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技術 媒体搬送装置、画像読取装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 阪圭央
出願日 2019年3月22日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-054304
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-152552
状態 未査定
技術分野 シートの分離、振分け、減速、湾曲 シート,ウェブの制御
主要キーワード 回転限度 入口ローラー 検出姿勢 支持トレイ 下流搬送ローラ 正転動作 透過ガラス 湾曲反転
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
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図面 (15)

課題

原稿を検出するセンサーとして、上流センサー下流センサーの双方を設けることが好ましいが、この場合コストアップを招く。

解決手段

媒体搬送装置は、搬送ローラー対が設けられた第1媒体搬送経路と、搬送ローラー対から媒体搬送方向下流に送られた媒体を、第1媒体搬送経路における搬送ローラー対の上流位置に送り込む第2媒体搬送経路と、第1媒体搬送経路において媒体の通過を検出する媒体検出手段とを備えている。媒体検出手段は、媒体と当接する第1当接部を備えた第1回転部と、媒体と当接する第2当接部を備えている。第1回転部は、第2回転部に当接可能であり、第2回転部の回転に応じて、第1当接部が第1媒体搬送経路の第1位置で第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、第1検出姿勢から第2回転方向に回転し、第1当接部が第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を切り換える。

概要

背景

スキャナーファクシミリ等の画像読取装置においては、媒体を搬送する媒体搬送経路に、媒体の通過を検出するセンサーが設けられる。
特許文献1記載の自動原稿搬送装置では、読取部の上流に、原稿を送る読取入口ローラーを備えており、読取入口ローラーの上流には読取入口センサーが設けられ、また読取入口ローラーの下流にはレジストセンサーが設けられている。そしてそれぞれのセンサーで原稿先端を検出し、所定の制御を行う。
以下では、読取入口ローラーを「原稿送りローラー」と称し、読取入口ローラーを「上流センサー」と称し、レジストセンサーを「下流センサー」と称する。

概要

原稿を検出するセンサーとして、上流センサーと下流センサーの双方を設けることが好ましいが、この場合コストアップを招く。媒体搬送装置は、搬送ローラー対が設けられた第1媒体搬送経路と、搬送ローラー対から媒体搬送方向下流に送られた媒体を、第1媒体搬送経路における搬送ローラー対の上流位置に送り込む第2媒体搬送経路と、第1媒体搬送経路において媒体の通過を検出する媒体検出手段とを備えている。媒体検出手段は、媒体と当接する第1当接部を備えた第1回転部と、媒体と当接する第2当接部を備えている。第1回転部は、第2回転部に当接可能であり、第2回転部の回転に応じて、第1当接部が第1媒体搬送経路の第1位置で第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、第1検出姿勢から第2回転方向に回転し、第1当接部が第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を切り換える。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

回転駆動される第1ローラー、及び前記第1ローラーとの間で媒体をニップする第2ローラーを備えて構成される搬送ローラー対と、前記搬送ローラー対が設けられた第1媒体搬送経路と、前記搬送ローラー対から媒体搬送方向下流に送られた媒体を、前記第1媒体搬送経路における前記搬送ローラー対の上流位置に送り込む第2媒体搬送経路と、前記第1媒体搬送経路において媒体の通過を検出する媒体検出手段と、を備え、前記媒体検出手段は、前記第1媒体搬送経路において媒体が当接可能な第1当接部を有するとともに、前記第1当接部への媒体の当接及び前記第1当接部からの媒体の離間に伴って回転する第1回転部と、前記第2媒体搬送経路において媒体が当接可能な第2当接部を有するとともに、前記第2当接部への媒体の当接及び前記第2当接部からの媒体の離間に伴って回転する第2回転部と、前記第1回転部に設けられた被検出部を検出する検出部と、を備え、前記第1回転部は、前記第2回転部に当接可能であり、前記第2回転部の回転に応じて、前記第1当接部が前記第1媒体搬送経路の第1位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、前記第1当接部が前記第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を回転することによって切り換える、ことを特徴とする媒体搬送装置

請求項2

請求項1に記載の媒体搬送装置において、前記第1位置は、前記搬送ローラー対における媒体ニップ位置より媒体搬送方向上流位置であり、前記第2位置は、前記媒体ニップ位置より媒体搬送方向下流位置である、ことを特徴とする媒体搬送装置。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の媒体搬送装置において、前記第1回転部は、前記第2検出姿勢から前記第1検出姿勢に切り換わる際の回転方向である第1回転方向及びその反対の第2回転方向に回転可能であるとともに、前記第1回転方向に回転する力が付与され、前記第2回転部は、前記第2媒体搬送経路に対して前記第2当接部が退避した状態から突出する際の回転方向である第3回転方向及び前記第2媒体搬送経路に対して前記第2当接部が突出した状態から退避する際の回転方向である第4回転方向に回転可能であるとともに、前記第3回転方向に回転する力が付与され、前記第2回転部は、前記第2当接部が前記第2媒体搬送経路に突出し、前記第1当接部に対し媒体が当接していない状態で前記第1回転部を前記第2検出姿勢に維持するとともに、前記第1回転部の前記第2回転方向への回転を許容する第1状態と、前記第1状態から前記第4回転方向に回転して前記第2当接部が前記第2媒体搬送経路から退避し、前記第1当接部に対し媒体が当接していない状態で前記第1回転部が前記第1検出姿勢を取ることを許容するとともに、前記第1回転部の前記第2回転方向への回転を許容する第2状態と、を取り得る、ことを特徴とする媒体搬送装置。

請求項4

請求項3に記載の媒体搬送装置において、前記検出部は光学センサーで構成され、前記被検出部は、前記第1回転部の回転に伴って、前記光学センサーの光軸を遮る遮光状態と、前記光軸から第1方向に外れる第1開放状態と、前記光軸から第2方向に外れる第2開放状態と、を切り換え、前記第2回転部が前記第1状態にあるとともに前記第1回転部が前記第2検出姿勢にある状態で、前記被検出部が前記遮光状態にあり、前記第2検出姿勢にある前記第1回転部が前記第2回転方向に回転することで、前記被検出部が前記遮光状態から前記第1開放状態に切り換わり、前記第2回転部が前記第2状態にあるとともに前記第1回転部が前記第1検出姿勢にある状態で、前記被検出部が前記第2開放状態にあり、前記第1検出姿勢にある前記第1回転部が前記第2回転方向に回転することで、前記被検出部が前記第2開放状態から前記遮光状態に切り換わる、ことを特徴とする媒体搬送装置。

請求項5

請求項4に記載の媒体搬送装置において、前記光学センサーの検出信号を受信する制御部を備え、媒体の給送待機状態において、前記第2回転部が前記第1状態にあるとともに前記第1回転部が前記第2検出姿勢にあり、前記被検出部が前記遮光状態にあり、次いで媒体の給送が開始されると、媒体の先端が前記第1当接部に当接して前記第1回転部が前記第2検出姿勢から、前記第1当接部が前記第1媒体搬送経路から退避する第3検出姿勢に切り換わり、これに伴い前記被検出部が前記遮光状態から前記第1開放状態に切り換わり、次いで媒体の後端が前記第1当接部から離間すると、前記第1回転部が前記第3検出姿勢から前記第2検出姿勢に戻り、これに伴い前記被検出部が前記第1開放状態から前記遮光状態に切り換わり、次いで前記第2媒体搬送経路に入り込んだ媒体の先端が前記第2当接部に当接して前記第2回転部が前記第1状態から前記第2状態に切り換わると、前記第1回転部が前記第2検出姿勢から前記第1検出姿勢に切り換わり、これに伴い前記被検出部が前記遮光状態から前記第2開放状態に切り換わり、次いで前記第2媒体搬送経路から前記第1媒体搬送経路に入り込んだ媒体の先端が前記第1当接部に当接して前記第1回転部が前記第1検出姿勢から前記第2回転方向に回転すると、これに伴い前記被検出部が前記第2開放状態から前記遮光状態に切り換わる、ことを特徴とする媒体搬送装置。

請求項6

請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、前記第1回転部に対し前記第1回転方向にばね力を付与する第1ばねと、前記第2回転部に対し前記第3回転方向にばね力を付与する第2ばねと、を備える、ことを特徴とする媒体搬送装置。

請求項7

媒体を読み取る読み取り手段と、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の前記媒体搬送装置と、を備えた画像読取装置。

請求項8

請求項7に記載の画像読取装置において、前記読み取り手段による原稿読み取り領域は、前記第1当接部の前記第2位置に対し、媒体搬送方向下流に位置する、ことを特徴とする画像読み取り装置

技術分野

0001

本発明は、媒体を搬送する媒体搬送装置、及びこれを備えた画像読取装置に関する。

背景技術

0002

スキャナーファクシミリ等の画像読取装置においては、媒体を搬送する媒体搬送経路に、媒体の通過を検出するセンサーが設けられる。
特許文献1記載の自動原稿搬送装置では、読取部の上流に、原稿を送る読取入口ローラーを備えており、読取入口ローラーの上流には読取入口センサーが設けられ、また読取入口ローラーの下流にはレジストセンサーが設けられている。そしてそれぞれのセンサーで原稿先端を検出し、所定の制御を行う。
以下では、読取入口ローラーを「原稿送りローラー」と称し、読取入口ローラーを「上流センサー」と称し、レジストセンサーを「下流センサー」と称する。

先行技術

0003

特開2003−002546号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上流センサーを設ける利点として、原稿送りローラーによって原稿の斜行矯正する場合、原稿の撓み量をより正確に管理できることが挙げられる。特に、原稿の第1面を読み取った後、その反対の第2面の読み取りを行う為に反転経路を経由させて原稿を再び原稿送りローラーに送る構成の場合、原稿を反転させる為の経路長が長くなる為、原稿の先端位置が管理し難く、この様な場合に上流センサーを設けると、斜行矯正時の原稿撓み量をより適切に管理できる。
また、下流センサーを設ける利点として、読取部により近い位置で原稿先端位置を把握することで、読取開始位置をより正確に管理できることが挙げられる。
この様に原稿を検出するセンサーとして、上流センサーと下流センサーの双方を設けることが好ましいが、この場合コストアップを招くこととなる。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決する本発明の媒体搬送装置は、回転駆動される第1ローラー、及び前記第1ローラーとの間で媒体をニップする第2ローラーを備えて構成される搬送ローラー対と、前記搬送ローラー対が設けられた第1媒体搬送経路と、前記搬送ローラー対から媒体搬送方向下流に送られた媒体を、前記第1媒体搬送経路における前記搬送ローラー対の上流位置に送り込む第2媒体搬送経路と、前記第1媒体搬送経路において媒体の通過を検出する媒体検出手段と、を備え、前記媒体検出手段は、前記第1媒体搬送経路において媒体が当接可能な第1当接部を有するとともに、前記第1当接部への媒体の当接及び前記第1当接部からの媒体の離間に伴って回転する第1回転部と、前記第2媒体搬送経路において媒体が当接可能な第2当接部を有するとともに、前記第2当接部への媒体の当接及び前記第2当接部からの媒体の離間に伴って回転する第2回転部と、前記第1回転部に設けられた被検出部を検出する検出部と、を備え、前記第1回転部は、前記第2回転部に当接可能であり、前記第2回転部の回転に応じて、前記第1当接部が前記第1媒体搬送経路の第1位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、前記第1当接部が前記第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を回転することによって切り換えることを特徴とする。

図面の簡単な説明

0006

プリンター外観斜視図。
自動原稿搬送装置における原稿搬送経路を示す側断面図。
プリンターの制御系統を示すブロック図。
原稿検出手段の斜視図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿検出手段の状態を示す図。
原稿読み取り時の制御を示すフローチャート
図13に示すフローチャートの続き

実施例

0007

以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る媒体搬送装置は、回転駆動される第1ローラー、及び前記第1ローラーとの間で媒体をニップする第2ローラーを備えて構成される搬送ローラー対と、前記搬送ローラー対が設けられた第1媒体搬送経路と、前記搬送ローラー対から媒体搬送方向下流に送られた媒体を、前記第1媒体搬送経路における前記搬送ローラー対の上流位置に送り込む第2媒体搬送経路と、前記第1媒体搬送経路において媒体の通過を検出する媒体検出手段と、を備え、前記媒体検出手段は、前記第1媒体搬送経路において媒体が当接可能な第1当接部を有するとともに、前記第1当接部への媒体の当接及び前記第1当接部からの媒体の離間に伴って回転する第1回転部と、前記第2媒体搬送経路において媒体が当接可能な第2当接部を有するとともに、前記第2当接部への媒体の当接及び前記第2当接部からの媒体の離間に伴って回転する第2回転部と、前記第1回転部に設けられた被検出部を検出する検出部と、を備え、前記第1回転部は、前記第2回転部に当接可能であり、前記第2回転部の回転に応じて、前記第1当接部が前記第1媒体搬送経路の第1位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、前記第1当接部が前記第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を回転することによって切り換えることを特徴とする。

0008

本態様によれば、前記第1回転部が備える前記第1当接部が、前記第1媒体搬送経路の第1位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第1検出姿勢と、前記第1位置よりも媒体搬送方向下流の第2位置で前記第1媒体搬送経路に突出する第2検出姿勢と、を取り得るので、一の前記第1当接部により、前記第1媒体搬送経路における2つの位置で媒体を検出することができ、2つの検出手段を個別に設ける構成に比してコストアップを抑制できる。

0009

第2の態様は、第1の態様において、前記第1位置は、前記搬送ローラー対における媒体ニップ位置より媒体搬送方向上流位置であり、前記第2位置は、前記媒体ニップ位置より媒体搬送方向下流位置であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1位置は、前記搬送ローラー対における媒体ニップ位置より媒体搬送方向上流位置であり、前記第2位置は、前記媒体ニップ位置より媒体搬送方向下流位置であるので、前記第1回転部が前記第1検出姿勢にある際は前記搬送ローラー対によって媒体のスキュー矯正を行う際に媒体に形成するたわみ量を適切に管理できる。また、前記第1回転部が前記第2検出姿勢にある際は、前記搬送ローラー対の媒体搬送方向下流の所定位置に、媒体を精度良く位置決めすることができる。

0010

第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記第1回転部は、前記第2検出姿勢から前記第1検出姿勢に切り換わる際の回転方向である第1回転方向及びその反対の第2回転方向に回転可能であるとともに、前記第1回転方向に回転する力が付与され、前記第2回転部は、前記第2媒体搬送経路に対して前記第2当接部が退避した状態から突出する際の回転方向である第3回転方向及び前記第2媒体搬送経路に対して前記第2当接部が突出した状態から退避する際の回転方向である第4回転方向に回転可能であるとともに、前記第3回転方向に回転する力が付与され、前記第2回転部は、前記第2当接部が前記第2媒体搬送経路に突出し、前記第1当接部に対し媒体が当接していない状態で前記第1回転部を前記第2検出姿勢に維持するとともに、前記第1回転部の前記第2回転方向への回転を許容する第1状態と、前記第1状態から前記第4回転方向に回転して前記第2当接部が前記第2媒体搬送経路から退避し、前記第1当接部に対し媒体が当接していない状態で前記第1回転部が前記第1検出姿勢を取ることを許容するとともに、前記第1回転部の前記第2回転方向への回転を許容する第2状態と、を取り得ることを特徴とする。

0011

本態様によれば、前記第1回転部に前記第1回転方向に回転する力を付与し、前記第2回転部に前記第2回転方向に回転する力を付与することで、上述した第1の態様の機能を構造簡単にして実現できる。

0012

第4の態様は、第3の態様において、前記検出部は光学センサーで構成され、前記被検出部は、前記第1回転部の回転に伴って、前記光学センサーの光軸を遮る遮光状態と、前記光軸から第1方向に外れる第1開放状態と、前記光軸から第2方向に外れる第2開放状態と、を切り換え、前記第2回転部が前記第1状態にあるとともに前記第1回転部が前記第2検出姿勢にある状態で、前記被検出部が前記遮光状態にあり、前記第2検出姿勢にある前記第1回転部が前記第2回転方向に回転することで、前記被検出部が前記遮光状態から前記第1開放状態に切り換わり、前記第2回転部が前記第2状態にあるとともに前記第1回転部が前記第1検出姿勢にある状態で、前記被検出部が前記第2開放状態にあり、前記第1検出姿勢にある前記第1回転部が前記第2回転方向に回転することで、前記被検出部が前記第2開放状態から前記遮光状態に切り換わることを特徴とする。

0013

本態様によれば、前記被検出部が、前記第1回転部の回転に伴って、前記光学センサーの光軸を遮る遮光状態と、前記光軸から第1方向に外れる第1開放状態と、前記光軸から第2方向に外れる第2開放状態と、を切り換えるので、前記被検出部の状態変化を把握することで、媒体を適切に検出できる。

0014

第5の態様は、第4の態様において、前記光学センサーの検出信号を受信する制御部を備え、媒体の給送待機状態において、前記第2回転部が前記第1状態にあるとともに前記第1回転部が前記第2検出姿勢にあり、前記被検出部が前記遮光状態にあり、次いで媒体の給送が開始されると、媒体の先端が前記第1当接部に当接して前記第1回転部が前記第2検出姿勢から、前記第1当接部が前記第1媒体搬送経路から退避する第3検出姿勢に切り換わり、これに伴い前記被検出部が前記遮光状態から前記第1開放状態に切り換わり、次いで媒体の後端が前記第1当接部から離間すると、前記第1回転部が前記第3検出姿勢から前記第2検出姿勢に戻り、これに伴い前記被検出部が前記第1開放状態から前記遮光状態に切り換わり、次いで前記第2媒体搬送経路に入り込んだ媒体の先端が前記第2当接部に当接して前記第2回転部が前記第1状態から前記第2状態に切り換わると、前記第1回転部が前記第2検出姿勢から前記第1検出姿勢に切り換わり、これに伴い前記被検出部が前記遮光状態から前記第2開放状態に切り換わり、次いで前記第2媒体搬送経路から前記第1媒体搬送経路に入り込んだ媒体の先端が前記第1当接部に当接して前記第1回転部が前記第1検出姿勢から前記第2回転方向に回転すると、これに伴い前記被検出部が前記第2開放状態から前記遮光状態に切り換わることを特徴とする。

0015

本態様によれば、最初に媒体の先端が前記第1当接部に当接する際は前記第1回転部が前記第2検出姿勢にあるので、前記第1当接部の媒体搬送方向下流の所定位置に、媒体を精度良く位置決めすることができる。
また、その後媒体が前記第2媒体搬送経路を通って再び前記第1媒体搬送経路に入った際は、媒体の経路長つまり媒体が通過してきた経路の長さが長くなり易く、媒体の先端位置が管理し難く、前記搬送ローラー対によって媒体のスキュー矯正を行う際に媒体に形成するたわみ量を適切に管理し難い。しかしながら、その際には前記第1回転部が前記第1検出姿勢にあることから、媒体の先端位置を前記搬送ローラー対の上流でより正確に把握でき、ひいては前記搬送ローラー対によって媒体のスキュー矯正を行う際に媒体に形成するたわみ量をより適切に管理できる。

0016

第6の態様は、第3から第5の態様のいずれかにおいて、前記第1回転部に対し前記第1回転方向にばね力を付与する第1ばねと、前記第2回転部に対し前記第3回転方向にばね力を付与する第2ばねと、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1回転部及び前記第2回転部に回転の力を付与する構成を構造簡単にして低コストに構成できる。

0017

第7の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読み取り手段と、媒体を搬送する、第1から第6の態様のいずれか一項に記載の前記媒体搬送装置と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置において、上述した第1から第6の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。

0018

第8の態様は、第7の態様において、前記読み取り手段による原稿読み取り領域は、前記第1当接部の前記第2位置に対し、媒体搬送方向下流に位置することを特徴とする。
前記読み取り手段による原稿読み取り領域は、前記第1当接部の前記第2位置に対し、媒体搬送方向下流に位置するので、前記第1回転部が前記第2検出姿勢にある際に、媒体を前記読み取り手段による読み取り位置に精度良く位置決めすることができる。

0019

以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸に沿った方向は装置幅方向であり、−X方向は装置前面ユーザーと対面させた際にユーザーから見て右方向となり、また+X方向は同左方向となる。
またY軸に沿った方向は装置奥行き方向であり、またスキャナー部1において原稿の搬送方向と交差する方向、即ち原稿幅方向となる。+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、−Y方向は装置前面から背面に向かう方向である
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、−Z方向は鉛直下方となる。
本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち操作部104が設けられた側面が装置前面となる。

0020

図1において記録装置の一例であるインクジェットプリンター100は、記録ユニット101の上部に、画像読取装置の一例であるスキャナー部1を備えて成る、所謂複合機である。以下、インクジェットプリンターを「プリンター」と略称する。
記録ユニット101は、記録用紙に記録を行う機能を有し、スキャナー部1は、媒体の一例である原稿を読み取る機能を有する。スキャナー部1は、原稿読み取り機能を有する本体部2と、セットされた原稿を自動送りする自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)3とを備えている。以下、自動原稿搬送装置を「ADF」と略称する。ADF3は、媒体搬送装置の一例である。
尚、本実施形態においてスキャナー部1は記録ユニット101とともに複合機としてのプリンター100を構成するが、勿論スキャナー部1のみが単独で構成されていても良い。また、本実施形態では媒体搬送装置を画像読取装置に適用したが、記録装置としての記録ユニット101内部に適用しても良い。またその場合、スキャナー部1を備えず、記録ユニット101のみが単独で構成されていても良い。

0021

記録ユニット101は、記録用紙を搬送する搬送経路(不図示)、及び記録手段の一例である記録ヘッド108を備えている。記録ヘッド108は、X軸方向に往復動するキャリッジ107に設けられている。
記録用紙は用紙カセット102a、102bに収容され、不図示の搬送手段によって記録ヘッド108と対向する位置に搬送される。

0022

また記録ユニット101は、用紙カセット102a、102bへの用紙セットに加え、装置背面からの用紙セット及び給送も可能に構成されている。符号106は装置背面から用紙をセットする際の用紙セット口(不図示)を開閉するカバーである。

0023

記録ユニット101は、装置前面に、プリンター100の各種操作を行う操作部104を備えている。操作部104は、表示部と複数の操作ボタンを備えて成るとともに、チルト可能に設けられている。
操作部104の下側には、記録が行われて排出される記録用紙を受ける排出トレイ105が設けられている。排出トレイ105は、図1に示すように記録ユニット101の内部に収容された状態と、記録ユニット101から引き出された状態(不図示)と、を取り得るように設けられている。排出トレイ105は引き出されることで、排出口103から排出される記録用紙を受ける。

0024

続いてスキャナー部1の全体構成について図1及び図2を参照して説明する。尚、以下では原稿が搬送されていく方向を「下流」と言い、その反対方向を「上流」と言うこととする。
上述したようにスキャナー部1は、本体部2と、ADF3とを備えている。ADF3は、本体部2に対して閉じた姿勢図1)と、開いた姿勢(不図示)とを取り得る様に設けられている。ADF3を開いた姿勢とすると、本体部2を構成する、原稿を載置する原稿台4A(図2)が現れる。
図2において原稿台4Aは、平坦かつ透明なガラス板として構成されており、その上面は読み取る原稿を載置する原稿載置面となる。
ADF3を用いずに、原稿台4Aに載置した原稿を読み取る場合には、読み取り手段7が原稿台4Aの下側をX軸方向に移動しながら原稿面を読み取る。

0025

原稿台4Aに対し−X方向には透過ガラス4Bが設けられており、ADF3を利用した原稿読み取りの際には、透過ガラス4Bの下に読み取り手段7が停止し、その状態で原稿を搬送しながら原稿面を読み取る。

0026

ADF3は、給送前の原稿を支持する給送トレイ10及び支持トレイ11と、読み取りが行われてADF3の外に排出される原稿を受ける排出トレイ13と、を備えている。ADF3は、大略的には給送トレイ10及び支持トレイ11に載置された原稿を、ADF3内部で湾曲反転させ、透過ガラス4Bの上に送り、読み取りが行われた原稿を排出ローラー対25によって排出トレイ13に向けて排出する構成を備える。図2において給送トレイ10及び支持トレイ11に載置された原稿は符号Gで示されている。以下では原稿を符号Gを付して表すこととする。
また、図2において原稿Gを搬送する搬送経路は一点鎖線二点鎖線で示されている。符号F1で示す一点鎖線は第1原稿搬送経路であり、符号F2で示す二点鎖線は第2原稿搬送経路である。各原稿搬送経路については後に詳述する。

0027

図1において給送トレイ10には、載置された原稿Gの幅方向端部をガイドするエッジガイド14a、14bが設けられている。
ADF3において+Y方向の上部にはカバー6が設けられている。カバー6は不図示の回動軸を中心に回動可能に設けられており、回動することで、図1及び図2に示す様に閉じた状態と、原稿搬送経路F1を開放する状態(不図示)と、を取り得る。カバー6を開くことで、ADF3内部でジャムが生じた場合に、原稿Gを取り除くことができる。

0028

続いて図2を参照しつつ原稿搬送経路上の構成について説明する。支持トレイ11の上方には、ADFモーター52(図3)によって回転駆動される給送ローラー15が設けられている。給送ローラー15は、給送トレイ10及び支持トレイ11に載置された複数の原稿Gにおいて最上位の原稿Gに当接し、前記最上位の原稿Gを下流に送り出す。
給送ローラー15は支持部材17によって支持されており、支持部材17は、分離ローラー16の回転中心を中心にして揺動することで、給送ローラー15を原稿Gに対して進退させる。

0029

給送ローラー15の下流には、分離ローラー16と、分離部材18とが設けられており、給送ローラー15によって送り出された原稿Gが分離ローラー16と分離部材18とでニップされることで、給送原稿と重送原稿とが分離される。分離ローラー16は、ADFモーター52(図3)によって回転駆動される。

0030

分離ローラー16の下流には、上流搬送ローラー対19が設けられている。上流搬送ローラー対19は、ADFモーター52(図3)によって回転駆動される駆動ローラー19aと、この駆動ローラー19aとの間で原稿Gをニップして従動回転する従動ローラー19bとで構成される。
上流搬送ローラー対19の下流には、原稿Gと接して従動回転する従動ローラー20が設けられている。

0031

従動ローラー20の下流には、下流搬送ローラー対21が設けられている。下流搬送ローラー対21は、ADFモーター52(図3)によって回転駆動される、第1ローラーとしての駆動ローラー21aと、この駆動ローラー21aとの間で原稿Gをニップして従動回転する、第2ローラーとしての従動ローラー21bとで構成される。
下流搬送ローラー対21により、原稿Gが読み取り位置、即ち読み取り手段7と対向する位置に搬送される。
尚、第1原稿搬送経路F1において下流搬送ローラー対21の周辺には原稿Gの先端及び後端の通過を検出する原稿検出手段が設けられているが、これについては後に説明する。

0032

透過ガラス4Bと対向する位置には押さえ部材22が設けられており、この押さえ部材22によって透過ガラス4Bからの原稿Gの浮き上がりが抑制される。
本実施形態において読み取り手段7は、主走査方向であるY軸方向に延設されるとともに、不図示の移動機構により副走査方向であるX軸方向に移動可能に構成されている。
読み取り手段7は、読取センサー(不図示)を備えている。読取センサーとしては、例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式或いはCIS(Contact Image Sensor)方式の光学センサーを用いることができる。

0033

押さえ部材22の下流には、フラップ23が設けられている。フラップ23は揺動軸23aを中心にして図2時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能であり、また、自重によって図2に示す様に第1原稿搬送経路F1を塞ぎ、且つ、第2原稿搬送経路F2を開放した状態をとっている。
フラップ23は、読み取り位置から排出ローラー対25に向けて進む原稿Gの先端によって押し上げられる。

0034

第1原稿搬送経路F1においてフラップ23の下流には、排出ローラー対25が設けられている。排出ローラー対25は、ADFモーター52(図3)によって回転駆動される駆動ローラー25aと、この駆動ローラー25aとの間で原稿Gをニップして従動回転する従動ローラー25bとで構成される。

0035

従動ローラー25bは、支持部材27によって支持されている。支持部材27は、揺動軸27aを中心に図2の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能に設けられているとともに、不図示の駆動手段によって、図2に示す様に従動ローラー25bを駆動ローラー25aに接触させる状態と、従動ローラー25bを駆動ローラー25aから離間させる状態(不図示)と、を取り得る。

0036

原稿Gの第1面のみ読み取りを行う場合、第1面の読み取りの行われた原稿Gは、排出ローラー対25によって排出トレイ13に排出される。
原稿Gの第1面とその反対の第2面の両面を読み取る場合、第1面の読み取りが行われた原稿Gは、排出ローラー対25によって後端が排出ローラー対25にニップされた状態を維持しつつ排出トレイ13に所定範囲だけ排出される。その後原稿Gは、排出ローラー対25が逆転駆動されることによりスイッチバック搬送され、それまで後端だった端部が先端となって第2原稿搬送経路F2に入り込む。
第2原稿搬送経路F2に送り込まれた原稿Gの先端が上流搬送ローラー対19にニップされると、支持部材27の姿勢が切り換えられて従動ローラー25bが駆動ローラー25aから離間する。
以降は、第1面読み取り時と同様に原稿Gが搬送され、第2面の読み取りが行われる。

0037

尚、本実施形態において第1原稿搬送経路F1は、分離ローラー16と分離部材18による原稿ニップ位置から、上流搬送ローラー対19、下流搬送ローラー対21、押さえ部材22、フラップ23、のこれらを経由して排出ローラー対25による原稿ニップ位置に至る経路と定義する。
また第2原稿搬送経路F2は、フラップ23から上流搬送ローラー対19に至る経路と定義する。
第1原稿搬送経路F1は、下流搬送ローラー対21を含む原稿搬送経路であり、第2原稿搬送経路F2は、下流搬送ローラー対21から原稿搬送方向下流に送られた原稿を、第1原稿搬送経路F1における下流搬送ローラー対21の上流位置、より具体的には上流搬送ローラー対19に送り込む原稿搬送経路である。

0038

続いて、図3を参照してプリンター100の制御系について説明する。尚、図3において各構成要素を繋ぐ実線電気的な接続を意味し、破線機械的な接続を意味している。
プリンター100の制御部50は、操作部104から受ける信号に基づき、記録ユニット101(図1参照)とスキャナー部1(図1参照)とを制御する。図3において記録機構部109は、記録ユニット101において記録用紙を搬送する為の動力源であるモーター(不図示)やキャリッジ107(図1参照)を駆動する為のモーター(不図示)、記録ヘッド108(図1参照)等を含み、記録用紙に記録を行う記録機能を実現する。

0039

スキャナー部1においては、制御部50は操作部104から受ける信号および後述する原稿検出手段30の検出情報に基づきADFモーター52を制御する。尚、図2では図の煩雑化を避ける為原稿検出手段30の図示は省略しているが、原稿検出手段30は下流搬送ローラー対21の近くに設けられている。
ADFモーター52は、図2を参照しつつ説明した給送ローラー15、分離ローラー16、駆動ローラー19a、駆動ローラー21a、駆動ローラー25a、のこれらの動力源となる。ADFモーター52から各ローラーへは、各ローラーに対し設けられた不図示の動力伝達機構により動力が伝達される。

0040

上記動力伝達機構は、以下の機能を実現する。ADFモーター52が正転すると、給送ローラー15と分離ローラー16は図2の時計回り方向即ち原稿Gを下流に送る方向に回転し、ADFモーター52が逆転すると、給送ローラー15と分離ローラー16へは動力が伝達されず、給送ローラー15と分離ローラー16は停止する。尚、ADFモーター52が正転すると、給送ローラー15を支持する支持部材17(図2参照)は給送ローラー15を原稿Gに当接させ、ADFモーター52が逆転すると、支持部材17は給送ローラー15を原稿Gから離間させる。また、分離ローラー16とADFモーター52との間の動力伝達経路には不図示のワンウェイクラッチが設けられており、ADFモーター52から分離ローラー16への動力伝達が切られた状態で、分離ローラー16は搬送される原稿Gに追従して回転できる。

0041

また、ADFモーター52の正転及び逆転に拘わらず、駆動ローラー19aは図2の反時計回り方向即ち原稿Gを下流に送る方向に回転する。この様な機能は、例えば遊星歯車機構やワンウェイクラッチにより実現できる。

0042

また、ADFモーター52が正転すると、駆動ローラー21aは図2の反時計回り方向即ち原稿Gを下流に送る方向に回転し、ADFモーター52が逆転すると、駆動ローラー21aは図2の時計回り方向即ち原稿Gを上流に戻す方向に回転する。
これにより、原稿先端を所定量下流搬送ローラー対21の下流に送った後に上流に吐き出す所謂食い付き吐き出し方式のスキュー矯正や、原稿Gを上流に戻す方向に回転している駆動ローラー21aと従動ローラー21bとの間に原稿先端を突き当てる所謂突き当て方式のスキュー矯正を実行可能となる。

0043

また、ADFモーター52が正転すると、駆動ローラー25aは図2の時計回り方向即ち原稿Gを下流に送る方向に回転し、ADFモーター52が逆転すると、駆動ローラー25aは図2の反時計回り方向即ち原稿Gを上流に戻す方向に回転する。
これにより、原稿Gを排出トレイ13に排出でき、また、原稿Gを第2原稿搬送経路F2に送り込むことが可能となる。

0044

続いて、図4以降を参照して原稿検出手段30について説明する。尚、図4図12では図の煩雑化を避ける為、原稿搬送経路上の必要な構成要素のみを示している。
図4及び図5に示す様に原稿検出手段30は、第1原稿搬送経路F1において原稿Gの先端が当接可能な第1当接部31aを有するとともに第1回転方向(図5図12において時計回り方向)及びその反対の第2回転方向(図5図12において反時計回り方向)に回転可能な第1回転部31を備えている。また原稿検出手段30は、第2原稿搬送経路F2において原稿Gの先端が当接可能な第2当接部32aを有するとともに第1回転部31と係わって第1回転部31の姿勢を規制する、第3回転方向(図5図12において時計回り方向)及びその反対の第4回転方向(図5図12において反時計回り方向)に回転可能な第2回転部32を備えている。
また原稿検出手段30は、第1回転部31に設けられた被検出部31dを検出可能な検出部33を備えている。

0045

本実施形態において上記第1回転方向と上記第3回転方向は同じ方向であるので、以下では上記第1回転方向と上記第3回転方向を区別せず図5図12での回転方向を基準にして「時計回り方向」と称する。また同様に、上記第2回転方向と上記第4回転方向は同じ方向であるので、以下では上記第2回転方向と上記第4回転方向を区別せず図5図12での回転方向を基準にして「反時計回り方向」と称する。
尚、本実施形態では第1回転部31の回転軸線と第2回転部32の回転軸線とは平行であるが、必ずしも平行である必要はない。

0046

検出部33は光学センサーで構成され、検出光を発する発光部33aと、検出光を受ける受光部33bとを備えている。符号Pdは、発光部33aから発せられる検出光の光軸であり、第1回転部31に設けられた被検出部31dは、第1回転部31の回転に伴って光軸Pdを遮る状態と、光軸Pdから離れる状態とを切り換える。
より具体的には、被検出部31dは、光軸Pdから第1方向である上方向に外れる第1開放状態(図7図12参照)と、光軸Pdから第2方向である下方向に外れる第2開放状態(図10参照)と、を切り換える。

0047

本実施形態では、第1回転部31は図4に示す様に円筒部31cを有しており、この円筒部31cが駆動ローラー21aの回転軸21cに通された状態となっている。即ち第1回転部31は駆動ローラー21aの回転軸21cを回転軸とし、換言すれば第1回転部31は駆動ローラー21aと回転軸を共通にする。
被検出部31dは、円筒部31cに対し−Y方向の端部に形成され、第1当接部31aと後述する第1係合部31bは、円筒部31cに対し+Y方向の端部に形成されている。

0048

図4では図示を省略するが、図5に示す様に第1回転部31には第1ばね35が設けられ、この第1ばね35により、第1回転部31には図5図12の時計回り方向の外力が付与されている。また第2回転部32には第2ばね36が設けられ、この第2ばね36により、第2回転部32には図5図12の時計回り方向の外力が付与されている。
第1ばね35及び第2ばね36は、本実施形態ではともにコイルばねである。

0049

第1回転部31は、第1当接部31aが第1原稿搬送経路F1の第1位置で第1原稿搬送経路F1に突出する第1検出姿勢をとることができる。第1回転部31の第1検出姿勢は、図10に示されている。図10において第1当接部31aは、第1位置にある。本実施形態において第1当接部31aの第1位置は、下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置の上流である。下流搬送ローラー対21において駆動ローラー21aと従動ローラー21bとが接する位置が、原稿ニップ位置となる。
また第1回転部31は、図10に示す第1検出姿勢から反時計回り方向に回転し、第1当接部31aが図10の第1位置よりも原稿搬送方向下流の第2位置で第1原稿搬送経路F1に突出する第2検出姿勢をとることができる。第1回転部31の第2検出姿勢は、図5図6図8図9図11に示されている。図5図6図8図9図11において第1当接部31aは、第2位置にある。本実施形態において第1当接部31aの第2位置は、下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置の下流である。また本実施形態において第2位置にある第1当接部31aの下流に、読み取り手段7による読み取り領域Saが位置している。
また第1回転部31は、図5図6図8図9図11に示す第2検出姿勢から反時計回り方向に回転し、前記第2検出姿勢よりも第1当接部31aが第1原稿搬送経路F1から退避する第3検出姿勢をとることができる。第1回転部31の第3検出姿勢は、図7図12に示されている。
第1回転部31は、以上の第1検出姿勢と第3検出姿勢との間で回転可能であるとともに、第1ばね36によって図5図12の時計回り方向に回転する力が付与されている。

0050

第2回転部32は、図5図8図9に示す様に第2当接部32aが第2原稿搬送経路F2に突出し、第1当接部31aに対し原稿Gが当接していない状態で第1回転部31を第2検出姿勢に維持するとともに、第1回転部31の反時計回り方向への回転を許容する第1状態をとることができる。第1回転部31は、第2回転部32が第1状態にあるときに、図6から図7への変化に示す様に反時計周り方向に回転することができる。
また第2回転部32は、図10に示す様に第2当接部32aが第2原稿搬送経路F2から退避し、第1当接部31aに対し原稿が当接していない状態で第1回転部31が第1検出姿勢をとることを許容するとともに、第1回転部31の反時計回り方向への回転を許容する第2状態をとることができる。第1回転部31は、第2回転部32が第2状態にあるときに、図10に示す第1検出姿勢で、図10から図11への変化に示す様に反時計周り方向に回転することができる。
第2回転部は、以上の第1状態と第2状態との間で回転可能であるとともに、第2ばね36によって図5図12の時計回り方向に回転する力が付与されている。

0051

第1回転部31は第1係合部31bを有し、第2回転部32は第2係合部32bを有し、第1回転部31と第2回転部は、第1係合部31bと第2係合部32bとで係わり合っている。第2回転部32は、第2係合部32bによって第1係合部31bを支持することで、図5図6図8図9に示す様に第1状態において第1回転部31を第2検出姿勢に維持する。
第2回転部32を図5図12の時計回り方向に押圧する第2ばね36は、図5図6図8図9に示す様に第2回転部32の第1状態において第1回転部31を第2検出姿勢に維持できるばね力に設定されている。すなわち第2ばね36が第2回転部32を押圧する力は、第1ばね35が第1回転部31を押圧する力よりも強く設定されている。

0052

以下、図13及び図14、並びに必要に応じて図5図12を参照し、原稿Gの第1面とその反対の第2面の双方の読み取りを行う際の制御について説明する。図6図12では、原稿Gの第1面読み取り時に先端となる端部については符号Gf1を付し、後端となる端部については符号Gr1を付している。また、第2面読み取り時に先端となる端部については符号Gf2を付し、後端となる端部については符号Gr2を付している。第1面読み取り時の原稿後端Gr1と、第2面読み取り時の原稿先端Gf2は、同じ端部である。また第1面読み取り時の原稿先端Gf1と、第2面読み取り時の原稿後端Gr2は、同じ端部である。
尚、以下では各ローラーの回転方向について、原稿Gを下流に送る場合の回転を正転と言い、その反対の回転を逆転と言う。排出ローラー対25(図2参照)を構成する駆動ローラー25a(図2参照)については、原稿Gを排出トレイ13に排出する場合の回転を正転とし、第2原稿搬送経路F2に原稿Gを送り込む際の回転を逆転とする。

0053

制御部50は、原稿Gの給送を行う為に、給送待機状態からADFモーター52を所定量正転させる(ステップS101)。尚、図5は給送待機状態を示している。給送待機状態では、第2回転部32が第1状態にあるとともに第1回転部31が第2検出姿勢にあり、被検出部31dは遮光状態にある。ステップS101により、原稿先端Gf1は上流搬送ローラー対19にニップされる。
原稿Gの先端が上流搬送ローラー対19によってニップされると、制御部50はADFモーター52を所定量逆転させる(ステップS102)。このときの前記所定量は、逆転している下流搬送ローラー対21に原稿先端Gf1が突き当たり、図6に示す様に上流搬送ローラー対19と下流搬送ローラー対21との間で原稿Gが撓むことができる量となる。これにより、所謂突き当て方式によるスキュー矯正が行われる。尚、突き当て方式のスキュー矯正に代えて、上述した食い付き吐き出し方式のスキュー矯正を行っても良い。

0054

次いで制御部50は、ADFモーター52を正転させる(ステップS103)。このステップS103により、原稿先端Gf1が下流搬送ローラー対21にニップされ、次いで第1当接部31aに当接する。
そして原稿先端Gf1が更に下流に進むと、原稿検出手段30において第2回転部32が第1状態を維持したまま、図6から図7への変化に示す様に第1回転部31が第2検出姿勢から第3検出姿勢に切り換わる。またこのとき、被検出部31dは遮光状態から第1開放状態に切り換わり、原稿検出手段30がON状態からOFF状態に切り換わる(ステップS104においてYes)。

0055

尚、図13において原稿検出手段30のON状態とは、被検出部31dが遮光状態にあることを意味する。また原稿検出手段30のOFF状態とは、被検出部31dが第1開放状態或いは第2開放状態のいずれかにあることを意味する。制御部50は、原稿検出手段30がOFF状態にあることのみでは、被検出部31dが第1開放状態及び第2開放状態のいずれであるかを特定することはできないが、原稿給送制御の流れと、ON状態からOFF状態への変化或いはOFF状態からON状態への変化に基づいて、後に説明するように被検出部31dが第1開放状態及び第2開放状態のいずれで有るかを特定できる。
尚、制御部50は、フラグ情報を用いて現在行っている制御が第1面読み取り時の制御であるか第2面読み取り時の制御であるかを特定できるようにしても良い。このようにすることでも、原稿検出手段30の状態変化に基づき、被検出部31dが第1開放状態及び第2開放状態のいずれで有るかを特定できる。

0056

原稿検出手段30がON状態からOFF状態に切り換わると(ステップS104においてYes)、制御部50は、ADFモーター52を所定量正転させる(ステップS105)。ステップS105により、原稿先端Gf1は読み取り開始位置に頭出しされる。このときの前記所定量は、原稿先端Gf1を読み取り領域Saの開始位置に位置決めする為の量となる。
尚、ADFモーター52を所定量正転させても原稿検出手段30がON状態からOFF状態に切り換わらない場合(ステップS104においてNo)、ジャムが生じたものと判断し、エラー処理移行する。エラー処理の詳細については、本明細書では省略する。
次いで制御部50は、第1面の読み取りを開始する(ステップS106)。ステップS106の第1面読み取り動作には、ADFモーター52の正転動作が含まれる。

0057

第1面の原稿読み取りが進むと、やがて原稿後端Gr1が第1当接部31aから離間する。これにより原稿検出手段30では、第2回転部32が第1状態を維持したまま、図7から図8への変化に示す様に第1回転部31が第3検出姿勢から第2検出姿勢に切り換わる。またこのとき、被検出部31dは第1開放状態から遮光状態に切り換わり、原稿検出手段30はOFF状態からON状態に切り換わる(ステップS107においてYes)。
尚、第1面の読み取りを開始してから所定量ADFモーター52を回転させても原稿検出手段30がOFF状態からON状態に切り換わらない場合(ステップS107においてNo)、ジャムが生じたものと判断し、エラー処理に移行する。尚、このときの前記所定量は、例えば想定される最大サイズの原稿を搬送する為に必要なADFモーター52の回転量に、所定のマージンを持たせた量として設定することができる。

0058

原稿検出手段30がOFF状態からON状態に切り換わると(ステップS107においてYes)、制御部50はADFモーター52を所定量正転させる(ステップS108)。これにより原稿後端Gr1は、フラップ23より下流側に進む。
次いで制御部50はADFモーター52を所定量逆転させる(ステップS109)。これにより原稿Gは、原稿後端Gr1を原稿先端Gf2に換えて、図9に示す様に第2原稿搬送経路F2に送り込まれる。尚このときの前記所定量は、原稿先端Gf2を、第1位置にある第1当接部31a(図10参照)に到達させる為の量となる。

0059

その後、第2原稿搬送経路F2に送り込まれた原稿Gは、先端Gf2が第2回転部32の第2当接部32aに当接し、その後第2当接部32aを第2原稿搬送経路F2から退避させる。これにより図9から図10への変化で示す様に、第2回転部32は第1状態から第2状態に切り換わる。
即ち、第2回転部32が反時計回り方向に回転し、第2係合部32bが下方向に退避する為、第1回転部31が時計回り方向に回転して第2検出姿勢から第1検出姿勢に切り換わる。またこのとき、被検出部31dは遮光状態から第2開放状態に切り換わり、原稿検出手段30はON状態からOFF状態に切り換わる(ステップS110においてYes)。
尚、ADFモーター52を所定量逆転させても原稿検出手段30がON状態からOFF状態に切り換わらない場合(ステップS110においてNo)、ジャムが生じたものと判断し、エラー処理に移行する。

0060

次いで原稿先端Gf2が更に下流に進むと、やがて第1検出姿勢にある第1回転部31の第1当接部30a(図10参照)に原稿先端Gf2が当接し、原稿先端Gf2が第1回転部31を反時計回り方向に回転させる。このとき、被検出部31dは図10から図11への変化で示す様に第2開放状態から遮光状態に切り換わり、原稿検出手段30がOFF状態からON状態に切り換わる(ステップS111においてYes)。
このタイミングから制御部50は更にADFモーター52を所定量逆転させる(ステップS112)。このときの前記所定量は、逆転している下流搬送ローラー対21に原稿先端Gf2が突き当たり、図11に示す様に上流搬送ローラー対19と下流搬送ローラー対21との間で原稿Gが撓むことができる量となる。これにより、所謂突き当て方式によるスキュー矯正が行われる。尚、突き当て方式のスキュー矯正に代えて、上述した食い付き吐き出し方式のスキュー矯正を行っても良い。

0061

次いで制御部50は、ADFモーター52を所定量正転させる(ステップS113)。このステップS113により、図12に示す様に原稿先端Gf2は読み取り開始位置に頭出しされる。このときの前記所定量は、原稿先端Gf2を読み取り領域Saの開始位置に位置決めする為の量となる。
尚ステップS113によって、原稿検出手段30は図11から図12への変化に示す様にON状態からOFF状態に切り換わる。即ち第1回転部31が第2検出姿勢から第3検出姿勢に切り換わる。

0062

第2面の原稿読み取りが進むと、やがて原稿後端Gr2が第2当接部32aから離間し、図12の状態から第2回転部32は第1状態(図7参照)に戻る。そしてその後、原稿後端Gr2が第1当接部31aから離間すると、第1回転部31が第3検出姿勢から第2検出姿勢に切り換わる。またこのとき、被検出部31dは第1開放状態から遮光状態に切り換わり、原稿検出手段30はOFF状態からON状態に切り換わる(ステップS115においてYes)。
尚、第2面の読み取りを開始してから所定量ADFモーター52を回転させても原稿検出手段30がOFF状態からON状態に切り換わらない場合(ステップS115においてNo)、ジャムが生じたものと判断し、エラー処理に移行する。尚、このときの前記所定量は、例えば想定される最大サイズの原稿を搬送する為に必要なADFモーター52の回転量に、所定のマージンを持たせた量として設定することができる。
その後制御部50は、ADFモーター52を所定量正転させる(ステップS116)。ステップS116により、第2面の読み取りが行われた原稿Gが、排出トレイ13に排出される。

0063

以上の構成を纏めると、以下の通りとなる。
原稿検出手段30は、第1原稿搬送経路F1において原稿Gが当接可能な第1当接部31aを有するとともに、第1当接部31aへの原稿Gの当接及び第1当接部31aからの原稿Gの離間に伴って回転する第1回転部31と、第2原稿搬送経路F2において原稿Gが当接可能な第2当接部32aを有するとともに、第2当接部32aへの原稿Gの当接及び第2当接部32aからの原稿Gの離間に伴って回転する第2回転部32と、第1回転部31に設けられた被検出部31dを検出する検出部33と、を備えている。
そして第1回転部31は、第2回転部32に当接可能であり、第2回転部32の回転に応じて、第1当接部31aが第1原稿搬送経路F1の第1位置で第1原稿搬送経路F1に突出する第1検出姿勢(例えば図6参照)と、第1当接部31aが第1位置よりも原稿搬送方向下流の第2位置で第1原稿搬送経路F1に突出する第2検出姿勢(例えば図10参照)と、を回転することによって切り換える。

0064

従って、一の第1当接部31aにより、第1原稿搬送経路F1における2つの位置で原稿Gを検出することができ、2つの検出手段を個別に設ける構成に比してコストアップを抑制できる。

0065

また本実施形態において第1当接部31aの第1位置は、下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置より上流位置に設定され、第1当接部31aの第2位置は、下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置より下流位置に設定されている。従って第1回転部31が第1検出姿勢にある際(例えば図10参照)は下流搬送ローラー対21によって原稿Gのスキュー矯正を行う際に、原稿Gに形成するたわみ量を適切に管理できる。また、第1回転部31が第2検出姿勢にある際(例えば図6参照)は、下流搬送ローラー対21の下流の所定位置、具体的には読み取り開始位置に、原稿Gを精度良く位置決めすることができる。
尚、前記第1位置及び前記第2位置は、いずれも下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置より上流位置に設定しても良いし、或いはいずれも下流搬送ローラー対21における原稿ニップ位置より下流位置に設定しても良い。

0066

また、第1回転部31は第1回転方向(上記において時計回り方向)及びその反対の第2回転方向(上記において反時計回り方向)に回転可能であるとともに、前記第1回転方向に回転する力が付与されている。
また、第2回転部32は、第2原稿搬送経路F2に対して第2当接部32aが退避した状態から突出する際の回転方向である第3回転方向(上記において時計回り方向)及び第2原稿搬送経路F2に対して第2当接部32aが突出した状態から退避する際の回転方向である第4回転方向(上記において反時計回り方向)に回転可能であるとともに、前記第3回転方向に回転する力が付与されている。
そして第2回転部32は、第2当接部32aが第2原稿搬送経路F2に突出し、第1当接部31aに対し原稿Gが当接していない状態で第1回転部31を第2検出姿勢に維持するとともに、第1回転部31の前記第2回転方向への回転を許容する第1状態をとることができる(例えば図6参照)。また第2回転部32は、前記第1状態から前記第4回転方向に回転して第2当接部32aが第2原稿搬送経路F2から退避し、第1当接部31aに対し原稿Gが当接していない状態で第1回転部31が第1検出姿勢をとることを許容するとともに、第1回転部31の前記第2回転方向への回転を許容する第2状態をとることができる(例えば図10参照)。
即ち、第1回転部31に前記第1回転方向に回転する力を付与し、第2回転部32に前記第2回転方向に回転する力を付与することで、上述した原稿検出手段30の機能を構造簡単にして実現できる。

0067

次に本実施形態において検出部33は光学センサーで構成され、検出光を発する発光部33aと、検出光を受ける受光部33bとを備えている。被検出部31dは、光軸Pdを遮る状態(例えば図6参照)と、光軸Pdから第1方向である上方向に外れる第1開放状態(例えば図7参照)と、光軸Pdから第2方向である下方向に外れる第2開放状態(例えば図10参照)と、を切り換える。
そして第2回転部32が第1状態にあるとともに第1回転部31が第2検出姿勢にある状態で、被検出部31dが遮光状態にあり(例えば図6参照)、第2検出姿勢にある第1回転部31が第2回転方向(上記において反時計回り方向)に回転することで、例えば図6から図7への変化に示す様に被検出部31dが遮光状態から第1開放状態に切り換わる。また、第2回転部32が第2状態にあるとともに第1回転部31が第1検出姿勢にある状態で(例えば図10参照)、被検出部31dが第2開放状態にあり、第1検出姿勢にある第1回転部31が例えば図10から図11への変化で示す様に第2回転方向(上記において反時計回り方向)に回転することで、被検出部31dが第2開放状態から遮光状態に切り換わる。
この様な被検出部31dの動きにより、制御部50は、原稿Gを適切に検出できる。

0068

また本実施形態において、原稿Gの給送待機状態において第2回転部32が第1状態にあるとともに第1回転部31が第2検出姿勢にあり、被検出部31dが遮光状態にあり、次いで原稿Gの給送が開始されると、原稿先端Gf1が第1当接部31aに当接して第1回転部31が第2検出姿勢から第3検出姿勢に切り換わり、これに伴い被検出部31dが遮光状態から第1開放状態に切り換わる。次いで原稿後端Gr1が第1当接部31aから離間すると、第1回転部31が第3検出姿勢から第2検出姿勢に戻り、これに伴い被検出部31dが第1開放状態から遮光状態に切り換わる。次いで第2原稿搬送経路F2に入り込んだ原稿先端Gf2が第2当接部32aに当接して第2回転部32が第1状態から第2状態に切り換わると、第1回転部31が第2検出姿勢から第1検出姿勢に切り換わり、これに伴い被検出部31dが遮光状態から第2開放状態に切り換わる。次いで第2原稿搬送経路F2から第1原稿搬送経路F1に入り込んだ原稿先端Gf2が第1当接部31aに当接して第1回転部31が第1検出姿勢から第2回転方向(上記において反時計回り方向)に回転すると、これに伴い被検出部31dが第2開放状態から遮光状態に切り換わる。

0069

これにより、最初に原稿先端Gf1が第1当接部31aに当接する際は第1回転部31が第2検出姿勢にあるので、第1当接部31aの下流の所定位置、具体的には頭出し位置に、原稿Gを精度良く位置決めすることができる。
また、その後原稿Gが第2原稿搬送経路F2を通って再び第1原稿搬送経路F1に入った際は、原稿Gの経路長つまり原稿Gが通過してきた経路の長さが長くなり易く、原稿先端Gf2の位置が管理し難く、下流搬送ローラー対21によって原稿Gのスキュー矯正を行う際に原稿Gに形成するたわみ量を適切に管理し難い。しかしながら、その際には第1回転部31が第1検出姿勢にあることから、原稿先端Gf2の位置を正確に把握でき、ひいては下流搬送ローラー対21によって原稿Gのスキュー矯正を行う際に原稿Gに形成するたわみ量をより適切に管理できる。

0070

また本実施形態では、第1回転部31に対し時計回り方向にばね力を付与する第1ばね35と、第2回転部32に対し時計回り方向にばね力を付与する第2ばね36と、を備えるので、第1回転部31及び第2回転部32に回転の力を付与する構成を構造簡単にして低コストに構成できる。

0071

尚、上述した実施形態では第2回転部32が第2状態にある際、図10に示す様に第1回転部31の第1係合部31bが、第2回転部32の第2係合部32bによって支持されており、これにより第1回転部31の第1検出姿勢が規定されている。しかしながら、第2回転部32が第2状態にある際、必ずしも第1回転部31の第1係合部31bが、第2回転部32の第2係合部32bによって支持される必要はなく、別の構成部位によって第1回転部31の時計回り方向の回転限度を規定し、第1回転部31の第1検出姿勢を規定しても良い。

0072

また本発明は上記において説明した各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。

0073

1…スキャナー部、2…本体部、3…自動原稿搬送装置(ADF)、4A…原稿台、4B…透過ガラス、6…カバー、7…読み取り手段、10…給送トレイ、11…支持トレイ、13…排出トレイ、14a、14b…エッジガイド、
15…給送ローラー15…分離ローラー、17…支持部材、18…分離部材、19…上流搬送ローラー対、19a…駆動ローラー、19b…従動ローラー、20…従動ローラー、21…下流搬送ローラー対、21a…駆動ローラー、21b…従動ローラー、21c…回転軸、22…押さえ部材、23…フラップ、25…排出ローラー対、25a…駆動ローラー、25b…従動ローラー、27…支持部材、27a…揺動軸、30…原稿検出手段、31…第1回転部、31a…第1当接部、31b…第1係合部、31c…円筒部、31d…被検出部、32…第2回転部、32a…第2当接部、32b…第2係合部、32c…軸部、33…検出部、33a…発光部、33b…受光部、35…第1ばね、36…第2ばね、
100…インクジェットプリンター、101…記録ユニット、102a、102b…用紙カセット、103…排出口、104…操作部、105…排出トレイ、106…カバー、107…キャリッジ、108…記録ヘッド、109…記録機構部、
F1…第1原稿搬送経路、F2…第2原稿搬送経路、G…原稿、Gf1、Gf2…原稿先端、Gr1、Gr2…原稿後端、Pd…光軸

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