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技術 ベルト回収用治具および管の接合方法

出願人 株式会社クボタ
発明者 岸正蔵小丸維斗下村正隆東賢人
出願日 2019年3月25日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-055793
公開日 2020年10月1日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-159359
状態 未査定
技術分野 管の敷設
主要キーワード スリングベルト レバーホイスト 接合用治具 板フレーム 寄せ装置 係合ローラ 電動装置 搬送車両
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

管路敷設内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能なベルト回収用治具を提供する。

解決手段

ベルト5の一端部のアイ部7に他端部のアイ部8とベルト本体6とを挿通させて管51の受口52の外周に巻き付けられたベルト5を回収するためのベルト回収用治具1であって、治具本体20と、治具本体20に連結された策体21とを有し、治具本体20は、ベルト5が挿通可能な挿通部25と、回転自在な係合部材24とを有し、係合部材24は、策体21が受口52の手前側である回収方向Cへ引っ張られた際、挿通部25に挿通されたベルト本体6に、回収方向Cの反対側から係合する。

概要

背景

従来、図16〜図18に示すように、地下に構築された管路敷設120内に形成された管路121の最後尾の一方の管122の受口123に他方の管124の挿し口125を挿入して一方の管122と他方の管124とを接合する際に、両端アイ型のスリングベルト126を用いていた。

このスリングベルト126はベルト本体127の両端部に環状のアイ部128,129を有している。

このようなスリングベルト126を用いた一方の管122と他方の管124との接合方法を以下に説明する。

先ず、図16に示すように、スリングベルト126の一端部のアイ部128に他端部のアイ部129とベルト本体127とを挿通させて一方の管122の受口123の外周にスリングベルト126を巻き付ける。

次に、図17に示すように、他方の管124を管搬送車両134で搬送し、他方の管124の挿し口125を一方の管122の受口123に挿入して預ける。そして、図18に示すように、他方の管124の挿し口125とは反対側の受口123側とスリングベルト126の他端部のアイ部129とにレバーホイスト130を取り付ける。

その後、レバーホイスト130のレバー131を操作してスリングベルト126を他方の管124の離脱方向へ引っ張ることにより他方の管124に発生する反力で、他方の管124を挿入方向Bへ引き寄せて他方の管124の挿し口125を一方の管122の受口123にさらに押し込んで、一方の管122に他方の管124を接合する。

その後、レバーホイスト130を取り外し、スリングベルト126のベルト本体127と他端部のアイ部129とを一端部のアイ部128から抜いて、スリングベルト126を一方の管122の受口123の外周から取り外して回収する。

尚、上記のようにスリングベルトを用いて管を接合する方法は例えば下記特許文献1に記載されている。

概要

管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能なベルト回収用治具を提供する。ベルト5の一端部のアイ部7に他端部のアイ部8とベルト本体6とを挿通させて管51の受口52の外周に巻き付けられたベルト5を回収するためのベルト回収用治具1であって、治具本体20と、治具本体20に連結された策体21とを有し、治具本体20は、ベルト5が挿通可能な挿通部25と、回転自在な係合部材24とを有し、係合部材24は、策体21が受口52の手前側である回収方向Cへ引っ張られた際、挿通部25に挿通されたベルト本体6に、回収方向Cの反対側から係合する。

目的

本発明は、管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能なベルト回収用治具および管の接合方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

ベルト本体の両端部に環状のアイ部を有するベルトの一端部のアイ部に他端部のアイ部とベルト本体とを挿通させて管の受口の外周に巻き付けられたベルトを回収するためのベルト回収用治具であって、治具本体と、治具本体に連結された策体とを有し、治具本体は、ベルトが挿通可能な挿通部と、回転自在な係合部材とを有し、係合部材は、策体が受口の手前側である回収方向へ引っ張られた際、挿通部に挿通されたベルト本体に、回収方向の反対側から係合することを特徴とするベルト回収用治具。

請求項2

上記請求項1に記載のベルト回収用治具を用いて、管路敷設坑内の一方の管の受口に他方の管の挿し口を挿入して一方の管に他方の管を接合する管の接合方法であって、ベルト回収用治具の治具本体の挿通部にベルトを通し、ベルトの一端部のアイ部に他端部のアイ部とベルト本体とを挿通させて一方の管の受口の外周にベルトを巻き付けて、ベルト本体の巻付部分に治具本体をセットし、他方の管の挿し口を一方の管の受口に挿入し、他方の管の挿し口とは反対側の端部側とベルトの他端部のアイ部との間に引き寄せ装置を取り付け、引き寄せ装置を操作してベルトを他方の管の離脱方向へ引っ張ることにより他方の管に発生する反力で、他方の管を挿入方向へ引き寄せて他方の管の挿し口を一方の管の受口にさらに挿入して、一方の管に他方の管を接合し、引き寄せ装置を取り外し、ベルト回収用治具の策体を回収方向へ引っ張ることにより、ベルトを、一方の管の受口の外周から取り外し、他方の管の手前側へ引き寄せて回収することを特徴とする管の接合方法。

請求項3

一方の管に他方の管を接合した後、他方の管の下方に支持部材を設置して、他方の管を支持部材で支持し、ベルトが他方の管の外周と支持部材の上面との隙間および支持部材の端部と管路敷設内壁面との隙間に入り込むのを阻止する阻止部材を、他方の管の外周と管路敷設坑の内壁面との間に取り付け、ベルト回収用治具の策体を回収方向へ引っ張ることにより、ベルトを、一方の管の受口の外周から取り外し、他方の管の手前側へ引き寄せて回収することを特徴とする請求項2記載の管の接合方法。

技術分野

0001

本発明は、管の受口の外周に巻き付けられたベルト回収するためのベルト回収用治具およびベルト回収用治具を用いて管を接合する接合方法に関する。

背景技術

0002

従来、図16図18に示すように、地下に構築された管路敷設120内に形成された管路121の最後尾の一方の管122の受口123に他方の管124の挿し口125を挿入して一方の管122と他方の管124とを接合する際に、両端アイ型のスリングベルト126を用いていた。

0003

このスリングベルト126はベルト本体127の両端部に環状のアイ部128,129を有している。

0004

このようなスリングベルト126を用いた一方の管122と他方の管124との接合方法を以下に説明する。

0005

先ず、図16に示すように、スリングベルト126の一端部のアイ部128に他端部のアイ部129とベルト本体127とを挿通させて一方の管122の受口123の外周にスリングベルト126を巻き付ける。

0006

次に、図17に示すように、他方の管124を管搬送車両134で搬送し、他方の管124の挿し口125を一方の管122の受口123に挿入して預ける。そして、図18に示すように、他方の管124の挿し口125とは反対側の受口123側とスリングベルト126の他端部のアイ部129とにレバーホイスト130を取り付ける。

0007

その後、レバーホイスト130のレバー131を操作してスリングベルト126を他方の管124の離脱方向へ引っ張ることにより他方の管124に発生する反力で、他方の管124を挿入方向Bへ引き寄せて他方の管124の挿し口125を一方の管122の受口123にさらに押し込んで、一方の管122に他方の管124を接合する。

0008

その後、レバーホイスト130を取り外し、スリングベルト126のベルト本体127と他端部のアイ部129とを一端部のアイ部128から抜いて、スリングベルト126を一方の管122の受口123の外周から取り外して回収する。

0009

尚、上記のようにスリングベルトを用いて管を接合する方法は例えば下記特許文献1に記載されている。

先行技術

0010

特開2015−75169

発明が解決しようとする課題

0011

上記の従来形式では、図18に示すように、管路敷設坑120の内壁面132と管122,124の外周との間に十分に広い作業スペース133が確保されていれば、作業者は、作業スペース133にて、上記のようにスリングベルト126のベルト本体127と他端部のアイ部129とを一端部のアイ部128から抜いて、スリングベルト126を一方の管122の受口123の外周から取り外して回収することができる。しかしながら、作業スペース133が狭い場合、作業者が作業スペース133に立ち入ることができず、スリングベルト126の回収が困難になるといった問題がある。

0012

本発明は、管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能なベルト回収用治具および管の接合方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

上記目的を達成するために、本第1発明は、ベルト本体の両端部に環状のアイ部を有するベルトの一端部のアイ部に他端部のアイ部とベルト本体とを挿通させて管の受口の外周に巻き付けられたベルトを回収するためのベルト回収用治具であって、
治具本体と、治具本体に連結された策体とを有し、
治具本体は、ベルトが挿通可能な挿通部と、回転自在な係合部材とを有し、
係合部材は、策体が受口の手前側である回収方向へ引っ張られた際、挿通部に挿通されたベルト本体に、回収方向の反対側から係合するものである。

0014

これによると、ベルト回収用治具の治具本体の挿通部にベルトを通し、ベルトの一端部のアイ部に他端部のアイ部とベルト本体とを挿通させて管の受口の外周にベルトを巻き付けて、ベルト本体の巻付部分に治具本体をセットする。

0015

その後、ベルトを回収する場合、ベルト回収用治具の策体を回収方向に引っ張ることにより、ベルト本体が治具本体に引っ張られてV形状に湾曲するとともに治具本体の挿通部を通過し、治具本体の係合部材がベルト本体に係合しながら回転し、治具本体がベルト本体の湾曲部分に留まりながらベルト本体が長さ方向へスムーズに送られて、ベルト本体と他端部のアイ部とが一端部のアイ部を通り抜ける。これにより、ベルトが管の受口の外周から取り外され、その後、他端部のアイ部が治具本体に係合し、ベルトが治具本体と共に回収方向へ引き寄せられる。従って、管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能である。

0016

また、ベルトを回収する際、上記のように治具本体の係合部材がベルト本体に係合しながら回転するため、ベルト本体が係合部材に対し摺動して摩耗するのを防止することができる。

0017

本第2発明は、上記第1発明に記載のベルト回収用治具を用いて、管路敷設坑内の一方の管の受口に他方の管の挿し口を挿入して一方の管に他方の管を接合する管の接合方法であって、
ベルト回収用治具の治具本体の挿通部にベルトを通し、
ベルトの一端部のアイ部に他端部のアイ部とベルト本体とを挿通させて一方の管の受口の外周にベルトを巻き付けて、ベルト本体の巻付部分に治具本体をセットし、
他方の管の挿し口を一方の管の受口に挿入し、
他方の管の挿し口とは反対側の端部側とベルトの他端部のアイ部との間に引き寄せ装置を取り付け、
引き寄せ装置を操作してベルトを他方の管の離脱方向へ引っ張ることにより他方の管に発生する反力で、他方の管を挿入方向へ引き寄せて他方の管の挿し口を一方の管の受口にさらに挿入して、一方の管に他方の管を接合し、
引き寄せ装置を取り外し、
ベルト回収用治具の策体を回収方向へ引っ張ることにより、ベルトを、一方の管の受口の外周から取り外し、他方の管の手前側へ引き寄せて回収するものである。

0018

これによると、ベルト回収用治具を用いることにより、管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルトを容易に回収することが可能である。

0019

本第3発明における管の接合方法は、一方の管に他方の管を接合した後、他方の管の下方に支持部材を設置して、他方の管を支持部材で支持し、
ベルトが他方の管の外周と支持部材の上面との隙間および支持部材の端部と管路敷設坑の内壁面との隙間に入り込むのを阻止する阻止部材を、他方の管の外周と管路敷設坑の内壁面との間に取り付け、
ベルト回収用治具の策体を回収方向へ引っ張ることにより、ベルトを、一方の管の受口の外周から取り外し、他方の管の手前側へ引き寄せて回収するものである。

0020

これによると、阻止部材を他方の管の外周と管路敷設坑の内壁面との間に取り付けた後、ベルト回収用治具の策体を回収方向へ引っ張って、ベルトを一方の管の受口の外周から取り外すことにより、取り外されたベルトが他方の管の外周と支持部材の上面との隙間又は支持部材の端部と管路敷設坑の内壁面との隙間に入り込んで引っ掛かってしまうのを防止することができる。これにより、取り外したベルトを回収方向へ引き寄せる際、ベルトが引っ掛かることはなく、ベルトを確実に回収することができる。

発明の効果

0021

以上のように本発明によると、管路敷設坑の内壁面と管の外周との間の作業スペースが狭い場合であっても、ベルト回収用治具を用いることにより、ベルトを容易に回収することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の第1の実施の形態におけるベルト回収用治具の斜視図である。
同、ベルト回収用治具の治具本体の断面図である。
図2におけるX−X矢視図である。
同、ベルト回収用治具によって回収されるスリングベルトの図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す断面図であり、阻止部材を取り付けた様子を示す。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図であり、図10の一部を拡大表示したものである。
同、ベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
本発明の第2の実施の形態におけるベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
本発明の第3の実施の形態におけるベルト回収用治具を用いた管の接合方法を示す図である。
図14におけるX−X矢視図である。
従来の管の接合方法を示す図である。
同、管の接合方法を示す図である。
同、管の接合方法を示す図である。

実施例

0023

以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。

0024

(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1図3に示すように、1は管の受口の外周に巻き付けられたスリングベルト5(ベルトの一例)を回収するためのベルト回収用治具である。図4に示すように、スリングベルト5は、ベルト本体6と、ベルト本体6の両端部に設けられた環状のアイ部7,8とを有している。

0025

ベルト回収用治具1は、治具本体20と、治具本体20に連結された回収用21(策体の一例)とを有している。治具本体20は、本体フレーム23と、本体フレーム23に設けられた係合ローラ24(係合部材の一例)と、スリングベルト5が挿通可能な挿通部25とを有している。

0026

本体フレーム23は、コの字型フレームであり、幅方向Wにおいて相対向する一対の側板27と、両側板27の基端部間に設けられた板フレーム28とを有している。係合ローラ24は、両側板27の先端部間に、回転軸30を介して回転自在に取り付けられている。尚、回転軸30の軸心方向は幅方向Wと同方向である。挿通部25は係合ローラ24と本体フレーム23の側板27と板フレーム28とで囲まれた空間である。
回収用紐21の一端は本体フレーム23の板フレーム28に連結している。

0027

以下に、図5図12を参照しながら、上記ベルト回収用治具1を用いて、管路敷設坑50内の一方の管51の受口52に他方の管53の挿し口54を挿入して一方の管51に他方の管53を接合する管の接合方法を説明する。

0028

尚、管路敷設坑50はシールド掘進機によって地中に構築され、一次覆工施工されている。管路敷設坑50内には、複数の管を接合してなる管路55と、レール56とが敷設され、さらに、一方の管51の受口52側を下方から支持するH形鋼等の支持部材65(枕木)と、他方の管53を搬送する管搬送車両57とが設けられている。

0029

一方の管51は管路55を形成している最後尾の管である。一方の管51と他方の管53とは、例えばダクタイル鋳鉄管であり、それぞれの一端部に挿し口54を有するとともに他端部に受口52を有している。管搬送車両57は、レール56上を走行自在であり、他方の管53を支持する走行台車58を有している。

0030

先ず、一方の管51の受口52の内周に、予めシール用のゴム輪等を装着しておく。そして、図1仮想線で示すように、ベルト回収用治具1の治具本体20の挿通部25にスリングベルト5を通し、図5に示すように、スリングベルト5の一端部のアイ部7に他端部のアイ部8とベルト本体6とを挿通させて一方の管51の受口52の外周にスリングベルト5を巻き付けて、ベルト本体6の巻付部分10に治具本体20をセットする。

0031

そして、スリングベルト5の他端部のアイ部8とベルト回収用治具1の回収用紐21とを、一方の管51の受口52の手前側へ引き出し、管路敷設坑50内の天井部に設けたフック66に引っ掛けておく。

0032

その後、図6に示すように、管搬送車両57の走行台車58上に他方の管53を載置して搬送し、他方の管53の挿し口54を一方の管51の受口52に挿入して預ける。

0033

そして、図7に示すように、スリングベルト5の他端部のアイ部8をフック66から取り外し、他方の管53の受口52側(挿し口とは反対側の端部側に相当)とスリングベルト5の他端部のアイ部8との間にレバーホイスト67(引き寄せ装置の一例)を取り付ける。すなわち、レバーホイスト67の一方のフック68を他方の管53の受口52の開口端部に引っ掛け、他方のフック69をスリングベルト5の他端部のアイ部8に引っ掛ける。

0034

その後、レバーホイスト67のレバー70を操作してスリングベルト5を他方の管53の離脱方向Aへ引っ張ることにより他方の管53に発生する反力で、他方の管53を挿入方向Bへ引き寄せて他方の管53の挿し口54を一方の管51の受口52にさらに押し込む。このようにして挿し口54を受口52に所定量挿入することにより、一方の管51に他方の管53が接合される。

0035

その後、レバーホイスト67を取り外す。そして、ジャッキ(図示省略)を用いて他方の管53の受口52側を持ち上げ、管搬送車両57を後退させて、走行台車58を他方の管53の下方から受口52の手前側へ抜き出す

0036

次に、図8に示すように、他方の管53の受口52側の下方に支持部材65を設置し、ジャッキで持ち上げていた他方の管53の受口52側を支持部材65上に降ろし、ジャッキを撤去する。これにより、他方の管53の受口52側が支持部材65で支持される。

0037

そして、図9に示すように、スリングベルト5を回収する際に、スリングベルト5が他方の管53の外周と支持部材65の上面との間の第1隙間76および支持部材65の端部と管路敷設坑50の内壁面73との間の第2隙間77に入り込むのを阻止する阻止部材78を、他方の管53の外周と管路敷設坑50の内壁面73との間に取り付ける。尚、阻止部材78は、着脱自在な板状の部材であり、第1および第2隙間76,77の上方を覆うように斜めに取り付けられる。

0038

その後、図10に示すように、ベルト回収用治具1の回収用紐21を、フック66から取り外し、他方の管53の受口52の手前側である回収方向Cへ引っ張る。

0039

これにより、図11に示すように、ベルト本体6が治具本体20に引っ張られてV形状に湾曲するとともに治具本体20の挿通部25を通過し、係合ローラ24が回収方向Cの反対側からベルト本体6に係合しながら回転し、治具本体20がベルト本体6の湾曲部分71に留まりながらベルト本体6が長さ方向へスムーズに送られて、ベルト本体6と他端部のアイ部8とが一端部のアイ部7を通り抜ける。

0040

これにより、スリングベルト5が一方の管51の受口52の外周から取り外され、その後、図12に示すように、他端部のアイ部8が治具本体20に係合し、スリングベルト5が治具本体20と共に回収方向Cへ引き寄せられる。このように、ベルト回収用治具1を用いて、スリングベルト5を回収方向Cへ引き寄せて回収することができるため、管路敷設坑50の内壁面73と管51,53の外周との間の作業スペース74が狭い場合であっても、スリングベルト5を容易に回収することが可能である。

0041

また、図3図11に示すように、スリングベルト5を回収する際、上記のように治具本体20の係合ローラ24がベルト本体6に係合しながら回転するため、ベルト本体6が係合ローラ24に対し摺動して摩耗するのを防止することができる。

0042

また、図9図12に示すように、スリングベルト5は、一方の管51の受口52の外周から取り外されて落下した場合、阻止部材78に受け止められる。これにより、スリングベルト5が第1および第2隙間76,77に入り込むのを防止することができ、取り外したスリングベルト5を回収方向Cへ引き寄せる際、スリングベルト5が第1および第2隙間76,77に引っ掛かることはなく、スリングベルト5を確実に回収することができる。

0043

上記第1の実施の形態では、図7に示すように、他方の管53の受口52側とスリングベルト5の他端部のアイ部8との間にレバーホイスト67を取り付けた際、レバーホイスト67は他方の管53の外周と管路敷設坑50の内壁面73との間の作業スペース74に配置される。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、一方の管51に他方の管53を接合する際、一方の管51の受口52の外周に1本のスリングベルト5を巻き付け、このスリングベルト5に治具本体20をセットし、スリングベルト5を引っ張って他方の管53を一方の管51に接合しているが、1本のスリングベルト5ではアンバランスであれば、第2の実施の形態として図13に示すように、受口52の外周に2本のスリングベルト5を180°振り分けて巻き付け、両スリングベルト5にそれぞれ治具本体20をセットし、2台のレバーホイスト67を用いて両スリングベルト5をバランス良く引っ張って他方の管53を一方の管51に接合してもよい。

0044

尚、第2の実施の形態では2本のスリングベルト5を用いたが、3本以上用いてもよい。
(第3の実施の形態)
上記第1および第2の実施の形態に比べて作業スペース74が非常に狭く、上記第1および第2の実施の形態のようにレバーホイスト67を作業スペース74に配置することが困難な場合は、以下に記載する第3の実施の形態として、図14図15に示すように、他方の管53の受口52に接合用治具85を取り付ける。

0045

接合用治具85は平面視において四角枠状のフレーム体85aを有している。接合用治具85の一端部が他方の管53の受口52内に挿入されて着脱自在に取り付けられる。尚、接合用治具85のフレーム体85aの幅W1は他方の管53の受口52の内径以下に設定されている。

0046

これによると、レバーホイスト67の一方のフック68を他方の管53の受口52に取り付けられた接合用治具85に引っ掛け、他方のフック69をスリングベルト5の他端部のアイ部8に引っ掛けることにより、レバーホイスト67が接合用治具85を介して他方の管53の受口52側とスリングベルト5の他端部のアイ部8との間に取り付けられる。

0047

この際、フレーム体85aの幅W1は他方の管53の受口52の内径以下であるため、フレーム体85aと管路敷設坑50の内壁面73との間に広い作業スペース86を確保することができ、この作業スペース86にレバーホイスト67を配置することができる。

0048

そして、レバーホイスト67を操作して、他方の管53の挿し口54を一方の管51の受口52に所定量挿入して、一方の管51に他方の管53を接合し、その後、レバーホイスト67と接合用治具85とを取り外す。

0049

上記各実施の形態では、策体の一例として、回収用紐21を用いたが、紐に限定されるものではなく、例えばロープ、鎖、ワイヤー等を用いてもよい。

0050

上記各実施の形態では、引き寄せ装置の一例として、レバーホイスト67を用いたが、レバーホイスト67に限定されるものではなく、例えば油圧装置電動装置によって自動的に他方の管53を挿入方向Bへ引き寄せる装置であってもよい。

0051

1ベルト回収用治具
5スリングベルト
6 ベルト本体
7 一端部のアイ部
8 他端部のアイ部
10 巻付部分
20治具本体
21回収用紐(策体)
24係合ローラ(係合部材)
25挿通部
50管路敷設坑
51 一方の管
52 受口
53 他方の管
54 挿し口
65支持部材
67レバーホイスト(引き寄せ装置)
76,77 隙間
78阻止部材
A離脱方向
B 挿入方向
C 回収方向

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    【課題】埋設電路設備からの需要家へのケーブルの引込接続作業を簡単確実に施工でき、しかも、その接続工事の短縮化を図れるようにする。【解決手段】埋設電路設備Mの側壁に開口形成したノックアウトNから引出通線... 詳細

  • 株式会社ブリヂストンの「 清掃口一体型管継手」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】狭い空間に設置できるように排水の流路方向にコンパクトに構成された清掃口一体型管継手を提供できるようにする。【解決手段】清掃口一体型管継手10は、管状に形成された流路部56を備えた本体管部50と... 詳細

  • 積水化学工業株式会社の「 更生管の防食方法および防食構造」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】 既設管やトンネル内に配置される更生管の防食方法を提供する。【解決手段】 帯状部材10は、帯状をなす樹脂製の基部11と、この基部11に沿って延びる補強鋼板15とを含んでいる。帯状部材10を... 詳細

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