図面 (/)

技術 端末装置、建物管理システム及び、設備状況表示方法

出願人 清水建設株式会社株式会社安井ファシリティーズ
発明者 渡辺健一荒武朋之関泰三名取利晃吉村知進梅澤清美伊藤士
出願日 2019年4月1日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-069859
公開日 2020年10月15日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-170233
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 警報回数 設備管理データ 建物管理システム 基本諸元 建物利用者 点検状況 ライフサイクルコスト 建物管理者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

データ通信に伴う費用コストを増大させることなく、建物の状態を建物管理者建物利用者との各々の視点から建物における設備の状況を容易に確認することができる端末装置を提供する。

解決手段

建物における躯体及び設備に関する建物データを記憶する記憶部と、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得する通信部と、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成する制御部と、前記制御部により生成された前記管理データを表示する表示部を備える。

概要

背景

従来、建物を管理する建物管理者を対象として、建物の三次元モデル、又は画像データ(以下、三次元モデル等という)と、その建物を構成する部材の属性情報と提供し、建物の状態を把握して建物の維持及び管理を行うシステムがある。この場合における建物の三次元モデル等は、例えば、エネルギー免震層、屋上など、建物管理者や保守点検を行う作業者しか立ち入ることがないエリア特化したモデルである。このエリアは、設備機器配管ダクト配線・ラック等が複雑に入り組んでいるような領域であり、この領域の三次元モデル等に特化とすることで、保守点検に必要な詳細なポイントを管理できるようにする。特許文献1には建物の現状を精度よく把握する技術が開示されている。

概要

データ通信に伴う費用コストを増大させることなく、建物の状態を建物管理者と建物利用者との各々の視点から建物における設備の状況を容易に確認することができる端末装置を提供する。建物における躯体及び設備に関する建物データを記憶する記憶部と、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得する通信部と、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成する制御部と、前記制御部により生成された前記管理データを表示する表示部を備える。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ通信に伴う費用コストを増大させることなく、建物の状態を建物管理者と建物利用者との各々の視点から建物における設備の状況を容易に確認することができる端末装置、建物管理システム及び、設備状況表示方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

建物における躯体及び設備に関する建物データを記憶する記憶部と、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得する通信部と、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成する制御部と、前記制御部により生成された前記管理データを表示する表示部を備える端末装置

請求項2

建物に設けられた設備の外観を示す設備データを記憶する設備データ記憶サーバと、前記設備の運用に関する設備運用データを記憶する設備運用データ記憶サーバと、前記設備データ記憶サーバ、及び前記設備運用データ記憶サーバに、通信ネットワークを介して接続する請求項1に記載の端末装置を備える建物管理システム

請求項3

記憶部が、建物の躯体及び設備に関する建物データを記憶し、通信部が、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得し、制御部が、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成し、表示部が、前記制御部により生成された前記管理データを表示する設備状況表示方法

技術分野

0001

本発明は、端末装置建物管理システム及び、設備状況表示方法に関する。

背景技術

0002

従来、建物を管理する建物管理者を対象として、建物の三次元モデル、又は画像データ(以下、三次元モデル等という)と、その建物を構成する部材の属性情報と提供し、建物の状態を把握して建物の維持及び管理を行うシステムがある。この場合における建物の三次元モデル等は、例えば、エネルギー免震層、屋上など、建物管理者や保守点検を行う作業者しか立ち入ることがないエリア特化したモデルである。このエリアは、設備機器配管ダクト配線・ラック等が複雑に入り組んでいるような領域であり、この領域の三次元モデル等に特化とすることで、保守点検に必要な詳細なポイントを管理できるようにする。特許文献1には建物の現状を精度よく把握する技術が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−174590号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、建物の管理においては、建物管理者による保守点検が容易なだけでなく、建物を利用する建物利用者にとっても建物の設備の状況を容易に確認して管理できることが望ましい。例えば、建物利用者が、スタッフエリアから各居室空調機運転中か停止中かを容易に確認することができれば、わざわざ居室に出向いて確認する必要がない。しかし、上述した建物の三次元モデル等は、建物管理者しか立ち入らないエリアに特化しているため、建物利用者にとっては、確認対象の設備が探索し難い構成となっている。また、上述した建物の三次元モデル等は、建築設備専用のCADソフトが使用される場合が多く、専用の講習を受け、設備の管理についても専用な知識を要している技術者でないと、操作は困難である。

0005

そこで、建物利用者の視点から見える建物内の三次元モデル等を表示して、そこに設けられた設備の状況を確認するシステムとすることが考えられる。この場合の三次元モデル等は、例えば、建物の各居室や通路などの空間モデルである。例えば、建物が病院であれば、待合エリア、病室診察室手術室、スタッフエリアなど、建物利用者が立ち入るエリアに特化したモデルである。このエリアは、建物利用者が建物を利用する際に実際に視認する領域であり、この領域の三次元モデル等に特化することで、建物利用者が確認対象の設備を容易に探索することができるため操作がし易くなる。

0006

建物管理者と建物利用者との各々の視点から、各々が立ち入るエリアの三次元モデルを両方用いることで、各々の利点を活かすことができ、建物管理者と建物利用者との各々が操作し易いシステムを構築することが可能とも考えられる。

0007

しかし、建物の三次元モデルは、膨大な量の三次元情報画像情報、及び属性情報で構成されており、データ容量が大きい。設備の状況を確認しようとする度に、建物管理者と建物利用者との各々を対象とした三次元モデルの両方をダウンロードしようとすると、データ容量が大きいために通信料も多大になってしまうという問題があった。

0008

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ通信に伴う費用コストを増大させることなく、建物の状態を建物管理者と建物利用者との各々の視点から建物における設備の状況を容易に確認することができる端末装置、建物管理システム及び、設備状況表示方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

上述した課題を解決するために本発明は、建物における躯体及び設備に関する建物データを記憶する記憶部と、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得する通信部と、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成する制御部と、前記制御部により生成された前記管理データを表示する表示部を備える端末装置である。

0010

上述した課題を解決するために本発明は、建物に設けられた設備の外観を示す設備データを記憶する設備データ記憶サーバと、前記設備の運用に関する設備運用データを記憶する設備運用データ記憶サーバと、前記設備データ記憶サーバ、及び前記設備運用データ記憶サーバに、通信ネットワークを介して接続する請求項1に記載の端末装置を備える建物管理システムである。

0011

上述した課題を解決するために本発明は、記憶部が、建物の躯体及び設備に関する建物データを記憶し、通信部が、前記建物に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び前記設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワークを介して取得し、制御部が、前記建物データ及び前記設備データの少なくとも何れか一方を、前記設備運用データと対応付けた管理データを生成し、表示部が、前記制御部により生成された前記管理データを表示する設備状況表示方法である。

発明の効果

0012

以上説明したように、この発明によれば、建物データを端末装置に記憶させることにより、データ通信に伴う費用コストを増大させることなく、建物の状態を建物管理者と建物利用者との各々の視点から建物における設備の状況を容易に確認することができる。

図面の簡単な説明

0013

実施形態の建物管理システム1の構成例を示すブロック図である。
実施形態の建物内端末14の構成例を示すブロック図である。
実施形態の設備運用データの構成例を示す図である。
実施形態の設備運用データの構成例を示す図である。
実施形態の設備データの構成例を示す図である。
実施形態の建物データの構成例を示す図である。
実施形態の建物内端末14が表示する表示の例を示す図である。
実施形態の建物内端末14が表示する表示の例を示す図である。
実施形態の建物内端末14の動作例を示すフローチャートである。

実施例

0014

以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。

0015

図1は、実施形態の建物10に適用される建物管理システム1の構成例を示すブロック図である。建物管理システム1は、建物10を管理する。
図1に示すように、建物管理システム1は、例えば、建物10、設備データ記憶サーバ20、設備運用データ記憶サーバ30、遠隔監視端末40及び通信ネットワーク50を備える。建物10は、中央監視装置11、保守点検端末12、撮像装置13、建物内端末14(建物内端末14−1、…、建物内端末14−N)及び建物内ネットワーク60を備える。ここで、建物内端末14は、「端末装置」の一例である。

0016

建物管理システム1では、中央監視装置11、保守点検端末12、撮像装置13、設備データ記憶サーバ20、設備運用データ記憶サーバ30及び遠隔監視端末40は、通信ネットワーク50を介して通信可能に接続される。
また、建物管理システム1では、保守点検端末12、建物内端末14は、建物内ネットワーク60を介して通信可能に接続される。

0017

中央監視装置11は、例えば、建物10に設けられたコンピュータ装置である。中央監視装置11は、例えば、建物10に設けられた設備の各々に取り付けられたセンサ等から運転状況を取得する。運転状況とは設備の運転及び停止の推移を示し、例えば、運転時間、運転回数及び警報回数等の記録である。中央監視装置11は、定期的に(例えば、一日一回)、各設備における運転状況を集計し、集計結果を当該設備と対応付けたデータ(「設備運用データ」の一例)を、設備運用データ記憶サーバ30に送信する。
また、各設備における電力消費の推移を示すエネルギーデータを、日単位、月単位及び年単位で集計し、集計結果を当該設備と対応付けたデータ(「設備運用データ」の一例)を、設備運用データ記憶サーバ30に送信する。

0018

保守点検端末12は、例えば、建物10の保守点検を行う際に用いられるタブレット端末である。保守点検端末12には、例えば、建物10における点検箇所が表示され、その点検箇所を点検した作業者により、点検状況故障の有無及び利用者からのクレームの有無などが記録される。保守点検端末12は、作業者により記録された点検状況等を当該点検箇所と対応付けたデータ(「設備運用データ」の一例)を、設備運用データ記憶サーバ30に送信する。

0019

撮像装置13は、例えば、建物10における建物内を巡回ウォークスルー)する巡回ロボット備え付けられた通信機能を備える360度カメラである。撮像装置13は、巡回ロボットが巡回する場所から建物内を撮像する。撮像装置13は、撮像した画像に撮像対象の装置を対応付けたデータ(「設備データの一例」)を生成し、生成したデータを、通信機能を介して設備データ記憶サーバ20に送信する。

0020

建物内端末14は、建物10に設けられたコンピュータ装置、タブレット端末等の端末装置である。
建物内端末14は、建物を管理する建物管理者、及び建物を利用する建物利用者により、建物における設備の状況を確認する際に操作される。以下の説明においては、建物管理者と建物利用者とを区別しない場合には、単に、ユーザと称することがある。

0021

建物内端末14には、ユーザにより選択された選択画像が表示される。
ここでの選択画像は、例えば、建物10における天井内隠ぺい部分など、保守点検を行う点検箇所を含むエリアの躯体及び設備を三次元形状で示す画像であって、点検箇所の点検状況等の詳細が対応付けられた画像である。
或いは、ここでの選択画像は、建物10における廊下や居室などの利用場所の画像及び当該利用場所に設けられた設備の画像と共に、その利用場所における設備の運転状況などが示された画像である。

0022

設備データ記憶サーバ20は、設備データを記憶するサーバ装置である。設備データは、建物10に設けられた設備に関するデータであり、本実施形態では、撮像装置13により設備データ記憶サーバ20に送信される、建物内を巡回して撮像された画像に撮像対象の装置が対応付けられたデータである。

0023

設備運用データ記憶サーバ30は、設備運用データを記憶するサーバ装置である。設備運用データは、建物10に設けられた設備を運用するためのデータであり、本実施形態では、中央監視装置11により取得された各設備の点検状況等に当該設備が対応付けられたデータ、中央監視装置11により取得された各設備のエネルギーデータに当該設備が対応付けられたデータ、及び、保守点検端末12により取得された各設備の点検状況等に当該設備が対応付けられたデータである。

0024

遠隔監視端末40は、建物10を遠隔にて監視する端末装置である。遠隔監視端末40は、例えば、中央監視装置11により取得された各設備のエネルギーデータに基づいて、ライフサイクルコスト(Life Cycle Cost、LCC)の見直しや、省エネ診断を行う。ここでLCCは、建物10及び建物10に設けられた設備の維持管理に必要な経費である。省エネ診断は、各施設において無駄な電力消費が行われていないかを診断することである。また、遠隔監視端末40は、エネルギーデータに基づいて、環境レポートの作成や、設備のリニューアル計画を提案してもよい。
また、遠隔監視端末40は、保守点検端末12により取得された点検状況等に基づいて、緊急対応などを行ってもよい。ここでの緊急対応は、例えば、点検の結果、緊急に設備の交換代替え機の設置等が必要になった場合に監視員などが対応することができるような、アラーム通知を表示したり出力したりすることである。

0025

通信ネットワーク50は、例えば、インターネットWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置無線基地局専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
建物内ネットワーク60は、例えば、建物10における建物内で用いられる施設内LANであり、必要に応じてモデムルータ及びハブなどを用いて建物内における中央監視装置11、保守点検端末12、及び複数の建物内端末14を互いに通信可能に接続する。

0026

図2は、実施形態の建物内端末14の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、建物内端末14は、例えば、通信部140、入力部141、制御部142、表示部143、出力部144及び建物データ記憶部145を備える。

0027

通信部140は、制御部142の制御により、設備データ記憶サーバ20、設備運用データ記憶サーバ30及び遠隔監視端末40と、通信ネットワーク50及び建物内ネットワーク60を介して通信を行う。通信部140は、設備データ記憶サーバ20から設備データを受信する。通信部140は、設備運用データ記憶サーバ30から設備運用データを受信する。

0028

入力部141は、例えば、端末装置と接続するマウスキーボード等の入力装置である。入力部141は、入力装置から操作された操作情報を取得する。入力部141は、取得した操作情報を制御部142に出力する。
表示部143は、例えば、端末装置と接続するディスプレイである。表示部143は、制御部142の制御により、画像を表示する。
出力部144は、例えば、端末装置と接続するスピーカプリンタ等の出力装置である。出力部144は、制御部142の制御により、音を出力したり、画像を印刷したりする。

0029

制御部142は、建物内端末14を統括的に制御する。
制御部142は、通信部140に設備データ及び設備運用データを受信させる。
制御部142は、通信部140を介して取得した設備データを、通信部140を介して取得した設備運用データと対応付けたデータ(「管理データ」の一例)を生成する。
制御部142は、例えば、建物データ記憶部145に記憶された建物データを、通信部140を介して取得した設備運用データと対応付けたデータ(「管理データ」の一例)を生成する。
制御部142は、生成したデータを表示部143に表示させる。また、制御部142は、生成したデータを出力部144に出力させる。

0030

建物データ記憶部145は、建物データを記憶する。建物データは、建物10の竣工時における床や壁、梁などの躯体と、配線や配管、及び空調機や照明などの各種設備とを三次元形状で示すデータである。

0031

ここで、設備運用データについて、図3図4を用いて説明する。
図3図4は、実施形態の設備運用データの構成例を示す図である。
図3は、中央監視装置11により取得された各設備の運転状況に関する設備運用データの例を示す。
図3に示すように、各設備の運転状況に関する設備運用データは、例えば、機器番号名称、運転状況、運転データなどの各項目を備える。機器番号には、建物10における設備を一意識別する識別番号が示される。名称には機器番号に対応する設備の名称が示される。運転状況には、機器番号に対応する設備が運転中であるか停止中であるかが示される。運転データには、機器番号に対応する設備の運転時間や運転回数、及び警報回数等が示される。この例では、機器番号「XXX」の設備である名称「ABC−123」が、「運転中」であることが示されている。

0032

図4は、保守点検端末12により取得された各設備の点検状況に関する設備運用データの例を示す。
図4に示すように、各設備の点検状況に関する設備運用データは、例えば、機器番号、名称、基本諸元、点検状況などの各項目を備える。機器番号には、建物10における設備を一意に識別する識別番号が示される。名称には機器番号に対応する設備の名称が示される。基本諸元には、機器番号に対応する設備の、製造メーカ名称、型版、大きさ、重量等の諸元、及び設置場所などの情報が示される。点検状況には、機器番号に対応する設備の点検記録を示す帳票や、点検時に撮像された画像などが示される。この例では、機器番号「XXX」の設備である名称「ABC−123」について、基本諸元を示すファイルが「XXX−基本諸元.pdf」であり、点検状況を示すファイルが「XXX−点検記録.pdf」及び「XXX−点検記録.jpg」であることが示されている。このように、基本諸元や点検状況を示す情報は、当該情報が記録された電子ファイルファイル名称であってよい。また、このファイル名称に、当該電子ファイルが参照可能な参照先URLが対応づけられていてもよい。また、基本諸元や点検状況を示す情報には、帳票などの文字情報の他、写真などの画像情報が用いられてよい。

0033

ここで、設備データについて、図5を用いて説明する。
図5は、実施形態の設備データの構成例を示す図である。
図5に示すように、設備データは、例えば、機器番号、名称、画像などの各項目を備える。機器番号には、建物10における設備を一意に識別する識別番号が示される。名称には機器番号に対応する設備の名称が示される。画像には、機器番号に対応する設備が撮像された画像を示す情報が示される。この例では、機器番号「XXX」の設備である名称「ABC−123」について、画像を示すファイルが「XXX−撮像データ.jpg」であることが示されている。このように、画像を示す情報は、当該情報が記録された電子ファイルのファイル名称であってよい。また、このファイル名称に、当該電子ファイルが参照可能な参照先URLが対応づけられていてもよい。

0034

ここで、建物データについて、図6を用いて説明する。
図6は、実施形態の建物データの構成例を示す図である。
図6に示すように、建物データは、例えば、機器番号、名称、竣工データなどの各項目を備える。機器番号には、建物10における設備を一意に識別する識別番号が示される。名称には機器番号に対応する設備の名称が示される。竣工データには、機器番号に対応する設備が設置されたことを記録する帳票や画像を示す情報が示される。この例では、機器番号「XXX」の設備である名称「ABC−123」について、竣工データを示すファイルが「XXX−基本諸元.pdf」であり、点検状況を示すファイルが「XXX−竣工記録.pdf」及び「XXX−竣工記録.jpg」であることが示されている。このように、竣工データを示す情報は、当該情報が記録された電子ファイルのファイル名称であってよい。また、このファイル名称に、当該電子ファイルが参照可能な参照先URLが対応づけられていてもよい。また、竣工データを示す情報には、帳票などの文字情報の他、写真などの画像情報が用いられてよい。

0035

ここで、建物内端末14が表示する内容について、図7図8を用いて説明する。
図7図8は、実施形態の建物内端末14が表示する表示の例を示す図である。
図7は、建物内端末14に、保守点検を行う点検箇所が表示された場合の例を示す。
図7に示すように、建物内端末14は、表示部143に、例えば、画像G1〜G3を表示させる。画像G1は、建物10における躯体及び設備を示す三次元モデルである。画像G2は、画像G1においてユーザにより選択された設備P1に対応する運転状況を示す設備運用データである。画像G2は、画像G1においてユーザにより選択された設備P1に対応する点検状況を示す設備運用データである。この例に示すように、建物内端末14には、ユーザにより選択された設備に関する運転状況及び点検状況を表示する。

0036

図8は、建物内端末14に、利用場所の設備が表示された場合の例を示す。
図8に示すように、建物内端末14は、表示部143に、例えば、画像G4、G5を表示させる。画像G4は、建物10に設けられた設備の外観が撮像された画像である。画像G5は、画像G4においてユーザにより選択された設備P2に対応する運転状況及び点検状況を簡易的に表示する画像である。この例では、ユーザにより、建物10における所定のエリアの天井に設けられた空調機が選択された場合を示しており、当該空調機における機器番号「XXX」、名称「ABC−123」、運転状況として「運転中」であること、点検状況として「XXX−点検記録.pdf」との電子ファイルの名称と当該電子ファイルを参照する参照先URLが対応付けて表示されている。

0037

ここで、建物内端末14の動作の流れについて、図9を用いて説明する。
図9は、実施形態の建物内端末14の動作例を示すフローチャートである。
まず、建物内端末14は、通信ネットワーク50を介して、設備運用データ記憶サーバ30から設備運用データを取得する(ステップS10)。

0038

次に、建物内端末14は、入力部141から選択情報が入力されるのを待つ(ステップS11)。ここでの選択情報は、ユーザにより選択された用途を示し、建物10の設備を保守点検する用途(この例では、管理用と記載)か、建物10の設備を確認する用途(この例では、スタッフ用と記載)かを示す情報である。

0039

建物内端末14は、入力部141から用途がスタッフ用であることを示す選択情報が入力された場合(ステップS11、YES)、通信ネットワーク50を介して、設備データ記憶サーバ20から設備データを取得する(ステップS12)。
建物内端末14は、取得した設備データを設備運用データと対応付けて表示する(ステップS13)。

0040

一方、建物内端末14は、ステップS11において、用途がスタッフ用であることを示す選択情報が入力されず(ステップS11、NO)、用途が管理用であることを示す選択情報が入力された場合(ステップS14、YES)、建物データ記憶部145を参照して建物データを取得する(ステップS15)。
建物内端末14は、取得した建物データを設備運用データと対応付けて表示する(ステップS16)。

0041

以上説明したように、実施形態の建物内端末14は、建物10における躯体及び設備に関する建物データを記憶する建物データ記憶部145と、建物10に設けられた設備の外観を示す設備データ、及び設備の運用に関する設備運用データを、通信ネットワーク50及び建物内ネットワーク60を介して取得する通信部140と、建物データ及び設備データの少なくとも何れか一方を、設備運用データと対応付けた管理データを生成する制御部142と、制御部142により生成された管理データを表示する表示部143を備える。
これにより、実施形態の建物内端末14は、建物データ記憶部145に建物データを記憶させることができ、通信ネットワーク50及び建物内ネットワーク60を介して、データ容量が大きい建物データを取得する必要がない。このため、データ容量が大きい建物データを取得することによる、データ通信に伴う費用コストを増大させることがない。また、実施形態の建物内端末14は、建物データ、及び設備データの少なくとも何れか一方に対応させた管理データを生成することができるため、例えばユーザの用途に応じて、建物の状態を建物管理者と建物利用者との各々の視点から容易に確認することができる。

0042

また、実施形態の建物管理システム1は、建物10に設けられた設備の外観を示す設備データを記憶する設備データ記憶サーバ20と、設備の運用に関する設備運用データを記憶する設備運用データ記憶サーバ30と、設備データ記憶サーバ20及び設備運用データ記憶サーバ30に、通信ネットワーク50及び建物内ネットワーク60を介して接続する建物内端末14を備える。これにより、実施形態の建物管理システム1では、建物内端末14は、設備データ記憶サーバ20、及び設備運用データ記憶サーバ30から、通信ネットワーク50及び建物内ネットワーク60を介して、設備データ及び設備運用データを取得でき、上述した効果と同様の効果を奏する。

0043

ここで、建物データは、建物10の建築や設備の改修工事を行わない限り、更新を行う必要はない。すなわち、建物データにおける更新の頻度は、他の設備データ及び設備運用データと比較して、必然的に少ないと考えられる。このため、竣工時における建物データを記憶させれば、その後の更新や変更は殆ど行われず、建物データの更新や変更によるデータ通信に伴う費用コストはほとんど発生しない。
これに対し、設備データ及び設備運用データは、日々変化するデータである。このため、設備データ及び設備運用データを、建物内端末14に記憶させた場合でもネットワーク上のサーバ装置に記憶させた場合でも、データの更新や変更によるデータ通信に伴う費用コストは同等である。設備データ及び設備運用データのような日々変化するデータを、複数の建物内端末14が参照するには、設備データ記憶サーバ20や設備運用データ記憶サーバ30のような、複数の建物内端末14が共通に参照できるネットワーク上のサーバ装置に記憶させことが適切である。このように、実施形態の建物管理システム1では、建物データ、設備データ及び設備運用データの各々の特性と、データ通信に伴う費用コストを鑑みて、合理性を追求した構成とした。

0044

なお、上述した実施形態では、ユーザが建物の設備の状況を確認する際に建物内端末14を操作する場合を例示して説明したが、これに限定されない。保守点検端末12により、建物10における設備の状況が確認されてよい。この場合、保守点検端末12は、建物内端末14と同様の構成要素(通信部140、入力部141、制御部142、表示部143、出力部144、建物データ記憶部145)を備える。この場合、中央監視装置11、保守点検端末12は、「端末装置」の一例である。
また、建物内端末14は、少なくとも建物データ記憶部145に建物データを記憶し、通信ネットワーク50を介して設備データ及び設備管理データを取得することができればよく、必ずしも建物10の建物内ネットワーク60に接続されている必要はない。例えば、中央監視装置11や、遠隔監視端末40が、建物内端末14と同様の構成要素を備え、ユーザが建物の設備の状況を確認する際に操作されてもよい。この場合、中央監視装置11、及び遠隔監視端末40は、「端末装置」の一例である。

0045

上述した実施形態における建物管理システム1及び建物内端末14をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。またこのようなプログラムをサーバからコンピュータにダウンロードさせ、コンピュータにおいてこのプログラムを実行することで、建物損傷拡大検知装置として機能させるようにしてもよい。

0046

以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

0047

1…建物管理システム、10…建物、11…中央監視装置、12…保守点検端末、13…撮像装置、14…建物内端末、140…通信部、141…入力部、142…制御部、143…表示部、144…出力部、145…建物データ記憶部、20…設備データ記憶サーバ、30…設備運用データ記憶サーバ、40…遠隔監視端末、50…通信ネットワーク、60…建物内ネットワーク

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

この 技術と関連性が強い技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ