う。

0030

中継装置202には、外付け車載装置300を接続するためのコネクタ210が接続される。コネクタ210は、例えばOBD(On Board Diagnosis)のメスコネクタである。

0031

外付け車載装置300は、例えば自動運転用の制御装置である。外付け車載装置300は、車載ネットワーク200に接続するためのコネクタ310が設けられる。コネクタ310は、例えばOBDのオスコネクタである。外付け車載装置300は、コネクタ310を通じて車載ネットワーク200で用いられる通信プロトコルのデータを入出力することができる。外付け車載装置300は、第2車載装置の一例である。

0032

データ変換装置400は、車載ネットワーク200側のコネクタ210に接続可能に構成される。つまり、データ変換装置400は、例えばOBDのオスコネクタである接続端子(第1端子)を備える。また、データ変換装置400は、外付け車載装置300側のコネクタ310に接続可能に構成される。つまり、データ変換装置400は、例えばOBDのメスコネクタである接続端子(第2端子)を備える。データ変換装置400は、コネクタ210及び310のそれぞれに接続され、車載ネットワーク200と外付け車載装置300との間でデータ通信を中継する。

0033

[3.データ変換装置の構成]
図3は、本実施形態に係るデータ変換装置400の構成の一例を示すブロック図である。データ変換装置400は、データ処理部410と、通信回路421,422と、第1端子431と、第2端子432と、電源回路440とを備える。

0034

図4A及び図4Bは、本実施形態に係るデータ変換装置400の外観構成の例を示す斜視図である。データ変換装置400は、例えば、図4Aに示すように、コネクタ型であってもよい。図4Aに示す例では、データ変換装置400は、筐体の1つの側面に第1端子431を有し、第1端子431とは反対側の側面に第2端子432を有する。筐体の内部には、データ処理部410、通信回路421及び422等を含む回路基板401が設けられる。

0035

データ変換装置400は、例えば、図4Bに示すように、ECUとして構成されてもよい。図4Bに示す例では、データ変換装置400は、筐体の一面に第1端子431及び第2端子432を有する。図示は省略するが、筐体の内部には、データ処理部410、通信回路421及び422、電源回路440等が設けられる。

0036

再び図3を参照する。データ処理部410は、CPU(Central Processing Unit)411と、記憶部412とを有する。記憶部412には、SRAM、DRAM等の一過性メモリ及びフラッシュメモリ等の非一過性メモリが含まれる。記憶部412には、コンピュータプログラムであるデータ変換プログラム413及びデータ変換プログラム413の実行に使用されるデータが格納される。データ変換装置400は、コンピュータを備えて構成され、データ変換装置400の各機能は、前記コンピュータの記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムであるデータ変換プログラム413がCPU411によって実行されることで発揮される。データ変換プログラム413は、CD−ROMなどの記録媒体に記憶させることができる。CPU411は、データ変換プログラム413を実行し、後述するようなデータ変換処理を行う。データ処理部410は、例えばマイクロコンピュータによって構成される。

0037

データ処理部410は、図示しない入出力インタフェースを介して、通信回路421,422に接続される。通信回路421は第1端子431に接続され、通信回路422は第2端子432に接続される。電源回路440は、バッテリ441及びデータ処理部410に接続される。電源回路440は、バッテリ441から供給される電力を変換し、データ処理部410に駆動用の電力を供給する。

0038

第1端子431は、車載ネットワーク200側のコネクタ210に着脱可能に構成される。コネクタ210に接続された第1端子431は、車載ネットワーク200に対してデータの入出力が可能である。さらに詳細には、第1端子431は、車載ネットワーク200において用いられる通信プロトコルによって規定されるフレームを入出力することができる。車載ネットワーク200では、車載ネットワーク用の通信プロトコル、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)、FlexRay(登録商標)、イーサネット(登録商標)等が用いられる。本実施形態では、車載ネットワーク200がCANを用いる例を説明する。

0039

通信回路421は、データ処理部410から受信したデータ(フレーム)に対して所定の信号処理を施し、第1端子431を駆動してフレームを車載ネットワーク200側へ送信する。通信回路421は、車載ネットワーク200側から第1端子431が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、データ処理部410へ出力する。

0040

車載ネットワーク200では、所定の通信プロトコルによるフレームが伝送される。具体的な一例では、通信プロトコルはCANである。図5は、CANのフレームフォーマットを示す模式図である。図5には、CANの標準フォーマットデータフレーム構造が示される。図中の上側の線はリセッシブを、下側の線はドミナントを示す。図5に示すように、CANのデータフレームには、SOF(Start Of Frame)、ID(識別子)、RTR(Remote transmission Request)、コントロールフィールド、データフィールド、CRC(Cyclic Redundancy Check)シーケンス、CRCデリミタACK(Acknowledgement)スロット、ACKデリミタ、EOF(End Of Frame)の各フィールドが含まれる。SOFはフレームの開始を示す。IDはフレームの種類、即ち、当該フレームに含まれるデータの種類を識別するために用いられる。RTRはデータフレームとリモートフレームとを識別するために使用される。データフレームの場合、RTRはドミナントである。コントロールフィールドには通信制御に用いられる情報が格納される。データフィールドには、最大8バイトの実データ(ペイロード)が格納される。FRCシーケンス及びCRCデリミタは合わせてCRCフィールドと呼ばれ、CRCフィールドには一種誤り検出符号が格納される。ACKスロット及びACKデリミタは合わせてACKフィールドと呼ばれ、ACKフィールドにはCRCフィールド部分までを正常に受信できたか否かを示す情報が格納される。EOFはフレームの終わりを示す。

0041

車載ネットワーク200を伝送されるフレームにおいて、ID及びデータフィールドにおける種類毎のデータの位置は、車両メーカー102によって設定される。車両メーカー102によってID及びデータフィールドにおけるデータの位置が定められたフレームの仕様を「第1フォーマット」といい、第1フォーマットによるフレームを「第1フレーム」という。第1フォーマットによって規定されるIDを「第1識別子」という。

0042

図6A及び図6Bは、第1フレームの一例を示す模式図である。図6Aに示されるフレームの例では、ID(第1識別子)が500であり、データフィールドにおいて、「車速」、「エンジン回転数」、「ブレーキ量」、「ステアリング角度」の各データが含まれる。「車速」のフィールドはデータフィールドの先頭2バイトである。「エンジン回転数」のフィールドはデータフィールドの2バイト目から始まり4バイト目で終了する。「ブレーキ量」のフィールドはデータフィールドの4バイト目から始まり6バイト目で終了する。「ステアリング角度」のフィールドはデータフィールドの最後の2バイトである。

0043

図6Bに示されるフレームの例では、ID(第1識別子)が510であり、データフィールドにおいて、「スロットル」、「クーラント温度」、「外気温」、「車内温度」、「フラグ」、「(車両の)位置」、「(車両の)方位」の各データが含まれる。「スロットル」のフィールドはデータフィールドの先頭1バイトである。「クーラント温度」のフィールドはデータフィールドの1バイト目から始まり2バイト目で終了する。「外気温」のフィールドはデータフィールドの2バイト目から始まり3バイト目で終了する。「車内温度」のフィールドはデータフィールドの3バイト目から始まり4バイト目で終了する。「フラグ」のフィールドはデータフィールドの4バイト目から始まり5バイト目で終了する。「位置」のフィールドはデータフィールドの5バイト目から始まり7バイト目で終了する。「方位」のフィールドはデータフィールドの最後の1バイトである。

0044

再び図3を参照する。第2端子432は、外付け車載装置300側のコネクタ310に着脱可能に構成される。コネクタ310に接続された第2端子432は、外付け車載装置300に対してデータの入出力が可能である。さらに詳細には、第2端子432は、車載ネットワーク200において用いられる通信プロトコルによって規定されるフレームを入出力することができる。

0045

通信回路422は、データ処理部410から受信したデータ(フレーム)に対して所定の信号処理を施し、第2端子432を駆動してフレームを外付け車載装置300側へ送信する。通信回路422は、外付け車載装置300側から第2端子432が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、データ処理部410へ出力する。

0046

なお、通信回路421と通信回路422とを別々に設けるのではなく、通信回路421と通信回路422との両方の機能を有する1つの通信回路を設けてもよい。即ち、第1端子431が受信したフレームに対して所定の信号処理を施しデータ処理部410へ出力すること、第2端子432が受信したフレームに対して所定の信号処理を施しデータ処理部410へ出力すること、データ処理部410から受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、第1端子431を駆動してフレームを送信すること、及びデータ処理部410から受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、第2端子432を駆動してフレームを送信することが可能な1つの通信回路が設けられてもよい。

0047

外付け車載装置300は、車載ネットワークと同じ通信プロトコルによるフレームを送受信する。外付け車載装置300によって送受信されるフレームにおいて、ID及びデータフィールドにおける種類毎のデータの位置は、車載装置メーカー103によって設定される。車載装置メーカー103によってID及びデータフィールドにおけるデータの位置が定められたフレームの仕様を「第2フォーマット」といい、第2フォーマットによるフレームを「第2フレーム」という。第2フォーマットによって規定されるIDを「第2識別子」という。

0048

図7A及び図7Bは、第2フレームの一例を示す模式図である。図7Aに示されるフレームの例では、ID(第2識別子)が701であり、データフィールドにおいて、「(車両の)位置」、「(車両の)方位」、「ステアリング角度」、「車速」の各データが含まれる。「位置」のフィールドはデータフィールドの先頭2バイトである。「方位」のフィールドはデータフィールドの2バイト目から始まり4バイト目で終了する。「ステアリング角度」のフィールドはデータフィールドの4バイト目から始まり6バイト目で終了する。「車速」のフィールドはデータフィールドの最後の2バイトである。

0049

図7Bに示されるフレームの例では、ID(第2識別子)が702であり、データフィールドにおいて、「ブレーキ量」、「外気温」、「エンジン回転数」の各データが含まれる。「ブレーキ量」のフィールドはデータフィールドの先頭2バイトである。「外気温」のフィールドはデータフィールドの2バイト目から始まり3バイト目で終了する。「エンジン回転数」のフィールドはデータフィールドの3バイト目から始まり5バイト目で終了する。データフィールドの残りのフィールドは「不使用」である。

0050

再び図3を参照する。データ処理部410は、第1端子431によって受信され、通信回路421から与えられる第1フレームを、第2フレームに変換する第1変換処理を実行可能である。データ処理部410は、第1変換処理によって生成される第2フレームを通信回路422に出力する。通信回路422によって受信される第2フレームは、信号処理が施された後第2端子432から出力される。

0051

データ処理部410は、第2端子432によって受信され、通信回路422から与えられる第2フレームを、第1フレームに変換する第2変換処理を実行可能である。データ処理部410は、第2変換処理によって生成される第1フレームを通信回路421に出力する。通信回路421によって受信される第1フレームは、信号処理が施された後第1端子431から出力される。

0052

記憶部412には、変換テーブル414が格納される。CPU411は、第1変換処理及び第2変換処理において、変換テーブル414を用いる。

0053

図8は、変換テーブル414の一例を示す図である。変換テーブル414は、第1フォーマットによって規定されるID及びデータの位置を示す第1フォーマット情報451と、第2フォーマットによって規定されるID及びデータの位置を示す第2フォーマット情報452とを含む。第1フォーマット情報451は、データの種類毎に、第1識別子及びデータフィールドにおけるデータの位置を示す。第2フォーマット情報452は、データの種類毎に、第2識別子及びデータフィールドにおけるデータの位置を示す。

0054

図8に示す例では、「車速」のデータに対応する第1識別子が「500」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「0」、総バイト数が「2」である。「車速」のデータに対応する第2識別子が「701」であり、第2フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「6」、総バイト数が「2」である。「エンジン回転数」のデータに対応する第1識別子が「500」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「2」、総バイト数が「2」である。「エンジン回転数」のデータに対応する第2識別子が「702」であり、第2フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「3」、総バイト数が「2」である。「ブレーキ量」のデータに対応する第1識別子が「500」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「4」、総バイト数が「2」である。「ブレーキ量」のデータに対応する第2識別子が「702」であり、第2フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「0」、総バイト数が「2」である。「ステアリング角度」のデータに対応する第1識別子が「500」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「6」、総バイト数が「2」である。「ステアリング角度」のデータに対応する第2識別子が「701」であり、第2フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「4」、総バイト数が「2」である。

0055

図8に示す例では、「スロットル」のデータに対応する第1識別子が「510」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「0」、総バイト数が「1」である。「スロットル」のデータに対応する第2識別子及びデータの位置は規定されていない。「クーラント温度」のデータに対応する第1識別子が「510」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「1」、総バイト数が「1」である。「クーラント温度」のデータに対応する第2識別子及びデータの位置は規定されていない。「外気温」のデータに対応する第1識別子が「510」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「2」、総バイト数が「1」である。「外気温」のデータに対応する第2識別子が「702」であり、第2フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「2」、総バイト数が「1」である。「車内温度」のデータに対応する第1識別子が「510」であり、第1フレームのデータフィールドにおける開始バイトが「3」、総バイト数が「1」である。「車内温度」のデータに対応する第2識別子及びデータの位置は規定されていない。変換テーブル414において、その他の種類のデータについても同様に、第1識別子及び第1フレームのデータフィールドにおけるデータの位置と、第2識別子及び第2フレームのデータフィールドにおけるデータの位置とが格納される。

0056

第1変換処理において、CPU411は、変換テーブル414からデータの種類毎に第1識別子及び第1フレームのデータフィールドにおけるデータの位置と、第2識別子及び第2フレームのデータフィールドにおけるデータの位置とを特定する。CPU411は、第1フレームのデータフィールドから各データを抽出し、第2識別子がIDフィールドに格納され、第2フォーマットによって規定された位置に各データが格納された第2フレームを作成する。第2変換処理において、CPU411は、変換テーブル414からデータの種類毎に第1識別子及び第1フレームのデータフィールドにおけるデータの位置と、第2識別子及び第2フレームのデータフィールドにおけるデータの位置とを特定する。CPU411は、第2フレームのデータフィールドから各データを抽出し、第1識別子がIDフィールドに格納され、第1フォーマットによって規定された位置に各データが格納された第1フレームを作成する。

0057

変換テーブル414は、例えば、データ変換装置メーカー104によるデータ変換装置400の製造の時点で、記憶部412に書き込まれる。ただし、これに限定されない。例えば、変換テーブル414は、車両メーカー102においてデータ変換装置400が車両に搭載される際に、記憶部412に書き込まれてもよい。これにより、車両メーカー102は車載装置メーカー103に第1フォーマットを開示する必要がない。したがって、車両メーカー102による第1フォーマットの開示を抑制することができる。

0058

[4.データ変換装置の動作]
以下、本実施形態に係るデータ変換装置400の動作について説明する。データ変換装置400のCPU411は、データ変換プログラム413を実行することにより、データ変換処理を実行する。

0059

図9は、本実施形態に係るデータ変換装置によるデータ変換処理の手順の一例を示すフローチャートである。

0060

車載ネットワーク200に接続されるECU201のそれぞれは、第1フレームを送受信することが可能である。他方、外付け車載装置300は、第2フレームを送受信することが可能である。第1フレームと第2フレームとの間には互換性がないため、ECU201と外付け車載装置300とが直接通信することはできない。このため、データ変換装置400がデータ変換処理を実行し、第1フレームと第2フレームとを相互に変換する。これにより、ECU201と外付け車載装置300とが通信可能となる。

0061

データ変換処理において、CPU411は、第1フレームを受信したか否かを判定する(ステップS101)。ECU201から送信された第1フレームは、中継装置202を介して第1端子431によって受信される。第1フレームは、通信回路421によって信号処理が施された後、CPU411に与えられる。

0062

データ変換装置400が第1フレームを受信した場合(ステップS101においてYES)、CPU411は第1変換処理を実行する(ステップS102)。第1変換処理では、CPU411が変換テーブル414を参照し、第1フレームと同一のデータを含む第2フレームを生成する。生成される第2フレームのIDフィールド及びデータフィールドを除いた部分は、第1フレームと同じである。CPU411は、生成された第2フレームを通信回路422に出力し、これによって第2端子432が第2フレームを送信する(ステップS103)。

0063

データ変換装置400から送信された第2フレームは、外付け車載装置300によって受信される。第2フレームは外付け車載装置300に適合した第2フォーマットのデータであるため、外付け車載装置300は受信された第2フレームを用いて適切なデータ処理を行うことができる。

0064

データ変換装置400が第2フレームを送信した後、CPU411はステップS104へ処理を移す。データ変換装置400が第1フレームを受信しない場合も(ステップS101においてNO)、CPU411はステップS104へ処理を移す。

0065

CPU411は、第2フレームを受信したか否かを判定する(ステップS104)。外付け車載装置300から送信された第2フレームは、第2端子432によって受信される。第2フレームは、通信回路422によって信号処理が施された後、CPU411に与えられる。

0066

データ変換装置400が第2フレームを受信した場合(ステップS104においてYES)、CPU411は第2変換処理を実行する(ステップS105)。第2変換処理では、CPU411が変換テーブル414を参照し、第2フレームと同一のデータを含む第1フレームを生成する。生成される第1フレームのIDフィールド及びデータフィールドを除いた部分は、第2フレームと同じである。CPU411は、生成された第1フレームを通信回路421に出力し、これによって第1端子431が第1フレームを送信する(ステップS106)。

0067

データ変換装置400から送信された第1フレームは、中継装置202を介してECU201によって受信される。第1フレームはECU201に適合した第1フォーマットのデータであるため、ECU201は受信された第1フレームを用いて適切なデータ処理を行うことができる。

0068

データ変換装置400が第1フレームを送信した後、CPU411はデータ変換処理を終了する。データ変換装置400が第2フレームを受信しない場合も(ステップS104においてNO)、CPU411はデータ変換処理を終了する。

0069

[5.変形例]
[5−1.第1変形例]
本変形例では、サーバに第1フォーマット情報及び第2フォーマット情報を格納し、データ変換装置400がサーバから第1フォーマット情報及び第2フォーマット情報をダウンロードして、変換テーブル414を記憶部412に構成する。

0070

図10は、第1変形例に係るデータ変換装置に対する第1フォーマット情報及び第2フォーマット情報の提供を説明するための図である。

0071

データ変換装置メーカー104は、本変形例に係るサーバ500を運用する。サーバ500は、例えばインターネットであるネットワーク600又は専用回線を介して他の通信装置と通信が可能である。車両メーカー102は、第1フォーマット情報451をサーバ500に送信し、サーバ500に設けられたデータベースに登録する。各車載装置メーカー103は、第2フォーマット情報452をサーバ500に送信し、サーバ500に設けられたデータベースに登録する。車両メーカー102は第1フォーマット情報451をサーバ500にアップロードすればよく、車載装置メーカー103に第1フォーマットを開示する必要がない。したがって、車両メーカー102による第1フォーマットの開示を抑制することができる。

0072

各車両10に設けられた通信機203(図2参照)は、例えば路側装置である通信機700と無線通信が可能である。通信機700は、ネットワーク600を介してサーバ500に通信可能に接続される。

0073

なお、サーバ500に対する通信は暗号化され、セキュリティが確保される。これにより、第1フォーマット情報451及び第2フォーマット情報452の漏洩を抑制することができる。

0074

データ変換装置400及び外付け車載装置300が車載ネットワーク200に接続されると、データ変換装置400がサーバ500に対して第1フォーマット情報451および第2フォーマット情報452を要求する。この要求は、例えば、車載ネットワーク200から取得された、車両10の車両メーカー102及び車種を識別するための情報(以下、「車種識別情報」という)と、外付け車載装置300から取得された、外付け車載装置300の車載装置メーカー103及び機種を識別するための情報(以下、「機種識別情報」という)とを含むことができる。サーバ500は、要求に含まれる車種識別情報によって、要求元の車両10の車両メーカー及び車種に対応する第1フォーマット情報451を特定し、この第1フォーマット情報451をデータ変換装置400へ送信することができる。サーバ500は、要求に含まれる車載装置識別情報によって、要求元の車両10に接続された外付け車載装置300の車載装置メーカー103及び機種に対応する第2フォーマット情報452を特定し、この第2フォーマット情報452をデータ変換装置400へ送信することができる。

0075

なお、車種識別情報及び機種識別情報は、例えば車両メーカー102の作業者がデータ変換装置400に入力してもよい。

0076

データ変換装置400は、受信された第1フォーマット情報451及び第2フォーマット情報452を用いて、変換テーブル414を作成する。この処理では、データ変換装置400のCPU411が、データの種類毎に第1識別子及び第1フレームのデータフィールドにおけるデータの位置を第1フォーマット情報451から特定し、データの種類毎に第2識別子及び第2フレームのデータフィールドにおけるデータの位置を第2フォーマット情報452から特定することができる。CPU411は、データの種類毎に、第1識別子及び第1フレームのデータフィールドにおけるデータの位置と、第2識別子及び第2フレームのデータフィールドにおけるデータの位置とを統合することにより、変換テーブル414を作成することができる。CPU411は、作成された変換テーブル414を記憶部412に書き込む。なお、変換テーブル414の作成方法はこれに限られない。第1フォーマット情報451におけるデータの並び順と、第2フォーマット情報452におけるデータの並び順とをデータの種類で整合させ、第1フォーマット情報451と第2フォーマット情報452とを結合することで変換テーブル414を作成してもよい。

0077

[5−2.第2変形例]
本変形例では、中継装置202がデータ変換装置として機能する。

0078

図11は、本変形例に係る中継装置の構成の一例を示すブロック図である。中継装置202は、制御部220と、通信回路221,222と、第1端子231と、第2端子232と、電源回路250とを備える。

0079

制御部220は、CPU241と、記憶部242とを有する。記憶部242には、SRAM、DRAM等の一過性メモリ及びフラッシュメモリ等の非一過性メモリが含まれる。記憶部242には、コンピュータプログラムである中継プログラム243及びデータ変換プログラム244並びに中継プログラム243及びデータ変換プログラム244の実行に使用されるデータが格納される。中継装置202は、コンピュータを備えて構成され、データ変換装置としての各機能は、前記コンピュータの記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムであるデータ変換プログラム244がCPU241によって実行されることで発揮される。データ変換プログラム244は、CD−ROMなどの記録媒体に記憶させることができる。CPU241は、データ変換プログラム244を実行し、データ変換処理を行う。即ち、制御部220は、データ処理部としての機能を有する。制御部220は、例えばマイクロコンピュータによって構成される。中継プログラム243は、制御部220に、複数のECU201間の通信を中継する処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。制御部220が中継プログラム243を実行することにより、中継装置としての機能が実現される。

0080

制御部220は、図示しない入出力インタフェースを介して、通信回路221,222に接続される。通信回路221は第1端子231に接続され、通信回路222は第2端子232に接続される。電源回路250は、バッテリ251及び制御部220に接続される。電源回路250は、バッテリ251から供給される電力を変換し、制御部220に駆動用の電力を供給する。

0081

第1端子231は、車載ネットワーク200のケーブルに着脱可能に構成される。即ち、第1端子231は、車載ネットワーク200用のコネクタであり、例えばCANケーブルコネクタである。車載ネットワーク200に対して接続された第1端子231は、第1フレームを入出力することができる。

0082

通信回路221は、制御部220から受信したデータ(フレーム)に対して所定の信号処理を施し、第1端子231を駆動してフレームを車載ネットワーク200側へ送信する。通信回路221は、車載ネットワーク200から第2端子232が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、制御部220へ出力する。

0083

第2端子232は、外付け車載装置300側のコネクタ310に着脱可能に構成される。コネクタ310に接続された第2端子232は、外付け車載装置300に対してデータの入出力が可能である。さらに詳細には、第2端子232は、第2フレームを入出力することができる。

0084

通信回路222は、制御部220から受信したデータ(フレーム)に対して所定の信号処理を施し、第2端子232を駆動してフレームを外付け車載装置300側へ送信する。通信回路222は、外付け車載装置300側から第2端子232が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、制御部220へ出力する。

0085

なお、通信回路221と通信回路222とを別々に設けるのではなく、通信回路221と通信回路222との両方の機能を有する1つの通信回路を設けてもよい。即ち、第1端子231が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し制御部220へ出力すること、第2端子232が受信したフレームに対して所定の信号処理を施し制御部220へ出力すること、制御部220から受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、第1端子231を駆動してフレームを送信すること、及び制御部220から受信したフレームに対して所定の信号処理を施し、第2端子232を駆動してフレームを送信することが可能な1つの通信回路が設けられてもよい。

0086

制御部220は、第1端子231によって受信され、通信回路221から与えられる第1フレームを、第2フレームに変換する第1変換処理を実行可能である。制御部220は、第1変換処理によって生成される第2フレームを通信回路222に出力する。通信回路222によって受信される第2フレームは、信号処理が施された後第2端子232から出力される。

0087

制御部220は、第2端子232によって受信され、通信回路222から与えられる第2フレームを、第1フレームに変換する第2変換処理を実行可能である。制御部220は、第2変換処理によって生成される第1フレームを通信回路221に出力する。通信回路221によって受信される第1フレームは、信号処理が施された後第1端子231から出力される。

0088

記憶部242には、変換テーブル245が格納される。CPU241は、変換テーブル245を用いて、第1変換処理及び第2変換処理を実行する。なお、変換テーブル245、第1変換処理及び第2変換処理は、実施形態で説明された変換テーブル414、第1変換処理及び第2変換処理と同様である。

0089

以上のように構成することで、中継装置202をデータ変換装置として機能させることができる。これにより、中継装置202に接続される外付け車載装置300と、車載ネットワーク200に接続されるECU201との間でデータ通信が可能となる。

0090

[6.効果]
以上のように、データ変換装置400は、第1端子431と、第2端子432と、データ処理部410とを備える。第1端子431は、第1車載装置が接続される車載ネットワークに接続するための端子である。第2端子432は、第2車載装置に接続するための端子である。データ処理部410は、第1変換処理と、第2変換処理とを実行可能である。第1変換処理は、第1車載装置から送信され第1端子431によって受信される第1フレームを、第2端子432から第2車載装置へ送信するための第2フレームへ変換する処理である。第2変換処理は、第2車載装置から送信され第2端子432によって受信される第2フレームを、第1端子431から第1車載装置へ送信するための第1フレームへ変換する処理である。第1フレームは、車両の走行に関する第1フォーマットのフレームである。第2フレームは、車両の走行に関する第2フォーマットのフレームである。これにより、車両メーカー102による第1フレームの仕様(第1フォーマット)の開示を抑制しつつ、車載ネットワークに接続可能な車載装置を車載装置メーカー103が製造することができる。

0091

第1変換処理は、第1フレームに含まれる、第1フォーマットで規定される第1識別子を、第2フォーマットで規定される第2識別子に変更し、第1フレームのデータフィールド内における第1フォーマットで規定される各データの位置を、第2フォーマットで規定される各データの位置に変更することにより、第2フレームを生成する処理であってもよい。第2変換処理は、第2フレームに含まれる第2識別子を、第1識別子に変更し、第2フレームのデータフィールド内における第2フォーマットで規定される各データの位置を、第1フォーマットで規定される各データの位置に変更することにより、第1フレームを生成する処理であってもよい。これにより、データ処理部410は、第1フォーマットにおいて第1識別子及びデータの位置が規定された第1フレームと、第2フォーマットにおいて第2識別子及びデータの位置が規定された第2フレームとを相互に変換することができる。

0092

データ変換装置400は、記憶部412をさらに備えてもよい。記憶部412は、第1フォーマットに関する第1フォーマット情報451と、第2フォーマットに関する第2フォーマット情報452とを含む変換テーブル414を記憶する。第1変換処理は、記憶部412に記憶される変換テーブル414に基づいて、第1フレームを第2フレームへ変換する処理であってもよい。第2変換処理は、記憶部412に記憶される変換テーブル414に基づいて、第2フレームを第1フレームへ変換する処理であってもよい。第1フォーマット情報451は、データの種類毎に、第1識別子とデータの位置とを示す情報であってもよい。第2フォーマット情報452は、データの種類毎に、第2識別子とデータの位置とを示す情報であってもよい。これにより、データ処理部410は、変換テーブル414を用いることで、第1フレームと第2フレームとを相互に変換することができる。

0093

データ処理部410は、第1フォーマット情報451と第2フォーマット情報452とを記憶するサーバ500から第1フォーマット情報451と第2フォーマット情報452とを受信し、受信される第1フォーマット情報451と第2フォーマット情報452とに基づいて変換テーブル414を記憶部412に書き込んでもよい。これにより、データ処理部410は、サーバ500から受信される第1フォーマット情報451及び第2フォーマット情報452を用いて、記憶部412に変換テーブル414を構成することができる。

0094

第1車載装置は、予め車両に搭載される装置であってもよい。第2車載装置は、外付け車載装置300であってもよい。これにより、外付け車載装置300を車載装置メーカー103が製造することができる。

0095

[7.補記
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的ではない。本開示の権利範囲は、上述の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及びその範囲内でのすべての変更が含まれる。

0096

10 車両
101ビジネス構造
102車両メーカー
103車載装置メーカー
104データ変換装置メーカー
200車載ネットワーク
201 ECU(第1車載装置)
202中継装置
203通信機
205バス
206通信線
210,310コネクタ
220 制御部
243中継プログラム
300外付け車載装置(第2車載装置)
400 データ変換装置
410データ処理部
411,241 CPU
412,242 記憶部
413,244データ変換プログラム
414 変換テーブル
421,422,221,222通信回路
431,231 第1端子
432,232 第2端子
440,250電源回路
441,251バッテリ
451 第1フォーマット情報
452 第2フォーマット情報
500サーバ
600ネットワーク
700 通信機

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