図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年9月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

フィルタ押さえを容易且つ確実にフィルタ枠に固定可能に形成されたエアフィルタを提供する。

解決手段

フィルタユニット10の吸気口12に取り付けられるフィルタ枠22と、フィルタ枠22に装着されるフィルタ材料16aと、フィルタ材料16aをフィルタ枠22内に保持するフィルタ押さえ24を備える。フィルタ枠22は、断面がコ字状の部材を組んで吸気口12の外形形状に形成されている。フィルタ押さえ24は、棒部材24aにより枠状に形成され、棒部材24aによる枠の互いに対向する最大間隔は、フィルタ枠22の互いに対向する開口縁22a間の間隔よりも広い。フィルタ押さえ24の平面形状は、フィルタ枠22の開口縁22aにより形成される平面内に入る形状である。

概要

背景

従来、製薬及びバイオ産業半導体光学機器等の精密機械等のクリーンな環境を必要とする分野の作業環境は、空気中の埃をほとんど除去したクリーンルーム内で行われている。このクリーンルームにおける空調設備吸気口(排気口や還気口)の中には、ほかの部屋や外部への埃や不純物の移動を嫌がるため、内部に種々の埃やその他不純物を除去するエアフィルタを備えたフィルタユニットが取り付けられ、フィルタユニットが吸排気ダクトに接続されている。

特に、フィルタユニットの吸気口に取り付けられるプレフィルタの構造として、例えば、特許文献1に開示されているように、フィルタ枠フィルタ材料を取り付け、フィルタ材料が外れないように金属ワイヤ製のフィルタ押さえがフィルタ枠に取り付けられたものがある。フィルタ押さえは、フィルタ枠の四方の辺に対して複数本が斜めに延びて当接し、フィルタ枠の前面側の縁に係合して、フィルタ材料が吸気口から外れないように押さえている。フィルタ押さえをフィルタ枠に取り付ける際、及び外す際には、フィルタ押さえをフィルタ枠の縁の内側に入るように弾性変形させて、取り付け及び取り外しを行うものである。その他、特許文献2には、田の字状に組まれたフィルタ押さえを有し、田の字状のフィルタ押さえの一辺がフィルタ枠側に係止されるもので、フィルタ押さえを係止及び解除する際は、フィルタ押さえの一辺を弾性変形して係止及び解除するものである。

また、特許文献3に開示されているように、フィルタ枠の一方の辺に、フィルタ面に対して交差する方向に回動自在に、両端が軸支されたU字状のスプリング材を有し、フィルタ材料をフィルタ枠に装着して、U字状のスプリング材を回動し、U字状の中央の凸状端部を、フィルタ枠の他方のスプリング押さえに係合させて保持する構造も提案されている。係合動作時には、スプリング材を弾性変形させるものである。フィルタ押さえを、フィルタ面に対して交差する方向に回動して装着するものとして、特許文献4に開示されたフィルタ押さえのように、一対のV字状のフィルタ押さえを互いに対称に配置し、V字の両端部をフィルタ枠の互いに対向する辺に各々軸支しているものもある。そして、一対のフィルタ押さえを互いに交差するように回動させて、V字の頂点の端部が互いに対向する側で保持されて、フィルタ材料を押さえている。この構造でも、フィルタ押さえの係合動作時には、V字状のフィルタ押さえを弾性変形させるものである。

その他、特許文献5に開示されているように、一対のV字状の柵状体を互いに対称に配置して、枠状の押さえ部材で押さえて、外枠との間で挟持するようにして保持し、フィルタ材料をフィルタ枠に固定するものもある。

概要

フィルタ押さえを容易且つ確実にフィルタ枠に固定可能に形成されたエアフィルタを提供する。フィルタユニット10の吸気口12に取り付けられるフィルタ枠22と、フィルタ枠22に装着されるフィルタ材料16aと、フィルタ材料16aをフィルタ枠22内に保持するフィルタ押さえ24を備える。フィルタ枠22は、断面がコ字状の部材を組んで吸気口12の外形形状に形成されている。フィルタ押さえ24は、棒部材24aにより枠状に形成され、棒部材24aによる枠の互いに対向する最大間隔は、フィルタ枠22の互いに対向する開口縁22a間の間隔よりも広い。フィルタ押さえ24の平面形状は、フィルタ枠22の開口縁22aにより形成される平面内に入る形状である。

目的

この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、フィルタ押さえを容易且つ確実にフィルタ枠に固定可能に形成されたエアフィルタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

空気を吸引する吸気口を備えたフィルタユニットの前記吸気口に取り付けられるエアフィルタにおいて、前記吸気口に取り付けられるフィルタ枠と、前記フィルタ枠に装着される枚葉状のフィルタ材料と、前記フィルタ材料を前記フィルタ枠内に保持するフィルタ押さえとを備え、前記フィルタ枠は、断面がコ字状の部材を組んで前記吸気口の外形形状に形成され、前記フィルタ押さえは、棒部材により枠状に形成され前記フィルタ枠と前記フィルタ材料との隙間に入り込むことで前記フィルタ材料を前記フィルタ枠内に保持し、前記棒部材による枠の互いに対向する最大間隔は、前記フィルタ枠の互いに対向する開口縁間の間隔よりも広く、前記フィルタ押さえの平面形状は、前記フィルタ枠の開口縁により形成される平面内に入る形状であることを特徴とするエアフィルタ。

請求項2

前記棒部材による枠の互いに対向する部分における最大間隔は、前記フィルタ枠の対向する溝底部間の間隔よりも狭い幅に形成されている請求項1記載のエアフィルタ。

請求項3

前記吸気口は四角形であり、前記フィルタ枠は四角形の枠に形成され、前記フィルタ押さえは、前記棒部材により菱形に形成され、前記菱形の一方の対角線の長さが、前記フィルタ枠の開口縁の長辺よりも長く、且つ前記フィルタ枠の対向する前記溝底部間の間隔よりも狭い長さに形成されている請求項2記載のエアフィルタ。

請求項4

前記菱形の他方の対角線の長さが、前記フィルタ枠の開口縁の短辺よりも長く、且つ前記フィルタ枠の前記長辺に位置する溝底部間の間隔よりも狭い長さに形成されている請求項2又は3記載のエアフィルタ。

請求項5

菱形の前記フィルタ押さえは、対角線にも前記棒部材が配置され、前記対角線の互いに交差する位置で、交差する前記棒部材同士が互いに固定されている請求項3又は4記載のエアフィルタ。

技術分野

0001

この発明は、医薬工場再生医療での細胞培養用途等のクリーンルーム半導体工場等の工業用クリーンルーム、その他の空調設備吸気口に設けられるエアフィルタに関する。

背景技術

0002

従来、製薬及びバイオ産業半導体光学機器等の精密機械等のクリーンな環境を必要とする分野の作業環境は、空気中の埃をほとんど除去したクリーンルーム内で行われている。このクリーンルームにおける空調設備の吸気口(排気口や還気口)の中には、ほかの部屋や外部への埃や不純物の移動を嫌がるため、内部に種々の埃やその他不純物を除去するエアフィルタを備えたフィルタユニットが取り付けられ、フィルタユニットが吸排気ダクトに接続されている。

0003

特に、フィルタユニットの吸気口に取り付けられるプレフィルタの構造として、例えば、特許文献1に開示されているように、フィルタ枠フィルタ材料を取り付け、フィルタ材料が外れないように金属ワイヤ製のフィルタ押さえがフィルタ枠に取り付けられたものがある。フィルタ押さえは、フィルタ枠の四方の辺に対して複数本が斜めに延びて当接し、フィルタ枠の前面側の縁に係合して、フィルタ材料が吸気口から外れないように押さえている。フィルタ押さえをフィルタ枠に取り付ける際、及び外す際には、フィルタ押さえをフィルタ枠の縁の内側に入るように弾性変形させて、取り付け及び取り外しを行うものである。その他、特許文献2には、田の字状に組まれたフィルタ押さえを有し、田の字状のフィルタ押さえの一辺がフィルタ枠側に係止されるもので、フィルタ押さえを係止及び解除する際は、フィルタ押さえの一辺を弾性変形して係止及び解除するものである。

0004

また、特許文献3に開示されているように、フィルタ枠の一方の辺に、フィルタ面に対して交差する方向に回動自在に、両端が軸支されたU字状のスプリング材を有し、フィルタ材料をフィルタ枠に装着して、U字状のスプリング材を回動し、U字状の中央の凸状端部を、フィルタ枠の他方のスプリング押さえに係合させて保持する構造も提案されている。係合動作時には、スプリング材を弾性変形させるものである。フィルタ押さえを、フィルタ面に対して交差する方向に回動して装着するものとして、特許文献4に開示されたフィルタ押さえのように、一対のV字状のフィルタ押さえを互いに対称に配置し、V字の両端部をフィルタ枠の互いに対向する辺に各々軸支しているものもある。そして、一対のフィルタ押さえを互いに交差するように回動させて、V字の頂点の端部が互いに対向する側で保持されて、フィルタ材料を押さえている。この構造でも、フィルタ押さえの係合動作時には、V字状のフィルタ押さえを弾性変形させるものである。

0005

その他、特許文献5に開示されているように、一対のV字状の柵状体を互いに対称に配置して、枠状の押さえ部材で押さえて、外枠との間で挟持するようにして保持し、フィルタ材料をフィルタ枠に固定するものもある。

先行技術

0006

実開平3−56613号公報
実用新案登録第3092470号公報
実公昭42−4471号公報
特開2005−103356号公報
特開2011−230057号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記従来の特許文献1,2に開示されているように、フィルタ押さえを弾性変形させてフィルタ枠に装着するものは、装着時の弾性変形が行き過ぎると塑性変形してしまう場合があり、塑性変形によりフィルタ押さえの係合部が係合位置に届かなくなることがある。さらに、空調機吸引力が強いと、フィルタ押さえが弾性変形し、その形状で塑性変形してしまう場合もある。

0008

同様に、特許文献3,4に開示されているように、フィルタ押さえの装着時にフィルタ押さえを回動させて装着する構造の場合も、フィルタ押さえをフィルタ枠に係止する際に弾性変形させる必要があり、上記のような塑性変形による弊害が生じる。さらに、フィルタ押さえの回動軸を設けるための構造が必要となり、製造上の工数が増加し、コストもかかるものである。

0009

さらに、特許文献5に開示されたフィルタ押さえを挟持する構造の場合、挟持するための枠状の押さえ部材を必要とし、部材数の増加によるコストアップ取付工数が増加すると言う問題がある。

0010

この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、フィルタ押さえを容易且つ確実にフィルタ枠に固定可能に形成されたエアフィルタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

この発明は、空気を吸引する吸気口を備えたフィルタユニットの前記吸気口に取り付けられるエアフィルタであって、前記吸気口に取り付けられるフィルタ枠と、前記フィルタ枠に装着される枚葉状のフィルタ材料と、前記フィルタ材料を前記フィルタ枠内に保持するフィルタ押さえとを備え、前記フィルタ枠は、断面がコ字状の部材を組んで前記吸気口の外形形状に形成され、前記フィルタ押さえは、棒部材により枠状に形成され前記フィルタ枠と前記フィルタ材料との隙間に入り込むことで前記フィルタ材料を前記フィルタ枠内に保持し、前記棒部材による枠の互いに対向する最大間隔は、前記フィルタ枠の互いに対向する開口縁間の間隔よりも広く、前記フィルタ押さえの平面形状は、前記フィルタ枠の開口縁により形成される平面内に入る形状のエアフィルタである。

0012

前記棒部材による枠の互いに対向する部分における最大間隔は、前記フィルタ枠の対向する溝底部間の間隔よりも狭い幅に形成されているものである。

0013

さらに、前記吸気口は四角形であり、前記フィルタ枠は四角形の枠に形成され、前記フィルタ押さえは、前記棒部材により菱形に形成され、前記菱形の一方の対角線の長さが、前記フィルタ枠の開口縁の長辺よりも長く、且つ前記フィルタ枠の対向する前記溝底部間の間隔よりも狭い長さに形成されているものである。

0014

また、前記菱形の他方の対角線の長さが、前記フィルタ枠の開口縁の短辺よりも長く、且つ前記フィルタ枠の前記長辺に位置する溝底部間の間隔よりも狭い長さに形成されているものである。

0015

さらに、菱形の前記フィルタ押さえは、対角線にも前記棒部材が配置され、前記対角線の互いに交差する位置で、交差する前記棒部材同士が互いに固定されていると良い。

発明の効果

0016

この発明のエアフィルタは、フィルタ枠にフィルタ材料を取り付けて、フィルタ押さえをフィルタ枠の開口部からフィルタ材料に押し付けるように挿入し、フィルタ押さえをフィルタ材料の表面内で、面方向に僅かに回動させることにより、簡単且つ確実にフィルタ押さえをフィルタ枠に係合し、フィルタ材料を保持させることができる。しかも、フィルタ押さえを変形させることなく、フィルタ枠に係止させることができる。これにより、フィルタ押さえの寿命が延び、弾性変形させる必要がないので、外観上も良好な部材により、フィルタ押さえを形成することができる。

図面の簡単な説明

0017

この発明の一実施形態のエアフィルタが取り付けられたフィルタユニットの概略正面図である。
この発明の一実施形態のエアフィルタが取り付けられたフィルタユニットの概略側面図である。
この発明の一実施形態のエアフィルタが取り付けられたフィルタユニットのエアフィルタの拡大正面図である。
この発明の一実施形態のエアフィルタの部分拡大断面図である。

実施例

0018

以下、この発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。この実施形態のエアフィルタは、図1図2に示すように、医薬品など製薬及び、再生医療などバイオ産業等の研究施設や工場等のクリーンルームに設けられた空調設備のフィルタユニット10において、室内空気を吸い込む吸気口12に取り付けられるものである。

0019

フィルタユニット10は製薬工場等のクリーンルーム内の室を形成する壁材の一部を切除して、壁内へ内蔵されるよう所定の位置に垂直方向に立設されて図示しない空調設備に接続され、図示しないファンにより室内の空気を吸引可能に設けられている。図2に示すように、ボード壁材やサンドイッチパネル壁材30をフィルタユニット10の外寸に合わせて切り取り、床はアングル状、そのほかチャンネル状をした裏地鋼材31により額縁状に裏地を回し、壁材30とフィルタユニット10との隙間をバックアップ材とともにコーキング材にてコーキング処理する。

0020

フィルタユニット10は、図1図2に示すように、直方体の筒状に形成され、中空の内部は風路になっていて、風路を遮るように多段に複数のHEPAフィルタ14が交換可能に取り付けられている。これにより、フィルタユニット10の上部に設けられ短管フランジで形成されるダクト接続口へ向けた気流の中の、汚染を起こす混入してはいけない異物を最終的に除去する。多段にHEPAフィルタ14が設置されているのは、洗浄や交換時でも外部とHEPAフィルタ14を通らずに連通することを避けるため、必ず1つはフィルタユニット10内に残すためである。

0021

フィルタユニット10のHEPAフィルタ14の下方には、吸気口12が位置している。フィルタユニット10の吸気口12は、フィルタユニット10の前面10aに設けられ、室内の床Fの近傍に位置し、床Fの上方の空気を吸引可能に設けられている。さらに、フィルタユニット10の前面10aの吸気口12には、HEPAフィルタ14に送る前の空気中の比較的大きな埃や不純物等を除去するプレフィルタであるエアフィルタ16が取り付けられている。

0022

この実施形態のエアフィルタ16は、フィルタユニット10の前面10aである、吸気口12の前面周縁部12aに、前面周縁部12aの全周から内側に直角に折れた角縁部12bに連続し、さらに吸気口12の中心側内側に直角に折れることで、フィルタユニット10の内部10b側に窪んだ段差部18に取り付けられる。前面周縁部12aは、フィルタユニット10の正面板の下部から吸気気流面速から規定される面積切り取られて、四角形に形成されている。段差部18は、前面周縁部12aの全周で断面がL字状に形成され、且つフィルタユニット10の前面10aから連続して、L字状の断面に形成されている。吸気口12の前面周縁部12aの大きさは、抵抗であるエアフィルタろ材やフィルタ枠を含んだ面積で気流速度を除した面速によって、エアフィルタでの除塵性能風切り音防止の観点などから規定される。前面周縁部12aに連続した段差部18のうち、下方に位置する下方周縁段差部18aに対して、手前側に水が流れる勾配水勾配)を形成しつつ水が流れるのをせき止めや水がたまる溝形を形成せずに連続して、フィルタユニット10の底部に設けられた底板20が連続して接続されている。底板20は、後述するフィルタユニット10の洗浄時に、洗浄液が容易に排出されるように、前面開口縁部12aに向かって下がる方向に傾斜している。段差部18のその他の内側端縁は、フィルタユニット10の内部10bである内壁面に連続している。

0023

エアフィルタ16は、図4に示すように、ステンレス製等の枠材矩形に組んだフィルタ枠22内に、不織布等の厚みのあるフェルト状で枚葉状のフィルタ材料16aが取り付けられたものである。フィルタ枠22は、断面がコ字状に形成された枠材を矩形に組んで形成され、フィルタ枠22の外形寸法は、吸気口12の前面周縁部12aの段差部18の内法寸法とほぼ等しいがわずかに小さい大きさで、段差部18に嵌合可能な寸法に形成されている。フィルタ枠22には、金属線から成る菱形のフィルタ押さえ24がフィルタ材料16aとの隙間に差し込まれ着脱自在に取り付けられ、フィルタ材料16aをフィルタ枠22に保持している。

0024

フィルタ押さえ24は、図示するように、通常鋼より可撓性や可塑性が低く形状保持に優れるステンレス棒やステンレス製ワイヤ等の材料を所定の長さに切って形成された棒部材24aにより、菱形の枠状に形成されている。菱形の2本の対角線の長さは、フィルタ枠22が長方形の場合は、互いに長さが異なり、正方形の場合は等しい。2本の対角線のうちの長い方の長さは、フィルタ枠22の開口縁22aの長辺よりも長く、且つフィルタ枠22の短辺の対向する溝底部22b間の間隔よりも狭い長さに形成されている。菱形の2本の対角線のうちの短い方の長さは、フィルタ枠22の開口縁22aの短辺よりも長く、且つフィルタ枠22の長辺の対向する溝底部22b間の間隔よりも狭い長さに形成されている。従って、フィルタ押さえ24の菱形形成面の平面形状は、向きを調整することにより、図3に示すように、フィルタ枠22の開口縁22aで形成される平面内に完全に入ることができる形状であり、且つフィルタ枠22の開口縁22aの内側に端部が係合可能な形状である。さらに、菱形のフィルタ押さえ24は、2本の対角線にも棒部材24aが配置され、各々の角部、及び対角線の互いに交差する位置で、交差する棒部材24a同士が互いに溶接ろう付け等で固定されている。

0025

前面周縁部12aには、図1図2に示すように、エアフィルタ16の周縁部を保持する係止部材26が、四方の辺の所定の複数位置に設けられている。例えば、図1に示すように、係止部材26は、段差部18の下方周縁段差部18aと対向する上方の辺と、その両側の辺に各々1個ずつ設けられている。係止部材26は、前面周縁部12aに軸支され頭部に被回動部を有する取付軸部材26aと、取付軸部材26aに貫通されて回動可能に取り付けられた板状の係止板26bとから成る。係止部材26の係止板26bは、エアフィルタ16を段差部18に取り付けた状態で、エアフィルタ16の前面に当接して、エアフィルタ12を段差部18に保持する位置と、エアフィルタ16の当接位置から離れた退避位置とを選択できるように、取付軸部材26aを中心に回動可能に設けられている。さらに、係止板26bは、エアフィルタ16側に回動した状態で、エアフィルタ16のフィルタ枠22を押圧し、エアフィルタ16を段差部18の内面圧接させるように形成されている。

0026

次に、この実施形態のエアフィルタ16の取り付け方法について、以下に説明する。先ず、この実施形態のエアフィルタ16のフィルタ押さえ24の取り付けは、フィルタ枠22にフィルタ材料16aを取り付けて、フィルタ押さえ24をフィルタ枠22の開口縁22aの内側の開口部から、フィルタ材料16aに押し付けるように開口縁22a内面とフィルタ材料16aとの隙間に挿入する。開口縁22a内面とフィルタ材料16aとの隙間を広げながらフィルタ押さえ24を挿入すると、フィルタ材料16aの厚みが棒部材24aにより圧縮され戻ろうとする力、及び棒部材24aにより押し広げられた開口縁22aの枠材の閉じようとする力により強い静摩擦力が発生し、開口縁22aと棒部材24aとフィルタ材料16aとがお互い密着保持される。フィルタ押さえ24の平面形状は、図3に示すように、フィルタ枠22の開口縁22aにより形成される平面内に入る形状であるので、挿入する際には、フィルタ押さえ24の対角線の向きを、フィルタ枠22の角の方に向くようにやや斜めに配置して挿入する。フィルタ押さえ24の向きを斜めにすることにより、図3に示すように、フィルタ枠22内のフィルタ材料16a上でのフィルタ押さえ24の形状が、フィルタ枠22の各開口縁22aの内側に入り、フィルタ押さえ24を確実にフィルタ材料16a上に配置することができる。この状態で、さらにフィルタ押さえ24をフィルタ材料16aの厚み方向に押圧し、フィルタ押さえ24をフィルタ枠22の内側であって、フィルタ押さえ24の角部がフィルタ枠22の溝底部22bに対向する位置に置いて、フィルタ押さえ24をフィルタ材料16aの表面上で、僅かに面方向に回動させる。回動方向は、フィルタ押さえ24の菱形の角部である頂点を、フィルタ枠22の開口縁22aの内側から溝底部22bに向けて回動させるようにする。これにより、図4に示すように、フィルタ押さえ24の頂点が、コ字形断面のフィルタ枠22の内側に位置し、フィルタ押さえ24で、フィルタ材料16aが保持される。

0027

さらに、この実施形態のエアフィルタ16のフィルタユニット10への取り付けは、フィルタユニット10の前面10aの吸気口12に形成された段差部18に対して、前面10aに向かってエアフィルタ16の面を平行にしたまま押し込んで嵌め込むようにして取り付け、係止部材26の係止板26bを退避位置からエアフィルタ16側に回動させて固定する。また、エアフィルタ16の取り外しは、上記と逆の操作で簡単に外すことができる。フィルタ16の着脱が容易であり、フィルタユニット10の内部10bの洗浄や、HEPAフィルタ14の交換を容易に行うことができる。

0028

この実施形態のエアフィルタ16によれば、フィルタ枠22にフィルタ材料16aを取り付けて、フィルタ押さえ24を、フィルタ枠22の開口部からフィルタ材料16aに押し付けるように挿入し、フィルタ押さえ24をフィルタ材料16aの表面上で僅かに回動させることにより、簡単且つ確実にフィルタ材料16aをフィルタ枠22に保持させることができる。さらに、フィルタ押さえ24を変形させることなく固定を完了することができる。これにより、フィルタ押さえ24の寿命が延び、弾性変形させる必要がないので、外観上も良好な部材により、フィルタ押さえ24を形成することができる。

0029

なお、この発明のエアフィルタは上記実施形態に限定されるものではなく、フィルタ押さえを形成する材料は、適宜選択可能なものであり、形状も菱形以外に長方形や正方形でも良い。また、フィルタ材料を保持可能であれば、円形楕円形長円形でも良い。

0030

10フィルタユニット
10a 前面
12吸気口
14HEPAフィルタ
16エアフィルタ
16aフィルタ材料
18段差部
20底板
22フィルタ枠
22a開口縁
22b溝底部
24フィルタ押さえ
24a 棒部材

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 三菱電機株式会社の「 空気調和機の室内機」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】本発明は、第1熱交換器及び第2熱交換器を備えた空気調和機の室内機において、第1熱交換器の撥水度合いが増加した場合でも、露飛びを従来よりも抑制できる空気調和機の室内機を得ることを目的と... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 空気調和装置の室内機及び空気調和装置」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】空気調和装置の室内機は、吸込口と吹出口とを有する筐体と、吹出口に配置された1以上の上下風向板と、吸込口と吹出口とを連通する第1風路と、吹出口の左右端部のうち少なくとも一方に形成され、... 詳細

  • 株式会社日立ハイテクノロジーズの「 ウエハ搬送装置」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】ウエハ搬送装置の性能を向上させる。【解決手段】ウエハ搬送装置10は、ウエハを搬送するロボット(搬送機構部)20と、天井部31、天井部31と対向する底部32、および天井部31と底部32との間に位... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ