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技術 ライドシェアサーバ装置、情報処理システム、エージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラム

出願人 本田技研工業株式会社
発明者 久保田基嗣内木賢吾中山裕貴彌永恵
出願日 2019年3月26日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-057646
公開日 2020年10月1日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-160640
状態 未査定
技術分野 交通制御システム
主要キーワード 車両情報装置 ナビ地図 混合ガウス分布モデル パーソナルプロファイル バーチャルキー 到達地 ハードウェアプロセッサ ネットワークサービス事業者
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

ライドシェアサービス利用者快適性を向上させることができるライドシェアサーバ装置情報処理システムエージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムを提供する。

解決手段

ライドシェアサーバ300は、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する運行管理部330と、利用者により利用される端末装置と、利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、利用者の特徴を取得する取得部320とを備える。運行管理部は、取得部により取得された利用者の特徴に基づき、共同車両の運行計画において一つの共同車両に乗車させる利用者の組み合わせを決定する。

概要

背景

従来、車両の利用者対話を行いながら、利用者の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供するエージェント機能に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

ライドシェアサービスの利用者の快適性を向上させることができるライドシェアサーバ装置情報処理システムエージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムを提供する。ライドシェアサーバ300は、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する運行管理部330と、利用者により利用される端末装置と、利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、利用者の特徴を取得する取得部320とを備える。運行管理部は、取得部により取得された利用者の特徴に基づき、共同車両の運行計画において一つの共同車両に乗車させる利用者の組み合わせを決定する。

目的

従来、車両の利用者と対話を行いながら、利用者の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する運行管理部と、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得する特徴取得部とを備え、前記運行管理部は、前記特徴取得部により取得された前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画において一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定する、ライドシェアサーバ装置

請求項2

前記運行管理部は、同種類のエージェント機能を通じて特徴を取得した利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1記載のライドシェアサーバ装置。

請求項3

前記利用者の特徴は、前記利用者の方言を含み、前記運行管理部は、方言が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項4

前記利用者の特徴は、前記利用者の会話嗜好度合いを含み、前記運行管理部は、会話の嗜好度合いが共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項5

前記利用者の特徴は、前記利用者の出身地を含み、前記運行管理部は、出身地が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項6

前記利用者の特徴は、前記利用者の母校を含み、前記運行管理部は、母校が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項7

前記利用者の特徴は、前記利用者の趣味を含み、前記運行管理部は、趣味が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項8

前記利用者の特徴は、前記利用者の語彙力を含み、前記運行管理部は、語彙力が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成する、請求項1または2記載のライドシェアサーバ装置。

請求項9

利用者の発話に応じて、音声による応答を含むエージェント機能を提供し、前記利用者の特徴を取得するエージェントシステムと、前記エージェントシステムにより取得した特徴が共通する前記利用者を一つの共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するライドシェアサーバ装置と、を備える情報処理システム

請求項10

共同車両によるライドシェアサービスの利用者に対し、音声による応答を含むエージェント機能を提供し、前記利用者の特徴を取得するエージェント機能部と、前記エージェント機能部により取得された前記利用者の特徴を、前記ライドシェアサービスを管理するライドシェアサーバ装置に通知する通知部と、を備える、エージェントシステム。

請求項11

コンピュータが、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成し、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得し、前記取得した前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画における一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定する、ライドシェアサーバ装置の制御方法

請求項12

コンピュータに、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する処理と、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得する処理と、前記取得した前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画における一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定する処理と、を実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、ライドシェアサーバ装置情報処理システムエージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、車両の利用者対話を行いながら、利用者の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供するエージェント機能に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2006−335231号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、今後の新しいサービスとして、複数の利用者が同一の車両を利用するいわゆるライドシェアサービスが提案されている。しかしながら、従来の技術では、ライドシェアサービスを利用する利用者同士の相性について考慮がなされておらず、利用者にとっての快適性の向上が求められていた。

0005

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ライドシェアサービスの利用者の快適性を向上させることができるライドシェアサーバ装置、情報処理システム、エージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。

課題を解決するための手段

0006

この発明に係るライドシェアサーバ装置、情報処理システム、エージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係るライドシェアサーバ装置は、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する運行管理部と、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得する特徴取得部とを備え、前記運行管理部は、前記特徴取得部により取得された前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画において一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定するものである。

0007

(2):上記(1)の態様において、前記運行管理部は、同種類のエージェント機能を通じて特徴を取得した利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0008

(3):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の方言を含み、前記運行管理部は、方言が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0009

(4):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の会話嗜好度合いを含み、前記運行管理部は、会話の嗜好度合いが共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0010

(5):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の出身地を含み、前記運行管理部は、出身地が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0011

(6):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の母校を含み、前記運行管理部は、母校が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0012

(7):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の趣味を含み、前記運行管理部は、趣味が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0013

(8):上記(1)または(2)の態様において、前記利用者の特徴は、前記利用者の語彙力を含み、前記運行管理部は、語彙力が共通する利用者を一つの前記共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するものである。

0014

(9):本発明の他の態様に係る情報処理システムは、利用者の発話に応じて、音声による応答を含むエージェント機能を提供し、前記利用者の特徴を取得するエージェントシステムと、前記エージェントシステムにより取得した特徴が共通する前記利用者を一つの共同車両に乗車させるように、前記共同車両の運行計画を生成するライドシェアサーバ装置と、を備えるものである。

0015

(10):本発明の他の態様に係るエージェントシステムは、共同車両によるライドシェアサービスの利用者に対し、音声による応答を含むエージェント機能を提供し、前記利用者の特徴を取得するエージェント機能部と、前記エージェント機能部により取得された前記利用者の特徴を、前記ライドシェアサービスを管理するライドシェアサーバ装置に通知する通知部と、を備えるものである。

0016

(11):本発明の他の態様に係るライドシェアサーバ装置の制御方法は、コンピュータが、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成し、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得し、前記取得した前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画における一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定するものである。

0017

(12):本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、利用者からの乗車リクエストに基づき共同車両の運行計画を生成する処理と、前記利用者により利用される端末装置と、前記利用者により利用される車載機器とのうち少なくとも一方により提供されたエージェント機能を通じて、前記利用者の特徴を取得する処理と、前記取得した前記利用者の特徴に基づき、前記共同車両の運行計画における一つの前記共同車両に乗車させる前記利用者の組み合わせを決定する処理と、を実行させるものである。

発明の効果

0018

(1)〜(12)によれば、ライドシェアサービスの利用者の快適性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0019

実施形態の情報処理システム1の構成図である。
走行に関する共同車両M−1の構成図である。
エージェント装置100に関する車両Mの構成図である。
エージェントサーバ200の構成と、エージェント装置100の構成の一部とを示す構成図である。
ライドシェアサーバ300の構成図である。
特徴DB382aの内容の一例を示す図である。
乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。
運行スケジュール情報388の内容の一例を示す図である。
実施形態のライドシェアサーバ300の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。

実施例

0020

以下、図面を参照し、本発明のライドシェアサーバ装置、情報処理システム、エージェントシステム、ライドシェアサーバ装置の制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。情報処理システムは、例えば、ライドシェアサーバ装置(以下、「ライドシェアサーバ」と称する)と、エージェントシステムとの協働により実現される。

0021

ライドシェアサーバは、複数の利用者によって一以上の共同車両を利用すること(ライドシェア)を支援するための装置である。ライドシェアに利用される共同車両は、例えば、基本的には運転操作を必要としない自動運転車両である。以下、自動運転車両がライドシェアに用いられるものとして説明するが、手動運転車両が用いられても構わない。ライドシェアサーバは、利用者が所持する端末装置から通信によって乗車リクエストを取得すると、その乗車リクエストにおいて定義された乗車条件に合致する共同車両(配車可能な共同車両)を検索する。通信には、データ通信と、音声通信すなわち電話との双方が含まれてよい。ライドシェアサービスは、検索により選定された共同車両の運行計画を生成し、利用者に対してライドシェアサービスを提供する。

0022

エージェントシステムの一部または全部は、エージェント装置により実現される。以下では、エージェント装置の一例として、利用者が所持する車両に搭載され、複数種類のエージェント機能を備えたエージェント装置について説明する。なお、エージェント装置は、利用者が携帯する端末装置に搭載されてもよい。エージェント機能とは、例えば、車両の利用者と対話をしながら、利用者の発話の中に含まれる要求(コマンド)に基づく各種の情報提供を行ったり、ネットワークサービス仲介したりする機能である。複数種類のエージェントは、それぞれに果たす機能、処理手順、制御、出力態様・内容がそれぞれ異なってもよい。また、エージェント機能の中には、車両内機器(例えば運転制御車体制御に関わる機器)の制御などを行う機能を有するものがあってよい。

0023

エージェント機能は、例えば、利用者の音声を認識する音声認識機能(音声をテキスト化する機能)に加え、自然言語処理機能(テキストの構造や意味を理解する機能)、対話管理機能、ネットワークを介して他装置を検索し、或いは自装置が保有する所定のデータベースを検索するネットワーク検索機能などを統合的に利用して実現される。これらの機能の一部または全部は、AI(Artificial Intelligence)技術によって実現されてよい。また、これらの機能を行うための構成の一部(特に、音声認識機能や自然言語処理解釈機能)は、車両の車載通信装置または車両に持ち込まれた汎用通信装置と通信可能なエージェントサーバ装置(外部装置)に搭載されてもよい。以下の説明では、構成の一部がエージェントサーバ装置(以下、「エージェントサーバ」と称する)に搭載されており、エージェント装置とエージェントサーバが協働してエージェントシステムを実現することを前提とする。また、エージェント装置とエージェントサーバが協働して仮想的に出現させるサービス提供主体(サービス・エンティティ)をエージェントと称する。なお、エージェントシステムの一部または全部は、利用者により利用される端末装置で起動されるアプリケーションプログラムまたはブラウザなどにより実現されてもよい。

0024

[全体構成]
図1は、情報処理システム1の構成図である。情報処理システム1は、例えば、一以上の端末装置Dと、エージェント装置100が搭載された一以上の車両Mと、複数のエージェントサーバ200−1、200−2、200−3、…と、ライドシェアサーバ300とを備える。符号の末尾ハイフン以下の数字は、エージェントを区別するための識別子であるものとする。いずれのエージェントサーバであるかを区別しない場合、単にエージェントサーバ200と称する場合がある。図1では3つのエージェントサーバ200を示しているが、エージェントサーバ200の数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。それぞれのエージェントサーバ200は、互いに異なるエージェントシステムの提供者運営するものである。従って、本発明におけるエージェントは、互いに異なる提供者により実現されるエージェントである。提供者としては、例えば、自動車メーカーネットワークサービス事業者電子商取引事業者携帯端末装置(例えば端末装置D)の販売者製造者などが挙げられ、任意の主体(法人、団体、個人など)がエージェントシステムの提供者となり得る。本実施形態では、エージェント装置100と1つ以上のエージェントサーバ200とが協働することでエージェントシステムEが実現されている。

0025

エージェント装置100は、ネットワークNWを介して、エージェントサーバ200およびライドシェアサーバ300とそれぞれ通信可能である。エージェント装置100は、車両Mの利用者と対話を行い、利用者からの音声をエージェントサーバ200に送信し、エージェントサーバ200から得られた回答を、音声出力画像表示の形で利用者に提示する。ネットワークNWは、例えば、インターネットセルラー網、Wi−Fi網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線電話回線無線基地局などのうち一部または全部を含む。ネットワークNWには、各種ウェブサーバ400が接続されている。ライドシェアサーバ300は、ネットワークNWを介して、各種ウェブサーバ400と通信可能である。

0026

端末装置Dは、一以上の利用者Uにより使用される端末装置である。なお「利用者Uにより使用される」とは、ネットカフェの端末装置など不特定多数によって使用され得る端末装置が利用者Uにより一時的に使用されることを含んでよい。ライドシェアサーバ300は、例えば端末装置Dを通じてライドシェアサービスの利用者Uの乗車リクエストを取得し、取得した乗車リクエストに基づき、車両Mの運行計画を生成する。車両Mは、ライドシェアサーバ300が生成した運行計画に基づき、利用者Uの乗車希望地点で利用者Uを乗車させ、利用者Uを目的地まで運ぶ

0027

[1.端末装置]
端末装置Dは、例えば、スマートフォンタブレット端末パーソナルコンピュータなどである。端末装置Dでは、ライドシェアシステムを利用するためのアプリケーションプログラム、或いはブラウザなどが起動し、以下に説明するサービスをサポートする。以下の説明では端末装置Dがスマートフォンのような携帯端末装置であり、アプリケーションプログラム(ライドシェアアプリ)が起動していることを前提とする。ライドシェアアプリは、利用者Uの操作に応じてライドシェアサーバ300と通信し、利用者Uのリクエストをライドシェアサーバ300に送信したり、ライドシェアサーバ300から受信した情報に基づくプッシュ通知を行ったりする。

0028

[2.共同車両]
[2.1走行に関する共同車両の構成]
共同車両M−1は、例えば、複数の利用者Uが乗車可能な四輪以上の車輪を有する車両であるが、自動二輪車その他の車両であっても構わない。図2は、走行に関する共同車両M−1の構成図である。共同車両M−1は、例えば、外界監視ユニット12と、車載通信装置14と、ナビゲーション装置16と、推奨車線決定装置18と、自動運転制御ユニット20と、駆動力出力装置22と、ブレーキ装置24と、ステアリング装置26とを備える。

0029

外界監視ユニット12は、例えば、カメラレーダ、LIDAR(Light Detectionand Ranging)、これらの出力に基づいてセンサフュージョン処理を行う物体認識装置などを含む。外界監視ユニット12は、共同車両M−1の周辺に存在する物体の種類(特に、車両、歩行者、および自転車)を推定し、その位置や速度の情報と共に自動運転制御ユニット20に出力する。

0030

車載通信装置14は、例えば、ネットワークNWに接続したり、他車両や歩行者の端末装置などと直接的に通信したりするための無線通信モジュールである。車載通信装置14は、Wi−Fi、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、Bluetooth(登録商標)、その他の通信規格に基づいて無線通信を行う。車載通信装置14として、用途に応じた複数のものが用意されてもよい。

0031

ナビゲーション装置16は、ナビMI(Human Machine Interface)と、GPS(Global Positioning System)などの位置測位装置と、地図情報を記憶した記憶装置と、経路探索などを行う制御装置ナビゲーションコントローラ)とを備える。後述するマイク32、表示・操作装置34、およびスピーカユニット36のうち一部または全部がナビHMIとして用いられてもよい。ナビゲーション装置16は、位置測位装置によって特定された共同車両M−1の位置から目的地まで移動するための経路ナビ経路)を探索し、経路に沿って共同車両M−1が走行できるようにナビHMIを用いて案内情報を出力することができる。経路探索機能は、ネットワークNWを介してアクセス可能ナビゲーションサーバにあってもよい。この場合、ナビゲーション装置16は、ナビゲーションサーバから経路を取得して案内情報を出力する。また本実施形態の場合、目的地までの経路は、ライドシェアサーバ300によって指定される場合もある。なお、エージェント装置100は、ナビゲーション装置16のナビゲーションコントローラを基盤として構築されてもよく、その場合、ナビゲーションコントローラとエージェント装置100は、ハードウェア上は一体に構成される。ナビゲーション装置16は、上記いずれかの方法で決定または取得した経路の情報を推奨車線決定装置18に出力する。

0032

推奨車線決定装置18は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)と各種記憶装置を備える。記憶装置には、ナビ地図よりも詳細な高精度地図情報が格納されている。高精度地図情報には、例えば、車線ごとの道路幅勾配曲率、信号の位置などの情報が含まれている。推奨車線決定装置18は、ナビゲーション装置16から入力された経路に沿って走行するために好ましい推奨車線を決定し、自動運転制御ユニット20に出力する。

0033

自動運転制御ユニット20は、CPU(Central Processing Unit)やMPUなどの一以上のプロセッサと各種記憶装置を備える。自動運転制御ユニット20は、推奨車線決定装置18により決定された推奨車線を走行することを原則として、外界監視ユニット12から位置や速度が入力された物体との接触を避けるように、共同車両M−1を自動的に走行させる。例えば、自動運転制御ユニット20は、共同車両M−1が将来走行する目標軌道を生成し、生成した目標軌道を走行するように駆動力出力装置22、ブレーキ装置24、およびステアリング装置26のうち一部または全部を制御する。

0034

駆動力出力装置22は、共同車両M−1が走行するための走行駆動力トルク)を駆動輪に出力する。駆動力出力装置22は、例えば、内燃機関電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するパワーECUとを備える。

0035

ブレーキ装置24は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、自動運転制御ユニット20から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。

0036

ステアリング装置26は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、自動運転制御ユニット20から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。

0037

[2.2エージェント装置に関する車両の構成]
図3は、エージェント装置100に関する車両Mの構成図である。車両Mには、例えば、一以上のマイク32と、表示・操作装置34と、スピーカユニット36と、ナビゲーション装置16と、車両機器40と、利用者認証装置52と、車載通信装置14と、エージェント装置100とが搭載される。また、スマートフォンなどの汎用通信装置60が車室内に持ち込まれ、通信装置として使用される場合がある。汎用通信装置60の一例は、利用者Uにより利用される端末装置Dである。これらの装置は、CAN(Controller Area Network)通信線などの多重通信線シリアル通信線無線通信網などによって互いに接続される。なお、図3に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。

0038

マイク32は、車室内で発せられた音声を収集する収音部である。マイク32は、例えば、車室内の一以上の代表位置に設けられてもよいし、運転席助手席後部座席のそれぞれに設けられてもよい。

0039

表示・操作装置34は、画像を表示すると共に、入力操作を受付可能な装置(或いは装置群)である。表示・操作装置34は、例えば、タッチパネルとして構成された表示装置を含む。表示・操作装置34は、更に、HUD(Head Up Display)や機械式入力装置を含んでもよい。表示・操作装置34は、エージェント装置100とナビゲーション装置16とで共用されてもよい。表示・操作装置34は、車室内の一以上の代表位置に設けられてもよいし、例えば、運転席、助手席、後部座席のそれぞれに設けられてもよい。

0040

スピーカユニット36は、例えば、車室内に配設された1つ以上のスピーカ音出力部)を含む。スピーカユニット36は、車室内の一以上の代表位置に設けられてもよいし、例えば、運転席、助手席、後部座席のそれぞれに設けられてもよい。

0041

マイク32、表示・操作装置34、およびスピーカユニット36の各々は、車両Mに搭載された「車載機器」の一例である。なお、エージェント装置100は、マイク32に代えてまたは加えて、利用者Uの端末装置Dに搭載されたマイクを利用して利用者Uの音声を取得してもよい。また、エージェント装置100は、表示・操作装置34およびスピーカユニット36に代えてまたは加えて、利用者Uの端末装置Dに搭載された表示装置およびスピーカを利用して利用者Uに対して画像を表示したり音声を出力したりしてもよい。このような態様は、例えば、端末装置DにインストールされてエージェントシステムEの一部を実現するアプリケーションプログラム(エージェントアプリ)、または対話型汎用的なアプリケーションプログラムが起動することで実現される。このため以下の説明において、マイク32、表示・操作装置34、およびスピーカユニット36の各々は、「端末装置D」と読み替えられてもよい。

0042

車両機器40は、例えば、エンジン始動モータドアロック装置ドア開閉装置、窓、窓の開閉装置および窓の開閉制御装置シートシート位置の制御装置、ルームミラー及びその角度位置制御装置車両内外照明装置及びその制御装置、ワイパーデフォッガー及びそれぞれの制御装置、方向指示灯及びその制御装置、空調装置走行距離やタイヤ空気圧の情報や燃料残量情報などの車両情報装置などを含む。

0043

利用者認証装置52は、車両Mに乗車しようとする利用者が正規の利用者であるか否かを判定する装置である。例えば、利用者Uの乗車リクエストに基づいて車両Mの予約がライドシェアサーバ300により登録されると、利用者Uの端末装置Dには、予約された車両Mに乗車するための仮想鍵(バーチャルキー)が送信される。仮想鍵は、利用者Uが車両Mの正規の利用者であることを示す情報である。仮想鍵は、例えば利用者Uごとに異なる情報(利用者Uごとに固有の情報)であり、例えば利用者Uを識別する識別情報(利用者ID)を含む。仮想鍵は、例えば、端末装置Dと車両Mの車載通信装置14との間の無線通信により伝達可能な情報であるが、端末装置Dの表示装置に表示される二次元バーコード(例えばQR(登録商標)コード)などでもよい。

0044

利用者認証装置52は、利用者Uの端末装置Dから取得された仮想鍵に基づき、車両Mに乗車しようとする利用者が正規の利用者であるか否かを判定する。利用者認証装置52は、車両Mに乗車しようとする利用者が正規の利用者Uであると判定した場合、車両Mのドアロック解除し、利用者Uの乗車を許容する。例えば、利用者認証装置52は、利用者Uの端末装置Dから取得した仮想鍵に含まれる識別情報(利用者ID)を、車載通信装置14およびネットワークNWを介して、エージェントサーバ200およびライドシェアサーバ300に出力する。これにより、エージェントサーバ200およびライドシェアサーバ300は、車両Mに乗車した利用者Uを識別することができる。

0045

[3.エージェント装置]
次に、図3戻り、エージェント装置100について説明する。エージェント装置100は、管理部110と、エージェント機能部150−1、150−2、150−3と、ペアリングアプリ実行部152とを備える。管理部110は、例えば、音響処理部112と、エージェントごとWU(Wake Up)判定部114と、表示制御部116と、音声制御部118とを備える。いずれのエージェント機能部であるか区別しない場合、単にエージェント機能部150と称する。3つのエージェント機能部150を示しているのは、図1におけるエージェントサーバ200の数に対応させた一例に過ぎず、エージェント機能部150の数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。図3に示すソフトウェア配置は説明のために簡易に示しており、実際には、例えば、エージェント機能部150と車載通信装置14の間に管理部110が介在してもよいように、任意に改変することができる。

0046

エージェント装置100の各構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

0047

管理部110は、OS(Operating System)やミドルウェアなどのプログラムが実行されることで機能する。

0048

音響処理部112は、エージェントごとに予め設定されているウエイクアップワードを認識するのに適した状態になるように、入力された音に対して音響処理を行う。音響処理部112により音響処理された音は、車載通信装置14およびネットワークNWを介してエージェントサーバ200に出力される。

0049

エージェントごとWU判定部114は、エージェント機能部150−1、150−2、150−3のそれぞれに対応して存在し、エージェントごとに予め定められているウエイクアップワードを認識する。エージェントごとWU判定部114は、音響処理が行われた音声(音声ストリーム)から音声の意味を認識する。まず、エージェントごとWU判定部114は、音声ストリームにおける音声波形振幅零交差に基づいて音声区間を検出する。エージェントごとWU判定部114は、混合ガウス分布モデルGMM;Gaussian mixture model)に基づくフレーム単位音声識別および非音声識別に基づく区間検出を行ってもよい。

0050

次に、エージェントごとWU判定部114は、検出した音声区間における音声をテキスト化し、文字情報とする。そして、エージェントごとWU判定部114は、テキスト化した文字情報がウエイクアップワードに該当するか否かを判定する。ウエイクアップワードであると判定した場合、エージェントごとWU判定部114は、対応するエージェント機能部150を起動させる。なお、エージェントごとWU判定部114に相当する機能がエージェントサーバ200に搭載されてもよい。この場合、管理部110は、音響処理部112によって音響処理が行われた音声ストリームをエージェントサーバ200に送信し、エージェントサーバ200がウエイクアップワードであると判定した場合、エージェントサーバ200からの指示に従ってエージェント機能部150が起動する。なお、各エージェント機能部150は、常時起動しており且つウエイクアップワードの判定を自ら行うものであってよい。この場合、管理部110がエージェントごとWU判定部114を備える必要はない。

0051

エージェント機能部150は、対応するエージェントサーバ200と協働してエージェントを出現させ、車両Mの利用者の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する。エージェント機能部150には、車両機器40を制御する権限が付与されたものが含まれてよい。また、エージェント機能部150には、ペアリングアプリ実行部152を介して汎用通信装置60と連携し、エージェントサーバ200と通信するものがあってよい。例えば、エージェント機能部150−1には、車両機器40を制御する権限が付与されている。エージェント機能部150−1は、車載通信装置14を介してエージェントサーバ200−1と通信する。エージェント機能部150−2は、車載通信装置14を介してエージェントサーバ200−2と通信する。エージェント機能部150−3は、ペアリングアプリ実行部152を介して汎用通信装置60と連携し、エージェントサーバ200−3と通信する。ペアリングアプリ実行部152は、例えば、Bluetoothによって汎用通信装置60とペアリングを行い、エージェント機能部150−3と汎用通信装置60とを接続させる。なお、エージェント機能部150−3は、USB(Universal Serial Bus)などを利用した有線通信によって汎用通信装置60に接続されるようにしてもよい。

0052

表示制御部116は、エージェント機能部150からの指示に応じて表示・操作装置34に画像を表示させる。表示制御部116は、一部のエージェント機能部150の制御により、例えば、車室内で利用者とのコミュニケーションを行う擬人化されたエージェントの画像(以下、「エージェント画像」と称する)を生成し、生成したエージェント画像を表示・操作装置34の表示装置に表示させる。エージェント画像は、例えば、利用者に対して話しかける態様の画像である。エージェント画像は、例えば、少なくとも観者によって表情顔向きが認識される程度の顔画像を含んでよい。また、エージェント画像は、アニメーション画像であってもよい。

0053

音声制御部118は、エージェント機能部150からの指示に応じて、スピーカユニット36に含まれるスピーカのうち一部または全部に音声を出力させる。

0054

[4.エージェントサーバ]
[4.1 エージェントサーバの全体構成]
図4は、エージェントサーバ200の構成と、エージェント装置100の構成の一部とを示す構成図である。以下、エージェントサーバ200の構成と共にエージェント機能部150などの動作について説明する。ここでは、エージェント装置100からネットワークNWまでの物理的な通信についての説明を省略する。

0055

エージェントサーバ200は、通信部210を備える。通信部210は、例えばNIC(Network Interface Card)などのネットワークインターフェースである。更に、エージェントサーバ200は、例えば、音声認識部220と、自然言語処理部222と、対話管理部224と、ネットワーク検索部226と、応答文生成部228と、通知部230とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

0056

エージェントサーバ200は、記憶部250を備える。記憶部250は、上記の各種記憶装置により実現される。記憶部250には、パーソナルプロファイル252、辞書DB(データベース)254、知識ベースDB256、応答規則DB258などのデータやプログラムが格納される。

0057

エージェント装置100において、エージェント機能部150は、音声ストリーム、或いは圧縮や符号化などの処理が行われた音声ストリームを、エージェントサーバ200に送信する。

0058

エージェント機能部150は、ローカル処理(エージェントサーバ200を介さない処理)が可能な音声コマンドを認識した場合は、音声コマンドで要求された処理を行ってよい。ローカル処理が可能な音声コマンドとは、エージェント装置100が備える記憶部(不図示)を参照することで回答可能な音声コマンドであったり、エージェント機能部150−1の場合は車両機器40を制御する音声コマンド(例えば、空調装置をオンにするコマンドなど)であったりする。従って、エージェント機能部150は、エージェントサーバ200が備える機能の一部を有してもよい。

0059

音声ストリームを取得すると、音声認識部220が音声認識を行ってテキスト化された文字情報を出力し、自然言語処理部222が文字情報に対して辞書DB254を参照しながら意味解釈を行う。辞書DB254は、文字情報に対して抽象化された意味情報対応付けられたものである。辞書DB254は、同義語類義語一覧情報を含んでもよい。音声認識部220の処理と、自然言語処理部222の処理は、段階が明確に分かれるものではなく、自然言語処理部222の処理結果を受けて音声認識部220が認識結果を修正するなど、相互に影響し合って行われてよい。

0060

自然言語処理部222は、例えば、認識結果として、「今日の天気は」、「天気はどうですか」などの意味が認識された場合、標準文字情報「今日の天気」に置き換えたコマンドを生成する。これにより、リクエストの音声に文字揺らぎがあった場合にも要求にあった対話をし易くすることができる。また、自然言語処理部222は、例えば、確率を利用した機械学習処理等の人工知能処理を用いて文字情報の意味を認識したり、認識結果に基づくコマンドを生成してもよい。

0061

対話管理部224は、自然言語処理部222の処理結果(コマンド)に基づいて、パーソナルプロファイル252や知識ベースDB256、応答規則DB258を参照しながら車両Mの利用者に対する発話の内容を決定する。パーソナルプロファイル252は、利用者ごと(すなわち利用者IDを紐付けられて)に保存されている利用者の特徴情報252aを含む。特徴情報252aは、エージェント機能部150が利用者に対してエージェント機能を提供している間に、エージェント機能部150に入力される利用者の発話に基づいて解析される情報である。特徴情報252aは、例えば、方言、会話の嗜好度合い(会話好きか否か?)、出身地、母校、趣味、語彙力などを含む。エージェントは、利用者と日常的に会話を行っているため、利用者が通常公開するようなプロフィールに表れない内容まで把握することができる。知識ベースDB256は、物事の関係性を規定した情報である。応答規則DB258は、コマンドに対してエージェントが行うべき動作(回答や機器制御の内容など)を規定した情報である。

0062

また、対話管理部224は、例えば利用者認証装置52が設けられていない車両Mの場合、音声ストリームから得られる情報と、画像から得られる情報とのうち少なくとも一方を用いて、パーソナルプロファイル252と照合を行うことで、利用者を特定してもよい。この場合、パーソナルプロファイル252には、例えば、音声または外見見た目)の情報に、個人情報が対応付けられている。音声の情報とは、例えば、声の高さ、イントネーションリズム(音の高低パターン)などの喋り方の特徴や、メル周波数ケプストラム係数(Mel Frequency Cepstrum Coefficients)などによる特徴量に関する情報である。音声の情報は、例えば、利用者の初期登録時に所定の単語や文章等を利用者に発声させ、発声させた音声を認識することで得られる情報である。外見の情報とは、背格好、顔の輪郭、目やなど顔の各部位の位置や形状、髪色などによる特徴量に関する情報である。

0063

対話管理部224は、コマンドがネットワークNWを介して検索可能な情報を要求するものである場合、ネットワーク検索部226に検索を行わせる。ネットワーク検索部226は、ネットワークNWを介して各種ウェブサーバ400にアクセスし、所望の情報を取得する。

0064

応答文生成部228は、対話管理部224により決定された発話の内容が車両Mの利用者に伝わるように、応答文を生成し、エージェント装置100に送信する。応答文生成部228は、利用者がパーソナルプロファイル252に登録された利用者であることが特定されている場合に、利用者の名前を呼んだり、利用者の話し方に似せた話し方にした応答文を生成してもよい。

0065

エージェント機能部150は、応答文を取得すると、音声合成を行って音声を出力するように音声制御部118に指示する。また、エージェント機能部150は、音声出力に合わせてエージェント画像を表示するように表示制御部116に指示する。このようにして、仮想的に出現したエージェントが車両Mの利用者に応答するエージェント機能が実現される。

0066

通知部230は、エージェント機能部150により取得された利用者の特徴情報252aをライドシェアサーバ300に通知する。通知部230は、例えば、ライドシェアサーバ300からの要求に応じて、または、所定のタイミングにおいて、利用者の特徴情報252aをライドシェアサーバ300に送信する。所定のタイミングは、所定時間が経過したタイミングでもよいし、エージェント機能部150が利用者の特徴情報252aを取得した回数所定回数に達したタイミングでもよい。

0067

[5.ライドシェアサーバ]
[5.1 ライドシェアサーバの構成]
図5は、ライドシェアサーバ300の構成図である。ライドシェアサーバ300は、例えば、通信部310と、取得部320と、運行管理部330と、記憶部380とを備える。

0068

通信部310は、例えば、ネットワークNWに接続するためのネットワークカードである。通信部310は、ネットワークNWを介して端末装置Dや車両Mと通信する。また、記憶部380は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。

0069

取得部320および運行管理部330は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部380に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。

0070

取得部320は、通信部310およびネットワークNWを介して、エージェントサーバ200から取得した利用者情報382を記憶部380に登録する。利用者情報382は、サービスの申込者、サービスの利用者、サービスの提供者の個人情報などを含む。利用者情報382は、更に、エージェント機能部150が取得した利用者の特徴情報252a、および、エージェント機能部150が利用者の特徴情報252aを取得する際に用いたエージェントの種類を含む。この点で、取得部320は、「特徴取得部」の一例である。そして、取得部320は、利用者の特徴情報252aを、サービスの利用者Uおよびエージェントの種類に関連付けて、特徴DB382aとして記憶部380に登録する。

0071

図6は、特徴DB382aの内容の一例を示す図である。特徴DB382aは、予め登録された利用者Uの識別情報である利用者IDに対し、エージェントの種類、および、利用者の特徴情報252aが関連付けられている。

0072

運行管理部330は、特徴DB382aを参照して、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせを決定する。運行管理部330は、例えば、方言が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定する。この場合、運行管理部330は、例えば、同種類のエージェントを利用して特徴情報252aを取得した利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定する。なお、運行管理部330は、異なる種類のエージェントを利用して特徴情報252aを所得した利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。また、運行管理部330は、会話の嗜好度合い(会話好きか否か?)が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。また、運行管理部330は、出身地が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。また、運行管理部330は、母校が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。また、運行管理部330は、趣味が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。また、運行管理部330は、語彙力が共通する利用者Uを、一つの共同車両M−1に乗車させる利用者Uの組み合わせとして決定してもよい。

0073

取得部320は、通信部310およびネットワークNWを介して、利用者Uの端末装置Dから発せられた乗車リクエストを取得し、乗車リクエストに含まれる乗車条件を、乗車条件情報384として記憶部380に登録する。

0074

図7は、乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。乗車条件情報384は、予め登録された利用者Uの識別情報である利用者IDに対し、乗車希望地点、目的地、乗車希望時刻、配車決定済であるか否かを示す配車フラグ(例えば1が配車決定済、0が配車未決定を示す)などが対応付けられた情報である。配車フラグ以外の情報は、端末装置Dのライドシェアアプリが利用者Uの入力を受け付けることで内容が決定され、乗車リクエストとしてライドシェアサーバ300に送信される。以下、乗車条件情報384における一つの利用者IDに対応付けられた一連の情報をレコードと称する場合がある。

0075

運行管理部330は、乗車条件情報384と、地図情報386と、運行スケジュール情報388とを参照し、配車可能な共同車両M−1を検索する。地図情報386は、ノードリンクの情報に加えて、各種の施設概要を示す施設情報が含まれている(車両Mのナビ地図や高精度地図にも、そのような情報が含まれてもよい)。例えば、運行管理部330は、乗車条件情報384に含まれる各レコードの中から、時間帯と、乗車希望地点から目的地までの走行区間が近いものを粗くグループ化し、更に、一つの共同車両M−1で運ぶことの可能な一以上の利用者Uに対応する一以上のレコードを抽出し、運行スケジュール情報388の一部として記憶部380に登録する。

0076

図8は、運行スケジュール情報388の内容の一例を示す図である。運行スケジュール情報388は、ライドシェアサーバ300が管理する共同車両M−1の識別情報である車両IDに対し、出発地経由地、および到達地のそれぞれの座標と、共同車両M−1の想定到着時刻、並びに各経由地において乗車する利用者Uの利用者IDおよび降車する利用者Uの利用者IDが対応付けられた情報である。出発地や到達地は、通常、車庫などである。運行スケジュール情報388には、未だ運行スケジュールが決定されない「空き車両」の情報も併せて登録される。この場合、空き車両に対しては、出発地の座標のみが登録される。運行管理部330は、前述したように複数の利用者Uからの乗車リクエストをまとめて一つの共同車両M−1の運行スケジュールを決定してもよいし、既に決定されている運行スケジュールを検索し、別の利用者Uの乗車リクエストを盛り込む形で運行スケジュールを変更してもよい。すなわち、運行管理部330は、配車可能な共同車両M−1を検索する際に、運行スケジュールが未だ決定されていない共同車両M−1を検索してもよいし、既に決定された共同車両M−1の運行スケジュールの中から、利用者Uの乗車リクエストを盛り込むことが可能なものを検索してもよい。運行管理部330は、所定のタイミングで、運行スケジュール情報388に基づく経路(経由地)と想定通過時刻の情報を、共同車両M−1に送信する。なお、運行管理部330は、共同車両M−1が手動運転車両である場合、その共同車両M−1の運転者の端末装置または車載端末装置へ乗車リクエストの変更要求を通知する。

0077

運行管理部330は、乗車条件情報384と、地図情報386と、運行スケジュール情報388とを参照し、配車可能な車両Mを検索する。地図情報386は、ノードやリンクの情報に加えて、各種の施設の概要を示す施設情報が含まれている(車両Mのナビ地図や高精度地図にも、そのような情報が含まれてもよい)。例えば、運行管理部330は、乗車条件情報384に含まれる各レコードの中から、時間帯と、乗車希望地点から目的地までの走行区間が近いものを粗くグループ化し、更に、一台の車両Mで運ぶことの可能な一以上の利用者Uに対応する一以上のレコードを抽出し、運行スケジュール情報388の一部として記憶部380に登録する。

0078

[ライドシェアサーバの処理フロー
以下、実施形態に係るライドシェアサーバ300の一連の処理の流れについてフローチャートを用いて説明する。図9は、実施形態に係るライドシェアサーバ300の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返されてもよい。

0079

まず、運行管理部330は、利用者Uの端末装置Dから発せられた乗車リクエストを取得部320により取得した否かを判定する(ステップS10)。運行管理部330は、乗車リクエストを取得部320により取得したと判定した場合、記憶部380に記憶されている特徴DB382aを参照する(ステップS12)。そして、運行管理部330は、特徴DB382aに含まれる利用者の特徴情報252aに基づき、一つの共同車両M−1に乗車する利用者Uの組み合わせを決定する(ステップS14)。次に、運行管理部330は、記憶部380に記憶されている乗車条件情報384を参照する(ステップS16)。そして、運行管理部330は、乗車条件情報384に含まれる利用者Uの乗車条件に基づき、共同車両M−1の運行計画を生成する(ステップS18)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。

0080

上記説明した実施形態に係るライドシェアサーバ300によれば、ライドシェアサービスの利用者の快適性を向上させることができる。例えば、一つの共同車両M−1に乗車する利用者同士の相性が合わない場合、ライドシェアサービスの利用者の快適性が損なわれる場合があった。これに対し、実施形態に係るライドシェアサーバ300では、利用者の特徴情報252aに基づき、相性の合う利用者同士を、一つの共同車両M−1に乗車する利用者の組み合わせとして決定する。そのため、ライドシェアサービスの利用者の快適性を向上させることができる。

0081

また、ライドシェアサーバ300によれば、ライドシェアサービスの利用者の快適性をより一層向上させることができる。例えば、特徴情報252aの取得に用いるエージェントの種類が異なる場合、特徴情報252aを比較して利用者同士の相性を的確に把握することが困難となる場合があった。これに対し、実施形態に係るライドシェアサーバ300では、同種類のエージェント機能を通じて特徴情報252aを取得した利用者同士を、一つの共同車両M−1に乗車する利用者の組み合わせとして決定する。そのため、利用者同士の相性を的確に把握することにより、ライドシェアサービスの利用者の快適性をより一層向上させることができる。

0082

以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

0083

1情報処理システム
32マイク(車載機器)
34 表示・操作装置
36スピーカユニット
100エージェント装置
200エージェントサーバ
300ライドシェアサーバ
320 取得部(特徴取得部)
330運行管理部
Eエージェントシステム
M 車両
M−1共同車両
D 端末装置

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