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技術 動力工具の集塵システム

出願人 株式会社マキタ
発明者 吉兼聖展辻英暉
出願日 2019年3月26日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-058951
公開日 2020年10月1日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-157419
状態 未査定
技術分野 工作機械の補助装置 携帯用動力工具一般
主要キーワード 斜め後ろ向き 押圧バー 切替ツマミ 報知履歴 清掃完了 アンバランスウエイト 受け軸 電動ハンマー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月1日)のものです。
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図面 (6)

課題

フィルタメンテナンスを適切なタイミングで行う。

解決手段

ハンマードリル1と、ハンマードリル1に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ42及び吸引された粉塵捕捉するフィルタ78を備えた集塵アタッチメント40と、システムの作動を制御する集塵コントローラ44と、を含む集塵システムSにおいて、集塵コントローラ44は、集塵アタッチメント40の状態(吸引力やフィルタ78の寿命等)を監視してメンテナンスが必要な時期を判断する。

概要

背景

電動ドリルハンマードリル等の動力工具には、例えば特許文献1に開示されるように、穿孔作業等の際に被加工材から発生する粉塵集塵して貯留する集塵アタッチメントが装着されて集塵システムが形成される。この集塵システムでは、集塵アタッチメントに設けた集塵モータの駆動で集塵ファンを回転させると、工具先端に臨む吸込口から粉塵を含む空気が吸い込まれて、集塵アタッチメント内部のダストボックスを通過することで、粉塵を飛散させることなくダストボックス内部のフィルタ捕捉して貯留することができる。

概要

フィルタのメンテナンスを適切なタイミングで行う。ハンマードリル1と、ハンマードリル1に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ42及び吸引された粉塵を捕捉するフィルタ78を備えた集塵アタッチメント40と、システムの作動を制御する集塵コントローラ44と、を含む集塵システムSにおいて、集塵コントローラ44は、集塵アタッチメント40の状態(吸引力やフィルタ78の寿命等)を監視してメンテナンスが必要な時期を判断する。

目的

本発明は、フィルタのメンテナンスが適切なタイミングで行える動力工具の集塵システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

動力工具と、前記動力工具に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ及び吸引された粉塵捕捉するフィルタを備えた集塵アタッチメントと、システムの作動を制御するシステム制御手段と、を含む動力工具の集塵システムであって、前記システム制御手段は、前記集塵アタッチメントの状態を監視してメンテナンスが必要な時期を判断することを特徴とする動力工具の集塵システム。

請求項2

前記集塵アタッチメントの状態は、前記集塵アタッチメントにおける粉塵の吸引力であることを特徴とする請求項1に記載の動力工具の集塵システム。

請求項3

前記集塵アタッチメントの状態は、前記フィルタに設定された寿命であることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力工具の集塵システム。

請求項4

前記システム制御手段は、前記フィルタの性能に応じてメンテナンスが必要な時期の判断を異ならせることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の動力工具の集塵システム。

請求項5

前記システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期への到達を報知すると共に、当該報知後の所定時間内に報知のリセットが行わなければ前記動力工具及び前記集塵アタッチメントの作動を停止させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の動力工具の集塵システム。

請求項6

前記集塵アタッチメントは、前記フィルタの塵落としが可能な塵落とし機構を有し、前記システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、前記塵落とし機構を作動させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の動力工具の集塵システム。

請求項7

前記システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、前記集塵モータの回転数を高くすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の動力工具の集塵システム。

請求項8

動力工具と、前記動力工具に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ及び吸引された粉塵を捕捉するフィルタを備えた集塵アタッチメントと、を含む動力工具の集塵システムであって、前記集塵アタッチメントは、電源と、前記集塵アタッチメントの作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記アタッチメントの状態を監視してメンテナンスが必要な時期を判断することを特徴とする動力工具の集塵システム。

技術分野

0001

本発明は、電動ドリルハンマードリル等の動力工具集塵装置を接続してなる動力工具の集塵システムに関する。

背景技術

0002

電動ドリルやハンマードリル等の動力工具には、例えば特許文献1に開示されるように、穿孔作業等の際に被加工材から発生する粉塵集塵して貯留する集塵アタッチメントが装着されて集塵システムが形成される。この集塵システムでは、集塵アタッチメントに設けた集塵モータの駆動で集塵ファンを回転させると、工具先端に臨む吸込口から粉塵を含む空気が吸い込まれて、集塵アタッチメント内部のダストボックスを通過することで、粉塵を飛散させることなくダストボックス内部のフィルタ捕捉して貯留することができる。

先行技術

0003

特開2018−69397号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上記従来の集塵システムでは、集塵アタッチメント内部のフィルタが視認できないため、目詰まりによるフィルタの清掃交換の時期が作業者にわかりにくいという問題があった。

0005

そこで、本発明は、フィルタのメンテナンスが適切なタイミングで行える動力工具の集塵システムを提供することを目的としたものである。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、動力工具と、動力工具に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ及び吸引された粉塵を捕捉するフィルタを備えた集塵アタッチメントと、システムの作動を制御するシステム制御手段と、を含む動力工具の集塵システムであって、
システム制御手段は、集塵アタッチメントの状態を監視してメンテナンスが必要な時期を判断することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、集塵アタッチメントの状態は、集塵アタッチメントにおける粉塵の吸引力であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、集塵アタッチメントの状態は、フィルタに設定された寿命であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、システム制御手段は、フィルタの性能に応じてメンテナンスが必要な時期の判断を異ならせることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期への到達を報知すると共に、当該報知後の所定時間内に報知のリセットが行わなければ動力工具及び集塵アタッチメントの作動を停止させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、集塵アタッチメントは、フィルタの塵落としが可能な塵落とし機構を有し、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、塵落とし機構を作動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、集塵モータの回転数を高くすることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、動力工具と、動力工具に接続され、吸引力を発生させる集塵モータ及び吸引された粉塵を捕捉するフィルタを備えた集塵アタッチメントと、を含む動力工具の集塵システムであって、
集塵アタッチメントは、電源と、集塵アタッチメントの作動を制御する制御手段とを備え、制御手段は、アタッチメントの状態を監視してメンテナンスが必要な時期を判断することを特徴とする。

発明の効果

0007

請求項1及び8に記載の発明によれば、集塵アタッチメントの状態に基づいてメンテナンスが必要な時期が判断されるので、フィルタのメンテナンスを適切なタイミングで行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、集塵アタッチメントの状態を、集塵アタッチメントにおける粉塵の吸引力としているので、フィルタの清掃や交換時期を正確に判断可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、集塵アタッチメントの状態を、フィルタに設定された寿命としているので、フィルタの交換時期をより正確に判断可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、システム制御手段は、フィルタの性能に応じてメンテナンスが必要な時期の判断を異ならせるので、フィルタの性能に応じた適切なメンテナンスが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期への到達を報知すると共に、当該報知後の所定時間内に報知のリセットが行わなければ動力工具及び集塵アタッチメントの作動を停止させるので、メンテナンスを行わないままでのシステムの使用を規制できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、塵落とし機構を作動させるので、自動的にフィルタの塵落としが行え、使い勝手が良好となる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れかの効果に加えて、システム制御手段は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、集塵モータの回転数を高くするので、粉塵の貯留量が多くなったりフィルタの目詰まりが進行していたりしても集塵機能が維持でき、作業の続行が可能となる。

図面の簡単な説明

0008

集塵システムの中央縦断面図である。
集塵アタッチメントの中央縦断面図である。
集塵システムの制御のフローチャートである。
塵落とし機構の変更例を示す集塵アタッチメントの中央縦断面図である。
図4のA−A線断面図である。

実施例

0009

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、動力工具の一例であるハンマードリル1に集塵アタッチメント40を装着した集塵システムSの中央縦断面を示している。
まず、ハンマードリル1は、左右一対半割ハウジングを組み付けてなるハウジング2の前側下部にモータブラシレスモータ)3を、出力軸4を斜め後ろ向きに傾斜する姿勢で収容している。モータ3の上方には、ベベルギヤ5,5を介してトルク伝達される中間軸6が前後方向に支持されて、中間軸6に、前方から第1ギヤ7、クラッチ8,8、ボススリーブ9が備えられている。中間軸6の上方には、ビットBを先端に挿着可能なツールホルダ10が、中間軸6と平行に軸支されて、その後方に遊挿されたピストンシリンダ11の後端に、ボススリーブ9に軸線を傾けたスワッシュベアリング12を介して外装されたアーム13が連結されている。ピストンシリンダ11の内部には、空気室14を介してストライカ15が前後移動可能に収容されて、その前方に設けたインパクトボルト16を打撃可能としている。第1ギヤ7は、ツールホルダ10に装着された第2ギヤ17と噛合している。

0010

一方、ハウジング2の後側上部には、スイッチ19及びスイッチレバー20を備えたハンドル18が形成されており、ハンドル18の下方には、電源となる前後2つのバッテリーパック22,22が左右方向でスライド装着されるバッテリー取付部21が設けられている。バッテリー取付部21内には、装着されたバッテリーパック22と電気的に接続される端子台23,23が設けられている。端子台23,23の上方には、モータ3、スイッチ19、端子台23等の電材部品と電気的に接続され、マイコンスイッチング素子等を搭載した回路基板を備えたコントローラ24が、前後方向に収容されている。
また、中間軸6の後方でハウジング2の右側面には、無線ユニット25が設けられている。この無線ユニット25は、コントローラ24へ電気的に接続され、Bluetooth(登録商標)等の無線通信技術によって、同じく無線通信機能を備えた外部の集塵機(図示略)と通信可能となっている。

0011

さらに、ハウジング2の前側下部は、前面が前下がり傾斜してバッテリーパック22の前方に突出し、集塵アタッチメント40が装着される装着部30となっている。装着部30内でモータ3の下方には、電源用通信用との3つのメス端子を左右方向に並設したメスコネクタ31が設けられ、装着部30の前面におけるメスコネクタ31の前方には、差込口32が開口形成されている。このメスコネクタ31は、後端を中心として上下方向へ揺動可能に支持されると共に、図示しないトーションバネにより、上部に設けたシャッタ部33が差込口32を閉塞する下限位置に付勢されている。メスコネクタ31の下方には、メスコネクタ31の下限位置で装着部30の下面に突出する押圧バー34が、上下動可能に設けられている。装着部30の下面で左右方向の中央には、押圧バー34が突出する下側凹部35が、前方及び下面を開放させて形成され、下側凹部35の左右に当たる装着部30の両側面には、集塵アタッチメント40をスライド装着するための図示しないガイド溝が前後方向に形成されている。

0012

集塵アタッチメント40は、図2にも示すように、左右の半割ケーシングを組み付けてなり、後側上部がハンマードリル1の装着部30に嵌合するケーシング41を有している。ケーシング41の後方下部には、出力軸43を前方へ向けた集塵モータ42が収容されると共に、その下方に集塵コントローラ44が設けられている。また、出力軸43には集塵ファン45が固着されて、ケーシング41内に区画形成されて側面に図示しない排気口を備えた吸気室46内に収容されている。吸気室46の前方でケーシング41の前面下部には、ダストボックス70の結合部47が、前方を開口した凹状に形成され、結合部47の底となる後側の仕切壁48には、集塵ファン45の同軸上で結合部47を吸気室46と連通させる連通孔49が形成されている。連通孔49内には、連通孔49を通過する空気の圧力を検出する圧力センサ50が設けられて、集塵コントローラ44と電気的に接続されている。

0013

また、ケーシング41の上部後面には、電源用と通信用との3つの板状のオス端子を後方へ突出させたオスコネクタ51が設けられている。
さらに、ケーシング41の後部側面には、報知ランプ52が設けられて、集塵コントローラ44と電気的に接続されている。この報知ランプ52は、点灯パターンを変えることで、フィルタ78を含むダストボックス70内の清掃と、フィルタ78の交換とを促すもので、押し操作によって点灯動作が停止する。
そして、ケーシング41の後部上面で左右両側には、装着部30の左右の側面のガイド溝に嵌合可能な一対のガイドレール55,55が前後方向に立設されている。ガイドレール55,55の間でケーシング41の後部上面には、後面が後ろ下がりの傾斜面となり、装着部30の嵌合状態で下側凹部35に進入して押圧バー34を上方に押し上げ押し上げ部材56が設けられている。

0014

一方、ケーシング41内で結合部47の上方には、前端が開口し後端がU字状に屈曲して結合部47の後方へ回り込む案内通路57が前後方向に形成されている。案内通路57には、前方へ突出するガイド筒58が保持され、このガイド筒58内にスライド筒59が前後方向へ移動可能に連結されており、スライド筒59の前端に、先端が上向きとなるL字状のノズル60が連結されている。このノズル60の先端に、ビットBが同軸で貫通する筒状の吸込口61が形成されている。
また、案内通路57及びスライド筒59の内部には、前端がノズル60と接続されるフレキシブルホース62が収容されており、フレキシブルホース62の後端は、案内通路57の後端形状に沿ってU字状に折り返した筒状のダクト63と連結されている。フレキシブルホース62には、螺旋状のワイヤ64が一体に設けられて伸長方向へ付勢されており、ノズル60及びスライド筒59を前方へ突出付勢している。ダクト63の下端部は仕切壁48を貫通して結合部47内に突出している。結合部47の下端で仕切壁48よりも前方には、左右方向の受け軸65が突設され、結合部47の上側内面で前寄り位置には、ダストボックス70の上側と係止する係止突部66が形成されている。

0015

そして、ダストボックス70は、後面が開口する深底箱状のボックス本体71と、そのボックス本体71の開口側で且つ下側にヒンジ軸72によって回転可能に結合される縦長四角形状の蓋体73とを備えてなる。
蓋体73の上側端部には、ボックス本体71の開口の閉塞状態でボックス本体71の上面に係合して閉塞状態を維持するループ状係止片74が設けられている。また、蓋体73の上端側には、結合部47への装着状態でダクト63の下端部が挿入する横長矩形状の入口75が設けられ、下端側には、同じく装着状態で連通孔49と対向する円形出口76が形成されている。

0016

また、蓋体73における出口76の前側には、上下方向を折り目として左右方向に折り畳まれた紙製のフィルタ78を保持するフィルタ収容部77が設けられている。この状態でフィルタ78は、上下方向の山折り部が、左右方向に等間隔をおいて露出し、左右の側面もボックス本体71内に露出している。
一方、ボックス本体71の下面には、結合部47の受け軸65に嵌合する溝79が、上面には、結合部47の係止突部66に弾性係止する操作片80がそれぞれ形成されている。

0017

そして、オスコネクタ51の下方で仕切壁48の後側には、塵落とし機構としてのソレノイド85が設けられる。このソレノイド85は、集塵コントローラ44へ電気的に接続されて、集塵コントローラ44からの通電制御により、先端に打撃子86aを備えたプランジャ86を前方へ、仕切壁48に設けた透孔87を介して断続的に突出させて、蓋体73を打撃可能となっている。
また、ケーシング41の前側上面には、塵落としスイッチ88が設けられて、塵落としスイッチ88の押し操作によっても、集塵コントローラ44がソレノイド85に通電させてプランジャ86を断続的に突出させるようになっている。

0018

こうして形成されるダストボックス70は、蓋体73を後向きにして前方から溝79を受け軸65に嵌合させた斜め姿勢から、縦に起こすように結合部47に押し込むと、操作片80が係止突部66に弾性係止して結合部47に装着される。この装着状態で、入口75にダクト63の先端部が嵌合してボックス本体71内に突出し、出口76が連通孔49に対向して吸気室46と連通する。こうして集塵アタッチメント40内には、吸込口61からノズル60、フレキシブルホース62、ダクト63を通ってボックス本体71内のフィルタ78を通過し、吸気室46に至る集塵経路Rが形成される。

0019

以上の如く構成された集塵システムSにおいて、ハンマードリル1に集塵アタッチメント40を装着する際には、ハンマードリル1の装着部30のガイド溝にケーシング41のガイドレール55,55を合わせて装着部30がケーシング41の後部上に位置する状態で、装着部30に対してケーシング41を前方から嵌合させるように集塵アタッチメント40を後方へスライドさせる。すると、装着部30の左右のガイド溝にガイドレール55,55が嵌合して装着部30がガイドレール55,55間に結合されると共に、押し上げ部材56が下側凹部35に進入して押圧バー34を押し上げ、メスコネクタ31を、シャッタ部33が上方へ退避して差込口32に対向する上限位置に揺動させる。よって、集塵アタッチメント40のオスコネクタ51のオス端子が差込口32からハウジング2内へ進入し、メスコネクタ31のメス端子へ電気的に接続される。

0020

よって、吸込口61を被加工材の被加工面に押し当ててセットした状態でハンマードリル1のスイッチレバー20を押し込み操作すると、スイッチ19がON動作し、これを受けてコントローラ24がモータ3を駆動させて中間軸6を回転させる。このとき、ハウジング2の側面に設けた図示しない切替ツマミを操作することでクラッチ8をスライドさせて、第1ギヤ7のみと係合する前進位置、ボススリーブ9のみと係合する後退位置、第1ギヤ7及びボススリーブ9と同時に係合する中間位置の何れかを選択することで、第2ギヤ17を介してツールホルダ10が回転してビットBを回転させるドリルモード、アーム13の揺動によってピストンシリンダ11を往復動させ、空気室14を介して連動するストライカ15によってインパクトボルト16を介してビットBを打撃するハンマーモード、ツールホルダ10の回転とインパクトボルト16の打撃とを同時に行うハンマードリルモードの選択が可能となる。
そして、吸込口61をセットした状態でハンマードリル1を前進させると、ノズル60と共にスライド筒59が後退し、ビットBが吸込口61を貫通して被加工材の加工が可能となる。

0021

加工開始と同時に、集塵コントローラ44は、集塵モータ42を駆動させて集塵ファン45を回転させる。集塵ファン45が回転すると、吸込口61から外気が吸引され、ノズル60から集塵経路Rを通って吸気室46に至り、排気口から外部へ排出される。従って、被加工材から生じた粉塵は、吸込口61に吸い込まれてノズル60及びフレキシブルホース62、ダクト63を介してダストボックス70内に進入し、フィルタ収容部77を通過する際にフィルタ78に捕捉されてボックス本体71内に貯留することになる。

0022

そして、集塵コントローラ44は、作業中、圧力センサ50によって得られる吸引力を監視して、吸引力の低下を検出したら、報知ランプ52による報知と共にソレノイド85を一定時間(例えば数秒〜数十秒)作動させてプランジャ86で蓋体73を打撃させ、フィルタ78に振動を付与することで付着した粉塵を払い落とす自動塵落としを実行する。
また、ダストボックス70の清掃を促す報知履歴を記録して、報知回数所定数に達したらフィルタ78の交換を促す報知も行う。以下、このメンテナンスに係る制御を図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、S1でスイッチレバー20を押し操作してスイッチ19をONさせると、集塵コントローラ44は、S2で、ダストボックス70の清掃回数が一定数以上であるか否かを確認する。ここでは清掃を行って報知ランプ52の点灯を停止させる操作を行った回数(ON回数)を清掃回数と見なしてそのON回数を確認する。ここで清掃回数が一定数以上であれば、フィルタ78は寿命に達したとして、S3で報知ランプ52を点滅させてフィルタ78の交換を促す。この報知ランプ52の点滅はスイッチ19がOFFされても一定時間継続される。

0023

よって、作業者は、装着時と逆に集塵アタッチメント40をハンマードリル1から前方へスライドさせて集塵アタッチメント40をハンマードリル1から取り外し、集塵アタッチメント40において、操作片80を押し下げて係止突部66との係止を解除させ、そのまま受け軸65を中心に上側を前方へ倒すようにすれば、ダストボックス70を結合部47から取り外すことができる。ここで蓋体73の係止片74をボックス本体71から外して蓋体73を開ければ、フィルタ78を交換することができる。但し、ハンマードリル1から集塵アタッチメント40を取り外さずにダストボックス70のみを取り外してフィルタ78を交換してもよい。
作業者がフィルタ78を交換して報知ランプ52を押し操作すると、集塵コントローラ44は、S4の判別でフィルタ78の交換がなされたとして、S5で、清掃回数(報知ランプ52のON回数)をリセットする。作業再開はS1からの処理となる。なお、フィルタ78を交換しない(報知ランプ52を押し操作しない)場合はそのままS1へ戻り、スイッチレバー20を押し操作してもシステムは起動しない。

0024

一方、S2の判別で清掃回数が一定数を下回っていれば、S6で、モータ3及び集塵モータ42が作動して集塵システムSが起動し、S7で、報知ランプ52によるダストボックス70の清掃を促す清掃報知履歴の有無が確認される。ここで清掃報知履歴が確認されなければ、S8で圧力センサ50による吸引力が検出される。S9の判別で、吸引力が予め設定された閾値を上回っていれば、S10で、スイッチ19のOFF(作業の終了)が確認される。
ここでスイッチ19がON状態であれば、そのまま作動が許容されS8で吸引力の検出が継続されるが、スイッチ19がOFFされると、S11で、ソレノイド85へ通電して、プランジャ86で蓋体73を叩く自動塵落としが所定時間実行される。

0025

そして、S9の判別で吸引力が閾値を下回っていれば、同様にS12でソレノイド85へ通電して自動塵落としが所定時間実行される。次にS13で、自動塵落としの実行後、一定時間後の吸引力が依然として閾値以下か否かが判別される。ここで閾値を上回っていればS8に戻るが、依然として閾値以下であれば、S14で、報知ランプ52を点灯させてフィルタ78を含むダストボックス70内の清掃を促す。この点灯もスイッチ19がOFFしても一定時間継続される。S7の判別で清掃報知履歴があった場合も、ダストボックス70の清掃がなされていない(清掃終了後の報知ランプ52の押し操作がなされていない)として、S14でダストボックス70内の清掃が促される。

0026

次に、S15で清掃報知の履歴を記録し、S16で、清掃完了、すなわち作業者がダストボックス70を清掃して報知ランプ52を押し操作したことが確認されると、集塵コントローラ44は、S17で清掃報知履歴をリセットし、S18で清掃回数(報知ランプ52の押し操作のON回数)を記録する。一方、S16で報知ランプ52の押し操作が確認されないまま、S19で一定時間の経過が確認されると、集塵コントローラ44は、S20でモータ3及び集塵モータ42を強制停止させて、その旨を報知ランプ52の違うパターンの点滅やブザー音等で報知する。

0027

メンテナンス時期の判断に係る集塵システムの発明の効果)
上記形態の集塵システムSによれば、集塵コントローラ44(システム制御手段)は、集塵アタッチメント40の状態を監視してメンテナンスが必要な時期を判断することで、フィルタ78のメンテナンスを適切なタイミングで行うことができる。
特にここでは、監視する集塵アタッチメント40の状態を、集塵アタッチメント40における粉塵の吸引力(S9)としているので、フィルタ78の清掃や交換時期を正確に判断可能となる。

0028

また、監視する集塵アタッチメント40の状態を、フィルタ78に設定された寿命(清掃回数:S2)としているので、フィルタ78の交換時期をより正確に判断可能となる。
さらに、集塵コントローラ44は、メンテナンスが必要な時期への到達を報知すると共に、当該報知後の所定時間内に報知のリセット(清掃完了)が行わなければモータ3及び集塵モータ42の作動を停止させる(S20)ので、メンテナンスを行わないままでのシステムの使用を規制できる。
加えて、集塵コントローラ44は、メンテナンスが必要な時期を判断すると、ソレノイド85(塵落とし機構)を作動させる(S11,S12)ので、自動的にフィルタ78の塵落としが行え、使い勝手が良好となる。

0029

なお、図3の制御において、S13で塵落とし後の吸引力の低下を確認した際、ダストボックスの清掃を報知する前に、集塵モータ42の回転数を高くして、その場合でも吸引力が低下した場合に清掃報知を行うようにすることもできる。このように集塵モータ42の回転数を上げれば、粉塵の貯留量が多くなったりフィルタ78の目詰まりが進行していたりしても集塵機能が維持でき、作業の続行が可能となる。
また、集塵アタッチメントの状態は、吸引力に限らず、集塵モータの回転数や電流値に基づいて監視してもよい。集塵モータの回転数は、ダストボックス内の粉塵の貯留量が増えるに従って直線的に上昇し、集塵モータの電流値は、当該貯留量が増えるに従って直線的に下降するため、それぞれ設定した閾値への到達をメンテナンスの時期と判断することができる。ダストボックス内の粉塵量センサ等で直接検出してメンテナンスの時期を判断することも可能である。

0030

さらに、フィルタの寿命は、清掃回数で判断する場合、一定数は、フィルタの性能に応じて設定すればよい。例えばHEPAフィルタのように高性能であれば通常よりも多く設定できる。このようにフィルタの性能に応じてメンテナンスが必要な時期の判断(交換時期)を異ならせれば、フィルタの性能に応じた適切なメンテナンスが可能となる。なお、フィルタの性能が高いと、捕捉する粉塵の量が増えるため、粉塵を廃棄するタイミングは早くなるが、フィルタを掃除したり交換したりするタイミングは遅くなる。フィルタの性能が低い場合はこれと逆になる。
また、吸引力を判別する閾値も、フィルタの性能に応じて異なる設定(高性能であれば高く設定)とすることができる。
但し、フィルタの寿命は清掃回数で判断する場合に限らず、集塵モータの駆動時間をフィルタの使用時間と見なしてカウントし、累積駆動時間が閾値に到達したタイミングをメンテナンスの時期と判断しても差し支えない。
一方、バッテリー等の電源と起動スイッチとを設けて集塵アタッチメントを単独のクリーナとして使用可能としてもよい。この場合も、制御手段となる集塵コントローラによって上記形態と同様にメンテナンスの時期を判断させることができる。

0031

(塵落とし機構を有する集塵アタッチメント及び集塵システムに係る発明の効果)
上記形態の集塵アタッチメント40及び集塵システムSによれば、集塵コントローラ44(制御手段)は、所定の条件の充足に基づいてソレノイド85(塵落とし機構)を作動させるので、フィルタ78の塵落としを適切なタイミングで確実に行うことできる。
特にここでは、所定の条件を、吸引力の所定値からの低下(S9)としているので、フィルタ78が目詰まりしたタイミングで塵落としが可能となる。

0032

また、所定の条件を、集塵モータ42の停止(S10)としているので、作業が終了したタイミングで塵落としが可能となり、次回の作業では復活した吸引力で使用可能となる。
さらに、塵落とし機構を、通電により動作するソレノイド85によってフィルタ78に振動を付与するものとしているので、フィルタ78へ直接振動を付与して塵落としを効果的に行うことができる。
そして、ソレノイド85を任意のタイミングで作動させる塵落としスイッチ88を設けているので、作業に応じた任意のタイミングて塵落としが行え、使い勝手が向上する。

0033

なお、塵落としのタイミングは、上記形態の吸引力の低下と作業終了とに限らず、清掃回数がフィルタ交換寿命到達)前の所定回数に達した場合に行うようにしてもよい。このようにフィルタの寿命に対する進行度合いに応じて塵落としを行えば、フィルタの寿命を長く維持することができる。また、スイッチのON直後、モータ駆動前のタイミングで塵落としを行ってもよい。
さらに、清掃回数でなく、先述のように集塵モータの駆動時間をフィルタの使用時間と見なして当該使用時間を監視し、寿命への進行度合いとなる所定時間への到達のタイミングで塵落としを行うようにしてもよい。
そして、ここでも集塵モータの回転数や電流値に基づいて寿命の進行度合いを判断して塵落としを行うことができる。

0034

一方、各発明において、制御に必要な情報の取得は、例えば図4に示すように、仕切壁48の後面に、集塵コントローラ44へ電気的に接続されるリーダライタユニット90を設け、蓋体73の後面におけるリーダ/ライタユニット90の前側にICタグ等の情報記録部91を設けるようにしてもよい。このような読み取り機構を採用すれば、フィルタ78の使用時間が正確に把握できる。また、寿命への進行度合いを把握する以外に、フィルタ78の種類や性能、集塵アタッチメントの仕様等も容易に把握可能となる。

0035

また、各発明において、塵落とし機構は、ソレノイドの他、塵落とし用のモータやカムを用いてダストボックスを直接叩くようにしてもよい。
さらに、図4,5に示すように、集塵モータ42の出力軸43を後方へ長く伸ばして後面に凹部96,96・・を有する係合板95を固着すると共に、その後方に配置したソレノイド85のプランジャ86に、凹部96に嵌合する凸部98,98・・を前面に有するアンバランスウエイト97を固着した構成も採用できる。この場合、ソレノイド85に通電させてプランジャ86が前方へ突出すると、アンバランスウエイト97が前進して、凸部98を、出力軸43と共に回転する係合板95の凹部96に係合させる。この係合により出力軸43には振れが発生し、振れによる振動がケーシング41からダストボックス70に伝わるため、フィルタ78を振動させて粉塵を払い落とすことができる。
このように、塵落とし機構を、集塵モータ42の出力軸43にアンバランスウエイト97を係合させてフィルタ78に振動を付与するものとすれば、出力軸43の回転を利用してフィルタ78に大きな振動を付与することができる。

0036

その他、ハンマードリルの形態も、モータの向きや種類、バッテリーパックの配置等を適宜変更できる。バッテリーパックでなく電源コードを備えたAC機であってもよい。集塵アタッチメントも、ハンマードリルへの結合構造やダストボックスの位置や結合構造は上記形態に限定されない。
そして、動力工具もハンマードリルに限らず、このような集塵アタッチメントを接続可能であれば、電動ドリルや電動ハンマー等の他の動力工具であっても本発明は適用可能である。

0037

1・・ハンマードリル、2・・ハウジング、3・・モータ、4,43・・出力軸、6・・中間軸、10・・ツールホルダ、19・・スイッチ、20・・スイッチレバー、24・・コントローラ、25・・無線ユニット、30・・装着部、40・・集塵アタッチメント、41・・ケーシング、42・・集塵モータ、44・・集塵コントローラ、45・・集塵ファン、46・・吸気室、47・・結合部、49・・連通孔、50・・圧力センサ、52・・報知ランプ、59・・スライド筒、60・・ノズル、61・・吸込口、62・・フレキシブルホース、70・・ダストボックス、71・・ボックス本体、73・・蓋体、77・・フィルタ収容部、78・・フィルタ、85・・ソレノイド、86・・プランジャ、88・・塵落としスイッチ、90・・リーダ/ライタユニット、91・・情報記録部、95・・係合板、97・・アンバランスウエイト、S・・集塵システム、B・・ビット、R・・集塵経路。

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