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技術 1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体の製造法

出願人 株式会社ヤクルト本社
発明者 重山貴秀杉本卓弥小松秀行西山裕之
出願日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 出願番号 2020-049896
公開日 2020年10月1日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-158500
状態 未査定
技術分野 複数複素環系化合物 N,O含有複素環式化合物
主要キーワード 鎖状炭化水素部分 酸化的環化 セミカルバジド塩酸塩 縮合促進剤 キノリンカルボン酸誘導体 空気雰囲気 化学式中 含水溶媒
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課題

1,3,4−オキサチアジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供する。

解決手段

式(1)で表されるアルデヒド類に、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩を反応させ、生成される式(3)で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することを特徴とする、式(4)で表される1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩の製造法。〔式中、Rは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基他、Xは酸素原子又は硫黄原子。〕

概要

背景

転写調節因子であるSTAT(Signal Transducers and Activators of Transcription)はDNA結合性タンパク質であり、細胞表面から核にシグナルを伝達する経路において必須の媒介因子として、細胞増殖分化などに深く関与している。STATには、7つの異なるファミリーが知られているが、このうちSTAT3は、多くのがん細胞で、その恒常的な活性化及び過剰発現が認められ、がん細胞の増殖や浸潤に関与している。したがって、STAT3の阻害剤抗がん剤として期待され、本出願人は、下記の式(B)で表される化合物を含む特定のキノリンカルボキサミド誘導体を見出している(特許文献1)。

式(B)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩は、下記のとおり、

式(A)で表されるキノリンカルボン酸誘導体に5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることにより製造されるが、従来、5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンは、以下に示すように、フルフラールセミカルバジドを反応させてセミカルバゾンを得、これを単離した後、酸化剤としてヨウ素を用いて環化することにより製造する方法が報告されている(非特許文献1)。

しかし、この方法ではセミカルバゾンを単離していることから手間がかかること、また毒性、腐食性昇華性が高いヨウ素を使用していること、更には環化反応収率が低いという問題があった。

概要

1,3,4−オキサチアジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供する。式(1)で表されるアルデヒド類に、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩を反応させ、生成される式(3)で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することを特徴とする、式(4)で表される1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩の製造法。〔式中、Rは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基他、Xは酸素原子又は硫黄原子。〕なし

目的

本発明は、前記式(B)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体を含むSTAT3阻害剤の製造に使用可能な1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体を工業的に有利に合成する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

下記式(1):〔式中、Rは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基ベンジル基ナフチル基又はスチリル基を示す。〕で表されるアルデヒド類に、次式(2):〔式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩を反応させ、生成される次式(3):〔式中、R及びXは前記と同じものを示す。〕で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することを特徴とする、下記式(4):〔式中、R及びXは前記と同じものを示す。〕で表される1,3,4−オキサチアジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩の製造法

請求項2

式(1)で表されるアルデヒド類がフルフラールであり、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩がセミカルバジド又はその塩である、請求項1記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、1,3,4−オキサチアジアゾール−2−アミン誘導体製造法に関する。

背景技術

0002

転写調節因子であるSTAT(Signal Transducers and Activators of Transcription)はDNA結合性タンパク質であり、細胞表面から核にシグナルを伝達する経路において必須の媒介因子として、細胞増殖分化などに深く関与している。STATには、7つの異なるファミリーが知られているが、このうちSTAT3は、多くのがん細胞で、その恒常的な活性化及び過剰発現が認められ、がん細胞の増殖や浸潤に関与している。したがって、STAT3の阻害剤抗がん剤として期待され、本出願人は、下記の式(B)で表される化合物を含む特定のキノリンカルボキサミド誘導体を見出している(特許文献1)。

0003

式(B)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩は、下記のとおり、

0004

0005

式(A)で表されるキノリンカルボン酸誘導体に5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることにより製造されるが、従来、5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンは、以下に示すように、フルフラールセミカルバジドを反応させてセミカルバゾンを得、これを単離した後、酸化剤としてヨウ素を用いて環化することにより製造する方法が報告されている(非特許文献1)。

0006

0007

しかし、この方法ではセミカルバゾンを単離していることから手間がかかること、また毒性、腐食性昇華性が高いヨウ素を使用していること、更には環化反応収率が低いという問題があった。

0008

特許第5650529号公報

先行技術

0009

J. Org. Chem., 2015, 80, 1018-1024

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、前記式(B)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体を含むSTAT3阻害剤の製造に使用可能な1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体を工業的に有利に合成する方法を提供することに関する。

課題を解決するための手段

0011

本発明者らは、斯かる実情に鑑み、鋭意研究を行った結果、式(1)で表されるアルデヒド類に、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩を反応させ、生成される式(3)で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することにより、式(4)で表される1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体を効率よく製造できることを見出した。

0012

0013

〔式中、Rは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基ベンジル基ナフチル基又はスチリル基を示し、Xは酸素原子又は硫黄原子を示す。〕

0014

すなわち、本発明は、以下の1)〜2)に係るものである。
1)式(1)で表されるアルデヒド類に、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩を反応させ、生成される式(3)で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することを特徴とする、式(4)で表される1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体又はその塩の製造法。
2)式(1)で表されるアルデヒド類がフルフラールであり、式(2)で表されるセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド又はその塩がセミカルバジド又はその塩である、1)の方法。

発明の効果

0015

本発明によれば、式(B)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体を含むSTAT3阻害剤の製造に使用可能な1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン又はその塩を工業的に有利に製造できる。

0016

本明細書において、「低級」なる語は、特に断らないかぎり、この語が付された基の炭化水素部分炭素原子数が、炭化水素部分が鎖状である場合1〜9個、環状である場合3〜7個であることを意味し、鎖状炭化水素部分は直鎖又は分岐鎖の何れでもよいことを意味する。なお、本明細書において、炭化水素部分の炭素原子数(x〜y個)は、「Cx−y」のように略記する。
また、「置換基を有していてもよい」とは、対象となる基の水素原子が他の基に置換されていてもよいことを意味し、当該置換基の数は、1若しくはそれ以上であり得、置換基を2以上有する場合、当該置換基は同一又は異なっていてもよい。

0017

本発明における化学式中、Rで示される低級アルキル基としては、メチル基エチル基プロピル基イソプロピル基ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基ヘキシル基、ヘプチル基オクチル基、ノニル基等のC1−9アルキル基が好ましく、より好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、tert−ブチル基、ノニル基である。

0018

Rで示される低級アルケニル基としては、例えばビニル基プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等が好ましく、より好ましくはビニル基、2−メチル−1−プロペニル基である。

0019

Rで示されるシクロ低級アルキル基としては、シクロC3−7アルキル基が好ましく、例えばシクロプロピル基シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、好ましくはシクロヘキシル基である。

0020

Rで示される置換基を有していてもよいフェニル基において、フェニル基に置換し得る基としては、例えばハロゲン原子(例えば、塩素原子臭素原子等)、C1−4アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等)、C2−7アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等)、C1−4アルコキシ基(例えば、メトキシ基エトキシ基プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等)、ヒドロキシ基ニトロ基シアノ基、C1−4アルキルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル基等)、C1−4アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基等)、アミノ基、ジC1−4アルキルアミノ基(例えばジメチルアミノ基等)、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基の他、環上の2つの炭素原子を結合させる二価の基であるオキシエチレン基オキシエチレンオキシ基等が挙げられる。

0021

Rで示される置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基において、5〜6員の複素環式基としては、例えばピロリル基ピラゾリル基フリル基チエニル基ピリジル基イミダゾリル基トリアゾリル基、テトラゾリル基トリアジニル基ピリダジニル基ピリミジニル基ピラジニル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサゾリル基オキサジアゾリル基等が挙げられ、好ましくはピリジル基、フリル基、チエニル基であり、より好ましくは2−フリル基、3−フリル基である。
当該複素環式基に置換し得る基としては、例えばハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子等)、C1−4アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等)、C2−7アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等)、C1−4アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1−4アルキルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル基等)、C1−4アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基等)、アミノ基、ジC1−4アルキルアミノ基(例えばジメチルアミノ基等)、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基等が挙げられる。

0022

Rで示されるナフチル基としては、具体的には、1−ナフチル基又は2−ナフチル基が挙げられる。

0023

本発明における化学式中、Xは酸素原子又は硫黄原子が挙げられる。

0024

本発明において、Rはフリル基(好ましくは2−フリル基)であるのがより好ましく、Xは酸素原子であるのがより好ましい。

0025

式(2)で表されるセミカルバジド又はチオセミカルバジド(以下、セミカルバジド又はチオセミカルバジド(2)と称す)、式(4)で表される1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(以下、1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)と称す)の塩としては、例えば、薬理学的に許容される酸付加塩が挙げられ、例えば塩酸臭化水素酸硫酸硝酸リン酸ホウ酸等の各無機酸塩、及び、有機酸としてのギ酸酢酸プロピオン酸フマル酸マロン酸コハク酸マレイン酸酒石酸クエン酸安息香酸等のカルボン酸類の塩、メタンスルホン酸p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類の塩、グルタミン酸アスパラギン酸等のアミノ酸類の塩が挙げられる。

0026

本発明の1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)の製造方法の詳細を以下に説明する。尚、原料物質及び製造化合物は、塩であってもよく、各反応において製造される化合物は、常法により塩に変換することができる。

0027

本発明の1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)又はその塩の製造は、式(1)で表されるアルデヒド類(以下、アルデヒド類(1)と称す)とセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド(2)又はその塩を脱水縮合させ、生成される式(3)で表されるセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類(以下、セミカルバゾン類又はチオチオセミカルバゾン類(3)と称す)を単離することなく、クロラミンTを用いて環化することにより行われる。

0028

アルデヒド類(1)とセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド(2)又はその塩との縮合反応は、通常、縮合促進剤として酸を使用し、水や極性溶媒中で行うことができる。

0029

アルデヒド類(1)とセミカルバジド若しくはチオセミカルバジド(2)又はその塩の使用割合は、モル比で1:1〜1:1.20とするのが好ましく、1:1.03〜1:1.10とするのがより好ましい。

0030

反応温度は、通常−78℃〜用いた溶媒沸点の範囲内で行えばよく、好ましくは0〜50℃である。

0031

反応を行う雰囲気としては、空気雰囲気下でも良いが、窒素アルゴンなど不活性ガス雰囲気下で行ってもよい。

0032

反応圧力については大気圧下で行うことが経済性の点で好ましいが、加圧あるいは減圧条件下で行うこともできる。

0033

上記の極性溶媒としては、メタノールエタノールプロパノールイソプロピルアルコールブタノール等のアルコール系溶媒アセトニトリルイソブチロニトリルプロピオニトリルメトキシアセトニトリル等のニトリル系溶媒テトラヒドロフラン(THF)、1,3−あるいは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられるが、水又は水とテトラヒドロフラン(THF)の混合液を用いるのがより好ましく、使用量は特に制限されない。

0034

上記の縮合促進剤に用いる酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、炭酸、p−トルエンスルホン酸、硝酸、シュウ酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸スルファミン酸過塩素酸などが挙げられ、好ましくは塩酸、酢酸、炭酸である。
好適な態様として、例えば、酢酸ナトリウムを溶解した水溶液中で反応を行うことが挙げられる。

0035

なお、アルデヒド類(1)は、市販品として入手可能であるか、文献等に記載されている方法あるいはそれらに準ずる方法により得ることができる。また、セミカルバジド若しくはチオセミカルバジド(2)又はその塩は、セミカルバジド塩酸塩、チオセミカルバジドがそれぞれ市販品として入手可能である。

0036

次いで、上記反応により生成されたセミカルバゾン類又はチオセミカルバゾン類(3)を単離することなく、含水溶媒中、塩基性条件下で、クロラミンTを用いて酸化的環化が行われる。すなわち、前記縮合反応終了後、反応液に溶媒、塩基、クロラミンTを添加してワンポットで環化反応が行われる。

0037

使用する溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル、イソブチロニトリル、プロピオニトリル、メトキシアセトニトリル等のニトリル系溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、1,3−あるいは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。このうち、テトラヒドロフラン(THF)がより好ましい。また、これらの溶媒は、単独又は組み合わせて使用することもでき、溶媒の使用量は特に制限されない。

0038

塩基としては、水酸化カリウム炭酸カリウム炭酸水素カリウムリン酸三カリウム水酸化ナトリウム炭酸ナトリウム炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、炭酸カリウムがより好ましい。
当該塩基は、アルデヒド類に対して、2.00〜4.00倍モル使用されるが、2.50〜3.00倍モルとするのがよい。

0039

クロラミンTは、p-トルエンスルホンクロロアドナトリウムを指すが、市販のクロラミンT三水和物等を用いることができる。
クロラミンTは、アルデヒド類に対して、1.10〜2.00倍モル使用されるが、1.20〜1.70倍モルとするのがよい。

0040

反応温度は、通常−78℃〜用いた溶媒の沸点の範囲で行えばよく、好ましくは0℃〜用いた含水溶媒の沸点である。
反応時間は、通常5分〜48時間が好ましく、1〜30時間がより好ましい。

0041

反応終了後、反応液をチオ硫酸ナトリウム亜硫酸ナトリウム亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液で洗浄した後、トルエン、ジエチルエーテルジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテルMTBE)等の有機溶媒を加えて、塩酸水と食塩水の混合液で抽出操作を行い、得られた水層を水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えて結晶化し、ろ取すること、あるいは反応液をチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液で洗浄した後、ジエチルエーテル、酢酸エチル、1,4−ジオキサン等の有機溶媒に溶かした塩酸を加え、生じた固体をろ取し、得られた固体を水に懸濁させ、水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えた後、ろ取すること、あるいは前述のろ液にトルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)等の有機溶媒を加えて、塩酸水と食塩水の混合液で抽出操作を行い、得られた水層を水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えて結晶化し、ろ取すること、あるいは反応液をチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液を加え、析出している固体をろ取すること、あるいは前述のろ液の有機層を分離し、得られた有機層にトルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)等の有機溶媒を加えて、塩酸水と食塩水の混合液で抽出操作を行い、得られた水層を水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えて結晶化し、ろ取すること、あるいは反応終了後、反応液をチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液で洗浄した後、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)等の有機溶媒を加えて、塩酸水と食塩水の混合液で抽出操作を行い、得られた水層を水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えて塩基性にし、減圧濃縮すること、あるいは反応終了後、反応液をチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液で洗浄した後、塩酸水と食塩水の混合液を加え、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)等の有機溶媒で抽出操作を行い、得られた有機層を炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液で洗浄し、減圧濃縮すること、あるいは反応液をチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤の水溶液と食塩水の混合液で洗浄した後、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)等の有機溶媒とジエチルエーテル、酢酸エチル、1,4−ジオキサン等の有機溶媒に溶かした塩酸を加えて、塩酸水と食塩水の混合液で抽出操作を行い、得られた水層を水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液を加えて結晶化し、ろ取することにより、1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)又はその塩を分離することが可能である。また、1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)又はその塩をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製操作を行ってもよい。

0042

従来、1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)、例えば、5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンは、フルフラールにセミカルバジド(2)を反応させてセミカルバゾン(3)を得、これを単離した後、酸化剤としてヨウ素を用いて環化することにより製造する方法が報告されている(非特許文献1)。しかし、この方法ではセミカルバゾンを単離する必要があることから一定の労力がかかること、また毒性、腐食性、昇華性が高いヨウ素を使用していること、更には環化反応の収率が低いという問題があった。
これに対し、本発明の方法によれば、セミカルバゾンを単離する手間がなく、また、毒性、腐食性、揮発性が高いヨウ素を使用することなく、効率的に5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサ(チア)ジアゾール−2−アミン誘導体(4)又はその塩を製造できる。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。

0043

実施例1 5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(12.2g,109mmol)と酢酸ナトリウム(8.97g,109mmol)の水(104mL)溶液氷冷し、フルフラール(10.0g, 104mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(30mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(267mL)、炭酸カリウム(36.0g, 260mmol)、クロラミンT三水和物(36.6g, 130mmol)を加え、室温に昇温し攪拌した。21時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(11.2g,収率71%)の白色固体を得た。

0044

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.92−7.91(1H,m),7.31(2H,brs),6.99(1H,d,J=3.1Hz),6.71(1H,dd,J=3.1,1.8Hz)
ESI−MS(m/z):152(M+H)+

0045

実施例2 5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
(実施例2−1)
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、ベンズアルデヒド(1.11g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、加熱還流した。2.5時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.16mmol)を追加した。4時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下撹拌した。30分後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。得られた固体を水(30mL)に懸濁し、10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.800g,収率48%)の白色固体を得た。

0046

(実施例2−2)
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、ベンズアルデヒド(1.11g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下攪拌した。30分後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。ろ液にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先でろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.13g,収率68%)の白色固体を得た。

0047

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.81−7.80(2H,m),7.56−7.51(3H,m),7.27(2H,brs)
ESI−MS(m/z):162(M+H)+

0048

実施例3 5−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
(実施例3−1)
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、p−アニスアルデヒド(1.42g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、氷冷下1時間攪拌後、室温で1時間攪拌した後、加熱還流した。19時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液を加え、析出物をろ取した。ろ液の有機層を分離し、得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先のろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.49g,収率75%)の白色固体を得た。

0049

(実施例3−2)
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、p−アニスアルデヒド(1.42g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)とトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.59g,収率80%)の白色固体を得た。

0050

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.73(2H,d,J=9.2Hz),7.13(2H,brs),7.08(2H,d,J=8.5Hz),3.82(3H,s)
ESI−MS(m/z):192(M+H)+

0051

実施例4 5−(フラン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、3−フルアルデヒド(1.00g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、室温下攪拌した。2.5時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.16mmol)を追加した。4時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.970g,収率62%)の白色固体を得た。

0052

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:8.24−8.23(1H,m),7.86(1H,t,J=1.8Hz),7.15(2H,brs),6.83(1H,d,J=1.8Hz)
ESI−MS(m/z):152(M+H)+

0053

実施例5 5−(チオフェン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、チオフェン−2−カルボアルデヒド(1.17g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、室温下攪拌した。2.5時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.16mmol)を追加した。4時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.895g,収率51%)の白色固体を得た。

0054

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.76(1H,dd,J=5.2,1.2Hz),7.51(1H,dd,J=3.7,1.2Hz),7.28(2H,brs),7.20(1H,dd,J=5.2,3.7Hz)
ESI−MS(m/z):168(M+H)+

0055

実施例6 5−(ナフタレン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2−ナフトアルデヒド(1.63g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、加熱還流した。5時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.16mmol)を追加した。5.5時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液を加え、析出物をろ取した。ろ液の有機層を分離し、得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先のろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.26g,収率57%)の白色固体を得た。

0056

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:8.31(1H,d,J=1.2Hz),8.09−8.06(2H,m),8.00−7.99(1H,m),7.95(1H,dd,J=8.5,1.2Hz),7.63−7.59(2H,m),7.33(2H,brs)
ESI−MS(m/z):212(M+H)+

0057

実施例7 (E)−5−スチリル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、トランスシンナムアルデヒド(1.38g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(3.67g, 13.0mmol)を加え、加熱還流した。2.5時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.16mmol)を追加した。4時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下撹拌した。1時間後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。得られた固体を水(30mL)に懸濁し、10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.865g,収率44%)の淡黄色固体を得た。

0058

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.69−7.68(2H,m),7.43−7.33(3H,m),7.26(2H,brs),7.17(1H,d,J=16.5Hz),7.09(1H,d,J=16.5Hz)
ESI−MS(m/z):188(M+H)+

0059

実施例8 5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、プロピオンアルデヒド(0.605g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温で1時間攪拌した後、加熱還流した。2時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した後、この溶液を減圧下濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(0.485g,収率41% )を白色固体として得た。

0060

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:6.81(2H,brs),2.63(2H,q,J=7.7Hz),1.17(3H,t,J=7.7Hz)
ESI−MS(m/z):114(M+H)+

0061

実施例9 5−(tert-ブチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、ピバルアルデヒド(0.897g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.826g,収率56%)の白色固体を得た。

0062

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:6.83(2H,brs),1.27(9H,s)
ESI−MS(m/z):142(M+H)+

0063

実施例10 5−シクロヘキシル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、シクロヘキサカルボアルデヒド(1.17g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)とトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.04g,収率60%)の白色固体を得た。

0064

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:6.81(2H,brs),2.72−2.69(1H,m),1.92−1.88(2H,m),1.76−1.69(2H,m),1.63−1.61(1H,m),1.47−1.17(5H,m)
ESI−MS(m/z):168(M+H)+

0065

実施例11 5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2−フェニルアセトアルデヒド(1.25g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温で30分攪拌した後、加熱還流した。2時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.541g,収率30%)の白色固体を得た。

0066

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.35−7.34(2H,m),7.28−7.26(3H,m),6.89(2H,brs),4.03(2H,s)
ESI−MS(m/z):176(M+H)+

0067

実施例12 5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、4−クロロベンズアルデヒド(1.46g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下攪拌した。30分後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。ろ液にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先でろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.25g,収率61%)の白色固体を得た。

0068

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.81−7.78(2H,m),7.62−7.59(2H,m),7.31(2H,brs)
ESI−MS(m/z):196,198(M+H)+

0069

実施例13 5−(3-メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、3−メトキシベンズアルデヒド(1.42g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)、トルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.20g,収率60%)の白色固体を得た。

0070

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.45(1H,t,J=7.9Hz),7.38−7.36(1H,m),7.30−7.28(1H,m),7.26(2H,brs),7.11−7.06(1H,m)3.82(3H,s)
ESI−MS(m/z):192(M+H)+

0071

実施例14 5−(2-メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2−メトキシベンズアルデヒド(1.42g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)、トルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜撹拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.39g,収率70%)の白色固体を得た。

0072

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.64(1H,dd,J=7.3,1.8Hz),7.53−7.48(1H,m),7.20(1H,d,J=8.5Hz),7.12(2H,brs),7.09−7.04(1H,m),3.85(3H,s)
ESI−MS(m/z):192(M+H)+

0073

実施例15 5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(1.73g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温で1時間攪拌した後、加熱還流した。2時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下撹拌した。1時間後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。ろ液にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先でろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.63g,収率71%)の白色固体を得た。

0074

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.56(1H,d,J=8.5Hz),7.02(2H,brs),6.70(1H,d,J=2.4Hz),6.65(1H,dd,J=8.5,2.4Hz),3.84(3H,s),3.83(3H,s)
ESI−MS(m/z):222(M+H)+

0075

実施例16 5−(p−トリル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、4−メチルベンズアルデヒド(1.25g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下攪拌した。30分後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。ろ液にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先でろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.38g,収率76%)の白色固体を得た。

0076

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.68(2H,d,J=7.9Hz),7.34(2H,d,J=7.9Hz),7.20(2H,brs),2.36(3H,s)
ESI−MS(m/z):176(M+H)+

0077

実施例17 5−(2,3-ジヒドロベンゾフラン−5−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2,3-ジヒドロベンゾフラン−5−カルボアルデヒド(1.54g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)、トルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.72g,収率81%)の白色固体を得た。

0078

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.66(1H,d,J=1.8Hz),7.53(1H,dd,J=8.5,1.8Hz),7.09(2H,s),6.89(1H,d,J=8.5Hz),4.60(2H,t,J=8.9Hz),3.24(2H,t,J=8.9Hz)
ESI−MS(m/z):204(M+H)+

0079

実施例18 5−ノニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、デカナール(1.63g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温で30分攪拌した後、加熱還流した。2時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加えた後、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で洗浄した。有機層をさらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(0.874g,収率40% )を白色固体として得た。

0080

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:6.81(2H,brs),2.60(2H,t,J=7.3Hz),1.62−1.55(2H,m),1.29−1.26(12H,m),0.86(3H,t,J=7.3Hz)
ESI−MS(m/z):212(M+H)+

0081

実施例19 5−(ナフタレン−1−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、1−ナフトアルデヒド(1.63g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)を加え、室温下攪拌した。30分後、生じた固体をろ取し、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。ろ液にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、先でろ取した固体を加え、更に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.19g,収率54%)の白色固体を得た。

0082

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ: 9.13(1H,dd,J=8.7,0.9Hz),8.10(1H,d,J=8.2Hz),8.05(1H,dd,J=7.6,1.4Hz),7.98(1H,dd,J=7.3,1.4Hz),7.72−7.62(3H,m),7.37(2H,m)
ESI−MS(m/z):212(M+H)+

0083

実施例20 5−(2—メチルプロパ−1−エン−1−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、3−メチルブタ−2−エナール(0.876g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。4.5時間後、反応液を加熱還流した。18時間後、クロラミンT三水和物(1.17g, 4.2mmol)を加えた。1時間後、反応液を室温に冷却し、20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に、10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.837g,収率58%)の白色固体を得た。

0084

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:6.99(2H,brs),5.98−5.97(1H,m),2.06(3H,s),1.91(3H,d,J=1.2Hz)
ESI−MS(m/z):140(M+H)+

0085

実施例21 5−プロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、ブチルアルデヒド(0.751g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した後、この溶液を減圧下濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(0.626g,収率47% )を白色固体として得た。

0086

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ: 6.83(2H,brs),2.59(2H,t,J=7.3Hz),1.64−1.60(2H,m),0.92(3H,t,J=7.6Hz)
ESI−MS(m/z):128(M+H)+

0087

実施例22 5−(4−ニトロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、4−ニトロベンズアルデヒド(1.57g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.84g, 17.2mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)、トルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(0.398g,収率19%)の黄色固体を得た。

0088

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ: 8.37(2H,d,J=8.5Hz),8.03(2H,d,J=8.5Hz),7.55(2H,brs)
ESI−MS(m/z):207(M+H)+

0089

実施例23 4−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノールの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、4−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.27g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層にトルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した後、減圧下濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(0.353g,収率19% )を淡黄色固体として得た。

0090

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:10.6(1H,brs),7.62−7.61(2H,m),7.07(2H,brs),6.89−6.88(2H,m)
ESI−MS(m/z):178(M+H)+

0091

実施例24 5−(2,6−ジメトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
セミカルバジド塩酸塩(1.22g,10.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.897g,10.9mmol)の水(10mL)溶液を氷冷し、2,6−ジメトキシベンズアルデヒド(1.73g, 10.4mmol)、テトラヒドロフラン(THF)(3.0mL)を加え攪拌した。1.5時間後、反応液にテトラヒドロフラン(THF)(27mL)、炭酸カリウム(3.60g, 26.0mmol)、クロラミンT三水和物(4.11g, 14.6mmol)を加え、室温下攪拌した。3時間後、反応液を20%亜硫酸水素ナトリウム水溶液と30%食塩水の2:1の混合液で洗浄した。得られた有機層に4mol/L塩酸酢酸エチル(7.8mL,31.2mol)、トルエンを加え、2mol/L塩酸と30%食塩水の4:1の混合液で抽出した。得られた水層に10mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上に調整した。終夜攪拌後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧乾燥して、標記化合物(1.39g,収率70%)の淡黄色固体を得た。

0092

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:7.49(1H,dd,J=8.5,7.9Hz),6.98(2H,brs),6.76(2H,d,J=8.5Hz),3.74(6H,s)
ESI−MS(m/z):222(M+H)+

実施例

0093

比較例1 5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの製造
従来の製法で5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを製造し、本発明の製法と収率を比較した。具体的には、セミカルバジド塩酸塩(55.8mg,0.500mmol)と酢酸ナトリウム(41.0mg,0.500mmol)の水(1.0mL)溶液に、フルフラール(48.0mg,0.500mmol)のメタノール(1.0mL)溶液を加え、室温下、攪拌した。30分後、反応液を減圧濃縮した。得られた残渣を1,4−ジオキサン(5.0mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(207mg, 1.50mmol)、ヨウ素(152mg, 0.600mmol)を加え、反応容器密閉し、80℃に加熱した。4時間後、反応液を室温に冷却し、5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタン/メタノール=10/1の溶液で抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(12.6mg, 収率17%)を白色固体として得た。
従来の製法は、本発明の製法に比べて収率が低かった。

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