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技術 走査型眼科撮影装置

出願人 株式会社ニデック
発明者 中山智之馬野博之青野秀樹
出願日 2019年3月29日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-065683
公開日 2020年10月8日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-162823
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード ピンポール 画像化範囲 形成角度 回転基準 近赤外光源 調整者 撮影点 走査範囲外
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

良好な撮影画像を取得できる。

解決手段

検眼撮影する走査型眼科撮影装置であって、レーザ光出射する撮影光源と、レーザ光を偏向させる偏向手段およびポリゴンミラーを有し、偏向手段およびポリゴンミラーを駆動させることによってレーザ光を被検眼にて2次元的に走査するための走査手段と、被検眼にて走査されたレーザ光の反射光受光する受光素子と、受光素子の受光信号に基づいて被検眼の撮影画像を生成する画像処理手段と、ポリゴンミラーに形成された複数の反射面のうち、レーザ光が当たっている反射面を識別する識別手段と、を備え、識別手段は、ポリゴンミラーの1周の基準となる回転基準を検出する回転基準検出手段を有し、回転基準検出手段による検出結果を少なくとも用いてレーザ光が当たっている反射面を識別し、画像処理手段は、識別手段の識別結果に基づいて補正された撮影画像を生成することを特徴とする。

概要

背景

従来、被検眼に対して2次元的にレーザ光走査し、その反射受光することにより眼底像を得る走査型眼科撮影装置が知られている。このような走査型眼科撮影装置においては、例えば、ポリゴンミラーガルバノミラーとを組み合わせて、レーザ光を眼底上にて2次元的に走査するようになっている(特許文献1参照)。

概要

良好な撮影画像を取得できる。被検眼を撮影する走査型眼科撮影装置であって、レーザ光を出射する撮影光源と、レーザ光を偏向させる偏向手段およびポリゴンミラーを有し、偏向手段およびポリゴンミラーを駆動させることによってレーザ光を被検眼にて2次元的に走査するための走査手段と、被検眼にて走査されたレーザ光の反射光を受光する受光素子と、受光素子の受光信号に基づいて被検眼の撮影画像を生成する画像処理手段と、ポリゴンミラーに形成された複数の反射面のうち、レーザ光が当たっている反射面を識別する識別手段と、を備え、識別手段は、ポリゴンミラーの1周の基準となる回転基準を検出する回転基準検出手段を有し、回転基準検出手段による検出結果を少なくとも用いてレーザ光が当たっている反射面を識別し、画像処理手段は、識別手段の識別結果に基づいて補正された撮影画像を生成することを特徴とする。

目的

本開示は、上記問題点を鑑み、良好な撮影画像を取得できる走査型眼科撮影装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

検眼撮影する走査型眼科撮影装置であって、レーザ光出射する撮影光源と、前記レーザ光を偏向させる偏向手段およびポリゴンミラーを有し、前記偏向手段および前記ポリゴンミラーを駆動させることによって前記レーザ光を前記被検眼にて2次元的に走査するための走査手段と、前記被検眼にて走査された前記レーザ光の反射光受光する受光素子と、前記受光素子の受光信号に基づいて前記被検眼の撮影画像を生成する画像処理手段と、前記ポリゴンミラーに形成された複数の反射面のうち、前記レーザ光が当たっている反射面を識別する識別手段と、を備え、前記識別手段は、前記ポリゴンミラーの1周の基準となる回転基準を検出する回転基準検出手段を有し、前記回転基準検出手段による検出結果を少なくとも用いて前記レーザ光が当たっている反射面を識別し、前記画像処理手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて補正された前記撮影画像を生成することを特徴とする走査型眼科撮影装置。

請求項2

前記識別手段は、前記レーザ光の当たっている反射面が所定角度に配置されたことを検出する反射面検出手段を含み、前記回転基準検出手段によって前記ポリゴンミラーが回転基準に達したことが検出されてから前記反射面検出手段によって取得された検出信号回数に基づいて、前記レーザ光が当たっている反射面を識別することを特徴とする請求項1の走査型眼科撮影装置。

請求項3

前記画像処理手段は、反射面毎に記憶部に記憶された補正データのうち、前記識別手段によって識別された反射面に関する補正データを読み出し、読み出した前記補正データに基づいて前記撮影画像を補正することを特徴とする請求項1または2の走査型眼科撮影装置。

請求項4

前記補正データは、前記レーザ光の主走査方向の走査範囲のうち画像化する範囲を各反射面で一致させるためのデータであることを特徴とする請求項3の走査型眼科撮影装置。

請求項5

前記走査手段を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて、前記偏向手段の偏向角度を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの走査型眼科撮影装置。

技術分野

0001

本開示は、被検眼撮影する走査型眼科撮影装置に関する。

背景技術

0002

従来、被検眼に対して2次元的にレーザ光走査し、その反射受光することにより眼底像を得る走査型眼科撮影装置が知られている。このような走査型眼科撮影装置においては、例えば、ポリゴンミラーガルバノミラーとを組み合わせて、レーザ光を眼底上にて2次元的に走査するようになっている(特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開平6−114008号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、ポリゴンミラーの各ミラー間形成角度は、通常は全て同じ角度になるように形成されているはずであるが、実際の形成角度はポリゴンミラーの製造誤差により多少異なるため、各ミラー間でレーザ光の走査位置がずれてしまい、画像に歪みが生じることがあった。

0005

本開示は、上記問題点を鑑み、良好な撮影画像を取得できる走査型眼科撮影装置を提供することを技術課題とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。

0007

被検眼を撮影する走査型眼科撮影装置であって、レーザ光を出射する撮影光源と、前記レーザ光を偏向させる偏向手段およびポリゴンミラーを有し、前記偏向手段および前記ポリゴンミラーを駆動させることによって前記レーザ光を前記被検眼にて2次元的に走査するための走査手段と、前記被検眼にて走査された前記レーザ光の反射光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光信号に基づいて前記被検眼の撮影画像を生成する画像処理手段と、前記ポリゴンミラーに形成された複数の反射面のうち、前記レーザ光が当たっている反射面を識別する識別手段と、を備え、前記識別手段は、前記ポリゴンミラーの1周の基準となる回転基準を検出する回転基準検出手段を有し、前記回転基準検出手段による検出結果を少なくとも用いて前記レーザ光が当たっている反射面を識別し、前記画像処理手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて補正された前記撮影画像を生成することを特徴とする。

発明の効果

0008

本開示によれば、良好な撮影画像を取得できる。

図面の簡単な説明

0009

本実施例の走査型眼科撮影装置の光学系を示した図である。
反射面識別部およびポリゴンミラーの配置関係を上方より示した概略図である。
本実施例における走査型眼科撮影装置の制御系を示したブロック図である。
ワイヤー付き模型眼の撮影画像の例を示す図である。
ワイヤー付き模型眼の撮影画像の一部を拡大した例を示す図である。
画像処理部によって撮影画像を構築する場合の例である。
補正後の撮影画像の一例を示す図である。

実施例

0010

<実施例>
本開示の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施例の走査型眼科撮影装置1(以下、本装置1と省略する)は、例えば、投光光学系10と、受光光学系20と、反射面識別部30を備える。

0011

投光光学系10は、レーザ光を被検眼眼底上にて2次元的に走査する。投光光学系10は、光源11と、ダイクロイックミラー12と、光源13a〜13cと、ハーフミラー14a〜14cと、穴開きミラー15と、レンズ16と、ミラー17,18と、凹面ミラー19,111,113と、ポリゴンミラー110と、ガルバノミラー112を備える。

0012

光源11はレーザ光を発する。本実施例の光源11は、近赤外域のレーザ光(例えば、λ=790nm)を発する半導体レーザである。また、図1に示す光源13a〜13cは、可視域の光を発する。本実施例では、光源13aは赤色(波長670nm程度)のレーザ光を発する半導体レーザ光源、光源13bは緑色(波長530nm程度)のレーザ光を発する半導体レーザ光源、光源13cは青色(波長490nm程度)のレーザ光を発する半導体レーザ光源を各々用いている。すなわち、本実施例では、近赤外光源11及び可視光源13a〜13cから発せられるレーザ光が眼底撮影用のレーザ光として用いられる。ダイクロイックミラー12は、光源11と穴開きミラー15との間に配置されるとともに、可視域の波長のレーザ光を反射し、近赤外域の波長のレーザ光を透過する特性を有している。

0013

穴開きミラー15は中央に開口部を有する。ミラー17,18は、図1に示す矢印方向に移動可能とされ、光路長を変化させることによりフォーカス合せ(視度補正)を行うことができる。ポリゴンミラー110は、レーザ光を被検眼眼底にて水平方向に走査させるための走査手段となる。ガルバノミラー112は、ポリゴンミラー110による走査方向に対して直角方向にレーザ光を偏向させるための偏向手段となる。なお、偏向手段としてはガルバノミラーに限らず、種々の光学部材が用いられてもよい。

0014

なお、凹面ミラー19,111,113と、ガルバノミラー112と、ポリゴンミラー110と、ミラー17,18と、レンズ16と、穴開きミラー15は、後述する受光光学系20と兼用される。

0015

光源11から出射したレーザ光は、ダイクロイックミラー12を透過した後、穴開きミラー15の開口部を通り、レンズ16を介した後、ミラー17、ミラー18、凹面ミラー19にて反射し、ポリゴンミラー110に向かう。ポリゴンミラー110にて反射された光束は、凹面ミラー111、ガルバノミラー112、凹面ミラー113にて反射した後、被検眼Eの眼底にて集光し、眼底を2次元的に(図示するXY軸方向に)走査する。

0016

また、光源13aを出射した光束(赤色光)は、ハーフミラー14aにより反射した後、さらにダイクロイックミラー12にて反射し、投光光学系10の光路に導かれる。投光光学系10の光路に導かれた光束は、前述した照明用赤外のレーザ光と同様な経路を経て、被検眼Eの眼底に照射される。また、光源13bを出射した光束(緑色光)は、ハーフミラー14bにて反射した後、ハーフミラー14aを透過し、ダイクロイックミラー12にて投光光学系10の光路に導かれる。また、光源13cを出射した光束(青色光)は、ハーフミラー14cにて反射した後、ハーフミラー14b、ハーフミラー14aを透過し、ダイクロイックミラー12にて投光光学系10の光路に導かれる。

0017

<受光光学系>
受光光学系20は、被検眼の眼底によって反射されたレーザ光の反射光を受光する。受光光学系20は、投光光学系10の一部(凹面ミラー113から穴開きミラー15まで)と、レンズ21、ピンホール板22、集光レンズ23、受光素子24を備える。ピンホール板22は、光軸上にピンホールを有する。ピンホール板22は、眼底の観察点撮影点)と共役な位置に配置されている。受光素子24は、赤外域及び可視域に感度を持つ。

0018

被検眼の眼底に走査されたレーザ光の反射光は、前述した投光光学系10を逆に辿り、穴開きミラー15にて反射される。被検眼の瞳位置と穴開きミラー15の開口部とは、レンズ16、凹面ミラー19,111,113により共役となっている。穴開きミラー15にて反射した反射光は、レンズ21を介してピンホール板22のピンホールに焦点を結ぶ。ピンホールにて焦点を結んだ反射光は、集光レンズ23を透過した後、受光素子24に受光される。

0019

なお、受光素子24の直前に、被検眼に投光される撮影用レーザ光及び被検眼にて反射された撮影用レーザ光以外の波長帯域の光をカットする特性を有するカットフィルタを設けてもよい。

0020

<反射面識別部>
反射面識別部30は、ポリゴンミラー110の複数の反射面のうち、レーザ光の当たっている反射面を識別する。反射面識別部30は、例えば、反射面検出部31と、回転基準検出部32と、後述する制御部90によって構成される。反射面検出部31は、例えば、各反射面が所定角度となりレーザ光の走査開始位置に配置されたタイミングを検出する。回転基準検出部32は、例えば、ポリゴンミラー110が1周するときの基準位置を検出する。

0021

反射面検出部31は、例えば、光源311(例えば、発光ダイオード)と、センサ312を備える。光源311は、眼底撮影用のレーザ光を出射した際のポリゴンミラー110におけるレーザ光の反射面(ミラー面)と同じ反射面(始端を含む)に対して光を照射させるように配置されている。センサ312は、ポリゴンミラー110の反射面によって反射された光源311からの光を受光(検出)する。

0022

なお、光源311及びセンサ312は、ポリゴンミラー110の回転面を境に上下に分かれて配置されており(図1参照)、レーザ光の走査範囲外に置かれている。このセンサ312によるレーザ光の検出信号を基にガルバノミラー112の駆動制御、及び撮影画像の形成を行う。

0023

また、本実施例では、センサ312に用いられる受光素子がポリゴンミラー110の回転方向に2つ並列して設けられており(受光素子312a、312b)、光源311からの光が異なるタイミングで検出されるように配置されている(図2参照)。この場合、各受光素子から出力される受光信号の波形同一波形となるが、出力されるタイミングが異なる。そこで、各受光素子から出力される受光信号の波形が交差する(出力が等しくなる)ときを検知し、これに基づいて同期信号を得る。

0024

図2において、細線によって示される範囲H1は、ポリゴンミラー110の回転により反射面M1にて反射される撮影用レーザ光が走査される範囲を示している。一点鎖線によって示される範囲H2は、走査範囲H1のうち、撮影画像として画像化される基準の範囲を示している。また、図中の矢印Kは、ポリゴンミラー110の回転方向を示している。なお、本実施例においては、ポリゴンミラー110により走査される撮影用のレーザ光が走査範囲H1の走査開始位置に達したときに、光源311から発せられた光が、レーザ光が反射される面と同じ面(始端を含む)にて反射され、センサ312に入射されるように、光源311及びセンサ312が設置されている。例えば、レーザ光が反射される面の一つ前の面によって反射されるダイオード光が、その面の終端レーザ反射面の始端)に照射されたときにセンサ312に入射されるように、光源311及びセンサ312が設置されている。

0025

回転基準検出部32は、光源321(例えば、発光ダイオード)と、センサ322を備える。図1に示すように、光源321とセンサ322は、ポリゴンミラー110の回転軸方向に、ポリゴンミラー110を挟んで対向して設けられる。図2に示すように、ポリゴンミラー110には開口部323が設けられており、開口部323が光源321とセンサ322の間の位置まで回転されると、光源321の光が開口部323を通過してセンサ322に受光される。これによって、ポリゴンミラー110の開口部323の位置が検出される。ポリゴンミラー110の開口部323は、回転基準として用いられる。つまり、光源321の光がセンサ322に検出された位置が回転基準となり、ポリゴンミラー110が1周したことが検出される。

0026

なお、反射面検出部31のセンサ312と、回転基準検出部32のセンサ322の直前に、光源311または光源321から発せられた光以外の波長帯域の光をカットするカットフィルタを設けてもよい。この場合、カットフィルタは、光源311,光源321から発せられた光を透過し、被検眼に投光される撮影用レーザ光及び被検眼にて反射された撮影用レーザ光を遮断できるように、透過する波長帯域が設定されている。なお、蛍光撮影の場合、被検眼から反射してくる撮影用レーザ光は、被検眼に投光するときの波長に対して変化して戻ってくるため、撮影用レーザ光源の使用波長の他、蛍光撮影の際に被検眼にて励起する蛍光の波長帯域もカットできるカットフィルタを設けることが好ましい。

0027

図3は本装置1の制御系を示したブロック図である。制御部90は装置全体の制御を行う。制御部90には、光源11、ポリゴンミラー110、ガルバノミラー112、受光素子24、光源13a〜13c、ミラー17,18を駆動させるための駆動部91、操作部92、受光素子24にて受光した信号を基に被検眼の眼底画像を形成するための画像処理部93、光源311,321、センサ312,322等が接続される。表示部94は、画像処理部93にて形成した画像を表示する。記憶部95は種々の情報を記憶する。なお、記憶部95には、使用されるポリゴンミラーの反射面(ミラー)の枚数、画像を構築するための画像ライン数、および画像を補正するための補正データ(後述する)が記憶される。

0028

制御部90は、反射面検出部31と回転基準検出部32の検出結果によって、レーザ光の当たっている反射面を識別する。例えば、制御部90は、回転基準検出部32によってポリゴンミラー110が回転基準に達したことが検出された後に、反射面検出部31によって各反射面が走査開始位置に配置された回数カウントすることで回転基準から何番目の反射面かを識別することができる。例えば、制御部90は、センサ322から受光信号を受信した後に、センサ312から1回目の受光信号を受信したとき、レーザ光が反射面M1で反射されると判定し、同様に、センサ322から受光信号を受信した後に、センサ312から2回目、3回目、・・・、n回目の受光信号を受信したとき、レーザ光がそれぞれ反射面M2、M3、・・・、Mnで反射されると判定する。

0029

<補正データの取得>
続いて、画像を補正するための補正データを取得する方法について説明する。補正データは、ポリゴンミラー110の製造誤差に起因する画像の歪みを補正するためのデータである。補正データは、例えば、ポリゴンミラー110の反射面毎に設定される。補正データは、例えば、装置のキャリブレーションを行う調整モードにおいて、既知模様を本装置1によって撮影した補正用画像に基づいて作成される。本実施例の場合、本装置1は、ワイヤーが格子状に設けられた模型眼の撮影画像に基づいて補正データを作成する。補正データは、制御部90によって自動で作成されてもよいし、ユーザ(調整者)の入力によって手動で作成されてもよい。

0030

模型眼を撮影した場合、図4に示すように、ポリゴンミラー110の製造誤差の影響によって、ワイヤーが波打ったような画像が撮影される。そこで、制御部90は、画像処理によってワイヤーの位置を検出し、各走査線(画像ライン)間の水平方向(主走査方向またはX方向)のピクセルずれを取得する。画像の各走査線に対応するポリゴンミラー110の反射面は、反射面検出部31と回転基準検出部32の検出結果に基づいて識別できるため、制御部90は、各走査線のピクセルずれに対応した補正量を各反射面の補正データとして記憶部95に記憶させる。

0031

例えば、図5において、制御部90は、走査線A1に対して、走査線A2,A4が左に1ピクセル、走査線A3が左に2ピクセル、走査線A6,A8が右に1ピクセル、走査線A7が右に2ピクセルそれぞれずれていることを検出し、走査線A5がずれていないことを検出する。また、制御部90は、反射面検出部31および回転基準検出部32の検出結果に基づいて、走査線A1が反射面M3、走査線A2が反射面M4、走査線A3が反射面M5、走査線A4が反射面M6、走査線A5が反射面M7、走査線A6が反射面M8、走査線A7が反射面M1、走査線A8が反射面M2の反射によって取得された画像であると識別できる。この場合、制御部90は、例えば、反射面M3,M7の補正量を±0ピクセル、反射面M4,M6の補正量を−1ピクセル、反射面M5の補正量を−2ピクセル、反射面M2,M8の補正量を+1ピクセル、反射面M1の補正量を+2ピクセルとして記憶部95に記憶させる。このように、各反射面に対する補正量が補正データとして被検眼の撮影前に予め記憶部95に記憶される。

0032

制御動作
以上のような構成を有する装置1において、その動作について説明する。

0033

検者は予め被検眼の屈折力眼屈折力測定装置等にて測定しておき、得られた被検眼の屈折力値を操作部92の屈折力入力部を用いて入力する。制御部90は入力された屈折力データを記憶部95に記憶させるとともに、駆動部91を用いてミラー17,18を駆動させて視度補正を行う。視度補正が行われた状態にて、検者は図示なきジョイスティック等を用いて装置1を移動させ、被検眼Eの眼底にレーザ光が照射され所望する画像が表示部94に表示されるように、アライメントを行う。また、検者は操作部92に配置された使用するレーザ光を選択するレーザ光選択部92a、及びレーザ光の出力を調整するためのレーザ出力調整部92b等を用いて、撮影条件を設定する。なお、ここでは眼底に照射するレーザ光を光源11による近赤外光とした。

0034

光源11から出射したレーザ光は、一定の速度で回転しているポリゴンミラー110によって反射され、水平方向に走査される。ここで、ポリゴンミラー110により水平走査されるレーザ光が走査範囲H2に達すると、光源311から発せられた光がセンサ312によって受光される。そして、センサ312による受光信号は、制御部90に送られる。制御部90は、センサ312からの受光信号に基づいて撮影用レーザ光が水平方向における眼底上の走査開始位置に達したことを検出できる。

0035

また、ポリゴンミラー110が回転基準まで回転されると、光源321から発せられた光が開口部323を通過してセンサ322によって受光される。そして、センサ322による受光信号は、制御部90に送られる。制御部90は、センサ322からの受光信号に基づいてポリゴンミラー110が回転基準に達したことを検出できる。また、制御部90は、センサ322からの受光信号と、その前後に入力されたセンサ312からの受光信号に基づいて、レーザ光がポリゴンミラー110のどの反射面に当たっているかを識別する。

0036

ポリゴンミラー110にて走査されたレーザ光は、ガルバノミラー112の駆動により、さらに垂直方向(上から下)に走査される。ガルバノミラー112にて反射された近赤外のレーザ光は、眼底上に集光され2次元的に走査される。そして、眼底に集光されたレーザ光の反射光は、受光光学系20を介して受光素子24にて受光される。なお、制御部90は、センサ312およびセンサ322からの受光信号を基に、ポリゴンミラー110に対するガルバノミラー112の駆動と画像処理部93による画像形成とを制御する。

0037

さらに詳しく述べると、制御部90は、図2に示したポリゴンミラー110の回転に基づくレーザ光の走査範囲H1において、センサ312によって光源311の光が受光されたときから所定時間経過後のレーザ光による所定走査範囲を撮影に用いる基準の走査範囲H2と定めている。制御部90は、この走査範囲H2を基準として、記憶部95に記憶された補正データの補正量だけずらした走査範囲H3(図6斜線部)における受光素子24の受光信号を画像処理部93に送るように制御を行う。

0038

例えば、図6の場合、制御部90は、反射面検出部31と回転基準検出部32の検出結果に基づいて走査線A1が反射面M5に対応することを識別する。このため、制御部90は、反射面M5の補正量である−2ピクセルだけ走査範囲H2からずれた走査範囲(画像化範囲)H3における受光信号を画像処理部93に送る。ポリゴンミラー110がさらに回転し、レーザ光が次の反射面M6にて反射すると、前述同様にセンサ312にレーザ光が受光されることとなる。制御部90は、センサ312からの検出信号を受けて、次の反射面M6の補正量である−1ピクセルだけ走査範囲H2からずれた走査範囲H3における受光信号を画像処理部93に送る。画像処理部93は図7に示すように、取得した一列分の画像ラインのデータを、先に取得した一列分の画像ラインのデータの一段下の行に並べる。

0039

同様に、走査線A3以降も、制御部90は、記憶部95に記憶された各反射面の補正量だけ走査範囲H2からずれた走査範囲H3の受光信号を画像処理部93に送る。画像処理部93は、走査範囲H3において取得された受光素子24からの受光信号を画像データとして逐次並べ(図7参照)、表示部94に表示させる。

0040

また、制御部90は、センサ312によって得られる受光信号を逐次カウントしており、記憶部95に予め記憶されている1フレーム分の画像を構築するための画像ライン数分だけの受光信号のカウントが得られると、ガルバノミラー112を走査開始時反射角度まで戻し、再び同じように反射面の切り替わりに応じてレーザ光を上から下に向かって走査するように駆動制御する。

0041

上記のように、本実施例の走査型眼科撮影装置1は、反射面識別部30を備えることによって、ポリゴンミラー110の複数の反射面のうちレーザ光を反射している反射面を識別することができる。これによって、被検眼の撮影前に予め撮影された補正用画像から反射面毎の補正データを作成しておくことで、反射面毎に適した画像形成を行うことができる。したがって、製造誤差等によってポリゴンミラーの各ミラー間の形成角度が異なっていても良好な画像を取得することができる。

0042

なお、回転基準検出部32は、ポリゴンミラー110に形成された開口部323を検出することによって回転基準を検出したが、この構成に限らない。例えば、回転基準検出部32は、ポリゴンミラー110に設けられた突起部が光源321とセンサ322との間の光路を遮るときにポリゴンミラー110が回転基準に達したことを検出してもよい。また、回転基準検出部32は、ポリゴンミラー110に設けられたマークを撮影し、マークが所定位置まで回転したときにポリゴンミラー110が回転基準に達したことを検出してもよい。なお、開口部、突起部またはマークなどはポリゴンミラー110の上面、底面に限らず側面に設けられてもよい。

0043

なお、上記の実施例において、制御部90は、反射面毎に設定された補正量(ピクセル)だけ画像をずらして補正を行ったが、受光素子24の露光を開始するタイミングを反射面毎に調整することで画像を補正してもよい。例えば、制御部90は、反射面検出部31の検出信号を取得してから受光素子24の露光を開始するまでのタイミングを反射面毎に設定された補正量(時間)に基づいて前後させることで、画像化する範囲を補正してもよい。

0044

なお、ポリゴンミラー110の製造誤差によっては副走査方向(Y方向)の走査間隔がずれることがある。この場合、例えば、制御部90は、ワイヤー付き模型眼の撮影画像から走査方向(X方向)に延びるワイヤーの位置を検出し、検出されたワイヤーの間隔、ワイヤーの幅、画像の濃淡などが均一になるように、ガルバノミラー112の偏向角度(ガルバノミラー112への印加電圧)をポリゴンミラー110の反射面毎に記憶部95に記憶させてもよい。この場合、制御部90は、反射面検出部31および回転基準検出部32の検出結果に基づいてレーザ光の当たっている反射面を識別し、反射面毎に設定された偏向角度でガルバノミラー112を駆動させる。これによって、制御部90は、ポリゴンミラー110の製造誤差による副走査方向の走査間隔のずれが抑制された画像を取得することができる。

0045

なお、走査型眼科撮影装置は、眼底を撮影するものに限らず、被検眼の前眼部等を撮影する装置においても適用可能である。

0046

1走査型眼科撮影装置
11レーザ光源
110ポリゴンミラー
112ガルバノミラー
311光源
312センサ
321 光源
322 センサ
22ピンポール
24受光素子
93画像処理部
94 表示部
95 記憶部

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