図面 (/)
概要
背景
携帯端末の位置情報を利用したデジタルスタンプラリーが様々な形態で催されている。例えば、デジタルスタンプラリーの形態の一つとして、大学オープンキャンパスを開催する際に用いる学生向けスタンプラリーシステムがある。
近年、各大学は受験者・入学者が少子化に伴い減少傾向にあるため、大学の宣伝を兼ねてオープンキャンパスを開催している。オープンキャンパスは大学の施設を公開し、関心のある学生やその家族に大学のことを知ってもらうためのイベントである。このため大学内の施設の公開にとどまらず、その大学の入学や進学、就職などに関する様々な情報を提供したり、教員や在校生から直接話を聞ける機会を設けるなどの工夫がなされている。
このオープンキャンパスにより参加者はその大学の施設、雰囲気、実績などを知ることができる。一方、主催する大学側はキャンパスツアーなどにより参加者に大学内のいろいろな施設を巡回してもらうとともに、アンケートを実施して参加者の感想や意見を集約し、今後の大学運営に有用なデータを収集することを意図している。
しかし、現状では、参加者が一部の施設しか見ずに帰ってしまうことも多くあった。またアンケート用紙を用いて回答を集めているため、集計に時間がかかるうえに、入力ミスなどにより正確に情報を取得できないという問題があった。
そこで本発明者は、参加者が複数の施設を確実に巡回して電子的にアンケートに応えてくれるように、デジタルスタンプラリーシステムを利用することに思い至った。デジタルスタンプラリーシステムとしては、特許文献1に示されるように、携帯端末の位置情報を利用し、チェックポイントとして予め設定されたエリアの位置座標と一致するか否かをサーバ側で判断し、全てのチェックポイントを巡回したことをサーバ側で確認すると、景品を提供するシステムが知られている。
この特許文献1のデジタルスタンプラリーシステムは、GPSによる緯度経度情報を利用しているため、各設定エリアが分散している場合には正確に作動する。ところが、チェックポイントが接近していたり、同じ建物の2階と3階というように、設定エリアが重複することが多くあり、正しい照合が行えないおそれがあった。この問題は、特に大学など、多層階施設を利用して実施する場合に顕著な問題として現れる。例えば、大学オープンキャンパスを開催する際に用いる学生向けスタンプラリーシステムを実施しようとする場合である。
概要
設定エリアが近接したり重複している場合にも、スタンプラリー参加者に各施設を確実に巡回してもらえるスタンプラリーシステムを提供する。複数の施設にそれぞれ二次元コード10を設置し、参加者は携帯端末11で各二次元コード10を読み取りスタンプを取得するスタンプラリーシステムである。スタンプラリーサーバ15には、二次元コードが読み取られたときにその携帯端末11が取得した位置情報と、その二次元コードに設定された設定位置情報とを照合する位置情報照合手段21と、これらの位置情報が合致したときにスタンプを発行するスタンプ発行手段23と、アンケート取得手段25とが搭載されている。少なくとも複数の二次元コード10の設置位置情報として広域化された共通の設定位置情報を用いる。
目的
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、設定エリアが近接したり重複している場合にも、スタンプラリー参加者に各施設を確実に巡回してもらうことができるスタンプラリーシステムを提供することである。
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
請求項1
スタンプポイントとなる複数の施設にそれぞれ二次元コードを設置し、参加者が手持ちの携帯端末で各二次元コードを読み取り、スタンプを取得するスタンプラリーシステムであって、スタンプラリーサーバには、二次元コードが読み取られたときにその携帯端末が取得した位置情報と、その二次元コードに設定された設定位置情報とを照合する位置情報照合手段と、これらの位置情報が合致したときにスタンプ帳をその携帯端末の画面に表示するとともにスタンプを発行するスタンプ発行手段とが搭載されており、少なくとも複数の二次元コードの設置位置情報として、少なくとも複数の二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報を用いたことを特徴とするスタンプラリーシステム。
請求項2
スタンプラリーサーバには、全ての二次元コードの読み取りが完了したことを判断するスタンプ取得確認手段と、スタンプ取得確認手段により全ての読み取りが完了したと判断されたとき、アンケート入力画面をその携帯端末の画面に表示するアンケート取得手段をさらに搭載した請求項1に記載のスタンプラリーシステム。
請求項3
請求項4
請求項5
複数の施設が多層階施設である請求項1〜4のいずれかに記載のスタンプラリーシステム。
技術分野
0001
本発明は、位置情報を利用したデジタルスタンプラリーに関するものである。特に、多層階施設を利用して実施されるスタンプラリーシステム、例えば大学がオープンキャンパスを開催する際に用いるに適した学生向けスタンプラリーシステムに関するものである。
背景技術
0002
携帯端末の位置情報を利用したデジタルスタンプラリーが様々な形態で催されている。例えば、デジタルスタンプラリーの形態の一つとして、大学オープンキャンパスを開催する際に用いる学生向けスタンプラリーシステムがある。
近年、各大学は受験者・入学者が少子化に伴い減少傾向にあるため、大学の宣伝を兼ねてオープンキャンパスを開催している。オープンキャンパスは大学の施設を公開し、関心のある学生やその家族に大学のことを知ってもらうためのイベントである。このため大学内の施設の公開にとどまらず、その大学の入学や進学、就職などに関する様々な情報を提供したり、教員や在校生から直接話を聞ける機会を設けるなどの工夫がなされている。
0003
このオープンキャンパスにより参加者はその大学の施設、雰囲気、実績などを知ることができる。一方、主催する大学側はキャンパスツアーなどにより参加者に大学内のいろいろな施設を巡回してもらうとともに、アンケートを実施して参加者の感想や意見を集約し、今後の大学運営に有用なデータを収集することを意図している。
0004
しかし、現状では、参加者が一部の施設しか見ずに帰ってしまうことも多くあった。またアンケート用紙を用いて回答を集めているため、集計に時間がかかるうえに、入力ミスなどにより正確に情報を取得できないという問題があった。
0005
そこで本発明者は、参加者が複数の施設を確実に巡回して電子的にアンケートに応えてくれるように、デジタルスタンプラリーシステムを利用することに思い至った。デジタルスタンプラリーシステムとしては、特許文献1に示されるように、携帯端末の位置情報を利用し、チェックポイントとして予め設定されたエリアの位置座標と一致するか否かをサーバ側で判断し、全てのチェックポイントを巡回したことをサーバ側で確認すると、景品を提供するシステムが知られている。
0006
この特許文献1のデジタルスタンプラリーシステムは、GPSによる緯度経度情報を利用しているため、各設定エリアが分散している場合には正確に作動する。ところが、チェックポイントが接近していたり、同じ建物の2階と3階というように、設定エリアが重複することが多くあり、正しい照合が行えないおそれがあった。この問題は、特に大学など、多層階施設を利用して実施する場合に顕著な問題として現れる。例えば、大学オープンキャンパスを開催する際に用いる学生向けスタンプラリーシステムを実施しようとする場合である。
先行技術
0007
特開2002−132610号公報
発明が解決しようとする課題
0008
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、設定エリアが近接したり重複している場合にも、スタンプラリー参加者に各施設を確実に巡回してもらうことができるスタンプラリーシステムを提供することである。
課題を解決するための手段
0009
上記の課題を解決するためになされた本発明は、スタンプポイントとなる複数の施設にそれぞれ二次元コードを設置し、参加者が手持ちの携帯端末で各二次元コードを読み取りスタンプを取得する学生向けスタンプラリーシステムであって、スタンプラリーサーバには、二次元コードが読み取られたときにその携帯端末が取得した位置情報と、その二次元コードに設定された設定位置情報とを照合する位置情報照合手段と、これらの位置情報が合致したときにスタンプ帳をその携帯端末の画面に表示するとともにスタンプを発行するスタンプ発行手段とが搭載されており、少なくとも複数の二次元コードの設置位置情報として、少なくとも複数の二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報を用いたことを特徴とするものである。
0010
スタンプラリーサーバには、全ての二次元コードの読み取りが完了したことを判断するスタンプ取得確認手段と、スタンプ取得確認手段により全ての読み取りが完了したと判断されたとき、アンケート入力画面をその携帯端末の画面に表示するアンケート取得手段をさらに搭載しておくことができる。また、スタンプラリーサーバには、最初の二次元コードが読み取られたときに個人情報を入力させるユーザ登録手段が更に搭載されていることが好ましく、またスタンプラリーサーバには、アンケートの回答が完了したときに、その携帯端末の画面に景品交換画面を表示する景品発行手段を更に搭載しておくことが好ましい。本発明のスタンプラリーは、多層階施設を利用して行う場合に適している。
発明の効果
0011
本発明のスタンプラリーシステムにおいては、参加者の携帯端末により二次元コードが読み取られたときに、スタンプラリーサーバの位置情報照合手段が、その携帯端末が取得した位置情報と、その二次元コードに設定された設定位置情報とを照合するのであるが、全ての二次元コードの設置位置情報として、全ての二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報を用いる。このため二次元コードの設置位置が近接していたり、同じ建物の2階と3階というように緯度・経度が重複している場合においても、携帯端末が取得した位置情報と、前記共通の設定位置情報とを正しく照合し、スタンプ発行手段がスタンプを発行することができる。
0012
また本発明のスタンプラリーシステムにおいては、全ての二次元コードの読み取りが完了し、スタンプ取得確認手段がスタンプの全取得を認識すると、アンケート取得手段がアンケート入力画面をその携帯端末の画面に表示することができるので、参加した学生は携帯端末の画面から容易にアンケートに答えることができる。各参加者から集められたアンケート結果は電子情報であるから容易に集約することができ、集計に時間がかかることもない。なお、アンケートに回答した参加者は主催者から景品を受け取ることができる。
図面の簡単な説明
実施例
0014
以下に本発明の実施形態を示す。図1は本発明の学生向けスタンプラリーシステムの説明図であり、大学キャンパス内の複数の施設に二次元コード10が設置されている。用いられる二次元コード10は、QRコード(登録商標)と呼ばれているマトリックス型の二次元コードである。
0015
大学は、大学のキャンパス内の複数の施設に、それぞれ二次元コード10を予め設置しておく。これらの施設は大学がオープンキャンパスの参加者に見てもらいたい施設であり、スタンプポイントとなる。二次元コード10は施設ごとに異なるものであり、例えば校舎、研究施設、食堂などにそれぞれ異なる二次元コード10を設置しておく。この実施形態では、参加者に最初にスタンプラリーシステムへのエントリー手続を行ってもらうために、大学キャンパスの入口付近に1番目の二次元コード10を設置しておく。なお本明細書では図面を簡素化するために4か所に二次元コード10を設置したが、その数は適宜変更できることはいうまでもない。
0016
図2は、スタンプラリーサーバの構成を示すブロック図、図3はデータベース部の詳細図である。スタンプラリーサーバ15は、データベース部20に、開催場所ID、二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報(スタンプ有効範囲)などの開催場所に関する情報を蓄積する開催場所データベース29と、スタンプ画像、QRコード各納URLなどの情報を蓄積するスタンプラリーデータベース30と、参加者のアンケート結果をアンケートIDと関連付けて蓄積するアンケート質問データベース31と、ユーザのニックネームや取得したスタンプ状況などユーザIDと関連付けて蓄積するユーザ情報データベース32とを備える。
0017
また、スタンプラリーサーバ15は、処理部19に、参加者の携帯端末のGPSより取得され、ユーザ情報データベース32に蓄積される位置情報と、予め設定される開催場所データベースに蓄積される二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報(スタンプ有効範囲)とを照合する位置情報照合手段21と、ユーザ登録の為の新規登録画面をその携帯端末11の画面に表示させるユーザ登録手段22と、参加者の携帯端末からのアクセスにより、スタンプラリーデータベース20からスタンプ画像を含むコンテンツを取得し、参加者の携帯端末画面に表示させるスタンプ発行手段23と、取得すべきスタンプが全てユーザ情報データに蓄積されたことを判断するスタンプ取得確認手段24と、スタンプ取得確認手段24からの命令により参加者の携帯端末にアンケート画面を表示させるアンケート取得手段25と、参加者がアンケートに回答しスタンプラリーサーバ15に送信すると、景品交換用画面を携帯端末に表示させる景品発行手段26と、取得すべきスタンプが全てユーザ情報データに蓄積されたと判断すると、アンケート質問データベースに蓄積されたアンケートの回答を集計・解析するアンケート集計手段27と、ユーザ登録の際、参加者が入力したユーザ情報をユーザ情報データベース32に蓄積するユーザ情報収集手段28を備えている。
0018
スタンプラリーの開催が決定したら、主催者は、広域化された共通の位置情報の設定や、スタンプ画像、QRコード格納URLなどのスタンプラリー情報を決定し、データベース部20に情報を蓄積する。次いでアンケートの項目などを決定し、前記アンケート質問データベース31を構築する。
0019
オープンキャンパスに参加する学生や家族は、先ず手持ちのスマートフォン等の携帯端末11に搭載されているコード読み取りソフトを起動し、大学キャンパスの入口付近に設置された1番目の二次元コード10を読み取る。図2に示されるように、スタンプラリーサーバ15にはスタンプラリーシステムがインストールされており、1番目の二次元コード10を読み込んだ携帯端末11は、読み込んだ二次元コードに付与されたwebページの呼び出しを行うため、このサーバ15にアクセスし、両者間に通信回線が形成される。なお、携帯端末11側にはコード読み取りソフトがあればよく、その他の特別なソフトをインストールしておく必要はないので、だれでも気軽に参加することができる。
0020
図2に示されるように、スタンプラリーサーバ15には位置情報照合手段21、ユーザ登録手段22が搭載されている。位置情報照合手段21は、1番目の二次元コード10を読み取った携帯端末11が取得した位置情報、すなわちその携帯端末11の現在位置を示す緯度経度情報を取得し、1番目の二次元コード10に設定された設定位置情報と照合する。位置情報が合致すればその携帯端末11が1番目の二次元コード10を設置した位置にあると認識することができる。しかし照合の結果、双方の位置情報が合致しない場合には、1番目の二次元コード10がコピーされて本来とは別の場所で読み取りが行われた可能性があると認識し、エラー信号をその携帯端末11に送信し、再度、1番目の二次元コード10を読み取るように促す。
0021
双方の位置情報が合致すると、スタンプラリーサーバ15のユーザ登録手段22が図3に示すユーザ登録画面41をその携帯端末11の画面に表示させ、参加者の氏名その他の簡単なユーザ情報の入力を求める。入力を完了すると携帯端末11にスタート画面42が表示される。入力されたユーザ情報はスタンプラリーサーバ15のユーザ情報収集手段28が取得し、ユーザ情報データベース32などに保存する。参加者がスタート画面42の参加ボタンにタッチすると、スタンプ発行手段23により、携帯端末11にスタンプ帳の画面43が表示される。この例では4つのポイントのスタンプ帳が表示されているが、1番目のスタンプポイントには発行された「OK」のスタンプが表示されている。
なお、ユーザ登録画面41は、必ずしも前記位置情報の照合を条件として表示させなくてもよく、設定した位置エリア外にユーザ登録画面を表示させるための二次元コードを別途設置しておいても良い。
0022
その後、参加者は指定されたスタンプポイントとなる施設に移動し、2番目の二次元コード10を読み取る。前記したように、従来のデジタルスタンプラリーではスタンプポイントは広く分散しているのが普通であるから、それぞれのスタンプポイントの位置情報をそのまま設定しておけばよい。しかし本発明の学生向けスタンプラリーにおいては、各二次元コード10の設置位置が近接したり、重複したりすることがある。このため従来のように、チェックポイント毎での位置情報の照合を行うデジタルスタンプラリーシステムを採用すると、位置情報照合手段21が誤動作するおそれがある。
0023
そこで本発明では、全ての二次元コード10の設置位置情報として、全ての二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報を用いる。即ち、全ての二次元コード10に共通の設定位置情報を設定しておく。そして、携帯端末11が2番目の二次元コード10を読み取り、位置情報照合手段21が携帯端末11が取得した位置情報と、2番目の二次元コード10に設定された設定位置情報と照合するとき、携帯端末11が取得した位置情報が広域化された共通の設定位置情報と合致するか否かを照合する。換言すれば、2番目の二次元コード10の位置が大学のキャンパス内であるか否かを照合する。位置情報が合致すればその携帯端末11が2番目の二次元コード10を設置した位置にあると認識し、スタンプ発行手段23が2番目のスタンプを発行する。スタンプが発行されると、スタンプ帳に「OK」として表示される。
0024
以下同様に、3番目と4番目の二次元コード10が読み取られ、3番目と4番目のスタンプが発行される。しかし照合の結果、携帯端末11が取得した位置情報と広域化された共通の設定位置情報と合致しない場合には、コピーされた二次元コード10が別の場所で読み取られた可能性があると認識し、エラー信号をその携帯端末11に送信する。このように本発明では全ての二次元コード10の設置位置情報を広域化したので、二次元コード10の設置位置が近接していたり、同じ建物の2階と3階というように重複している場合にも、誤動作が発生することがない。
0025
なお、上記の説明では入口付近に設置された1番目のチェックポイントからスタンプラリーを開始することとしたが、初回チェックポイントにて携帯端末11がスタンプラリーサーバ15からクッキー(cookie)を取得し、次のチェックポイントからは前記クッキーの照合によって、ユーザ登録画面をスキップするような設定とすることもできる。これによって参加者は初めに巡回するチェックポイントを任意に選ぶことが可能となり、より柔軟に、巡回コースを選択することができる。なお、初回の登録画面をスキップする手段は、クッキーの取得・照合による手段に限定されるものではない。
0026
本実施形態においては、全ての二次元コードの設置位置を含むように共通の設定位置情報を広域化して実施したが、共通の設定位置情報の設定は、全ての二次元コードの設定位置を含む必要はなく、近接する設置位置や、2階3階で重複する設置位置のみを含むよう設定しても良い。また、本実施例では、前記二次元コードの設置位置を含むように広域化された共通の設定位置情報と、携帯電話が取得した位置情報との照合を、各チェックポイントで行っているが、必ずしも全てのチェックポイントで前記照合を行う必要性はない。さらに、本発明において、参加者は、決められた場所からスタンプラリーを開始させる必要はなく、設置されるいずれのチェックポイントからも、スタンプラリーをスタートさせても良い。
0027
図3の画面44に示すように全てのスタンプが発行されたときには、携帯端末11の画面に図3に示すコンプリート画面44が表示される。コンプリート画面には、アンケート入力のアイコンが表示されており、参加者がアンケート入力アイコンにタッチすると、アンケート取得手段25が、携帯端末11の画面にアンケート画面35を表示する。参加者がアンケートに回答しスタンプラリーサーバ15に送信すると、景品発行手段26が景品交換用画面36を携帯端末11に表示し、参加者は所定の場所で景品を受け取って帰宅することができる。
0028
サーバ15に送信され、アンケート質問データベース33に蓄積されたアンケートの回答は、アンケート集計手段27が集計・解析する。大学側は得られたアンケートの結果を今後の運営に生かすことができる。従来のアンケート用紙を用いた回答ではないため、集計の簡略化を図ることができるとともに、自動集計も可能となる。
0029
また、オープンキャンパスに参加した学生の氏名その他の個人情報も収集することができるので、その後に受験を促すなどの対応が可能となる。
0030
以上に説明したように、本発明のスタンプラリーシステムを用いれば、設定エリアが近接したり重複している場合にも、スタンプラリー参加者に各施設を確実に巡回してもらえる利点がある。本発明は、特に多層階施設を利用して実施されるスタンプラリーシステム、例えば、大学オープンキャンパスを開催する際に用いる学生向けスタンプラリーシステムに適している。
0031
10二次元コード
11携帯端末
15スタンプラリーサーバ
19 処理部
20データベース部
21位置情報照合手段
22ユーザ登録手段
23スタンプ発行手段
24 スタンプ取得手段
25アンケート取得手段
26景品発行手段
27 アンケート集計手段
28個人情報収集手段
29開催場所データベース
30 スタンプラリーデータベース
31アンケート質問データベース
32ユーザ情報データベース
41 ユーザ登録画面
42スタート画面
43スタンプ帳の画面
44コンプリート画面
45 アンケート画面
46景品交換用画面