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課題

キノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造中間体である式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供する。

解決手段

下記の式(1)で表されるアニリン類に、ボロントリフルオリドテトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、式(2)で表されるアルデヒド類を反応させ、続いて式(3)で表されるα−ケト酸類を反応させることを特徴とする、式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩の製造法。〔式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なっていてもよく、水素原子ハロゲン原子、低級アルキル基他、R5は水素原子、低級アルキル基他、R6は水素原子、低級アルキル基他。〕

概要

背景

転写調節因子であるSTAT(Signal Transducers and Activators of Transcription)はDNA結合性タンパク質であり、細胞表面から核にシグナルを伝達する経路において必須の媒介因子として、細胞増殖分化などに深く関与している。STATには、7つの異なるファミリーが知られているが、このうちSTAT3は、多くのがん細胞で、その恒常的な活性化及び過剰発現が認められ、がん細胞の増殖や浸潤に関与している。したがって、STAT3の阻害剤抗がん剤として期待され、本出願人は、下記の式(6)で表される化合物(式中のR1,R2,R3,R4,R5及びR6は後述のとおり)を含む特定のキノリンカルボキサミド誘導体を見出している(特許文献1)。

式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体は、下記のとおり、

式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体に5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることにより製造されるが、従来、式(4)で表されるようなキノリンカルボン酸誘導体は、以下に示すように、アニリン類アルデヒド類及びα−ケト酸類を、酸の存在下又は非存在下で反応させて製造する方法が報告されている(非特許文献1、2)。

〔式中、Rは水素原子メチル基ニトロ基等を示す。〕

概要

キノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造中間体である式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供する。下記の式(1)で表されるアニリン類に、ボロントリフルオリドテトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、式(2)で表されるアルデヒド類を反応させ、続いて式(3)で表されるα−ケト酸類を反応させることを特徴とする、式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩の製造法。〔式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基他、R5は水素原子、低級アルキル基他、R6は水素原子、低級アルキル基他。〕なし

目的

本発明は、前記式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造中間体である式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

下記式(1):〔式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なっていてもよく、水素原子ハロゲン原子、低級アルキル基ニトロ基ヒドロキシ基シアノ基置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基、低級アルコキシ基ハロ低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基ベンジルオキシ基トリチルオキシ基、t-ブチルジメチルシリルオキシ基、ジ低級アルキルアミノ基、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基又は低級アルキルチオ基を示す。〕で表されるアニリン類に、ボロントリフルオリドテトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、次式(2):〔式中、R5は水素原子、低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基、ナフチル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、スチリル基、又は−CR5aOR5bCH2OR5c(ここで、R5aはメチル基又はt−ブチル基を示し、R5b及びR5cは同一又は異なっていてもよい、水素原子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、t−ブチルジメチルシリル基、2−(トリメチルシリルエトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、環上に置換基を有していてもよいフェニル基若しくはベンジル基、低級アルケニル基又は低級アルコキシメチル基を示す。)を示す。〕で表されるアルデヒド類を反応させ、続いて下記式(3):〔式中、R6は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、アリール基又はハロゲン原子を示す。〕で表されるα−ケト酸類を反応させることを特徴とする、下記式(4):〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6は前記と同じものを示す。〕で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩の製造法

請求項2

式(1)で表されるアニリン類が4−(トリフルオロメトキシアニリンであり、式(2)で表されるアルデヒド類がベンズアルデヒドであり、式(3)で示されるα−ケト酸類がピルビン酸である、請求項1記載の方法。

請求項3

請求項1又は2記載の方法によって製造される式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩に、次式(5):で表される5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることを特徴とする、下記式(6):〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6は前記と同じものを示す。〕で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造法。

技術分野

0001

本発明は、キノリンカルボン酸誘導体又はその塩及びそれを用いたキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造法に関する。

背景技術

0002

転写調節因子であるSTAT(Signal Transducers and Activators of Transcription)はDNA結合性タンパク質であり、細胞表面から核にシグナルを伝達する経路において必須の媒介因子として、細胞増殖分化などに深く関与している。STATには、7つの異なるファミリーが知られているが、このうちSTAT3は、多くのがん細胞で、その恒常的な活性化及び過剰発現が認められ、がん細胞の増殖や浸潤に関与している。したがって、STAT3の阻害剤抗がん剤として期待され、本出願人は、下記の式(6)で表される化合物(式中のR1,R2,R3,R4,R5及びR6は後述のとおり)を含む特定のキノリンカルボキサミド誘導体を見出している(特許文献1)。

0003

式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体は、下記のとおり、

0004

0005

式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体に5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることにより製造されるが、従来、式(4)で表されるようなキノリンカルボン酸誘導体は、以下に示すように、アニリン類アルデヒド類及びα−ケト酸類を、酸の存在下又は非存在下で反応させて製造する方法が報告されている(非特許文献1、2)。

0006

0007

〔式中、Rは水素原子メチル基ニトロ基等を示す。〕

0008

特許第5650529号公報

先行技術

0009

Synthetic comm., 2011, 41, 1435-1443
Mod. Chem. Appl., 2016, 4, 195/1-195/6

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、前記式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造中間体である式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩を工業的に有利に合成する方法を提供することに関する。

課題を解決するための手段

0011

本発明者らは、斯かる実情に鑑み、鋭意研究を行った結果、アニリン類、アルデヒド類及びα−ケト酸類を用いてキノリンカルボン酸誘導体を製造する場合において、以下に示すように、ボロントリフルオリドテトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体を用いることにより、式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体を高収率で製造でき、ひいては式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩を効率よく製造できることを見出した。

0012

0013

〔式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ニトロ基、ヒドロキシ基シアノ基置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基、低級アルコキシ基ハロ低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基ベンジルオキシ基トリチルオキシ基、t-ブチルジメチルシリルオキシ基、ジ低級アルキルアミノ基、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基又は低級アルキルチオ基を示し、R5は水素原子、低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基、ナフチル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、スチリル基、又は−CR5aOR5bCH2OR5c(ここで、R5aはメチル基又はt−ブチル基を示し、R5b及びR5cは同一又は異なっていてもよい、水素原子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、t−ブチルジメチルシリル基、2−(トリメチルシリルエトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、環上に置換基を有していてもよいフェニル基若しくはベンジル基、低級アルケニル基又は低級アルコキシメチル基を示す。)を示し、R6は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、アリール基又はハロゲン原子を示す。〕

0014

すなわち、本発明は、以下の1)〜3)に係るものである。
1)式(1)で表されるアニリン類に、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、式(2)で表されるアルデヒド類を反応させ、続いて式(3)で表されるα−ケト酸類を反応させることを特徴とする、式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩の製造法。
2)式(1)で表されるアニリン類が4−(トリフルオロメトキシアニリンであり、式(2)で表されるアルデヒド類がベンズアルデヒドであり、式(3)で表されるα−ケト酸類がピルビン酸である、1)の方法。
3)上記1)又は2)の方法によって製造される式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩に、式(5)で表される5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを反応させることを特徴とする、式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩の製造法。

発明の効果

0015

本発明によれば、式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体又はその塩を高収率で製造でき、ひいてはSTAT3の阻害剤である式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体又はその塩を工業的に有利に製造できる。

0016

本明細書において、「低級」なる語は、特に断らないかぎり、この語が付された基の炭化水素部分炭素原子数が、炭化水素部分が鎖状である場合1〜9個、環状である場合3〜7個であることを意味し、鎖状炭化水素部分は直鎖又は分岐鎖の何れでもよいことを意味する。なお、本明細書において、炭化水素部分の炭素原子数(x〜y個)は、「Cx−y」のように略記する。
また、「置換基を有していてもよい」とは、対象となる基の水素原子が他の基に置換されていてもよいことを意味し、当該置換基の数は、1若しくはそれ以上であり得、置換基を2以上有する場合、当該置換基は同一又は異なっていてもよい。

0017

本発明における化学式中、R1,R2,R3,R4及びR6で示されるハロゲン原子としては、フッ素塩素臭素又はヨウ素が挙げられ、好ましくはフッ素、塩素又は臭素である。

0018

R1,R2,R3,R4,R5及びR6で示される低級アルキル基としては、メチル基、エチル基プロピル基イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ベンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基オクチル基、ノニル基等のC 1−9アルキル基が好ましく、より好ましくはメチル基、エチル基、プロプル基、tert−ブチル基、ノニル基である。

0019

R1,R2,R3及びR4で示される低級アルコキシ基としては、メトキシ基エトキシ基プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等のC1−4アルコキシ基が好ましく、より好ましくはメトキシ基である。

0020

R1,R2,R3及びR4で示されるハロ低級アルコキシ基としては、ハロC1−4アルコキシ基が好ましく、例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基等が挙げられ、好ましくはトリフルオロメトキシ基である。

0021

R1,R2,R3及びR4で示される低級アルコキシ低級アルコキシ基としては、C1−4アルコキシC1−4アルコキシ基が好ましく、例えばメトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基等が挙げられ、好ましくはメトキシメトキシ基、メトキシエトキシ基である。

0022

R1,R2,R3及びR4で示される低級アルキルカルボニル基としては、C1−4アルキルカルボニル基が好ましく、例えばメチルカルボニル基エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、tert−ブチルカルボニル基等が挙げられ、好ましくはメチルカルボニル基である。

0023

R1,R2,R3及びR4で示される低級アルコキシカルボニル基としては、C1−4アルコキシカルボニル基が好ましく、例えばメトキシカルボニル基エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が挙げられ、好ましくはメトキシカルボニル基である。

0024

R1,R2,R3及びR4で示されるジ低級アルキルアミノ基としては、ジC1−4アルキルアミノ基が好ましく、例えば、ジメチルアミノ基ジエチルアミノ基、ジn−プロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等が挙げられ、好ましくはジメチルアミノ基である。

0025

R1,R2,R3及びR4で示される低級アルキルチオ基としては、C1−4アルキルチオ基が好ましく、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基等が挙げられ、好ましくはメチルチオ基である。

0026

R1,R2,R3,R4及びR5で示される置換基を有していてもよいフェニル基において、フェニル基に置換し得る基としては、例えばハロゲン原子(例えば、塩素原子臭素原子等)、C1−4アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等)、C2−7アルケニル基(例えば、ビニル基プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等)、C1−4アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等)、ハロC1−4アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ基等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1−4アルキルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル基等)、C1−4アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基等)、ジC1−4アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ基等)、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基等が挙げられる。

0027

R1,R2,R3,R4及びR5で示される置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基において、5〜6員の複素環式基としては、例えばピロリル基ピラゾリル基フリル基チエニル基ピリジル基イミダゾリル基トリアゾリル基、テトラゾリル基トリアジニル基ピリダジニル基ピリミジニル基ピラジニル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサゾリル基オキサジアゾリル基等が挙げられ、好ましくはピリジル基、フリル基、チエニル基、ピロリル基である。
当該複素環式基に置換し得る基としては、例えばハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子等)、C1−4アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等)、C2−7アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等)、C1−4アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等)、ハロC1−4アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ基等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1−4アルキルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル基等)、C1−4アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基等)、ジC1−4アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ基等)、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基等が挙げられる。

0028

R5で示されるシクロ低級アルキル基としては、シクロC3−7アルキル基が好ましく、例えばシクロプロピル基シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、好ましくはシクロヘキシル基である。
R5で示される−CR5aOR5bCH2OR5cにおいて、R5b及びR5cで示される低級アルキル基としてはC1−4アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等)が挙げられ、低級アルカノイル基としては、C1−7アルカノイル基(例えばアセチル基プロピオニル基ブチリル基、バレリル基等)が挙げられ、また、環上に置換基を有していてもよいフェニル基若しくはベンジル基における置換基としては、C1−4アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等)、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子等)等が挙げられる。また、低級アルケニル基としては、C2−7アルケニル基(例えばビニル基、プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基等)が挙げられ、低級アルコキシメチル基としては、C1−4アルコキシメチル基(例えばメトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、ブトキシメチル基等)が挙げられる。

0029

R6で示されるアリール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基、インデニル基等のC6−14アリール基等が挙げられ、好ましくはフェニル基が挙げられる。

0030

R1〜R4は、好ましくは、R1が水素原子であり、R2が水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい5〜6員の複素環式基、低級アルコキシ基、ハロ低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシ基、トリチルオキシ基、t-ブチルジメチルシリルオキシ基、ジ低級アルキルアミノ基、t-ブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ基、又は低級アルキルチオ基であり、R3及びR4が同一又は異なっていてもよく水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又はニトロ基である。

0031

R1〜R6は、R1,R3及びR4が水素原子、R2がハロC1−4アルコキシ基(好ましくはトリフルオロメトキシ基)、R5が置換基を有していてもよいフェニル基(好ましくはフェニル基)、及びR6が水素原子であるのが特に好ましい。

0032

式(4)で表されるキノリンカルボン酸誘導体(以下、キノリンカルボン酸誘導体(4)と称す)、式(6)で表されるキノリンカルボキサミド誘導体(以下、キノリンカルボキサミド誘導体(6)と称す)の塩としては、例えば、薬理学的に許容される酸付加塩金属塩アンモニウム塩有機アミン付加塩アミノ酸付加塩等が挙げられる。薬理学的に許容される酸付加塩としては、塩酸臭化水素酸硫酸硝酸リン酸ホウ酸等の各無機酸塩、及び、有機酸としてのギ酸酢酸プロピオン酸フマル酸マロン酸コハク酸マレイン酸酒石酸クエン酸安息香酸等のカルボン酸類の塩、メタンスルホン酸p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類の塩、グルタミン酸アスパラギン酸等のアミノ酸類の塩が挙げられる。薬理学的に許容される金属塩としては、リチウムナトリウムカリウム等の各アルカリ金属塩マグネシウムカルシウム等の各アルカリ土類金属塩アルミニウム亜鉛等の各金属塩が、薬理学的に許容されるアンモニウム塩としては、アンモニウムテトラメチルアンモニウム等の各塩が、薬理学的に許容される有機アミン塩としては、トリエチルアミンピペリジンモルホリントルイジン等の各塩が、薬理学的に許容されるアミノ酸付加塩としては、リジングリシンフェニルアラニン等の付加塩が挙げられる。

0033

本発明のキノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩、及びキノリンカルボキサミド誘導体(6)又はその塩の製造方法の詳細を以下に説明する。尚、すべての出発物質及び製造化合物は、塩であってもよく、各反応において製造される化合物は、常法により塩に変換することができる。

0034

1.キノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩の製造
本反応は、式(1)で表されるアニリン類(以下、アニリン類(1)と称す)に、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、式(2)で表されるアルデヒド類(以下、アルデヒド類(2)と称す)を反応させ、続いて式(3)で表されるα−ケト酸類(以下、α−ケト酸類(3)と称す)を反応させることにより行われる。

0035

アニリン類(1)とアルデヒド類(2)との反応は、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体の存在下、適当な溶媒中で行われる。

0036

当該アニリン類(1)は、α−ケト酸類(3)に対して、通常1.0〜2.2倍モル、好ましくは1.7〜1.9倍モル使用するのがよい。
当該アルデヒド類(2)は、α−ケト酸類(3)に対して、通常1.0〜2.4倍モル、好ましくは1.9〜2.1倍モル使用するのがよい。
本反応に使用されるボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体は、α−ケト酸類(3)に対して、0.1〜1.0倍モル使用されるが、0.4〜1.0倍モルとするのがよい。

0037

上記反応は、適当な溶媒中で行われる。使用する溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に制限はなく、例えばアセトニトリルイソブチロニトリルプロピオニトリルメトキシアセトニトリル等のニトリル系溶媒ジエチルエーテルテトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−あるいは1,4−ジオキサン、t−ブチルメチルエーテルMTBE)、シクロペンチルメチルエ−テルCPME)、1,2−ジメトキシエタンDME)、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミドDMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等の非プロトン性溶媒ジクロロメタンクロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素トルエンo−キシレンm−キシレンp−キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。このうち、ニトリル系溶媒、エーテル系溶媒、非プロトン性溶媒、ハロゲン化炭化水素が好ましく、アセトニトリルがより好ましい。また、これらの溶媒は、単独又は組み合わせて使用することもでき、溶媒の使用量は特に制限されない。

0038

反応温度は、通常−78℃〜用いた溶媒の沸点の範囲で行えばよく、好ましくは60〜70℃である。
反応時間は、通常0〜24時間が好ましく、10分〜1時間がより好ましい。

0039

続いて、上記反応で得られた反応成績体にα−ケト酸類(3)を反応させ、キノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩を得る。
反応は、例えば上記の溶媒に溶解または懸濁したα−ケト酸類(3)を、上記反応の反応液に通常0〜24時間で添加することが好ましく、0〜12時間がより好ましい。
反応温度は、通常−78℃〜用いた溶媒の沸点の範囲、好ましくは60〜70℃で、通常5分〜45時間、好ましくは12〜24時間、撹拌下で行うのが好ましい。

0040

なお、アニリン類(1)、アルデヒド類(2)及びα−ケト酸類(3)は、市販品として入手可能であるか、文献等に記載されている方法あるいはそれらに準ずる方法により得ることができる。

0041

反応終了後、反応液にトルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)等の有機溶媒を加え、適宜、水で洗浄し、有機層炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウム水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液抽出操作を行い、得られた水層に塩酸等の酸性水溶液を加えて結晶化し、生じた結晶をろ取すること、あるいは反応液に水または食塩水を加え、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE)、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)等の有機溶媒で抽出操作を行い、得られた有機層を常法に従って乾燥を行うこと、あるいは反応液に析出した固体をろ取することにより、キノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩を分離することが可能である。また、キノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、あるいはアセトンメチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトンMIBK)、酢酸エチル酢酸ブチルメタノールエタノール、1−あるいは2−プロパノール、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE),t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)、1,3−あるいは1,4−ジオキサン、ヘプタンヘキサン等の有機溶媒を単独又は組み合わせて用いて、懸濁洗浄又は再結晶による精製操作を行ってもよい。

0042

従来、アニリン類、アルデヒド類及びα−ケト酸類を、スルファミン酸等の酸の存在下又は非存在下で反応させることにより、キノリンカルボン酸誘導体を製造することが報告されている(前記非特許文献1、2)。しかし、当該反応では、アニリン類の置換基の種類によって、特にR2に電子吸引性の置換基を有する場合に、収率が低下するという問題があった。これに対し、本発明のボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体又はボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体を用いる方法によれば、高収率でキノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩を得ることができる(後記比較例参照)。

0043

2.キノリンカルボキサミド誘導体(6)又はその塩の製造
キノリンカルボキサミド誘導体(6)又はその塩は、前記特許文献1に記載の方法に準じて製造することができる。
すなわち、上記で得られたキノリンカルボン酸誘導体(4)又はその塩と5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(5)を、塩基及び縮合剤の存在下、適当な不活性溶媒、例えばクロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等の非プロトン性極性溶媒ピリジンキノリン等の塩基性溶媒もしくはこれらの混合溶媒中、−78℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、5分〜48時間反応させることにより得ることができる。

0044

塩基としては、例えばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンDIPEA)、N−メチルモルホリン(NMM)、ピリジン等の有機塩基炭酸カリウム炭酸水素カリウムリン酸三カリウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコキシド等が挙げられる。

0045

縮合剤としては、例えば、DCC、WSCI等のカルボジイミド系縮合剤BOP等のホスホニウム系縮合剤、HATU、HBTU等のアミニウムウロニウム系縮合剤、DMT−MM等のトリアジン系縮合剤、CDI等のイミダゾール系縮合剤、DPP−Cl等のホスフィン酸クロリド系縮合剤、T3P等の無水ホスホン酸系縮合剤等を使用することができる。

0046

反応終了後、反応液を、食塩水や水などで洗浄後、常法に従って乾燥を行うこと、あるいは反応液に食塩水や水を添加し、生じた固体をろ取することにより、キノリンカルボキサミド誘導体(6)又はその塩を得ることができる。また、キノリンカルボキサミド誘導体(6)又はその塩をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、あるいはアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノール、1−あるいは2−プロパノール、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル(IPE),t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)、1,3−あるいは1,4−ジオキサン、ヘプタン、ヘキサン等の有機溶媒を単独又は組み合わせて用いて、懸濁洗浄又は再結晶による精製操作を行ってもよい。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。

0047

実施例1 2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g,10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g,11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL,2.84mmol)を加え、65℃に加熱した。10分後、反応液にピルビン酸(0.500g,5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥し、標記化合物(1.55g,収率82% )を微黄白色固体として得た。

0048

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H,s),8.74(1H,d,J=1.5Hz),8.33−8.30(3H,m),7.87(1H,dd,J=9.2,2.7Hz),7.63−7.54(3H,m)
ESI−MS(m/z):334(M+H)+

0049

実施例2 2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g,10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g,11.4mmol)、ボロントリフルオリド−ジエチルエーテル錯体(357μL,2.84mmol)を加え、65℃に加熱した。1時間後、反応液にピルビン酸(0.500g,5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥し、標記化合物(1.62g,収率86% )を微黄白色固体として得た。

0050

実施例3 2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
アニリン(0.952g,10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL,2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g,5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物(0.614g,収率43%) を淡黄色固体として得た。

0051

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.0(1H,s),8.67(1H,d,J=8.5Hz),8.47(1H,s),8.32−8.30(2H,m),8.18(1H,d,J=7.9Hz),7.89−7.85(1H,m),7.74−7.70(1H,m),7.61−7.53(3H, m)
ESI−MS(m/z):250(M+H)+

0052

実施例4 6−フルオロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−フルオロアニリン(1.14g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.10g,収率72%)を淡黄色固体として得た。

0053

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.1(1H,s),8.56(1H,s),8.48(1H,dd,J=11.0,2.7Hz),8.30−8.27(2H,m),8.26(1H,dd,J=9.3,6.0Hz),7.83−7.78(1H,m),7.61−7.53(3H,m)
ESI−MS(m/z):268(M+H)+

0054

実施例5 6−クロロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−クロロアニリン(1.30g, 10.2mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.27g,収率79%)を黄土色固体として得た。

0055

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.1(1H,s),8.79(1H,d,J=2.4Hz),8.56(1H,s),8.32−8.28(2H,m),8.19(1H,d,J=9.2Hz),7.89(1H,dd,J=9.2,2.4Hz),7.60−7.55(3H,m)
ESI−MS(m/z):284,286(M+H)+

0056

実施例6 6−ブロモ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−ブロモアニリン(1.76g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.32g,収率71%)を白色固体として得た。

0057

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H, s), 8.95(1H, d, J=2.1Hz), 8.55(1H, s), 8.31−8.29(2H, m), 8.12(1H, d, J=8.9Hz), 7.99(1H, dq, J=8.9, 1.1Hz), 7.62−7.54(3H, m)
ESI−MS(m/z):328,330(M)+

0058

実施例7 6−メチル−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
p−トルイジン(1.10g,10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g,11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL,2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g,5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.17g,収率78%)を淡黄色固体として得た。

0059

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:8.44(2H,s), 8.28(2H,t,J=4.0Hz), 8.09(1H,d,J=8.5Hz), 7.72(1H,dd,J=8.5, 1.8Hz), 7.59−7.54(3H, m), 2.56(3H,s)
ESI−MS(m/z):264(M+H)+

0060

実施例8 6−ニトロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−ニトロアニリン(1.41g,10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g,11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL,2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g,5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.48g,収率89%)を茶色固体として得た。

0061

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.4(1H,s),9.70(1H,d,J=2.4Hz),8.68(1H,s),8.54(1H,dd,J=9.2, 2.4Hz),8.37−8.36(2H,m),8.34−8.32(1H,m),7.64−7.61(3H,m)
ESI−MS(m/z):295(M+H)+

0062

実施例9 6−ヒドロキシ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−アミノフェノール(1.12g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(0.907g,収率60%)を淡黄色固体として得た。

0063

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.8(1H,s),10.3(1H,s),8.39(1H,s),8.24−8.21(2H,m),8.04(1H,d,J=2.7Hz),8.02(1H,d,J=9.2Hz),7.57−7.47(3H,m),7.40(1H,dd,J=9.2,2.7Hz)
ESI−MS(m/z):266(M+H)+

0064

実施例10 6−シアノ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−アミノベンゾニトリル(0.483g, 4.09mmol)のアセトニトリル(2.3mL)溶液に、ベンズアルデヒド(0.482g, 4.54mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(125μL, 1.14mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.200g, 2.27mmol)のアセトニトリル(3.8mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物(0.455g,収率73%) を淡黄色固体として得た。

0065

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.4(1H,s),9.20(1H,d,J=1.8Hz),8.62(1H,s),8.35−8.33(2H,m),8.29(1H,d,J=8.5Hz),8.15(1H,dd,J=8.5,1.8Hz),7.62−7.59(3H,m)
ESI−MS(m/z):275(M+H)+

0066

実施例11 6−メトキシ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−メトキシアニリン(1.26g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.824g,収率52%)を黄色固体として得た。

0067

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.9(1H, s),8.47(1H,s),8.26−8.25(2H,m),8.15(1H,d,J=2.4Hz),8.09(1H,d,J=9.2Hz),7.59−7.49(4H,m),3.93(3H,s)
ESI−MS(m/z):280(M+H)+

0068

実施例12 6−メトキシメトキシ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
(実施例12−1)
4−メトキシメトキシアニリン(1.57g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(0.499g,収率28%)を褐色固体として得た。

0069

(実施例12−2)
4−メトキシメトキシアニリン(1.57g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、トルエンを加え、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層を氷冷し、濃塩酸を加えpHを4程度に調整した後、0.5時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.14g,収率65%)を褐色固体として得た。

0070

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.9(1H,s),8.46(1H,s),8.28−8.21(3H,m),8.12(1H,d,J=9.2Hz),7.62−7.49(4H,m),5.37(2H,s),3.45(3H,s)
ESI−MS(m/z):310(M+H)+

0071

実施例13 6−アセチル−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4’−アミノアセトフェノン(1.38g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥した。得られた固体をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.602g,収率36%)を褐色固体として得た。

0072

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:9.34(1H,d,J=1.8Hz),8.57(1H,s),8.36−8.30(3H,m),8.24(1H,d,J=8.7Hz),7.64−7.58(3H,m),2.73(3H,s)
ESI−MS(m/z):292(M+H)+

0073

実施例14 6−メトキシカルボニル−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
メチル4−アミノベンゾエート(1.55g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.38g,収率79%)を淡黄色固体として得た。

0074

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H, s), 9.39(1H, t, J=1.1Hz), 8.58(1H, s), 8.36−8.24(4H, m), 7.64−7.56(3H, m), 3.96(3H, s)
ESI−MS(m/z):308(M+H)+

0075

実施例15 6−ベンジルオキシ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−ベンジルオキシアニリン(2.04g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.32g,収率66%)を淡黄色固体として得た。

0076

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.9(1H,s),8.46(1H,s),8.26−8.24(3H,m),8.10(1H,d,J=9.5Hz),7.61−7.49(6H,m),7.45−7.34(3H,m),5.28(2H,s)
ESI−MS(m/z):356(M+H)+

0077

実施例16 6−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
ベンジル(4−アミノフェニルカルバメート(2.48g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.46g,収率64%)を薄黄色固体として得た。

0078

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.9(1H,s),10.3(1H,s),8.92(1H,d,J=2.4Hz),8.41(1H,s),8.27−8.24(2H,m),8.09(1H,d,J=9.2Hz),7.90(1H,dd,J=9.3,2.3Hz),7.59−7.34(8H,m),5.23(2H,s)
ESI−MS(m/z):399(M+H)+

0079

実施例17 6−メチルチオ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
4−メチルチオアニリン(1.42g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.31g,収率78%)を淡黄色固体として得た。

0080

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:8.50(1H,J=1.8Hz),8.48(1H,s),8.28−8.27(2H,m),8.08(1H,d,J=8.5Hz),7.77−7.75(1H,m),7.58−7.53(3H,m),2.62(3H,s)
ESI−MS(m/z):296(M+H)+

0081

実施例18 7−フルオロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
3−フルオロアニリン(1.14g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(0.582g,収率38%)を薄色固体として得た。

0082

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.1(1H,s),8.77(1H,dd,J=9.5,6.4Hz),8.47(1H,s),8.32−8.29(2H,m),7.92(1H,dd,J=10.4,2.7Hz),7.69−7.54(4H,m)
ESI−MS(m/z):268(M+H)+

0083

実施例19 8−フルオロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
2−フルオロアニリン(1.14g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(0.604g,収率40%)を淡黄色固体として得た。

0084

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H,s),8.56(1H,s),8.49−8.44(1H,m),8.34−8.31(2H,m),7.74−7.68(2H,m),7.63−7.54(3H,m)
ESI−MS(m/z):268(M+H)+

0085

実施例20 7−クロロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
3−クロロアニリン(1.30g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.02g,収率63%)を薄桃色固体として得た。

0086

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H, s), 8.72(1H, d, J=9.2Hz), 8.51(1H, s), 8.32−8.29(2H, m), 8.23(1H, d, J=2.1Hz), 7.76(1H, dd, J=9.2, 2.1Hz), 7.62−7.54(3H, m)
ESI−MS(m/z):284, 286(M+H)+

0087

実施例21 8−クロロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
2−クロロアニリン(0.522g, 4.09mmol)のアセトニトリル(2.3mL)溶液に、ベンズアルデヒド(0.482g, 4.54mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(125μL, 1.14mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.200g, 2.27mmol)のアセトニトリル(3.8mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製した。得られた粗生成物をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.232g,収率36%)を薄黄色固体として得た。

0088

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H, s), 8.61(1H, dd, J=8.5, 1.2Hz), 8.58(1H, s), 8.40−8.38(2H,m), 8.07(1H,dd,J=7.3,1.2Hz),7.68(1H,dd,J=7.3,1.2Hz),7.64−7.55(3H,m)
ESI−MS(m/z):284, 286(M+H)+

0089

実施例22 5,7−ジクロロ−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
3,5−ジクロロアニリン(1.66g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.40g,収率78%)を白色固体として得た。

0090

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.1(1H,s),8.37−8.35(2H,m),8.33(1H,s),8.24(1H,d,J=1.8Hz),7.97(1H,d,J=1.8Hz),7.62−7.55(3H,m)
ESI−MS(m/z):318,320(M+H)+

0091

実施例23 7−メチル−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
m−トルイジン(1.10g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.554g,収率37%)を白色固体として得た。

0092

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.0(1H,s),8.56(1H,d,J=8.5Hz),8.39(1H,s),8.30−8.26(2H,m),7.97(1H,m),7.60−7.51(4H,m),2.56(3H,s)
ESI−MS(m/z):264(M+H)+

0093

実施例24 8−メチル−2−フェニルキノリン−4−カルボン酸の製造
o−トルイジン(1.10g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.21g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール) で精製し、粗生成物をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.379g,収率25%)を薄黄色固体として得た。

0094

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:13.9(1H,s),8.47−8.44(1H,m),8.46(1H,s),8.36−8.32(2H,m),7.72(1H,d,J=6.7Hz),7.61−7.51(4H,m),2.85(3H,s)
ESI−MS(m/z):264(M+H)+

0095

実施例25 2−(4−ブロモフェニル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、4−ブロモベンズアルデヒド(2.10g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥した。ろ液に水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に先に得られた固体を加え、濃塩酸でpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥し、標記化合物(1.66g,収率71% )を白色固体として得た。

0096

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.3(1H,s),8.73(1H,dd,J=2.7,1.2Hz),8.62(1H,s),8.31(1H,d,J=9.2Hz),8.28(2H,d,J=8.5Hz),7.88(1H,dd,J=8.9,2.4Hz),7.79(2H,d,J=8.9Hz)
ESI−MS(m/z):412,414(M+H)+

0097

実施例26 2−(4−ニトロフェニル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、4−ニトロベンズアルデヒド(1.81g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.52g,収率71%)を淡黄色固体として得た。

0098

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.3(1H,s),8.76(1H,d,J=1.5Hz),8.71(1H,s),8.59(2H,d,J=8.2Hz),8.41(2H,d,J=8.2Hz),8.36(1H,d,J=9.2Hz),7.91(1H,dd,J=9.5,2.7Hz)
ESI−MS(m/z):379(M+H)+

0099

実施例27 2−(4−メトキシフェニル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、4−メトキシベンズアルデヒド(1.55g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥し、標記化合物(1.57g,収率76% )を微黄白色固体として得た。

0100

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H,s),8.70(1H,dd,J=2.6,1.1Hz),8.56(1H,s),8.29(2H,d,J=8.5Hz),8.26(1H,d,J=9.2Hz),7.83(1H,dd,J=9.2,2.7Hz),7.14(2H,d,J=8.9Hz),3.87(3H,s)
ESI−MS(m/z):364(M+H)+

0101

実施例28 2−(フラン−2−イル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、フルフラール(1.09g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、4%炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥した。得られた粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物(0.403g,収率22% )を微黄白色固体として得た。

0102

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H,s),8.73(1H,d,J=1.2Hz),8.44(1H,s),8.22(1H,d,J=9.2Hz),8.01(1H,d,J=1.2Hz),7.84(1H,dd,J=9.2,3.1Hz),7.52(1H,d,J=3.1Hz),6.78(1H,dd,J=3.4,1.2Hz)
ESI−MS(m/z):324(M+H)+

0103

実施例29 2−(チオフェン−2−イル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、2−チオフェンアルデヒド(1.27g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥し、標記化合物(1.51g,収率78% )を黄土色固体として得た。

0104

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.3(1H,s),8.66(1H,d,J=1.5Hz),8.57(1H,s),8.18(1H,d,J=9.2Hz),8.15(1H,dd,J=3.8,1.1Hz),7.83(1H,dd,J=5.0,1.1Hz),7.83−7.80(1H,m),7.26(1H,dd,J=4.9,3.7Hz)
ESI−MS(m/z):340(M+H)+

0105

実施例30 2−(ナフタレン−2−イル)−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、2−ナフトアルデヒド(1.77g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、析出した固体をろ取した。アセトニトリルで洗浄後、減圧下乾燥することで標記化合物(1.70g,収率78%)を黄色固体として得た。

0106

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.2(1H,s),8.92(1H,d,J=1.8Hz),8.81(1H,s),8.76(1H,d,J=1.8Hz),8.51(1H,dd,J=8.9,1.5Hz),8.36(1H,d,J=9.2Hz),8.18−8.17(1H,m),8.12(1H,d,J=9.2Hz),8.02−8.01(1H,m),7.89(1H,dd,J=9.2,1.8Hz),7.63−7.61(2H,m)
ESI−MS(m/z):384(M+H)+

0107

実施例31 3−メチル−2−フェニル−6−トリフルオロメトキシキノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.56g, 8.82mmol)のアセトニトリル(4.9mL)溶液に、ベンズアルデヒド(1.04g, 9.80mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(270μL, 2.45mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、2−オキソ酪酸(0.500g, 4.90mmol)のアセトニトリル(8.2mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、トルエンを加え、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えpHを1以下に調整した後、1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥した。得られた粗体をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(0.640g,収率38% )を白色固体として得た。

0108

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.5(1H,s),8.21(1H,d,J=9.2Hz),7.80(1H,dd,J=9.2,2.4Hz),7.70−7.68(1H,m),7.64−7.61(2H,m),7.55−7.51(3H,m),2.42(3H,s)
ESI−MS(m/z):348(M+H)+

0109

実施例32 2−(tert−ブチル)−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸の製造
4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(1.81g, 10.2mmol)のアセトニトリル(5.7mL)溶液に、ピバルアルデヒド(0.978g, 11.4mmol)、ボロントリフルオリド−テトラヒドロフラン錯体(313μL, 2.84mmol)を加えて、65℃に加熱した。10分後、ピルビン酸(0.500g, 5.68mmol)のアセトニトリル(9.5mL)溶液を3時間かけて滴下した。21時間後、反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をクロロホルムで懸濁洗浄し、減圧下乾燥後、標記化合物(1.32g,収率74%)を薄黄色固体として得た。

0110

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:14.1(1H,s),8.69(1H,d,J=2.4Hz),8.19(1H,d,J=9.2Hz),8.18(1H,s),7.80(1H,dd,J=9.2,2.4Hz),1.44(9H,s)
ESI−MS(m/z):314(M+H)+

0111

比較例1 2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸の製造
ベンズアルデヒド(300mg, 2.83mmol)、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(551mg, 3.11mmol)、ピルビン酸(299mg, 3.39mmol)を水(14mL)に加えて攪拌した。そこへ、スルファミン酸(8.2mg, 0.085mmol)を加えて加熱還流した。18時間後、反応液を室温に冷却し、トルエンで抽出した。有機層を水で洗浄した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えてpHを1以下に調整し1時間攪拌した。生じた固体をろ取し、減圧下乾燥して、標記化合物(44mg,収率5%)を黄色固体として得た。

0112

比較例2 2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸の製造
ベンズアルデヒド(600mg, 5.65mmol)とピルビン酸(299mg, 3.39mmol)のエタノール(5mL)溶液に、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(551mg, 3.11mmol)のエタノール(5mL)溶液を加えて、加熱還流した。21時間後、反応液を室温に冷却し、トルエンを加え、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。得られた水層に濃塩酸を加えてpHを1以下に調整し1時間攪拌した。生じた粘性固体をろ取し、減圧下乾燥して、標記化合物(0.285g,収率15%)を橙色の非晶形固体として得た。

0113

実施例33 N−(5−(フラン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボキサミドの製造
アルゴン雰囲気下、実施例1で得られた2−フェニル−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−カルボン酸(1.00g,3.00mmol)と5−(フラン-2-イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.567g,3.75mmol)をテトラヒドロフラン(12mL)の懸濁液に、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)(1.54g,4.05mmol)、N−メチルモルホリン(NMM)(0.455g,4.50mmol)を加え、45℃で攪拌した。24時間後、反応液を室温に冷却し、水を加えて攪拌した。1時間後、生じた固体をろ取し、水で洗浄した後、減圧下乾燥した。得られた粗体(1.63g)を90℃で1−プロパノール(54mL)に溶解させた後、氷冷し、2時間攪拌した。生じた固体をろ取し、氷冷した1−プロパノールで洗浄し、得られた固体を減圧下乾燥して、標記化合物(1.19g,収率85%)を白色固体として得た。

実施例

0114

1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)δ:12.9(1H,s),8.65(1H,s),8.39−8.37(2H,m),8.34(1H,d,J=9.2Hz),8.31−8.29(1H,m),8.09(1H,d,J=1.8Hz),7.90(1H,dd,J=9.2,1.8Hz),7.63−7.58(3H.m),7.33(1H,d,J=3.7Hz),6.83(1H,dd,J=3.7,1.8Hz)
ESI−MS(m/z):467(M+H)+

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