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技術 トリガー式液体噴出器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 藤原宏太郎
出願日 2019年3月29日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-068394
公開日 2020年10月8日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-163333
状態 未査定
技術分野 容器の蓋 手動噴霧装置 往復動ポンプ(2)
主要キーワード 送出流路 蓄圧機構 流出入孔 閉塞筒 湾曲形 噴出形態 断面略正方形 逆止弁室
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

ノズル開状態にした際に液体噴出を生じ得る容器内圧の上昇を使用者に知らせることができるトリガー式液体噴出器を提供する。

解決手段

噴出器本体11と、トリガー31の操作により作動して液体を噴出器本体11に設けられた送出流路17を通して送出口19に圧送するポンプ21と、送出口19に圧送された液体を外部に噴出する開閉状態切り替え可能な噴出孔55を備えたノズル51と、を有し、ポンプ21が、シリンダ部材22と、ピストン部材23と、区画室21aと、を有し、ピストン部材23が、付勢部材34による付勢力に抗したトリガー31の引き操作により区画室21aの内部に押し込まれ、引き操作の解除により付勢部材34による付勢力によって初期位置まで復帰し、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されて突出するインジケータ61をさらに有することを特徴とするトリガー式液体噴出器1。

概要

背景

洗浄剤カビ取り剤殺虫剤消毒剤等の薬剤化粧料等の液体容器内から霧状、泡状、直噴射状等にして噴出させる噴出器として、トリガーの操作によりポンプを作動させて液体を容器からノズルに圧送して当該ノズルから噴出させるトリガー式液体噴出器が知られている。

このようなトリガー式液体噴出器は、装着キャップ等により容器の口部に装着される噴出器本体を備えており、噴出器本体にポンプが装着されるとともにポンプに圧送される液体の送出流路が噴出器本体に設けられ、送出流路の出口端である送出口にノズルが装着されている。ノズルは、三角形四角形等の断面形状を有する筒状の外周壁の内側に噴出孔を備えており、ポンプにより送出流路を経て送出口にまで圧送されてきた液体を噴出孔から外部に向けて噴出する。また、ノズルは、例えば外周壁への回転操作により、噴出孔の開閉状態切り替え可能に構成されている(例えば特許文献1参照)。

概要

ノズルを開状態にした際に液体の噴出を生じ得る容器の内圧の上昇を使用者に知らせることができるトリガー式液体噴出器を提供する。噴出器本体11と、トリガー31の操作により作動して液体を噴出器本体11に設けられた送出流路17を通して送出口19に圧送するポンプ21と、送出口19に圧送された液体を外部に噴出する開閉状態を切り替え可能な噴出孔55を備えたノズル51と、を有し、ポンプ21が、シリンダ部材22と、ピストン部材23と、区画室21aと、を有し、ピストン部材23が、付勢部材34による付勢力に抗したトリガー31の引き操作により区画室21aの内部に押し込まれ、引き操作の解除により付勢部材34による付勢力によって初期位置まで復帰し、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されて突出するインジケータ61をさらに有することを特徴とするトリガー式液体噴出器1。

目的

本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、ノズルを開状態にした際に液体の噴出を生じ得る容器の内圧の上昇を使用者に知らせることができるトリガー式液体噴出器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、トリガーの操作により作動して前記容器に収容されている液体を前記噴出器本体に設けられた送出流路を通して送出口に圧送するポンプと、前記送出口に圧送された液体を外部に噴出する開閉状態切り替え可能な噴出孔を備えたノズルと、を有するトリガー式液体噴出器であって、前記ポンプが、シリンダ部材と、ピストン部材と、前記シリンダ部材及び前記ピストン部材によって区画された区画室と、を有し、前記ピストン部材が、付勢部材による付勢力に抗した前記トリガーの引き操作により前記区画室の内部に押し込まれ、前記引き操作の解除により前記付勢部材による付勢力によって初期位置まで復帰し、前記初期位置を越える前記ピストン部材の移動により前記ピストン部材に押圧されて突出するインジケータをさらに有することを特徴とするトリガー式液体噴出器。

請求項2

前記インジケータが、前記初期位置を越える前記ピストン部材の移動により前記ピストン部材に押圧されて前記噴出器本体のカバーを貫通する窓部から突出する、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。

請求項3

前記インジケータが、前記ピストン部材と前記窓部との間に位置するとともに前記噴出器本体に軸支された回動軸と、該回動軸から前記ピストン部材の側に向けて延在する受圧アームと、前記回動軸から前記窓部の側に向けて延在する表示アームと、を有する、請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。

請求項4

前記表示アームが、前記回動軸の周方向に延在する先端部を有する、請求項3に記載のトリガー式液体噴出器。

技術分野

0001

本発明は、トリガーの操作によりポンプを作動させて容器に収容されている液体ノズルから噴出するトリガー式液体噴出器に関する。

背景技術

0002

洗浄剤カビ取り剤殺虫剤消毒剤等の薬剤化粧料等の液体を容器内から霧状、泡状、直噴射状等にして噴出させる噴出器として、トリガーの操作によりポンプを作動させて液体を容器からノズルに圧送して当該ノズルから噴出させるトリガー式液体噴出器が知られている。

0003

このようなトリガー式液体噴出器は、装着キャップ等により容器の口部に装着される噴出器本体を備えており、噴出器本体にポンプが装着されるとともにポンプに圧送される液体の送出流路が噴出器本体に設けられ、送出流路の出口端である送出口にノズルが装着されている。ノズルは、三角形四角形等の断面形状を有する筒状の外周壁の内側に噴出孔を備えており、ポンプにより送出流路を経て送出口にまで圧送されてきた液体を噴出孔から外部に向けて噴出する。また、ノズルは、例えば外周壁への回転操作により、噴出孔の開閉状態切り替え可能に構成されている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0004

特許第3524165号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上記従来のトリガー式液体噴出器では、周囲温度高温になった場合など、容器の内圧が上昇した場合に、ノズルを開状態にした際に噴出孔から液体が噴出し、手や周囲に付着してしまうという問題点があった。特に、液体が薬剤である場合などにおいては、容器の内圧が上昇し易いためこのような噴出が生じ易く、また、手や周囲への付着を防止する必要性が大きい。

0006

本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、ノズルを開状態にした際に液体の噴出を生じ得る容器の内圧の上昇を使用者に知らせることができるトリガー式液体噴出器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明のトリガー式液体噴出器は、液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、トリガーの操作により作動して前記容器に収容されている液体を前記噴出器本体に設けられた送出流路を通して送出口に圧送するポンプと、前記送出口に圧送された液体を外部に噴出する開閉状態を切り替え可能な噴出孔を備えたノズルと、を有するトリガー式液体噴出器であって、前記ポンプが、シリンダ部材と、ピストン部材と、前記シリンダ部材及び前記ピストン部材によって区画された区画室と、を有し、前記ピストン部材が、付勢部材による付勢力に抗した前記トリガーの引き操作により前記区画室の内部に押し込まれ、前記引き操作の解除により前記付勢部材による付勢力によって初期位置まで復帰し、前記初期位置を越える前記ピストン部材の移動により前記ピストン部材に押圧されて突出するインジケータをさらに有することを特徴とする。

0008

本発明のトリガー式液体噴出器は、上記構成において、前記インジケータが、前記初期位置を越える前記ピストン部材の移動により前記ピストン部材に押圧されて前記噴出器本体のカバーを貫通する窓部から突出するのが好ましい。

0009

本発明のトリガー式液体噴出器は、上記構成において、前記インジケータが、前記ピストン部材と前記窓部との間に位置するとともに前記噴出器本体に軸支された回動軸と、該回動軸から前記ピストン部材の側に向けて延在する受圧アームと、前記回動軸から前記窓部の側に向けて延在する表示アームと、を有するのが好ましい。

0010

本発明のトリガー式液体噴出器は、上記構成において、前記表示アームが、前記回動軸の周方向に延在する先端部を有するのが好ましい。

発明の効果

0011

本発明によれば、ノズルを開状態にした際に液体の噴出を生じ得る容器の内圧の上昇を使用者に知らせることができるトリガー式液体噴出器を提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器の初期状態を示す断面図である。
図1に示す状態のトリガー式液体噴出器の外観図である。
図1に示すトリガー式液体噴出器のインジケータの外観図である。
図3の矢印Aに沿って視たときのインジケータの外観図である。
図1に示すトリガー式液体噴出器の内圧上昇時の状態を示す断面図である。
図5に示す状態のトリガー式液体噴出器の外観図である。

実施例

0013

以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。

0014

図1に示す本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器1は、例えば、洗浄剤、カビ取り剤、殺虫剤や消毒剤等の薬剤、化粧料等の液体を収容する容器2に取り付けて使用されるものである。このトリガー式液体噴出器1は合成樹脂製の噴出器本体11を備えている。

0015

噴出器本体11は、図1中において上下方向に延びる起立部12と、起立部12に対して直交する方向に延びる延出部13とを備えた外形略L字形に形成されており、起立部12の下端に設けられた装着キャップ14を容器2の口部2aにねじ結合させることで容器2の口部2aに装着されている。なお、以下の説明において上下方向とは起立部12が延びる方向であり、上方とは装着キャップ14の側から延出部13の側に向かう方向であり、下方とはその反対方向である。また、前後方向とは延出部13が延びる方向であり、前方とは起立部12の側から延出部13の先端の側に向かう方向である。さらに、左右方向とは上下方向及び前後方向と垂直な方向である。

0016

起立部12の内部にはチューブ15により容器2の内部に連通する吸入流路16が設けられ、延出部13の内部には吸入流路16に対して直交する方向に延びる送出流路17が設けられている。吸入流路16と送出流路17との間は逆止弁室18となっている。

0017

噴出器本体11にはポンプ21が装着されている。ポンプ21はシリンダ部材22とピストン部材23とを備えており、シリンダ部材22とピストン部材23とにより区画された区画室21aは流出入孔24を介して逆止弁室18に連通している。

0018

逆止弁室18には、吸入流路16から流出入孔24を通して区画室21aの内部へ液体が流れるのを許容するとともに区画室21aの内部から流出入孔24を通して排出された液体が吸入流路16の側へ向けて流れるのを阻止する吸入側逆止弁25が設けられるとともに、区画室21aの内部から流出入孔24を通して排出された液体が送出流路17の側へ向けて流れるのを許容するとともに送出流路17から流出入孔24を通して区画室21aの内部へ向けて液体が流れるのを阻止する送出側逆止弁26が設けられている。

0019

本実施の形態においては、吸入側逆止弁25はボール弁25aを備えた構成とされ、送出側逆止弁26は湾曲した弾性部26aにより付勢される弁体26bを備えた構成とされているが、吸入側逆止弁25及び送出側逆止弁26は、それぞれ上記した機能を有するものであれば、他の構成のものとしてもよい。

0020

噴出器本体11にはトリガー(操作レバー)31が装着されている。トリガー31は枢軸32により噴出器本体11に回動可能に支持されており、その中間部位においてピストン部材23の先端にピン部材33によって回動可能に連結されている。また、トリガー31には、一端が噴出器本体11に固定保持された付勢部材34が係止されており、この付勢部材34により、トリガー31が手動で引き操作されたときにトリガー31を初期位置に復帰させる方向(図1中においては枢軸32を中心とした時計回り方向)に付勢することができる。付勢部材34は、湾曲形状の板ばね34aを備えた構成とされているが、付勢部材34は、上記した機能を有するものであれば、他の構成のものとしてもよい。

0021

噴出器本体11とポンプ21はカバー41により覆われ、トリガー31はカバー41の下方から当該カバー41の外部に突出している。

0022

付勢部材34の付勢力に抗してトリガー31を引き操作し、ポンプ21に向けて枢軸32を中心として図1中で反時計回り方向に回動させると、ピストン部材23が区画室21aの内部に押し込まれ、区画室21aの内部の液体が流出入孔24から逆止弁室18を介して送出流路17に送出される。このとき、送出側逆止弁26は開き、吸入側逆止弁25は閉じた状態となるので、液体は吸入流路16に向けて流れることなく送出流路17に送出される。

0023

トリガー31の操作が解除されると、付勢部材34の付勢力によりトリガー31は初期位置に復帰し、その復帰動作に伴って送出側逆止弁26が閉じられるとともに吸入側逆止弁25が開かれて、容器2の内部の液体がチューブ15と吸入流路16とを介して流出入孔24から区画室21aの内部に吸引される。

0024

このように、トリガー31の引き操作と解除操作とを繰り返すことにより、ポンプ21を作動させて容器2に収容されている液体を、送出流路17を通して送出流路17の出口端である送出口19にまで圧送することができる。

0025

噴出器本体11の延出部13の先端にはノズル51が装着されている。ノズル51は金型を用いた合成樹脂材料射出成形品となっており、ポンプ21により容器2から送出口19にまで圧送された液体を外部に向けて霧状にして噴出させる。なお、ノズル51は、液体を泡状や直噴射状にして噴出させるように構成されてもよいし、噴出形態を選択可能に構成されてもよい。

0026

図2に示すように、噴出器本体11の延出部13の先端には、ノズル51を装着するための円筒状の装着部42が設けられている。また、延出部13の先端には、装着部42と中心軸を一致させて先端が閉塞された円筒状の切替え軸部43が一体に設けられている。なお、図1に示すように、送出流路17の送出口19は装着部42の内側に向けて開口している。

0027

図2に示すように、ノズル51は外周壁52を備え、外周壁52の内側には隔壁53が設けられている。外周壁52は断面略三角形の筒状となっており、ノズル51の外殻を構成している。隔壁53は外周壁52の軸方向に垂直な板状に形成されており、装着部42の開口端を覆っている。隔壁53には円筒状の装着筒54が一体に連ねて設けられている。装着筒54は装着部42の外周を覆うとともに、その内周面に設けられた凸部54aが装着部42の外周面に設けられた環状溝42aにアンダーカット係合している。これにより、ノズル51は装着部42に回動可能に装着されている。

0028

隔壁53には、隔壁53を装着筒54の中心軸に沿って貫通する噴出孔55が設けられている。噴出孔55は送出口19よりも十分に断面積が小さい小孔とされており、送出口19に圧送されてきた液体を外部に向けて霧状に噴出させることができる。

0029

隔壁53の装着部42の側を向く内側面には噴出孔55と同軸に円筒状の閉塞筒部56が一体に設けられ、閉塞筒部56が装着部42の内周面に摺動可能に嵌合することで、装着部42の開口端が隔壁53により液密に閉塞されている。また、隔壁53の内側面には閉塞筒部56とその中心軸を一致させ、且つ、その内側に位置するように切替え筒部57が一体に設けられている。切替え筒部57は切替え軸部43の外側に摺動可能に嵌合している。閉塞筒部56と切替え筒部57は、それぞれ装着部42ないし切替え軸部43に対して相対回転可能である。

0030

切替え軸部43の先端面には円形に凹む凹部43aが設けられ、また、その先端側の所定範囲における外周面には凹部43aに連通するとともに切替え軸部43の中心軸に沿う方向に延びる一対の接続流路43bが切替え軸部43の中心軸を中心として対称に設けられている。一方、切替え筒部57の内周面には、その先端から切替え軸部43の接続流路43bに重複する位置にまで切替え筒部57の中心軸に沿う方向に延びる一対の接続流路57aが切替え筒部57の中心軸を中心として対称に設けられている。

0031

図1に示すように、ノズル51が開位置にあるときには、切替え軸部43の接続流路43bと切替え筒部57の接続流路57aとが連通し、これによりノズル51は噴出孔55が送出口19に連通されて液体を噴出可能な開状態とされる。一方、詳細は図示しないが、ノズル51が開位置から軸心を中心として120度回動した閉位置になると、切替え軸部43の接続流路43bと切替え筒部57の接続流路57aとが周方向にずれて非連通状態となり、ノズル51は噴出孔55が送出口19に対して遮断されて液体を噴出できない閉状態とされる。このように、ノズル51を閉位置と開位置との間で回動させることにより、噴出孔55の開閉状態を切り替えることができる。

0032

したがって、トリガー式液体噴出器1の不使用時には、ノズル51を閉状態とすることで、誤操作等による液体の噴出を防止した状態で保管しておくことができる。また、使用する際には、ノズル51を摘まんで閉位置から開位置へと回動操作してから、トリガー31を操作すればよい。しかし、このような開閉状態を切り替え可能な噴出孔55を備えるノズル51を有するトリガー式液体噴出器1は、周囲温度が高温になった場合など、容器2の内圧が上昇した場合に、ノズル51を開状態にした際に噴出孔55から液体が噴出し、手や周囲に付着してしまう虞がある。このため、本実施の形態であるトリガー式液体噴出器1は、そのような液体の噴出を生じ得る容器2の内圧の上昇を使用者に知らせることができるインジケータ61を有している。このインジケータ61は、このような内圧上昇によって初期位置を越える(初期位置からトリガー31に向かう)ピストン部材23の動きを使用者に容易に認識させることができるように構成されている。

0033

上述したように、ピストン部材23及びトリガー31は、付勢部材34による付勢力によって初期位置まで復帰するように構成されている。また、ピストン部材23は、この初期位置を超えて移動することができる。ピストン部材23は、この初期位置を超える移動により、トリガー31をピン部材33を介して押圧し、初期位置を越えて(初期位置から図1中の時計周り方向に)回動させる。

0034

したがって、容器2の内圧が上昇した場合、ピストン部材23は、初期位置を越えて移動する。つまり、容器2の内圧が上昇した場合、その上昇した内圧は、容器2の内部から、吸入流路16、逆止弁室18、区画室21a、そして送出流路17へと伝達されることになるが、この区画室21aの内圧上昇により、ピストン部材23が初期位置から、区画室21aから遠ざかる方向(前方)に移動することになる。そして、インジケータ61は、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されて噴出器本体11のカバー41を貫通する窓部44から突出するように構成されている。

0035

図2に示すように、カバー41に設けられた開口である窓部44は、噴出器本体11の装着部42の上方に位置し、上面視で送出流路17の延在方向と直交する方向(左右方向)を長手方向とする長方形状をなしている。なお、窓部44の形状はこれに限らない。

0036

図1図3及び図4に示すように、インジケータ61は、ピストン部材23と窓部44との間に位置するとともに噴出器本体11に軸支された回動軸62と、回動軸62からピストン部材23の側に向けて延在する受圧アーム63と、回動軸62から窓部44の側に向けて延在する表示アーム64と、を有している。

0037

回動軸62は、円柱状をなしており、その両端部近傍に、噴出器本体11に一体に設けられた一対のC字形状軸受け部45が嵌合することで、当該軸受け部45に軸支されている。軸受け部45に軸支された回動軸62は、噴出器本体11とピストン部材23との間に位置するとともに、トリガー31の枢軸32と平行に延在している。

0038

受圧アーム63は、軸受け部45に軸支された回動軸62の両端部からピストン部材23のピストン23aの外側端部(前端部)23bの側に延在する第1の枠体63aで構成されている。第1の枠体63aは、軸受け部45に軸支された回動軸62から後下方向に延在しており、その先端部63bにおいて後方に屈曲している。ピストン23aは、シリンダ部材22のシリンダ22aに対して前後方向に摺動可能であり、初期位置においてその外側端部23bが第1の枠体63aの先端部63bに当接ないし近接している。また、ピストン23aは、区画室21aの内圧上昇により初期位置を越えて移動し、その外側端部23bにおいて第1の枠体63aの先端部を前方へ押し進めることができる。

0039

表示アーム64は、軸受け部45に軸支された回動軸62の両端部から窓部44の側に延在する第2の枠体64aで構成されている。第2の枠体64aは、軸受け部45に軸支された回動軸62から前上方向に延在しており、その先端部64bにおいて後上方向に屈曲している。つまり、表示アーム64は、回動軸62の周方向に延在する先端部64bを有している。また、第2の枠体64aと回動軸62とで形成される開口に噴出器本体11が配置された状態で回動軸62が軸支されている。

0040

図1図2に示すように、表示アーム64の先端部64bは、ピストン23aが初期位置にあるときには、窓部44の内部に収まっている。また、ピストン23aが初期位置にあるときには、表示アーム64の先端部64bが噴出器本体11の上部に付勢部材34を介して支持されている。したがって、トリガー31が引き操作されたときにも、表示アーム64の先端部64bが噴出器本体11の上部に支持された状態が維持される(つまり、インジケータ61が反時計回り方向に回転することがない)。

0041

一方、容器2の内圧上昇により区画室21aの内圧が上昇し、ピストン23aが初期位置を越えて移動した場合には、図5図6に示すように、ピストン23aの外側端部23bによって第1の枠体63aの先端部が前方へ押し進められてインジケータ61が回動軸62を中心に時計回り方向に回動することにより、表示アーム64の先端部64bが窓部44から突出する。この突出の有無を視認することにより、使用者は、内圧の上昇により、ノズル51を開状態に切り替えた場合には液体が噴出する虞があることを認識することができる。

0042

また、本実施の形態においては、表示アーム64の先端部64bが回動軸62の周方向に延在しているので、インジケータ61が回転したときに窓部44から大きく突出することができるため、容易な視認を可能にすることができる。

0043

本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

0044

例えば、前記実施の形態においては、ノズル51は、外周壁52が断面略三角形の筒状のものとされているが、これに限らず、例えば外周壁が断面略正方形の筒状(角筒状)のものとするなど、その形状は種々変更可能である。また、ノズル51に適宜蓄圧機構等を設けてもよい。例えば、ノズル51の回動によって噴出孔55の開閉状態を切り替えるように構成された前記実施の形態のノズル51に蓄圧機構を設けてもよい。また、噴出孔55の開閉状態をノズル51の回動以外の動作で切り替える構成としてもよい。

0045

また、前記実施の形態においては、噴出器本体11は複数の部材を組み合わせて構成されているが、ポンプ21からの液体を圧送する送出流路17及び送出口19を備えて容器2の口部2aに装着可能な構成のものであれば、その構成は種々変更可能である。

0046

さらに、前記実施の形態においては、インジケータ61の受圧アーム63は第1の枠体63aで構成されているが、これに限らず、受圧アーム63の形状は種々変更可能である。また、表示アーム64は第2の枠体64aで構成されるものに限らず、種々変更可能である。回動軸62及び軸受け部45の形状及び配置も種々変更可能である。さらに、インジケータ61は、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されて噴出器本体11のカバー41を貫通する窓部44から突出するように構成されているが、これに限らず、例えば、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されてカバー41以外の部分から突出するように構成されてもよい。さらに、インジケータ61は、初期位置を越えるピストン部材23の移動によりピストン部材23に押圧されて突出するように構成されている限り、前記実施の形態で説明したような回動軸62、受圧アーム63及び表示アーム64を有するものに限らない。このようなインジケータ61の突出により、トリガー式液体噴出器1の初期状態(ピストン部材23が初期位置にある状態)における外観を変化させることができるので、ノズル51を開状態にした際に液体の噴出を生じ得る容器2の内圧の上昇を使用者に知らせることができる。

0047

1トリガー式液体噴出器
2容器
2a 口部
11噴出器本体
12起立部
13延出部
14装着キャップ
15チューブ
16吸入流路
17送出流路
18逆止弁室
19送出口
21ポンプ
21a区画室
22シリンダ部材
22aシリンダ
23ピストン部材
23aピストン
23b外側端部
24流出入孔
25吸入側逆止弁
25aボール弁
26送出側逆止弁
26a弾性部
26b弁体
31トリガー
32枢軸
33ピン部材
34付勢部材
34a板ばね
41カバー
42装着部
42a環状溝
43切替え軸部
43a 凹部
43b接続流路
44 窓部
45軸受け部
51ノズル
52外周壁
53隔壁
54装着筒
55噴出孔
56閉塞筒部
57 切替え筒部
57a 接続流路
61インジケータ
62回動軸
63 受圧アーム
63a 第1の枠体
63b 先端部
64表示アーム
64a 第2の枠体
64b 先端部

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