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図面 (14)

課題

指示体の速度に基づく画像のサイズを変更する場合に、サイズ変更後の画像の表示遅延を短くできる技術を提供する。

解決手段

表示装置が実行する表示方法は、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を表すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成し、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成し、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する。

概要

背景

特許文献1には、指示体軌跡に応じた線の画像を表示する表示装置が記載されている。特許文献1に記載の表示装置は、指示体の移動速度に応じて線の態様、例えば、線の幅、線の色および線の透明度を変化させる。

概要

指示体の速度に基づく画像のサイズを変更する場合に、サイズ変更後の画像の表示遅延を短くできる技術を提供する。表示装置が実行する表示方法は、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を表すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成し、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成し、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する。

目的

動作制御部171は、画像処理部141にキャリブレーション画像データを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示装置が実行する表示方法であって、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を表すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成し、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成し、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する、表示方法。

請求項2

前記状況において前記指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ベクターデータとに基づいてベクター形式の第2ベクターデータを生成し、前記第2画像の表示の開始後に、前記第2画像に代えて、前記第2ベクターデータを用いる第1演算処理によって決定される第3画像を前記表示面に表示する、請求項1に記載の表示方法。

請求項3

前記第3画像の表示の開始後に、前記第3画像に代えて、前記第2ベクターデータを用いる第2演算処理によって決定される第4画像を前記表示面に表示し、前記第2演算処理の簡略化処理が、前記第1演算処理である、請求項2に記載の表示方法。

請求項4

前記第1画像は、第1線を表し、前記第1ベクターデータは、前記第1線の一端である第1ドットの態様を示す第1態様情報と、前記第1線の他端である第2ドットの態様を示す第2態様情報と、前記第1ドットの位置を示す第1位置情報と、前記第2ドットの位置を示す第2位置情報と、を有し、前記第3画像は、前記第1線に基づく第2線を表し、前記第2ベクターデータは、前記第2線の一端である第3ドットの態様を示す第3態様情報と、前記第2線の他端である第4ドットの態様を示す第4態様情報と、前記第3ドットの位置を示す第3位置情報と、前記第4ドットの位置を示す第4位置情報と、を有し、前記第3態様情報が示す態様は、前記第1態様情報が示す態様と同じであり、前記第4態様情報が示す態様は、前記第2態様情報が示す態様と同じであり、前記第3位置情報は、前記第1位置情報と前記指示とに基づく情報であり、前記第4位置情報は、前記第2位置情報と前記指示とに基づく情報である、請求項2または3に記載の表示方法。

請求項5

前記第1演算処理では、前記第2ベクターデータを用いて、前記第2線において前記第3ドットと前記第4ドットとの間に第5ドットを設定し、前記第2線における前記第3ドットと前記第5ドットとの間の部分を一定の態様にする、請求項4に記載の表示方法。

請求項6

前記第1演算処理では、前記第2線における前記第3ドットと前記第5ドットとの間の部分の態様を、前記第3ドットの態様と同じにする、請求項5に記載の表示方法。

請求項7

前記第1演算処理では、前記第2線における前記第3ドットと前記第4ドットとの間の部分の態様を、前記第3ドットの態様または前記第4ドットの態様と同じにする、請求項4に記載の表示方法。

請求項8

前記第4画像は、前記第1線に基づく第3線を表し、前記第2演算処理では、前記第3ドットの態様が前記第4ドットの態様と異なる場合、前記第2線における前記第3ドットと前記第4ドットとの間の部分の態様が、前記第2線における前記第3ドットから前記第4ドットへ前記第3ドットの態様から前記第4ドットの態様へ変化する態様に変更されている線を、前記第3線として決定する、請求項4から7のいずれか1項に記載の表示方法。

請求項9

前記第3ドットと前記第4ドットとの距離が閾値を超える場合、前記第2ベクターデータとして、前記第3態様情報と、前記第4態様情報と、前記第3位置情報と、前記第4位置情報と、前記第2線において前記第3ドットと前記第4ドットの間に位置する第6ドットの態様を示す追加態様情報と、前記第6ドットの位置を示す追加位置情報と、を有するベクター形式のベクターデータを生成する、請求項4に記載の表示方法。

請求項10

前記第4画像は、前記第3ドットを一端とし前記第4ドットを他端とする第3線を表し、前記第2ベクターデータが前記追加態様情報および前記追加位置情報を有する状況において縮小指示に応じて前記第3線を縮小することによって前記第3ドットと前記第4ドットとの距離を前記閾値未満とする場合、前記追加態様情報および前記追加位置情報を削除する、請求項9に記載の表示方法。

請求項11

前記第1画像は、第1線を表し、前記第3画像は、前記第1線に基づく第2線を表し、前記第2線の一端である第3ドットの態様が、前記第2線の他端である第4ドットの態様と異なる場合、前記第2線は、前記第3ドットから前記第4ドットへ前記第3ドットの態様から前記第4ドットの態様へ変化する態様を有する、請求項2に記載の表示方法。

請求項12

前記態様は、幅、色、彩度および透明度のうち少なくとも1つである、請求項4から11のいずれか1項に記載の表示方法。

請求項13

表示面に画像を表示する表示部と、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を示すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成する第1生成部と、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成する第2生成部と、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する表示制御部と、を含む表示装置。

技術分野

0001

本発明は、表示方法および表示装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、指示体軌跡に応じた線の画像を表示する表示装置が記載されている。特許文献1に記載の表示装置は、指示体の移動速度に応じて線の態様、例えば、線の幅、線の色および線の透明度を変化させる。

先行技術

0003

特開2003−162369号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載の表示装置が表示する画像がベクターデータで示される状況において画像のサイズを変更する場合、ベクターデータを変更し、変更後のベクターデータを用いて画像の態様の変化に関する計算を行う必要がある。このため、サイズ変更後の画像の表示に時間がかかってしまう。

課題を解決するための手段

0005

本発明に係る表示方法の一態様は、表示装置が実行する表示方法であって、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を表すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成し、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成し、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する。

0006

本発明に係る表示装置は、表示面に画像を表示する表示部と、指示体の速度に基づく第1画像を示すベクター形式の第1ベクターデータと、前記第1画像を示すラスター形式の第1ラスターデータと、を生成する第1生成部と、前記第1ベクターデータに基づいて前記第1画像を表示面に表示している状況において前記第1画像に対するサイズ変更指示を受ける場合、前記サイズ変更指示と前記第1ラスターデータとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成する第2生成部と、前記表示面に表示されている前記第1画像に代えて、前記第2ラスターデータが示す第2画像を前記表示面に表示する表示制御部と、を含む。

図面の簡単な説明

0007

プロジェクターシステム1000を示す図である。
第1ベクターデータ164aと第1ラスターデータ164bとの一例を示す図である。
表示の変遷の一例を示す図である。
指示体2の一例を示す図である。
プロジェクター1の一例を示す図である。
第2ベクターデータ164cの一例を示す図である。
指示体2の動作を説明するためのフローチャートである。
プロジェクター1のインタラクティブ機能初期動作を説明するためのフローチャートである。
ペンモードでの動作を説明するためのフローチャートである。
オブジェクト操作モードでの動作を説明するためのフローチャートである。
追加ドットの一例を示す図である。
追加ドットのドットデータDの一例を示す図である。
追加ドットの追加と削除の動作の一例を説明するためのフローチャートである。

実施例

0008

A:第1実施形態
A1:プロジェクターシステム1000の概要
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1を含むプロジェクターシステム1000を示す図である。プロジェクターシステム1000は、プロジェクター1と、指示体2と、を含む。

0009

プロジェクター1は、壁3のうち、投射面4の上端41よりも上方の部分に設置される。プロジェクター1は、壁3に設置されずに、例えば、、テーブルまたは床の上に配置されてもよいし、天井から吊るされてもよい。投射面4は、例えば、壁3に固定されているスクリーンである。投射面4は、スクリーンに限らず、例えば、壁3の一部分、扉またはホワイトボードでもよい。投射面4は、表示面の一例である。

0010

プロジェクター1は、投射面4に画像を投射することによって投射面4に画像を表示する。プロジェクター1は、表示装置の一例である。表示装置は、プロジェクター1に限らず、ディスプレイ、例えば、FPD(Flat Panel Display)でもよい。FPDは、例えば、液晶ディスプレイプラズマディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。以下、投射面4のうち、画像が投射される領域を「投射領域R2」と称する。

0011

指示体2は、例えば、ペン型指示具である。指示体2の形状は、ペンの形状に限らず、例えば、円柱、角柱、円錐または角錐でもよい。ユーザーは、例えば、指示体2の軸部2bを持ち、先端2aを投射面4に接触させながら指示体2を投射面4上で移動する。

0012

プロジェクター1は、カメラ15で投射領域R2を一定時間ごとに撮像することによって一定時間ごとに撮像データを生成する。プロジェクター1は、撮像データを解析することによって指示体2の位置、つまり、指示体2による指示位置を、一定時間ごとに特定する。

0013

プロジェクター1は、指示体2によって選択可能なアイコンを示す画像を投射面4に表示する。アイコンは、プロジェクター1に実行させる処理を選択するための選択部として機能する。プロジェクター1は、指示体2によって選択されたアイコンに対応する処理を実行する。

0014

図1には、ペンを示すペンアイコン51と、矢印を示す矢印アイコン52が、アイコンの例として示されている。
ペンアイコン51は、ペンモードの処理と対応づけられている。ペンモードでは、指示体2は、線等によって構成されるオブジェクトを生成するペンとして機能する。オブジェクトは、例えば、線、絵または文字である。
矢印アイコン52は、オブジェクト操作モードの処理と対応づけられている。オブジェクト操作モードでは、指示体2は、オブジェクトのサイズを変更するオブジェクト操作ツールとして機能する。

0015

ペンアイコン51が指示体2によって選択された状況では、指示体2はペンとして機能する。ユーザーが、ペンとして機能する指示体2を投射面4上で移動すると、プロジェクター1は、指示体2の軌跡に応じた線DL1を示す画像を投射面4に投射する。以下、指示体2の軌跡に応じた線を「第1描画線」と称する。第1描画線DL1は、オブジェクトの一例であり、第1画像の一例でもあり、第1線の一例でもある。

0016

第1描画線DL1は、一定時間ごとに検出される指示体2の指示位置に表示されるドットと、ドット同士繋ぐ連結線と、を有する。ドットの直径は、指示体2の速度に基づいて決定される。例えば、指示位置における指示体2の速度が速いほど、指示位置に表示されるドットの直径は小さくなる。
ドットの直径は、ドットの幅とも称され得る。ドットの直径つまり幅は、ドットの態様の一例である。ドットの態様は、ドットの幅に限らず、例えば、ドットの色、彩度または透明度でもよい。ドットの態様は、ドットの幅、色、彩度および透明度の少なくとも1つでもよい。

0017

図1に示す例では、第1描画線DL1は、第1ドット61と、第2ドット62と、連結線L1と、を含む。第1ドット61は、第1描画線DL1の一端である。第2ドット62は、第1描画線DL1の他端である。第2ドット62の直径は、第1ドット61の直径よりも小さい。連結線L1は、第1ドット61と第2ドット62とを繋ぐ。なお、第1描画線DL1に含まれるドットの数は、2より多くてもよい。

0018

プロジェクター1は、指示体2の動きに基づいて、図2に例示するような、第1描画線DL1を示すベクター形式の第1ベクターデータ164aと、第1描画線DL1を示すラスター形式の第1ラスターデータ164bと、を生成する。
第1ベクターデータ164aは、第1描画線DL1に含まれるドットごとに、ドットデータDを有する。第1ドット61のドットデータD1は、第1ドット61の位置を示す第1位置情報PD1と、第1ドット61の直径を示す第1直径情報WD1と、を含む。第1直径情報WD1は、第1態様情報の一例である。第2ドット62のドットデータD2は、第2ドット62の位置を示す第2位置情報PD2と、第2ドット62の直径を示す第2直径情報WD2と、を含む。第2直径情報WD2は、第2態様情報の一例である。
第1ベクターデータ164aでは、ドットデータDが、第1描画線DL1におけるドットの並び順通りに並んでいる。
プロジェクター1は、第1ベクターデータ164aに基づいて決定される第1描画線DL1を投射面4に投射する。

0019

矢印アイコン52が指示体2によって選択された状況では、指示体2は、オブジェクト操作ツールとして機能する。プロジェクター1は、オブジェクト操作ツールとして機能する指示体2の第1描画線DL1へのサイズ変更操作に応じて、第1描画線DL1のサイズを変更するサイズ変更指示を受ける。

0020

一般的に、ベクターデータに基づく画像のサイズを変更する場合、まず、ベクターデータが変更され、次に、変更後のベクターデータを用いる演算処理が実行され、次に、演算処理結果に基づいてサイズ変更後の画像が生成される。
このため、第1描画線DL1のように第1描画線DL1の延伸方向に沿って態様、具体的には幅が変化する画像のサイズを変更する場合、態様の変化に関する演算処理に時間を要し、サイズ変更後の画像の表示を迅速に行えないおそれがある。
そこで、プロジェクター1は、サイズ変更指示に応じて、図3に例示するように表示を変更する。

0021

プロジェクター1は、まず、サイズ変更指示と第1ラスターデータ164bとに基づいてラスター形式の第2ラスターデータを生成する。続いて、プロジェクター1は、投射面4に表示されている第1描画線DL1に代えて、第2ラスターデータが示す第2描画線DL2を投射面4に投射する。このため、ベクターデータを用いて態様の変化に関する演算処理を行うことなく、サイズ変更後の線を表示できる。第2描画線DL2は、第2画像の一例である。

0022

また、プロジェクター1は、サイズ変更指示と第1ベクターデータ164aとに基づいてベクター形式の第2ベクターデータ164cを生成する。プロジェクター1は、第2描画線DL2の表示の開始後に、第2描画線DL2に代えて、第2ベクターデータ164cを用いる第1演算処理によって決定される第3描画線DL3を投射面4に投射する。第3描画線DL3は、第3画像の一例であり、第2線の一例でもある。

0023

また、プロジェクター1は、第3描画線DL3の表示の開始後に、第3描画線DL3に代えて、第2ベクターデータ164cを用いる第2演算処理によって決定される第4描画線DL4を投射面4に投射する。第4描画線DL4は、第4画像の一例であり、第3線の一例でもある。
ここで、第2演算処理を簡略化した処理、つまり第2演算処理の簡略化処理が、第1演算処理である。例えば、第2演算処理では、第4描画線DL4の幅が、第1ドット61の直径と第2ドット62の直径とに基づいて算出される。一方、第1演算処理では、第3描画線DL3の幅が、第1ドット61の直径または第2ドット62の直径に設定される。ここで、第4描画線DL4の幅は、第3ドット63の中心と第4ドット64の中心とを通る直線と直交する線に沿う方向における第4描画線DL4の長さをいう。第3描画線DL3の幅は、第3ドット63の中心と第4ドット64の中心とを通る直線と直交する線に沿う方向における第3描画線DL3の長さをいう。

0024

A2.指示体2の一例
図4は、指示体2の一例を示す図である。指示体2は、電源21と、第1通信部22と、第1光源23と、スイッチ24と、指示体記憶部25と、指示体制御部26と、を含む。

0025

電源21は、第1通信部22と、第1光源23と、スイッチ24と、指示体記憶部25と、指示体制御部26とに電力を供給する。図4では、電源21が電力を供給するために用いる電力線は省略されている。電源21は、指示体2に設けられている不図示の電源ボタンオンされると、電力の供給を開始する。電源21は、電源ボタンがオフされると、電力の供給を停止する。

0026

第1通信部22は、プロジェクター1とBluetoothで無線通信する。Bluetoothは登録商標である。Bluetoothは、近距離無線方式の一例である。近距離無線方式は、Bluetoothに限らず、例えば、Wi−Fiでもよい。Wi−Fiは登録商標である。第1通信部22とプロジェクター1との無線通信の通信方式は、近距離無線方式に限らず他の通信方式でもよい。

0027

第1光源23は、赤外光出射するLED(Light Emitting Diode)である。第1光源23は、LEDに限らず、例えば、赤外光を出射するLD(Laser Diode)でもよい。第1光源23は、指示体2の指示位置をプロジェクター1に認識させるために、赤外光を出射する。

0028

スイッチ24は、指示体2の先端2aに圧力が加わるとオンし、先端2aに加えられた圧力が解消されるとオフする。スイッチ24は、先端2aが投射面4に接触しているか否かを検出するセンサーとして機能する。

0029

指示体記憶部25は、例えば、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリーである。指示体記憶部25は、対応情報163を記憶する。
対応情報163は、指示体2の移動速度vと、ドットの直径と、の対応関係を表す情報である。対応情報163は、例えば、指示体2の移動速度vとドットの直径との対応関係をテーブル形式で示す。なお、対応情報163は、指示体2の移動速度vとドットの直径との対応関係を関数で示してもよい。対応情報163は、指示体2の移動速度vが速いほど、ドットの直径が小さくなるという対応関係を示す。なお、対応情報163は、指示体2の移動速度vが速いほど、ドットの直径が大きくなるという対応関係を示してもよい。ドットは、例えば、第1描画線DL1に含まれ得る。対応情報163は、指示体2からプロジェクター1へ送信され、プロジェクター1において使用される。

0030

指示体制御部26は、例えば、単数または複数のプロセッサーによって構成される。一例を挙げると、指示体制御部26は、単数または複数のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。指示体制御部26の機能の一部または全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。指示体制御部26は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。

0031

指示体制御部26は、指示体記憶部25に記憶されている制御プログラムを実行することによって種々の機能を実現する。

0032

例えば、指示体制御部26は、第1通信部22がプロジェクター1から対応情報163の取得要求を受信すると、指示体記憶部25から対応情報163を読み出し、対応情報163を第1通信部22からプロジェクター1に送信する。

0033

また、指示体制御部26は、スイッチ24がオンしている状況において第1通信部22がプロジェクター1から同期信号を受信すると、第1光源23を点灯させる。同期信号は、第1光源23の点灯タイミングをカメラ15の撮像タイミングと同期させるための信号である。

0034

A3.プロジェクター1の一例
図5は、プロジェクター1の一例を示す図である。プロジェクター1は、操作部11と、受光部12と、第2通信部13と、投射部14と、カメラ15と、記憶部16と、処理部17とを含む。

0035

操作部11は、例えば、各種の操作ボタン、操作キーまたはタッチパネルである。操作部11は、プロジェクター1の筐体に設けられている。操作部11は、ユーザーの入力操作を受け取る。

0036

受光部12は、不図示のリモートコントローラーへの入力操作に基づく赤外線信号をリモートコントローラーから受光する。リモートコントローラーは、入力操作を受け取る各種の操作ボタン、操作キーまたはタッチパネルを備える。

0037

第2通信部13は、指示体2の第1通信部22とBluetoothで無線通信を行う。無線通信の通信方式は、上述の通り、Bluetoothに限らず、例えば、Wi−Fiでもよい。

0038

投射部14は、投射面4に画像を投射することによって投射面4に画像を表示する。投射部14は、表示部の一例である。投射部14は、画像処理部141と、フレームメモリー142と、ライトバルブ駆動部143と、第2光源144と、赤色用液晶ライトバルブ145Rと、緑色用液晶ライトバルブ145Gと、青色用液晶ライトバルブ145Bと、投射光学系146と、を含む。以下、赤色用液晶ライトバルブ145Rと、緑色用液晶ライトバルブ145Gと、青色用液晶ライトバルブ145Bとを相互に区別する必要がない場合、これらを「液晶ライトバルブ145」と称する。

0039

画像処理部141は、単数または複数のイメージプロセッサー等の回路によって構成される。画像処理部141は、例えば、処理部17から画像データを受け取る。画像処理部141は、不図示の画像供給装置から画像データを受け取ってもよい。画像供給装置は、例えば、PC(Personal Computer)である。画像供給装置は、PCに限らず、例えば、タブレット端末スマートフォンビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーブルーレイディスクプレーヤーハードディスクレコーダーテレビチューナー装置またはビデオゲーム機でもよい。

0040

画像処理部141は、画像データをフレームメモリー142に展開する。フレームメモリー142は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置によって構成される。画像処理部141は、フレームメモリー142に展開された画像データに画像処理を施すことによって画像信号を生成する。

0041

画像処理部141が実行する画像処理は、例えば、解像度変換処理包含する。解像度変換処理では、画像処理部141は、画像データの解像度を、例えば液晶ライトバルブ145の解像度に変換する。画像処理部141は、解像度変換処理に加えて、他の画像処理、例えば、投射部14が投射する画像の台形歪み補正する幾何補正処理と、画像供給装置から提供される画像データが示す画像にOSD(On Screen Display)画像を重畳するOSD処理を実行してもよい。

0042

ライトバルブ駆動部143は、例えば、ドライバー等の回路で構成される。ライトバルブ駆動部143は、画像処理部141から提供される画像信号に基づいて液晶ライトバルブ145を駆動する。

0043

第2光源144は、例えば、LEDである。第2光源144は、LEDに限らず、例えば、キセノンランプ超高圧水銀ランプ、またはレーザー光源でもよい。第2光源144から出射される光は、不図示のインテグレーター光学系によって輝度分布のばらつきが低減され、その後、不図示の色分離光学系によって光の3原色である赤色、緑色、青色の色光成分に分離される。赤色の色光成分は赤色用液晶ライトバルブ145Rに入射する。緑色の色光成分は緑色用液晶ライトバルブ145Gに入射する。青色の色光成分は青色用液晶ライトバルブ145Bに入射する。

0044

液晶ライトバルブ145は、一対の透明基板間に液晶が存在する液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ145は、マトリクス状に位置する複数の画素145pを含む矩形の画素領域145aを有する。液晶ライトバルブ145では、液晶に対して画素145pごとに駆動電圧印加される。ライトバルブ駆動部143が、画像信号に基づく駆動電圧を各画素145pに印加すると、各画素145pは、駆動電圧に基づく光透過率に設定される。第2光源144から出射される光は、画素領域145aを通ることで変調され画像信号に基づく画像が色光ごとに形成される。液晶ライトバルブ145は、光変調装置の一例である。

0045

各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素145pごとに合成され、カラー画像が生成される。カラー画像は、投射光学系146を介して投射される。

0046

カメラ15は、投射領域R2を撮像することによって撮像データを生成する。カメラ15は、レンズ等の受光光学系151と、受光光学系151にて集光される光を電気信号に変換する撮像素子152と、を含む。撮像素子152は、例えば、赤外領域および可視光領域の光を受光するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーである。撮像素子152は、CCDイメージセンサーに限らず、例えば、赤外領域および可視光領域の光を受光するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーでもよい。

0047

カメラ15は、撮像素子152に入射する光の一部を遮るフィルターを備えてもよい。例えば、カメラ15は、撮像素子152に赤外光を受光させる場合に、主に赤外領域の光を透過するフィルターを撮像素子152の前に配置させる。

0048

カメラ15は、プロジェクター1とは別体として設けられてもよい。この場合、カメラ15とプロジェクター1は、データの送受信ができるように有線または無線インターフェイスにより相互に接続されてもよい。

0049

カメラ15が可視光による撮像を行うと、例えば、投射部14が投射面4に投射した画像が撮像される。以下、可視光によるカメラ15の撮像によって生成される撮像データを「可視光撮像データ」と称する。可視光撮像データは、例えば、後述するキャリブレーションにおいて使用される。

0050

カメラ15が赤外光による撮像を行うと、例えば、指示体2が出射した赤外光を示す撮像データが生成される。以下、赤外光によるカメラ15の撮像によって生成される撮像データを「赤外光撮像データ」と称する。赤外光撮像データは、例えば、投射面4上の指示体2の指示位置を検出するために使用される。

0051

記憶部16は、処理部17が読み取り可能な記録媒体である。記憶部16は、例えば、不揮発性メモリー揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーとしては、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)およびEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が挙げられる。揮発性メモリーとしては、例えば、RAMが挙げられる。

0052

記憶部16は、処理部17によって実行される制御プログラム161と、処理部17が使用する各種のデータ162と、対応情報163と、描画像データ164と、を記憶する。

0053

制御プログラム161は、処理部17によって実行される。制御プログラム161は、オペレーティングシステムと、複数のアプリケーションプログラムと、を含む。複数のアプリケーションプログラムには、インタラクティブ機能を実現するアプリケーションプログラムが含まれる。

0054

データ162は、処理部17が実行する各種処理の処理条件等を示すデータを含む。データ162は、画像処理で用いられるデータを含んでもよい。データ162には、キャリブレーション画像を示すキャリブレーション画像データが含まれる。キャリブレーション画像には、予め設定された形状のマークが間隔をあけて配置されている。

0055

対応情報163は、プロジェクター1が指示体2から取得した情報である。なお、対応情報163は、予め記憶部16に記憶されてもよい。

0056

描画像データ164は、第1ベクターデータ164aと、第1ラスターデータ164bと、を有する。

0057

処理部17は、例えば、単数または複数のプロセッサーによって構成される。一例を挙げると、処理部17は、単数または複数のCPUによって構成される。処理部17の機能の一部または全部は、DSP、ASIC、PLD、FPGA等の回路によって構成されてもよい。処理部17は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。

0058

処理部17は、記憶部16から制御プログラム161を読み取り実行することによって、動作制御部171、第1生成部172、第2生成部173、第3生成部174および表示制御部175として機能する。

0059

動作制御部171は、プロジェクター1の種々の動作を制御する。
例えば、動作制御部171は、指示体2と第2通信部13との通信を確立する。また、動作制御部171は、第2通信部13を用いて指示体2から対応情報163を取得する。例えば、動作制御部171は、対応情報163の取得要求を第2通信部13から指示体2に送信し、第2通信部13を介して対応情報163を受信する。

0060

動作制御部171は、キャリブレーションを実行する。キャリブレーションとは、フレームメモリー142上の座標と、撮像データ上の座標とを、対応づける処理である。フレームメモリー142上の座標は、投射面4に投射される画像上の位置に対応する。フレームメモリー142上の位置と、撮像データ上の位置とが対応づけられることで、例えば、投射面4に投射される画像において、投射面4における指示体2の指示位置に対応する部分を特定できる。

0061

以下、キャリブレーションについて説明する。
動作制御部171は、キャリブレーション画像データを記憶部16から読み出す。なお、動作制御部171は、キャリブレーション画像データを制御プログラム161に従って生成してもよい。動作制御部171は、画像処理部141にキャリブレーション画像データを提供する。
画像処理部141は、キャリブレーション画像データをフレームメモリー142上に展開し、キャリブレーション画像データに対して解像度変換処理等を行って画像信号を生成する。画像処理部141が、画像信号をライトバルブ駆動部143に提供すると、予め設定された形状のマークが間隔をあけて配置されているキャリブレーション画像が、投射面4へ投射させる。

0062

続いて、動作制御部171は、キャリブレーション画像をカメラ15に可視光で撮像させる。カメラ15は、キャリブレーション画像を可視光で撮像することによって可視光撮像データを生成する。続いて、動作制御部171は、カメラ15から可視光撮像データを取得する。動作制御部171は、可視光撮像データに表されたマークを検出し、各マークの重心位置を、撮像データにおける各マークの座標として特定する。

0063

続いて、動作制御部171は、可視光撮像データから検出されたマークの座標と、フレームメモリー142上のマークの座標との対応づけを行う。動作制御部171は、この対応づけにより、撮像データ上の座標とフレームメモリー142上の座標とを対応づけるキャリブレーションデータを生成する。動作制御部171は、キャリブレーションデータを記憶部16に記憶する。
ここまでが、キャリブレーションの説明である。

0064

動作制御部171は、キャリブレーションを完了すると、一定の時間間隔でカメラ15に赤外光での撮像を実行させて赤外光撮像データを生成させる。また、動作制御部171は、カメラ15の撮像タイミングに合わせて、同期信号を第2通信部13から指示体2に送信する。

0065

第1生成部172は、ペンアイコン51が選択された状況においてユーザーが指示体2を投射面4上で移動する場合、一定の時間間隔で生成される赤外線撮像データを用いて、第1ベクターデータ164aと、第1ラスターデータ164bと、を生成する。

0066

例えば、第1生成部172は、まず、赤外線撮像データを用いて指示体2の指示位置および速度を特定する。
第1生成部172は、指示体2の指示位置に基づいて、第1描画線DL1に含まれる複数のドットの各々の位置を決定する。また、第1生成部172は、指示体2の速度に基づいて、第1描画線DL1の態様、例えば、第1描画線DL1に含まれる複数のドットの各々の直径を決定する。
続いて、第1生成部172は、第1描画線DL1を示す第1ベクターデータ164aを生成する。また、第1生成部172は、第1描画線DL1を示す第1ラスターデータ164bを生成する。

0067

第2生成部173は、第1描画線DL1が投射面4に投射されている状況においてサイズ変更指示を受ける場合、サイズ変更指示と第1ラスターデータ164bとに基づいて第2ラスターデータを生成する。例えば、第2生成部173は、サイズ変更指示に基づいて第1ラスターデータ164bを修正することによって第2ラスターデータを生成する。

0068

第3生成部174は、第1描画線DL1が投射面4に投射されている状況においてサイズ変更指示を受ける場合、サイズ変更指示と第1ベクターデータ164aとに基づいて第2ベクターデータ164cを生成する。例えば、第3生成部174は、サイズ変更指示に基づいて第1ベクターデータ164aを修正することによって第2ベクターデータ164cを生成する。

0069

第2ベクターデータ164cは、第1ベクターデータ164aのうちドットの位置を示す位置情報のみが、サイズ変更指示に基づいて修正されたデータである。
例えば、図2に示される第1ベクターデータ164aが用いられる場合、図6に示すような第2ベクターデータ164cが生成される。

0070

第2ベクターデータ164cは、第3描画線DL3の一端である第3ドット63の直径を示す第3直径情報WD3と、第3描画線DL3の他端である第4ドット64の直径を示す第4直径情報WD4と、第3ドット63の位置を示す第3位置情報PD3と、第4ドット64の位置を示す第4位置情報PD4と、を有する。

0071

ここで、第3直径情報WD3が示す直径w1は、第1直径情報WD1が示す直径w1と同じである。第4直径情報WD4が示す直径は、第2直径情報WD2が示す態様と同じである。第3位置情報PD3は、第1位置情報PD1とサイズ変更指示とに基づく情報である。第4位置情報PD4は、第2位置情報PD2とサイズ変更指示とに基づく情報である。第3直径情報WD3は、第3態様情報の一例である。第4直径情報WD4は、第4態様情報の一例である。

0072

表示制御部175は、第1生成部172が第1ベクターデータ164aを生成する場合、第1ベクターデータ164aを用いる第2演算処理を実行することによって第1描画線DL1を決定する。表示制御部175は、第1描画線DL1を表す第1画像データを投射部14に提供する。

0073

表示制御部175は、第2生成部173が第2ラスターデータを生成する場合、第2ラスターデータを第2画像データとして投射部14に提供する。

0074

表示制御部175は、第3生成部174が第2ベクターデータ164cを生成する場合、第2ベクターデータ164cを用いる第1演算処理を実行することによって第3描画線DL3を決定する。表示制御部175は、第3描画線DL3を表す第3画像データを投射部14に提供する。

0075

表示制御部175は、第3描画線DL3の決定後、第2ベクターデータ164cを用いる第2演算処理を実行することによって第4描画線DL4を決定する。表示制御部175は、第4描画線DL4を表す第4画像データを投射部14に提供する。

0076

A4.指示体2の動作
図7は、指示体2の動作を説明するためのフローチャートである。
テップS101において電源ボタンがオンされると、ステップS102において指示体制御部26は、プロジェクター1との通信を確立する。

0077

ステップS102では、指示体制御部26は、まず、ペアリングを行うペアリングモード移行し、第1通信部22からペアリング開始信号を送信する。その後、指示体制御部26は、第1通信部22を介してプロジェクター1からペアリング開始信号に対する応答信号を受信すると、指示体2の識別ID(Identification)を、第1通信部22からプロジェクター1に送信する。指示体2の識別IDは、Bluetoothによる無線通信の際に使用されるIDである。指示体2は、識別IDの送信が完了すると、ペアリングモードを終了し、通常の動作モードに移行する。

0078

次に、ステップS103において指示体制御部26は、対応情報163の取得要求を、第1通信部22を介してプロジェクター1から受信したか否かを判定する。指示体制御部26は、対応情報163の取得要求を受信していない場合、対応情報163の取得要求を受信するまで待機する。指示体制御部26は、対応情報163の取得要求を受信すると、ステップS104において指示体記憶部25から対応情報163を読み出す。続いて、ステップS105において指示体制御部26は、対応情報163を第1通信部22からプロジェクター1に送信する。

0079

続いて、ステップS106において指示体制御部26は、スイッチ24がオンされているか否かを判定する。スイッチ24がオンされていない場合、指示体制御部26は、後述するステップS109の判定に移行する。スイッチ24がオンされている場合、指示体制御部26は、ステップS107において第1通信部22を介してプロジェクター1から同期信号を受信したか否かを判定する。指示体制御部26は、同期信号を受信していない場合、処理をステップS106に戻す。指示体制御部26は、同期信号を受信すると、ステップS108において同期信号に同期して第1光源23を予め定められたオン時間だけ点灯させる。なお、オン時間は、カメラ15の撮像の時間間隔よりも短い。

0080

次に、ステップS109において指示体制御部26は、電源ボタンがオフされたか否かを判定する。指示体制御部26は、電源ボタンがオフされていない場合、処理をステップS106に戻す。指示体制御部26は、電源ボタンがオフされた場合、図7に示す処理を終了する。

0081

A5.プロジェクター1のインタラクティブ機能の初期動作
図8は、プロジェクター1のインタラクティブ機能の初期動作を説明するためのフローチャートである。
動作制御部171は、ステップS201において、操作部11または受光部12を介して、インタラクティブ機能を実現するアプリケーションプログラムを選択する入力操作を受け付けると、ステップS202において、インタラクティブ機能を実現するアプリケーションプログラムを実行する。

0082

続いて、ステップS203において動作制御部171は、第2通信部13を介して指示体2からペアリング開始信号を受信したか否かを判定する。動作制御部171は、ペアリング開始信号を受信していない場合、ペアリング開始信号を受信するまで待機する。動作制御部171は、ペアリング開始信号を受信すると、ステップS204において指示体2との通信を確立する。
ステップS204では、動作制御部171は、ペアリング開始信号に対する応答信号を第2通信部13から指示体2に送信し、その後、第2通信部13を介して指示体2から識別IDを受信する。動作制御部171は、識別IDを記憶部16に記憶し、ペアリングを完了する。

0083

続いて、ステップS205において動作制御部171は、対応情報163の取得要求を指示体2に送信する。続いて、ステップS206において動作制御部171は、第2通信部13を介して指示体2から対応情報163を受信したか否かを判定する。動作制御部171は、対応情報163を受信していない場合、処理をステップS205に戻す。

0084

動作制御部171は、対応情報163を受信した場合、ステップS207において対応情報163を記憶部16に記憶する。

0085

続いて、ステップS208において動作制御部171は、上述のキャリブレーションを実行する。

0086

続いて、ステップS209において表示制御部175は、投射部14を制御することによって、ペンアイコン51と矢印アイコン52とを表す画像を投射面4上に投射させる。

0087

続いて、ステップS210において動作制御部171は、同期信号の送信タイミングであるか否かを判定する。同期信号の送信タイミングではない場合、動作制御部171は、同期信号の送信タイミングになるまで待機する。同期信号の送信タイミングである場合、ステップS211において動作制御部171は、第2通信部13から同期信号を送信する。

0088

続いて、動作制御部171は、赤外光での撮像の実行指示をカメラ15に出力する。カメラ15は、赤外光での撮像の実行指示を受け取ると、ステップS212において赤外光で撮像を行うことによって赤外光撮像データを生成する。

0089

続いて、ステップS213において、表示制御部175は、指示体2の発する赤外光の像が赤外光撮像データに写っているか否かを判定する。指示体2の発する赤外光の像が赤外光撮像データに写っていない場合、処理がステップS217に移る。ステップS217については後述する。指示体2の発する赤外光の像が赤外光撮像データに写っている場合、ステップS214において表示制御部175は、赤外光撮像データにおいて、指示体2の発する赤外光が表されている位置を、指示体2の指示位置として検出する。

0090

続いて、ステップS215において表示制御部175は、まず、指示体2の指示位置、すなわち赤外光撮影データ上の指示体2の座標を、キャリブレーションデータを用いて、フレームメモリー142上の座標に変換する。続いて、表示制御部175は、フレームメモリー142上の指示体2の座標位置にペンアイコン51が位置するか否か、すなわち、指示体2によってペンアイコン51が操作されているか否かを判定する。

0091

指示体2によってペンアイコン51が操作されている場合、図9に示すペンモードでの処理が実行される。

0092

指示体2によってペンアイコン51が操作されていない場合、ステップS216において表示制御部175は、フレームメモリー142上の指示体2の座標位置に矢印アイコン52が位置するか否か、すなわち、指示体2によって矢印アイコン52が操作されているか否かを判定する。

0093

指示体2によって矢印アイコン52が操作されている場合、図10に示すオブジェクト操作モードでの処理が実行される。

0094

指示体2によって矢印アイコン52が操作されていない場合、ステップS217において表示制御部175は、インタラクティブ機能を実現するアプリケーションプログラムを終了させる終了操作を受け付けたか否かを判定する。

0095

表示制御部175は、終了操作を受け付けていない場合、処理をステップS210に戻す。一方、表示制御部175は、終了操作を受け付けた場合、図8に示す処理を終了する。

0096

A6.ペンモードの動作の一例
図9は、ペンモードの動作を説明するためのフローチャートである。図9において、図8に示した動作と同一動作については同一符号を付してある。図9に示す動作中では、動作制御部171は、一定時間ごとに第2通信部13に同期信号を送信させ、一定時間ごとにカメラ15に赤外光撮像データを生成させている。

0097

図9に示すステップS216において矢印アイコン52が操作されていない場合、ステップS301において第1生成部172は、ペンダウンが生じているか否かを判定する。
ペンダウンとは、最新の赤外光撮像データが示す画像のうち、ペンアイコン51と矢印アイコン52のいずれとも異なる部分に、指示体2が写っていることを意味する。

0098

ペンダウンが生じている場合、ステップS302において第1生成部172は、第1ベクターデータ164aを生成する。
具体的には、第1生成部172は、第1ベクターデータ164a用のドットデータDを新たに生成する。ドットデータDは、上述の通り、ドットの位置とドットの直径とを示す。第1生成部172は、新たに生成したドットデータDを、第1ベクターデータ164aに組み込む。なお、第1ベクターデータ164aに既にドットデータDが組み込まれている場合、第1生成部172は、新たに生成したドットデータDを、第1ベクターデータ164aに存在しているドットデータDの最後尾に組み込む。

0099

ステップS302において第1生成部172は、ドットデータDが示すドットの位置を以下のように決定する。
第1生成部172は、赤外光撮像データが生成されるごとに、最新の赤外光撮像データを解析して、最新の赤外光撮像データが示す画像における指示体2の指示位置H1を検出する。第1生成部172は、キャリブレーションデータを用いて、指示位置H1を、フレームメモリー142上の指示位置H1aに変換する。第1生成部172は、指示位置H1aをドットの位置として決定する。

0100

第1生成部172は、ドットデータDが示すドットの直径を、対応情報163と指示体2の移動速度vとを用いて決定する。
例えば、第1生成部172は、指示体2の移動速度vを以下のように決定する。
第1生成部172は、まず、最新の赤外光撮像データから検出された指示位置H1と、最新の赤外光撮像データよりも1つ前に生成された赤外光撮像データから検出された指示位置H0と、カメラ15による赤外光での撮像の時間間隔T1と、に基づいて、指示体2の移動速度vを決定する。
例えば、第1生成部172は、以下の式1に基づいて指示体2の移動速度vを決定する。
v=(H1−H0)/T1 ・・・式1

0101

なお、ペンダウンが生じてから初めて指示位置H1aが特定された場合には、最新の赤外光撮像データよりも1つ前に生成された赤外光撮像データに指示体2が写っていない。この場合、第1生成部172は、指示体2の移動速度vを、予め定められた移動速度に決定する。予め定められた移動速度は、例えば0m/sである。予め定められた移動速度は、0m/sに限らず適宜変更可能である。

0102

続いて、第1生成部172は、対応情報163において指示体2の移動速度vと対応づけられている直径を、指示位置H1aに位置するドットの直径として決定する。

0103

第1生成部172が第1ベクターデータ164aを生成すると、ステップS303において表示制御部175は、第1ベクターデータ164aを用いる第2演算処理を実行することによって第1描画線DL1を決定する。

0104

図2に示す例では、第2演算処理によって、ドットデータD1が示すドット位置に、ドットデータD1が示す直径のドットが、第1ドット61として配置される。また、第2演算処理によって、ドットデータD2が示すドット位置に、ドットデータD2が示す直径のドットが、第2ドット62として配置される。
また、第2演算処理によって、第1ドット61と第2ドット62との間の部分の幅が、第1ドット61から第2ドット62へ、第1ドット61の直径から第2ドット62の直径へ徐々に変化させられる。ここで、2つのドットの間の部分の幅とは、2つのドットの各々の中心を通る直線と直交する線に沿う方向における長さをいう。

0105

表示制御部175は、第1描画線DL1を決定すると、第1描画線DL1を示す第1画像データを生成する。表示制御部175は、第1画像データを投射部14に提供する。ステップS304において投射部14は、第1画像データに基づいて、第1描画線DL1を投射面4に投射する。

0106

続いて、ステップS305において第1生成部172は、ペンアップが生じているか否かを判定する。ペンアップとは、最新の赤外光撮像データが示す画像に、指示体2が写っていないことを意味する。

0107

ペンアップが生じていない場合、処理はステップS302に戻り、上述の通り第1ベクターデータ164aに新たなドットデータDが追加される。

0108

一方、ペンアップが生じている場合、ステップS306において第1生成部172は、第1描画線DL1を示す第1ラスターデータを生成する。続いて、ステップS217が実行される。

0109

A7.オブジェクト操作モードの動作の一例
図10は、オブジェクト操作モードの動作を説明するためのフローチャートである。図10において、図8に示した動作と同一動作については同一符号を付してある。図10に示す動作中では、動作制御部171は、一定時間ごとに第2通信部13に同期信号を送信させ、一定時間ごとにカメラ15に赤外光撮像データを生成させている。以下では、説明の簡略化を図るため、投射部14は、第1描画線DL1を投射面4に投射しているとする。

0110

図10に示すステップS215においてペンアイコン51が操作されていない場合、ステップS401において、表示制御部175は、指示体2によりサイズ変更指示がなされたか否かを判定する。サイズ変更指示は、例えば、指示体2の軌跡が投射面4上で第1描画線DL1を囲むように動かされ、その後、指示体2が第1描画線DL1の端部を移動させるように動かされることによって入力される。

0111

サイズ変更指示がなされた場合、ステップS402において第2生成部173は、サイズ変更指示に基づいて第1ラスターデータを修正することによって第2ラスターデータを生成する。

0112

ステップS402では、例えば、サイズ変更指示が第1描画線DL1の表示倍率の拡大を示す場合、第2生成部173は、第1ラスターデータ164bの大きさつまり第1ラスターデータ164bの解像度を高くすることによって第2ラスターデータを生成する。
一方、サイズ変更指示が第1描画線DL1の表示倍率の縮小を示す場合、第2生成部173は、第1ラスターデータ164bの解像度を低くすることによって第2ラスターデータを生成する。

0113

また、サイズ変更指示がなされた場合、ステップS403において第3生成部174は、サイズ変更指示に基づいて第1ベクターデータ164aを修正することによって第2ベクターデータ164cを生成する。

0114

ステップS403では、サイズ変更指示が第1描画線DL1の表示倍率の拡大を示す場合、第3生成部174は、第1ベクターデータ164aのドットデータDが示すドットの位置を、ドットの間隔が広がるように修正することによって、第2ベクターデータ164cを生成する。
一方、サイズ変更指示が第1描画線DL1の表示倍率の縮小を示す場合、第3生成部174は、第1ベクターデータ164aのドットデータDが示すドットの位置を、ドットの間隔が狭まるように修正することによって、第2ベクターデータ164cを生成する。

0115

以下、第2ベクターデータ164cでは、第1ドット61の位置が第3ドット63の位置に変更され、第2ドット62の位置が第4ドット64の位置に変更されているとする。なお、第1ドット61の位置が第3ドット63の位置と異なる場合、第2ドット62の位置が第4ドット64の位置と同じでもよい。また、第2ドット62の位置が第4ドット64の位置と異なる場合、第1ドット61の位置が第3ドット63の位置と同じでもよい。

0116

第2ラスターデータが生成されると、表示制御部175は、第2ラスターデータを第2画像データとして投射部14に提供する。投射部14は、第2画像データを受けると、ステップS404において第2画像データに応じて第2描画線DL2を示す画像を投射面4に投射する。

0117

続いて、第2ベクターデータ164cが生成されると、ステップS405において表示制御部175は、第2ベクターデータ164cを用いる第1演算処理を実行することによって第3描画線DL3を決定する。

0118

第1演算処理によって、第3ドット63のドットデータD3が示す位置に、ドットデータD3が示す直径のドットが、第3ドット63として配置される。

0119

また、第1演算処理によって、第4ドット64のドットデータD4が示す位置に、ドットデータD4が示す直径のドットが、第4ドット64として配置される。

0120

また、図3に例示されるように、第1演算処理によって、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間に第5ドット65が設定される。
第5ドット65の位置は、例えば、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との中間の位置である。なお、第5ドット65の位置は、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との中間の位置でなくてもよい。

0121

また、第1演算処理によって、第3描画線DL3における第3ドット63と第5ドット65との間の部分が一定の第1幅に設定される。第1幅としては、第3ドット63の直径と同じ幅が用いられる。第1幅は、第4ドット64の直径と同じ幅でもよい。

0122

また、第1演算処理によって、第3描画線DL3における第4ドット64と第5ドット65との間の部分が一定の第2幅に設定される。第2幅としては、第4ドット64の直径と同じ幅が用いられる。第2幅は、第3ドット63の直径と同じ幅でもよい。
ここで、第3描画線DL3の見栄えのよさを優先する場合、第1幅としては、第3ドット63の直径と同じ幅が用いられ、第2幅としては、第4ドット64の直径と同じ幅が用いられることが望ましい。

0123

なお、第1演算処理において第5ドット65が設定されなくてもよい。この場合、第1演算処理によって、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間の部分が一定の第3幅に設定される。第3幅としては、第3ドット63の直径と同じ幅が用いられる。第3幅は、第4ドット64の直径と同じ幅でもよい。

0124

また、第1演算処理において第5ドット65に加えて、他のドットが、第3描画線DL3のうち第5ドット65と第4ドット64との間に設定されてもよい。
この場合、ステップS405における第1演算処理によって、第3描画線DL3における第5ドット65と他のドットとの間の部分が一定の第4幅に設定され、第3描画線DL3における他のドットと第4ドット64との間の部分が一定の第5幅に設定される。第4幅は、第1幅と同じ幅である。なお、第4幅は、第2幅と同じ幅でもよい。第5幅は、第4ドット64の直径と同じ幅である。なお、第5幅は、第3ドット63の直径と同じ幅でもよい。

0125

このように第1演算処理では、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅として、第2ベクターデータ164cに示されている直径が用いられる。このため、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅が、第2ベクターデータ164cを用いる演算によって決定される場合に比べて演算量を少なくできる。

0126

表示制御部175は、第3描画線DL3を決定すると、第3描画線DL3を示す第3画像データを生成する。表示制御部175は、第3画像データを投射部14に提供する。続いて、ステップS406において投射部14は、第3画像データに基づいて、第3描画線DL3を投射面4に投射させる。

0127

続いて、ステップS407において表示制御部175は、第2ベクターデータ164cを用いる第2演算処理を実行することによって第4描画線DL4を決定する。

0128

ステップS407における第2演算処理によって、第3ドット63のドットデータD3が示す位置に、ドットデータD3が示す直径のドットが、第3ドット63として配置される。

0129

また、ステップS407における第2演算処理によって、第4ドット64のドットデータD4が示す位置に、ドットデータD4が示す直径のドットが、第4ドット64として配置される。

0130

また、ステップS407における第2演算処理によって、第4描画線DL4における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅が算出される。
例えば、第4描画線DL4における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅として、第3ドット63から第4ドット64へ、第3ドット63の直径から第4ドット64の直径へ変化する幅が算出される。このため、第4描画線DL4における第3ドット63と第4ドット64との間の部分は、第4ドット64の直径よりも長く第3ドット63の直径よりも短い幅を有する。この幅を得るためには、第2ベクターデータ164cを用いる演算を行う必要がある。

0131

表示制御部175は、第4描画線DL4を決定すると、第4描画線DL4を示す第4画像データを生成する。表示制御部175は、第4画像データを投射部14に提供する。続いて、ステップS408において投射部14は、第4画像データに基づいて、第4描画線DL4を投射面4に投射させる。

0132

なお、図8図10では、オブジェクトの例として、2つのドットと1つの連結線から構成される1つの描画線が用いられたが、オブジェクトは、1つの描画線に限らず、複数の描画線から構成されてもよい。

0133

A8.第1実施形態についてのまとめ
上述の本実施形態に係る表示方法および表示装置は以下の態様を含む。
第1生成部172は、指示体2の速度に基づく第1描画線DL1を示す第1ベクターデータ164aと、第1描画線DL1を表す第1ラスターデータ164bとを生成する。第2生成部173は、第1ベクターデータ164aに基づいて第1描画線DL1を投射面4に表示している状況でサイズ変更指示を受ける場合、サイズ変更指示と第1ラスターデータ164bとに基づいて第2ラスターデータを生成する。表示制御部175は、投射面4に表示されている第1描画線DL1に代えて、第2ラスターデータが示す第2描画線DL2を投射面4に表示する。
この態様によれば、サイズ変更指示と第1ラスターデータ164bとに基づいて生成される第2ラスターデータが示す第2描画線DL2を表示するため、ベクターデータを用いる演算をせずにサイズ変更指示に応じた描画線を表示できる。このため、サイズ変更に伴う描画線の切り換えに要する時間を短くできる。

0134

第3生成部174は、第1ベクターデータ164aに基づいて第1描画線DL1を投射面4に表示している状況でサイズ変更指示を受ける場合、サイズ変更指示と第1ベクターデータ164aとに基づいて第2ベクターデータ164cを生成する。表示制御部175は、第2描画線DL2の表示の開始後に、第2描画線DL2に代えて、第2ベクターデータ164cを用いる第1演算処理によって決定される第3描画線DL3を投射面4に表示する。
第2描画線DL2は、サイズ変更指示と第1ラスターデータ164bとに基づいて生成される第2ラスターデータによって示される。このため、第2描画線DL2は、ぼやけるおそれがある。
この態様では、第2描画線DL2に代えて、第2ベクターデータ164cを用いる第1演算処理によって決定される第3描画線DL3を投射面4に表示する。このため、ぼやけているおそれのある第2描画線DL2を、ぼやけている可能性の低い第3描画線DL3に変更できる。

0135

表示制御部175は、第3描画線DL3の表示の開始後に、第3描画線DL3に代えて、第2ベクターデータ164cを用いる第2演算処理によって決定される第4描画線DL4を投射面4に表示する。第2演算処理の簡略化処理が第1演算処理である。このため、第3描画線DL3よりも画質の高い第4描画線DL4を、第3描画線DL3に代えて表示することができる。

0136

第1ベクターデータ164aは、第1ドット61の直径を示す第1直径情報WD1と、第2ドット62の直径を示す第2直径情報WD2と、第1ドット61の位置を示す第1位置情報PD1と、第2ドット62の位置を示す第2位置情報PD2と、を有する。
第2ベクターデータ164cは、第3ドット63の直径を示す第3直径情報WD3と、第4ドット64の直径を示す第4直径情報WD4と、第3ドット63の位置を示す第3位置情報PD3と、第4ドット64の位置を示す第4位置情報PD4と、を有する。第3直径情報WD3が示す直径w1は、第1直径情報WD1が示す直径w1と同じである。第4直径情報WD4が示す直径w2は、第2直径情報WD2が示す直径w2と同じである。第3位置情報PD3は、第1位置情報PD1とサイズ変更指示とに基づく情報である。第4位置情報PD4は、第2位置情報PD2とサイズ変更指示とに基づく情報である。
この態様によれば、第2ベクターデータ164cでは、第3ドット63は、第1ドット61の直径w1を引き継ぎ、第4ドット64は、第2ドット62の直径w2を引き継ぐことができる。

0137

第1演算処理では、第2ベクターデータ164cを用いて、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間に第5ドット65を設定し、第3描画線DL3における第3ドット63と第5ドット65との間の部分を一定の幅にする。
この態様によれば、第3描画線DL3における第3ドット63と第5ドット65との間の部分の幅を、第3ドット63から第5ドット65へ第3ドット63の幅から変化させる構成に比べて、演算処理量を少なくでき、第3描画線DL3を表示するまでに要する時間を短くできる。

0138

第1演算処理において、第3描画線DL3における第3ドット63と第5ドット65との間の部分の幅を、第3ドット63の幅と同じにする場合、第3ドット63と第5ドット65との間の部分の幅を算出する必要がなく、第1演算処理を簡略化できる。

0139

なお、第1演算処理において、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅を、第3ドット63の幅または第4ドット64の幅と同じにしてもよい。この場合、第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅を算出する必要がなく、第1演算処理を簡略化できる。

0140

第2演算処理では、第3ドット63の幅が第4ドット64の幅と異なる場合、第4描画線DL4として、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との間の部分の幅が、第3ドット63から第4ドット64へ第3ドット63の幅から第4ドット64の幅へ変化する線を用いる。この態様によれば、第4描画線DL4を第3描画線DL3よりも見栄えのよい画像にできる。

0141

B.変形例
以上に例示した実施形態の変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2個以上の態様を、相互に矛盾しない範囲において適宜に併合してもよい。

0142

B1.第1変形例
第1実施形態において、第3生成部174は、第3ドット63と第4ドット64との距離が閾値を超える場合、例えば、図11に示すような第6ドット66についてのドットデータD6を、第2ベクターデータ164cに追加してもよい。第6ドット66は、追加ドットの一例である。
第6ドット66の位置は、例えば、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との中間の位置である。第6ドット66の位置は、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との中間の位置でなくてもよい。
第6ドット66の直径は、例えば、第3ドット63の直径と第4ドット64の直径との平均である。なお、第6ドット66の直径は、第3ドット63に近いほど第3ドット63の直径との差が小さくなり第4ドットに近いほど第4ドット64の直径との差が小さくなってもよい。

0143

例えば、第3生成部174は、第3ドット63と第4ドット64との距離が閾値を超える場合、第2ベクターデータ164cとして、図12に示すような第2ベクターデータ164cを生成してもよい。図12に示す第2ベクターデータ164cは、第3直径情報WD3と、第4直径情報WD4と、第3位置情報PD3と、第4位置情報PD4と、第3描画線DL3において第3ドット63と第4ドット64の間に位置する第6ドット66の直径を示す追加直径情報WD6と、第6ドット66の位置を示す追加位置情報PD6と、を有するベクター形式のベクターデータを生成してもよい。
この場合、第3ドット63と第4ドット64との距離が長くなっても、第3描画線DL3および第4描画線DL4の各々を滑らかにできる。追加直径情報WD6は、追加態様情報の一例である。

0144

なお、第6ドット66のドットデータD6が第2ベクターデータ164cに追加される場合、第1演算処理では、第5ドット65を、第3描画線DL3における第3ドット63と第4ドット64との中間の位置ではなく、例えば、第3描画線DL3における第3ドット63と第6ドット66との中間の位置と、第3描画線DL3における第6ドット66と第4ドット64との中間の位置に設定する。

0145

また、第3生成部174は、第2ベクターデータ164cが第6ドット66のドットデータD6を有する状況において縮小指示に応じて第4描画線DL4を縮小することによって第3ドット63と第4ドット64との距離を上述の閾値未満とする場合、第2ベクターデータ164cから第6ドット66のドットデータD6を削除してもよい。この場合、第2ベクターデータ164cから必要性の低い追加ドットのドットデータD6を削除できる。
なお、第2ベクターデータ164cにおいて追加ドットのドットデータD6を識別できるように、例えば、図12に例示するように追加ドットのドットデータD6に識別情報viが追加されてもよい。識別情報viとしては、例えば、追加ドットであるか否かを示すフラグが用いられる。なお、識別情報viは、フラグに限らず適宜変更可能である。

0146

図13は、追加ドットの追加と削除の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図13に示す動作は、第3ドット63と第4ドット64が設定または再設定されるごとに実行される。

0147

ステップS501において第3生成部174は、第3ドット63の位置と第4ドット64の位置との距離Lを算出する。

0148

続いて、ステップS502において第3生成部174は、距離Lが閾値Aよりも長いか否かを判定する。なお、ステップS502において、距離Lが閾値Aよりも長いか否かの判定の代わりに、距離Lが閾値A以上か否かの判定が行われてもよい。

0149

ステップS502での判定結果が肯定である場合、ステップS503において第3生成部174は、追加ドットである第6ドット66のドットデータD6を生成する。続いて、ステップS504において第3生成部174は、第6ドット66のドットデータD6を、第2ベクターデータ164cにおいて、第3ドット63のドットデータD3と第4ドット64のドットデータD4との間に挿入する。

0150

一方、ステップS502での判定結果が否定である場合、ステップS505において第3生成部174は、第3ドット63のドットデータD3と第4ドット64のドットデータD4との間に、追加ドットのドットデータがあるか否かを判定する。

0151

ステップS505での判定結果が肯定である場合、ステップS506において第3生成部174は、第3ドット63のドットデータD3と第4ドット64のドットデータD4との間に位置する追加ドットのドットデータD6を削除する。

0152

一方、ステップS505での判定結果が否定である場合、第3生成部174は、ステップS506を実行せずに図13に示す動作を終了する。

0153

B2.第2変形例
第1実施形態および第1変形例において、第2描画線DL2が投射された後、第3描画線DL3を投射することなく、第4描画線DL4が投射されてもよい。例えば、図10に示すフローチャートにおいて、ステップS405とステップS406が省略されてもよい。この場合、第4描画線DL4が、第3画像および第2線の一例となる。第2変形例によれば、第3描画線DL3の決定および投射を省略できるので、処理の簡略化が図れる。

0154

B3.第3変形例
第1実施形態および第1〜第2変形例においては、ドットの態様の一例およびドット間の部分の態様の一例として、幅が用いられたが、各態様は、幅に限らず、色、彩度および透明度のいずれかでもよい。さらに言えば、態様は、幅、色、彩度および透明度のうち少なくとも1つであればよい。この場合、例えば、第1描画線DL1の幅、色、彩度および透明度が、指示体2の移動速度vに応じて変更される。一例を挙げると、指示体2の移動速度vが速いほど、ドットデータの示す彩度を高くする。また、指示体2の移動速度vが速いほど、ドットデータの示す透明度を高くする。また、ドットデータの示す色を、指示体2の移動速度vに予め対応づけられた色にする。

0155

B4.第4変形例
第1実施形態および第1〜第3変形例において、対応情報163が予めプロジェクター1の記憶部16に記憶されている場合、指示体2は、プロジェクター1に対応情報163を送信しなくてもよい。
また、投射面4に沿って面状に赤外光を出射する光出力装置が設けられる場合、指示体2は、赤外光を出射しなくてもよい。この場合、指示体2が投射面4にタッチすると、光出力装置から射出された赤外光が指示体2によって反射される。カメラ15は、指示体2によって反射された赤外光を撮像することによって、投射面4上の指示体2を示す赤外光撮像データを生成する。
対応情報163が予め記憶部16に記憶され、光出力装置が設けられる場合、例えば、ユーザーの手を指示体2として用いることが可能になる。

0156

B5.第5変形例
第1実施形態および第1〜第4変形例において、光変調装置の一例として液晶ライトバルブ145が用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイスDMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合、色分離光学系および色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、第2光源144が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。

0157

B6.第6変形例
第1実施形態および第1〜第5変形例において、表示装置として、プロジェクター1ではなくFPDが用いられる場合、指示体2の位置を検出するためにタッチパネルが用いられてもよい。また、表示装置としてのFPDは、例えば、タブレット端末またはスマートフォン等の電子機器に搭載されているFPDでもよいし、電子黒板または電子会議システムに用いられているFPDでもよい。

0158

B7.第7変形例
第1実施形態および第1〜第6変形例において、表示装置として、プロジェクター1ではなくFPDが用いられる場合、FPDの表示面に表示されるマウスポインターが、指示体2として用いられてもよい。

0159

B8.第8変形例
第1実施形態および第1〜第7変形例において、処理部17および記憶部16、特には、動作制御部171と第1生成部172と第2生成部173と第3生成部174と表示制御部175は、プロジェクター1とは別体の処理装置、例えばPCに搭載されてもよい。プロジェクター1とは別体の処理装置は、PCに限らず、例えば、タブレット端末またはスマートフォンでもよい。
この場合、プロジェクター1と同様の機能が、プロジェクターと、当該プロジェクターとは別体であり動作制御部171と第1生成部172と第2生成部173と第3生成部174と表示制御部175の有する機能を有する処理装置と、を含むシステムによって実現される。

0160

B9.第9変形例
第1実施形態および第1〜第8変形例において、第1描画線DL1は、第1ドット61と第2ドット62とを含まずに、連結線L1を有してもよい。この場合、第2描画線DL2は、第1ドット61と第2ドット62を含まず、第3描画線DL3および第4描画線DL4は、第3ドット63と第4ドット64を含まなくてもよい。また、第1ドット61と第2ドット62と第3ドット63と第4ドット64は非表示でもよい。

0161

1…プロジェクター、2…指示体、11…操作部、12…受光部、13…第2通信部、14…投射部、15…カメラ、16…記憶部、17…処理部、171…動作制御部、172…第1生成部、173…第2生成部、174…第3生成部、175…表示制御部。

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