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技術 電動スクリーン装置および電動ユニット

出願人 株式会社LIXIL
発明者 前健哉
出願日 2019年3月27日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-061011
公開日 2020年10月1日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-156869
状態 未査定
技術分野 カーテン・垂れ幕等戸・窓の付帯設備 建築物の日除け・日覆い ブラインド シャッタ等の閉鎖部材
主要キーワード 正回転用 設置対象物 上下方向全長 逆回転用 後方フランジ 電動スクリーン 調整用ネジ 前方フランジ
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図面 (12)

課題

容易にメンテナンスを行うことができる電動スクリーン装置および電動ユニットを提供する。

解決手段

設置対象物2に支持固定されるケース体3と、ケース体に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーン4と、スクリーンの軸方向端部に設けられ、軸を電動回転駆動させる電動ユニット5と、を備え、電動ユニットが、ケース体およびスクリーンに対して着脱自在に設けられている。

概要

背景

従来、建物外壁に形成された採光部(開口部)に設けられるスクリーン装置が知られている。スクリーン装置のスクリーンを引き出すことにより日除けなどの効果が得られる。これまで、スクリーンを引き出す際には手動で操作するものが多かったが、近年では電動でスクリーンを繰り出し/巻き取りすることができるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

容易にメンテナンスを行うことができる電動スクリーン装置および電動ユニットを提供する。設置対象物2に支持固定されるケース体3と、ケース体に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーン4と、スクリーンの軸方向端部に設けられ、軸を電動で回転駆動させる電動ユニット5と、を備え、電動ユニットが、ケース体およびスクリーンに対して着脱自在に設けられている。

目的

本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、容易にメンテナンスを行うことができる電動スクリーン装置および電動ユニットを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

設置対象物支持固定されるケース体と、該ケース体に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーンと、該スクリーンの軸方向端部に設けられ、前記軸を電動回転駆動させる電動ユニットと、を備え、前記電動ユニットが、前記ケース体および前記スクリーンに対して着脱自在に設けられていることを特徴とする電動スクリーン装置。

請求項2

前記電動ユニットは、前記軸に嵌合可能な軸嵌合部材と、該軸嵌合部材を回転駆動させる駆動部と、該駆動部に電力を供給する電源部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記軸嵌合部材、前記駆動部、前記電源部、および前記制御部を収容するカバー部材と、を備えている請求項1に記載の電動スクリーン装置。

請求項3

前記電源部は、電池で構成されている請求項2に記載の電動スクリーン装置。

請求項4

前記電動ユニットには、前記ケース体に対して係合可能な係合爪が形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電動スクリーン装置。

請求項5

軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーンを電動で回転駆動させる電動ユニットであって、前記軸に嵌合可能な軸嵌合部材と、該軸嵌合部材を回転駆動させる駆動部と、該駆動部に電力を供給する電源部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記軸嵌合部材、前記駆動部、前記電源部、および前記制御部を収容するカバー部材と、を備えていることを特徴とする電動ユニット。

技術分野

0001

本発明は、電動スクリーン装置および電動ユニットに関する。

背景技術

0002

従来、建物外壁に形成された採光部(開口部)に設けられるスクリーン装置が知られている。スクリーン装置のスクリーンを引き出すことにより日除けなどの効果が得られる。これまで、スクリーンを引き出す際には手動で操作するものが多かったが、近年では電動でスクリーンを繰り出し/巻き取りすることができるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2006-177131号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1のスクリーン装置は、電動機が取付用ブラケットと一体になっているため、例えば、電動機が故障した場合は、取付用ブラケットごと(装置全体交換することになり、メンテナンスが困難であった。

0005

そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、容易にメンテナンスを行うことができる電動スクリーン装置および電動ユニットを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る電動スクリーン装置は、設置対象物支持固定されるケース体と、該ケース体に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーンと、該スクリーンの軸方向端部に設けられ、前記軸を電動で回転駆動させる電動ユニットと、を備え、前記電動ユニットが、前記ケース体および前記スクリーンに対して着脱自在に設けられていることを特徴としている。

0007

この発明によれば、電動ユニットがケース体およびスクリーンに対して着脱自在に構成されているため、電動ユニットが故障したとしても電動ユニットだけ取り外すことができる。したがって、容易にメンテナンスを行うことができる。

0008

また、本発明に係る電動スクリーン装置は、前記電動ユニットが、前記軸に嵌合可能な軸嵌合部材と、該軸嵌合部材を回転駆動させる駆動部と、該駆動部に電力を供給する電源部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記軸嵌合部材、前記駆動部、前記電源部、および前記制御部を収容するカバー部材と、を備えていてもよい。

0009

この発明によれば、電動ユニットが軸嵌合部材、駆動部、電源部、および制御部をカバー部材の中に収容したユニット部材として構成されているため、取り扱いが容易である。

0010

また、本発明に係る電動スクリーン装置は、前記電源部が、電池で構成されていてもよい。

0011

この発明によれば、電源を電池で構成しているため、配線工事などの電気工事が不要となり、スクリーン装置自体の設置工事やメンテナンスを簡易に行うことができる。

0012

また、本発明に係る電動スクリーン装置は、前記電動ユニットには、前記ケース体に対して係合可能な係合爪が形成されていてもよい。

0013

この発明によれば、電動ユニットをケース体に対して係合させるだけで着脱できるため、交換作業などを容易に行うことができる。

0014

さらに、本発明に係る電動ユニットは、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーンを電動で回転駆動させる電動ユニットであって、前記軸に嵌合可能な軸嵌合部材と、該軸嵌合部材を回転駆動させる駆動部と、該駆動部に電力を供給する電源部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記軸嵌合部材、前記駆動部、前記電源部、および前記制御部を収容するカバー部材と、を備えていることを特徴としている。

0015

この発明によれば、電動ユニットが軸嵌合部材、駆動部、電源部、および制御部をカバー部材の中に収容したユニット部材として構成されているため、取り扱いが容易である。また、既設の手動スクリーン装置を電動化したい場合、手動スクリーン装置の軸方向端部に配設されているサイドカバーを取り外して、電動ユニットに交換するだけで電動スクリーン装置に更新することができる。

発明の効果

0016

本発明は、容易にメンテナンスを行うことができる電動スクリーン装置および電動ユニットを提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態に係る電動スクリーン装置の斜視図である。
本発明の一実施形態に係るケース体の斜視図である。
本発明の一実施形態に係るスクリーンの斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電動ユニットの斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電動ユニットの斜視図であり、外側部材を外した状態の図である。
本発明の一実施形態に係る駆動部の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る保持部材の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電動スクリーン装置の設置作業中の状態を示す斜視図であり、電動スクリーン装置にスクリーン保持部材を取り付ける前の状態を示した図である。
本発明の一実施形態に係る電動スクリーン装置の設置作業中の状態を示す断面図であり、電動スクリーン装置にスクリーン保持部材を取り付けた状態を示した図である。
本発明の一実施形態に係るスクリーン保持部材の変形例を示す図である。
手動スクリーン装置の斜視図である。

実施例

0018

以下、本発明の一実施形態に係る電動スクリーン装置および電動ユニットについて説明する。図1は、電動スクリーン装置の斜視図である。

0019

図1に示すように、本実施形態に電動スクリーン装置1は、建物の壁面(設置対象物)2に支持固定されるケース体3と、該ケース体3に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーン4と、該スクリーン4の軸方向一端部に設けられ、前記軸を電動で回転駆動させる電動ユニット5と、スクリーン4の軸方向他端部に設けられるサイドカバー6と、を備えている。

0020

図2に示すように、ケース体3は、金属製の板状部材を折り曲げて形成されている。ケース体3は、壁面2に直接支持固定される板状のベース部11と、該ベース部11の上端に連結されスクリーン4の上方および前方を覆うように形成された部12と、を備えている。ベース部11と傘部12とは一体で形成されている。また、ケース体3には、電動ユニット5およびサイドカバー6と連結するためにビスなどの固定具螺合するビス孔13が形成されている。

0021

図3に示すように、スクリーン4は、棒状の軸部材15と、該軸部材15に巻回されたシート材16と、を備えている。軸部材15の軸方向一端部には、後述する軸嵌合部材21が嵌合可能な孔部17が形成されている。本実施形態では、孔部17は軸部材15の軸方向全長に亘って断面六角形貫通孔として形成されている。なお、孔部17は軸部材15の全長に形成されていなくてもよく、端部から凹状に形成された凹陥部であってもよい。軸部材15の軸方向他端部は、後述するサイドカバー6に設けられた回転部材(不図示)が嵌合可能に構成されている。

0022

また、シート材16の繰り出し方向の先端側には案内部材18が設けられている。案内部材18は、四角柱状に形成された棒状部材であり、シート材16の幅方向全長よりも若干長く形成されている。案内部材18は、シート材16の役割を有しており、シート材16の繰り出し/巻き取り中、およびシート材16を繰り出して使用している際に、シート材16が風に煽られないようになっている。また、案内部材18の両端部は、シート材16を最下端まで繰り出した際に、シート材16を保持する保持部材7(図1参照)内に挿入配置可能に構成されている。

0023

図1図4図5に示すように、電動ユニット5は、スクリーン4の軸方向一端部側に配設されている。電動ユニット5は、軸部材15の軸方向一端部と嵌合可能な軸嵌合部材21と、該軸嵌合部材21を回転駆動させる駆動部22と、該駆動部22に電力を供給する電源部(不図示)と、軸嵌合部材21、駆動部22、および電源部を収容するカバー部材24と、を備えている。電動ユニット5は、ケース体3およびスクリーン4に対して着脱自在に取り付けられている。

0024

軸嵌合部材21は、例えば、六角柱状に形成されており、嵌合部26と連結部27とを備えている。スクリーン4の軸部材15の軸方向一端部には、軸嵌合部材21の嵌合部26が嵌合可能な六角形状の孔部17が形成されている。この孔部17に軸嵌合部材21を挿入配置することで、孔部17に軸嵌合部材21が嵌合され、当該軸嵌合部材21が軸中心に回転することにより、スクリーン4を軸中心に回転させることができる。つまり、軸嵌合部材21の外周面が嵌合部26として構成されている。

0025

また、軸嵌合部材21には軸中心に貫通孔が形成されている。当該貫通孔に後述する駆動部22の回転軸部29が挿入配置でき、回転軸部29とともに軸嵌合部材21が軸中心に回転可能に構成されている。つまり、軸嵌合部材21の貫通孔が連結部27として構成されている。

0026

図6に示すように、駆動部22は、軸嵌合部材21を回転させる機能を有しており、モーターなどで構成されている。駆動部22の回転軸部29と、軸嵌合部材21の連結部27と、が連結されており、回転軸部29が回転することにより軸嵌合部材21も軸中心に回転するように構成されている。駆動部22は、正逆回転可能に構成されており、スクリーン4のシート材16を繰り出し/巻き取り可能に構成されている。なお、本実施形態では、軸嵌合部材21の貫通部(連結部27)内に段差などの係止部(不図示)が形成され、回転軸部29の先端に当該段差に係止する被係止部30が形成されている。このように構成することにより、回転軸部29と軸嵌合部材21とを一体で回転させることができる。

0027

図4図5に示すように、カバー部材24は、軸嵌合部材21、駆動部22、および電源部を支持・収容するものであり、ケース体3およびスクリーン4の軸方向一端部側に着脱自在に配設されている。カバー体24は、駆動部22などが取り付けられる内側部材32と、該内側部材32を外側から覆うように構成された外側部材33と、を備えている。

0028

内側部材32は、略板状の部材で構成されており、ケース体3と略同一の外形形状で形成されている。内側部材32におけるケース体3およびスクリーン4を向いた面32aには、ケース体3に係合される係合片35と、スクリーン4のシート材16を所望の位置から下方へ案内する案内片36と、が突出形成されている。また、内側部材32の正面視略中央には、駆動部22を挿通配置するための貫通孔37が形成されている。駆動部22と内側部材32とは、連結部材39を介して連結されている。連結部材39は、駆動部22の回転軸部29を挿通可能な貫通孔40が形成されており、貫通孔40に回転軸部29を挿通した状態でビスなどの固定具を用いて支持固定されている。連結部材39の周縁には、ビスなどの固定具を挿通可能な貫通孔が形成された固定片41が複数設けられている。当該固定片41を内側部材32の面32aに当接し、ビスなどの固定具を用いて連結部材39を内側部材32に支持固定している。

0029

内側部材32の面32aとは反対側の面32bには、周縁部全長に亘ってフランジ片43が突出形成されている。フランジ片43の内周側には、ケース体3のビス孔13に対向した位置に凹陥部44が形成されている。つまり、ケース体3の一端部側に内側部材32を配置した状態で、ビスなどの固定具を凹陥部44からビス孔13に挿入・螺合することにより内側部材32をケース体3に固定することができる。内側部材32の面32bには駆動部22の本体部31が配置されている。

0030

外側部材33は、内側部材32を外側から覆うように有底筒状に形成されており、内側部材32のフランジ片43に係合させることで内側部材32と外側部材33とを連結固定することができる。なお、内側部材32と外側部材33とは、ビスなどの固定具で連結固定してもよい。内側部材32と外側部材33との間には空間部45が形成されている。空間部45には駆動部22の本体部31が配置されている。また、空間部45には電池などの電源部(不図示)および制御部(不図示)が配置されている。したがって、内側部材32と外側部材33とは、水密に連結固定されることが望ましい。例えば、内側部材32のフランジ片43と外側部材33との隙間にゴム製のパッキンを配設するとよい。

0031

電源部は、駆動部22に電気を供給するためのものであり、本実施形態では電池で構成されている。電源部と駆動部22とは電気的に接続されており、電源部から駆動部22に電気を供給することにより、駆動部22が動作し(回転軸部29が回転駆動し)、スクリーン4のシート材16を繰り出し/巻き取りできるように構成されている。

0032

なお、電源部および制御部は、電動ユニット5と別体で構成されていてもよい。例えば、電源部および制御部と、電動ユニット5とをコネクタで接続するように構成し、配線延長して電池交換しやすい位置に電源部および制御部を配置する構成としてもよい。

0033

図1に示すように、ケース体3およびスクリーン4の軸方向他端部側には、サイドカバー6が配設されている。サイドカバー6はケース体3に対して着脱可能に支持固定されている。サイドカバー6におけるスクリーン4の軸部材15に対向した位置には、回転部材(不図示)が設けられている。回転部材は軸部材15の軸方向他端部と嵌合可能な形状で形成されている。回転部材は、サイドカバー6の本体部47に対しても回転自在に連結されている。

0034

図1図7に示すように、サッシなどの開口部(採光部)9の下端近傍に、スクリーン4の案内部材18を保持する保持部材7が配設されている。保持部材7は、略直方体形状の部材で、上面7aから案内部材18の端部が挿入・排出できる凹陥部49が形成されている。凹陥部49は、上面7aから下方に向かって所定範囲が挿入部50として構成され、挿入部50の下方の領域が保持部51として構成されている。

0035

挿入部50は、保持部材7の上面7aに形成された開口部53から下方に向かうにしたがって開口面積が小さくなる方向に傾斜するテーパ面を有している。挿入部50の最下端の幅W1は、案内部材18が挿通可能な大きさで形成されている。

0036

保持部51は、挿入部50の下方に形成された領域である。保持部51の幅W2は、挿入部50の幅W1よりも大きく形成されている。つまり、挿入部50と保持部51との間には段差部52が形成されている。スクリーン4の案内部材18が保持部51内に保持されている際に、風などでシート材16が煽られても段差部52に案内部材18が引っ掛かって保持部材7から外れないように構成されている。

0037

電動スクリーン装置1は、リモコンなどで操作(繰り出し/巻き取り)可能に構成されている。リモコンは、電動ユニット5と有線で接続してもよいし、無線通信できるように構成してもよい。施工性を考慮すると無線で通信できるようにするのが好ましい。また、リモコンの代わりとしてスマートフォンアプリなどで操作できるように構成してもよい。

0038

次に、上述したように構成された電動スクリーン装置1の設置方法メンテナンス方法について説明する。

0039

まず、電動スクリーン装置1の壁面2への設置方法について説明する。

0040

電動スクリーン装置1を壁面2へ取り付ける際は、まずケース体3を壁面2の所定位置(開口部9の上方)に支持固定する。具体的には、ケース体3のベース部11を壁面2に固定する。続いて、ケース体3の軸方向他端部側にサイドカバー6を取り付ける。続いて、サイドカバー6の回転部材にスクリーン4の軸部材15の軸方向他端部を嵌合する。続いて、スクリーン4を保持しながら、電動ユニット5の軸嵌合部材21をスクリーン4の軸部材15の軸方向一端側に嵌合しながら、電動ユニット5をケース体3に支持固定する。

0041

ここで、スクリーン4を保持する際は、作業者が手で持って保持することでもよいが、スクリーン保持部材55を用いて保持してもよい。図8図9に示すように、スクリーン保持部材55は、スクリーン4の下方においてケース体3の下方に開口された開口部14を閉塞するように構成された板状部材である。

0042

スクリーン保持部材55は、平板状の部材を折り曲げて形成されており、底面をなす底板部57と、底板部57の前後方向において該底板部57から折り曲げられて上方に立ち上がる前方立上がり片58および後方立ち上がり片59と、前方立ち上がり片58から折り曲げられて略水平方向に延びる前方フランジ片60と、後方立ち上がり片59から折り曲げられて略水平方向に延びる後方フランジ片61と、を有している。ケース体3の前方および後方の下端にそれぞれ形成されたビス孔13に前方フランジ片60および後方フランジ片61が係合可能に構成されている。

0043

また、底板部57の両端部近傍には、該底板部57から上方に立ち上がるように支持部材62が設けられている。支持部材62は、底板部57から立ち上がる立ち上がり片63と、該立ち上がり片63の上端から前後方向に枝分かれするように断面略V字状に形成された支持片64と、を備えている。つまり、ケース体3にスクリーン保持部材55を取り付けると、ケース体3の開口部14を閉塞することができるとともに支持片64でスクリーン4を支持することができ、作業者がスクリーン4を手で保持しなくてもスクリーン4がケース体3から落下することを防止できる。なお、底板部57と支持部材62とは一体であっても別体であってもよい。別体の場合は、底板部57と支持部材62とをネジなどの固定具で連結してもよいし、溶接で連結してもよい。また、支持部材62は底板部57の幅方向全長に配設してもよい。

0044

なお、スクリーン保持部材55は、作業終了後に取り外す。その際、スクリーン保持部材55の前方立ち上がり片58および後方立ち上がり片59を互いに近接する方向に力をかけることによりスクリーン保持部材55が撓み、結果として、ケース体3から前方フランジ片60および後方フランジ片61の少なくともいずれか一方の係合状態解除されて、取り外すことができる。

0045

なお、図10に示すように、スクリーン保持部材65は、ケース体3の幅方向全長に形成されている必要はなく、開口部14の一部を閉塞する棒状の部材であってもよい。スクリーン保持部材65の断面形状は、スクリーン保持部材55と略同一の形状である。またスクリーン保持部材65は、開口部14の複数箇所(軸方向に所定距離離間した2カ所以上)に取り付けることにより、作業中にスクリーン4が落下するのを防止することができる。

0046

次に、電動スクリーン装置1において電動ユニット5を交換する際の交換方法について説明する。

0047

電動ユニット5が故障したときは、電動ユニット5を取り外して交換する。交換する際は、上記スクリーン保持部材55(65)を用いて交換することにより、電動ユニット5の交換作業中にスクリーン4を作業員が保持しておく必要がなくなり、交換作業の効率が向上する。電動ユニット5の電池を交換する際にも同様の作業で一旦電動ユニット5を取り外して電池交換することができる。なお、電池交換は、電池の収容部を電動ユニット5の外面側に配置することで、電動ユニット5を取り外すことなく、外側部材33のみを外して電池交換できるようにしてもよい。

0048

本実施形態において電動ユニット5をケース体3から取り外すには、まず、外側部材33を内側部材32から取り外す。その後、内側部材32側からケース体3に固定されているビスなどの固定具(ビス孔13に取り付けられている固定具)を取り外すことで、内側部材32をケース体3から取り外すことができる。電動ユニット5を交換したら、上述した方法と逆の手順にて新たな電動ユニット5をケース体3に容易に取り付けることができる。

0049

次に、手動スクリーン装置を電動化する際の施工方法について説明する。図11に手動スクリーン装置71を示す。

0050

まず、既設の手動スクリーン装置71の軸方向一端側のサイドカバー72を取り外す。次に、サイドカバー72の代わりに電動ユニット5を取り付ける。サイドカバー72とケース体3との係合方法と同じ方法で電動ユニット5を係合できるように加工しておけば、容易にサイドカバー72を電動ユニット5に取り換えることができる。このようにすることで、手動だったスクリーン装置を容易に電動スクリーン装置1に更新することができる。このときもスクリーン保持部材55(65)を用いて作業を行うことができる。また、従来のサイドカバー72よりも電動ユニット5は厚みがある(軸方向に沿う方向の厚さ)ため、軸方向他端部側のサイドカバーを、電動ユニット5と略同じ厚さのサイドカバー6に付け替えることにより、意匠性も確保することができる。

0051

なお、図11に示すように、既設の手動スクリーン装置71において、サイドカバー72の外表面72aに巻き取り速度調整用ネジ73が露出して設けられているものがある。このような場合、軸嵌合部材の先端形状を巻き取り速度調整用ネジ73のネジ穴と嵌合する形状に加工することにより、サイドカバー72を外すことなく、サイドカバー72を覆うように電動ユニット5を取り付けるだけで電動化することができる。

0052

本実施形態に係る電動スクリーン装置1によれば、壁面2に支持固定されるケース体3と、該ケース体3に収容され、軸中心に回転することで繰り出し/巻き取り可能に構成されたスクリーン4と、該スクリーンの軸方向一端部に設けられ、軸部材15を電動で回転駆動させる電動ユニット5と、を備え、電動ユニット5が、ケース体3およびスクリーン4に対して着脱自在に設けられているため、電動ユニット5が故障したとしても電動ユニット5だけ取り外すことができる。したがって、容易にメンテナンスを行うことができる。

0053

また、電動ユニット5が、軸部材15に嵌合可能な軸嵌合部材21と、該軸嵌合部材21を回転駆動させる駆動部22と、該駆動部22に電力を供給する電源部と、軸嵌合部材21、駆動部22、および電源部を収容するカバー部材24と、を備えてユニット部材として構成されているため、取り扱いが容易である。また、既存の手動スクリーン装置71を電動化したい場合、手動スクリーン装置71の軸方向一端部に配設されているサイドカバー72を取り外して、電動ユニット5に交換するだけで電動スクリーン装置1に更新することができる。

0054

また、電源部が電池で構成されているため、配線工事などの電気工事が不要となり、電動スクリーン装置1自体の設置工事やメンテナンスを簡易に行うことができる。

0055

以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。

0056

例えば、上記実施形態において、電源部を電池で構成した場合の説明をしたが、電池以外に小型の太陽光パネルを取り付けて駆動できるように構成してもよい。

0057

また、電動ユニット5とケース体3との支持固定方法は上記実施形態の構成に限らない。例えば、ケース体3に対して電動ユニット5が係合できるように係合爪を形成してもよい。

0058

また、上記実施形態では、駆動部22が正逆回転可能なモーターで構成されている場合の説明をしたが、電動ユニット5として正回転用逆回転用の2つのユニットを用意し、軸方向両端部にそれぞれの用途の電動ユニット5を取り付けるようにしてもよい。このように構成することで、駆動部22の構成を簡略化でき、ひとつの電動ユニット5の大きさ(軸方向の厚さ)を小型化(薄型化)することができる。

0059

さらに、上記実施形態では、シート材16を最下端まで繰り出した状態で案内部材18を保持する保持部材7を設けた説明をしたが、シート材16が繰り出し/巻き取り中にも風に煽られるのを防止するため、案内部材18の両端部を上下方向全長に亘って保持する保持案内部材を取り付けてもよい。このような保持案内部材を採用した場合、シート材16を開口部9の途中まで下げた状態であっても、シート材16が風に煽られず、その状態を保持することができる。

0060

そして、上記実施形態では、シート材16を最下端まで繰り出した状態で案内部材18を保持する保持部材7を設けた説明をしたが、保持部材7の内部に磁石を配設し、スクリーン4の金属製の案内部材18を磁力で保持するようにしてもよい。

0061

2 壁面(設置対象物)
3ケース体
4スクリーン
5電動ユニット
15軸部材(軸)
21 軸嵌合部材
22 駆動部
24 カバー部材

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  • 大成建設株式会社の「 日射遮蔽装置および日射遮蔽方法」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】建物の外観への影響や建物内からの眺望の妨げを最小限に抑えるとともに、室内の温度上昇の抑制に効果的で省エネルギー化を可能とした日射遮蔽装置および日射遮蔽方法を提案する。【解決手段】建物1の屋上1... 詳細

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