図面 (/)

技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 五島睦実
出願日 2020年5月21日 (7ヶ月経過) 出願番号 2020-088543
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-151487
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 貫通軸孔 抵抗軸 軸支柱 円ピッチ 硬質メッキ 回動中心軸方向 主動ギヤ 最大回動角度
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

遊技者の負担を低減するのに好適な遊技機発射ハンドルを提供する。

解決手段

遊技球発射ハンドル42は、ハンドルベース1500と、発射強度を調整するための操作を行うハンドルリングと、ハンドルリングに付勢力を付加するコイルバネと、前面に設けられたボタンと、ボタンの押下に伴ってハンドルリングを係止する係止レバー1501とを備える。係止レバー1501は、ハンドルベース1500の前面側の軸受け部1502で軸1501aを支持する一方、前カバーベース1500の背面側から操作受け部1501cを貫通孔1505に臨ませ、コイルバネ1506により操作受け部1501cを前方に付勢することにより、前カバーベース1500に組み付けられる。

概要

背景

従来、パチンコ機等の遊技機としては、例えば、特許文献1記載の遊技機が知られている。

特許文献1記載の遊技機には、遊技領域に遊技球を発射する遊技球発射装置と、遊技球の発射強度を調整するための操作を行う発射ハンドルと、発射ハンドルの操作量に応じて遊技球発射装置の発射強度を制御する発射制御部とを有して構成されている。

発射ハンドルは、発射ハンドルの基部となるハンドルベースと、ハンドルベースの前面に回動可能に取り付けられたハンドルリングと、ハンドルリングの角度位置を検出する可変抵抗器とを有して構成されている。遊技者がハンドルリングを回動操作した場合に、遊技球発射装置により、その回動操作位置に応じた発射強度で遊技球が遊技盤に発射される。

ハンドルリングには、非発射状態となる基準角度位置の方向に常時付勢するコイルバネが取り付けられている。ハンドルリングから遊技者が手を離した場合に、コイルバネによりハンドルリングが自動的に基準角度位置に戻るようになっている。また、ハンドルリングには、回動操作が遊技者によるものか否かを判定するため、ハンドルリングに対する人体の接触を検出するタッチセンサが設けられている。タッチセンサにより接触を検出した場合は、発射制御部により遊技球の発射が許可される。

概要

遊技者の負担を低減するのに好適な遊技機の発射ハンドルを提供する。遊技球発射ハンドル42は、ハンドルベース1500と、発射強度を調整するための操作を行うハンドルリングと、ハンドルリングに付勢力を付加するコイルバネと、前面に設けられたボタンと、ボタンの押下に伴ってハンドルリングを係止する係止レバー1501とを備える。係止レバー1501は、ハンドルベース1500の前面側の軸受け部1502で軸1501aを支持する一方、前カバーベース1500の背面側から操作受け部1501cを貫通孔1505に臨ませ、コイルバネ1506により操作受け部1501cを前方に付勢することにより、前カバーベース1500に組み付けられる。

目的

本発明は、上記例示したような従来の技術の有する未解決の課題等に着目してなされたものであって、操作手段の操作位置基準位置復帰させるコイルバネを好適に係止させることが可能な遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

遊技球発射強度を調整可能な遊技機であって、前記発射強度を調整するための回動操作を行うことが可能であって円弧状に形成された複数のガイド孔が設けられる第1操作手段と、前記第1操作手段の操作位置基準位置復帰させる付勢力を前記第1操作手段に付加するコイルバネと、前記複数のガイド孔の1つに挿入され、前記コイルバネの一端部を係止するガイド支柱と、前記第1操作手段の一方側に配置されるベースとを備え、前記第1操作手段には、前記コイルバネの他端部を係止する第2バネ止め部が設けられ、前記ベースには、前記ガイド支柱によって前記コイルバネの一端部が係止される部分とは別に、前記コイルバネの一端部の移動を制限する部位が設けられていることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。

背景技術

0002

従来、パチンコ機等の遊技機としては、例えば、特許文献1記載の遊技機が知られている。

0003

特許文献1記載の遊技機には、遊技領域に遊技球を発射する遊技球発射装置と、遊技球の発射強度を調整するための操作を行う発射ハンドルと、発射ハンドルの操作量に応じて遊技球発射装置の発射強度を制御する発射制御部とを有して構成されている。

0004

発射ハンドルは、発射ハンドルの基部となるハンドルベースと、ハンドルベースの前面に回動可能に取り付けられたハンドルリングと、ハンドルリングの角度位置を検出する可変抵抗器とを有して構成されている。遊技者がハンドルリングを回動操作した場合に、遊技球発射装置により、その回動操作位置に応じた発射強度で遊技球が遊技盤に発射される。

0005

ハンドルリングには、非発射状態となる基準角度位置の方向に常時付勢するコイルバネが取り付けられている。ハンドルリングから遊技者が手を離した場合に、コイルバネによりハンドルリングが自動的に基準角度位置に戻るようになっている。また、ハンドルリングには、回動操作が遊技者によるものか否かを判定するため、ハンドルリングに対する人体の接触を検出するタッチセンサが設けられている。タッチセンサにより接触を検出した場合は、発射制御部により遊技球の発射が許可される。

先行技術

0006

特開2009−18000号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、操作手段の操作位置基準位置復帰させるコイルバネの係止構造において未だ改良の余地がある可能性がある。

0008

そこで、本発明は、上記例示したような従来の技術の有する未解決の課題等に着目してなされたものであって、操作手段の操作位置を基準位置に復帰させるコイルバネを好適に係止させることが可能な遊技機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、
遊技球の発射強度を調整可能な遊技機であって、
前記発射強度を調整するための回動操作を行うことが可能であって円弧状に形成された複数のガイド孔が設けられる第1操作手段と、
前記第1操作手段の操作位置を基準位置に復帰させる付勢力を前記第1操作手段に付加するコイルバネと、
前記複数のガイド孔の1つに挿入され、前記コイルバネの一端部を係止するガイド支柱と、
前記第1操作手段の一方側に配置されるベースとを備え、
前記第1操作手段には、前記コイルバネの他端部を係止する第2バネ止め部が設けられ、
前記ベースには、前記ガイド支柱によって前記コイルバネの一端部が係止される部分とは別に、前記コイルバネの一端部の移動を制限する部位が設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、第1操作手段の操作位置を基準位置に復帰させるコイルバネを好適に係止させることが可能な遊技機を提供することができるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

0011

パチンコ機10の正面図である。
体枠13と前扉枠14を見開きにしてパチンコ機10を展開した状態を示す斜視図である。
本体枠13と裏パックユニット15を見開きにしてパチンコ機10を展開した状態を示す斜視図である。
前扉枠14の背面図である。
本体枠13の正面図である。
本体枠13の背面図である。
遊技盤81を後方よりみた斜視図である。
遊技盤81から主制御装置ユニット160を取り外した状態を示す背面図である。
主制御装置ユニット160の斜視図である。
裏パックユニット15の正面図である。
裏パックユニット15の分解斜視図である。
遊技盤81の正面図である。
制御系300の構成を示すブロック図である。
遊技球発射ハンドル41の構成を示す図である。
遊技球発射ハンドル41の分解斜視図である。
図14(b)中のA−A’線に沿った断面図である。
前方からみた前カバー450の分解斜視図である。
後方からみた前カバー450の分解斜視図である。
前カバー450を取り外した状態の遊技球発射ハンドル41の正面図である。
ハンドルベース460の構成を示す図である。
互いに咬み合わされた主動ギヤ700、従動ギヤ720および付勢ギヤ740を示す斜視図である。
収納容器461内部(正面側)の概略構成を示す斜視図である。
主動ギヤ700の構成を示す図である。
従動ギヤ720の構成を示す図である。
付勢ギヤ740の構成を示す図である。
遊技球発射ハンドル41の動作を説明するための図である。
ギヤ700、720、740の動作を説明するための図である。
遊技球発射ハンドル41の正面図である。
図28中のB−B’線に沿った断面図である。
図28中のC−C’線に沿った断面図である。
前方からみた前カバー450の分解斜視図である。
後方からみた前カバー450の分解斜視図である。
遊技球発射ハンドル41の動作を説明するための図である。
発射制御部243bの発射制御処理を示すフローチャートである。
遊技球発射ハンドル41の前後方向の垂直断面図である。
遊技球発射ハンドル42の構成を示す図である。
遊技球発射ハンドル42の分解斜視図である。
遊技球発射ハンドル42の断面図である。
前方からみた前カバー1450の分解斜視図である。
後方からみた前カバー1450の分解斜視図である。
ボタンカバー1550の斜視図、背面図および断面図である。
内蓋部1530の斜視図である。
タン1570の背面図および縦方向中心線に沿った断面図である。
カバーベース1500の正面図および背面図である。
前カバー1450を取り外した状態の遊技球発射ハンドル42の正面図である。
ガイド支柱1631a周辺の正面図である。
図45に示す状態からさらにハンドルリング1430を取り外した遊技球発射ハンドル42の正面図である。
互いに咬み合わされた主動ギヤ1700および付勢ギヤ1740を示す斜視図である。
収納容器1401内部(正面側)の概略構成を示す斜視図である。
主動ギヤ1700の構成を示す図である。
付勢ギヤ1740の構成を示す図である。
遊技球発射ハンドル42の動作を説明するための図である。
第1の実施の形態の変形例を示す遊技球発射ハンドル41の水平断面図である。

実施例

0012

〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図27は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルの第1の実施の形態を示す図である。

0013

本実施の形態は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルをパチンコ機に適用したものである。

0014

まず、パチンコ機10の構成を説明する。
図1は、パチンコ機10の正面図である。
図2は、本体枠13と前扉枠14を見開きにしてパチンコ機10を展開した状態を示す斜視図である。なお、図2では、便宜上、パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。

0015

図3は、本体枠13と裏パックユニット15を見開きにしてパチンコ機10を展開した状態を示す斜視図である。

0016

パチンコ機10は、図1ないし図3に示すように、パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部12とを有して構成されている。外枠11は、木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。

0017

外枠11の側方には、図1に示すように、球貸装置(例えば、CRユニット)Yが設けられている。球貸装置Yの前面側には、カード挿入口Hが設けられ、カード挿入口Hへのカードの挿入によりカードに記憶された金額に相当する数の遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。

0018

遊技機主部12は、図2および図3に示すように、本体枠13と、本体枠13の前方に配置される前扉枠14と、本体枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを有して構成されている。遊技機主部12のうち本体枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動軸側とし右側を回動旋回側として本体枠13が前方へ回動可能とされている。

0019

本体枠13には、図2に示すように、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動軸側とし右側を回動旋回側として前方へ回動可能とされている。また、本体枠13には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動軸側とし右側を回動旋回側として後方へ回動可能とされている。

0020

次に、前扉枠14の構成を説明する。なお、以下の説明では、図1ないし図3を参照するとともに、前扉枠14の背面の構成については図4を参照する。

0021

図4は、前扉枠14の背面図である。
前扉枠14は、図1および図2に示すように、本体枠13の前面側全体を覆うようにして設けられている。前扉枠14には、遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部21が形成されている。窓部21は、略楕円形状をなし、透明性を有するガラス22が嵌め込まれている。

0022

窓部21の周囲には、図1に示すように、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓部21の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部23が設けられている。環状電飾部23では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部23の中央であってパチンコ機10の最上部には、所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部24が設けられている。さらにその左右側方には、賞球払出中に点灯する賞球ランプ部25が設けられている。また、左右の賞球ランプ部25に近接した位置には、遊技状態に応じた効果音等が出力されるスピーカ部26が設けられている。

0023

前扉枠14における窓部21の下方には、手前側膨出した上側膨出部31と下側膨出部32とが上下に並設されている。上側膨出部31内側には、上方に開口した上皿33が設けられている。下側膨出部32内側には、同じく上方に開口した下皿34が設けられている。上皿33は、払出装置(後述:224)より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置(後述:110)側へ導くための機能を有する。また、下皿34は、上皿33内で余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。

0024

上記のように、パチンコ機10では、前扉枠14に対して窓部21、上皿33および下皿34が一体化されている。従来のパチンコ機においては、少なくとも窓部と下皿とがそれぞれ別ユニットとして設けられており、窓部が下皿に対して独立して回動可能となっていたため、パチンコ機の前面部には、上記各ユニット間に境界が生じていた。この場合、当該境界から不正用治具等を挿入して行う不正行為が想定される。また、かかる不正行為を抑制すべく各ユニット間の境界に対して不正抑制構造を設けることもできるが、そうすると構成の複雑化を招いてしまう。さらに、パチンコ機の前面部において境界が生じるのは、デザイン上好ましくない。これに対し、上記の通り、前扉枠14に対して窓部21、上皿33および下皿34が一体化されているので、窓部21と下皿34との間に境界が生じることはなく、上記不都合が抑制される。

0025

上側膨出部31には、球貸操作装置36が設けられている。球貸操作装置36には、球貸しボタン37と、返却ボタン38と、度数表示部39とが設けられている。球貸装置Yにカード等を挿入した状態で、球貸操作装置36によって球貸し操作カード返却操作およびカード度数の確認を行うことができる。すなわち、球貸しボタン37は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン38は、球貸装置Yに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。度数表示部39は、カード等の残額情報を表示するものである。

0026

上側膨出部31には、さらに、遊技者が操作可能な操作ボタン35が設けられている。操作ボタン35は、例えば、演出図柄表示装置(後述:91)で行われる変動表示演出内容を変更したり、リーチ時の演出内容を変更したりする場合に、遊技者により操作される。

0027

下側膨出部32の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル41が設けられている。遊技球発射ハンドル41が操作されることにより、遊技球発射装置(後述:110)から遊技球が発射される。

0028

前扉枠14の背面には、図2および図4に示すように、通路形成ユニット50が取り付けられている。通路形成ユニット50は、合成樹脂により成形されている。通路形成ユニット50には、上皿33に通じる前扉側上皿通路51と、下皿34に通じる前扉側下皿通路52とが形成されている。通路形成ユニット50において、その上側隅部には、後方に突出し上方に開放された受口部53が形成されている。受口部53を仕切壁54によって左右に仕切ることにより、前扉側上皿通路51と前扉側下皿通路52の入口部分とが形成されている。前扉側上皿通路51および前扉側下皿通路52は、上流側が遊技球分配部(後述:225)に通じており、前扉側上皿通路51に入った遊技球は上皿33に導かれ、前扉側下皿通路52に入った遊技球は下皿34に導かれる。

0029

通路形成ユニット50には、図4に示すように、前扉側下皿通路52を通る遊技球を検知するように満タン検知センサ59が設けられている。満タン検知センサ59は、磁気検知タイプの近接センサで構成されており、検知範囲内を遊技球が通過する際の磁界の変化を検知して電気信号として出力する。なお、満タン検知センサ59は、磁気検知タイプの近接センサに限定されることはなく、遊技球を検知することができるのであれば任意であり、例えば、フォトセンサリミットセンサ等を用いてもよい。

0030

満タン検知センサ59は、払出制御装置(後述:242)に対して電気信号を出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態では、LOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、HIGHレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、遊技球を検知していない状態では、HIGHレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、LOWレベル信号を出力する構成としてもよい。また、遊技球を検知している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。

0031

払出制御装置(後述:242)では、満タン検知センサ59の検知結果に基づいて下皿34が満タン状態であるか否かを判定する。具体的には、満タン検知センサ59における遊技球の検知状態があらかじめ定められた期間が経過するまで継続された場合は、下皿34が満タン状態であると判定する。払出制御装置(後述:242)において下皿34が満タン状態であると判定された場合、払出装置(後述:224)による遊技球の払出が停止される。これにより、下皿34が満タン状態となり、前扉側下皿通路52において満タン検知センサ59の位置まで遊技球が連なった場合は、それ以上の遊技球の払出が停止される。かかる払出の停止は、下皿34の満タン状態が解除され満タン検知センサ59で遊技球が検知されなくなることに基づいて解除される。また、払出制御装置(後述:242)において下皿34が満タン状態であると判定された場合、それに対応した報知処理が実行される。

0032

前扉枠14の背面における回動軸側(図4の右側)には、その上端部および下端部に突起軸61、62が設けられている。これら突起軸61、62は、本体枠13に対する組付機構を構成する。また、前扉枠14の背面における回動旋回側(図4の左側)には、図2に示すように、後方に延びる鉤金具63が上下方向に複数並設されている。これら鉤金具63は、本体枠13に対する施錠機構を構成する。

0033

次に、本体枠13の構成を説明する。
図5は、本体枠13の正面図である。
本体枠13は、図5に示すように、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース71を主体に構成されている。

0034

樹脂ベース71の前面における回動軸側(図5の左側)には、その上端部および下端部に支持金具72、73が取り付けられている。支持金具72、73には軸孔(不図示)が形成されており、それら軸孔に前扉枠14の突起軸61、62が挿入されることにより、本体枠13に対して前扉枠14が回動可能に支持されている。

0035

樹脂ベース71の前面における回動旋回側(図5の右側)には、前扉枠14の背面に設けられた鉤金具63を挿入するための挿入孔74がそれぞれ設けられている。パチンコ機10では、本体枠13や前扉枠14を施錠状態とするための施錠装置(後述:131)が本体枠13の背面側に隠れて配置される構成となっている。したがって、鉤金具63が挿入孔74を介して施錠装置に係止されることにより、前扉枠14が本体枠13に対して開放不能に施錠される。

0036

樹脂ベース71の右下隅部には、施錠装置(後述:131)の解錠操作を行うためのシリンダ錠75が設置されている。シリンダ錠75は、施錠装置に一体化されている。シリンダ錠75の鍵穴に差し込んだキーを右に回すと、本体枠13に対する前扉枠14の施錠が解かれるようになっている。これに対し、シリンダ錠75の鍵穴に差し込んだキーを左に回すと、外枠11に対する本体枠13の施錠が解かれるようになっている。

0037

樹脂ベース71の上部には、図2および図5に示すように、前扉枠14が開放されているか否か(または閉鎖されているか否か)を検知する前扉枠開放スイッチ78が設けられている。前扉枠開放スイッチ78は、樹脂ベース71の前面から出没可能なピンを有する。本体枠13に対して前扉枠14を閉じた状態では、ピンが押し込まれて前扉枠14の閉鎖が検知され、本体枠13に対して前扉枠14を開いた状態では、ピンが突出位置に戻って前扉枠14の開放が検知されるようになっている。

0038

なお、前扉枠開放スイッチ78は、前扉枠14が開放状態の場合に主制御装置(後述:162)に対して前扉枠開放信号を出力し、前扉枠14が閉鎖状態の場合は、前扉枠開放信号の出力を停止する。具体的には、前扉枠14が開放している状態では、LOWレベル信号を出力し、前扉枠14が閉鎖している状態では、HIGHレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、前扉枠14が開放している状態では、HIGHレベル信号を出力し、前扉枠14が閉鎖している状態では、LOWレベル信号を出力する構成としてもよい。また、前扉枠14が開放している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。

0039

樹脂ベース71の中央部には、略楕円形状の窓孔76が形成されている。樹脂ベース71には、図2に示すように、遊技盤81が着脱可能に取り付けられている。遊技盤81は、合板よりなり、遊技盤81の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース71の窓孔76を通じて本体枠13の前面側に露出した状態となっている。

0040

遊技球発射装置110は、図5に示すように、樹脂ベース71における窓孔76の下方に取り付けられている。遊技球発射装置110は、電磁式ソレノイド111と、発射レール112と、球送り機構113と、遊技球発射ハンドル41の接触を検知するタッチセンサ(不図示)と、発射停止スイッチ(後述:620)とからなり、ソレノイド111への電気的な信号の入力によりソレノイド111の出力軸伸縮方向に移動し、球送り機構113によって発射レール112上に置かれた遊技球を遊技領域に向けて打ち出す。

0041

発射レール112と遊技盤81に取り付けられたレール101、102との間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方には、前扉枠14の通路形成ユニット50に形成されたファール球通路55(図2および図4)が設けられている。したがって、仮に遊技球発射装置110から発射された遊技球が遊技領域の上部に到達せずに、レール101、102によって構成される誘導レールを逆戻りする場合は、そのファール球がファール球通路55内に入る。ファール球通路55は、前扉側下皿通路52に通じており、ファール球通路55に入った遊技球は下皿34に排出される。

0042

樹脂ベース71において発射レール112の左方には、樹脂ベース71を前後方向に貫通させて通路形成部121が設けられている。通路形成部121には、本体側上皿通路122(図6)と本体側下皿通路123(図6)とが形成されている。本体側上皿通路122および本体側下皿通路123の上流側は、遊技球分配部225に通じている。また、通路形成部121の下方には、前扉枠14に取り付けられた通路形成ユニット50の受口部53が入り込んでいる。本体側上皿通路122の下方には、前扉側上皿通路51が配置され、本体側下皿通路123の下方には、前扉側下皿通路52が配置されている。

0043

樹脂ベース71において通路形成部121の下方には、本体側上皿通路122および本体側下皿通路123を開閉する開閉部材124が取り付けられている。開閉部材124は、その下端に設けられた支軸125により前後方向に回動可能に支持されており、さらに本体側上皿通路122および本体側下皿通路123を閉鎖する前方位置に付勢する付勢部材(不図示)が設けられている。したがって、前扉枠14を本体枠13に対して開いた状態では、開閉部材124が図示の如く起き上がり、本体側上皿通路122および本体側下皿通路123を閉鎖する。これにより、本体側上皿通路122または本体側下皿通路123に遊技球が貯留されている状態で前扉枠14を開放した場合、その貯留球こぼれ落ちてしまうといった不都合が防止できる。これに対し、前扉枠14を閉じた状態では、前扉枠14の通路形成ユニット50に設けられた受口部53により付勢力に抗して開閉部材124が押し開けられる。この状態では、本体側上皿通路122と前扉側上皿通路51とが連通し、さらに本体側下皿通路123と前扉側下皿通路52とが連通している。

0044

次に、本体枠13の背面の構成を説明する。
図6は、本体枠13の背面図である。
樹脂ベース71の背面における回動旋回側(図6の左側)には、施錠装置131が設けられている。施錠装置131は、シリンダ錠75におけるキー操作に対して連動し、本体枠13および前扉枠14の解錠を行う。

0045

樹脂ベース71の背面における回動軸側(図6の右側)には、軸受け金具132が取り付けられている。軸受け金具132には、上下に離間させて軸受け部133が形成されており、これら軸受け部133により本体枠13に対して裏パックユニット15が回動可能に取り付けられている。

0046

樹脂ベース71の背面には、裏パックユニット15を本体枠13に締結するための被締結孔134が設けられている。樹脂ベース71の背面には、さらに、係止金具135が複数設けられており、これら係止金具135によって、樹脂ベース71に対して遊技盤81が取り付けられている。

0047

次に、遊技盤81の背面の構成を説明する。
図7は、遊技盤81を後方よりみた斜視図である。

0048

図8は、遊技盤81から主制御装置ユニット160を取り外した状態を示す背面図である。

0049

遊技盤81の中央に配置される可変表示ユニット86には、図7に示すように、センターフレーム(後述:92)を背後から覆う合成樹脂製のフレームカバー141が後方に突出させて設けられている。そして、フレームカバー141に対して後側から演出図柄表示装置(後述:91)が取り付けられるとともに、演出図柄表示装置を駆動するための表示制御装置(後述:302)が取り付けられている。演出図柄表示装置および表示制御装置は、前後方向に重ねて配置され(演出図柄表示装置が前、表示制御装置が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット142が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット142は、音声ランプ制御装置143と、取付台144とを有して構成されている。取付台144には、音声ランプ制御装置143が装着されている。

0050

音声ランプ制御装置143は、主制御装置(後述:162)の制御により、音声ランプ表示、および表示制御装置(後述:302)の制御を行う音声ランプ制御基板を有して構成されている。音声ランプ制御基板は、透明樹脂材料等よりなる基板ボックス145に収容されている。

0051

遊技盤81の背面には、図8に示すように、可変表示ユニット86の下方に集合板ユニット150が設けられている。集合板ユニット150には、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための遊技球回収機構や、各種入賞口への遊技球の入賞を検知するための入賞検知機構が設けられている。

0052

遊技球回収機構について説明すると、集合板ユニット150には、各種入賞口の遊技盤開口部に対応してかつ下流側で1カ所に集合する回収通路151が形成されている。したがって、各種入賞口に入賞した遊技球はいずれも、回収通路151を通じて遊技盤81の下方に集合する。遊技盤81の下方には、排出通路(後述:231)が設けられている。回収通路151を通じて遊技盤81の下方に集合した遊技球は、排出通路内に導出される。なお、アウト口(後述:87)も同様に排出通路に通じており、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球も、アウト口を通じて排出通路内に導出される。

0053

入賞検知機構について説明すると、集合板ユニット150には、遊技盤81表側の各種入賞口と対応する位置にそれぞれ入賞口センサ152a〜152cが設けられている。また、可変入賞装置(後述:83)と対応する位置にカウントセンサ153が設けられ、始動入賞口(後述:84a)に対応する位置に始動入賞口センサ154aが設けられ、始動入賞口(後述:84b)に対応する位置に始動入賞口センサ154bが設けられている。また、集合板ユニット150外における可変表示ユニット86の右側には、スルーゲート(後述:85)を通過する遊技球を検知するゲートセンサ155が設けられている。これら球検知センサとしてのセンサ152〜155により遊技球の入賞がそれぞれ検知される。これらセンサ152〜155は、主制御装置(後述:162)に対して電気信号を出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態では、HIGHレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、LOWレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、遊技球を検知していない状態では、LOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、HIGHレベル信号を出力する構成としてもよい。また、遊技球を検知している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。

0054

遊技盤81の背面には、図7に示すように、集合板ユニット150を後側から覆うようにして主制御装置ユニット160が搭載されている。

0055

次に、主制御装置ユニット160の構成を説明する。
図9は、主制御装置ユニット160の斜視図である。

0056

主制御装置ユニット160は、図9に示すように、合成樹脂製の取付台161を有して構成されている。取付台161には、主制御装置162が搭載されている。主制御装置162は、遊技の主制御を行う主制御基板を有して構成されている。主制御基板は、透明樹脂材料等よりなる基板ボックス163に収容されている。

0057

基板ボックス163は、略直方体形状のボックスベース表ケース体)と、このボックスベースの開口部を覆うボックスカバー裏ケース体)とを有して構成されている。ボックスベースとボックスカバーとは、封印手段としての封印部164によって開封不能に連結されている。これにより、基板ボックス163が封印されている。

0058

封印部164は、基板ボックス163の長辺部に5つ設けられ、そのうち少なくとも1つが用いられて封印処理が行われる。封印部164は、ボックスベースとボックスカバーとを開封不能に結合する構成であれば任意の構成が適用できるが、封印部164を構成する長孔係止爪を挿入することでボックスベースとボックスカバーとが開封不能に結合されるようになっている。封印部164による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また、万一不正開封が行われてもそのような事態を早期にかつ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、5つの封印部164のうち、少なくとも1つの長孔に係止爪を挿入することにより封印処理が行われる。そして、収容した主制御基板の不具合発生の際や主制御基板の検査の際など、基板ボックス163を開封する場合は、係止爪が挿入された封印部と他の封印部との連結部分を切断する。これにより、基板ボックス163のボックスベースとボックスカバーとが分離され、内部の主制御基板を取り出すことができる。その後、再度封印処理する場合は、他の封印部の長孔に係止爪を挿入する。基板ボックス163の開封を行った旨の履歴を基板ボックス163に残しておけば、基板ボックス163を見ることで不正な開封が行われた旨が容易に発見することができる。

0059

基板ボックス163の一方の短辺部には、その側方に突出するようにして複数の結合片165が設けられている。これら結合片165は、取付台161に形成された複数の被結合片166と1対1で対応しており、結合片165と被結合片166とにより基板ボックス163と取付台161との間で封印処理が行われる。

0060

次に、裏パックユニット15の構成を説明する。
図10は、裏パックユニット15の正面図である。

0061

図11は、裏パックユニット15の分解斜視図である。
裏パックユニット15は、図10および図11に示すように、裏パック201を有して構成されている。

0062

裏パック201は、透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部202等が取り付けられるベース部211と、パチンコ機10の後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部212とを有して構成されている。

0063

保護カバー部212は、左右側面および上面が閉鎖されかつ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット86を囲むのに十分な大きさを有する。

0064

ベース部211には、その右上部に外部端子板213が設けられている。外部端子板213には、各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を介して遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。

0065

ベース部211には、外部端子板213よりも外側に、本体枠13が開放されているか否か(または閉鎖されているか否か)を検知する本体枠開放スイッチ217が設けられている。外枠11に対して本体枠13を閉じた状態では、本体枠開放スイッチ217の金属接点が閉じて本体枠13の閉鎖が検知され、外枠11に対して本体枠13を開いた状態では、金属接点が開いて本体枠13の開放が検知されるようになっている。

0066

なお、本体枠開放スイッチ217は、本体枠13が開放状態の場合に主制御装置162に対して本体枠開放信号を出力し、本体枠13が閉鎖状態の場合は、本体枠開放信号の出力を停止する。具体的には、本体枠13が開放している状態では、LOWレベル信号を出力し、本体枠13が閉鎖している状態では、HIGHレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、本体枠13が開放している状態では、HIGHレベル信号を出力し、本体枠13が閉鎖している状態では、LOWレベル信号を出力する構成としてもよい。また、本体枠13が開放している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。

0067

ベース部211には、さらに、パチンコ機10の後方からみて右端部に上下一対掛止ピン214が設けられている。掛止ピン214を本体枠13に設けられた軸受け部133に挿通させることで、裏パックユニット15が本体枠13に対して回動可能に支持されている。また、ベース部211には、本体枠13に設けられた被締結孔134に対して締結するための締結具215が設けられている。締結具215を被締結孔134に嵌め込むことで本体枠13に対して裏パックユニット15が固定されている。

0068

ベース部211には、さらに、保護カバー部212を迂回するようにして払出機構部202が設けられている。すなわち、裏パック201の最上部には、上方に開口したタンク221が設けられている。タンク221には、遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク221の下方には、下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール222が連結されている。タンクレール222の下流側には、上下方向に延びるケースレール223が連結されている。ケースレール223の最下流部には、払出装置224が設けられている。

0069

ケースレール223には、図10に示すように、ケースレール223内の通路を通じてタンク221から払出装置224まで連なった遊技球を検知するように球無検知センサ223aが設けられている。球無検知センサ223aは、磁気検知タイプの近接センサで構成されており、検知範囲内を遊技球が通過する際の磁界の変化を検知して電気信号として出力する。なお、球無検知センサ223aは、磁気検知タイプの近接センサに限定されることはなく、遊技球を検知することができるのであれば任意であり、例えば、フォトセンサやリミットセンサ等を用いてもよい。

0070

球無検知センサ223aは、払出制御装置242に対して電気信号を出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態では、LOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、HIGHレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、遊技球を検知していない状態では、HIGHレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態では、LOWレベル信号を出力する構成としてもよい。また、遊技球を検知している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。

0071

払出制御装置242では、球無検知センサ223aの検知結果に基づいてタンク221が球無状態であるか否かを判定する。具体的には、あらかじめ定められた期間が経過するまで球無検知センサ223aにおける遊技球の非検知状態が継続された場合は、タンク221が球無状態であると判定する。払出制御装置242においてタンク221が球無状態であると判定された場合、払出装置224による遊技球の払出が停止される。これにより、タンク221が球無状態であるにもかかわらず、払出装置224が動作し続けることが防止される。かかる払出動作の停止は、タンク221の球無状態が解除され球無検知センサ223aで遊技球が検知されることにより解除される。また、払出制御装置242においてタンク221が球無状態であると判定された場合、それに対応した報知処理が実行される。なお、タンク221において球詰まりが発生し、払出装置224側へ遊技球が流れていかない場合も球無状態であると判定される。

0072

また、ケースレール223には、図10および図11に示すように、球抜きスイッチ223bが設けられている。例えば、タンク221に貯留されている遊技球のパチンコ機10外への排出に際して、ケースレール223にある遊技球も全て排出する場合に球抜きスイッチ223bが押され、ケースレール223およびその下流側に貯留されている遊技球の排出が可能となる。なお、球抜きスイッチ223bの設置箇所は、ケースレール223に限定されることはなく、例えば、払出制御装置242に設置してもよい。

0073

払出装置224では、遊技球の払出が実行される。払い出された遊技球は、出口側の通路に設けられた払出球検知センサ258により検知される。そして、払出装置224の下流側に設けられた払出通路(不図示)を通じて、ベース部211に設けられた遊技球分配部225に供給される。

0074

遊技球分配部225は、払出装置224より払い出された遊技球を上皿33、下皿34および排出通路231のいずれかに振り分けるための機能を有して構成されている。そして、内側の開口部226が本体側上皿通路122(図6)および前扉側上皿通路51を通じて上皿33に通じ、中央の開口部227が本体側下皿通路123(図6)および前扉側下皿通路52を通じて下皿34に通じ、外側の開口部228が排出通路231に通じるように形成されている。

0075

払出機構部202には、裏パック基板229が設置されている。裏パック基板229には、例えば、交流24ボルト主電源が供給され、電源スイッチ229aの切換操作により電源ONまたは電源OFFとされるようになっている。

0076

ベース部211の下端部には、その下端部を前後に挟むようにして排出通路盤203および制御装置集合ユニット204が取り付けられている。

0077

排出通路盤203は、制御装置集合ユニット204と対向する面に後方に開放された排出通路231が形成されている。排出通路231の開放部は、制御装置集合ユニット204によって塞がれている。排出通路231は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されている。回収通路151等から排出通路231に導出された遊技球は、排出通路231を通ることでパチンコ機10外部に排出される。

0078

制御装置集合ユニット204は、横長形状をなす取付台241を有して構成されている。取付台241には、払出制御装置242と、電源および発射制御装置243と、球貸用接続端子板249とが搭載されている。払出制御装置242、電源および発射制御装置243および球貸用接続端子板249は、払出制御装置242および球貸用接続端子板249がパチンコ機10の後方となり、電源および発射制御装置243がパチンコ機10の前方となるように前後に重ねて配置されている。

0079

払出制御装置242は、払出装置224を制御する払出制御基板を有して構成されている。払出制御基板は、無色透明の基板ボックス244内に収容されている。なお、払出制御装置242から払出装置224への払出指令の信号は、裏パック基板229により中継される。また、払出制御装置242には、状態復帰スイッチ245が設けられている。例えば、払出装置224における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ245が押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。また、払出制御基板には、7セグメント表示器242aが搭載されている。本体枠13を外枠11に対して開放することで、基板ボックス244を通じて7セグメント表示器242aの表示内容が視認可能となっている。

0080

電源および発射制御装置243は、各種制御装置等で必要とする所定の電力を生成するとともに、遊技球発射ハンドル41の操作に伴う遊技球の発射制御を行う電源および発射制御基板を有して構成されている。電源および発射制御基板は、基板ボックス246内に収容されている。

0081

電源および発射制御装置243には、RAM(Random Access Memory)消去スイッチ247が設けられている。パチンコ機10は、各種データの記憶保持機能を有し、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には、停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば、遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると、遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ247を押下しながら電源を投入すると、RAMのデータが初期化されるようになっている。

0082

球貸用接続端子板249は、球貸装置Y、払出制御装置242および球貸操作装置36に電気的に接続され、主として遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれを払出制御装置242に出力するものである。

0083

次に、遊技盤81の構成を説明する。
図12は、遊技盤81の正面図である。
遊技盤81は、図12に示すように、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板81aに、遊技球案内用の多数の88、風車、レール101、102、一般入賞口82、可変入賞装置83、始動入賞口84a、始動入賞口84bおよび可変表示ユニット86等を組み付けて構成されている。そして、遊技盤81の周縁部が本体枠13の裏面側に取り付けられる。一般入賞口82、可変入賞装置83、始動入賞口84a、始動入賞口84bおよび可変表示ユニット86は、ルータ加工によってベース板81aに形成された貫通孔に設けられ、遊技盤81の前面側から木ねじ等により固定されている。遊技盤81の前面中央部は、窓部21を通じて前扉枠14の前面側から視認することができる。

0084

遊技盤81の前面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した内レール101が設けられている。内レール101の外側には、同様に、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール102が設けられている。内レール101と外レール102とは、遊技球が通過可能な間隔をあけて配置されている。内レール101の右下の先端部と、外レール102の右上の先端部との間には、円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材103が設けられている。円弧部材103は、ベース板81aに打ち込んで固定されている。レール101、102および円弧部材103により遊技盤81の前面外周が囲まれ、ベース板81aおよびガラス22により前後が囲まれることにより、遊技盤81の前面には、遊技球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤81の前面であってレール101、102および円弧部材103により区画して形成される略円形状の領域である。

0085

レール101、102は、遊技球発射装置110から発射された遊技球を遊技盤81の上部に案内するためのものである。内レール101の先端部には、戻り球防止部材104が取り付けられ、一旦、遊技盤81の上部に案内された遊技球が、レール101、102によって構成される誘導レールを逆戻りするといった不具合を防止することができる。外レール102の先端部には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム105が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された遊技球が返しゴム105に当たって、勢いが減衰されつつ遊技領域の中央部に跳ね返される。

0086

遊技領域の右上部には、特別図柄表示装置93が設けられている。特別図柄表示装置93は、主制御装置162の制御により表示が行われるものであり、主に、演出図柄の変動中およびその結果、並びにパチンコ機10の遊技状態が表示される。特別図柄表示装置93には、発光手段である複数のLED93aと、7セグメント表示器93bとが設けられている。

0087

LED93aは、パチンコ機10の現在の遊技状態を点灯状態により示したり、演出図柄が変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が大当たり図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示したりするものである。なお、LED93aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤色、緑色、青色)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態報知することができる。

0088

7セグメント表示器93bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。

0089

遊技領域の中央部には、可変表示ユニット86が設けられている。可変表示ユニット86には、LCD(Liquid Crystal Display)で構成される演出図柄表示装置91と、LEDで構成される普通図柄表示装置94とが設けられている。可変表示ユニット86には、演出図柄表示装置91の外周を囲むようにして、センターフレーム92が設けられている。

0090

演出図柄表示装置91は、始動入賞口84aへの入賞または始動入賞口84bへの入賞を契機として演出図柄を変動表示する。演出図柄表示装置91には、左、中および右の3つの図柄列が横方向に並んで表示される。各図柄列は、複数の演出図柄によって構成され、これら演出図柄が図柄列ごとに縦スクロールすることにより変動表示が行われる。なお、演出図柄表示装置91は、LCDに代えて、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置、7セグメントLED、ドットマトリクス表示装置モータの回転により可変表示するドラムで構成してもよい。

0091

演出図柄表示装置91で演出図柄が変動中に始動入賞口84aに遊技球が入賞した場合、その入賞回数は、最大4回まで保留される。保留球数は、特別図柄表示装置93で表示されるとともに保留ランプ95aでも点灯表示される。保留ランプ95aは、最大保留数分の4つ設けられ、演出図柄表示装置91の左下方に設けられている。

0092

演出図柄表示装置91で演出図柄が変動中に始動入賞口84bに遊技球が入賞した場合、その入賞回数は、最大4回まで保留される。保留球数は、特別図柄表示装置93で表示されるとともに保留ランプ95bでも点灯表示される。保留ランプ95bは、最大保留数分の4つ設けられ、演出図柄表示装置91の右下方に設けられている。

0093

普通図柄表示装置94は、スルーゲート85の通過を契機として普通図柄を変動表示する。普通図柄表示装置94は、普通図柄の表示部94aと、保留ランプ96とを有して構成されている。普通図柄表示装置94には、表示部94aにおいて、「○」の普通図柄と、「×」の普通図柄とが交互に点灯することにより変動表示が行われる。

0094

普通図柄表示装置94で普通図柄が変動中に遊技球がスルーゲート85を通過した場合、その通過回数は、最大4回まで保留される。保留球数は、特別図柄表示装置93で表示されるとともに保留ランプ96でも点灯表示される。保留ランプ96は、最大保留数分の4つ設けられ、演出図柄表示装置91の上方に左右対称に設けられている。

0095

可変表示ユニット86の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口84aが設けられている。始動入賞口84aに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ154aがオンになり、これを契機として主制御装置162で大当たり抽選が行われる。また、始動入賞口84aに遊技球が入賞すると、5個の遊技球が賞球として払い出される。

0096

始動入賞口84aの下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口84bが設けられている。始動入賞口84bの両側には、可動片電動チューリップ)が設けられている。普通図柄が所定図柄(例えば、「○」の図柄)で停止表示された場合は、可動片が所定時間だけ開放され、始動入賞口84bに入賞しやすくなる。始動入賞口84bに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ154bがオンになり、これを契機として主制御装置162で大当たり抽選が行われる。また、始動入賞口84bに遊技球が入賞すると、5個の遊技球が賞球として払い出される。

0097

始動入賞口84bの下方には、可変入賞装置83が設けられている。可変入賞装置83の略中央部には、横長矩形状の大入賞口83aが設けられている。大当たり抽選の結果、大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりであることを示すようにLED93aを点灯させるとともに、演出図柄表示装置91で大当たり図柄を停止表示することにより、大当たりの発生が報知される。その後、大当たりが発生する。大当たりとなると、通常時には閉鎖されている大入賞口83aが、所定条件成立する(例えば、29[s]経過し、または遊技球が9個入賞する)まで開放される。大入賞口83aに遊技球が入賞すると、15個の遊技球が賞球として払い出される。

0098

大入賞口83aは、所定条件が成立すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、所定条件が成立するまで大入賞口83aが開放される。大入賞口83aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。したがって、大当たり中は、遊技者に対して通常時より多量の賞球が払い出される。

0099

可変入賞装置83は、具体的には、大入賞口83aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側開閉駆動するためのソレノイドとを有して構成されている。大入賞口83aは、通常時は、遊技球が入賞できないかまたは入賞しがたい閉状態になっている。これに対し、大当たり時は、ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、遊技球が大入賞口83aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と閉状態との状態を交互に繰り返すように動作する。

0100

また、始動入賞口84aの左右両側には、遊技球が入賞可能な一般入賞口82が複数設けられている。一般入賞口82に遊技球が入賞すると、5個から15個の遊技球が賞球として払い出される。

0101

さらに、遊技領域の最下部には、アウト口87が設けられている。いずれの入賞口82、83a、84a、84bにも入賞しなかった遊技球は、アウト口87を通って排出通路231へと導出される。

0102

遊技盤81の下側における左右の隅部には、証紙識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1、K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前扉枠14の小窓を通じて視認することができる。

0103

次に、パチンコ機10の制御系の構成を説明する。
図13は、制御系300の構成を示すブロック図である。

0104

制御系300は、図13に示すように、主制御装置162と、払出制御装置242と、音声ランプ制御装置143と、演出図柄表示装置91の表示制御を行う表示制御装置302と、電源および発射制御装置243とを有して構成されている。

0105

主制御装置162は、DIP(Dual Inline Package)等のワンチップ型マイクロプロセッサであるMPU(Micro Processing Unit)310と、主制御装置162の外部からデータを入力する入力ポート316と、主制御装置162の外部にデータを出力する出力ポート318とを有して構成されている。MPU310、入力ポート316および出力ポート318は、バス320を介して相互に接続されている。

0106

MPU310は、MPU310により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM(Read Only Memory)312と、制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を記憶するためのワークエリアとして機能するRAM314と、割込回路タイマ回路データ送受信回路等の各種回路とを有して構成されている。

0107

RAM314は、MPU310の内部レジスタの内容やMPU310により実行される制御プログラムの戻り先番地等が記憶されるスタックエリアと、各種のフラグ、カウンタおよびI/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有して構成されている。RAM314は、パチンコ機10の電源遮断後においても電源および発射制御装置243からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM314に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

0108

電源遮断時(停電発生による電源遮断時を含む。以下、同様)には、I/O等の値がRAM314に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入時を含む。以下、同様)には、RAM314に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM314への書き込みは、メイン処理によって電源遮断時に実行され、RAM314に書き込まれた各値の復帰は、電源投入時の立ち上げ処理において実行される。なお、MPU310のNMI(Non Maskable Interrupt)端子には、電源遮断時に、停電監視回路243cから停電信号SG1が入力されるように構成されており、MPU310では、停電信号SG1が入力されると、停電時処理としてNMI割込処理が実行される。

0109

入力ポート316には、入賞口センサ152a〜152cと、カウントセンサ153と、始動入賞口センサ154aと、始動入賞口センサ154bと、ゲートセンサ155と、発射制御部243bと、RAM消去スイッチ回路243dと、払出制御装置242と等が接続されている。

0110

出力ポート318には、払出制御装置242と、音声ランプ制御装置143と、特別図柄表示装置93と、普通図柄表示装置94と、外部端子板213と、発射制御部243bと、可変入賞装置83のソレノイドと等が接続されている。MPU310は、出力ポート318を介して、遊技の演出制御を行うための各種のコマンドを音声ランプ制御装置143に、遊技球の払出制御を行うための各種のコマンドを払出制御装置242にそれぞれ送信する。なお、音声ランプ制御装置143との通信は、主制御装置162から音声ランプ制御装置143への一方向となっている。これに対し、払出制御装置242との通信は、双方向となっている。

0111

払出制御装置242には、主制御装置162と、払出装置224と、球貸用接続端子板249と、球無検知センサ223aとが接続されている。さらに、球貸用接続端子板249には、球貸装置Yが接続されている。

0112

音声ランプ制御装置143には、主制御装置162と、音声出力装置362と、ランプ表示装置364と、表示制御装置302と、操作ボタン35とが接続されている。さらに、表示制御装置302には、演出図柄表示装置91が接続されている。

0113

電源および発射制御装置243は、パチンコ機10の各部に電源を供給する電源部243aと、遊技球の発射制御を行う発射制御部243bと、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路243cと、RAM消去スイッチ247が接続されるRAM消去スイッチ回路243dとを有して構成されている。

0114

電源部243aは、例えば、トランスを介して遊技ホールにおける商用電源外部電源)に接続されている。そして、トランスから供給される外部電力に基づいて、各制御装置162、242、143、302等に対して各々に必要な動作電圧を供給する。その概要としては、電源部243aは、トランスから供給される交流24ボルトの電源を取り込み、各種スイッチや、ソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧等を生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧およびバックアップ電圧を各制御装置162、242、143、302等に対して供給する。

0115

発射制御部243bには、遊技球発射装置110が接続されている。発射制御部243bは、主制御装置162により遊技球の発射が指示された場合に、遊技球発射ハンドル41の回動量に応じた発射強度で遊技球が発射されるように遊技球発射装置110を制御する。具体的には、遊技者が遊技球発射ハンドル41に触れていることをタッチセンサにより検知し、発射を停止させるための発射停止スイッチ(後述:620)が操作されていない場合に、遊技球発射ハンドル41の回動量に対応してソレノイド111が励磁され、遊技球発射ハンドル41の回動量に応じた発射強度で遊技球が発射される。

0116

停電監視回路243cは、電源遮断時に停電信号SG1を出力する回路である。停電監視回路243cは、電源部243aから出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源遮断)の発生と判定し、主制御装置162および払出制御装置242に停電信号SG1を出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置162および払出制御装置242は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部243aは、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系300の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。したがって、主制御装置162および払出制御装置242は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。

0117

RAM消去スイッチ回路243dは、RAM消去スイッチ247が押下された場合に、主制御装置162および払出制御装置242に、バックアップデータをクリアするためのRAM消去信号SG2を出力する回路である。主制御装置162および払出制御装置242は、電源投入時にRAM消去信号SG2を入力すると、それぞれのバックアップデータをクリアする。

0118

次に、遊技球発射ハンドル41の構成を説明する。
図14は、遊技球発射ハンドル41の構成を示す図である。図14(a)は、遊技球発射ハンドル41の底面図である。図14(b)は、遊技球発射ハンドル41の正面図である。

0119

図15は、遊技球発射ハンドル41の分解斜視図である。
遊技球発射ハンドル41は、その正面がパチンコ機10の前面に向けて配置されている。遊技球発射ハンドル41は、図14(a)、図14(b)および図15に示すように、ハンドルベース460と、ハンドルリング430と、前カバー450とを有して構成されている。

0120

ハンドルベース460は、収納容器461と、収納容器461の背面に固定された支持部462とを有して構成されている。支持部462の背面側は、パチンコ機10に固定される。

0121

また、ハンドルベース460には、発射停止スイッチ操作部440が取り付けられている。発射停止スイッチ操作部440は、ハンドルベース460の内部に設けられた発射停止スイッチ(後述:620)のON/OFFを切り換えるためのレバーである。遊技者は、発射停止スイッチ操作部440を押下することにより、ハンドルリング430の角度位置にかかわらず、遊技球の発射を停止することができる。

0122

ハンドルリング430は、収納容器461の前面に回動可能に取り付けられる。遊技者は、ハンドルリング430を右回り方向R(図14(b))に回動操作することにより、遊技球の発射強度を増大させることが可能である。ハンドルリング430には、遊技者が指を掛けるための3つの指掛け部430a、430b、430cが設けられている。

0123

前カバー450は、ハンドルリング430の前面に取り付けられている。前カバー450は、前方に凸な半球状となっている。

0124

次に、前カバー450の構成を説明する。
図16は、図14(b)中のA−A’線に沿った断面図である。

0125

図17は、前方からみた前カバー450の分解斜視図である。
図18は、後方からみた前カバー450の分解斜視図である。

0126

前カバー450は、図16ないし図18に示すように、前カバーベース500と、ボタン520と、ボタンカバー540とを有して構成されている。

0127

ボタン520の背面上部には、揺動アーム522の回動旋回側の先端が取り付けられている。揺動アーム522は、ねじによりボタン520に固定されている。これに対し、前カバーベース500の前面上部には、軸受け部504が形成されている。揺動アーム522の軸522aは、軸受け部504で支持されている。これにより、ボタン520は、前カバーベース500に対して、上端部を軸として前後方向に揺動可能となり、遊技者は、ボタン520を後方に押下することができる。また、ボタン520が前方に凸な半球状となっているので、ボタン520に対する下方への加重によりボタン520に後方への力が作用し、後方に押下することができる。

0128

このように、ボタン520は、ハンドルリング430よりも遊技者からみて手前に配置されているので、遊技者は、手のひらでボタン520を押下することができる。したがって、ボタン520の操作が容易となる。また、ボタン520は、遊技者がハンドルリング430を一定の角度位置まで回動操作した状態で遊技球発射ハンドル41に付加される力の方向(上前方から下後方への方向)に揺動可能に取り付けられているので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。したがって、ボタン520の操作がさらに容易となる。

0129

ボタン520に好適に力が付加されるハンドルリング430の角度位置としては、例えば、指掛け部430b、430cの指が接触する面(接触面)の法線方向のうち接触面の方向とは反対の方向(以下、指掛け部430b、430cの接触面対向方向という。)と、揺動アーム522から真下に向かう方向(以下、ボタン520の揺動径方向外側の方向という。)とが一致する位置が考えられる。すなわち、指掛け部430b、430cの接触面対向方向と、ボタン520の揺動径方向外側の方向とが一致した場合に、ボタン520に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。なお、遊技領域の右側に遊技球を発射する場合に、指掛け部430aの指が接触する面(接触面)の法線方向のうち接触面の方向とは反対の方向(以下、指掛け部430aの接触面対向方向という。)と、ボタン520の揺動径方向外側とが一致するように、ハンドルリング430の角度位置を調整してもよい。この場合も、ボタン520に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。

0130

前カバーベース500の下部には、前後方向に貫通する開口部502が形成されている。そして、ボタン520の開口部502に対向する位置には、突起部524が形成されている。

0131

これに対し、前カバーベース500の背面には、一端部が開口部502に、他端部がハンドルリング430の内側前面436にそれぞれ臨むようにして係止部材506が取り付けられている。係止部材506は、2本のねじにより前カバーベース500に固定されている。係止部材506は、ボタン520の押下時に一端部が突起部524と接触して他端部がハンドルリング430の内側前面436を後方に押圧することによりハンドルリング430を係止する。これにより、前カバーベース500、開口部502、突起部524および係止部材506を設けるだけでよいので、構成が簡素となり、コストの上昇を抑制することができる。

0132

また、係止部材506は、突起部524との非接触時に他端部がハンドルリング430の内側前面436に接触しない位置に復帰させる付勢力を発生する板バネ状となっている。これにより、突起部524との非接触時は、ハンドルリング430の回動操作が係止部材506により阻害される可能性を低減することができる。

0133

ボタンカバー540は、前カバーベース500およびボタン520を覆う前方に凸な半球状となっている。ボタンカバー540の中央には、ボタン520の前面を露出させる開口部542が形成されている。

0134

ボタンカバー540の側面上部および側面下部には、爪部材508a、508bを係合する係合孔544a、544bがそれぞれ形成されている。また、前カバーベース500の係合孔544aに対向する位置には、爪部材508aを貫通する貫通孔510aが、係止部材506の係合孔544bに対向する位置には、爪部材508bを貫通する貫通孔510bがそれぞれ形成されている。

0135

ボタンカバー540は、前カバーベース500およびボタン520を覆い、爪部材508a、508bが貫通孔510a、510bを貫通し係合孔544a、544bに係合することにより前カバーベース500に取り付けられている。爪部材508a、508bは、ねじにより前カバーベース500に固定されている。

0136

次に、ハンドルリング430の構成を説明する。
図19は、前カバー450を取り外した状態の遊技球発射ハンドル41の正面図である。

0137

図19には、ハンドルリング430が示されている。ハンドルリング430は、収納容器461の前面を覆う円盤形状となっている。また、ハンドルリング430は、周縁に設けられたガイド孔431a、431bと、中央に設けられた軸孔433と、軸孔433の周囲に設けられたねじ孔432a、432bと、バネ止め突起434とを有して構成されている。図19では、孔431a、431b、433にハッチングが付されている。2つのガイド孔431a、431bは、それぞれハンドルリング430の外縁に沿った円弧状を有しており、軸孔433を挟んで対向する位置にそれぞれ形成されている。

0138

また、図19では、支柱631a、631b、631c、634が黒く塗りつぶされて示されている。支柱631a、631b、631c、634はいずれも、収納容器461の背面から前面に向かって延びている。ガイド孔431aには、ガイド支柱631aが挿入されている。同様に、ガイド孔431bには、ガイド支柱631b、631cと、バネ止め支柱634とが挿入されている。ガイド支柱631a、631b、631cは、ハンドルリング430の回動に伴ってガイド孔431a、431bのなかを案内される。ハンドルリング430の回動可能な範囲は、ガイド孔431a、431bのなかを各ガイド支柱631a、631b、631cが相対的に移動可能な範囲に制限される。図19の例では、各ガイド孔431a、431bが略半周に渡る円弧状となっているので、回動範囲は、略半周に渡る。

0139

また、バネ止め支柱634とバネ止め突起434との間にはコイルバネHSが架けられている。コイルバネHSは、バネ止め支柱634から軸孔433に向かって延び、軸孔433の周りを右回り方向Rに複数回まわってバネ止め突起434へ至る金属線で形成されている。コイルバネHSは、ハンドルリング430を左回り方向Lに付勢する。したがって、遊技者がハンドルリング430から手を離すと、ハンドルリング430は、左回り方向Lに回動し、図19に示す角度位置で止まる。この角度位置では、ガイド孔431aの右回り方向Rの端部にガイド支柱631aが接触しており、また、ガイド孔431bの右回り方向Rの端部にガイド支柱631cが接触している。

0140

次に、ハンドルベース460の構成を説明する。
図20は、ハンドルベース460の構成を示す図である。図20(a)は、図19に示す状態からさらにハンドルリング430を取り外した遊技球発射ハンドル41の正面図である。図20(b)は、ストッパ支柱ST周辺の拡大正面図である。

0141

図20(a)には、収納容器461が示されている。収納容器461は、前面からみた形状が円形状であり、内部が背面方向に窪んだ器形状となっている。収納容器461は、ガイド支柱631a〜631cと、バネ止め支柱634、766と、ストッパ支柱ST(以下、単に「ストッパ」ともいう。)と、付勢ギヤ軸支柱750(以下、単に「付勢ギヤ軸750」ともいう。)とを有して構成されている。支柱631a〜631c、634、766、ST、750はいずれも、収納容器461の背面から前面に向かって延びている。

0142

付勢ギヤ軸750には、付勢ギヤ740が回転可能に取り付けられている。付勢ギヤ740とバネ止め支柱766との間には、付勢バネ760が架けられている。付勢ギヤ740は、付勢バネ760により左回り方向Lに付勢される。また、付勢ギヤ740の側面には、図20(b)に示すように、突出部DSTが設けられている。付勢ギヤ740が左回り方向Lに回転する場合は、突出部DSTがストッパSTに接触する角度位置まで付勢ギヤ740が回転可能である。

0143

また、抵抗軸730には、従動ギヤ720が固定されている。抵抗軸730は、その角度位置に応じて可変抵抗器(後述:VR)の抵抗値を変化させる回転軸である。付勢ギヤ740と従動ギヤ720とは、図示する正しい咬み合い位置(2つのギヤ間の相対的な角度位置)で咬み合っている。

0144

収納容器461の中央には、主動ギヤ700が取り付けられている。主動ギヤ700は、収納容器461の軸受け部(後述:710)に回転可能に取り付けられている。主動ギヤ700は、ハンドルリング430が固定される固定部700fと、固定部700fの背面側に設けられたギヤ部700gとを有して構成されている。ギヤ部700gと従動ギヤ720とは、図示する正しい咬み合い位置で咬み合っている。

0145

なお、固定部700fには、2つのねじ孔702a、702bが形成されている。ねじ孔702a、702bには、ねじ孔432a、432bがそれぞれ対向し、これらの孔を貫通するねじ(不図示)によりハンドルリング430が固定部700fに固定される。

0146

なお、3つのギヤ700、720、740と、これらのギヤを支持する支持部(例えば、付勢ギヤ軸750、抵抗軸730、主動ギヤ700を支持する軸受け部(後述:710))と、付勢バネ760と、ストッパSTとは、ギヤ機構800を構成する。

0147

また、収納容器461には、発射停止スイッチ620が固定されている。発射停止スイッチ620は、発射停止スイッチ操作部440により操作される。

0148

次に、主動ギヤ700、従動ギヤ720および付勢ギヤ740を咬み合わせた構成を説明する。

0149

図21は、互いに咬み合わされた主動ギヤ700、従動ギヤ720および付勢ギヤ740を示す斜視図である。

0150

主動ギヤ700は、図21に示すように、固定部700fの中央から前面に向かって突出する支持軸700hを有して構成されている。支持軸700hは、軸孔433に挿入されている。

0151

また、図21には、可変抵抗器VRが示されている。可変抵抗器VRは、支持部462の内部に固定されている。可変抵抗器VRは、抵抗軸730を有して構成されている。抵抗軸730は、収納容器461を貫通して前面に向かって延びている。

0152

また、可変抵抗器VRは、発射制御部243bに接続されている。発射制御部243bによる発射制御は、可変抵抗器VRの抵抗値に応じて調整される。

0153

なお、本実施の形態では、主動ギヤ700の回転軸R700と、従動ギヤ720の回転軸R720とは平行である。また、従動ギヤ720の回転軸R720と付勢ギヤ740の回転軸R740とも平行である。いずれの回転軸R700、R720、R740も、背面から前面に向かう方向と平行である。また、ギヤ700、720、740の歯(歯溝)は、回転軸と平行に延びている。

0154

次に、収納容器461の構成を説明する。
図22は、収納容器461内部(正面側)の概略構成を示す斜視図である。図22は、図21の斜視図と同じ方向からみたものである。

0155

図22には、軸受け部710と、ストッパSTと、抵抗軸730と、付勢ギヤ軸750と、バネ止め支柱766とが示されている。他の構成要素(例えば、図19のガイド支柱631a)は図示が省略されている。なお、収納容器461の側面に設けられた切り欠き461vは、発射停止スイッチ操作部440の端部を収納容器461の外に出すためのものである。

0156

軸受け部710は、収納容器461の背面から前面に向かって延びる中空円筒形状となっている。後述するように、軸受け部710の内側に形成される孔710hには、主動ギヤ700が回転可能に挿入されている。また、軸受け部710の内側には、収納容器461の背面から前面に向かって延びる溝710aが形成されている。

0157

次に、主動ギヤ700の構成を説明する。
図23は、主動ギヤ700の構成を示す図である。図23(a)は、後方からみた主動ギヤ700の斜視図である。図23(b)は、主動ギヤ700の背面図である。

0158

主動ギヤ700は、図23に示すように、固定部700fの中央から背面に向かって延びる突出軸700jを有して構成されている。突出軸700jは、軸受け部710に挿入されている。また、突出軸700jの端部の側面には、突起部700jtが設けられている。突起部700jtは、背面からみた場合に突出軸700jの中心(回転軸R700)から外に向かう所定の方向D1に突出している。突起部700jtは、突出軸700jを軸受け部710に挿入する際に、溝710aを通される。

0159

ギヤ部700gの歯は、突出軸700jの周囲の略半周に渡る仮想的な円弧700a上に形成されており、固定部700fの背面から収納容器461の背面に向かって延びている。円弧700aは、主動ギヤ700(すなわち、ハンドルリング430)の回転範囲に対応している。換言すれば、円弧700aは、ハンドルリング430の回転により従動ギヤ720と咬み合い得る範囲と同じである。

0160

また、ギヤ部700gは、歯高の低い低歯部700gn1、700gn2と、歯高の高い高歯部700gwとを有して構成されている。ここで、歯高とは、1つの歯の高さを意味している。図23(a)の例では、歯は、回転軸R700と平行に延びているので、歯高は、回転軸R700に沿った長さ、すなわち、背面から前面に向かう方向の長さを表している。

0161

本実施の形態では、各低歯部700gn1、700gn2の歯高は同じである。また、高歯部700gwの歯(図23(a)、(b)の例では、2本の歯)は、他の歯よりも背面側に突出している。これらの歯部は、円弧700a上に、低歯部700gn1、高歯部700gw、低歯部700gn2の順番に配置されている。なお、低歯部700gn2の歯のうちの、円弧700aの端に設けられた所定の3つの歯700pは、主動ギヤ700の組み付け時に従動ギヤ720の歯溝に挿入される。

0162

次に、従動ギヤ720の構成を説明する。
図24は、従動ギヤ720の構成を示す図である。図24(a)は、前方からみた従動ギヤ720の斜視図である。図24(b)は、従動ギヤ720の正面図である。

0163

従動ギヤ720は、図24に示すように、円筒形のギヤである。従動ギヤ720の中央には、貫通軸孔720hが形成されている。貫通軸孔720hは、抵抗軸730に嵌合している。なお、貫通軸孔720hと抵抗軸730との断面は略同じ形状となっており、その形状は、円形状の一部が直線の弦で切り落とされた形状である。したがって、従動ギヤ720を抵抗軸730に組み付けた場合に、従動ギヤ720と抵抗軸730との間の相対的な角度位置は一意に決まる。そして、従動ギヤ720が回転した場合に、抵抗軸730が滑ることが防止される。なお、断面の形状としては、図24に示す形状に限らず、他の任意の形状を採用することができる。例えば、2等辺三角形を採用してもよい。ただし、従動ギヤ720と抵抗軸730との間の相対的な角度位置が一意に決まるような形状であることが好ましい。換言すれば、回転対称の角度が360度のみであるような形状が好ましい。また、抵抗軸730を貫通軸孔720hに圧入する場合は、断面の形状として円を採用してもよい。

0164

従動ギヤ720の全周には、歯が設けられている。一部の歯溝の背面側の端部は、ツバ720fによって埋められている。残りの歯溝720p(図24の例では、2つの歯溝)には、ツバが設けられていない。主動ギヤ700が従動ギヤ720と咬み合わされる際には、これらのツバ無し歯溝720pに高歯部700gwの歯が挿入される。

0165

なお、一部の所定の歯720c(図24(a)、(b)の例では、2つの歯)の前面側の端部には、面取り加工が施されている。これは、主動ギヤ700が咬み合わされる際に、これらの歯720cに隣接する3つの所定の歯溝720qに、主動ギヤ700の歯を滑らかに挿入するためである。

0166

次に、付勢ギヤ740の構成を説明する。
図25は、付勢ギヤ740の構成を示す図である。図25(a)、図25(b)は、付勢ギヤ740の斜視図である。図25(c)は、付勢ギヤ740の正面図である。図25(b)は、図25(a)とは反対側の角度位置を示している。

0167

付勢ギヤ740は、図25に示すように、円筒形のギヤであり、中空円筒状の内周部740iと、内周部740iの外周を囲む外周部740oと、外周部740oの周囲に略半周に渡って設けられた複数の歯740tとを有して構成されている。内周部740iの内には、付勢ギヤ軸750に嵌合する貫通軸孔740hが形成されている。内周部740iと外周部740oとの間には、付勢バネ760が納められるバネ溝740sが形成されている。また、外周部740oの前面側には、付勢バネ760を掛けるためのバネ止め溝740aが形成されている。なお、付勢バネ760は、バネ止め支柱766からバネ溝740sに向かって延び、バネ溝740sの内部で内周部740iの周りを右回り方向Rに複数回まわってバネ止め溝740aへ至る金属線で形成されている。

0168

また、外周部740oの側面には、突出部DSTが設けられている。突出部DSTは、付勢ギヤ740が回転した際に、ハンドルリング430の初期位置でストッパSTに接触するように形成されている。

0169

〔動作〕 次に、本実施の形態の動作を説明する。
図26は、遊技球発射ハンドル41の動作を説明するための図である。図26(a)は、ボタン520を押下する前の状態を示している。図26(b)は、ボタン520を押下した状態を示している。

0170

ハンドルリング430には、コイルバネHSにより、ハンドルリング430の回動操作位置を基準角度位置に復帰させる付勢力が付加されるので、遊技者がハンドルリング430を回動操作する場合は、コイルバネHSの付勢力に抗してハンドルリング430を一定の回動操作位置まで回動操作し、その回動操作位置に保持する必要がある。ハンドルリング430が回動すると、発射制御部243bにより、ハンドルリング430の回動量に応じて遊技球の発射強度が制御され、遊技球発射装置110により、遊技領域に遊技球が発射される。

0171

このとき、遊技者が手のひらでボタン520を押下すると、図26(a)、(b)に示すように、前カバーベース500の開口部502とは対称の位置を軸としてボタン520が揺動し、突起部524が係止部材506の一端部に接触し、係止部材506の一端部を押圧する。係止部材506の一端部が押圧されると、係止部材506の他端部がハンドルリング430の内側前面436を後方に押圧することによりハンドルリング430が係止する。

0172

図27は、各ギヤ700、720、740の動作を説明するための図である。図27には、互いに咬み合わされた主動ギヤ700、従動ギヤ720および付勢ギヤ740の正面図が示されている。

0173

遊技者がハンドルリング430を右回り方向Rに回動操作すると、ハンドルリング430に固定された主動ギヤ700が右回り方向Rに回転する。これにより、従動ギヤ720が左回り方向Lに回転し、抵抗軸730も左回り方向Lに回転するので、可変抵抗器VRの抵抗値が所定の方向に変化する(例えば、抵抗値が減少する。この代わりに、抵抗値が増大してもよい。)。可変抵抗器VRは、発射制御部243bに接続されており、この抵抗値の変化により、遊技球の発射強度が増大される。また、付勢ギヤ740は、右回り方向Rに回転する。

0174

逆に、遊技者がハンドルリング430を左回り方向Lに回動操作すると、主動ギヤ700が左回り方向Lに回転する。これにより、従動ギヤ720が右回り方向Rに回転し、抵抗軸730も右回り方向Rに回転するので、可変抵抗器VRの抵抗値が逆方向に変化する。この抵抗値の変化により、遊技球の発射強度が低減される。また、付勢ギヤ740は、左回り方向Lに回転する。

0175

ここで、発射強度を微調整するために、遊技者がハンドルリング430を少しだけ回転させる場合がある。このように主動ギヤ700の回転角度が小さい場合は、主動ギヤ700と従動ギヤ720との咬み合いの遊びバックラッシュ)に起因して、従動ギヤ720が動かない可能性がある。ところが、本実施の形態では、従動ギヤ720に付勢ギヤ740が咬み合わされている。付勢ギヤ740は付勢バネ760により左回り方向Lに付勢されているので、従動ギヤ720は、右回り方向Rに付勢される。その結果、ハンドルリング430の回転角度が小さい場合であっても、従動ギヤ720は、主動ギヤ700の回転に追従して回転することができる。したがって、従動ギヤ720の角度位置の細かい調整が容易となり、その結果、遊技球発射ハンドル41による発射強度の細かい調整が容易となる。

0176

〔効果〕遊技者のなかには、ハンドルベースとハンドルリングとの間のわずかな隙間に、コイン等をねじ込んでハンドルリングを所望の回動操作位置に固定した上、ハンドルリングに軽く手を添えて遊技を行っている者が見受けられる。しかし、遊技は、遊技者本人の技量により行われるべきであり、このように誰が打っても同じ結果になるようなやり方は不正行為として認められない。そこで、近年では、ハンドルベースとハンドルリングとの間の隙間にコイン等の挿入を防止するため、隙間をなくした発射ハンドルも開発されている。

0177

しかし、コイン等によりハンドルリングを固定できないとなると、遊技盤面の一定位置を狙って遊技球を発射させようとする場合は、遊技者は、コイルバネの付勢力に抗してハンドルリングを一定の角度位置まで回動操作し、その角度位置に保持する必要がある。コイルバネの付勢力により常に基準角度位置に戻ろうとするハンドルリングを把持し、一定の角度位置に保持する保持操作は意外に疲れるものであり、長時間遊技を行う遊技者にとって相当な負担を伴う。

0178

また、ハンドルベースとハンドルリングとの間の隙間にコイン等を強引にねじ込む行為が繰り返して行われると、一般的に樹脂成型品である各部材が変形したり削り取られて多数の傷が生じたりするばかりでなく、ハンドルリングの角度位置を検出する角度位置検出器に無理な力が作用して損傷を与え、回動操作に応じた発射強度で遊技球の発射ができなくなる場合があるという問題があった。

0179

これに対し、本実施の形態では、パチンコ機10の前面に取り付けられるハンドルベース460と、ハンドルベース460の前面に回動可能に取り付けられ、発射強度を調整するための操作を行うハンドルリング430と、ハンドルリング430の回動操作位置を基準角度位置に復帰させる付勢力をハンドルリング430に付加するコイルバネHSと、ハンドルリング430の前面に押下可能に取り付けられ、ハンドルリング430の復帰を規制するための操作を行うボタン520と、ボタン520の押下に伴って、ハンドルリング430が基準角度位置に復帰することを規制する係止部材506とを備える。

0180

これにより、遊技者がボタン520を押下すると、係止部材506により、ハンドルリング430が基準角度位置に復帰することが規制されるので、発射強度の固定が容易で、長時間遊技を行っても疲れにくく、遊技者の負担を低減することができる。また、コイン等を挟んで回動操作位置を固定する場合は、その遊技者が遊技を終了し固定状態放置したまま立ち去ると、そのまま次の遊技者が同様の遊技を実現することができるのに対し、ボタン520の押下により回動操作位置を固定するので、その遊技者が遊技を終了した後は、ハンドルリング430の回動操作位置が基準角度位置に復帰し、次の遊技者が同様の遊技を実現することが困難となる。したがって、遊技者の技量による遊技を実現することができる。さらに、コイン等をねじ込む必要がなくなるので、遊技球発射ハンドル41への損傷を抑制することができる。

0181

さらに、本実施の形態では、ボタン520は、ハンドルリング430よりも遊技者からみて手前に配置した。

0182

これにより、遊技者は、手のひらでボタン520を押下することができるので、ボタン520の操作が容易となる。

0183

さらに、本実施の形態では、ボタン520は、下方への加重により操作可能となっている。

0184

これにより、遊技者が遊技球発射ハンドル41に手を添えた状態で遊技球発射ハンドル41に付加される力が下方への加重となり、ボタン520が前方に凸な半球状となっているので、ボタン520に対する下方への加重によりボタン520に後方への力が作用し、後方に押下することができる。したがって、下方への加重によりボタン520を操作することができるので、ボタン520の操作がさらに容易となる。

0185

さらに、本実施の形態では、ボタン520は、上端部を軸として前後方向に揺動可能に取り付けられている。

0186

これにより、ボタン520を後方に押下することができるので、遊技者が遊技球発射ハンドル41に手を添えた状態で遊技球発射ハンドル41に付加される力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。したがって、ボタン520の操作がさらに容易となる。

0187

さらに、本実施の形態では、ボタン520は、遊技者がハンドルリング430を一定の角度位置まで回動操作した状態で遊技球発射ハンドル41に付加される力の方向に揺動可能に取り付けられている。

0188

これにより、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができるので、ボタン520の操作がさらに容易となる。

0189

さらに、本実施の形態では、ボタン520は、開口部502に対向する位置に形成された突起部524を有し、ハンドルリング430の軸方向に押下可能となるように、前カバーベース500の開口部502とは対称の位置を軸として前カバーベース500の前面に揺動可能に取り付けられ、係止部材506は、一端部が開口部502に、他端部がハンドルリング430の内側前面436にそれぞれ臨むようにして前カバーベース500の背面に取り付けられ、ボタン520の押下時に一端部が突起部524と接触して他端部がハンドルリング430の内側前面436を後方に押圧することによりハンドルリング430を係止する。

0190

これにより、前カバーベース500、開口部502、突起部524および係止部材506を設けるだけでよいので、構成が簡素となり、コストの上昇を抑制することができる。

0191

さらに、本実施の形態では、係止部材506は、突起部524との非接触時に他端部がハンドルリング430の内側前面436に接触しない位置に復帰させる付勢力を発生する板バネ状となっている。

0192

これにより、突起部524との非接触時は、ハンドルリング430の回動操作が係止部材506により阻害される可能性を低減することができる。

0193

〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図28ないし図33は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルの第2の実施の形態を示す図である。

0194

本実施の形態は、第1の実施の形態に対して、係止部材506に代えて、ハンドルリング430の内周面を径方向外側に押圧することによりハンドルリング430を係止する係止レバーを備える点が異なる。なお、以下、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。

0195

次に、前カバー450の構成を説明する。
図28は、遊技球発射ハンドル41の正面図である。

0196

図29は、図28中のB−B’線に沿った断面図である。
図30は、図28中のC−C’線に沿った断面図である。

0197

図31は、前方からみた前カバー450の分解斜視図である。
図32は、後方からみた前カバー450の分解斜視図である。

0198

前カバー450は、図28ないし図32に示すように、前カバーベース500と、ボタン520と、ボタンカバー540とを有して構成されている。

0199

ボタン520の背面上部には、揺動アーム522の回動旋回側の先端が取り付けられている。揺動アーム522は、ねじによりボタン520に固定されている。これに対し、前カバーベース500の前面上部には、軸受け部504が形成されている。揺動アーム522の軸522aは、軸受け部504で支持されている。これにより、ボタン520は、前カバーベース500に対して、上端部を軸として前後方向に揺動可能となり、遊技者は、ボタン520を後方に押下することができる。また、ボタン520が前方に凸な半球状となっているので、ボタン520に対する下方への加重によりボタン520に後方への力が作用し、後方に押下することができる。

0200

このように、ボタン520は、ハンドルリング430よりも遊技者からみて手前に配置されているので、遊技者は、手のひらでボタン520を押下することができる。したがって、ボタン520の操作が容易となる。また、ボタン520は、遊技者がハンドルリング430を一定の角度位置まで回動操作した状態で遊技球発射ハンドル41に付加される力の方向に揺動可能に取り付けられているので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。したがって、ボタン520の操作がさらに容易となる。

0201

ボタン520に好適に力が付加されるハンドルリング430の角度位置としては、例えば、指掛け部430b、430cの接触面対向方向と、ボタン520の揺動径方向外側の方向とが一致する位置が考えられる。すなわち、指掛け部430b、430cの接触面対向方向と、ボタン520の揺動径方向外側の方向とが一致した場合に、ボタン520に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。なお、遊技領域の右側に遊技球を発射する場合に、指掛け部430aの接触面対向方向と、ボタン520の揺動径方向外側とが一致するように、ハンドルリング430の角度位置を調整してもよい。この場合も、ボタン520に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン520を操作することができる。

0202

前カバーベース500の下部には、前後方向に貫通する開口部512が形成されている。そして、ボタン520の開口部512に対向する位置には、突起部524が形成されている。

0203

これに対し、前カバーベース500の背面には、一端部が開口部512に、他端部がハンドルリング430の内周面438にそれぞれ臨むようにして係止レバー514が回動可能に取り付けられている。係止レバー514の軸514aは、ハンドルリング430の軸方向と直交する方向に延び、前カバーベース500の背面に形成された軸受け部516で支持されている。係止レバー514は、ボタン520の押下時に一端部が突起部524と接触して他端部がハンドルリング430の内周面438を径方向外側に押圧することによりハンドルリング430を係止する。これにより、前カバーベース500、開口部512、突起部524および係止レバー514を設けるだけでよいので、構成が簡素となり、コストの上昇を抑制することができる。

0204

また、係止レバー514は、突起部524と接触する一端部と軸514aとの距離が、ハンドルリング430の内周面438と接触する他端部と軸514aとの距離よりも大きいので、ボタン520を小さな力で押下しても、第1の実施の形態に比して、ハンドルリング430に対する大きな係止力を生じる。これにより、ハンドルリング430の係止が容易となる。

0205

また、係止レバー514には、突起部524との非接触時に他端部がハンドルリング430の内周面438に接触しない位置に復帰させる付勢力を発生するコイルバネ518が取り付けられている。これにより、突起部524との非接触時は、ハンドルリング430の回動操作が係止レバー514により阻害される可能性を低減することができる。

0206

ボタンカバー540は、前カバーベース500およびボタン520を覆う前方に凸な半球状となっている。ボタンカバー540の中央には、ボタン520の前面を露出させる開口部542が形成されている。

0207

ボタンカバー540の側面上部および側面下部には、爪部材508a、508bを係合する係合孔544a、544bがそれぞれ形成されている。また、前カバーベース500の係合孔544aに対向する位置には、爪部材508aを貫通する貫通孔510aが、前カバーベース500の係合孔544bに対向する位置には、爪部材508bを貫通する貫通孔510cがそれぞれ形成されている。

0208

ボタンカバー540は、前カバーベース500およびボタン520を覆い、爪部材508a、508bが貫通孔510a、510cを貫通し係合孔544a、544bに係合することにより前カバーベース500に取り付けられている。爪部材508a、508bは、ねじにより前カバーベース500に固定されている。

0209

〔動作〕 次に、本実施の形態の動作を説明する。
図33は、遊技球発射ハンドル41の動作を説明するための図である。図33(a)は、ボタン520を押下する前の状態を示している。図33(b)は、ボタン520を押下した状態を示している。

0210

ハンドルリング430には、コイルバネHSにより、ハンドルリング430の回動操作位置を基準角度位置に復帰させる付勢力が付加されるので、遊技者がハンドルリング430を回動操作する場合は、コイルバネHSの付勢力に抗してハンドルリング430を一定の回動操作位置まで回動操作し、その回動操作位置に保持する必要がある。ハンドルリング430が回動すると、発射制御部243bにより、ハンドルリング430の回動量に応じて遊技球の発射強度が制御され、遊技球発射装置110により、遊技領域に遊技球が発射される。

0211

このとき、遊技者が手のひらでボタン520を押下すると、図33(a)、(b)に示すように、前カバーベース500の開口部512とは対称の位置を軸としてボタン520が揺動し、突起部524が係止レバー514の一端部に接触し、係止レバー514の一端部を押圧する。係止レバー514の一端部が押圧されると、係止レバー514が回動し、係止レバー514の他端部がハンドルリング430の内周面438を径方向外側に押圧することによりハンドルリング430が係止する。

0212

〔効果〕 このようにして、係止レバー514は、一端部が前カバーベース500の開口部512に、他端部がハンドルリング430の内周面438にそれぞれ臨むようにして前カバーベース500の背面に回動可能に取り付けられ、ボタン520の押下時に一端部が突起部524と接触して他端部がハンドルリング430の内周面438を径方向外側に押圧することによりハンドルリング430を係止する。

0213

これにより、前カバーベース500、開口部512、突起部524および係止レバー514を設けるだけでよいので、構成が簡素となり、コストの上昇を抑制することができる。

0214

さらに、本実施の形態では、係止レバー514は、突起部524と接触する一端部と軸514aとの距離が、ハンドルリング430の内周面438と接触する他端部と軸514aとの距離よりも大きい。

0215

これにより、ボタン520を小さな力で押下しても、第1の実施の形態に比して、ハンドルリング430に対する大きな係止力を生じるので、ハンドルリング430の係止が容易となる。

0216

さらに、本実施の形態では、係止レバー514には、突起部524との非接触時に他端部がハンドルリング430の内周面438に接触しない位置に復帰させる付勢力を発生するコイルバネ518が取り付けられている。

0217

これにより、突起部524との非接触時は、ハンドルリング430の回動操作が係止レバー514により阻害される可能性を低減することができる。

0218

〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図34は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルの第3の実施の形態を示す図である。

0219

本実施の形態は、第1の実施の形態に対して、ボタン520にタッチセンサを設け、ハンドルリング430およびボタン520のタッチセンサがオフになっている場合は、遊技球の発射を停止する点が異なる。なお、以下、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。

0220

まず、ボタン520の構成を説明する。
ボタン520には、ハンドルリング430と同様に、タッチセンサが設けられている。具体的には、ボタン520の表面には、導電性硬質メッキが施されており、このメッキが施された金属部分と検出回路(不図示)とがリード線により電気的に接続されている。そのため、ボタン520に遊技者が触れてボタン520の静電容量が変化すると、その変化が検出回路により検出される。検出回路は、発射制御部243bに接続されているので、発射制御部243bでは、検出回路からの検出信号に基づいて、遊技者がボタン520に触れているか否かを判定することができる。

0221

次に、発射制御部243bの構成を説明する。
図34は、発射制御部243bの発射制御処理を示すフローチャートである。

0222

発射制御部243bは、ロジック回路を有して構成されている。ロジック回路は、遊技球発射装置110の発射制御を行う発射制御処理を所定周期(例えば、4[ms])で繰り返し実行するように構成されている。なお、発射制御部243bは、ロジック回路に限らず、CPU(Central Processing Unit)、ROMおよびRAM等で構成することもできる。

0223

発射制御処理は、発射制御部243bにおいて実行されると、図34に示すように、ステップS100に移行する。

0224

ステップS100では、発射停止スイッチ620がオフになっているか否かを判定し、発射停止スイッチ620がオフになっていると判定した場合(YES)は、ステップS102に移行する。

0225

ステップS102では、ハンドルリング430のタッチセンサがオンになっているか否かを判定し、ハンドルリング430のタッチセンサがオンになっていると判定した場合(YES)は、ステップS104に移行する。

0226

ステップS104では、ボタン520のタッチセンサがオンになっているか否かを判定し、ボタン520のタッチセンサがオンになっていると判定した場合(YES)は、ステップS106に移行して、遊技球の発射を許可することを示す発射許可信号を主制御装置162に送信する。ここで、発射許可信号は、発射条件(ステップS100〜S104の条件)が成立している間はオンになる信号である。

0227

次いで、ステップS108に移行して、発射許可信号の応答として、遊技球の発射を指示することを示す発射信号を主制御装置162から受信したか否かを判定し、発射信号を受信したと判定した場合(YES)は、ステップS110に移行する。ここで、発射信号は、所定間隔(例えば、0.3[s]間隔)でオンとオフを繰り返す信号である。発射制御部243bは、発射信号がオンになっている間はソレノイド111がオンになるように遊技球発射装置110を制御するので、所定間隔(例えば、0.6[s]間隔)で遊技球が発射される。

0228

ステップS110では、ハンドルリング430の回動量に応じた発射強度で遊技球を発射するように遊技球発射装置110の発射制御を行い、一連の処理を終了し、ステップS100に移行する。

0229

一方、ステップS108で、発射信号を受信しないと判定した場合(NO)は、一連の処理を終了し、ステップS100に移行する。

0230

一方、ステップS104で、ボタン520のタッチセンサがオフになっていると判定した場合(NO)、ステップS102で、ハンドルリング430のタッチセンサがオフになっていると判定した場合(NO)、およびステップS100で、発射停止スイッチ620がオンになっていると判定した場合(NO)はいずれも、ステップS108に移行する。

0231

〔動作〕 次に、本実施の形態の動作を説明する。
遊技者が手のひらでハンドルリング430およびボタン520に触れると、両方のタッチセンサがオンになる。そして、ハンドルリング430を回動操作すると、発射停止スイッチ620がオフになる。発射制御部243bでは、発射停止スイッチ620がオフでかつ両方のタッチセンサがオンになると、ステップS106を経て、主制御装置162に発射許可信号が送信される。

0232

主制御装置162では、遊技可能な状態で発射許可信号を受信すると、発射制御部243bに発射信号が送信される。なお、発射許可信号を受信しない場合、発射制御部243bに発射信号が送信されることはない。

0233

発射制御部243bでは、発射信号を受信すると、ステップS110を経て、ハンドルリング430の回動量に応じて遊技球の発射強度が制御され、遊技球発射装置110により、遊技領域に遊技球が発射される。

0234

〔効果〕 このようにして、本実施の形態では、ボタン520に対する人体の接触を検出するタッチセンサと、遊技領域に遊技球を発射する遊技球発射装置110と、ハンドルリング430の回動量に応じて遊技球の発射強度を制御する発射制御部243bとを備え、発射制御部243bは、ボタン520のタッチセンサで接触を検出しない場合は、遊技球の発射を許可しない。

0235

これにより、コイン等を挟んでボタン520の操作位置を固定し、ボタン520に接触しないで遊技を行うことを防止することができるので、遊技者の技量による遊技を実現することができる。

0236

さらに、本実施の形態では、ハンドルリング430に対する人体の接触を検出するタッチセンサを備え、発射制御部243bは、ハンドルリング430のタッチセンサまたはボタン520のタッチセンサで接触を検出しない場合は、遊技球の発射を許可しない。

0237

これにより、コイン等を挟んでハンドルリング430またはボタン520の操作位置を固定し、ハンドルリング430またはボタン520に接触しないで遊技を行うことを防止することができるので、遊技者の技量による遊技を実現することができる。また、ハンドルリング430およびボタン520に接触する必要があるので、ハンドルリング430およびボタン520に接触するという姿勢で遊技者に遊技を行わせることができ、遊技者の姿勢の自由度を規制(姿勢正しく)することができる。したがって、従来に比して、パチンコホール等において、通行人や隣接する他の遊技者に迷惑を及ぼす可能性を低減することができる。

0238

〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図35は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルの第4の実施の形態を示す図である。

0239

本実施の形態は、第2の実施の形態に対して、ボタン520と係止レバー514とを一体に構成した点が異なる。なお、以下、第2の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。

0240

まず、遊技球発射ハンドル41の構成を説明する。
図35は、遊技球発射ハンドル41の前後方向の垂直断面図である。

0241

遊技球発射ハンドル41は、図35に示すように、ボタン520および係止レバー514に代えて、ボタン520と係止レバー514とを一体に構成したボタン型レバー528を有して構成されている。

0242

ボタン型レバー528は、ハンドルリング430の軸方向と直交する方向を軸方向とする軸528aを有して構成されている。軸528aは、前カバーベース500に形成された軸受け(不図示)で回動可能に支持されている。

0243

ボタン型レバー528は、さらに、軸528aから前方に延出し、ボタン520に相当する部材として形成された押圧操作部528bを有して構成されている。

0244

ボタン型レバー528は、さらに、軸528aから後方に延出し、押圧操作部528bの押圧時に回動し先端がハンドルリング430の内周面438を径方向外側に押圧することによりハンドルリング430を係止する係止アーム528cを有して構成されている。

0245

これにより、ボタン520および係止レバー514を設けず、ボタン型レバー528を設けるだけでよいので、構成が簡素となり、コストの上昇を抑制することができる。

0246

係止アーム528cの係止面528dは、初期位置でハンドルリング430の内周面438に接触している。軸528aには、例えば、ボタン型レバー528を初期位置に復帰させる付勢力を発生するコイルバネを取り付けてもよい。このような構成であれば、押圧操作部528bを押圧すると、係止アーム528cの係止面528dとハンドルリング430の内周面438との摩擦力が上昇し、ハンドルリング430が係止する。

0247

これにより、ボタン型レバー528がほとんど変位しないので、ボタン型レバー528とボタンカバー540との間の隙間ができにくく、その隙間にコイン等がねじ込まれることを抑制することができる。さらに、ボタン型レバー528とボタンカバー540との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性を低減することができる。

0248

ボタン型レバー528は、さらに、金属等の剛体で構成されている。
これにより、ボタン型レバー528がさらに変位しにくくなるので、ボタン型レバー528とボタンカバー540との間の隙間にコイン等がねじ込まれることをさらに抑制することができる。さらに、ボタン型レバー528とボタンカバー540との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。

0249

ボタン型レバー528は、自重により初期位置に配置される。この初期位置においては、ハンドルリング430の内周面438と係止アーム528cの係止面528dとが接触しているため、常にハンドルリング430の回動に対しての摩擦力が発生することとなる。このとき、ボタン型レバー528の軸528aに対しての前側部分を押圧操作部528bとし、後側部分を係止面528dとしていることによって、軸528aの前後両側に延びる部分がともに逆方向に回転する成分を生じさせ、ボタン型レバー528の自重による回転力を少なくしている。これにより、ハンドルリング430の内周面438と係止アーム528cの係止面528dとに生じる垂直抗力接触力)を少なくすることができ、ハンドルリング430の回動に対して常に生じる摩擦力を少なくして遊技の始めや途中における回動操作時の抵抗感を少なくすることができる。

0250

また、本実施の形態においては、初期位置においてハンドルリング430の内周面438と係止アーム528cの係止面528dとが接触し、遊技者の押圧操作に対して生じる摩擦力によりハンドルリング430を係止する。このため、ボタン型レバー528をまったく変位させることなくハンドルリング430を係止することができ、ボタン型レバー528を初期位置に復帰させる付勢力を発生させる必要がない。よって、部品構成を簡素とすることができ、コストの上昇を抑制することができる。

0251

〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図36ないし図52は、本発明に係る遊技機の発射ハンドルの第5の実施の形態を示す図である。

0252

本実施の形態は、第1の実施の形態に対して、係止部材506に代えて、ハンドルリングの内周面を径方向外側に押圧することによりハンドルリングを係止する係止レバーを備える点が異なる。なお、以下、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。

0253

本実施の形態において、パチンコ機10には、遊技球発射ハンドル41に代えて遊技球発射ハンドル42が設けられている。遊技球発射ハンドル42が操作されることにより、遊技球発射装置110から遊技球が発射される。

0254

まず、遊技球発射ハンドル42の構成を説明する。
図36は、遊技球発射ハンドル42の構成を示す図である。図36(a)は、遊技球発射ハンドル42の底面図である。図36(b)は、遊技球発射ハンドル42の正面図である。

0255

図37は、遊技球発射ハンドル42の分解斜視図である。
遊技球発射ハンドル42は、図36および図37に示すように、ハンドルベース1400と、ハンドルリング1430と、前カバー1450とを有して構成されている。

0256

ハンドルベース1400は、収納容器1401と、収納容器1401の背面に固定された支持部1402とを有して構成されている。支持部1402の背面側は、パチンコ機10に固定される。

0257

また、ハンドルベース1400には、発射停止スイッチ操作部1410が取り付けられている。発射停止スイッチ操作部1410は、ハンドルベース1400の内部に設けられた発射停止スイッチ(後述:1620)のON/OFFを切り換えるためのレバーである。遊技者は、発射停止スイッチ操作部1410を押下することにより、ハンドルリング1430の角度位置にかかわらず、遊技球の発射を停止させることができる。

0258

ハンドルリング1430は、収納容器1401の前面に回動可能に取り付けられる。遊技者は、ハンドルリング1430を右回り方向R(図36(b))に回動操作することにより、遊技球の発射強度を増大させることが可能である。ハンドルリング1430には、遊技者が指を掛けるための3つの指掛け部1430a、1430b、1430cが設けられている。

0259

前カバー1450は、ハンドルリング1430の前面に取り付けられている。前カバー1450は、前方に凸な半球状となっている。

0260

次に、前カバー1450の構成を説明する。
図38は、遊技球発射ハンドル42の断面図である。図38(a)は、図36(b)中のD−D’線に沿った断面図である。図38(b)は、図36(b)中のE−E’線に沿った断面図である。

0261

図39は、前方からみた前カバー1450の分解斜視図である。
図40は、後方からみた前カバー1450の分解斜視図である。

0262

前カバー1450は、図38ないし図40に示すように、前カバーベース1500と、内蓋部1530と、ボタンカバー1550と、ボタン1570とを有して構成されている。

0263

ボタンカバー1550は、前カバーベース1500、内蓋部1530およびボタン1570を覆う前方に凸な半球状となっている。ボタンカバー1550の中央には、内蓋部1530およびボタン1570を嵌合する開口部1551が形成されている。そして、ボタンカバー1550の背面側から内蓋部1530を開口部1551に臨ませるとともにボタンカバー1550の前面側からボタン1570を開口部1551に臨ませ、内蓋部1530およびボタン1570が開口部1551を挟んで前後方向に揺動可能となるようにボタン1570が内蓋部1530に取り付けられている。これにより、内蓋部1530およびボタン1570は、前カバーベース1500の上端部を軸として前後方向に揺動可能となり、遊技者は、ボタン1570を後方に押下することができる。また、ボタン1570が前方に凸な半球状となっているので、ボタン1570に対する下方への加重によりボタン1570に後方への力が作用し、後方に押下することができる。さらに、内蓋部1530およびボタン1570の2重構造とし、内蓋部1530およびボタン1570が開口部1551を挟んで揺動するので、第2の実施の形態のように、内蓋部1530がなくボタン1570だけが揺動する構成に比して、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性を低減することができる。

0264

このように、ボタン1570は、ハンドルリング1430よりも遊技者からみて手前に配置されているので、遊技者は、手のひらでボタン1570を押下することができる。したがって、ボタン1570の操作が容易となる。また、ボタン1570は、遊技者がハンドルリング1430を一定の角度位置まで回動操作した状態で遊技球発射ハンドル42に付加される力の方向に揺動可能に取り付けられているので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン1570を操作することができる。したがって、ボタン1570の操作がさらに容易となる。

0265

ボタン1570に好適に力が付加されるハンドルリング1430の角度位置としては、例えば、指掛け部1430b、1430cの指が接触する面(接触面)の法線方向のうち接触面の方向とは反対の方向(以下、指掛け部1430b、1430cの接触面対向方向という。)と、軸1531から真下に向かう方向(以下、ボタン1570の揺動径方向外側の方向という。)とが一致する位置が考えられる。すなわち、指掛け部1430b、1430cの接触面対向方向と、ボタン1570の揺動径方向外側の方向とが一致した場合に、ボタン1570に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン1570を操作することができる。なお、遊技領域の右側に遊技球を発射する場合に、指掛け部1430aの指が接触する面(接触面)の法線方向のうち接触面の方向とは反対の方向と、ボタン1570の揺動径方向外側とが一致するように、ハンドルリング1430の角度位置を調整してもよい。この場合も、ボタン1570に対して上前方から下後方への方向に力が付加されやすいので、遊技者が手で押さえる力を効果的に利用してボタン1570を操作することができる。

0266

前カバーベース1500には、ハンドルリング1430を係止する係止レバー1501が取り付けられている。前カバーベース1500は、ハンドルリング1430の前面側に取り付けられている。

0267

次に、内蓋部1530、ボタンカバー1550およびボタン1570の構成を詳細に説明する。

0268

図41は、ボタンカバー1550の斜視図、背面図および断面図である。図41(a)は、前方からみたボタンカバー1550の斜視図である。図41(b)は、ボタンカバー1550の背面図および縦方向の中心線に沿った断面図である。

0269

図42は、内蓋部1530の斜視図である。図42(a)は、前方からみた内蓋部1530の斜視図である。図42(b)は、後方からみた内蓋部1530の斜視図である。

0270

図43は、ボタン1570の背面図および縦方向の中心線に沿った断面図である。
内蓋部1530の上部には、図42に示すように、軸1531を水平方向に支持する軸支持部1532が上方に突出して形成されている。軸支持部1532には、軸1531が挿入されている。これに対し、ボタンカバー1550の背面上部には、図41に示すように、軸受け部1552が形成されている。軸1531の両端は、軸受け部1552で支持されている。このように、軸1531は、内蓋部1530の周縁上部に設けられているので、内蓋部1530の中央部に設ける場合に比して、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間ができにくく、その隙間にコイン等がねじ込まれることを抑制することができる。また、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性を低減することができる。

0271

軸1531は、金属からなる。ボタン1570は、遊技者により操作されるものであるところ、内蓋部1530にはボタン1570の操作が直接伝達されるので、遊技者がボタン1570を勢いよく押下すると、軸1531に強い負荷がかかる場合が想定される。これに対し、本実施の形態では、軸1531が金属からなるので、軸1531の耐久性を向上することができる。

0272

内蓋部1530は、開口部1551よりも大径となっている。これにより、内蓋部1530が開口部1551から飛び出にくくなるので、内蓋部1530およびボタン1570が揺動してもボタンカバー1550から飛び出す可能性を低減することができる。

0273

内蓋部1530の周縁には、内蓋部1530の径方向外側に突出する2つの爪1533a、1533bが形成されている。爪1533aは内蓋部1530の左下部に、爪1533bは内蓋部1530の右下部にそれぞれ形成されている。これに対し、ボタンカバー1550の背面の爪1533aに対向する位置には、爪1533aの円周方向の移動を拘束する爪拘束部1553aが形成されている。また、ボタンカバー1550の背面の爪1533bに対向する位置には、爪1533bの円周方向の移動を拘束する爪拘束部1553bが形成されている。ボタンカバー1550に内蓋部1530を取り付けると、爪拘束部1553a、1553bに爪1533a、1533bが嵌り合うので、内蓋部1530は、円周方向の移動が拘束される。これにより、軸1531に生じるねじれ力を低減することができる。したがって、軸1531への負荷を低減することができるので、軸1531の耐久性を向上することができる。また、ボタン1570が回動すると、ハンドルリング1430を一定の角度位置まで回動操作するも、その角度位置で維持することが難しい。これに対し、本実施の形態では、内蓋部1530の円周方向の移動が拘束されるので、ボタン1570が回動しにくく、ハンドルリング1430の回動操作位置を維持しやすくなる。

0274

内蓋部1530の中央には、ハンドルリング1430の回動軸に沿って伸長する支持軸(後述:1700h)をボタン1570の押下時に前方に逃がす逃げ孔1534が形成されている。内蓋部1530に逃げ孔1534がない構成では、ボタン1570を押下すると、内蓋部1530に支持軸が接触し、内蓋部1530およびボタン1570の揺動動作が阻害される場合が想定される。これに対し、本実施の形態では、ボタン1570を押下すると、内蓋部1530の逃げ孔1534を通じて支持軸が逃がされるので、内蓋部1530およびボタン1570の揺動動作が阻害される可能性を低減することができる。

0275

内蓋部1530には、内蓋部1530およびボタン1570をねじ止めするためのねじを貫通させる3つのねじ貫通孔1535a、1535b、1535cが形成されている。ねじ貫通孔1535aは逃げ孔1534の上方に、ねじ貫通孔1535bは逃げ孔1534の左下方に、ねじ貫通孔1535cは逃げ孔1534の右下方にそれぞれ形成されている。すなわち、ねじ貫通孔1535a、1535b、1535cは、ハンドルリング1430の回動中心軸を中心とした円弧に沿って等間隔に配置されている。これに対し、ボタン1570の背面のねじ貫通孔1535aに対向する位置には、図43に示すように、雌ねじ軸心に沿って形成されたねじ孔柱1571aが設けられている。また、ボタン1570の背面のねじ貫通孔1535bに対向する位置には、雌ねじが軸心に沿って形成されたねじ孔柱1571bが設けられている。また、ボタン1570の背面のねじ貫通孔1535cに対向する位置には、雌ねじが軸心に沿って形成されたねじ孔柱1571cが設けられている。これにより、ハンドルリング1430の回動中心軸の周りにねじ貫通孔1535a、1535b、1535cがほぼ均等に配置されるので、均等に分散された締結力でボタン1570を内蓋部1530にねじ止めすることができる。

0276

ねじ孔柱1571a、1571b、1571cは、ボタン1570の下方に向かうにつれて高くなっている。すなわち、ねじ孔柱1571b、1571cは、ねじ孔柱1571aよりも高くなっている。これにより、ボタン1570が斜め上方に向くので、遊技者がボタン1570を押下しやすくなる。

0277

ボタン1570の背面には、後方に突出する鍔部1572が形成されている。鍔部1572は、ねじ孔柱1571a、1571b、1571cの根元に結合し、背面からみて円環状に形成されている。これにより、第2の実施の形態のように、ねじ孔柱1571a、1571b、1571cをボタン1570の背面から直接立ち上げる構成に比して、ねじ孔柱1571a、1571b、1571cが鍔部1572で補強されるので、ねじ孔柱1571a、1571b、1571cの耐久性を向上することができる。

0278

内蓋部1530の前面には、ねじ貫通孔1535a、1535b、1535cに各ねじ孔柱1571a、1571b、1571cを位置決めするための位置決め段部1536が形成されている。位置決め段部1536は、前方に隆起し、各ねじ貫通孔1535a、1535b、1535cの周囲にねじ孔柱1571a、1571b、1571cの外径分だけ間隔をあけて形成されている。これにより、内蓋部1530とボタン1570との位置合わせが容易となるので、内蓋部1530およびボタン1570が組み付けやすくなる。

0279

内蓋部1530およびボタン1570は、各ねじ貫通孔1535a、1535b、1535cにねじを貫通させ、対応する各ねじ孔柱1571a、1571b、1571cにねじ止めすることにより固定される。

0280

ボタン1570は、中心よりも下方に頂点を有する前方に凸な半球状となっている。これにより、ボタン1570の上部の表面積が大きくなるので、遊技者の押圧力を効率的に受けることができる。

0281

ボタン1570の背面には、ボタン1570の周縁に沿って後方に突出する鍔部1573が形成されている。これにより、ボタン1570の内側に誤って指を挿入しても鍔部1573によりその進入が阻止され、ボタン1570の内側に指を挿入することが困難となるので、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。

0282

鍔部1573は、後方に向かうにつれてボタン1570の中心側に傾斜している。これにより、ボタン1570の手前側ほどボタン1570の内側に指を挿入することが困難となるので、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。

0283

鍔部1573は、軸1531に対応する位置よりも下方にのみ形成されている。ボタン1570の全周にわたって鍔部1573が形成される構成では、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間ができやすく、ボタン1570を押下した状態で固定するために、その隙間にコイン等がねじ込まれることが想定される。これに対し、本実施の形態では、ボタン1570において軸1531に対応する位置よりも上方には鍔部1573が形成されていないので、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間ができにくく、その隙間にコイン等がねじ込まれることをさらに抑制することができる。また、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。

0284

これに対し、ボタンカバー1550の前面には、開口部1551の周縁に沿って前方に突出する鍔部1556が形成されている。鍔部1556は、開口部1551の全周にわたって形成されている。

0285

鍔部1556の外周には、前方に突出する鍔部1557が形成されている。鍔部1556と鍔部1557との間には、鍔部1573を嵌合可能な溝1558が形成されている。鍔部1573は、ボタン1570の押下時に溝1558に嵌合される。これにより、ボタン1570の内側に誤って指を挿入しても鍔部1573、1557によりその進入が阻止され、ボタン1570の内側に指を挿入することが困難となるので、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。また、鍔部1556、1557で鍔部1573が係止されるので、ボタン1570の径方向の移動を拘束することができる。さらに、鍔部1573が溝1558に嵌合し、ボタン1570とボタンカバー1550との位置合わせが容易となるので、ボタン1570およびボタンカバー1550が組み付けやすくなる。

0286

鍔部1556は、前方に向かうにつれてボタンカバー1550の中心側に傾斜している。鍔部1556が水平に立ち上がっている構成では、ボタン1570を押下すると、鍔部1556が鍔部1573に接触し、内蓋部1530およびボタン1570の揺動動作が阻害される場合が想定される。これに対し、本実施の形態では、ボタン1570を押下すると、鍔部1556が先つぼみとなっているので、鍔部1573が鍔部1556の外周にスムースに案内され、内蓋部1530およびボタン1570の揺動動作が阻害される可能性を低減することができる。

0287

鍔部1556は、軸1531に対応する位置よりも下方にのみ形成されている。開口部1551の全周にわたって鍔部1556が形成される構成では、ボタン1570とボタンカバー1550との間の隙間ができやすく、ボタン1570を押下した状態で固定するために、その隙間にコイン等がねじ込まれることが想定される。これに対し、本実施の形態では、ボタンカバー1550において軸1531に対応する位置よりも上方には鍔部1556が形成されていないので、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間ができにくく、その隙間にコイン等がねじ込まれることをさらに抑制することができる。また、ボタン1570の上部とボタンカバー1550との間の隙間に指の肉が挟まれる可能性をさらに低減することができる。

0288

一方、鍔部1573の外周には、鍔部1557を嵌合可能な溝1574が形成されている。鍔部1557は、ボタン1570の押下時に溝1574に嵌合される。これにより、鍔部1557が溝1574に嵌合し、ボタン1570とボタンカバー1550との位置合わせが容易となるので、ボタン1570およびボタンカバー1550がさらに組み付けやすくなる。

0289

また、ボタン1570の周縁部は、開口部1551の外側に当接するようになっている。これにより、遊技者がボタン1570を勢いよく押下した場合に、内蓋部1530を介して係止レバー1501に大きな力が付加される可能性を低減することができる。したがって、係止レバー1501への衝撃を低減することができるので、係止レバー1501の寿命を向上することができる。

0290

また、ボタンカバー1550の背面には、係止レバー1501の軸(後述:1501a)の移動を拘束する軸拘束部1554が形成されている。これにより、係止レバー1501を安定的に揺動させることができる。

0291

ボタンカバー1550は、下部が上部よりも前方に突出している。これにより、ボタン1570が斜め上方に向くので、遊技者がボタン1570を押下しやすくなる。

0292

ボタンカバー1550、内蓋部1530およびボタン1570は、アクリル等の透明部材からなる。これにより、ボタンカバー1550、内蓋部1530またはボタン1570にコイン等が混入しても発見が容易となる。

0293

次に、前カバーベース1500の構成を詳細に説明する。
図44は、前カバーベース1500の正面図および背面図である。図44(a)は、前カバーベース1500の正面図である。図44(b)は、前カバーベース1500の背面図である。

0294

係止レバー1501は、図44に示すように、軸1501aと、ハンドルリング1430の内周面(後述:1438)を係止するブレーキ部1501bと、ボタン1570の操作を受ける操作受け部1501cとを有して構成されている。ブレーキ部1501bは、てこの原理における作用点となり、軸1501aから後方に延出して形成されている。操作受け部1501cは、てこの原理における力点となり、軸1501aから左下方に延出して形成されている。

0295

前カバーベース1500の中央には、ハンドルリング1430の回動軸に沿って伸長する支持軸(後述:1700h)を貫通させる軸孔1503が形成されている。前カバーベース1500の前面右上部には、軸1501aを支持する軸受け部1502が形成されている。軸受け部1502の左下方には、軸受け部1502に隣接して貫通孔1504が、前カバーベース1500の下部には貫通孔1505がそれぞれ形成されている。貫通孔1504、1505は、前カバーベース1500を前後方向に貫通している。貫通孔1504は、前カバーベース1500の背面側から軸1501aを軸受け部1502に案内するための孔である。貫通孔1505は、操作受け部1501cの前面を露出させるための孔である。

0296

係止レバー1501は、軸1501aを軸受け部1502で支持する一方、前カバーベース1500の背面側から操作受け部1501cを貫通孔1505に臨ませ、コイルバネ1506により操作受け部1501cを前方に付勢することにより、前カバーベース1500に組み付けられる。これにより、係止レバー1501を一旦前カバーベース1500に組み付けると、軸1501aが前カバーベース1500の前面側で支持されるとともに、操作受け部1501cが前方に付勢されるので、係止レバー1501は、前カバーベース1500の背面に固定され、前カバーベース1500から脱落しにくい。したがって、遊技球発射ハンドル42の組み立てが容易となる。

0297

係止レバー1501は、ボタン1570の操作を操作受け部1501cで受けて操作受け部1501cが後方に揺動することにより、ブレーキ部1501bがハンドルリング1430に当接してハンドルリング1430の内周面(後述:1438)を係止する。これにより、前カバーベース1500の前面側で軸1501aを支持するので、第2の実施の形態のように、前カバーベース1500の背面側で軸1501aを支持する構成に比して、軸1501aから、ブレーキ部1501bがハンドルリング1430に当接する位置までの距離が大きくなる。すなわち、てこの原理において支点から作用点までの距離が大きくなる。したがって、ボタン1570を少し操作するだけでハンドルリング1430の係止が開始されるので、ボタン1570の操作に対するハンドルリング1430の係止が敏感になる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社大一商会の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】遊技興趣の低下を抑止可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技球が流下可能な遊技領域が形成された遊技盤を有し、始動条件の成立に基づいて抽選を行い、該抽選の結果に基づいて利益を付与する遊技機であっ... 詳細

  • 沖マイクロ技研株式会社の「 遊技機の可動役物の移動機構」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】可動役物を上規定位置から落下させた際、下規定位置の落下点で確実に停止し、かつ静止させ、機構の耐久性の確保と共に遊技者の興趣を損なわせない遊技機の可動役物の移動機構を提供する。【解決手段】遊技機... 詳細

  • 株式会社三洋物産の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】部材個数を削減することができる遊技機を提供すること。【解決手段】被軸支手段760が電気配線DK2にかかる負荷を減らすよう変位することで、電気配線DK2の変位量自体を減らしたり、電気配線DK2の... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ