図面 (/)

技術 飲料容器

出願人 タイガー魔法瓶株式会社
発明者 渡辺正弘
出願日 2019年3月11日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-043477
公開日 2020年9月17日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-146083
状態 未査定
技術分野 容器の蓋 食品用断熱容器
主要キーワード 同断面形状 メーカーサイド 同係止片 シール域 螺合方向 ステンレスボトル 増締め 同回転体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

容器本体の開口部外周面に螺条部を形成することなく、容器本体の開口部に中栓及びコップを取り付けられるようにする。

解決手段

飲料を収容する容器本体1と、この容器本体1の開口部内周面螺合されて当該容器本体1に対して固定される中栓2と、この中栓2の上記容器本体1の開口部よりも上方に露出した外周面に螺合されて容器本体1に固定されるコップ3とを備え、上記中栓2を上記容器本体1の開口部内周面に螺合することにより、上記中栓2を介して上記コップ3を上記容器本体1の開口部に取り付けられるようにした。

概要

背景

最近では、飲料を収容する携帯型の飲料容器ステンレスボトル)がマイボトルとして生活必需品化しており、スクリュー型着脱栓を備え、同着脱栓を取り外して容器本体(ボトル本体)上端側の開口部から直飲みするマグタイプ型のものや、飲料注出口を有するワンプッシュ開閉型の中栓を備え、同中栓の飲料注出口からコップに注いで飲む注出型のものなど、種々の形態のものが提供されている。

そして、上記後者の中栓を備えた飲料容器では、容器本体の開口部に嵌合される栓体の外周に栓体とは別に栓体を容器本体の開口部に螺合するための筒体部を設け、該筒体部の内周面雌ネジを形成して容器本体の開口部外周面に設けた雄ネジに螺合して固定する一方、コップの内周面に雌ネジを形成して、容器本体開口部の外周面に設けた雄ネジに螺合することにより、中栓を覆う形で容器本体の開口部に取り付けられるようになっている(特許文献1を参照)。

概要

容器本体の開口部外周面に螺条部を形成することなく、容器本体の開口部に中栓及びコップを取り付けられるようにする。飲料を収容する容器本体1と、この容器本体1の開口部内周面に螺合されて当該容器本体1に対して固定される中栓2と、この中栓2の上記容器本体1の開口部よりも上方に露出した外周面に螺合されて容器本体1に固定されるコップ3とを備え、上記中栓2を上記容器本体1の開口部内周面に螺合することにより、上記中栓2を介して上記コップ3を上記容器本体1の開口部に取り付けられるようにした。

目的

また、最近では、製品多様化の反面、基本的な構成部品共用化するプラットフォーム化の流れがあり、本件飲料容器の場合にも、機能的に大きな変化がないにも拘らず、製造コストが大きい容器本体(ボトル本体)部分のプラットフォーム化が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部内周面螺合される中栓と、該中栓の上記容器本体開口部から露出した外周面に螺合固定されるコップとを備えてなることを特徴とする飲料容器

請求項2

容器本体が有底筒状内容器および外容器上端開口縁部同士を相互に接合一体化してなる真空二重壁構造金属製容器であって、開口部上端は、断面逆U字形状となっていることを特徴とする請求項1記載の飲料容器。

請求項3

中栓は、外筒部の外周面を容器本体の開口部内周面に螺合して固定されていると共に、内筒部内に飲料注出用の開閉弁弁軸昇降自在に支持している栓下本体と、該栓下本体の内側にあって、下端小径筒体部を上記内筒部の外周面に螺合固定され、上記栓下本体の外筒部との間で飲料注出通路を形成していると共に、上記開閉弁の弁軸操作機構を備えた筒状の栓上本体とからなることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器。

技術分野

0001

本願発明は、中栓を備えた飲料容器の構成に関するものである。

背景技術

0002

最近では、飲料を収容する携帯型の飲料容器(ステンレスボトル)がマイボトルとして生活必需品化しており、スクリュー型着脱栓を備え、同着脱栓を取り外して容器本体(ボトル本体)上端側の開口部から直飲みするマグタイプ型のものや、飲料注出口を有するワンプッシュ開閉型の中栓を備え、同中栓の飲料注出口からコップに注いで飲む注出型のものなど、種々の形態のものが提供されている。

0003

そして、上記後者の中栓を備えた飲料容器では、容器本体の開口部に嵌合される栓体の外周に栓体とは別に栓体を容器本体の開口部に螺合するための筒体部を設け、該筒体部の内周面雌ネジを形成して容器本体の開口部外周面に設けた雄ネジに螺合して固定する一方、コップの内周面に雌ネジを形成して、容器本体開口部の外周面に設けた雄ネジに螺合することにより、中栓を覆う形で容器本体の開口部に取り付けられるようになっている(特許文献1を参照)。

先行技術

0004

実公平4−4668号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところが、上記構成の場合、容器本体の開口部外周面の上端側に中栓を取り付けるための雄ネジ部、下端側にコップを取り付けるための雄ネジ部を設ける必要があり、どうしても容器本体の開口部(開口縁部)の長さが長くなってしまう。また、それぞれの部分の外径を変える必要があるので、同容器本体の開口部(開口縁部)に段差ができてしまう。

0006

それらの結果、容器本体開口部の成型工数が多くなることに加え、コップを取り外した時のデザイン性が悪くなる(煩雑さによる美感の低下)。また、中栓部分は、飲料収容時やお手入れ時に取り外されるが、上記の構成では、その後、中栓を取り付けるのを忘れても、コップの取り付けが可能となっており、そのまま携帯されるということも起こり得る。その場合、飲料漏れが生じることも想定される。

0007

一方、同構成の場合、コップ及び中栓を取り外せば、容器本体の開口部から直飲みすることも一応可能ではあるが、上記のように、容器本体の開口部外周面上端に雄ネジ部があるため、口当たりが良くない。しかも、同開口部の縁部が長いので、飲みにくい。

0008

また、最近では、製品多様化の反面、基本的な構成部品共用化するプラットフォーム化の流れがあり、本件飲料容器の場合にも、機能的に大きな変化がないにも拘らず、製造コストが大きい容器本体(ボトル本体)部分のプラットフォーム化が望まれているが、上記構成では、そのような課題に対応することができない。

0009

本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、中栓を容器本体の開口部内周面に螺合して固定する一方、コップを中栓の外周面に螺合して固定することにより、容器本体開口部の外周面を滑らかにした飲料容器を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0010

本願発明は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。

0011

(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の飲料容器における課題解決手段は、開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部内周面に螺合される中栓と、該中栓の上記容器本体開口部から露出した外周面に螺合固定されるコップとを備えて構成されている。

0012

このような構成によれば、容器本体の開口部に取り付けられる中栓が容器本体の開口部の内周面に螺合して固定され、また、従来容器本体の開口部の外周面に螺合して固定されていたコップが中栓の容器本体開口部から露出した外周面に螺合して固定されるから、螺条部は容器本体の開口部の内周面側にのみ形成すれば良くなり、外周面側は滑らかな口当たりの良い面に形成することができる。また、等径で、上下方向の長さも短いものに形成することができる。

0013

したがって、コップを取り外して、中栓自体を従来のスクリュー型の栓と同様に着脱型のものとして使用するようにすれば、容器本体を直飲み可能なマグカップタイプの飲料容器として構成することが可能となる。

0014

また、中栓を、飲料注出口、オープンスイッチ(ボタン)、クローズスイッチ(ボタン)を備え、容器本体の開口部に螺合した状態のままでワンプッシュ操作でコップに注出することができるように構成すれば、コップ付き・ワンプッシュ注液型の飲料容器に構成することができる。

0015

これらの結果、容器本体を各種の構造の中栓に対して共通に使用することができるようになり、飲料容器本体のプラットフォーム化が可能となる。その結果、メーカーサイドから見た場合、製品の製造コストが低下する。

0016

他方、ユーザーサイドから見ると、いったん購入した容器本体を使用して、機能の異なる中栓を購入することにより、低コスト製品機能を向上させることができるメリットが生じる。

0017

また、同構成の場合、中栓が容器本体の開口部に取り付けられていない場合には、コップ自体を取り付けることができないから、中栓を付け忘れてコップを取り付けるということがなくなる。

0018

また、同構成では、容器本体開口部の成型工数が減少し、デザイン的な美感も向上する。

0019

(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、容器本体が有底筒状内容器および外容器の上端側開口縁部同士を相互に接合一体化してなる真空二重壁構造金属製容器であって、開口部上端は、断面逆U字形状となっている。

0020

このような構成によれば、保温機能を備えた直飲み型のマグカップタイプの飲料容器を構成するのに適したものとなる。そして、使用する中栓の構造をスクリュー型の脱着栓構造とすれば、コップを使うことなく、同断面形状の開口部を利用して直飲みすることができるマグタイプ型の飲料容器を構成することができる。

0021

他方、同中栓を飲料注出口を有するワンプッシュ開閉型の中栓構造に変更すれば、当該中栓の飲料注出口から飲料をコップに注いで飲む飲料注出型の飲料容器に構成することができる。しかも、このようにした場合においても、中栓は単に容器本体の開口部内周面の雄ネジに螺合されているだけであるから、中栓自体の螺合を解除して取り外せば、上記同様の直飲み型の飲料容器として使用することも可能となる。

0022

この結果、容器本体の、より効果的なプラットフォーム化が可能となる。

0023

(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1または2の発明の課題解決手段の構成において、中栓は、外筒部の外周面を容器本体の開口部内周面に螺合して固定されているとともに、内筒部内に飲料注出用の開閉弁弁軸昇降自在に支持している栓下本体と、該栓下本体の内側にあって、下端側小径の筒体部を上記内筒部の外周面に螺合固定され、上記栓下本体の外筒部との間で飲料注出通路を形成している共に、上記開閉弁の弁軸操作機構を備えた筒状の栓上本体とから構成されている。

0024

このような構成の場合、容器本体の開口部内周面に螺合固定される栓下本体の内筒部に対して、栓上本体の下端側小径の筒体部を螺合しさえすれば、飲料の注出通路を有するワンプッシュ開閉型の飲料注出型飲料容器を簡単に構成することができる。しかも、同螺合状態を解除すれば、栓上本体と栓下本体を容易に分離することができ、それぞれの分解、洗浄も容易である。

0025

また、栓下本体内側の内筒部に対して、栓上本体下端側の小径の筒体部を螺合固定した一体状態のままで容器本体の開口部から分離すれば、容器本体を直飲み型マグタイプの飲料容器として使用することができ、スクリュー型栓体の場合と同様の使用形態を実現することができる。

発明の効果

0026

以上の結果、本願発明によれば、容器本体の開口部を基本的に直飲みが可能な滑らかで長さが短いものに形成することができると共に、飲料注出口を有するワンプッシュ開閉栓構造、その他各種の中栓構造のものにも所望に対応できるようになり、飲料容器本体を各種の飲料容器に適用可能なプラットフォーム・タイプの容器として活用することが可能となる。

図面の簡単な説明

0027

本願発明の実施の形態に係る飲料容器の容器本体、中栓、コップを一体化した状態の断面図である。
図1の飲料容器の上端部分の拡大断面図である。
図2の拡大図からコップを取り外した中栓露出状態における拡大断面図である。
図2の拡大図から取り外されたコップの拡大断面図である。
飲料用容器の容器本体から、中栓下本体、中栓上本体、コップをそれぞれ分離して示す分解斜視図である。
同飲料用容器における中栓下本体部分の構成を示す拡大斜視図である。
同飲料用容器におけるコップの内面部分の構成を示す拡大斜視図である。
同飲料用容器の容器本体の構成を示す断面図である。
同飲料用容器の中栓部分の構成を示す拡大断面面図である。
同飲料用容器の中栓の中栓下本体部分の構成を示す拡大断面図である。
同飲料用容器の中栓の中栓上本体部分の構成を示す拡大断面図である。

実施例

0028

以下、添付の図1図11を参照して、本願発明に係る中栓を備えた飲料容器の構造の実施の形態について、詳細に説明する。この実施の形態では、飲料容器の容器本体の構成の一例として、保温機能(断熱保温機能)の高い真空二重容器よりなるステンレスボトルが採用されており、ここでいう保温には、暖かい状態での保温及び冷たい状態での保温の両方を含んでいる。

0029

<飲料容器全体の概略的な構成について>
まず図1には、同本願発明の実施の形態に係る飲料容器全体の断面構成が示されており、また図2には、その上端側の栓本体部分を拡大した断面構成が示されている。

0030

図1から明らかなように、この実施の形態の飲料容器(ステンレスボトル)は、大きく分けて、飲料を収容する縦長の容器本体1と、該容器本体1の上端側開口部内に螺合する形で着脱自在に取り付けられた中栓2と、該中栓2および容器本体1の上端側開口部外周を覆う形で中栓2の外周に螺合固定されたコップ3とから構成されている。

0031

以下、これら容器本体1、中栓2、コップ3、それぞれの構成について、詳細に説明して行く。

0032

<容器本体1の構成について:図1図5図8
容器本体1は、たとえば図1図5図8に示すように、有底筒状構造のステンレス製の内容器(内ケース)11と、同じく有底筒状構造で、内容器11よりも所定寸法大径のステンレス製の外容器(外ケース)12とからなり、それら内容器11、外容器12の上端側開口縁部11a、12a同士を相互に断面逆U字形状の曲面構造に接合一体化することによって、上端側に十分な大きさの開口部を有する真空断熱構造の容器本体に形成されている。

0033

この容器本体1の開口部外周(開口縁部外周)には、段部構造肩部(小径部)12bが、また内周面側中間部には中栓2を螺合固定するための雄ネジ部(螺条部)11b、同内周面側下部には部分的に小径のネック部(ヒートキープ部)11cが、それぞれ設けられている。そして、同開口部に対して、次に述べる中栓2が着脱可能に螺合されている。

0034

<中栓2の構成について:図1図2図3図5
中栓2は、大きく分けて、下部側にあって上記容器本体1の開口部内周面に設けられた上記雄ネジ部11bに螺合される雌ネジ部(螺条部)21bを備えた栓下本体21と、該栓下本体21の中央部にあって、上下方向に昇降可能に支持された開閉弁(中子)22と、該栓下本体21に螺合固定されて栓上カバー24を支持している栓上本体23と、該栓上カバー24により支持されたオープンスイッチ25、回転体25A、クローズスイッチ26とから構成されている。

0035

<栓下本体21の構成について:図2図3図6図9図10
栓下本体21は、外側大径の外筒部21Aと内側小径の内筒部21Bとの2つの筒体部を底壁部21Cを介して同軸一体構造樹脂成型されており、大径の外筒部21A下部部分を上記容器本体1の上端側開口部内に螺合固定することにより、容器本体1に対して取り付けられている。そして、上記小径の内筒部21B内に上記開閉弁22の弁軸部(中子本体)22aを昇降可能に支持している。

0036

大径の外筒部21Aは、その中間部よりも上方側部分の径が容器本体1の上端側開口部の径よりも少し大きく形成されていて、同開口部の開口縁部上部に雄ネジ部21aの下面を介して係合支持されている一方、同中間部よりも下方側の径が容器本体1の上端側開口部の径よりも小さく形成されていて、その外周面側に設けられた雌ネジ部21bを上記容器本体1の開口部内周面に設けられた雄ネジ部11bに螺合することにより支持固定されるようになっている。大径の外筒部21Aの下端部外周には、シール用のパッキン21cが設けられており、同パッキン21cを容器本体1側のネック部11c部分に当接する形で固定されている。

0037

一方、小径の内筒部21Bは、その上端側外周面に雌ネジ部(螺条部)21dを有し、この雌ネジ部21d部分に対して、後述する栓上本体23の下端側小径の筒体部23A内周面の雄ネジ部(螺条部)23aが螺合固定されている。この小径の内筒部21Bの内側には、開閉弁22を嵌装支持するためのボス型のスリーブ21fが下方側及び上方側両方向に開口する形で一体成型されており、その内側嵌装孔21e部分に開閉弁22の弁軸(中子本体)22aが昇降可能に遊嵌されている。また、同弁軸22aの上端側外周にはリング状の凹溝部22dが設けられ、この凹溝部22dを利用して状のコイルバネ係止片22fが係止されている。そして、同係止片22fの下面と上記スリーブ21f外周の底壁部21C上面との間には、当該弁軸22aを常時上方に付勢した状態で支持するコイルバネ21gが介装されており、それによって弁軸22aの下端側に一体に設けられたタペット形状の弁体22bが常時上記底壁部21Cの下面側に当接し、注液口(飲料導入口)21iを閉じる状態に維持されるように構成している。この場合、弁軸22aのスリーブ21f内軸部外周には弁軸パッキン22eが、また弁体22bの外周には、弁体パッキン22cがそれぞれ設けられており、必要なシール作用を行うようになっている。

0038

注液口21iは、上記小径の内筒部21Bの下端部分に位置して周方向複数個開口されており、それぞれ上記弁体22bのシール域内に位置して開口されている。したがって、弁軸22aが、後述するオープンスイッチ25及び回転体25A、ラチェット爪25e,25e・・等よりなる弁体開閉機構により下方に押圧操作されていない状態では、図示のように、弁体22b及び弁体パッキン22cによって確実にシールされ、同部分に飲料が侵入するようなことがないようになっている。

0039

<栓上本体23の構成について:図2図3図5図9図11
栓上本体23は、下端側小径の筒体部23Aと、その上端側底壁部を有する中径の筒体部23Bと、さらに、その上端側大径の筒体部23Cとの3段構造の筒体部を略同じ高さ毎に一体に樹脂成型して構成されている。

0040

そして、下端側小径の筒部23Aの内径は、上記栓下本体21の内筒部21Bの外径に対応したものとなっており、上記栓下本体21の内筒部21B外周面の雌ネジ部21d部分に、その内周面側の雄ネジ部23a部分を螺合することにより一体に連結固定して支持されている(図2および図9を参照)。この栓上本体23の上記栓下本体21に対する螺合は、上記上段側大径の筒部23C部分を操作してなされる。

0041

一方、底壁部を有する中径の筒部23Bおよび底壁部のない大径の筒部23Cは、その内側に相互に連続する下部側小径及び上部側大径の連続した2段構造の収容空間を形成しており、同収容空間内に回転体25A及び同回転体25Bを回転させるオープン操作ボタン25Bを備えた開閉弁22開閉操作用のオープンスイッチ25およびオープンスイッチ25の外周を囲む形で設けられたクローズスイッチ26等の弁体開閉機構を内装すると共にクローズスイッチ26のクローズボタン26cを昇降操作可能に支持する栓上カバー24を設置して構成されている。

0042

オープンスイッチ25は、その断面ハット型のオープン操作ボタン25Bの操作面部25f部分を押圧すると、その下端側大径の押圧部25g部分が上記回転体25Aの中間部側大径の周壁部25dを回転するように押し下げ、同回転体25Aの中心部から下方に延びた筒体部25a先端の開閉弁押圧部25bで、上述した栓下本体21側開閉弁22の弁軸22aの上端を下方に所定寸法押し下げ、同所定寸法押し下げられた状態でラチェット爪25e,25e・・によりロックされる。なお、中段部中径の筒部23Bの底壁部中央には、筒体部25a先端の開閉弁押圧部25bが昇降する貫通孔23cが形成されている。そして、この状態では、上述した開閉弁22の弁体部22bも所定寸法下降し、上述した注液口(飲料導入口)21iを容器本体1内の注液通路21jに連通させる。注液通路21jは、上記栓下本体21の大径の外筒部21A及び底壁部21C内周面と上記栓上本体23の下段部小径の筒部23A及び中段部中径の筒部23B外周面との間に形成されている。そして、その上端が周方向に連続する注出口(飲料注出口)21kとなっている。

0043

その結果、この状態で、上記容器本体1を所定角上傾斜させると、上記注液口(飲料導入口)21iを介して、上記注液通路21jに飲料が導入され、同注液通路21jを介して、その上端側注出口21kから飲料が注出される。

0044

他方、この状態から、上記下降状態にあるオープンスイッチ25のオープンボタン25B又は同開弁状態において少し上方に上昇(突出)した状態に維持されるクローズスイッチ26のクローズボタン26cを下方に押すと、上記ラチェット爪25e、25e・・による回転体25Aのロック状態が解除され、同回転体25A及びオ—プンスイッチ25のオープン操作ボタン25Bが、コイルバネ21gの付勢力により元の状態に復帰し、再び注液口21iが閉じられて止水状態となる。

0045

なお、クローズスイッチ26のクローズボタン26cは、断面逆U字構造環状部材に形成されており、その内周縦壁部26aがオープンスイッチ25のオープンボタン25Bの下端側大径の外周部25c上に係合されているとともに、外周側縦壁部26bが上記栓カバー24に係合されている。また、符号24aは上記オープン操作ボタン25B及び回転体25A、ラチェット爪25e,25e・・等の弁体開閉機構を内装する栓カバー24下部の筒体部、24bは断面U字形状の栓カバー24の上端側クローズボタン係合部、24cは同栓カバー24上端の上壁面部(カバー面部)を示している。これら弁体開閉機構の基本的な構成および作用は、先に掲記した本願出願人の従来例(実公平4−4668号公報)のものと同様である。

0046

<コップ3の構成について:図2図4図6図7
コップ3は、たとえば図4図7に示されるように、内側樹脂部材31の外周面側にステンレス材32を重合してなり、その開口縁側にはシール材33が介装され、相互の開口縁部31a,32a同士を図4のように確実に係合させることによって固定している。そして、その内周面側樹脂部材31部分には、上記のようにして容器本体1の開口部内に螺合固定された中栓2の容器本体1の開口部から上方に露出している栓下本体21の外筒部21Aの外周面に形成されている雌ネジ部(螺条部)21aに螺合する雄ネジ部(螺条部)31bを有し、同雄ネジ部31bを栓下本体21の外筒部21A外周面の雌ネジ部21aに螺合することにより、中栓2の上部を覆う形で容器本体1の開口部に嵌合固定されている。

0047

この場合、コップ3の内周面側雄ネジ部(螺条部)31b部分の螺合方向終端部には、増締め用の突起31cが設けられている一方、栓下本体21の外筒部21A外周面の雌ネジ部21aにも、それに対応した凹部21hが設けられており、確実な螺合が可能となっている。

0048

<本願発明の実施の形態に係る飲料容器の基本的な構成と作用について>
本願発明の実施の形態に係る飲料容器は、上述したように、基本的に、飲料を収容する容器本体1と、この容器本体1の上端側開口部の内周面部分に螺合されて当該容器本体1に対して固定される中栓2と、この中栓2の上記容器本体1の開口部よりも上方に露出した外周面部分に螺合されて容器本体1に対して固定されるコップ3とを備えて構成されている。

0049

このような構成によれば、まず飲料を収容する容器本体1の開口部に取り付けられる中栓2が容器本体1の開口部の内周面に螺合して固定され、さらに、同コップ3が当該中栓2の上記容器本体1の開口部よりも上方に露出した外周面部分に螺合され、当該中栓2を介して容器本体1に対して固定されることになる。

0050

そのため、容器本体1の開口部における螺条部は容器本体1の開口部の内周面側に1カ所だけ形成すれば良いことになり、容器本体1の開口部の外周面側は滑らかな口当たりの良い面に形成することができる。また、等径で、上下方向の長さも短いものに形成することができる。その結果、容器本体1の開口部の成型工数が減少し、製造コストが低減されるとともに、デザイン的な美感も向上する。

0051

また、コップ3を取り外して、中栓2自体を従来のスクリュー型の栓と同様に着脱型のものとして使用するようにすれば(たとえば図9の一体状態で着脱するようにすれば)、容器本体1を直飲み可能なマグカップタイプの飲料容器として構成することが可能となる。

0052

また、中栓2を、飲料注出口、オープンスイッチ(ボタン)25、クローズスイッチ(ボタン)26を備え、容器本体1の開口部に螺合した状態のままでワンプッシュ操作でコップ3に注出することができるように構成すれば、コップ3付き・ワンプッシュ注液型の飲料容器に構成することができる。
これらの結果、容器本体1を各種の構造の中栓2に対して共通に使用することができるようになり、容器本体1のプラットフォーム化が可能となる。その結果、メーカーサイドから見た場合、製品の製造コストが低下する。

0053

他方、ユーザーサイドから見ると、一旦購入した容器本体を使用して、機能の異なる新たな中栓2を購入することにより、容器本体1を変えることなく、低コストに製品機能を向上させることができるメリットが生じる。

0054

また、以上の構成の場合、中栓2が容器本体1の開口部に取り付けられていない場合には、コップ3自体を取り付けることができない。その結果、中栓2を取り付けるのを忘れてコップ3を取り付けるということがなくなる。

0055

また、以上の構成では、容器本体1が、有底筒状の内容器11および外容器12の上端側開口縁部11a,12a同士を相互に接合一体化してなる真空二重壁構造の金属製容器により構成されていて、その開口部の上端が断面逆U字状曲面形状となっている。

0056

このような構成によれば、より飲み口部の口当たりを良くすることができ、保温機能を備えた直飲み型のマグカップタイプの飲料容器を構成するのに適したものとなる。そして、使用する中栓2の構造をスクリュー型の脱着栓構造とすれば、コップ3を使うことなく、同断面逆U字形状の滑らかな開口部を利用して直飲みすることができるマグタイプ型の飲料容器を構成することができる。

0057

他方、同中栓2を飲料注出口を有するワンプッシュ開閉型の中栓構造に変更すれば、中栓を開口部に固定したままで、当該中栓2の飲料注出口から飲料をコップに注いで飲む飲料注出型の飲料容器に構成することができる。しかも、このような構成にした場合においても、上記中栓2は、単に容器本体1の開口部内周面のネジ部11bに螺合されているだけであるから、上記中栓2自体の螺合を解除して取り外せば(図9の状態で取り外すようにすれば)、上記同様の直飲み型の飲料容器として使用することも可能となる(図8の状態を参照)。これらの結果、容器本体1のより効果的なプラットフォーム化が可能となる。

0058

さらに、以上の構成の場合、上記中栓2は、より具体的には、図9に示すように、外筒部21A外周面のネジ部(雌ネジ部)21bを上記容器本体1の開口部内周面のネジ部(雄ネジ部)11bに螺合して固定されるとともに、内筒部21B内に飲料注出用の開閉弁22の弁軸22aを昇降自在に支持する栓下本体21(図10参照)と、該栓下本体21の外筒部21A内側にあって、下端側筒部23Aを上記栓下本体21の内筒部21Bの外周面に螺合固定され、上記栓下本体21の外筒部21Aとの間で注液通路21jを形成している共に、上記開閉弁22の弁軸操作機構を備えた筒状の栓上本体23(図11参照)とから構成されている。

0059

このような構成の場合、容器本体1の開口部内周面に螺合固定される栓下本体21の内筒部21Bに対して、筒状の栓上本体23の下端部23Aを螺合しさえすれば、飲料の注出通路を有するワンプッシュ開閉型の飲料注出型飲料容器を簡単に構成することができる。
しかも、同構成の場合、栓上本体23の栓下本体21との螺合状態を解除すれば、栓上本体23と栓下本体21を容易に分離することができ、分解、洗浄も容易である(図10図11参照)。

0060

また、栓下本体21の内筒部21Bに対して栓上本体23Aを螺合固定した一体化状態のままで(図9の状態を参照)、中栓2を容器本体1の開口部から分離すれば、容器本体1を直飲み型マグタイプの飲料容器として使用することができる。

0061

(変形例)
なお、中栓2部分の構成は、種々の変形が可能であり、例えば上記開閉弁機構に変えて、茶漉し部を設けることも可能である。

0062

また、開閉弁機構も、上述の構成のものに限られるわけではなく、種々の変更が可能である。

0063

1は容器本体、11は内容器、11aは開口縁部、11bは雄ネジ部、12は外容器、12aは開口縁部、2は中栓、21は栓下本体、21Aは外筒部、21Bは内筒部、22は開閉弁、22aは弁本体、22bは弁体、23は栓上本体、23Aは小径の筒体部、23Bは中径の筒体部、23Cは大径の筒体部、25はオープンスイッチ、26はクローズスイッチ、3はコップである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ