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技術 車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラム

出願人 本田技研工業株式会社
発明者 倉持俊克久保田基嗣
出願日 2019年3月19日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-051019
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-154527
状態 未査定
技術分野 音声入出力 車両用電気・流体回路 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 中間辺 左側後部座席 車内設備 右側後部座席 テキストワード 車両情報装置 DS側 混合ガウス分布モデル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
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図面 (10)

課題

便性を向上させることができる車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムを提供すること。

解決手段

車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェント機能部と、前記乗員の発話によりコンテンツ再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させるコンテンツ管理部と、を備える車載装置。

概要

背景

従来、車両の乗員と対話を行いながら、乗員の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供するエージェント機能に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

便性を向上させることができる車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムを提供すること。車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェント機能部と、前記乗員の発話によりコンテンツ再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させるコンテンツ管理部と、を備える車載装置。

目的

従来、車両の乗員と対話を行いながら、乗員の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供する

効果

実績

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牽制数
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請求項1

車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェント機能部であって、少なくとも一部のエージェント機能部は、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外サーバ装置からコンテンツを取得して再生装置再生させるサービスを提供する複数のエージェント機能部と、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させるコンテンツ管理部と、を備える車載装置

請求項2

前記コンテンツ管理部により、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていないと判定された場合、前記複数のエージェント機能部のうち一つが、前記サーバ装置から前記指示されたコンテンツを取得し、前記取得したコンテンツを前記再生装置に再生させる、請求項1に記載の車載装置。

請求項3

前記複数のエージェント機能部のうち、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部が、前記指示されたコンテンツを前記再生装置に再生させる、請求項1または2に記載の車載装置。

請求項4

前記コンテンツ管理部により、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定された場合、前記複数のエージェント機能部のうち起動中のエージェント機能部が機能を停止する、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の車載装置。

請求項5

前記複数のエージェント機能部のうち、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部、あるいは前記複数のエージェント機能部の起動を制御する起動制御部が、前記複数のエージェント機能部のうち起動中のエージェント機能部が機能を停止させる、請求項4に記載の車載装置。

請求項6

独占してエージェントを介したサービスを提供する権限である主導権を前記複数のエージェント機能部のうちのいずれかに設定する主導権設定部をさらに備え、主導権設定部は、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在すると判定された場合、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部に主導権を設定する、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の車載装置。

請求項7

コンピュータが、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェントであって、前記複数のエージェントのうち少なくとも一部のエージェントは、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外のサーバ装置からコンテンツを取得して再生装置に再生させるサービスを提供するエージェントである複数のエージェントを仮想的に出現させ、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させる、車載装置の制御方法

請求項8

コンピュータに、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェントであって、前記複数のエージェントのうち少なくとも一部のエージェントは、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外のサーバ装置からコンテンツを取得して再生装置に再生させるサービスを提供するエージェントである複数のエージェントを仮想的に出現させる処理と、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定させる処理と、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させる処理と、を実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、車両の乗員と対話を行いながら、乗員の要求に応じた運転支援に関する情報や車両の制御、その他のアプリケーション等を提供するエージェント機能に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2006−335231号公報

発明が解決しようとする課題

0004

近年では、複数のエージェント機能を車両に搭載することについて実用化が進められているところ、一つのエージェント機能が長時間にわたって独占し、他のエージェント機能を利用できなくなる問題があるが、この問題については十分に検討されていなかった。このため、従来の技術では、他のエージェント機能を利用できない場合、乗員が手で操作するなどの手間が発生する場合があった。

0005

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利便性を向上させることができる車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。

課題を解決するための手段

0006

この発明に係る車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車載装置は、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェント機能部であって、少なくとも一部のエージェント機能部は、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外サーバ装置からコンテンツを取得して再生装置再生させるサービスを提供する複数のエージェント機能部と、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させるコンテンツ管理部と、を備えるものである。

0007

(2):上記(1)の態様において、前記コンテンツ管理部により、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていないと判定された場合、前記複数のエージェント機能部のうち一つが、前記サーバ装置から前記指示されたコンテンツを取得し、前記取得したコンテンツを前記再生装置に再生させるものである。

0008

(3):上記(1)または(2)の態様において、前記複数のエージェント機能部のうち、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部が、前記指示されたコンテンツを前記再生装置に再生させるものである。

0009

(4):上記(1)〜(3)の態様において、前記コンテンツ管理部により、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定された場合、前記複数のエージェント機能部のうち起動中のエージェント機能部が機能を停止するものである。

0010

(5):上記(4)の態様において、前記複数のエージェント機能部のうち、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部、あるいは前記複数のエージェント機能部の起動を制御する起動制御部が、前記複数のエージェント機能部のうち起動中のエージェント機能部が機能を停止させるものである。

0011

(6):上記(1)〜(5)の態様において、独占してエージェントを介したサービスを提供する権限である主導権を前記複数のエージェント機能部のうちのいずれかに設定する主導権設定部をさらに備え、主導権設定部は、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在すると判定された場合、前記車両に搭載されている車両機器を制御する権限が付与されているエージェント機能部に主導権を設定するものである。

0012

(7):本発明の他の態様に係る車載装置の制御方法は、コンピュータが、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェントであって、前記複数のエージェントのうち少なくとも一部のエージェントは、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外のサーバ装置からコンテンツを取得して再生装置に再生させるサービスを提供するエージェントである複数のエージェントを仮想的に出現させ、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定し、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させる方法である。

0013

(8):本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する複数のエージェントであって、前記複数のエージェントのうち少なくとも一部のエージェントは、前記乗員の発話に応じて、無線通信により車外のサーバ装置からコンテンツを取得して再生装置に再生させるサービスを提供するエージェントである複数のエージェントを仮想的に出現させる処理と、前記乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、前記指示されたコンテンツが前記車両に搭載されている車内記憶装置あるいは前記車両に持ち込まれた可搬型記憶媒体に記憶されているか否かを判定させる処理と、前記指示されたコンテンツが前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に記憶されていると判定した場合、前記車内記憶装置または前記可搬型記憶媒体に存在するコンテンツを前記再生装置に再生させる処理と、を実行させるプログラムである。

発明の効果

0014

(1)〜(8)の態様によれば、利便性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0015

エージェント装置100を含むエージェントシステム1の構成図である。
第1実施形態に係るエージェント装置100の構成と、車両Mに搭載された機器とを示す図である。
表示・操作装置20の配置例を示す図である。
スピーカユニット30の配置例を示す図である。
エージェントサーバ200の構成と、エージェント装置100の構成の一部とを示す図である。
エージェント機能部150−1がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。
エージェント機能部150−2がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。
エージェント機能部150−3がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。
エージェント装置100による処理の一例を示すフローチャートである。

実施例

0016

以下、図面を参照し、本発明の車載装置、車載装置の制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。車載装置は、エージェント装置を含む。車載装置は、エージェント装置そのものであってもよい。エージェント装置は、エージェントシステムの一部または全部を実現する装置である。以下では、エージェント装置の一例として、車両(以下、車両M)に搭載され、複数種類のエージェント機能を備えたエージェント装置について説明する。エージェント機能とは、例えば、車両Mの乗員と対話をしながら、乗員の発話の中に含まれる要求(コマンド)に基づく各種の情報提供を行ったり、ネットワークサービス仲介したりする機能である。複数種類のエージェントはそれぞれに果たす機能、処理手順、制御、出力態様・内容がそれぞれ異なってもよい。また、エージェント機能の中には、車両内の機器(例えば運転制御車体制御に関わる機器)の制御等を行う機能を有するものがあってよい。

0017

エージェント機能は、例えば、乗員の音声を認識する音声認識機能(音声をテキスト化する機能)に加え、自然言語処理機能(テキストの構造や意味を理解する機能)、対話管理機能、ネットワークを介して他装置を検索し、或いは自装置が保有する所定のデータベースを検索するネットワーク検索機能等を統合的に利用して実現される。これらの機能の一部または全部は、AI(Artificial Intelligence)技術によって実現されてよい。また、これらの機能を行うための構成の一部(特に、音声認識機能や自然言語処理解釈機能)は、車両Mの車載通信装置または車両Mに持ち込まれた汎用通信装置と通信可能なエージェントサーバ(外部装置)に搭載されてもよい。以下の説明では、構成の一部がエージェントサーバに搭載されており、エージェント装置とエージェントサーバが協働してエージェントシステムを実現することを前提とする。また、エージェント装置とエージェントサーバが協働して仮想的に出現させるサービス提供主体(サービス・エンティティ)をエージェントと称する。

0018

<全体構成>
図1は、エージェント装置100を含むエージェントシステム1の構成図である。エージェントシステム1は、例えば、エージェント装置100と、複数のエージェントサーバ200−1、200−2、200−3、…とを備える。符号の末尾ハイフン以下数字は、エージェントを区別するための識別子であるものとする。いずれのエージェントサーバであるかを区別しない場合、単にエージェントサーバ200と称する場合がある。図1では3つのエージェントサーバ200を示しているが、エージェントサーバ200の数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。それぞれのエージェントサーバ200は、互いに異なるエージェントシステムの提供者運営するものである。従って、本発明におけるエージェントは、互いに異なる提供者により実現されるエージェントである。提供者としては、例えば、自動車メーカーネットワークサービス事業者電子商取引事業者携帯端末販売者製造者などが挙げられ、任意の主体(法人、団体、個人等)がエージェントシステムの提供者となり得る。

0019

エージェント装置100は、ネットワークNWを介してエージェントサーバ200と通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネットセルラー網、Wi−Fi網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線電話回線無線基地局などのうち一部または全部を含む。ネットワークNWには、各種ウェブサーバ300が接続されており、エージェントサーバ200またはエージェント装置100は、ネットワークNWを介して各種ウェブサーバ300からウェブページを取得することができる。

0020

エージェント装置100は、車両Mの乗員と対話を行い、乗員からの音声をエージェントサーバ200に送信し、エージェントサーバ200から得られた回答を、音声出力画像表示の形で乗員に提示する。

0021

<第1実施形態>
[車両]
図2は、第1実施形態に係るエージェント装置100の構成と、車両Mに搭載された機器とを示す図である。車両Mには、例えば、一以上のマイク10と、表示・操作装置20と、スピーカユニット30と、ナビゲーション装置40と、車両機器50と、車載通信装置60と、乗員認識装置80と、車内記憶装置90と、コンテンツ再生装置91と、エージェント装置100とが搭載される。また、スマートフォンなどの汎用通信装置70が車室内に持ち込まれ、通信装置として使用される場合がある。これらの装置は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線シリアル通信線無線通信網等によって互いに接続される。なお、図2に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。

0022

マイク10は、車室内で発せられた音声を収集する収音部である。表示・操作装置20は、画像を表示すると共に、入力操作を受付可能な装置(或いは装置群)である。表示・操作装置20は、例えば、タッチパネルとして構成されたディスプレイ装置を含む。表示・操作装置20は、更に、HUD(Head Up Display)や機械式入力装置を含んでもよい。スピーカユニット30は、例えば、車室内の互いに異なる位置に配設された複数のスピーカ音出力部)を含む。表示・操作装置20は、エージェント装置100とナビゲーション装置40とで共用されてもよい。これらの詳細については後述する。

0023

ナビゲーション装置40は、ナビMI(Human machine Interface)と、GPS(Global Positioning System)などの位置測位装置と、地図情報を記憶した記憶装置と、経路探索などを行う制御装置ナビゲーションコントローラ)とを備える。マイク10、表示・操作装置20、およびスピーカユニット30のうち一部または全部がナビHMIとして用いられてもよい。ナビゲーション装置40は、位置測位装置によって特定された車両Mの位置から、乗員によって入力された目的地まで移動するための経路ナビ経路)を探索し、経路に沿って車両Mが走行できるように、ナビHMIを用いて案内情報を出力する。経路探索機能は、ネットワークNWを介してアクセス可能ナビゲーションサーバにあってもよい。この場合、ナビゲーション装置40は、ナビゲーションサーバから経路を取得して案内情報を出力する。なお、エージェント装置100は、ナビゲーションコントローラを基盤として構築されてもよく、その場合、ナビゲーションコントローラとエージェント装置100は、ハードウェア上は一体に構成される。

0024

車両機器50は、例えば、エンジン走行用モータなどの駆動力出力装置、エンジンの始動モータドアロック装置ドア開閉装置、窓、窓の開閉装置及び窓の開閉制御装置シートシート位置の制御装置、ルームミラー及びその角度位置制御装置車両内外照明装置及びその制御装置、ワイパーデフォッガー及びそれぞれの制御装置、方向指示灯及びその制御装置、空調装置走行距離やタイヤ空気圧の情報や燃料残量情報などの車両情報装置などを含む。

0025

車載通信装置60は、例えば、セルラー網やWi−Fi網を利用してネットワークNWにアクセス可能な無線通信装置である。

0026

乗員認識装置80は、例えば、着座センサ車室内カメラ画像認識装置などを含む。着座センサは座席の下部に設けられた圧力センサシートベルトに取り付けられた張力センサなどを含む。車室内カメラは、車室内に設けられたCCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラである。画像認識装置は、車室内カメラの画像を解析し、座席ごとの乗員の有無、顔向きなどを認識する。本実施形態において、乗員認識装置80は、着座位置認識部の一例である。

0027

車内記憶装置90は、例えば、HDDフラッシュメモリなどの記憶装置であり、車両Mに設置されている。車内記憶装置90には、例えば、コンテンツが記憶されている。コンテンツは、コンテンツ再生装置によって再生可能なコンテンツである。コンテンツは、音楽であってもよく、映画動画等であってもよい。

0028

コンテンツ再生装置91は、コンテンツHMIと、ドライブ装置92と、コンテンツの再生を行う再生制御装置93とを備える。マイク10、表示・操作装置20、およびスピーカユニット30のうち一部または全部がコンテンツHMIとして用いられてもよい。ドライブ装置92は、可搬型記憶媒体94が装着され、可搬型記憶媒体94からコンテンツを含む各種情報を取得する装置である。可搬型記憶媒体94は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカードなどである。

0029

再生制御装置93は、車内記憶装置90に記憶されているコンテンツを読み出して、表示・操作装置20やスピーカユニット30を制御し、読み出したコンテンツを再生する。また、再生制御装置93は、ドライブ装置92により可搬型記憶媒体94から読み出されたコンテンツを再生してもよく、汎用通信装置70の可搬型記憶媒体71から読み出したコンテンツを再生してもよい。汎用通信装置70の可搬型記憶媒体71からコンテンツを読み出して再生する場合、再生制御装置93は、エージェント機能部150−2、150−3を介して汎用通信装置70からコンテンツを取得してもよい。また、再生制御装置93は、エージェント機能部150により車載通信装置60を介してエージェントサーバ200からコンテンツが取得された場合、この取得されたコンテンツを再生してもよい。

0030

なお、再生制御装置93は、有線あるいは無線で乗員が車内に持ち込んだ音楽プレイヤー等と通信し、音楽プレイヤーから読み出したコンテンツを再生してもよい。この場合、音楽プレイヤーも、車内に持ち込まれた可搬型記憶媒体に含まれる。

0031

図3は、表示・操作装置20の配置例を示す図である。表示・操作装置20は、例えば、第1ディスプレイ22と、第2ディスプレイ24と、操作スイッチASSY26とを含む。表示・操作装置20は、更に、HUD28を含んでもよい。

0032

車両Mには、例えば、ステアリングホイールSWが設けられた運転席DSと、運転席DSに対して車幅方向(図中Y方向)に設けられた助手席ASとが存在する。第1ディスプレイ22は、インストルメントパネルにおける運転席DSと助手席ASとの中間辺りから、助手席ASの左端部に対向する位置まで延在する横長形状のディスプレイ装置である。第2ディスプレイ24は、運転席DSと助手席ASとの車幅方向に関する中間あたり、且つ第1ディスプレイの下方に設置されている。例えば、第1ディスプレイ22と第2ディスプレイ24は、共にタッチパネルとして構成され、表示部としてLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)、プラズマディスプレイなどを備えるものである。操作スイッチASSY26は、ダイヤルスイッチボタン式スイッチなどが集積されたものである。表示・操作装置20は、乗員によってなされた操作の内容をエージェント装置100に出力する。第1ディスプレイ22または第2ディスプレイ24が表示する内容は、エージェント装置100によって決定されてよい。

0033

図4は、スピーカユニット30の配置例を示す図である。スピーカユニット30は、例えば、スピーカ30A〜30Hを含む。スピーカ30Aは、運転席DS側の窓柱(いわゆるAピラー)に設置されている。スピーカ30Bは、運転席DSに近いドアの下部に設置されている。スピーカ30Cは、助手席AS側の窓柱に設置されている。スピーカ30Dは、助手席ASに近いドアの下部に設置されている。スピーカ30Eは、右側後部座席BS1側に近いドアの下部に設置されている。スピーカ30Fは、左側後部座席BS2側に近いドアの下部に設置されている。スピーカ30Gは、第2ディスプレイ24の近傍に設置されている。スピーカ30Hは、車室の天井ルーフ)に設置されている。

0034

係る配置において、例えば、専らスピーカ30Aおよび30Bに音を出力させた場合、音像は運転席DS付近定位することになる。また、専らスピーカ30Cおよび30Dに音を出力させた場合、音像は助手席AS付近に定位することになる。また、専らスピーカ30Eに音を出力させた場合、音像は右側後部座席BS1付近に定位することになる。また、専らスピーカ30Fに音を出力させた場合、音像は左側後部座席BS2付近に定位することになる。また、専らスピーカ30Gに音を出力させた場合、音像は車室の前方付近に定位することになり、専らスピーカ30Hに音を出力させた場合、音像は車室の上方付近に定位することになる。これに限らず、スピーカユニット30は、ミキサーアンプを用いて各スピーカの出力する音の配分を調整することで、車室内の任意の位置に音像を定位させることができる。

0035

[エージェント装置]
図2戻り、エージェント装置100は、管理部110と、エージェント機能部150−1、150−2、150−3と、ペアリングアプリ実行部152と、エージェント記憶部160とを備える。管理部110は、例えば、音響処理部112と、エージェントごとWU(Wake Up)判定部114と、主導権管理部115と、表示制御部116と、音声制御部118と、主導権管理部115と、コンテンツ管理部120とを備える。いずれのエージェント機能部であるか区別しない場合、単にエージェント機能部150と称する。3つのエージェント機能部150を示しているのは、図1におけるエージェントサーバ200の数に対応させた一例に過ぎず、エージェント機能部150の数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。図2に示すソフトウェア配置は説明のために簡易に示しており、実際には、例えば、エージェント機能部150と車載通信装置60の間に管理部110が介在してもよいように、任意に改変することができる。

0036

エージェント装置100の各構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

0037

管理部110は、OS(Operating System)やミドルウェアなどのプログラムが実行されることで機能する。

0038

管理部110の音響処理部112は、エージェントごとに予め設定されているウエイクアップワードを認識するのに適した状態になるように、入力された音に対して音響処理を行う。

0039

エージェントごとWU判定部114は、エージェント機能部150−1、150−2、150−3のそれぞれに対応して存在し、エージェントごとに予め定められているウエイクアップワードを認識する。エージェントごとWU判定部114は、音響処理が行われた音声(音声ストリーム)から音声の意味を認識する。まず、エージェントごとWU判定部114は、音声ストリームにおける音声波形振幅零交差に基づいて音声区間を検出する。エージェントごとWU判定部114は、混合ガウス分布モデルGMM;Gaussian mixture model)に基づくフレーム単位音声識別および非音声識別に基づく区間検出を行ってもよい。

0040

次に、エージェントごとWU判定部114は、検出した音声区間における音声をテキスト化し、文字情報とする。そして、エージェントごとWU判定部114は、テキスト化した文字情報がウエイクアップワードに該当するか否かを判定する。ウエイクアップワードであると判定した場合、エージェントごとWU判定部114は、対応するエージェント機能部150のウエイクアップワードが発話されたことを主導権管理部115に通知する。なお、エージェントごとWU判定部114に相当する機能がエージェントサーバ200に搭載されてもよい。この場合、管理部110は、音響処理部112によって音響処理が行われた音声ストリームをエージェントサーバ200に送信し、エージェントサーバ200がウエイクアップワードであると判定した場合、エージェントサーバ200からの指示に従って、対応するエージェント機能部150のウエイクアップワードが発話されたことが主導権管理部115に通知される。なお、各エージェント機能部150は、常時起動しており且つウエイクアップワードに該当するか否かの判定を自ら行うものであってよい。この場合、管理部110がエージェントごとWU判定部114を備える必要はない。

0041

主導権管理部115は、複数のエージェント機能部150のいずれかに設定される主導権を管理する。例えば、主導権管理部115は、ウエイクアップワードが発話された場合、その旨がエージェントごとWU判定部114等から通知され、ウエイクアップワードに対応するエージェント機能部150に対して主導権を設定する。そして、主導権管理部115は、主導権が設定されたエージェント機能部150を起動させる。起動したエージェント機能部150は、エージェントを介したサービスを提供し、提供が終了した場合、主導権を主導権管理部115に返還する。主導権を返還した後、起動中のエージェント機能部150は、自動的に自ら停止する。そして、主導権管理部115は、主導権が返還された場合、主導権の設定を解除する。これにより、どのエージェント機能部150にも主導権が設定されていない状態となる。どのエージェント機能部150にも主導権が設定されていない状態において、主導権管理部115は、次のエージェント機能部150に対して主導権を設定することができる。つまり、エージェント機能部150から主導権が返還されない場合、主導権管理部115は、主導権の設定を変更することができない。

0042

なお、主導権の切り替えは、エージェント機能部150による主導権の返還に限られない。例えば、エージェント機能部150は、エージェントを介したサービスの提供が終了した場合、終了を主導権管理部115に通知する。そして、主導権管理部115は、終了通知を受けた場合、主導権の設定を解除してもよい。

0043

また、主導権管理部115による主導権の設定は、ウエイクアップワードによるものに限られない。例えば、主導権管理部115が音声認識機能を備え、所定の指示が乗員によりなされたことが認識された場合、乗員の指示や車内の状況に応じて、主導権を設定するエージェント機能部150を決定し、決定したエージェント機能部150に対して主導権を設定してもよい。例えば、車両機器50に対する制御指示(例えば、温度調整等)が乗員により発話された場合、主導権管理部115は、この発話内容音声認識し、車両機器50を制御する権限が付与されているエージェント機能部150に主導権を設置してもよい。また、ウエイクアップワードが発話されずに指示だけが発話された場合も、その指示が所定の指示である場合、主導権管理部115は、主導権を設定するエージェント機能部150を決定し、決定したエージェント機能部150に対して主導権を設定してもよい。所定の指示は、上述した内容に限られず、例えば、コンテンツを再生する指示が含まれる。これについての詳細に後述する。

0044

なお、エージェント機能部150が停止することは、スリープモードに移行することであってもよく、終了モードに移行することであってもよい。スリープモードとは、エージェント機能部150が起動している状態であって、乗員によるウエイクアップワードの発話に応じて即時にエージェント機能を実行可能な状態である。終了モードとは、エージェントが起動していない状態であって、乗員による起動指示(発話による起動指示や操作部を介した起動操作などを含む)により起動可能な状態である。

0045

なお上述した内容に限られず、エージェント機能部150は、主導権の設定の有無に関わらず常時起動していてもよい。また、主導権管理部115が、主導権が設定されていないエージェント機能部150の停止を制御してもよい。なお、主導権管理部115が、主導権が設定されているエージェント機能部150の停止を制御することはできない。

0046

エージェント機能部150は、対応するエージェントサーバ200と協働してエージェントを仮想的に出現させ、車両の乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する。

0047

エージェント機能部150には、車内設備を制御する権限が付与されたものが含まれてよい。例えば、エージェント機能部150−1には、車内設備を制御する権限が付与されている。車内設備には、例えば、マイク10、表示・操作装置20、スピーカユニット30、車両機器50、コンテンツ再生装置91などが含まれる。つまり、エージェント機能部150−1は、主に車内設備の制御を乗員から受け付ける車内エージェントとして機能する。例えば、エージェント機能部150−1は、車内記憶装置90から読み出したコンテンツを再生する。エージェント機能部150−1は、車載通信装置60を介してエージェントサーバ200−1と通信する。

0048

また、エージェント機能部150には、車内設備のうち、コンテンツ再生に関する機器を制御する権限が付与されたものが含まれてよい。例えば、エージェント機能部150−2には、コンテンツ再生に関する機器を制御する権限が付与されている。コンテンツ再生に関する機器には、例えば、表示・操作装置20、スピーカユニット30、コンテンツ再生装置91などが含まれる。エージェント機能部150−2は、車載通信装置60を介してエージェントサーバ200−2と通信する。例えば、エージェント機能部150−2は、車両機器50に含まれるコンテンツ再生に関する機器を制御して、エージェントサーバ200−2から受信したコンテンツを再生する。

0049

また、エージェント機能部150には、ペアリングアプリ実行部152を介して汎用通信装置70と連携し、エージェントサーバ200と通信するものがあってよい。例えば、エージェント機能部150−3は、ペアリングアプリ実行部152を介して汎用通信装置70と連携し、エージェントサーバ200−3と通信する。例えば、エージェント機能部150−3には、汎用通信装置70が備えるコンテンツ再生に関する機器を、単独であるいは汎用通信装置70と連携して、制御する権限が付与されている。

0050

なお、エージェント機能部150−1は、主導権が設定されていない他のエージェント機能部150−2,150−3の停止を制御してもよい。例えば、コンテンツ管理部120により、乗員の発話により指示されたコンテンツが車内記憶装置90(または可搬型記憶媒体94,71)に記憶されていると判定された場合、他のエージェント機能部150−2,150−3を停止させてもよい。

0051

ペアリングアプリ実行部152は、例えば、Bluetooth(登録商標)によって汎用通信装置70とペアリングを行い、エージェント機能部150−3と汎用通信装置70とを接続させる。なお、エージェント機能部150−3は、USB(Universal Serial Bus)などを利用した有線通信によって汎用通信装置70に接続されるようにしてもよい。

0052

以下、エージェント機能部150−1とエージェントサーバ200−1が協働して仮想的に出現させるエージェントをエージェント1、エージェント機能部150−2とエージェントサーバ200−2が協働して仮想的に出現させるエージェントをエージェント2、エージェント機能部150−3とエージェントサーバ200−3が協働して仮想的に出現させるエージェントをエージェント3と称する場合がある。また、各エージェント1〜3のウエイクアップワードは、例えば、エージェント1〜3である。

0053

表示制御部116は、エージェント機能部150からの指示に応じて第1ディスプレイ22または第2ディスプレイ24にエージェントに関する画像を表示させる。以下では、第1ディスプレイ22を使用するものとする。表示制御部116は、一部のエージェント機能部150の制御により、例えば、車室内で乗員とのコミュニケーションを行う擬人化されたエージェントの画像(以下、エージェント画像と称する)を生成し、生成したエージェント画像を第1ディスプレイ22に表示させる。エージェント画像は、例えば、乗員に対して話しかける態様の画像である。エージェント画像は、例えば、少なくとも観者(乗員)によって表情や顔向きが認識される程度の顔画像を含んでよい。例えば、エージェント画像は、顔領域の中に目やに擬したパーツが表されており、顔領域の中のパーツの位置に基づいて表情や顔向きが認識されるものであってよい。また、エージェント画像は、立体的感じられ、観者によって三次元空間における頭部画像を含むことでエージェントの顔向きが認識されたり、本体(胴体手足)の画像を含むことで、エージェントの動作や振る舞い、姿勢等が認識されるものであってもよい。また、エージェント画像は、アニメーション画像であってもよい。また、エージェントに関する画像は、エージェントが提供するサービスに表すアイコン画像や、エージェントが提供するサービスの内容を表す文字情報などを含んでもよい。

0054

音声制御部118は、エージェント機能部150からの指示に応じて、スピーカユニット30に含まれるスピーカのうち一部または全部に音声を出力させる。音声制御部118は、複数のスピーカユニット30を用いて、エージェント画像の表示位置に対応する位置にエージェント音声の音像を定位させる制御を行ってもよい。エージェント画像の表示位置に対応する位置とは、例えば、エージェント画像がエージェント音声を喋っていると乗員が感じると予測される位置であり、具体的には、エージェント画像の表示位置付近(例えば、2〜3[cm]以内)の位置である。また、音像が定位するとは、例えば、乗員の左右のに伝達される音の大きさを調節することにより、乗員が感じる音源の空間的な位置を定めることである。

0055

[エージェントサーバ]
図5は、エージェントサーバ200の構成と、エージェント装置100の構成の一部とを示す図である。以下、エージェントサーバ200の構成と共にエージェント機能部150等の動作について説明する。ここでは、エージェント装置100からネットワークNWまでの物理的な通信についての説明を省略する。

0056

エージェントサーバ200は、通信部210を備える。通信部210は、例えばNIC(Network Interface Card)などのネットワークインターフェースである。更に、エージェントサーバ200は、例えば、音声認識部220と、自然言語処理部222と、対話管理部224と、ネットワーク検索部226と、応答文生成部228とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

0057

エージェントサーバ200は、記憶部250を備える。記憶部250は、上記の各種記憶装置により実現される。記憶部250には、パーソナルプロファイル252、辞書DB(データベース)254、知識ベースDB256、応答規則DB258などのデータやプログラムが格納される。

0058

エージェント装置100において、エージェント機能部150は、音声ストリーム、或いは圧縮や符号化などの処理を行った音声ストリームを、エージェントサーバ200に送信する。

0059

例えば、エージェント機能部150は、ローカル処理(エージェントサーバ200を介さない処理)が可能な音声コマンドを認識した場合は、音声コマンドで要求された処理を行ってよい。ローカル処理が可能な音声コマンドとは、エージェント装置100が備えるエージェント記憶部160を参照することで回答可能な音声コマンドであったり、エージェント機能部150−1の場合は車両機器50を制御する音声コマンド(例えば、空調装置をオンにするコマンドなど)であったりする。従って、エージェント機能部150は、エージェントサーバ200が備える機能の一部を有してもよい。

0060

音声ストリームを取得すると、音声認識部220が音声認識を行ってテキスト化された文字情報を出力し、自然言語処理部222が文字情報に対して辞書DB254を参照しながら意味解釈を行う。辞書DB254は、文字情報に対して抽象化された意味情報対応付けられたものである。辞書DB254は、同義語類義語一覧情報を含んでもよい。音声認識部220の処理と、自然言語処理部222の処理は、段階が明確に分かれるものではなく、自然言語処理部222の処理結果を受けて音声認識部220が認識結果を修正するなど、相互に影響し合って行われてよい。

0061

自然言語処理部222は、例えば、認識結果として、「今日の天気は」、「天気はどうですか」等の意味が認識された場合、標準文字情報「今日の天気」に置き換えたコマンドを生成する。これにより、リクエストの音声に文字揺らぎがあった場合にも要求にあった対話をし易くすることができる。また、自然言語処理部222は、例えば、確率を利用した機械学習処理等の人工知能処理を用いて文字情報の意味を認識したり、認識結果に基づくコマンドを生成してもよい。

0062

対話管理部224は、自然言語処理部222の処理結果(コマンド)に基づいて、パーソナルプロファイル252や知識ベースDB256、応答規則DB258を参照しながら車両Mの乗員に対する発話の内容を決定する。パーソナルプロファイル252は、乗員ごとに保存されている乗員の個人情報趣味嗜好、過去の対話の履歴などを含む。知識ベースDB256は、物事の関係性を規定した情報である。応答規則DB258は、コマンドに対してエージェントが行うべき動作(回答や機器制御の内容など)を規定した情報である。

0063

また、対話管理部224は、音声ストリームから得られる特徴情報を用いて、パーソナルプロファイル252と照合を行うことで、乗員を特定してもよい。この場合、パーソナルプロファイル252には、例えば、音声の特徴情報に、個人情報が対応付けられている。音声の特徴情報とは、例えば、声の高さ、イントネーションリズム(音の高低パターン)等の喋り方の特徴や、メル周波数ケプストラム係数(Mel Frequency Cepstrum Coefficients)等による特徴量に関する情報である。音声の特徴情報は、例えば、乗員の初期登録時に所定の単語や文章等を乗員に発声させ、発声させた音声を認識することで得られる情報である。

0064

対話管理部224は、コマンドが、ネットワークNWを介して検索可能な情報を要求するものである場合、ネットワーク検索部226に検索を行わせる。ネットワーク検索部226は、ネットワークNWを介して各種ウェブサーバ300にアクセスし、所望の情報を取得する。「ネットワークNWを介して検索可能な情報」とは、例えば、車両Mの周辺にあるレストラン一般ユーザによる評価結果であったり、その日の車両Mの位置に応じた天気予報であったりする。

0065

応答文生成部228は、対話管理部224により決定された発話の内容が車両Mの乗員に伝わるように、応答文を生成し、エージェント装置100に送信する。応答文生成部228は、乗員がパーソナルプロファイルに登録された乗員であることが特定されている場合に、乗員の名前を呼んだり、乗員の話し方に似せた話し方にした応答文を生成してもよい。

0066

エージェント機能部150は、応答文を取得すると、音声合成を行って音声を出力するように音声制御部118に指示する。また、エージェント機能部150は、音声出力に合わせてエージェントの画像を表示するように表示制御部116に指示する。このようにして、仮想的に出現したエージェントが車両Mの乗員に応答するエージェント機能が実現される。

0067

[コンテンツの再生制御
例えば、エージェント機能部150−3がエージェントを介してサービスを提供している期間において、他のエージェント機能部150−1のウエイクアップワードが発話されたとする。具体的には、エージェント機能部150−3がエージェントサーバ200−3と協働して、コンテンツ再生装置91を制御して音楽を再生しているときに「エージェント1、車内温度下げて」と乗員が発話したとする。この場合、主導権がエージェント機能部150−3に設定されているため、再生中の音楽が終了し、主導権が主導権管理部115に返還された後でないと、エージェント機能部150−1は、車両機器50を制御することができない。

0068

そこで、主導権管理部115は、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、車両機器50を制御する権限が付与されているエージェント機能部150−1に主導権を設定する。もしくは、主導権管理部115は、主導権の設定を保留にする。例えば、「〇〇を再生して」と発話された場合、主導権管理部115は、主導権の設定を保留する。また、主導権管理部115は、「エージェント3、〇〇を再生して」とウエイクアップワードを含むコンテンツの再生が乗員により指示された場合であっても、主導権をエージェント150−3に設定せずに、主導権の設定を保留してもよい。こうすることにより、所定の指示については、主導権を設定する前に、どのエージェント機能部150に主導権を設定するのかを選択することができる。

0069

なお、主導権管理部115は、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示されたか否かを判定する。例えば、発話内容が「〇〇を再生して」、「〇〇の〇〇をかけて」、「音楽をかけて」などに合致する場合、主導権管理部115は、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示されたと判定する。また、主導権管理部115は、コンテンツリスト161を参照し、乗員の発話に、コンテンツリスト161に事前に登録されている楽曲名が含まれている場合、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示されたと判定してもよい。これらに限られず、主導権管理部115は、この判定をエージェント機能部150−1に依頼してもよい。エージェント機能部150−1は、この判定を依頼された場合、例えばエージェントサーバ200−1を協働して発話内容を認識する。

0070

また、主導権管理部115は、乗員の発話の中にウエイクアップワードが含まれない場合、車両機器50を制御する権限が付与されているエージェント機能部150−1に主導権を設定してもよく、主導権の設定を保留してもよい。

0071

コンテンツ管理部120は、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、再生が指示されたコンテンツが車内記憶装置90に存在するならば、車内記憶装置90に存在するコンテンツを車内で再生するようにする。例えば、乗員の発話によりコンテンツの再生が指示された場合、コンテンツ管理部120は、指示されたコンテンツが車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94(または71)に存在するか否かを判定する。例えば、コンテンツ管理部120は、発話内容から曲名「音楽1」のテキストワードを取得し、エージェント記憶部160のコンテンツリスト161を検索し、「音楽1」と合致するコンテンツが格納されていると判定する。これに限られず、コンテンツ管理部120は、車内記憶装置90を検索し、「音楽1」というタイトルのコンテンツを検索により得た場合、「音楽1」に合致するコンテンツが格納されていると判定してもよい。なお、合致には、完全一致一部一致が含まれる。

0072

指示されたコンテンツが車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94(または71)に存在する場合、コンテンツ管理部120は、車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94(または71)に存在するコンテンツを選択する。主導権が保留されている場合、コンテンツ管理部120が車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94(または71)に存在するコンテンツを選択した後、主導権管理部115は、主導権をエージェント機能部150−1に設定してもよい。

0073

そして、コンテンツ管理部120は、選択したコンテンツの再生を、エージェント機能部150−1に依頼する。エージェント機能部150−1は、指示されたコンテンツのコンテンツを車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94(または71)から読み出し、例えばスピーカユニット30を制御してコンテンツを再生する。こうすることにより、コンテンツの再生が、車両機器50を制御する権限が付与されていないエージェント2,3を介してコンテンツが再生されるよりも前において、主導権を設定するエージェントが主導権管理部115により選択される。

0074

エージェント記憶部160は、例えば、フラッシュメモリなどの記憶装置である。エージェント記憶部160には、例えば、コンテンツリスト161が記憶されている。コンテンツリスト161は、例えば、車内記憶装置90に記憶されているコンテンツのタイトルの一覧を示す情報である。車内記憶装置90にコンテンツが追加された場合、コンテンツ管理部120は、追加されたコンテンツのタイトルを、コンテンツリスト161に追加してもよい。なお、コンテンツ管理部120は、可搬型記憶媒体94(または71)に格納されているコンテンツのタイトルを可搬型記憶媒体94(または71)から取得し、コンテンツリスト161に追加してもよい。

0075

[コンテンツ再生]
以下、エージェント装置100において実行されるコンテンツ再生制御について説明する。図6〜8を参照し、エージェント機能部150−1〜150−3のそれぞれがコンテンツ再生制御を実行する例について説明する。ここでの例では、車内記憶装置90に「音楽1」と「音楽2」の2つのコンテンツが格納されており、可搬型記憶媒体94は接続されていないとする。「音楽1」と「音楽2」は、曲名である。

0076

図6は、エージェント機能部150−1がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。例えば、乗員が「音楽1を再生して」と発話したとする。このように、コンテンツの再生が乗員の発話により指示された場合、主導権管理部115は、主導権をエージェント機能部150−1に一旦設定してもよく、主導権の設定を保留してもよい。

0077

コンテンツ管理部120は、コンテンツリスト161を参照し、「音楽1」が車内記憶装置90等に存在するか否かを判定する。この例では、「音楽1」が車内記憶装置90に存在するため、コンテンツ管理部120は、車内記憶装置90に記憶されている「音楽1」のコンテンツを選択し、選択したコンテンツの再生をエージェント機能部150−1に指示する。エージェント機能部150−1は、「音楽1」のコンテンツを車内記憶装置90から読み出し、スピーカユニット30等を制御して再生する。

0078

図7は、エージェント機能部150−2がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。例えば、乗員が「音楽Xを再生して」と発話したとする。このように、コンテンツの再生が乗員の発話により指示された場合、主導権管理部115は、主導権をエージェント機能部150−1に一旦設定してもよく、主導権の設定を保留してもよい。

0079

コンテンツ管理部120は、コンテンツリスト161を参照し、「音楽X」が車内記憶装置90等に存在するか否かを判定する。この例では、「音楽X」が車内記憶装置90に存在しないため、主導権管理部115が、エージェント機能部150−2に主導権を設定する。エージェント機能部150−2は、エージェントサーバ200−2と協働し、車載通信装置60を介して、エージェントサーバ200−2に記憶されている「音楽X」のコンテンツを取得(ダウンロードでも、ストリーミングでもよい)し、スピーカユニット30等を制御して再生する。

0080

図8は、エージェント機能部150−3がコンテンツ再生制御を実行する例を説明するための参考図である。例えば、乗員が「音楽Xを再生して」と発話したとする。このように、コンテンツの再生が乗員の発話により指示された場合、主導権管理部115は、主導権をエージェント機能部150−1に一旦設定してもよく、主導権の設定を保留してもよい。

0081

コンテンツ管理部120は、コンテンツリスト161を参照し、「音楽X」が車内記憶装置90等に存在するか否かを判定する。この例では、「音楽X」が車内記憶装置90に存在しないため、主導権管理部115が、エージェント機能部150−3に主導権を設定する。エージェント機能部150−3は、汎用通信装置70およびエージェントサーバ200−3と協働し、車載通信装置60を介して、エージェントサーバ200−3に記憶されている「音楽X」のコンテンツを取得(ダウンロードでも、ストリーミングでもよい)し、汎用通信装置70を制御して再生する。

0082

このように、指示されたコンテンツが車両記憶装置90等に存在する場合にはそのコンテンツを選択し、車内エージェントであるエージェント機能部150−1が、エージェント1を介して選択されたコンテンツを再生することにより、主導権が長時間にわたってエージェント機能部150−2、150−3に設定されることを回避することができる。よって、上述した例のように、コンテンツを再生中に「エージェント1、車内温度を下げて」と乗員が発話した場合であっても、エージェント機能部150−1は、車両機器50を制御し、車内の温度を下げることができる。

0083

処理フロー
以下、エージェント装置100による処理について説明する。図9は、エージェント装置100による処理の一例を示すフローチャートである。まず、主導権管理部115は、コンテンツの再生が指示されたか否かを判定する(ステップS101)。コンテンツの再生が指示された場合、主導権管理部115は、主導権を保留する(ステップS103)。

0084

次いで、コンテンツ管理部120は、指示されたコンテンツが車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94,71に存在するか否かを判定する(ステップS105)。指示されたコンテンツが車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94,71に存在する場合、コンテンツ管理部120は、車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94,71に存在するコンテンツを選択する(ステップS107)。そして、主導権管理部115は、主導権をエージェント機能部150−1(車内エージェント)に設定する(ステップS109)。

0085

次いで、主導権管理部115は、主導権が設定されていないエージェント機能部150−2,150−3が起動しているか否かを判定する(ステップS111)。エージェント機能部150−2,150−3が起動している場合、主導権管理部115は、起動しているエージェント機能部150−2,150−3を停止させる(ステップS113)。ステップS113の処理は、エージェント機能部150−1により実行されてもよい。また、ステップS113の処理は、主導権管理部115がエージェント機能部150−1以外のエージェント機能部150−2,150−3に対して、停止を通知し、通知を受けたエージェント機能部150−2,150−3が自ら停止してもよい。

0086

そして、主導権が設定されているエージェント機能部150−1は、コンテンツ管理部120により選択されたコンテンツのコンテンツを、車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94,71から読み出し、例えばスピーカユニット30を制御してコンテンツを再生する(ステップS115)。

0087

一方、ステップS105において、指示されたコンテンツが車内記憶装置90あるいは可搬型記憶媒体94,71に存在しない場合、主導権管理部115は、指示されたコンテンツの再生が可能なエージェント機能部150に主導権を設定する(ステップS117)。例えば、主導権管理部115は、エージェント機能部150−2に主導権を設定する。そして、エージェント機能部150−2は、エージェントサーバ200−2と協働し、車載通信装置60を介して、エージェントサーバ200−2(あるいは他の外部サーバ)に記憶されているコンテンツを取得し、スピーカユニット30等を制御して再生する(ステップS119)。

0088

上記説明した第1実施形態のエージェント装置100によれば、利便性を向上させることができる。

0089

以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

0090

例えば、コンテンツ管理部120は、エージェント装置100の管理部110が備える機能部として説明したが、これに限られない。例えば、コンテンツ管理部120は、エージェント機能部150が備える構成であってもよく、エージェント装置100とは異なる車両内の装置に搭載されていてもよい。

0091

また、上述の例では、主導権設定部115が、エージェント機能部150の起動を制御する例について説明したが、これに限られない。例えば、車両エージェントであるエージェント機能部150−1が、マスター的なポジションで、主導権の設定や、他のエージェント機能部150—2,150−3の起動を制御してもよい。

0092

10マイク
20 表示・操作装置
30スピーカユニット
40ナビゲーション装置
50車両機器
60車載通信装置
70汎用通信装置
71可搬型記憶媒体
80 乗員認識装置
90 車内記憶装置
91コンテンツ再生装置
92ドライブ装置
93再生制御装置
94 可搬型記憶媒体
100エージェント装置
110管理部
112音響処理部
114エージェントごとWU判定部
115 主導権管理部
116表示制御部
118音声制御部
120コンテンツ管理部
152ペアリングアプリ実行部
200 エージェントサーバ

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    【課題】移動体の運転の安全性を向上可能な電子機器、制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】自動車に搭載可能な電子機器は、自機器に触れられずにジェスチャを検出する第1センサと、自機器に接触される... 詳細

  • クリスタルメソッド株式会社の「 推定システム、及び推定装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】キー入力を推定する精度の向上を図ることができる推定システム、及び推定装置を提供する。【解決手段】仮想キーボードを用いて入力された文字列を推定する推定システムであって、ユーザが前記仮想キーボード... 詳細

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