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技術 飲用容器

出願人 株式会社レーベン
発明者 高部篤
出願日 2019年11月28日 (1年1ヶ月経過) 出願番号 2019-215466
公開日 2020年9月10日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-142053
状態 未査定
技術分野 食卓容器
主要キーワード 突出度合 花弁形状 平面視三角形 デキャンタ 最大外周 略五角形状 飲み物用 飲食容器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

飲用者飲み物自体をより楽しめる飲用容器を提供する。

解決手段

飲用者が飲み物を飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記縁部は、横幅及び奥行幅が110mm以上であり、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、全周に亘って外側に反るように広がる開き部を有する飲用容器。

概要

背景

例えばワイン日本酒等のお酒を注いで飲む飲用容器としてワイングラスやぐい飲み等が古くから使われている。また、お酒の楽しみ方多様化に伴って、改良された飲用容器も提案されている。

例えば、特に日本酒を注いで飲むのに適したワイングラスとして、「酒を注ぐことができるカップ部を備え、前記カップ部は、注がれる酒が日本酒であることを飲用者に理解させることができる酒種表示部を備え、前記酒種表示部が、前記カップ部に注がれる日本酒の量が所定の設定値となる位置に配置されていることにより、日本酒用のワイングラスであることを表示すると共に適正量の日本酒を前記カップ部に注ぐことができるように促すことができるように構成されたことを特徴とする日本酒用ワイングラス」が提案されている(特許文献1を参照)。

また、飲料を注いだときに写真等を浮かび上がらせるものとして、「飲み物受入れる器本体と、前記器本体の下方に位置し、底面と該底面の周囲に立設する側面とを有する台座と、を備え、前記器本体の底部は、少なくとも一部に上面半球状のレンズを有している飲用容器」が提案されている(特許文献2を参照)。

概要

飲用者が飲み物自体をより楽しめる飲用容器を提供する。 飲用者が飲み物を飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記縁部は、横幅及び奥行幅が110mm以上であり、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、全周に亘って外側に反るように広がる開き部を有する飲用容器。

目的

実用新案登録第3208760号公報
特開2018−38721号公報






しかし、上記特許文献1に記載の飲用容器は、熟練を要することなく所定量の日本酒を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

飲用者飲み物飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記縁部は、横幅及び奥行幅が110mm以上であり、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、全周に亘って外側に反るように広がる開き部を有することを特徴とする飲用容器。

請求項2

請求項1に記載の飲用容器であって、前記開き部は、縦断面視において円弧形状であることを特徴とする飲用容器。

請求項3

請求項1または2に記載の飲用容器であって、前記縁部は、周方向肉厚盛り上がるリブを有することを特徴とする飲用容器。

請求項4

請求項3に記載の飲用容器であって、前記リブと前記縁部の外壁との間にR面が形成されていることを特徴とする飲用容器。

請求項5

請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲用容器であって、前記胴部は、前記縁部に近接の位置に周方向にリング状に突出するリング部を有することを特徴とする飲用容器。

請求項6

請求項1〜5のいずれか一項に記載の飲用容器であって、前記胴部は、水平方向に前記縁部より広い部分を有することを特徴とする飲用容器。

請求項7

請求項6に記載の飲用容器であって、前記開き部の下方に隣接する隣接部は、外側に反るように形成され、前記隣接部は、縦断面視において前記開き部より曲率半径が大きい円弧形状であることを特徴とする飲用容器。

請求項8

請求項1〜7のいずれか一項に記載の飲用容器であって、前記縁部は、平面視において丸みを有する三角形状又は四角形状であり、前記三角形状又は四角形状の辺部の丸みの半径が、角部の丸みの半径より大きいことを特徴とする飲用容器。

請求項9

請求項8に記載の飲用容器であって、前記胴部は、平面視において略円形状であることを特徴とする飲用容器。

請求項10

飲用者が飲み物を飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、平面視において丸みを有する三角形状又は四角形状であり、前記三角形状又は四角形状の辺部の丸みの半径が、角部の丸みの半径より大きいことを特徴とする飲用容器。

請求項11

請求項10に記載の飲用容器であって、前記胴部は、平面視において略円形状であり、前記縁部は、平面視において角部に丸みを有する三角形状であることを特徴とする飲用容器。

請求項12

請求項1〜11のいずれか一項に記載の飲用容器であって、前記胴部は、花弁状に外側に膨らむ第1装飾部と、形状の第2装飾部とを有することを特徴とする飲用容器。

請求項13

請求項1〜12のいずれか一項に記載の飲用容器であって、横幅又は奥行幅が前記飲用容器の全体の高さの2分の1以上である台座部を含むことを特徴とする飲用容器。

請求項14

請求項1〜13のいずれか一項に記載の飲用容器であって、前記飲用容器は、ワイン日本酒を飲用するための容器であることを特徴とする飲用容器。

技術分野

0001

本発明は、飲用容器に関する。

背景技術

0002

例えばワイン日本酒等のお酒を注いで飲む飲用容器としてワイングラスやぐい飲み等が古くから使われている。また、お酒の楽しみ方多様化に伴って、改良された飲用容器も提案されている。

0003

例えば、特に日本酒を注いで飲むのに適したワイングラスとして、「酒を注ぐことができるカップ部を備え、前記カップ部は、注がれる酒が日本酒であることを飲用者に理解させることができる酒種表示部を備え、前記酒種表示部が、前記カップ部に注がれる日本酒の量が所定の設定値となる位置に配置されていることにより、日本酒用のワイングラスであることを表示すると共に適正量の日本酒を前記カップ部に注ぐことができるように促すことができるように構成されたことを特徴とする日本酒用ワイングラス」が提案されている(特許文献1を参照)。

0004

また、飲料を注いだときに写真等を浮かび上がらせるものとして、「飲み物受入れる器本体と、前記器本体の下方に位置し、底面と該底面の周囲に立設する側面とを有する台座と、を備え、前記器本体の底部は、少なくとも一部に上面半球状のレンズを有している飲用容器」が提案されている(特許文献2を参照)。

先行技術

0005

実用新案登録第3208760号公報
特開2018−38721号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、上記特許文献1に記載の飲用容器は、熟練を要することなく所定量の日本酒を提供することはできるものの、日本酒自体を楽しむのに役立つものではない。

0007

また、上記特許文献2に記載の飲用容器は、飲用者の興趣を呼び起こして酒席を盛り上げることはできるものの、お酒自体を楽しむのに役立つものではない。

0008

本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためのもので、飲用者が飲み物自体をより楽しめる飲用容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る飲用容器は、飲用者が飲み物を飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記縁部は、横幅及び奥行幅が110mm以上であり、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、全周に亘って外側に反るように広がる開き部を有する。

0010

また、前記開き部は、縦断面視において円弧形状であってもよい。

0011

また、前記縁部は、周方向肉厚盛り上がるリブを有してもよい。

0012

また、前記リブと前記縁部の外壁との間にR面が形成されていてもよい。

0013

また、前記胴部は、前記縁部に近接の位置に周方向にリング状に突出するリング部を有してもよい。

0014

また、前記胴部は、水平方向に前記縁部より広い部分を有してもよい。

0015

また、前記開き部の下方に隣接する隣接部は、外側に反るように形成され、前記隣接部は、縦断面視において前記開き部より曲率半径が大きい円弧形状であってもよい。

0016

また、前記縁部は、平面視において丸みを有する三角形状又は四角形状であり、前記三角形状又は四角形状の辺部の丸みの半径が、角部の丸みの半径より大きくてもよい。

0017

また、前記胴部は、平面視において略円形状であってもよい。

0018

また、本発明の他の一態様に係る飲用容器は、飲用者が飲み物を飲用するための飲用容器であって、飲み物を収容する収容部を含み、前記収容部は、開口端の開口の周囲部分である縁部と、閉塞端を構成する底部と、前記縁部と前記底部との間の胴部とを含み、前記飲用容器は、透明な樹脂で形成され、前記縁部は、平面視において丸みを有する三角形状又は四角形状であり、前記三角形状又は四角形状の辺部の丸みの半径が、角部の丸みの半径より大きい。

0019

また、前記胴部は、平面視において略円形状であり、前記縁部は、平面視において角部に丸みを有する三角形状であってもよい。

0020

また、前記胴部は、花弁状に外側に膨らむ第1装飾部と、形状の第2装飾部とを有してもよい。

0021

また、横幅又は奥行幅が前記飲用容器の全体の高さの2分の1以上である台座部を含んでもよい。

0022

また、前記飲用容器は、ワイン、日本酒を飲用するための容器であってもよい。

発明の効果

0023

本発明によれば、飲用者が飲み物自体をより楽しめる飲用容器を提供することができる。

0024

上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。

図面の簡単な説明

0025

本発明に係る飲用容器の一例を示す図である。
図1の飲用容器の平面図である。
図1の飲用容器の使用状態の例を示す図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図4の飲用容器の平面図である。
図4の飲用容器の使用状態の例を示す図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図7の飲用容器の平面図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図9の飲用容器の平面図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図11の飲用容器の平面図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
顔の寸法と関連して飲用容器の縁部の広さを示す図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図15の飲用容器の平面図である。
図15の飲用容器の一部拡大図である。
図15の飲用容器の一部変形例である。
図15の飲用容器の一部変形例である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図20の飲用容器の底面図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図22の飲用容器の底面図である。
本発明の他の一例に係る飲用容器を示す図である。
図24の飲用容器の底面図である。
図24の飲用容器の一部拡大図である。
図24の飲用容器の斜視図である。

実施例

0026

以下、図面を参照して本願の飲用容器の実施形態の例を説明する。以下の説明では同様な構成については同様な符号を付してその説明を省略することがある。また、飲用容器を用いて飲用する飲み物としてワイン、日本酒等を例に説明するが、これは一例に過ぎず、本発明に係る飲み物には、ワイン、日本酒、ビール焼酎等を含む酒類をはじめ、ジュース果汁飲料果汁入り清涼飲料を含む果汁飲料類、茶葉香草ハーブ)、花等を原料とした茶系飲料類、冷水氷水等を含む水、ヨーグルト牛乳等を含む乳製品飲料等も含まれる。

0027

図1図3は本発明に係る飲用容器の一例である飲用容器100を示す図で、図1は正面及び縦断面を示す図、図2は平面図、図3は使用状態の例を示す図である。以下では、図1に示すX方向を幅方向(水平方向)とし、Y方向を深さ方向(上下方向、垂直方向)として説明する。

0028

飲用容器100は、飲み物を飲用するための容器で、例えばワイングラスである。飲用容器100は、飲み物を収容する収容部10と、飲用者の指が掛かる脚部20と、テーブル等に載置される台座部30とを含む。飲用容器100は、図示のように収容部10、脚部20及び台座部30が一体に形成されてもよいし、後述例のように2以上に別体に形成されてから接続されてもよい。

0029

収容部10は、一端(上端)が開口し、他端(下端)が閉塞する形状である。言い換えれば、収容部10は、開口端と閉塞端との間の周壁部分と、閉塞端の閉塞部分とで囲まれる容器状の部分である。

0030

収容部10は、開口端の開口の周囲部分である縁部11と、閉塞端の閉塞部分である底部13と、縁部11と底部13の間の胴部12とを含む。

0031

収容部10は、一例として、全体として、平面視略三角形状に形成される。収容部10は、図示のように略正三角形が好ましいが、二等辺三角形や三辺が異なる三角形でもよい。収容部10の三角形状の角部は、丸みを帯びる形状、例えば円弧状である。角部の丸みの半径r1は、例えば内側で23mm〜100mmであり、好ましくは、30mm〜100mmである。また、三角形状の辺部は、好ましくは、丸みを帯びる形状で、丸みの半径r11が角部の丸みの半径r1より大きい。辺部の丸みの半径r11は、例えば内側で110mm〜300mmであり、好ましくは120mm〜260mmである。なお、ここでは、内側は収容部の内周側ないし内縁側を指し、外側は収容部の外周側ないし外縁側を指す。

0032

収容部10は、縁部11における三角形状の角部15が飲み口部(第1飲み口部)を構成し、胴部12における角部21が流路を構成する。より具体的には、図3に示すように、飲用容器100を傾けると、飲み物が胴部12の角部21に集まり、角部21が流路(流動溝)になる。また、縁部11における角部15が丸みのあるV字形状であるため、口の形状に対応した飲み口部となる。

0033

収容部10は、図示のように、深くなるにつれて、幅が一旦大きくなるように拡幅してから、幅が小さくなるように縮幅する形状である。言い換えれば、収容部10は、最大外周部121から上、下端に向かって縮幅する形状である。拡幅幅D1は、例えば、0mm〜80mmであり、好ましくは、5mm〜70mmである。すなわち、胴部12の最大外周部121と縁部11との水平方向における距離D1が、例えば0mm〜80mmであり、好ましくは5mm〜70mmである。また、拡幅幅は、−10mm〜0mm、すなわち、胴部より縁部が広く形成されてもよい。

0034

縁部11は、前述のように平面視において角部及び辺部に丸みを有する略三角形状である。縁部11の横幅(三角形状の底辺の幅)W1は、飲用者の一方の目の目尻から他方の目の目尻までの間隔以上、すなわち、外眼角幅以上の大きさである。また、縁部11の奥行幅(三角形状の垂線)W2は、飲用者の下唇の上端から上睫毛までの間隔以上の大きさである。

0035

図14は、顔の寸法と関連して飲用容器の縁部の広さを示す図である。飲用容器の縁部11の横幅W1及び奥行幅W2は、人体の顔の寸法を考慮して設定される。例えば、産総研のウェブサイトでは、日本人の顔寸法の統計値高齢男性、高齢群女性青年群女性及び青年群女性にグループ分けされて公表されている(「日本人頭部寸法データ2001」)。これによれば、例えば、青年群男性は、頭幅E8の平均値が160.8mmで、外眼角幅E14の平均値が93.6mmで、形態学顔高E16の平均値が121.1mmである。

0036

このような人体の顔寸法を案して、飲用容器の縁部11の広さは以下のように設定できる。縁部11は、一例として、横幅(最大横幅)及び奥行幅(最大奥行幅)が110mm以上である。例えば、縁部11の横幅W1は、110mm以上で、好ましくは115mm〜200mmで、より好ましくは、120mm〜180mmである。縁部11の奥行幅W2は、一例として、110mm以上で、好ましくは115mm〜200mmで、より好ましくは、120mm〜180mmである。

0037

また、後述例のように、縁部が平面視円形である場合、その直径W5は、例えば、124mm〜210mmで、好ましくは、125mm〜200mmである。

0038

縁部11の厚さは、ブロー成形時に、縁部から胴部にかけて肉厚が厚くなる傾向がある。ここでは、縁部11付近の厚さが、例えば、1.5mm〜5mm、好ましくは、1.8mm〜4mmとなるように、飲用容器100の厚みを設定する。

0039

胴部12は、前述のように平面視において角部及び辺部に丸みを有する略三角形状である。胴部12は、縁部11より拡幅幅D1の2倍分だけ大きい横幅W3と奥行幅W4とを有する。言い換えれば、胴部12は、水平方向に縁部11より広い部分を有する。なお、胴部12の平面形状は、例えば、円形や三角形状以外の多角形状でもよい。また、後述の例のように、胴部に装飾が施されてもよい。

0040

底部13は、図示のように、収容部10の閉塞端をなし、脚部20の上端と接合ラインBで接合している。

0041

脚部20は、上下に延びる棒状部分で、図示のように中空パイプ状に形成されてもよいし、中実に形成されてもよい。脚部20は、上端が接合ラインBで収容部10の底部13と接合し、下端が台座部30に連なる。脚部20は、下端に向かって緩やかに広がる形状でもよい。

0042

脚部20は、収容部10と同様に、平面視略三角形状に形成されてもよいし、略円形楕円形に形成されてもよい。脚部20を収容部10の三角形状に対応した三角形状に形成すれば、指の感覚だけで飲み口部である角部15の位置が分かるようになる。

0043

台座部30は、脚部20からフランジ状に広がる部分で、上端が脚部20の下端と連なり、下端がテーブル等に載置される載置端となる。台座部30は、平面視略円形のものが図示されているが、収容部10に対応した略三角形状に形成されてもよいし、楕円形、三角形以外の多角形等他の形状に形成されてもよい。また、台座部30は、図示のように中空に形成されてもよいし、中実に形成されてもよい。台座部30は、飲用容器100全体の安定度を保つため、水平方向の横幅(最大横幅)又は奥行幅(最大奥行幅)が、飲用容器100の全体の高さ(Y方向の全長)の2/5以上、より好ましくは1/2以上に形成される。

0044

飲用容器100は、縁部11が飲用者の両目を完全に覆うほど広い面積を占めるため、飲用する際に、飲用者の飲み物に対する感触がより豊かになる。まず、飲用の際に、鼻全体が縁部の内側に位置するので、飲み物の香りが鼻の下方だけでなく、鼻の周囲に広がるので、豊富な香りに嗅覚が満たされる。次に、両目が縁部に覆われる範囲にあるので、目の前の飲み物だけに集中するようになり、飲み物が近づくにつれて飲み物の色や揺れ動く態様が目に鮮明に映り、視覚で魅了される。また、縁部の開口部がに近いため、飲み物の揺れ動く音や飲用者の飲み込む音が伝わりやすく、聴覚でも楽しめる。また、皮膚との接触面が大きく、肌による感触が増している。飲用容器100は、通常の口や、のどによる感触に、さらにこれらの感触が加わるため、飲み物を存分に楽しむことができる。また、心の切り替えができ、ストレス発散にもつながる。

0045

また、飲用容器100は、図3に示すように、飲み物を飲みながら内側から容器を通して外側を視ることで、ゆがん景色を見ながら飲むことができ、面白さを感じながら飲むことができる。

0046

また、飲用容器100は、縁部が広いため、鼻全体が覆われて、飲用容器100中の、外部より香りの濃度が高い空気が吸われるため、より芳醇な飲み物の香りを楽しめる。

0047

また、飲用容器100は、縁部が広いので、飲み物、特に有色の飲み物(例えばワイン)を注ぐとき、目の前に広がる飲み物に気が取られやすくなる。また、縁部に対応して胴部も広く、飲み物の収容量が増えて飲用容器全体が重いため、慎重にゆっくり口まで運ばなければならず、飲む前は緊張感が高まる。一方、飲んだ後は達成感に満たされるので、心のメリハリをつけることができる。

0048

さらに、例えばワイン等の場合、飲用容器100内に充満したアルコールなどの香りによる顔の皮膚や目に対する刺激により得られる感覚からいっそうの充実感を味わうことが期待できる。

0049

さらに、飲用容器100を用いて、友達恋人家族間で飲み物を回し飲みすることで、親近感を高めることができる。

0050

飲用容器100は、例えば、少なくとも収容部10が透光性を有する素材で形成され、例えばプラスチック樹脂、より好ましくは有機ガラスで形成される。有機ガラスは、透明樹脂を意味し、ポリカーボネート樹脂ポリエステル樹脂アクリル樹脂等が挙げられる。飲用容器100には、例えば、トライタン(登録商標)が用いられる。飲用容器100は、その一部または全体が色彩を有してもよい。色彩は、上記有機ガラスなどやABS樹脂ポリプロピレン樹脂などに施されても良い。色彩は、例えば白色を用いることで赤ワインの赤色やオレンジジュースのオレンジ色が映える。一方、半透明ダーク系などの色彩とすることで、ウイスキーや、ビールの深みが増す。また、赤紫や、ピンクを用いることで、赤ワインの色味を引き出したり、透明な飲料の場合に、色移りして飲み物が一層美味しそうに映ったりする。また、完全に透明な場合よりも、汚れや傷が目立たなくなる。

0051

また、このようなプラスチック素材を用いることで、飲用容器が大きく形成されても割れにくく、扱いやすいため、安心して飲み物を楽しめることができ、飲み心地がよいうえに、安心して洗浄することもできる。さらに、ガラス容器と異なり、熱伝導が少ないため、飲み物の温度が持続しやすく、結露しにくい。

0052

さらに、軽量化を図ることができ、例えば、小型(縁部の広さが直径120mm〜140mm相当)の場合、150g〜300gで形成できる。大型(縁部の広さが直径140mm〜200mm相当)の場合、200g〜700gで成形できる。

0053

飲用容器100は、例えば射出成形やブロー成形(中空成形)で形成される。肉厚部分は、二重成形が用いられてもよい。例えば、ブロー成形で、溶融された材料をパイプ状に押し出し(パリソン)、パリソン内圧縮エアーを吹き込んで材料を金型に押し当てて、冷却、固化させて、収容部を形成することができる。

0054

なお、ブロー成形の場合、一般的に、縁部は、平面視円形であり、正面視上端が平らな形状が作りやすく、肉厚も均等にしやすい。また、後加工もしやすい。

0055

また、飲用容器100は、図示のように、収容部が全体として平面視略三角形状に形成され、全体として丸みを帯びる形状に形成される。辺部の丸みの半径R11が角部の丸みの半径r1より大きく、飲み口部(第2飲み口部)としても機能する。この第2飲み口部で飲むことにより、飲み物がから横に広がり、舌を通る部位や触れる味蕾の位置の違いにより、角部を飲み口部とする場合とは異なる味わいとなる。舌ないし味蕾と広く接するほうが甘みが引き立つという説もある。さらに、この場合は、三角形状の頂点付近が鼻上に被さることで、香りが集まりやすく感じやすくなるとともに、目にかかる部分が減るためアルコールなどの刺激を和らげる効果もある。

0056

飲み物の種類や飲む量などに応じて、第1飲み口部と第2飲み口部を使い分けるようにしてもよい。

0057

<変形例1>
図4図6は変形例1に係る飲用容器の一例である飲用容器100aを示す図で、図4は正面及び縦断面を示す図、図5は平面図、図6は使用状態の例を示す図である。飲用容器100aは、収容部10aと、脚部20aと、台座部30aとを含む。飲用容器100aは、脚部20aと台座部30aとが一体に形成され、収容部10aがこれらとは別体に形成される。

0058

収容部10aは、一例として、平面視略円形状に形成される。なお、楕円形等他の形状でもよい。収容部10aは、図示のように、深くなるにつれて、幅が一旦大きくなるように拡幅してから、幅が小さくなるように縮幅する形状でもよい。

0059

収容部10aは、縁部11aと、胴部12aと、底部13aとを含む。縁部11aは、飲用者の両目の間の間隔より広く、飲用者の下唇上端から上睫毛までの間隔より広い直径W5を有する。

0060

縁部11aには、飲み口部14aが設けられる。飲み口部14aは、その外周の一部が外側に向かって円弧形状に膨出してなる部分である。ここでは、図5に示すように、飲み口部14aは、縁部11aにおいて径方向外側に円弧状に膨出する部分である。飲み口部14aの円弧形状の半径は、例えば、20mm以上である。

0061

飲み口部14aは、図4に示すように、正面視において、径方向に膨出(延出)して中心線Aに対して外側へ傾斜し、胴部12aの縁部に隣接する部分が中心線Aに対して内側へ傾斜するため、飲み口部14aは、胴部12aの隣接部分とで略くの字形状部分(C部)を形成する。C部は、Y方向において開口端から3mm以上の長さを有する。

0062

飲み口部14aは、複数設けられてもよい。例えば、図示のように4つの飲み口部14aが設けられ、回し飲みするときに、飲用者毎に異なる飲み口部14aを利用されてもよい。また、それぞれの飲み口部を区別しやすくするために、数字文字図案、色彩等の識別表示がされてもよい。

0063

飲み口部14aは、複数設けられる場合、円弧形状の半径が、それぞれ異なってもよいし、一部が異なってよい。例えば、図示のように、4つの飲み口部14aの場合、異なる2種類の半径r2、r3を有するものとしてもよい。飲み口部14aの円弧形状の半径は、飲用者の唇の大きさを考慮して半径を異ならせてもよいし、飲む量を抑制するために半径を異ならせてもよいし、ビール、ワイン、日本酒等飲み物によって半径を異ならせてもよい。例えば、円弧形状の半径を、ビールでは35mm以下とし、日本酒やワインでは35mm以上とすれば、味わいも異なる。また、例えば炭酸飲料水や水を、飲み口部14a以外の縁部部分で飲むことにより、これらの口に広がる味わいを得ることが出来る。

0064

底部13aは、図示のように、脚部20aの上端と嵌め合うことで脚部20aと接続している。嵌め合う部分の接続をより確実にするために、接着剤などが用いられてもよい。

0065

飲用容器100aは、縁部11aが広く形成されても、図6に示すように、飲み口部14aを有することで、唇が掛かりやすく、飲みやすくなる。また、飲み口部14aを設けることで、縁部11aの強度を高めて、成形時の縁部の撓みを抑制し、使用時の変形も減らすことができる。縁部が広ければ(広く開口していれば)、変形しやすくなるが、飲み口部14aにより縁部がリブ状になる事で変形防止に有効である。

0066

<変形例2>
図7図8は変形例2に係る飲用容器の一例である飲用容器100bを示す図で、図7は正面及び縦断面を示す図、図8は平面図である。飲用容器100bは、収容部10bと、脚部20bと、台座部30bとを含む。飲用容器100bは、収容部10bと脚部20bとが一体に形成され、台座部30bがこれらとは別体に形成されている。

0067

収容部10bは、縁部11bと、胴部12bと、底部13bとを含む。縁部11bは、前述飲用容器と同様に、飲用者の両目尻の間の間隔より広い横幅(最大横幅)(直径)と、飲用者の下唇上端から上睫毛までの間隔より広い奥行幅(最大奥行幅)(直径)を有する。台座部30bは、飲用容器100b全体の安定度を保つため、水平方向の横幅又は奥行幅が、飲用容器100bの全体の高さの1/2以上とすることが望ましい。

0068

縁部11bは、図8に示すように、平面視略多角形状ないし花びら形状である。図示の例では、縁部11bは、角部15bが6つである略六角形状である。縁部11bの形状は、周方向に波をうつ波形状とも言える。縁部11bは、飲み口部である角部15bと、角部15b同士の間の凹部16bとを含む。角部15b及び凹部16bは、いずれも折れ曲がる部分が丸みを帯びる形状である。

0069

また、角部15bは、図7に示すように、正面視において上方に膨出している。言い換えれば、縁部11bには、その外周の一部が上方に膨出してなる飲み口部が設けられている。これによって縁部11bは、上下方向に波打つ形状をなしている。

0070

胴部12bは、平面視略円形状である。胴部12bは、縁部11bに隣接する部分が凹部16bに対応して凹んでもよい。

0071

脚部20bは収容部10bと一体に形成され、下端で台座部30bと接続される。例えば、台座部30bと脚部20bの下端とがねじ止めされることで、両者が接続される。

0072

飲用容器100bは、縁部11bを略多角形状ないし花びら形状に形成し、径方向に膨出する角部15bを設けることで、角部15bで飲み口部を構成することができる。また、角部15bを設けることで、縁部11bの強度を高めて、成形時の縁部の撓みを抑制できる。

0073

<変形例3>
図9図10は変形例3に係る飲用容器の一例である飲用容器100cを示す図で、図9は正面及び縦断面を示す図、図10は平面図である。飲用容器100cは、収容部10cと、取っ手40cとを含む。飲用容器100cは、例えばぐい飲みである。

0074

収容部10cは、縁部11cと、胴部12cと、底部13cとを含む。縁部11cは、前述飲用容器と同様に、飲用者の両目尻の間の間隔より広い横幅(最大横幅)(直径)と、飲用者の下唇上端から上睫毛までの間隔より広い奥行幅(最大奥行幅)(直径)を有する。

0075

収容部10cは、一例として、平面視略円形状に形成される。なお、楕円形等他の形状でもよい。収容部10cは、図示のように、深くなるにつれて、幅が一旦大きくなるように拡幅してから、幅が小さくなるように縮幅する形状でもよい。

0076

縁部11cには、飲み口部14cが設けられる。飲み口部14cは、前述飲み口部14aと同様であり、ここでは説明を省略する。ここでは、例えば、3つの飲み口部14cが設けられる。

0077

胴部12cは、平面視略円形状である。胴部12cには、飲み口部14cと対応して、これと同数の流導部17cが設けられる。

0078

流導部17cは、飲み物が胴部12から飲み口部14cへ流れる流路となる部分である。一例として、流導部17cは、最大外周部121cより上方の位置から、飲み口部14cに向かって漸次拡幅する形状である。

0079

取っ手40cは、収容部10cの胴部12cに設けられる。また、飲用容器100cでは、収容部10cの底部13cが載置端となるため、底部13cは水平方向でやや広い面積を占めるように形成され、例えば、前述の台座部と水平方向で略同等の面積を占めるように形成される。なお、取っ手40cは、1つ設けられた例が図示されているが、対称位置に2つ設けられてもよい。

0080

飲用容器100cは、縁部11cが広く形成されても、さらに流導部17cを有するため、飲み物が飲み口部14cに導かれやすくなり、さらに飲みやすくなる。

0081

なお、飲用容器は、例えば、収容部の内側に湾曲した溝を付けることで縁部の強度を高め、成形時の撓みを抑制することができる。

0082

<変形例4>
図11図12は変形例4に係る飲用容器の一例である飲用容器100dを示す図で、図10は正面図、図11は平面図である。飲用容器100dは、収容部10dと、脚部20dと、台座部30dとを含む。収容部10dは、縁部11dと、胴部12dと、底部13dとを含む。縁部11dは、平面視略真円形状である。

0083

胴部12dには、装飾が施されている。一例として、図示のように、花びら形状の第1装飾部122dと、萼形状の第2装飾部123dを胴部12dの外周面に施して、バラの花のつぼみのような形状としてもよい。このように、胴部の一部、胴部全体、又は飲用容器全体に装飾を施してもよい。

0084

<変形例5>
図13は、変形例5に係る飲用容器の一例である飲用容器100eを示す図である。飲用容器100eは、収容部10eと、脚部20eと、台座部30eとを含む。収容部10eは、縁部11eと、胴部12eと、底部13eとを含む。

0085

飲用容器100eは、図示のように、正面視において、上端(開口端)が水平方向に対して傾斜している。このように構成して、高い位置にあるF部を飲み口部14eとすることができる。なお、ここでは、上端が全体として傾斜しているが、上端の一部のみが傾斜する構成としてもよい。

0086

<変形例6>
図15図17は変形例6に係る飲用容器の一例である飲用容器100fを示す図である。図15は正面及び縦断面を示す図、図16は平面図、図17図15のP部の拡大図である。

0087

飲用容器100fは、収容部10fと、脚部20fと、台座部30fとを含む点、収容部10fの縁部11fの横幅及び奥行き幅ないし直径が110mm以上である点などは、前述の飲用容器と同様である。以下では、前述例と異なる点を主として説明する。

0088

収容部10fは、胴部12fが縁部11fに向かって幅が大きくなるように拡幅する形状で、縁部11fが胴部12fよりも幅が大きく形成される。

0089

縁部11fは、全周に亘って外側に反るように広がる開き部101fを有する。開き部101fの開き幅、言い換えれば、開き部101fが外周全周に亘って外側に広がる幅d1は、例えば2mm〜25mmで、好ましくは3mm〜15mmである。

0090

開き部101fは、縦断面視において円弧形状である。開き部101fの円弧形状の曲率半径R1は、例えば10mm〜70mmで、好ましくは20mm〜50mmである。

0091

また、縁部11fの厚みt1は、例えば1mm〜5mmで、好ましくは1.5mm〜3.5mmである。

0092

飲用容器100fは、縁部11fに開き部101fを有することで、より芳醇な飲み物の香りを楽しめる。例えば、飲み物がワインである場合、ワインを空気(酸素)と接触させて本来の香りや味わいを開かせる「ワインの開花」と言われる過程、この開花させた香りを放出する過程が、飲用容器100fを用いれば容易に行える。すなわち、図15に示すように、飲用容器100fに注がれたワインは、矢印Gのようにワインの開花が行われ、その香りは矢印Hのように、開き部101fを有することで広がって放出される。

0093

また、飲用容器100fは、通常の飲用容器と異なって縁部の幅が大きいため、樹脂材料成型すると、縁部がゆがみやすくなるが、外側に反る開き部101fを設けることで、このような縁部のゆがみを防止できる。

0094

また、開き部101fは、飲み物の流れが滑らかになるため、飲み物が飲みやすくなる。

0095

図18図15の飲用容器の一部変形例である。飲用容器100fは、リング部102fを有してもよい。

0096

リング部102f、胴部12fに設けられ、より具体的には、胴部12fの縁部11fに近接の位置に設けられる。あるいは、縁部11fの開き部101fの下方に設けられる。リング部102fは、周方向にリング状に突出するものである。より具体的には、周方向の外側に突出して、正面視帯状、平面視リング状に形成される。リング部102fの内壁面からの突出度合t2は、特に限定しないが、飲み物の流れに影響がない、飲み物の溜まりを作らない程度がよい。また、リング部102fの壁厚は、他の部分と同様でもよいし、厚くてもよい。

0097

飲用容器100fは、通常の飲用容器と異なって縁部の幅が大きいため、樹脂材料で成型すると、縁部がゆがみやすくなるが、胴部の縁部に近接位置にリング部を設けることで、このような縁部のゆがみを防止できる。

0098

図19図15の飲用容器の一部変形例である。飲用容器100fは、リブ103fを有してもよい。

0099

リブ103f、縁部11fに設けられ、開き部101fを有する場合は、図示のように開き部101fに設けられてもよい。一例として、リブ103fは、縁部11fの開口を周方向の外側で囲うように外壁から肉厚に盛り上がって形成される。リブ103fを有することで、縁部11fの開口の厚みは、t1からt3に増加する。t3は、例えば、t1の1.2倍〜5倍である。

0100

リブ103fは、縁部11fの外壁との間にR面が形成されてもよい。図示ように、リブ103fと、縁部11f(開き部101fを有する場合は開き部101f)の外壁との間の接続面がR面に形成されてもよい。曲率半径R3は、例えば0.5mm〜3mmで、好ましくは0.5mm〜1mmである。

0101

飲用容器100fは、通常の飲用容器と異なって縁部の幅が大きいため、樹脂材料で成型すると、縁部がゆがみやすくなるが、縁部にリブを設けることで、このような縁部のゆがみを防止できる。

0102

<変形例7>
図20図21は変形例7に係る飲用容器の一例である飲用容器100hを示す図である。図20は平面図、正面及び縦断面を示す図、図21は底面図である。

0103

飲用容器100hは、収容部10hと、脚部20hと、台座部30hとを含む点、収容部10hの縁部11hの横幅W1及び奥行き幅W2が110mm以上である点などは、前述の飲用容器と同様である。また、縁部11hに開き部101hを有する点は前述飲用容器100fと同様である。以下では、前述例と異なる点を主として説明する。

0104

収容部10hは、全体として、平面視略四角形状に形成される。収容部10hは、好ましくは、図示のように略正方形である。また、収容部10hは、全体として丸みを帯びる形状である。収容部10hの四角形状の角部の丸みの半径r1は、例えば内側で23mm〜100mmであり、好ましくは、30〜100mmである。収容部10hの四角形状の辺部の丸みの半径r11は、角部の丸みの半径より大きく、例えば内側で110mm〜300mmであり、好ましくは、120〜260mmである。角部及び辺部は、流路及び飲み口部としても機能する。

0105

収容部10hは、角部を飲み口部(第1飲み口部)とする場合と、辺部を飲み口部(第2飲み口部)とする場合とでは、飲み物の味わいが異なるため、飲用容器100hは、飲み口部を変えることで同じ飲み物でも異なる味わいを楽しめる。

0106

なお、収容部10hは、全体として、五角形状六角形状としてもよいが、この場合は、角部と辺部の丸みの大きさの違いを出しにくく、飲み口部に差を付けることが難しいため、味の違いが出にくくなる。

0107

図14に示すように、人の顔における目や鼻、口の配置を参照すると、四角形状のほうが、これらの器官をより小さい面積で覆うことが分かる。言い換えれば、図20に示す対角線W6が実質的に横幅ないし奥行き幅となる。目や鼻、口は、飲み物を楽しむ最も重要な器官であり、飲用容器100hは縁部11hを四角形状とすることで、効率よくこれらの器官を覆い、飲み物を楽しめる。

0108

収容部10hは、一例として、胴部12hが縁部11hに向かって幅が大きくなるように拡幅する形状で、縁部11hが胴部12hよりも幅が大きく形成される。

0109

図21に示すように、台座部30は、一例として底面視略円形である。角部が飲み口部となる場合もあるため、円形のほうが使いやすい。台座部30hは、飲用容器100h全体の安定度を保つため、直径が、飲用容器100の全体の高さ(Y方向の全長)の2/5以上、より好ましくは1/2以上に形成される。

0110

なお、飲用容器100hは、縁部11hの横幅W1及び奥行き幅W2が110mm未満でもよい。例えば、鼻と口のみを覆う大きさとしてもよい。この場合も、円形よりも四角形状のほうが、より小さい面積で鼻と口を覆うことができる。

0111

また、この場合は、縁部の幅が大きくなく、縁部のゆがみも低減するため、前述の開き部を設けなくてもよい。

0112

ワイングラス等の飲用容器は、通常ガラス製で、収容部が円形に形成される。飲用容器100hは、プラスチック樹脂、より好ましくは有機ガラスで形成することで、収容部全体を四角形状に形成でき、飲み物自体をより楽しめる。

0113

<変形例8>
図22図23は変形例8に係る飲用容器の一例である飲用容器100iを示す図である。図22は平面図、正面及び縦断面を示す図、図21は底面図である。飲用容器100iは、収容部10iと、台座部30iが前述飲用容器100hと異なる。以下では、飲用容器100hと異なる点を主として説明する。

0114

収容部10iは、一例として、胴部12iが最大外周部121iから縁部11hに向かって幅が小さくなるように縮幅する形状である。また、縁部11iが開き部101iを有し、胴部12iの最大外周部121iが縁部11iの上端(開口)と同じ大きさ(同大)に形成される。

0115

また、図21に示すように、台座部30は、一例として底面視収容部10iと同形状の四角形状である。

0116

<変形例9>
図24図27は変形例9に係る飲用容器の一例である飲用容器100gを示す図である。図24は平面図、正面及び縦断面を示す図、図25は底面図、図26図24のP部の拡大図、図27は斜視図である。

0117

飲用容器100gは、収容部10gと、脚部20gと、台座部30gとを含む点、収容部10gの縁部11gの横幅及び奥行き幅が110mm以上である点などは、前述の飲用容器と同様である。すなわち、前述の飲用容器と同様に、縁部が飲用者の両目尻の間の間隔より広い横幅と、飲用者の下唇の上端から上睫毛までの間隔より広い奥行幅を有する。

0118

収容部10gの胴部12gは、正面視において、図示のように長軸Iが水平方向にある略楕円球状に形成される(図示の破線を参照)。言い換えれば、上部が開放した楕円体形状で、香り開花部として機能する。長軸Iの長さは、縁部11gの幅よりも大きい。胴部12gは、平面視において、長軸Iを直径とする円形状をなしている。胴部12gは、より広く、より対流しやすい空間を提供するため、ワインの開花に好適である。

0119

一方、収容部10gの縁部11gは、上方に延びる筒状に形成される。縁部11gは全周に亘って外側に反るように広がる開き部101gを有する。開き部101gは前述開き部101fと同様であるため、詳細な説明を省略する。開き部101gで香りの放出口が広められるため、香りが開き部101gの形状に沿って広く放出される。

0120

縁部11gは、胴部12gが円形であるにも係らず、平面視三角形状であり、好ましくは、図示のように全体として丸みを有する三角形状である。なお、前述例と同様に、辺部の丸みの半径は、角部の丸みの半径より大きい。図14に示すように、飲み物を楽しむ器官である目や鼻、口は、三角形状に分布されている。そうすると、三角形状の縁部11gは、他の形状よりも効率よく例えば目、鼻、口を覆い、視覚、臭覚及び味覚全体で飲み物を楽しめるようになる。香り、アルコールは、目の粘膜にも刺激を与えるので、縁部を三角形状として無駄なく香りを放出させることで、一層飲み物を楽しめるようになる。また、三角形状の角部を飲み口部(第1飲み口部)とすることで、縁部11gは飲み物を楽しむ器官に効率よくアクセスできる。

0121

なお、縁部11gは、辺部を飲み口部(第2飲み口部)としても、三角形状の頂点付近が鼻上に被さることで香りをより一層高めて飲み物を味わうことが出来る。

0122

また、図6で示すように、内部の液体の流れを見つめることで、目線グラス内の液体に向けることになり、視線が液体に注がれる。また、図3で示すように、この状態で外界見ようとすると、目線がすべてグラスの中から、グラスを介して外を見ることになる。これらのことから、今までの、外界を見る世界感とは異なった別世界感が生まれる。さらに、液体の流れを注視する行為として、両目で焦点を合わせ斜め下側で見ることにより神経が集中する。神経の集中を行うことでリラックス効果も高まると言われている。ヨガ浄化法一種に「1点凝視法」と言うものがある。1点をじっと見つめる瞑想法のことである。1点に集中することで、疲れ目やイライラを解消したり、身体をリラックスさせたりする効果がある。見つめるものとして、例えば、「壁や」「ゆらゆら揺れるキャンドルの炎」などがある。例えば、赤ワインをゆったりと、凝視しながら見つめることで、同じ様な効果が期待できる。また、集中力を高めるための呼吸法に、鼻先に意識を向ける方法がある。液体を見つめる方向が丁度(鼻先を見つめる)そのような位置に向く。さらに、液体を飲む音が、グラス内部で反射し、グラスの出口からちょうど耳側に音が届く形状となり、より一層別世界感が高まる。これらのことから、例えばワインを、口(味)、鼻(香り)、目(外界)、肌(湿気、アルコール)、耳(音)の五感で味わうことが出来ると言える。

0123

図26に示すように、開き部101gの下方に隣接する隣接部104gは、外側に反るように形成される。図示のように、隣接部104gは、縦断面視において開き部101gより曲率半径R2が大きい円弧形状である。そのため、ここで収容部は、縁部に向かって楕円形状に締まる傾向にあった胴部が、隣接部104gにおいて徐々に空間を開いてゆき、これに次いで縁部において開き部101gでさらに開くようになる。隣接部104gは胴部12gの縁部11gに隣接する部分であってもよいし、縁部11gの胴部12gに隣接する部分であってもよい。

0124

図24図27に示すように、飲用容器100gは、収容部10gにおいて、胴部12gが正面視略楕円形状に形成されて広く、対流しやすい空間を形成して、矢印Gのようにワインを開花させる一方、縁部11gに開き部を設け、三角形状に形成して、矢印Hのように香りを放出し、無駄なく広めることで、より芳醇な味わいを楽しめる。

0125

また、例えば赤ワインを飲むとき、澱(おり)を除くため、ワインを静かにデカンタに移すことがある。空気に触れさせ、ワインの芳香を高めるためにもこのデキャンタージュが行われる。胴部が広い本発明の飲食容器は、これらの効果が期待できる。また、日本酒も表面積の大きい片口にいったん受けてから盃に移すとマイルド口当たりの酒になると言われている。本発明の飲食容器はこれらの効果が期待できる。

0126

図26に示すように、縁部11gには、前述のリブ103fと同様のリブ103gが設けられてもよい。リブ103gを有することで、縁部11gが大きい飲用容器100gでも、樹脂材料による成形において縁部のゆがみを回避できる。

0127

特に、飲用容器100gは、回転による口切りが難しいため、縁部11gを三角形状に形成することが難しいが、プリフォーム成形時の口部の段差を残して、ブロー成形において、口切りをせず、段差を残して縁部11gの最終形状とすることでこれを回避できる。

0128

飲用容器100gは、胴部12g、または胴部12から縁部11gにかけて、装飾が施されてもよい。一例として、図示のように、花弁形状の第1装飾部122gと、萼形状の第2装飾部123gを施して、バラの花のつぼみのような形状としてもよい。

0129

第1装飾部122gは、一例として、外側に花弁状に膨らんで、外壁面に浮き上がって見える。第1装飾部122gは、厚みが他の部分より厚くなっていることで外側に膨らむ形状でもよい。好ましくは、内壁面が凹入し、外壁面が凸出する形で壁部が凸出して、外側に膨らむ形状である。

0130

第2装飾部123gは、一例として、図25に示すように、底面視略五角形状である。

0131

飲用容器100gは、このような装飾を施すことで、意匠性が高まる。また、胴部12gに装飾を施して、緩やかな凹凸を設けることで、例えば、ワインのスワリングの際等にワインの流れを作ったり、変えたりすることができる。

0132

脚部20gの長さL1は、指が入る高さで、例えば15mm〜110mmで、好ましくは20mm〜90mmである。

0133

なお、飲用容器100gは、縁部11gの横幅及び奥行き幅が110mm未満でもよい。例えば、鼻と口のみを覆う大きさとしてもよい。この場合も、円形よりも三角形状のほうが、より小さい面積で鼻と口を覆うことができる。

0134

また、この場合は、縁部の幅が大きくなく、縁部のゆがみも低減するため、前述の開き部を設けなくてもよい。

0135

ワイングラス等の飲用容器は、通常ガラス製で、収容部が円形に形成される。飲用容器100gは、プラスチック樹脂、より好ましくは有機ガラスで形成することで、胴部を平面視円形に、縁部を平面視三角形に形成でき、飲み物自体をより楽しめる。

0136

なお、前述の飲用容器は、胴部が平面視円形で、縁部が平面視四角形でもよい。

0137

また、前述の飲用容器は、縁部及び胴部の一方又は双方が、一部が内側に凹む形状で、例えば内側に曲線状に凹むものでもよい。また、縁部に開き部を有する場合は、開き部の一部が内側に凹む形状でもよい。

0138

また、前述の飲用容器は、飲み物用のみならず、スープ用容器としてもよい。また、固形食べ物を入れる食器としてもよい。

0139

以上、本発明に係る飲用容器の実施形態について説明したが、これらは本発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明には、以上の各実施形態やその変形例を組み合わせた形態や、さらに様々な変形例が含まれる。請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。

0140

100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、100i飲用容器
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i 収容部
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h、11i 縁部
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i胴部
13、13a、13b、13c、13d、13e 底部
14a、14c、14e 飲み口部
15、15b 角部(飲み口部)
17c 流導部
20、20a、20b、20d、20e 脚部
30、30a、30b、30d、30e台座部
40c取っ手
101f、101g、101h、101i 開き部
102fリング部
103fリブ
122g 第1装飾部
123g 第2装飾部

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    【課題】ランチプレート用の組み立て式携帯食器を提供する。【解決手段】組み立て式携帯食器は、支え台901を含み、保温ランチプレートを取り付ける時は、連結板を上に引き、前後両側の挿しロッドを上に移動連動さ... 詳細

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    【課題】本発明は混和ジュースカップを開示した。【解決手段】本発明は混和ジュースカップを公示し、本体を含み、前記本体の頂面には漏斗が固定的に設置され、前記本体の頂面の中心には仕切板が固定的に設置され、前... 詳細

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