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技術 クレーン及び吊上げ方法

出願人 鹿島建設株式会社
発明者 領木紀夫
出願日 2019年3月7日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-041925
公開日 2020年9月10日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-142909
状態 未査定
技術分野 クレーンの荷物係合要素 移動体・走行体・天井走行クレーン
主要キーワード 把持箇所 重心近傍 解体装置 橋形クレーン 巻上ドラム 切断具 カッタ装置 動滑車
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月10日)のものです。
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図面 (5)

課題

長尺な荷がガーダに平行に置かれている場合とガーダに対して水平面内方向に傾斜しておかれている場合とのいずれにおいても荷を安定して吊上げる。

解決手段

クレーン100は、一対のレール1a,1bに沿って移動自在な一対のガーダ10a,10bと、一対のガーダ10a,10b間に架渡された第1及び第2台車20a,20bと、第1及び第2台車20a,20bにそれぞれ設けられる第1及び第2巻上機30a,30bと、を備え、第1及び第2巻上機30a,30bは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。

概要

背景

工場倉庫等の置き場に置かれた荷を吊上げる天井クレーン及び橋形クレーン等のクレーンが知られている。特許文献1及び特許文献2には、天井クレーンを用いて2本のロープ巻上げ長尺な荷を吊上げることが開示されている。

特許文献1に開示される天井クレーンでは、並設された一対のレール間ガーダが架渡されており、ロープを巻上げる巻上ドラムがガーダに沿って移動可能に2つ設けられている。2つの巻上ドラムの各々から垂下されるロープを荷に掛けた状態で2つの巻上ドラムを用いてロープを巻上げることにより、長尺な荷が吊上げられる。

特許文献2には、2台の天井クレーンを用いて1個の荷を吊上げる方法が開示されている。2本のロープを荷に掛けた状態で、一方の天井クレーンの巻上機を用いて一方のロープを巻上げると共に他方の天井クレーンの巻上機を用いて他方のロープを巻上げることにより、長尺な荷が吊上げられる。

概要

長尺な荷がガーダに平行に置かれている場合とガーダに対して水平面内方向に傾斜しておかれている場合とのいずれにおいても荷を安定して吊上げる。クレーン100は、一対のレール1a,1bに沿って移動自在な一対のガーダ10a,10bと、一対のガーダ10a,10b間に架渡された第1及び第2台車20a,20bと、第1及び第2台車20a,20bにそれぞれ設けられる第1及び第2巻上機30a,30bと、を備え、第1及び第2巻上機30a,30bは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。

目的

本発明は、長尺な荷がガーダに平行に置かれている場合とガーダに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても荷を安定して吊上げることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

並設された一対のレール間に架渡され、前記一対のレールに沿って移動自在な一対のガーダと、前記一対のガーダ間に架渡され、前記一対のガーダに沿って移動自在な第1及び第2台車と、前記第1及び第2台車にそれぞれ設けられ、第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、を備え、前記第1及び第2巻上機は、前記一対のガーダの移動方向に移動自在であるクレーン

請求項2

前記第1及び第2巻上機は、鉛直上方から見て前記一対のガーダ間の中心線を越えて移動自在である、請求項1に記載のクレーン。

請求項3

前記第1ロープに取り付けられ、荷を把持可能な把持具と、前記第2ロープに取り付けられ、前記荷を切断可能な切断具と、を更に備えた請求項1又は2に記載のクレーン。

請求項4

前記第1及び第2台車は、前記一対のガーダの上方に設けられており、前記第1及び第2巻上機は、前記第1及び第2台車の上方に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載のクレーン。

請求項5

クレーンを用いて荷を吊上げる吊上げ方法であって、前記クレーンは、並設された一対のレール間に架渡された一対のガーダと、前記一対のガーダ間に架渡された第1及び第2台車と、前記第1及び第2台車にそれぞれ設けられ第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、を備え、吊上げ方法は、前記一対のガーダを前記一対のレールに沿って移動させ、前記第1及び第2台車を前記一対のガーダに沿って移動させ、前記第1及び第2巻上機を前記一対のガーダの移動方向に移動させ、前記第1及び第2ロープを前記荷に掛け、前記第1及び第2巻上機を用いて前記第1及び第2ロープを巻上げて前記荷を吊上げる吊上げ方法。

請求項6

前記第1及び第2巻上機を、鉛直上方から見て前記一対のガーダ間の中心線を越えて移動させる、請求項5に記載の吊上げ方法。

請求項7

前記第1巻上機を前記一対のガーダ間の中心線に対して一方のガーダ側に移動させるときには、前記第2巻上機を、前記一対のガーダ間の中心線に対して他方のガーダ側に移動させる、請求項6に記載の吊上げ方法。

請求項8

クレーンを用いて荷を吊上げる吊上げ方法であって、前記クレーンは、並設された一対のレール間に架渡された一対のガーダと、前記一対のガーダ間に架渡された第1及び第2台車と、前記第1及び第2台車にそれぞれ設けられ第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、前記第1ロープに取り付けられた把持具と、前記第2ロープに取り付けられた切断具と、を備え、吊上げ方法は、前記一対のガーダを前記一対のレールに沿って移動させ、前記第1及び第2台車を前記一対のガーダに沿って移動させ、前記第1及び第2巻上機を前記一対のガーダの移動方向に移動させ、前記把持具を用いて前記荷を把持し、前記切断具を用いて前記荷を切断し、前記第1巻上機を用いて前記第1ロープを巻上げて前記荷を前記把持具と共に吊上げる吊上げ方法。

技術分野

0001

本発明は、クレーン及び吊上げ方法に関する。

背景技術

0002

工場倉庫等の置き場に置かれた荷を吊上げる天井クレーン及び橋形クレーン等のクレーンが知られている。特許文献1及び特許文献2には、天井クレーンを用いて2本のロープ巻上げ長尺な荷を吊上げることが開示されている。

0003

特許文献1に開示される天井クレーンでは、並設された一対のレール間ガーダが架渡されており、ロープを巻上げる巻上ドラムがガーダに沿って移動可能に2つ設けられている。2つの巻上ドラムの各々から垂下されるロープを荷に掛けた状態で2つの巻上ドラムを用いてロープを巻上げることにより、長尺な荷が吊上げられる。

0004

特許文献2には、2台の天井クレーンを用いて1個の荷を吊上げる方法が開示されている。2本のロープを荷に掛けた状態で、一方の天井クレーンの巻上機を用いて一方のロープを巻上げると共に他方の天井クレーンの巻上機を用いて他方のロープを巻上げることにより、長尺な荷が吊上げられる。

先行技術

0005

実公昭26−009923号公報
実公昭59−11999号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に開示される天井クレーンでは、ロープは、鉛直上方から見てガーダに沿って並ぶように2つの巻上ドラムから垂下される。そのため、長尺な荷がガーダに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合には、2本のロープの両方を荷の真上から垂下させることができず、少なくとも一方のロープは、長尺な荷に沿う方向から見て鉛直方向に対して傾斜した状態で荷に掛けられる。この状態でロープを巻上げると、荷の吊上げに伴ってロープが鉛直になるように荷が動いてしまい、荷を安定して吊上げることができない。

0007

特許文献2に開示される方法では、2本のロープが別々の天井クレーンにおける巻上機から垂下される。2本のロープをガーダの移動方向に接近させようとすると2つの天井クレーンのガーダどうしが干渉するため、2本のロープを鉛直上方から見てガーダに沿って並べることができない。そのため、ガーダに平行に置かれた荷の真上から2本のロープの両方を垂下させることができず、荷を安定して吊上げることができない。

0008

本発明は、長尺な荷がガーダに平行に置かれている場合とガーダに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても荷を安定して吊上げることを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係るクレーンは、並設された一対のレール間に架渡され、前記一対のレールに沿って移動自在な一対のガーダと、前記一対のガーダ間に架渡され、前記一対のガーダに沿って移動自在な第1及び第2台車と、前記第1及び第2台車にそれぞれ設けられ、第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、を備え、前記第1及び第2巻上機は、前記一対のガーダの移動方向に移動自在である。

0010

また、本発明は、クレーンを用いて荷を吊上げる吊上げ方法であって、クレーンは、並設された一対のレール間に架渡された一対のガーダと、前記一対のガーダ間に架渡された第1及び第2台車と、前記第1及び第2台車にそれぞれ設けられ第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、を備え、吊上げ方法は、前記一対のガーダを前記一対のレールに沿って移動させ、前記第1及び第2台車を前記一対のガーダに沿って移動させ、前記第1及び第2巻上機を前記一対のガーダの移動方向に移動させ、前記第1及び第2ロープを前記荷に掛け、前記第1及び第2巻上機を用いて前記第1及び第2ロープを巻上げて前記荷を吊上げる。

0011

また、本発明は、クレーンを用いて荷を吊上げる吊上げ方法であって、クレーンは、並設された一対のレール間に架渡された一対のガーダと、一対のガーダ間に架渡された第1及び第2台車と、第1及び第2台車にそれぞれ設けられ第1及び第2ロープをそれぞれ巻上げる第1及び第2巻上機と、第1ロープに取り付けられた把持具と、第2ロープに取り付けられた切断具と、を備え、吊上げ方法は、一対のガーダを一対のレールに沿って移動させ、第1及び第2台車を一対のガーダに沿って移動させ、第1及び第2巻上機を一対のガーダの移動方向に移動させ、把持具を用いて荷を把持し、切断具を用いて荷を切断し、第1巻上機を用いて第1ロープを巻上げて荷を把持具と共に吊上げる。

発明の効果

0012

本発明によれば、長尺な荷がガーダに平行に置かれている場合とガーダに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても荷を安定して吊上げることができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の第1実施形態に係るクレーンの斜視図である。
図1に示すクレーンを用いて、一対のガーダに平行に置かれている荷を吊上げるときの平面図である。
図1に示すクレーンを用いて、一対のガーダに対して水平面内方向に傾斜して置かれている荷を吊上げるときの平面図である。
本発明の第2実施形態に係るクレーンの斜視図である。

実施例

0014

以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るクレーン及び吊上げ方法について説明する。

0015

<第1実施形態>
まず、図1から図3を参照して、第1実施形態に係るクレーン100及びクレーン100を用いた吊上げ方法について説明する。ここでは、クレーン100が工場や倉庫等の建屋内に設置される天上クレーンである場合について説明する。

0016

工場や倉庫等の置き場に置かれた長尺な荷を吊上げる際に、荷が水平面に対して傾くのを防止するために複数本のロープを荷に掛け巻上げることがある。少なくとも1本のロープが長尺な荷に沿う方向から見て鉛直方向に対して傾斜した状態で荷に掛けられると、荷の吊上げに伴ってロープが鉛直になるように荷が動いてしまい、荷を安定して吊上げることができない。

0017

このような理由から、長尺な荷の真上から複数本のロープを垂下し、長尺な荷に沿う方向から見て鉛直にロープを荷に掛けて荷を安定して吊上げることが求められている。本実施形態に係るクレーン100は、長尺な荷の真上から2本のロープを垂下することができるように構成されており、荷を安定して吊上げることが可能である。

0018

図1に示すように、クレーン100は、並設された一対のレール1a,1b間に架渡された一対のガーダ10a,10bと、一対のガーダ10a,10b間に架渡された第1及び第2台車20a,20bと、第1台車20aに設けられた第1巻上機30aと、第2台車20bに設けられた第2巻上機30bと、を備えている。一対のレール1a,1bは、互いに平行に不図示の建屋の壁に沿って固定されている。

0019

一対のガーダ10a,10bは、一対のレール1a,1bに沿って移動自在である。具体的には、一対のガーダ10a,10bは、車輪12aを有するサドル11aと、車輪12bを有するサドル11bと、に搭載されている。車輪12a,12bは、それぞれレール1a,1b上を移動可能であり、不図示のモータの駆動により車輪12a,12bが回転すると、一対のガーダ10a,10bは、サドル11a,11bと共にレール1a,1bに沿って移動する。

0020

ガーダ10a,10bには、第1台車20a及び第2台車20bの移動を案内するレール13a,13bがそれぞれ設けられている。レール13a,13bは、ガーダ10a,10bに沿う方向(ガーダ10a,10bが架渡される方向)に延びており、第1台車20a及び第2台車20bは、一対のガーダ10a,10bに沿って移動自在である。

0021

第1台車20aは、鉛直方向に貫通する貫通部24aが形成された台枠21aと、台枠21aに設けられる車輪22a,23aと、を備えている。車輪22a,23aは、それぞれ、レール13a,13b上を移動可能であり、不図示のモータの駆動により車輪22a,23aが回転すると、第1台車20aは、レール13a,13bに沿って移動する。

0022

第2台車20bは、第1台車20aと同様に、台枠21bと車輪22b,23bとを備えている。不図示のモータの駆動により車輪22b,23bが回転すると、第2台車20bは、レール13a,13bに沿って移動する。

0023

第1巻上機30aは、台座31aと、台座31aに回転自在に設けられるドラム32aと、減速機33aを介してドラム32aに連結されるモータ34aと、を備えている。ドラム32aには第1ロープ40aの一端が固定されており、モータ34aの駆動によりドラム32aが所定の方向に回転すると、第1ロープ40aがドラム32aに巻取られる。ドラム32aが逆方向に回転すると、第1ロープ40aがドラム32aから送出される。

0024

第2巻上機30bは、第1巻上機30aと同様に、台座31bとドラム32bとモータ34bとを備えている。ドラム32bが所定の方向に回転すると、第2ロープ40bがドラム32bに巻取られ、ドラム32bが逆方向に回転すると、第2ロープ40bがドラム32bから送出される。

0025

第1及び第2ロープ40a,40bは、それぞれ、第1及び第2台車20a,20bの貫通部24a,24bを通るように台座31a,31bの下方に垂下される。第1及び第2ロープ40a,40bの下端には、フック41a,41bがそれぞれ取り付けられている。フック41a,41bをサブロープ42a,42bを介して荷Wに掛けた状態で第1及び第2巻上機30a,30bのドラム32a,32bに第1及び第2ロープ40bを巻取ることにより、荷Wが吊上げられる。

0026

第1巻上機30aは、第1台車20aの台枠21a上を一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。具体的には、台枠21aには一対のレール25a,26aが設けられており、第1巻上機30aの台座31aには、一対のレール25a,26a上を移動可能な車輪35a,36aが装着されている。一対のレール25a,26aは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に延びており、不図示のモータの駆動により車輪35a,36aが回転すると、第1巻上機30aが一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動する。

0027

第1台車20aの貫通部24aは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に延びる矩形状に形成されている。そのため、一対のガーダ10a,10bの移動方向への第1巻上機30aの移動に伴って、第1ロープ40aは、第1台車20aの台枠21aに当たることなく一対のガーダ10a,10bの移動方向へ移動する。

0028

第2巻上機30bは、第1巻上機30aと同様に、台座31bに装着された車輪35b,36bを備えている。車輪35b,36bは、第2台車20bの台枠21bに設けられた一対のレール25b,26b上を移動可能である。一対のレール25b,26bは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に延びており、不図示のモータの駆動により車輪35b,36bが回転すると、第2巻上機30bが一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動する。

0029

第2台車20bの貫通部24bは、第1台車20aの貫通部24aと同様に、一対のガーダ10a,10bの移動方向に延びる矩形状に形成されている。そのため、一対のガーダ10a,10bの移動方向への第2巻上機30bの移動に伴って、第2ロープ40bは、第2台車20bの台枠21bに当たることなく一対のガーダ10a,10bの移動方向へ移動する。

0030

このように、クレーン100では、第1及び第2巻上機30a,30bは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。そのため、第1巻上機30aから垂下される第1ロープ40aの位置と、第2巻上機30bから垂下される第2ロープ40bの位置と、を一対のガーダ10a,10bの移動方向に変えることができる。したがって、荷Wが一対のガーダ10a,10bに平行に置かれている場合と一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても第1及び第2ロープ40a,40bの両方を荷Wの真上から垂下させることができる。したがって、荷Wに沿う方向から見て鉛直に第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wに掛けることができ、荷Wを安定して吊上げることができる。

0031

第1台車20aにおけるレール25a,26aは、第1台車20aの台枠21aにおける両端に渡って延びている。そのため、第1巻上機30aは、鉛直上方から見て一対のガーダ10a,10b間の中心線CLを越えて移動自在である。したがって、第1ロープ40aを、中心線CLとガーダ10aとの間の第1領域Aaの真下と、中心線CLとガーダ10aとの間の第2領域Abの真下と、に選択的に垂下させることができる。

0032

第2台車20bにおけるレール25b,26bは、第1台車20aにおけるレール25a,26aと同様に、第2台車20bの台枠21bにおける両端に渡って延びている。そのため、第2巻上機30bは、鉛直上方から見て一対のガーダ10a,10b間の中心線CLを越えて移動自在である。したがって、第2ロープ40bを、第1領域Aaの真下と第2領域Abの真下とに選択的に垂下させることができる。

0033

次に、クレーン100を用いた吊上げ方法について、図1から図3を参照して説明する。なお、図2及び図3では、レール13a,13b,25a,26a,25b,26bの図示を省略している。

0034

まず、荷Wが一対のガーダ10a,10bの間の真下に位置するように、一対のガーダ10a,10bを一対のレール1a,1bに沿って移動させる。このとき、第1及び第2台車20a,20bを、荷Wの両端近傍の真上に移動させる。次に、第1及び第2ロープ40a,40bが荷Wの真上から垂下されるように、第1及び第2巻上機30a,30bを一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動させる。

0035

次に、第1及び第2ロープ40a,40bを、フック41a,41b及びサブロープ42a,42bを介して荷Wに掛ける。次に、第1及び第2巻上機30a,30bのドラム32a,32bを回転させて第1及び第2ロープ40a,40bを巻上げる。

0036

以上により、荷Wが吊上げられる。

0037

クレーン100を用いた荷Wの吊上げ方法では、第1及び第2巻上機30a,30bを、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動させるため、荷Wが一対のガーダ10a,10bに平行に置かれている場合と一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても第1及び第2ロープ40a,40bの両方を荷Wの真上から垂下させることができる。したがって、荷Wに沿う方向から見て鉛直に第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wに掛けることができ、荷Wを安定して吊上げることができる。

0038

図2に示すように、荷Wが一対のガーダ10a,10bに平行に置かれている場合には、荷Wが一対のガーダ10a,10b間の中心線CLの真下に位置するように一対のガーダ10a,10bを移動させると共に、第1及び第2ロープ40a,40bが中心線CLの真下に垂下するように第1及び第2巻上機30a,30bを移動させることが好ましい。この場合には、第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wの真上から垂下することができるだけでなく、中心線CLの真下で第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wに掛けることができる。したがって、荷Wを安定して吊上げることができると共に、第1及び第2領域Aa,Abのどちらかの領域の真下で第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wに掛けて吊上げる場合と比較して、荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0039

図3は、一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜するように、即ち鉛直上方から見て一対のガーダ10a,10bに対して傾斜するように置かれた荷Wの一例を示している。図3では、荷Wは、レール1aからレール1bに向かうにつれガーダ10aからガーダ10bに向かって延びるように置かれている。

0040

図3に示すように荷Wが置かれている場合には、荷Wが第1領域Aaの真下と第2領域Abの真下とに渡って位置するように一対のガーダ10a,10bを移動させると共に、第1ロープ40aが第1領域Aaの真下に垂下しかつ第2ロープ40bが第2領域Abの真下に垂下するように第1及び第2巻上機30a,30bを移動させることが好ましい。この場合には、第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wの真上から垂下することができるだけでなく、第1領域Aaの真下で第1ロープ40aを荷Wに掛けることができると共に第2領域Abの真下で第2ロープ40bを荷Wに掛けることができる。したがって、荷Wを安定して吊上げることができると共に、荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0041

図示を省略するが、荷Wが図3に示す荷Wとは逆に傾斜している場合、すなわち、レール1aからレール1bに向かうにつれガーダ10bからガーダ10aに向かって延びるように荷Wが置かれている場合にも、荷Wを安定して吊上げることができると共に、荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0042

荷Wを吊上げた状態で第1及び第2巻上機30a,30bを移動させることにより、荷Wの向きを変えることができる。具体的には、図3に示すように置かれた荷Wを吊上げた状態で、第1及び第2巻上機30a,30bを鉛直上方から見て中心線CLに向けて移動させることにより、荷Wの向きを一対のガーダ10a、10bに平行にすることができる。また、図3に示すように置かれた荷Wを吊上げた状態で、第1及び第2巻上機30a,30bを鉛直上方から見て中心線CLを越えてガーダ10b,10aに向けて移動させることにより、荷Wの向きを逆に傾斜させることができる。

0043

荷Wを吊上げた状態で第1巻上機30aを鉛直上方から見て第1及び第2領域Aa,Abの一方に移動させるときには、第2巻上機30bを、鉛直上方から見て第1及び第2領域Aa,Abの他方に移動させることが好ましい。この場合には、第1及び第2領域Aa,Abの一方の真下に第1ロープ40aを移動させつつ第1及び第2領域Aa,Abの他方の真下に第2ロープ40bを移動させることができる。したがって、荷Wの向きを変化させる場合にも荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0044

つまり、荷Wを吊上げる場合と荷Wの向きを変える場合とのいずれにおいても、第1巻上機30aを一対のガーダ10a,10b間の中心線CLに対して一方のガーダ側に移動させるときには、第2巻上機30bを、一対のガーダ10a,10b間の中心線CLに対して他方のガーダ側に移動させることにより、荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0045

以上の実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。

0046

クレーン100では、第1及び第2巻上機30a,30bは、それぞれ、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。そのため、荷Wが一対のガーダ10a,10bに平行に置かれている場合と一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜して置かれている場合とのいずれにおいても、第1及び第2ロープ40a,40bの両方を荷Wの真上から垂下させることができる。したがって、荷Wを安定して吊上げることができる。

0047

第1及び第2巻上機30a,30bは、鉛直上方から見て一対のガーダ10a,10b間の中心線CLを越えて移動自在である。そのため、第1及び第2ロープ40a,40bを、第1領域Aaの真下と第2領域Abの真下とに選択的に垂下させることができる。したがって、荷Wを吊上げる場合及び荷Wの向きを変化させる場合に荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0048

クレーン100を用いた吊上げ方法では、荷Wを吊上げた状態で第1巻上機30aを鉛直上方から見て第1及び第2領域Aa,Abの一方に移動させるときには、第2巻上機30bを鉛直上方から見て第1及び第2領域Aa,Abの他方に移動させる。そのため、第1及び第2領域Aa,Abの一方の真下に第1ロープ40aを移動させつつ第1及び第2領域Aa,Abの他方の真下に第2ロープ40bを移動させることができる。したがって、吊上げた荷Wの向きを変える場合にも荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0049

クレーン100では、第1及び第2台車20a,20bが一対のガーダ10a,10bの上方に設けられ第1及び第2巻上機30a,30bが第1及び第2台車20a,20bの上方に設けられているが、本発明はこの形態に限られない。第1及び第2台車20a,20bの少なくとも一方が一対のガーダ10a,10bの下方に設けられていてもよいし、第1及び第2巻上機30a,30bの少なくとも一方が第1及び第2台車20a,20bの下方に設けられていてもよい。本実施形態に係るクレーン100では、第1及び第2台車20a,20bが一対のガーダ10a,10bの上方に設けられ第1及び第2巻上機30a,30bが第1及び第2台車20a,20bの上方に設けられるため、フック41a,41bを一対のガーダ10a,10bの間まで巻上げることができる。したがって、荷Wをより高く吊上げることができる。

0050

<第2実施形態>
次に、図4を参照して本発明の第2実施形態に係るクレーン200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を主に説明し、第1実施形態で説明した構成と同一の構成又は相当する構成については、図中に第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。

0051

図4に示すように、本実施形態に係るクレーン200では、第1実施形態に係るクレーン100におけるフック41a,41b(図1参照)に代えて、第1ロープ40aには荷Wを把持可能な把持具241aが取り付けられており、第2ロープ40bには荷Wを切断可能な切断具241bが取り付けられている。クレーン200では、把持具241aを用いて荷Wを把持した状態で切断具241bを用いて荷Wを切断することが可能であり、荷Wを切断して吊上げるのに好適である。クレーン200は、例えば、荷Wの解体するための解体装置として用いることができる。

0052

把持具241aは、例えば、油圧等により作動するクランプ装置であり、一対のアーム242a,243aと、一対のアーム242a,243aを互いに離接可能に支持する支持部244aと、を備えている。支持部244aは、一対のアーム242a,243aを下方に向けた状態で第1ロープ40aに掛けられる。一対のアーム242a,243aの間に荷Wを挿入し一対のアーム242a,243aを互いに近づけることにより、荷Wを把持することができる。

0053

切断具241bは、例えば、油圧等により作動するカッタ装置であり、一対の刃242b,243bと、一対の刃242b,243bを互いに離接可能に支持する支持部244bと、を備えている。支持部244bは、一対の刃242b,243bを下方に向けた状態で第2ロープ40bに掛けられる。一対の刃242b,243bの間に荷Wを挿入し一対の刃242b,243bを互いに近づけることにより、荷Wを切断することができる。

0054

クレーン200を用いて荷Wを吊上げる際には、まず、荷Wが一対のガーダ10a,10bの間の真下に位置するように、一対のガーダ10a,10bを一対のレール1a,1bに沿って移動させる。このとき、第1台車20aを、荷Wの把持箇所の真上に移動させると共に、第2台車20bを、荷Wの切断箇所の真上に移動させる。次に、第1及び第2ロープ40a,40bが荷Wの真上から垂下されるように、第1及び第2巻上機30a,30bを一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動させる。

0055

次に、第1ロープ40aを第1巻上機30aから送出して把持具241aにおける一対のアーム242a,243aの間に荷Wを挿入し、一対のアーム242a,243aを互いに近づけて荷Wを把持する。次に、第2ロープ40bを第2巻上機30bから送出して切断具241bにおける一対の刃242b,243bの間に荷Wを挿入し、一対の刃242b,243bを互いに近づけて荷Wを切断する。次に、第1巻上機30aを用いて第1ロープ40aを巻上げる。

0056

以上により、切断後の荷Wが吊上げられる。

0057

クレーン200では、第2巻上機30bは、切断具241bの昇降に用いられ、荷Wの吊上げは、第1巻上機30aのみによって行われる。そのため、切断後の荷Wを安定して吊上げるためには、荷Wの把持箇所は切断後の荷Wの重心近傍が好ましく、第1巻上機30aを、切断後の荷Wの重心近傍の真上に移動させることが好ましい。

0058

クレーン200においても、第1及び第2巻上機30a,30bは、一対のガーダ10a,10bの移動方向に移動自在である。そのため、第1及び第2ロープ40a,40bを鉛直に垂下させた状態で把持具241aの位置と切断具241bの位置とを一対のガーダ10a,10bの移動方向に変えることができる。したがって、荷Wが一対のガーダ10a,10bに平行に延びている場合と一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜して延びている場合とのいずれにおいても、把持具241aにおける一対のアーム242a,243aの間と、切断具241bにおける一対の刃242b,243bの間と、に荷Wを容易に挿入することができ、荷Wの切断及び吊上が容易になる。

0059

また、第1及び第2ロープ40a,40bを鉛直に垂下させた状態で把持具241aを用いて荷Wを把持しつつ切断具241bを用いて荷Wを切断することができるので、切断後の荷Wを安定して吊上げることができると共に切断後の切断具241bの揺れを防止することができる。

0060

図示を省略するが、一対のガーダ10a,10bに平行に延びている荷Wを切断し吊上げる場合には、荷Wが一対のガーダ10a,10b間の中心線CLの真下に位置するように一対のガーダ10a,10bを移動させると共に、第1及び第2ロープ40a,40bが中心線CLの真下に垂下するように第1及び第2巻上機30a,30bを移動させることが好ましい。この場合には、第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wの真上から垂下することができるだけでなく、中心線CLの真下で荷Wを切断して吊上げることができる。したがって、荷Wを安定して吊上げることができると共に、荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを防ぐことができる。

0061

また、一対のガーダ10a,10bに対して水平面内方向に傾斜して延びている荷Wを切断し吊上げる場合には、荷Wが第1領域Aaの真下と第2領域Abの真下とに渡って位置するように一対のガーダ10a,10bを移動させると共に、第1ロープ40aが第1及び第2領域Aa,Abの一方における中心線CL寄りの真下に垂下しかつ第2ロープ40bが第1及び第2領域Aa,Abの他方の真下に垂下するように第1及び第2巻上機30a,30bを移動させることが好ましい。この場合には、第1及び第2ロープ40a,40bを荷Wの真上から垂下することができるだけでなく、第1及び第2領域Aa,Abの他方の真下で荷Wを切断しつつ第1及び第2領域Aa,Abの一方における中心線CL寄りの真下で切断後の荷Wを吊上げることができる。したがって、荷Wを安定して吊上げることができると共に、把持具241a、切断具241b及び切断後の荷Wの荷重が一対のガーダ10a,10bの一方に偏ってかかるのを軽減することができる。

0062

クレーン200では、クレーン100(図1参照)と同様に、第1及び第2台車20a,20bが一対のガーダ10a,10bの上方に設けられ第1及び第2巻上機30a,30bが第1及び第2台車20a,20bの上方に設けられている。そのため、把持具241a及び切断具241bを一対のガーダ10a,10bの間まで巻上げることができる。したがって、荷Wをより高く吊上げることができる。

0063

以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。

0064

上記の実施形態では、クレーン100,200が天井クレーンである場合について説明したが、本発明は、橋形門型)クレーンにも適用可能である。橋形(門型)クレーンでは、一対のレール1a,1bが地上又は床上に設けられ、一対のガーダ10a,10bは、一対のレール1a,1bを走行するサドル11a,11bに脚を介して固定される。橋形(門型)クレーンは、屋外にも設置可能である。

0065

クレーン100,200は、3つ以上の台車及び巻上機を備えていてもよく、3本以上のロープを用いて荷Wを吊上げてもよい。

0066

クレーン100では、第1及び第2ロープ40a,40bの下端にフック41a,41bが取り付けられているが、フック41a,41bは、第1及び第2ロープ40a,40bが掛けられた動滑車に取り付けられていてもよい。クレーン200における把持具241a及び切断具241bも同様に、第1及び第2ロープ40a,40bが掛けられた動滑車に取り付けられていてもよい。動滑車にフック41a、把持具241aを取り付ける場合には、第1巻上機30aは、動滑車に掛けられた第1ロープ40aを両側から巻上げるようにドラム32aを2つ備えていてもよい。第2巻上機30bも同様に、ドラム32aを2つ備えていてもよい。

0067

100,200・・・クレーン
1a,1b・・・レール
10,10b・・・ガーダ
20a・・・第1台車
20b・・・第2台車
30a・・・第1巻上機
30b・・・第2巻上機
40a・・・第1ロープ
40b・・・第2ロープ
241a・・・把持具
241b・・・切断具
CL・・・一対のガーダ間の中心線
W・・・荷

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