図面 (/)

技術 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

出願人 株式会社リコー
発明者 菅沼卓也久保達哉
出願日 2019年3月18日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-049424
公開日 2020年9月24日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-154010
状態 未査定
技術分野 電子写真における乾式現像 電子写真における磁気ブラシ現像 電子写真一般。全体構成、要素
主要キーワード 入口ギャップ 大ギャップ パドル形状 クサビ状 方向偏差 オーガスクリュ 濃度偏差 固定端側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

トナー飛散を充分に軽減する。

解決手段

現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aを覆う上カバー13r(カバー部材)や、上カバー13rに片持ち支持されて現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aの回転に沿うように現像ローラ13aに腹当りするシート状部材13s、が設けられている。そして、上カバー13rには、現像ローラ13aとの間に大きな隙間を回転方向の所定範囲に形成する大ギャップ形成部13r2と、大ギャップ形成部13r2に対して回転方向の下流側に隣接して現像ローラ13aとの間に小さな隙間Hを回転方向の所定範囲に略同等に形成する小ギャップ形成部13r1と、が設けられている。

概要

背景

従来から、複写機プリンタ等の画像形成装置において、トナーキャリアとからなる2成分現像剤などの現像剤を収容した現像装置であって、現像領域の下流側で現像ローラを覆うカバー部材ハウジング現像ケース)が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。

詳しくは、現像装置には、現像ローラを感光体ドラム像担持体)に対して対向させるために、ハウジングに開口が設けられている。そして、その開口からのトナー飛散を防止するために、現像領域の下流側であって現像ローラとカバー部材(ハウジング)とのギャップの部分に、ポンプ作用によって現像装置の内部に向けて吸い込み気流が形成されるように、上述したギャップが設定されている。そして、このような吸い込み気流によって現像装置内に空気が流入することになるが、現像装置のハウジングに形成されたフィルタ付きの開口部から空気が抜けるように構成することにより、現像装置の内圧の上昇を抑えている。

概要

トナー飛散を充分に軽減する。現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aを覆う上カバー13r(カバー部材)や、上カバー13rに片持ち支持されて現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aの回転に沿うように現像ローラ13aに腹当りするシート状部材13s、が設けられている。そして、上カバー13rには、現像ローラ13aとの間に大きな隙間を回転方向の所定範囲に形成する大ギャップ形成部13r2と、大ギャップ形成部13r2に対して回転方向の下流側に隣接して現像ローラ13aとの間に小さな隙間Hを回転方向の所定範囲に略同等に形成する小ギャップ形成部13r1と、が設けられている。

目的

この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー飛散が充分に軽減される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

像担持体の表面に形成された潜像現像する現像装置であって、所定の回転方向に回転して、前記像担持体に対向又は当接して現像領域を形成する現像ローラと、前記現像領域に対して前記回転方向の下流側で前記現像ローラを覆うカバー部材と、前記カバー部材に片持ち支持されて、前記現像領域に対して前記回転方向の下流側で前記現像ローラの回転に沿うように前記現像ローラに腹当りするシート状部材と、を備え、前記カバー部材は、前記現像ローラとの間に大きな隙間を前記回転方向の所定範囲に形成する大ギャップ形成部と、前記大ギャップ形成部に対して前記回転方向の下流側に隣接して、前記現像ローラとの間に小さな隙間を前記回転方向の所定範囲に略同等に形成する小ギャップ形成部と、を具備したことを特徴とする現像装置。

請求項2

前記カバー部材は、前記大ギャップ形成部の位置で前記現像ローラに腹当りすることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。

請求項3

前記現像ローラは、その内部に磁界発生部を具備して、前記回転方向の所定領域において法線方向磁力が最も強くなる磁極が前記回転方向の全領域において複数箇所に形成されるように構成され、前記小ギャップ形成部は、前記複数の磁極のうちの1つの磁極に対向することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。

請求項4

前記シート状部材は、前記カバー部材に支持された固定端と、自由端と、の間の部分が、前記複数の磁極のうちの前記1つの磁極とは異なる1つの磁極に対向することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。

請求項5

前記シート状部材は、その自由端となる先端部が、前記現像ローラに当接しないように設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。

請求項6

前記シート状部材の自由端となる先端部と、前記小ギャップ形成部と、の間に前記回転方向の隙間が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。

請求項7

前記カバー部材は、前記大ギャップ形成部に対して前記回転方向の上流側に隣接して、前記回転方向の上流側端部から下流側端部にかけて現像ローラとの隙間が漸減するように形成された入口ギャップ形成部を具備し、前記シート状部材は、前記入ギャップ形成部に貼着されて片持ち支持されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置。

請求項8

前記現像ローラに対して下方で対向して、前記現像ローラに担持される現像剤の量を規制する現像剤規制部材を備え、前記カバー部材は、前記現像ローラの上方を覆うように設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。

請求項9

画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。

請求項10

請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

この発明は、像担持体の表面に形成された潜像現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジと、複写機プリンタファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、に関するものである。

背景技術

0002

従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーキャリアとからなる2成分現像剤などの現像剤を収容した現像装置であって、現像領域の下流側で現像ローラを覆うカバー部材ハウジング現像ケース)が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。

0003

詳しくは、現像装置には、現像ローラを感光体ドラム(像担持体)に対して対向させるために、ハウジングに開口が設けられている。そして、その開口からのトナー飛散を防止するために、現像領域の下流側であって現像ローラとカバー部材(ハウジング)とのギャップの部分に、ポンプ作用によって現像装置の内部に向けて吸い込み気流が形成されるように、上述したギャップが設定されている。そして、このような吸い込み気流によって現像装置内に空気が流入することになるが、現像装置のハウジングに形成されたフィルタ付きの開口部から空気が抜けるように構成することにより、現像装置の内圧の上昇を抑えている。

発明が解決しようとする課題

0004

従来の現像装置は、現像ローラとカバー部材とのギャップの部分で、現像装置の内部に向けての吸い込み気流を形成しているため、現像装置の開口からのトナー飛散を軽減する効果が期待できる。
しかし、従来の現像装置は、上述した効果が、まだまだ充分なものではない可能性があった。

0005

この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー飛散が充分に軽減される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

この発明における現像装置は、像担持体の表面に形成された潜像を現像する現像装置であって、所定の回転方向に回転して、前記像担持体に対向又は当接して現像領域を形成する現像ローラと、前記現像領域に対して前記回転方向の下流側で前記現像ローラを覆うカバー部材と、前記カバー部材に片持ち支持されて、前記現像領域に対して前記回転方向の下流側で前記現像ローラの回転に沿うように前記現像ローラに腹当りするシート状部材と、を備え、前記カバー部材は、前記現像ローラとの間に大きな隙間を前記回転方向の所定範囲に形成する大ギャップ形成部と、前記大ギャップ形成部に対して前記回転方向の下流側に隣接して、前記現像ローラとの間に小さな隙間を前記回転方向の所定範囲に略同等に形成する小ギャップ形成部と、を具備したものである。

発明の効果

0007

本発明によれば、トナー飛散が充分に軽減される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0008

この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
(A)現像装置の上部を幅方向にみた概略断面図と、(B)現像装置の下部を幅方向にみた概略断面図と、である。
現像装置の循環経路を幅方向にみた概略断面図である。
現像装置における現像ローラの周囲に形成される磁力分布を示す図である。
現像装置の要部を示す拡大図である。
シート状部材が現像ローラに当接した状態を示す拡大図である。
比較例1としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
比較例2としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
(A)比較例3としての現像装置の要部を示す拡大図と、(B)比較例4としての現像装置の要部を示す拡大図と、である。

実施例

0009

以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。

0010

まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像積載される排紙トレイ、7は用紙等のシートPが収容される給紙装置、9はシートPの搬送タイミングを調整するレジストローラタイミングローラ)、を示す。
また、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエローマゼンタシアンブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に形成されたトナー像をシートP上に重ねて転写する1次転写ローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像をシートP上に転写するための2次転写ローラ、20はシートP上の未定着画像定着する定着装置、28は現像装置13に供給するための各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーが収容されたトナー容器、を示す。

0011

以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。

0012

詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサ結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッドグリーンブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理色補正処理空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。

0013

そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2参照)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。

0014

一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電装置12(図2参照)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。

0015

イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Yの表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電装置12にて帯電された後の感光体ドラム11Yの表面には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。

0016

同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11Mの表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11Cの表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BKの表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。

0017

その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。

0018

そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、クリーニング装置15との対向位置に達する。そして、クリーニング装置15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に残存する未転写トナー回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、除電装置を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。

0019

他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面の各色のトナーが重ねて1次転写(担持)された中間転写ベルト17(中間転写体)は、図1の反時計方向に走行して、2次転写ローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写ローラ18との対向位置で、シートP上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が2次転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング装置の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。

0020

ここで、中間転写ベルト17と2次転写ローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送されるシートPは、給紙装置7からレジストローラ9等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、シートPを収納する給紙装置7から、給紙ローラ8により給送されたシートPが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達したシートPは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。

0021

そして、フルカラー画像が転写されたシートPは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラ加圧ローラとのニップにて、カラー画像がシートP上に定着される。
そして、定着工程後のシートPは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされる。こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。

0022

次に、図2図5等を用いて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2は、作像部を示す構成図である。図3(A)は現像装置13の上部(回収用搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2の位置である。)を幅方向(長手方向)にみた概略断面図(水平方向の断面図)であって、図3(B)は現像装置13の下部(供給用搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1の位置である。)を幅方向にみた概略断面図である。図4は、現像装置13の循環経路を幅方向にみた概略断面図(垂直方向の断面図)である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2図5等にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。

0023

図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13(現像部)、クリーニング装置15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電の有機感光体であって、駆動モータによって図2の時計方向に回転駆動される。

0024

帯電装置12は、芯金上に、ウレタン樹脂導電性粒子としてのカーボンブラック硫化剤発泡剤等を処方した中抵抗発泡ウレタン層ローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電装置12の中抵抗層材質としては、ウレタンエチレンプロピレンジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング装置15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。

0025

現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に僅かな隙間をあけて対向するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域R(図5参照)が形成される。現像装置13内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。

0026

図1を参照して、トナー容器28は、その内部に現像装置13内に供給するためのトナーTを収容している。具体的に、現像装置13に設置された磁気センサによって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基づいて、トナー搬送管を介して、トナー容器28から現像装置13内に向けてトナー補給口13eからトナーTを適宜に供給する。
なお、本実施の形態において用いられるトナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)や、キャリアC(現像剤G中のキャリア)は、公知のものを用いることができる。

0027

以下、画像形成装置における現像装置13について詳述する。
図2図5等を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、等で構成されている。
現像ローラ13aは、アルミニウムステンレス真鍮導電性樹脂等の非磁性体円筒形に形成してなるスリーブ13a2が駆動モータ(駆動手段)によって図2の反時計方向に回転されるように構成されている。
なお、現像装置13には、現像領域Rにおいて現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向するように、開口が形成されている。換言すると、現像装置13を単体でみたときに、現像ローラ13aの一部が開口から露呈した状態になる。

0028

図3に示すように、現像ローラ13a(スリーブ13a2)の内部には、磁界発生部としてのマグネット13a1が固設されている。このマグネット13a1(磁界発生部)は、スリーブ13a2の周囲に、複数の磁極P1〜P5(図5参照)からなる磁力分布を形成するものである。換言すると、現像ローラ13aは、回転方向の所定領域において法線方向磁力が最も強くなる磁極P1〜P5が回転方向の全領域において複数箇所(本実施の形態では5箇所である。)に形成されるように構成されている。

0029

そして、現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの所定の回転方向(図2の矢印方向)の回転にともなって搬送されて、現像剤規制部材としてのドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、その位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(図5に示す現像領域Rである。)まで搬送される。そして、現像領域Rに形成された電界現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。

0030

詳しくは、図5を参照して、汲上げ磁極P4が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送スクリュ13b1が設置された供給用搬送経路に収容された現像剤Gが、現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード13cの位置で掻き取られて、供給用搬送経路に戻される。一方、プレ主磁極P5による磁力が作用するドクターブレード13cの位置で、ドクターブレード13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、主磁極P1の位置で立ちして現像領域Rにおいて磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、主磁極P1の位置を通過した現像剤Gは、複数の搬送磁極P2、P3によって、上カバー13r(カバー部材)との間を搬送された後に、剤離れ磁極(2つの磁極P3、P4の間に挟まれた部分である。)の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極の位置で、反発磁界(現像ローラ13aから離れる方向に作用する磁界である。)がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、回収用搬送経路内に落下して第2搬送スクリュ13b2によって回収用搬送経路の下流に向けて搬送される。

0031

図2等を参照して、現像剤規制部材としてのドクターブレード13cは、現像ローラ13aの下方に配置された非磁性板状部材(その一部を磁性材料で形成することもできる。)である。ドクターブレード13cは、現像ローラ13aに対して下方で対向して、現像ローラ13aに担持される現像剤Gの量を規制する現像剤規制部材として機能する。

0032

そして、現像ローラ13aは図2の反時計方向に回転して、感光体ドラム11は図2の時計方向に回転する。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像装置13内に収容された現像剤Gを幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送スクリュ13b1(供給用搬送部材)は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを幅方向(回転軸方向)に水平に搬送する(図3(B)の破線矢印に示す左方向の搬送である。)とともに、汲上げ磁極P4の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給(図3(B)の白矢印方向の供給である。)する。第1搬送スクリュ13b1は、図2の反時計方向に回転する。

0033

第2搬送スクリュ13b2(回収用搬送部材)は、第1搬送スクリュ13b1の上方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤G(現像工程後に剤離れ磁極によって現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤Gであって、図3(A)の白矢印方向に離脱するものある。)を幅方向に水平に搬送する(図3(A)の破線矢印に示す右方向の搬送である。)。なお、本実施の形態では、第2搬送スクリュ13b2の回転方向が、現像ローラ13aの回転方向に対して逆方向(図2の時計方向である。)になるように設定されている。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側から第1中継部13fを介して循環される現像剤Gを第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側に第2中継部13gを介して搬送する(図3の一点鎖線矢印に示す搬送である。)。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、いずれも、軸部にスクリュ部が螺旋状に巻装されたものである。

0034

そして、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aとともに、ギア列によって1つの駆動系が形成されていて、駆動モータ(駆動手段)によって回転駆動されるように構成されている。すなわち、制御部によって駆動モータが駆動制御されることによって、2つの搬送スクリュ13b1、13b2が、現像ローラ13aとともに回転駆動されることになる。

0035

ここで、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(供給用搬送経路)と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(回収用搬送経路)と、は壁部(仕切り部13d)によって隔絶されている。
図3及び図4を参照して、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(回収用搬送経路)の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(供給用搬送経路)の上流側と、は第2中継部13gを介して連通している。第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第2中継部13gにて自重落下して、供給用搬送経路の上流側に達することになる。
また、図3及び図4を参照して、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側と、は第1中継部13fを介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による供給用搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部13fの近傍に留まって盛り上がって、第1中継部13fを介して第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路の上流側に搬送(供給)されることになる。
なお、第1中継部13fにおける現像剤の搬送性(供給用搬送経路から回収用搬送経路への重力方向に逆らった現像剤の受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ13b1の下流側の位置(第1中継部13fに対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。

0036

このような構成により、2つの搬送スクリュ13b1、13b2によって、現像装置13において現像剤Gを幅方向(長手方向)に循環させる循環経路が形成されることになる。すなわち、現像装置13が稼働されると、装置内に収容された現像剤Gは図3及び図4中の破線矢印の方向に流動する。そして、このように、現像ローラ13aに対する現像剤Gの供給経路(第1搬送スクリュ13b1による供給用搬送経路である。)と、現像ローラ13aから離脱する現像剤Gの回収経路(第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路である。)と、を分離することで、感光体ドラム11上に形成するトナー像の濃度偏差を小さくすることができる。

0037

なお、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路中には、装置内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサが設置されている。そして、磁気センサによって検知されるトナー濃度の情報に基づいて、トナー容器28からトナー補給口13e(第1中継部13fの近傍に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーTが供給される。
また、図3図4を参照して、トナー補給口13eは、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側の上方であって、現像領域Rから離れた位置(現像ローラ13aの幅方向の範囲の外側である。)に配設されている。このようにトナー補給口13eを第1中継部13fの近傍に設置することで、回収用搬送経路において、現像ローラ13aから離脱した現像剤が比重の小さい補給トナーの上方から降りかかり、回収用搬送経路の下流側に向けて比較的長い時間をかけて現像剤に対して補給トナーの分散・混合を充分におこなうことができる。
なお、本実施の形態では、トナー補給口13eを第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路中に配設したが、トナー補給口13eの位置はこれに限定されることなく、例えば、供給用搬送経路の上流側の上方に配置することもできる。

0038

ここで、図2図5等を参照して、本実施の形態における現像装置13には、現像領域Rに対して回転方向下流側で現像ローラ13aを覆うカバー部材としての上カバー13rが設置されている。
上カバー13r(カバー部材)は、現像装置13の上方(現像ローラ13aの上方を含む範囲である。)を覆うように形成されていて、現像装置13の下方を覆う下カバー13uとともに、現像装置13の外装筐体として機能するものである。本実施の形態において、上カバー13、下カバー13uは、いずれも、ABS、PCなどの樹脂材料で形成されている。
なお、本実施の形態では、上カバー13rと下カバー13uとで分割可能に現像装置13の筐体を構成したが、現像装置13の筐体の構成は、これに限定されることなく、種々の形態のものを用いることができる。

0039

ここで、図2等を参照して、カバー部材としての上カバー13rには、現像装置13の内外通気を可能とする通気口13r4(開口部)が形成されている。そして、現像装置13には、上カバー13r(カバー部材)の通気口13r4を覆い、トナーを捕集して通気するフィルタ13tが設けられている。
換言すると、現像装置13の内部から外部に向けて空気を送出するための流路が、上カバー13rに形成されている。そして、その流路の一部を覆うようにフィルタ13tが設置されている。このフィルタ13tは、トナーTやキャリアCを静電的に吸着(捕集)して、空気のみが通過できるように形成されている。

0040

現像ローラ13aと上カバー13rとの隙間(ケーシングギャップH)では、現像ローラ13aに担持された現像剤Gが上カバー13rの内周面に摺接して、ポンプ作用による現像装置13の内部に向けての吸い込み気流(図6の白矢印方向の空気の流れである。)が形成されることになる。このように吸い込み気流が形成されることで、現像装置13からのトナー飛散(現像領域Rの周囲へのトナー飛散である。)が生じにくくなる。
ところが、この吸い込み気流によって、現像装置13の内圧は高まる傾向にあり、内圧が高まってしまうと現像装置13の隙間からトナー飛散が生じてしまうことになる。これに対して、本実施の形態では、フィルタ13tで覆われた通気口13r4が設けられているため、トナーTを捕集して外部への飛散を防止しながら通気のみをおこなって、現像装置13の内圧の上昇を抑えている。すなわち、現像装置13の内圧の上昇によるトナー飛散を防止している。

0041

以下、本実施の形態における現像装置13において、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2等を用いて説明したように、現像装置13には、現像領域Rに対して回転方向(現像ローラ13aの回転方向である。)の下流側で現像ローラ13aを覆うカバー部材としての上カバー13rが設けられている。
そして、図6図7に示すように、本実施の形態における現像装置13は、その上カバー13r(カバー部材)に、シート状部材13sが片持ち支持されている。このシート状部材13sは、現像領域Rに対して回転方向下流側で現像ローラ13aの回転に沿うように現像ローラ13aに腹当りするものである。

0042

詳しくは、シート状部材13sは、図7に示すように、厚さが0.1mm程度のポリウレタンなどの材料からなるシート状の可撓性部材であって、その根元部13s1が上カバー13rに両面テープを介して貼着されている。そして、シート状部材13sは、この根元部13s1を固定端として、先端部13s2が自由端となるように、上カバー13rに片持ち支持されている。さらに、シート状部材13sは、その先端部13s2(自由端)が現像ローラ13aに当接するのではなくて、根元部13s1と先端部13s2との間の腹部が当接部13s3として現像ローラ13aに当接している(腹当りしている)。シート状部材13sは、現像ローラ13aの長手方向のほぼ全域(少なくとも、現像剤Gが担持される長手方向の範囲である。)に当接している。
なお、本実施の形態において、シート状部材13sは、その短手方向(長手方向に直交する方向である。)の長さが9mm程度に設定され、根元部13s1(貼着幅)が3mm程度に設定され、水平面に対して15度程度傾いた状態で現像ローラ13aに当接するように設定されている。

0043

そして、図6に示すように、カバー部材としての上カバー13rには、大ギャップ形成部13r2と小ギャップ形成部13r1とが設けられている。
大ギャップ形成部13r2は、現像ローラ13aとの間に大きな隙間を回転方向の所定範囲(一点鎖線の矢印で示す範囲である。)に形成するためのものである。上カバー13rを現像ローラ13aの側から見ると、大ギャップ形成部13r2は溝状に凹んでいる。したがって、現像ローラ13aと大ギャップ形成部13r2との間には、後述する小ギャップ形成部13r1に比べて大きな隙間(空間)が形成されている。
小ギャップ形成部13r1は、大ギャップ形成部13r2に対して回転方向下流側(図6の左方である。)に隣接している。この小ギャップ形成部13r1は、現像ローラ13aとの間に小さな隙間(ケーシングギャップH)を回転方向の所定範囲(一点鎖線の矢印で示す範囲である。)に略同等に形成するものである。小ギャップ形成部13r1は、現像ローラ13aの外周面に沿うように、略同心円の円弧状に形成されている。したがって、現像ローラ13aと小ギャップ形成部13r1との間には、回転方向にわたって、ほぼ一定の小さな隙間(ケーシングギャップH)が形成されている。
なお、本実施の形態では、大ギャップ形成部13r2と現像ローラ13aとの隙間が3mm程度に設定され、小ギャップ形成部13r1と現像ローラ13aとの隙間Hが1mm程度に設定されている。

0044

このように、本実施の形態における現像装置13には、小ギャップ形成部13r1と大ギャップ形成部13r2とが形成された上カバー13rと、現像ローラ13aに腹当りするシート状部材13sと、が設けられているため、現像装置13からのトナー飛散が充分に軽減されることになる。

0045

詳しくは、先に説明したように、現像ローラ13aと上カバー13rとの隙間では、ポンプ作用による吸い込み気流(図6の白矢印方向の空気の流れである。)が形成される。この吸い込み気流は、現像ローラ13aと小ギャップ形成部13r1との隙間(ケーシングギャップH)で、現像ローラ13aに担持された現像剤Gが上カバー13rの内周面に摺接することで生じるものである。現像ローラ13aと大ギャップ形成部13r2との隙間は、大きく設定されているため、現像ローラ13aに担持された現像剤Gが摺接しない。したがって、図6に示す白矢印方向の吸い込み気流は、現像ローラ13aと小ギャップ形成部13r1とのケーシングギャップHによって形成されるものと言える。ところが、このケーシングギャップHは、長手方向(図6の紙面垂直方向である。)に見たときに、均一ではなく、ある程度の偏差(ばらつき)が生じてしまう。そのようなとき、ケーシングギャップHが大きいところでは吸い込み気流が強くなり、ケーシングギャップHが小さいところでは吸い込み気流が弱くなり、そのままでは吸い込み気流が弱い部分から空気とともにトナーが逆方向(白矢印の逆方向である。)に噴出してトナー飛散となってしまう。すなわち、図8に示す上カバー部材113rのように、シート状部材13sを設置しないと、現像装置13の開口(現像領域Rを形成する開口である。)からのトナー飛散が生じてしまう。

0046

これに対して、本実施の形態では、現送領域Rの下流側に、現像ローラ13aに当接するシート状部材13sを設けているため、小ギャップ形成部13r1において吸い込み気流が弱い部分からトナーが空気とともに噴出してしまっても、その噴出したトナーと空気とがシート状部材13sによって遮られて、現像装置13外へのトナー飛散が軽減される。
また、吸い込み気流が弱い部分から空気が噴出しても、その噴出した空気は、シート状部材13sによって遮られた状態で、大ギャップ形成部13r2の空間に滞留して、ケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が強い部分から装置内に吸い込まれることになる。すなわち、大ギャップ形成部13r2が、ケーシングギャップHの長手方向偏差による吸い込み気流の強弱を相殺すバッファ部として機能することになる。
したがって、上カバー13rに小ギャップ形成部13r1と大ギャップ形成部13r2とを形成して、大ギャップ形成部13r2から装置外への空気やトナーの噴出を軽減するシート状部材13sを設けることで、ケーシングギャップHに長手方向偏差があっても、結果として良好な吸込み気流が形成されて、現像装置13の開口(現像領域Rを形成する開口である。)からのトナー飛散を減ずることができる。

0047

なお、本実施の形態では、上カバー13rに小ギャップ形成部13r1を形成しているので、上カバー13rと現像ローラ13aとの隙間に、上述したような吸い込み気流が形成されてトナー飛散が軽減されるのであって、図9に示す上カバー213rのように、小ギャップ形成部が形成されていないものはシート状部材13sを設置したとしても、上カバー213rと現像ローラ13aとの隙間に良好な吸い込み気流が形成されずにトナー飛散が生じてしまう。
また、図9に示す上カバー213rのように、小ギャップ形成部が形成されていないものは、現像装置13が画像形成装置本体1から取り出されて傾けられたときなどに、現像装置13内の現像剤Gが逆流して、シート状部材13sの上面(破線で囲んだ部分である。)に乗り上げてしまう不具合が生じやすくなる。そして、そのように現像剤Gが乗り上げた状態のまま現像工程が再開されてしまうと、先に説明したシート状部材13sの機能が発揮されにくくなる。

0048

また、本実施の形態では、シート状部材13sが片持ち支持されているため、両端支持される場合のように、現像ローラ13a上に担持された現像剤Gに強く当り過ぎて現像剤Gを塞き止めてしまう不具合が生じにくい。また、シート状部材13sを片持ち支持することで、現像ローラ13a上に担持された現像剤Gの層厚が変動したり長手方向に偏差が生じたりしても、現像ローラ13aに対する当接状態変化しにくい
また、本実施の形態では、シート状部材13sが現像ローラ13aに腹当りしているため、図10(A)、(B)に示すようにシート状部材113s、213rの先端を現像ローラ13aに当接させる場合のように、シート状部材や上カバーなどの組付け誤差部品誤差が生じて、現像ローラ13aに対する当接状態が変化してしまう不具合が生じにくい。また、シート状部材13sが現像ローラ13aの回転方向に沿うように腹当りすることで、現像装置13外からの空気(吸い込み気流)の流動を妨げにくく、現像ローラ13a上に担持された現像剤Gの層厚が変動したり長手方向に偏差が生じたりしても、現像ローラ13aに対する当接状態が変化しにくい。
このようなことから、先に説明したシート状部材13sの機能が安定的に発揮されやすくなる。

0049

ここで、図6に示すように、本実施の形態において、上カバー13r(カバー部材)は、大ギャップ形成部13r2の位置で現像ローラ13aに腹当りしている。
すなわち、シート状部材13sの当接部13s3(図6にて破線で囲んだ部分である。)は、大ギャップ形成部13r2に対向する位置に位置している(大ギャップ形成部13r2の範囲内に位置している)。
このように構成することにより、先に説明したシート状部材13sや大ギャップ形成部13r2の機能が安定的に発揮されやすくなる。すなわち、ケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が弱い部分から空気が噴出しても、その噴出した空気は、シート状部材13sによって遮られた状態で、大ギャップ形成部13r2の空間に滞留して、その滞留した空気がケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が強い部分から装置内に吸い込まれることになる。

0050

また、図6に示すように、本実施の形態において、上カバー13rにおける小ギャップ形成部13r1は、先に図5を用いて説明した現像ローラ13aの複数の磁極P1〜P5のうちの1つの磁極P3に対向している。
このように構成することで、現像ローラ13aに担持された現像剤Gが磁極P3によって穂立ちして小ギャップ形成部13r1に摺接することになるので、ポンプ作用による吸い込み気流を形成しやすくなる。

0051

また、図6に示すように、本実施の形態において、シート状部材13sは、根元部13s1(カバー13rに支持された固定端)と先端部13s2(自由端)との間の部分が、1つの磁極P2(複数の磁極P1〜P5のうち、小ギャップ形成部13r1に対向する磁極P3とは異なる磁極である。)に対向している。
このように構成することで、現像ローラ13aに担持された現像剤Gが磁極P2によって穂立ちしてシート状部材13sに摺接することになるので、先に説明したシート状部材13sの機能が安定的に発揮されやすくなる。すなわち、ケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が弱い部分から空気が噴出しても、その噴出した空気をシート状部材13sによって遮りやすくなる。
なお、本実施の形態において、シート状部材13sは、根元部13s1と当接部13s3との間の部分が、磁極P2に対向するように配置されている。これにより、現像装置外からの吸い込み気流が良好に形成されつつ、上述した効果が効率的に得られることになる。特に、現像ローラ13aの表面の磁極P2の部分では強い気流が生じやすいため、その部分にシート状部材13sを当接させることが有用になる。

0052

ここで、図7に示すように、本実施の形態において、シート状部材13sは、その自由端となる先端部13s2が、現像ローラ13aに当接しないように設置されている。すなわち、シート状部材13sの先端部13s2は、現像ローラ13aに当接せずに浮いた状態になっている。
このように構成することにより、シート状部材13sや上カバー13rなどの組付け誤差や部品誤差が生じても、現像ローラ13aに対する当接状態が変化してしまう不具合が生じにくい。また、現像装置13のメンテナンス時などに現像ローラ13aが逆回転されても、その逆回転によってシート状部材13sの先端部13s2が捲れてしまうような不具合も生じにくくなる。そのため、先に説明したシート状部材13sの機能が安定的に発揮されやすくなる。

0053

また、図6図7に示すように、本実施の形態において、シート状部材13sの自由端となる先端部13s2と、小ギャップ形成部13r1と、の間に回転方向の隙間が形成されている。
すなわち、シート状部材13sは、小ギャップ形成部13r1と大ギャップ形成部13r2との境界部まで延伸されているのではなくて、その境界部と先端部13s2との間には空間が形成されている。さらに換言すると、現像ローラ13aの回転方向に沿って、現像ローラ13a側から上カバー13r側を見たときに、上流側から、シート状部材13sにおける根元部13s1、腹部、先端部13s2、大ギャップ形成部13r2における空間(シート状部材13sが介在されない空間)、小ギャップ形成部13r1、の順に配置されていることになる。
このように構成することにより、先に説明したシート状部材13sや大ギャップ形成部13r2の機能が安定的に発揮されやすくなる。すなわち、ケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が弱い部分から空気が噴出しても、その噴出した空気は、シート状部材13sによって遮られた状態で、大ギャップ形成部13r2の空間に滞留して、その滞留した空気がケーシングギャップHにおいて吸い込み気流が強い部分から装置内に吸い込まれることになる。さらに、現像装置13外からの吸い込み気流が良好に形成されることになる。また、上述したような位置関係とすることで、シート部材13sの自由端側の裏側(現像ローラ13aに対向しない側である。)にも広い空間ができることになり、幅方向の気流の通り道が充分に確保されることになるので、固定端側と自由端側とを逆転して配置した場合に比べて、幅方向の吸い込み気流の偏差が生じにくくなる。

0054

ここで、図6に示すように、本実施の形態において、上カバー13r(カバー部材)には、小ギャップ形成部13r1や大ギャップ形成部13r2の他に、入口ギャップ形成部13r3が形成されている。この入口ギャップ形成部13r3は、大ギャップ形成部13r2に対して回転方向上流側に隣接して、回転方向の上流側端部から下流側端部にかけて現像ローラ13aとの隙間が漸減するように形成されている。すなわち、上カバー13rの入口ギャップ形成部13r3と、現像ローラ13aと、の隙間は、略クサビ状に形成されている。このように構成することにより、現像領域Rの近傍の空気が現像ローラ13aの回転に沿うように、現像ローラ13aと上カバー13rとの間に流入しやすくなるため、白矢印方向の吸い込み気流を形成しやすくなる。
また、本実施の形態において、シート状部材13sは、入口ギャップ形成部13r3に貼着されて片持ち支持されている。これにより、シート状部材13sを、現像ローラ13aの回転方向に沿って現像ローラ13aに腹当りさせやすくなる。

0055

以上説明したように、本実施の形態における現像装置13は、現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aを覆う上カバー13r(カバー部材)や、上カバー13rに片持ち支持されて現像領域Rに対して回転方向の下流側で現像ローラ13aの回転に沿うように現像ローラ13aに腹当りするシート状部材13s、が設けられている。そして、上カバー13rには、現像ローラ13aとの間に大きな隙間を回転方向の所定範囲に形成する大ギャップ形成部13r2と、大ギャップ形成部13r2に対して回転方向の下流側に隣接して現像ローラ13aとの間に小さな隙間Hを回転方向の所定範囲に略同等に形成する小ギャップ形成部13r1と、が設けられている。
これにより、トナー飛散を充分に軽減することができる。

0056

なお、本実施の形態では、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュ13b2が供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュ13b1の上方に設置されて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの下方に設置された2成分現像方式の現像装置13に対して、本発明を適用した。しかし、本発明が適用される現像装置の形態はこれに限定されることなく、例えば、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュが供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュの下方に設置されてドクターブレードが現像ローラの上方に設置された2成分現像方式の現像装置や、複数の搬送部材が水平方向に並設された2成分現像方式の現像装置や、現像剤としてキャリアを含まないトナーのみを用いた1成分現像方式の現像装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、現像ローラ13aが感光体ドラム11(像担持体)に対して隙間をあけて対向するように配置された現像装置13に対して本発明を適用したが、現像ローラが像担持体に対して当接するように配置された接触式1成分現像方式の現像装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。

0057

また、本実施の形態においては、画像形成装置本体1に対して単体で着脱されるユニットして構成されている現像装置13に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、プロセスカートリッジ化されている現像装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部のメンテナンスの作業性が向上することになる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち少なくとも1つと、像担持体と、が一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。

0058

なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。

0059

1画像形成装置(画像形成装置本体)、
11、11Y、11C、11M、11BK感光体ドラム(像担持体)、
13現像装置(現像部)、
13a現像ローラ(現像剤担持体)、
13a1マグネット(磁界発生部)、
13a2スリーブ、
13cドクターブレード(現像剤規制部材)、
13r 上カバー(カバー部材)、
13r1小ギャップ形成部、
13r2大ギャップ形成部、
13r3入口ギャップ形成部、
13r4通気口、
13sシート状部材、
13s1根元部(固定端)、 13s2 先端部(自由端)、
13s3 当接部(腹部)、
13tフィルタ、
13u 下カバー、
G 現像剤(2成分現像剤)、 Tトナー、 Cキャリア、
P1〜P5磁極、 R現像領域。

先行技術

0060

特開2016−35545号公報

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ブラザー工業株式会社の「 現像カートリッジ」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】両側の駆動が必要なく、一方側から受ける駆動力によって現像ローラを第2方向に移動可能な現像ローラを提供する。【解決手段】第1シャフト61は筐体30に対して第1位置と第2位置との間で第1方向に移動... 詳細

  • ブラザー工業株式会社の「 現像カートリッジ」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】両側の駆動が必要なく、一方側から受ける駆動力によって現像ローラと感光体ドラムとを離間可能な現像ローラを提供する。【解決手段】第1カム61は、筐体10の一端部91に位置し、第1位置と、第1方向に... 詳細

  • ブラザー工業株式会社の「 現像カートリッジ」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】両側の駆動が必要なく、一方側から受ける駆動力によって現像ローラを第2方向に移動可能な現像ローラを提供する。【解決手段】第1カム61は、筐体10の第2方向における一方側の外表面13に位置し、筐体... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ