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技術 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

出願人 エンサイス株式会社
発明者 一島研治
出願日 2019年3月22日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2019-054023
公開日 2020年9月24日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-154905
状態 特許登録済
技術分野 医療・福祉事務
主要キーワード 境界線決定 偏差平方和 納入個数 多機能携帯電話 累積寄与率 医療施設毎 セレクトボックス 規模情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
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図面 (20)

課題

営業対象として優先順位が高い医療施設を把握できるシステムを提供する。

解決手段

情報処理システムにおいて、サーバ2のプロセッサ26は、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤納入数量とが関連付けられて記憶されているストレージ23と、ストレージ23を参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部265と、決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部269と、を備える。

概要

背景

医薬品の営業活動は、製薬会社MR(medical representative:医薬情報担当者)によって行われている。従来、このような医薬品の営業活動を支援するシステムが開発されている。例えば、特許文献1には、営業活動の成果に応じて、例えば医薬品の種別医師病院の種別、更にはアプローチの形態等からなる活動内容と、当該営業活動を通じて取得した、例えば医師の人柄とアプローチに対する反応等からなる知識とを営業事例として記憶する事例データベースと、新規開拓しようとする営業内容または現在進行中の営業活動内容、特に営業アプローチの段階に応じて事例データベースを検索して、その内容に類似する営業事例を選択的に提示するデータベース検索手段とを備える営業活動支援システムが開示されている。

概要

営業対象として優先順位が高い医療施設を把握できるシステムを提供する。情報処理システムにおいて、サーバ2のプロセッサ26は、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤納入数量とが関連付けられて記憶されているストレージ23と、ストレージ23を参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部265と、決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部269と、を備える。

目的

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、営業対象として優先順位が高い医療施設を把握することを可能とする情報処理システム、情報処理装置情報処理方法及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

医療施設識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージと、前記ストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、を備える情報処理システム

請求項2

前記決定された医療施設の座標を用いて、医療施設をグループ分類する分類部を更に備え、前記出力部は、医療施設と前記グループとの対応関係を示す情報を出力する請求項1に記載の情報処理システム。

請求項3

前記分類された医療施設の座標が、グループの境界線の内側に位置するように当該グループの境界線を決定する境界線決定部を更に備え、前記出力部は、前記決定されたグループの境界線を表示するための情報を出力する請求項2に記載の情報処理システム。

請求項4

前記座標決定部は、前記医療施設の座標と薬剤の座標を決定する際に、医療施設毎の設定期間内における同一薬効の各薬剤の納入数量をコレスポンデンス分析に適用することにより決定し、前記コレスポンデンス分析における第1主成分に対応する寄与率と第2主成分に対応する寄与率を加算した累積寄与率を決定し、当該累積寄与率が閾値以上か否か判定する累積寄与率決定部を更に備え、前記出力部は、前記決定された累積寄与率が閾値以上の場合、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報を出力する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。

請求項5

前記ストレージには、前記医療施設識別情報に関連付けられて当該医療施設の規模を表す規模情報が関連付けられて記憶されており、前記2次元座標上においてユーザによって選択された医療施設を識別する医療施設識別情報を受信するよう通信回路を制御する通信制御部を更に備え、前記出力部は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた規模情報が設定基準以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を出力する請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。

請求項6

前記規模情報は、病床数であり、前記設定基準は、設定数であり、前記出力部は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた病床数が設定数以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を出力する請求項5に記載の情報処理システム。

請求項7

前記医療施設と薬剤の位置関係を示す情報は、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報である請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。

請求項8

医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージと、前記ストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、を備える情報処理装置

請求項9

座標決定部が、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定するステップと、出力部が、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力するステップと、を有する情報処理方法

請求項10

コンピュータを、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、として機能させるためのプログラム

技術分野

背景技術

0002

医薬品の営業活動は、製薬会社MR(medical representative:医薬情報担当者)によって行われている。従来、このような医薬品の営業活動を支援するシステムが開発されている。例えば、特許文献1には、営業活動の成果に応じて、例えば医薬品の種別医師病院の種別、更にはアプローチの形態等からなる活動内容と、当該営業活動を通じて取得した、例えば医師の人柄とアプローチに対する反応等からなる知識とを営業事例として記憶する事例データベースと、新規開拓しようとする営業内容または現在進行中の営業活動内容、特に営業アプローチの段階に応じて事例データベースを検索して、その内容に類似する営業事例を選択的に提示するデータベース検索手段とを備える営業活動支援システムが開示されている。

先行技術

0003

特開2003−157354号公報

発明が解決しようとする課題

0004

医薬品の営業活動では、薬剤納入実績データを用い、対象のエリアでの当該薬剤の市場の大きさを示す「ポテンシャル」及び「自社シェア」のマトリクス活用することができる。しかしながら、当該薬剤の市場の大きさを示す「ポテンシャル」に対する「自社シェア」を踏まえて、営業のターゲットとなる医療施設カテゴリ選定したとしても、実際にどの医療施設に対して優先的に営業すれば良いのかという知見を得ることは難しいという問題がある。

0005

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、営業対象として優先順位が高い医療施設を把握することを可能とする情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1の態様に係る情報処理システムは、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージと、前記ストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、を備える。

0007

この構成によれば、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0008

本発明の第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記決定された医療施設の座標を用いて、医療施設をグループ分類する分類部を更に備え、前記出力部は、医療施設と前記グループとの対応関係を示す情報を出力する。

0009

この構成によれば、医療施設を薬剤納入傾向の似たグループに分けることができ、薬剤納入傾向の似た医療施設リストが得られるので、グループ毎に優先順位をつけて営業を行うことができ、営業を効率化することができる。

0010

本発明の第3の態様に係る情報処理システムは、第2の態様に係る情報処理システムであって、前記分類された医療施設の座標が、グループの境界線の内側に位置するように当該グループの境界線を決定する境界線決定部を更に備え、前記出力部は、前記決定されたグループの境界線を表示するための情報を出力する。

0011

この構成によれば、同じ薬効の薬のうち薬剤の納入する傾向が類似する医療施設のグループを可視化することができるので、ユーザは、営業対象として優先度が高い医療施設のグループを把握することができる。

0012

本発明の第4の態様に係る情報処理システムは、第1から3のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、前記座標決定部は、前記医療施設の座標と薬剤の座標を決定する際に、医療施設毎の設定期間内における同一薬効の各薬剤の納入数量をコレスポンデンス分析に適用することにより決定し、前記コレスポンデンス分析における第1主成分に対応する寄与率と第2主成分に対応する寄与率を加算した累積寄与率を決定し、当該累積寄与率が閾値以上か否か判定する累積寄与率決定部を更に備え、前記出力部は、前記決定された累積寄与率が閾値以上の場合、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報を出力する。

0013

この構成によれば、医療施設と薬剤の納入数量との関係を閾値以上の水準で表していることが確認できるので、2次元座標上の医療施設と薬剤の位置関係で、対象の医療施設に対象の薬剤が納入されている傾向を一定の正確さで担保することができる。

0014

本発明の第5の態様に係る情報処理システムは、第1から4のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、前記ストレージには、前記医療施設識別情報に関連付けられて当該医療施設の規模を表す規模情報が関連付けられて記憶されており、前記2次元座標上においてユーザによって選択された医療施設を識別する医療施設識別情報を受信するよう通信回路を制御する通信制御部を更に備え、前記出力部は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた規模情報が設定基準以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を出力する。

0015

この構成によれば、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報が表示されるので、個々の医師の納入割合は秘匿化した上で、ユーザは、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入割合を把握することができる。

0016

本発明の第6の態様に係る情報処理システムは、第5の態様に係る情報処理システムであって、前記規模情報は、病床数であり、前記設定基準は、設定数であり、前記出力部は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた病床数が設定数以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を出力する。

0017

この構成によれば、病床数が設定数以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報が表示されるので、個々の医師の納入割合は秘匿化した上で、ユーザは、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入割合を把握することができる。

0018

本発明の第7の態様に係る情報処理システムは、第1から6のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、前記医療施設と薬剤の位置関係を示す情報は、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報である。

0019

この構成によれば、2次元空間で対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。

0020

本発明の第8の態様に係る情報処理装置は、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージと、前記ストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、を備える。

0021

この構成によれば、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0022

本発明の第9の態様に係る情報処理方法は、座標決定部が、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定するステップと出力部が、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力するステップと、を有する。

0023

この構成によれば、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0024

本発明の第10の態様に係るプログラムは、コンピュータを、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量とが関連付けられて記憶されているストレージを参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量もしくは納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部と、前記決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部と、として機能させるためのプログラムである。

0025

この構成によれば、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

発明の効果

0026

本発明の一態様によれば、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

図面の簡単な説明

0027

本実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
本実施形態に係るユーザ端末の概略構成図である。
本実施形態に係るサーバの概略構成図である。
実施形態に係るサーバのストレージに記憶されているマスタテーブルの一例である。
本実施形態に係るサーバのストレージに記憶されている納入数量テーブルの一例である。
ユーザ端末に表示される入力画面のイメージの一例である。
図6の入力画面の続き画面のイメージの一例である。
設定期間内において各医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量の一例を示す分割表である。
行単位比率に変化する処理を説明するための図である。
行単位の比率を行カテゴリの標準化比率に変換する処理を説明するための図である。
仮想典型比率を用いて列カテゴリの標準化比率に変換する処理を説明するための図である。
4次元空間の行カテゴリと列カテゴリを射影するイメージ図である。
累積寄与率で解の次元数の十分さをチェックする処理を説明するための図である。
図8の分割表から算出された各医療施設と各薬剤の2次元座標について、その対応関係を説明するための図である。
医療施設のグループ分けクラスタリング)について説明するための散布図クラスター分析用データについて説明するための図である。
グループ分けされた結果の一例を示す図である。
医療施設3がHPの場合に、医療施設3に納入される同一薬効の各薬剤の納入比率が表示される例を示す図である。
ユーザ端末とサーバの処理の例を示すフローチャートである。
図18の続きの処理の例を示すフローチャートである。

実施例

0028

以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。

0029

本実施形態では、上記の課題に加えて、病床の数が設定数(ここでは一例として100)未満の医療施設については、個々の医師の納入割合が推測されるという理由から、その医療施設における各薬剤の納入数量の割合を開示できず、その医療施設における各薬剤の納入数量の実態を把握することができなかった。ここでは、薬剤の納入数量は一例として、医療施設から発行された処方箋提出された先として関連付けられた薬局に、医薬品の卸売企業から販売された医薬品の納入数量である。そのため、病床の数が設定数(ここでは一例として100)未満の医療施設に対して、製薬会社のMRが、その医療施設における自社シェアを把握することができず、営業によって自社シェアが伸びる余地があるのかを判断すること自体ができないという問題があった。

0030

その問題に対し、本実施形態では、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0031

図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。図1に示すように、情報処理システムSは、ユーザ端末1−1〜1−Nと通信回路網CNを介して接続されたサーバ2と、サーバ2と通信回路網CNを介して接続された管理者端末3とを備える。サーバ2と管理者端末3は、本実施形態に係る情報処理システムSを管理する管理団体によって使用されるものである。情報処理システムSは、ユーザ端末1−1、…、1−N(Nは自然数)を備えてもよいし、備えなくてもよいが、本実施形態では、情報処理システムSは、ユーザ端末1−1、…、1−Nを備えていないものとして説明する。

0032

ユーザ端末1−1〜1−Nは、医薬品の営業担当である別々のユーザが使用する端末装置であり、例えば、多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)などの携帯電話タブレットノートパソコン、またはデスクトップパソコンなどである。本実施形態では、ユーザ端末1−1〜1−Nには、例えばWEBブラウザを介して、サーバ2から送信された情報が表示されるものとして以下説明する。

0033

サーバ2は情報処理装置の一例であり、ユーザ端末1−1〜1−Nに対して情報を提供する。管理者端末3は、本実施形態に係る情報処理システムSを管理する管理者が使用する端末装置である。管理者端末3は、サーバ2と同じ場所にあっても異なる場所にあってもよいが、ここでは、サーバ2とは異なる場所にあるものとして説明する。以下、ユーザ端末1−1〜1−Nを総称してユーザ端末1とも呼ぶ。

0034

図2は、本実施形態に係るユーザ端末の概略構成図である。図2に示すように、ユーザ端末1は例えば、入力インタフェース11と、通信回路12と、ストレージ13と、メモリ14と、出力インタフェース15と、プロセッサ16とを備える。
入力インタフェース11は、ユーザからの入力を受け付け、受け付けた入力に応じた入力信号をプロセッサ16へ出力する。
通信回路12は、通信回路網CNに接続されて、通信回路網CNに接続されているサーバ2と通信する。この通信は有線であっても無線であってもよいが、無線であるものとして説明する。

0035

ストレージ13には、プロセッサ16が読み出して実行するためのプログラム及び各種のデータが格納されている。
メモリ14は、データ及びプログラムを一時的に保持する。メモリ14は、揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)である。
出力インタフェース15は、ディスプレイ17に接続されており、プロセッサ16の指令に従って映像信号をディスプレイ17に出力する。
プロセッサ16は、ストレージ13から本実施形態に係るプログラムをメモリ14にロードし、当該プログラムに含まれる一連命令を実行する。
ディスプレイ17は、プロセッサ16の指令に従って情報を表示する。なおディスプレイ17はユーザ端末1に外付けで接続されているだけではなく、ユーザ端末1に内蔵であってもよい。

0036

図3は、本実施形態に係るサーバの概略構成図である。図3に示すように、サーバ2は、入力インタフェース21と、通信回路22と、ストレージ23と、メモリ24と、出力インタフェース25と、プロセッサ26とを備える。
入力インタフェース21は、サーバ2の管理者(例えば、管理団体の従業員)からの入力を受け付け、受け付けた入力に応じた入力信号をプロセッサ26へ出力する。
通信回路22は、通信回路網CNに接続されて、通信回路網CNに接続されているユーザ端末1−1〜1−Nと通信する。この通信は有線であっても無線であってもよいが、有線であるものとして説明する。

0037

ストレージ23は、プロセッサ26が読み出して実行するためのプログラム及び各種のデータが格納されている。
メモリ24は、データ及びプログラムを一時的に保持する。メモリ24は、揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)である。
出力インタフェース25は、外部の装置と接続可能であり、当該外部の装置へ信号を出力可能である。

0038

プロセッサ26は、ストレージ23からプログラムをメモリ24にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行することによって、薬剤抽出部261、医療施設抽出部262、集計部263、医療施設選択部264、座標決定部265、累積寄与率決定部266、分類部267、境界線決定部268、出力部269、通信制御部270として機能する。それぞれの処理については後述する。

0039

図4は、本実施形態に係るサーバのストレージに記憶されているマスタテーブルの一例である。図4に示すように、本実施形態に係るサーバ2のストレージ23に記憶されている医療施設マスタテーブルM1には、医療施設を識別する医療施設識別情報である医療施設ID、当該医療施設の医療施設名、当該医療施設の病床数、当該医療施設の所在地の都道府県、当該医療施設の所在地の市区の組のレコード蓄積されている。

0040

また図4に示すように、本実施形態に係るサーバ2のストレージ23に記憶されている薬剤マスタテーブルM2には、薬剤を識別する薬剤識別情報である薬剤識別ID、当該薬剤の薬剤名、当該薬剤の薬効の組のレコードが蓄積されている。

0041

図5は、本実施形態に係るサーバのストレージに記憶されている納入数量テーブルの一例である。図5に示すように、本実施形態に係るサーバ2のストレージ23に記憶されている納入数量テーブルT1には一例として、医療施設ID、薬剤ID、当該薬剤IDで特定される薬剤の薬効、当該医療施設IDで特定される医療施設における当該薬剤IDで特定される薬剤の2018年1月の納入数量、2018年2月の納入数量、…、2019年3月の納入数量が格納されている。ここでは一例として1ヶ月毎の納入数量について記載しているが、これに限らず、その期間は予め任意に決めることができ、予め決められた設定期間であればよい。

0042

薬剤によっては、複数の薬効がある場合があるので、本実施形態に係る納入数量テーブルでは一例として、同じ薬剤であっても薬効毎に分けて納入数量が格納されている。なお、同じ薬剤であっても薬効毎に分けて納入数量が格納されているとしたが、これに限らず、薬効毎に分けずに薬剤の納入数量が格納されていてもよい。

0043

図6は、ユーザ端末に表示される入力画面のイメージの一例である。図6に示すように、入力画面G1において、ユーザによって対象となる期間を指定するための期間指定用のセレクトボックス、ユーザによって対象となる医療施設の都道府県を指定するための都道府県指定用のラジオタン、ユーザによって対象となる医療施設の市区郡を指定するための市区郡指定用のチェックボックス、薬効を指定するためのセレクトボックス、医療施設表示数を指定するためのラジオボタン、医療施設区分を指定するためのラジオボタン、抽出条件登録するための「抽出条件を登録」ボタン、解析結果を表示するための「表示」ボタン、医療施設をグループ分けして表示する際のグループ数を選択するためのラジオボタンが示されている。ここでHPは100床以上の医療施設を表し、GPは100床未満の医療施設を表す。

0044

図7は、図6の入力画面の続きの画面のイメージの一例である。図7は、「表示」ボタンが押されて、解析結果が表示された画面G2のイメージである。図6の入力画面において、薬効が指定されると、図7に示すように、薬効内品目指定用のセレクトボックスが表示される。ここでは一例として、ユーザによって、C〜F薬剤が選択されている。図7では、解析結果として、医療施設と薬剤の位置関係が2次元座標において表示されている。図7では一例として、グループ数が5つ指定されているので、グループを示す楕円状の線が5つ示されている。

0045

図7の画面G2において、「CSVダウンロード」ボタンが表示されている。この「CSVダウンロード」ボタンが押されると、グループ毎に、当該グループに含まれる医療施設と当該グループに関連付けられる薬剤とが対応付けられて格納されたCSVファイルがサーバ2からユーザ端末1に送信されて、ユーザはこのCSVファイルをユーザ端末1にダウンロードすることができる。

0046

なお、図7に示すように抽出条件を登録するための「抽出条件を登録」ボタンが押された場合には、ユーザ端末1は、ユーザによって指定された抽出条件をサーバ2へ送信し、サーバ2は、この抽出条件を受信してプロセッサ26はこの抽出条件をストレージ3に保存する。

0047

続いて図8〜12を用いて、本実施形態に係るサーバ2の座標決定部265におけるコレスポンデンス分析の処理について説明する。図8は、設定期間内において各医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量の一例を示す分割表である。この分割表は、納入数量テーブルT1から、設定期間内において対象の薬効を示す各薬剤の各医療施設に納入された納入数量を抽出したものである。よって、ストレージ23には、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量とが関連付けられて記憶されている。

0048

図9は、行単位の比率に変化する処理を説明するための図である。行R1に示す値が、
行R3のように行単位の比率に変換されている。このように、座標決定部265は分割表の各行を「行単位の比率」に変換する。具体的には座標決定部265は分割表の各行の頻度を、行の和で除す。例えば医療施設1の行は[4,6,0,0]、行の和は4+6+0+0=10であるので、医療施設1の行単位の比率は、[0.4,0.6,0.0,0.0]となる。同様に、座標決定部265は対象となる全施設を変換する。

0049

図9において、計の欄R4における0.35は、分割表最下行R2の[19,15,9,11]を総計54(=19+15+9+11)で除した全体比率である。このように座標決定部265は、分割表最下行R2の値[19,15,9,11]それぞれを、総計54で除す。

0050

図10は、行単位の比率を行カテゴリの標準化比率に変換する処理を説明するための図である。標準化比率=(行単位の比率−全体比率)/√全体比率である。図10に示すように、医療施設2の薬剤Bの標準化比率(欄R7の値)は、医療施設2の薬剤Bの行単位の比率(欄R5の0.09)と、薬剤Bの全体比率(欄R6の0.28)を用いて、−0.36(=(0.09−0.28)/√0.28)と算出される。このように、座標決定部265は、対象の医療施設の対象の薬剤の行単位の比率と、当該対象の薬剤の全体比率を用いて、当該対象の医療施設の当該対象の薬剤の標準化比率を算出する。この処理が座標決定部265によって全ての医療施設と薬剤の組に対して行われることによって、標準化比率の表が得られる。

0051

図11は、仮想典型比率を用いて列カテゴリの標準化比率に変換する処理を説明するための図である。図11において、仮想典型比率の表が示されている。行R8に示すように、薬剤Bの仮想典型比率[0,1,0,0]の場合、座標決定部265は、この薬剤Bの仮想典型比率[0,1,0,0]と、各薬剤の全体比率(行R9の値)を用いて、薬剤Bの標準化比率(行R10の各値)[−0.59,1.37,−0.41,−0.45](=[(0−0.35)/√0.35,(1−0.28)/√0.28,(0−0.17)/√0.17,(0−0.20)/√0.20])を算出する。同様に、座標決定部265は、他の薬剤の標準化比率を算出する。

0052

図12は、4次元空間の行カテゴリと列カテゴリを射影するイメージ図である。座標決定部265は、図10で算出された医療施設1の標準化比率[0.08,0.61,−0.41,−0.45]を2次元空間に射影する。同様に、座標決定部265は、他の医療施設の標準化比率を2次元空間に射影する。この射影方法はコレスポンデンス分析に用いる公知の方法を用いることができる。
また座標決定部265は、図11で算出された薬剤Bの標準化比率[−0.59,1.37,−0.41,−0.45]を2次元空間に射影する。同様に、座標決定部265は他の薬剤の標準化比率を2次元空間に射影する。この射影方法はコレスポンデンス分析に用いる公知の方法を用いることができる。

0053

このように、座標決定部265は、ストレージ23を参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する。具体的には、座標決定部265は、この医療施設の座標と薬剤の座標を決定する際に、医療施設毎の設定期間内における同一薬効の各薬剤の納入数量をコレスポンデンス分析に適用することにより決定する。

0054

出力部269は、この決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報(ここでは一例として、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報)を出力する。これにより、通信制御部270がこの情報をユーザ端末1に送信するよう制御し、この情報を受信したユーザ端末1がこの情報をディスプレイ17に表示させることによって、図12に示すように、医療施設の座標と薬剤の座標がユーザ端末1に接続されたディスプレイ17に表示される。

0055

この構成により、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0056

図13は、累積寄与率で解の次元数の十分さをチェックする処理を説明するための図である。図13に示すように、各次元に対応する固有値を、固有値の合計0.71(=0.52+0.17+0.02)で除すことによって、各次元の寄与率が算出されている。ここでは、寄与率の第2次元までの累積寄与率97%(欄R11の値)により、分割表の情報を97%表し尽くしていることが確認できる。このことに鑑みて、本実施形態では一例として累積寄与率決定部266は、コレスポンデンス分析における第1主成分に対応する寄与率と第2主成分に対応する寄与率を加算した累積寄与率を決定し、当該累積寄与率が閾値以上か否か判定する。この場合、出力部269は例えば、当該決定された累積寄与率が閾値以上の場合、2次元座標上に医療施設と薬剤とを表示するための情報を出力する。これにより、医療施設と薬剤の納入数量との関係を閾値以上の水準で表していることが確認できるので、2次元座標上の医療施設と薬剤の位置関係で、対象の医療施設に対象の薬剤が納入されている傾向を一定の正確さで担保することができる。

0057

図14は、図8の分割表から算出された各医療施設と各薬剤の2次元座標について、その対応関係を説明するための図である。図14に示すように、行R12において、医療施設1は、ある設定期間において薬剤Aの4つの納入数量、薬剤Bの6つの納入数量があるが、図8の分割表から算出された各医療施設と各薬剤の2次元座標を2次元空間に配置した場合、薬剤Aの4つの納入数量が矢印A1に現れており、薬剤Bの6つの納入数量が矢印A2に現れている。また、行R13において、医療施設4は、ある設定期間において薬剤Aの2つの納入数量、薬剤Bの2つの納入数量、薬剤Dの2つの納入数量があるが、図8の分割表から算出された各医療施設と各薬剤の2次元座標を2次元空間に配置した場合、薬剤Aの2つの納入数量が矢印A3に現れており、薬剤Bの2つの納入数量が矢印A4に現れており、薬剤Dの4つの納入数量が矢印A5に現れている。

0058

このように対象の医療施設について着目すると、対象の薬剤について対象の医療施設への納入比率(例えば医療施設1への薬剤Bの納入比率6/10)が他の薬剤の納入比率(例えば医療施設1への薬剤Aの納入比率4/10)より高いほど、2次元座標上において、当該対象の薬剤は他の薬剤より2次元空間において対象の医療施設の近くに配置される。
また、対象の薬剤について着目すると、対象の薬剤の対象の医療施設への納入比率(例えば薬剤Bの医療施設1への納入比率6/15)が他の医療施設の納入比率(例えば薬剤Bの医療施設4への納入比率2/15)より高いほど、2次元座標上において、当該対象の医療施設は他の医療施設より2次元空間において対象の薬剤の近くに配置される。

0059

<医療施設のグループ分け(クラスタリング)>
続いて、医療施設のグループ分け(クラスタリング)について、図15及び図16を用いて説明する。図15は、医療施設のグループ分け(クラスタリング)について説明するための散布図とクラスター分析用データについて説明するための図である。
薬剤E、F、G、Hに対する医療施設1、2、3、4のデータが、散布図の通りの場合、分類部267はクラスター分析用データ(医療施設の2次元座標データ)をウォード法によるクラスタリングを行う。これにより、2次元空間上の薬剤納入傾向の似たグループに分けることが可能である。このデータを例えばCSVファイルとしてダウンロードすることで、薬剤納入傾向の似た医療施設リストが得られるので、これを営業リストとして活用できる。

0060

具体的なクラスタリングの処理例について図15の例を用いて説明する。以下、医療施設を単に施設と呼ぶこともあるものとして説明する。例えば、各クラスター偏差平方和を用い、4つの医療施設から2つを選んで1つのクラスターにする場合は、4C2=6通りとなる(施設1と施設2、施設1と施設3、施設1と施設4、施設2と施設3、施設2と施設4、施設3と施設4)。この組み合わせのそれぞれで偏差平方和を計算し、最小のものを採用する。
第1次元の施設1、2の平均は3=((4+2)/2)であり、第2次元の施設1、2の平均は13/2(=(6+7)/2)である。クラスター内の偏差平方和は、施設1の平方和=(4−3)2+(6−12/2)2=5/4、施設2の平方和=(2−3)(7−13/2)=5/5、施設1と2のクラスター内偏差平方和2.5(=5/4+5/4)である。
他のクラスターの施設3、施設4の偏差平方和はどちらも0につき、3つのクラスター{(施設1と施設2)、施設3、施設4}の偏差平方和は、2.5+0+0=2.5・・・(1)と計算できる。

0061

同様に、施設1と施設3、施設1と施設5、施設2と施設3、施設2と施設4、施設3と施設4をクラスターにした場合の偏差平方和をそれぞれ計算する。
{(施設1と施設3)、施設2、施設4}の偏差平方和=10・・・(2)
{(施設1と施設4)、施設2、施設3}の偏差平方和=12.5・・・(3)
{(施設2と施設3)、施設1、施設4}の偏差平方和=22.5・・・(4)
{(施設2と施設4)、施設1、施設3}の偏差平方和=20・・・(5)
{(施設3と施設4)、施設1、施設2}の偏差平方和=22.5・・・(6)
ウォード法では、偏差平方和が最小になるものをクラスター化するため、最小となる施設1と施設2を1つのクラスターにするため、3つのクラスター{(施設1と施設2)、施設3、施設4)}となる。

0062

この3つのクラスターに対し、上記と同様、{可能な組み合わせとなる{(施設1と施設2と施設3)、施設4}、{(施設1と施設2と施設4)、施設3}、{(施設1と施設2)、(施設1と施設3)}の3通りを計算する。これらの計算の結果、施設1、施設2、施設3、施設4を図16のようなグループに分けることができる。

0063

図16は、グループ分けされた結果の一例を示す図である。医療施設1及び2は、2次元空間において薬剤Hと薬剤Fの距離が近いので、医療施設1及び2を含むグループ(クラスター)1では、薬剤Hと薬剤Fの納入数量が多いことが分かる。また、図16の2次元空間において、医療施設1及び2を含むグループ(クラスター)1について、そのグループ1の医療施設1及び2が円BL−1で囲まれていることによって、グループ1が視覚的に明らかであり、この円BL−1に含まれる薬剤Hと薬剤Fがこのグループ1の医療施設に納入数量が多いことが分かる。

0064

一方、医療施設3及び4は、2次元空間において薬剤Eと薬剤Gの距離が近いので、医療施設3及び4を含むグループ(クラスター)2では、薬剤Eと薬剤Gの納入数量が多いことが分かる。また、図16の2次元空間において、医療施設3及び4を含むグループ(クラスター)2について、そのグループ2の医療施設3及び4が円BL−2で囲まれていることによって、グループ2が視覚的に明らかであり、この円BL−2に含まれる薬剤Eと薬剤Gがこのグループ2の医療施設に納入数量が多いことが分かる。

0065

このように、分類部267は、決定された医療施設の座標を用いて、医療施設をグループに分類する。出力部269は、医療施設とグループとの対応関係を示す情報を出力する。これにより、医療施設を薬剤納入傾向の似たグループに分けることができ、薬剤納入傾向の似た医療施設リストが得られるので、グループ毎に優先順位をつけて営業を行うことができ、営業を効率化することができる。

0066

また境界線決定部268は、分類された医療施設の座標が、グループの境界線の内側に位置するように当該グループの境界線を決定する。例えば、境界線決定部268は、同じグループの医療施設の座標の重心を中心として、この重心より最も距離が離れた同じグループの医療施設の座標が境界線となる円の内側になるように当該円の半径を決定することによって、当該グループの境界線を決定する。そして、出力部269は、当該決定されたグループの境界線を表示するための情報を出力する。

0067

これにより、通信制御部270は、この情報をユーザ端末1に送信するよう制御し、この情報をユーザ端末1が受信した場合、プロセッサ16はこの情報をディスプレイ17に表示するよう制御する。これにより、同じ薬効の薬のうち薬剤の納入する傾向が類似する医療施設のグループを可視化することができるので、ユーザは、営業対象として優先度が高い医療施設のグループを把握することができる。

0068

また、図16の場合、CSVファイルとしてダウンロードされるファイルには例えば、図16の表の情報が含まれる。すなわち、グループ1には、医療施設1及び2が含まれ、薬剤Fと薬剤Hが含まれることによって、グループ1のグループの医療施設では、薬剤Fと薬剤Hが納入される割合が高いことが分かる。グループ2には、医療施設3及び4が含まれ、薬剤Eと薬剤Gが含まれることによって、グループ2のグループの医療施設では、薬剤Eと薬剤Gが納入される割合が高いことが分かる。このように出力部269は、境界線の内側に含まれる医療施設と薬剤とを同じグループに対応付けた情報を出力してもよい。

0069

この構成により、ユーザは、各グループについて、同じ薬効の薬のうちどの薬剤の納入する傾向が高いのかを把握することができるので、ユーザは、営業対象として優先度が高い医療施設のグループを把握することができる。

0070

なお、図7表示画面において、図16の表が図16の散布図の近くに表示されてもよい。

0071

図17は、医療施設3がHPの場合に、医療施設3に納入される同一薬効の各薬剤の納入比率が表示される例を示す図である。図17に示すように、ディスプレイ17に表示された「医療施設3」が選択された場合、ポップアップで、医療施設3に納入される同一薬効の各薬剤の納入比率を表す円グラフCGが表示される。

0072

ストレージ23には、医療施設識別情報に関連付けられて当該医療施設の規模を表す規模情報(ここでは一例として病床数)が関連付けられて記憶されている。
通信制御部270は、前記2次元座標上においてユーザによって選択された医療施設を識別する医療施設識別情報を受信するよう通信回路22を制御する。
出力部269は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた規模情報が設定基準(ここでは一例として設定数)以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報(ここでは一例として各薬剤の納入割合)を表示するための情報を出力する。

0073

この構成により、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報が表示されるので、個々の医師の納入割合は秘匿化した上で、ユーザは、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入割合を把握することができる。

0074

具体的には例えば、出力部269は、前記受信された医療施設識別情報に前記ストレージにおいて関連付けられた病床数が設定数以上である場合、同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報(ここでは一例として各薬剤の納入割合)を表示するための情報を出力する。

0075

この構成により、病床数が設定数以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入数量に関する情報が表示されるので、個々の医師の納入割合は秘匿化した上で、ユーザは、医療施設の規模が設定基準以上の医療施設のみ同一薬効の各薬剤の納入割合を把握することができる。

0076

図18及び図19を用いてユーザ端末1とサーバ2の処理を説明する。図18は、ユーザ端末とサーバの処理の例を示すフローチャートである。図19は、図18の続きの処理の例を示すフローチャートである。

0077

(ステップS100)まずユーザ端末1のプロセッサ16は、期間、都道府県、市区郡、薬効を受け付ける。

0078

(ステップS105)次にユーザ端末1のプロセッサ16は、受け付けた薬効をサーバ2へ送信するよう制御する。

0079

(ステップS200)サーバ2の薬剤抽出部261は、受信した薬効に関連付けられた薬剤名それぞれをストレージ23から抽出する。

0080

(ステップS205)サーバ2の薬剤抽出部261は、抽出された薬剤名を含む情報を生成する。

0081

(ステップS210)次にサーバ2の通信制御部270は、抽出された薬剤名を含む情報をユーザ端末1へ送信するよう制御する。

0082

(ステップS110)ユーザ端末1のプロセッサ16は、ステップS210でサーバ2から送信された情報を受信した場合、この受信した情報を表示する。

0083

(ステップS115)ユーザ端末1のプロセッサ16は薬剤、医療施設表示数、医療施設区分、グループ数を受け付ける。

0084

(ステップS120)次にユーザ端末1のプロセッサ16は、表示ボタンが押されたか否か判定する。

0085

(ステップS125)ステップS120で表示ボタンが押されたことが検出された場合、ユーザ端末1のプロセッサ16は、期間、都道府県、市区郡、薬効、薬剤、医療施設表示数、医療施設区分、グループ数をサーバ2へ送信するよう制御する。

0086

(ステップS215)次にサーバ2の医療施設抽出部262は、ユーザ端末1からステップS125で送信された情報を受信した場合、この指定された都道府県及び市区郡で、指定された医療施設区分に該当する医療施設IDを抽出する。

0087

(ステップS220)次にサーバ2の集計部263は、指定された期間における指定された薬効の各薬剤の納入数量を、抽出された医療施設毎に集計する。

0088

(ステップS225)次にサーバ2の医療施設選択部264は、医療機関毎に納入された薬剤の個数の合計を算出し、薬剤の合計個数が多いものから順に、医療施設表示数分の医療施設を選択する。

0089

(ステップS230)次にサーバ2の座標決定部265は、コレスポンデンス分析を実行して、ステップS225で選択された医療施設の座標と薬剤の座標を決定する。

0090

(ステップS235)次にサーバ2の累積寄与率決定部266は、第2次元までの累積寄与率を決定する。

0091

(ステップS240)次にサーバ2の累積寄与率決定部266は、累積寄与率が閾値以上か否か判定する。

0092

(ステップS245)ステップS240で累積寄与率が閾値未満の場合、処理が中止される。

0093

(ステップS250)ステップS240で累積寄与率が閾値以上の場合、サーバ2の分類部267は、医療施設を指定されたグループ数のグループに分類する。

0094

(ステップS251)次にサーバ2の境界線決定部268は、グループの境界線を決定する。

0095

(ステップS255)次にサーバ2の出力部269は、表示するための情報を生成する。ここで、生成された情報には、病床の数が設定数(ここでは一例として100)以上の医療施設は、図17で示すようにポップアップで同一薬効の各薬剤の納入割合を表示するためのリンクが含まれている。

0096

(ステップS260)次にサーバ2の通信制御部270は、表示するための情報をユーザ端末1へ送信するよう制御する。

0097

(ステップS130)次にユーザ端末1のプロセッサ16はステップS260で送信さされた情報を受信した場合、この受信した情報をディスプレイ17に表示するよう制御する。

0098

(ステップS135)次にユーザ端末1のプロセッサ16は、リンク付きの医療施設が選択されたか否か判定する。

0099

(ステップS140)ステップS135でリンク付きの医療施設が選択された場合、ユーザ端末1のプロセッサ16は、医療施設IDをサーバ2へ送信するよう制御する。

0100

(ステップS265)次にサーバ2の出力部269は、医療施設IDをユーザ端末1から受信した場合、指定された期間における指定された薬効内の各薬剤の選択された医療施設における納入個数を読み出す。

0101

(ステップS270)次にサーバ2の出力部269は、各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を生成する。

0102

(ステップS275)次にサーバ2の通信制御部270は、ステップS270で生成された、各薬剤の納入数量に関する情報を表示するための情報を送信するよう制御する。

0103

(ステップS145)次にユーザ端末1のプロセッサ16はステップS260で送信さされた情報を受信した場合、この受信した情報をディスプレイ17に表示するよう制御する。

0104

以上、本実施形態に係る情報処理システムSは、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量とが関連付けられて記憶されているストレージ23と、ストレージ23を参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定する座標決定部265と、当該決定された医療施設の座標と薬剤の座標を用いて、医療施設と薬剤の位置関係を示す情報を出力する出力部269と、を備える。

0105

この構成により、対象の医療施設が同一薬効の薬剤のうちどの薬剤を納入している傾向があるのかを可視化することにより、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業によって自社シェアが伸びる余地がある可能性がある医療施設と判断することができる。このため、製薬会社のMRは、他社の薬剤が納入されている傾向がある医療施設を、営業の優先順位が高い医療施設として把握することができる。

0106

本実施形態では、ストレージ23では、医療施設を識別する医療施設識別情報と、設定期間内において当該医療施設に納入された同一薬効の各薬剤の納入数量とが関連付けられて記憶されているとして説明したが、これに限らず、各薬剤の納入数量ではなく、各薬剤の納入金額であってもよいし、各薬剤について処方医が患者に処方箋を渡した数(処方回数という)であってもよいし、医師が患者に渡した処方箋に記載された各薬剤の数量(処方数量という)であってもよい。その場合、座標決定部265は、ストレージ23を参照して、医療施設毎の同一薬効の各薬剤の納入金額もしくは処方回数もしくは処方数量を用いて、医療施設の座標と薬剤の座標を決定してもよい。

0107

なお、上述した実施形態で説明したサーバ2の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ハードウェアで構成する場合には、サーバ2の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクCD−ROM等の記録媒体収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスク光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。

0108

また、サーバ2の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。

0109

さらに、一つまたは複数の情報処理装置によってサーバ2を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することによりサーバ2の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。

0110

また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実現するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。

0111

以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

0112

1、1−1〜1−Nユーザ端末
11入力インタフェース
12通信回路
13ストレージ
14メモリ
15出力インタフェース
16プロセッサ
17ディスプレイ
2サーバ
21 入力インタフェース
22 通信回路
23 ストレージ
24 メモリ
25 出力インタフェース
26 プロセッサ
261薬剤抽出部
262医療施設抽出部
263集計部
264 医療施設選択部
265座標決定部
266累積寄与率決定部
267分類部
268境界線決定部
269 出力部
270通信制御部
3管理者端末
CN通信回路網
S 情報処理システム

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