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技術 服薬支援装置

出願人 株式会社リコー
発明者 小嶋晃林宏尚森永拓哉木村憲雄
出願日 2019年3月18日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-050012
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-151017
状態 未査定
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 回転軸間距離 ピルケース モジユール 次排出口 透過式センサ 反射式センサ モータ寿命 薬剤ディスペンサー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

薬剤一包化パックを提供する服薬支援装置において、薬剤一包化パックの確実な搬送を行うことを目的とする。

解決手段

複数の薬剤一包化パック2が帯状に連なったパック連続体1を格納する複数の格納部6と、複数の格納部を保持する回転可能な回転台41などの保持手段と、各格納部に設けられ、該格納部の内部から外部へ、又は該外部から該内部へとパック連続体を搬送する第1搬送部10などの搬送手段と、搬送手段により搬送されるパック連続体を格納部の所定の位置に調整するCPU等を有する制御部50などの調整手段と、を備える服薬支援装置100である。服薬支援装置100は、搬送手段により搬送されるパック連続体の先端を検知するパック検知センサ19などのパック検知手段を有し、調整手段は、パック検知手段からの信号に基づいて、搬送手段により搬送されるパック連続体を格納部の所定の位置に調整する。

概要

背景

今まで服薬支援装置として、連なった薬剤一包化パックを装置内に格納しておき、服薬時間ごとに薬剤一包化パック(以下、単に「パック」ともいう)を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。

特許文献1記載の技術では、格納部(薬剤収納部)に薬剤送り機構が設けられており、格納部は分離できるように構成されている。しかしながら、薬剤送り機構の詳細は記載されておらず、格納部における薬剤送り機構への駆動の伝達方法が不明であり、格納部の分離又は取付時に不具合(例えば駆動の伝達がギア機構の場合、ギア噛み合い時にギアが回転して微送りが発生し、パックの先端が飛び出てしまう)が起きるという問題があった。

一方、特許文献2記載の技術では、薬を収納する複数のピルケースを収納する複数の格納部(カセット)を有し、服薬時間に応じて複数の格納部を回転駆動させている。格納部にはピルケースを搬送する搬送駆動部は備わっておらず、格納部内のピルケースが自重によって順次排出口に落下するという、搬送駆動部以外の機構を用いてピルケースの排出を行っている。

概要

薬剤一包化パックを提供する服薬支援装置において、薬剤一包化パックの確実な搬送を行うことを目的とする。複数の薬剤一包化パック2が帯状に連なったパック連続体1を格納する複数の格納部6と、複数の格納部を保持する回転可能な回転台41などの保持手段と、各格納部に設けられ、該格納部の内部から外部へ、又は該外部から該内部へとパック連続体を搬送する第1搬送部10などの搬送手段と、搬送手段により搬送されるパック連続体を格納部の所定の位置に調整するCPU等を有する制御部50などの調整手段と、を備える服薬支援装置100である。服薬支援装置100は、搬送手段により搬送されるパック連続体の先端を検知するパック検知センサ19などのパック検知手段を有し、調整手段は、パック検知手段からの信号に基づいて、搬送手段により搬送されるパック連続体を格納部の所定の位置に調整する。

目的

今までの服薬支援装置として、連なった薬剤一包化パックを装置内に格納しておき、服薬時間ごとに薬剤一包化パック(以下、単に「パック」ともいう)を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の薬剤一包化パック帯状に連なったパック連続体を格納する格納部と、複数の前記格納部を保持する保持手段と、前記格納部に設けられ、該格納部内の前記パック連続体を搬送する搬送手段と、前記パック連続体を前記格納部の所定の位置に調整する調整手段と、を備える服薬支援装置

請求項2

前記搬送手段により搬送される前記パック連続体の前記格納部の内部から外部に向かう方向の端部を検知するパック検知手段を有し、前記調整手段は、前記パック検知手段からの信号に基づいて、前記パック連続体を前記所定の位置に調整することを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。

請求項3

前記調整手段が、前記搬送手段を用いて前記パック連続体の位置を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。

請求項4

前記搬送手段が、複数の前記格納部のそれぞれに設けられており、複数の前記搬送手段を駆動する駆動源を装置本体側に備え、前記駆動源は、複数の前記搬送手段にそれぞれ設けられた駆動伝達部材と接離可能に連結されて複数の前記搬送手段を駆動し、前記駆動源は、前記駆動伝達部材に連結した後に、正転駆動又は逆転駆動することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の服薬支援装置。

請求項5

前記保持手段を回転させる回転駆動部を有し、複数の前記駆動伝達部材は、前記保持手段の回転動作に伴って前記駆動源と接続可能であり、前記駆動源が前記駆動伝達部材に接離するときに、前記搬送手段の搬送駆動部と前記回転駆動部とを同期させて駆動させることを特徴とする請求項4記載の服薬支援装置。

請求項6

前記保持手段の回転タイミングを任意に設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の服薬支援装置。

請求項7

前記回転タイミングは、服薬タイミング報知するタイミングで行うことを特徴とする請求項6に記載の服薬支援装置。

請求項8

前記回転タイミングは、前記薬剤一包化パックの取り出しが行われるタイミングで行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の服薬支援装置。

請求項9

排出される前記薬剤一包化パックを受け止める排出部と、前記排出部に排出された前記薬剤一包化パックを検知する排出パック検知手段と、有し、前記排出パック検知手段の状態に基づいて前記回転動作、及び前記搬送手段による搬送動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の服薬支援装置。

請求項10

前記排出パック検知手段が排出された前記薬剤一包化パックを検知しているときは、前記回転動作をするが、前記薬剤一包化パックの前記排出部への排出動作をさせないことを特徴とする請求項9に記載の服薬支援装置。

請求項11

前記排出パック検知手段が排出された前記薬剤一包化パックを検知しているときは、前記回転動作をしないことを特徴とする請求項9に記載の服薬支援装置。

技術分野

0001

本発明は、服薬支援装置に関する。

背景技術

0002

今までの服薬支援装置として、連なった薬剤一包化パックを装置内に格納しておき、服薬時間ごとに薬剤一包化パック(以下、単に「パック」ともいう)を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。

0003

特許文献1記載の技術では、格納部(薬剤収納部)に薬剤送り機構が設けられており、格納部は分離できるように構成されている。しかしながら、薬剤送り機構の詳細は記載されておらず、格納部における薬剤送り機構への駆動の伝達方法が不明であり、格納部の分離又は取付時に不具合(例えば駆動の伝達がギア機構の場合、ギア噛み合い時にギアが回転して微送りが発生し、パックの先端が飛び出てしまう)が起きるという問題があった。

0004

一方、特許文献2記載の技術では、薬を収納する複数のピルケースを収納する複数の格納部(カセット)を有し、服薬時間に応じて複数の格納部を回転駆動させている。格納部にはピルケースを搬送する搬送駆動部は備わっておらず、格納部内のピルケースが自重によって順次排出口に落下するという、搬送駆動部以外の機構を用いてピルケースの排出を行っている。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、薬剤一包化パックを提供する服薬支援装置において、薬剤一包化パックの確実な搬送を行うことを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明は、複数の薬剤一包化パックが帯状に連なったパック連続体を格納する格納部と、複数の前記格納部を保持する保持手段と、前記格納部に設けられ、該格納部内の前記パック連続体を搬送する搬送手段と、前記パック連続体を前記格納部の所定の位置に調整する調整手段と、を備える服薬支援装置にある。

発明の効果

0007

本発明によれば、薬剤一包化パックを提供する服薬支援装置において、薬剤一包化パックの確実な搬送を行うことができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の要部の平面図である。
本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の要部の斜視図である。
本発明の実施形態1に係る服薬支援装置に用いられる薬剤一包化パック及びパック連続体を示す図である。
図1の服薬支援装置の各格納部に設けられている第1搬送部のギアと装置本体側のギアとの接離機構を示す要部の斜視図である。
本発明の実施形態1に係る服薬支援装置のパック連続体の経路を含む全体を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る服薬支援装置の主な制御構成を示す制御ブロック図である。
格納部の第1搬送部への駆動伝達の接離とその問題について説明する図である。
実施形態1に係る格納部の第1搬送部への駆動伝達の接離を説明する拡大説明図である。
実施形態1に係る格納部側の第1搬送部のギアの余計な回転を解決するタイミングチャートである。
実施形態1に係る服薬支援装置で一回分の薬剤一包化パックを提供する動作フローを示すフローチャートである。
実施例1に係る服薬支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
実施例2に係る服薬支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
実施例3に係る服薬支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
実施例4に係る服薬支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
実施例5に係る服薬支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
本発明が適用可能な服薬支援装置の要部の斜視図である。
本発明が適用可能な服薬支援装置全体の斜視図である。
本発明が適用可能な服薬支援装置に用いられる第1搬送部の構成を示す要部の断面図である。

実施例

0009

(実施形態1)
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の基本的な構成と動作を図1図5を参照して説明する。図1は本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の要部の平面図、図2は本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の要部の斜視図である。図3は本発明の実施形態1に係る服薬支援装置に用いられる薬剤一包化パック及びパック連続体を示す図である。図4図1の服薬支援装置の各格納部に設けられている第1搬送部のギアと装置本体側のギアとの接離機構を示す要部の斜視図、図5は本発明の実施形態1に係る服薬支援装置のパック連続体の経路を含む全体を模式的に示す断面図である。なお、図1図2では、図の簡明化を図るため第1搬送部10(図4図5参照)の図示を省略している。

0010

図1に示すように、服薬支援装置100は、パック連続体1を格納する複数(図1図2では4つ)の格納部6と、図示を省略した第1搬送部10と、カット部30と、第2搬送部20と、排出部35と、格納部切り替え部40とを備えている。なお、各格納部6は、服薬支援装置100の装置本体に対して着脱可能に構成されていてもよく、この場合にはカートリッジとも呼ばれる。
また、服薬支援装置100には、図示を省略した外装で上記各部・装置が覆われているが、各図においては上記外装を取り外した状態で表している。

0011

図1図3図5に示すように、本発明の実施形態1に用いられるパック連続体1は、複数(図3では二回服用分)の薬剤一包化パック2が帯状に連なった状態のものを指す。パック連続体1は、通常、薬局などで服薬者に対して提供・販売されている形態であり、服薬者に対する所要服用回数分が連続シート状にカットされている。1つの薬剤一包化パック2は、カプセル錠剤などの薬剤3が小分けにされて袋詰めにされており、通常、服薬者に対する1回ごとの服薬単位となっている。

0012

薬剤一包化パック2は、図1図3に示す例では平面視で矩形状をなし、図3においてハッチを施して示すように、3辺が圧着ないしは溶着された圧着部4となっていて、薬剤3が封入されている。圧着部4は、大よそ10〜15mm程度の帯状の幅を有しており、薬剤3が視認できる透明ないしは半透明封入袋部分と比べて剛性が高くなっている。互いに隣合う薬剤一包化パック2の圧着部4の中央部には、ミシン目が施されていて、手の自由な服薬者では手で引きちぎって1つの薬剤一包化パック2に分離することが可能になっている。

0013

格納部6には、図1に示すように、パック連続体1を通過させる開口部7が形成されている。格納部6は、図2に示すように、略直方体状をなす。格納部6は、図の簡明化を図るため格納部壁(格納壁)の厚さを省略して示している。格納部6は、図1図2図4図5の例では4つの格納部6−1、6−2、6−3、6−4からなる。なお、格納部の配置番号を説明する必要があるときには符号として格納部6−1、6−2、6−3、6−4を用い、総称するときには符号として格納部6を用いる。

0014

4つの格納部6−1、6−2、6−3、6−4には、例えば、昼、夜、寝る前に服薬する4種類の薬剤に対応したパック連続体1が格納されている。4つの格納部6−1、6−2、6−3、6−4は、格納部切り替え部40の回転台41上に所定の間隔で設置されている。
格納部6内におけるパック連続体1の格納方法は、図5では上下方向にジグザグ状に折り畳まれているが、格納する空間の余裕度などの理由によって左右方向でも構わないし、ロール状に格納してもよい。

0015

図1図2に示すように、格納部切り替え部40は、複数(4つ)の格納部6を保持して回転可能な回転台41と、回転台41の裏側の中央部に固定された回転台プーリ42と、回転台41近傍に配置され、回転台41を回転させる正逆両方向に回転可能な駆動源としての回転台モータ45と、回転台モータ45の出力軸に固定されたモータプーリ44と回転台プーリ42との間に掛け渡されたベルト43とを有する。回転台モータ45は、回転台41を回転駆動させる回転駆動部を構成している。
回転台モータ45は、例えば駆動パルスの入力によって回転駆動可能なステッピングモータからなり、装置本体側の不動部材に固定されている。

0016

格納部切り替え部40は、複数の格納部6とカット部30とを相対的に移動させ複数の格納部6に格納されたパック連続体1のうちのどれをカットするかを切り替える切替手段として、及び複数の格納部6を保持する格納部保持手段ないしは保持部として機能する。実施形態1では、格納部切り替え部40は、複数の格納部6を移動させる第1の移動手段として機能し、より詳しくは複数の格納部6を一体で回転させることを特徴としている。

0017

回転台41は、回転台モータ45からの駆動力駆動伝達部材としてのモータプーリ44、ベルト43、回転台プーリ42で伝えられて回転する。そして、回転台モータ45の正逆転駆動動作によって回転台41の回転方向を変えることが可能である。
複数の格納部6があることで、違う種類の薬剤一包化パック2を有するパック連続体1を格納できる。例えば上述したように朝、昼、夜、寝る前用といった一日に提供する違う薬剤一包化パック2に対応した毎日サイクルでの提供ができる。

0018

各格納部6は、回転台41に保持固定されることに限らず、回転台41に対して着脱可能に構成することも可能である。この場合、各格納部6はいわゆるカートリッジと呼ぶべきものになる。その着脱の詳細は、本発明の範囲を超えるため省略するが、回転台から各格納部を取外して、パック連続体の補給交換を容易に行うことができるようになる。

0019

回転台41は、自身のホームポジションを検知する図示を省略した回転台ホームポジションセンサ(以下、「回転台HPセンサ」と略記する)の働きによって、対象となる格納部6がパック連続体1における薬剤一包化パック2の提供が行える所定の位置に停止できるように制御される。各格納部6には4種類あるパック連続体1がそれぞれ対応して格納されているため、各服薬タイミングに合わせて服薬者に薬剤一包化パック2を提供できるように回転台41が回転し、4種類のパック連続体1のうちの対象となる格納部6を所定の位置に移動させることができる。

0020

上記回転台HPセンサは、図2において、各格納部6に対応して四箇所に備えてもよいし、他の制御方法、例えば一箇所だけ備えてステッッピングモータによって毎回の停止位置に止まるよう制御するやり方などを用いても構わない。また図2と違って必ずしも90度と四つの格納部の組み合わせでなく他の個数に対応した形態でも構わない。

0021

図1では、4種類のパック連続体1のうちの、例えば朝に服薬すべきパック連続体1を格納した格納部6−1が、カット部30のカット位置に対向した位置に回転移動した状態を示している。

0022

なお、格納部切り替え部40では、回転台モータ45からの駆動力をモータプーリ44、ベルト43、回転台プーリ42で伝えているが、これに限定されない。すなわち、ギアによる伝達でもよいし、回転台プーリ42を除去して、回転台41の回転軸にモータを直結してモータの駆動力を直接的に伝えるようにしてもよい。

0023

図4図5に示すように、第1搬送部10は、一対の回転搬送部材である駆動側搬送ローラ11aと、従動側の搬送ローラ11bとからなる。第1搬送部10は、各格納部6のそれぞれに設けられた第1の搬送手段として機能する。第1搬送部10は、各格納部6の開口部7を介して、パック連続体1の先端部を、格納部6の内部から外部の方向へ、又は外部から内部の方向へと搬送する第1の搬送手段として機能する。

0024

搬送ローラ11a、11bは、それぞれ回転軸を介して格納部6の壁部に回転可能に支持されている。第1搬送部10に駆動力を伝達する駆動力伝達機構は、格納部6側に設けられた格納部側駆動力伝達機構と、装置本体側に設けられた装置本体側駆動力伝達機構とからなる。格納部6側に設けられた格納部側駆動力伝達機構としては、搬送ローラ11aに固定された回転軸12と、この回転軸12の一端部に固定された従動側の傘歯車であるべベルギア13と、このべベルギア13と噛み合う駆動側のべベルギア14と、一端部がべベルギア14に固定された回転可能なシャフト15と、シャフト15の他端部に固定された従動ギア16とを有する。

0025

装置本体側に設けられた装置本体側駆動力伝達機構としては、従動ギア16と噛み合う装置本体側に設けられた駆動ギア17と、駆動ギア17が出力軸に固定された駆動源としての単一の第1搬送モータ18とを有する。換言すれば、第1搬送部10に駆動伝達を行う駆動伝達手段の少なくとも一部である従動ギア16が、装置本体側に設けられた駆動源(第1搬送モータ18)を含む装置本体側駆動伝達部材であるギア17と接離可能に構成されている。第1搬送モータ18は、例えば駆動パルスの入力によって正逆両方向に回転(すなわち回動)駆動可能なステッピングモータからなり、装置本体側に固定されている。

0026

一対のべベルギア13、14、シャフト15、従動ギア16及び駆動ギア17は、回転軸12を介して搬送ローラ11aに駆動力を伝達する駆動伝達手段・駆動伝達部材として機能する。シャフト15は、軸受によって回転可能に支持されている。回転軸12、べベルギア13は、格納部6側に固定され、べベルギア14、シャフト15、従動ギア16は、回転台41に固定されている。
なお、べベルギア14、シャフト15、従動ギア16は、格納部6の外壁部に支持されるように固定してもよい。

0027

一対の搬送ローラ11a、11bは、パック連続体1の先端部を保持する保持部材としても機能する。すなわち、複数(4つ)の格納部6に予め格納されるパック連続体1の先端部に対して、通常は薬局で、あるいは服薬者又は服薬支援者によって搬送ローラ11aと搬送ローラ11bとでパック連続体1の圧着部4の先端部を挟持して保持させるセット保持動作が行われる。
搬送ローラ11a、11bは、パック連続体1の搬送方向と直交する方向の一端部である圧着部4に当接して搬送する機能と、上記保持部材としての機能とを併せ持つ。

0028

回転台41が各格納部6を所定の位置に停止した時に、第1搬送モータ18に備わったギア17と所定位置に停止された格納部6のギア16とが連結し、第1搬送モータ18の駆動力が伝達される。具体的には、回転台41上に設けられている格納部6−1からパック連続体1を排出する際には、回転台41を回転させ、装置本体側の第1搬送モータ18のギア17と格納部6−1側の従動ギア16とを連結させる。その後、次の服薬タイミングの時には回転台41を回転させ、格納部6−2側の従動ギア16と装置本体側の第1搬送モータ18のギア17とを連結させる。同様にして、次の服薬タイミングの時には回転台41を回転させ、格納部6−3側の従動ギア16と装置本体側の第1搬送モータ18のギア17とを連結させ、更に次の服薬タイミングの時には回転台41を回転させ、格納部6−4側の従動ギア16と装置本体側の第1搬送モータ18のギア17とを連結させる。

0029

第1搬送部10は、上記構成のとおり、格納部6の内部に格納されたパック連続体1の先端部を格納部6の外部に搬送し排出することができる。そして、服薬者によって薬剤一包化パック2の排出命令があった時に、第1搬送モータ18が例えば正転すると、上記した各駆動伝達部材を介して搬送ローラ11a、11bが正転し、格納部6の内部に格納されたパック連続体1が開口部7から格納部6の外部へと送り出され・搬送される。
第1搬送モータ18の回転方向を例えば逆転する方向に切り替えることで、余分な部分のパック連続体1を格納部6の内部に戻し、次回の搬送までに問題なく格納することができる。

0030

カット部30は、第1搬送部10によって搬送されてきたパック連続体1を1つの薬剤一包化パック2ずつにカットするカット手段として機能する。カット部30は、各格納部6の第1搬送部10によって搬送されてきたパック連続体1がカット可能となるように、装置本体側の所定の位置に設置されている。

0031

カット部30は、図5に示すように、鋭利な刃を1対備え、少なくとも一方の刃が昇降可能に構成されているカッターモジュールで構成されている。カッターモジュールは、市販されていて安価なものである。
なお、カット部30は、上記カッターモジュールに限らず、カッターモータによって回転刃が昇降するタイプのものでもよいし、第1搬送部10と第2の搬送部20の搬送ローラ間の搬送速度を変えて、あるいは逆方向にグリップすることで薬剤一包化パック2のミシン目5で分離する方式やその他のカット方式も必要に応じ用いてもよく、パック連続体1の搬送方向と直交する方向の全体に存在する圧着部4で薬剤一包化パック2を分離することができる手段であればよい。

0032

第2搬送部20は、格納部6の開口部7を介してパック連続体1の先端部を格納部6の外部に搬送する搬送手段として機能する他、第1の搬送手段である第1搬送部10よりもパック連続体搬送方向Aの下流に配置された第2の搬送手段としても機能する。第2搬送部20は、一対の回転搬送部材である駆動側の搬送ローラ21a及び従動側の搬送ローラ21bからなる。第2搬送部20は、格納部6の外部で装置本体側の所定位置に設けられている。

0033

搬送ローラ21a、21bは、それぞれ回転軸を介して装置本体側の不動部材に回転可能に支持されている。第2搬送部20に駆動力を伝達する機構は、図1に示すように、搬送ローラ21aに固定された回転軸22と、この回転軸22に回転駆動力を伝達する従動ギア23と、この従動ギア23と噛み合う駆動ギア24と、駆動ギア24が出力軸に固定された駆動源としての第2搬送モータ25とを有する。

0034

搬送ローラ21aとニップを形成する搬送ローラ21bは、図1括弧を付して示すように、上方の搬送ローラ21aに隠れていて見えない。従動ギア23及び駆動ギア24は、回転軸22を介して搬送ローラ21aに駆動力を伝達する駆動伝達部材として機能する。第2搬送モータ25は、装置本体側の不動部材に固定されている。
なお、搬送ローラ21a、21bへの第2搬送モータ25の駆動伝達部材は、上記したものに限らず、プーリ間に架け渡されたベルト等による駆動伝達でもよい。

0035

排出部35は、カット部30によってカット・分離された1つの薬剤一包化パック2を受け止める排出手段として機能する。排出部35には、カット・分離されて排出された1つの薬剤一包化パック2を服薬者に提供することができる位置に留めておくことが可能な凹状のパック受部36が形成されている。パック受部36は、排出された1つの薬剤一包化パック2を服薬者が取り出すための、図示を省略した外装に設けられているパック取り出し口に連通している。

0036

図5を参照してパック連続体の格納部から排出部までの経路及び動作を説明する。格納部6とカット部30の中間の経路には、パック検知センサ19が設置されている。第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bのニップに挟まれてセットされているパック連続体1の薬剤一包化パック2は、初期動作によって、格納部6の内部からパック検知センサ19の検知位置まで搬送され、検知された情報よりパック連続体1の先端が上記ニップから所定の量だけ突き出た待機位置に保持される。パック検知センサ19によるパック連続体1の検知方式は、例えばCCDセンサを用いて画像処理によって行ってもよいし、反射式センサもしくは対向する位置に受信部(図示せず)を設置した各種の透過式センサを用いてもよい。また設置位置は、図5の位置に限らず必要に応じカット部30の内部もしくは後方、あるいは格納部6に配置しても構わない。

0037

薬剤一包化パックの一回分の提供を行う指示がされると、第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bが回転動作することで、格納部6から供給されたパック連続体1が所定の長さだけ搬送される。パック連続体1の先端がカット部30を通過した後に、第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bに進入し、第1搬送部10と第2搬送部20の両方のローラにニップされた状態でカッターモジユールが作動し、図3のミシン目5の近傍がカットされる。カットされた一回分の薬剤一包化パック2は引き続き第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bで搬送された後に、薬剤一包化パック2の後端が搬送ローラ21a、21bから離れて排出部35排出される。これにより、ユーザである服薬者あるいは服薬支援者が排出部35から一回分の薬剤一包化パック2を取り出せるようになる。
一方、カットされた格納部6側の薬剤一包化パック2は第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bによって所定量だけ後退させられ、カット後の新たな先端が上述の待機位置に保持される。なお、図5のパック連続体1の薬剤一包化パック2の状態はカット直前位置状態を示している。

0038

上述のパック連続体・薬剤一包化パックの搬送、排出動作が基本的な動作であるが、本発明の特徴はそれとは独立したタイミングで適宜初期動作も含む薬剤一包化パックの位置調整を行うことにある。例えば回転駆動時回転停止時振動等によって薬剤一包化パックが所定の待機位置からズレた場合でも、その後に初期動作を行うことでそのズレ量をパック検知センサ19で検知し、第1搬送部10の第1搬送モータ18で正転/逆転を行うことで、薬剤一包化パックの位置をあるべきところ、すなわち格納部の所定の位置に戻すことができる。格納部における薬剤一包化パックの所定の位置は、上記した薬剤一包化パックの所定の待機位置でもある。

0039

図6は実施形態1に係る服薬支援装置100の主な制御構成を示す制御ブロック図である。図6に示すように、服薬支援装置100は、服薬支援装置100の各部等の動作制御を行うCPU(中央処理装置)、記憶部52、タイマー部56が内蔵された制御部50を有する。上記CPUは、演算及び制御機能を備えている他、タイマー(計時)機能を備えていてもよい。記憶部52は、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(随時読み書き可能なメモリ)や外部メモリ等が含まれる。ROMには、上記CPUが読み出し可能なプログラム(例えば後述するタイミングチャート、制御フローチャート)やデータ等が予め記憶されている。上記データとしては、格納部No.毎に設定された服薬時間等が挙げられる。

0040

制御部50の入出力ポートには、ユーザインターフェースとしてタッチパネル51が電気的に接続されている。タッチパネル51では、服薬者あるいは服薬支援者は服薬時間や格納部選択等の入力が行え、また現在時間や次回の服薬タイミングなどが表示される。タッチパネル51は、これに限らず、例えば入力部と表示部が別体でキーボードLED表示部といった組合せでも構わない。

0041

制御部50の入力ポートには、排出スイッチ54、回転台HPセンサ46、パック検知センサ19、排出センサ37が電気的に接続されている。排出スイッチ54は、服薬支援装置100を作動させて目的とする薬剤一包化パック2を排出部35に排出させる動作を起動するためのいわゆるスタートスイッチであり、主として服薬者、あるいは服薬支援者が押すスイッチである。排出スイッチ54は、服薬者等が押しやすいように、服薬支援装置100の排出部35近傍の、図示を省略した外装の前面に配置されている。

0042

パック検知センサ19は、上述したようにパック連続体1の先端部又は薬剤一包化パック2のミシン目5の位置を検知するものである。例えば図2において、第1搬送部10により搬送されてくるパック連続体1の先端部を検知するように、パック検知センサ19を装置本体側の所定の位置に配置した場合、パック検知センサ19のセンサ出力トリガーにして、次回搬送時のパック連続体1の頭出し(搬送開始や停止)を正確に行うことができるようになる。

0043

回転台HPセンサ46は、一部上述したように、4種類のパック連続体1のうちの対象となるパック連続体1を格納している格納部6がカット部30のカット位置に対向したカット可能位置にあることを検知するものである。排出センサ37は、カットされた薬剤一包化パック2が排出部35に搬送・排出されたことを検知する排出パック検知手段として機能する。排出センサ37は、例えば反射式センサもしくは対向する位置に受信部(図示せず)を設置した各種の透過式センサを用いてもよいし、CCDセンサを用いて画像処理によって行ってもよい。

0044

制御部50の出力ポートには、報知部55、第1搬送部10の第1搬送モータ18、第2搬送部20の第2搬送モータ25、格納部切り替え部及び保持部40の回転台モータ45、カット部30のカッターモータ31が電気的に接続されている。
報知部55は、LED等の光、音声を含む音や振動によって、服薬時間を報知したり、服薬忘れを警告したり、あるいは上記各部がどのような状態にあるのかを報知したりするものである。

0045

第1搬送モータ18、第2搬送モータ25、回転台モータ45は、それぞれのステッピングモータドライバブロック図ではSTMドライバと記載している)を介して制御部50の出力ポートに接続されている。カッターモータ31は、直流モータドライバ(ブロック図ではDCMドライバと記載している)を介して制御部50の出力ポートに接続されている。

0046

タッチパネル51からの入力情報、排出スイッチ54、回転台HPセンサ46、パック検知センサ19、排出センサ37からの各種信号が制御部50のCPUに入力されると、制御部50のCPUからは、第1搬送モータ18、第2搬送モータ25、回転台モータ45の各STMドライバやカッターモータ31のDCMドライバを制御するための指示である指令信号が出力される。

0047

制御部50のCPUは、第1搬送部10の第1搬送モータ18により搬送されるパック連続体を格納部6の所定の位置(上記した待機位置)に調整する調整手段としての機能を有する。また、制御部50のCPUは、パック検知センサ19からの信号に基づいて、第1搬送部10の第1搬送モータ18により搬送されるパック連続体を格納部6の所定の位置(上記した待機位置)に調整すべく第1搬送モータ18に対して正転、逆転を行わせる機能を有する。その他、制御部50のCPUは、後述する説明やタイミングチャート、あるいは制御フローチャートに示されている制御動作を実行させる機能を有する。

0048

図5に示したパック連続体の搬送経路は、第1搬送部10のニップ、カット部30、第2搬送部20のニップ、排出部35に到るまで各部の配設位置が予め決まっている。また、第1搬送モータ18、第2搬送モータ25、保持部40の回転台モータ45はそれぞれ駆動パルスの入力で駆動するステッピングモータであるため、高精度の搬送動作、回転動作が可能となっている。

0049

図7(a)、図7(b)を用いて格納部の第1搬送部への駆動伝達の接離とその問題について説明する。いま図7(a)に示すように、格納部6−1の従動ギア16(以下、単に「ギア16」と称する)が装置本体側の駆動ギア17(以下、単に「ギア17」と称する)と連結しているが、格納部6−2から薬剤一包化パックを供給したいときは回転台41を所定の角度だけ(この例では時計回りに90度)回転させる。図7(a)に示すように、回転に伴う全ての格納部6のギア16とギア17との噛み合い部の軌跡Rは、回転台41の回転中心と同心円となっており、格納部6−2のギア16も先程の格納部6−1と同様にギア17と連結する。このような一連の動作によって格納部6−1から一旦切り離された第1搬送モータ18の駆動力が格納部6−2に再び接続されるといった駆動伝達の接離が行える。このことは格納部6−3や格納部6−4についても同様である。

0050

しかしながら、例えば回転台41の回転駆動を時計回りに行いつつ格納部6−1の次に格納部6−3の駆動を行いたい時、駆動する必要のない格納部6−2において、装置本体側のギア17との噛み合い位置を通過する際に格納部6−2のギア16に不要な回転が発生してしまうという問題がある。すなわち、格納部6−2のギア16がギア17との噛み合い開始点に進入してから噛み合い終了点まで通過する間に、ギア16に反時計方向の回転が発生してしまい、その量は噛み合い区間の軌跡Rの弧の長さ(円弧長)となる。

0051

例として格納部6−1の次に格納部6−3を駆動したい時に駆動しなくてよい格納部6−2に発生する問題を述べたが、この不要な回転は毎回の格納部6への駆動伝達の接離時に噛み合いの前半、及び後半でも発生する。それにより起こる意図しない搬送で薬剤一包化パックが余計に飛び出し、回転駆動時にイレギュラーな場所に引っ掛かり破損に至る恐れがある。また格納部6内に引き込み過ぎると薬剤一包化パック2のニップ(搬送ローラ11aと搬送ローラ11bとのニップ)が解除され、搬送不能となってしまう恐れがある。

0052

また、不要な搬送の量は、ギア16の歯数が少ないほど大きくなるが、これを回避するためにギア16を大型化すると今度は軌跡Rが大きくなり、服薬支援装置の大型化を招くという副作用がある。
この問題を解決するためには、図5の説明で述べた第1搬送部10における初期動作を行えばよい。つまり、回転駆動によってある格納部において薬剤一包化パックが所定の待機位置からズレた場合でも、初期動作を行うことでそのズレ量をパック検知センサ19で検知し、第1搬送部10で正転、逆転を行うことで、薬剤一包化パックの位置をあるべきところ、すなわち格納部の所定の位置に戻すことができる。
換言すれば、制御部50のCPUによって、パック検知センサ19からの信号に基づいて、第1搬送部10の第1搬送モータ18により搬送されるパック連続体を格納部6の所定の位置(上記した待機位置)に調整すべく第1搬送モータ18に対して正転、逆転を行わせればよい。

0053

図8図9を参照して格納部の第1搬送部への駆動伝達の接離とその問題を解決する別の方法を説明する。図8は格納部の第1搬送部への駆動伝達の接離を説明する拡大説明図、図9は格納部側の第1搬送部のギア16の余計な回転を解決するタイミングチャートである。
図9(a)、図9(b)のタイミングチャートに示すように、第1搬送モータ18がギア17を介して第1搬送部10の駆動伝達部材であるギア16に連結した後に、第1搬送モータ18は正転駆動又は逆転駆動する。また、第1搬送モータ18がギア17を介して第1搬送部10の駆動伝達部材であるギア16に連結するときに、第1搬送部10の搬送駆動部である第1搬送モータ18と保持部40の回転台モータ45とを同期させて駆動させる。すなわち、第1搬送モータ18と回転台モータ45とが連動して駆動される同期動作(後述する「キャンセル駆動」参照)が行われる。
図9(a)、図9(b)のタイミングチャートにおいて、回転台モータ45のCW方向は、回転台41の回転方向と同一で、上述した図7(a)にて薬剤一包化パックの提供を行う格納部6が、格納部6−1→6−2→6−3→6−4→・・・の順に送られる方向である。第1搬送モータ18のCW方向は、ギア17の回転方向と同一で、薬剤一包化パックを格納部6の内部から外部へ搬送する回転方向であり、CCW方向は図8に示したキャンセル駆動を行う回転方向である。

0054

タイミングチャート(a)では、格納部6−1の次に格納部6−3から薬剤一包化パックを提供しようとする時、回転台モータ45が回転台41を180度回転させる間の動作を表している。この間に、格納部6−1はギア16とギア17のかみ合い区間の後半、格納部6−2ではギア16とギア17の全ての噛み合い区間、格納部6−3では噛み合い区間の前半でギア16の不要な回転が発生する。第1搬送モータ18の動作はそれらの不要な回転をキャンセルするために、ギア同士のかみ合う区間にタイミングを合わせてCCW方向にキャンセル駆動させることを示している。この時にギア17に与えられるキャンセル回転数ピッチ円周速軌道Rの移動速度と同一とし、このことで格納部単体としてはギア16の回転が発生しないので、搬送トラブルの懸念が回避できる。

0055

タイミングチャート(b)では、格納部6−1からの薬剤一包化パックの供給が終了した後に、回転駆動が90度分行われ格納部6−2へ駆動が接続され、続いて格納部6−2からの薬剤一包化パックの供給が行われ、その後に再度回転台の回転駆動が90度分行われて格納部6−3へ駆動が接続されるまでの動作を表している。第1搬送モータ18の動作のうち、格納部6−2における本来の搬送動作は簡略的に表した。実際は上述した初期動作が適宜行われ、またカット後に引き戻しが行われるのでCWとCCWの双方に回転する。タイミングチャート(a)の場合との違いは、格納部6−2での噛み合い区間が前半と後半に分割されることであるが、実質的なタイミングやキャンセル回転数は同一である。

0056

なお、タイミングチャート(b)では第1搬送モータ18のキャンセル駆動を各噛み合い区間に合わせて行うという説明をしたが、騒音電力的な制約がない、もしくはモータ寿命余裕がある、あるいは制御の簡略化のためなどの理由により、噛み合い区間以外で継続的に上述のキャンセル駆動を行ってもよい。

0057

図10のフローチャートを参照して実施形態1に係る服薬支援装置100で一回分の薬剤一包化パックを提供する動作フローを説明する。図10(a)は実施形態1に係る服薬支援装置で一回分の薬剤一包化パックを提供する動作のフローチャート、図10(b)は図10(a)のサブプロセスである格納部移動処理の動作のフローチャート、図10(c)は図10(a)のサブプロセスであるパック連続体の待機位置への移動処理の動作のフローチャートである。
図10(a)のステップS1において、ユーザである服薬者あるいは服薬支援者(以下、「服薬者」で代表する)が服薬時間や格納部選択等の入力を行う。服薬支援装置100で用いる格納部6としては、上述したように4つ設定されているので、例えば、朝に服薬すべきパック連続体1が格納部6−1(格納部No.)に格納される場合には朝の服薬時間(時刻)を、というように、昼、夜、寝る前に対しても服薬時間(時刻)を、格納部No.に対応して設定する。上記服薬時間の設定は、図6のタッチパネル51の入力部を用いて格納部No.に対応した服薬時間を入力・設定すると共に、表示部で格納部No.に対応した服薬時間が正しいかを確認しながら行う。

0058

服薬時間や格納部選択等の入力を終えると、服薬支援装置100は服薬時間が訪れるまで待機し、定められた時間になると報知部55が作動して音声や光で服薬者に服薬時間を知らせる(ステップS2〜ステップS3)。そして服薬者が排出スイッチ54を押すと報知部55の動作は停止し、次に「格納部移動処理」により、服薬すべき薬剤一包化パック2であるパック連続体1の入った格納部6から提供されるように、回転台41が所定の位置に回転移動する(ステップS4〜ステップS5)。
なお、ステップS4において、排出スイッチ54が押されずに、服薬の時間の報知から所定時間過ぎた場合には、服薬されなかったものとして図6の制御部50で判断され、服薬されなかったことが図6の記憶部52に記録されると共に、再び報知部55が作動することとなる。
「格納部移動処理」のサブプロセスは一例として図10(b)のフローチャートに示すように、回転台41の基準位置を検知する回転台HPセンサ46がONするまで回転台モータ45が駆動されることで行われる(ステップS15〜ステップS16)。換言すれば、服薬の時間に対応したパック連続体1が格納されている対象の格納部が、カット部30のカット位置に対向する位置を占めるまで、回転台HPセンサ46からの信号に基づいて保持部40の回転台モータ45が駆動されることによって回転移動される。

0059

「格納部移動処理」の後に、ステップS6に進み、パック連続体1の待機位置への移動処理が行われる。このサブプロセスを図10(c)に示す。このフローチャートでは、パック検知センサ19からのフィードバックによりパック連続体1を所定の待機位置に搬送されるように、各格納部6に備わった第1搬送部10が駆動されることで行われる(ステップS18〜ステップS19)。
図10(c)の動作後に、図5を参照して説明したと同様の動作により、カット前搬送処理(パック連続体1の搬送動作)→カット処理(パック連続体1のカット動作)→カット後搬送処理(カットされた1つの薬剤一包化パック2の搬送動作)の流れで薬剤一包化パック2の提供動作が行われる(ステップS7〜ステップS9)。

0060

ステップS7〜ステップS9の詳細動作を説明すると以下の通りである。図5において、対象の格納部に格納されているパック連続体1の先端部を搬送ローラ11a、11bのニップで保持している第1搬送部10が駆動されると、対象の格納部からパック連続体1が送り出され、パック連続体1の先端部がカット部30を通り抜けると、第2搬送部20が駆動されることで搬送ローラ21a、21bでニップされつつ搬送される(ステップS7)。この際、第1搬送部10が駆動されるタイミングは第2搬送部20の駆動タイミングと合わせてもよい。
次いで、パック検知センサ19でカットすべきカット部分(例えば図3に示した薬剤一包化パック2の圧着部4のミシン目5)を検知する。この際、第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bと第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bとの回転軸間距離が一定で、一定の搬送速度で回転しているため、パック検知センサ19で正確に検知可能である。パック検知センサ19でカットすべきカット部分を検知して所定量搬送したならば、第1搬送部10が停止されると同時に第2搬送部20が停止されるので、パック連続体1も停止する。

0061

次いで、カット部30が動作することで、隣り合う薬剤一包化パック2のミシン目5部分でカットされ(図3参照)、1つの薬剤一包化パック2がパック連続体1から分離される(ステップS8)。残りのパック連続体1は第1搬送部10が逆方向に所定量回転することで、格納部6側に戻す方向に搬送され、残りのパック連続体1の先端部がパック検知センサ19で検知されると、第1搬送部10が停止する。カットされた1つの薬剤一包化パック2は第2搬送部20の搬送によって排出部35のパック受部36に排出され、上記パック取り出し口へ送られると、第2搬送部20が停止する(ステップS9)。
カットされた1つの薬剤一包化パック2を排出部35から取り出すと、排出センサ37がONになる。この際、服薬者が薬剤一包化パック2を取り出すことで再び排出センサ37がOFFになり、その判定結果より一回分の薬剤一包化パック2の提供を行う処理が終了する(ステップS10)。この処理が終わった時、次回の予約があれば入力値を自動的に変更し次の処理を繰り返すことができる。

0062

以上説明したとおり、実施形態1によれば、薬剤一包化パックを提供する服薬支援装置において、薬剤一包化パックの確実な搬送を行うことができる、という基本的な効果を奏する他、以下の効果も奏する。

0063

すなわち、各格納部6の第1搬送部10のギア16と、装置本体側のギア17とを服薬タイミングに合わせて接離できるようにしたことで、実施形態1の駆動源である第1搬送モータ18及びギア17の設置個数をそれぞれ単一にした簡素な構成で、第1搬送部10の駆動源の共通化を図ることができる。このように構造を大幅に簡略化した状態でも各格納部6からパック連続体1を送り出し搬送することができる。

0064

服薬時に服薬者が苦労することなく薬剤一包化パックを手にすることができる。また、薬局から受け取ったパック連続体を簡単に装置にセットすることができる。また、格納部が複数個あることで、各時間帯の薬剤一包化パックをセットすることができる。更に、格納部切り替え部を有しているため、装置構造を大きくすることなく、各服薬時間の薬剤一包化パックを服薬者に提供することができる。

0065

更に具体的には、格納部切り替え部でもある保持部40を備えていることにより、複数の格納部6を回転台41上に円形に配置し、回転させることで全体の大きさを小さくして小型化が図られ、各格納部6の切り替えができる。なお、複数の格納部6を一列に並べた場合では、切り替えのために退避スペースを設けなければいけないため、小型化を図ることができない。
また、複数の格納部6をカット部30のカット位置に切り替えることができることにより、カット部30と第2搬送部20とを共通に使えることで、構造を簡素化した状態でも各格納部6からパック連続体1を送り出し、確実な搬送をすることができる。

0066

(実施例1)
図11を参照して実施例1に係る服薬支援装置100の動作フローについて説明する。
実施形態1の図10(a)の説明において、「パック連続体の待機位置への移動処理」を行う順番は一例であり、搬送性能確保のためにパック連続体の提供動作に影響のない範囲で随時に、かつ、必要に応じ複数回を設定してもよい実施例1について説明する。
図11のフローチャートでは、服薬支援装置100の本体電源がONされてから、格納部へのパック連続体の補給と所定の回数の提供が行われるルーチンが繰り返され、電源スイッチのOFFで処理が終了するまでを表した(ステップS21〜ステップS27)。

0067

そして上述のようにいずれのタイミングでも、例えば電源投入直後(ステップS21)や、格納部を回転台から外してパック連続体の補給や交換を行った後(ステップS22)や、パック連続体を搬送・カット・排出する一連の提供処理の途中(ステップS24)や終了後(ステップS25)などのタイミングで処理の実行が可能であることを表している。すなわち、実施例1によれば、例えば格納部の脱着や駆動による振動等によってパック連続体が所定の待機位置からズレた場合でも、好適なタイミングでパック連続体の位置をあるべき位置、すなわち待機位置に戻すことができる。

0068

(実施例2)
図12を参照して実施例2に係る服薬支援装置100の動作フローについて説明する。図10(a)の説明において「格納部移動処理」を行う順番は一例であり、薬剤一包化パックの提供動作に影響のない範囲で任意に設定しても構わない。そうしてある特定の順番で行うことで、より有用な薬剤一包化パックの提供が行える。

0069

例えば服用者が薬剤一包化パックを取り出さずに、ある設定時間が経過した場合について図12のような動作が可能である。この例では「格納部移動処理」(ステップS33)は最初の服薬時間が訪れたときに行われる(ステップS32)。服用者が薬剤一包化パック2を取り出さずに、ある設定時間が経過した場合に(ステップS41)、次回の服薬時間が訪れても「格納部移動処理」は行わず、報知部55が動作し改めて服用者に報知する(ステップS43)。それによって排出部35にとり残された薬剤一包化パック2の取り出しを促すことが可能となる。

0070

上記実施例2で説明した通り、実施例2における「格納部移動処理」では、回転台41を回転させる回転タイミングは服薬タイミングを報知するときに行われる。

0071

(実施例3)
図13を参照して実施例3に係る服薬支援装置100の動作フローについて説明する。図13に示す実施例3では、図10(a)における「格納部移動処理」の場合と違い、「格納部移動処理」は排出センサ37によって薬剤一包化パック2が取り出されたことを検知した後に行われる(ステップS58〜ステップS61)。これにより、次回以降の処理において服薬時に排出スイッチ54を押してから直ぐに薬剤一包化パック2を提供でき、図10(a)の場合よりも迅速に服用者への薬剤一包化パック2の提供が行える。

0072

上記実施例3で説明した通り、実施例3における「格納部移動処理」では、回転台41を回転させる回転タイミングは薬剤一包化パック2が排出部35から取り出されたときに行われる。

0073

(実施例4)
図14を参照して実施例4に係る服薬支援装置100の動作フローについて説明する。図14に示す実施例4の一例では、排出センサ37の状態に応じて「格納部移動処理」及び「パック連続体の待機位置への移動処理」を行うことで、薬剤一包化パックを服薬者の取得状況に応じて提供することが可能となることを表している。
実施例4では、制御部50は、排出センサ37によって排出部35に排出された薬剤一包化パック2が検知しているときは、回転台41の回転動作に係る「格納部移動処理」を行うように回転台モータ45を制御し、かつ、第1搬送部10の搬送動作に係る「パック連続体の待機位置への移動処理」を行うように第1搬送モータ18を制御するが、第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bが薬剤一包化パック2の排出部35への排出動作をさせないように第2搬送モータ25を制御する。

0074

図14のフローチャートでは、服薬者が薬剤一包化パック2を取り出さずに、排出センサ37が薬剤一包化パック2を検出したまま取出し設定時間を過ぎてしまった場合である(ステップS79:前回)の次回に当たる処理の例である。図14において二重線で囲んだ枠の各処理が前回と次回とで異なる処理部分である。次回の処理開始時においては前回と違う設定で処理が開始される。すなわち、次回の服薬時間が訪れ、「格納部移動処理」及び「パック連続体の待機位置への移動処理」まで(ステップS75〜ステップS76)は前回と同じ動作をするが、パック連続体1のカット前搬送処理・カット処理・カット後搬送処理の各処理はキャンセルされ(ステップS77)、薬剤一包化パック2の排出動作を行わないようにしている。

0075

実施例4によれば、薬剤一包化パック2の排出部35への排出動作をさせないことで、次回の薬剤一包化パック2が前回の薬剤一包化パック2に邪魔されて搬送経路の中でジャムしたり、落下したりすることを防止できる。また異なる服薬タイミングの薬が混在した状態で服用されることを防止できる。

0076

(実施例5)
図15を参照して実施例5に係る服薬支援装置100の動作フローについて説明する。図15に示す実施例5は、実施例2に係る図12のフローチャートの変形例であり、排出センサ37の状態に応じて「格納部移動処理」を行う例である。実施例5では、制御部50は、排出センサ37によって排出部35に排出された薬剤一包化パック2が検知しているときは、回転台41の回転動作に係る「格納部移動処理」を行わないように回転台モータ45を制御する。
この変形例では、図14に示した実施例4とは逆に、排出センサ37が薬剤一包化パック2を検出しているときは、次回の処理において「格納部移動処理」をせずに、回転動作をキャンセル(ステップS83)した後に報知部55が作動する(ステップS84)。これにより、服薬者に対して迅速に報知が行われ、排出部35を確認した服薬者が前回の薬剤一包化パック2が取り出されていないことが分かるように注意喚起を行うことが可能となる。

0077

実施例5によれば、服薬者に対して迅速に報知が行われ、排出部35を確認した服薬者が前回の薬剤一包化パック2が取り出されていないことが分かるように注意喚起を行うことが可能となる。

0078

上記した実施形態1、実施例1〜5で説明した通り、回転台41の回転タイミングは、任意に設定可能に構成されていたことが分かる。

0079

図16図17図18を参照して本発明が適用可能な服薬支援装置について説明する。図16は本発明が適用可能な服薬支援装置の要部の斜視図、図17は本発明が適用可能な服薬支援装置全体の斜視図である。図18は本発明が適用可能な服薬支援装置に用いられる第1搬送部の構成を示す要部の断面図である。
本発明が適用可能な服薬支援装置100Aは、図1図5に示した実施形態1と比較して、実施形態1よりも多数の格納部6−1〜6−8を上下段マトリックス状に装置本体側に配置した点、格納部切り替え部でもある保持部40に代えて、破線点線)で示す移動ユニット80と、第2の移動手段としてのXスライダ部81及びYスライダ部91とを新規に有する点が主に相違する。

0080

Xスライダ部81及びYスライダ部91は、複数の格納部6とカット部30とを相対的に移動させ複数の格納部6に格納されたパック連続体1のうちのどれをカットするかを切り替える切替手段として機能を有する。Xスライダ部81及びYスライダ部91は、少なくともカット部30を移動させる第2の移動手段として機能する。

0081

服薬支援装置100Aは、カット部30及び第2搬送部20を一体的に支持した移動ユニット80と、この移動ユニット80を、マトリックス状に装置本体側に配置された複数の格納部6−1〜6−8の何れか1つに移動させるXスライダ部81及びYスライダ部91とを有する。
移動ユニット80は、破線で示すユニットフレーム89に一体的に取り付けられている。第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bは、それぞれ回転軸を介してユニットフレーム89に回転可能に支持されている。

0082

図17に示すように、服薬支援装置100Aは、複数の格納部6−1〜6−8、各格納部6−1〜6−8に設けられた第1搬送部10A、移動ユニット80、Xスライダ部81及びYスライダ部91の略全体を覆う外装97を有している。外装97には、移動ユニット80に設けられているカット部30によりカット・分離され、第2搬送部20で搬送された1つの薬剤一包化パック2を排出するための排出口98が所定の位置に露出して配置されている。排出口98には、排出された薬剤一包化パック2を取り出すためのパック取り出し口99が設置されている。
図16図17において、各格納部6−1〜6−8の構成は同じであり、各格納部6−1〜6−8にそれぞれ設けられた第1搬送部10Aの符号は、図の簡明化のため格納部6−1のみに付している。外装97で覆われた内部の構成部材等は見えないが、図17では故意に半透明状態で表している。

0083

Xスライダ部81は、図における左右方向(横方向に隣り合う格納部6の配列方向)であるX方向に移動ユニット80を移動させるスライド機構を有する。Xスライダ部81は、1対のローラ83、84間に掛け渡されたベルト85と、ベルト85に固定されたスライドシャフト82と、駆動側のローラ84が出力軸に取り付けられた駆動源としてのモータ86とを有する。モータ86は、正逆両方向に回転可能なモータである。
1対のローラ83、84は、装置本体側に回転可能に支持されている。スライドシャフト82は、Y方向に延び、一端部がベルト85に固定され、他端部側がユニットフレーム89にY方向にスライド可能に取り付けられている。
モータ86の回転によって、ベルト85を介してスライドシャフト82がX方向(又はX方向と反対方向)に移動するので、ユニットフレーム89に取り付けられた移動ユニット80はX方向(又はX方向と反対方向)に移動する。

0084

Yスライダ部91は、図における上下方向(縦方向に隣り合う格納部6の配列方向)であるY方向に移動ユニット80を移動させるスライド機構を有する。Yスライダ部91は、1対のローラ93、94間に掛け渡されたベルト95と、ベルト95に固定されたスライドシャフト92と、駆動側のローラ94が出力軸に取り付けられた駆動源としてのモータ96とを有する。モータ96は、正逆両方向に回転可能なモータである。
1対のローラ93、94は、装置本体側に回転可能に支持されている。スライドシャフト92は、図においてX方向に延び、一端部がベルト95に固定され、他端部側がユニットフレーム89にX方向にスライド可能に取り付けられている。
モータ96の回転によって、ベルト95を介してスライドシャフト92がY方向(又はY方向と反対方向)に移動するので、ユニットフレーム89に取り付けられた移動ユニット80はY方向(又はY方向と反対方向)に移動する。

0085

各格納部6−1〜6−8は、実施形態1の回転台41に保持された格納部6−1〜6−4と比較して、図18に示すように、保持手段として機能する装置本体側に設置・固定されている点が相違する。また、第1搬送部10Aは、実施形態1の第1搬送部10と比較して、図18に示すように、各格納部6−1〜6−8に対応してそれぞれ設けられている点、及び従動ギア16と常に噛み合う駆動ギア57を出力軸に有する第1搬送モータ58を用いる点が相違する。第1搬送モータ58は、各格納部6−1〜6−8に対応してそれぞれ設けられており、装置本体側に設置・固定されている。

0086

次に、服薬支援装置100Aの概略的な動作を説明する。服薬支援装置100Aに設けられている図示しない排出スイッチ(スタートスイッチ)が押された場合には、例えば図16に示すように、Xスライダ部81、Yスライダ部91を駆動して、移動ユニット80が対象とするパック連続体1が格納されている対象の格納部6−1に移動する。
次に、図18に示すように、対象の格納部6−1に格納されているパック連続体1の先端部を搬送ローラ11a、11bのニップで保持している第1搬送部10Aが駆動されると、対象の格納部6−1からパック連続体1が送り出され、パック連続体1の先端部が移動ユニット80におけるカット部30を通り抜けると、第2搬送部20が駆動されることで搬送ローラ21a、21bでニップされつつ搬送される。この際、第1搬送部10Aが駆動されるタイミングは第2搬送部20の駆動タイミングと合わせてもよい。

0087

次いで、図示しないパック検知センサでカットすべきカット部分(例えば図3に示した薬剤一包化パック2の圧着部4のミシン目5)を検知する。この際、第1搬送部10Aの搬送ローラ11a、11bと第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bとの回転軸間距離が一定で、一定の搬送速度で回転しているため、上記パック検知センサで正確に検知可能である。
上記パック検知センサでカットすべきカット部分を検知したならば、第1搬送部10Aが停止されると同時に第2搬送部20が停止されるので、パック連続体1も停止する。

0088

次いで、カット部30が動作することで、隣り合う薬剤一包化パック2のミシン目5部分でカットされ(例えば図5参照)、1つの薬剤一包化パック2がパック連続体1から分離される。残りのパック連続体1は第1搬送部10Aが逆方向に所定量回転することで、格納部6側に戻す方向に搬送され、残りのパック連続体1の先端部が上記パック検知センサで検知されると、第1搬送部10Aが停止する。

0089

次いで、第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bのニップによってカットされた1つの薬剤一包化パック2を保持した状態で、Xスライダ部81、Yスライダ部91を駆動して、移動ユニット80がパック取り出し口99へ移動する。カットされた1つの薬剤一包化パック2は第2搬送部20の搬送によってパック取り出し口99へ送られると、第2搬送部20が停止する。

0090

本発明が適用可能な服薬支援装置100Aでは、カット部30及び第2搬送部20が移動ユニット80を構成していたが、これに限定されない。すなわち、カット手段であるカット部30のみが移動ユニットを構成していて、カットされた薬剤一包化パック2を保持する保持機能を有するカット部30のみが第2の移動手段であるXスライダ部81及びYスライダ部91によって移動され、薬剤一包化パック2をカットして保持した状態でカット部30がパック取り出し口99に設けられた第2搬送部20に対応する位置に移動され、カットされた薬剤一包化パック2が第2搬送部20で搬送される構成でもよい。このような構成でも、対象となる複数の格納部6に格納されたパック連続体1のうちのどれかをカットして、1つの薬剤一包化パック2ずつにカットすることが可能である。

0091

なお、服薬支援装置100Aは、これに限らず、複数の格納部6自体がX方向及び/又はY方向にマトリックス状に移動するようにしてもよい。
また、ロボットアームに移動ユニット80(カット部30、第2搬送部20)を取り付け、X方向及び/又はY方向に自在に動かす方法でもよい。
更に、服薬支援装置100Aは、これに限らず、駆動ギア57を出力軸に有する第1搬送モータ58を移動ユニット80側に設け、移動ユニット80がXスライダ部81及びYスライダ部91によって移動され、対象の格納部6と対向する位置で停止したときに、駆動ギア57が対象の格納部6に設けられた第1搬送部10Aの従動ギア16と噛み合うように構成してもよい。このように構成すれば、移動ユニット80側に設けられた駆動ギア57及び第1搬送モータ58は単一で済むため、上述の実施形態1と同様に、第1搬送部10Aの駆動源の共通化を図ることができる。このように構造を大幅に簡略化した状態でも各格納部6からパック連続体1を送り出し搬送することができる。

0092

ここで、背景技術で説明した以外の服薬支援装置について説明する。特開2011−031036号公報には、患者が独力で安全・確実に服薬できる服薬援助器具を提供する目的で、円筒状の本体ケースと、円周方向に配置した複数の薬剤格納部と、これらを回転させる回転機構とを備えた構成が開示されている。本発明とは確かに複数の薬剤格納部を備え回転させることで順次薬剤を提供させる点では似ている点があるが、薬剤又は薬剤一包化パックを患者が手で取り出す構成のため、薬剤一包化パックを搬送する機構は備えていない。

0093

特開2010−215277号公報には、薬剤の服用順がずれても適切な薬剤の排出を行う薬剤ディスペンサーを提供する目的で、円筒状の本体ケースと、高さ方向に積層させた複数の薬剤格納部と、これらを上昇させる上昇機構とを備え、それぞれの薬剤格納部は円周方向に複数個の個室に分割され、これら個室のうちの一つの外周に対応する薬剤取り出し窓を備えた構成が開示されている。本発明とは確かに複数の薬剤格納部を備え移動・回転させることで順次薬剤を提供させる点では似ている点があるが、上記した特開2011−031036号公報と同様に薬剤一包化パック自体を搬送・移動させる機構は備えていない。

0094

以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。

0095

本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。

0096

1パック連続体
2薬剤一包化パック
3 薬剤
4圧着部
5ミシン目
6 格納部(格納部の一例)
7 開口部
10 第1搬送部(搬送手段の一例)
11a、11b搬送ローラ(搬送手段、保持部材の一例)
16従動ギア(駆動伝達部材の一例)
17駆動ギア(駆動伝達部材の一例)
18搬送モータ(搬送手段の駆動源、搬送駆動部の一例)
19 パック検知センサ
20 第2搬送部(搬送手段、第2の搬送手段)
21a、21b 搬送ローラ(第2の搬送手段)
30カット部(カット手段の一例)
35 排出部
36 パック受部
37排出センサ(排出パック検知手段の一例)
40 保持部(保持手段、第1の移動手段)
41回転台
45回転台モータ(保持手段の駆動源、回転駆動部の一例)
46 回転台HPセンサ
50 制御部(位置調整手段の一例)
100 服薬支援装置

先行技術

0097

特開2012−165800号公報
特開2016−067840号公報

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