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図面 (8)

課題

光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することを可能にする。

解決手段

マルチコアファイバー30と、波長の異なる複数色の光を出射する光源10と、光源10から出射させる光の色を切り替える光源制御部20とを備え、光源10は、光源10から出射される光が複数のコア300のうちの一部のコア300に偏って入射されるように設けられており、複数のコア300は、光源10から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバー30の断面方向にお互いが離間して配置されているとともに、コア長コア間距離、及びコア径が、光源10から入射する光の色別に、コア300間のクロストークによって複数のコア300から出射される光の強弱パターンが異なるように設けられており、光源制御部20は、光源10から出射させる光の色を切り替える。

概要

背景

従来、光ファイバー通信に用いることが知られている。また、光ファイバーを表示に用いることも知られている。例えば、特許文献1には、表示板上の所望の表示パターンを構成するように配置した漏洩型光ファイバー発光させることで表示パターンを表示する技術が開示されている。特許文献1には、必要に応じて光ファイバー接続手段と漏洩型光ファイバー及び光ファイバーとを差し変えて、表示パターンを自由に変更することが開示されている。

概要

光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することを可能にする。マルチコアファイバー30と、波長の異なる複数色の光を出射する光源10と、光源10から出射させる光の色を切り替える光源制御部20とを備え、光源10は、光源10から出射される光が複数のコア300のうちの一部のコア300に偏って入射されるように設けられており、複数のコア300は、光源10から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバー30の断面方向にお互いが離間して配置されているとともに、コア長コア間距離、及びコア径が、光源10から入射する光の色別に、コア300間のクロストークによって複数のコア300から出射される光の強弱パターンが異なるように設けられており、光源制御部20は、光源10から出射させる光の色を切り替える。

目的

この開示のひとつの目的は、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することを可能にする表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のコア(300)を有する光ファイバーであるマルチコアファイバー(30)と、波長の異なる複数色の光を出射する光源(10)と、前記光源から出射させる光の色を切り替え光源制御部(20,20b)とを備え、前記光源は、前記光源から出射される光が複数の前記コアのうちの一部のコアに偏って入射されるように設けられており、複数の前記コアは、前記光源から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、前記マルチコアファイバーの断面方向にお互いが離間して配置されているとともに、コア長コア間距離、及びコア径が、前記光源から入射する光の色別に、前記コア間のクロストークによって複数の前記コアから出射される光の強弱パターンが異なるように設けられており、前記光源制御部は、前記光源から出射させる光の色を切り替えることで、複数の前記コアから出射される光の強弱のパターンを切り替えさせ、前記マルチコアファイバーの断面に、前記光源から出射する光の色ごとに異なる表示パターンの表示を行わせる表示装置

請求項2

前記光源は、前記光源から出射する光を集光する機構(40)によって、前記光源から出射される光が複数の前記コアのうちの一部のコアに偏って入射されるように設けられている請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記光源は、前記マルチコアファイバーの断面と対向する位置であって、且つ、複数の前記コアのそれぞれとの距離が均一とならない位置に設けられている請求項1に記載の表示装置。

請求項4

前記マルチコアファイバーとこのマルチコアファイバーに対応する前記光源との組を複数組備え、前記光源制御部(20b)は、これらの組の前記光源から出射させる光の色を切り替える請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項5

前記マルチコアファイバーとこのマルチコアファイバーに対応する前記光源との組ごとで前記表示パターンが均一でない請求項4に記載の表示装置。

請求項6

車両で用いられる請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。

技術分野

0001

本開示は、表示装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、光ファイバー通信に用いることが知られている。また、光ファイバーを表示に用いることも知られている。例えば、特許文献1には、表示板上の所望の表示パターンを構成するように配置した漏洩型光ファイバー発光させることで表示パターンを表示する技術が開示されている。特許文献1には、必要に応じて光ファイバー接続手段と漏洩型光ファイバー及び光ファイバーとを差し変えて、表示パターンを自由に変更することが開示されている。

先行技術

0003

特開平11−72623号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示の技術では、漏洩型光ファイバーを表示板に二次元的に配置することで表示パターンを構成するため、細かな表示を行うことができない問題点がある。また、特許文献1に開示の技術では、表示パターンを変更するためには光ファイバー接続手段と漏洩型光ファイバー及び光ファイバーとをその都度差し変える必要がある。よって、表示パターンを切り替えるのに手間がかかるとともに、表示パターンを迅速に切り替えることができない問題点がある。

0005

この開示のひとつの目的は、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することを可能にする表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。

0007

上記目的を達成するために、本開示の表示装置は、複数のコア(300)を有する光ファイバーであるマルチコアファイバー(30)と、波長の異なる複数色の光を出射する光源(10)と、光源から出射させる光の色を切り替える光源制御部(20,20b)とを備え、光源は、光源から出射される光が複数のコアのうちの一部のコアに偏って入射されるように設けられており、複数のコアは、光源から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバーの断面方向にお互いが離間して配置されているとともに、コア長コア間距離、及びコア径が、光源から入射する光の色別に、コア間のクロストークによって複数のコアから出射される光の強弱パターンが異なるように設けられており、光源制御部は、光源から出射させる光の色を切り替えることで、複数のコアから出射される光の強弱のパターンを切り替えさせ、マルチコアファイバーの断面に、光源から出射する光の色ごとに異なる表示パターンの表示を行わせる。

0008

これによれば、光源からマルチコアファイバーの複数のコアに入射する光は、複数のコア間で偏ることになる。マルチコアファイバーのコアに入射した光は、複数のコア間でクロストークを生じ得る。クロストークは、入射する光の波長、コア長、コア間距離、及びコア径に依存するので、コアに入射する光の色ごとにクロストークの生じ方が異なる。よって、コアに入射する光がコア間で偏っている場合、コアに入射する光の色ごとに、クロストークによって複数のコアから出射される光の強弱のパターンが変化し得る。これに対して、本開示の表示装置では、複数のコアのコア長、コア間距離、及びコア径が、光源から入射する光の色別に、コア間のクロストークによって複数のコアから出射される光の強弱のパターンが異なるように設けられている。よって、コアに入射する光の色ごとに、複数のコアから出射される光の強弱のパターンを異ならせることができる。また、複数のコアは、光源から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバーの断面方向にお互いが離間して配置されている。よって、コアに入射する光の色ごとに、複数のコアから出射される光の強弱のパターンによって、異なる表示パターンを表現することが可能になる。

0009

また、表示パターンは、マルチコアファイバーの断面方向にお互いが離間して配置されているコアによって表現するので、より細かな形状の表示を行うことが可能になる。さらに、光源制御部によって光源から出射させる光の色を切り替えることで、表示パターンを切り替えることが可能になるので、より容易且つより迅速に表示パターンを切り替えることが可能になる。その結果、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することが可能になる。

図面の簡単な説明

0010

表示装置1の概略的な構成の一例を示す図である。
赤色光を複数のコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。
緑色光を複数のコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。
青色光を複数のコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。
マルチコアファイバー30の観測側断面に表示される表示パターンの一例を説明するための模式図である。
表示装置1aの概略的な構成の一例を示す図である。
表示装置1bの概略的な構成の一例を示す図である。

実施例

0011

図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。

0012

(実施形態1)
<表示装置1の概略構成
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。図1に示すように、表示装置1は、光源10、光源制御部20、及びマルチコアファイバー30を備える。表示装置1では、マルチコアファイバー30の断面が、観測者Obによって観測される表示面となる。表示装置1では、光源10、光源制御部20、及び観測者Ob側の断面(以下、観測側断面)を除くマルチコアファイバー30が、例えばハウジング収納されている構成とすればよい。このハウジングとしては、例えば樹脂等を用いればよい。ハウジングとしては、光源10から出射される光を反射しにくい素材を用いることが好ましい。

0013

光源10は、波長の異なる複数色の光を出射する。光源10は、それぞれ波長が異なる色の光を発光する発光体を複数有する構成とすればよい。発光体は、電源から供給される電力を用いて発光する。発光体としては、半導体レーザ発光ダイオード(以下、LED)等の発光素子を用いればよい。以下では、発光体としてLEDを用いる場合を例に挙げて説明を行う。

0014

一例として、本実施形態では、光源10は、赤色LED100R、緑色LED100G、及び青色LED100Bを有している。赤色LED100Rは、赤色の光を発光する。赤色の光としては、例えば620〜750nmの範囲内の波長の光を用いればよい。緑色LED100Gは、緑色の光を発光する。緑色の光としては、例えば495〜570nmの範囲内の波長の光を用いればよい。青色LED100Bは、青色の光を発光する。青色の光としては、例えば450〜495nmの範囲内の波長の光を用いればよい。赤色LED100R、緑色LED100G、及び青色LED100Bは、パッケージ化されたLEDチップであってもよい。

0015

光源10は、マルチコアファイバー30の観測側断面とは反対側の断面(以下、光源側断面)と対向する位置に設けられる。これにより、光源10から出射される光が、マルチコアファイバー30の光源側断面から入射し、観測側断面から出射する。

0016

光源制御部20は、光源10から出射させる光の色を切り替える制御回路である。光源制御部20は、例えばプロセッサを備えるマイクロコンピュータであってもよいし、ICチップであってもよいし、他の制御回路であってもよい。一例として、光源制御部20は、電源から赤色LED100R、緑色LED100G、及び青色LED100Bに流れる電流を制御することで、光源10から出射させる光の色を切り替える。

0017

例えば、光源制御部20は、赤色LED100Rに電流を流させる一方、緑色LED100G及び青色LED100Bに電流を流させないことで、赤色光を出射させればよい。光源制御部20は、緑色LED100Gに電流を流させる一方、赤色LED100R及び青色LED100Bに電流を流させないことで、緑色光を出射させればよい。光源制御部20は、青色LED100Bに電流を流させる一方、赤色LED100R及び緑色LED100Gに電流を流させないことで、青色光を出射させればよい。

0018

マルチコアファイバー30は、コア300及びクラッド310を有する。マルチコアファイバー30は、1つのクラッド310の中に複数のコア300を配置した光ファイバーである。複数のコア300は、マルチコアファイバー30の伸長方向に、お互いが略平行に配置される。コア300及びクラッド310は、透過性の高い石英ガラス,樹脂等でできている。コア300は、クラッド310と比較して屈折率が高くなっている。これにより、マルチコアファイバー30は、全反射現象を利用して、コア300で光を伝搬する構造となっている。本実施形態では、コア300から出射される光を利用することで、マルチコアファイバー30の観測側断面を表示面として用いる。

0019

マルチコアファイバー30の材質は、通信用途で用いられる光ファイバーと共通の材質を用いればよい。これにより、通信用途で用いられる光ファイバーを転用することが可能になり、表示装置1の製造の手間を減らすことができる。一方、マルチコアファイバー30は、通信用途で用いられるよりも長さが大幅に短くなっている。これは、表示装置1の配置の自由度を増すために、表示装置1を薄型にすることが好ましいためである。一例としては、マルチコアファイバー30の伸長方向の長さは数cm以下とすればよい。

0020

複数のコア300は、光源10から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバー30の断面方向にお互いが離間して配置されている。本実施形態の例では、光源10から出射する光の色の種類は赤,緑,青の3種類であるので、3つの表示パターンを構成可能に配置されている。

0021

ここで、マルチコアファイバー30の断面方向におけるコア300の配置の一例について、図1を用いて説明する。図1の例では、複数のコア300として、5つのコア300A,コア300B,コア300C,コア300D,コア300Eを用いる場合を例に挙げて説明を行う。コア300Aは、マルチコアファイバー30の断面の中央に配置される。コア300B,コア300C,コア300D,コア300Eは、マルチコアファイバー30の断面視でコア300Aを中心にして正方形状に囲むように配置される。図1の例に示す配置によって表現可能な3種類の表示パターンについては後述する。

0022

光源10とマルチコアファイバー30との、マルチコアファイバー30の断面方向の位置関係については、以下の通りである。光源10は、複数のコア300のそれぞれとの距離が均一とならない位置に設けられている。これは、光源10から出射される光が複数のコア300のうちの一部のコアに偏って入射されるようにするためである。図1の例では、光源10は、コア300A〜コア300Eのうちのコア300Aに最も近く、コア300B〜コア300Eについては等距離となる位置関係となっている。図1の例では、光源10から出射される光が、コア300B〜コア300Eよりもコア300Aに多く入射し、コア300B〜コア300Eには均等に入射するものとする。

0023

また、複数のコア300は、コア長、コア間距離、及びコア径が、光源10から入射する光の色別に、コア300間のクロストークによって複数のコア300から出射される光の強弱のパターンが異なるように設けられている。コア300間のクロストークとは、主に隣接するコア300間のクロストークである。ここで言うところの隣接とは、クラッド310を介して隣り合っていることを意味する。複数のコア300へ入射する光の色別に複数のコア300から出射される光の強弱のパターン(つまり、表示パターン)を異ならせる原理について、以下で説明を行う。

0024

<表示パターンを異ならせる原理について>
マルチコアファイバー30では、隣接するコア300間で光が漏れ出して伝わるクロストークが生じる。クロストークは、入射する光の波長、コア長、コア間距離、及びコア径に依存する。よって、同一のコア300に入射する光であっても、光の色ごとにクロストークの生じ方が異なる。このことから、複数のコア300に入射する光がコア300間で偏っている場合、コア300に入射する光の色ごとに、クロストークによって複数のコア300から出射される光の強弱のパターンが変化し得る。これを利用して、コア長、コア間距離、及びコア径を調整して設計することで、複数のコア300に入射する光の色ごとに、複数のコア300から出射される光の強弱のパターンを、観測者Obから認識可能な程度に異ならせることができる。

0025

ここで、図2図4を用いて、3色の光の色ごとに複数のコア300から出射される光の強弱のパターンを異ならせる例について説明を行う。図2図4では、便宜上、図1の複数のコア300のうちの、コア300Aとコア300Bとの関係に絞った模式図を用いて説明を行う。図2が赤色光をコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。図3が緑色光をコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。図4が青色光をコア300に入射する場合の複数のコア300から出射される光の強弱のパターンの一例を説明するための模式図である。図2図4では、コア300A及びコア300Bのコア長、コア間距離、及びコア径は同じであって、入射する光の波長のみが異なる。

0026

図2に示すように、赤色LED100Rから出射される赤色光は、コア300A及びコア300Bに入射する。コア300A及びコア300Bに入射する赤色光は、コア300Bよりもコア300Aに多く入射する偏りがあるものとする。コア300A及びコア300Bに入射する赤色光は、コア300Aとコア300Bとの間での赤色光の波長に応じたクロストークにより、コア300Aとコア300Bとを行き来し、コア300A及びコア300Bから出射する。

0027

図2の例では、クロストークの結果、コア300Aに入射した赤色光の大半がコア300Aから出射し、コア300Bに入射した赤色光の大半がコア300Bから出射するようになっているものとする。この場合、マルチコアファイバー30から出射される赤色光は、コア300Aで強く、コア300Bで弱くなる。その結果、マルチコアファイバー30の観測側断面では、コア300A及びコア300Bのうちのコア300Aのみが赤色に光る表示パターンが見られるようになる。

0028

図3に示すように、緑色LED100Gから出射される緑色光も、コア300A及びコア300Bに入射する。コア300A及びコア300Bに入射する緑色光も、コア300Bよりもコア300Aに多く入射する偏りがあるものとする。コア300A及びコア300Bに入射する緑色光は、コア300Aとコア300Bとの間での緑色光の波長に応じたクロストークにより、コア300Aとコア300Bとを行き来し、コア300A及びコア300Bから出射する。

0029

図3の例では、クロストークの結果、コア300Aに入射した緑色光の大半がコア300Bから出射し、コア300Bに入射した緑色光の大半がコア300Aから出射するようになっているものとする。この場合、マルチコアファイバー30から出射される緑色光は、コア300Bで強く、コア300Aで弱くなる。その結果、マルチコアファイバー30の観測側断面では、コア300A及びコア300Bのうちのコア300Bのみが緑色に光る表示パターンが見られるようになる。

0030

図4に示すように、青色LED100Bから出射される青色光も、コア300A及びコア300Bに入射する。コア300A及びコア300Bに入射する青色光も、コア300Bよりもコア300Aに多く入射する偏りがあるものとする。コア300A及びコア300Bに入射する青色光は、コア300Aとコア300Bとの間での青色光の波長に応じたクロストークにより、コア300Aとコア300Bとを行き来し、コア300A及びコア300Bから出射する。

0031

図4の例では、クロストークの結果、コア300Aに入射した青色光が略均等にコア300A及びコア300Bから出射し、コア300Bに入射した青色光も略均等にコア300A及びコア300Bから出射するようになっているものとする。この場合、マルチコアファイバー30から出射される青色光は、コア300Aとコア300Bとで略同じ強さとなる。その結果、マルチコアファイバー30の観測側断面では、コア300A及びコア300Bの両方が青色に光る表示パターンが見られるようになる。

0032

本実施形態では、赤緑青の3色の光ごとに複数のコア300から出射される光の強弱のパターンが図2図4で説明したパターンとなるように、コア長、コア間距離、及びコア径が調整して設計されているものとする。コア長及びコア径については、例えば複数のコア300で一律の値とすればよい。なお、赤緑青の3色の光ごとのパターンは、図2図4で示したパターンに限るものではない。色ごとに対応するパターンは、コア長、コア間距離、及びコア径を調整して設計することによって、図2図4で示したパターンから入れ替えてもよい。

0033

<表示パターン例>
続いて、マルチコアファイバー30の観測側断面に表示される表示パターンの一例について、図5を用いて説明を行う。本実施形態のマルチコアファイバー30は、赤緑青の3色の光ごとに複数のコア300から出射される光の強弱のパターンが、以下のパターンとなるように、コア長、コア間距離、及びコア径が調整して設計されているものとする。なお、光源10から出射される光は、前述したように、コア300B〜コア300Eよりもコア300Aに多く入射し、コア300B〜コア300Eには均等に入射するものとする。

0034

マルチコアファイバー30は、赤色LED100Rからコア300A〜コア300Eに入射される赤色光が、大半はコア300Aから出射される一方、コア300B〜コア300Eからはあまり出射されないようになっている。これにより、マルチコアファイバー30に赤色光を入射する場合には、図5のパターンReに示すような、コア300A〜コア300Eのうちのコア300Aのみが赤色に光る表示パターンが表示される。

0035

マルチコアファイバー30は、緑色LED100Gからコア300A〜コア300Eに入射される緑色光が、大半はコア300B〜300Eから均等に出射される一方、コア300Aからはあまり出射されないようになっている。これにより、マルチコアファイバー30に緑色光を入射する場合には、図5のパターンGrに示すような、コア300A〜コア300Eのうちのコア300B〜コア300Eのみが均等に緑色に光る表示パターンが表示される。

0036

マルチコアファイバー30は、青色LED100Bからコア300A〜コア300Eに入射される青色光が、コア300A〜コア300Eから略均等に出射されるようになっている。これにより、マルチコアファイバー30に青色光を入射する場合には、図5のパターンBrに示すような、コア300A〜コア300Eが均等に青色に光る表示パターンが表示される。

0037

マルチコアファイバー30の複数のコア300A〜300Eは、光源10から出射する光の色の種類と同じ数の表示パターンを構成可能に、マルチコアファイバー30の断面方向にお互いが離間して配置されている。よって、図5に示すように、コア300に入射する光の色ごとに、複数のコア300から出射される光の強弱のパターンによって、異なる表示パターンを表現することが可能になる。

0038

光源制御部20は、赤色LED100Rに電流を流させて赤色光を出射させることで、図5のパターンReに示すような表示パターンを表示させる。光源制御部20は、緑色LED100Gに電流を流させて緑色光を出射させることで、図5のパターンGrに示すような表示パターンを表示させる。光源制御部20は、青色LED100Bに電流を流させて青色光を出射させることで、図5のパターンBrに示すような表示パターンを表示させる。

0039

このように、光源制御部20は、光源10から出射させる光の色を切り替えることで、複数のコア300から出射される光の強弱のパターンを切り替えさせ、マルチコアファイバー30の観測側断面に、光源10から出射する光の色ごとに異なる表示パターンの表示を行わせる。

0040

<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、マルチコアファイバー30のコア300に入射する光の色ごとに、複数のコア300から出射される光の強弱のパターンによって、異なる表示パターンを表現することが可能になる。また、表示パターンは、マルチコアファイバー30の断面方向にお互いが離間して配置されているコア300によって表現するので、より細かな形状の表示を行うことが可能になる。さらに、光源制御部20によって光源10から出射させる光の色を切り替えることで、表示パターンを切り替えることが可能になるので、より容易且つより迅速に表示パターンを切り替えることが可能になる。その結果、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することが可能になる。

0041

実施形態1の表示装置1は、例えば車両で用いることができる。一例としては、メータ警告灯の表示に利用することができる。また、シフトポジションを示す表示に利用することができる。なお、表示装置1は、車両で用いる構成に限らず、車両以外で用いる構成としてもよい。

0042

(実施形態2)
実施形態1では、光源10から出射される光が直接的にマルチコアファイバー30のコア300に入射される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、光源10から出射する光を集光する機構によって、光源10から出射される光が複数のコア300の内の一部のコア300に偏って入射される構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下では、図を用いて実施形態2の一例についての説明を行う。

0043

図6に示すように、表示装置1aは、光源10、光源制御部20、マルチコアファイバー30、及び集光機構40を備える。表示装置1aは、集光機構40を備える点を除けば、実施形態1の表示装置1と同様である。

0044

集光機構40は、光源10から出射する光を集光する。一例として、集光機構40としては、集光レンズ等を用いればよい。

0045

光源10と集光機構40とマルチコアファイバー30との、マルチコアファイバー30の断面方向の位置関係については、以下の通りである。光源10は、集光機構40によって、光源10から出射される光がコア300に偏って入射されるように設けられている。一例としては、図6の例に示すように、コア300A〜コア300Eのうちのコア300Aのみに偏って入射されるように設けられている。なお、光源10とマルチコアファイバー30との、マルチコアファイバー30の断面方向の位置関係については、実施形態1で述べたのと同様である。

0046

実施形態2の構成でも実施形態1と同様に、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することが可能になる。また、実施形態2の構成によれば、光源10から出射される光を複数のコア300のうちの一部のコア300にさらに偏って入射することが可能になる。よって、コア300間のクロストークによって複数のコア300から出射される光の強弱のパターンをさらに偏らせることが可能になる。従って、光源10から出射させる光によってマルチコアファイバー30の観測側断面に生成する表示パターンをよりはっきりと表示させることが可能になる。

0047

(実施形態3)
実施形態1では、表示装置1に、マルチコアファイバー30とこのマルチコアファイバー30に対応する光源10との組を1組のみ備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、マルチコアファイバー30とこのマルチコアファイバー30に対応する光源10との組を複数組備える構成(以下、実施形態3)としてもよい。以下では、図を用いて実施形態3の一例についての説明を行う。

0048

図7に示すように、表示装置1bは、複数の光源10と、複数のマルチコアファイバー30と、光源制御部20bとを備える。表示装置1bは、マルチコアファイバー30とこのマルチコアファイバー30に対応する光源10との組を複数組備える。表示装置1bは、マルチコアファイバー30とこのマルチコアファイバー30に対応する光源10との組を複数組備える点を除けば、実施形態1の表示装置1と同様である。マルチコアファイバー30とこのマルチコアファイバー30に対応する光源10との組単位の構成については、実施形態1と同様とすればよい。

0049

光源制御部20bは、制御を行う光源10が複数である点を除けば、実施形態1の光源制御部20と同様である。光源制御部20bは、複数の光源10で出射させる光を一律に同じ色とする構成としてもよいし、色を異ならせる構成としてもよい。

0050

実施形態3の構成でも実施形態1と同様に、光ファイバーを用いてより細かな複数パターンの形状の表示をより容易且つより迅速に切り替えて表示することが可能になる。また、実施形態3の構成によれば、複数のマルチコアファイバー30の観測側断面に表示される表示パターンを組み合わせてさらに複雑な表示パターンを表示することが可能になる。

0051

なお、複数のマルチコアファイバー30は、断面方向におけるコア300の配置が一律に同じでなくてもよい。例えば、断面方向におけるコア300の配置を複数のマルチコアファイバー30ごとに異ならせることで、さらに複雑な表示パターンを表示することを可能にしてもよい。また、複数の光源10のそれぞれから出射可能な光の色の組は、一律に同じでなくてもよい。例えば、複数の光源10のそれぞれから出射可能な光の色の組を異ならせることで、さらに複雑な表示パターンを表示することを可能にしてもよい。

0052

(実施形態4)
前述の実施形態では、光源10がマルチコアファイバー30の観測側断面とは反対側の断面と対向する位置に設けられる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、光源10とマルチコアファイバー30との間の光路ミラーを挟むことで、光源10がマルチコアファイバー30の観測側断面とは反対側の断面と対向する位置に設けられない構成としてもよい。

0053

(実施形態5)
前述の実施形態では、光源10から出射可能な光の色の組として、赤、緑、青の3色を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、他の色を用いる構成としてもよい。また、3色に限らず、2色であっても、4色以上であってもよい。

0054

なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと1つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された1つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。

0055

1,1a,1c表示装置、10光源、20,20b光源制御部、30マルチコアファイバー、40集光機構、100R 赤色LED、100G 緑色LED、100B 青色LED、300,300A,300B,300C,300D,300Eコア、310 クラッド

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