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技術 画像読取装置

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 仙道宏
出願日 2019年3月19日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-051481
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-155883
状態 未査定
技術分野 FAXの走査装置 FAX画像信号回路 イメージ入力
主要キーワード 透過型光電センサー 反射型光電センサー ローラー加圧 ダンサーローラー ダンサーアーム エアダンパー 上加圧ローラ 下加圧ローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

装置の大型化及び高コスト化を避けることができつつ、シェーディング補正時の読取精度も確保しやすくすることができる画像読取装置を提供する。

解決手段

画像読取装置は、読取位置にある被検出物を読み取る読取部632と、読取部632の上流側に配置され、連続紙Pを搬送する上流側搬送部38Aと、読取部632の下流側に配置され、連続紙Pを搬送する下流側搬送部38Bと、読取部632の読取位置に配置自在である補正部材633と、を含む。補正部材633は、連続紙Pの上に載って搬送されるシート状部材633Aと、連続紙Pの主走査方向に沿って、シート状部材633Aの表面に構成された白色基準面633Dと、を含む。読取部632は、連続紙Pの搬送に追従して読取位置に補正部材633が送り込まれ、且つ白色基準面633Dと対向した場合、被検出物として白色基準面633Dを読み取る。

概要

背景

画像形成後の用紙面を読み取る画像読取装置が画像形成装置後段側に配置されている画像形成システムがある。画像形成システムは、画像読取装置の読取部により得られた読取画像を用いて、用紙に形成された画像の輝度ムラ補正等の各種キャリブレーションを実行することができる(例えば、特許文献1,2参照)。

特許文献1,2に記載のような従来技術において、画像形成システムは、各種キャリブレーションの1つとして、シェーディング補正を実行する場合、少なくとも読取部の読取位置に用紙がない状態で行うことを前提としている。よって、ロール紙又は連続帳票用紙等のように紙間のない連続紙に画像を形成するような画像形成システムであれば、シェーディング補正を実行することができない。したがって、連続紙が充填されている画像形成システムは、シェーディング補正を実行する場合、連続紙を読取部から離す必要がある。

そこで、画像形成システムのうち、読取部又は連続紙の搬送部材等を移動させることにより、読取部と連続紙とが対向する配置と、読取部と連続紙とが対向しない配置とを切り替えるものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。

概要

装置の大型化及び高コスト化を避けることができつつ、シェーディング補正時の読取精度も確保しやすくすることができる画像読取装置を提供する。画像読取装置は、読取位置にある被検出物を読み取る読取部632と、読取部632の上流側に配置され、連続紙Pを搬送する上流側搬送部38Aと、読取部632の下流側に配置され、連続紙Pを搬送する下流側搬送部38Bと、読取部632の読取位置に配置自在である補正部材633と、を含む。補正部材633は、連続紙Pの上に載って搬送されるシート状部材633Aと、連続紙Pの主走査方向に沿って、シート状部材633Aの表面に構成された白色基準面633Dと、を含む。読取部632は、連続紙Pの搬送に追従して読取位置に補正部材633が送り込まれ、且つ白色基準面633Dと対向した場合、被検出物として白色基準面633Dを読み取る。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

読取位置にある被検出物を読み取る読取部と、前記読取部の上流側に配置され、連続紙を搬送する上流側搬送部と、前記読取部の下流側に配置され、前記連続紙を搬送する下流側搬送部と、前記読取部の前記読取位置に配置自在である補正部材と、を備え、前記補正部材は、前記連続紙の上に載って搬送されるシート状部材と、前記連続紙の主走査方向に沿って、前記シート状部材の表面に構成された白色基準面と、を含み、前記読取部は、前記連続紙の搬送に追従して前記読取位置に前記補正部材が送り込まれ、且つ前記白色基準面と対向した場合、前記被検出物として前記白色基準面を読み取る、画像読取装置。

請求項2

前記補正部材を前記読取位置に送り込む補正部材供給部、をさらに備え、前記補正部材供給部は、前記読取部により前記白色基準面が読み取られた場合、前記読取位置から前記補正部材を引き抜いて回収する、請求項1に記載の画像読取装置。

請求項3

前記補正部材は、前記読取部の上流側に配置されている、請求項2に記載の画像読取装置。

請求項4

前記シート状部材は、可撓性を有する部材である、請求項3に記載の画像読取装置。

請求項5

前記補正部材供給部は、前記補正部材をロール状に回収自在である、請求項2〜4の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項6

前記シート状部材は、前記白色基準面と隣接して構成された黒色基準面と、前記白色基準面と前記黒色基準面とからなる基準面ごとに配置され、前記読取部のうち前記読取位置と対向する面を清掃自在な清掃部材と、をさらに含み、前記読取部は、前記連続紙の搬送に追従して前記読取位置に前記補正部材が送り込まれ、且つ前記黒色基準面と対向した場合、前記被検出物として前記黒色基準面を読み取る、請求項2〜5の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項7

前記シート状部材は、前記清掃部材、前記白色基準面及び前記黒色基準面を組としたものが複数繰り返し構成されている、請求項6に記載の画像読取装置。

請求項8

前記補正部材は、前記シート状部材の裏面の摩擦により前記連続紙の搬送に追従する、請求項2〜7の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項9

前記補正部材供給部は、前記上流側搬送部及び前記下流側搬送部による前記連続紙の搬送速度よりも前記補正部材を前記読取部に送り込む供給速度を小さくする、請求項2〜8の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項10

前記上流側搬送部は、前記補正部材供給部により前記読取位置から前記補正部材が引き抜かれて回収される場合、前記連続紙を前記連続紙の搬送方向と逆方向に搬送する、請求項2〜9の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項11

前記読取部による前記シート状部材の表面の読取結果に基づき、前記読取部に汚れがあるか否かを判定する制御部、をさらに備え、前記補正部材供給部は、前記制御部により前記読取部に汚れがあると判定された場合、前記補正部材を前記読取部に連続して送り込む、又は前記補正部材の供給と回収とを繰り返す、請求項2〜10の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項12

前記補正部材供給部は、前記読取部により前記シート状部材の表面が読み取られている間、前記補正部材を前記読取部に送り込み続ける、請求項2〜11の何れか一項に記載の画像読取装置。

請求項13

前記シート状部材は、当該シート状部材の長手方向に沿って、前記読取部による読取範囲の外側に設けられた突起形状のリブ、をさらに含む、請求項1〜12の何れか一項に記載の画像読取装置。

技術分野

0001

本開示は、画像読取装置に関する。

背景技術

0002

画像形成後の用紙面を読み取る画像読取装置が画像形成装置後段側に配置されている画像形成システムがある。画像形成システムは、画像読取装置の読取部により得られた読取画像を用いて、用紙に形成された画像の輝度ムラ補正等の各種キャリブレーションを実行することができる(例えば、特許文献1,2参照)。

0003

特許文献1,2に記載のような従来技術において、画像形成システムは、各種キャリブレーションの1つとして、シェーディング補正を実行する場合、少なくとも読取部の読取位置に用紙がない状態で行うことを前提としている。よって、ロール紙又は連続帳票用紙等のように紙間のない連続紙に画像を形成するような画像形成システムであれば、シェーディング補正を実行することができない。したがって、連続紙が充填されている画像形成システムは、シェーディング補正を実行する場合、連続紙を読取部から離す必要がある。

0004

そこで、画像形成システムのうち、読取部又は連続紙の搬送部材等を移動させることにより、読取部と連続紙とが対向する配置と、読取部と連続紙とが対向しない配置とを切り替えるものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。

先行技術

0005

特開2002−010041号公報
特開2002−344709号公報
特開2017−112451号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、特許文献3に記載のような従来技術は、コストがかかり、装置も大型化する。また、搬送部材の移動により連続紙の搬送経路が変われば、連続紙のメディア長も変位する。よって、連続紙のメディア長の変位により連続紙にたるみが生じるため、連続紙のたるみを戻して張力を一定に保つには、給紙装置及び巻取装置により連続紙に付与する張力の制御も必要となる。連続紙に付与する張力を制御すれば、連続紙が読取部と対向する距離と、シェーディング補正を実行するときに使用される白色基準面を含む補正部材が読取部と対向する距離とが変わるため、シェーディング補正時の読取精度を確保しにくい。したがって、シェーディング補正を実行できたとしても、装置の大型化及び高コスト化を避けることができず、シェーディング補正時の読取精度も確保しにくい。

0007

本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、装置の大型化及び高コスト化を避けることができつつ、シェーディング補正時の読取精度も確保しやすくすることができるようにするものである。

課題を解決するための手段

0008

本開示の一側面である画像読取装置は、読取位置にある被検出物を読み取る読取部と、前記読取部の上流側に配置され、連続紙を搬送する上流側搬送部と、前記読取部の下流側に配置され、前記連続紙を搬送する下流側搬送部と、前記読取部の前記読取位置に配置自在である補正部材と、を備え、前記補正部材は、前記連続紙の上に載って搬送されるシート状部材と、前記連続紙の主走査方向に沿って、前記シート状部材の表面に構成された白色基準面と、を含み、前記読取部は、前記連続紙の搬送に追従して前記読取位置に前記補正部材が送り込まれ、且つ前記白色基準面と対向した場合、前記被検出物として前記白色基準面を読み取る。

発明の効果

0009

本開示の一側面によれば、装置の大型化及び高コスト化を避けることができつつ、シェーディング補正時の読取精度も確保しやすくすることができる。

図面の簡単な説明

0010

本開示の実施形態に係る画像形成装置3の全体構成例を示す図である。
本開示の実施形態に係る読取部632の構成例を示す図である。
本開示の実施形態に係る補正部材633の一例を示す図である。
本開示の実施形態に係る読取部632に送り込まれる補正部材633の位置の変化の一例を示す図である。
本開示の実施形態に係る補正部材633を読み取るときの走査例を示す図である。
本開示の実施形態に係る補正部材633の読取結果例を示す図である。
本開示の実施形態に係る制御例を説明するフローチャートである。

実施例

0011

以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明するが、本開示は以下の実施形態に限られるものではない。

0012

図1は、本開示の実施形態に係る画像形成装置3の全体構成例を示す図である。画像形成装置3は、前段側に給紙装置2及び張力付与機構61が設けられ、後段側に画像読取装置63、張力付与機構62及び巻取装置4が設けられ、画像形成部34、定着部35及び制御部301を備える。給紙装置2は、ロール状の連続紙P1が装填される。巻取装置4は、ロール状に連続紙P2が収納される。なお、連続紙P1,P2を、総称したものとして説明する場合、連続紙Pと称する。また、画像形成装置3は、給紙装置2、巻取装置4、張力付与機構61及び張力付与機構62の少なくとも1つを含めた構成であってもよい。画像読取装置63は、制御部631、読取部632、補正部材633、補正部材供給部634及び用紙検知部75を備える。なお、用紙検知部75は、例えば、反射型光電センサーから構成され、連続紙Pの通過を検知するものである。画像読取装置63の詳細については後述する。

0013

給紙装置2は、給紙駆動部21及び給紙制御部22を備える。給紙駆動部21は例えばサーボモーターから構成され、給紙制御部22の制御指令に基づき駆動することで、連続紙P1の回転速度を制御する。張力付与機構61は、ロール状の連続紙P1の後段側に設けられ、連続紙P1に張力を付与する。給紙装置2は、張力付与機構61を介して、連続紙P1を画像形成装置3に給紙することで、張力の付与された連続紙P1を画像形成装置3に供給する。

0014

張力付与機構61は、2つの従動ローラー611、ダンサーローラー612、重り613、支持部材614及びエアダンパー615を備える。ダンサーローラー612は、ローラー本体612aと、ローラー支軸612bとを備え、ローラー本体612aがローラー支軸612bと共に上下に移動可能である。重り613は、重り本体613aと、重り支軸613bとを備える。重り613の重さに応じて張力が決定される。ローラー支軸612bと、重り支軸613bとをつなぐ支持部材614により、重り613による荷重がダンサーローラー612にかけられる。支持部材614は、エアダンパー615により保持されている。エアダンパー615の圧力を弱めると、支持部材614による重り613の保持力が弱くなり、ダンサーローラー612に掛かる重り613の荷重が重くなるため、連続紙Pに掛かる張力が増加する。

0015

巻取装置4は、画像形成装置3により画像が形成された連続紙Pが巻き取られてロール状の連続紙P2として収納される。巻取装置4は、巻取駆動部41及び巻取制御部42を備える。巻取駆動部41は例えばサーボモーターから構成され、巻取制御部42の制御指令に基づき駆動することで、連続紙P2の回転速度を制御する。張力付与機構62は、ロール状の連続紙P2の前段側に設けられ、連続紙Pに張力を付与する。巻取装置4は、張力付与機構62を介して、ロール状の連続紙P2として巻き取ることで、画像形成装置3から出力された連続紙Pを張力の付与された連続紙P2として収納する。

0016

張力付与機構62は、2つの従動ローラー621、ダンサーローラー622、重り623、支持部材624及びエアダンパー625を備える。ダンサーローラー622は、ローラー本体622aと、ローラー支軸622bとを備え、ローラー本体622aがローラー支軸622bと共に上下に移動可能である。重り623は、重り本体623aと、重り支軸623bとを備える。重り623の重さに応じて張力が決定される。ローラー支軸622bと、重り支軸623bとをつなぐ支持部材624により、重り623による荷重がダンサーローラー622にかけられる。支持部材624は、エアダンパー625により保持されている。エアダンパー625の圧力を弱めると、支持部材624による重り623の保持力が弱くなり、ダンサーローラー622に掛かる重り623の荷重が重くなるため、連続紙Pに掛かる張力が増加する。

0017

つまり、ダンサーローラー612と、2つの従動ローラー611とで連続紙Pが支持されることにより、ダンサーローラー612は、2つの従動ローラー611と共に、回転方向従動回転し、上下に移動可能に支持され、且つ上下方向の移動範囲規制されている。同様に、ダンサーローラー622と、2つの従動ローラー621とで連続紙Pが支持されることにより、ダンサーローラー622は、2つの従動ローラー621と共に、回転方向に従動回転し、上下に移動可能に支持され、且つ上下方向の移動範囲が規制されている。よって、ダンサーローラー612,622の位置が一定の場所になるように、給紙駆動部21及び巻取駆動部41のそれぞれのサーボモーターの回転速度が制御される。つまり、ダンサーローラー612,622の位置は、給紙駆動部21及び巻取駆動部41の入出力速度差に依存する。よって、給紙装置2及び巻取装置4に電源が供給されなくなると、つまり、電源が遮断されると、給紙駆動部21及び巻取駆動部41も通電しなくなるため、ダンサーローラー612,622は、移動範囲の下限まで重り613,623により加えられる荷重及び自重落ちる。この結果、連続紙Pには張力が付与されない状態となる。

0018

なお、連続紙Pは、画像形成装置3内では、上流側搬送ローラー対37A及び下流側搬送ローラー対37Bで搬送され、画像形成部34及び定着部35を通過し、排出される。また、上流側搬送ローラー対37Aと、転写部34eとの間の搬送経路中に端部検知部73が設けられている。端部検知部73は、例えば、反射型光電センサーから構成され、連続紙Pの主走査方向CDの端部を検知するものである。よって、端部検知部73は、連続紙Pの主走査方向CDの端部の位置を検知することができる。したがって、端部検知部73により一定間隔で検知された連続紙Pの主走査方向CDの端部の位置の変位に応じて、連続紙Pの片寄りが検知される。なお、主走査方向CDについては図5を用いて後述する。

0019

画像形成装置3は、上部に設定部36を備える。設定部36は、表示部36aと、操作部36bとを備え、操作部36bを介してユーザーの操作を受け付けると共に、表示部36aにより情報を表示するものである。画像形成装置3は、上部に原稿を自動的に読み込む自動原稿給紙装置及び原稿画像走査装置を備える。原稿画像走査装置は、プラテンガラスを介して画像の読み取りが可能である。原稿画像走査装置は、例えば原稿の画像を読み取り、画像形成部34による画像の形成に利用される。画像形成部34は、シアンマゼンタイエロー及びブラック等のような各色用にそれぞれ用意された像担持体34dを備え、それぞれの像担持体34dの周囲には帯電装置34a、露光装置34b及び現像装置34cが設けられている。なお、像担持体34dは、例えば、ドラム状の感光体から構成されている。

0020

帯電装置34aにより帯電した像担持体34dの表面は、印刷ジョブ原稿画像データに基づき、露光装置34bにより像の露光が行われ、静電潜像が形成される。像担持体34dは、現像装置34cにより静電潜像が現像されてトナー像が形成される。転写部34eは、中間転写ベルト34e1及び押圧部34e5等を備える。転写部34eは、中間転写ベルト34e1に押圧自在な押圧部34e5により形成される転写ニップ二次転写ニップ)を介して、中間転写ベルト34e1に転写されたトナー像を連続紙Pに転写する。定着部35は、トナー像が転写された連続紙Pに定着処理を行う。なお、押圧部34e5は、詳細については後述するが、二次転写ローラー34e51、二次転写調整部34e52及び二次転写駆動部34e53を備え、二次転写駆動部34e53の駆動力に応じて二次転写調整部34e52が二次転写ローラー34e51の位置を調整する。

0021

なお、図示は省略するが、転写部34eは、ベルトクリーニング装置を備える。ベルトクリーニング装置は、ベルトクリーニングブレード等を備え、中間転写ベルト34e1の表面に摺接する。ベルトクリーニング装置は、二次転写後に中間転写ベルト34e1の表面に残留する転写残トナーを除去する。

0022

中間転写ベルト34e1は、無端状ベルトで形成されている。中間転写ベルト34e1は、内周側に、駆動ローラー34e2、一次転写ローラー34e3、対向ローラー34e4、従動ローラー34e6、ステアリングローラー34e7及び従動ローラー34e8が配置されている。よって、中間転写ベルト34e1は、駆動ローラー34e2、一次転写ローラー34e3、対向ローラー34e4、従動ローラー34e6、ステアリングローラー34e7及び従動ローラー34e8によりループ状張架される。駆動ローラー34e2は、K成分用の一次転写ローラー34e3よりもベルト走行方向の下流側に配置される。駆動ローラー34e2が回転することにより、中間転写ベルト34e1は時計方向に一定速度で走行する。対向ローラー34e4は、駆動ローラー34e2の下流側に配置され、二次転写ローラー34e51に対向する。従動ローラー34e6は、対向ローラー34e4の上方(下流側)に配置されている。ステアリングローラー34e7は、従動ローラー34e6の下流側であり、複数の一次転写ローラー34e3における中間転写ベルト34e1の回転方向の最上流に位置するY成分用の一次転写ローラー34e3の上流側に配置されている。従動ローラー34e8は、Y成分用の一次転写ローラー34e3とステアリングローラー34e7との間に配置されている。なお、Y成分用の一次転写ローラー34e3と、K成分用の一次転写ローラー34e3との間には、Y成分用側から順に、M成分用及びC成分用の一次転写ローラー34e3がそれぞれ配置されている。

0023

複数の一次転写ローラー34e3のそれぞれは、中間転写ベルト34e1の内周面側に設けられ、複数の像担持体34dのそれぞれに対向した位置に配置されている。つまり、複数の一次転写ローラー34e3のそれぞれは、中間転写ベルト34e1を介して、複数の像担持体34dのそれぞれに圧接される。このような配置構成により、複数の像担持体34dのそれぞれと、複数の一次転写ローラー34e3のそれぞれとの間には一次転写ニップが形成される。一次転写ニップでは、複数の像担持体34dのそれぞれから中間転写ベルト34e1にトナー像が転写される。

0024

二次転写ローラー34e51は、中間転写ベルト34e1の外周面側に設けられている。二次転写ローラー34e51は、バックアップローラーと呼ばれ、中間転写ベルト34e1を介して、圧接されることにより、二次転写ニップが形成される。二次転写ニップでは、中間転写ベルト34e1から連続紙Pにトナー像が転写される。中間転写ベルト34e1が一次転写ニップを通過するとき、複数のそれぞれの像担持体34d上のトナー像は、中間転写ベルト34e1に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー34e3に一次転写バイアス印加されることで、中間転写ベルト34e1の裏面側のうち一次転写ローラー34e3と当接する側にトナー像に含まれるトナー逆極性電荷が付与されることにより、トナー像は中間転写ベルト34e1に静電的に転写される。

0025

トナー像が中間転写ベルト34e1に静電的に転写され、且つ連続紙Pが二次転写ニップを通過するとき、中間転写ベルト34e1上のトナー像は連続紙Pに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー34e51に二次転写バイアスが印加されることで、連続紙Pの裏面側のうち二次転写ローラー34e51と当接する側にトナーと逆極性の電荷が付与されることにより、トナー像は連続紙Pに静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙Pは定着部35に向けて搬送される。

0026

二次転写調整部34e52は、L字状の部材から構成され、長片と、短片と、カムとを備える。長片は、先端部が二次転写ローラー34e51を回転可能に支持し、基端部が屈曲部を構成している。この屈曲部は支持ピンにより揺動可能に支持され、短片を係合している。よって、二次転写駆動部34e53の駆動力に応じて、カムが短片を転写押圧力で押すことにより、支持ピンを支点として長片が回動し、二次転写ローラー34e51は、中間転写ベルト34e1を上方に押し上げて二次転写ニップを形成することができる。なお、二次転写ニップの転写前となる位置には転写前搬送ローラー74が設けられているため、転写前搬送ローラー74により連続紙Pには張力が付与されている。この張力は、連続紙Pの蛇行量を抑制するために連続紙Pに付与されるものである。また、転写押圧力は、二次転写ローラー34e51を中間転写ベルト34e1に押圧させて二次転写ニップを形成させるものである。

0027

なお、転写部34eにおいて、二次転写ローラー34e51に代えて、二次転写ローラー34e51を含む複数の不図示の支持ローラーに、不図示の二次転写ベルトがループ状に張架された構成、いわゆる、ベルト式二次転写ユニットが採用されてもよい。

0028

定着部35は、第1の回転部材352と、第2の回転部材353とを備える。第1の回転部材352は、加熱ローラー352a、加熱源352b、定着ベルト352c及び上加圧ローラー352dを備える。加熱源352bは、加熱ローラー352aの内部に設けられ、昇温が可能なものであって、加熱ローラー352aを加熱する。加熱ローラー352aの下方には、上加圧ローラー352dが設けられている。定着ベルト352cは、無端状に構成され、加熱ローラー352aと、上加圧ローラー352dとに巻き掛けられている。上加圧ローラー352dに下加圧ローラーとして機能する第2の回転部材353が圧接されることにより定着ベルト352cを介して定着ニップが形成される。なお、第2の回転部材353が上加圧ローラー352dすなわち第1の回転部材352から離間状態となった場合、定着ニップは解除される。定着ニップが解除されても、連続紙Pに張力が付与されていれば、第2の回転部材353には連続紙Pが巻き掛けられた状態となる。

0029

第1の回転部材352は、上側駆動部354により駆動する。上側駆動部354は、制御部301で制御されることにより、第1の回転部材352を一定の速度で走行させる。例えば、上加圧ローラー352dを駆動させることにより、定着ベルト352cを一定の速度で走行させつつ、定着ベルト352cを介して加熱ローラー352aから供給される熱が上加圧ローラー352dに形成される定着ニップに伝達される。よって、定着ベルト352cの温度を第1の回転部材352の温度とみなすことができる。第2の回転部材353は、下側駆動部355により駆動する。下側駆動部355は、制御部301で制御されることにより、第1の回転部材352から第2の回転部材353を離間させたり、第1の回転部材352に第2の回転部材353を圧接させたりする。つまり、上加圧ローラー352dと、下加圧ローラーとして機能する第2の回転部材353とは、位置関係が離間状態及び圧接状態の何れか一方となる。

0030

定着ベルト352cと対向する位置には、上側温度検知部71が設けられている。上側温度検知部71は、定着ベルト352cの温度を検知する。第2の回転部材353の周囲には、下側温度検知部72が設けられてもよい。下側温度検知部72は、第2の回転部材353の周囲の温度を検知する。第2の回転部材353は、定着ニップを介して第1の回転部材352から熱が伝達されているが、第2の回転部材353の内部に加熱源352bと同様のものが設けられてもよい。

0031

つまり、画像形成部34は、電子写真方式で連続紙Pに作像可能なものである。なお、像担持体34dの周囲には、ドラムクリーニング装置34gが設けられている。ドラムクリーニング装置34gは、転写部34eに残る残留トナーを除去するものである。制御部301は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びI/Oインターフェース等を備え、画像形成装置3を制御するコンピュータとして利用される。CPUは、ROMから処理内容に応じてプログラム読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置3の動作を制御する。プログラムは各種制御機能を実現するためのものである。制御部301は、CPUを主として構成されるプロセッサとしても利用される。

0032

図2は、本開示の実施形態に係る読取部632の構成例を示す図である。図2に示すように、読取部632の搬送方向上流側には、ローラーから構成される上流側搬送部38Aが設けられ、読取部632と、上流側搬送部38Aとの間には、連続紙Pの高さ方向を規制する上流側規制部39Aが設けられている。連続紙Pは、上流側搬送部38Aから搬送され、上流側規制部39Aにより高さ方向が規制されつつ、読取位置Lを通過する。読取部632の搬送方向下流側には、ローラーから構成される下流側搬送部38Bが設けられ、読取部632と、下流側搬送部38Bとの間には、連続紙Pの高さ方向を規制する下流側規制部39Bが設けられている。読取位置Lを通過した連続紙Pは、下流側規制部39Bにより高さ方向が規制されつつ、下流側搬送部38Bにより張力付与機構62まで搬送される。

0033

読取部632は、筐体632Aの内部にCCD632B及び光学系632Cを備え、筐体632Aの突出部632Fの内部に複数の光源632Dを備える。突出部632Fには、読取位置Lと対向する位置にガラス等から構成された透明部材632Gが設けられている。よって、連続紙Pは、透明部材632Gの下を通過する。CCD632Bは、連続紙Pの幅方向、すなわち主走査方向CDにおける全幅の範囲を読取可能なカラーラインセンサーから構成され、連続紙Pに形成された画像の読み取りを読取位置Lで行う。光学系632Cは、複数のミラーレンズとを備え、読取位置Lの像をCCD632Bに導く。光源632Dは、例えば、LEDから構成され、読取位置Lを照らす。このような構成により、読取部632は、連続紙Pが搬送方向、すなわち副走査方向FD図5を用いて後述する)に搬送されるにつれ、主走査方向CDの全幅で画像を読み取る。よって、連続紙Pが副走査方向FDに進むにつれ、主走査方向CDに沿って読取部632により読み取られる読取位置Lにある被検出物の読取範囲S(図5を用いて後述する)は、一定の大きさとなる。

0034

ところで、読取部632は、CCD632Bのような撮像素子バラツキ、温度及び光源632Dに起因するムラ、透明部材632Gに付着した汚れ等に起因して読取結果にずれが生じる虞がある。よって、そのような読取結果のずれを補正するために、画像読取装置63は、定期的に基準面(後述する)の読取結果に応じてシェーディング補正が実行される必要がある。シェーディング補正の実行タイミングは、画像読取装置63の電源投入時、その日の最初の稼働時、メンテナンス後ジョブとジョブとの間の休止時間の他、ジョブ中に一定時間読取動作を行った際の定期補正時等がある。

0035

なお、後述するように、読取位置Lには、補正部材633が連続紙Pに追従して搬送される。また、画像読取装置63は、制御部631を備える。制御部631は、制御部301と同様の構成であり、画像読取装置63全体を統括制御しつつ、制御部301等の他の制御機構通信可能である。

0036

図3は、本開示の実施形態に係る補正部材633の一例を示す図である。補正部材633は、シート状部材633Aから構成されている。シート状部材633Aは、可撓性を有する部材であって、連続紙Pの上に載って搬送されるものである。よって、補正部材633は、ロール状に巻き取られた状態で配置させることができるものである。シート状部材633Aは、シェーディング補正の補正値を決定させる基準面として、白色基準面633Dと、黒色基準面633Eとを含む。白色基準面633Dは、連続紙Pの主走査方向CDに沿って、シート状部材633Aの表面に構成されたものである。黒色基準面633Eは、白色基準面633Dと隣接して構成されたものである。シート状部材633Aは、白色基準面633D及び黒色基準面633Eの他に、清掃部材633Bを含む。清掃部材633Bは、白色基準面633Dと黒色基準面633Eとからなる基準面ごとに配置され、読取部632のうち読取位置L(図2参照)と対向する面を清掃自在なものである。清掃部材633Bは、植毛布又はスポンジ状の発泡材等から構成される。シート状部材633Aは、清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eを組としたものが複数繰り返し構成されている。シート状部材633Aは、リブ633Cをさらに含む。リブ633Cは、シート状部材633Aの長手方向に沿って、読取部632による読取範囲S(図5参照)の外側に設けられた突起形状のものである。リブ633Cは、シート状部材633Aと同様に可撓性を有する部材である。なお、補正部材633は、シート状部材633Aの裏面の摩擦により連続紙Pの搬送に追従するものである。つまり、補正部材633は、連続紙Pの上に載せられれば、連続紙Pの搬送と共に搬送方向に搬送されるものであって、読取部632の読取位置L(図2参照)に配置自在である。

0037

図4は、本開示の実施形態に係る読取部632に送り込まれる補正部材633の位置の変化の一例を示す図である。図4(a)は、補正部材633が読取部632の上流側に配置されている一例を示す図である。図4(a)に示すように、補正部材633がロール状に巻き取られた状態で配置され、連続紙Pは、搬送方向、すなわち副走査方向FDに沿って搬送されている。つまり、補正部材供給部634(図1参照)は、補正部材633をロール状に回収自在である。図4(b)は、連続紙Pの搬送に追従した補正部材633が読取部632に送り込まれた一例を示す。図4(b)の一例では、清掃部材633Bが読取部632に送り込まれている。一方、補正部材供給部634(図1参照)は、補正部材633を読取位置L(図2参照)に送り込むものであって、上流側搬送部38A及び下流側搬送部38Bによる連続紙Pの搬送速度よりも補正部材633を読取部632に送り込む供給速度を小さくする。

0038

図4(c)は、白色基準面633Dが読取部632の読取位置L(図2参照)に送り込まれた一例を示す。図4(c)の一例では、読取部632は、白色基準面633Dと対向した場合、被検出物として白色基準面633Dを読み取る。また、図示は省略するが、読取部632に黒色基準面633Eが送り込まれ、読取部632が黒色基準面633Eと対向した場合、読取部632は、被検出物として黒色基準面633Eを読み取る。図4(d)は、補正部材633が読取部632から引き抜かれて回収される一例を示す。図4(d)の一例では、補正部材供給部634(図1参照)は、読取部632により白色基準面633Dが読み取られた場合、読取位置L(図2参照)から補正部材633を引き抜いて回収する。一方、上流側搬送部38Aは、補正部材供給部634(図1参照)により読取位置L(図2参照)から補正部材633が引き抜かれて回収される場合、連続紙Pを連続紙Pの搬送方向、すなわち副走査方向FDと逆方向に搬送する。下流側搬送部38Bは、上流側搬送部38Aと同様に動作する。

0039

なお、図4(d)の一例では、補正部材供給部634(図1参照)により補正部材633は回収されているが、読取部632によりシート状部材633Aの表面が読み取られている間であれば、補正部材供給部634(図1参照)は、補正部材633を読取部632に送り込み続ける。

0040

図5は、本開示の実施形態に係る補正部材633を読み取るときの走査例を示す図である。図5に示すように、主走査方向CDに沿って、主走査位置がb(0)からb(m−1)までの範囲が、読取範囲Sのうち、主走査位置の範囲となる。一方、読取範囲Sのうち、副走査位置の範囲は、読取部632が読取動作を続けている間、副走査方向FDに沿って続いていく。図6は、本開示の実施形態に係る補正部材633の読取結果例を示す図である。図6(a)は、図5において副走査方向FD上の副走査位置がa(0)である場合、主走査方向CDに沿って、主走査位置をb(0)からb(m−1)に変化させたときの読取部632の読取結果を輝度値で示した一例の図である。図6(a)の一例では、読取部632の読取結果の輝度値のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値は、主走査位置がb(q2)の箇所に存在する。また、読取部632の読取結果の輝度値のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値ではないが、一定の輝度値の低下が見られる値は、主走査位置がb(q1)の箇所に存在する。

0041

図6(b)は、図5において副走査方向FD上の副走査位置がa(n−1)である場合、主走査方向CDに沿って、主走査位置をb(0)からb(m−1)に変化させたときの読取部632の読取結果を輝度値で示した一例の図である。図6(b)の一例では、読取部632の読取結果の輝度値のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値は存在しない。また、読取部632の読取結果の輝度値のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値ではないが、一定の輝度値の低下が見られる値は、主走査位置がb(q1)の箇所に存在する。

0042

図5を参照すると、主走査位置がb(q1)に相当し、且つ副走査位置がa(0)からa(n−1)までの範囲に相当する箇所は、K(1)であるが、シート状部材633Aには汚れが存在しない。一方、主走査位置がb(q2)に相当し、且つ副走査位置がa(0)からa(n−1)までの範囲に相当する箇所は、K(2)であるが、シート状部材633Aには汚れが存在する。よって、特定の副走査位置において、主走査方向CDに沿って読み取った読取部632の読取結果だけでは、シート状部材633Aの汚れ、すなわち、補正部材633に汚れがあるか否かを判定できない。

0043

そこで、図6(c)を用いて説明する。図6(c)は、副走査位置がa(0)からa(n−1)までの範囲において、一定間隔の主走査位置ごとに異なる副走査位置における読取部632の読取結果のピークホールド値a_PHを求めた一例を示す図である。図6(c)の一例では、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回る場合、読取部632に汚れがあると判定され、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回らない場合、読取部632に汚れがないと判定される。例えば、主走査位置がb(q2)の箇所は、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回らないため、読取部632に汚れがないと判定される。よって、ピークホールド値a_PHにより補正部材633の汚れに関するデータが隠蔽されるため、読取部632に異常があるか否かを判定可能となる。具体的には、補正部材供給部634は、制御部631により読取部632に汚れがあると判定された場合、補正部材633を読取部632に連続して送り込む、又は補正部材633の供給と回収とを繰り返す。

0044

なお、補正部材633の汚れについては、読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値が存在し、且つ補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値と同一の主走査位置にある読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値がさらに存在しない場合、補正部材633に汚れがあると判定される。例えば、主走査位置がb(q2)の箇所が上記条件に当てはまる

0045

図7は、本開示の実施形態に係る制御例を説明するフローチャートである。ステップS11において、制御部631は、連続紙Pが搬送されているか否かを判定する。制御部631は、連続紙Pが搬送されていると判定する場合(ステップS11;Y)、ステップS13の処理に移行する。制御部631は、連続紙Pが搬送されていないと判定する場合(ステップS11;N)、ステップS12の処理に移行し、ステップS12において、連続紙Pの搬送を開始させ、ステップS13の処理に移行する。ステップS13において、制御部631は、補正部材633を送り込ませ、ステップS14の処理に移行する。ステップS14において、制御部631は、清掃部材633Bにより透明部材632Gの表面を清掃させ、ステップS15の処理に移行する。ステップS15において、制御部631は、白色基準面633Dによるシェーディング補正を実行し、ステップS16の処理に移行する。ステップS16において、制御部631は、黒色基準面633Eによるシェーディング補正を実行し、ステップS17の処理に移行する。

0046

ステップS17において、制御部631は、読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値が存在するか否かを判定する。制御部631は、読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値が存在すると判定する場合(ステップS17;Y)、ステップS20の処理に移行する。制御部631は、読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値が存在しないと判定する場合(ステップS17;N)、ステップS18の処理に移行し、ステップS18において、補正部材633を引き抜かせ、ステップS19の処理に移行し、ステップS19において、連続紙Pの搬送を停止させ、処理を終了する。

0047

ステップS20において、制御部631は、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値と同一の主走査位置にある読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値がさらに存在するか否かを判定する。制御部631は、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値と同一の主走査位置にある読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値がさらに存在すると判定する場合(ステップS20;Y)、ステップS25の処理に移行する。制御部631は、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値と同一の主走査位置にある読取部632の読取結果のうち、補正部材汚れ閾値TH(1)を下回る値がさらに存在しないと判定する場合(ステップS20;N)、ステップS21の処理に移行する。ステップS21において、制御部631は、補正部材633に汚れがあると判定し、ステップS22の処理に移行する。

0048

ステップS22において、制御部631は、シート状部材633Aには清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eを組としたものが複数配置されているか否かを判定する。制御部631は、シート状部材633Aには清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eを組としたものが複数配置されていると判定する場合(ステップS22;Y)、ステップS13の処理に戻る。制御部631は、シート状部材633Aには清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eを組としたものが複数配置されていないと判定する場合(ステップS22;N)、ステップS23の処理に移行する。ステップS23において、制御部631は、補正部材633を引き抜かせ、ステップS24の処理に移行する。ステップS24において、制御部631は、補正部材633を入れ替えさせ、ステップS13の処理に戻る。

0049

ステップS25において、制御部631は、一定間隔の主走査位置ごとに異なる副走査位置における読取部632の読取結果のピークホールド値a_PHを求め、ステップS26の処理に移行する。ステップS26において、制御部631は、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回るか否かを判定する。制御部631は、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回ると判定する場合(ステップS26;Y)、ステップS27の処理に移行し、ステップS27において、読取部632に汚れがあると判定し、ステップS13の処理に戻る。制御部631は、ピークホールド値a_PHが読取部汚れ閾値TH(2)を下回らないと判定する場合(ステップS26;N)、処理を終了する。

0050

以上の説明から、本実施形態において、読取部632は、連続紙Pの搬送に追従して読取位置Lに補正部材633が送り込まれ、且つ白色基準面633Dと対向した場合、被検出物として白色基準面633Dを読み取る。よって、補正部材633が連続紙Pの搬送に追従して読取部632まで搬送可能であるため、連続紙Pを読取部632から離間させる必要がない。したがって、連続紙Pの搬送経路及び連続紙Pのメディア長に影響を与えることがないため、張力付与機構61及び張力付与機構62による張力の制御も不要であり、装置を大型化する必要もない。また、上記構成により、白色基準面633Dを読取部632により読み取らせることが可能であるため、低コストな構成でシェーディング補正が実行可能である。また、補正部材633は、連続紙Pの上に載せて搬送されるため、読取部632と連続紙Pとの間の距離と、読取部632と補正部材633との間の距離とを同じとみなすことができる。したがって、装置の大型化及び高コスト化を避けることができつつ、シェーディング補正時の読取精度も確保しやすくすることができる。

0051

また、本実施形態においては、補正部材供給部634は、読取部632により白色基準面633Dが読み取られた場合、読取位置Lから補正部材633を引き抜いて回収する。よって、補正部材633は回収されるので、補正部材633を読取位置Lに再び送り込むことができる。したがって、補正部材633を繰り返し使用することができる。

0052

また、本実施形態においては、補正部材633は、読取部632の上流側に配置されている。よって、補正部材633は、連続紙Pの搬送方向と同じ方向に沿って読取部632に送り込まれる。したがって、連続紙Pが搬送されている状態であっても補正部材633を読取位置Lまで送り込むことができる。

0053

また、本実施形態においては、シート状部材633Aは、可撓性を有する部材である。よって、補正部材633は、長さ及びサイズの制限が少ない。したがって、補正部材633の取り扱いコストを低下させることができる。

0054

また、本実施形態においては、補正部材供給部634は、補正部材633をロール状に回収自在である。よって、補正部材633の供給機構回転機構のみで実現できる。したがって、簡易な構成で、補正部材633を読取部632に送り込むことができる。また、簡易な構成で、補正部材633を読取部632から引き抜いて回収することもできる。

0055

また、本実施形態においては、シート状部材633Aは、白色基準面633Dと隣接して構成された黒色基準面633Eと、白色基準面633Dと黒色基準面633Eとからなる基準面ごとに配置され、読取部632のうち読取位置Lと対向する面を清掃自在な清掃部材633Bと、をさらに含む。よって、清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eが並べて配置されている。したがって、読取部632のうち読取位置Lと対向する面の清掃と、白色基準面633Dによるシェーディング補正と、黒色基準面633Eによるシェーディング補正とを一度の動作で実現することができる。

0056

また、本実施形態においては、シート状部材633Aは、清掃部材633B、白色基準面633D及び黒色基準面633Eを組としたものが複数繰り返し構成されている。よって、1箇所の基準面に汚れ又は不具合が生じていたとしても、違う箇所の基準面を利用したり、連続して複数回のシェーディング動作を行うこともできる。

0057

また、本実施形態においては、補正部材633は、シート状部材633Aの裏面の摩擦により連続紙Pの搬送に追従する。よって、補正部材633を読取部632に送り込むための個別の機構は不要である。したがって、低コストで補正部材633を読取部632に送り込むことができる。

0058

また、本実施形態においては、補正部材供給部634は、上流側搬送部38A及び下流側搬送部38Bによる連続紙Pの搬送速度よりも補正部材633を読取部632に送り込む供給速度を小さくする。よって、連続紙Pの搬送速度の方が、補正部材633の供給速度よりも速い。したがって、補正部材633は連続紙Pに引っ張られる状態となるため、補正部材633のたるみを防止することができる。

0059

また、本実施形態においては、上流側搬送部38Aは、補正部材供給部634により読取位置Lから補正部材633が引き抜かれて回収される場合、連続紙Pを連続紙Pの搬送方向と逆方向に搬送する。よって、補正部材633を引き抜く際、連続紙Pは搬送方向と逆方向に搬送される。したがって、補正部材633を引く抜くときの負荷を低減させることができる。また、補正部材633は読取位置Lから引き抜いて回収されるので、連続紙Pから完全に退避可能となる。よって、補正部材633に汚れが発生しにくくなるため、補正部材633を再利用可能な状態に保持させておくことができる。

0060

また、本実施形態においては、補正部材供給部634は、制御部631により読取部632に汚れがあると判定された場合、補正部材633を読取部632に連続して送り込む、又は補正部材633の供給と回収とを繰り返す。よって、汚れに対して自動的に対応可能である。

0061

また、本実施形態においては、補正部材供給部634は、読取部632によりシート状部材633Aの表面が読み取られている間、補正部材633を読取部632に送り込み続ける。よって、読取部632は、補正部材633が送り込まれている間にシート状部材633Aの表面を読み取る。したがって、補正部材633に汚れがあったとしても、補正部材633にある汚れの影響を低減させることができる。

0062

また、本実施形態においては、シート状部材633Aは、シート状部材633Aの長手方向に沿って、読取部632による読取範囲Sの外側に突起形状のリブ633Cが設けられている。よって、上流側搬送部38A及び下流側搬送部38Bが白色基準面633D及び黒色基準面633Eに接触しない。したがって、白色基準面633D及び黒色基準面633Eの少なくとも一方に汚れがあったとしても、上流側搬送部38A及び下流側搬送部38Bにそのような汚れが付着するのを防止することができる。

0063

以上、本開示に係る画像形成装置3、給紙装置2及び巻取装置4を実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。

0064

本実施形態においては、張力付与機構61が給紙装置2の後段側に備えられ、張力付与機構62が巻取装置4の前段側に備えられている一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、張力付与機構61,62は、画像形成装置3内に設けられていてもよい。

0065

また、本実施形態においては、張力付与機構61は、重り613と支持部材614とを別々に含む一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、張力付与機構61は、重り613と支持部材614とが一体的に構成されたダンサーアームを含んでもよい。張力付与機構61がダンサーアームを含む場合、エアダンパー615は、ダンサーアームを保持すればよい。張力付与機構62も同様である。

0066

また、本実施形態においては、張力付与機構61は、重り613により連続紙Pに張力を付与する一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、張力付与機構61は、エアシリンダー又はスプリングでダンサーローラー612に荷重をかけることにより、ダンサーローラー612に加圧して張力を連続紙Pに付与してもよい。なお、張力付与機構61は、エアシリンダーの場合、エアシリンダーによる加圧はエアの圧力変動が張力の変動になる。また、張力付与機構61は、スプリングの場合、スプリングを安定させるためのダンパーを設ける。張力付与機構62も同様である。

0067

また、本実施形態においては、ベルト加熱方式として第1の回転部材352が定着ベルト352cを備えている構成の一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、ローラー加熱方式として第1の回転部材352が構成されてもよい。また、ローラー加圧方式として第2の回転部材353が下加圧ローラーとして機能する一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、ベルト加圧方式として第2の回転部材353が加圧ベルトを備えている構成であってもよい。

0068

また、本実施形態においては、画像形成装置3は電子写真方式が採用されたものである一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置3はインクジェット方式が採用されたものであってもよい。画像形成装置3はインクジェット方式のものに本開示に係る画像形成装置3が適用されれば、インクを早期に定着させるために、熱をかけたりする場合であっても、印刷コストの増加及び画像品質の低下を抑制することができる。

0069

また、本実施形態においては、定着部35は定着ニップにより連続紙Pにトナー像を定着させる一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、定着部35は光の熱により連続紙Pにトナー像を定着させるフラッシュ定着であってもよい。

0070

また、本実施形態においては、端部検知部73が、反射型光電センサーから構成される一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、透過型光電センサーから構成されてもよい。

0071

また、本実施形態においては、読取部632の読取結果として、輝度値を用いた一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、読取部632の読取結果として、光量を用いてもよい。

0072

また、本実施形態においては、読取部632の撮像素子として、CCD632Bを用いた一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、読取部632の撮像素子として、CMOSを用いてもよい。

0073

また、本実施形態においては、補正部材633が読取部632の上流側に配置されている一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、補正部材633は、読取部632の下流側に配置されていてもよい。また、補正部材633は、読取部632の横に配置されていてもよい。

0074

また、本実施形態においては、シート状部材633Aが可撓性を有する部材である一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。シート状部材633Aは、可撓性を有しない部材であってもよい。例えば、シート状部材633Aは一定の大きさの板状部材であってもよい。

0075

また、本実施形態においては、シート状部材633Aの表面にはシェーディング補正をするときの基準面として、白色基準面633Dと黒色基準面633Eとを含む一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。シート状部材633Aの表面にはシェーディング補正をするときの基準面として、白色基準面633Dのみが構成されるものであってもよい。

0076

2給紙装置、21 給紙駆動部、22給紙制御部
3画像形成装置、34画像形成部、34a帯電装置、34b露光装置
34c現像装置、34d像担持体
34e転写部、34e1中間転写ベルト、34e2駆動ローラー
34e3一次転写ローラー
34e4対向ローラー、34e6,34e8従動ローラー
34e7ステアリングローラー
34e5押圧部、34e51二次転写ローラー
34e52二次転写調整部、34e53 二次転写駆動部
34gドラムクリーニング装置
35定着部、352 第1の回転部材
352a加熱ローラー、352b加熱源、352c定着ベルト
352d上加圧ローラー
353 第2の回転部材、354 上側駆動部、355 下側駆動部
36 設定部、36a 表示部、36b 操作部
37A上流側搬送ローラー対、37B下流側搬送ローラー対
38A上流側搬送部、38B 下流側搬送部
39A 上流側規制部、39B 下流側規制部
301 制御部
4巻取装置、41巻取駆動部、42 巻取制御部
61張力付与機構、611 従動ローラー
612ダンサーローラー、612aローラー本体、612b ローラー支軸
613重り、613a 重り本体、613b 重り支軸、614支持部材
615エアダンパー
62 張力付与機構、621 従動ローラー
622 ダンサーローラー、622a ローラー本体、622b ローラー支軸
623 重り、623a 重り本体、623b 重り支軸、624 支持部材
625 エアダンパー
63画像読取装置、631 制御部、632 読取部
632A筐体、632B CCD、632C光学系、632D光源
632F 突出部、632G透明部材
633補正部材
633Aシート状部材、633B清掃部材、633Cリブ
633D白色基準面、633E黒色基準面
634 補正部材供給部
71 上側温度検知部、72 下側温度検知部、73 端部検知部
74転写前搬送ローラー、75用紙検知部
P,P1,P2連続紙
L 読取位置、S 読取範囲
TH(1) 補正部材汚れ閾値、TH(2) 読取部汚れ閾値
FD副走査方向、CD 主走査方向
a_PH ピークホールド値

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