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技術 口腔内観察装置および口腔内観察システム

出願人 ミツミ電機株式会社
発明者 八重樫和宏図斉賢治森本一幸
出願日 2019年4月12日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-076581
公開日 2020年10月22日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-171608
状態 未査定
技術分野 内視鏡
主要キーワード 非着脱式 無線送信ユニット 観察デバイス 接点接続 ワイヤレスタイプ 信号操作 デジタル信号プロセッサー ズームアウト動作
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

無接点充電が可能、かつ、充電台に対する逆差しを防止することができるよう構成された口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを提供する。

解決手段

口腔内観察システム1は、検査対象者口腔内を観察するための口腔内観察装置2と、無接点充電を実行するための送電コイル収納する本体部31と、口腔内観察装置2を保持するための受け部32と、を備える充電台3と、を含む。口腔内観察装置2は、操作者により把持される長尺把持部211と、把持部211の基端部内に設けられた充電ユニットと、を備える。把持部211は、把持部211の長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有している。充電台3の受け部32は、把持部211の非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口322を有している。

概要

背景

従来、歯科医師による検査対象者(例えば、患者)の口腔内、特に口腔内の歯および歯茎の状態を観察するための器具として、長尺棒状の本体部と、本体部の先端に設けられた鏡と、を備える口腔鏡が用いられてきた。また、現在、口腔内の状態を検査対象者にも見せるために、口腔内をカメラモジュール撮影し、撮影した口腔内の画像を、ディスプレイを備える外部機器(例えば、パソコンスマートフォン)に表示させるための口腔内観察デバイスも、広く用いられている。例えば、特許文献1は、図1に示されているような口腔内観察デバイス500を開示している。

図1に示されているように、特許文献1の口腔内観察デバイス500は、歯科医師等の操作者によって把持される長尺の把持部510と、把持部510の先端から延伸する腕部520と、腕部520の先端部に設けられたカメラモジュール530を有している。操作者は、把持部510を把持した状態で、腕部520を検査対象者の口腔内に挿入し、カメラモジュール530で検査対象者の口腔内を撮影する。このような口腔内観察デバイス500により撮影された口腔内の画像は、ケーブル540を介して、ディスプレイを備える口腔内観察デバイス500の制御装置に送信され、制御装置のディスプレイ上に表示される。そのため、検査対象者も、制御装置のディスプレイ上に表示された画像を観察することにより、自身の口腔内の状態を確認することができる。

特許文献1の口腔内観察デバイス500に対する電力の供給は、ケーブル540を用いた有線接続によって実行される。口腔内観察デバイス500を用いて検査対象者の口腔内を観察する際には、腕部520を検査対象者の口腔内に挿入した後、カメラモジュール530を様々な方向に向けて検査対象者の口腔内の様々な箇所を撮影する必要がある。そのため、口腔内観察デバイス500の検査対象者の口腔内での操作の自由度は非常に重要である。しかしながら、口腔内観察デバイス500はケーブル540によって制御装置に接続されており、ケーブル540によって、口腔内観察デバイス500の検査対象者の口腔内での操作が阻害されてしまうという問題があった。

このような問題に対処するため、検査対象者の口腔内の画像を無線通信によりディスプレイを備える外部機器に送信すると共に、充電可能な充電ユニットを用いることにより、ワイヤレス化された口腔内観察デバイスが提案されている。図2には、従来のワイヤレスタイプの口腔内観察デバイス600が示されている。口腔内観察デバイス600は、取得した検査対象者の口腔内の画像を無線送信によりディスプレイを備える外部機器に送信するよう構成されている。さらに、口腔内観察デバイス600は、充電ユニットを備えており、口腔内観察デバイス600の基端部を、充電台700の受け部710に挿入することにより、口腔内観察デバイス600の充電ユニットに対する充電が実行される。このような構成により、口腔内観察デバイス600をワイヤレス化することができ、口腔内観察デバイス600の検査対象者の口腔内での操作の自由度を向上させることができる。

しかしながら、口腔内観察デバイス600では、口腔内観察デバイス600の充電ユニットに対する充電が、口腔内観察デバイス600側のACアダプタ端子610(図3参照)と充電台700側のACアダプター端子720(図4参照)との接点接続によって実行される。図3は、口腔内観察デバイス600の底面の構造を示しており、図4は、充電台700の受け部710内の構造を示している。図3および図4から分かるように、口腔内観察デバイス600の底面からはACアダプター端子610が外部に露出しており、充電台700の受け部710からはACアダプター端子720が外部に露出している。このように、口腔内観察デバイス600に対する充電方法として、充電を採用する場合、口腔内観察デバイス600のACアダプター端子720が外部に露出するため、口腔内観察デバイス600を防水化することができない。口腔内観察デバイス600は、洗面台のような水場で使用されることが多いが、防水化されていない口腔内観察デバイス600を水場で用いることは非常に危険である。

また、口腔内観察デバイス600の把持部は、把持部の長尺方向に直交する平面において、対称の断面形状を有しているため、充電台700への逆差しが可能である。ヒューマンエラーにより口腔内観察デバイス600が充電台700へ逆差しされた場合、口腔内観察デバイス600側のACアダプター端子610と充電台700側のACアダプター端子720とが接続されず、口腔内観察デバイス600の充電ユニットへの充電が実行されない。そのため、口腔内観察デバイス600の使用を試みた際に、口腔内観察デバイス600の充電ユニットが充電されていない事態が発生し得る。このような事態は、口腔内観察デバイス600のユーザー製品満足度を著しく低下させてしまう。

概要

無接点充電が可能、かつ、充電台に対する逆差しを防止することができるよう構成された口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを提供する。口腔内観察システム1は、検査対象者の口腔内を観察するための口腔内観察装置2と、無接点充電を実行するための送電コイル収納する本体部31と、口腔内観察装置2を保持するための受け部32と、を備える充電台3と、を含む。口腔内観察装置2は、操作者により把持される長尺の把持部211と、把持部211の基端部内に設けられた充電ユニットと、を備える。把持部211は、把持部211の長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有している。充電台3の受け部32は、把持部211の非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口322を有している。

目的

本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、無接点充電が可能、かつ、充電台に対する逆差しを防止することができるよう構成された口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

検査対象者口腔内を観察するための口腔内観察システムであって、前記検査対象者の前記口腔内を観察するための口腔内観察装置と、無接点充電を実行するための送電コイル収納する本体部と、前記口腔内観察装置を保持するための受け部と、を備える充電台と、を含み、前記口腔内観察装置は、操作者により把持される長尺把持部と、前記把持部の先端から前記把持部の長尺方向に延伸し、検査対象者の口腔内に挿入される腕部と、前記腕部の先端部に設けられ、前記検査対象者の前記口腔内を撮影するためのカメラモジュールと、前記把持部内に設けられた充電ユニットと、を備え、前記把持部は、前記把持部の前記長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有し、前記充電台の前記受け部は、前記把持部の前記非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口を備え、前記口腔内観察装置は、前記口腔内観察装置の前記把持部が、前記充電台の前記受け部の前記差込口に挿通され、前記充電台の前記受け部によって前記口腔内観察装置が保持された際、前記充電台の前記送電コイルを用いた前記充電ユニットへの前記無接点充電が実行されるよう構成されていることを特徴とする口腔内観察システム。

請求項2

前記充電台の前記受け部は、前記充電台の前記本体部の上側部分から延伸する延伸部と、前記延伸部に形成された前記差込口と、前記本体部の下側部分から前記延伸部と同じ側に延伸する平板状のベースと、を含み、前記口腔内観察装置は、前記把持部が前記充電台の前記受け部の前記差込口に挿通され、前記把持部の基端部が前記充電台の前記受け部の前記ベース上に載置された状態で、前記充電台の前記受け部により保持される請求項1に記載の口腔内観察システム。

請求項3

前記把持部の前記非対称の断面形状は、一方の面が曲線を形成し、他方の面が前記一方の面が形成する前記曲線よりも小さな曲率の曲線を形成する略D字状の断面形状である請求項1または2に記載の口腔内観察システム。

請求項4

前記充電ユニットは、充電可能に構成された2次電池と、前記2次電池に接続された受電コイルと、を備え、前記充電ユニットの前記受電コイルは、前記口腔内観察装置が前記充電台の前記受け部により保持された状態において、前記充電台の前記送電コイルと対向する請求項3に記載の口腔内観察システム。

請求項5

前記充電台の前記本体部は、一方の側面が平面を形成し、他方の側面が曲面を形成する中空半円錐台形状を有しており、前記充電ユニットの前記受電コイルは、前記把持部内において、前記把持部の前記他方の面と対向するよう配置されており、前記充電台の前記送電コイルは、前記充電台の前記本体部内において、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面と対向するよう配置されており、前記口腔内観察装置が前記充電台の前記受け部により保持された状態において、前記把持部の前記他方の面は、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面と対向している請求項4に記載の口腔内観察システム。

請求項6

前記充電台の前記受け部は、前記口腔内観察装置の前記把持部が鉛直方向に対して傾斜した状態で前記口腔内観察装置を保持するよう構成されており、前記充電台の前記受け部が前記口腔内観察装置を保持している状態において、重力により前記口腔内観察装置の前記把持部の前記他方の面が、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面に押し付けられる請求項5に記載の口腔内観察システム。

請求項7

操作者により把持される長尺の把持部と、前記把持部の先端から前記把持部の長尺方向に延伸し、検査対象者の口腔内に挿入される腕部と、前記腕部の先端部に設けられ、前記検査対象者の前記口腔内を撮影するためのカメラモジュールと、前記把持部内に設けられた充電ユニットと、を備え、前記把持部は、前記把持部の前記長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有し、前記口腔内観察装置は、前記口腔内観察装置の前記把持部が、充電台の受け部の差込口に挿通され、前記充電台の前記受け部によって前記口腔内観察装置が保持された際、前記充電ユニットへの無接点充電が実行されるよう構成されており、前記充電台の前記受け部の前記差込口は、前記把持部の前記非対称の断面形状に対応した形状を有することを特徴とする口腔内観察装置。

技術分野

0001

本発明は、一般に、口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムに関し、より具体的には、無接点充電が可能、かつ、充電台に対する逆差しを防止することができるよう構成された口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムに関する。

背景技術

0002

従来、歯科医師による検査対象者(例えば、患者)の口腔内、特に口腔内の歯および歯茎の状態を観察するための器具として、長尺棒状の本体部と、本体部の先端に設けられた鏡と、を備える口腔鏡が用いられてきた。また、現在、口腔内の状態を検査対象者にも見せるために、口腔内をカメラモジュール撮影し、撮影した口腔内の画像を、ディスプレイを備える外部機器(例えば、パソコンスマートフォン)に表示させるための口腔内観察デバイスも、広く用いられている。例えば、特許文献1は、図1に示されているような口腔内観察デバイス500を開示している。

0003

図1に示されているように、特許文献1の口腔内観察デバイス500は、歯科医師等の操作者によって把持される長尺の把持部510と、把持部510の先端から延伸する腕部520と、腕部520の先端部に設けられたカメラモジュール530を有している。操作者は、把持部510を把持した状態で、腕部520を検査対象者の口腔内に挿入し、カメラモジュール530で検査対象者の口腔内を撮影する。このような口腔内観察デバイス500により撮影された口腔内の画像は、ケーブル540を介して、ディスプレイを備える口腔内観察デバイス500の制御装置に送信され、制御装置のディスプレイ上に表示される。そのため、検査対象者も、制御装置のディスプレイ上に表示された画像を観察することにより、自身の口腔内の状態を確認することができる。

0004

特許文献1の口腔内観察デバイス500に対する電力の供給は、ケーブル540を用いた有線接続によって実行される。口腔内観察デバイス500を用いて検査対象者の口腔内を観察する際には、腕部520を検査対象者の口腔内に挿入した後、カメラモジュール530を様々な方向に向けて検査対象者の口腔内の様々な箇所を撮影する必要がある。そのため、口腔内観察デバイス500の検査対象者の口腔内での操作の自由度は非常に重要である。しかしながら、口腔内観察デバイス500はケーブル540によって制御装置に接続されており、ケーブル540によって、口腔内観察デバイス500の検査対象者の口腔内での操作が阻害されてしまうという問題があった。

0005

このような問題に対処するため、検査対象者の口腔内の画像を無線通信によりディスプレイを備える外部機器に送信すると共に、充電可能な充電ユニットを用いることにより、ワイヤレス化された口腔内観察デバイスが提案されている。図2には、従来のワイヤレスタイプの口腔内観察デバイス600が示されている。口腔内観察デバイス600は、取得した検査対象者の口腔内の画像を無線送信によりディスプレイを備える外部機器に送信するよう構成されている。さらに、口腔内観察デバイス600は、充電ユニットを備えており、口腔内観察デバイス600の基端部を、充電台700の受け部710に挿入することにより、口腔内観察デバイス600の充電ユニットに対する充電が実行される。このような構成により、口腔内観察デバイス600をワイヤレス化することができ、口腔内観察デバイス600の検査対象者の口腔内での操作の自由度を向上させることができる。

0006

しかしながら、口腔内観察デバイス600では、口腔内観察デバイス600の充電ユニットに対する充電が、口腔内観察デバイス600側のACアダプタ端子610(図3参照)と充電台700側のACアダプター端子720(図4参照)との接点接続によって実行される。図3は、口腔内観察デバイス600の底面の構造を示しており、図4は、充電台700の受け部710内の構造を示している。図3および図4から分かるように、口腔内観察デバイス600の底面からはACアダプター端子610が外部に露出しており、充電台700の受け部710からはACアダプター端子720が外部に露出している。このように、口腔内観察デバイス600に対する充電方法として、充電を採用する場合、口腔内観察デバイス600のACアダプター端子720が外部に露出するため、口腔内観察デバイス600を防水化することができない。口腔内観察デバイス600は、洗面台のような水場で使用されることが多いが、防水化されていない口腔内観察デバイス600を水場で用いることは非常に危険である。

0007

また、口腔内観察デバイス600の把持部は、把持部の長尺方向に直交する平面において、対称の断面形状を有しているため、充電台700への逆差しが可能である。ヒューマンエラーにより口腔内観察デバイス600が充電台700へ逆差しされた場合、口腔内観察デバイス600側のACアダプター端子610と充電台700側のACアダプター端子720とが接続されず、口腔内観察デバイス600の充電ユニットへの充電が実行されない。そのため、口腔内観察デバイス600の使用を試みた際に、口腔内観察デバイス600の充電ユニットが充電されていない事態が発生し得る。このような事態は、口腔内観察デバイス600のユーザー製品満足度を著しく低下させてしまう。

先行技術

0008

特開2013−74929号公報

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、無接点充電が可能、かつ、充電台に対する逆差しを防止することができるよう構成された口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

このような目的は、以下の(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1)検査対象者の口腔内を観察するための口腔内観察システムであって、
前記検査対象者の前記口腔内を観察するための口腔内観察装置と、
無接点充電を実行するための送電コイル収納する本体部と、前記口腔内観察装置を保持するための受け部と、を備える充電台と、を含み、
前記口腔内観察装置は、
操作者により把持される長尺の把持部と、
前記把持部の先端から前記把持部の長尺方向に延伸し、検査対象者の口腔内に挿入される腕部と、
前記腕部の先端部に設けられ、前記検査対象者の前記口腔内を撮影するためのカメラモジュールと、
前記把持部内に設けられた充電ユニットと、を備え、
前記把持部は、前記把持部の前記長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有し、
前記充電台の前記受け部は、前記把持部の前記非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口を備え、
前記口腔内観察装置は、前記口腔内観察装置の前記把持部が、前記充電台の前記受け部の前記差込口に挿通され、前記充電台の前記受け部によって前記口腔内観察装置が保持された際、前記充電台の前記送電コイルを用いた前記充電ユニットへの前記無接点充電が実行されるよう構成されていることを特徴とする口腔内観察システム。

0011

(2)前記充電台の前記受け部は、前記充電台の前記本体部の上側部分から延伸する延伸部と、前記延伸部に形成された前記差込口と、前記本体部の下側部分から前記延伸部と同じ側に延伸する平板状のベースと、を含み、
前記口腔内観察装置は、前記把持部が前記充電台の前記受け部の前記差込口に挿通され、前記把持部の基端部が前記充電台の前記受け部の前記ベース上に載置された状態で、前記充電台の前記受け部により保持される上記(1)に記載の口腔内観察システム。

0012

(3)前記把持部の前記非対称の断面形状は、一方の面が曲線を形成し、他方の面が前記一方の面が形成する前記曲線よりも小さな曲率の曲線を形成する略D字状の断面形状である上記(1)または(2)に記載の口腔内観察システム。

0013

(4)前記充電ユニットは、充電可能に構成された2次電池と、前記2次電池に接続された受電コイルと、を備え、
前記充電ユニットの前記受電コイルは、前記口腔内観察装置が前記充電台の前記受け部により保持された状態において、前記充電台の前記送電コイルと対向する上記(3)に記載の口腔内観察システム。

0014

(5)前記充電台の前記本体部は、一方の側面が平面を形成し、他方の側面が曲面を形成する中空半円錐台形状を有しており、
前記充電ユニットの前記受電コイルは、前記把持部内において、前記把持部の前記他方の面と対向するよう配置されており、
前記充電台の前記送電コイルは、前記充電台の前記本体部内において、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面と対向するよう配置されており、
前記口腔内観察装置が前記充電台の前記受け部により保持された状態において、前記把持部の前記他方の面は、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面と対向している上記(4)に記載の口腔内観察システム。

0015

(6)前記充電台の前記受け部は、前記口腔内観察装置の前記把持部が鉛直方向に対して傾斜した状態で前記口腔内観察装置を保持するよう構成されており、
前記充電台の前記受け部が前記口腔内観察装置を保持している状態において、重力により前記口腔内観察装置の前記把持部の前記他方の面が、前記充電台の前記本体部の前記一方の側面に押し付けられる上記(5)に記載の口腔内観察システム。

0016

(7)操作者により把持される長尺の把持部と、
前記把持部の先端から前記把持部の長尺方向に延伸し、検査対象者の口腔内に挿入される腕部と、
前記腕部の先端部に設けられ、前記検査対象者の前記口腔内を撮影するためのカメラモジュールと、
前記把持部内に設けられた充電ユニットと、を備え、
前記把持部は、前記把持部の前記長尺方向と直交する平面において、非対称の断面形状を有し、
前記口腔内観察装置は、前記口腔内観察装置の前記把持部が、充電台の受け部の差込口に挿通され、前記充電台の前記受け部によって前記口腔内観察装置が保持された際、前記充電ユニットへの無接点充電が実行されるよう構成されており、
前記充電台の前記受け部の前記差込口は、前記把持部の前記非対称の断面形状に対応した形状を有することを特徴とする口腔内観察装置。

発明の効果

0017

本発明の口腔内観察システムでは、無接点充電により充電台から口腔内観察装置の充電ユニットに対する充電が実行される。そのため、ACアダプター端子等の充電のための電子部品を口腔内観察装置の本体の外部に露出させる必要がなく、口腔内観察装置を防水化することができる。その結果、洗面台のような水場で口腔内観察装置を使用する際の危険性を除去することができる。また、口腔内観察装置の把持部は、非対称の断面形状を有するよう構成されており、さらに、充電台の受け部は、口腔内観察装置の把持部の非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口を有するよう構成されている。このような構成により、本発明の口腔内観察システムでは、充電台の受け部に対する口腔内観察装置の把持部の向き(姿勢)が誤った状態では、充電台の差込口に口腔内観察装置の把持部を挿通させることができない。そのため、充電台に対する口腔内観察装置の逆差しを防止することができる。

図面の簡単な説明

0018

従来技術の口腔内観察装置を示す斜視図である。
従来技術のワイヤレスタイプの口腔内観察装置を示す斜視図である。
図2に示す口腔内観察装置の底面の構造を説明するための図である。
図2に示す充電台の受け部内の構造を説明するための図である。
本発明の実施形態に係る口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを示す斜視図である。
図5に示す口腔内観察装置の分解斜視図である。
図6に示す口腔内観察装置の把持部の基端部の横断面図である。
図5に示す充電台の分解斜視図である。
図8に示す充電台の縦断面図である。
口腔内観察装置を充電台の受け部で保持した状態における口腔内観察装置および充電台の縦断面図である。

実施例

0019

以下、本発明の口腔内観察装置および口腔内観察システムを、添付図面に示す好適な実施形態に基づいて、説明する。なお、以下で参照する各図は、本発明の説明のために用意された模式的な図である。図面に示された各構成要素の寸法(長さ、幅、厚さ等)は、必ずしも実際の寸法を反映したものではない。また、各図において、同一または対応する要素には、同じ参照番号が付されている。

0020

図5は、本発明の実施形態に係る口腔内観察装置および該口腔内観察装置を含む口腔内観察システムを示す斜視図である。図6は、図5に示す口腔内観察装置の分解斜視図である。図7は、図6に示す口腔内観察装置の把持部の基端部の横断面図である。図8は、図5に示す充電台の分解斜視図である。図9は、図8に示す充電台の縦断面図である。図10は、口腔内観察装置を充電台の受け部で保持した状態における口腔内観察装置および充電台の縦断面図である。

0021

図5に示す口腔内観察システム1は、検査対象者の口腔内を観察するために用いられる。口腔内観察システム1は、検査対象者の口腔内を観察するための口腔内観察装置2と、口腔内観察装置2に対する無接点充電を実行するための充電台3と、を含む。口腔内観察装置2は、検査対象者の口腔内の画像を撮影し、ディスプレイを備える外部機器(例えば、パソコン、スマートフォン)に撮影した画像を送信するために用いられる。口腔内観察装置2は、歯科医師のような検査対象者とは別の人間によって操作されてもよいし、検査対象者自身が自身の口腔内を観察するために、検査対象者自身によって操作されてもよい。口腔内観察装置2の操作者や検査対象者は、外部機器のディスプレイに表示された検査対象者の口腔内の画像を見ることにより、検査対象者の口腔内の状態を確認することができる。

0022

充電台3は、口腔内観察装置2を充電台3によって保持した際に、口腔内観察装置2に対する無接点充電を実行するよう構成されている。充電台3は、無接点充電を実行するための送電コイル35を収納するための本体部31と、口腔内観察装置2を保持するための受け部32と、を備えている。充電台3の受け部32によって口腔内観察装置2が保持されている状態において、充電台3による口腔内観察装置2の無接点充電が実行される。

0023

最初に、口腔内観察装置2について詳述する。図6に示されているように、口腔内観察装置2は、口腔内観察装置2の各コンポーネントを収納するハウジングとして機能する本体21と、本体21内に設けられた基板22と、検査対象者の口腔内を撮影するためのカメラモジュール23と、検査対象者の口腔内を照明するための照明モジュール24と、カメラモジュール23および照明モジュール24を制御し、さらに、カメラモジュール23によって取得された口腔内の画像を無線送信するための制御部25と、操作者による口腔内観察装置2の操作を可能とするための操作部26と、充電可能に構成され、口腔内観察装置2の駆動電力を提供するための充電ユニット27と、カメラモジュール23および照明モジュール24と制御部25との間の接続を提供するためのFPC(フレキシブルプリント回路)基板28と、カバーガラス29a、29bと、を備えている。

0024

本体21は、操作者によって把持される長尺の把持部211と、把持部211の先端から把持部211の長尺方向に延伸し、検査対象者の口腔内に挿入される腕部212と、カメラモジュール23用の第1の開口213と、照明モジュール24用の第2の開口214と、を備えている。

0025

本体21は、全長(本体21の長尺方向をZ軸としたときのZ軸方向の長さ)約200mm、把持部211に該当する部分の幅(本体21の長尺方向をZ軸としたときのX軸方向の長さ)約30mm、腕部212の先端部の幅約7mmのハンドピース状の全体形状を有している。また、図6に示されているように、本体21は、口腔内観察装置2全体のベースとして機能する下側部分21aと、口腔内観察装置2全体のカバーとして機能する上側部分21bとから構成されており、本体21の下側部分21aと上側部分21bとの間に形成されるスペースに、口腔内観察装置2の各コンポーネントが収納される。本体21の把持部211および腕部212は、一体的に形成されている。このような本体21は、樹脂材料により形成することができる。

0026

図7は、把持部211の延伸方向と直交する平面における、本体21の把持部211の基端部の横断面図を示している。図7に示されているように、本発明の口腔内観察装置2では、本体21の把持部211は、把持部211の延伸方向と直交する平面(図中のXY平面)において、非対称の断面形状を有するよう構成されている。より具体的には、本体21の把持部211は、把持部211の延伸方向と直交する平面において、一方の面211aが曲線を形成し、他方の面211bが、一方の面211aが形成する曲線よりも小さな曲率の曲線を形成し、一方の面211a側と他方の面211b側とで非対称な略D字状の断面形状を有するよう構成されている。

0027

把持部211の基端部の断面形状は、把持部211の延伸方向に沿って略一定である。そのため、本体21の腕部212の一方の面211aは、曲面を形成しており、他方の面211bは、一方の面211aが形成する曲面よりも小さな曲率の曲面を形成している。このように、把持部211は、一方の面211a側と他方の面211b側とで非対称な形状を有している。本体21の把持部211の一方の面211aおよび他方の面211bは滑らかな曲面を形成しているため、口腔内観察装置2の操作者が口腔内観察装置2の把持部211を把持した際に高いフィット感を操作者に与えることができる。

0028

図6戻り、腕部212は、把持部211よりも小さな径を有しており、把持部211の先端から把持部211の長尺方向(+Z方向)に延伸している。腕部212は、口腔内観察装置2を用いて検査対象者の口腔内を観察する際に、検査対象者の口腔内に挿入される。腕部212の先端部には第1の開口213および第2の開口214が形成されている。第1の開口213および第2の開口214は、腕部212の先端部において、本体21の把持部211の長尺方向に対して直交する方向(+Y方向)に開口している。カメラモジュール23は、第1の開口213を介して本体21の外部を撮影し、照明モジュール24は、第2の開口214を介して本体21の外部を照明する。

0029

基板22は、本体21の内部に固定的に設けられており、基板22上に制御部25、操作部26、および充電ユニット27が搭載されている。基板22上に形成された配線を介して、制御部25、操作部26、および充電ユニット27が互いに有線接続されている。

0030

カメラモジュール23は、検査対象者の口腔内を撮影する機能を有している。カメラモジュール23は、腕部212の先端部内部に設けられており、腕部212の先端部に形成された第1の開口213を介して本体21の外部を撮影する。照明モジュール24は、LEDライト等の任意の照明手段であり、検査対象者の口腔内を照明する機能を有している。照明モジュール24は、腕部212の先端部内部であって、カメラモジュール23よりも腕部212の基端側(−Z方向側)の位置に設けられており、腕部212の先端部に形成された第2の開口214を介して本体21の外部を照明する。カメラモジュール23および照明モジュール24を駆動するための電力は、制御部25を介して、または、充電ユニット27から直接供給される。

0031

カメラモジュール23用の第1の開口213は、カバーガラス29aによって液密封止されている。同様に、照明モジュール24用の第2の開口214は、カバーガラス29bによって液密に封止されている。そのため、第1の開口213および第2の開口214を介して、水等の液体が本体21内に侵入しない。

0032

カメラモジュール23および照明モジュール24は、FPC基板28上に形成された配線を介して制御部25に電気的に接続されており、制御部25からの制御によって所望のタイミングで駆動する。口腔内観察装置2の使用時において、操作者によって口腔内観察装置2の腕部212が検査対象者の口腔内に挿入され、照明モジュール24が検査対象者の口腔内を照明すると共に、カメラモジュール23が検査対象者の口腔内を撮影する。カメラモジュール23によって取得された検査対象者の口腔内の画像は、制御部25に送信される。

0033

制御部25は、カメラモジュール23および照明モジュール24を制御し、さらに、カメラモジュール23によって取得された口腔内の画像を無線送信する機能を有している。制御部25は、口腔内観察装置2のカメラモジュール23および照明モジュール24に有線接続されており、制御部25から送信される信号に応じて、カメラモジュール23および照明モジュール24が駆動する。制御部25を駆動するための電力は、充電ユニット27から供給される。

0034

制御部25は、演算処理を実行するための1つ以上のプロセッサーと、口腔内観察装置2の制御を行うために必要なデータ、プログラムモジュール等のコンピューター可読命令を保存しているメモリーとを備えており、制御部25のプロセッサーは、メモリー内に保存されているコンピューター可読命令を用いることにより、口腔内観察装置2の各コンポーネントの制御を実行することができる。また、制御部25は、無線送信ユニット(図示せず)を含んでおり、無線送信ユニットを用いることにより、カメラモジュール23によって取得された口腔内の画像の無線送信を外部機器に無線送信することができる。このような無線送信ユニットは、口腔内の画像を外部機器に無線送信することができれば特に限定されないが、例えば、制御部25は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Enerrgy)無線通信技術を利用した無線送信ユニットを用いることができる。

0035

制御部25のプロセッサーは、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサーマイクロコンピューターマイクロコントローラーデジタル信号プロセッサー(DSP)、中央演算処理装置(CPU)、メモリーコントロールユニット(MCU)、画像処理用演算処理装置(GPU)、状態機械論理回路特定用途向け集積回路ASIC)、またはこれらの組み合わせ等のコンピューター可読命令に基づいて信号操作等の演算処理を実行する演算ユニットである。

0036

制御部25のメモリーは、揮発性記憶媒体(例えば、RAM、SRAM、DRAM)、不揮発性記憶媒体(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリー)、またはこれらの組み合わせを含む着脱式または非着脱式のコンピューター可読媒体である。

0037

操作者が本体21の把持部211から外部に露出している操作部26を操作し、口腔内観察装置2による検査対象者の口腔内の撮影を開始すると、操作部26からの信号に応じて制御部25がカメラモジュール23および照明モジュール24を駆動し、検査対象者の口腔内の画像を撮影する。カメラモジュール23によって口腔内の画像が取得され、制御部25に送信されると、制御部25は、取得した口腔内の画像を、ディスプレイを備える外部機器に無線送信する。カメラモジュール23による口腔内の画像の取得および制御部25による口腔内の画像の無線送信は、リアルタイムで実行される。なお、制御部25は、取得した口腔内の画像を無線送信する前に、取得した口腔内の画像に対してホワイトバランス処理等の任意の画像処理を施すよう構成されていてもよい。

0038

操作部26は、操作者による口腔内観察装置2の操作を実現するために用いられる。操作部26としては、ボタン、スイッチ、スライドバータッチパネル等を用いることができるが、本実施形態では、操作部26は、口腔内観察装置2の電源オンオフを実行するための電源ボタン26aと、ディスプレイを備える外部機器に対して信号を無線送信するための信号送信ボタン26bと、を含む。電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bは、本体21の把持部211の開口を介して把持部211の外部に露出しており、操作者は、本体21の把持部211を把持した状態で、電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bを操作することができる。電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bは、制御部25と電気的に接続されており、電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bに対する操作者による入力が、制御部25に送信される。なお、電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bを把持部211の外部に露出させるための開口は、それぞれ電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bの形状に対応した形状を有しており、把持部211の外部に露出する部分の下に封止部261が形成されている。電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bのそれぞれの封止部261は、把持部211の外部に露出する部分よりも大きなサイズを有している。そのため、口腔内観察装置2を組み立てた状態において、電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bを把持部211の外部に露出させるための開口を介して、本体21内に水等の液体が浸入しないようになっている。

0039

口腔内観察装置2の操作者は、操作部26の電源ボタン26aを押下することにより、口腔内観察装置2による検査対象者の口腔内の観察を開始および終了させることができる。口腔内観察装置2の電源がオフの状態で電源ボタン26aが押下されると、口腔内観察装置2の電源がオンになり、カメラモジュール23および照明モジュール24が駆動され、口腔内観察装置2による検査対象者の口腔内の撮影が開始される。この状態において、制御部25は、カメラモジュール23によって取得された検査対象者の口腔内の画像を、外部機器へリアルタイムで無線送信する。一方、口腔内観察装置2の電源がオンの状態で電源ボタン26aが押下されると、口腔内観察装置2の電源がオフとなり、口腔内観察装置2による検査対象者の口腔内の撮影が終了する。

0040

さらに、口腔内観察装置2の電源がオンの状態において、口腔内観察装置2の操作者が操作部26の信号送信ボタン26bを押下すると、制御部25によって、ディスプレイを備える外部機器に信号が無線送信される。信号送信ボタン26bを押下することによって無線送信された信号を受信した外部機器は、信号を受信したタイミングでディスプレイに表示されている画像を保存する(シャッター動作の実行)、ディスプレイに表示されている画像に対するズームイン動作またはズームアウト動作を実行する等の事前に規定された動作を実行する。

0041

なお、本実施形態では、操作部26は電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bを含んでいるが、本発明はこれに限られない。操作部26が、電源ボタン26aおよび信号送信ボタン26bに加えて、口腔内観察装置2の操作に必要な任意の数のスイッチ、ボタン等の操作手段を備えているような態様も、本発明の範囲内である。

0042

充電ユニット27は、無接点充電可能に構成され、口腔内観察装置2の駆動電力を提供する。充電ユニット27は、充電可能に構成された2次電池271と、磁性材料から構成されたボビン272と、充電台3の送電コイル35と対になる受電コイル273と、を備えている。充電ユニット27は、本体21の把持部211内において、基板22上に設けられている。

0043

2次電池271は、リチウムイオン2次電池等の充電可能な電池であり、制御部25を介して間接的に、または、直接的に、口腔内観察装置2のカメラモジュール23および照明モジュール24に対して駆動電力を提供する。図6に示されているように、2次電池271は、基板22の−Y方向側の面上に設けられている。

0044

ボビン272は、磁性材料から構成されており、本体21の把持部211の基端部内において、スペーサー274を介して基板22の+Y方向側の面上に固定的に設けられている。受電コイル273は、ボビン272の周り銅線巻き付けることにより構成されており、本体21の把持部211の基端部内において、基板22の+Y方向側の面上に設けられている。図7に示されているように、本体21の把持部211の基端部内において、受電コイル273は、受電コイル273の上面が把持部211の他方の面211bと対向する。なお、本明細書において、受電コイル273の上面とは、受電コイル273を構成するためにボビン272に巻き付けられて形成された銅線の複数の層のうち、把持部211の他方の面211bと近接して対向する最も外側の層によって規定される面を指す。一方、受電コイル273の底面は、把持部211の基端部内において、ボビン272およびスペーサー274を介して、基板22と対向している。

0045

このように、本発明の口腔内観察装置2においては、充電ユニット27の受電コイル273の上面または底面が、把持部211の底面ではなく、他方の面211bと対向するよう、縦置きされている。受電コイル273を、受電コイル273の底面が把持部211の底面に対向するよう横置きした場合、受電コイル273のサイズ(径)は、把持部211の底面のサイズに規制されてしまう。一方、図7に示されているように、受電コイル273を、受電コイル273の上面が把持部211の他方の面211bと対向するよう縦置きした場合、受電コイル273のサイズ(径)は、把持部211の底面のサイズに規制されない。そのため、本発明の口腔内観察装置2においては、より大きなサイズの受電コイル273を把持部211内に設けることができる。このようなより大きなサイズの受電コイル273を使用することにより、無接点充電の効率化および高速化を実現することができる。

0046

受電コイル273の両端部(端子)は、2次電池271に接続されており、受電コイル273内に交流電流が発生すると、電力が2次電池271に供給され、2次電池271の充電が実行される。図10に示されているように、口腔内観察装置2が充電台3の受け部32で保持されている状態において、充電ユニット27の受電コイル273は、充電台3の送電コイル35と対向する。充電台3の送電コイル35内に交流電流が流れると相互誘導により充電ユニット27の受電コイル273内に交流電流が流れる。その結果、2次電池271に電力が供給され、2次電池271が無接点充電される。このように、口腔内観察装置2は、充電ユニット27の2次電池271に対する無接点充電を実行可能に構成されている。そのため、口腔内観察装置2では、2次電池271を充電するためのACアダプター端子等の電気的部品を本体21の外部に露出する必要がない。本実施形態の口腔内観察装置2では、如何なる電子部品も本体21から露出していない。そのため、口腔内観察装置2は防水化されており、洗面台のような水場で口腔内観察装置2を安全に使用することが可能となっている。

0047

次に、充電台3について詳述する。図8に示されているように、充電台3は、本体部31と、口腔内観察装置2を保持するための受け部32と、本体部31内に設けられた基板33と、基板33上に形成されたボビン34と、ボビン34を囲むように設けられた送電コイル35と、交流電源と送電コイル35との間の電気的接続を提供するための接続ケーブル36と、を備えている。

0048

本体部31は、基板33、ボビン34、および送電コイル35を内部に収納する機能を有している。本体部31は、中空の半円錐台形状を有しており、本体部31の大きさは、基端側(−Z方向側)から先端側(+Z方向側)に向けて漸減している。本体部31の一方の側面311は平面を形成しており、他方の側面312は、曲面を形成している。本体部31の底面には底板313が固定され、本体部31の内側面と、底板313とによって規定される空間内に基板33、ボビン34、および送電コイル35が収納される。

0049

また、図9に示されているように、本体部31の上面は、他方の側面312側から一方の側面311側に向かって下方(−Z方向)に傾斜するスロープを形成している。また、充電台3からは、基板33に電気的に接続された接続ケーブル36が外部に露出しており、接続ケーブル36を介して、交流電源から基板33上に搭載された送電コイル35に交流電流が供給される。

0050

受け部32は、口腔内観察装置2を保持するために用いられる。図10に示されているように、受け部32によって口腔内観察装置2が保持された状態において、口腔内観察装置2の把持部211の他方の面211bが充電台3の本体部31の一方の側面311に対向し、口腔内観察装置2の把持部211の一方の面211aが充電台3の本体部31とは反対側を向く。図8に戻り、受け部32は、本体部31の上側部分から延伸する延伸部321と、延伸部321に形成された差込口322と、本体部31の下側部分から延伸部321と同じ側に延伸する平板状のベース323と、を含んでいる。

0051

延伸部321は、本体部31の上側部分から延伸する平板状部材である。図9に示されているように、延伸部321は、本体部31の上側部分から、本体部31の上面の傾斜と同じ角度で、斜め下に向かって延伸している。差込口322は、延伸部321上に形成され、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状に対応した形状を有する開口である。差込口322は、差込口322の形状が、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状と同じ、かつ、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状よりもわずかに大きくなるよう形成されている。そのため、口腔内観察装置2の把持部211の基端部を、差込口322に挿入することが可能となっている。

0052

また、差込口322の形状は、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状に対応しているため、差込口322に対する口腔内観察装置2の向き(姿勢)が所定の向きと完全に一致する場合にのみ、口腔内観察装置2の把持部211の基端部を差込口322に挿通させることが可能となっている。そのため、充電台3に対する口腔内観察装置2の逆差しを防止することができる。具体的には、本実施形態では、口腔内観察装置2の把持部211は、把持部211の延伸方向と直交する平面において、一方の面211a側と他方の面211b側とで非対称な略D字状の断面形状を有し、さらに、充電台3の差込口322は把持部211の略D字状の断面形状に対応する形状を有している。そのため、口腔内観察装置2の把持部211の他方の面211bが充電台3の本体部31の反対側を向き、口腔内観察装置2の把持部211の一方の面211aが充電台3の本体部31の一方の側面311と対向するような姿勢で、充電台3の差込口322に口腔内観察装置2の把持部211の基端部を挿通させることができないようになっている。また、差込口322の形状は、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状に対応しているため、口腔内観察装置2が充電台3の受け部32によって保持されている状態における口腔内観察装置2の回転や揺動が差込口322によって防止されている。

0053

ベース323は、本体部31の下側部分から延伸部321と同じ側に延伸する平板状の部材であり、口腔内観察装置2が受け部32によって保持された状態において、口腔内観察装置2の把持部211の基端部がベース323上に載置される。ベース323の上面は、充電台3の本体部31に近い側から遠ざかる側に向けて下方(−Z方向)に傾斜するスロープを形成している。また、ベース323の上面には、口腔内観察装置2の把持部211の基端部を受けるための凹部324が形成されている。図10に示されているように、差込口322に、口腔内観察装置2の把持部211が挿通され、口腔内観察装置2の把持部211の基端部がベース323の凹部324内に載置された状態で、口腔内観察装置2が受け部32によって保持される。

0054

このような構成を有する充電台3では、受け部32の差込口322が、口腔内観察装置2の把持部211を支持する。そのため、図2図4に示した従来技術の口腔内観察システムのように、ベース323上に口腔内観察装置2の把持部211を支持するための受け皿のような突出物を設ける必要がない。そのため、本発明の口腔内観察システム1では、充電台3のベース323上に受け皿のような突起物が存在しない。また、ベース323の上面は、上述のように、下方に傾斜するスロープを形成している。そのため、水洗いされた口腔内観察装置2を充電台3の受け部32によって保持しても、水は充電台3のベース323から流れ出ていき、ベース323内に溜まることはない。また、ベース323の上面に形成されている凹部324の底面も、ベース323の上面と同様に、充電台3の本体部31に近い側から遠ざかる側に向けて下方に傾斜するよう形成されている。そのため、凹部324内に水が流れ込んでも、凹部324内に水が溜まらないようになっている。

0055

さらに、延伸部321とベース323との間には、他の構造物が存在していないため、ベース323の上面および凹部324内に対する拭き掃除を実行するのが容易である。そのため、口腔内観察装置2を水場で使用しても、ベース323上には水が留まらず、さらに、ベース323の上面に対する拭き掃除が容易なため、ベース323上に水垢が発生することを防止することができる。

0056

基板33は、平板形状を有し、図8に示されているように、本体部31内において、一方の面が本体部31の側面311に対向し、他方の面が本体部の側面312に対向するよう、底板313上に縦置きされている。基板33の本体部31の側面311と対向する面上には、磁性材料から構成されたボビン34が設けられている。送電コイル35は、ボビン34の周りに銅線を巻き付けることにより構成されており、図9に示されているように、本体部31の内部において、送電コイル35の上面が本体部31の側面311に対向するよう設けられている。送電コイル35は、口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273と略同じ大きさを有している。送電コイル35の巻き数と、口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273の巻き数との比は、必要とされる口腔内観察装置2の充電ユニット27の2次電池271に対する充電速度や2次電池271の容量等を考慮して適宜設定される。

0057

図9に示されているように、送電コイル35は、本体部31内において、送電コイル35の上面が本体部31の側面311に対向するよう設けられている。そのため、送電コイル35は、充電台3の本体部31内において縦置きされており、送電コイル35の高さ方向(送電コイル35を構成する銅線の積層方向)と、充電台3の本体部31の高さ方向とが異なっている。なお、本明細書において、送電コイル35の上面とは、送電コイル35を構成するためにボビン34に巻き付けられて形成された銅線の複数の層のうち、本体部31の側面311に近接して対向する最も外側の層によって規定される面を指す。なお、送電コイル35の底面は、ボビン34を介して、基板33に対向している。

0058

送電コイル35は、本体部31内において、送電コイル35の上面または底面が本体部31の底面と対向するよう横置きされておらず、送電コイル35の上面が本体部31の側面311と対向するよう縦置きされている。送電コイル35を、送電コイル35の底面が本体部31の底面と対向するように横置きした場合、送電コイル35のサイズ(径)は、本体部31の底面のサイズに規制されてしまうが、送電コイル35を、送電コイル35の上面が本体部31の側面311と対向するよう縦置きした場合、送電コイル35のサイズ(径)は、本体部31の底面のサイズに規制されない。そのため、より大きなサイズの送電コイル35を本体部31内に設けることができる。より大きなサイズの送電コイル35を使用することにより、口腔内観察装置2の充電ユニット27への無接点充電の効率化および高速化を実現することができる。

0059

送電コイル35の両端部(端子)は、基板33上に形成された配線に接続されている。接続ケーブル36は、基板33上に形成された配線に接続されており、交流電源と基板33との電気的接続を提供するために用いられる。接続ケーブル36および基板33を介して、交流電源から交流電流が送電コイル35に供給される。図10に示されているように、口腔内観察装置2が充電台3の受け部32によって保持されている状態において、口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273と、充電台3の送電コイル35とは対向している。そのため、この状態において交流電源から充電台3の送電コイル35に交流電流が供給されると、送電コイル35の中央開口部を貫く磁束が発生し、該磁束が口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273の中央開口部を貫く。この際、受電コイル273内に交流電流が発生し、口腔内観察装置2の充電ユニット27の2次電池271を無接点充電することができる。

0060

図10に示されているように、充電台3の受け部32の延伸部321は、本体部31の上側部分から斜め下に向かって延伸している。そのため、口腔内観察装置2を充電台3の受け部32で保持した状態において、口腔内観察装置2の把持部211は、鉛直方向に対して傾斜している。このように、充電台3の受け部32は、口腔内観察装置2の把持部211が鉛直方向に対して傾斜した状態で、口腔内観察装置2を保持するよう構成されている。口腔内観察装置2が充電台3の受け部32で保持されている状態では、口腔内観察装置2の把持部211が鉛直方向に対して傾斜しているので、重力により口腔内観察装置2の把持部211の面211bが、充電台3の本体部31の側面311に押し付けられ、密着する。

0061

上述のように口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273は、把持部211の基端部内において、受電コイル273の上面が把持部211の面211bと対向するように設けられており、さらに、充電台3の送電コイル35は、本体部31内において、送電コイル35の上面が本体部31の側面311と対向するように設けられている。そのため、重力により口腔内観察装置2の把持部211の面211bが充電台3の本体部31の側面311に押し付けられ、密着すると、口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273と充電台3の送電コイル35とが最接近した状態で対向する。このような構成により、ユーザーの口腔内観察装置2の充電台3へのセット方法に関わらず、確実に、口腔内観察装置2の充電ユニット27の受電コイル273と充電台3の送電コイル35とを、最接近した状態で対向させることができる。この結果、ユーザーの口腔内観察装置2の充電台3へのセットの方法に関わらず、常に最大の効率で口腔内観察装置2の充電ユニット27への無接点充電を実行することができる。

0062

このように、本発明の口腔内観察システム1では、無接点充電により口腔内観察装置2の充電ユニット27の2次電池271に対する充電が実行される。そのため、ACアダプター端子等の2次電池271を充電するための電子部品を口腔内観察装置2の本体21の外部に露出させる必要がなく、口腔内観察装置2を防水化することができる。その結果、洗面台のような水場で口腔内観察装置2を使用する際の危険性を除去することができる。また、口腔内観察装置2の把持部211は、非対称の断面形状を有するよう構成されており、さらに、充電台3の受け部32は、口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状に対応した形状を有する差込口322を有するよう構成されている。このような構成により、本発明の口腔内観察システム1では、口腔内観察装置2の把持部211の向きが誤った状態では、充電台3の差込口322に口腔内観察装置2の把持部211を挿通させることができない。そのため、充電台3に対する口腔内観察装置2の逆差しを防止することができる。

0063

なお、上述の態様では、口腔内観察装置2の把持部211は、把持部211の延伸方向と直交する平面において、一方の面211a側と他方の面211b側とで非対称な略D字状の断面形状を有するよう構成されていたが、把持部211の延伸方向と直交する平面における口腔内観察装置2の把持部211の断面形状が非対称である限り、本発明はこれに限られない。例えば、口腔内観察装置2の把持部211が、把持部211の延伸方向と直交する平面において、一方の面211a側から他方の面211b側に向かって幅が漸増する台形状の断面形状等の任意の非対称の断面形状を有し、充電台3の差込口322が口腔内観察装置2の把持部211の非対称の断面形状に対応する形状を有しているような態様も、本発明の範囲内である。

0064

以上、本発明の口腔内観察装置および口腔内観察システムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明の各コンポーネントの構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、本発明の構成に任意の構成のものを付加することができる。また、本発明の属する分野および技術における当業者であれば、本発明の原理考え方、および範囲から有意に逸脱することなく、記述された本発明の口腔内観察装置および口腔内観察システムの構成の変更を実行可能であろうし、変更された構成を有する口腔内観察デバイスおよび口腔内観察システムもまた、本発明の範囲内である。

0065

例えば、図5図10に示された口腔内観察装置および充電台のコンポーネントの数や種類は、説明のための例示にすぎず、本発明は必ずしもこれに限られない。本発明の原理および意図から逸脱しない範囲において、任意のコンポーネントが追加若しくは組み合わされ、または任意のコンポーネントが削除された態様も、本発明の範囲内である。また、口腔内観察デバイスおよび充電台の各コンポーネントは、ハードウェア的に実現されていてもよいし、ソフトウェア的に実現されていてもよいし、これらの組み合わせによって実現されていてもよい。

0066

1…口腔内観察システム2…口腔内観察装置21…本体 21a…下側部分 21b…上側部分 211…把持部211a…面 211b…面 212…腕部 213…第1の開口 214…第2の開口 22…基板23…カメラモジュール24…照明モジュール25…制御部 26…操作部 26a…電源ボタン26b…信号送信ボタン 261…封止部 27…充電ユニット271…2次電池272…ボビン273…受電コイル274…スペーサー28…FPC基板29a、29b…カバーガラス3…充電台31…本体部 311…一方の側面 312…他方の側面 313…底板32…受け部 321…延伸部 322…差込口 323…ベース324…凹部 33…基板 34…ボビン 35…送電コイル36…接続ケーブル500…口腔内観察デバイス510…把持部 520…腕部 530…カメラモジュール 540…ケーブル600…口腔内観察デバイス 610…ACアダプター端子700…充電台 710…受け部 720…ACアダプター端子

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