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技術 医療機器用カバー

出願人 テルモ株式会社
発明者 松崎亮太駒田岳斗杉原総一郎山本圭一郎
出願日 2019年3月25日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2019-057098
公開日 2020年10月1日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-156613
状態 未査定
技術分野 内視鏡 超音波診断装置
主要キーワード モータドライブユニット 進退ストローク ユニットコネクタ 弾性変形状態 クリップ部材 テレスコープ 探査波 拘束部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月1日)のものです。
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図面 (11)

課題

医療機器の挿入位置が分かり易く、且つ、医療機器の挿入が容易な医療機器用カバーを提供する。

解決手段

閉塞した一端部11と開放した他端部12とを有する有底筒状カバー本体部材13と、拘束部材と、を有し、カバー本体部材13には、医療機器30の挿入側端部30aを挿入不能な大きさ及び形状を有する拘束状態となるように拘束部材によって拘束される一方、拘束部材による拘束が解除されることにより、拘束状態から、医療機器30の挿入側端部30aを挿入可能な大きさ及び形状を有する展開状態まで自己拡張する挿入口部14が設けられている。

概要

背景

生体に挿入される画像診断用カテーテルなどの長尺体が接続されるモータドライブユニットとも称される外部機器などの医療機器を覆うための医療機器用カバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような医療機器用カバーによれば、清潔野に位置する長尺体と不潔野に位置する外部機器とを隔てることができる。医療機器用カバーは、閉塞した一端部と開放した他端部とを有する有底筒状カバー本体部材を有している。カバー本体部材には、外部機器を挿入可能な挿入口部が、一端部と他端部との間の部分に設けられる場合がある。また、カバー本体部材には、挿入口部から他端部まで延在するとともに、他端部の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、挿入口部の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返された形状を有する重複筒部が設けられる場合がある。

概要

医療機器の挿入位置が分かり易く、且つ、医療機器の挿入が容易な医療機器用カバーを提供する。閉塞した一端部11と開放した他端部12とを有する有底筒状のカバー本体部材13と、拘束部材と、を有し、カバー本体部材13には、医療機器30の挿入側端部30aを挿入不能な大きさ及び形状を有する拘束状態となるように拘束部材によって拘束される一方、拘束部材による拘束が解除されることにより、拘束状態から、医療機器30の挿入側端部30aを挿入可能な大きさ及び形状を有する展開状態まで自己拡張する挿入口部14が設けられている。

目的

本開示は、このような点に鑑み、医療機器の挿入位置が分かり易く、且つ、医療機器の挿入が容易な医療機器用カバーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

閉塞した一端部と開放した他端部とを有する有底筒状カバー本体部材と、拘束部材と、を有し、前記カバー本体部材には、医療機器の挿入側端部を挿入不能な大きさ及び形状を有する拘束状態となるように前記拘束部材によって拘束される一方、前記拘束部材による拘束が解除されることにより、前記拘束状態から、前記医療機器の前記挿入側端部を挿入可能な大きさ及び形状を有する展開状態まで自己拡張する挿入口部が設けられている、医療機器用カバー

請求項2

前記拘束部材が、前記カバー本体部材を前記拘束状態に保持するように前記カバー本体部材を包み込んで収納する包装体である、請求項1に記載の医療機器用カバー。

請求項3

前記カバー本体部材が、前記包装体に折り畳み状態で収納されている、請求項2に記載の医療機器用カバー。

請求項4

前記カバー本体部材が、前記挿入口部より前記一端部側に配置されるとともに、生体に挿入される長尺体を貫通させる貫通口部を有し、前記挿入口部が、前記展開状態において、前記貫通口部が上側に位置するときに、下部の幅より上部の幅の方が小さい略三角形状又は略台形状を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療機器用カバー。

請求項5

前記挿入口部に、前記挿入口部の周縁部に沿って配置されるとともに、前記拘束部材による拘束を解くことによって弾性変形状態から復元し、その復元力によって前記挿入口部を前記展開状態まで自己拡張させる弾性部材が設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の医療機器用カバー。

請求項6

前記弾性部材が形状記憶材料で構成されている、請求項5に記載の医療機器用カバー。

請求項7

前記弾性部材が金属材料で構成されており、前記カバー本体部材が、前記弾性部材に沿って設けられたミシン目を有する、請求項5又は6に記載の医療機器用カバー。

請求項8

前記カバー本体部材に、前記挿入口部から前記他端部まで延在するとともに、前記他端部の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、前記挿入口部の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返された形状を有する重複筒部が設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療機器用カバー。

技術分野

0001

本開示は、医療機器用カバーに関する。

背景技術

0002

生体に挿入される画像診断用カテーテルなどの長尺体が接続されるモータドライブユニットとも称される外部機器などの医療機器を覆うための医療機器用カバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような医療機器用カバーによれば、清潔野に位置する長尺体と不潔野に位置する外部機器とを隔てることができる。医療機器用カバーは、閉塞した一端部と開放した他端部とを有する有底筒状カバー本体部材を有している。カバー本体部材には、外部機器を挿入可能な挿入口部が、一端部と他端部との間の部分に設けられる場合がある。また、カバー本体部材には、挿入口部から他端部まで延在するとともに、他端部の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、挿入口部の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返された形状を有する重複筒部が設けられる場合がある。

先行技術

0003

特開2012−50706号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記のような医療機器用カバーは、例えば上記のように重複筒部を有する場合などにおいて、挿入口部の位置が分かりにくく、外部機器をどこから挿入したらよいのか分かり難い場合があった。また、カバー本体部材における長尺体を貫通させる貫通口部と、外部機器における長尺体との接続部との位置が合うように、カバー本体部材の貫通口部が上側に位置する状態でカバー本体部材の挿入口部に外部機器を挿入することが好ましいが、誤って貫通口部が下側に位置する状態で外部機器が挿入口部に挿入される虞があった。しかし、上記のような重複筒部及び貫通口部を有する医療機器用カバー、又はその他の医療機器用カバーにおいて、挿入口部の位置を分かり易くし、且つ、挿入口部への医療機器の挿入を容易にすることができれば都合が良い。

0005

本開示は、このような点に鑑み、医療機器の挿入位置が分かり易く、且つ、医療機器の挿入が容易な医療機器用カバーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1の態様としての医療機器用カバーは、
閉塞した一端部と開放した他端部とを有する有底筒状のカバー本体部材と、拘束部材と、を有し、
前記カバー本体部材には、医療機器の挿入側端部を挿入不能な大きさ及び形状を有する拘束状態となるように前記拘束部材によって拘束される一方、前記拘束部材による拘束が解除されることにより、前記拘束状態から、前記医療機器の前記挿入側端部を挿入可能な大きさ及び形状を有する展開状態まで自己拡張する挿入口部が設けられている。

0007

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、前記拘束部材が、前記カバー本体部材を前記拘束状態に保持するように前記カバー本体部材を包み込んで収納する包装体である。

0008

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、前記カバー本体部材が、前記包装体に折り畳み状態で収納されている。

0009

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、
前記カバー本体部材が、前記挿入口部より前記一端部側に配置されるとともに、生体に挿入される長尺体を貫通させる貫通口部を有し、
前記挿入口部が、前記展開状態において、前記貫通口部が上側に位置するときに、下部の幅より上部の幅の方が小さい略三角形状又は略台形状を有する。

0010

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、前記挿入口部に、前記挿入口部の周縁部に沿って配置されるとともに、前記拘束部材による拘束を解くことによって弾性変形状態から復元し、その復元力によって前記挿入口部を前記展開状態まで自己拡張させる弾性部材が設けられている。

0011

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、前記弾性部材が形状記憶材料で構成されている。

0012

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、
前記弾性部材が金属材料で構成されており、
前記カバー本体部材が、前記弾性部材に沿って設けられたミシン目を有する。

0013

本発明の1つの実施形態として、医療機器用カバーは、前記カバー本体部材に、前記挿入口部から前記他端部まで延在するとともに、前記他端部の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、前記挿入口部の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返された形状を有する重複筒部が設けられている。

発明の効果

0014

本開示によれば、医療機器の挿入位置が分かり易く、且つ、医療機器の挿入が容易な医療機器用カバーを提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態に係る医療機器用カバーとともに用いられる収縮状態の画像診断用カテーテルを模式的に示す外観図である。
図1に示す画像診断用カテーテルの伸長状態を示す外観図である。
本発明の一実施形態に係る医療機器用カバーに関し、カバー本体部材を包装体から取り出した直後の状態を示す外観図である。
図3に示す状態から挿入口部の自己拡張が進行したときの状態を示す外観図である。
図4に示す状態から挿入口部の自己拡張が進行したときの状態を示す外観図である。
図5のA−A断面図である。
図5に示す状態から挿入口部の自己拡張が進行し、挿入口部の自己拡張が完了したときの状態を示す外観図である。
図7のA−A断面図である。
図7に示す状態から挿入口部に外部機器を挿入したときの状態を示す上面図である。
図9に示す状態からカバー本体部材の重複筒部を展開したときの状態を示す上面図である。

実施例

0016

以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る医療機器用カバーについて詳細に例示説明する。

0017

図1及び図10に示すように、本実施形態に係る医療機器用カバー10(以下、カバー10ともいう)は、人体などの生体における血管などの脈管などに挿入される長尺体としてのカテーテル20、及び医療機器としての外部機器30とともに用いられる。カテーテル20は、血管などの脈管の内部を撮像するために、外部機器30との信号の送受信及び探査波(超音波及び/又は電磁波)の出入射を行うイメージングコア21を有する画像診断用カテーテルとして構成されている。

0018

イメージングコア21は、探査波を出入射可能な出入射器21aを有している。また、イメージングコア21は、出入射器21aに一体に連なる先端部と外部機器30の回転駆動部31に着脱可能に接続する基端部とを備えるとともに外部機器30の回転駆動部31から入力される回転運動を出入射器21aに伝達する駆動シャフト21bを有している。また、駆動シャフト21bの先端部は出入射器21aと電気的に接続しており、駆動シャフト21bの基端部は外部機器30と電気的に接続可能である。駆動シャフト21bの基端部を外部機器30の回転駆動部31と接続することで、外部機器30は、駆動シャフト21bを介して出入射器21aを中心軸線Xを中心として回転させることができるとともに、駆動シャフト21bを介して出入射器21aに制御信号を送信して出入射器21aに探査波を生体に向けて出射させ、出入射器21aに入射する反射波に基づく測定信号を駆動シャフト21bを介して受信することができる。

0019

外部機器30は、例えばCPUなどのプロセッサで構成される制御装置(図示省略)とケーブル32を介して接続されており、外部機器30の作動は制御装置によって制御される。外部機器30が受信した測定信号はケーブル32を介して制御装置に送信され、制御装置は、この測定信号に基づいて画像データを生成し、制御装置に接続するディスプレイ等の出力装置(図示省略)に送信する。出力装置は、受信した画像データに基づいて画像(例えば、脈管内断層像及び/又は脈管内3D画像)を出力する。

0020

カテーテル20は、イメージングコア21を収容する内腔区画する管状のカテーテル本体22を有している。カテーテル本体22は、手元外管23aと手元内管23bとで構成されるテレスコープ部23を有している。テレスコープ部23は、手元内管23bが図1に示すように手元外管23aに最も深く進入した収縮状態と、手元内管23bが図2に示すように手元外管23aに最も浅く進入した伸長状態と、の間で伸縮可能である。

0021

図1に示すように、手元外管23aの基端部は、筒状のユニットコネクタ23cからなっている。ユニットコネクタ23cの先端部には、筒状の外シース23dの基端部が一体に連なっている。手元外管23aの先端部は、外シース23dの先端部からなっている。ユニットコネクタ23cにおける軸方向の中間部には、外径縮径する縮径部23eが設けられている。

0022

外シース23dの先端部には、筒状の中継コネクタ24の基端部が一体に連なっている。中継コネクタ24の先端部には、筒状のシース25の基端部が一体に連なっている。シース25の先端部には、先端部材26の基端部が一体に連なっている。先端部材26は、シース25の内腔と連通する生理食塩液などのプライミング液の排出口(図示省略)を区画している。また、先端部材26は、ガイドワイヤを挿入可能な内腔(図示省略)を区画している。

0023

手元内管23bは筒状をなしており、その基端部はハブ27の先端部に一体に連なっている。ハブ27は、中心軸線Xに沿って延在する内腔を区画するハブ本体27aとハブ本体27aの内腔と連通する内腔を区画する側管27bとを有している。側管27bは、プライミング液の注入口を区画している。図9に示すように、ハブ27の基端部(ハブ本体27aの基端部)は、カバー10のアダプタ13bを介して外部機器30の回転駆動部31に着脱可能に接続する。

0024

このように、カテーテル本体22は、手元外管23a(ユニットコネクタ23c、外シース23d)、中継コネクタ24、シース25、先端部材26、手元内管23b及びハブ27で構成されている。

0025

イメージングコア21の基端部(駆動シャフト21bの基端部)は、外部機器30の回転駆動部31と着脱可能に電気的に接続するコネクタ21cを構成している。コネクタ21cは、ハブ本体27aの内腔に収容されている。イメージングコア21は、中心軸線Xを中心として回転可能にカテーテル本体22に支持されている。また、イメージングコア21は、中心軸線Xに沿って手元内管23b及びハブ27と連動可能にハブ27に保持されている。図1に示すようなテレスコープ部23の収縮状態において、イメージングコア21の出入射器21aは、シース25の先端部に位置する。また、図2に示すようなテレスコープ部23の伸長状態において、イメージングコア21の出入射器21aは、シース25の先端部より基端部側に位置する。

0026

図9及び図10に示すように、外部機器30は、中心軸線Xを中心とする前後方向に細長直方体状の基台33を有している。基台33の上部には、中心軸線Xを中心とする柱状の回転駆動部31が配置されている。回転駆動部31は、進退駆動部34により、基台33に対して相対的に進退可能に基台33に連結されている。図9及び図10において、回転駆動部31は、その進退ストローク後端に位置している。回転駆動部31の前後方向の長さは、基台33の前後方向の長さより短い。また、回転駆動部31の横幅は、基台33の横幅より短い。

0027

本明細書において、説明の便宜上、外部機器30について上下方向とは、基台33の接地面と垂直な方向を意味し、設置面の側から回転駆動部31の側に向かう方向を上方とし、その反対方向を下方とする。また、外部機器30及びカテーテル20について前後方向(進退方向)とは、中心軸線Xに沿う方向を意味し、基端部から先端部に向かう方向を前方(前進方向)とし、その反対方向を後方(後退方向)とする。

0028

進退駆動部34は、回転駆動部31を進退方向に案内するボールねじ機構と、回転駆動部31を進退させるようにボールねじ機構を駆動する例えばモータで構成されるボールねじ機構駆動源と、で構成されている。回転駆動部31は、進退駆動部34に固定されたハウジング31aと、ハウジング31aに中心軸線Xを中心として回転可能に支持された主軸(図示省略)と、主軸を回転させるように主軸を駆動する例えばモータで構成される主軸駆動源(図示省略)とを有している。

0029

また、回転駆動部31の前端部には、カテーテル20の基端部と接続されるカテーテル接続部35が設けられている。カテーテル接続部35は、カバー10のアダプタ13bを介してカテーテル本体22の基端部と着脱可能に接続するアダプタ接続部35aと、イメージングコア21のコネクタ21cと着脱可能に電気的に接続するイメージングコア接続部(図示省略)と、を有している。アダプタ接続部35aは、ハウジング31aの前端部に一体に設けられている。イメージングコア接続部は、主軸の前端部に一体に設けられている。

0030

基台33の上部における前端部には、カテーテル20のユニットコネクタ23cを基台33に固定するユニットコネクタ固定部材36が配置されている。ユニットコネクタ固定部材36は、カバー10の固定部13cを介してユニットコネクタ23cの縮径部23eに着脱可能に係合する係合部36aを有している。

0031

カバー10は、閉塞した一端部11と開放した他端部12とを有する有底筒状のカバー本体部材13を有している。カバー本体部材13は、一端部11と他端部12とを有する有底筒状の1枚のシート部材13aを有している。シート部材13aは、透明であることが好ましいが、半透明又は不透明であってもよい。シート部材13aは、例えばポリエチレンなどの軟質合成樹脂で形成されている。カバー本体部材13は、シート部材13aに部分的に(例えば、アダプタ13bとの接合部及びその周辺部分に)重畳する補強用などの追加的なシート部材を有してもよい。

0032

シート部材13aは、外部機器30の挿入側端部30aとしての基台33の前端部が挿入される挿入口部14を有している。また、カバー本体部材13は、挿入口部14より一端部11の側に配置されるとともに、カテーテル20を貫通させる貫通口部15を有している。貫通口部15は、外周面に大径部と小径部とを有する二段筒状のアダプタ13bの内周面によって構成されている。アダプタ13bは、シート部材13aの外側に大径部が位置し、シート部材13aの内側に小径部が位置する状態でシート部材13aに接合されている。図9において、アダプタ13bの外周面における小径部は、外部機器30のアダプタ接続部35aに着脱可能に接続されている。図9において、アダプタ13bの内周面には、カテーテル本体22の基端部が着脱可能に接続している。

0033

シート部材13aは、アダプタ13bより一端部11の側に位置する固定部13cを有している。固定部13cには、固定部標示ラベルが貼着されている。図9において、固定部13cは、ユニットコネクタ固定部材36の係合部36aとユニットコネクタ23cの縮径部23eとにより挟持されている。

0034

図9及び図10に示すように、シート部材13aには、挿入口部14から他端部12まで延在するとともに、他端部12の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、挿入口部14の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返された形状を有する重複筒部16が設けられている。重複筒部16は、他端部12を一端部11から遠ざけるように引き伸ばすことにより、図10に示すような展開状態となり、ケーブル32をその先端部から基端部に向かう所定の範囲まで覆うことができる。重複筒部16は、他端部12の側から径方向内側と径方向外側に交互にめくるように複数回折り返され、挿入口部14の周縁部が最後に径方向外側にめくるように折り返されることによって上記形状にされることが好ましいが、上記形状を有する限り、折り返しの手順はこれに限定されない。また、本実施形態では、重複筒部16は、他端部12の側から最初に径方向内側にめくるように折り返された形状を有しているが、他端部12の側から最初に径方向外側にめくるように折り返された形状であってもよい。

0035

カバー本体部材13における挿入口部14の位置は、本実施形態では、重複筒部16の展開前の状態で外部機器30がカバー本体部材13に入りきらない位置に設定されている。しかし、カバー本体部材13における挿入口部14の位置は、適宜変更が可能であり、重複筒部16の展開前の状態で外部機器30がカバー本体部材13に入りきる位置に設定されてもよい。

0036

カバー10を使用する際は、まず、医療従事者が、挿入口部14から外部機器30を挿入し、重複筒部16を展開して、カバー本体部材13で外部機器30とケーブル32の所定部分とを覆う。そして、医療従事者は、アダプタ13bを外部機器30の回転駆動部31に接続する。このとき、回転駆動部31は進退ストロークの後端に位置している。次いで、医療従事者は、カテーテル20のテレスコープ部23を伸長状態にしてカテーテル20をプライミングする。そして、医療従事者は、カテーテル20の基端部をアダプタ13bを介して外部機器30の回転駆動部31に接続する。また、医療従事者は、カテーテル20のユニットコネクタ23cを、カバー本体部材13の固定部13cを介して外部機器30のユニットコネクタ固定部材36に取り付け、固定する。カバー10を使用する際の手順は、このような手順に限らず、適宜変更が可能である。

0037

このように、カバー10のカバー本体部材13で外部機器30とケーブル32の所定部分とを覆った状態で、カテーテル20を外部機器30に接続することにより、不潔野に位置する外部機器30及びケーブル32から清潔野に位置するカテーテル20を隔離し、カテーテル20などの汚染を防止することができる。

0038

この状態からカテーテル20を使用する際は、まず、医療従事者が、制御装置を操作して回転駆動部31を進退ストロークの前端まで前進させる。この前進により、カテーテル20のイメージングコア21も、ハブ27及び手元外管23aとともに進退ストロークの前端まで前進する。このとき、イメージングコア21の先端部に設けられている出入射器21aは、シース25の先端部まで前進する。

0039

そして、医療従事者は、生体の血管などの脈管などの内部における病変部に達したガイドワイヤにカテーテル20の先端部材26を係合させて、イメージングコア21の出入射器21aが病変部を越えるまで、カテーテル20の先端部を生体に挿入する。この状態から、医療従事者は、制御装置を操作してイメージングコア21による撮像を行う。このとき、回転駆動部31は、主軸を回転させながら進退ストロークの後端まで後退することで、探査波を送受信している出入射器21aをシース25の内部で回転させながら後退させ、出入射器21aに病変部の画像を生成するための信号を取得させることができる。

0040

本実施形態では、図3に示すように、カバー10は、拘束部材17を有している。また、カバー本体部材13の挿入口部14は、外部機器30の挿入側端部30aを挿入不能な大きさ及び形状を有する拘束状態(図3において二点鎖線で示す状態)となるように拘束部材17によって拘束される一方、拘束部材17による拘束が解除されることにより、拘束状態から、外部機器30の挿入側端部30aを挿入可能な大きさ及び形状を有する展開状態(図7及び図8に示す状態)まで自己拡張するように構成されている。

0041

図3に示すように、拘束部材17は、カバー本体部材13を拘束状態に保持するようにカバー本体部材13を包み込んで収納する包装体18である。カバー本体部材13は、図3において二点鎖線で示される拘束状態において、包装体18に折り畳み状態で収納されている。包装体18は、包装体18からカバー本体部材13を取り出すことにより、カバー本体部材13に対する拘束が解けるように構成されている。

0042

包装体18は、折り畳み状態のカバー本体部材13を取り出すために開封可能な口部18aを有している。包装体18は、このような口部18aを有するものに限らず、例えば、折り畳み状態のカバー本体部材13を取り出すために任意の部分で破断可能に構成されてもよい。拘束部材17は、包装体18に限らず、例えば、カバー本体部材13を拘束状態に保持するようにカバー本体部材13に着脱可能に係合するクリップ部材であってもよい。

0043

図7及び図8に示すように、カバー本体部材13の挿入口部14には、挿入口部14の周縁部に沿って配置されるとともに、拘束部材17による拘束を解くことによって弾性変形状態から復元し、その復元力によって挿入口部14を展開状態まで自己拡張させる弾性部材14aが設けられている。

0044

挿入口部14は、展開状態において、貫通口部15が上側に位置するときに、下部の幅より上部の幅の方が小さい略三角形状を有している。挿入口部14の形状は略三角形状に限らない。例えば、挿入口部14は、展開状態において、貫通口部15が上側に位置するときに、下部の幅より上部の幅の方が小さい略台形状を有してもよい。

0045

弾性部材14aは、Ni−Ti(ニッケルチタン)系の形状記憶合金で構成されている。弾性部材14aは、Ni−Ti(ニッケル−チタン)系以外の形状記憶合金で構成されてもよい。弾性部材14aは、合金以外の形状記憶材料(例えば合成樹脂系)で構成されてもよい。弾性部材14aを形状記憶材料で構成することにより、挿入口部14を展開状態まで自己拡張させるための高い復元力を得ることができる。しかし、弾性部材14aは、形状記憶材料で構成されるものに限らない。

0046

図10に示すように、カバー本体部材13のシート部材13aは、弾性部材14aに沿って設けられた2つのミシン目14bを有している。弾性部材14aは、挿入口部14の周縁部に亘って設けられており、弾性部材14aの先端側(前方側)に2つのミシン目14bの一方が設けられ、弾性部材14aの基端側(後方側)に2つのミシン目14bの他方が設けられている。したがって、カバー本体部材13の使用後(撮像後)に、2つのミシン目14bでシート部材13aを破断させることにより、金属製の弾性部材14aを容易に分別廃棄することができる。しかし、シート部材13aは、このような2つのミシン目14bを有するものに限らない。

0047

図7及び図8に示すように、弾性部材14aは、挿入口部14の周縁部に亘って延在するワイヤで構成されている。しかし、弾性部材14aは、ワイヤで構成されるものに限らず、例えば、挿入口部14と同心の筒状部材で構成されてもよい。弾性部材14aは、挿入口部14の周縁部に亘って延在するものに限らず、挿入口部14の周縁部の一部のみに亘って延在するものであってもよい。

0048

弾性部材14aは、挿入口部14の周縁部においてシート部材13aに埋設されている。しかし、弾性部材14aは、挿入口部14の周縁部においてシート部材13aの内表面及び/又は外表面に設けられてもよい。弾性部材14aは、シート部材13aに着脱可能に貼着されていてもよい。

0049

重複筒部16は、挿入口部14の周縁部を最初の折り目として径方向外側にめくるように6回折り返されている。しかし、重複筒部16の折り返しの回数は適宜変更が可能である。カバー本体部材13は、重複筒部16を有するものに限らない。

0050

カバー10は、弾性部材14aの弾性力に抗して、図5及び図6に示すように挿入口部14が扁平に圧し潰された状態から、図5に二点鎖線で示す2つの直線を折り目として、図4に示すように両側部が折り畳まれている。さらに、カバー10は、図4に二点鎖線で示す直線を折り目として、図3に示すように前方部分が折り畳まれている。

0051

したがって、カバー本体部材13は、図3に示すように、医療従事者が包装体18の口部18aからカバー本体部材13を取り出すと、弾性部材14aの復元力により、図4に示す状態を経て、図5及び図6に示す状態まで折り畳み状態を解消し、挿入口部14を図7及び図8に示す展開状態まで自己拡張させることができる。したがって、本実施形態の場合のようにカバー本体部材13が重複筒部16を有する場合であっても、外部機器30を挿入すべき挿入口部14の位置が一目瞭然となる。つまり、図6に示すような状態では、挿入口部14と、重複筒部16における折り目同士の間の部分との区別が難しいが、図8に示すように挿入口部14が自己拡張した状態では、容易に区別することができる。また、このとき挿入口部14は外部機器30の挿入側端部30aを挿入可能な大きさ及び形状を有しているので、外部機器30を容易に挿入することができる。

0052

また、挿入口部14は、展開状態において、貫通口部15が上側に位置するときに、下部の幅より上部の幅の方が小さい略三角形状をなしているので、基台33の上部に基台33の横幅より小さい横幅を有する回転駆動部31が設けられた外部機器30をそのまま挿入口部14に挿入すればよいことが一目瞭然である。したがって、誤って貫通口部15が下側に位置する状態で外部機器30が挿入口部14に挿入される虞を低減することができる。

0053

前述した実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

0054

前述した実施形態では、生体に挿入される長尺体としてカテーテル20を用いている。しかし、本実施形態のカバー10は、生体に挿入される長尺体としてカテーテル20を用いる場合に限らず、例えば内視鏡を用いる場合にも適用することができる。

0055

10医療機器用カバー
11 一端部
12 他端部
13カバー本体部材
13aシート部材
13bアダプタ
13c 固定部
14 挿入口部
14a弾性部材
14bミシン目
15 貫通口部
16重複筒部
17拘束部材
18包装体
18a 口部
20カテーテル
21イメージングコア
21a出入射器
21b駆動シャフト
21cコネクタ
22 カテーテル本体
23テレスコープ部
23a手元外管
23b 手元内管
23cユニットコネクタ
23d外シース
23e縮径部
24中継コネクタ
25シース
26先端部材
27 ハブ
27a ハブ本体
27b側管
30外部機器(医療機器)
30a 挿入側端部
31回転駆動部
31aハウジング
32ケーブル
33基台
34進退駆動部
35 カテーテル接続部
35a アダプタ接続部
36 ユニットコネクタ固定部材
36a係合部
X 中心軸線

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