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技術 サービス提供ユニット管理システム

出願人 株式会社オーガスタス
発明者 吉川幸孝吉川明宏
出願日 2019年3月21日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-053934
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-154899
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 時間的隔たり 器具使用者 被検出対象物 静的特性 受信レンジ 使い捨て電池 提供ユニット 給油スタンド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
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図面 (20)

課題

顧客にサービスを提供するユニットを管理する技術であって、前記ユニットの使用状況を簡単かつ安価に監視することを可能にする。

解決手段

前記ユニットとしての充電ユニット14は、駐車場に設置された充電スタンド16と、顧客本人によって使用される充電コネクタ24とを含み、セルフサービス方式充電サービスを顧客に提供する。充電コネクタ24に発信機30が装着され、その発信機30は、顧客の携帯端末90により、発信機30に対して所定距離以下に接近していることを条件に、有効に受信される。携帯端末90は、発信機30から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、携帯端末90が充電スタンド16に基準距離以下に接近する端末接近状態確立すると、前記判定の結果に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

概要

背景

顧客にサービスを提供する方式として、そのサービス提供のために必要な業務のすべてまたはそのほとんどを顧客ではなく作業者が行うことによってサービスを顧客に提供する方式、すなわち、通常サービス方式と、通常は作業者が行う業務のうちの少なくとも一部を顧客に負担させる方式、すなわち、セルフサービス方式とが存在する。

そして、セルフサービス方式で顧客すなわちユーザにサービスを提供するとともにそのサービスに応じた額の料金をユーザに課金する技術が既に提案されている。そのようなサービスとしては、セルフ式の給油スタンド(例えば、ガソリン軽油灯油など)、セルフ式の充電スタンド、セルフ式の自動洗車機(例えば、コイン洗車機など)、セルフ式の掃除機(例えば、コイン掃除機など)、セルフ式の自動水販売機などが存在する。

セルフサービス方式でユーザにサービスを提供する提供ユニットを管理する従来の技術を開示する特許文献が数件存在する。

特許文献1は、ユーザに充電料金を課金する作業を低コストで行うことを課題とし、その課題を解決するために、充電ユニット(上述の提供ユニットの一例)に、固有バーコードを装着し、ユーザは、携帯端末でそのバーコードを読み取ってサーバに送信する技術を開示している。

この技術においては、そのサーバが、受信したバーコードに基づいて充電ユニットを特定し、その充電ユニットによる充電許可するための信号を分電盤に出力する。

特許文献2は、ユーザが充電ユニット(上述の提供ユニットの別の例)の使用終了後充電コネクタを正しい位置に戻す行為を促進することを課題とし、その課題を解決するために、充電ユニットに、スイッチ内蔵の充電コネクタ受部を設け、その充電コネクタ受部に充電コネクタが装着されて前記スイッチがオンとなると、充電終了と判定する技術を開示している。

特許文献3は、充電装置(上述の提供ユニットの別の例)が、充電カプラを収容するための充電カプラ収容部を有し、その充電カプラ収容部は、充電カプラ検出器を有する技術を開示している。その開示技術においては、その充電カプラ検出器が、充電カプラが充電カプラ収納部に収納されているか否かを、近接スイッチ、リミットスイッチなどを用いて検出する。

特許文献4は、充電装置(上述の提供ユニットの別の例)において、充電開始後他人が勝手に給電コネクタを取り外して自分の車両の充電ポート付け替え盗電という不正行為を行うことを防止することを課題とし、その課題を解決するために、給電コネクタの接続回数所定回数以下である場合に限り給電し、接続後に一時的に切断されて再接続された場合であっても切断時間が所定時間未満である場合には前記接続回数をインクリメントしない技術を開示している。

この技術によれば、充電中に他人による盗電が発生すると、本人の携帯端末に盗電の事実を通知し、それにより、本人は、充電が行われている駐車場に戻って給電コネクタを挿入し直すことが可能となる。

概要

顧客にサービスを提供するユニットを管理する技術であって、前記ユニットの使用状況を簡単かつ安価に監視することを可能にする。前記ユニットとしての充電ユニット14は、駐車場に設置された充電スタンド16と、顧客本人によって使用される充電コネクタ24とを含み、セルフサービス方式で充電サービスを顧客に提供する。充電コネクタ24に発信機30が装着され、その発信機30は、顧客の携帯端末90により、発信機30に対して所定距離以下に接近していることを条件に、有効に受信される。携帯端末90は、発信機30から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、携帯端末90が充電スタンド16に基準距離以下に接近する端末接近状態確立すると、前記判定の結果に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

目的

顧客にサービスを提供する方式として、そのサービス提供のために必要な業務のすべてまたはそのほとんどを顧客ではなく作業者が行うことによってサービスを顧客に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、前記器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、当該システムは、前記器具に装着されてその器具と共に移動する発信機と、前記器具使用者によって携帯されてその器具使用者と共に移動する通信端末であって、前記発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記発信機から信号を有効に受信するものと、その通信端末と通信可能な管理装置とを含み、前記通信端末は、サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、前記通信端末が前記本体部に基準距離以下に接近する端末接近状態確立すると、前記受信状態と前記非受信状態との間での当該通信端末の状態遷移の向きである動的特性および/または前記受信状態および前記非受信状態のうち当該通信端末が示すものの種類である静的特性に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部と、前記サービスが開始されたと判定された場合にはサービス開始信号、終了したと判定された場合にはサービス終了信号をそれぞれ前記管理装置に送信する送信部とを含むサービス提供ユニット管理システム。

請求項2

前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記サービス開始信号および前記サービス終了信号に基づき、前記サービスの継続時間であるサービス時間を計算するサービス時間計算部を含む請求項1に記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項3

前記管理装置は、さらに、前記計算されたサービス時間に基づいてサービス料金を計算するサービス料金計算部を含む請求項2に記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項4

前記サービス料金は、その額が前記サービス時間の長さに応じて連続的にまたは段階的に増加する時間チャージ料金であり、前記管理装置は、さらに、前記計算されたサービス料金の額を前記通信端末に送信するサービス料金送信部を含む請求項3に記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項5

前記発信機は、固有の発信機IDを表す信号を発信し、前記通信端末は、発信機IDと提供ユニットIDまたは器具IDとの間に予め定められた関係であって当該通信端末のメモリに保存されているものに従い、前記発信機から受信した信号によって表される発信機IDを提供ユニットIDまたは器具IDに変換して前記提供ユニットまたは前記器具を識別する識別部を含む請求項1ないし4のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項6

当該システムが、さらに、前記器具使用者に対し、前記通信端末を介することなく、前記端末接近状態の確立を視覚的にもしくは聴覚的に催促する催促部を含むか、および/または、前記通信端末が、さらに、前記器具使用者に対し、前記通信端末を介して、前記端末接近状態の確立を視覚的にもしくは聴覚的に催促する催促部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項7

さらに、前記本体部に設けられ、前記器具使用者が前記通信端末を前記本体部に留置することを可能にする留置部を含む請求項1ないし6のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項8

前記通信端末は、撮像部を含み、当該システムは、さらに、前記本来部に提供された表示媒体を含み、前記判定部は、前記撮像部が前記表示媒体の読取りを完了することを条件に、前記端末接近状態が確立されたと判定する請求項1ないし6のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項9

前記表示媒体は、前記提供ユニット、前記本体部および/または前記器具に固有のIDを表し、前記通信端末は、前記表示媒体の読み取り結果によって表されるIDに基づいて前記提供ユニット、前記本体部および/または前記器具を識別する識別部を含む請求項8に記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項10

さらに、前記本体部に設置された第2の発信機であって、固有の第2の信号を発信し、その第2の信号は、前記通信端末によって近距離無線通信方式で受信されるものを含み、前記判定部は、前記通信端末が前記第2の発信機から前記第2の信号を受信することを条件に、前記端末接近状態が確立されたと判定する請求項1ないし6のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項11

前記提供ユニットは、充電ユニットを含み、前記本体部は、充電器を備えた充電スタンドであって前記充電ユニットに属するものを含み、前記器具は、充電可能なバッテリ着脱可能に接続される充電コネクタであって前記充電ユニットに属するものを含み、前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記サービス開始信号および前記サービス終了信号に基づき、前記充電の継続時間である充電時間の長さを計算する充電時間計算部と、前記計算された充電時間の長さに基づいて充電料金の額を計算する充電料金計算部とを含む請求項1ないし10のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項12

前記充電スタンドは、駐車場に設置され、前記充電コネクタは、前記駐車場に駐車される車両の充電ポートに着脱可能に接続される請求項11に記載のサービス提供ユニット管理システム。

請求項13

請求項1ないし12のいずれかに記載の通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム

請求項14

請求項1ないし12のいずれかに記載の管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

請求項15

請求項13または14に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体

技術分野

0001

本発明は、顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理する技術に関し、特に、前記提供ユニットの使用状況監視する技術に関する。

背景技術

0002

顧客にサービスを提供する方式として、そのサービス提供のために必要な業務のすべてまたはそのほとんどを顧客ではなく作業者が行うことによってサービスを顧客に提供する方式、すなわち、通常サービス方式と、通常は作業者が行う業務のうちの少なくとも一部を顧客に負担させる方式、すなわち、セルフサービス方式とが存在する。

0003

そして、セルフサービス方式で顧客すなわちユーザにサービスを提供するとともにそのサービスに応じた額の料金をユーザに課金する技術が既に提案されている。そのようなサービスとしては、セルフ式の給油スタンド(例えば、ガソリン軽油灯油など)、セルフ式の充電スタンド、セルフ式の自動洗車機(例えば、コイン洗車機など)、セルフ式の掃除機(例えば、コイン掃除機など)、セルフ式の自動水販売機などが存在する。

0004

セルフサービス方式でユーザにサービスを提供する提供ユニットを管理する従来の技術を開示する特許文献が数件存在する。

0005

特許文献1は、ユーザに充電料金を課金する作業を低コストで行うことを課題とし、その課題を解決するために、充電ユニット(上述の提供ユニットの一例)に、固有バーコードを装着し、ユーザは、携帯端末でそのバーコードを読み取ってサーバに送信する技術を開示している。

0006

この技術においては、そのサーバが、受信したバーコードに基づいて充電ユニットを特定し、その充電ユニットによる充電許可するための信号を分電盤に出力する。

0007

特許文献2は、ユーザが充電ユニット(上述の提供ユニットの別の例)の使用終了後充電コネクタを正しい位置に戻す行為を促進することを課題とし、その課題を解決するために、充電ユニットに、スイッチ内蔵の充電コネクタ受部を設け、その充電コネクタ受部に充電コネクタが装着されて前記スイッチがオンとなると、充電終了と判定する技術を開示している。

0008

特許文献3は、充電装置(上述の提供ユニットの別の例)が、充電カプラを収容するための充電カプラ収容部を有し、その充電カプラ収容部は、充電カプラ検出器を有する技術を開示している。その開示技術においては、その充電カプラ検出器が、充電カプラが充電カプラ収納部に収納されているか否かを、近接スイッチ、リミットスイッチなどを用いて検出する。

0009

特許文献4は、充電装置(上述の提供ユニットの別の例)において、充電開始後他人が勝手に給電コネクタを取り外して自分の車両の充電ポート付け替え盗電という不正行為を行うことを防止することを課題とし、その課題を解決するために、給電コネクタの接続回数所定回数以下である場合に限り給電し、接続後に一時的に切断されて再接続された場合であっても切断時間が所定時間未満である場合には前記接続回数をインクリメントしない技術を開示している。

0010

この技術によれば、充電中に他人による盗電が発生すると、本人の携帯端末に盗電の事実を通知し、それにより、本人は、充電が行われている駐車場に戻って給電コネクタを挿入し直すことが可能となる。

先行技術

0011

特開2010−154635号公報
特開2015−089250号公報
特開2013−051826号公報
特開2015−023657号公報

発明が解決しようとする課題

0012

特許文献1ないし4に開示されているいくつかの充電ユニットおよび充電装置(以下、単に「充電ユニット」と総称する。)は、充電サービスをユーザに有料で提供する場面で使用されるため、そもそも、サービス料金を計算し、その計算されたサービス料金をユーザに課金することが可能であるように設計される有料提供型のセルフ式充電ユニットである。

0013

これに対し、セルフ式充電ユニットには、別の形式も存在し、それは、家庭個人、社内などで、充電サービスをユーザに無料で提供する場面で使用される形式である。実際、このような無料提供型の充電ユニットは、サービス料金を計算するようにもサービス料金をユーザに課金するようにも設計されていない。

0014

そのため、そのような無料提供型の充電ユニットが存在する場合に、特別の対策を講じない限り、そのような無料提供型の充電ユニットを用いて充電サービスをユーザに有料で提供することは不可能である。

0015

しかし、今日、例えば、自宅の駐車場を、それを家族が使用しない時間帯に他人に貸し出すビジネスであるいわゆる駐車場シェアリング・サービスに代表されるように、動産不動産複数人のユーザ間でシェアリングするビジネスが普及しつつある。

0016

このような状況においては、例えば、自宅の駐車場に充電ユニットが、そもそも、家族のために設置される場合があり、そのような充電ユニットは、前述の無料提供用の充電ユニットに分類される。

0017

その自宅の駐車場を他人に貸し出すビジネスにおいては、その他人が、無料提供用のン充電ユニットを利用することが可能となれば、便利である。しかし、その他人には、家族とは異なり、充電を無料で行うのではなく有料で行いたいという要請がある。とはいえ、前述のように、無料提供用の充電ユニットでは、特別の対策を講じない限り、充電料金を計算することもそれをユーザに対して課金することもできない。

0018

すなわち、セルフサービス方式でユーザにサービスを無料で提供する提供ユニットは、そもそも、サービスの実際の開始タイミングおよび終了タイミングを検出するなどして当該提供ユニットの使用状況が監視可能であるように設計されておらず、そのため、その使用状況に基づくサービス料金の計算およびそのサービス料金の課金を行うようにも設計されていないのである。

0019

よって、本発明者らは、顧客にサービスを提供する提供ユニットであって課金機能を有しないものに簡単で安価な部品アドオンすることにより、その提供ユニットに課金機能を付与したいという要望があることに気が付いた。

0020

このような事情背景とし、本発明は、顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理する技術であって、前記提供ユニットの使用状況を簡単かつ安価に監視することを可能にするものを提供することを課題としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0021

本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。

0022

さらに、各項を他の項の番号を引用する形式で記載することが必ずしも、各項に記載の技術的特徴を他の項に記載の技術的特徴から分離させて独立させることを妨げることを意味するわけではなく、各項に記載の技術的特徴をその性質に応じて適宜独立させることが可能であると解釈すべきである。

0023

(1) 顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、前記器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記器具に装着されてその器具と共に移動する発信機と、
前記器具使用者によって携帯されてその器具使用者と共に移動する通信端末であって、前記発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記発信機から信号を有効に受信するものと、
その通信端末と通信可能な管理装置
を含み、
前記通信端末は、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、前記通信端末が前記本体部に基準距離以下に接近する端末接近状態確立すると、前記受信状態と前記非受信状態との間での当該通信端末の状態遷移の向きである動的特性および/または前記受信状態および前記非受信状態のうち当該通信端末が示すものの種類である静的特性に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部と、
前記サービスが開始されたと判定された場合にはサービス開始信号、終了したと判定された場合にはサービス終了信号をそれぞれ前記管理装置に送信する送信部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0024

このシステムによれば、顧客または作業者によって携帯されて共に移動する通信端末と前記提供ユニットに装着された発信機とを用いて前記提供ユニットの使用状況を簡単かつ安価に監視することが容易となる。

0025

(2) 前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記サービス開始信号および前記サービス終了信号に基づき、前記サービスの継続時間であるサービス時間を計算するサービス時間計算部を含む(1)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0026

(3) 前記管理装置は、さらに、前記計算されたサービス時間に基づいてサービス料金を計算するサービス料金計算部を含む(2)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0027

(4) 前記サービス料金は、その額が前記サービス時間の長さに応じて連続的にまたは段階的に増加する時間チャージ料金であり、
前記管理装置は、さらに、前記計算されたサービス料金の額を前記通信端末に送信するサービス料金送信部を含む(3)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0028

(5) 前記発信機は、固有の発信機IDを表す信号を発信し、
前記通信端末は、発信機IDと提供ユニットIDまたは器具IDとの間に予め定められた関係であって当該通信端末のメモリに保存されているものに従い、前記発信機から受信した信号によって表される発信機IDを提供ユニットIDまたは器具IDに変換して前記提供ユニットまたは前記器具を識別する識別部を含む(1)ないし(4)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0029

(6) 当該システムが、さらに、前記器具使用者に対し、前記通信端末を介することなく、前記端末接近状態の確立を視覚的にもしくは聴覚的に催促する催促部を含むか、および/または、前記通信端末が、さらに、前記器具使用者に対し、前記通信端末を介して、前記端末接近状態の確立を視覚的にもしくは聴覚的に催促する催促部を含む(1)ないし(5)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0030

(7) さらに、前記本体部に設けられ、前記器具使用者が前記通信端末を前記本体部に留置することを可能にする留置部を含む(1)ないし(6)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0031

(8) 前記通信端末は、撮像部を含み、
当該システムは、さらに、前記本来部に提供された表示媒体を含み、
前記判定部は、前記撮像部が前記表示媒体の読取りを完了することを条件に、前記端末接近状態が確立されたと判定する(1)ないし(6)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0032

(9) 前記表示媒体は、前記提供ユニット、前記本体部および/または前記器具に固有のIDを表し、
前記通信端末は、前記表示媒体の読み取り結果によって表されるIDに基づいて前記提供ユニット、前記本体部および/または前記器具を識別する識別部を含む(8)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0033

(10) さらに、前記本体部に設置された第2の発信機であって、固有の第2の信号を発信し、その第2の信号は、前記通信端末によって近距離無線通信方式で受信されるものを含み、
前記判定部は、前記通信端末が前記第2の発信機から前記第2の信号を受信することを条件に、前記端末接近状態が確立されたと判定する(1)ないし(6)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0034

(11) 顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、当該器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記本体部に装着された本体部発信機と、
前記器具に装着されてその器具と共に移動する器具発信機と、
前記器具使用者によって携帯されてその器具使用者と共に移動する通信端末であって、前記本体部発信機および前記器具発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、それぞれの発信機から信号を有効に受信するものと、
その通信端末と通信可能な管理装置と
を含み、
前記通信端末は、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、前記通信端末が前記本体部発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか有効に受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定して第1の判定結果とするとともに、前記通信端末が前記器具発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか有効に受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定して第2の判定結果とし、それら第1および第2の判定結果に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部と、
前記サービスが開始されたと判定された場合にはサービス開始信号、終了したと判定された場合にはサービス終了信号をそれぞれ前記管理装置に送信する送信部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0035

(12) 前記判定部は、時系列に並んだ複数の第1の判定結果および時系列に並んだ複数の第2の判定結果のうち、同じ時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果と第2の判定結果との組合せである判定結果対の種類に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する(11)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0036

(13) 前記判定部は、時系列に並んだ複数の第1の判定結果および時系列に並んだ複数の第2の判定結果のうち、ある時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果と第2の判定結果との組合せである第1の判定結果対と、別の時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果の種類と第2の判定結果との組合せである第2の判定結果対の種類との間の関係に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する(11)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0037

(14) 前記判定部は、前記通信端末が前記本体部発信機と前記器具発信機との双方から信号を有効に受信する双方受信状態にあるのか前記通信端末が前記本体部発信機と前記器具発信機との一方から信号を有効に受信する片方受信状態にあるのかを判定し、前記双方受信状態と前記片方受信状態との間での前記通信端末の状態遷移の向きに基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する(11)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0038

(15) 前記判定部は、前記通信端末が前記双方受信状態から、前記器具発信機のみから信号を有効に受信する片方受信状態に遷移すると、前記サービスが開始されたと判定し、一方、前記通信端末が前記片方受信状態から前記双方受信状態に遷移すると、前記サービスが終了したと判定する(14)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0039

(16) 前記提供ユニットは、充電ユニットを含み、
前記本体部は、充電器を備えた充電スタンドであって前記充電ユニットに属するものを含み、
前記器具は、充電可能なバッテリ着脱可能に接続される充電コネクタであって前記充電ユニットに属するものを含み、
前記管理装置は、
前記通信端末から受信した前記サービス開始信号および前記サービス終了信号に基づき、前記充電の継続時間である充電時間の長さを計算する充電時間計算部と、
前記計算された充電時間の長さに基づいて充電料金の額を計算する充電料金計算部と
を含む(1)ないし(15)項のいずれかに記載のサービス提供ユニット管理システム。

0040

(17) 前記充電スタンドは、駐車場に設置され、
前記充電コネクタは、前記駐車場に駐車される車両の充電ポートに着脱可能に接続される(16)項に記載のサービス提供ユニット管理システム。

0041

(18) (1)ないし(17)項のいずれかに記載の通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム

0042

本明細書の全体を通じて、「プログラム」という用語は、例えば、それの機能を果たすためにコンピュータにより実行される指令の組合せを意味するように解釈したり、それら指令の組合せのみならず、各指令に従って処理されるファイルやデータをも含むように解釈することが可能であるが、それらに限定されない。

0043

また、このプログラムは、それ単独でコンピュータにより実行されることにより、所期の目的を達するものとしたり、他のプログラムと共にコンピュータにより実行されることにより、所期の目的を達するものとすることができるが、それらに限定されない。後者の場合、本項に係るプログラムは、データを主体とするものとすることができるが、それに限定されない。

0044

(19) (1)ないし(17)項のいずれかに記載の管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

0045

(20) (18)または(19)項に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体

0046

本明細書の全体を通じて、「記録媒体」という用語は、種々な形式の記録媒体を意味するように解釈することが可能であり、そのような記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、CD、CD−ROM等の光記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、ROM等のアンリムーバブルストレージ等を含むが、それらに限定されない。

0047

(30)セルフサービス方式で顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客が前記サービスを受けるためにその顧客本人によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に顧客と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記器具に装着されてその器具と共に移動する発信機と、
顧客によって携帯されてその顧客と共に移動する通信端末であって、前記発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記発信機から信号を有効に受信するものと、
その通信端末と通信可能な管理装置と
を含み、
前記通信端末は、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、その判定結果に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部と、
前記サービスが開始されたと判定された場合にはサービス開始信号、終了したと判定された場合にはサービス終了信号をそれぞれ前記管理装置に送信する送信部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0048

(31)セルフサービス方式ではない通常のサービス方式で顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するためにその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に作業者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記器具に装着されてその器具と共に移動する発信機と、
作業者によって携帯されてその作業者と共に移動する通信端末であって、前記発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記発信機から信号を有効に受信するものと、
その通信端末と通信可能な管理装置と
を含み、
前記通信端末は、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、その判定結果に基づき、前記サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部と、
前記サービスが開始されたと判定された場合にはサービス開始信号、終了したと判定された場合にはサービス終了信号をそれぞれ前記管理装置に送信する送信部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0049

(32) 顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、前記器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記本体部に装着された本体部発信機と、前記器具に装着されてその器具と共に移動する器具発信機とのうち、少なくとも器具発信機と、
前記器具使用者によって携帯されてその器具使用者と共に移動する通信端末であって、前記少なくとも器具発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記少なくとも器具発信機から信号を有効に受信するものと、
その通信端末と通信可能な管理装置と
を含み、
前記通信端末は、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記少なくとも器具発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定する判定部を含み、
前記通信端末および/または前記管理装置は、
その判定結果に基づき、前記器具が前記本体部から基準距離以上遠ざかったタイミングを、前記サービスが開始されたサービス開始タイミングとして測定するとともに、前記器具が前記本体部に基準距離以下に近づいたタイミングを、前記サービスが終了したサービス終了タイミングとして測定する測定部と、
それら測定されたサービス開始タイミングとサービス終了タイミングとの間の時間的隔たりとしてサービス時間の長さを計算し、その計算されたサービス時間の長さに基づいてサービス料金の額を計算する計算部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0050

(33) 顧客にサービスを提供する提供ユニットを管理するシステムであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、前記器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該システムは、
前記器具と前記本体部との間の距離を非接触式で検出することにより、前記器具が前記本体部に基準距離以下に近づいた接近状態から、前記器具が前記本体部から基準距離以上遠ざかった離間状態に遷移したタイミングをサービス開始タイミングとして測定するとともに、前記離間状態から前記接近状態に遷移したタイミングをサービス終了タイミングとして測定する測定部と、
それら測定されたサービス開始タイミングとサービス終了タイミングとの間の時間的隔たりとしてサービス時間の長さを計算し、その計算されたサービス時間の長さに基づいてサービス料金の額を計算する計算部と
を含むサービス提供ユニット管理システム。

0051

(34) 顧客にサービスを提供する提供ユニットであって課金機能を有しないものにアドオンされることにより、その提供ユニットに課金機能を付与する提供ユニット用のアドオン・キットであって、
前記提供ユニットは、本体部と、顧客に前記サービスを提供するために、顧客本人またはその顧客とは別の作業者によって使用される器具とを含み、その器具は、前記本体部に対して相対的に、前記器具を使用する器具使用者と共に移動させられ、待機状態では、前記本体部と同じ待機位置またはその本体部の近傍の待機位置において待機させられ、使用状態では、前記本体部から離れた使用位置に留置され、
当該アドオン・キットは、
前記本体部に装着される本体部発信機と、前記器具に装着されてその器具と共に移動する器具発信機とのうち、少なくとも器具発信機と、
前記器具使用者によって携帯されてその器具使用者と共に移動する通信端末であって、前記少なくとも器具発信機に対して所定距離以下に接近していることを条件に、前記少なくとも器具発信機から信号を有効に受信するものにインストールされるアプリケーション
を含み、
そのアプリケーションは、それが前記通信端末のプロセッサによって実行されると、前記通信端末が、
サービス開始フェーズとサービス終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該通信端末が前記少なくとも器具発信機から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定する判定機能と、
その判定結果に基づき、前記器具が前記本体部から基準距離以上遠ざかったタイミングを、前記サービスが開始されたサービス開始タイミングとして測定するとともに、前記器具が前記本体部に基準距離以下に近づいたタイミングを、前記サービスが終了したサービス終了タイミングとして測定する測定機能と、
それら測定されたサービス開始タイミングとサービス終了タイミングとの間の時間的隔たりとしてサービス時間の長さを計算し、その計算されたサービス時間の長さに基づいてサービス料金の額を計算する計算機能
のうち、少なくとも前記判定機能を実現するアドオン・キット。

図面の簡単な説明

0052

図1(a)は、本発明の例示的な第1の実施形態に従う充電ユニット管理システムを待機状態で示す概念的な斜視図であり、同図(b)は、その充電ユニット管理システムを充電状態で示す概念的な斜視図である。

0053

図2は、図1に示す充電ユニット管理システムのハードウエア構成を概念的に表す系統図である。

0054

図3(a)は、図1に示す充電ユニット管理システムにおけるユーザの携帯端末と充電ユニットの充電コネクタに装着された発信機の受信との間の幾何学的な関係を前記待機状態について概念的に表す平面図であり、同図(b)は、その幾何学的な関係を前記充電状態について概念的に表す平面図である。

0055

図4は、図2に示すコネクタ側発信機および図19に示すスタンド側発信機(ただし、本実施形態には登場せず、後述の第3および第4の実施形態において登場する。)であってそれぞれ互いに共通の構成を有するものを表す機能ブロック図である。

0056

図5は、図1に示すユーザの携帯端末を表す機能ブロック図である。

0057

図6は、図1に示す充電ユニット管理システムにおける充電ステーションIDと充電ユニットIDと発信機ID(本実施形態においては、コネクタ側発信機IDを意味するが、後述の第3および第4の実施形態においては、コネクタ側発信機IDおよびスタンド側発信機IDを意味する。)と充電ステーション(または充電ユニット、充電スタンド)の空間座標値との間に予め定められる関係であって管理サーバのメモリに保存されるものを概念的に表形式で表す図である。

0058

図7は、図1に示す管理サーバを表す機能ブロック図である。

0059

図8(a)−(c)は、それぞれ、図1に示す充電ユニット管理システムが充電開始フェーズ内の代表的な3つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置とがそれぞれ示すもの一例を概念的に表す側面図であり、同図(d)−(e)は、それぞれ、当該充電ユニット管理システムが充電終了フェーズ内の代表的な2つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置とがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0060

図9(a)は、図1に示す充電ユニット管理システムにおいて、ユーザの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(b)は、携帯端末の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(c)は、充電コネクタの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(d)は、携帯端末がコネクタ側発信機から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0061

図10は、図1に示す充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための複数のプログラムのうち前記充電開始フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

0062

図11は、図1に示す充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための前記複数のプログラムのうち前記充電終了フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

0063

図12は、本発明の例示的な第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムのうちの充電ユニットを待機状態で示す斜視図である。

0064

図13は、図12に示す充電ユニット管理システムのハードウエア構成を概念的に表す系統図である。

0065

図14(a)−(e)は、それぞれ、第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムが充電開始フェーズ内の代表的な5つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置と、図12に示す充電スタンドに装着されたバーコードが携帯端末によって読み取られるタイミングとがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0066

図15(a)−(e)は、それぞれ、第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムが充電終了フェーズ内の代表的な5つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置と、前記バーコードが携帯端末によって読み取られるタイミングとがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0067

図16(a)は、第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムにおいて、ユーザの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(b)は、携帯端末の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(c)は、充電コネクタの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(d)は、携帯端末がコネクタ側発信機から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(e)は、前記バーコードが、1回の充電サービスの全体において、携帯端末によって読み込まれるタイミングの一例を概念的に表すタイムチャートである。

0068

図17は、第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための複数のプログラムのうち前記充電開始フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

0069

図18は、第2の実施形態に従う充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための前記複数のプログラムのうち前記充電終了フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

0070

図19は、本発明の例示的な第3の実施形態に従う充電ユニット管理システムのうちの充電ユニットを待機状態で示す概念的な斜視図である。

0071

図20は、第3の実施形態に従う充電ユニット管理システムのハードウエア構成を概念的に表す系統図である。

0072

図21(a)−(c)は、それぞれ、本発明の例示的な第4の実施形態に従う充電ユニット管理システムが充電開始フェーズ内の代表的な3つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、スタンド側発信機の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置とがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図であり、同図(c)−(e)は、それぞれ、当該充電ユニット管理システムが充電終了フェーズ内の代表的な3つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末の位置と、スタンド側発信機の位置と、充電コネクタの位置と、コネクタ側発信機の位置とがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0073

図22(a)は、第4の実施形態に従う充電ユニット管理システムにおいて、ユーザの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(b)は、携帯端末の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(c)は、充電コネクタの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(d)は、携帯端末がスタンド側発信機から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(e)は、携帯端末がコネクタ側発信機から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0074

図23は、第4の実施形態に従う充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための複数のプログラムのうち前記充電開始フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

0075

図24は、第4の実施形態に従う充電ユニット管理システムのソフトウエア構成を説明するための前記複数のプログラムのうち前記充電終了フェーズに実行されるものを概念的に表すフローチャートである。

実施例

0076

以下、本発明のさらに具体的な複数の実施形態を図面に基づいて例示的に詳細に説明する。

0077

<複数の実施形態に共通の特徴>

0078

後に図面を参照しつつ詳述する複数の実施形態は、次の複数の点で互いに共通する。

0079

(1)充電ステーション12においてセルフサービス方式で顧客が車両20を充電することを可能にするというサービスを顧客に提供する点

0080

(2)その顧客は、携帯端末90のユーザであって、その携帯端末90を携帯しつつ充電ステーション12に到来する点

0081

(3)顧客すなわちユーザ本人が、車両20の充電開始のために、充電コネクタ24を充電スタンド16から取り外して車両20まで手で持って運んでその車両20に接続する動作を要求される点

0082

(4)顧客すなわちユーザ本人が、車両20の充電終了のために、充電コネクタ24を車両20から取り外して充電スタンド16まで手で持って運んでその充電スタンド16に返却する動作を要求される点

0083

したがって、それら実施形態においては、顧客すなわちユーザ本人が、前述の「器具使用者」の一例を構成する。また、それら実施形態においては、充電コネクタ24が、前述の「器具」の一例を構成する。その「器具」は、ハンドヘルド道具、すなわち、手持ち可能な道具に分類される。また、充電スタンド16は、前述の「本体部」の一例を構成し、この充電スタンド16は、充電コネクタ24が可動物体であるのに対し、静止物体である。

0084

<第1の実施形態>

0085

図1には、本発明の例示的な第1の実施形態に従う充電ユニット管理システム(以下、単に「システム」という。)10のハードウエア構成が概念的に系統図で表されている。

0086

<充電ステーション>

0087

概略的に説明するに、このシステム10においては、複数の駐車場にそれぞれ、充電ステーション12が割り当てられる。各駐車場は、例えば、他人に貸し出すという用途を専ら有する専用の駐車場(営業用駐車場)であってもよいし、または、その用途を所有者などによって臨時的に与えられる駐車場(個人用駐車場、パーソナルユース型の駐車場)、例えば、その所有者の家族向けの駐車場であって有閑時間帯に限って他人に貸し出されるもの(シェアリング駐車場など)であってもよい。

0088

充電ステーション12が個人用駐車場に割り当てられる場合、その個人用駐車場は、一人によって単独で所有されるものに限らず、複数人によって共同で所有されるものであってもよい。

0089

<充電ユニット>

0090

各充電ステーション12にセルフ式の充電ユニット14が設置される。その充電ユニット14は、良く知られているように、充電ステーション12の支持面(または設置面)に設置される充電スタンド16と、充電可能対象物20の充電ポート(電気取入れ口であって、通常は、凹部を有する)22に着脱可能に装着される充電コネクタ(充電カプラ、充電プラグともいう。)24と、その充電コネクタ24を充電スタンド16の電気取出し口26に接続するフレキシブルな充電ケーブル27とを備えている。

0091

充電スタンド16は、図示しない充電器を内蔵し、その充電器は、図示しない商用電源に接続されている。

0092

ここに、充電ユニット14は、前述の「提供ユニット」の一例である。また、充電スタンド16は、設置面から概して垂直に延びているが、他の形状を有する充電スタンドを前述の「本体部」の別の例として採用してもよい。

0093

また、充電可能対象物20は、例えば、車両(自動車自動二輪車電動アシスト自転車を含む。)に分類されるが、車両ではないが充電を必要とする対象物(家庭用電気機器、家庭用蓄電池非常電源など)に分類されてもよい。また、車両20は、例えば、モータを専ら駆動源とする電動車両、モータとそれとは別のタイプの駆動源とを併用するハイブリッド式車両である。

0094

充電ユニット14は、さらに、待機状態、すなわち、充電コネクタ24がいずれの充電ポート22にも接続されない状態において、充電コネクタ24を、ユーザにより、充電スタンド16のうちの定位置に返却して収納してもらうために、その充電コネクタ24が着脱可能に挿入されるコネクタ収納部(通常は、凹部を有する)28を備えている。

0095

図1(a)に示すように、待機状態においては、充電コネクタ24がコネクタ収納部28内に装着される。これに対し、充電状態(前述の「使用状態」の一例であり、サービス提供状態の一例でもある。)においては、充電コネクタ24が、車両20のうちの充電ポート22に接続される。

0096

機能拡張用のアドオン・キット>

0097

以上説明した充電ユニット14は、市販品であり、そもそも、充電エネルギー量や充電時間を計測することも、充電料金を計算して課金する機能も有しておらず、いわゆる無料提供型の充電ユニットに分類される。

0098

これに対し、このシステム10においては、市販品としての充電ユニット14に、いくつかの部品より成るキットが、例えば、その充電ユニット14のメーカーもしくは販売業者またはその購入者によってアドオン(後付け)され、それにより、みかけ上、充電ユニット14の機能が、有料提供型に拡張される。すなわち、それらアドオン・キットは、機能拡張用のキットなのである。

0099

本実施形態においては、そのようなアドオン・キットが、図1および図2に示すように、充電コネクタ24に装着される発信機(「コネクタ側発信機」ともいう。)30と、充電スタンド16に装着されるホルダ38とによって構成される。発信機30は、充電コネクタ24に、例えば両面テープや、接着剤チェーンバンドなどの結束具、ねじなどの締結具などを用いて装着される。同様に、ホルダ38は、充電スタンド16に、例えば両面テープや、接着剤、結束具、締結具などを用いて装着される。

0100

後に詳述するが、発信機30が発する信号は、ユーザの携帯端末90に対して所定距離以下に接近していることを条件に、その携帯端末90によって有効に受信される。すなわち、発信機30は、携帯端末90に対して所定距離以下に接近していることを条件に、発信機30からの電波すなわち信号を媒介として携帯端末90によって検出される被検出対象物なのである。

0101

ホルダ38は、市販されているほぼ全種類の携帯端末90を収容するために、市販されている携帯端末90のうち実質的に最大の寸法を有するものの幅寸法および厚さ寸法より少し大きい幅寸法および厚さ寸法を有する内部空間を定義する。

0102

図1(a)に示す例においては、ホルダ38が充電スタンド16のある側面であって垂直に延びるものに、概して垂直方向に延びる(ホルダ38の長さ方向が概して垂直方向に一致する)ように装着され、そのホルダ38内に携帯端末90が、それの上端部が部分的に露出する状態で収容される。

0103

図1(a)に示す例においては、ホルダ38の内部空間(収容空間)が、そのホルダ38を構成する材料と、充電スタンド16の前記側面(ホルダ38が装着される側面)との共同によって定義されているが、ホルダ38単独で、同じ内部空間を定義するようにしてもよい。

0104

ここに、ホルダ38は、前述の「留置部」の一例であるが、その留置部の別の例は、携帯端末90をほぼ水平状態において下方または側方から支持する支持部材である。

0105

また、本実施形態においては、携帯端末90がホルダ38内に収容され、それにより、携帯端末90が、待機状態にある充電スタンド16の充電コネクタ24の発信機30に接近する状態が、前述の「端末接近状態」の一例である。

0106

さらに、本実施形態においては、アドオン・キットとして、上述の発信機30およびホルダ38というハードウエア部品に加えて、携帯端末90のメモリ132にインストールされるアプリケーションすなわちソフトウエア部品として、後述の充電開始指示プログラムおよび充電終了指示プログラムも存在する。

0107

すなわち、本実施形態におけるアドオン・キットは、次の複数の部品を有するのである。

0108

(1)充電コネクタ24に後付けされる発信機30

0109

(2)充電スタンド16に後付けされるホルダ38

0110

(3)携帯端末90のメモリ132にインストールされる充電用アプリケーション

0112

このシステム10は、図2に示すように、充電コネクタ24と一体的に移動する発信機30と、ユーザの携帯端末90と、管理センタ40によって運営または管理される管理サーバ50とをそれぞれノードとする通信ネットワークを構築する。

0113

このシステム10においては、管理センタ40が、複数の充電ステーション12に設置されている複数の充電ユニット14を集中的に管理するために管理サーバ50を使用し、そのため、当該管理センタ40および管理サーバ50は、それら充電ステーション12にとっての遠隔地に設置されている。この例においては、管理サーバ50が、前述の「管理装置」の一例である。

0114

これに代えて、前述の「管理装置」の別の例は、個々の充電ステーション12の充電ユニット14を管理するために、充電ステーション12内にかまたはそれの近傍位置に設置されるものであってもよい。

0115

発信機30と携帯端末90とは、後に詳述するように、携帯端末90が、近距離に位置する発信機30からの信号の受信のみ行うというように、両者間には一方向近距離無線通信方式が採用される。後に詳述するように、発信機30には受信圏(有効受信エリア)が割り当てられ、携帯端末90がその受信圏内に位置しないと、発信機30からの信号を有効に受信しない。

0116

これに対し、図2に示すように、携帯端末90と管理サーバ50とは、後に詳述するように、携帯端末90が、管理サーバ50との距離の如何を問わず、図示しない基地局を経由して、管理サーバ50との間で双方向無線通信を行う。

0117

<充電ユニットが取り得る複数の状態>

0118

1.待機状態

0119

充電ユニット14は、まず、図1(a)に示すように、待機状態を取り得る。この待機状態においては、充電コネクタ24が充電スタンド16に装着されていて、車両20の充電ポート22には接続されておらず、この状態で、ユーザによる充電ユニット14の使用開始が待たれる。

0120

2.充電状態

0121

充電ユニット14は、次に、同図(b)に示すように、充電状態を取り得る。この充電状態においては、ユーザによって充電コネクタ24が充電スタンド16から離脱させられて車両20の充電ポート22に接続され、それにより、充電ユニット14が車両20のバッテリ(図示しない)を充電する。

0122

<充電サービスに関連してユーザが経験する2つのフェーズ>

0123

1.充電開始フェーズ

0124

ユーザは、充電ユニット14に接近してその充電ユニット14を用いた車両20の充電を開始するために、まず、図8(a)−(c)に示すように、充電開始フェーズを経験する。

0125

この充電開始フェーズにおいては、まず、図8(a)に示すように、ステージ1において、ユーザが携帯端末90を携帯しつつ歩行して充電ステーション12内に進入して充電スタンド14に接近する。

0126

次に、同図(b)に示すように、ステージ2において、ユーザが携帯端末90を自分から離してホルダ38内に挿入する。

0127

続いて、同図(c)に示すように、ステージ3において、ユーザが、充電コネクタ24を充電スタンド16のコネクタ収納部28から取り外し、その後、携帯端末90をホルダ38内に放置したまま(留置したまま)、ユーザが、充電コネクタ24を手で持って歩行し、それにより、充電コネクタ24を充電スタンド16から車両20に移動させる。ユーザは、やがて、充電コネクタ24を車両20の充電ポート22に接続する。これにより、車両20の充電が開始される。

0128

その後、図示しないが、ステージ4において、ユーザが、充電スタンド16に戻り、そこで携帯端末90をホルダ38から取り出して回収する。

0129

続いて、図示しないが、ステージ5において、ユーザが、携帯端末90を携帯しつつ充電ステーション12から退去する。

0130

2.充電終了フェーズ

0131

ユーザは、充電中の車両20に接近してその車両20から充電コネクタ24を取り外して充電ユニット14を用いた車両20の充電を終了するために、まず、図8(d)−(e)に示すように、充電終了フェーズを経験する。

0132

この充電終了フェーズにおいては、まず、図示しないが、ステージ6において、ユーザが、携帯端末90を携帯しつつ、充電ステーション12内に進入して充電スタンド16に接近する。続いて、ユーザは、携帯端末90を自分から離してホルダ38内に挿入する。このとき、充電コネクタ24は、車両20の充電ポート22に接続されている状態にある。

0133

次に、図示しないが、ステージ7において、ユーザが、携帯端末90を放置したまま、充電中の車両20に接近する。

0134

続いて、図示しないが、ステージ8において、ユーザが、充電コネクタ24を車両20の充電ポート22から離脱させ、その充電コネクタ24を手で持って、充電スタンド16に接近する。

0135

その後、図8(d)に示すように、ステージ9において、ユーザが、充電コネクタ24を充電スタンド16のコネクタ収納部28に装着し、さらに、携帯端末90をホルダ38から取り出して回収する。

0136

続いて、図8(e)に示すように、ステージ10において、ユーザが、携帯端末90を携帯しつつ充電ステーション12から退去する。

0137

ここで、図3を参照して、発信機30の受信圏のサイズを説明するに、同図(a)に示すように、充電開始フェーズのステージ2(図8(b)参照)において、携帯端末90がホルダ38内に留置されており、かつ、充電スタンド16に充電コネクタ24が装着されているため、携帯端末90は、その充電コネクタ24に装着されている発信機30の受信圏内にある。よって、このとき、携帯端末90は発信機30からの信号を有効に受信する。

0138

これと同じ状況は、充電終了フェーズのステージ9(図8(d)参照)においても実現される。

0139

これに対し、図3(b)に示すように、充電開始フェーズのステージ3(図8(c)参照)において、携帯端末90がホルダ38内に留置されており、かつ、充電コネクタ24が発信機30と共に、充電スタンド16から離れて、車両20の充電ポート22に装着されているため、携帯端末90は、その充電コネクタ24に装着されている発信機30の受信圏外にある。よって、このとき、携帯端末90は発信機30からの信号を有効に受信しない。

0140

これと同じ状況は、充電終了フェーズのステージ6(図示すれば、図8(c)と似たものとなる)においても実現される。

0141

次に、上述の充電開始フェーズおよび充電終了フェーズを図9に示す複数のタイムチャートを用いて説明する。

0142

図9(a)は、システム10において、ユーザの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0143

同図(b)は、携帯端末90の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0144

同図(c)は、充電コネクタ24の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0145

同図(d)は、携帯端末90がコネクタ側発信機30から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートである。

0146

同図(a)および(b)を対比すると、ユーザの位置の時間的推移と携帯端末90の位置の時間的推移とが互いに一致しない。これは、ユーザが充電コネクタ24を充電スタンド16から車両20に移動させる際に、携帯端末90がユーザから離れ、充電スタンド16に留置されるからである。

0147

したがって、同図(d)に示すように、充電開始フェーズにおいては、ユーザが携帯端末90と共に充電ステーション12外から充電スタンド16に接近して発信機30の受信圏内に進入すると、携帯端末90の状態が非受信状態から受信状態に遷移する。その後、ユーザが、携帯端末90を充電スタンド16に放置したまま、充電コネクタ24を充電スタンド16から車両20に移動させると、携帯端末90が発信機30の受信圏から逸脱するため、携帯端末90の状態が受信状態から非受信状態に遷移する。その遷移が出現する時刻t2が充電開始時刻である。

0148

さらに、同図(d)に示すように、充電終了フェーズにおいては、ユーザが携帯端末90と共に充電スタンド16に接近しても、発信機30の受信圏内に進入しないため、携帯端末90の状態が非受信状態にある。その後、ユーザが、携帯端末90を充電スタンド16に放置したまま、車両20に接近すると、携帯端末90の状態は、依然として、非受信状態にある。

0149

その後、ユーザが、充電コネクタ24を車両20から充電スタンド16に移動させると、携帯端末90が発信機30の受信圏内に進入するため、携帯端末90の状態が非受信状態から受信状態に遷移する。その遷移が出現する時刻t3が充電終了時刻である。

0150

<発信機>

0151

図4には、発信機30が機能ブロック図で表されている。図4に示すように、発信機30は、固有の信号を発信し、その固有の信号は、固有の発信機IDを表す。

0152

各充電ステーション12にいずれの充電ユニット14が設置されているのかは既知である。さらに、各充電ユニット14にいずれの発信機30が設置されているのかも既知である。よって、各充電ステーション12ごとに、または、各充電ユニット14ごとに、それらの設置位置が空間座標値(経度x,緯度y,高度z)として予め割り当てられる。

0153

よって、図6に概念的に表すように、充電ステーション12の識別情報である充電ステーションIDと、充電ユニット14の識別情報である充電ユニットIDと、発信機IDと、前記空間座標値との間に予め定められている関係が管理サーバ50に保存されている。その関係を表すデータを、説明の便宜上、「ID管理データ」という。

0154

なお、後述の第3および第4の実施形態においては、コネクタ側発信機30と、充電スタンド16に設置されるスタンド側発信機32とが使用される。それら実施形態においては、図6に示す関係が、充電ステーションIDと、充電ユニットIDと、コネクタ側発信機30の発信機IDと、スタンド側発信機32の発信機IDと、前記空間座標値との間に予め定められている関係となる。

0155

まず、概念的に説明するに、発信機30は、固有の発信機IDを識別し得る識別信号局地的に発信する非接触式または接触(近接)式の通信デバイスである。

0156

次に、作動方式を説明するに、発信機30は、固有の識別信号を外部からのトリガ信号を要することなく能動的に、局地的に、かつ、供給電力不足しない限り永続的に発信する。

0157

発信機30は、一般に、識別信号としてのビーコン信号を発信するビーコン装置無線標識などの名称でも知られている装置である。この発信機30は、一例においては、原信号変調することにより、対応する発信機IDを表す識別信号を生成し、その生成された識別信号を、IR信号、Bluetooth(登録商標)信号、NFC(近距離無線通信)信号などとして局地的に発信する。

0158

次に、図4を参照してハードウエア構成を説明するに、発信機30は、プロセッサ100およびそのプロセッサ100によって実行される複数のアプリケーションを記憶するメモリ102を有するコンピュータ104を主体として構成されている。

0159

この発信機30は、さらに、電源としての交換可能な使い捨て電池106を有している。電池106に代えて、充電可能な電池を採用したり、外部電源としての商用電源または太陽電池を採用することが可能である。

0160

外部電源として太陽電池を採用する場合、昼間に太陽電池を用いて発電された電気エネルギーのうち余剰のものをバッテリに蓄積し、夜間には、そのバッテリから電池エネルギーを取り出して発信機30を作動させてもよい。

0161

この発信機30は、さらに、識別信号(以下、単に「信号」ともいう。)を生成して発信する発信部108を有している。その発信部108は、電池106によって作動させられるとともに、コントローラ110によって制御される。そのコントローラ110は、プロセッサ100によって制御される。

0162

発信機30のソフトウエア構成を説明するに、プロセッサ100は、発信機IDが反映されるように、原信号(例えば、搬送信号)を変調するための信号をコントローラ110に対して出力する。そのコントローラ110は、発信部108を制御し、その結果、発信部108は、今回発信すべき識別信号を生成する。その後、その生成された識別信号が発信部108から発信される。

0163

<携帯端末>

0164

まず、概略的に説明するに、ユーザの携帯端末90は、ユーザによって携帯されてそのユーザと共に移動する通信端末であって、充電開始フェーズと充電終了フェーズとのそれぞれにおいて、当該携帯端末90が発信機30から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、その判定結果に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部を有するように構成される。

0165

その判定部の一例は、充電開始フェーズと充電終了フェーズとのそれぞれにおいて、携帯端末90が発信機30から信号を有効に受信する受信状態にあるのか受信しない非受信状態にあるのかを判定し、携帯端末90が充電スタンド16に基準距離以下に接近する端末接近状態が確立すると、前記受信状態と前記非受信状態との間での携帯端末90の状態遷移の向きである動的特性および/または前記受信状態および前記非受信状態のうち携帯端末90が示すものの種類である静的特性に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

0166

後に図9を参照して詳述するように、本実施形態においては、充電開始フェーズにおいて、携帯端末90が前記受信状態にあると、充電ユニット14が待機状態にあると判定され、携帯端末90が前記受信状態から前記非受信状態に遷移すると、充電ユニット14が待機状態から充電状態に遷移し、その結果、充電サービスが開始されたと判定される。

0167

また、充電終了フェーズにおいては、携帯端末90が前記非受信状態にあると、充電ユニット14が充電状態にあると判定され、携帯端末90が前記非受信状態から前記受信状態に遷移すると、充電ユニット14が充電状態から待機状態に遷移し、その結果、充電サービスが終了したと判定される。

0168

さらに、携帯端末90は、充電サービスが開始されたと判定された場合には充電開始信号、終了したと判定された場合には充電終了信号をそれぞれ管理サーバ50に送信する送信部を有するように構成される。

0169

さらに具体的に説明するに、ユーザの携帯端末90は、ユーザによって携帯されるとともに無線通信機能を有するデバイス、例えば、携帯電話機スマートフォンラップトップ型コンピュータタブレット型コンピュータ、PDAなどである。また、携帯端末90は、前述の「通信端末」の一例である。

0170

次に、図5を参照して携帯端末90のハードウエア構成を説明するに、携帯端末90は、プロセッサ130およびそのプロセッサ130によって実行される複数のプログラム(「アプリケーション」ともいう)を記憶するメモリ132を有するコンピュータ134を主体として構成されている。

0171

この携帯端末90は、さらに、情報を表示する表示部(例えば、液晶ディスプレイ)136と、発信機30からの信号を受信する機能と、管理サーバ50からの信号を受信する機能とを有する受信部138と、信号を生成してその信号を管理サーバ50に送信する機能を有する送信部140とを有する。ここに、受信部138は、発信機30からの識別信号を感知する部分でもある。

0172

この携帯端末90は、さらに、ユーザからデータやコマンドを入力するための入力部150を有する。その入力部150は、例えば、所望の情報(例えば、コマンド、データなど)を携帯端末90に入力するためにユーザによって操作可能な操作部を有する。その操作部としては、ユーザによって操作可能なアイコン(例えば、仮想的なボタン)を表示するタッチスクリーン、ユーザによって操作可能な物理的な操作部(例えば、キーボードキーパッド、ボタンなど)、音声を感知するマイクなどがあるが、これらに限定されない。

0173

この携帯端末90は、さらに、デジタルカメラ148を有する。そのデジタル・カメラ148は、画像を撮影し、その画像を電気信号に変換する。このデジタル・カメラ148は、前述の「撮像部」の一例である。

0174

この携帯端末90は、さらに、GPS(衛星測位システム)を実現するためにGPS受信機152を有する。GPS受信機152は、よく知られているように、複数のGPS衛星から複数のGPS信号を受信し、それらGPS信号に基づき、GPS受信機152の地球上における位置(緯度、経度および高度)を三角測量によって測定する。

0175

この携帯端末90は、さらに、自身の加速度を検出する加速度センサ154を内蔵している。その加速度センサ154は、携帯端末90に搭載されているため、携帯端末90と一体的に振動し、その結果、加速度センサ154自体に作用する加速度を、携帯端末90およびそれを携帯しているユーザに作用する加速度と等価なものとして検出する。

0176

ここで、発信機30に関連付けてユーザの携帯端末90の一機能を説明するに、その携帯端末90は、発信機30から識別信号を受信している状態で、その携帯端末90のコンピュータに予めインストールされているあるプログラム、すなわち、発信機処理のための専用アプリケーション(以下、「発信機用アプリケーション」という。)を起動させる(ログイン)と、前記受信した識別信号を復調し、それにより、前記発信機IDを解読する。

0177

さらに、携帯端末90は、発信機30から識別信号を受信している状態で、前記発信機用アプリケーションを起動させると、前記受信した識別信号(例えば、その識別信号の強度)に基づき、その識別信号を発信したときの発信機30の位置と、その識別信号を受信したときの携帯端末90の位置との間の距離を測定することも行う。

0178

すなわち、携帯端末90は、発信機30から受信した識別信号に基づき、その発信機30に固有の発信機IDと、そのときの発信機30との距離との双方を獲得するようになっているのである。

0179

<発信機の受信圏の設定>

0180

発信機30には、2種類の受信エリアが割り当てられる。それらは、受信可エリアと有効受信エリア(以下、「受信レンジ」または「受信圏」ともいう。)である。

0181

それらエリアは、いずれも、発信機30の設置位置を中心とする1つの球で概して画定される。

0182

発信機30の受信可能エリアは、最大受信半径(例えば、約50m)を有するのに対し、有効受信エリアは、有効受信半径(例えば、0mから約50mまでの範囲内の任意の値)を有する。最大受信半径は不変値であるのに対し、有効受信半径は、後述のように、携帯端末90によって随時設定可能な可変値である。

0183

受信可能エリアは、発信機30の電力供給が正常である場合に、発信機30からの識別信号が到達可能なエリア、すなわち、そのエリア内に存在する限り、携帯端末90がその識別信号を受信可能なエリアを意味する。

0184

これに対し、有効受信エリアは、受信可能エリアの最大受信半径より小さい有効受信半径を有している。最大受信半径は、任意に設定することが不可能であるのに対し、有効受信半径は、携帯端末90においてソフト的に任意に設定することが可能である。

0185

すなわち、最大受信半径は、ハードウエアによって決まる受信限度を意味するのに対し、有効受信半径は、ソフトウエアによって決まる受信限度を意味するということが可能なのである。

0186

前述のように、携帯端末90は、それが受信した識別信号の強度に基づき、発信機30との距離を測定する。その距離測定値は、有効受信半径を超えることもあれば、超えないこともある。そして、その距離測定値が受信有効半径を超えないときは、携帯端末90が有効受信エリア内に存在するときであるのに対し、その距離測定値が受信有効半径を超えるときは、携帯端末90が受信可能エリア内には存在するが有効受信エリア内には存在しないときである。

0187

そして、本実施形態においては、発信機30を充電コネクタ24に装着した目的を携帯端末90と共働して達成するために、発信機30の受信圏が、前記待機状態においては、図3(a)および図8(a)に示すように、充電ユニット14によって充電されるべき車両20のうち、後続する充電状態において充電コネクタ24が接続される部位をカバーせず、かつ、前記充電状態においては、図3(b)および図8(c)に示すように、充電スタンド16に留置されている携帯端末90をカバーしないサイズを有するように設定される。

0188

また、本実施形態においては、発信機30の有効受信半径が約50cm−3mの球状領域であるように設定される。すなわち、携帯端末90内において使用される受信有効半径(判定基準値)が約50cm−3m内の固定値に設定されるのである。

0189

<管理サーバ>

0190

次に、管理サーバ50のハードウエア構成を説明するに、図7には、管理サーバ50が機能ブロック図で表されている。管理サーバ50は、プロセッサ160およびそのプロセッサ160によって実行される複数のアプリケーションを記憶するメモリ162を有するコンピュータ164を主体として構成されている。

0191

この管理サーバ50は、さらに、情報を表示する表示部(例えば、液晶ディスプレイ)166と、携帯端末90からの信号を受信する受信部168と、信号を生成してその信号を携帯端末90に送信する送信部170と、時計172とを有する。この管理サーバ50は、発信機30からの受信を直接的には行わず、事実上、携帯端末90を介して行うことになる。

0192

<システムのソフトウエア構成>

0193

図10および図11には、このシステム10のソフトウエア構成を説明するための複数のプログラムのうち前記充電開始フェーズ中に実行されるものが概念的にフローチャートで表されている。それらプログラムは、各ユーザの携帯端末90において実行される充電開始指示プログラムおよび充電終了指示プログラムと、管理サーバ50において実行される充電開始管理プログラムおよび充電終了管理プログラムとを有する。

0194

それらプログラムのうち、前記充電開始指示プログラムおよび前記充電開始管理プログラムがそれぞれ、携帯端末90および管理サーバ50により、充電開始フェーズにおいて実行される。これに対し、前記充電終了指示プログラムおよび前記充電終了管理プログラムがそれぞれ、携帯端末90および管理サーバ50により、充電終了フェーズにおいて実行される。

0195

<充電開始フェーズ>

0196

図10に示すように、各ユーザの携帯端末90において、前記充電開始指示プログラムがいずれかの充電ステーション12においてユーザによって起動されると、まず、ステップS1001において、ユーザが携帯端末90を充電スタンド16のホルダ38内に挿入することを催促のためのメッセージとして、例えば、「お客様の携帯端末を充電スタンドのホルダに入れて下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示する(画像出力する)か、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0197

このステップS1001においては、さらに、携帯端末90が、管理サーバ50との通信により、図6に示す対応関係を表すID管理データを管理サーバ50からダウンロードしてメモリ132に保存する。

0198

続いて、携帯端末90は、ステップS1002において、いずれかの発信機30から識別信号を受信することを試行する。その後、携帯端末90は、ステップS1003において、いずれかの発信機30から識別信号を有効に受信したか否かを判定する。

0199

携帯端末90がいずれの発信機30からも識別信号を有効に受信しなかった場合には、携帯端末90が発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1003の判定がNOとなり、ステップS1001に戻る。これに対し、携帯端末90がいずれかの発信機30から識別信号を有効に受信した(有効受信に成功した)場合には、携帯端末90が、予定通り、発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1003の判定がYESとなる。

0200

ステップS1003の判定がYESであった場合には、携帯端末90が、ステップS1004において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「待機位置」にある、すなわち、充電ユニット14が図1(a)に示す待機状態にあると判定する。

0201

続いて、携帯端末90は、ステップS1005において、前記有効に受信された信号から今回の発信機IDを取得し、さらに、その取得された発信機IDを、図6に示す対応関係に従い、充電ユニットIDに変換する。

0202

その後、携帯端末90は、ステップS1006において、前述のGPSを用いて現在位置を測定する。続いて、携帯端末90は、ステップS1007において、今回のユーザのユーザIDに関連付けて、前記取得された充電ユニットIDと現在位置とを管理サーバ50に送信する。

0203

これに対し、管理サーバ50は、前記充電開始管理プログラムのうちのステップS1051において、ユーザIDと充電ユニットIDと現在位置とを互いに関連付けて携帯端末90から受信する。

0204

続いて、管理サーバ50は、ステップS1052において、前記受信した現在位置の空間座標値から前記対応関係(図6参照)に従って誘導された充電ステーションIDと、前記受信した充電ユニットIDから前記対応関係に従って誘導された充電ステーションIDとの間の照合に成功するか否かを判定する。充電ユニットIDと現在位置とが互いに適合するか否かを判定するのである。

0205

その照合に成功すると、管理サーバ50は、このステップS1052において、今回の充電ステーション12および充電ユニット14に関して場所認証が成立したと判定する。続いて、管理サーバ50は、ステップS1053において、今回の充電ステーション12において今回のユーザが充電を行うことが許可されたことを表す充電許可信号を携帯端末90に送信する。

0206

これに対し、携帯端末90は、ステップS1008において、前記充電許可信号を管理サーバ50から受信し、続いて、ステップS1009において、ユーザが充電コネクタ24を充電スタンド16から車両20に移動させることを催促するためのメッセージとして、例えば、「お客様の携帯端末を充電スタンドに留置し、その充電スタンドから充電コネクタを取り外し、その充電コネクタをお客様の車両の充電ポートに接続して下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示するか、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0207

その後、携帯端末90は、ステップS1010において、上述のステップS1002と同様にして、いずれかの発信機30からの信号の受信を試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1011において、前記取得された発信機IDと同じものを表す信号をいずれかの発信機30から有効に受信したか否か、すなわち、前記有効に受信した発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を有効に受信したか否かを判定する。すなわち、前記最初に受信した発信機30と同じものから信号を有効に受信したか否かを判定するのである。

0208

携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信した場合には、充電コネクタ24が発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1011の判定がYESとなり、ステップS1009に戻る。これに対し、携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信しない場合には、充電コネクタ24が、予定通り、発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1011の判定がNOとなる。

0209

ステップS1011の判定がNOであった場合には、携帯端末90が、ステップS1012において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「充電位置」にある、すなわち、充電ユニット14が待機状態から図1(b)に示す充電状態に遷移したと判定する。続いて、携帯端末90は、ステップS1013において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が開始されたと判定する。ここに、「充電位置」は、前述の「使用位置」の一例である。

0210

その後、携帯端末90は、ステップS1014において、今回の充電ユニット14によって車両20の充電が開始されたことを表す充電開始信号を管理サーバ50に送信する。続いて、携帯端末90は、ステップS1015において、充電が開始されたことを表すメッセージとして、例えば、「充電を開始しました。」というメッセージを当該携帯端末90から画像出力または音声出力する。

0211

上述のステップS1014が実行されると、管理サーバ50が、ステップS1054において、前記充電開始信号を携帯端末90から受信し、続いて、ステップS1055において、時計172を用いて現在時刻を計測する。

0212

その後、管理サーバ50は、ステップS1056において、今回のユーザID、充電ステーションIDおよび充電ユニットIDに関連付けて、その計測された現在時刻を充電開始時刻として、メモリ162に保存する。その結果、そのメモリ162において、充電ステーションIDと充電ユニットIDと充電開始時刻と充電終了時刻と充電時間との間の対応関係を表す充電時刻管理リストユーザ別に形成される。

0213

<充電終了フェーズ>

0214

図11に示すように、各ユーザの携帯端末90において、前記充電終了指示プログラムがいずれかの充電ステーション12においてユーザによって起動されると、まず、前述のステップS1001と同様にして、ステップS1101において、ユーザが携帯端末90を充電スタンド16のホルダ38内に挿入することを催促のためのメッセージとして、例えば、「お客様の携帯端末を充電スタンドのホルダに入れて下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示するか、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0215

続いて、携帯端末90は、ステップS1102において、いずれかの発信機30から識別信号を受信することを試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1103において、前記充電開始フェーズに取得された発信機IDと同じものを表す信号を発信する発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を携帯端末90が有効に受信したか否かを判定する。

0216

携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信した場合には、充電コネクタ24が発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1103の判定がYESとなり、ステップS11101に戻る。これに対し、携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信しない場合には、充電コネクタ24が、予定通り、発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1103の判定がNOとなる。

0217

ステップS1103の判定がNOであった場合には、携帯端末90が、ステップS1104において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「充電位置」にあると判定する。

0218

続いて、携帯端末90は、ステップS1105において、ユーザが充電コネクタ24を車両20から充電スタンド16に移動させることを催促するためのメッセージとして、例えば、「充電コネクタをお客様の車両から取り外して充電スタンドに返却して下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示するか、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0219

その後、携帯端末90は、ステップS1106において、上述のステップS1102と同様にして、いずれかの発信機30からの信号の受信を試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1107において、上述のステップS1103と同様にして、前記取得された発信機IDと同じものを表す信号をいずれかの発信機30から携帯端末90が有効に受信したか否か、すなわち、前記有効に受信した発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を携帯端末90が有効に受信したか否かを判定する。すなわち、前記最初に受信した発信機30と同じものから信号を有効に受信したか否かを判定するのである。

0220

携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信しない場合には、充電コネクタ24が発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1107の判定がNOとなり、ステップS1105に戻る。これに対し、携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信した場合には、充電コネクタ24が、予定通り、発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1107の判定がYESとなる。

0221

ステップS1107の判定がYESである場合には、携帯端末90が、ステップS1108において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「待機位置」にある、すなわち、充電ユニット14が待機状態に復元されたと判定する。

0222

続いて、携帯端末90は、ステップS1109において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が終了したと判定する。その後、携帯端末90は、ステップS1110において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が終了したことを表す充電終了信号を管理サーバ50に送信する。

0223

これに対し、管理サーバ50は、ステップS1151おいて、前記充電終了信号を携帯端末90から受信し、続いて、ステップS1152において、時計172を用いて現在時刻を計測する。その後、管理サーバ50は、ステップS1153において、今回のユーザに関連付けて、その計測された現在時刻を充電終了時刻として、メモリ162に保存する。その結果、前記充電時刻管理リストが更新される。

0224

続いて、管理サーバ50は、ステップS1154において、前述の充電開始時刻tstから今回の充電終了時刻tedまでの経過時間として今回の充電ユニット14による充電時間tchの長さを計算する。

0225

その後、管理サーバ50は、ステップS1155において、前述の手法と同様にして、その計算された充電時間tchの長さに応じて段階的にまたは連続的に増加するように、充電料金の額を計算する。

0226

続いて、管理サーバ50は、ステップS1156において、今回の充電料金を今回のユーザに課金するための手続移行し、その後、ステップS1157において、その課金を実現するための課金データを今回のユーザの携帯端末90に個別に送信する。

0227

これに対し、携帯端末90は、ステップS1111において、その課金データを管理サーバ50から受信する。

0228

続いて、携帯端末90は、ステップS1112において、今回の充電が終了したことと、充電ユニット14によって提供された充電量を表すパラメータの一例としての充電時間の長さと、ユーザに課金された充電料金の額とをユーザに告知するためのメッセージとして、例えば、「充電が終了しました。今回の充電時間は、xx時間であり、それに見合う額の充電料金は、xxxx円です。この充電料金をお支払下さい。」というメッセージを画像出力または音声出力する。

0229

その後、携帯端末90は、ステップS1113において、管理サーバ50を経由するかまたは経由せずに、図示しない決済サーバアクセスして、ユーザが前記充電料金を電子決済する。続いて、携帯端末90は、ステップS1114において、充電料金についての電子決済が完了したことを表す決済完了信号を管理サーバ50に送信する。

0230

これに対し、管理サーバ50は、ステップS1158において、その決済完了信号を今回のユーザの携帯端末90から受信する。これにより、今回のユーザについての一連の手続、すなわち、充電リクエスト、充電開始、充電終了および決済が完了する。

0231

以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、説明の便宜上、携帯端末90のうち、図10におけるステップS1002−S1004を実行する部分と、同図におけるステップS1010−S1013を実行する部分と、図11におけるステップS1102−S1104を実行する部分と、同図におけるステップS1106−S1109を実行する部分とがそれぞれ、前述の「判定部」の一例を構成し、また、図10におけるステップS1014を実行する部分と、図11におけるステップS1110を実行する部分とがそれぞれ、前述の「送信部」の一例を構成していると考えることが可能である。

0232

さらに、本実施形態においては、説明の便宜上、管理サーバ50のうち、図11におけるステップS1152−S1154を実行する部分が、前述の「サービス時間計算部」の一例を構成し、また、同図におけるステップS1155を実行する部分が、前述の「サービス料金計算部」の一例を構成していると考えることが可能である。

0233

さらに、本実施形態においては、説明の便宜上、携帯端末90のうち、図10におけるステップS1005を実行する部分が、前述の「識別部」の一例を構成していると考えることが可能である。

0234

<第2の実施形態>

0235

次に、本発明の例示的な第2の実施形態に従うシステム10を図面に基づいて詳細に説明するが、上述の第1の実施形態と異なる要素についてのみ詳細に説明し、共通する要素については、同一の名称または符号を使用して引用することにより、重複した説明を省略する。

0236

図12には、本実施形態に従うシステム10のうちの充電ユニット14が斜視図で示されている。また、図13には、このシステム10のハードウエア構成が機能ブロック図で示されている。

0237

<機能拡張用のアドオン・キット>

0238

本実施形態においては、市販品のままでは無料提供型である充電ユニット14にアドオン(後付け)されるアドオン・キットが、図12および図13に示すように、充電コネクタ24に装着される発信機(「コネクタ側発信機」ともいう。)30と、充電スタンド16に例えば両面テープや、接着剤、結束具、締結具などを用いて装着されるバーコード・ラベル200とによって構成される。

0239

バーコード・ラベル200は、基板上にバーコードが表示されて成るものである。バーコード・ラベル200は、前述の「表示媒体」の一例であり、また、バーコードは、図13に示すように、携帯端末90のデジタル・カメラ148によって読み取られて電気信号に変換される電気読み取り可能な画像の一例である。そのバーコードは、別の1次元コード置換してもよいし、また、2次元コードに変換してもよく、その2次元コードの一例として、QRコード(登録商標)がある。

0240

図12に示す例においては、バーコード・ラベル200が充電スタンド16のある側面であって垂直に延びるものに、概して水平方向に延びる(バーコードの並び方向が水平方向に概して一致する)ように装着される。

0241

前述の第1の実施形態においては、携帯端末90を用いて取得される情報が、発信機30からの信号によって表される情報のみであったが、本実施形態においては、図13に示すように、携帯端末90を用いて取得される情報が、発信機30からの信号によって表される情報のみならず、バーコードによって表される情報をも含むことになる。

0242

すなわち、本実施形態におけるアドオン・キットは、次の複数の部品を有するのである。

0243

(1)充電コネクタ24に後付けされる発信機30

0244

(2)充電スタンド16に後付けされるバーコード・ラベル200

0245

(3)携帯端末90のメモリ132にインストールされる充電用アプリケーション

0246

図14(a)−(e)は、それぞれ、このシステム10が充電開始フェーズ内の代表的な5つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末90の位置と、充電コネクタ24の位置と、コネクタ側発信機30の位置と、図12に示す充電スタンド16に装着されたバーコードが携帯端末90によって読み取られるタイミングとがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0247

図15(a)−(e)は、それぞれ、このシステム10が充電終了フェーズ内の代表的な5つのステージのそれぞれにあるときに、ユーザの位置と、携帯端末90の位置と、充電コネクタ24の位置と、コネクタ側発信機30の位置と、前記バーコードが携帯端末90によって読み取られるタイミングとがそれぞれ示すものの一例を概念的に表す側面図である。

0248

図16(a)は、このシステム10において、ユーザの位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(b)は、携帯端末90の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(c)は、充電コネクタ24の位置が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(d)は、携帯端末90がコネクタ側発信機30から信号を受信する状態が、1回の充電サービスの全体において時間的に推移する様子の一例を概念的に表すタイムチャートであり、同図(e)は、前記バーコードが、1回の充電サービスの全体において、携帯端末90によって読み込まれるタイミングの一例を概念的に表すタイムチャートである。

0249

ところで、前述の第1の実施形態においては、充電開始フェーズおよび充電終了フェーズのいずれにおいても、ユーザは、自身の携帯端末90を充電スタンド16に放置して留置することを強制される。

0250

具体的には、前述の第1の実施形態においては、充電開始フェーズおよび充電終了フェーズのいずれにおいても、全フェーズを通じて、発信機30を検出するセンサ(例えば、発信機30との距離を非接触式で検出するセンサ)として機能する携帯端末90を充電スタンド16に留置させるために、前述のように、ホルダ38が充電スタンド16に装着される。

0251

これに対し、本実施形態においては、充電開始フェーズおよび充電終了フェーズのいずれにおいても、ユーザは、自身の携帯端末90を充電スタンド16に放置して留置することを強制されない。

0252

その結果、本実施形態においては、ユーザが、常時、携帯端末90を携帯することを許容され、それにより、ユーザと携帯端末90とは常に位置を共にする。このことは、図15(a)のタイムチャートと同図(b)のタイムチャートとが互いに一致することによって説明される。

0253

その代わり、本実施形態においては、ユーザが、充電開始フェーズにおいては、図14および図16に示すように、充電コネクタ24が待機位置にあるタイミングt2と、充電コネクタ24が、充電スタンド16から車両20に移動させられ、その結果、待機位置から充電位置に遷移した直後のタイミングt4とに、充電スタンド16に接近することを強制される。発信機30を検出するセンサとして携帯端末90を一時的に機能させるために携帯端末90を充電スタンド16に一時的に接近させるためである。

0254

同様に、充電終了フェーズにおいては、ユーザが、図15および図16に示すように、充電コネクタ24が充電位置にあるタイミングt6と、充電コネクタ24が、車両20から充電スタンド16に復帰させられ、その結果、充電位置から待機位置に復帰した直後のタイミングt8とに、充電スタンド16に接近することを強制される。

0255

ユーザが充電スタンド16に一時的に接近することを強制するために、本実施形態においては、図12および図13に示すように、ホルダ38に代えて、バーコード・ラベル200が採用される。

0256

ここで、図14を参照することにより、充電開始フェーズ内の複数のステージを時系列的に説明する。

0257

まず、図14(a)に示すように、ステージ1(t=t0)において、ユーザが携帯端末90を携帯しつつ歩行し、充電ステーション12内に進入し、このとき、充電ユニット14は待機状態にある。

0258

次に、同図(b)に示すように、ステージ2(t=t1)において、ユーザが充電スタンド16に接近し、その結果、携帯端末90が、待機位置にある充電コネクタ24の発信機30の受信圏内に進入し、それにより、携帯端末90が発信機30を検出し始める(前記非受信状態から前記受信状態に遷移する)。

0259

続いて、同図(c)に示すように、ステージ3において、ユーザが、時刻t=t2のタイミングで、携帯端末90のデジタル・カメラ148で、充電スタンド16のバーコード・ラベル200のバーコードを読み取る。このタイミングでは、携帯端末90が発信機30を検出する状態(前記受信状態)にある。

0260

その後、同図(d)に示すように、ステージ4(t=t3)において、ユーザが、携帯端末90を携帯しつつ、充電コネクタ24を充電スタンド16から車両20に移動させ、やがて、充電コネクタ24を車両20の充電ポート22に接続する。その接近動作中、携帯端末90と充電コネクタ24とは十分に互いに接近する状態に維持されるため、携帯端末90は発信機30を検出し続ける(前記受信状態)。

0261

続いて、同図(e)に示すように、ステージ5において、ユーザが、充電コネクタ24をそのままにして、携帯端末90を携帯しつつ、車両20から充電スタンド16に接近し、時刻t=t4のタイミングで、携帯端末90のデジタル・カメラ148で、充電スタンド16のバーコード・ラベル200のバーコードを再度、読み取る。このタイミングでは、携帯端末90が発信機30を検出しない状態(前記非受信状態)にある。その後、ユーザは、充電ステーション12から退避する。

0262

そして、本実施形態においては、充電開始フェーズにおいて、携帯端末90が、t=t2の1回目バーコード読取りタイミング(1回目の端末接近状態)では、前記受信状態にあったが、t=t4の2回目のバーコード読取りタイミング(2回目の端末接近状態)では、前記非受信状態に遷移すると、そのタイミングで、充電サービスが開始されたと判定される。

0263

次に、図15を参照することにより、充電終了フェーズ内の複数のステージを時系列的に説明する。

0264

まず、図15(a)に示すように、ステージ6(t=t5)において、ユーザが携帯端末90を携帯しつつ歩行し、充電ステーション12内に進入し、このとき、充電スタンド16は、充電状態にあり、充電コネクタ24も発信機30も、充電スタンド16にはなく、車両20にある。

0265

次に、同図(b)に示すように、ステージ7(t=t6)において、ユーザが、携帯端末90のデジタル・カメラ148で、充電スタンド16のバーコード・ラベル200のバーコードを読み取る。このタイミングでは、携帯端末90が発信機30を検出しない状態(前記非受信状態)にある。

0266

続いて、同図(c)に示すように、ステージ8(t=t7)において、ユーザが、携帯端末90を携帯しつつ、車両20に接近し、やがて、その車両20に接続されている充電コネクタ24に装着されている発信機30の受信圏内に進入する。その結果、携帯端末90は発信機30を検出し始める(前記非受信状態から前記受信状態に遷移する)。

0267

その後、同図(d)に示すように、ステージ9において、ユーザが、充電コネクタ24を車両20から取り外し、その充電コネクタ24を持ったまま、かつ、携帯端末90を携帯しつつ、車両20から充電スタンド16に移動する。その移動中、携帯端末90は発信機30を検出し続ける(前記受信状態)。

0268

さらに、ユーザは、充電スタンド16に到着すると、充電コネクタ24をコネクタ収容部28に収容し、さらに、時刻t=t8のタイミングで、ユーザが、携帯端末90のデジタル・カメラ148で、充電スタンド16のバーコード・ラベル200のバーコードを再度、読み取る。このタイミングでは、携帯端末90が発信機30を検出する状態(前記受信状態)にある。

0269

続いて、同図(e)に示すように、ステージ10(t=t9)において、ユーザは、充電ステーション12から退避する。

0270

そして、本実施形態においては、充電終了フェーズにおいて、携帯端末90が、t=t6の1回目のバーコード読取りタイミング(1回目の端末接近状態)では、前記非受信状態にあったが、t=t8の2回目のバーコード読取りタイミング(2回目の端末接近状態)では、前記受信状態に遷移すると、そのタイミングで、充電サービスが終了したと判定される。

0271

<充電開始フェーズ>

0272

図17には、充電開始フェーズにおいて携帯端末90および管理サーバ50によりそれぞれ実行される充電開始指示プログラムおよび充電開始管理プログラムが概念的にフローチャートで表されている。

0273

図17に示すように、各ユーザの携帯端末90において、前記充電開始指示プログラムがいずれかの充電ステーション12においてユーザによって起動されると、まず、ステップS1701において、ユーザが携帯端末90のデジタル・カメラ148で充電スタンド16の前記バーコードを読み取ることを催促のためのメッセージとして、例えば、「お客様の携帯端末のカメラで充電スタンドのバーコードを読み取って下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示する(画像出力する)か、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0274

次に、携帯端末90が、ステップS1702において、前記バーコードを読み取り、そのバーコードの画像を電気信号に変換する。その変換作業が完了すれば、ステップS1703の判定がYESとなり、ステップS1704に移行する。

0275

このステップS1704においては、携帯端末90が、前記取得された電気信号によって表されるスタンドIDであって今回の充電スタンド16に固有のID(識別情報)を取得する。その取得されたスタンドIDは、メモリ132に保存される。

0276

このステップS1704においては、さらに、携帯端末90が、管理サーバ50との通信により、図6に示す対応関係を表すID管理データを管理サーバ50からダウンロードしてメモリ132に保存する。ただし、本実施形態においては、そのID管理データが、充電ステーションIDと、充電スタンド16のIDであるスタンドIDと、充電コネクタ24のIDであるコネクタIDと、発信機IDと、前記空間座標値との間の関係を表すものとなっている。

0277

続いて、携帯端末90は、ステップS1705において、いずれかの発信機30から識別信号を受信することを試行する。その後、携帯端末90は、ステップS1706において、いずれかの発信機30から識別信号を有効に受信したか否かを判定する。

0278

携帯端末90がいずれの発信機30からも識別信号を有効に受信しなかった場合には、携帯端末90が発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1706の判定がNOとなり、ステップS1705に戻る。これに対し、携帯端末90がいずれかの発信機30から識別信号を有効に受信した(有効受信に成功した)場合には、携帯端末90が、予定通り、発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1706の判定がYESとなる。

0279

ステップS1706の判定がYESであった場合には、携帯端末90が、ステップS1707において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「待機位置」にある、すなわち、充電ユニット14が図1(a)に示す待機状態にあると判定する。

0280

続いて、携帯端末90は、ステップS1708において、前記有効に受信された信号から今回の発信機IDを取得し、さらに、その取得された発信機IDを、図6に示す対応関係に従い、コネクタIDに変換する。

0281

その後、携帯端末90は、ステップS1709において、前述のGPSを用いて現在位置を測定する。続いて、携帯端末90は、ステップS1710において、今回のユーザのユーザIDに関連付けて、前記取得されたスタンドIDおよびコネクタIDと現在位置とを管理サーバ50に送信する。

0282

これに対し、管理サーバ50は、前記充電開始管理プログラムのうちのステップS1751において、ユーザIDとスタンドIDとコネクタIDと現在位置とを互いに関連付けて携帯端末90から受信する。

0283

続いて、管理サーバ50は、ステップS1752において、前記受信した現在位置の空間座標値から前記対応関係(図6参照)に従って誘導された充電ステーションIDと、前記受信したスタンドIDから前記対応関係に従って誘導された充電ステーションIDと、前記受信したコネクタIDから前記対応関係に従って誘導された充電ステーションIDとの間の照合に成功するか否かを判定する。スタンドIDとコネクタIDと現在位置とが互いに適合するか否かを判定するのである。

0284

その照合に成功すると、管理サーバ50は、ステップS1752において、今回の充電ステーション12および充電ユニット14に関して場所認証が成立したと判定する。続いて、管理サーバ50は、ステップS1753において、今回の充電ステーション12において今回のユーザが充電を行うことが許可されたことを表す充電許可信号を携帯端末90に送信する。

0285

これに対し、携帯端末90は、ステップS1711において、前記充電許可信号を管理サーバ50から受信する。

0286

続いて、携帯端末90は、ステップS1712において、ユーザが充電コネクタ24を充電スタンド16から取り外して車両20に移動させることと、ユーザが車両20から充電スタンド16に戻ったら携帯端末90のデジタル・カメラ148で前記バーコードを再度、読み取ることとを催促するためのメッセージとして、例えば、「充電コネクタを充電スタンドから取り外してお客様の車両の充電ポートに接続して下さい。それが終わりましたら、充電スタンドに戻り、携帯端末のカメラで充電スタンドのバーコードを再度、読み取って下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示するか、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0287

その後、携帯端末90は、ステップS1713において、前記バーコードを読み取り、そのバーコードの画像を電気信号に変換する。続いて、携帯端末90は、ステップS1714において、その取得された電気信号を前述のようにしてスタンドIDに変換し、そのスタンドIDと、メモリ132に保存されているスタンドIDであってステップS1702において取得されたものとが互いに一致するか否かを判定する。ユーザが充電スタンド16に未だ戻っていないために前記バーコードが読み取られていないか、または、読み取られてもそれのスタンドIDが既存のものと一致しない場合には、判定がNOとなり、ステップS1712に戻る。

0288

そのステップS1714の判定がYESとなると、携帯端末90は、ステップS1715において、上述のステップS1705と同様にして、いずれかの発信機30からの信号の受信を試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1716において、前記取得された発信機IDと同じものを表す信号をいずれかの発信機30から有効に受信したか否か、すなわち、前記有効に受信した発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を有効に受信したか否かを判定する。すなわち、前記最初に受信した発信機30と同じものから信号を有効に受信したか否かを判定するのである。

0289

携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信した場合には、充電コネクタ24が発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1716の判定がYESとなり、ステップS1715に戻る。これに対し、携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信しない場合には、充電コネクタ24が、予定通り、発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1716の判定がNOとなる。

0290

ステップS1716の判定がNOであった場合には、携帯端末90が、ステップS1717において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「充電位置」にある、すなわち、充電ユニット14が待機状態から図1(b)に示す充電状態に遷移したと判定する。続いて、携帯端末90は、ステップS1718において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が開始されたと判定する。

0291

その後、携帯端末90は、ステップS1719において、今回の充電ユニット14によって車両20の充電が開始されたことを表す充電開始信号を管理サーバ50に送信する。続いて、携帯端末90は、ステップS1720において、充電が開始されたことを表すメッセージとして、例えば、「充電を開始しました。」というメッセージを当該携帯端末90から画像出力または音声出力する。

0292

上述のステップS1719が実行されると、管理サーバ50が、ステップS1754において、前記充電開始信号を携帯端末90から受信し、続いて、ステップS1755において、時計172を用いて現在時刻を計測する。その後、管理サーバ50は、ステップS1756において、今回のユーザID、充電ステーションIDおよび充電ユニットIDに関連付けて、その計測された現在時刻を充電開始時刻として、メモリ162に保存する。

0293

<充電終了フェーズ>

0294

図18には、充電終了フェーズにおいて携帯端末90および管理サーバ50によりそれぞれ実行される充電終了指示プログラムおよび充電終了管理プログラムが概念的にフローチャートで表されている。

0295

図18に示すように、各ユーザの携帯端末90において、前記充電終了指示プログラムがいずれかの充電ステーション12においてユーザによって起動されると、まず、前述のステップS1701と同様にして、ステップS1801において、ユーザが携帯端末90のデジタル・カメラ148で充電スタンド16の前記バーコードを読み取ることを催促のためのメッセージとして、例えば、「お客様の携帯端末のカメラで充電スタンドのバーコードを読み取って下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示する(画像出力する)か、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0296

次に、携帯端末90が、ステップS1802において、前記バーコードを読み取り、そのバーコードの画像を電気信号に変換する。その変換作業が完了すれば、ステップS1803の判定がYESとなり、ステップS1804に移行する。

0297

このステップS1804においては、携帯端末90が、前記取得された電気信号によって表されるスタンドIDを取得する。その取得されたスタンドIDは、メモリ132に保存される。

0298

続いて、携帯端末90は、ステップS1805において、今回取得されたスタンドIDと、先にメモリ132に保存されているスタンドIDとの間に照合が成立することを確認する。

0299

その後、携帯端末90は、S1806において、いずれかの発信機30から識別信号を受信することを試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1807において、前記取得された発信機IDと同じものを表す信号をいずれかの発信機30から有効に受信したか否か、すなわち、前記有効に受信した発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を有効に受信したか否かを判定する。すなわち、前記充電開始フェーズに受信した発信機30と同じものから信号を有効に受信したか否かを判定するのである。

0300

携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信した場合には、充電コネクタ24が発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1807の判定がYESとなり、ステップS1806に戻る。これに対し、携帯端末90が標的発信機から信号を有効に受信しない場合には、充電コネクタ24が、予定通り、発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1807の判定がNOとなる。

0301

ステップS1807の判定がNOであった場合には、携帯端末90が、ステップS1808において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「充電位置」にあると判定する。

0302

続いて、携帯端末90は、ステップS1809において、ユーザが車両20に移動して充電コネクタ24をその車両20から取り外すことと、ユーザが充電コネクタ24を車両20から充電スタンド16に移動させることと、ユーザが充電コネクタ24を充電スタンド16に戻し、さらに、携帯端末90のデジタル・カメラ148で前記バーコードを再度、読み取ることとを催促するためのメッセージとして、例えば、「充電コネクタをお客様の車両から取り外して充電スタンドに戻して下さい。さらに、お客様の携帯端末のカメラで充電スタンドのバーコードを再度、読み取って下さい。」というメッセージを携帯端末90の画面上に表示するか、またはそれに代わるかもしくはそれに加えて、そのメッセージを音声出力する。

0303

その後、携帯端末90は、ステップS1810において、前記バーコードを読み取り、そのバーコードの画像を電気信号に変換する。続いて、携帯端末90は、ステップS1811において、その取得された電気信号を前述のようにしてスタンドIDに変換し、そのスタンドIDと、先にメモリ132に保存されたスタンドIDとが互いに一致するか否かを判定する。ユーザが充電スタンド16に未だ戻っていないために前記バーコードが読み取られていないか、または、読み取られてもそれのスタンドIDが既存のものと一致しない場合には、判定がNOとなり、ステップS1809に戻る。

0304

そのステップS1811の判定がYESとなると、携帯端末90は、ステップS1812において、上述のステップS1806と同様にして、いずれかの発信機30からの信号の受信を試行する。続いて、携帯端末90は、ステップS1813において、前記取得された発信機IDと同じものを表す信号をいずれかの発信機30から有効に受信したか否か、すなわち、前記有効に受信した発信機30を標的発信機として、その標的発信機から信号を有効に受信したか否かを判定する。すなわち、前記最初に受信した発信機30と同じものから信号を有効に受信したか否かを判定するのである。

0305

携帯端末90がいずれの発信機30からも識別信号を有効に受信しなかった場合には、携帯端末90が発信機30の受信圏外にあるとして、ステップS1813の判定がNOとなり、ステップS1812に戻る。これに対し、携帯端末90がいずれかの発信機30から識別信号を有効に受信した(有効受信に成功した)場合には、携帯端末90が、予定通り、発信機30の受信圏内にあるとして、ステップS1813の判定がYESとなる。

0306

ステップS1813の判定がYESであった場合には、携帯端末90が、ステップS1814において、今回の充電ユニット14の充電コネクタ24が「待機位置」にある、すなわち、充電ユニット14が充電状態から待機状態に復元されたと判定する。

0307

続いて、携帯端末90は、ステップS1815において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が終了したと判定する。その後、携帯端末90は、ステップS1816において、今回の充電ユニット14による車両20の充電が終了したことを表す充電終了信号を管理サーバ50に送信する。

0308

これに対し、管理サーバ50は、ステップS1851おいて、前記充電終了信号を携帯端末90から受信し、続いて、ステップS1852において、時計172を用いて現在時刻を計測する。その後、管理サーバ50は、ステップS1853において、今回のユーザに関連付けて、その計測された現在時刻を充電終了時刻として、メモリ162に保存する。

0309

続いて、管理サーバ50は、ステップS1854において、前述の充電開始時刻tstから今回の充電終了時刻tedまでの経過時間として今回の充電ユニット14による充電時間tchの長さを計算する。

0310

その後、管理サーバ50は、ステップS1855において、図11のステップS1155と同様にして、その計算された充電時間tchの長さに応じて段階的にまたは連続的に増加するように、充電料金の額を計算する。

0311

続いて、管理サーバ50は、ステップS1856において、今回の充電料金を今回のユーザに課金するための手続に移行し、その後、ステップS1857において、その課金を実現するための課金データを今回のユーザの携帯端末90に個別に送信する。

0312

これに対し、携帯端末90は、ステップS1817において、その課金データを管理サーバ50から受信する。

0313

続いて、携帯端末90は、ステップS1818において、今回の充電が終了したことと、充電ユニット14によって提供された充電量を表すパラメータの一例としての充電時間の長さと、ユーザに課金された充電料金の額とをユーザに告知するためのメッセージとして、例えば、「充電が終了しました。今回の充電時間は、xx時間であり、それに見合う額の充電料金は、xxxx円です。この充電料金をお支払下さい。」というメッセージを画像出力または音声出力する。

0314

その後、携帯端末90は、ステップS1819において、管理サーバ50を経由するかまたは経由せずに、図示しない決済サーバにアクセスして、ユーザが前記充電料金を電子決済する。続いて、携帯端末90は、ステップS1820において、充電料金についての電子決済が完了したことを表す決済完了信号を管理サーバ50に送信する。

0315

これに対し、管理サーバ50は、ステップS1858において、その決済完了信号を今回のユーザの携帯端末90から受信する。これにより、今回のユーザについての一連の手続、すなわち、充電リクエスト、充電開始、充電終了および決済が完了する。

0316

<第3の実施形態>

0317

次に、本発明の例示的な第3の実施形態に従うシステム10を図面に基づいて詳細に説明するが、上述の第2の実施形態と異なる要素についてのみ詳細に説明し、共通する要素については、同一の名称または符号を使用して引用することにより、重複した説明を省略する。

0318

前述の第2の実施形態においては、ユーザの携帯端末90を所定のタイミングで一時的に充電スタンド16に位置させるために、充電スタンド16にバーコード・ラベル200が装着される。

0319

これに対し、本実施形態においては、図19に示すように、バーコード・ラベル200に代えてスタンド側発信機32が充電スタンド16に装着される。そのスタンド側発信機32は、図4に示すように、コネクタ側発信機30と共通の構成を有し、さらに、共通のサイズの受信圏を有する。このスタンド側発信機32は、前述の「第2の発信機」の一例を構成する。

0320

よって、本実施形態においては、充電コネクタ24に継続的に装着されるコネクタ側発信機30と、充電スタンド16に継続的に装着されるスタンド側発信機32と、前述の充電用アプリケーション(図17および図18参照)とが、互いに共同して、前述のアドオン・キットの別の例を構成する。

0321

よって、本実施形態においては、図20に示すように、携帯端末90が、コネクタ側発信機30からの信号によって表される情報と、スタンド側発信機32からの信号によって表される情報との双方を獲得する。

0322

スタンド側発信機32から発信される信号は、固有の発信機IDを表す。その発信機IDは、第2の実施形態におけるバーコードと同様に、対応する充電ユニット14に固有の充電ユニットIDを表してもよいし、対応する充電スタンド16に固有のスタンドIDを表してもよい。

0323

よって、図14ないし図19を参照して行われた前述の第2の実施形態についての説明は、「バーコード」または「バーコード・ラベル200」という用語を「スタンド側発信機32」という用語に置換することにより、本実施形態についての説明として代用される。

0324

したがって、本実施形態によれば、第2の実施形態とは異なり、ユーザは、携帯端末90のデジタル・カメラ148を用いてバーコードを撮影する動作(例えば、ユーザが携帯端末90のデジタル・カメラ148をバーコードに向ける動作や、デジタル・カメラ148のピントがバーコードに合致するまで、ユーザが携帯端末90を同じ姿勢に保持する動作)が省略される。

0325

<第4の実施形態>

0326

次に、本発明の例示的な第4の実施形態に従うシステム10を図面に基づいて詳細に説明するが、上述の第3の実施形態と異なる要素についてのみ詳細に説明し、共通する要素については、同一の名称または符号を使用して引用することにより、重複した説明を省略する。

0327

本実施形態においては、システム10のハードウエア構成が、前述の第3の実施形態と共通し、具体的には、本実施形態においては、図19に示す充電ユニット14が使用されるとともに、図20に示す通信ネットワークが構築される。

0328

よって、本実施形態においては、第3の実施形態と同様に、充電コネクタ24に継続的に装着されるコネクタ側発信機30と、充電スタンド16に継続的に装着されるスタンド側発信機32と、充電用アプリケーション(図23および図24参照)とが、互いに共同して、前述のアドオン・キットの別の例を構成する。

0329

そして、本実施形態においては、図20におけるコネクタ側発信機30が、前述の「器具発信機」の一例を構成し、また、同図におけるスタンド側発信機32が、前述の「本体部発信機」の一例を構成する。

0330

すなわち、本実施形態におけるアドオン・キットは、次の複数の部品を有するのである。

0331

(1)充電コネクタ24に後付けされる発信機30

0332

(2)充電スタンド16に後付けされる発信機32

0333

(3)携帯端末90のメモリ132にインストールされる充電用アプリケーション

0334

ここで、図21を参照して、2つの発信機30および32のそれぞれの受信圏のサイズを説明するに、同図(b)に示すように、充電コネクタ24が待機位置にあり、充電スタンド16に装着されている場合には、コネクタ側発信機30の第1受信圏とスタンド側発信機32の第2受信圏とが互いにほぼオーバーラップするように、それら受信圏のサイズが設定されている。そのオーバーラップ領域内に携帯端末90が存在すると、その携帯端末90が2つの発信機30および32の双方から信号を有効に受信する双方受信状態が生起されることになる。

0335

これに対し、同図(c)に示すように、充電コネクタ24が充電位置にあり、車両20に装着されている場合には、コネクタ側発信機30の第1受信圏とスタンド側発信機32の第2受信圏とが互いにオーバーラップしないように、それら受信圏のサイズが設定されている。よって、充電コネクタ24が車両20に装着されている場合には、ユーザがその車両20に接近すると、携帯端末90がコネクタ側発信機30からは信号を有効に受信するがスタンド側発信機32からは信号を有効に受信しない片方受信状態が生起される。

0336

なお、2つの発信機30および32のそれぞれの受信圏のサイズについての上述の設定と同じものを前述の第3の実施形態における2つの発信機30および32に適用してもよい。

0337

<携帯端末>

0338

概略的に説明するに、ユーザの携帯端末90は、充電開始フェーズと充電終了フェーズとのそれぞれにおいて、携帯端末90がスタンド側発信機32から信号を有効に受信する受信状態にあるのか有効に受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定して第1の判定結果とするとともに、携帯端末90がコネクタ側発信機30から信号を有効に受信する受信状態にあるのか有効に受信しない非受信状態にあるのかを逐次判定して第2の判定結果とし、それら第1および第2の判定結果に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する判定部を有するように構成される。

0339

その判定部の一例は、時系列に並んだ複数の第1の判定結果および時系列に並んだ複数の第2の判定結果のうち、同じ時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果と第2の判定結果との組合せである判定結果対の種類に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

0340

前記判定部の別の例は、時系列に並んだ複数の第1の判定結果および時系列に並んだ複数の第2の判定結果のうち、ある時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果と第2の判定結果との組合せである第1の判定結果対と、別の時刻に関連付けられるように選択された第1の判定結果の種類と第2の判定結果との組合せである第2の判定結果対の種類との間の関係に基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

0341

前記判定部のさらに別の例は、携帯端末90がスタンド側発信機32とコネクタ側発信機30との双方から信号を有効に受信する双方受信状態にあるのか携帯端末90がスタンド側発信機32とコネクタ側発信機30との一方から信号を有効に受信する片方受信状態にあるのかを判定し、前記双方受信状態と前記片方受信状態との間での携帯端末90の状態遷移の向きに基づき、充電サービスが開始されたのか終了したのかを判定する。

0342

そして、本実施形態においては、後に図21および図22を参照して詳述するように、携帯端末90が、スタンド側発信機32とコネクタ側発信機30との双方から信号を有効に受信する双方受信状態から、コネクタ側発信機30のみから信号を有効に受信する片方受信状態に遷移すると、充電サービスが開始されたと判定し、一方、携帯端末90が前記片方受信状態から前記双方受信状態に遷移すると、充電サービスが終了したと判定する。

0343

<充電サービスに関連してユーザが経験する2つのフェーズ>

0344

1.充電開始フェーズ

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