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技術 ST2抗原結合タンパク質

出願人 アムジェンインコーポレイテッド
発明者 ディルクイー.スミスイアンフォルツチャドウィックティー.キングアイチンリムルティーリオクラークマイケルアール.コモーランダルアール.ケッチャムドンフイシーシャオシャンミンシュールンワン
出願日 2020年7月3日 (7ヶ月経過) 出願番号 2020-115457
公開日 2020年10月22日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-171305
状態 未査定
技術分野 微生物、その培養処理 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 化合物または医薬の治療活性 ペプチド又は蛋白質 微生物による化合物の製造 突然変異または遺伝子工学
主要キーワード 補助的材料 選択実施 実験フロー 物理的撹拌 ビーズ領域 分散推定値 試験フロー 進要素
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月22日)のものです。
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図面 (12)

課題

ST2抗原結合タンパク質の提供。

解決手段

抗体を含む、ヒトST2に結合する抗原結合タンパク質に関連する組成物および方法を本明細書に記載する。具体的な実施形態において、本開示は、完全ヒト抗ST2抗体、ならびにその誘導体および多様体を提供する。さらに、そのような抗体および抗体断片、多様体、ならびに誘導体をコードする核酸も提供される。また、自己免疫性疾患および炎症性疾患治療および予防する方法を含む、そのような抗体を作製および使用する方法も提供される。

概要

背景

ST2は、IL−1およびIL−18に関連するサイトカインであり、NF−HEVまたはIL−1F11としても知られるインターロイキン−33(IL−33)の結合受容体である。ST2は、可溶性の非シグナル伝達多様体(可溶性ST2またはST2)、およびIL−33への細胞応答を媒介する完全長膜貫通型FLST2、ST2、またはST2L)の両方として発現される。後者の形態は、多数の疾患状況において病的炎症に関与する幅広細胞型において発現される。これらは、リンパ球、特に、IL−5およびIL−13を発現するTヘルパー細胞ナチュラルキラー(NK)およびナチュラルキラーT(NKT)細胞、ならびに多くのいわゆる自然免疫細胞、例えば、マスト細胞好塩基球好酸球マクロファージ、および自然ヘルパー細胞(nuocyteとしても知られるNeill,Wong et al.2010))を含む。IL−33がこれらの細胞上でST2に結合すると、IL−1Rアクセサリータンパク質(AcP)として知られる広範囲に発現する共受容体動員、ならびにIL−1およびIL−18に類似する炎症誘発性シグナル伝達の活性化を引き起こす。IL−33は、このように、ST2を発現する細胞を直接活性化することができるか、または、他の活性化刺激の存在下において、それらの活性化を増強することができる。IL−33によって誘導される細胞応答の例は、IL−5、IL−6、IL−13、TNF、IFN−γ、およびGMCSF等の炎症性サイトカインの産生、ならびにCXCL8、CCL17、およびCCL24等のケモカインの産生を含む。また、IL−33は、IgE受容体シグナル伝達または他のマスト細胞および好塩基球活性化因子によって引き起こされるマスト細胞および好塩基球の活性化を増大させることによって、急性アレルギー反応を増強することも示されている。IL−33はまた、ST2を発現する免疫細胞の動員、生存、および接着性を増強するので、局部組織において細胞性炎症を誘発および持続させる上で重要である。

自然免疫細胞および獲得免疫細胞に対するIL−33の炎症誘発作用は、結果的に多くの病理学的プロセスを促進する。において、これらは、気道炎症粘液産生気道過敏性、および線維リモデリングの増加を含む。IL−33はまた、炎症誘発性サイトカインの産生を促進することによって、関節の局所炎症、ならびに皮膚および関節の痛覚過敏(hypernociception)にも寄与し得る(Verri,Guerrero et al.2008;Xu,Jiang et al.2008)。過剰なIL−33は、病的なコラーゲン沈着および線維症と関連付けられており、炎症性腸疾患の状況における上皮損傷にも寄与する。好塩基球およびIgEで感作されたマスト細胞に対するその強力な作用を通じて、IL−33は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあり(Pushparaj,Tay et al.2009)、アレルギー性疾患における原因となる役割を果たす場合がある。これらの疾患の多くは、本質的に慢性および進行性であり、治療することが困難であるため、より効果的な治療の必要性が存在する。

確認されている生物学的作用と一致して、IL−33/ST2経路ヒト疾患に寄与するという一連証拠がいくつか存在する。例えば、粘膜組織の炎症および関節の炎症に関与する疾患には、IL−33の異常に高い発現が認められる。これらは、喘息(Prefontaine,Lajoie−Kadoch et al.2009;Prefontaine,Nadigel et al.2010)、炎症性腸疾患(Beltran,Nunez et al.2010;Pastorelli,Garg et al.2010;Sponheim,Pollheimer et al.2010)、および関節リウマチ(Palmer,Talabot−Ayer et al.2009;Matsuyama,Okazaki et al.2010)を含む。IL−33の発現は、乾癬性皮膚(Theoharides,Zhang et al.2010)およびアトピー性皮膚炎患者の皮膚(Pushparaj,Tay et al.2009)において上昇し、また、全身性硬化症(Yanaba,Yoshizaki et al.2011)(Manetti,Ibba−Manneschi et al.2009)および肝線維症(Marvie,Lisbonne et al.2009)等の線維症の病的状態においても増加する。多数の病状においても循環する可溶性ST2の濃度が上昇しており、このサイトカイン経路とこれらの疾患との関連性がさらに示唆される。例として、喘息(Kuroiwa,Arai et al.2001;Oshikawa,Kuroiwa et al.2001;Ali,Zhang et al.2009)、慢性閉塞性肺疾患(Hacker,Lambers et al.2009)、肺線維症(Tajima,Oshikawa et al.2003)、敗血症および外傷(Brunner,Krenn et al.2004)、HIV感染(Miyagaki,Sugaya et al.2011)、全身性エリテマトーデス(Mok,Huang et
al.2010)、炎症性腸疾患(Beltran,Nunez et al.2010)、ならびに関節リウマチ、硬化症ウェゲナー肉芽腫症およびベーチェット病(Kuroiwa,Arai et al.2001)、そして循環器疾患(Shah and
Januzzi 2010)が挙げられる。IL−33は、好酸球性炎症を増強し、この経路が鼻副鼻腔炎および鼻ポリープ症(Plager,Kahl et al.2010)、ならびに好酸球性気管支炎(Oshikawa,Kuroiwa et al.2001)等の好酸球関連疾患に関与するという証拠がある。

IL−33/ST2経路をヒト疾患に関連付けるさらなる証拠が遺伝学的研究によって提供されており、疾患のリスク増加または疾患重症度パラメータと著しく関連する、一般集団におけるIL−33および/またはST2の遺伝子多型性が同定されている。いくつかの大規模ゲノムワイド関連解析が、ST2(IL1RL1)またはIL−33における遺伝的多様性を喘息のリスク増加と関連付けており(Gudbjartsson,Bjornsdottir et al.2009;Moffatt,Gut et al.2010;Wu,Romieu et al.2010)、他の研究は、この経路を喘息の重症度の増加(Ali,Zhang et al.2009)および気管支過敏性(Reijmerink,Postma et al.2008)と遺伝的に関連付けている。同様の知見が、アトピー性皮膚炎(Shimizu,Matsuda et al.2005)、鼻副鼻腔炎(Sakashita,Yoshimoto et al.2008;Castano R 2009)、および鼻ポリープ症(Buysschaert,Grulois et al.2010)等のアレルギー疾患にこの経路を関係付けている。
総合すると、いくつかのヒト疾患との関連性、およびこのサイトカイン系が多くの形態の有害な炎症を促進する能力は、これが治療的介入に有用な標的であることを意味している。

概要

ST2抗原結合タンパク質の提供。抗体を含む、ヒトST2に結合する抗原結合タンパク質に関連する組成物および方法を本明細書に記載する。具体的な実施形態において、本開示は、完全ヒト抗ST2抗体、ならびにその誘導体および多様体を提供する。さらに、そのような抗体および抗体断片、多様体、ならびに誘導体をコードする核酸も提供される。また、自己免疫性疾患および炎症性疾患を治療および予防する方法を含む、そのような抗体を作製および使用する方法も提供される。

目的

本発明は、商業生産およびヒトにおける治療用途に適した特性を有する抗ST2抗原結合タンパク質、例えば、抗体およびその機能的断片を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

図面に記載の発明。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/792,619号、および2012年5月18日に出願された米国仮特許出願第61/649,147号に対する優先権を主張するものであり、参照により、それらの全体が本明細書に組み込まれる。

0002

配列表の参照
本出願は、EFS−Webを介して電子形式で配列表とともに出願される。配列表は、2013年5月17日に作成されたA1712WOPCT_ST25.txtという標題の189,804バイトサイズテキストファイルとして提供される。電子形式の配列表に含まれる情報は、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。

背景技術

0003

ST2は、IL−1およびIL−18に関連するサイトカインであり、NF−HEVまたはIL−1F11としても知られるインターロイキン−33(IL−33)の結合受容体である。ST2は、可溶性の非シグナル伝達多様体(可溶性ST2またはST2)、およびIL−33への細胞応答を媒介する完全長膜貫通型FLST2、ST2、またはST2L)の両方として発現される。後者の形態は、多数の疾患状況において病的炎症に関与する幅広細胞型において発現される。これらは、リンパ球、特に、IL−5およびIL−13を発現するTヘルパー細胞ナチュラルキラー(NK)およびナチュラルキラーT(NKT)細胞、ならびに多くのいわゆる自然免疫細胞、例えば、マスト細胞好塩基球好酸球マクロファージ、および自然ヘルパー細胞(nuocyteとしても知られるNeill,Wong et al.2010))を含む。IL−33がこれらの細胞上でST2に結合すると、IL−1Rアクセサリータンパク質(AcP)として知られる広範囲に発現する共受容体動員、ならびにIL−1およびIL−18に類似する炎症誘発性シグナル伝達の活性化を引き起こす。IL−33は、このように、ST2を発現する細胞を直接活性化することができるか、または、他の活性化刺激の存在下において、それらの活性化を増強することができる。IL−33によって誘導される細胞応答の例は、IL−5、IL−6、IL−13、TNF、IFN−γ、およびGMCSF等の炎症性サイトカインの産生、ならびにCXCL8、CCL17、およびCCL24等のケモカインの産生を含む。また、IL−33は、IgE受容体シグナル伝達または他のマスト細胞および好塩基球活性化因子によって引き起こされるマスト細胞および好塩基球の活性化を増大させることによって、急性アレルギー反応を増強することも示されている。IL−33はまた、ST2を発現する免疫細胞の動員、生存、および接着性を増強するので、局部組織において細胞性炎症を誘発および持続させる上で重要である。

0004

自然免疫細胞および獲得免疫細胞に対するIL−33の炎症誘発作用は、結果的に多くの病理学的プロセスを促進する。において、これらは、気道炎症粘液産生気道過敏性、および線維リモデリングの増加を含む。IL−33はまた、炎症誘発性サイトカインの産生を促進することによって、関節の局所炎症、ならびに皮膚および関節の痛覚過敏(hypernociception)にも寄与し得る(Verri,Guerrero et al.2008;Xu,Jiang et al.2008)。過剰なIL−33は、病的なコラーゲン沈着および線維症と関連付けられており、炎症性腸疾患の状況における上皮損傷にも寄与する。好塩基球およびIgEで感作されたマスト細胞に対するその強力な作用を通じて、IL−33は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあり(Pushparaj,Tay et al.2009)、アレルギー性疾患における原因となる役割を果たす場合がある。これらの疾患の多くは、本質的に慢性および進行性であり、治療することが困難であるため、より効果的な治療の必要性が存在する。

0005

確認されている生物学的作用と一致して、IL−33/ST2経路ヒト疾患に寄与するという一連証拠がいくつか存在する。例えば、粘膜組織の炎症および関節の炎症に関与する疾患には、IL−33の異常に高い発現が認められる。これらは、喘息(Prefontaine,Lajoie−Kadoch et al.2009;Prefontaine,Nadigel et al.2010)、炎症性腸疾患(Beltran,Nunez et al.2010;Pastorelli,Garg et al.2010;Sponheim,Pollheimer et al.2010)、および関節リウマチ(Palmer,Talabot−Ayer et al.2009;Matsuyama,Okazaki et al.2010)を含む。IL−33の発現は、乾癬性皮膚(Theoharides,Zhang et al.2010)およびアトピー性皮膚炎患者の皮膚(Pushparaj,Tay et al.2009)において上昇し、また、全身性硬化症(Yanaba,Yoshizaki et al.2011)(Manetti,Ibba−Manneschi et al.2009)および肝線維症(Marvie,Lisbonne et al.2009)等の線維症の病的状態においても増加する。多数の病状においても循環する可溶性ST2の濃度が上昇しており、このサイトカイン経路とこれらの疾患との関連性がさらに示唆される。例として、喘息(Kuroiwa,Arai et al.2001;Oshikawa,Kuroiwa et al.2001;Ali,Zhang et al.2009)、慢性閉塞性肺疾患(Hacker,Lambers et al.2009)、肺線維症(Tajima,Oshikawa et al.2003)、敗血症および外傷(Brunner,Krenn et al.2004)、HIV感染(Miyagaki,Sugaya et al.2011)、全身性エリテマトーデス(Mok,Huang et
al.2010)、炎症性腸疾患(Beltran,Nunez et al.2010)、ならびに関節リウマチ、硬化症ウェゲナー肉芽腫症およびベーチェット病(Kuroiwa,Arai et al.2001)、そして循環器疾患(Shah and
Januzzi 2010)が挙げられる。IL−33は、好酸球性炎症を増強し、この経路が鼻副鼻腔炎および鼻ポリープ症(Plager,Kahl et al.2010)、ならびに好酸球性気管支炎(Oshikawa,Kuroiwa et al.2001)等の好酸球関連疾患に関与するという証拠がある。

0006

IL−33/ST2経路をヒト疾患に関連付けるさらなる証拠が遺伝学的研究によって提供されており、疾患のリスク増加または疾患重症度パラメータと著しく関連する、一般集団におけるIL−33および/またはST2の遺伝子多型性が同定されている。いくつかの大規模ゲノムワイド関連解析が、ST2(IL1RL1)またはIL−33における遺伝的多様性を喘息のリスク増加と関連付けており(Gudbjartsson,Bjornsdottir et al.2009;Moffatt,Gut et al.2010;Wu,Romieu et al.2010)、他の研究は、この経路を喘息の重症度の増加(Ali,Zhang et al.2009)および気管支過敏性(Reijmerink,Postma et al.2008)と遺伝的に関連付けている。同様の知見が、アトピー性皮膚炎(Shimizu,Matsuda et al.2005)、鼻副鼻腔炎(Sakashita,Yoshimoto et al.2008;Castano R 2009)、および鼻ポリープ症(Buysschaert,Grulois et al.2010)等のアレルギー疾患にこの経路を関係付けている。
総合すると、いくつかのヒト疾患との関連性、およびこのサイトカイン系が多くの形態の有害な炎症を促進する能力は、これが治療的介入に有用な標的であることを意味している。

先行技術

0007

Neill, D. R., S. H. Wong, et al. (2010). 「Nuocytes represent a new innate effector leukocyte that mediates type−2 immunity.」 Nature 464(7293): 1367−1370
Verri, W. A., Jr., A. T. Guerrero, et al. (2008). 「IL−33 mediates antigen−induced cutaneous and articular hypernociception in mice.」 Proc Natl Acad Sci U S A 105(7): 2723−2728

課題を解決するための手段

0008

本発明は、商業生産およびヒトにおける治療用途に適した特性を有する抗ST2抗原結合タンパク質、例えば、抗体およびその機能的断片を提供する。抗ST2抗原結合タンパク質は、IL−33/ST2系に関連する疾患および障害を治療する方法において特に有用である。高い親和性でST2に結合してIL−33の結合を効果的にブロックし、それによって細胞内でIL−33によって媒介されるシグナル伝達を低下させるST2結合抗体を、本明細書に提供する。

0009

第1の態様において、ST2抗原結合タンパク質は、a)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、もしくは同一である軽鎖可変ドメイン;b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、もしくは同一である重鎖可変ドメイン、またはc)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメインを含む。

0010

第1の態様の好ましい抗原結合タンパク質は、配列番号95に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号29に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号96に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号30に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号97に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号31に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号98に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号32に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号99に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号33に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号100に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号34に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号101に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号35に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号102に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号36に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号103に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号37に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号104に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号38に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号105に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号39に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号163に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号145に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号164に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号146に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むもの;ならびに配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である軽鎖可変ドメインおよび配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性を有するか、または同一である重鎖可変ドメインを含むものを含む。

0011

第2の態様において、ST2抗原結合タンパク質は、a)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列からの10個以下のもしくは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン;b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列からの10個以下のもしくは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン;またはc)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメインを含む。

0012

第2の態様の好ましい抗原結合タンパク質は、配列番号95に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号29に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号96に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号30に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号97に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号31に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号98に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号32に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号99に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号33に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号100に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号34に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号101に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号35に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号102に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号36に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号103に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号37に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号104に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号38に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号105に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号39に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号163に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号145に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;配列番号164に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号146に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むもの;ならびに配列番号165に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する軽鎖可変ドメインおよび配列番号147に記載のアミノ酸配列からの10個以下のまたは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する重鎖可変ドメインを含むものを含む。

0013

第3の態様において、ST2抗原結合タンパク質は、a)配列番号106に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号117に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号128に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;b)配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;c)配列番号108に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号119に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号130に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;d)配列番号109に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号120に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号131に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;e)配列番号110に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号121に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号132に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;f)配列番号111に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号122に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号133に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;g)配列番号112に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号123に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号134に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;h)配列番号113に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号124に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号135に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;i)配列番号114に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号125に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号136に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;j)配列番号115に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号126に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号137に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;k)配列番号116に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号127に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号138に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;l)配列番号166に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号169に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号172に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;m)配列番号167に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号170に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号173に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;または、n)配列番号168に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号171に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号174に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3、を含む軽鎖可変ドメイン、ならびにo)配列番号40に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号51に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号62に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;p)配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;q)配列番号42に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号53に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号64に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;r)配列番号43に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号54に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号65に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;s)配列番号44に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号55に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号66に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;t)配列番号45に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号56に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号67に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;u)配列番号46に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号57に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号68に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;v)配列番号47に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号58に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号69に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;w)配列番号48に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号59に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号70に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;x)配列番号49に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号60に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号71に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;y)配列番号50に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号61に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号72に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;z)配列番号148に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号151に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号154に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;aa)配列番号149に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号152に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号155に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;またはbb)配列番号150に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号153に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号156に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3を含む重鎖可変ドメインを含有する。

0014

第3の態様の好ましいST2抗原結合タンパク質は、a)の軽鎖可変ドメインおよびo)の重鎖可変ドメインを含むもの;b)の軽鎖可変ドメインおよびp)の重鎖可変ドメインを含むもの;c)の軽鎖可変ドメインおよびq)の重鎖可変ドメインを含むもの;d)の軽鎖可変ドメインおよびr)の重鎖可変ドメインを含むもの;e)の軽鎖可変ドメインおよびs)の重鎖可変ドメインを含むもの;f)の軽鎖可変ドメインおよびt)の重鎖可変ドメインを含むもの;g)の軽鎖可変ドメインおよびu)の重鎖可変ドメインを含むもの;h)の軽鎖可変ドメインおよびv)の重鎖可変ドメインを含むもの;i)の軽鎖可変ドメインおよびw)の重鎖可変ドメインを含むもの;j)の軽鎖可変ドメインおよびx)の重鎖可変ドメインを含むもの;k)の軽鎖可変ドメインおよびy)の重鎖可変ドメインを含むもの;l)の軽鎖可変ドメインおよびz)の重鎖可変ドメインを含むもの;m)の軽鎖可変ドメインおよびaa)の重鎖可変ドメインを含むもの;ならびにn)の軽鎖可変ドメインおよびbb)の重鎖可変ドメインを含むものを含む。

0015

本発明の第4の態様において、第1、第2、または第3の態様のST2抗原結合タンパク質は、1×10−10M以下の親和性でヒトST2に結合する。

0016

本発明の第5の態様において、第1、第2、第3、または第4の態様のST2抗原結合タンパク質は、ヒトST2のヒトIL−33への結合を阻害する。

0017

本発明の第6の態様において、第1、第2、第3、第4、または第5の態様のST2抗原結合タンパク質は、ヒトST2を発現する細胞においてヒトIL−33によって媒介されるST2シグナル伝達を低下させる。

0018

本発明の第7の態様において、第6の態様のST2抗原結合タンパク質は、カニクイザルST2を発現する細胞においてIL−33によって媒介されるカニクイザルST2シグナル伝達を低下させる。

0019

本発明の第8の態様において、第1、第2、第3、第4、第5、第6、または第7の態様のST2抗原結合タンパク質は、ヒト抗体等の抗体である。好ましい抗体は、配列番号84に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号18に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号85に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号86に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号20に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体;配列番号87に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号21に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体;配列番号88に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号22に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体;配列番号89に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号23に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号90に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号24に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号91に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号25に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号92に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号26に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号93に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号27に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号94に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号28に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号160に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号142に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、配列番号161に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号143に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体、ならびに配列番号162に記載のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号144に記載のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を含む。

0020

第9の態様において、本発明は、ST2抗原結合タンパク質の1つ以上のポリペプチド成分、例えば、抗体軽鎖または抗体重鎖をコードする単離された核酸を提供する。好ましい実施形態において、核酸は、

0021

a) 配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する軽鎖可変ドメイン、

0022

b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する重鎖可変ドメイン、

0023

c)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン、

0024

d)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン、

0025

e)軽鎖可変ドメインであって;

0026

i) 配列番号106に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号117に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号128に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0027

ii) 配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0028

iii) 配列番号108に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号119に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号130に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0029

iv) 配列番号109に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号120に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号131に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0030

v) 配列番号110に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号121に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号132に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0031

vi) 配列番号111に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置を有するLCDR1;配列番号122に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号133に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0032

vii) 配列番号112に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号123に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号134に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0033

viii) 配列番号113に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号124に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号135に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0034

ix) 配列番号114に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号125に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号136に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0035

x) 配列番号115に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号126に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号137に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0036

xi) 配列番号116に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号127に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号138に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0037

xii) 配列番号166に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号169に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号172に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;

0038

xiii) 配列番号167に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号170に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号173に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;または

0039

xiv) 配列番号168に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号171に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号174に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3を含む、軽鎖可変ドメイン、あるいは

0040

f)重鎖可変ドメインであって、

0041

i) 配列番号40に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号51に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号62に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0042

ii) 配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0043

iii) 配列番号42に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号53に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号64に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0044

iv) 配列番号43に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号54に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号65に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0045

v) 配列番号44に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号55に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号66に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0046

vi) 配列番号45に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号56に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号67に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0047

vii) 配列番号46に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号57に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号68に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0048

viii) 配列番号47に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号58に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号69に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0049

ix) 配列番号48に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号59に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号70に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0050

x) 配列番号49に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号60に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号71に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0051

xi) 配列番号50に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号61に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号72に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0052

xii) 配列番号148に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号151に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号154に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;

0053

xiii) 配列番号149に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号152に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号155に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;または

0054

xiv) 配列番号150に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号153に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号156に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3を含む重鎖可変ドメイン、を含むポリペプチドをコードする。

0055

第9の態様のある特定の実施形態において、ポリペプチドは、抗体軽鎖をコードし、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号157、配列番号158、または配列番号159に記載のヌクレオチド配列と、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%同一である。第9の態様の他の実施形態において、ポリペプチドは、抗体重鎖をコードし、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号139、配列番号140、または配列番号141に記載のヌクレオチド配列と、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%同一である。

0056

第10の態様において、本発明は、第8の態様の1つ以上の単離された核酸を含む発現ベクターを提供する。特定の実施形態において、発現ベクターは、抗体軽鎖、抗体重鎖、または抗体軽鎖および抗体重鎖の両方をコードする。

0057

第11の態様において、本発明は、本発明の第10の態様の1つ以上の発現ベクターを含む組換え宿主細胞を含む、プロモーター作動可能に連結された第9の態様の1つ以上の単離された核酸を含む組換え宿主細胞を提供する。好ましい実施形態において、組換え宿主細胞は、ST2に結合する抗体を分泌する。好ましい宿主細胞は、CHO細胞系を含む哺乳動物宿主細胞である。

0058

第12の態様において、本発明は、自己免疫疾患または炎症性疾患を治療する方法を提供し、当該方法は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、または第8の態様のいずれか1つの治療有効量のST2抗原結合タンパク質を、それを必要とする患者投与することを含む。好ましい実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、配列番号95に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号29に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab1)、配列番号96に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号30に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab2)、配列番号97に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号31に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab3)、配列番号98に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号32に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab4)、配列番号99に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号33に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab5)、配列番号100に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号34に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab6)、配列番号101に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号35に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab7)、配列番号102に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号36に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab8)、配列番号103に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号37に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab9)、配列番号104に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号38に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab10)、配列番号105に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号39に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab11);配列番号163に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号145に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab30);配列番号164に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号146に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab32);または配列番号165に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号147に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む抗体(例えば、Ab33)である。好ましい実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、IL−33のST2への結合を阻害する。特に好ましい実施形態において、自己免疫疾患または炎症性疾患は、喘息、炎症性腸疾患、関節リウマチ、乾癬、アトピー性皮膚炎、線維症、慢性閉塞性肺疾患、全身性エリテマトーデス、硬化症、ウェゲナー肉芽腫症、ベーチェット病、副鼻腔炎、鼻ポリープ症、好酸球性気管支炎、および循環器疾患である。

0059

第13の態様において、本発明は、第11の態様の組換え宿主細胞を培養して、当該培養物からST2抗原結合タンパク質を単離することにより、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第6、第7、または第8の態様のいずれか1つのST2抗原結合タンパク質を作製する方法を提供する。

0060

第14の態様において、本発明は、以下からなる群から選択される抗体と交差競合する、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第6、第7、または第8の態様のいずれか1つのST2抗原結合タンパク質を提供する:

0061

a)配列番号84に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0062

b)配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0063

c)配列番号86に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号20に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0064

d)配列番号87に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号21に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0065

e)配列番号88に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号22に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0066

f)配列番号89に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0067

g)配列番号90に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0068

h)配列番号91に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0069

i)配列番号92に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0070

j)配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0071

k)配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0072

l) 配列番号160に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号142に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;

0073

m) 配列番号161に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号143に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体;ならびに

0074

n)配列番号162に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号144に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体。

0075

第15の態様において、本発明は、ヒトST2ドメイン1およびドメイン2を含むポリペプチド(配列番号175)に結合する単離されたST2抗原結合タンパク質、好ましくは、抗体またはその抗原結合断片を提供し、ポリペプチドのヒトST2ドメイン1またはドメイン2に単一変異が導入されると、結合は有意に阻害され、単一変異は、L14R、I15R、S33R、E43R、V47R、A62R、G65R、T79R、D92R、D97R、V104R、G138R、N152R、およびV176Rからなる群から選択される。「有意に阻害される」とは、結合において測定される差が、統計的に有意であることを意味する。好ましい実施形態において、群の全てのメンバーを含む群の2つ以上のメンバーのために結合が有意に阻害される。第15の態様のある特定の実施形態において、ポリペプチドのヒトST2ドメイン1またはドメイン2に単一変異が導入されると、結合はまた有意に活性化もされ、単一変異は、L53R、R72A、およびS73Rからなる群から選択される。「有意に活性化される」とは、結合において測定される差が、統計的に有意であることを意味する。好ましい実施形態において、群の全てのメンバーのために結合が有意に活性化される。第15の態様のある特定の実施形態において、ST2結合タンパク質は、ヒトST2への結合について配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体と交差競合する。特に好ましい実施形態において、抗原結合タンパク質は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、または第8の態様の抗原結合タンパク質である。

0076

第16の態様において、本発明は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第14、または第15の態様の抗原結合タンパク質を提供し、当該ST2結合タンパク質、好ましくは、抗体またはその抗原結合断片は、水素重水素交換分析によって決定して、配列番号1のアミノ酸33〜44および/または88〜94を含むST2の一部に結合する。

0077

第17の態様において、本発明は、ST2に結合して界面を形成する、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第14、第15、または第16の態様の抗原結合タンパク質、好ましくは、抗体またはその抗原結合断片を提供し、当該結合によって形成される界面は、K1、F2、P19、R20、Q21、G22、K23、Y26、I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、およびY81からなる群から選択されるST2残基を含む。第17の態様の好ましい実施形態において、当該結合によって形成される界面は、ST2残基P19、R20、Q21、G22、K23、および/もしくはY26、ST2残基I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、および/もしくはY81、またはST2残基P19、R20、Q21、G22、K23、Y26、I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、およびY81を含む。界面は、結合ST2と非結合ST2との間の溶媒露出の差によって決定されてもよく、界面残基は、10%を超える差を有するアミノ酸、および当該抗体と水を介した水素結合を形成するアミノ酸として定義されるか、または、抗体の5Å以内に少なくとも1つの原子を有するアミノ酸によって決定される。

0078

第18の態様において、本発明は、a)配列番号96に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%もしくは少なくとも95%の同一性を有する軽鎖可変ドメイン、b)配列番号30に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%もしくは少なくとも95%の同一性を有する重鎖可変ドメイン;c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメイン、d)配列番号96に記載のアミノ酸配列からの10個以下のもしくは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン;e)配列番号30に記載のアミノ酸配列からの10個以下のもしくは5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン;f)d)の軽鎖可変ドメインおよびe)の重鎖可変ドメイン、g)配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3を含む軽鎖可変ドメイン、h)配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3を含む重鎖可変ドメイン、またはi)g)の軽鎖可変ドメインおよびh)の重鎖可変ドメインを含む、単離されたST2抗原結合タンパク質、好ましくは、抗体もしくはその抗原結合断片を提供する。

0079

第18の態様の好ましい実施形態において、軽鎖可変領域は、D28もしくはその保存的置換、I29もしくはその保存的置換、S30もしくはその保存的置換、N31もしくはその保存的置換、Y32もしくはその保存的置換、Y49もしくはその保存的置換、D50もしくはその保存的置換、N53もしくはその保存的置換、E55もしくはその保存的置換、T56もしくはその保存的置換、D91もしくはその保存的置換、D92もしくはその保存的置換、N93もしくはその保存的置換、F94もしくはその保存的置換、またはL96もしくはその保存的置換を含む。他の好ましい実施形態において、軽鎖可変領域は、D28またはその保存的置換、N31またはその保存的置換、D50またはその保存的置換、N53またはその保存的置換、E55またはその保存的置換、D91またはその保存的置換、およびD92またはその保存的置換を含む。さらに他の好ましい実施形態において、軽鎖可変領域は、D28、N31、D50、N53、E55、D91、およびD92を含む。

0080

第18の態様はまた、ST2結合タンパク質、好ましくは、抗体またはその抗原結合断片を含み、重鎖可変領域は、W33もしくはその保存的置換、I50もしくはその保存的置換、D57もしくはその保存的置換、R59もしくはその保存的置換、H99もしくはその保存的置換、G100もしくはその保存的置換、T101もしくはその保存的置換、S102もしくはその保存的置換、S103もしくはその保存的置換、D104もしくはその保存的置換、Y105もしくはその保存的置換、またはY106もしくはその保存的置換を含み;重鎖可変領域は、S102またはその保存的置換、S103またはその保存的置換、D104またはその保存的置換、およびY105またはその保存的置換を含み;重鎖可変領域は、S102、S103、D104、およびY105を含む。

0081

第18の態様のある特定の実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、1×10−10M以下の親和性でヒトST2に特異的に結合し、ヒトST2のヒトIL−33への結合を阻害し、ヒトST2を発現する細胞においてヒトIL−33によって媒介されるST2シグナル伝達を低下させ、カニクイザルST2のカニクイザルIL−33への結合を阻害し、カニクイザルST2を発現する細胞においてIL−33によって媒介されるカニクイザルST2シグナル伝達を低下させ、かつ/または、ヒト抗体等の抗体である。
本発明の好ましい実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
a)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する重鎖可変ドメイン;または
c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメインを含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目2)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、または配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する、項目1に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目3)
前記重鎖可変ドメインは、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、または配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する、項目1または2に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目4)
a)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列からの10個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列からの10個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン;または
c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメインを含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目5)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、または配列番号165に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する、項目4に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目6)
前記重鎖可変ドメインは、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、または配列番号147に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する、項目4または5に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目7)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、または配列番号165に記載のアミノ酸配列を含む、項目1〜6に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目8)
前記重鎖可変ドメインは、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、または配列番号147に記載のアミノ酸配列を含む、項目1〜7に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目9)
a)配列番号106に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号117に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号128に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
b) 配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
c) 配列番号108に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号119に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号130に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
d) 配列番号109に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号120に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号131に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
e) 配列番号110に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号121に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号132に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
f) 配列番号111に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号122に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号133に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
g) 配列番号112に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号123に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号134に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
h) 配列番号113に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号124に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号135に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
i) 配列番号114に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号125に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号136に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
j) 配列番号115に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号126に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号137に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
k) 配列番号116に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号127に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号138に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
l) 配列番号166に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号169に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号172に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
m)配列番号167に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号170に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号173に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;または
n) 配列番号168に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号171に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号174に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3、を含む軽鎖可変ドメイン;
ならびに
o)配列番号40に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号51に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号62に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
p)配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
q)配列番号42に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号53に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号64に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
r)配列番号43に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号54に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号65に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
s)配列番号44に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号55に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号66に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
t)配列番号45に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号56に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号67に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
u)配列番号46に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号57に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号68に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
v)配列番号47に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号58に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号69に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
w)配列番号48に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号59に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号70に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
x)配列番号49に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号60に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号71に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;または
y)配列番号50に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号61に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号72に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
z)配列番号148に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号151に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号154に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
aa)配列番号149に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号152に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号155に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;または
bb)配列番号150に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号153に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号156に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3、を含む重鎖可変ドメイン、を含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。(項目10)
前記a)の軽鎖可変ドメインおよび前記o)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目11)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号106に記載のLCDR1;配列番号117に記載のLCDR2配列;および配列番号128に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号40に記載のHCDR1;配列番号51に記載のHCDR2配列;および配列番号62に記載のHCDR3配列を含む、項目10に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目12)
前記b)の軽鎖可変ドメインおよび前記p)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目13)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号107に記載のLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列;および配列番号129に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号41に記載のHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列;および配列番号63に記載のHCDR3配列を含む、項目12に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目14)
前記c)の軽鎖可変ドメインおよび前記q)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目15)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号108に記載のLCDR1;配列番号119に記載のLCDR2配列;および配列番号130に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号42に記載のHCDR1;配列番号53に記載のHCDR2配列;および配列番号64に記載のHCDR3配列を含む、項目14に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目16)
前記d)の軽鎖可変ドメインおよび前記r)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目17)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号109に記載のLCDR1;配列番号120に記載のLCDR2配列;および配列番号131に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号43に記載のHCDR1;配列番号54に記載のHCDR2配列;および配列番号65に記載のHCDR3配列を含む、項目16に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目18)
前記e)に記載の軽鎖可変ドメインおよび前記s)に記載の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目19)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号110に記載のLCDR1;配列番号121に記載のLCDR2配列;および配列番号132に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号44に記載のHCDR1;配列番号55に記載のHCDR2配列;および配列番号66に記載のHCDR3配列を含む、項目18に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目20)
前記f)の軽鎖可変ドメインおよび前記t)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目21)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号111に記載のLCDR1;配列番号122に記載のLCDR2配列;および配列番号133に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号45に記載のHCDR1;配列番号56に記載のHCDR2配列;および配列番号67に記載のHCDR3配列を含む、項目20に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目22)
前記g)の軽鎖可変ドメインおよび前記u)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目23)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号112に記載のLCDR1;配列番号123に記載のLCDR2配列;および配列番号134に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号46に記載のHCDR1;配列番号57に記載のHCDR2配列;および配列番号68に記載のHCDR3配列を含む、項目22に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目24)
前記h)の軽鎖可変ドメインおよび前記v)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目25)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号113に記載のLCDR1;配列番号124に記載のLCDR2配列;および配列番号135に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号47に記載のHCDR1;配列番号58に記載のHCDR2配列;および配列番号69に記載のHCDR3配列を含む、項目24に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目26)
前記i)の軽鎖可変ドメインおよび前記w)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目27)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号114に記載のLCDR1;配列番号125に記載のLCDR2配列;および配列番号136に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号48に記載のHCDR1;配列番号59に記載のHCDR2配列;および配列番号70に記載のHCDR3配列を含む、項目26に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目28)
前記j)の軽鎖可変ドメインおよび前記x)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目29)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号115に記載のLCDR1;配列番号126に記載のLCDR2配列;および配列番号137に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号49に記載のHCDR1;配列番号60に記載のHCDR2配列;および配列番号71に記載のHCDR3配列を含む、項目28に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目30)
前記k)の軽鎖可変ドメインおよび前記y)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目31)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号116に記載のLCDR1;配列番号127に記載のLCDR2配列;および配列番号138に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号50に記載のHCDR1;配列番号61に記載のHCDR2配列;および配列番号72に記載のHCDR3配列を含む、項目30に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目32)
前記l)の軽鎖可変ドメインおよび前記z)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目33)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号166に記載のLCDR1;配列番号169に記載のLCDR2配列;および配列番号172に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号148に記載のHCDR1;配列番号151に記載のHCDR2配列;および配列番号154に記載のHCDR3配列を含む、項目32に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目34)
前記m)の軽鎖可変ドメインおよび前記aa)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目35)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号167に記載のLCDR1;配列番号170に記載のLCDR2配列;および配列番号173に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号149に記載のHCDR1;配列番号152に記載のHCDR2配列;および配列番号155に記載のHCDR3配列を含む、項目34に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目36)
前記n)の軽鎖可変ドメインおよび前記bb)の重鎖可変ドメインを含む、項目9に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目37)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号168に記載のLCDR1;配列番号171に記載のLCDR2配列;および配列番号174に記載のLCDR3配列を含み;前記重鎖可変ドメインは、配列番号150に記載のHCDR1;配列番号153に記載のHCDR2配列;および配列番号156に記載のHCDR3配列を含む、項目36に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目38)
前記抗原結合タンパク質は、1×10−10M以下の親和性でヒトST2に特異的に結合する、項目1〜37のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目39)
前記抗原結合タンパク質は、ヒトST2のヒトIL−33への結合を阻害する、項目1〜38のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目40)
前記抗原結合タンパク質は、ヒトST2を発現する細胞においてヒトIL−33によって媒介されるST2シグナル伝達を低下させる、項目1〜39のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目41)
前記抗原結合タンパク質は、カニクイザルST2のカニクイザルIL−33への結合を阻害する、項目39に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目42)
前記抗原結合タンパク質は、カニクイザルST2を発現する細胞においてIL−33によって媒介されるカニクイザルST2シグナル伝達を低下させる、項目41に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目43)
前記抗原結合タンパク質は、抗体である、項目1〜42のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目44)
前記抗体は、ヒト抗体である、項目43に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目45)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目46)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目47)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目48)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号21に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目49)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号88に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目50)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目51)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号90に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目52)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目53)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号92に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目54)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目55)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目56)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目57)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号161に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号143に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目58)
軽鎖および重鎖を含み、前記軽鎖は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含む、項目44に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目59)
ポリペプチドをコードする単離された核酸であって、前記ポリペプチドは、
a)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する重鎖可変ドメイン;
c)配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号163、配列番号164、もしくは配列番号165に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン;
d)配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号145、配列番号146、もしくは配列番号147に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン;
e)軽鎖可変ドメインであって、
i)配列番号106に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号117に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号128に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
ii)配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
iii)配列番号108に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号119に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号130に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
iv)配列番号109に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号120に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号131に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
v)配列番号110に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号121に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号132に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
vi)配列番号111に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置を有するLCDR1;配列番号122に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号133に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
vii)配列番号112に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号123に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号134に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
viii)配列番号113に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号124に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号135に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
ix)配列番号114に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号125に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号136に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
x)配列番号115に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号126に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号137に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
xi)配列番号116に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号127に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号138に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
xii)配列番号166に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号169に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号172に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;
xiii)配列番号167に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号170に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号173に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3;または
xiv)配列番号168に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号171に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号174に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3を含む、軽鎖可変ドメイン、あるいは
f)重鎖可変ドメインであって、
i)配列番号40に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号51に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号62に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
ii)配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
iii)配列番号42に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号53に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号64に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
iv)配列番号43に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号54に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号65に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
v)配列番号44に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号55に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号66に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
vi)配列番号45に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号56に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号67に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
vii)配列番号46に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号57に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号68に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
viii)配列番号47に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号58に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号69に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
ix)配列番号48に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号59に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号70に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
x)配列番号49に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号60に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号71に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
xi)配列番号50に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号61に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号72に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
xii)配列番号148に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号151に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号154に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;
xiii)配列番号149に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号152に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号155に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3;または
xiv)配列番号150に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号153に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号156に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3を含む、重鎖可変ドメイン、を含む、単離された核酸。
(項目60)
前記ポリペプチドは、抗体軽鎖を含む、項目59に記載の単離された核酸。
(項目61)
前記軽鎖は、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号157、配列番号158、または配列番号159に記載のヌクレオチド配列と少なくとも80%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目60に記載の単離された核酸。
(項目62)
前記軽鎖は、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号157、配列番号158、または配列番号159に記載のヌクレオチド配列と少なくとも90%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目61に記載の単離された核酸。
(項目63)
前記軽鎖は、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号157、配列番号158、または配列番号159に記載のヌクレオチド配列と少なくとも95%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目62に記載の単離された核酸。
(項目64)
前記軽鎖は、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号157、配列番号158、または配列番号159に記載のヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目63に記載の単離された核酸。
(項目65)
前記ポリペプチドは、抗体重鎖を含む、項目59に記載の単離された核酸。
(項目66)
前記重鎖は、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号139、配列番号140、または配列番号141に記載のヌクレオチド配列と少なくとも80%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目65に記載の単離された核酸。
(項目67)
前記重鎖は、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号139、配列番号140、または配列番号141に記載のヌクレオチド配列と少なくとも90%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目66に記載の単離された核酸。
(項目68)
前記重鎖は、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号139、配列番号140、または配列番号141に記載のヌクレオチド配列と少なくとも95%同一なヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目67に記載の単離された核酸。
(項目69)
前記重鎖は、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号139、配列番号140、または配列番号141に記載のヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、項目68に記載の単離された核酸。
(項目70)
項目59〜69のいずれかに記載の単離された核酸を含む、発現ベクター。
(項目71)
前記単離された核酸は、抗体軽鎖をコードする、項目70に記載の発現ベクター。
(項目72)
前記単離された核酸は、抗体重鎖をコードする、項目70に記載の発現ベクター。
(項目73)
抗体重鎖をコードする単離された核酸をさらに含む、項目71に記載の発現ベクター。(項目74)
プロモーターに作動可能に連結された項目59〜69のいずれかに記載の単離された核酸を含む、組換え宿主細胞。
(項目75)
項目70〜73のいずれかに記載の発現ベクターを含む、組換え宿主細胞。
(項目76)
前記宿主細胞は、項目71および72に記載の発現ベクターを含む、項目75に記載の組換え宿主細胞。
(項目77)
前記宿主細胞は、ST2に結合する抗体を分泌する、項目76に記載の組換え宿主細胞。
(項目78)
前記細胞は、哺乳動物起源の細胞である、項目74〜77のいずれかに記載の組換え宿主細胞。
(項目79)
前記細胞は、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞系である、項目78に記載の組換え宿主細胞。
(項目80)
自己免疫疾患または炎症性疾患を治療する方法であって、治療有効量の項目1〜58のいずれか1項に記載のST2抗原結合タンパク質を、それを必要とする患者に投与することを含む、方法。
(項目81)
前記ST2抗原結合タンパク質は、抗体である、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記抗体は、配列番号95に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号29に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目83)
前記抗体は、配列番号84に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号18に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記抗体は、配列番号96に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号30に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目85)
前記抗体は、配列番号85に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号19に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記抗体は、配列番号97に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号31に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目87)
前記抗体は、配列番号86に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号20に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記抗体は、配列番号98に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号32に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目89)
前記抗体は、配列番号87に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号21に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目88に記載の方法。
(項目90)
前記抗体は、配列番号99に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号33に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目91)
前記抗体は、配列番号88に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号22に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目90に記載の方法。
(項目92)
前記抗体は、配列番号100に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号34に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目93)
前記抗体は、配列番号89に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号23に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目92に記載の方法。
(項目94)
前記抗体は、配列番号101に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号35に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目95)
前記抗体は、配列番号90に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号24に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記抗体は、配列番号102に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号36に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目97)
前記抗体は、配列番号91に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号25に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記抗体は、配列番号103に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号37に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目99)
前記抗体は、配列番号92に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号26に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目98に記載の方法。
(項目100)
前記抗体は、配列番号104に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号38に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目101)
前記抗体は、配列番号93に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号27に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目100に記載の方法。
(項目102)
前記抗体は、配列番号105に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号39に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目103)
前記抗体は、配列番号94に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号28に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目102に記載の方法。
(項目104)
前記抗体は、配列番号163に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号145に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目105)
前記抗体は、配列番号160に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号142に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目104に記載の方法。
(項目106)
前記抗体は、配列番号164に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号146に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目107)
前記抗体は、配列番号161に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号143に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目106に記載の方法。
(項目108)
前記抗体は、配列番号165に記載の軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列および配列番号147に記載の重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を含む、項目81に記載の方法。
(項目109)
前記抗体は、配列番号162に記載の軽鎖アミノ酸配列および配列番号144に記載の重鎖アミノ酸配列を含む、項目108に記載の方法。
(項目110)
前記抗原結合タンパク質は、IL−33のST2への結合を阻害する、項目80〜109のいずれかに記載の方法。
(項目111)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患は、喘息、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、敗血症および外傷、HIV感染、全身性エリテマトーデス、炎症性腸疾患、関節リウマチ、硬化症、ウェゲナー肉芽腫症、ベーチェット病、循環器疾患、副鼻腔炎、鼻ポリープ症、または好酸球性気管支炎である、項目110に記載の方法。
(項目112)
ST2抗原結合タンパク質を作製する方法であって、
a)項目74〜79のいずれか1項に記載の組換え宿主細胞を培養することと、
b)前記培養物から該ST2抗原結合タンパク質を単離することとを含む、方法。
(項目113)
a)配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、抗体、または
b)配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、抗体と交差競合する、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目114)
前記ST2結合タンパク質は、項目1〜58のいずれかに記載のST2結合タンパク質である、項目113に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目115)
前記ST2抗原結合タンパク質は、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体と交差競合する、項目113または項目114に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目116)
ヒトST2ドメイン1およびドメイン2を含むポリペプチド(配列番号175)に結合する単離されたST2抗原結合タンパク質であって、前記ポリペプチドのヒトST2ドメイン1またはドメイン2に単一変異が導入されると結合が有意に阻害され、ここで、前記単一変異は、L14R、I15R、S33R、E43R、V47R、A62R、G65R、T79R、D92R、D97R、V104R、G138R、N152R、またはV176Rである、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目117)
前記単一変異のうちの2つ以上のために結合が有意に阻害される、項目116に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目118)
前記単一変異の全てのために結合が有意に阻害される、項目117に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目119)
前記ポリペプチドのヒトST2ドメイン1またはドメイン2に単一変異が導入されると結合が有意に活性化され、ここで、前記単一変異は、L53R、R72A、またはS73Rである、項目116に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目120)
前記群の全てのメンバーのために結合が有意に活性化される、項目119に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目121)
前記ST2結合タンパク質は、ヒトST2への結合について配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗体と交差競合する、項目116に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目122)
前記ST2結合タンパク質は、項目1〜58のいずれかに記載のST2結合タンパク質である、項目116〜121のいずれかに記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。(項目123)
水素/重水素交換分析によって決定されるように、配列番号1のアミノ酸19〜322を含むST2を配列番号1のアミノ酸33〜44または88〜94内で結合する、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目124)
水素/重水素交換分析によって決定されるように、前記ST2結合タンパク質は、配列番号1のアミノ酸33〜44および88〜94内で結合する、項目123に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目125)
前記ST2結合タンパク質は、項目1〜58のいずれかに記載のST2結合タンパク質である、項目124に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目126)
ST2に結合して界面を形成する単離されたST2抗原結合タンパク質であって、前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基K1、F2、P19、R20、Q21、G22、K23、Y26、I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、またはY81を含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目127)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基P19、R20、Q21、G22、K23、またはY26を含む、項目126に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目128)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基P19、R20、Q21、G22、K23、およびY26を含む、項目127に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目129)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、またはY81を含む、項目126に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目130)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、およびY81を含む、項目129に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目131)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基P19、R20、Q21、G22、K23、Y26、I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、およびY81を含む、項目126に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目132)
前記結合することによって形成される前記界面は、ST2残基K1、F2、P19、R20、Q21、G22、K23、Y26、I70、V71、R72、S73、P74、T75、F76、N77、R78、T79、およびY81を含む、項目131に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目133)
前記界面は、結合ST2と非結合ST2との間の溶媒露出の差によって決定され、界面残基は、10%を超える差を有するアミノ酸であって、かつ前記抗体と水を介した水素結合を形成するアミノ酸として定義される、項目126〜131のいずれかに記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目134)
前記界面残基は、前記抗体の5Å以内に少なくとも1つの原子を有するアミノ酸として定義される、項目126〜131のいずれかに記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目135)
a)配列番号96に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号30に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する重鎖可変ドメイン;または
c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメイン、を含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目136)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号96に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する、項目135に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目137)
前記重鎖可変ドメインは、配列番号30に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する、項目135または136に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。(項目138)
a)配列番号96に記載のアミノ酸配列からの10個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号30に記載のアミノ酸配列からの10個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有する重鎖可変ドメイン;または
c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメイン、を含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目139)
前記軽鎖可変ドメインは、配列番号96に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する、項目138に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目140)
前記重鎖可変ドメインは、配列番号30に記載のアミノ酸配列からの5個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する、項目138または139に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目141)
a)配列番号107に記載のLCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR1;配列番号118に記載のLCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR2;および配列番号129に記載のLCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するLCDR3を含む、軽鎖可変ドメイン;
b)配列番号41に記載のHCDR1配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR1;配列番号52に記載のHCDR2配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR2;および配列番号63に記載のHCDR3配列からの3個以下のアミノ酸の付加、欠失、もしくは置換を有するHCDR3を含む、重鎖可変ドメイン;または
c)a)の軽鎖可変ドメインおよびb)の重鎖可変ドメインを含む、単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目142)
前記軽鎖可変領域は、D28もしくはその保存的置換、I29もしくはその保存的置換、S30もしくはその保存的置換、N31もしくはその保存的置換、Y32もしくはその保存的置換、Y49もしくはその保存的置換、D50もしくはその保存的置換、N53もしくはその保存的置換、E55もしくはその保存的置換、T56もしくはその保存的置換、D91もしくはその保存的置換、D92もしくはその保存的置換、N93もしくはその保存的置換、F94もしくはその保存的置換、またはL96もしくはその保存的置換を含む、項目135〜141のいずれかに記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目143)
前記軽鎖可変領域は、D28またはその保存的置換、N31またはその保存的置換、D50またはその保存的置換、N53またはその保存的置換、E55またはその保存的置換、D91またはその保存的置換、およびD92またはその保存的置換を含む、項目142に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目144)
前記軽鎖可変領域は、D28、N31、D50、N53、E55、D91、およびD92を含む、項目143に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目145)
前記重鎖可変領域は、W33もしくはその保存的置換、I50もしくはその保存的置換、D57もしくはその保存的置換、R59もしくはその保存的置換、H99もしくはその保存的置換、G100もしくはその保存的置換、T101もしくはその保存的置換、S102もしくはその保存的置換、S103もしくはその保存的置換、D104もしくはその保存的置換、Y105もしくはその保存的置換、またはY106もしくはその保存的置換を含む、項目135〜144のいずれかに記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目146)
前記重鎖可変領域は、S102またはその保存的置換、S103またはその保存的置換、D104またはその保存的置換、およびY105またはその保存的置換を含む、項目145に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目147)
前記重鎖可変領域は、S102、S103、D104、およびY105を含む、項目146に記載の単離されたST2抗原結合タンパク質。
(項目148)
前記抗原結合タンパク質は、1×10−10M以下の親和性でヒトST2に特異的に結合する、項目113〜147のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目149)
前記抗原結合タンパク質は、ヒトST2のヒトIL−33への結合を阻害する、項目113〜148のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目150)
前記抗原結合タンパク質は、ヒトST2を発現する細胞においてヒトIL−33によって媒介されるST2シグナル伝達を低下させる、項目113〜149のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目151)
前記抗原結合タンパク質は、カニクイザルST2のカニクイザルIL−33への結合を阻害する、項目149に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目152)
前記抗原結合タンパク質は、カニクイザルST2を発現する細胞においてIL−33によって媒介されるカニクイザルST2シグナル伝達を低下させる、項目151に記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目153)
前記抗原結合タンパク質は、抗体である、項目113〜152のいずれかに記載のST2抗原結合タンパク質。
(項目154)
前記抗体は、ヒト抗体である、項目153に記載のST2抗原結合タンパク質。

図面の簡単な説明

0082

ST2 mAbによる処理は、Balb/cおよびC57Bl/6マウス気管支肺胞洗浄液(BALF)中でIL−33によって誘導されるIL−5を有意に阻害した。
ST2 mAbによる処理は、喘息のゴキブリアレルゲン(CRA)誘発モデルにおいて有効である。ST2抗体で処置したマウスは、アイソタイプ対照Igで処置したマウスよりも有意に少ないBALF好酸球を有していた。
種々のドナーからのCD4+T細胞からヒトIL−33によって誘導されたIL−5の産生の阻害におけるST2 mAb。



線は、阻害なしで、ヒトIL−2と組み合わせたヒトIL−33の陽性対照値を示す。



は、ヒトIL−2の陽性対照値を示す。



線は、培地対照値を示す。
ヒトNK細胞アッセイにおけるヒトIL−33の用量反応
ヒトNK細胞アッセイにおいて、市販のST2抗体と比較した、Ab2によって引き起こされるIL−33活性の減少。クローンHB12、FB9、および2A5は、MBLInternational Corporationから入手した。クローンB4E6は、MD Biosciencesから入手した。クローン97203は、R&D Systemsから入手した。
HDXによって特定されたAb2が結合するST2の領域の位置(実施例12を参照)。ST2の細胞外ドメインのアミノ酸15〜26に相当する領域を赤色で強調し、ST2の細胞外ドメインのアミノ酸70〜76に相当する領域を赤紫色で強調している。
ST2/Ab2 sc−dsFv複合体の全体的な構造。2つのAb2 sc−dsFv分子カートゥーンで示され、軽鎖(LC)/重鎖(HC)対は、それぞれシアン/青色または淡黄色/金色で着色されている。2つのST2分子を、赤紫色および緑色のカートゥーンで示す。
結合界面。ST2は、黄色のカートゥーンで示される。Ab2の重鎖および軽鎖は、グレーおよび小麦色のカートゥーンで示される。重鎖および軽鎖のCDRループは、次の順序で着色されている:CDR1:赤色(HC)または淡赤色(LC);CDR2:緑色(HC)または薄緑色(LC);およびCDR3:青色(HC)または薄青色(LC)。
ST2およびAb2 sc−dsFvの静電表面電位マップ図9A)ST2およびAb2 sc−dsFvの電荷および表面相補性。結合界面が丸で囲まれている。図9B)左:Ab2(グレイ/小麦色のカートゥーン)は、ST2(表面)上の正電荷を帯びたパッチに結合する;右:ST2(黄色のカートゥーン)は、Ab2 sc−dsFv(表面)の酸性パッチに結合する。静電表面電位マップについては、赤色の表面は負電荷を表し、青色の表面は正電荷を表す。
ST2およびAb2 sc−dsFvの静電表面電位マップ。図9A)ST2およびAb2 sc−dsFvの電荷および表面相補性。結合界面が丸で囲まれている。図9B)左:Ab2(グレイ/小麦色のカートゥーン)は、ST2(表面)上の正電荷を帯びたパッチに結合する;右:ST2(黄色のカートゥーン)は、Ab2 sc−dsFv(表面)の酸性パッチに結合する。静電表面電位マップについては、赤色の表面は負電荷を表し、青色の表面は正電荷を表す。
抗原に結合した時にST2と界面を形成するAb2可変ドメイン内の残基。CDR領域四角で囲まれている。界面内の残基を太字で示す。ST2内のアミノ酸と水素結合または塩架橋を形成する残基は、イタリック体で示される。

0083

本明細書において用いられる見出しは、構成上の目的のためであるに過ぎず、記載される主題を限定すると見なされるべきではない。本明細書の本文に引用される全ての参考文献は、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。

0084

標準的な技術が、組換えDNAオリゴヌクレオチド合成組織培養および形質転換、タンパク質精製等に用いられてもよい。酵素反応および精製技術は、製造者規格に従って、または当該技術分野において一般的に達成されるように、または本明細書に記載されるように行われてもよい。以下の手順および技術は、当該技術分野で周知の従来方法に従って、また本明細書を通して引用されるおよび論じられる種々の一般的なおよびより具体的な参考文献に記載されるように、一般的に行われてもよい。例えば、Sambrook
et al.,2001,Molecular Cloning:A Laboratory Manuel,3rd ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,cold Spring Harbor,N.Y.(任意の目的のために参照により本明細書に組み込まれる)を参照されたい。具体的な定義が提供されない限り、本明細書に記載される分析化学有機化学、ならびに医薬品および製薬化学に関連して用いられる命名法、それらの実験手順および技術は、当該技術分野において周知であり、一般的に使用されるものである。標準的な技術が、化学合成化学分析薬剤の調製、処方、および送達、ならびに患者の治療に用いられてもよい。

0085

ST2
本明細書に記載される抗原結合タンパク質は、ST2に結合する。ST2は、可溶性の非シグナル伝達多様体(可溶性ST2またはsST2)および完全長膜貫通型(FLST2、ST2、またはST2L)の両方として発現される。本明細書では、例示的なヒトST2Lアミノ酸配列を表1に提供する。このタンパク質は、いくつかのドメインから構成される:哺乳動物細胞におけるタンパク質のプロセシング中に切断され得るリーダー配列に対応するアミノ酸1〜18;細胞外ドメインに対応するアミノ酸19〜331;膜貫通ドメインに対応するアミノ酸332〜350;および細胞内ドメインに対応するアミノ酸351〜556。好ましい実施形態において、抗原結合タンパク質は、ST2Lの細胞外ドメインに結合し、ST2のIL−33との相互作用を妨げる。例示的なヒトIL−33アミノ酸配列を表1に提供する。

0086

IL−33は、ST2LおよびAcPを含むヘテロ二量体受容体を通してシグナルを伝達する。例示的なヒトAcPアミノ酸配列を表1に提供する。このタンパク質も、いくつかのドメインから構成される:哺乳動物細胞におけるタンパク質のプロセシング中に切断され得るリーダー配列に対応するアミノ酸1〜20;細胞外ドメインに対応するアミノ酸21〜367;膜貫通ドメインに対応するアミノ酸368〜388;および細胞内ドメインに対応するアミノ酸389〜570。例示的な実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、ST2Lに結合し、ST2LおよびAcPを発現する細胞においてIL−33によって媒介されるシグナル伝達を妨げる。
表1

0087

本発明の例示的な実施形態は、ヒトおよびカニクイザルの両方のST2に高い親和性で結合する(高い親和性で結合してカニクイザルIL−33とカニクイザルST2との相互作用をブロックするものを含む)。これらの特徴により、非ヒト霊長類における有益な毒性試験が可能となる。

0088

カニクイザルST2Lの例示的なアミノ酸配列を、表2に提供する。このタンパク質は、いくつかのドメインから構成される:哺乳動物細胞におけるタンパク質のプロセシング中に切断され得るリーダー配列に対応するアミノ酸1〜18;細胞外ドメインに対応するアミノ酸19〜331;膜貫通ドメインに対応するアミノ酸332〜350;および細胞内ドメインに対応するアミノ酸351〜556。

0089

カニクイザルAcPの例示的なアミノ酸配列を、表2に提供する。このタンパク質は、いくつかのドメインから構成される:哺乳動物細胞におけるタンパク質のプロセシング中に切断され得るリーダー配列に対応するアミノ酸1〜20;細胞外ドメインに対応するアミノ酸21〜367;膜貫通ドメインに対応するアミノ酸368〜388;および細胞内ドメインに対応するアミノ酸389〜570。

0090

カニクイザルIL−33の例示的なアミノ酸配列を、表2に提供する。
表2

0091

ST2抗原結合タンパク質
本発明は、ST2に特異的に結合する抗原結合タンパク質を提供する。抗原結合タンパク質の実施形態は、ST2に特異的に結合するペプチドおよび/またはポリペプチドを含む。そのようなペプチドまたはポリペプチドは、任意選択的に、1つ以上の翻訳後修飾を含む。抗原結合タンパク質の実施形態は、本明細書において様々に定義されるように、ST2に特異的に結合する抗体およびその断片を含む。これらは、IL−33がST2に結合するおよび/またはST2を活性化するのを阻害するものを含む、ヒトST2に特異的に結合する抗体を含む。

0092

本発明の抗原結合タンパク質は、ST2に特異的に結合する。本明細書で使用される「特異的に結合する」とは、抗原結合タンパク質が、他のタンパク質よりも優先的にST2に結合することを意味する。いくつかの実施形態において、「特異的に結合する」とは、ST2抗原結合タンパク質が、他のタンパク質に対するよりも高い親和性をST2に対して有することを意味する。ST2に特異的に結合するST2抗原結合タンパク質は、1×10−7M以下、2×10−7M以下、3×10−7M以下、4×10−7M以下、5×10−7M以下、6×10−7M以下、7×10−7M以下、8×10−7M以下、9×10−7M以下、1×10−8M以下、2×10−8M以下、3×10−8M以下、4×10−8M以下、5×10−8M以下、6×10−8M以下、7×10−8M以下、8×10−8M以下、9×10−8M以下、1×10−9M以下、2×10−9M以下、3×10−9M以下、4×10−9M以下、5×10−9M以下、6×10−9M以下、7×10−9M以下、8×10−9M以下、9×10−9M以下、1×10−10M以下、2×10−10M以下、3×10−10M以下、4×10−10M以下、5×10−10M以下、6×10−10M以下、7×10−10M以下、8×10−10M以下、9×10−10M以下、1×10−11M以下、2×10−11M以下、3×10−11M以下、4×10−11M以下、5×10−11M以下、6×10−11M以下、7×10−11M以下、8×10−11M以下、9×10−11M以下、1×10−12M以下、2×10−12M以下、3×10−12M以下、4×10−12M以下、5×10−12M以下、6×10−12M以下、7×10−12M以下、8×10−12M以下、または9×10−12M以下のヒトST2に対する結合親和性を有し得る。

0093

抗原結合タンパク質の結合親和性を測定する方法は、当該技術分野において周知である。親和性を決定するために一般的に用いられる方法は、表面プラズモン共鳴法(SPR)(Morton and Myszka “Kinetic analysis of macromolecular interactions using surface
plasmon resonance biosensors”Methodsin
Enzymology(1998)295,268−294)、バイオレイヤー干渉法(Abdiche et al“Determining Kinetics and Affinities of Protein Interactions Using
a Parallel Real−time Label−free Biosensor,the Octet”Analytical Biochemistry(2008)377,209−217)、結合平衡除外アッセイ(KinExA)(Darling and Brault“Kinetic exclusion assay technology:characterization of molecular interactions”Assay and Drug Dev Tech(2004)2,647−657)、等温熱量測定(Pierce et al“Isothermal Titration Calorimetry of Protein−Protein Interactions”Methods(1999)19,213−221)、および分析用超遠心分離法(Lebowitz et al“Modern analytical ultracentrifugation in protein science:A tutorial review”Protein Science(2002),11:2067-2079)を含む。実施例3は、例示的な方法を提供する

0094

本明細書に記載されるST2結合抗体の種々の実施形態に言及がなされる場合、そのST2結合断片包含されることを理解されたい。ST2−結合断片は、ST2に特異的に結合する能力を保持する本明細書に記載される抗体断片またはドメインのうちのいずれをも含む。ST2−結合断片は、本明細書に記載される足場のうちのいずれであってもよい。

0095

ある特定の治療的実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、ST2のIL−33への結合を阻害し、かつ/または、例えば、IL−33によって媒介されるシグナル伝達等の、ST2のIL−33への結合に関連する1つ以上の生物学的活性を阻害する。そのような抗原結合タンパク質は「中和」と言われている。ある特定の実施形態において、中和ST2抗原結合タンパク質は、ST2に特異的に結合し、ST2のIL−33への結合を10%〜100%の範囲、例えば、少なくとも約20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99%、またはそれ以上阻害する。例えば、ST2抗原結合タンパク質は、該抗原結合タンパク質が、IL−33のST2への、またはIL−33の共受容体ST2およびAcPへの結合をブロックする能力を特定することにより、中和能について検査することができる(例えば、実施例6のIL−33ブロッキングアッセイを参照のこと)。代替として、ST2抗原結合タンパク質は、IL−33によって媒介される生物学的機能を測定するアッセイにおいてST2抗原結合タンパク質の存在の影響を測定するアッセイにおける中和能について検査することができる。例えば、IL−33が、細胞内シグナル伝達、または、好酸球、好塩基球、T細胞、マスト細胞、NK細胞NKT細胞好中球、もしくは自然ヘルパー細胞等の細胞からのサイトカインおよびケモカイン等のメディエーターmRNA発現もしくはメディエーターの分泌の増加等の生物学的応答を誘導する能力である。代替として、IL−33が、好酸球、好塩基球、T細胞、マスト細胞、NK細胞、NKT細胞、好中球、または自然ヘルパー細胞等の細胞の分化、増殖、生存、走化性形状変化、または接着性を促進する能力である。代替として、IL−33が、好酸球、好塩基球、T細胞、マスト細胞、NK細胞、NKT細胞、好中球、または自然ヘルパー細胞等の細胞上で、CD11b等の細胞活性化の特定のマーカー細胞表面発現を誘導する能力である。例示的な方法を、実施例7〜10に提供する。

0096

本明細書において様々に定義されるように、抗原結合タンパク質の実施形態は、1つ以上の相補性決定領域(CDR)とともに、足場構造を含む。実施形態は、重鎖または軽鎖のいずれかの1つ以上の抗体可変ドメインを有する足場構造を含む抗原結合タンパク質をさらに含む。実施形態は、Ab1軽鎖可変ドメイン(LCv)、Ab2 LCv、Ab3
LCv、Ab4 LCv、Ab5 LCv、Ab6 LCv、Ab7 LCv、Ab8
LCv、Ab9 LCv、Ab10LCv、Ab11 LCv、Ab30 LCv、Ab32 LCv、およびAb33 LCv(それぞれ、配列番号95〜105、163−165)からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン、ならびに/または、Ab1重鎖可変ドメイン(HCv)、Ab2 HCv、Ab3 HCv、Ab4 HCv、Ab5 HCv、Ab6 HCv、Ab7 HCv、Ab8 HCv、Ab9 HCv、Ab10 HCv、Ab11HCv、Ab30HCv、Ab32HCv、およびAb33HCv(それぞれ、配列番号29〜39、145〜147)からなる群から選択される重鎖可変ドメイン、ならびにその断片、誘導体ムテイン、および多様体を含む抗体を含む。

0097

Ab1 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0098

Ab2 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0099

Ab3 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0100

Ab4 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0101

Ab5 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号88に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0102

Ab6 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0103

Ab7 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号90に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0104

Ab8 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0105

Ab9 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号92に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0106

Ab10 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0107

Ab11 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0108

Ab30 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0109

Ab32 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号161に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0110

Ab33 LCvを含む例示的な軽鎖は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖である。

0111

Ab1 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0112

Ab2 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0113

Ab3 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0114

Ab4 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号21に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0115

Ab5 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0116

Ab6 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0117

Ab7 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0118

Ab8 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0119

Ab9 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0120

Ab10 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0121

Ab11 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0122

Ab30 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0123

Ab32 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号143に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0124

Ab33 HCvを含む例示的な重鎖は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含む重鎖である。

0125

想定される足場のさらなる例として、フィブロネクチンネオカルチノスタチンCBM4−2、リポカリンT細胞受容体プロテインAドメイン(プロテインZ)、Im9、TPRタンパク質、ジンクフィンガードメイン、pVIII、トリ膵臓ポリペプチドGCN4、WWドメイン、Src相同ドメイン3、PDZドメインTEM−1βラクタマーゼチオレドキシンブドウ球菌ヌクレアーゼ、PHDフィンガードメイン、CL−2、BPTI、APPI、HPSTI、エコチン、LACI−D1、LDTI、MTI−II、サソリ毒素、昆虫デフェンシン−Aペプチド、EETI−II、Min−23、CBD、PBP、チトクロムb−562、Ldl受容体ドメイン、ガンマクリスタリンユビキチントランスフェリン、およびまたはC型レクチン様ドメインが挙げられる。非抗体足場およびそれらの治療薬としての使用法は、Gebauer and Skerra,Curr.Opin.Chem.Biol.,13:245−255(2009)およびBinz et al.,Nat.Biotech.,23(10):1257−1268(2005)(参照により、その全体が本明細書に組み込まれる)に概説されている。

0126

本発明の態様は、以下の可変ドメインを含む抗体を含む:Ab1 LCv/Ab1 HCv(配列番号95/配列番号29)、Ab2 LCv/Ab2 HCv(配列番号96/配列番号30)、Ab3 LCv/Ab3 HCv(配列番号97/配列番号31)、Ab4 LCv/Ab4 HCv(配列番号98/配列番号32)、Ab5 LCv/Ab5 HCv(配列番号99/配列番号33)、Ab6 LCv/Ab6 HCv(配列番号100/配列番号34)、Ab7 LCv/Ab7 HCv(配列番号101/配列番号35)、Ab8 LCv/Ab8 HCv(配列番号102/配列番号36)、Ab9 LCv/Ab9 HCv(配列番号103/配列番号37)、Ab10 LCv/Ab10 HCv(配列番号104/配列番号38)、Ab11 LCv/Ab11 HCv(配列番号105/配列番号39)、Ab30 LCv/Ab30 HCv(配列番号163/配列番号145)、Ab32 LCv/Ab32 HCv(配列番号164/配列番号146)、Ab33 LCv/Ab33 HCv(配列番号165/配列番号147)、およびこれらの組み合わせ、ならびにその断片、誘導体、ムテイン、および多様体。

0127

本発明の例示的な抗体は、Ab1(配列番号84/配列番号18)、Ab2(配列番号85/配列番号19)、Ab3(配列番号86/配列番号20)、Ab4(配列番号87/配列番号21)、Ab5(配列番号88/配列番号22)、Ab6(配列番号89/配列番号23)、Ab7(配列番号90/配列番号24)、Ab8(配列番号91/配列番号25)、Ab9(配列番号92/配列番号26)、Ab10(配列番号93/配列番号27)、Ab11(配列番号94/配列番号28)、Ab30(配列番号160/配列番号142)、Ab32(配列番号161/配列番号143)、およびAb33(配列番号162/配列番号144)を含む。

0128

典型的には、抗体の軽鎖または重鎖の各可変ドメインは、3つのCDRを含む。重鎖可変ドメインは、重鎖CDR1(HCDR1)、重鎖CDR2(HCDR2)、および重鎖CDR3(HCDR3)を含む。軽鎖可変ドメインは、軽鎖CDR1(LCDR1)、軽鎖CDR2(LCDR2)、および軽鎖CDR3(LCDR3)を含む。ある特定の実施形態において、抗原結合タンパク質は、本明細書に記載される好ましい可変ドメイン内に含有される1つ以上のCDRを含む。

0129

そのようなCDRの例は、以下のCDRが挙げられるが、これらに限定されない:

0130

Ab1 LCvのCDR:LCDR1(配列番号106)、LCDR2(配列番号117)、およびLCDR3(配列番号128);

0131

Ab2 LCvのCDR:LCDR1(配列番号107)、LCDR2(配列番号118)、およびLCDR3(配列番号129);

0132

Ab3 LCvのCDR:LCDR1(配列番号108)、LCDR2(配列番号119)、およびLCDR3(配列番号130);

0133

Ab4 LCvのCDR:LCDR1(配列番号109)、LCDR2(配列番号120)、およびLCDR3 (配列番号131);

0134

Ab5 LCvのCDR:LCDR1(配列番号110)、LCDR2(配列番号121)、およびLCDR3 (配列番号132);

0135

Ab6 LCvのCDR:LCDR1(配列番号111)、LCDR2(配列番号122)、およびLCDR3 (配列番号133);

0136

Ab7 LCvのCDR:LCDR1(配列番号112)、LCDR2(配列番号123)、およびLCDR3 (配列番号134);

0137

Ab8 LCvのCDR:LCDR1(配列番号113)、LCDR2(配列番号124)、およびLCDR3 (配列番号135);

0138

Ab9 LCvのCDR:LCDR1(配列番号114)、LCDR2(配列番号125)、およびLCDR3 (配列番号136);

0139

Ab10 LCvのCDR:LCDR1(配列番号115)、LCDR2(配列番号126)、およびLCDR3 (配列番号137);

0140

Ab11 LCvのCDR:LCDR1(配列番号116)、LCDR2(配列番号127)、およびLCDR3 (配列番号138);

0141

Ab30 LCvのCDR:LCDR1(配列番号166)、LCDR2(配列番号169)、およびLCDR3 (配列番号172);

0142

Ab32 LCvのCDR:LCDR1(配列番号167)、LCDR2(配列番号170)、およびLCDR3 (配列番号173);

0143

Ab33 LCvのCDR:LCDR1(配列番号168)、LCDR2(配列番号171)、およびLCDR3 (配列番号174);

0144

Ab1 HCvのCDR:HCDR1(配列番号40)、HCDR2(配列番号51)、およびHCDR3 (配列番号62);

0145

Ab2 HCvのCDR:HCDR1(配列番号41)、HCDR2(配列番号52)、およびHCDR3 (配列番号63);

0146

Ab3 HCvのCDR:HCDR1(配列番号42)、HCDR2(配列番号53)、およびHCDR3 (配列番号64);

0147

Ab4 HCvのCDR:HCDR1(配列番号43)、HCDR2(配列番号54)、およびHCDR3 (配列番号65);

0148

Ab5 HCvのCDR:HCDR1(配列番号44)、HCDR2(配列番号55)、およびHCDR3 (配列番号66);

0149

Ab6 HCvのCDR:HCDR1(配列番号45)、HCDR2(配列番号56)、およびHCDR3 (配列番号67);

0150

Ab7 HCvのCDR:HCDR1(配列番号46)、HCDR2(配列番号57)、およびHCDR3 (配列番号68);

0151

Ab8 HCvのCDR:HCDR1(配列番号47)、HCDR2(配列番号58)、およびHCDR3 (配列番号69);

0152

Ab9 HCvのCDR:HCDR1(配列番号48)、HCDR2(配列番号59)、およびHCDR3 (配列番号70);

0153

Ab10 HCvのCDR:HCDR1(配列番号49)、HCDR2(配列番号60)、およびHCDR3 (配列番号71);

0154

Ab11 HCvのCDR:HCDR1(配列番号50)、HCDR2(配列番号61)、およびHCDR3 (配列番号72);

0155

Ab30 HCvのCDR:HCDR1(配列番号148)、HCDR2(配列番号151)、およびHCDR3 (配列番号154);

0156

Ab32 HCvのCDR:HCDR1(配列番号149)、HCDR2(配列番号152)、およびHCDR3 (配列番号155);ならびに

0157

Ab33 HCvのCDR:HCDR1(配列番号150)、HCDR2(配列番号153)、およびHCDR3 (配列番号156)。

0158

いくつかの実施形態において、抗原結合タンパク質は、A)ポリペプチド、例えば、配列番号106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、166、167、および168からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するLCDR1:配列番号117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、169、170、および171からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するLCDR2;ならびに/もしくは配列番号128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、172、173、および174からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するLCDR3を含む軽鎖、ならびに/またはB)ポリペプチド、例えば、配列番号40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、148、149、および150からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するHCDR1;配列番号51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、151、152、および153からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するHCDR2;ならびに/もしくは配列番号62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、154、155、および156からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するHCDR3を含む重鎖を含む。

0159

さらなる実施形態において、抗原結合タンパク質は、A)Ab1 LCv、Ab2 LCv、Ab3 LCv、Ab4 LCv、Ab5 LCv、Ab6 LCv、Ab7 LCv、Ab8 LCv、Ab9 LCv、Ab10 LCv、Ab11 LCv、Ab30 LCv、Ab32 LCv、およびAb33 LCvのうちのいずれかのLCDR1、LCDR2、およびLCDR3を含む軽鎖アミノ酸配列、ならびにB)Ab1 HCv、Ab2 HCv、Ab3 HCv、Ab4 HCv、Ab5 HCv、Ab6 HCv、Ab7 HCv、Ab8 HCv、Ab9 HCv、Ab10 HCv、Ab11 HCv、Ab30 HCv、Ab32 HCv、およびAb33 HCvのうちのいずれかのHCDR1、HCDR2、およびHCDR3を含む重鎖アミノ酸配列を含む。

0160

ある特定の実施形態において、CDRは、本明細書に記載される例示的なCDRからの1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、または6つ以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を含む。

0161

本発明の態様は、配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変ドメインを含む抗体を含む。本発明の態様は、配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変ドメインを含む抗体を含む。本発明のさらなる態様は、A)配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン、ならびにB)配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変ドメインを含む抗体を含む。

0162

本発明の抗体は、当該技術分野で既知の任意の定常領域を含むことができる。軽鎖定常領域は、例えば、κ型またはλ型軽鎖定常領域、例えば、ヒトκ型またはλ型軽鎖定常領域であり得る。重鎖定常領域は、例えば、α型、δ型、ε型、γ型、またはμ型重鎖定常領域、例えば、ヒトα型、δ型、ε型、γ型、またはμ型重鎖定常領域であり得る。一実施形態において、軽鎖または重鎖定常領域は、天然に存在する定常領域の断片、誘導体、多様体、またはムテインである。

0163

本発明の態様は、1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、6つ以下の、7つ以下の、8つ以下の、9つ以下の、または10個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変領域を含む抗体を含む。本発明の態様は、1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、6つ以下の、7つ以下の、8つ以下の、9つ以下の、または10個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変領域を含む抗体を含む。本発明のさらなる態様は、A)1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、6つ以下の、7つ以下の、8つ以下の、9つ以下の、または10個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変領域、ならびにB)1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、6つ以下の、7つ以下の、8つ以下の、9つ以下の、または10個以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を有する配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変領域を含む抗体を含む。

0164

一変形例において、抗原結合タンパク質は、配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変領域のアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む。別の変形例において、抗原結合タンパク質は、配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変領域のアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む。さらなる実施形態において、抗原結合タンパク質は、A)配列番号95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、163、164、および165からなる群から選択される軽鎖可変領域のアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列、およびB)配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、145、146、および147からなる群から選択される重鎖可変領域のアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む。

0165

ある特定の実施形態において、抗原結合タンパク質は、軽鎖および/または重鎖CDR3を含む。いくつかの実施形態において、抗原結合タンパク質は、配列番号128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、172、173、174、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、154、155、および156に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態において、アミノ酸配列は、配列番号128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、172、173、174、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、154、155、および156に記載される例示的な配列からの1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、または6つ以下ののアミノ酸の付加、欠失、または置換を含む。よって、本発明の実施形態は、配列番号128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、172、173、174、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、154、155、および156に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む抗原結合タンパク質を含む。

0166

ある特定の実施形態において、抗原結合タンパク質は、軽鎖および/または重鎖CDR2を含む。いくつかの実施形態において、抗原結合タンパク質は、配列番号117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、169、170、171、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、151、152、および153に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態において、アミノ酸配列は、配列番号117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、169、170、171、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、151、152、および153に記載される例示的な配列からの1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、または6つ以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を含む。よって、本発明の実施形態は、配列番号117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、169、170、171、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、151、152、および153に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む抗原結合タンパク質を含む。

0167

ある特定の実施形態において、抗原結合タンパク質は、軽鎖および/または重鎖CDR1を含む。いくつかの実施形態において、抗原結合タンパク質は、配列番号106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、166、167、168、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、148、149、および150に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態において、アミノ酸配列は、配列番号106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、166、167、168、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、148、149、および150に記載される例示的な配列からの1つ以下の、2つ以下の、3つ以下の、4つ以下の、5つ以下の、または6つ以下のアミノ酸の付加、欠失、または置換を含む。よって、本発明の実施形態は、配列番号106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、166、167、168、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、148、149、および150に記載される配列の群から選択されるアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む抗原結合タンパク質を含む。

0168

本発明の抗原結合タンパク質は、ヒトおよびモノクローナル抗体二重特異性抗体ダイアボディミニボディドメイン抗体合成抗体(本明細書において「抗体模倣体」と称されることがある)、キメラ抗体、抗体融合体(「抗体コンジュゲート」と称されることがある)を含む従来の抗体の足場、および各々の断片をそれぞれ含む。CDRの種々の組み合わせを含む上述のCDRは、それに続く足場のいずれにも移植されてもよい。

0169

本明細書において使用される場合、「抗体」という用語は、本明細書において様々に記載されるように、抗原に特異的に結合する、1つ以上のポリペプチド鎖を含む単量体または多量体タンパク質の種々の形態を指す。ある特定の実施形態において、抗体は、組換えDNA技術によって産生される。さらなる実施形態において、抗体は、天然に存在する抗体の酵素切断または化学切断によって産生される。別の態様において、抗体は、a)ヒト抗体;b)ヒト化抗体;c)キメラ抗体;d)モノクローナル抗体;e)ポリクローナル抗体;f)組換え抗体;g)抗原−結合断片;h)単鎖抗体;i)ダイアボディ;j)トリアディ、k)テトラボディ、l)Fab断片;m)F(ab’)2断片、n)IgA抗体、o)IgD抗体、p)IgE抗体、q)IgG1抗体、r)IgG2抗体、s)IgG3抗体、t)IgG4抗体、およびu)IgM抗体からなる群から選択される。

0170

可変領域またはドメインは、フレームワーク領域(FR1、FR2、FR3、およびFR4フレームワーク領域と称される)に取り囲まれた少なくとも3つの重鎖または軽鎖CDRを含む。Kabat et al.,1991,Sequences of Proteins of Immunological Interest,Public Health Service N.I.H.,Bethesda,MD。従来の抗体の構造単位は、典型的には四量体を含む。各四量体は、典型的には、それぞれの対が1つの「軽」鎖および1つの「重」鎖を有するポリペプチド鎖の2つの同一の対からなる。各鎖のアミノ末端部分は、主に抗原認識を担う約100〜110またはそれ以上のアミノ酸の可変領域を含む。各鎖のカルボキシ末端部分は、主にエフェクター機能を担う定常領域を定義する。ヒト軽鎖は、κ軽鎖またはλ軽鎖として分類される。重鎖は、μ、δ、γ、α、またはεとして分類され、抗体のアイソタイプをそれぞれIgM、IgD、IgG、IgA、およびIgEとして定義する。IgGは、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4を含むがこれらに限定されないいくつかのサブクラスを有する。IgMは、IgM1およびIgM2を含むがこれらに限定されないサブクラスを有する。本発明の実施形態は、本明細書に記載されるように、抗原結合タンパク質の可変ドメインまたはCDRを組み込む抗体の全てのそのようなクラスおよびサブクラスを含む。

0171

ラクダおよびラマに見出される抗体等のいくつかの天然に存在する抗体は、2つの重鎖からなり、軽鎖を含まない二量体である。本発明は、ST2に結合することができる2つの重鎖またはその断片の二量体抗体を包含する。

0172

重鎖および軽鎖の可変領域は、典型的には、3つの超可変領域、すなわち、相補性決定領域またはCDRによって結合された比較的保存されたフレームワーク領域(FR)の同じ全体構造を示す。CDRは、主に抗原認識および結合を担う。各対の2つの鎖からのCDRは、フレームワーク領域によって整列させられ、特異的エピトープへの結合を可能にする。N末端からC末端に向けての、軽鎖および重鎖の両方が、ドメインFR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、およびFR4を含む。各ドメインへのアミノ酸の割り当ては、Kabatの定義に従う。

0173

CDRは、抗原結合のための主要な表面接触点を構成する。CDR3または軽鎖、および特に重鎖のCDR3は、軽鎖および重鎖可変領域内の抗原結合における最も重要な決定基を構成し得る。いくつかの抗体において、重鎖CDR3は、抗原と抗体との間の主要な接触領域を構成すると考えられる。抗体の結合特性を変化させるために、またはどの残基が抗原の結合に寄与するかを決定するために、CDR3のみを変化させたin vitro選択スキームを用いることができる。

0174

天然に存在する抗体は、典型的には、タンパク質分泌のための細胞経路内に抗体を誘導し、かつ典型的には成熟抗体には存在しない、シグナル配列を含む。本発明の抗体をコードするポリヌクレオチドは、後述のように、天然に存在するシグナル配列、または異種のシグナル配列をコードしてもよい。

0175

一実施形態において、抗原結合タンパク質は、本明細書に記載される例示的なCDRのうちの1〜6つを含む抗体である。本発明の抗体は、IgM、IgG(IgG1、IgG2、IgG3、IgG4を含む)、IgD、IgA、またはIgE抗体を含むいずれの種類の抗体であってもよい。具体的な実施形態において、抗原結合タンパク質は、IgG型抗体、例えば、IgG1抗体である。

0176

いくつかの実施形態において、例えば、抗原結合タンパク質が完全な重鎖および軽鎖を有する抗体である場合、CDRは全て同じ種、例えば、ヒトに由来する。代替として、例えば、抗原結合タンパク質が、上で概説した配列からの6個未満のCDRを含有する実施形態では、さらなるCDRは、他の種に由来してもよいか、または例示的な配列に示されるものとは異なるヒトCDRであってもよい。例えば、本明細書で特定される適切な配列からのHCDR3およびLCDR3領域が、代替の種、または異なるヒト抗体配列、またはそれらの組み合わせから任意選択的に選択されるHCDR1、HCDR2、LCDR1、およびLCDR2とともに用いられてもよい。例えば、本発明のCDRは、商業用キメラ抗体またはヒト化抗体のCDR領域に取って代わることができる。

0177

具体的な実施形態は、ヒト成分である抗原結合タンパク質の足場成分を利用する。いくつかの実施形態において、しかしながら、足場成分は、異なる種からの混合物であってもよい。そのため、抗原結合タンパク質が抗体である場合、そのような抗体は、キメラ抗体および/またはヒト化抗体であり得る。一般的に、「キメラ抗体」および「ヒト化抗体」は両方とも、1つより多くの種に由来する領域を組み合わせた抗体を指す。例えば、「キメラ抗体」は、従来、マウス(または場合によってはラット)の可変領域(複数可)とヒトの定常領域(複数可)を含む。

0178

「ヒト化抗体」は、通常、可変ドメインフレームワーク領域をヒト抗体に見出される配列と交換した非ヒト抗体を指す。通常、ヒト化抗体において、1つ以上のCDRを除く抗体全体ヒト起源のポリヌクレオチドによってコードされるか、または1つ以上のCDR内を除いてそのような抗体と同一である。一部または全部が非ヒト生物を起源とする核酸によってコードされるCDRは、ヒト抗体可変領域のβシートフレームワークに移植され、移植したCDRによって特異性が決定される抗体を作製する。そのような抗体の作製については、例えば、国際公開第WO92/11018号、Jones 1986,Nature 321:522−525,Verhoeyen et al.,1988,Science 239:1534−1536に記載されている。ヒト化抗体はまた、遺伝子操作された免疫系を有するマウスを用いて作製することもできる。Roque et al.,2004,Biotechnol.Prog.20:639−654。本明細書に記載される例示的な実施形態において、特定されたCDRはヒトであり、よって、この文脈においてヒト化抗体およびキメラ抗体の両方がいくつかの非ヒトCDRを含む:例えば、HCDR3およびLCDR3領域を含むヒト化抗体が作製されてもよく、他のCDR領域のうちの1つ以上は異なる種起源である。

0179

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、多重特異性抗体、特に、二重特異性抗体であり、時には「ダイアボディ」とも称される。これらは、2つ以上の異なる抗原、または単一抗原上の異なるエピトープに結合する抗体である。ある特定の実施形態において、二重特異性抗体は、ST2およびヒトエフェクター細胞(例えば、T細胞)上の抗原に結合する。そのような抗体は、エフェクター細胞応答に、ST2を発現する腫瘍細胞等のST2発現細胞を標的とさせる上で有用である。好ましい実施形態において、ヒトエフェクター細胞の抗原は、CD3である。米国特許第7,235,641号。二重特異性抗体を作製する方法は、当該技術分野において既知である。1つのそのような方法は、細胞内で共発現された時に重鎖のヘテロ二量体形成を促進する「ノブ」および「ホール」を形成するように重鎖のFc部分を遺伝子操作することを含む。米国特許第7,695,963号。他の方法も、重鎖のFc部分を遺伝子操作することを含むが、細胞内で共発現された時に重鎖のヘテロ二量体形成を阻止しながらヘテロ二量体形成を促進するために静電ステアリングを用いる。国際公開第WO09/089,004号(参照により、その全体が本明細書に組み込まれる)。

0180

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、ミニボディである。ミニボディは、CH3ドメインに結合されたscFvを含む、縮小化された抗体様タンパク質である。Hu et al.,1996,Cancer Res.56:3055−3061。

0181

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、ドメイン抗体である:例えば米国特許第6,248,516号を参照のこと。ドメイン抗体(dAb)は、ヒト抗体の重鎖(VH)または軽鎖(VL)のいずれかの可変領域に対応する抗体の機能的結合ドメインである。dABは、約13kDaの分子量を有するか、または完全抗体の10分の1未満のサイズである。dABは、細菌、酵母、および哺乳動物細胞系を含む様々な宿主において良好に発現される。さらに、dAbは高度に安定であり、たとえ凍結乾燥または熱変性等の過酷な条件に供された後であっても活性を保持する。例えば、米国特許第6,291,158号;6,582,915号;6,593,081号;6,172,197号;米国特許出願第2004/0110941号;欧州特許第0368684号;米国特許第6,696,245号、国際公開第WO04/058821号、同第WO04/003019号および同第WO03/002609を参照のこと。

0182

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、抗体断片、すなわち、ST2への結合特異性を保持する本明細書に概説される抗体のうちのいずれかの断片である。種々の実施形態において、抗体結合タンパク質は、限定されないが、F(ab)、F(ab’)、F(ab’)2、Fv、または単鎖Fv断片を含む。最低でも、本明細書において意味される抗体は、軽鎖または重鎖可変領域、例えば1つ以上のCDRの全部または一部を含むST2に特異的に結合することができるポリペプチドを含む。

0183

ST2に結合する抗体断片のさらなる例として、限定されないが、(i)VL、VH、CL、およびCH1ドメインをからなるFab断片、(ii)VHおよびCH1ドメインからなるFd断片、(iii)単一抗体のVLおよびVHドメインからなるFv断片;(iv)単一可変部分からなるdAb断片(Ward et al.,1989,Nature 341:544−546)、(v)単離されたCDR領域、(vi)2つの連結したFab断片を含む二価断片である、F(ab’)2断片、(vii)VHドメインとVLドメインが、2つのドメインを関連させて抗原結合部位を形成することができるペプチドリンカーによって連結された単鎖Fv分子(scFv)(Bird et al.,1988,Science 242:423−426,Huston et al.,1988,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.85:5879−5883)、(viii)二重特異性単鎖Fv二量体(PCT/US92/09965)、および(ix)遺伝子融合によって構築される多価または多重特異性断片である、「ダイアボディ」または「トリアボディ」(Tomlinson et.al.,2000,MethodsEnzymol.326:461−479;国際公開第WO94/13804号;Holliger et al.,1993,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.90:6444−6448)が挙げられる。抗体断片は、修飾されてもよい。例えば、VHドメインとVLドメインを連結するジスルフィド架橋の組込みによって、分子を安定させてもよい(Reiter et al.,1996,Nature Biotech.14:1239−1245)。本発明の態様は、これらの断片の非CDR成分がヒト配列である実施形態を含む。

0184

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、完全にヒト抗体である。この実施形態において、上で概説したように、特定の構造は、CDR領域を含む図示された完全な重鎖および軽鎖を含む。さらなる実施形態は、本発明のCDRのうちの1つ以上を利用し、他のCDR、フレームワーク領域、JおよびD領域、定常領域等は、他のヒト抗体に由来する。例えば、本発明のCDRは、任意の数のヒト抗体、特に、商業用抗体のCDRに取って代わることができる。

0185

単鎖抗体は、重鎖および軽鎖可変ドメイン(Fv領域)の断片を、アミノ酸架橋(短いペプチドリンカー)を介して連結させ、単一ポリペプチド鎖を生じさせることによって形成されてもよい。そのような単鎖Fv(scFv)は、2つの可変ドメインポリペプチド(VLおよびVH)をコードするDNA間に、ペプチドリンカーをコードするDNAを融合することによって調製されている。得られたポリペプチドは、2つの可変ドメインの間の柔軟なリンカーの長さに応じて、それ自体の上で折り畳んで、抗原に結合する単量体を形成することができるか、またはそれらは多量体(例えば、二量体、三量体、もしくは四量体)を形成することができる(Kortt et al.,1997,Prot.Eng.10:423;Kortt et al.,2001,Biomol.Eng.18:95−108)。異なるVLおよびVHを含むポリペプチドを組み合わせることにより、異なるエピトープに結合する多量体scFvを形成することができる(Kriangkum et al.,2001,Biomol.Eng.18:31−40)。単鎖抗体の産生のために開発された技術は、米国特許第4,946,778号;Bird,1988,Science 242:423;Huston et al.,1988,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:5879;Ward et al.,1989,Nature 334:544,de Graaf et al.,2002,MethodsMol Biol.178:379−87に記載されるものを含む。本明細書に提供される抗体(限定されないが、Ab1 LCv/Ab1 HCv(配列番号95/配列番号29)、Ab2 LCv/Ab2 HCv(配列番号96/配列番号30)、Ab3 LCv/Ab3 HCv(配列番号97/配列番号31)、Ab4 LCv/Ab4 HCv(配列番号98/配列番号32)、Ab5 LCv/Ab5 HCv(配列番号99/配列番号33)、Ab6 LCv/Ab6 HCv(配列番号100/配列番号34)、Ab7 LCv/Ab7 HCv(配列番号101/配列番号35)、Ab8 LCv/Ab8 HCv(配列番号102/配列番号36)、Ab9 LCv/Ab9 HCv(配列番号103/配列番号37)、Ab10 LCv/Ab10 HCv(配列番号104/配列番号38)、およびAb11 LCv/Ab11 HCv(配列番号105/配列番号39)、Ab30 LCv/Ab30 HCv(配列番号163/配列番号145)、Ab32 LCv/Ab32 HCv(配列番号164/配列番号146)、Ab33 LCv/Ab33 HCv(配列番号165/配列番号147の可変ドメインの組み合わせを含むscFvを含む)およびそれらの組み合わせに由来する単鎖抗体が、本発明に包含される。

0186

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、抗体融合タンパク質(本明細書において「抗体コンジュゲート」と称されることもある)である。コンジュゲートパートナーは、タンパク質性または非タンパク質性であってもよい:後者は、通常、抗原結合タンパク質上およびコンジュゲートパートナー上の官能基を用いて産生される。ある特定の実施形態において、抗体は、非タンパク質性化学物質(薬物)にコンジュゲートされ、抗体薬物コンジュゲートを形成する。

0187

一実施形態において、ST2抗原結合タンパク質は、抗体類似体であり、「合成抗体」と称されることもある。例えば、様々な研究が、代替のタンパク質足場またはCDRを移植した人工足場のいずれかを利用している。そのような足場は、限定されないが、結合タンパク質の3次元構造を安定させるために導入された変異、および、例えば生体適合性ポリマーからなる完全合成足場を含む。例えば、Korndorfer et al.,2003,Proteins:Structure,Function,and Bioinformatics,Volume 53,Issue 1:121−129、Roque et al.,2004,Biotechnol.Prog.20:639−654を参照のこと。さらに、ペプチド抗体模倣体(「PAM」)、および足場としてフィブロネクチン成分を利用する抗体模倣体に基づく研究を用いることができる。

0188

「タンパク質」とは、本明細書で使用される場合、タンパク質、ポリペプチド、オリゴペプチド、およびペプチドを含む、少なくとも2つの共有結合的に結合したアミノ酸を意味する。いくつかの実施形態において、2つ以上の共有結合的に結合したアミノ酸は、ペプチド結合によって結合する。タンパク質は、天然に存在するアミノ酸およびペプチド結合から構成されてもよい(例えば、後に概説するように、発現系および宿主細胞を用いて組換えによってタンパク質が作製される場合)。代替として、タンパク質は、プロテアーゼまたは他の生理学的条件および/もしくは保存条件耐性を示すことができる、合成アミノ酸(例えば、ホモフェニルアラニンシトルリンオルニチン、およびノルロイシン)またはペプチド模倣構造、すなわち、ペプトイド等の「ペプチドまたはタンパク質類似体」を含んでもよい(Simon et al.,1992,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A. 89:9367(参照により本明細書中に組み込まれる)を参照)。そのような合成アミノ酸は、抗原結合タンパク質が当該技術分野で周知の従来の方法によってin vitroで合成される場合に、特に組み込むことができる。さらに、いずれの組み合わせのペプチド模倣体、合成および天然に存在する残基/構造が用いられてもよい。「アミノ酸」はまた、プロリンおよびヒドロキシプロリン等のイミノ酸残基も含む。アミノ酸の「R基」または「側鎖」は、(L)または(S)配置のいずれかであり得る。具体的な実施形態において、アミノ酸は、(L)または(S)配置であってもよい。

0189

ある特定の態様において、本発明は、ST2に結合する組換え抗原結合タンパク質を提供し、いくつかの実施形態において、組換えヒトST2またはその部分を提供する。この文脈において、「組換えタンパク質」は、組換え技術を用いて、当該技術分野で既知の任意の技術および方法を用いて、すなわち、本明細書に記載されるような組換え核酸の発現によって、作製されるタンパク質である。組換えタンパク質の産生のための方法および技術は、当該技術分野において周知である。本発明の実施形態は、野生型ST2およびその多様体に結合する組換え抗原結合タンパク質を含む。

0190

「本質的に〜からなる」とは、本明細書に記載されるように、アミノ酸配列が、列挙される配列番号の配列に対して約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15%変化し得るが、なおも生物学的活性を保持できることを意味する。

0191

いくつかの実施形態において、本発明の抗原結合タンパク質は、単離されたタンパク質または事実上純粋なタンパク質である。「単離された」タンパク質は、その天然の状態において通常関連している物質のうちの少なくともいくつかを伴わなず、例えば、所与試料中の全タンパク質の少なくとも約5重量%、または少なくとも約50重量%を構成する。単離されたタンパク質は、状況に応じて、全タンパク質含有量の5〜99.9重量%を構成してもよいことを理解されたい。例えば、タンパク質が高い濃度レベルで作製されるように、タンパク質は、誘導性プロモーターまたは高発現プロモーターを使用することによって、有意により高い濃度で作製されてもよい。この定義は、当該技術分野で既知の多種多様な生物および/または宿主細胞における抗原結合タンパク質の産生を含む。

0192

アミノ酸配列に関して、配列同一性および/または配列類似性は、Smith and
Waterman,1981,Adv.Appl.Math.2:482の局所的配列同一性アルゴリズム、Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443の配列同一性アラインメントアルゴリズム、Pearson
and Lipman,1988,Proc.Nat.Acad.Sci.U.S.A.85:2444の類似性検索法、これらのアルゴリズムのコンピュータによる実施(Wisconsin Genetics Software Package内のGAP、BESTFIT、FASTA、およびTFASTA、Genetics Computer Group、575 Science Drive,Madison,Wis)、Devereux et al.,1984,Nucl.Acid Res.12:387−395によって記載されるBest Fit配列プログラムを含むが、これらに限定されない当該技術分野で既知の標準的な技術を用いて、好ましくはデフォルト設定を用いて、または検査によって決定される。好ましくは、同一性パーセントは、以下のパラメータに基づいてFastDBによって算出される:ミスマッチペナルティ=1;ギャップペナルティ=1;ギャップサイズペナルティ=0.33;および結合ペナルティ=30(「Current Methodsin Sequence Comparison and Analysis」Macromolecule Sequencing and Synthesis,Selected Methods and Applications,pp127−149(1988)、Alan R.Liss,Inc.)

0193

有用なアルゴリズムの一例は、PILEUPである。PILEUPは、累進ペアワイズアラインメントを用いて、関連配列の群から多重配列アラインメントを作成する。また、これは、アラインメントを作成するために使用したクラスター化関係を示すツリーを描画することもできる。PILEUPは、Feng&Doolittle,1987,J.Mol.Evol.35:351−360の累進アラインメントを単純化したものを使用する:この方法は、Higgins and Sharp,1989,CABIOS5:151−153によって記載された方法に類似する。有用なPILEUPパラメータは、デフォルトギャップ重み付け=3.00、デフォルトギャップ長さ重み付け=0.10、および重み付き末端ギャップを含む。

0194

有用なアルゴリズムの別の例は、Altschul et al.,1990,J.Mol.Biol.215:403−410;Altschul et al.,1997,Nucleic AcidsRes.25:3389−3402およびKarin et al.,1993,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.90:5873−5787に記載されるBLASTアルゴリズムである。特に有用なBLASTプログラムは、Altschul et al.,1996,Methods in Enzymology 266:460−480から得たWU−BLAST−2プログラムである。WU−BLAST−2は、いくつかの検索パラメータを使用し、そのほとんどはデフォルト値に設定される。調整可能なパラメータは、以下の値で設定される:重複スパン=1、重複断片=0.125、ワード閾値(T)=II。HSP SおよびHSP S2パラメータは、動的な値であり、特定の配列の組成物およびそれに対して対象配列検索される特定のデータベースの組成物に応じてプログラム自体によって確立されるが、値は感度を高めるように調整されてもよい。

0195

さらなる有用なアルゴリズムは、Altschul et al.,1993,Nucl.AcidsRes.25:3389−3402によって報告されたGappedBLASTである。Gapped BLASTは、BLOSUM−62置換スコア;9に設定された閾値Tパラメータ;ギャップなしの伸長を開始させるための2ヒット法、ギャップ長kにコスト10+kを負荷;16に設定されたXu、ならびに、アルゴリズムのデータベース検索段階で40に、およびアルゴリズムの出力段階で67設定されたXgを用いる。ギャップ付アラインメントは、約22ビットに対応するスコアによって開始される。

0196

通常、本明細書に示される配列に対する個々の多様体CDR間のアミノ酸の相同性、類似性、または同一性は、少なくとも80%であり、より典型的には、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、およびほぼ100%の増加する相同性または同一性が好ましい。同じように、本明細書で特定される結合タンパク質の核酸配列に関する「核酸配列同一性パーセント(%)」は、抗原結合タンパク質のコード配列ヌクレオチド残基と同一な候補配列のヌクレオチド残基のパーセンテージとして定義される。特定の方法は、それぞれ、1および0.125に設定された重複スパンおよび重複断片を用いて、デフォルトパラメータに設定されたWU−BLAST−2のBLASTNモジュールを利用する。

0197

通常、個々の多様体CDRをコードするヌクレオチド配列と、本明細書に示されるヌクレオチドとの間の核酸配列の相同性、類似性、または同一性は、少なくとも80%であり、より典型的には、少なくとも80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%、およびほぼ100%の増加する相同性または同一性が好ましい。

0198

よって、「多様体CDR」は、本発明の親CDRに対する指定された相同性、類似性、または同一性を有し、かつ、限定されないが、親CDRの特異性および/または活性の少なくとも80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%を含む生物学的機能を共有するものである。

0199

アミノ酸配列多様性を導入するための部位または領域は予め決められているが、変異自体は必ずしも予め決められてなくてもよい。例えば、所与の部位における変異の性能を最適化するために、標的コドンまたは領域でランダム変異誘発を行って、発現された抗原結合タンパク質のCDR多様体を所望の活性の最適な組み合わせについてスクリーニングしてもよい。既知の配列を有するDNAの所定の部位で置換変異を作成するための技術、例えば、M13プライマー変異誘発およびPCR変異誘発等が周知である。変異体のスクリーニングは、ST2の結合等の抗原結合タンパク質活性のアッセイを用いて行われる。

0200

アミノ酸置換は、典型的には単一残基の置換である:挿入は、通常、およそ約1〜約20アミノ酸残基の程度であるが、それよりもかなり大きな挿入が許容され得る。欠失は、約1〜約20アミノ酸残基の範囲であるが、場合によっては、欠質はそれよりもはるかに大きくてもよい。

0201

置換、欠失、挿入、またはそれらの任意の組み合わせが、最終的な誘導体または多様体に到達するために用いられ得る。通常、これらの変更は、分子の変化、特に、抗原結合タンパク質の免疫原性および特異性の変化を最小限に抑えるために数個のアミノ酸に対して行われる。しかしながら、より大きな変更が特定の状況において許容され得る。保存的置換は、表3に示される以下のチャートに従って一般的に行われる。
表3

0202

機能または免疫学的同一性における実質的な変更は、表3に示されるものよりも保存性が低い置換を選択することによって行われる。例えば、変化の領域にあるポリペプチド骨格の構造、例えば、αへリックスまたはβシート構造;標的部位における分子の電荷もしくは疎水性;または側鎖の嵩高さに、より著しく影響を及ぼす置換が行われてもよい。一般にポリペプチドの特性に最も大きな変化をもたらすことが予測される置換は、(a)親水性残基、例えば、セリルもしくはスレオニルが、疎水性残基、例えば、ロイシルイソロイシルフェニルアラニルバリル、もしくはアラニルに代えて(または、それによって)置換される;(b)システインもしくはプロリンが、任意の他の残基に代えて(または、それによって)置換される;(c)電気陽性側鎖を有する残基、例えば、リジルアルギニル、もしくはヒスチジルが、電気陰性残基、例えば、グルタミルもしくはアスパルチルに代えて(または、それによって)置換される;あるいは(d)嵩高い側鎖を有する残基、例えばフェニルアラニンが、側鎖を有しない残基、例えばグリシンに代えて(または、それによって)置換される、置換である。

0203

多様体は、典型的には、天然に存在する類似体と同じ質的な生物学的活性を示し、同じ免疫応答を誘発するが、多様体は、必要に応じて抗原結合タンパク質の特徴を修飾するためにも選択される。代替として、多様体は、抗原結合タンパク質の生物学的活性が変化するように設計されてもよい。例えば、グリコシル化部位は、本明細書に記載されるように変化されてもまたは除去されてもよい。

0204

本発明の範囲内のST2抗体の他の誘導体は、ST2抗体ポリペプチドのN末端またはC末端に融合した異種ポリペプチドを含む組換え融合タンパク質の発現等による、他のタンパク質またはポリペプチドとのST2抗体またはその断片の共有結合コンジュゲートまたは凝集コンジュゲートを含む。例えば、コンジュゲートされるペプチドは、異種シグナル(またはリーダー)ポリペプチド、例えば酵母α因子リーダー、またはエピトープタグ等のペプチドであってもよい。ST2抗体を含有する融合タンパク質は、ST2抗体の精製または特定を促進するために付加されるペプチド(例えばポリ−His)を含むことができる。また、ST2抗体ポリペプチドは、Hopp et al.,Bio/Technology 6:1204,1988、および米国特許第5,011,912号に記載されるようなFLAGペプチドに連結することもできる。FLAGペプチドは、高度に抗原性であり、特異的なモノクローナル抗体(mAb)によって可逆的に結合されるエピトープを提供し、発現される組換えタンパク質の迅速なアッセイおよび容易な精製を可能にする。FLAGペプチドが所与のポリペプチドに融合された融合タンパク質を調製するために有用な試薬は、市販されている(Sigma、St.Louis,MO)。

0205

一実施形態において、オリゴマーは、免疫グロブリン由来のポリペプチドを用いて調製される。抗体に由来するポリペプチドの種々の部分(Fcドメインを含む)に融合した特定の異種ポリペプチドを含む融合タンパク質の調製は、例えば、Ashkenazi et al.,1991,PNAS USA 88:10535;Byrn et al.,1990,Nature 344:677;およびHollenbaugh et al.,1992“Construction ofImmunoglobulin Fusion Proteins”,in Current Protocols in Immunology,Suppl.4,pages 10.19.1〜10.19.11に記載されている。

0206

本発明の一実施形態は、ST2抗体のST2結合断片を抗体のFc領域に融合することによって作製される2つの融合タンパク質を含む二量体を対象とする。二量体は、例えば、融合タンパク質をコードする遺伝子融合体を適切な発現ベクターに挿入し、組換え発現ベクターで形質転換した宿主細胞において遺伝子融合体を発現させ、発現された融合タンパク質を抗体分子に酷似するように組み立てることによって作製することができ、そうすることで、Fc部分間に鎖間ジスルフィド結合が形成して二量体を生じる。

0207

本明細書で使用される「Fcポリペプチド」という用語は、抗体のFc領域由来のポリペプチドの天然型およびムテイン型を含む。二量体化を促進するヒンジ領域を含有する、そのようなポリペプチドの切断型もまた含まれる。Fc部分を含む融合タンパク質(およびそこから形成されるオリゴマー)は、プロテインAまたはプロテインGカラム上のアフィニティークロマトグラフィーによる容易な精製という利点を提供する。

0208

PCT出願第WO93/10151号(参照によって本明細書に組み込まれる)に記載される1つの好適なFcポリペプチドは、ヒトIgG抗体のFc領域のN末端ヒンジ領域から天然C末端に広がる単鎖ポリペプチドである。別の有用なFcポリペプチドは、米国特許第5,457,035号およびBaum et al.,1994,EMBO J.13:3992−4001に記載されるFcムテインである。このムテインのアミノ酸配列は、アミノ酸19がLeuからAlaに変更され、アミノ酸20がLeuからGluに変更され、アミノ酸22がGlyからAlaに変更されていることを除いて、国際公開第WO93/10151号に提示される天然Fc配列のものと同一である。ムテインは、Fc受容体に対して低い親和性を示す。

0209

他の実施形態において、ST2抗体の重鎖および/または軽鎖の可変部分は、抗体重鎖および/または軽鎖の可変部分に代えて置換されてもよい。

0210

オリゴマーST2抗体誘導体を調製するための別の方法は、ロイシンジッパーの使用を伴う。ロイシンジッパードメインは、それらが見出されるタンパク質のオリゴマー形成を促進するペプチドである。ロイシンジッパーは、元々は、いくつかのDNA結合タンパク質において同定され(Landschulz et al.,1988,Science
240:1759)、それ以来、様々な異なるタンパク質において発見されている。既知のロイシンジッパーの中には、二量体化または三量体化する、天然に存在するペプチドおよび誘導体がある。可溶性オリゴマータンパク質を産生するのに適したロイシンジッパードメインの例は、PCT出願第WO94/10308号に記載され、肺界面活性タンパク質D(SPD)に由来するロイシンジッパーは、Hoppe et al.,1994,FEBSLetters 344:191に記載されている(参照により本明細書に組み込まれる)。それに融合された異種タンパク質の安定な三量体化を可能にする修飾されたロイシンジッパーの使用は、Fanslow et al.,1994,Semin.Immunol.6:267−78に記載されている。1つのアプローチにおいて、ロイシンジッパーペプチドに融合したST2抗体断片または誘導体を含む組換え融合タンパク質が、好適な宿主細胞において発現され、形成する可溶性オリゴマーST2抗体断片または誘導体が、培養上清から回収される。

0211

抗原結合タンパク質の共有結合修飾は、本発明の範囲内に含まれ、必ずではないが一般的には、翻訳後に行われる。例えば、いくつかの種類の抗原結合タンパク質の共有結合修飾が、抗原結合タンパク質の特異的アミノ酸残基を、選択した側鎖またはNもしくはC末端残基と反応することができる有機誘導体化剤と反応させることによって、分子に導入される。

0212

カルボキシメチルまたはカルボキシアミドメチル誘導体を得るために、システイニル残基を、最も一般的には、クロロ酢酸またはクロロアセトアミド等のαハロアセテート(および対応するアミン)と反応させる。システイニル残基はまた、ブロモトリフルオロアセトン、α−ブロモ−β−(5−イミドイルプロピオン酸クロロアセチルリン酸、N−アルキルマレイミド、3−ニトロ−2−ピリジルジスルフィド、メチル2−ピリジルジスルフィド、p−クロメルク安息香酸、2−クロロ水銀−4−ニトロフェノール、またはクロロ−7−ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾールとの反応によっても誘導体化される。

0213

ヒスチジル残基は、pH5.5〜7.0でジエチルピロカーボネートとの反応によって誘導化される(この薬剤は、ヒスチジル側鎖に比較的特異的であるため)。パラ−ブロモフェナシブロミドもまた有用であり、反応は、pH6.0の0.1Mカコジル酸ナトリウム中で行われることが好ましい。

0214

リジニルおよびアミノ末端残基は、コハク酸無水物または他のカルボン酸無水物と反応させる。これらの薬剤との誘導体化は、リジニル残基の電荷を反転させる効果を有する。αアミノ含有残基を誘導体化するための他の好適な試薬は、メチルピコリンイミダート等のイミドエステルピリドキサルリン酸ピリドキサル;クロロボロヒドリドトリニトロベンゼンスルホン酸;O−メチルイソ尿素;2,4−ペンダンジオン、およびグリオキシル酸とのトランスアミナーゼ触媒反応を含む。

0215

アルギニル残基は、1つまたはいくつかの従来の試薬、とりわけ、フェニルグリオキサール、2,3−ブタンジオン、1,2−シクロヘキサンジオン、およびニンヒドリンとの反応によって修飾される。グアニジン官能基のpKaが高いため、アルギニン残基の誘導体化は、アルカリ性条件において行う必要がある。さらに、これらの試薬は、リジン基ならびにアルギニンεアミノ基と反応させてもよい。

0216

チロシル残基の特異的修飾は、チロシル残基にスペクトル標識を導入させることに特に関心を払って、芳香族ジアゾニウム化合物またはテトラニトロメタンとの反応によって行うことができる。最も一般的には、N−アセチルイミジゾールおよびテトラニトロメタンを用いて、O−アセチルチロシル種および3−ニトロ誘導体をそれぞれ形成する。チロシル残基は、125Iまたは131Iを用いてヨウ素化し、放射免疫測定法において使用するための標識タンパク質を調製し、上述のクロラミンT法が好適である、

0217

カルボキシル側基(アスパルチルまたはグルタミン)は、カルボジイミド(R’-N=
C=N−−R’)との反応によって選択的に修飾され、式中、RおよびR’は、1−シクロヘキシル−3−(2−モルホリニル−4−エチル)カルボジイミドまたは1−エチル−3−(4−アゾニア−4,4−ジメチルペンチル)カルボジイミド等の任意に異なるアルキル基である。さらに、アスパルチル残基およびグルタミン残基は、アンモニウムイオンとの反応によってアスパラギニル残基およびグルタミニル残基に変換される。

0218

二官能性物質を用いた誘導体化は、抗原結合タンパク質を、さまざまな方法に用いられる不水溶性支持マトリックスまたは表面に架橋するのに有用である。一般的に使用される架橋剤は、1,1−ビスジアゾアセチル)−2−フェニルエタングルタルアルデヒド、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、例えば、4−アジドサリチル酸とのエステル、ホモ二官能性イミドエステル(3,3’−ジチオビススクシンイミジルプロピオナート)等のジスクシンイミジルエステルを含む)、およびビス−N−マレイミド−1,8−オクタン等の二官能性マレイミドを含む。メチル−3−[(p−アジドフェニルジチオプロピオイミダート等の誘導体化剤は、光の存在下で架橋を形成することが可能な光活性化可能な中間体をもたらす。代替として、米国特許第3,969,287号、第3,691,016号、第4,195,128号、第4,247,642号、第4,229,537号、および第4,330,440号に記載される、臭化シアン活性化炭水化物および反応基質等の反応性の不水溶性マトリックスが、タンパク質の固定に利用される。

0219

グルタミニル残基およびアスパラギニル残基は、それぞれ対応するグルタミル残基およびアスパルチル残基に頻繁に脱アミド化される。代替として、これらの残基は、弱酸性条件下で脱アミド化される。これらの残基のいずれかの形状は、本発明の範囲内である。

0220

他の修飾は、プロリンおよびリジン水酸化、セリルまたはスレオニル残基のヒドロキシル基リン酸化、リジン、アルギニン、およびヒスチジン側鎖のαアミノ基のメチル化(T.E.Creighton,Proteins:Structure and Molecular Properties,W.H.Freeman&Co.,San Francisco,1983,pp.79−86)、N末端アミンのアセチル化、ならびにいずれかのC末端カルボキシル基アミド化を含む。

0221

本発明の範囲内に含まれる抗原結合タンパク質の別の種類の共有結合修飾は、タンパク質のグリコシル化パターンを変化させることを含む。当該技術分野で既知のように、グリコシル化パターンは、タンパク質の配列(例えば、後に記載する特定のグリコシル化アミノ酸残基の有無)、またはタンパク質が産生される宿主細胞もしくは生物の両方に依存し得る。具体的な発現系は後に記載する。

0222

ポリペプチドのグリコシル化は、典型的には、N連結またはO連結のいずれかである。N連結は、アスパラギン残基の側鎖への炭水化物部分の結合を指す。トリ−ペプチド配列アスパラギン−X−セリン、およびアスパラギン−X−スレオニン(Xは、プロリンを除く任意のアミノ酸である)は、アスパラギン側鎖への炭水化物部分の酵素結合認識配列である。よって、ポリペプチドのこれらのトリ−ペプチド配列のいずれかの存在が、潜在的なグリコシル化部位を形成する。O連結グリコシル化は、糖類であるN−アセチルガラクトサミンガラクトース、またはキシロースのうちの1つの、ヒドロキシアミノ酸、最も一般的にはセリンまたはスレオニンへの結合を指すが、5−ヒドロキシプロリンまたは5−ヒドロキシリジンが使用されてもよい。

0223

抗原結合タンパク質へのグリコシル化部位の付加は、上述のトリ−ペプチド配列(N連結グリコシル化部位の)のうちの1つ以上を含むようにアミノ酸配列を変化させることによって、都合よく達成される。変更はまた、(O連結グリコシル化部位の)開始配列への1つ以上のセリンまたはスレオニン残基の追加または置換によって行われてもよい。容易にするために、抗原結合タンパク質のアミノ酸配列は、好ましくは、DNAレベルでの変化によって変更され、具体的には、所望のアミノ酸へと翻訳されるコドンが形成されるように、予め選択した塩基標的ポリペプチドをコードするDNAを変異させることによって変更される。

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