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課題

本発明は、機体バランスを良好にできる排ガス処理部を搭載したトラクタを提供することを課題とする。

解決手段

ボンネット(6)の内部にあってエンジン(7)の排ガス浄化処理する第1の排ガス処理部(31)とボンネット(6)の左右一側の外部にあって上下方向に長く伸び円筒状の第2の排ガス処理部(32)とボンネット(6)の左右他側の外部にあって第2の排ガス処理部(32)に供給する尿素水貯留する尿素水タンク(17)とを備え、燃料タンク(16)を尿素水タンク(17)側のキャビン(15)の下方の空間に配置し、尿素水タンク(17)内の尿素水を第2の排ガス処理部(32)へ供給する尿素水ポンプ(65)を第2の排ガス処理部(32)側のキャビン(15)の下方で、かつ昇降ステップ(21)の内方側の空間に配置し、第2の排ガス処理部(32)は、昇降ステップ(21)及び前輪(4)とそれぞれ対向する位置に配置する。

概要

背景

従来、作業車両(たとえば、農業用トラクタ)は、エンジン排ガスを、2つの排ガス処理部を順に通過させて浄化処理する排ガス処理機構を備える。たとえば、2つの排ガス処理部は、一方の排ガス処理部がボンネットの内部に配置され、他方の排ガス処理部がボンネットの左右いずれかの外部に配置される(たとえば、特許文献1参照)。

概要

本発明は、機体バランスを良好にできる排ガス処理部を搭載したトラクタを提供することを課題とする。ボンネット(6)の内部にあってエンジン(7)の排ガスを浄化処理する第1の排ガス処理部(31)とボンネット(6)の左右一側の外部にあって上下方向に長く伸び円筒状の第2の排ガス処理部(32)とボンネット(6)の左右他側の外部にあって第2の排ガス処理部(32)に供給する尿素水貯留する尿素水タンク(17)とを備え、燃料タンク(16)を尿素水タンク(17)側のキャビン(15)の下方の空間に配置し、尿素水タンク(17)内の尿素水を第2の排ガス処理部(32)へ供給する尿素水ポンプ(65)を第2の排ガス処理部(32)側のキャビン(15)の下方で、かつ昇降ステップ(21)の内方側の空間に配置し、第2の排ガス処理部(32)は、昇降ステップ(21)及び前輪(4)とそれぞれ対向する位置に配置する。

目的

本発明は、機体バランスを良好にできる排ガス処理部を搭載したトラクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

前輪(4)と、後輪(5)と、ボンネット(6)と、エンジン(7)と、操縦席(10)を取り囲むキャビン(15)と、キャビン(15)の外部に設けられた昇降ステップ(21)と、燃料タンク(16)と、ボンネット(6)の内部にあってエンジン(7)の排ガス浄化処理する第1の排ガス処理部(31)と、ボンネット(6)の左右一側の外部にあって上下方向に長く伸び円筒状の第2の排ガス処理部(32)と、ボンネット(6)の左右他側の外部にあって第2の排ガス処理部(32)に供給する尿素水貯留する尿素水タンク(17)と、を備え、燃料タンク(16)を尿素水タンク(17)側のキャビン(15)の下方の空間に配置し、尿素水タンク(17)内の尿素水を第2の排ガス処理部(32)へ供給する尿素水ポンプ(65)を、第2の排ガス処理部(32)側のキャビン(15)の下方で、かつ、昇降ステップ(21)の内方側の空間に配置し、第2の排ガス処理部(32)は、昇降ステップ(21)及び前輪(4)とそれぞれ対向する位置に配置することを特徴とするトラクタ

請求項2

第2の排ガス処理部(32)の底部を支持する支持部材(40)が、キャビン(15)の前方から昇降ステップ(21)の前方にわたって延びるように配置されることを特徴とする請求項1記載のトラクタ。

請求項3

支持部材(40)は板状に形成し、支持部材(40)の外方側の半部に第2の排ガス処理部(32)を載置し、支持部材(40)の内方側の半部に第1の排ガス処理部(31)からの排ガスを第2の排ガス処理部(32)へ案内するパイプ(34)と第2の排ガス処理部(32)の接続端部を配置することを特徴とする請求項2に記載のトラクタ。

請求項4

尿素水ポンプ(65)の外部に露出する面を覆うポンプカバー(66)を設け、ポンプカバー(66)は昇降ステップ(21)に対向するよう設けることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のトラクタ。

技術分野

0001

本発明は、トラクタに関する。

背景技術

0002

従来、作業車両(たとえば、農業用トラクタ)は、エンジン排ガスを、2つの排ガス処理部を順に通過させて浄化処理する排ガス処理機構を備える。たとえば、2つの排ガス処理部は、一方の排ガス処理部がボンネットの内部に配置され、他方の排ガス処理部がボンネットの左右いずれかの外部に配置される(たとえば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

米国特許第7937936号明細書

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、機体バランスを良好にできる排ガス処理部を搭載したトラクタを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のトラクタは、前輪(4)と、後輪(5)と、ボンネット(6)と、エンジン(7)と、操縦席(10)を取り囲むキャビン(15)と、キャビン(15)の外部に設けられた昇降ステップ(21)と、燃料タンク(16)と、
ボンネット(6)の内部にあってエンジン(7)の排ガスを浄化処理する第1の排ガス処理部(31)と、
ボンネット(6)の左右一側の外部にあって上下方向に長く伸び円筒状の第2の排ガス処理部(32)と、
ボンネット(6)の左右他側の外部にあって第2の排ガス処理部(32)に供給する尿素水貯留する尿素水タンク(17)と、を備え、
燃料タンク(16)を尿素水タンク(17)側のキャビン(15)の下方の空間に配置し、
尿素水タンク(17)内の尿素水を第2の排ガス処理部(32)へ供給する尿素水ポンプ(65)を、第2の排ガス処理部(32)側のキャビン(15)の下方で、かつ、昇降ステップ(21)の内方側の空間に配置し、
第2の排ガス処理部(32)は、昇降ステップ(21)及び前輪(4)とそれぞれ対向する位置に配置することを特徴とする。

0006

請求項2に記載のトラクタは、請求項1の発明において、第2の排ガス処理部(32)の底部を支持する支持部材(40)が、キャビン(15)の前方から昇降ステップ(21)の前方にわたって延びるように配置されることを特徴とする。

0007

請求項3に記載のトラクタは、請求項2の発明において、支持部材(40)は板状に形成し、支持部材(40)の外方側の半部に第2の排ガス処理部(32)を載置し、支持部材(40)の内方側の半部に第1の排ガス処理部(31)からの排ガスを第2の排ガス処理部(32)へ案内するパイプ(34)と第2の排ガス処理部(32)の接続端部を配置することを特徴とする。

0008

請求項4に記載のトラクタは、請求項1から請求項3のいずれかの発明において、尿素水ポンプ(65)の外部に露出する面を覆うポンプカバー(66)を設け、ポンプカバー(66)は昇降ステップ(21)に対向するよう設けることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明により、機体左右バランスを良好にすることができる。

0010

また、スペースを有効利用することができる。

0011

また、操縦席からの視認性を良好にすることができる。
また、尿素水ポンプになどが付着しにくくすることができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、実施形態に係る作業車両の概略左側面図である。
図2は、ボンネットの内部構造を示す正面図である。
図3は、ボンネットの内部構造を示す平面図である。
図4は、排ガス処理機構を示す斜視図である。
図5は、第2の排ガス処理部および支持部材を示す斜視図である。
図6は、支持部材を示す斜視図である。
図7は、燃料タンクおよび尿素水タンクを示す斜視図である。
図8は、燃料サブタンクを示す斜視図である。
図9は、燃料ポンプを示す斜視図である。

実施例

0013

以下に、本発明に係る作業車両の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。

0014

図1は、実施形態に係る作業車両1の概略左側面図である。図1に示すように、実施形態に係る作業車両1は、圃場などで自走しながら対地作業を行う農業用のトラクタ(以下、作業車両を「トラクタ」とする)である。なお、以下では、作業車両としてのトラクタ1の前進方向を前方側図1の左側)とし、前進方向の逆向きの方向を後方側(図1の右側)とし、トラクタ1の前後方向と直交する直交方向を左右方向とし、トラクタ1の前後方向と直交する鉛直方向を上下方向としている。

0015

トラクタ1は、エンジン7によって発生し、主変速装置および副変速装置によって減速した動力を、前輪増速換機構を介して、前輪4へ伝達可能になっている。トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力を伝達すると、エンジン7から伝達される動力によって前輪4および後輪5の四輪が駆動される。また、トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力の伝達を遮断すると、エンジン7から伝達される動力によって後輪5の二輪が駆動される。すわなち、トラクタ1は、二輪駆動および四輪駆動切換えが可能になっている。また、トラクタ1の機体2後部には、ロータリなどの作業機を装着可能なPTO(Power take-off)出力軸3が配設されている。

0016

機体2は、主変速装置、副変速装置、前輪増速切換機構、PTO出力軸3へ駆動力を伝達するPTO伝導部などが収容されたミッションケース8と、ミッションケース8の前部に取り付けられたパネルダッシュ9と、キャビン15を支持し、かつ、エンジン7などが設置された機体フレーム12などで構成されている。機体2を構成するミッションケース8、パネルダッシュ9および機体フレーム12は、金属で構成されている。なお、機体フレーム12は、キャビン15を支持する部分と、ボンネット6の下方でエンジン7などが設置される部分とに大別される。

0017

エンジン7は、パネルダッシュ9の前方側で機体フレーム12上に搭載されるとともに、ボンネット6によって覆われている。ミッションケース8は、パネルダッシュ9から機体2の後部にわたって設けられている。ミッションケース8の後部上方には操縦席10が設けられている。操縦席10の左右それぞれの側方には泥除け用のフェンダ11が設けられている。ボンネット6は、機体2に回動自在に取り付けられ、内部空間を開閉自在に取り付けられている。

0018

操縦席10は、オペレータがトラクタ1の操縦時に座るものであって、機体フレーム12に支持されたキャビン15に取り囲まれている。操縦席10の前方には、前輪4の操舵に用いるステアリングハンドル13と、オペレータに各種情報を提供する表示パネルと、オペレータが各種操作を行う操作パネルとが設けられている。ステアリングハンドル13は、ハンドルポスト14に回転可能に支持されている。ハンドルポスト14の下方側、すなわち、操縦席10にオペレータが座った場合におけるオペレータの足元付近には、クラッチペダル20の他、後輪5をペダル操作に応じて制動するブレーキペダル、ペダル操作に応じて機体2が加速するアクセルペダルが設けられている。

0019

また、操縦席10の右側には、トラクタ1の後部に装着されたロータリなどの作業機を上下に昇降操作する作業機昇降レバーが設けられ、操縦席10の左側には、トラクタ1の走行時における主変速装置の変速に関する操作を行う主変速レバー、副変速装置に関する操作を行う副変速レバーが設けられている。主変速レバーは、主変速装置の変速である主変速の操作を行い、主変速を自動的に行う自動変速およびオペレータの任意で行う手動変速切り換えることができる。なお、主変速レバーは、手動変速では、主変速装置の減速比を8段のいずれかに切り換える。また、副変速レバーは、副変速装置を操作し、走行速度を、超低速、低速、中速高速および中立に切り換えることができる。

0020

また、キャビン15の下方には、エンジン7に供給される燃料を貯留する燃料タンク16が設けられている。さらに、キャビン15の下方には、後述する排ガス処理機構30を構成する第2の排ガス処理部32(図2参照)に供給する尿素水を貯留する尿素水タンク17が設けられている。なお、燃料タンク16および尿素水タンク17の配置については、図7を用いて後述する。

0021

また、機体2は、キャビン15の左右の少なくともいずれかの外部(本実施形態では、キャビン15の左右それぞれの外部)にオペレータがキャビン15へ乗り降りする場合に使用する昇降ステップ21が設けられている。また、機体2は、ボンネット6の左右の少なくともいずれかの外部に浄化処理されたエンジン7の排ガスを大気中に排出するマフラー22が直立して設けられている。

0022

図2は、ボンネット6の内部構造を示す正面図である。図3は、ボンネット6の内部構造を示す平面図である。なお、図3では、説明の便宜上、キャビン15を省略している。図2および図3に示すように、ボンネット6の内部から外部にかけて、エンジン7の排ガスを浄化処理して排ガス内大気汚染物質を除去する排ガス処理機構30が設けられている。また、排ガス処理機構30は、2つの排ガス処理部、すなわち、第1の排ガス処理部31(図3参照)および第2の排ガス処理部32を含んで構成されている。第1の排ガス処理部31は、ボンネット6の内部においてエンジン7の上方に配置されている。第2の排ガス処理部32は、ボンネット6の左右いずれかの外部に配置されている。

0023

排ガス処理機構30は、第1の排ガス処理部31に、排ガス内の一酸化窒素(NO)を効率的に酸化させるDOC(Diesel Oxidation Catalyst)の機能を有している。また、排ガス処理機構30は、第2の排ガス処理部32に、尿素水(NH3)を用いたSCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)の機能を有している。このような排ガス処理機構30では、DOCにおいて、排ガス内の一酸化窒素(NO)を二酸化炭素(NO2)に変換し、SCRにおいて、二酸化窒素(NO2)に尿素水(NH3)を供給し、二酸化窒素(NO2)を水(H2O)と窒素ガス(N2)とに変換することで、排ガス内の窒素酸化物(NOX)を除去する。なお、一般的に、窒素酸化物(NOX)を規定量除去するためにはDOCおよびSCRの双方が必須となる。

0024

なお、図3に示すように、ボンネット6の右側の外部に第2の排ガス処理部32および第2の排ガス処理部32の上部に突設されたマフラー22が配置されている。また、キャビン15の支持部材40とは反対側(左側)の外部に第2の排ガス処理部32に供給する尿素水を貯留する尿素水タンク17が配置されている。このように、ボンネット6の左右いずれかの外部のうち、一方に第2の排ガス処理部32が配置され、他方に尿素水タンク17が配置されることで、機体2のバランスを良好にすることができる。また、スペースを有効に利用することができる。

0025

また、図3に示すように、燃料タンク16は、機体2の左右にわたって延伸している。そして、たとえば、フロントローダへ向けて油圧を移動させる油圧ホース50は、燃料タンク16の側面に設けられたジョイスティックバルブ51を通過させてミッションケース8から燃料タンク16の下部へ配索されている。これにより、油圧ホース50の配索が容易となる。さらに、燃料タンク16の下面には、外形切欠き状に凹ませたホース挿通部が設けられている。油圧ホース50をホース挿通部に通すことで、油圧ホース50が燃料タンク16の下面から突出することを抑えることができる。これにより、油圧ホース50の配索が容易となる。

0026

次に、図4および図5を参照して排ガス処理機構30の構成について説明する。図4は、排ガス処理機構30を示す斜視図である。図5は、第2の排ガス処理部32および支持部材40を示す斜視図である。なお、上述したように、排ガス処理機構30は、第1の排ガス処理部31(DOC)および第2の排ガス処理部32(SCR)を含んで構成されている。図4に示すように、第1の排ガス処理部31は、エンジン7上に取り付けられている。第1の排ガス処理部31にはエンジン7の排ガスが流入される。また、上述したように、第1の排ガス処理部31では、排ガス内の一酸化窒素(NO)を二酸化炭素(NO2)に変換する。また、第2の排ガス処理部32は、円筒状に形成されており、ボンネット6の左右いずれかの外部(本実施形態では、ボンネット6の右側の外部)に後述する支持部材40に支持されて直立状態で取り付けられている。第2の排ガス処理部32には第1の排ガス処理部31で一次処理された排ガスが流入される。上述したように、第2の排ガス処理部32では、二酸化窒素(NO2)に尿素水(NH3)を供給して二酸化窒素(NO2)を水(H2O)と窒素ガス(N2)とに変換する。これにより、排ガス内の窒素酸化物(NOX)が除去される。第2の排ガス処理部32で二次処理された排ガスは、マフラー22から大気中へ排出される。

0027

第2の排ガス処理部32は、熱遮板33によって外周が覆われている。このように、熱遮板33に外周が覆われていることで、第2の排ガス処理部32の断熱効果を高めることができる。また、第1の排ガス処理部31と第2の排ガス処理部32との間は、パイプ(テールパイプ)34によって接続されている。また、エンジン7が載置される機体フレーム12と第2の排ガス処理部32が載置される支持部材40との間に、フロントローダが取り付けられるフロントローダブラケット36(以下、単に「ローダブラケット」という)が設けられている。機体フレーム12と支持部材40とは、ローダブラケット36を用いて連結されている。このように、既存の部品を機体フレーム12と支持部材40との連結に供することで、製造にかかるコストを安価にすることができる。

0028

また、支持部材40上において、第2の排ガス処理部32とエンジン7との間に、フロントローダに対して油圧を取り出すためのアダプタ38が設けられている。このように、支持部材40上に他の装置(たとえば、フロントローダ)に供する装置(たとえば、油圧取出装置)が設けられることで、構造的にも安価に製造することができる。また、スペースを有効利用することができる。

0029

また、ローダブラケット36によって機体フレーム12と支持部材40とを連結する場合、カラー部材37(図5参照)によって機体フレーム12と支持部材40とを事前に仮連結する。図5に示すように、この場合、ミッションケース8から左右いずれかの側方へ突出して設けられたカラー部材37に支持部材40を取り付け、取り付けた状態でローダブラケット36を機体フレーム12と支持部材40との双方に固定する。この後、カラー部材37を取り外してローダブラケット36による機体フレーム12と支持部材40との連結が完了する。このような連結方法によれば、簡単な作業で連結を行うことができ、これにより、製造にかかるコストを安価にすることができる。

0030

ここで、第2の排ガス処理部32は、支持部材40に支持されることで、ボンネット6の左側の外部に配置されている。以下では、図6を参照して支持部材40の構成について説明する。図6は、支持部材40を示す斜視図である。なお、図6では、支持部材40から第2の排ガス処理部32やパイプ34を取り外した状態を示している。図6に示すように、支持部材(支持ブラケット)40は、第2の排ガス処理部32が載置される板状の底部41を有している。底部41は、左右に長い板状に形成されている。また、底部41は、機体フレーム12のキャビン15を支持する部分(以下、この部分を「機体フレーム12a」と表記する)の前方へ突出し、かつ、第2の排ガス処理部32が昇降ステップ21の前方で左右いずれか(本実施形態では、右側)へ片寄せて載置されるように配置されている。

0031

すなわち、底部41には、ボンネット6から見た外方側の半部(本実施形態では、右半部)に片寄せて第2の排ガス処理部32が載置される。また、底部41には、ボンネット6から見た内方側の半部(本実施形態では、左半部)に片寄せてパイプ34の第2の排ガス処理部32との接続端部35(図5参照)が配置される。支持部材40は、パイプ34が配置される左半部にパイプ34の接続端部35を覆う被覆部42を有している。被覆部42は、底部41にパイプ34の接続端部35が配置された場合に、接続端部35の周囲に隙間が形成される程度の径の穴が設けられている。これにより、パイプ34が露出しないため、車両の美観を高めることができる。また、底部41には、パイプ34の接続端部35が配置される位置に開口43が設けられている。また、支持部材40は、底部41が機体フレーム12aに固定され、被覆部42がキャビン15の下部からL字状の固定部材ゴムマウント)44によって吊下げ固定されている。さらに、支持部材40は、鋳物で一体的に形成されることが好ましい。これにより、美観を高めることができる。さらに、支持部材40が鋳物で一体的であることに加えて、底部41が平坦であることから、第2の排ガス処理部32およびパイプ34を保護することができる他、圃場の作物を傷つけることを防止することができる。

0032

このようなトラクタ1の構成によれば、支持部材40が第2の排ガス処理部32を下方から支持するため、第2の排ガス処理部32を適切な支持強度で支持することができる。これにより、第2の排ガス処理部32の支持性能を良好にすることができる。また、簡素な構成であるため、支持部材40を安価に得ることができる。さらに、第2の排ガス処理部32が機体2から左右いずれか(右側)に離れて配置されることで、操縦席10からキャビン15の左右(右側)下部が見えやすくなり、操縦席10からの視認性を良好にすることができる。

0033

また、支持部材40に配置されるパイプ34の熱が開口43から支持部材40の外部へ放出されるため、支持部材40に熱がこもることを防止することができる。さらに、支持部材40にゴミなどが堆積することを防止することができる。

0034

また、第2の排ガス処理部32は、支持部材40の底部41によって下方から支持されるとともに、底部41から延出している固定プレート45によって上部が固定されている(図3参照)。これにより、第2の排ガス処理部32を強固に保持することができる。なお、第2の排ガス処理部32では、固定プレート45に上部を固定させるために、後述するカバー33の上面のフランジ部分を上方へ延長している。

0035

また、上述したように、第2の排ガス処理部32には、外周面を覆うカバー33として熱遮板(以下、カバーを「熱遮板」という)が設けられている。熱遮板33には、複数の通気穴33aが設けられている。通気穴33aは、熱遮板33における第2の排ガス処理部32の前方に配置された前輪4(図1参照)と対向する側とは反対側の面(熱遮板33の後側の面)に設けられている。すなわち、熱遮板33の前側の面には通気穴33aを設けないことが好ましい。なお、通気穴33aは、熱遮板33の前輪4から見て対面する範囲を避けていればよい。したがって、たとえば、熱遮板33が前輪4から見て左右いずれ
かにずれて配置されている場合、通気穴33aを設けない範囲は、熱遮板33が前輪4の一直線上にある場合よりも左右いずれかへずれるようになる。また、通気穴33aは、円筒状の熱遮板33の周面全体における後側の3分の2程度の範囲に設けられることが好ましい。

0036

このようなトラクタ1の構成によれば、熱遮板33に覆われた第2の排ガス処理部32の放熱性を良好にすることができる。また、熱遮板33に通気穴33aが設けられていても、前輪4(図1参照)側から飛んできた泥などが通気穴33aから中に入ることを抑えることができる。

0037

次に、図7および図8を参照して機体2に配置されている燃料タンク16および尿素水タンク17について説明する。図7は、燃料タンク16および尿素水タンク17を示す斜視図である。図8は、燃料サブタンク60を示す斜視図である。図7に示すように、機体2の左右における支持部材40を備える側の反対側には、尿素水タンク17が設けられている。尿素水タンク17は、エンジン7との間に設けられたローダブラケット36に固定されている。これにより、尿素水タンク17を簡素な構造で配置することができ、製造にかかるコストを安価にすることができる。また、機体2の左側には、尿素水タンク17と前後に並んで燃料タンク16が設けられている。尿素水タンク17の供給口17aと燃料タンク16の供給口16aとは、前後に並列して設けられている。なお、燃料タンク16は、機体2(キャビン15)の下方で左右に延伸して設けられている。また、キャビン15の左右いずれか(左側)の外部において、尿素水タンク17は、燃料タンク16の前側に配置されている。これにより、尿素SCRシステムを搭載したタイプのトラクタを容易に構成することができる。

0038

図8に示すように、機体2(キャビン15)の左右いずれか(本実施形態では、右側)の外部には、燃料タンク16とは別系統でエンジン7(図3参照)に燃料を供給する燃料サブタンク60が設けられている。燃料サブタンク60は、キャビン15の左右の外部に設けられた昇降ステップ21(図3参照)のうち一方を取り外して設けられる。この場合、オペレータは、キャビン15の左右における反対側の昇降ステップ21を使用して乗り降りする。なお、燃料サブタンク60は、燃料タンク16に接続されて、燃料タンク16からエンジン7に燃料を供給するようにしてもよい。この場合、燃料サブタンク60は、キャビン15の下方で燃料タンク16に近接して配置されることが好ましい。

0039

このようなトラクタ1の構成によれば、燃料サブタンク60を備えることで、燃料の総量を増やすことができ、作業可能な時間を延長することができる。また、簡素な構成で燃料を増やすことができる。

0040

なお、2つの燃料タンク(燃料タンク16および燃料サブタンク60)の高さが異なる場合は、燃料漏れが発生することがあり、燃料漏れに対する品質確保が容易ではない。このため、燃料サブタンク60は、燃料タンク16と同等高さとなるように配置されることが好ましい。これにより、燃料漏れに対する品質確保が容易となる。また、各タンク16,60の高さが同等であることで、燃料の残量管理が容易となる。

0041

また、燃料サブタンク60は、燃料タンク16に対して2本以上のホースで接続されることが好ましい。これにより、燃料サブタンク60と燃料タンク16との間の流動性を確保することができる。また、燃料サブタンク60と燃料タンク16とを接続するホースに逆止弁が設けられてもよい。これにより、燃料サブタンク60と燃料タンク16との間で、燃料タンク16から燃料が逆流することを防止することができる。

0042

なお、本実施形態では、キャビン15の前方には、フロントローダに用いる油圧の取出口として、上述したアダプタ38が設けられている。また、本実施形態では、キャビン15の下方に設けられた燃料タンク16(図2参照)の支持ブラケット55を油圧ホース50のカバーにも兼用している。これらの構成によれば、フロントローダに対する油圧ホース50の配索を容易に行うことができる。

0043

次に、図9を参照して尿素水タンク17から第2の排ガス処理部32に尿素水を供給する尿素水ポンプ65について説明する。図9は、尿素水ポンプ65を示す斜視図である。図9に示すように、尿素水ポンプ(サプライポンプ)65は、キャビン15の下方、昇降ステップ21の内方側に設けられるとともに、第2の排ガス処理部32に対して近接して設けられている。これにより、スペースを有効利用することができる。そして、機体2を大型化させることもないため、製造にかかるコストを安価にすることができる。

0044

また、尿素水ポンプ65には、板状のポンプカバー(サプライカバー)66が取り付けられている。ポンプカバー66は、たとえば、金属製であり、尿素水ポンプ65の少なくとも外部に露出している正面および上面を覆うようにL字状に屈曲形成されている。これにより、尿素水ポンプ65に泥などが付着することを防止することができるとともに、金属製であることで、尿素水ポンプ65の冷却効果を高めることができる。また、尿素水ポンプ65がポンプカバー66に隠されることで、車両の美観を高めることができる。なお、ポンプカバー66は、尿素ポンプ65の他に、油圧ホース50やジョイスティックバルブ51なども覆うように形成されている。以下では、尿素水ポンプ65、油圧ホース50およびジョイスティックバルブ51などの各種の供給に関する構成部品を「サプライモジュール」と総称する場合がある。

0045

また、尿素水ポンプ65のポンプカバー66には、スリット状の複数の通気穴67が設けられている。これにより、尿素水ポンプ65の熱を外部へ逃がすことができる。これにより、尿素水ポンプ65の冷却効果を高めることができる。また、意匠的にも見栄えがよいため、車両の美観を高めることができる。

0046

さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。

0047

1作業車両(トラクタ)
2機体
3PTO出力軸
4前輪
5後輪
6ボンネット
7エンジン
8ミッションケース
ダッシュパネル
10操縦席
11フェンダ
12機体フレーム
12a (キャビンを支持する)機体フレーム
13ステアリングハンドル
14ハンドルポスト
15 キャビン
16燃料タンク
16a 供給口
17尿素水タンク
17a 供給口
20クラッチペダル
21昇降ステップ
22マフラー
30排ガス処理機構
31 第1の排ガス処理部(DOC)
32 第2の排ガス処理部(SCR)
33カバー(熱遮板)
33a通気穴
34パイプ(テールパイプ)
35接続端部
36フロントローダブラケット
37カラー部材
38アダプタ
40支持部材(支持ブラケット)
41 底部
42被覆部
43 開口
44固定部材(ゴムマウント)
45固定プレート
50油圧ホース
51ジョイスティックバルブ
55 支持ブラケット
60燃料サブタンク
65尿素水ポンプ(サプライポンプ)
66ポンプカバー(サプライカバー)
67 通気穴

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