図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年10月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

皮膚状態糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん感染症又は金属中毒処置または改善するための薬学的組成物の提供。

解決手段

約−990〜約−0.0001mV負電位を有し、かつH2O、およびHOClを含む、電気活性化水である注射用磁気双極子安定化溶液を含む、薬学的組成物。該組成物は、(i)アスコルビン酸ナトリウム塩化マグネシウム2H2O、チアミンリボフラビンニコチンアミドピリドキシンパントテン酸カルシウムシアバラミン、及び(ii)ビタミン、塩、酸、アミノ酸又はその塩、ビタマー、2ジメチルアミノエタノールHCl、1種又は複数種麻酔薬、安定化された酸化種ヘパリン、及びリポ酸リポ酸塩又はその混合物から選択される、1種又は複数種の成分を更に含む、薬学的組成物。

概要

背景

背景
電気活性化水でありうる磁気双極子安定化溶液は、無菌かつ発熱物質陰性であり、しっかりと隔離され完全に密封された反応器空間中で強力な電(磁)界力に水を曝露することによって作製される。これは陰性(陰極)および陽性(陽極)の両方の電気活性化水流を生成することができる。

生理食塩溶液を含む水の電気分解は、抗微生物特性で知られており、硬表面での使用で知られている(米国特許第4,236,992号(特許文献1)および同第4,316,787号(特許文献2))。電気分解水は摂取または局所投与を通じて治療用投与されている。米国特許出願公開第2006008908号(特許文献3)は、耐用寿命を促進するために電気分解水およびセシウムまたはルビジウム塩を含有する飲料を開示している。この出願は、電気生理学的不均衡が疾患の原因であり得ること、および電気分解水が最適なpHを回復できることに言及している。電気分解水はアルカリ水として開示されている。米国特許出願公開第20050074421号(特許文献4)は、酸性の電気分解水組成物について開示している。それは外用であり、化粧料および育毛剤であると主張されている。電気分解水組成物は米国特許第6,544,502号(特許文献5)に開示されている。抗生物質を水中で混和し、局所的に用いてにきび処置することができる。調節された量のオゾンおよび活性塩素種を含有する電気分解された生理食塩溶液が米国特許第5,622,848号(特許文献6)に記載されている。この溶液は静脈内に投与されうる。

冠動脈性心疾患(心臓発作)、脳血管疾患血圧上昇(高血圧症)、末梢動脈疾患リウマチ性心疾患先天性心疾患および心臓麻痺を含む心血管疾患は、脳および心臓それ自体を含めた生命維持に不可欠な生命維持器官酸素を供給する心臓、動脈および静脈の機能障害状態に由来する。心血管疾患の主な原因は喫煙運動不足および不健康な食事である。

心臓発作および脳卒中は、血液が心臓または脳へ流れるのを妨げる血管内壁閉塞によって主に引き起こされる。動脈硬化およびアテローム性動脈硬化は、酸素付加された血液を心臓に供給する静脈の狭窄を引き起こす、それぞれ、脂肪またはプラーク沈着物の過剰な蓄積であり、虚血性心疾患、つまり心臓への血流の妨害に至りうる。過剰な脂肪またはプラークの蓄積はまた、最初の前兆狭心症発作、致命的な心臓発作または脳卒中であるため「サイレントキラー」として公知の疾患である、高血圧(高血圧症)を引き起こしうる。腎臓障害肥満糖尿病、喫煙、過剰なアルコールストレス、ならびに甲状腺および副腎の問題も高血圧状態を悪化させうる。

心血管疾患または心臓手術に由来する心臓組織への損傷は、心臓の自然な電気的刺激を乱し、心不整脈を引き起こす。心拍数の突然の変動は、動悸上室性頻拍症細動失神状態またはめまいを含め、心臓の不規則性および機能不全を引き起こし、場合によっては心臓発作を起こしうる。激しい運動中の心拍出量不整合は、筋損傷をもたらし、疲労を誘導し、運動行動に影響を及ぼしうる。脳内の血管の不規則伸縮および動脈攣縮は、後頭葉からの血流を低減し、片頭痛を誘発しうる。250 mg/dLを上回る血中総コレステロールベル、130 mg/dL (3.0 mmol/L)を上回るLDLコレステロールレベル、35 mg/dLを下回るHDLコレステロールレベルおよび30 mg/dLを超えるリポタンパク質(a)レベルも心臓発作または脳卒中をもたらしうる。

心炎および心内膜炎として公知の心臓感染症は、弱い免疫系、肝臓障害、心臓手術の結果としてまたはリウマチ熱のような自己免疫障害から起こりうる。

多量の喫煙は、バージャー病を引き起こし得、これは、手足の動脈および静脈の急性炎症および血栓症(凝固)である血栓閉塞性脈管炎(thrombophlebitis obliterans)としても公知であり、手足の激痛、足および/または手の跛行四肢無感覚および/または刺痛皮膚潰瘍形成、壊疽、ならびに寒冷暴露によって遠位手足が蒼白になる状態であるレイノー現象と関係していることが多い。

末梢動脈閉塞性疾患は、糖尿病患者での下肢切断につながる最も一般的な足の損傷である、糖尿病性潰瘍を引き起こしうる。

研究からヒト細胞機能喪失劣化破壊および死につながる事象の経過が示唆されているが、大方の場合、研究は、細胞内で起こる、酸素代謝に対するヒト細胞依存の問題に関連している。細胞内の酸素取り込みは、エネルギー代謝要求により支配され、ミトコンドリア内で行われて、ATP、つまり細胞のエネルギー源を生み出す。そのような化学反応は100%の効率ではなく、結果として起こる細胞質への極めて反応性富む酸素種の放出は、細胞損傷関与する。そのような酸素副産物の相対量は、他の多くの哺乳類種においては産生される量よりも少ないが、しかし、そのような副産物は極めて有毒である。そのような例としてはスーパーオキシド基およびヒドロキシル基が挙げられ、これらは細胞および組織に対する酸化的損傷を引き起こしうる。スーパーオキシドおよび水は濃縮過酸化水素を生成し、ヒト皮膚に塗布されると数秒以内に強烈に皮膚を損傷しうる。細胞内でも、同じ反応が細胞質内で起こり、重度の損傷を引き起こす。細胞は酵素により防護されて持続的にペルオキシド基を破壊するが、しかし、そのような防護は100%の効率ではなく、その結果、細胞の化学的破壊が起こる。

活性酸素種(ROS)としても公知の遊離酸素種は、脂質、タンパク質および核酸を含む巨大分子に大きな損傷を引き起こす。酸素基の主な有毒作用の1つは、原形質ミトコンドリアおよび細胞内膜系を含む細胞膜への損傷であり、これは脂質過酸化により開始され、膜剛性の増大、膜結合酵素活性の減少、膜受容体の活性の変化および膜透過性の変化を伴う。さらに、酸素基はまた、膜タンパク質直接攻撃し、脂質-脂質、脂質-タンパク質およびタンパク質-タンパク質の架橋結合を誘導することができ、これが今度は膜機能に影響を及ぼす。

その反応性のため、遊離酸素基はDNAと反応し、結果として、細胞周期に悪影響を及ぼしかつがんおよび悪性病変に潜在的につながりうる、変異を引き起こすことがある。さらに、酸素遊離基は、心血管疾患、老化プロセスALSパーキンソン病およびアルツハイマー病を含む、神経変性疾患白内障発生アテローム性動脈硬化症、糖尿病、虚血再かん流傷害クワシオルコル老化性および薬物性難聴統合失調症、アテローム性動脈硬化症ならびにアルコール性肝障害に関与する。

文献には、遊離酸素基が低密度リポタンパク質(LDL)を酸化し、これが次に食細胞により取り込まれて、心血管壁で泡沫細胞およびプラークを形成させるという強力な証拠がある。これらのプラークは血管を硬化および狭小化し、血流を損ない、かくして心臓から酸素および栄養素奪う。さらに、虚血の後には再かん流傷害が続くことが多く、これは、細胞内抗酸化物質の不十分な供給によって引き起こされる。虚血および再かん流は脳卒中の主な原因である。また、激しい運動中の心拍出量の不整合が遊離酸素基の放出を引き起こし、これが筋損傷の一因となり、疲労および/または損傷を引き起こすという証拠も増えている。さらに、抗酸化物質酵素スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(CAT)およびグルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)の活性は、片頭痛を患う対象において顕著に低いことが報告されている。SODは、スーパーオキシド基によって誘導される血管収縮または血管攣縮防御することが知られている。片頭痛はアテローム性動脈硬化症に関連する疾患の潜在的なリスク因子またはマーカーである。

酸素反応によって引き起こされる細胞損傷の例は、DNAへの損傷である。DNA破壊反応は正常な人では毎日起きることが明らかになっている。これらの大部分は酵素的修復され、もしそうでなければ、そのような細胞は、制御できないほど複製し、結果として新生物を生ずる。しかしながら、内因性損傷の長期にわたる老化の影響は、加齢に伴う皮膚および動脈のしわおよび硬化によって例示される。皮膚および動脈はコラーゲンおよびエラスチン組織からなる。コラーゲンは身体の結合組織軟骨および骨の白色線維の主要なタンパク質である。エラスチン大血管および皮膚のような構造の主要な結合組織である。これらの構造が元のサイズおよび形状に伸びかつ戻ることを可能にするのがエラスチンである。上記の遊離基変化は病態をもたらし、これは新生物変化、アテローム性動脈硬化症および皮膚の弾性喪失につながる。病態は全器官の細胞膜に集中し、微小循環を通じた栄養素、ビタミン、および核酸の供給によって影響を受ける。最近の科学的研究から、この機構遊離基反応から酸化物へと進行し、これが細胞および組織に損傷を与えることが示されている。これは体全体の全ての細胞、組織および器官に同時に影響を及ぼし、徐々に進行する。これらのプロセスは恒常性および細胞生理の基本的な局面を伴う。

生細胞において作製された化学損傷臨床的重要性が実証されている。それゆえ、これらの機構によって引き起こされる損傷を阻害するための方法を開発することが必要である。

循環障害大衆における一般的な障害である。これは難しい医学的課題であり、四肢欠損およびQOLの著しい低下に至ることがある。循環障害は疾患の後期診断されることが多い。非治癒性の小さな創傷循環不良の早期の特徴である。そのような創傷は根底にある原因が正しく診断されないまま処置されることが多い。これは潰瘍形成不快感および疼痛を引き起こし、手足の切断につながりうる。循環不良はまた、短い距離しか歩けない患者において現れることもあり、重度の痙攣の原因となりうる。他の例としては、つま先およびまたは足に感覚がなく、手または足いずれかの重度の変色がある患者があげられる。

この疾患における全身状態は、血管系の全身炎症状態、より具体的には血管炎として現れる自己免疫症候群の一部であると特定されている。血管炎は、血管壁構造変化を伴う炎症症候群と考えられ得、管腔閉塞を合併し、組織虚血に至る。全身性血管炎では任意のサイズの血管が変化されうるが、しかし皮膚型では、変化は小さい血管、とりわけ後毛細管のそれに影響を及ぼす。さまざまな形態は、その他の特徴の中で特に、発症年齢罹患器官、ならびに寛解および増悪の期間の存在によって異なる。時に、それらは、新生物、アレルギー反応および感染症のような二次的状態と同定され、血管障害として他の明確に定義された疾患と重ね合わされることもある。

感染症は任意の直径をもつ任意の器官の血管内膜壁の炎症を促進しうる。触知できる紫斑は血管炎の最も一般的な兆候であるが、紅斑小結節出血斑糜爛、潰瘍形成、出血性水疱壊死、および壊疽も起こりうる。皮膚はこの種の血管病変における標的器官でありうる。皮膚の血管炎の相対頻度は、非常に重篤全身性疾患の最初の兆候でありうる。

老化に起因する硬化症のような血管疾患によって引き起こされる相対的およびまたは絶対的な虚血は、組織および細胞への血流障害不良を引き起こす。これは、細胞に到達する細胞レベルでの栄養素および酸素の欠如をもたらし、その結果として老化の症状が起きる。これは頭の回転の早さ、注意の喪失、記憶喪失および老化によくみられる他の状態のような症状により明らかになる。正常な代謝においては、代謝エネルギーの大部分は、細胞膜前後の勾配を維持するために用いられる。栄養基質の供給は、細胞における継続的なエネルギー必要量および代謝活性レベルを維持するために最良基盤と認識される。これらの場合、老化に伴う神経変性に見られる疾患も調節されうる。ニューロン機能は血中の多くの物質により妨害されうるので、血中へ帯電物質およびまたは脂質物質を導入することにより血液脳関門突破し、これを達成しうる担体流体によって中枢神経系を標的化することが必要である。脳における化学コミュニケーションは、ノルエピネフリンアセチルコリンセロトニン(seretonin)、エンドルフィンおよび脳内の他の多くの天然化学物質によって影響を受けうることが知られている。

老化の影響は、分子レベルで、タンパク質、脂質および核酸にとって有害な、細胞における酸化プロセス起因しうる。十分な抗酸化物質を供給することにより、分子レベルで老化の影響を調節または場合により反転することが可能でありうる。生物学的な老化プロセスは、細胞レベルでの障害の増大の一部であり、認知される差異は、病理多系統萎縮症または細胞レベルでの老化の場合、多器官不全が起こりうることである。このプロセスは、器官の細胞塊の低減により実証され、検視の老人において見られうる。例えば、ヒト脳は1500グラム平均重量から高齢では1000グラム未満まで減少しうる。

老化器官は多くの機能を失い、早期老化を引き起こし、例えば、脳はその記憶維持能を失い、外部刺激に素早く反応することができず、新しい情報を記憶することができない。質量の喪失は、肝臓、腎臓、リンパ節骨格筋および骨のような器官においても実証される。対応する変化は脂肪沈着物枯渇皮膚弾力性、脆くなった骨、感染症に対する低い抵抗力、運動耐容能および生殖能力の欠如において見られる。細胞レベルで、老化は不十分なDNA修復を意味し、細胞複製の障害、細胞の核における有糸分裂の喪失、引き続いて微小循環の閉鎖をもたらす。これは、いわゆる、膜機能、具体的にはTNPまたは膜電位ならびに器官の喪失および細胞脱落を引き起こす。このプロセスは進行性であり、体全体の全ての器官および組織に影響を与える。この状態の病因および発病は、細胞生理の普遍的かつ基本的な局面を伴う。

老化に関するいずれの研究でも、異なる2種の細胞が考慮されねばならない。これらには正常に分裂する細胞および有糸分裂後細胞が含まれ、正常に分裂する細胞は皮膚、髪および胃腸管のものである。何千ものそのような細胞が毎日死滅するが、老化期間が始まるまで正確な複製物と継続的に置き換えられる。これはヒトでは20から30歳になるまでの期間に始まる。第2の細胞種は、中枢神経系、脳および心臓を構成するものである。一般に、有糸分裂後細胞は分裂または再生しない。ヒトは固定された数の有糸分裂後細胞を持って生まれるが、この細胞は機能を失っており、ヒトの寿命を通じて毎日死滅する。老化の結果としての、死は、臨界数の有糸分裂後細胞が脳のような、重要器官内で機能を失う場合に起きる。

先天性欠損症および感染症はどこでも襲いうる。最も一般的な疾患の1つは動脈内で起きる:アテローム性動脈硬化症。封鎖は静脈内および動脈内で起こりうるが、しかしこれらはアテローム性動脈硬化症によるよりもむしろ、血液凝固、または血栓によって引き起こされる傾向がある。血栓静脈炎(または静脈炎と呼ばれることも多い)は、最も一般的には、脚の静脈の炎症および血液凝固を伴う。これは、凝血塊の一部が剥離されるようになり、心臓を通って移動し、送り込まれ、そこで肺塞栓として肺動脈を封鎖する場合に、重篤でありうる。肺塞栓を有する人の約10%が1時間以内に死亡する。静脈中の血液凝固は、血流が遅いまたは流れない場合に起きうる。これは、長期間の不動化の間に、例えば、ある者が病院用ベッドに伏せっている場合に、長距離フライト混雑した飛行機束縛される場合に、または長時間の運転中に起こりうる。

アテローム性動脈硬化症(動脈の硬化)は、タンパク質および多糖類のような巨大分子の架橋結合の結果として老化とともに「自然に」発生する。アテローム性動脈硬化症とは動脈の内表面の脂肪プラーク(アテローム)の形成および硬化を指す。アテローム性動脈硬化症では、動脈が硬化するだけでなく、それらは狭小化し、時に、ほとんど血液が通過できないほど非常に狭小化する。そのような狭い血管は、収縮または血流中の物体によって容易に封鎖される。

動脈の内壁面は、テラス上の敷石のように、相互に押し付けられている内皮細胞単層で覆われている。アテローム性動脈硬化症は内皮細胞への損傷から始まり、内皮の下の動脈表面の部分を曝露する。遊離基、タバコの煙の中の化学物質または他の刺激物は、高血圧による機械力および乱流と同様に、損傷に関与しうる。血小板(赤血球の半分の大きさの円形細胞)は、損傷した内皮細胞の周り凝集し、プロスタグランジンを放出し、これが内皮細胞をがんのように増殖させる。LDL-コレステロール粒子はその脂肪を、プロスタグランジンによって多孔性とされた領域へ放出する。マクロファージ(スカベンジャ白血球)は、アテロームに浸潤する認識できない「泡沫細胞」になるまで、酸化されたLDL-コレステロールを貪食する。その後、アテロームは線維素(これは瘢痕組織を形成する)によって、および最終的には、カルシウムによって硬化される。悪循環は瘢痕組織で起こり、より多くの血小板およびLDL貪食マクロファージを引き付けることが多い。アテローム性動脈硬化症は任意の動脈において起こりうる。最も一般的には、これは大動脈、つまり心臓から血液を直接受ける動脈において起こる。大動脈は体内で最大の動脈であるので、これがアテロームにより危機的に狭小化されることは稀である。それでもなお、アテローム性動脈硬化症は動脈瘤(心臓発作の死亡率のわずか40分の1に関与する、動脈の膨化アルバートアインシュタイン大動脈瘤によって死亡したが、彼は手術されることを拒んだ)の一因となりうる。しかしながら、最も多い生命にかかわる問題は、心臓、脳および腎臓に供給を行う動脈により、この順場で引き起こされる。

血液は80%が水であるため、脂肪は血中に溶解しないであろう。それゆえ、脂肪は、血流を通じて移動するには担体分子に付着される必要がある。脂肪に対する主たる(principle)担体分子は、アルブミンカイロミクロン超低密度リポタンパク質(VLDL)、低密度リポタンパク質(LDL)および高密度リポタンパク質(HDL)である。遊離脂肪酸(FFA)はアルブミンに付着され、その一方でトリグリセリドはカイロミクロンおよびVLDLによって主に運搬される。コレステロールおよびリン脂質はLDLおよびHDLによって主に運搬される。コレステロールは、細胞膜上の特異的LDL受容体へのLDLの付着によって主に、細胞に供給される。甲状腺ホルモンは細胞上のLDL受容体の数を増加させることにより、血中コレステロールを低下させる。大部分の人の場合、血中の過剰のLDL-コレステロールによるアテローム性動脈硬化症は、肝臓による高いLDL-コレステロール産生を引き起こす高レベルの食事飽和脂肪の結果である。HDLの主要機能は、血流から過剰のコレステロールを除去することであるように思われる。LDLは、プロスタグランジンによって多孔性とされた動脈領域へコレステロールを直接放出しうる−その一方でHDLは、この結合していないコレステロールを集めて、これを肝臓に戻しうる。したがって、HDL欠乏はLDL-コレステロール過剰と同じくらい深刻なアテローム性動脈硬化症リスクでありうる。血中コレステロールの「正常」レベルの範囲内で、血中コレステロールの1%の低減は一般に、冠動脈疾患リスクの2%の低減と関連している。

遊離脂肪酸は、心臓を含む、多くの器官に対する主要なエネルギー源である。トリグリセリドは、毛細血管の内皮細胞の表面にも細胞内部にも見られる、酵素リパーゼによってFFAおよびグリセロール加水分解される。リン脂質は細胞膜の不可欠な構成成分である。コレステロールはまた、特に神経系における、細胞膜の不可欠な構成成分である。コレステロールはまた、コルチゾンおよび性ホルモンの主たる(principle)前駆体である。コレステロールの93%が細胞中に見られ、わずか7%が血漿中に見られる。

冠動脈カルシウムスキャンは、血管中のプラーク(脂肪性沈着物)の存在を判定することにより、患者が冠動脈疾患(CAD)を発症するリスクがあるかどうかを示すことを補助する検査である。冠状動脈において検出されるカルシウムの存在および量は、動脈硬化性プラークの存在および量を示す。カルシウム沈着胸痛および息切れのような心疾患症状の発症の何年も前に現れるので、冠動脈カルシウムスキャンは、今後10年以内に心臓発作を有する中度のリスクのある人に最も有用であり、患者が処置を要するかどうか医師が決定する補助となりうる。カルシウム沈着によって引き起こされる石灰化プラーク負荷は、カルシウム沈着の体積および密度に基づき冠状動脈の各々に対してコンピュータ計算される、アガットストン・カルシウム・スコアとも呼ばれる、カルシウム・スコアで測定される。石灰化プラーク負荷は、動脈における狭小化の割合に直接対応するのではなく、基礎冠状動脈アテローム性動脈硬化症の重篤度と相関している。次に、このスコアを用いてカルシウムパーセンタイルを決定し、これによって対象における石灰化プラーク負荷を同年齢の他の無症状男性および女性における石灰化プラーク負荷と比較する。カルシウム・スコアは、パーセンタイルとの組み合わせで、医師が、症候性冠動脈疾患を発症するリスクを判定すること、ならびに疾患の進行および処置の有効性を測定することを可能にする。

スコアゼロは、石灰化プラーク負荷および顕著な冠状動脈狭小化のないことを示唆するが、軟質な、非石灰化プラークの存在または心臓事象の可能性を完全に排除するというわけではない。スコアゼロの対象は、少なくとも今後3年にわたって心臓事象の可能性が非常に低い。ゼロを超えるスコアは、少なくともいくらかの冠動脈疾患を示唆する。スコアが上昇すると、より低いスコアの人と比べて、今後3年にわたる顕著な冠動脈狭小化および冠動脈事象の可能性も増す。同様に、冠動脈事象の可能性はカルシウムパーセンタイルの増加によって増す。

多くの場合、基礎心血管疾患の症状はなく、心臓発作または脳卒中が最初の警鐘でありうる。早期の医学的検出および処置が利用可能であるが、しかし、必ずしも有効であるわけではない。血管造影図バイパス術および血管形成術は、高い費用を伴う、多くの場合、さらなる治療および/または治療介入を要する、侵襲性かつ外傷性の処置である。

磁気共鳴映像法において有用な、金属イオン捕捉するためのさまざまなタイプのキレート剤の使用が周知である。一般に、キレート剤は、相当な数の非共有電子対または負に帯電したもしくは潜在的に負に帯電した種を含有する。恐らく、これらのなかで最も単純なのは、硬水軟化剤としてよく用いられるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)である。しかし、最も注目すべきは、およびよく用いられる、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)およびテトラアザシクロドデカン四酢酸(DOTA)ならびにそれらの誘導体を含めて、多くのそのような薬剤が公知である。米国特許第5,573,752号(特許文献7)および同第6,056,939号(特許文献8)は、ベンジルまたはフェニル部分カップリングされ、このフェニル環イソチオシアネートによって置換されている、DOTAの誘導体について開示している。このイソチオシアネートは、さまざまなさらなる化合物とのカップリングのための反応基を提供する。これらの特許において記載されているように、イソチオシアネート基を用いて、抗体またはその断片のような標的化薬剤にキレート薬をカップリングさせることができる。

しかしながら、多くの状態および疾患は細胞レベルおよび細胞内レベルでの損傷によってもたらされる。多くの場合、細胞修復の機構は不十分であり、またはそのようにして損なわれており、細胞は回復することができず、または損傷を引き起こす機構が単に細胞を凌駕する。生細胞において生み出された損傷の臨床的意義は、病的細胞または基礎状態の症状にて現れる。細胞損傷の阻害を促進するためのまたは回復を助長するための方法を開発することは有益であろう。本開示の主題は、全体としてまたは一部分において、当技術分野におけるこれらのおよびその他の要求に対処する。

概要

皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症又は金属中毒を処置または改善するための薬学的組成物の提供。約−990〜約−0.0001mV負電位を有し、かつH2O、およびHOClを含む、電気活性化水である注射用の磁気双極子安定化溶液を含む、薬学的組成物。該組成物は、(i)アスコルビン酸ナトリウム塩化マグネシウム2H2O、チアミンリボフラビンニコチンアミドピリドキシンパントテン酸カルシウムシアバラミン、及び(ii)ビタミン、塩、酸、アミノ酸又はその塩、ビタマー、2ジメチルアミノエタノールHCl、1種又は複数種麻酔薬、安定化された酸化種ヘパリン、及びリポ酸リポ酸塩又はその混合物から選択される、1種又は複数種の成分を更に含む、薬学的組成物。なし

目的

本発明は、皮膚状態、糖尿病状態心血管状態、がんおよび感染症を処置もしくは改善するため、対象における金属をキレートするため、その量を低減するため、もしくは対象からの金属排泄量を増大させるため、栄養補給を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

この出願の明細書に記載された発明。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2010年7月22日付で出願された米国特許仮出願第61/366,845号、2010年7月22日付で出願された米国特許仮出願第61/366,852号、2010年7月22日付で出願された米国特許仮出願第61/366,853号、および2010年7月22日付で出願された米国特許仮出願第61/366,844号に対する優先権を主張するものであり、これらの全てが参照により本明細書に組み入れられる。

0002

発明の分野
本発明は、皮膚状態糖尿病状態心血管状態がんおよび感染症処置もしくは改善するため、対象における金属をキレートするため、その量を低減するため、もしくは対象からの金属排泄量を増大させるため、栄養補給を提供するため、または行動を向上させるための、それを必要とする対象への磁気双極子安定化溶液を含む組成物投与を伴う、方法に向けられる。

背景技術

0003

背景
電気活性化水でありうる磁気双極子安定化溶液は、無菌かつ発熱物質陰性であり、しっかりと隔離され完全に密封された反応器空間中で強力な電(磁)界力に水を曝露することによって作製される。これは陰性(陰極)および陽性(陽極)の両方の電気活性化水流を生成することができる。

0004

生理食塩溶液を含む水の電気分解は、抗微生物特性で知られており、硬表面での使用で知られている(米国特許第4,236,992号(特許文献1)および同第4,316,787号(特許文献2))。電気分解水は摂取または局所投与を通じて治療用に投与されている。米国特許出願公開第2006008908号(特許文献3)は、耐用寿命を促進するために電気分解水およびセシウムまたはルビジウム塩を含有する飲料を開示している。この出願は、電気生理学的不均衡が疾患の原因であり得ること、および電気分解水が最適なpHを回復できることに言及している。電気分解水はアルカリ水として開示されている。米国特許出願公開第20050074421号(特許文献4)は、酸性の電気分解水組成物について開示している。それは外用であり、化粧料および育毛剤であると主張されている。電気分解水組成物は米国特許第6,544,502号(特許文献5)に開示されている。抗生物質を水中で混和し、局所的に用いてにきびを処置することができる。調節された量のオゾンおよび活性塩素種を含有する電気分解された生理食塩溶液が米国特許第5,622,848号(特許文献6)に記載されている。この溶液は静脈内に投与されうる。

0005

冠動脈性心疾患(心臓発作)、脳血管疾患血圧上昇(高血圧症)、末梢動脈疾患リウマチ性心疾患先天性心疾患および心臓麻痺を含む心血管疾患は、脳および心臓それ自体を含めた生命維持に不可欠な生命維持器官酸素を供給する心臓、動脈および静脈の機能障害状態に由来する。心血管疾患の主な原因は喫煙運動不足および不健康な食事である。

0006

心臓発作および脳卒中は、血液が心臓または脳へ流れるのを妨げる血管内壁閉塞によって主に引き起こされる。動脈硬化およびアテローム性動脈硬化は、酸素付加された血液を心臓に供給する静脈の狭窄を引き起こす、それぞれ、脂肪またはプラーク沈着物の過剰な蓄積であり、虚血性心疾患、つまり心臓への血流の妨害に至りうる。過剰な脂肪またはプラークの蓄積はまた、最初の前兆狭心症発作、致命的な心臓発作または脳卒中であるため「サイレントキラー」として公知の疾患である、高血圧(高血圧症)を引き起こしうる。腎臓障害肥満糖尿病、喫煙、過剰なアルコールストレス、ならびに甲状腺および副腎の問題も高血圧状態を悪化させうる。

0007

心血管疾患または心臓手術に由来する心臓組織への損傷は、心臓の自然な電気的刺激を乱し、心不整脈を引き起こす。心拍数の突然の変動は、動悸上室性頻拍症細動失神状態またはめまいを含め、心臓の不規則性および機能不全を引き起こし、場合によっては心臓発作を起こしうる。激しい運動中の心拍出量不整合は、筋損傷をもたらし、疲労を誘導し、運動行動に影響を及ぼしうる。脳内の血管の不規則伸縮および動脈攣縮は、後頭葉からの血流を低減し、片頭痛を誘発しうる。250 mg/dLを上回る血中総コレステロールベル、130 mg/dL (3.0 mmol/L)を上回るLDLコレステロールレベル、35 mg/dLを下回るHDLコレステロールレベルおよび30 mg/dLを超えるリポタンパク質(a)レベルも心臓発作または脳卒中をもたらしうる。

0008

心炎および心内膜炎として公知の心臓感染症は、弱い免疫系、肝臓障害、心臓手術の結果としてまたはリウマチ熱のような自己免疫障害から起こりうる。

0009

多量の喫煙は、バージャー病を引き起こし得、これは、手足の動脈および静脈の急性炎症および血栓症(凝固)である血栓閉塞性脈管炎(thrombophlebitis obliterans)としても公知であり、手足の激痛、足および/または手の跛行四肢無感覚および/または刺痛皮膚潰瘍形成、壊疽、ならびに寒冷暴露によって遠位手足が蒼白になる状態であるレイノー現象と関係していることが多い。

0010

末梢動脈閉塞性疾患は、糖尿病患者での下肢切断につながる最も一般的な足の損傷である、糖尿病性潰瘍を引き起こしうる。

0011

研究からヒト細胞機能喪失劣化破壊および死につながる事象の経過が示唆されているが、大方の場合、研究は、細胞内で起こる、酸素代謝に対するヒト細胞依存の問題に関連している。細胞内の酸素取り込みは、エネルギー代謝要求により支配され、ミトコンドリア内で行われて、ATP、つまり細胞のエネルギー源を生み出す。そのような化学反応は100%の効率ではなく、結果として起こる細胞質への極めて反応性富む酸素種の放出は、細胞損傷関与する。そのような酸素副産物の相対量は、他の多くの哺乳類種においては産生される量よりも少ないが、しかし、そのような副産物は極めて有毒である。そのような例としてはスーパーオキシド基およびヒドロキシル基が挙げられ、これらは細胞および組織に対する酸化的損傷を引き起こしうる。スーパーオキシドおよび水は濃縮過酸化水素を生成し、ヒト皮膚に塗布されると数秒以内に強烈に皮膚を損傷しうる。細胞内でも、同じ反応が細胞質内で起こり、重度の損傷を引き起こす。細胞は酵素により防護されて持続的にペルオキシド基を破壊するが、しかし、そのような防護は100%の効率ではなく、その結果、細胞の化学的破壊が起こる。

0012

活性酸素種(ROS)としても公知の遊離酸素種は、脂質、タンパク質および核酸を含む巨大分子に大きな損傷を引き起こす。酸素基の主な有毒作用の1つは、原形質ミトコンドリアおよび細胞内膜系を含む細胞膜への損傷であり、これは脂質過酸化により開始され、膜剛性の増大、膜結合酵素活性の減少、膜受容体の活性の変化および膜透過性の変化を伴う。さらに、酸素基はまた、膜タンパク質直接攻撃し、脂質-脂質、脂質-タンパク質およびタンパク質-タンパク質の架橋結合を誘導することができ、これが今度は膜機能に影響を及ぼす。

0013

その反応性のため、遊離酸素基はDNAと反応し、結果として、細胞周期に悪影響を及ぼしかつがんおよび悪性病変に潜在的につながりうる、変異を引き起こすことがある。さらに、酸素遊離基は、心血管疾患、老化プロセスALSパーキンソン病およびアルツハイマー病を含む、神経変性疾患白内障発生アテローム性動脈硬化症、糖尿病、虚血再かん流傷害クワシオルコル老化性および薬物性難聴統合失調症、アテローム性動脈硬化症ならびにアルコール性肝障害に関与する。

0014

文献には、遊離酸素基が低密度リポタンパク質(LDL)を酸化し、これが次に食細胞により取り込まれて、心血管壁で泡沫細胞およびプラークを形成させるという強力な証拠がある。これらのプラークは血管を硬化および狭小化し、血流を損ない、かくして心臓から酸素および栄養素奪う。さらに、虚血の後には再かん流傷害が続くことが多く、これは、細胞内抗酸化物質の不十分な供給によって引き起こされる。虚血および再かん流は脳卒中の主な原因である。また、激しい運動中の心拍出量の不整合が遊離酸素基の放出を引き起こし、これが筋損傷の一因となり、疲労および/または損傷を引き起こすという証拠も増えている。さらに、抗酸化物質酵素スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(CAT)およびグルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)の活性は、片頭痛を患う対象において顕著に低いことが報告されている。SODは、スーパーオキシド基によって誘導される血管収縮または血管攣縮防御することが知られている。片頭痛はアテローム性動脈硬化症に関連する疾患の潜在的なリスク因子またはマーカーである。

0015

酸素反応によって引き起こされる細胞損傷の例は、DNAへの損傷である。DNA破壊反応は正常な人では毎日起きることが明らかになっている。これらの大部分は酵素的修復され、もしそうでなければ、そのような細胞は、制御できないほど複製し、結果として新生物を生ずる。しかしながら、内因性損傷の長期にわたる老化の影響は、加齢に伴う皮膚および動脈のしわおよび硬化によって例示される。皮膚および動脈はコラーゲンおよびエラスチン組織からなる。コラーゲンは身体の結合組織軟骨および骨の白色線維の主要なタンパク質である。エラスチン大血管および皮膚のような構造の主要な結合組織である。これらの構造が元のサイズおよび形状に伸びかつ戻ることを可能にするのがエラスチンである。上記の遊離基変化は病態をもたらし、これは新生物変化、アテローム性動脈硬化症および皮膚の弾性喪失につながる。病態は全器官の細胞膜に集中し、微小循環を通じた栄養素、ビタミン、および核酸の供給によって影響を受ける。最近の科学的研究から、この機構遊離基反応から酸化物へと進行し、これが細胞および組織に損傷を与えることが示されている。これは体全体の全ての細胞、組織および器官に同時に影響を及ぼし、徐々に進行する。これらのプロセスは恒常性および細胞生理の基本的な局面を伴う。

0016

生細胞において作製された化学損傷臨床的重要性が実証されている。それゆえ、これらの機構によって引き起こされる損傷を阻害するための方法を開発することが必要である。

0017

循環障害大衆における一般的な障害である。これは難しい医学的課題であり、四肢欠損およびQOLの著しい低下に至ることがある。循環障害は疾患の後期診断されることが多い。非治癒性の小さな創傷循環不良の早期の特徴である。そのような創傷は根底にある原因が正しく診断されないまま処置されることが多い。これは潰瘍形成不快感および疼痛を引き起こし、手足の切断につながりうる。循環不良はまた、短い距離しか歩けない患者において現れることもあり、重度の痙攣の原因となりうる。他の例としては、つま先およびまたは足に感覚がなく、手または足いずれかの重度の変色がある患者があげられる。

0018

この疾患における全身状態は、血管系の全身炎症状態、より具体的には血管炎として現れる自己免疫症候群の一部であると特定されている。血管炎は、血管壁構造変化を伴う炎症症候群と考えられ得、管腔閉塞を合併し、組織虚血に至る。全身性血管炎では任意のサイズの血管が変化されうるが、しかし皮膚型では、変化は小さい血管、とりわけ後毛細管のそれに影響を及ぼす。さまざまな形態は、その他の特徴の中で特に、発症年齢罹患器官、ならびに寛解および増悪の期間の存在によって異なる。時に、それらは、新生物、アレルギー反応および感染症のような二次的状態と同定され、血管障害として他の明確に定義された疾患と重ね合わされることもある。

0019

感染症は任意の直径をもつ任意の器官の血管内膜壁の炎症を促進しうる。触知できる紫斑は血管炎の最も一般的な兆候であるが、紅斑小結節出血斑糜爛、潰瘍形成、出血性水疱壊死、および壊疽も起こりうる。皮膚はこの種の血管病変における標的器官でありうる。皮膚の血管炎の相対頻度は、非常に重篤全身性疾患の最初の兆候でありうる。

0020

老化に起因する硬化症のような血管疾患によって引き起こされる相対的およびまたは絶対的な虚血は、組織および細胞への血流障害不良を引き起こす。これは、細胞に到達する細胞レベルでの栄養素および酸素の欠如をもたらし、その結果として老化の症状が起きる。これは頭の回転の早さ、注意の喪失、記憶喪失および老化によくみられる他の状態のような症状により明らかになる。正常な代謝においては、代謝エネルギーの大部分は、細胞膜前後の勾配を維持するために用いられる。栄養基質の供給は、細胞における継続的なエネルギー必要量および代謝活性レベルを維持するために最良基盤と認識される。これらの場合、老化に伴う神経変性に見られる疾患も調節されうる。ニューロン機能は血中の多くの物質により妨害されうるので、血中へ帯電物質およびまたは脂質物質を導入することにより血液脳関門突破し、これを達成しうる担体流体によって中枢神経系を標的化することが必要である。脳における化学コミュニケーションは、ノルエピネフリンアセチルコリンセロトニン(seretonin)、エンドルフィンおよび脳内の他の多くの天然化学物質によって影響を受けうることが知られている。

0021

老化の影響は、分子レベルで、タンパク質、脂質および核酸にとって有害な、細胞における酸化プロセス起因しうる。十分な抗酸化物質を供給することにより、分子レベルで老化の影響を調節または場合により反転することが可能でありうる。生物学的な老化プロセスは、細胞レベルでの障害の増大の一部であり、認知される差異は、病理多系統萎縮症または細胞レベルでの老化の場合、多器官不全が起こりうることである。このプロセスは、器官の細胞塊の低減により実証され、検視の老人において見られうる。例えば、ヒト脳は1500グラム平均重量から高齢では1000グラム未満まで減少しうる。

0022

老化器官は多くの機能を失い、早期老化を引き起こし、例えば、脳はその記憶維持能を失い、外部刺激に素早く反応することができず、新しい情報を記憶することができない。質量の喪失は、肝臓、腎臓、リンパ節骨格筋および骨のような器官においても実証される。対応する変化は脂肪沈着物枯渇皮膚弾力性、脆くなった骨、感染症に対する低い抵抗力、運動耐容能および生殖能力の欠如において見られる。細胞レベルで、老化は不十分なDNA修復を意味し、細胞複製の障害、細胞の核における有糸分裂の喪失、引き続いて微小循環の閉鎖をもたらす。これは、いわゆる、膜機能、具体的にはTNPまたは膜電位ならびに器官の喪失および細胞脱落を引き起こす。このプロセスは進行性であり、体全体の全ての器官および組織に影響を与える。この状態の病因および発病は、細胞生理の普遍的かつ基本的な局面を伴う。

0023

老化に関するいずれの研究でも、異なる2種の細胞が考慮されねばならない。これらには正常に分裂する細胞および有糸分裂後細胞が含まれ、正常に分裂する細胞は皮膚、髪および胃腸管のものである。何千ものそのような細胞が毎日死滅するが、老化期間が始まるまで正確な複製物と継続的に置き換えられる。これはヒトでは20から30歳になるまでの期間に始まる。第2の細胞種は、中枢神経系、脳および心臓を構成するものである。一般に、有糸分裂後細胞は分裂または再生しない。ヒトは固定された数の有糸分裂後細胞を持って生まれるが、この細胞は機能を失っており、ヒトの寿命を通じて毎日死滅する。老化の結果としての、死は、臨界数の有糸分裂後細胞が脳のような、重要器官内で機能を失う場合に起きる。

0024

先天性欠損症および感染症はどこでも襲いうる。最も一般的な疾患の1つは動脈内で起きる:アテローム性動脈硬化症。封鎖は静脈内および動脈内で起こりうるが、しかしこれらはアテローム性動脈硬化症によるよりもむしろ、血液凝固、または血栓によって引き起こされる傾向がある。血栓静脈炎(または静脈炎と呼ばれることも多い)は、最も一般的には、脚の静脈の炎症および血液凝固を伴う。これは、凝血塊の一部が剥離されるようになり、心臓を通って移動し、送り込まれ、そこで肺塞栓として肺動脈を封鎖する場合に、重篤でありうる。肺塞栓を有する人の約10%が1時間以内に死亡する。静脈中の血液凝固は、血流が遅いまたは流れない場合に起きうる。これは、長期間の不動化の間に、例えば、ある者が病院用ベッドに伏せっている場合に、長距離フライト混雑した飛行機束縛される場合に、または長時間の運転中に起こりうる。

0025

アテローム性動脈硬化症(動脈の硬化)は、タンパク質および多糖類のような巨大分子の架橋結合の結果として老化とともに「自然に」発生する。アテローム性動脈硬化症とは動脈の内表面の脂肪プラーク(アテローム)の形成および硬化を指す。アテローム性動脈硬化症では、動脈が硬化するだけでなく、それらは狭小化し、時に、ほとんど血液が通過できないほど非常に狭小化する。そのような狭い血管は、収縮または血流中の物体によって容易に封鎖される。

0026

動脈の内壁面は、テラス上の敷石のように、相互に押し付けられている内皮細胞単層で覆われている。アテローム性動脈硬化症は内皮細胞への損傷から始まり、内皮の下の動脈表面の部分を曝露する。遊離基、タバコの煙の中の化学物質または他の刺激物は、高血圧による機械力および乱流と同様に、損傷に関与しうる。血小板(赤血球の半分の大きさの円形細胞)は、損傷した内皮細胞の周り凝集し、プロスタグランジンを放出し、これが内皮細胞をがんのように増殖させる。LDL-コレステロール粒子はその脂肪を、プロスタグランジンによって多孔性とされた領域へ放出する。マクロファージ(スカベンジャ白血球)は、アテロームに浸潤する認識できない「泡沫細胞」になるまで、酸化されたLDL-コレステロールを貪食する。その後、アテロームは線維素(これは瘢痕組織を形成する)によって、および最終的には、カルシウムによって硬化される。悪循環は瘢痕組織で起こり、より多くの血小板およびLDL貪食マクロファージを引き付けることが多い。アテローム性動脈硬化症は任意の動脈において起こりうる。最も一般的には、これは大動脈、つまり心臓から血液を直接受ける動脈において起こる。大動脈は体内で最大の動脈であるので、これがアテロームにより危機的に狭小化されることは稀である。それでもなお、アテローム性動脈硬化症は動脈瘤(心臓発作の死亡率のわずか40分の1に関与する、動脈の膨化アルバートアインシュタイン大動脈瘤によって死亡したが、彼は手術されることを拒んだ)の一因となりうる。しかしながら、最も多い生命にかかわる問題は、心臓、脳および腎臓に供給を行う動脈により、この順場で引き起こされる。

0027

血液は80%が水であるため、脂肪は血中に溶解しないであろう。それゆえ、脂肪は、血流を通じて移動するには担体分子に付着される必要がある。脂肪に対する主たる(principle)担体分子は、アルブミンカイロミクロン超低密度リポタンパク質(VLDL)、低密度リポタンパク質(LDL)および高密度リポタンパク質(HDL)である。遊離脂肪酸(FFA)はアルブミンに付着され、その一方でトリグリセリドはカイロミクロンおよびVLDLによって主に運搬される。コレステロールおよびリン脂質はLDLおよびHDLによって主に運搬される。コレステロールは、細胞膜上の特異的LDL受容体へのLDLの付着によって主に、細胞に供給される。甲状腺ホルモンは細胞上のLDL受容体の数を増加させることにより、血中コレステロールを低下させる。大部分の人の場合、血中の過剰のLDL-コレステロールによるアテローム性動脈硬化症は、肝臓による高いLDL-コレステロール産生を引き起こす高レベルの食事飽和脂肪の結果である。HDLの主要機能は、血流から過剰のコレステロールを除去することであるように思われる。LDLは、プロスタグランジンによって多孔性とされた動脈領域へコレステロールを直接放出しうる−その一方でHDLは、この結合していないコレステロールを集めて、これを肝臓に戻しうる。したがって、HDL欠乏はLDL-コレステロール過剰と同じくらい深刻なアテローム性動脈硬化症リスクでありうる。血中コレステロールの「正常」レベルの範囲内で、血中コレステロールの1%の低減は一般に、冠動脈疾患リスクの2%の低減と関連している。

0028

遊離脂肪酸は、心臓を含む、多くの器官に対する主要なエネルギー源である。トリグリセリドは、毛細血管の内皮細胞の表面にも細胞内部にも見られる、酵素リパーゼによってFFAおよびグリセロール加水分解される。リン脂質は細胞膜の不可欠な構成成分である。コレステロールはまた、特に神経系における、細胞膜の不可欠な構成成分である。コレステロールはまた、コルチゾンおよび性ホルモンの主たる(principle)前駆体である。コレステロールの93%が細胞中に見られ、わずか7%が血漿中に見られる。

0029

冠動脈カルシウムスキャンは、血管中のプラーク(脂肪性沈着物)の存在を判定することにより、患者が冠動脈疾患(CAD)を発症するリスクがあるかどうかを示すことを補助する検査である。冠状動脈において検出されるカルシウムの存在および量は、動脈硬化性プラークの存在および量を示す。カルシウム沈着胸痛および息切れのような心疾患症状の発症の何年も前に現れるので、冠動脈カルシウムスキャンは、今後10年以内に心臓発作を有する中度のリスクのある人に最も有用であり、患者が処置を要するかどうか医師が決定する補助となりうる。カルシウム沈着によって引き起こされる石灰化プラーク負荷は、カルシウム沈着の体積および密度に基づき冠状動脈の各々に対してコンピュータ計算される、アガットストン・カルシウム・スコアとも呼ばれる、カルシウム・スコアで測定される。石灰化プラーク負荷は、動脈における狭小化の割合に直接対応するのではなく、基礎冠状動脈アテローム性動脈硬化症の重篤度と相関している。次に、このスコアを用いてカルシウムパーセンタイルを決定し、これによって対象における石灰化プラーク負荷を同年齢の他の無症状男性および女性における石灰化プラーク負荷と比較する。カルシウム・スコアは、パーセンタイルとの組み合わせで、医師が、症候性冠動脈疾患を発症するリスクを判定すること、ならびに疾患の進行および処置の有効性を測定することを可能にする。

0030

スコアゼロは、石灰化プラーク負荷および顕著な冠状動脈狭小化のないことを示唆するが、軟質な、非石灰化プラークの存在または心臓事象の可能性を完全に排除するというわけではない。スコアゼロの対象は、少なくとも今後3年にわたって心臓事象の可能性が非常に低い。ゼロを超えるスコアは、少なくともいくらかの冠動脈疾患を示唆する。スコアが上昇すると、より低いスコアの人と比べて、今後3年にわたる顕著な冠動脈狭小化および冠動脈事象の可能性も増す。同様に、冠動脈事象の可能性はカルシウムパーセンタイルの増加によって増す。

0031

多くの場合、基礎心血管疾患の症状はなく、心臓発作または脳卒中が最初の警鐘でありうる。早期の医学的検出および処置が利用可能であるが、しかし、必ずしも有効であるわけではない。血管造影図バイパス術および血管形成術は、高い費用を伴う、多くの場合、さらなる治療および/または治療介入を要する、侵襲性かつ外傷性の処置である。

0032

磁気共鳴映像法において有用な、金属イオン捕捉するためのさまざまなタイプのキレート剤の使用が周知である。一般に、キレート剤は、相当な数の非共有電子対または負に帯電したもしくは潜在的に負に帯電した種を含有する。恐らく、これらのなかで最も単純なのは、硬水軟化剤としてよく用いられるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)である。しかし、最も注目すべきは、およびよく用いられる、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)およびテトラアザシクロドデカン四酢酸(DOTA)ならびにそれらの誘導体を含めて、多くのそのような薬剤が公知である。米国特許第5,573,752号(特許文献7)および同第6,056,939号(特許文献8)は、ベンジルまたはフェニル部分カップリングされ、このフェニル環イソチオシアネートによって置換されている、DOTAの誘導体について開示している。このイソチオシアネートは、さまざまなさらなる化合物とのカップリングのための反応基を提供する。これらの特許において記載されているように、イソチオシアネート基を用いて、抗体またはその断片のような標的化薬剤にキレート薬をカップリングさせることができる。

0033

しかしながら、多くの状態および疾患は細胞レベルおよび細胞内レベルでの損傷によってもたらされる。多くの場合、細胞修復の機構は不十分であり、またはそのようにして損なわれており、細胞は回復することができず、または損傷を引き起こす機構が単に細胞を凌駕する。生細胞において生み出された損傷の臨床的意義は、病的細胞または基礎状態の症状にて現れる。細胞損傷の阻害を促進するためのまたは回復を助長するための方法を開発することは有益であろう。本開示の主題は、全体としてまたは一部分において、当技術分野におけるこれらのおよびその他の要求に対処する。

先行技術

0034

米国特許第4,236,992号
米国特許第4,316,787号
米国特許出願公開第2006008908号
米国特許出願公開第20050074421号
米国特許第6,544,502号
米国特許第5,622,848号
米国特許第5,573,752号
米国特許第6,056,939号

0035

それゆえ、上記の要求への解決策を提供することが本発明の目的である。

0036

この目的を達成するために、本発明では、磁気双極子安定化溶液(MDSS)を投与する段階によって皮膚状態、糖尿病状態、心血管状態、がんまたは感染症を処置または改善する方法を提供する。磁気双極子安定化溶液(MDSS)を投与する段階によって対象における金属をキレートする方法、その量を低減する方法、対象からの金属排泄量を増大させる方法、行動および栄養補給を向上させる方法も提供される。したがって、1つの態様において、本発明は、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症または金属中毒を処置または改善する方法であって、磁気双極子安定化溶液を含む組成物の治療的有効量を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法を提供する。好ましくは、磁気双極子安定化溶液は、約-990〜約-0.0001mV負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である。本発明の1つの局面において、皮膚状態は、皮膚老化、しわ、にきび、光損傷酒さ瘢痕湿疹脱毛症肥厚性瘢痕ケロイド伸展線もしくは皮膚伸展線条乾癬掻痒症、エーラース・ダンロス症候群、強皮症炎症後色素過剰黒皮症、脱毛症、シヴァット多形皮膚萎縮症白斑症皮膚癌皮膚色素異常症火傷またはしみだらけの色素形成である。本発明の好ましい局面において、皮膚状態はにきびである。本発明の別の好ましい局面において、皮膚状態は脱毛症である。

0037

本発明の異なる局面において、糖尿病と関連する状態は、肥満、高血圧症、高脂血症脂肪肝疾患腎症神経障害腎不全網膜症、糖尿病性潰瘍、白内障インスリン抵抗症候群、悪液質糖尿病性足部潰瘍または糖尿病性下腿潰瘍である。

0038

本発明のさらに別の局面において、心血管機能障害と関連する状態は、冠動脈性心疾患、脳血管疾患、高血圧症、末梢動脈疾患、閉塞性動脈疾患狭心症、リウマチ性心疾患、先天性心疾患、心臓麻痺、心不全、動悸、上室性頻拍症、細動、失神型めまい、動揺性めまい、疲労、片頭痛、高レベルの血中総コレステロールおよび/もしくはLDLコレステロール、低レベルのHDLコレステロール、高レベルのリポタンパク質、心炎および心内膜炎のような心臓感染症、糖尿病性潰瘍、血栓性静脈炎レイノー病、跛行、壊疽、アテローム性動脈硬化症または末梢動脈疾患である。

0039

1つの態様において、金属中毒は慢性である。異なる態様において、金属中毒は急性である。好ましくは、金属は、カルシウム、アルミニウムベリリウムカドミウム、銅、鉄、鉛、ウランプルトニウムヒ素モリブデン、および水銀からなる群より選択される重金属である。

0040

本発明の方法において投与される組成物は、ビタミン、塩、酸、ビタマーアミノ酸、またはそれらの混合物ジメチルアミノエタノールおよび抗生物質をさらに含んでもよい。本発明の好ましい局面において、抗生物質はエリスロマイシンまたはゲンタマイシンである。本発明の別の好ましい局面において、投与される組成物は、約250 mgの量でリポ酸およびその塩または混合物をさらに含む。本発明のさらに別の好ましい局面において、投与される組成物は、約400 mgの量で葉酸をさらに含む。組成物は、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により投与されてもよい。注入は、約1週間〜約1年間より選択される期間にわたって必要に応じて繰り返されてもよい。本発明の別の好ましい局面において、投与される組成物は、リグノカインブピバカインジブカインプロカインクロロプロカイン、プリロカインメピバカインエチドカインテトラカインリドカインおよびキシロイン、ならびにその塩、誘導体および混合物からなる群より選択される麻酔薬をさらに含む。本発明のさらに別の好ましい局面において、投与される組成物はヘパリンをさらに含む。

0041

好ましい態様において、投与される組成物は、アスコルビン酸ナトリウム塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミンリボフラビンニコチンアミドピリドキシンパントテン酸カルシウムシアバラミン、および電気活性化水を含む。

0042

さらに別の態様において、本発明は、それを必要とする対象において金属の量を低減する方法であって、磁気双極子安定化溶液を含む組成物を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法を提供する。好ましい局面において、金属は、カルシウム、アルミニウム、ベリリウム、カドミウム、銅、鉄、鉛、ウラン、プルトニウム、ヒ素、モリブデン、および水銀からなる群より選択される、+1、+2または+3の酸化状態を有する重金属である。好ましくは、金属は遷移状態または遷移後状態の金属である。さらにより好ましくは、金属は二価陽イオンである。本発明の別の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、約-990〜約-0.0001mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である。好ましくは、溶液は約250 mgの量でリポ酸およびその塩または混合物を含む。本発明の好ましい局面において、組成物は、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により投与される。注入は、約1週間〜約1年間より選択される期間にわたって必要に応じて繰り返される。本発明の好ましい局面において、本発明の方法において投与される組成物は、麻酔薬および1種もしくは複数種のアミノ酸またはそれらの塩をさらに含む。

0043

別の態様において、本発明は、それを必要とする対象からの金属または1種もしくは複数種の毒素排泄を増大させる方法であって、磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法を提供する。好ましくは、磁気双極子安定化溶液は、約-990〜約-0.0001mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である。

0044

さらに別の態様において、本発明は、それを必要とする対象において運動行動、認知行動または注意行動を向上させる方法であって、磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法を提供する。好ましくは、磁気双極子安定化溶液は、約-990〜約-0.0001mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である。組成物は、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により投与されてもよい。注入は、約1週間〜約1年間より選択される期間にわたって行動の約24時間以内に、約1週間以内に、または約1ヶ月間以内に必要に応じて繰り返されてもよい。本発明の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、および電気活性化水を含む。本発明の別の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム; 約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O; 約100 mg〜約500 mgの2 ジメチルアミノエタノールHCl; 約1 mg〜約100 mgのチアミン; 約1 mg〜約100 mgのリボフラビン; 約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド; 約1 mg〜約100 mgのピリドキシン; 約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム; 約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン; および電気活性化水を含む。

0045

さらなる態様において、本発明は、それを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法を提供する。好ましくは、磁気双極子安定化溶液は、約-990〜約-0.0001mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である。対象は、健常個体であってよく、または栄養障害、悪液質、糖尿病、重症食物アレルギー短腸症候群嚢胞性線維症膵臓病胃腸炎炎症性腸疾患難治性下痢症タンパク質消化不良症、壊死性腸炎、感染症、代謝亢進外傷好酸球性胃腸炎、および胃食道逆流症からなる群より選択される疾病を患っていてもよい。本発明の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、Zn、Se、Cu、MnおよびFeからなる群より選択される1種または複数種の微量金属を含む。好ましい態様において、栄養補給を受ける対象は、特別食の必要性を有する。好ましくは、特別食の必要性とは、運動競技者小児、肥満対象、がんに対する化学療法を受けている対象、AIDS患者、栄養障害の対象、または昏睡状態にある対象に関連する。本発明の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム; 約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O; 約100 mg〜約500 mgの2ジメチルアミノエタノールHCl; 約1 mg〜約100 mgのチアミン; 約1 mg〜約100 mgのリボフラビン; 約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド; 約1 mg〜約100 mgのピリドキシン; 約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム; 約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン; 約1 mg〜約20 mgのZn; 約1 mg〜約100 mgのSe; 約1 mg〜約1000 mgのCu; 約0.01 mg〜約10 mgのMn; および約1 mg〜約20 mgのFeを含む電気活性化水である。本発明の別の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、約395 mgのアスコルビン酸ナトリウム; 約255 mgの塩化マグネシウム2 H2O; 約200 mgの2-ジメチルアミノエタノールHCl; 約36 mgのチアミン; 約7.3 mgのリボフラビン; 約100 mgのニコチンアミド; 約18.2 mgのピリドキシン; 約18.2 mgのパントテン酸カルシウム; 約320 μgのシアノバラミン; 約10 mgのZn; 約45 mgのSe; 約400 mgのCu; 約0.3 mgのMn; 約8 mgのFe; および電気活性化水を含む。

0046

異なる態様において、本発明は、ビタミン、塩、酸、ビタマー、またはそれらの混合物を含む溶液を含有する第1のバイアル、および電気活性化水を含む磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアルを含むキットを提供する。好ましくは、キットは使用説明書を含む。本発明の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、バイアルの内容物を混合する前に正電位を有する。本発明のさらにより好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、第1および第2のバイアルを混ぜ合わせた後に負電位を有する。好ましくは、第1のバイアル中の溶液は、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、およびシアノバラミンを含む。

0047

別の態様において、本発明は、電気活性化水とヘパリン、ビタミン、塩、酸、リポ酸、葉酸、抗生物質およびビタマー、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数とを含む磁気双極子安定化溶液を含有する第1のバイアル; 磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアル;使用説明書を含む、キットを提供する。本発明の好ましい局面において、第1のバイアル中の溶液は約10 mg〜500 mgの量でリポ酸を含む。好ましくは、リポ酸の量は約100 mg〜400 mgである。さらにより好ましくは、リポ酸の量は約250 mgである。本発明の別の好ましい局面において、第1のバイアル中の溶液は、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、リポ酸、葉酸、および抗生物質を含む。
[本発明1001]
以下の段階を含む、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症または金属中毒を処置または改善する方法:
磁気双極子安定化溶液を含む組成物の治療的有効量を注射によって対象に投与する段階であって、該磁気双極子安定化溶液が、約-990〜約-0.0001mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である、段階。
[本発明1002]
前記皮膚状態が、皮膚老化、しわ、にきび、光損傷、酒さ、瘢痕、湿疹、脱毛症、肥厚性瘢痕、ケロイド、伸展線もしくは皮膚伸展線条、乾癬、掻痒症、エーラース・ダンロス症候群、強皮症、炎症後色素過剰、黒皮症、脱毛症、シヴァット多形皮膚萎縮症、白斑症、皮膚癌、皮膚色素異常症、火傷、およびしみだらけの色素形成からなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1003]
前記糖尿病と関連する状態が、肥満、高血圧症、高脂血症、脂肪肝疾患、腎症、神経障害、腎不全、網膜症、糖尿病性潰瘍、白内障、インスリン抵抗症候群、悪液質、糖尿病性足部潰瘍および糖尿病性下腿潰瘍からなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1004]
前記心血管機能障害と関連する状態が、冠動脈性心疾患、脳血管疾患、高血圧症、末梢動脈疾患、閉塞性動脈疾患、狭心症、リウマチ性心疾患、先天性心疾患、心臓麻痺、心不全、動悸、上室性頻拍症、細動、失神型めまい、動揺性めまい、疲労、片頭痛、高レベルの血中総コレステロールおよび/もしくはLDLコレステロール、低レベルのHDLコレステロール、高レベルのリポタンパク質、心炎および心内膜炎のような心臓感染症、糖尿病性潰瘍、血栓性静脈炎、レイノー病、跛行、壊疽、アテローム性動脈硬化症および末梢動脈疾患からなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1005]
前記中毒が急性である、本発明1001の方法。
[本発明1006]
前記金属が、カルシウム、アルミニウム、ベリリウム、カドミウム、銅、鉄、鉛、ウラン、プルトニウム、ヒ素、モリブデン、および水銀からなる群より選択される重金属である、本発明1001の方法。
[本発明1007]
前記組成物が、ビタミン、塩、酸、ビタマー、アミノ酸、およびこれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数の成分をさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1008]
前記組成物が、ジメチルアミノエタノールならびにエリスロマイシンおよびゲンタマイシンからなる群より選択される抗生物質をさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1009]
前記組成物が、約250 mgの量でリポ酸およびその塩または混合物をさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1010]
前記組成物が約400 mgの量で葉酸をさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1011]
前記投与する段階が、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により前記組成物を導入することを含み、該注入が、約1週間から約1年間より選択される期間にわたって必要に応じて繰り返される、本発明1001の方法。
[本発明1012]
前記組成物が、リグノカイン、ブピバカイン、ジブカイン、プロカイン、クロロプロカイン、プリロカイン、メピバカイン、エチドカイン、テトラカイン、リドカインおよびキシロカイン、ならびにその塩、誘導体および混合物からなる群より選択される麻酔薬をさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1013]
前記組成物がヘパリンをさらに含む、本発明1001の方法。
[本発明1014]
前記組成物が、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、および電気活性化水を含む、本発明1001の方法。
[本発明1015]
磁気双極子安定化溶液を含む組成物を注射によって対象に投与する段階を含む、対象において金属の量を低減する方法であって、該金属が、カルシウム、アルミニウム、ベリリウム、カドミウム、銅、鉄、鉛、ウラン、プルトニウム、ヒ素、モリブデン、および水銀からなる群より選択される、+1、+2または+3の酸化状態を有する重金属であり、かつ該磁気双極子安定化溶液が、約-990〜約-0.0001 mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である、前記方法。
[本発明1016]
前記溶液が、約250 mgの量でリポ酸およびその塩または混合物を含む、本発明1015の方法。
[本発明1017]
前記金属が遷移状態または遷移後状態の金属である、本発明1015の方法。
[本発明1018]
前記金属が二価陽イオンである、本発明1015の方法。
[本発明1019]
前記投与する段階が、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により前記溶液を導入することを含み、該注入が、約1週間から約1年間より選択される期間にわたって必要に応じて繰り返される、本発明1015の方法。
[本発明1020]
前記組成物が、麻酔薬および1種もしくは複数種のアミノ酸またはそれらの塩をさらに含む、本発明1015の方法。
[本発明1021]
以下の段階を含む、それを必要とする対象からの金属または1種もしくは複数種の毒素の排泄を増大させる方法:
i. 磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階であって、該磁気双極子安定化溶液が、約-990〜約-0.0001 mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である、段階。
[本発明1022]
以下の段階を含む、それを必要とする対象において運動行動、認知行動または注意行動を向上させる方法:
磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階であって、該磁気双極子安定化溶液が、約-990〜約-0.0001 mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である、段階。
[本発明1023]
前記投与する段階が、約1分間から約1時間の期間にわたって注入により前記溶液を導入することを含み、該注入が、約1週間から約1年間より選択される期間にわたって、前記行動の約24時間以内に、約1週間以内に、または約1ヶ月間以内に必要に応じて繰り返される、本発明1022の方法。
[本発明1024]
磁気双極子安定化溶液が、
アスコルビン酸ナトリウム、
塩化マグネシウム2 H2O、
2ジメチルアミノエタノールHCl、
チアミン、
リボフラビン、
ニコチンアミド、
ピリドキシン、
パントテン酸カルシウム、
シアノバラミン、および
電気活性化水
を含む、本発明1022の方法。
[本発明1025]
磁気双極子安定化溶液が、
約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム、
約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O、
約100 mg〜約500 mgの2 ジメチルアミノエタノールHCl、
約1 mg〜約100 mgのチアミン、
約1 mg〜約100 mgのリボフラビン、
約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド、
約1 mg〜約100 mgのピリドキシン、
約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム、
約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン、および
電気活性化水
を含む、本発明1022の方法。
[本発明1026]
以下の段階を含む、それを必要とする対象に栄養補給を提供する方法:
磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階であって、該磁気双極子安定化溶液が、約-990〜約-0.0001 mVの負電位を有しかつH2O、O2、H2O2、Cl2OおよびH3Oからなる群より選択される安定化された酸化種を含む、電気活性化水である、段階。
[本発明1027]
前記対象が、栄養障害、悪液質、糖尿病、重症食物アレルギー、短腸症候群、嚢胞性線維症、膵臓病、胃腸炎、炎症性腸疾患、難治性下痢症、タンパク質消化不良症、壊死性腸炎、感染症、代謝亢進、外傷、好酸球性胃腸炎、および胃食道逆流症からなる群より選択される疾病を患っており、かつ前記磁気双極子安定化溶液が、Zn、Se、Cu、MnおよびFeからなる群より選択される1種または複数種の微量金属を含む、本発明1026の方法。
[本発明1028]
前記対象は、運動競技者、小児、肥満対象、がんに対する化学療法を受けている対象、AIDS患者、栄養障害の対象、または昏睡状態にある対象に関連する特別食の必要性を有する、本発明1027の方法。
[本発明1029]
前記磁気双極子安定化溶液が、Zn、Se、Cu、MnおよびFeからなる群より選択される1種または複数種の微量金属を含む、本発明1026の方法。
[本発明1030]
前記磁気双極子安定化溶液が、
約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム、
約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O、
約100 mg〜約500 mgの2 ジメチルアミノエタノールHCl、
約1 mg〜約100 mgのチアミン、
約1 mg〜約100 mgのリボフラビン、
約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド、
約1 mg〜約100 mgのピリドキシン、
約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム、
約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン、
約1 mg〜約20 mgのZn、
約1 mg〜約100 mgのSe、
約1 mg〜約1000 mgのCu、
約0.01 mg〜約10 mgのMn、および
約1 mg〜約20 mgのFe
を含む電気活性化水である、本発明1026の方法。
[本発明1031]
前記磁気双極子安定化溶液が、
約395 mgのアスコルビン酸ナトリウム、
約255 mgの塩化マグネシウム2 H2O、
約200 mgの2-ジメチルアミノエタノールHCl、
約36 mgのチアミン、
約7.3 mgのリボフラビン、
約100 mgのニコチンアミド、
約18.2 mgのピリドキシン、
約18.2 mgのパントテン酸カルシウム、
約320 μgのシアノバラミン、
約10 mgのZn、
約45 mgのSe、
約400 mgのCu、
約0.3 mgのMn、
約8 mgのFe、および
電気活性化水
を含む、本発明1026の方法。
[本発明1032]
ビタミン、塩、酸およびビタマー、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数を含む溶液を含有する、第1のバイアル;
電気活性化水を含む磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアル; ならびに
使用説明書
を含み、
該磁気双極子安定化溶液が正電位を有し、かつ
該磁気双極子安定化溶液が、該第1および第2のバイアルを混ぜ合わせた後に負電位を有する、
キット。
[本発明1033]
第1のバイアル中の前記溶液が、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、およびシアノバラミンを含む、本発明1032のキット。
[本発明1034]
電気活性化水と、ヘパリン、ビタミン、塩、酸、リポ酸、葉酸、抗生物質およびビタマー、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数とを含む磁気双極子安定化溶液を含有する第1のバイアル;
磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアル; ならびに
使用説明書
を含む、キット。
[本発明1035]
第1のバイアル中の前記溶液が約10 mg〜500 mgの量のリポ酸を含む、本発明1034のキット。
[本発明1036]
前記リポ酸が約100 mg〜400 mgの量で存在する、本発明1035のキット。
[本発明1037]
前記リポ酸が約250 mgの量で存在する、本発明1036のキット。
[本発明1038]
第1のバイアル中の前記溶液が、
アスコルビン酸ナトリウム、
塩化マグネシウム2 H2O、
2ジメチルアミノエタノールHCl、
チアミン、
リボフラビン、
ニコチンアミド、
ピリドキシン、
パントテン酸カルシウム、
シアノバラミン、
リポ酸、
葉酸、および
抗生物質
を含む、本発明1034のキット。

0048

詳細な説明
これから本発明を以下でさらに十分に記載する。しかしながら、先の記載のなかで提示された教示の恩典を有する、本発明に関連のある当業者には、本明細書に記載される本発明の多くの修正および他の態様が思い浮かぶであろう。それゆえ、本発明は、開示される特定の態様に限定されるべきではないこと、ならびに修正および他の態様は添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれると意図されることが理解されるべきである。

0049

磁気双極子安定化溶液(MDSS)を投与する段階によって皮膚状態、糖尿病状態、心血管状態、がんおよび感染症を処置または改善する方法が提供される。磁気双極子安定化溶液(MDSS)を投与する段階によって哺乳類における金属をキレートする方法、その量を低減する方法、哺乳類からの金属排泄量を増大させる方法、行動および栄養補給を向上させる方法も提供される。本明細書におけるMDSS組成物は、それを必要とする対象に投与された場合に皮膚に対する治療効果または美容効果を提供する、行動または栄養補給を向上させる、糖尿病状態、心血管状態、がんおよび感染症を処置または改善する、キレート化を提供する、対象における金属の量を低減する、ならびに対象からの金属排泄を増大させる特性を保有する。その他の特性の中でも、組成物は、細胞完全性および膜電位を回復することができ、細胞膜透過性を調節することができ、かつ細胞膜を通じた分子およびイオンの移動を増強することができる。本明細書において提供されるデータから、これらの特性は、本明細書に記載される状態に対して対象に投与される場合に有益な結果を有することが示される。驚いたことに、本明細書に記載されるビタミンまたは他の成分を含むMDSS組成物は、前処置には反応しなかった状態に対してさえ非常に効果的である。MDSS組成物は安全かつ無毒性であるので、それらを予防的に投与して、本明細書に記載される状態または症状の発症の可能性を予防または低減することができる。一例は、体内の金属増加の高いリスクをもたらしうる物質への曝露の後の、MDSS組成物の投与である。

0050

キレート化剤の目的は、もちろん、常磁性金属、重金属または放射性核種のような、金属を隔離することである。重金属には、遷移金属、一部の半金属ランタニドおよびアクチニドを主に含む、金属特性を示す有毒金属および元素が含まれる。適切な金属には、カルシウム、アルミニウム、ベリリウム、カドミウム、銅、鉄、鉛、ウラン、プルトニウム、ヒ素および水銀が含まれる。他の適切な常磁性金属には、原子番号58〜70のランタニド元素または原子番号21〜29、42もしくは44の遷移金属、例えばスカンジウムチタンバナジウムクロムマンガン、鉄、コバルトニッケル、銅、モリブデン、ルテニウムセリウムプラセオジムネオジムプロメチウムサマリウムユーロピウムガドリニウムテルビウムジスプロシウムホルミウムエルビウムツリウム、およびイッテルビウム、最も好ましくはGd(III)、Mn(II)、鉄、ユーロピウムおよび/またはジスプロシウムが含まれる。適切な放射性核種には、例えば、Sm、Ho、Y、Pm、Gd、La、Lu、Yb、Sc、Pr、Tc、Re、Ru、Rh、Pd、Pt、Cu、Au、Ga、In、Sn、およびPbの放射性型が含まれる。

0051

本明細書において用いられる場合、「金属中毒」という用語は、哺乳類における特定の金属の過剰な蓄積を指す。金属中毒の症状は周知であり、特定の金属および哺乳類に依って異なる。哺乳類は無症状であるにも関わらず金属中毒を患っている場合がある。

0052

本明細書において用いられる場合、「哺乳類」という用語はヒトおよび全ての他の哺乳類動物を指す。本明細書において用いられる場合、「哺乳類」という用語は「対象」または「患者」を含み、温血動物を指す。モルモットイヌネコラットマウスウマヤギウシヒツジ動物園動物家畜霊長類、およびヒトは、この用語の意味の範囲内の動物の全ての例であることが理解されよう。本明細書において用いられる場合、「それを必要とする哺乳類」とは、処置が意図される状態を患っていると診断されたことがあってもよいが、それと診断されたことがある必要はない、対象でありうる。1つの局面において、本方法は、対象にとって認識可能な状態に向けられ、対象は正式な診断なしに該状態を処置または改善することを望んでいる。例えば、脱毛症を改善することを望む対象とは、脱毛を有する対象であるか、またはその後の脱毛を食い止めることを望む対象である。別の例では、にきびを有する対象が、自分がにきびを有することを理解するように診断されることは、必ずしも必要ではない。あるいは、対象はある皮膚状態を有すると診断されていてもよく、本明細書において開示される方法による処置または改善を求めていてもよい。医療従事者による正式な診断があってもなくても、これらの状態を患う者が該問題を鋭敏に察知することは明らかである。あるいは、金属中毒が症状を引き起こしている可能性があることを知らないで、金属中毒と関連する症状を自覚しているかもしれない。症状を改善または良くするためにキレート剤処置を受けることを望むかもしれない。言い換えれば、処置を必要とする哺乳類がヒトである場合、処置される既知もしくは未知の原因または根底の原因の症状が正式な診断を受けているかどうかにかかわらず、自分が処置されている目的を理解することができる。あるいは、それを必要とする哺乳類とは、ある状態を有すると診断されたことがあり、特別な処置を必要とする哺乳類である。

0053

本明細書において用いられる場合、「処置する」および「改善する」という用語は、状態または症状の進行の緩徐化中断、抑止または停止であり得る全てのプロセスを指すことが意図され、基礎状態の全消失を必ずしも示す必要はない。これらの用語にはMDSS組成物の投与も包含され、ここで、該哺乳類は状態もしくは症状をまたは状態もしくは症状になりやすい素因を有し、該状態もしくは症状をまたは該素因を治療する、治癒する、緩和する、軽減する、変化させる、改善するまたはそれらに影響を及ぼすことを目的とする。本明細書に記載されるMDSS組成物を予防的に投与することにより、状態もしくは症状をまたは状態もしくは症状になりやすい素因を予防することも企図される。

0054

本明細書において用いられる場合、「皮膚状態」という用語は、皮膚に関連する障害、疾患または症状を意味する。「皮膚」という用語は、非限定的に、表皮真皮および皮下組織を含む、哺乳類型の外部被覆を記載するように意図される。皮膚は毛包および汗腺のような他の構成要素を含みうる。いくつかの皮膚状態は、本発明の方法にしたがって処置することができ、毛包および皮脂腺皮膚障害を含む。これらのおよびその他の状態には、内因性皮膚老化、しわ、にきび、光損傷、酒さ、瘢痕、肥厚性瘢痕、ケロイド、伸展線もしくは皮膚伸展線条、乾癬、養分状態、抗酸化状態、活力状態、酸素状態エイコサノイド状態、ロイコトリエン状態、掻痒症、エーラース・ダンロス症候群、強皮症、炎症後色素過剰、黒皮症、脱毛症、シヴァット多形皮膚萎縮症、白斑症、皮膚癌、皮膚色素異常症、またはしみだらけの色素形成が含まれるが、これらに限定されることはない。好ましくは、数ある中でも、にきび、脱毛症および火傷のような皮膚状態を本発明によって処置することができる。皮膚は、ヒトの体内に存在する最大の器官にある。その中に存在する機能化構造のうち、血管系、リンパ系および神経は分離される。整然としたその構造全ての相互作用は、皮膚に、生き物の存在および生存における基本的な役割を与え、これは、外部環境と内部器官との間で有効な界面を構成し、その主な機能は、水分損失偶発的な侵入者外来物質病原生物および微生物から防御することである。これらの機能に付け加えて、皮膚は内部生化学的プロセス由来の一連異化生成物を排除することができ、生物の十分な機能性のために理想的な温度を一定に維持することができる。

0055

皮膚は2つの組織層から構造的に構成される。表皮は最外層である。これは連続した重層上皮細胞層で構成されており、このケラチンタンパク質量は最外層で比例的に増加する。この配置は最外層をよりコンパクトにし、剥離および損傷に対するさらに高い抵抗性を与えることに加えて、過度の水分損失、外来物質および生物の作用に関してさらに高い防御を与える。この層はいかなる血管も含有せず、真皮の直下にある層の流体により維持されるが、これは不規則な接続配置を示し、もっと複雑な組織を示し、一連の特殊構造の間に血管を含有する。

0056

皮膚の完全性は最終的には破壊され、生物の内部機能の維持に関連した一連の問題を引き起こしうる。この破壊は、数ある中でも、穿孔、偶発的または計画的切断(外科手術)、火傷、変性プロセスから生じる損傷、疾患の保有、先天異常、または潰瘍を生じる原因としての生化学的プロセスの変化によって起こりうる。

0057

通常の条件下で、身体は、その完全性および機能性を回復するために、いくつかの皮膚破壊を部分的にまたは完全に修復しかつ最終的には元に戻すための機構を有する。この修復プロセスは破壊の拡大、罹患組織、損傷および患者の身体状態と直接関連している。外来物質および生物による曝露組織の汚染は、修復プロセスの機構および速度に影響を及ぼす別の要因であろう。皮膚治癒プロセスは、複雑な生化学的機構における特定の群の細胞およびタンパク質を伴う。この修復プロセスは一般的に、炎症、増殖および再形成として知られる3つの一時的な相に分けられる。

0058

炎症の初期段階で、循環系の範囲外に存在する血小板がさらに活性となり、凝集をもたらす。したがって、それらは修復プロセスの始まりをシグナル伝達し、一時的な細胞のセットを形成させて、出血を回避し、細菌侵入を抑止する。成長中の血管は罹患部位の中に浸潤し、増殖因子ウィルブランド因子トロンボスポンジンフィブロネクチンフィブリノゲン5-ヒドロキシトリプトファントロンボキサン-A2およびアデノシン二リン酸から生じる他の血小板を含めて、さまざまなメディエータ分子を放出する(Kirsner e Eaglstein, J. Dermatol. 151:629-640, 1993)。凝固を特徴付ける細胞のセットが接着されて、単球線維芽細胞および角化細胞マトリックスを提供する。ケモスタット(chemostatic)分子は単球を誘引し、これがマクロファージへ転換されて、さらなる増殖因子を分泌する(Nathan e Sporn, J. Cell Biol. 113:981-986, 1991)。好中球はこれらのプロセスを補助して、分解酵素エラスターゼおよびコラゲナーゼを分泌し、細胞膜の基盤を通じた通過を増大しうる。好中球の最も重要な役割は、罹患組織の浄化または偶発的な侵入者からの領域の防御であるように思われ、全体としてプロセスを加速し、死細胞および血小板を除去する。好中球の浸潤は、細菌汚染が起こらなければ、およそ48時間以内に終わる。過剰の好中球は、循環系の単球から生じるマクロファージによって貪食される。マクロファージは効率的な回復プロセスに不可欠であり、同様に病原生物の貪食プロセスに関与し、身体にとって外来他の物質の浄化に関与しているものと考えられる。さらに、それらは、組織回復プロセスにおけるその後の事象に関与する無数因子送達する。

0059

第2の回復段階である増殖は一般的に、組織損傷を起こしてから48時間後に始まる。線維芽細胞が増殖し、罹患した間隙内部へ移動し始め、既に接着された組織から出発して、損傷の末端に到達する。線維芽細胞はコラーゲンおよびグリコサミノグリカンを生じ、内皮細胞の増殖を刺激する。内皮細胞は新しい血管網の増殖を促進する。コラゲナーゼおよびプラスミノゲン活性化因子は角化細胞から分泌される。回復プロセス、つまり酸素による栄養素の十分な供給が妨害されなければ、角化細胞は罹患組織へ移動することができる。角化細胞は生組織上しか移動せず、結果として、角化細胞は死組織の真下の領域を通じて、罹患した領域と既に回復した領域との間の界面に移動するものと考えられる。血管新生、つまり走化性シグナルに応じた新しい血管の形成(Folkman and Klagsbrun, Science 255:442-447, 1987)、ならびに線維増殖、つまり線維芽細胞の蓄積および組織肉の形成も、増殖相の間に起こる。

0060

第3かつ最後の回復段階である再形成は、上皮が既に回復されている場合に始まる。この相は何年間にもわたり得、該相において、罹患組織はその正常な強度を獲得し、常に罹患域の範囲および深さのために、ゆっくりと構造の再調整を受ける。組織の再形成の後には、細胞移動のためのおよび組織のための支持として働く、フィブロネクチン、コラーゲンおよびプロテオグリカンを含む、細胞マトリックス成分の分泌が続く。回復プロセスの初期段階で合成されたIII型コラーゲンは、タンパク質分解プロセス応答により、I型コラーゲン、つまり最も永続的な形態によって置換される。罹患した表面は、その後、拡張プロセスとともに被覆され、表面がさらに滑らかになる。これらの上皮細胞は、罹患した層およびその上の層がゆっくり置換されまたは回復されるように、非構造化領域の下の層で広げられる。

0061

自然再生のこの複合プロセスは、かなりの期間を要し、感染、浸軟乾燥皮膚および患者の全身的健康状態のような病態によって影響されうる。これは慢性潰瘍形成につながり、このプロセスをさらにゆっくりにさせうる。他の重篤な状態は組織再生過程において樹立されうる。例えば虚血とは血管系の局在的機能障害から生じる病態を指し、これは、不十分な血液供給と、それに続いて罹患細胞組織への損傷とを引き起こす。

0062

「にきび」という用語は、皮膚の毛穴詰まるようになり、かつ/またはそれによって炎症を起こす、任意の皮膚状態を含むように意図される。にきびという用語には、非限定的に、面皰炎症性丘疹浅部嚢胞および膿疱を含む、浅部にきび; ならびに深部炎症性小結節(deep inflamed module)および充満嚢胞を含む、深部にきびが含まれる。具体的なにきび状態は、尋常性座瘡、にきび面皰、丘疹性にきび、月経前にきび、思春期前にきび、毒物性にきび、化粧品にきび、ポマードにきび、アクネデターギカンス(acne detergicans)、表皮剥離性アクネ、グラム陰性にきび、酒さ性にきび、偽性毛嚢炎毛包炎口周囲皮膚炎、および汗腺膿瘍を含むことができるが、これらに限定されることはない。にきびは、面皰、丘疹、膿疱、炎症性小結節、浅部膿充満嚢胞、ならびに(極端な場合は)疎通性の(canalizing)および深い、炎症化した、時に化膿性によって特徴付けられる毛嚢脂腺の一般の炎症性疾患である。にきびは、ホルモン、角質化皮脂、ならびににきびの経過および重篤度を何らかの形で決定する細菌間の相互作用を伴う。にきびは思春期に、アンドロゲンの増加が毛包脂腺のサイズおよび活動の増加を引き起こすと、始まることが多い。最も初期顕微鏡的変化濾胞過角化であるものと考えられ、これは皮脂、角質および微生物、具体的にはプロピオニバクテリウムアクネス(Propionibacterium acnes)から構成される、面皰の結果的な形成による毛嚢脂腺濾胞の封鎖をもたらす。P.アクネス(P. acnes)由来のリパーゼ皮脂中のトリグリセリドを分解して、濾胞壁を刺激する遊離脂肪酸(FFA)を形成する。皮脂腺分泌の滞留および濾胞の膨張嚢胞形成をもたらしうる。

0063

皮膚状態はまた、分化および増殖を伴う角質化の障害に関連した皮膚病変、具体的には、尋常性座瘡、面皰性(comedonic)にきびまたは多形性にきび、嚢胞性にきび、集簇性にきび、老年性にきびおよび二次的なにきび、例えば太陽光にきび、薬物にきびまたは職業性にきび; 他種の角質化障害の場合、とりわけ、魚鱗癬魚鱗癬様状態、ダリエ病掌蹠角皮症白板症および白板症様(luecoplakiform)状態または苔癬および扁平苔癬;炎症性または免疫アレルギー性成分を有する皮膚障害、具体的には、皮膚、粘膜または爪のいずれかの、全ての形態の乾癬、および乾癬性リウマチ、ならびに皮膚アトピー、例えば湿疹もしくは呼吸器アトピー、乾燥皮膚、皮膚の炎症、太陽光紅斑、皮膚アレルギーまたは表皮および真皮の他の皮膚障害を含むが、これらに限定されることはない。

0064

乾癬は、表皮の肥厚および赤色の鱗状斑の存在をもたらす角化細胞の過形成によって特徴付けられる皮膚状態である。この慢性疾患における病変は典型的に、緩解および悪化を受ける。いくつかのパターンがあるが、このなかでは性乾癬が最も一般的である。雨粒の形をした病変が体幹および手足に点在する、滴状乾癬は、小児において最も頻度の高い形態であり、一方で膿疱性乾癬は、通常、手掌および足底局在化される。古典的な炎症性病変は、離散性の紅色丘疹および銀白色鱗屑に覆われた斑から、鱗屑の除去時に出血する鱗屑性・掻痒性の白斑症までさまざまである。乾癬は、細胞増殖が個体の正常速度の最大10倍まで増大した状態である。皮膚は、3つの皮膚層内の細胞から構成されるヒト身体のうちの最大の部分である。皮膚層のそれぞれが一定の増殖状態にあり、外層は、正常な状態では正常速度で捨てられる主に死組織から形成されている。下位層からの細胞の置き換えは細胞分裂および成熟により達成され、ここで細胞は個体の年齢、性別および/または健康状態に依って異なる速度で上方および外側へ移動する。乾癬は細胞の代謝回転の増大を引き起こし、これが今度は、細胞増殖および細胞死の速度を増大させる。この細胞増殖および細胞死の速度の増大は、全組織成分の合成の増大を伴い、かつ、皮膚または他の組織における緊張および罹患域内での細胞の生合成能をさらに高める、損傷および/または障害を引き起こす可能性がある。

0065

湿疹および皮膚炎という用語は、通常は痒みのある、病変の発赤腫れ滲出、しみ(rusting)または落屑を通常は伴う、皮膚の重度の炎症に一般的に用いられる名称である。湿疹は、生まれつき「アトピー」またはアレルギーである個体において接触性皮膚炎(原因との皮膚の接触による)またはアトピー性皮膚炎の形態をとりうる。頭皮が関与する場合、この障害は脂漏性皮膚炎として公知である。皮膚炎は、化学物質、植物、衣類金属化合物、および場合によっては皮膚炎を処置するために用いられる医薬によって引き起こされうる。アトピー性皮膚炎において、環境温度湿度変化、細菌皮膚感染、空中アレルゲンおよび衣服、例えば羊毛は全て、皮膚炎を引き起こしうる。

0066

脱毛症は、頭皮および他の場所での脱毛を引き起こす皮膚状態である。これは通常、1つまたは複数の小さく、丸い、滑らかな斑点から始まり、全年齢の男性および女性において起こる。1つまたはいくつかの小さな斑における脱毛が一般的であるが、しかし全ての頭髪を失うこと(全頭性脱毛症)、または稀有であるが、身体のあらゆる毛を失うこと(全身性脱毛症)が起こりうる。

0067

酒さという皮膚状態は原因不明である。これは通常、顔の中央3分の1に影響を及ぼし、皮膚の発赤、顕著な血管新生、丘疹、膿疱および腫れ、ならびに顔面紅潮および赤面の傾向を引き起こす。しかし、酒さは、、首、背中または頭皮を含む身体の他の部分にも起こりうる。皮膚近傍の血管が拡張し、そこでより明らかになりつづけ、毛細血管拡張症を引き起こす。結果として生じる丘疹および膿疱は、10代のにきびと似ており、それと間違われることが多い。にきびと異なり、酒さは毛穴の黒ずみまたは毛穴の皮脂を持たない。酒さは、しかしながら、全年齢群において起こり得、その傾向は女性ではより高頻度であるが、男性ではより重篤である。酒さによって顔の顔面紅潮および赤面の領域が影響を受ける。不安、困惑またはストレスのような感情的要素が、酒さを引き起こし、または増悪しうる。加えて、再発環境変化または気候変化によって引き起こされることがあり、UV曝露は酒さを増悪することが知られている。さらに、食事が酒さを増悪することも知られている。香辛料の入った料理アルコール飲料、熱い飲み物、および喫煙は、再発を引き起こすことが知られている。酒さは単なる麻酔合併症(aesthetic complication)ではない。酒さは、その進行を止めることがまれにしか実証されていない慢性疾患である。処置されなければ、この状態は悪化し、広がる。処置されていない酒さは、鼻瘤と呼ばれる、外観を損なうの状態を引き起こすことがあり、これは赤い団子鼻および炎症を起こしたによって特徴付けられる。重度の鼻瘤は外科手術、すなわち侵襲手技を要しうるが、これは時宜にかなった処置によって回避されうる。進行した酒さのもう1つの問題は、眼に関する。酒さを患う者は結膜炎、つまり眼の灼熱感およびゴロゴロ感を経験しうる。処置されなければ、これは酒さ性角膜炎などの重篤な合併症に至ることがあり、角膜を損傷し、視力を損なう可能性がある。

0068

火傷はある種の皮膚完全性の破壊を伴う。火傷は、この組織において樹立されうる最も痛みを伴うプロセスの一つに当たり、その回復および疼痛処置を補助するには協調的治療の樹立を必要とする。火傷はいくつかの要因により、中でも高温または低温への曝露、化学物質への曝露により、電気により、放射線および機械的摩擦への曝露により、引き起こされうる。火傷の重篤度およびそのリスクは、罹患組織の量および達した深さによって評価される。罹患組織の量は火傷体表面(BCS)の割合によって表される。この種の評価において、火傷は低度、中度、高度または重度の火傷に分けることができ、その火傷の領域は、それぞれ、15%のBCSよりも低い、15%から最大49%のBCS、50%から最大69%のBCSおよび70%超のBCSである。罹患域の範囲は、火傷した患者の年齢に応じたLund-Browderスキームによって決定され、これは、火傷の比率を考慮に入れる。罹患域の範囲を決定するために最も使われる別の法則は、ワレスの法則(Wallace Rule)または9の法則(Rule of Nines)として公知のものであり、前記のものよりも効率は悪いが、しかし、覚えやすく、緊急の事例において大変よく利用される技法である。この法則では、各上肢の場合9%、頭部の場合9%、各下肢の場合18%、各胴体顔の場合18%および生殖器の場合1%の、9に等しい値または9倍の値を罹患部に適用する。

0069

第一度、第二度および第三度としての分類は、火傷の深さに対応する。第一度の損傷は、最外層の皮膚(表皮)に影響を与える火傷に対応し、血液動態の変化を生じないが、しかし、罹患域は水膨れまたは小水疱なしで充血していると分かる。この種の損傷は、太陽光線または温水から生じる紅斑において観察することができる。第二度の損傷は、真皮の一部としての表皮に影響を及ぼすか、熱湯処理から生じるものまたは過熱した液体から生じる熱傷などの、水膨れまたは小水疱の形成によって主に特徴付けられる。第三度の損傷は皮膚層(表皮および真皮)の全体を危険にさらし、多くの場合、皮下細胞組織、筋肉組織および骨組織などの、他の組織に影響を及ぼしうる。第三度の火傷は全ての熱傷のなかで最も重篤と考えられ、変形性の損傷を生じる。これは、より深い場合、痛みの情報の発射に関与する神経終末を消失させる。自然回復プロセスのために必要な構造および細胞小器官が消失しているので、この種の火傷は、破壊された組織の再構成のための移植を要する。火傷は皮膚に関わる創傷であるので、損傷した組織の再生および再構成に関する上記の複合プロセスを発生する。関与領域が大きいほど、罹患域の再上皮化の速度または程度は低下し、損傷が10%または15%超の体表面を覆い始める場合、回復期間は著しく増大する。

0070

火傷外傷の直後に炎症プロセスが起こり、さまざまな作用物質が送達され、創傷表面で活性化された血小板および線維素の沈着を生じる。有機物質に富むマトリックスが生み出され、外傷に付随しうる敗血症により症例をしばしば悪化させる細菌および他の外来物質を、包囲することができる。この炎症プロセスの間に、大量の滲出液が火傷域から生じ、患者を激しい液体喪失に至らせ、これは、火傷の範囲および深さに依っては重篤な脱水例を引き起こしうる。炎症プロセスは隣接組織にまで及び、当初は無傷であったこれらの組織の機能を危うくする要因になる。

0071

広く深い火傷は、解剖学的変化、代謝的変化、生理学的変化内分泌学的変化および免疫変化のような、罹患した局所をはるかに超えて広がった変化を引き起こし、特別な看護を要する。顕著な体液喪失、多数の炎症性メディエータの送達および細菌による汚染が起こる。細菌および炎症性メディエータは、血液循環を通じて中心的器官に広められると、心臓の危急胃腸粘膜完全性の破綻、および極端な場合には多器官不全を引き起こしうる。

0072

重度の熱傷の後に起こる血液動態の変化は、心拍出量の減少および循環血漿の体積の低減を含み、全て血液量減少性ショックの一因となる。炎症性メディエータ(サイトカイン、プロスタグランジン、酸化窒素およびスーパーオキシドイオンを含む)は、さらなる損傷を組織に与えるのに関与するとされている。局所的な利益にもかかわらず、そのようなメディエータは、顕著に高いレベルに達した場合に望ましくない効果を誘導するものと考えられる。一例として、組織へのさらに大きな損傷は、マクロファージおよび活性化白血球タンパク質分解酵素およびスーパーオキシドイオンの送達によって引き起こされうる。

0073

このように、火傷は、危機にさらされた組織だけに限定されず、影響されうる多数の器官を伴う、一連の天然器官の機構を不安定にする皮膚状態である。さらに、大きな熱傷は基礎代謝率急増に誘導する。火傷した患者において観察される、身体の大量の窒素の喪失は、火傷した皮膚を通じたタンパク質滲出によって、およびまた、そのような異化ストレス状況の下で、身体タンパク質が、生物が必要とする総エネルギーの15〜20%の生成に用いられる代謝基質になりうるという事実によって、主に起こる。これらの異常に付け加えて、ホルモンレベルは、正常のまたはわずかに高いレベルのインスリンの存在下で、カテコールアミン(cathecolamines)、コルチゾールおよびグルカゴンの増加とともに変化する。これらのホルモンの変化は、タンパク質分解および脂肪分解の増加を促進する。したがって、全体の複合プロセスは不均衡によって特徴付けられる。火傷した哺乳類の皮膚の素早い回復は、その正常な器官機能の回復に最も重要である。

0074

他の皮膚状態は乾燥した/ひび割れた皮膚を含むことができる。したがって、本明細書において開示される方法は、環境状態の影響に対して皮膚を処置または改善するのに有用である。

0075

本明細書において用いられる場合、「糖尿病と関連する状態」は、肥満、高血圧症、高脂血症、脂肪肝疾患、腎症、神経障害、腎不全、網膜症、糖尿病性潰瘍、白内障、インスリン抵抗症候群および悪液質を含む。本明細書に記載されるMDSS組成物で処置または改善するのに特に適している糖尿病性疾患および状態は、潰瘍である。

0076

本明細書において用いられる場合、「心血管機能障害」は冠動脈性心疾患、脳血管疾患、高血圧症、末梢動脈疾患、閉塞性動脈疾患、狭心症、リウマチ性心疾患、先天性心疾患、心臓麻痺、心不全、動悸、上室性頻拍症、細動、失神型めまい、動揺性めまい、疲労、片頭痛、高レベルの血中総コレステロールおよび/もしくはLDLコレステロール、低レベルのHDLコレステロール、高レベルのリポタンパク質、心炎および心内膜炎のような心臓感染症、糖尿病性潰瘍、血栓性静脈炎、レイノー病、跛行および壊疽のような状態および疾患を含む。本明細書に記載されるMDSS組成物で処置または改善するのに特に適した疾患および状態は、末梢動脈疾患およびアテローム性動脈硬化症である。

0077

本明細書において用いられる場合、「がん」という用語は、無秩序細胞成長/増殖によって典型的には特徴付けられる、哺乳類における生理学的状態を指す。がんの例としては、癌腫リンパ腫芽細胞腫肉腫および白血病が挙げられるが、これらに限定されることはない。そのようながんのさらに具体的な例としては、副腎皮質癌;膀胱癌;骨肉腫;脳腫瘍;乳癌;腹膜癌;子宮頸癌;結腸癌;結腸直腸癌;子宮内膜癌または子宮癌;食道癌; 眼の癌;胆嚢癌;消化管癌;膠芽細胞腫; さまざまな種類の頭頸部癌;肝癌;肝細胞癌;腎臓癌;喉頭癌;肝臓癌; 例えば、肺腺癌小細胞肺癌、肺扁平上皮癌非小細胞肺癌のような、肺癌;黒色腫および非黒色腫皮膚癌; 例えば、真性赤血球増加症本態性血小板血症、慢性特発性骨髄線維症骨髄化生を伴う骨髄線維症、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病、慢性好酸球性白血病好酸球増加症候群、全身性肥満細胞疾患、非定型慢性骨髄性白血病または若年性骨髄単球性白血病のような、骨髄増殖性疾患;卵巣癌;膵臓癌;良性前立腺過形成を含む、前立腺癌;直腸癌;唾液腺癌; 扁平上皮癌;精巣癌;甲状腺癌; ならびに外陰部癌が挙げられる。上記のがんの1つに対する一次治療の補助としてのMDSS組成物の使用も企図される。がんは、がんの症状またはがんの二次的状態を処置または改善することにより処置または改善することができる。

0078

本明細書において用いられる場合、「抗感染性」という用語は、抗ウイルス活性もしくは抗生物質活性または任意の生物静力学(biostatic)活性、すなわち、標的種の増殖が低下または消失すること、および、標的種が死滅化する真の殺菌活性を含む。さらに、「微生物」または「抗菌」という用語は、細菌および真菌、ならびにかび白かびおよび藻類のような他の単細胞生物を具体的に包含するものと解釈されるべきである。この態様において、組成物は抗生物質をさらに含むことが好ましい。抗生物質は、グラム陰性生物およびグラム陽性生物を含む、細菌に対して有効な抗生物質であることができる。抗生物質には、テトラサイクリンオキシテトラサイクリンメタサイクリンドキシサイクリンミノサイクリン、エリスロマイシン、リンコマイシンペニシリンGクリンダマイシンカナマイシンクロラムフェニコールフラジオマイシンストレプトマイシンノルフロキサシンシプロフロキサシンオフロキサシン、グレパフロキサシン、レボフロキサシンスパルフロキサシンアンピシリンカルベニシリンメチシリンセファロスポリンバンコマイシンバシトラシン、ゲンタマイシン、フシジン酸、シプロフロキシンおよび他のキノロン、エリスロマイシン、ゲンタマイシン、スルホンアミドトリメトプリムダプソンイソニアジドテイコプラニン、アボパルシンシナシッド、バージニアマイシンピペラシリンチカルシリンセフェピムセフピロムリファンピシンピラジナミドエンロフロキサシンアミカシンネチルマイシンイミペネムメロペネム、イネゾリドセフロキシムセフトリアキソンセファドロキシルセファゾリンセフタジジムセフォタキシムロキシスロマイシンセファクロルセファレキシンセフォキシチンアモキシシリンコアモキシクラブムピロシンクロキサシリン、コトリモキサゾール、薬学的に許容されるそれらの塩、それらの誘導体、ならびにそれらの組み合わせが含まれる。特に好ましい薬剤はエリスロマイシンおよびゲンタマイシンである。MDSS組成物はあるいは、または加えて、1つまたは複数の抗ウイルス剤防腐剤または抗菌剤を含みうる。

0079

本明細書において用いられる場合、「金属中毒」という用語は、対象における特定の金属の過剰な蓄積を指す。金属中毒の症状は周知であり、特定の金属および対象に依って異なる。対象は無症状であるにも関わらず金属中毒を患っている場合がある。

0080

「運動行動」とは、行為者、例えば運動競技者がランニング水泳ゴルフボウリングアーチェリーフットボール野球バスケットボールサッカーハイキングサイクリングダンスなどのような身体活動を発揮する、任意の専門的または娯楽的活動を指す。「認知行動」とは、行為者が精神的活動を発揮する任意の活動を指し、受験焦点合わせ(focusing)、集中、記憶、勉強などを含みうる。「注意」の一般的状態とは、所与の課題または作業に焦点を合わせまたは集中する行動を指す。よって注意は、疲労、精神疲労、または、運転、遊び機器の操作、操縦演説監視警察または警備仕事セミナーおよび授業への参加、労働などの際における認知行動の低下を食い止める能力と見なすことができる。本明細書に記載される磁気双極子安定化溶液の組成物は、長時間のスポーツ活動の好ましくは前に、しかしまたその最中に、活力上昇が望まれる任意の時点で、または活力レベルの維持が望まれるときに、投与することができる。

0081

本明細書において用いられる場合、「栄養補給」という用語は、栄養素を含みうる有益な成分を提供する組成物を意味するように意図される。有益な成分は、哺乳類の食事に関する必要性を満たすための別個の主栄養源とともに働くことが意図される。

0082

本明細書において用いられる場合、「特別食の必要性」という用語は、制限食を摂る任意の哺乳類を指す。制限食とは、アレルギーのためだけではなく、非制限食により哺乳類が食物媒介性の状態を発症させる可能性が高いために、制限されうるものである。例えば、いくつかの胃腸状態の病因は、ある種の哺乳類でのある種の食物に対する反応によって引き起こされる。吐き気がある対象もまた、健康的な栄養摂取を維持するために特別食を摂る可能性が高い。この例はがん化学療法患者またはAIDS患者である。これらの個体は、食欲を維持することが困難であり、または悪液質を患っている可能性がある。小児はさまざまな理由で食欲がないことが多く、したがって食事の必要性を満たすために特別食を要することもある。長時間にわたって無意識の個体、例えば昏睡状態の患者は、栄養摂取を維持するために特別な栄養補給液を要するであろう。本明細書に記載される磁気双極子安定化溶液は、これらのような状況において食事の必要性を維持するのを助けるのに有用な補助剤でありうる。

0083

本明細書において用いられる場合、「行動を向上させる」という用語は、行動の任意の改善を意味するように意図される。行動は任意の方法で評価することができる。ある種の向上は容易に測定される。例えば、記録会(timed-event)では、タイムの改善により行動の向上を評価することができる。運動競技者もしくは行為者または観察者は、ある種の行動向上特性を主観的に判断することができる。これらの場合、行動の向上は、行動が改善されている、強められている、より素早くなっている、より良好になっているなどと主観的に感知されたことを意味する。本明細書に記載される組成物は、カフェイン、または運動競技での使用を禁じられた他の物質、または吐き気もしくは他の状態のために哺乳類が摂取に耐えられない物質のような、従来の刺激性作用物質副作用なく、行動を向上させるのに有効である。行動は運動行動、認知行動または一般的な注意状態であることができる。

0084

したがって、1つの態様において、本発明は、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症もしくは金属中毒を処置もしくは改善する方法、またはそれを必要とする対象において金属の量を低減する方法、またはそれを必要とする対象からの金属排泄を増大させる方法、または対象の行動を向上させる方法、またはそれを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、磁気双極子安定化溶液の組成物を注射によって対象に投与する段階を含む、前記方法に向けられる。本発明の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2-ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、および電気活性化水を含む。好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は、約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム、約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O、約100 mg〜約500 mgの2ジメチルアミノエタノールHCl、約1 mg〜約100 mgのチアミン、約1 mg〜約100 mgのリボフラビン、約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド、約1 mg〜約100 mgのピリドキシン、約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム、約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン、および電気活性化水を含む。本発明の別の好ましい局面において、磁気双極子安定化溶液は葉酸および/または抗生物質をさらに含む。本発明の1つの局面において、皮膚状態の処置または改善は、処置または改善されるべき皮膚領域を該溶液と接触させる段階を含む。本発明の異なる局面において、がんの処置または予防のために用いられる磁気双極子安定化溶液は、ビタミンK2をさらに含む。

0085

別の態様において、本発明は、感染症である皮膚状態を処置または改善する方法であって、磁気双極子安定化溶液を注射によって対象に投与する段階を含み、該感染症が処置または改善される、前記方法に向けられる。この関連で、この方法は抗感染性の処置であるということができる。好ましい態様において、磁気双極子安定化溶液は電気活性化水を含む。注射用の磁気双極子安定化溶液は、好ましくは、負電位または中性電位を有する。

0086

別の態様において、本開示は、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症もしくは金属中毒を処置もしくは改善する方法、またはそれを必要とする対象において金属の量を低減する方法、またはそれを必要とする対象からの金属排泄を増大させる方法、または対象の行動を向上させる方法、またはそれを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、それを必要とする対象にアスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、リポ酸および電気活性化水を含む磁気双極子安定化溶液の組成物を注射によって投与する段階を含む、前記方法に向けられる。溶液は葉酸および/または抗生物質をさらに含んでもよい。

0087

別の態様において、本発明は、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症もしくは金属中毒を処置もしくは改善する方法、またはそれを必要とする対象において金属の量を低減する方法、またはそれを必要とする対象からの金属排泄を増大させる方法、または対象の行動を向上させる方法、またはそれを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、それを必要とする対象にアスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、リポ酸、葉酸および電気活性化水を含む磁気双極子安定化溶液の組成物を注射によって投与する段階を含む、前記方法に向けられる。溶液は抗生物質をさらに含んでもよい。

0088

別の態様において、本発明は、それを必要とする対象において皮膚状態、糖尿病と関連する状態、心血管機能障害と関連する状態、がん、感染症もしくは金属中毒を処置もしくは改善する方法、またはそれを必要とする対象において金属の量を低減する方法、またはそれを必要とする対象からの金属排泄を増大させる方法、または対象の行動を向上させる方法またはそれを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、それを必要とする対象にアスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、リポ酸、葉酸、1つまたは複数の抗生物質および電気活性化水を含む磁気双極子安定化溶液の組成物を注射によって投与する段階を含む、前記方法に向けられる。

0089

別の態様において、本主題は、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、シアノバラミン、および電気活性化水を含む、疾患を処置または改善するための組成物に向けられる。組成物はリポ酸、葉酸および/または1つもしくは複数の抗生物質をさらに含んでもよい。

0090

好ましくは、アスコルビン酸ナトリウムは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gのアスコルビン酸と等しい量で存在する。好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.24 g〜約0.9 gである。

0091

好ましくは、塩化マグネシウムは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gの量で存在する。好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.5 g〜約0.8 gである。

0092

好ましくは、ジメチルアミノエタノールHClは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.2 g〜約0.87 gである。

0093

好ましくは、チアミンは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.12 g〜約0.15 gである。

0094

好ましくは、リボフラビンは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.001 g〜約1.0 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.01 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.01 g〜約0.02 gである。

0095

好ましくは、ニコチンアミドは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.10 g〜約0.15 gである。

0096

好ましくは、ピリドキシンは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 g〜約10 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.55 g〜約0.65 gである。

0097

好ましくは、パントテン酸カルシウムは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.001 g〜約1.0 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.01 g〜約1.0 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約0.03 g〜約0.04 gである。

0098

好ましくは、シアノバラミンは、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.1 g〜約10 gの量で存在する。より好ましくは、その量は1用量あたり約1 g〜約5 gである。さらにより好ましくは、その量は1用量あたり約1.8 g〜約2.25 gである。

0099

好ましくは、ビタミンK2は、1用量あたり約1 mg、約5 mg、約20 mg、約50 mg、約75 mgおよび約100 mgを含めて、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.01 mg〜125 mgの量で存在する。

0100

リポ酸、その塩またはそれらの混合物が存在する場合、リポ酸の量は、好ましくは、約10 mg〜約500 mgである。約100 mg〜約400 mgの量も好ましい。より好ましくは、その量は約250 mg〜約350 mgである。最も好ましくは、その量は約250 mgである。ホスファチジルコリンのような乳化剤を含むがこれに限定されない溶解度調整剤を必要に応じて用い、リポ酸を所望の量で配合することができる。

0101

葉酸、その塩またはそれらの混合物が存在する場合、葉酸の量は、好ましくは、1用量あたり約0.01 g、約0.1 g、約1 gおよび約5 gを含めて、1用量あたり(好ましくは10 mlの用量中)約0.001 g〜約10 gである。好ましくは、その量は1用量あたり約0.1 g〜約1.0 gである。より好ましくは、その量は1用量あたり約0.2 g〜約0.5 gである。溶解度調整剤を必要に応じて用い、リポ酸を所望の量で配合することができる。

0102

抗生物質剤、抗ウイルス剤、抗菌剤または防腐剤の1つまたは複数をMDSSと組み合わせて、溶液を形成させることができ、あるいはこれらの薬剤をMDSSと組み合わせて、組成物を形成させることができる。企図される薬剤は、アモキシシリン、レボフロキサシン、ガチフロキサシン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、フルコナゾールイトラコナゾールおよびポサコナゾールを含むがこれらに限定されない、当技術分野において公知であるものである。これらの薬剤の有効量も公知である。具体的には、MDSSの組成物および溶液はMDSS 1用量あたり約500 mgのエリスロマイシンおよび/またはMDSS 1用量あたり約30 mgのゲンタマイシンを含む。

0103

異なる態様において、本発明は、それを必要とする対象において金属の量を低減する方法、金属の排泄を増大させる方法または金属中毒を処置もしくは改善する方法に向けられる。1つの局面において、金属は重金属である。別の局面において、金属は、カルシウム、鉛、ウラン、プルトニウム、ヒ素、モリブデン、および水銀からなる群より選択される。別の局面において、金属は、+1、+2または+3の酸化状態を有する。別の局面において、金属は遷移状態または遷移後状態の金属である。別の局面において、金属は二価陽イオンである。好ましくは、金属は、Fe+3、HG+2、Cu+2、Al+3、Pb+2、Co+2、Cd+2およびMn+2からなる群より選択される。1つの局面において、金属中毒は急性である。異なる局面において、金属中毒は慢性である。好ましい態様において、キレート化のためのMDSSの溶液はグリシンを含む。グリシンは二価陽イオンと複合体形成し、金属隔離および/または減少効果を増強しうる。

0104

別の態様において、本発明は、哺乳類からの1種または複数種の毒素の排泄を増大させる方法であって、磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって対象に投与する段階を含み、該1種または複数種の毒素の排泄が増大される、前記方法に向けられる。この態様において、毒素は電気活性化水にずっと溶けやすく、排泄によって身体から排除される。

0105

さらに別の態様において、本発明は、それを必要とする対象に栄養補給を提供する方法であって、磁気双極子安定化溶液の有効量を対象に投与する段階を含む、前記方法に向けられる。本発明による栄養補給を受ける対象は、健常対象であってよく、または栄養障害、悪液質、糖尿病、重症食物アレルギー、短腸症候群、嚢胞性線維症、膵臓病、胃腸炎、炎症性腸疾患、難治性下痢症、タンパク質消化不良症、壊死性腸炎、感染症、代謝亢進、外傷、好酸球性胃腸炎もしくは胃食道逆流からなる群より選択される疾病を患う対象であってよい。

0106

別の態様において、本発明は、磁気双極子安定化溶液がZn、Se、Cu、MnおよびFeからなる群より選択される1種または複数種の微量金属を含む方法に向けられる。好ましい態様において、磁気双極子安定化溶液は、約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム、約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O、約100 mg〜約500 mgの2ジメチルアミノエタノールHCl、約1 mg〜約100 mgのチアミン、約1 mg〜約100 mgのリボフラビン、約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド、約1 mg〜約100 mgのピリドキシン、約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム、約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン、約1 mg〜約20 mgのZn、約1 mg〜約100 mgのSe、約1 mg〜約1000 mgのCu、約0.01 mg〜約10 mgのMn、約1 mg〜約20 mgのFeを含む電気活性化水および電気活性化水である。より好ましい態様において、磁気双極子安定化溶液は、約395 mgのアスコルビン酸ナトリウム、約255 mgの塩化マグネシウム2 H2O、約200 mgの2-ジメチルアミノエタノールHCl、約36 mgのチアミン、約7.3 mgのリボフラビン、約100 mgのニコチンアミド、約18.2 mgのピリドキシン、約18.2 mgのパントテン酸カルシウム、約320 μgのシアノバラミン、約10 mgのZn、約45 mgのSe、約400 mgのCu、約0.3 mgのMn、約8 mgのFe、および電気活性化水を含む。

0107

本発明の1つの局面において、栄養補給を受ける対象は特別食の必要性を有する。本方法は、それを必要とする対象に、本明細書に記載される磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって投与する段階を含む。好ましくは、特別食の必要性とは、運動競技者、小児、肥満対象、がんに対する化学療法を受けている対象、栄養障害の対象、または昏睡状態にある対象に関連する。好ましい態様において、本発明の方法は体重減少の補助のためである。体重増加は、その基礎代謝機能、および個体が関与するさらなる活動のために身体が必要とするカロリーよりも多くのカロリーを摂取することによって引き起こされる。ヒトの身体は、これらの過剰なカロリーを体中の脂肪蓄積物(脂肪組織中の脂質)として貯蔵するが、エネルギー要求を満たすためにこれらの脂肪蓄積物を利用することは容易ではない。これらの貯蔵された脂質をエネルギー源として用いるためには、摂取されたカロリー数が、身体の総エネルギー消費(基礎代謝率+活動レベル)よりも少なくなければならない。低カロリー状態の下で身体は脂肪を燃料源として消費するが、貯蔵された脂肪のエネルギー利用への切替えは、瞬時ではない。身体は、既存の脂質貯蔵を保とうとするフィードバック機構を有する。それゆえ、カロリー摂取の最初の低下と脂質からエネルギーへの転換との合間において、身体はエネルギー源として除脂肪体重を消費する。肝臓のグルコース新生では、筋肉からのアミノ酸を用いてグルコースを生成し、これを身体はその好ましいエネルギー源として用いる。こうして身体は、この転換期の間、一部の筋肉組織をそのエネルギー源として消費する。カロリー摂取の低下は通常、食物への望を誘導し、これは、体重減少レジメン順守を低下させる。これらの渇望は、心理学的機構および生理学的機構の両方により引き起こされる。例えば、摂取された糖質は、消化管から血流へ吸収されて、血中グルコースレベルを向上させる。血中グルコースの増加に反応して、膵臓はインスリンを放出し、グルコースがエネルギー源として利用される体内細胞へのグルコースの輸送を助ける。しかし、放出されるインスリンの量が、存在するグルコースの量よりも多い場合(これは過体重の個体においてよく見られる)、身体は次に、血流中のインスリンの量に拮抗させるためにより多くの糖質を摂取するよう脳へシグナル伝達することにより反応する。インスリンに誘導された糖質へのこの渇望は、カロリー制限時には非常によく見られる。本明細書に記載されるMDSSの溶液は、カロリー摂取低下と関連する症状を処置または改善することができる。

0108

さらに別の態様において、本発明は、閉経期に関連する症状を処置または改善する方法に向けられる。閉経期とは、正常な排卵周期が停止し、正常な月経休止した後の期間のことである。エストラジオール(E2)産生の減少は、卵巣がE2製造を停止するため更年期に付随する。このE2産生の減少は、体内のホルモンバランスの変化を生じ、しばしば閉経期に関連する種々の症状を引き起こす。閉経前期または更年期としても知られる閉経周辺期は閉経期前の期間であり、この期間に、正常な排卵サイクルから次第に月経停止へと向かう。排卵サイクルが長くなりかつより不規則になるため、E2のレベルは初期には向上しても、最終的には閉経期の開始とともに低下する。閉経期症状はしばしばE2レベルの低下に付随する。閉経周辺期、閉経期および閉経後の症状には、血管運動不安定性によって二次的に派生する顔面紅潮や発汗などの物理的な症状が含まれる。さらに、疲労、短気、不眠集中力の低下、抑うつ、記憶喪失、頭痛、不安および神経過敏などの心理的および感情的な症状が、更年期の開始に付随する場合がある。さらなる症状としては、吐き気、便秘下痢関節痛筋肉痛、手足の冷えおよび体重増加、ならびに間欠性めまい、錯感覚、動悸および頻拍症を挙げることができる。加えて、生殖器系への変化、尿失禁膣乾燥骨盤筋緊張損失循環器疾患リスク増加および骨粗鬆症が、閉経期の開始とともに増加する。顔面紅潮は、多くの閉経周辺期、閉経期および閉経後の女性にとって一般的であり、かつ厄介である。何十年間にもわたり、エストロゲンによるホルモン補充療法が顔面紅潮の標準処置であったが、多くの女性が、潜在的な副作用、特に乳癌への不安から、ホルモン療法(HT)を断念してきた。本明細書に記載されるMDSS組成物は、上記の症状の1つまたは複数を処置または改善するうえで有用である。1つの態様において、本方法は、それを必要とする女性対象に、本明細書に記載される磁気双極子安定化溶液の有効量を注射によって投与する段階を含む。

0109

別の態様において、本発明は、ヘパリン、ビタミン、塩、酸、リポ酸、葉酸、抗生物質およびビタマー、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数を含む溶液を含有する第1のバイアル;磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアル; ならびに任意で使用説明書を含む、キットに向けられる。好ましくは、第1のバイアルは、ビタミン、塩、酸およびビタマー、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される1つまたは複数を含有する。好ましくは、この態様の1つの局面において、キットに含有される磁気双極子安定化溶液は電気活性化水である。別の局面において、第1のバイアルは、好ましくは、リポ酸を含み、リポ酸の量は、好ましくは、約10 mg〜約500 mgである。好ましくは、リポ酸の量は約100 mg〜約400 mgである。より好ましくは、リポ酸の量は約250 mg〜約350 mgである。最も好ましくは、リポ酸の量は約250 mgである。必要に応じて溶解度調整剤を使用し、リポ酸を含む成分を、所望の量で配合することができる。

0110

好ましい態様において、キットは、アスコルビン酸ナトリウム、塩化マグネシウム2 H2O、2ジメチルアミノエタノールHCl、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、ピリドキシン、パントテン酸カルシウムおよびシアノバラミンを含む第1のバイアルを含有する。任意で、第1のバイアルは葉酸、リポ酸および/または抗生物質、例えばエリスロマイシンまたはゲンタマイシンを含有してもよい。

0111

別の態様において、本主題は、約100 mg〜約500 mgのアスコルビン酸ナトリウム、約100 mg〜約500 mgの塩化マグネシウム2 H2O、約100 mg〜約500 mgの2ジメチルアミノエタノールHCl、約1 mg〜約100 mgのチアミン、約1 mg〜約100 mgのリボフラビン、約1 mg〜約300 mgのニコチンアミド、約1 mg〜約100 mgのピリドキシン、約1 mg〜約100 mgのパントテン酸カルシウム、約100 μg〜約500 μgのシアノバラミン、約1 mg〜約20 mgのZn、約1 mg〜約100 mgのSe、約1 mg〜約1000 mgのCu、約0.01 mg〜約10 mgのMnおよび約1 mg〜約20 mgのFeを含む溶液を含有する第1のバイアル、ならびに磁気双極子安定化溶液を含有する第2のバイアル; ならびに任意で使用説明書を含む、キットに向けられる。好ましい態様において、磁気双極子安定化溶液は電気活性化水である。好ましくは、磁気双極子安定化溶液は電気活性化水を含む。

0112

電気活性化水は、例えば、参照により本明細書に組み入れられる、Van Kalkenら、国際特許出願番号PCT/US2011/020691、Davisら、米国特許第7,374,645号および/またはDalyら、米国特許第7,691,249号に開示されている方法、装置およびシステムを用いて調製することができる。電気活性化水のORPは中性陽極液のそれであり、これは、好ましくは+100mV超の、正のORPを有する。+200 mV超、+300 mV超、+400 mV、+500 mV超、+600 mV、+700 mV超、+800 mV、+900 mV超および+1000 mVの値も好ましい。しかしながら、注射用の磁気双極子安定化溶液は、さらなる成分が組み合わされると、例えば、ビタミンがキット中のバイアルの内容物に組み合わされると、負性または中性の電位を有することが好ましい。この局面の好ましい態様において、負電位は約-990 mV未満である。好ましい態様において、電位は約-990 mV〜約-0.0001 mVである。より好ましくは、電位は約-150 mV〜約-5 mVである。約-120 mV〜約-20 mVの電位も、より好ましい。最も好ましくは、電位は約-70 mVである。

0113

1つの態様において、MDSS組成物は2-(ジエチルアミノ)-N-(2,6-ジメチルフェニル)アセトアミドまたはその誘導体を含む。理論によって束縛されるわけではないが、MDSSはインサイチューで有効成分を加水分解でき、それによって、チャネル封鎖、シクロオキシゲナーゼ活性および酵素誘導に及ぼすその効果を増強しうる。より具体的には、2-(ジエチルアミノ)-N-(2,6-ジメチルフェニル)アセトアミドがMDSS溶液に存在する場合、これはインサイチューで加水分解されて、式(I)の類似体を形成しうる:

式中、R1がアルキルカルボキサミドまたはアミノカルバミル部分であり; かつR2がメチルエチルメトキシまたはカルボニル部分である。薬学的組成物は、2.5%〜3.5%の有効成分を含んでもよく、約2.5〜約3.5のpHを有してもよい。

0114

1つの態様において、インサイチューで薬学的組成物を活性化するための方法であって、該薬学的組成物が、2-(ジエチルアミノ)-N-(2,6-ジメチルフェニル)アセトアミドおよびその類似体、それらの薬学的に許容される塩、代謝産物およびエステルからなる群より選択される有効成分; ならびに抗菌性を有する磁気双極子安定化溶液の形態での担体を含み; その投与の前に該薬学的組成物に二酸化炭素源が提供される、前記方法が提供される。二酸化炭素源は炭酸水素ナトリウムであってよい。二酸化炭素源の導入は有効成分のイオン化部分の活性を増強し、それによって薬学的組成物の有効性を増大するものと認識される。

0115

磁気双極子安定化溶液は、他の成分をさらに含むことができる。具体的には、磁気双極子安定化溶液は電気活性化水を含むことが好ましく、ビタミン、塩、酸、アミノ酸またはその塩、ビタマー、ジメチルアミノエタノール、麻酔薬、安定化酸化種、ヘパリンおよびリポ酸、ならびにそれらの混合物からなる群より独立的に選択される1つまたは複数をさらに含む。したがって、いくつかの態様において、薬学的組成物は酵素の補因子として適した栄養素、素早い細胞エネルギー生成に適したビタミン、pH調整剤および緩衝成分をさらに含んでもよい。栄養素は、アミノ酸、糖質および脂質、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択されうる。いくつかの態様において、栄養素とMDSSとの組み合わせは、有効成分の相乗増強効果をもたらすことができる。より具体的には、栄養素はMDSSにより電気活性化され、その細胞膜前後での送達が向上する。

0116

単糖類もしくは複合糖類または環状オリゴ糖のような糖質は、MDSS組成物の成分であることができる。好ましくは、糖質はフルクトースまたはシクロデキストリン、例えばβシクロデキストリンまたはヒドロキシプロピルシクロデキストリンである。存在する場合、シクロデキストリンは約0.001 mg〜約10 mgの量である。好ましくは、その量は約0.05 mg〜約1.0 mgである。最も好ましくは、その量は約0.01 mg〜約0.5 mgである。

0117

MDSSの溶液の成分であることができる他の化合物および分子は、無機質ともいわれる、分子である。身体によって比較的多量に必要とされるものは、ナトリウムカリウム塩素、カルシウム、リンおよびマグネシウムである。より少量で必要とされるものは「微量」無機質であり、セレン、鉄、亜鉛、マンガン、モリブデン、クロム、フッ化物ヨウ素、銅などを含む。

0118

MDSS組成物の別の成分は、1つまたは複数のアミノ酸またはその塩もしくはエステルであることができる。好ましくは、アミノ酸は、グリシン、アラニンアルギニングルタミン酸およびチロシンならびにその塩またはエステルからなる群より選択される。

0119

好ましい成分はリポ酸である。リポ酸はラセミ混合物であってもよく、またはそのRおよびS鏡像異性体へ分離されてもよい。リポ酸のR鏡像異性体型が天然型であるので、好ましい。これは以下の構造を有する。

0120

リン酸およびその塩または酢酸およびその塩からなる群より選択される緩衝成分、ならびにコハク酸硫酸塩酸水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよびエタノールアミン化合物からなる群より選択されるpH調整剤が組成物に含まれてもよい。

0121

組成物中にあってもよい酸化種は、H2O、O2、H2O2、Cl2O、H3O、O3およびClO2からなる群より選択される。

0122

有効量は、症状または基礎疾患の改善を対象にもたらすために必要とされる量である。脱毛症およびにきびの場合など、多くの状態は改善を判断するための主観的指標を持ちうる。それゆえ、有効量は、対象によってまたは供給者によって判断される改善をもたらす量である。状態のなかには臨床的指標を持つものもある。これらの場合、有効量は、臨床的評価によって判定される指標による改善をもたらす量である。これは、もちろん、処置される症状または状態の改善を判断する唯一の方法である。最後に、状態のなかには主観的および/または臨床的指標に基づく改善を持ちうるものもある。概説すると、MDSS組成物は、意図した結果を得るために有効な量で、例えば、最初の段階で特定の状態を処置、予防するために、または症状を改善するために有効な量で用いられる。MDSS組成物は、治療的に投与されて治療的有用性を得てもよく、または予防的に投与されて予防的有用性を得てもよい。予防的有用性とは、たとえ患者が基礎疾患を患い続けているとしても、気分または状態の改善が患者により報告されるような、処置される基礎疾患の根絶もしくは改善、および/または基礎疾患に関連する症状の1つもしくは複数の根絶もしくは改善を意味する。例えば、皮膚状態を患う患者へのMDSS組成物の投与は、根本的な皮膚状態が根絶または改善される場合にだけでなく、皮膚状態に関連する症状の重篤度または持続期間の低減が患者から報告される場合にも治療的有用性をもたらす。治療的有用性にはまた、改善が実感されるかどうかに関係なく、疾患の進行の停止または緩徐化も含まれる。

0123

本発明の組成物の治療的有効量は一般に、約0.001 ml/kg〜約1.0 ml/kg (活性溶液の重量/哺乳類の体重)の投与を意味する。好ましくは、その量は約0.01 ml/kg〜約1.0 ml/kgである。しかしながら、有効量は哺乳類によって異なることがあり、投与の容量および頻度を変化させることによって当業者により容易に調整されうる。投与される組成物の量は、例えば、処置されている特定の適応症、投与の方法、望ましい有用性が予防的であるか治療的であるか、処置されている適応症の重篤度および患者の年齢と体重、特定の組成物の生物学的利用能などを含む、種々の要因に依存すると考えられる。有効な投与量の判定は、本明細書において開示される一般的および具体的な例と相まって、十分に当業者の能力の範囲内である。予防的に用いられる場合、同じ投薬原理および指針が当てはまる。投与は1回の注入で行われてもよいが、より好ましくは、数週間または数ヶ月間続けて、1週間につき1〜5回の注入にわたり送達される。

0124

本発明の方法の実践では、対象に、MDSS組成物の治療的有効量を任意の適切な全身製剤または局所製剤の中で、投与量を送達するのに有効な量で投与する段階を含む。本処置方法の実践または本方法の使用に際しては、MDSS組成物の治療的有効量が哺乳類に単独でまたは他の治療法との組み合わせで投与される。全ての態様における好ましい組み合わせには、別個のビタミン服用と組み合わせて磁気双極子安定化溶液を投与する方法が含まれる。本明細書において用いられる場合、「服用」という用語は、単回投与としてのまたは毎日もしくは毎週の投薬としての、1種または複数種のビタミンの意図的な投与または摂取を意味する。これらの態様において、ビタミンは、望ましい量のビタミンを哺乳類に提供するためにいかなる方法で投与または摂取されてもよい。これらの態様において、MDSS組成物それ自体がビタミンを含んでもまたは含まなくてもよい。言い換えれば、本方法はビタミンと組み合わせたMDSS組成物の投与を含み、ここでビタミンはMDSS組成物の投与と同時にまたは異なる時点で別個の組成物として投与または摂取されることが企図される。MDSSの投与とビタミンの投与または摂取の間の期間は、1日、1週間、またはそれ以上であることができる。本明細書に記載されるMDSS療法は、好ましくは、数週間にわたる投与で提供される。したがって、本明細書に記載される方法においてその期間内での任意のビタミン服用が企図される。より好ましい期間はビタミン投与または摂取からおよそ1週間以内のMDSS投与である。より好ましくは、MDSSの投与はビタミン投与または摂取からおよそ1日以内である。好ましくは、ビタミン服用は1回限りの投与または毎日もしくは毎週の投与として経口的に摂取されるビタミン補填剤または総合ビタミン剤を含む。本明細書において開示されたビタミンの1種または複数種を開示された量で含む組成物または総合ビタミン剤を提供するビタミン投与計画が、特に好ましい。より具体的には、ビタミンは、A (2000〜25000 IU/投与)、B1 (10〜100 mg/投与)、B2 (1〜400 mg/投与)、B3 (10〜200 mg/投与)、B5 (25〜100 mg/投与)、B6 (1〜200 mg/投与)、B12 (0.4〜1500 μg/投与)、C (10〜2000 mg/投与)、D (200〜800 IU/投与)、E (6〜800 IU/投与)およびK (70〜500 μg/投与)からなる群より選択されるビタミンのファミリーならびにそれらのビタマーから選択される。抗酸化物質、β-カロテンピコリン酸クロムコエンザイムQ-10、共役リノール酸魚油、ヨウ素、L-アルギニン、レシチン、L-リジンルテイン、微量金属、大豆イソフラボングルコサミンコンドロイチンメラトニンセイヨウオトギリソウパントテン酸およびS-アデノシルメチオニンのような他の栄養補助食品を含む併用療法も企図される。繰り返すが、ビタミンについて上述したのと全く同じように、これらの栄養補助食品もMDSSとの組み合わせで投与されるが、同時にまたは同じ組成物中で投与される必要はない。

0125

MDSS組成物の治療的有効量の投与経路は静脈内または非経口投与経口投与、局所投与、経粘膜投与および経皮投与を含むが、これらに限定されることはない。静脈内または非経口投与、すなわち、注射または注入の場合、MDSS組成物は水、生理食塩水デキストロース溶液、フルクトース溶液、エタノール、または動物、植物もしくは合成由来の油などの、適切な薬学的希釈液および担体を含有してもよい。MDSS組成物は当技術分野において公知である通りの保存剤、および緩衝液を含有してもよい。治療的有効量が静脈内注射、皮膚注射または皮下注射によって投与される場合、溶液はpH、等張性、安定性などを調整するための成分を含有することができ、それらの全てが当技術分野における技術の範囲内である。静脈内注射、皮膚注射または皮下注射用のMDSS組成物は、ペプチドに加え、塩化ナトリウム注射液リンゲル注射液、デキストロース注射液、デキストロースおよび塩化ナトリウム注射液、乳酸加リンゲル注射液クエン酸緩衝液pH 5.5のような等張媒体、または当技術分野において公知である通りの他の担体、希釈液および添加物を含有するはずである。本明細書における他の箇所で十分に記載されるように、本発明の薬学的組成物は、安定剤、保存剤、緩衝液、抗酸化物質、または当業者に知られている他の添加物を含有してもよい。薬学的組成物は静脈内または非経口投与用に配合される。典型的には、静脈内または非経口投与用の組成物は、等張性水性緩衝液であってよい、適切な無菌溶媒、または薬学的に許容される有機溶媒を含む。本明細書における他の箇所で十分に記載されるように、必要ならば、組成物は可溶化剤を含むこともできる。静脈内または非経口投与用の組成物は、注射の部位での痛みを軽減するために局所麻酔薬を任意で含んでもよい。一般に、成分は別々に供給されてもよく、または、アンプルもしくは小袋のような密封容器内単位投与剤形としてともに混合されて供給されてもよい。注射または注入による投与用の薬学的組成物は、例えば、無菌の薬学的等級の水または生理食塩水を、例えば、含有する注入ボトル分注されることができる。薬学的組成物が注射によって投与される場合、投与の前に成分を混合できるように、注射用の滅菌水、生理食塩水、または薬学的に許容される有機溶媒のような他の溶媒のアンプルを提供することができる。

0126

本発明の薬学的組成物を用いた静脈内療法の期間は、処置または改善される状態ならびに各個々の哺乳類の状態および潜在的特異反応に依り、異なると考えられる。各注入の期間は約1分〜約1時間である。注入は24時間以内に繰り返すことができる。したがって、哺乳類は1日あたり約1回〜約5回の注入を受けることができる。好ましくは、1日あたりの注入数は1回または2回である。各注入の間の期間は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12時間またはそれ以上であることができる。あるいは、注入は、間に十分な期間を入れずに次々に与えられてもよい。1つの態様において、注入は約45分間続く。投与は患者における栄養素の相対的または絶対的欠損の重篤度に依って1週間に2〜3回繰り返されてもよい。臨床評価は状況を確立するために必要なこともあるが、病歴の見直し、症状の主観的見直し、ヒトの場合には哺乳類の主観的見解または任意の特定の欠損の見直しに限定されうる。

0127

全身製剤には注射、例えば、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射髄膜注射または腹腔内注射による投与のためにデザインされたものが含まれる。有用な注射用製剤には水性または油性媒体中の活性化合物の無菌懸濁液、溶液または乳濁液が含まれる。組成物は可溶化剤、配合剤、例えば懸濁化剤安定化剤および/または分散剤を含有することもできる。注射用製剤は、例えばアンプルまたは複数回投与容器中の、単位投与剤形で提示されてもよく、また追加の保存剤を含有してもよい。予防的投与の場合、化合物は、前述の状態または疾患の1つを発病するリスクがある患者に投与されてもよい。あるいは、予防的投与は、基礎疾患を患う患者または基礎疾患と正式に診断された患者における症状の発症を回避するために適用されてもよい。

0128

投与される化合物の量は、例えば、処置されている特定の適応症、投与の方法、望ましい有用性が予防的であるか治療的であるか、処置されている適応症の重篤度および患者の年齢と体重、特定の活性化合物の生物学的利用能などを含む、種々の要因に依存すると考えられる。有効な投与量の判定は、本明細書において開示される一般的および具体的な例と相まって、十分に当業者の能力の範囲内である。

0129

MDSS組成物の経口投与は、カプセルカプレット、溶液、懸濁液および/またはシロップを含むがこれらに限定されない投与剤形を用いて達成することができる。そのような投与剤形は、薬学的製剤の分野における当業者に知られ、かつ関連する文章、例えばRemington: The Science and Practice of Pharmacy (2000)、前記に記載されている従来の方法を用いて調製される。

0130

投与剤形はカプセルであってよく、その場合、活性薬剤を含有する組成物は液体の形態でカプセル化されてもよい。適切なカプセルは硬質または軟質のどちらであってもよく、一般にゼラチンデンプンまたはセルロース系材料から作られるが、ゼラチンカプセルが好ましい。ツーピース硬質ゼラチンカプセルは、好ましくは、例えば、ゼラチンバンドなどで密封される。例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (2000)、上記を参照されたく、これにはカプセル化医薬を調製するための材料および方法が記載されている。

0131

望ましい場合、遅延放出を与えるようにカプセルを被覆してもよい。遅延放出被覆を有する投与剤形は、標準的な被覆手順および設備を用いて製造されうる。そのような手順は当業者に知られており、関連する文章(例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (2000)、上記を参照のこと)に記載されている。概説すると、カプセルの調製後、被覆パンエアレススプレイ技術、流動床被覆設備などを用いて、遅延放出被覆組成物が塗布される。遅延放出被覆組成物は、重合体材料、例えば、酪酸フタル酸セルロース、フタル酸セルロース水素プロピオン酸フタル酸セルロース、酢酸フタル酸ポリビニル酢酸フタル酸セルロース、酢酸トリメリト酸セルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、コハク酸ジオキシプロピルメチルセルロースカルボキシメチルエチルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸メタクリル酸および/またはこれらのエステルから形成された重合体および共重合体を含む。

0132

徐放性投与剤形は、長時間にわたる薬物放出をもたらし、遅延放出されてもまたはされなくてもよい。概説すると、当業者によって認識されるとおり、徐放性投与剤形は、不溶性プラスチック親水性重合体または脂肪化合物のような徐々に生体内分解性(加水分解性)となる材料のマトリックス内に薬物を分散させることによって製剤化される。不溶性プラスチックマトリックスは、例えば、ポリ塩化ビニルまたはポリエチレンから構成されうる。徐放性被覆を提供するのに有用な親水性重合体またはマトリックスセルロース重合体は、非限定的に、以下を含む:ヒドロキシプロピルセルロースヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロース、酢酸トリメリト酸セルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルセルロース、ヘキサヒドロフタル酸セルロース、酢酸ヘキサヒドロフタル酸セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース重合体; 好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステルメタクリル酸アルキルエステルなどから形成された、アクリル酸重合体および共重合体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチルアクリル酸エチルメタクリル酸メチルおよび/またはメタクリル酸エチルの共重合体であり、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチルおよびメタクリル酸トリメチルアンモニオエチルクロライド三元重合体(Eudragit RSの商品名で販売されている)が好ましい);ポリビニルピロリドンポリ酢酸ビニルポリ酢酸フタル酸ビニル酢酸ビニルクロトン酸共重合体およびエチレン-酢酸ビニル共重合体のようなビニル重合体および共重合体;ゼイン; ならびにセラックアンモニア処理セラック、セラック-アセチルアルコールおよびセラックステアリン酸n-ブチル。徐放性マトリックス材料として用いるための脂肪化合物は、ワックス一般(例えば、カルナウバ蝋)およびトリステアリングリセリルを含むが、これらに限定されることはない。

0133

MDSS組成物の局所投与は、体表面への適用に適した任意の製剤を用いて達成することができ、例えば、軟膏クリームゲルローション、溶液、ペーストなどを含んでもよく、ならびに/あるいはリポソームミセルおよび/またはミクロスフェアを含有するように調製されてもよい。本明細書における好ましい局所製剤は軟膏、クリームおよびゲルである。

0134

軟膏は、薬学的製剤の分野において周知であるように、石油または他の石油誘導体に典型的に基づく半固形調製物である。当業者によって認識されるように、用いられる特定の軟膏基剤は、最適な薬物送達を提供する基剤であり、好ましくは、他の所望の特徴、例えば、皮膚軟化性なども提供する。他の担体または媒体と同様に、軟膏基剤は不活性、安定、非刺激性かつ非感作性でなければならない。Remington: The Science and Practice of Pharmacy (2000)、前記において説明されているように、軟膏基剤は油脂性基剤;乳化性基剤;乳剤性基剤; および水溶性基剤の4つのクラスに分類されうる。油脂性軟膏基剤は、例えば、植物油、動物から得られる脂肪、および石油から得られる半固体炭化水素を含む。吸収性軟膏基剤としても公知の乳化可能な軟膏基剤は、水をほとんど含まないかまたは全く含まず、例えば、ヒドロキシステアリン硫酸、無水ラノリンおよび親水性ワセリンを含む。乳剤性軟膏基剤は、油中水型(W/O)乳濁液または水中油型(O/W)乳濁液のいずれかであり、例えば、セチルアルコールモノステアリン酸グリセリル、ラノリンおよびステアリン酸を含む。好ましい水溶性軟膏基剤は、さまざまな分子量のポリエチレングリコールから調製される(例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (2002)、前記を参照のこと)。

0135

クリームは、同様に当技術分野において周知であるように、粘性の液体または水中油型もしくは油中水型のいずれかの、半固体の乳濁液である。クリーム基剤水洗可能であり、油相、乳化剤および水相を含有する。「内部」相とも呼ばれる油相は一般に、ワセリンおよび脂肪アルコール、例えばセチルアルコールまたはステアリルアルコールから構成される。水相は通常、必ずというわけではないが、体積が油相より大きく、一般的に湿潤剤を含有する。クリーム製剤中の乳化剤は一般に、非イオン性アニオン性カチオン性または両性界面活性剤である。

0136

薬学的製剤の分野における当業者によって認識されるように、ゲルは、半固体で懸濁型の系である。単相ゲルは、典型的には水性であるが好ましくはアルコールおよび任意で、油を含有してもよい担体液体全体に実質的に均一に分散された、有機高分子を含有する。好ましい「有機高分子」、すなわちゲル化剤は、架橋化アクリル酸重合体、例えば重合体の「カルボマー」ファミリー、例えば、Carbopol(登録商標)の商品名で商業的に入手できるカルボキシポリアルキレンである。ポリエチレンオキシドポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレン共重合体およびポリビニルアルコールのような親水性重合体;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびメチルセルロースのようなセルロース重合体;トラガカントおよびキサンタンゴムのようなゴム;アルギン酸ナトリウム; ならびにゼラチンも好ましい。均一なゲルを調製するために、アルコールまたはグリセリンのような分散剤を添加してもよく、あるいは粉砕機械的混合および/または撹拌によってゲル化剤を分散させてもよい。

0137

当業者に知られているさまざまな添加物が、局所製剤に含まれてもよい。例えば、溶解剤を用いてある種の活性薬剤を可溶化してもよい。皮膚または粘膜組織を通じた透過率が著しく低い薬物の場合、製剤に透過増強剤を含めることが望ましい場合がある; 適切な増強剤は本明細書における他の箇所に記載される通りである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ