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図面 (6)

課題

熱交換器において簡素な構成で耐久性を高めて振動が付与された際の損傷を防止する。

解決手段

熱交換器10において、コア部20の上部及び下部にそれぞれ第1及び第2サイドフレーム24、26を設け、第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aには、前記第1サイドフレーム24の幅方向両端に設けられた第1ヘッダ保持部40が外周面を覆うように固定されると共に、第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bには、前記第2サイドフレーム26の幅方向両端に設けられた第2ヘッダ保持部58が外周面を覆うように装着され固定される。また、第1ヘッダ保持部40の保持片44と第1及び第2ヘッダ12、14との間には第1防振部材48が設けられ、第2ヘッダ保持部58と第1及び第2ヘッダ12、14との間には第2防振部材60が設けられている。

概要

背景

従来から、自動車等の車両に用いられ、内部に冷媒流通させることで通過する空気との熱交換を行うコンデンサ等の熱交換器が知られている。このような熱交換器は、例えば、特許文献1に開示されるように、複数のフィン及びチューブが積層された熱交換部の幅方向両端に一対のヘッダタンクが接続されると共に、前記熱交換部の上端及び下端に設けられたサイドプレート長手方向端部がそれぞれヘッダタンクへと差し込まれている。

また、サイドプレートには、熱交換器を車両の車体へと固定するためのブラケットを備え、このブラケットは、サイドプレートを支持するサイドプレート支持部と、ヘッダタンクの端部を支持するヘッダタンク支持部とを有している。そして、ブラケットは、そのヘッダタンク支持部によって前記ヘッダタンクの端部を覆った状態で、サイドプレート支持部の内側に前記サイドプレートを収納した状態としてネジによって一体的に固定されることで、熱交換部に対してブラケットが連結される。

概要

熱交換器において簡素な構成で耐久性を高めて振動が付与された際の損傷を防止する。熱交換器10において、コア部20の上部及び下部にそれぞれ第1及び第2サイドフレーム24、26を設け、第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aには、前記第1サイドフレーム24の幅方向両端に設けられた第1ヘッダ保持部40が外周面を覆うように固定されると共に、第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bには、前記第2サイドフレーム26の幅方向両端に設けられた第2ヘッダ保持部58が外周面を覆うように装着され固定される。また、第1ヘッダ保持部40の保持片44と第1及び第2ヘッダ12、14との間には第1防振部材48が設けられ、第2ヘッダ保持部58と第1及び第2ヘッダ12、14との間には第2防振部材60が設けられている。

目的

本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構成で耐久性を高めて振動が付与された際の損傷を防止することが可能な熱交換器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

複数のチューブ及びフィンが交互に積層されたコア部と、前記チューブの延在方向に沿った端部に設けられ前記コア部に接続されるヘッダと、前記チューブの積層方向において前記コア部の両端に設けられる一組のサイド部材と、該サイド部材に固定されるブラケットとを有した熱交換器において、前記サイド部材は、その延在方向に沿った両端部に形成され前記ヘッダに接続されるヘッダ保持部を有し、前記ヘッダ保持部と前記ヘッダとの間には、前記ブラケットから付与される振動緩衝可能な緩衝部材が設けられる、熱交換器。

請求項2

請求項1記載の熱交換器において、前記ヘッダ保持部は、前記ヘッダの外周面の少なくとも一部を覆うように接続され、前記緩衝部材は、前記外周面を覆うように形成される、熱交換器。

請求項3

請求項1又は2記載の熱交換器において、前記緩衝部材が弾性材料から形成される、熱交換器。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器において、前記ヘッダの延在方向に沿った端部には、該ヘッダに対して拡径したキャップが設けられる、熱交換器。

請求項5

請求項4記載の熱交換器において、前記緩衝部材の端部には径方向外側に延在した鍔部を備え、該鍔部が前記キャップと前記ヘッダとの間に挟持される、熱交換器。

技術分野

0001

本発明は、車両に用いられ、内部に媒体流通させ外部に空気を通過させることで熱交換を行うことが可能な熱交換器に関する。

背景技術

0002

従来から、自動車等の車両に用いられ、内部に冷媒を流通させることで通過する空気との熱交換を行うコンデンサ等の熱交換器が知られている。このような熱交換器は、例えば、特許文献1に開示されるように、複数のフィン及びチューブが積層された熱交換部の幅方向両端に一対のヘッダタンクが接続されると共に、前記熱交換部の上端及び下端に設けられたサイドプレート長手方向端部がそれぞれヘッダタンクへと差し込まれている。

0003

また、サイドプレートには、熱交換器を車両の車体へと固定するためのブラケットを備え、このブラケットは、サイドプレートを支持するサイドプレート支持部と、ヘッダタンクの端部を支持するヘッダタンク支持部とを有している。そして、ブラケットは、そのヘッダタンク支持部によって前記ヘッダタンクの端部を覆った状態で、サイドプレート支持部の内側に前記サイドプレートを収納した状態としてネジによって一体的に固定されることで、熱交換部に対してブラケットが連結される。

先行技術

0004

特開2007-51853号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上述した熱交換器では、車両の走行時に生じた振動がブラケットからサイドプレートへと付与されることで、前記サイドプレートの接続されるヘッダタンクや該サイドプレートに近接したフィン等に応力集中が生じて損傷を招くことが懸念される。

0006

本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構成で耐久性を高めて振動が付与された際の損傷を防止することが可能な熱交換器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記の目的を達成するために、本発明の態様は、複数のチューブ及びフィンが交互に積層されたコア部と、チューブの延在方向に沿った端部に設けられコア部に接続されるヘッダと、チューブの積層方向においてコア部の両端に設けられる一組のサイド部材と、サイド部材に固定されるブラケットとを有した熱交換器において、
サイド部材は、その延在方向に沿った両端部に形成されヘッダに接続されるヘッダ保持部を有し、
ヘッダ保持部とヘッダとの間には、ブラケットから付与される振動を緩衝可能な緩衝部材が設けられる。

0008

本発明によれば、チューブの積層方向となるコア部の両端に設けられる一組のサイド部材を有し、このサイド部材の延在方向に沿った両端部にはヘッダの接続されるヘッダ保持部を備えると共に、このヘッダ保持部とヘッダとの間にブラケットから付与される振動を緩衝可能な緩衝部材が設けられている。

0009

従って、ブラケットを有したサイド部材のヘッダ保持部とヘッダとの間に緩衝部材を設けることで、例えば、熱交換器を搭載した車両の走行時に、振動がブラケットからサイド部材へと伝達された場合でも、サイド部材とヘッダとの接続部位において緩衝部材によって好適に振動が緩和されることで応力集中を抑制することができる。

0010

その結果、サイド部材とヘッダとの間に緩衝部材を設けるという簡素な構成で、サイド部材からヘッダ及びコア部に対する振動の伝達が緩和されるため、熱交換器の耐久性が向上することで損傷が防止される。

発明の効果

0011

本発明によれば、以下の効果が得られる。

0012

すなわち、チューブの積層方向となるコア部の両端に一組のサイド部材を有し、このサイド部材の延在方向に沿った両端部にヘッダの接続されるヘッダ保持部を備えると共に、ヘッダ保持部とヘッダとの間にブラケットから付与される振動を緩衝可能な緩衝部材を設けることで、例えば、熱交換器を搭載した車両の走行時に、振動がブラケットからサイド部材へと伝達された場合でも、緩衝部材によってサイド部材からヘッダへの振動の伝達を好適に緩和して応力集中を抑制することができる。

0013

その結果、サイド部材とヘッダとの間に緩衝部材を設けるという簡素な構成で、ヘッダ及びコア部に対する振動の伝達を緩和して熱交換器の耐久性を向上させることで損傷を防止することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施の形態に係る熱交換器の外観斜視図である。
図1の熱交換器から第1及び第2サイドフレームを取り外した状態を示す分解斜視図である。
図3Aは、図1のIIIA−IIIA線に沿った断面図であり、図3Bは、図1のIIIB−IIIB線に沿った断面図である。
図1に示す熱交換器の一部省略平面図である。
図5A〜図5Dは、第1サイドフレームを第1ヘッダの上端部に対して取り付ける際の斜視説明図である。

実施例

0015

本発明に係る熱交換器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る熱交換器を示す。

0016

この熱交換器10は、図1及び図2に示されるように、一組の第1及び第2ヘッダ12、14と、前記第1ヘッダ12と第2ヘッダ14との間に設けられる複数のチューブ16及びフィン18からなるコア部20と、前記第2ヘッダ14に接続された第3ヘッダ22と、前記コア部20の上部側(矢印A1方向)及び下部側(矢印A2方向)に設けられた第1及び第2サイドフレーム(サイド部材)24、26と、前記第1及び第2サイドフレーム24、26に設けられる複数のブラケット28とを含む。

0017

そして、熱交換器10は、チューブ16、第1及び第2サイドフレーム24、26が幅方向となる略水平方向(矢印B1、B2方向)に延在し、第1及び第2ヘッダ12、14、第3ヘッダ22が前記チューブ16の両端部において高さ方向(矢印A1、A2方向)に延在するように配置され、複数のブラケット28を介して車両の車体部品(図示せず)へと固定され用いられる。

0018

第1及び第2ヘッダ12、14は、例えば、略同一径から中空円筒状で熱交換器10の高さ方向(矢印A1、A2方向)に沿って所定長さを有し、図1図3Aに示されるように、その軸方向に沿った上端部12a、14aにはヘッダキャップ30がそれぞれろう付けされ塞がれると共に、該軸方向に沿った下端部12b、14bが、内部に圧入されろう付けされたロアキャップ32によって塞がれている(図3B参照)。ヘッダキャップ30は、第1及び第2ヘッダ12、14の外径に対して大径となる円盤状に形成されている。

0019

第1ヘッダ12は、図1及び図2に示されるように、熱交換器10の幅方向に沿った一端部側(矢印B1方向)に設けられ、例えば、外部から冷媒(媒体)の導入される入口接続部34と、前記熱交換器10の内部を循環した前記冷媒が導出される出口接続部36とが高さ方向(矢印A1、A2方向)に離間してそれぞれ接続されている。

0020

一方、第2ヘッダ14は、熱交換器10の幅方向に沿った他端部側(矢印B2方向)に設けられ、第3ヘッダ22は、例えば、中空円筒状で第2ヘッダ14よりも上端が若干だけ低くなるように形成されると共に、図示しない接続管によって前記第2ヘッダ14と接続されて内部が連通している。

0021

チューブ16は、例えば、アルミニウム材料からなる扁平状管により形成され、所定長さを有した一直線状に形成され、その内部には冷媒の流通する複数の流路(図示せず)が形成される。そして、チューブ16は、熱交換器10の幅方向(矢印B1、B2方向)となる略水平に延在し、且つ、高さ方向(矢印A1、A2方向)に互いに所定間隔離間するように複数設けられる。

0022

そして、チューブ16の一端部が第1ヘッダ12にそれぞれ接続され、他端部が第2ヘッダ14にそれぞれ接続されることで、それぞれ第1及び第2ヘッダ12、14の内部をチューブ16を介して互いに連通している。

0023

フィン18は、例えば、アルミニウム材料等の薄板プレス成形することで断面波状折曲され、積層方向(矢印A1、A2方向)に隣接する2つのチューブ16の間において該チューブ16にそれぞれ接触するように設けられている。

0024

第1及び第2サイドフレーム24、26は、図1図3Bに示されるように、コア部20を挟んで上下方向(矢印A1、A2方向)にそれぞれ設けられ、該コア部20に上部に設けられた前記第1サイドフレーム24は、幅方向(矢印B1、B2方向)に沿って一直線状に形成された第1フレーム部38と、該第1フレーム部38の幅方向両端に設けられる一対の第1ヘッダ保持部40とを有し、前記第1フレーム部38は、コア部20を通過する空気の流通方向となる厚さ方向(矢印C1、C2方向)において、該コア部20と略同一厚さとなるように形成される。

0025

また、第1フレーム部38における幅方向両端の近傍には、後述する第1ヘッダ保持部40の締結片46が当接する部位に、図2及び図4に示されるように、厚さ方向(矢印C1、C2方向)に貫通した第1孔部42がそれぞれ形成される。

0026

第1ヘッダ保持部40は、図1図3A及び図4に示されるように、第1サイドフレーム24を第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aに対して固定するために設けられ、例えば、弾性を有した薄板材から一定厚さで形成され、第1ヘッダ12の外径に対応して断面円弧状に形成された保持片44と、該保持片44の先端において平板状に形成された締結片46とを有している。

0027

保持片44は、その基端が第1フレーム部38の幅方向両端において厚さ方向一端側(矢印C1方向)にそれぞれ接続され、先端が第1フレーム部38の厚さ方向他端側(矢印C2方向)に向かうように断面円弧状に延在している。この保持片44の周方向に沿った長さは、第1ヘッダ12の外周長さと略同等になるように形成されている。

0028

また、保持片44の内周面は、第1フレーム部38の幅方向両端に臨むように形成されると共に、前記内周面には、例えば、ゴム等の弾性材料からなる第1防振部材(緩衝部材)48が設けられ、該第1防振部材48は、所定厚さで前記内周面に対して貼着等によって一体的に形成される。すなわち、第1防振部材48は、保持片44の内周面に沿った断面円弧状に形成されている。

0029

この第1防振部材48は、保持片44の軸方向長さと略同一長さで形成されると共に、その軸方向上端には、保持片44側に向かって径方向外側に突出した鍔部50が形成され、前記鍔部50が前記保持片44の軸方向上端に当接することで軸方向(矢印A1、A2方向)に位置決めされた状態で保持され、且つ、下方(矢印A2方向)への脱抜が防止される。

0030

締結片46は、保持片44の先端から径方向外側に向かって所定長さだけ直線状に延在し、その略中央部にはボルト52の挿入される第2孔部54が貫通して形成されると共に、図4に示されるように、前記締結片46を第1フレーム部38の厚さ方向他端側(矢印C2方向)の端面38aに当接させた際、第2孔部54が第1孔部42と一直線状となるように形成される。

0031

そして、第1ヘッダ保持部40は、その保持片44が第1防振部材48を介して第1及び第2ヘッダ12、14の外周側を囲むように巻き付けられ、該第1防振部材48を前記第1及び第2ヘッダ12、14に密着させた状態として、第1フレーム部38の厚さ方向他端側の端面38aに締結片46を当接させ、第1孔部42及び第2孔部54へと挿通されたボルト52及びナット66を介して前記締結片46を第1フレーム部38に固定している。

0032

これにより、第1ヘッダ保持部40が第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aに対して固定されることで、第1サイドフレーム24が前記第1及び第2ヘッダ12、14に対して固定される。

0033

すなわち、第1ヘッダ保持部40において、保持片44及び第1防振部材48の周方向に沿った長さが、第1及び第2ヘッダ12、14の外周長さと略同一となるように形成され、前記第1及び第2ヘッダ12、14に巻き付けられた際の第1防振部材48の内径が前記第1及び第2ヘッダ12、14の外径と略同一となるように形成されている。

0034

第2サイドフレーム26は、図1図2及び図3Bに示されるように、コア部20の下部に設けられ、幅方向(矢印B1、B2方向)に沿って一直線状に形成された第2フレーム部56と、該第2フレーム部56の幅方向両端に設けられる一対の第2ヘッダ保持部58とを有し、前記第2フレーム部56は第1フレーム部38と略同一形状に形成されている。

0035

第2ヘッダ保持部58は、第2サイドフレーム26を第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bに対して固定するために設けられ、軸方向(矢印A1、A2方向)に所定高さを有した有底円筒状に形成される。そして、第2ヘッダ保持部58は、第1及び第2ヘッダ12、14の外径よりも大きな内周径を有し、その内部には円筒状の第2防振部材(緩衝部材)60が設けられる。

0036

第2防振部材60は、例えば、ゴム等の弾性材料から有底筒状に形成され、その内径は第1及び第2ヘッダ12、14の外径と略同一となるように形成されると共に、第2ヘッダ保持部58の軸方向長さと略同一長さで形成されている。そして、図3Bに示されるように、第2防振部材60は、その軸方向に沿った底部60aが第2ヘッダ保持部58の底部62に当接することで軸方向(矢印A2方向)に位置決めされた状態で保持される。

0037

そして、第2ヘッダ保持部58は、その内部に第2防振部材60が同軸状に収納された状態で、第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bが内部へと軽圧入されることで、第2サイドフレーム26が一体的に固定される。すなわち、第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bと第2サイドフレーム26との間にそれぞれ第2防振部材60が挟持された状態で固定されている。

0038

ブラケット28は、図1及び図2に示されるように、第1サイドフレーム24の第1フレーム部38に対して上方(矢印A1方向)に向かって突出するように設けられると共に、第2サイドフレーム26の第2フレーム部56に対して下方(矢印A2方向)に向かって突出するように設けられ、例えば、それぞれ第1及び第2フレーム部38、56の幅方向(矢印B1、B2方向)に所定間隔離間して対となるように設けられている。

0039

そして、ブラケット28には厚さ方向(矢印C1、C2方向)に貫通した取付孔64がそれぞれ形成され、該取付孔64に挿通された締結ボルト(図示せず)を車両の車体部品へと螺合することで、ブラケット28を介して第1及び第2サイドフレーム24、26を含む熱交換器10が前記車体部品へと固定される。

0040

本発明の実施の形態に係る熱交換器10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、第1サイドフレーム24を第1ヘッダ12の上端部12aに対して固定する場合について、図3A、図5A〜図5Dを参照しながら説明する。なお、第1ヘッダ12の下端部12bは予め第2サイドフレーム26の第2ヘッダ保持部58に対して軽圧入され固定されている状態とする。

0041

先ず、図5Aに示されるように、第1サイドフレーム24の第1ヘッダ保持部40は、第1ヘッダ12への組み付け前の状態では、保持片44が前記第1ヘッダ12の外径よりも拡がった断面円弧状となり、締結片46を有した保持片44の先端と第1フレーム部38の幅方向端部との間が周方向に所定間隔離間して開放され、締結片46が第1フレーム部38の延在方向と略直交方向へ延在した状態にある。

0042

そして、上述した第1ヘッダ保持部40において、図5Bに示されるように、保持片44と第1フレーム部38との間に開放された間隙を介して第1ヘッダ12の上端部12aを側方から内部へと挿入すると共に、前記第1ヘッダ12のヘッダキャップ30を保持片44の軸方向上端に露呈している前記第1防振部材48の鍔部50へと当接させる。これにより、鍔部50を介して第1防振部材48がヘッダキャップ30と保持片44との間に挟持される(図3A参照)。

0043

次に、図5Bに示される状態から、図示しない作業者が締結片46を把持して第1ヘッダ12を中心として第1フレーム部38側に向かって傾動させることにより、前記締結片46の接続された保持片44が基端を起点として第1ヘッダ12の外周面に徐々に接近するように弾性変形していく。具体的には、保持片44及び第1防振部材48の内周面が第1ヘッダ12の上端部12aに向かって徐々に断面円形状へと近づくように弾性変形する。

0044

そして、図5Cに示されるように、締結片46を、第1フレーム部38と略平行とし厚さ方向他端側の端面38aに当接させることで、保持片44が第1ヘッダ12と同軸状となり、第1防振部材48が前記第1ヘッダ12の外周面に対して全周にわたって当接した状態となる。この際、保持片44は、第1防振部材48を挟んで第1ヘッダ12の外周面を周方向に沿って径方向内側へと均一に押圧して保持した状態となる。

0045

最後に、図5Cに示されるように、第1フレーム部38の第1孔部42に対し、厚さ方向一端側の端面38bからボルト52を挿入し、厚さ方向他端側の端面38aに当接した締結片46の第2孔部54へと挿通させた後に、図5Dに示されるように、前記端面38aから突出したボルト52に対してナット66を螺合させることで、前記締結片46が第1フレーム部38に当接した状態で厚さ方向(矢印C1、C2方向)に固定される。

0046

これにより、図4に示されるように、第1ヘッダ保持部40の保持片44が第1ヘッダ12の上端部12aに対して巻き付けられ、径方向内側へと均一に押圧力が付与された状態で締結されることで、前記第1ヘッダ12に対して第1サイドフレーム24が固定される。

0047

また、上述したように第1サイドフレーム24における第1ヘッダ保持部40を第1ヘッダ12の上端部12aに対して固定する場合について説明したが、前記第1ヘッダ保持部40を第2ヘッダ14の上端部14aに対して固定する場合も同様の組み付け方法となるため、ここでは詳細な説明は省略する。

0048

次に、上述したように第1ヘッダ12に対して第1サイドフレーム24の固定された熱交換器10の動作について説明する。

0049

先ず、図示しない圧縮機で圧縮され高温高圧となったガス状の冷媒が供給配管(図示せず)を通じて入口接続部34へと供給され、該入口接続部34を通じて第1ヘッダ12の内部へと導入される。そして、第1ヘッダ12へ供給された冷媒は、複数のチューブ16に対してそれぞれ略均等となるように流通し、前記チューブ16を通じて第2ヘッダ14側(矢印B2方向)へと流通する際、熱交換器10の厚さ方向(矢印C2方向)に沿ってフィン18の間を流通する空気によって前記冷媒が冷却され液化して前記第2ヘッダ14の内部へと導入される。

0050

この冷媒は、第2ヘッダ14から図示しない接続管を通じて第3ヘッダ22の内部へと移動し、気体液体とに分離された後、その液冷媒のみが再び第2ヘッダ14へと戻された後、複数のチューブ16を通じて第1ヘッダ12側(矢印B1方向)へと流通することでさらに冷却される。

0051

最後に、複数のチューブ16を通じて第1ヘッダ12へと導入された液体状態の冷媒が、出口接続部36を通じて排出配管(図示せず)へと導出される。

0052

以上のように、本実施の形態では、コア部20の上部及び下部にそれぞれ第1及び第2サイドフレーム24、26を備えた熱交換器10において、前記第1及び第2サイドフレーム24、26には、幅方向両端にそれぞれ第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14a及び下端部12b、14bを保持する第1及び第2ヘッダ保持部40、58を備え、該第1及び第2ヘッダ保持部40、58によって前記上端部12a、14a及び下端部12b、14bの外周側を覆うように接続されると共に、第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aと前記第1ヘッダ保持部40との間にゴム等の弾性材料からなる第1防振部材48を設け、第1及び第2ヘッダ12、14の下端部12b、14bと前記第2ヘッダ保持部58との間にも同様に第2防振部材60を設けている。

0053

従って、第1及び第2サイドフレーム24、26における第1及び第2ヘッダ保持部40、58と第1及び第2ヘッダ12、14との間にそれぞれ第1及び第2防振部材48、60を設けることで、例えば、熱交換器10を搭載した車両の走行時において、振動が前記ブラケット28を介して第1及び第2サイドフレーム24、26へと伝達された場合でも、第1及び第2防振部材48、60によって好適に振動を緩和することができる。そのため、例えば、第1及び第2サイドフレーム24、26と第1及び第2ヘッダ12、14との接続部位における応力集中を抑制することができる。

0054

その結果、第1及び第2サイドフレーム24、26と第1及び第2ヘッダ12、14との間に第1及び第2防振部材48、60を設けるという簡素な構成で、前記第1及び第2サイドフレーム24、26から第1及び第2ヘッダ12、14及びコア部20に対して付与される振動を緩和し、熱交換器10の耐久性を高めることで応力集中に起因した損傷を防止することができる。

0055

また、複数のブラケット28を第1及び第2サイドフレーム24、26に対して一体的に設け、前記第1及び第2サイドフレーム24、26を第1及び第2ヘッダ12、14に対して後から組み付けることが可能であるため、熱交換器10の製造工程を簡素化することができる。

0056

さらに、第1及び第2ヘッダ12、14の上端部12a、14aに設けられたヘッダキャップ30の外径を、前記第1及び第2ヘッダ12、14の外径よりも大きく設定することで、該第1及び第2ヘッダ12、14に対して第1サイドフレーム24の上方(矢印A1方向)への脱抜を好適に防止することができる。

0057

なお、本発明に係る熱交換器は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

0058

10…熱交換器12…第1ヘッダ
14…第2ヘッダ 16…チューブ
18…フィン20…コア部
24…第1サイドフレーム26…第2サイドフレーム
28…ブラケット38…第1フレーム部
40…第1ヘッダ保持部 44…保持片
46…締結片48…第1防振部材
52…ボルト56…第2フレーム部
58…第2ヘッダ保持部 60…第2防振部材

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