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技術 情報処理装置及びプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 安藤正登向井博和伊藤朋之笠間稔
出願日 2019年2月28日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-036718
公開日 2020年9月3日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-140548
状態 未査定
技術分野 検索装置
主要キーワード 降伏限界 樹形図状 物理特性値 曲率差 設計項目 分岐要素 関係線 分岐選択
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関図の作成の支援を行う情報処理装置及びプログラムを提供する。

解決手段

情報処理装置は、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、予め保持している、前記事象間の因果関係、連関図内での位置関係属性として記憶された連関図の情報から、適合度が高い分岐の観点を抽出して表示し、また前記分岐の観点を、前記連関図を表示する表示画面から選択した事象に合わせて切り替えて表示する表示手段を備える。

概要

背景

複合的な物理現象を利用したシステムは、例えば製品の最終的な品質などの結果に対して、その結果の要因となる事象が複数あり、それらの事象を結果として生じる要因となる事象がまた複数あり、さらにそれらの事象を結果として生じる要因となる事象が複数あり、・・・という具合に多くの事象が連鎖的につながっているのが一般的である。

また、そのような複雑なシステムにおいては、充足しなければならない品質が数多くあるため、設計群と品質群との因果関係は極めて複雑になる。そのため、所望の品質を満足するための設計項目見出すのが困難であり、ある品質を満足するための設計値の変更が他の品質に悪影響を及ぼすなどの問題を生じやすい。

そのような複雑な事象間の因果関係を可視化し、整理する方法はいくつか知られている。その中で代表的なのが、連関図と品質機能展開表である。連関図は、事象間の関連を表現したものであり、事象の結果とその要因の事象の間を関係線で接続することで因果関係を表現したものであり、ロジックツリーがその典型である。また、品質機能展開表は、QFD(Quality Function Deployment)表とも呼ばれ、半直線上に事象を並べた軸を互いに直交するように配置し、各軸上の事象間の関係を隣り合った軸の間にマトリクス状に配置した記号または数値で示したものである。

連関図は、結果とその要因を漏れ重複なく詳細に示すのに適しているが、対象とする事象が多くなりすぎると、図が過度に複雑化、肥大化してしまうため、実用が困難になる。一方、品質機能展開表は、多くの事象の中から重要なものを抽出して軸上に配置し、マトリクスで因果関係を表現するため、多数の結果と要因の関係を簡潔に表現することができるが、軸上に配置していない事象を含む詳細な因果関係を表現することはできず、その結果、項目の抜けや漏れを生じやすい。そこで連関図と多軸の品質機能展開表を併用することで因果関係を漏れや重複なく詳細に抽出して記述しつつ多数の要因の事象と結果の事象との因果関係を簡潔に表現することが考えられている。

特許文献1には、品質機能展開表内のある軸における項目と関連性のある、隣とその隣の軸における項目を表示するようにした情報処理装置が開示されている。特許文献1に開示された情報処理装置は、品質機能展開表のある軸内から第1の項目を選択すると、その軸と隣り合う軸に属している項目との関連性を算出して、隣の軸から第2の項目を抽出し、さらに抽出された第2の項目とその隣の軸に属している項目との関連性から第1の項目との関連性を算出して第3の項目を抽出し、これらの項目を表示するようにしている。このようにして、階層構造の項目間の関連性を分析し、一方向だけでなく、交互方向に因果関係を波及させて表示することができる。

概要

複数の事象の間の構造を表す連関を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関の作成の支援を行う情報処理装置及びプログラムを提供する。情報処理装置は、複数の事象の間の構造を表す連関を作成する際、予め保持している、前記事象間の因果関係、連関内での位置関係属性として記憶された連関の情報から、適合度が高い分岐の観点を抽出して表示し、また前記分岐の観点を、前記連関を表示する表示画面から選択した事象に合わせて切り替えて表示する表示手段を備える。

目的

本発明の課題の一つは、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関図の作成の支援を行う情報処理装置及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、予め保持している、関連性のある分岐の観点を表示する表示手段を備えた情報処理装置

請求項2

前記表示手段は、前記分岐の観点を、前記連関図を表示する表示画面から選択した事象に合わせて切り替えて表示する請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記表示手段は、前記事象間の因果関係、連関図内での位置関係属性として、記憶された連関図の情報から、適合度が高い分岐の観点を抽出して表示する請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記表示手段は、一つの分岐を選択したら、それと並列または直列な分岐の仕方予測して表示する請求項1に記載の情報処理装置。

請求項5

前記表示手段は、複数の分岐を提示利用者による編集が可能な状態とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項6

前記表示手段は、前記連関図を表示する表示画面から選択された分岐を連関図に追加する請求項2−5のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項7

コンピュータを、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、予め保持している、関連性のある分岐の観点を表示する表示手段として機能させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。

背景技術

0002

複合的な物理現象を利用したシステムは、例えば製品の最終的な品質などの結果に対して、その結果の要因となる事象が複数あり、それらの事象を結果として生じる要因となる事象がまた複数あり、さらにそれらの事象を結果として生じる要因となる事象が複数あり、・・・という具合に多くの事象が連鎖的につながっているのが一般的である。

0003

また、そのような複雑なシステムにおいては、充足しなければならない品質が数多くあるため、設計群と品質群との因果関係は極めて複雑になる。そのため、所望の品質を満足するための設計項目見出すのが困難であり、ある品質を満足するための設計値の変更が他の品質に悪影響を及ぼすなどの問題を生じやすい。

0004

そのような複雑な事象間の因果関係を可視化し、整理する方法はいくつか知られている。その中で代表的なのが、連関図と品質機能展開表である。連関図は、事象間の関連を表現したものであり、事象の結果とその要因の事象の間を関係線で接続することで因果関係を表現したものであり、ロジックツリーがその典型である。また、品質機能展開表は、QFD(Quality Function Deployment)表とも呼ばれ、半直線上に事象を並べた軸を互いに直交するように配置し、各軸上の事象間の関係を隣り合った軸の間にマトリクス状に配置した記号または数値で示したものである。

0005

連関図は、結果とその要因を漏れ重複なく詳細に示すのに適しているが、対象とする事象が多くなりすぎると、図が過度に複雑化、肥大化してしまうため、実用が困難になる。一方、品質機能展開表は、多くの事象の中から重要なものを抽出して軸上に配置し、マトリクスで因果関係を表現するため、多数の結果と要因の関係を簡潔に表現することができるが、軸上に配置していない事象を含む詳細な因果関係を表現することはできず、その結果、項目の抜けや漏れを生じやすい。そこで連関図と多軸の品質機能展開表を併用することで因果関係を漏れや重複なく詳細に抽出して記述しつつ多数の要因の事象と結果の事象との因果関係を簡潔に表現することが考えられている。

0006

特許文献1には、品質機能展開表内のある軸における項目と関連性のある、隣とその隣の軸における項目を表示するようにした情報処理装置が開示されている。特許文献1に開示された情報処理装置は、品質機能展開表のある軸内から第1の項目を選択すると、その軸と隣り合う軸に属している項目との関連性を算出して、隣の軸から第2の項目を抽出し、さらに抽出された第2の項目とその隣の軸に属している項目との関連性から第1の項目との関連性を算出して第3の項目を抽出し、これらの項目を表示するようにしている。このようにして、階層構造の項目間の関連性を分析し、一方向だけでなく、交互方向に因果関係を波及させて表示することができる。

先行技術

0007

特開2014−112338号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明の課題の一つは、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関図の作成の支援を行う情報処理装置及びプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

[1]複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、予め保持している、関連性のある分岐の観点を表示する表示手段を備えた情報処理装置。
[2]前記表示手段は、前記分岐の観点を、前記連関図を表示する表示画面から選択した事象に合わせて切り替えて表示する[1]に記載の情報処理装置。
[3]前記表示手段は、前記事象間の因果関係、連関図内での位置関係属性として、記憶された連関図の情報から、適合度が高い分岐の観点を抽出して表示する[1]または[2]に記載の情報処理装置。
[4]前記表示手段は、一つの分岐を選択したら、それと並列または直列な分岐の仕方予測して表示する[1]に記載の情報処理装置。
[5]前記表示手段は、複数の分岐を提示し利用者による編集が可能な状態とする[1]に記載の情報処理装置。
[6]前記表示手段は、前記連関図を表示する表示画面から選択された分岐を連関図に追加する[2]−[5]のいずれかに記載の情報処理装置。
[7]コンピュータを、
複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、予め保持している、関連性のある分岐の観点を表示する表示手段として機能させるプログラム。

発明の効果

0010

請求項1及び7に係る発明によれば、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関図の作成の支援を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、選択した事象に合わせて適切な分岐の観点を提示することができる。
請求項3に係る発明によれば、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、過去のデータを用いることで効率的に連関図を作成することができる。
請求項4に係る発明によれば、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、作成者は分岐の判断に迷うことなく連関図を作成することができる。
請求項5に係る発明によれば、複数の事象の間の構造を表す連関図を作成する際、作成者の考えを取り入れて、適切な分岐の観点を選択できるように支援することができる。
請求項6に係る発明によれば、選択した分岐に基づいて連関図に追加されるので、連関図の作成が容易となる。

図面の簡単な説明

0011

図1は、連関図の一例を示す説明図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成の一例を示す構成図である。
図3は、本発明の第1の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。
図4は、選択した事象に合わせて切り替えて表示される分岐の観点の一例を示す説明図である。
図5は、本発明の第2の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。
図6は、本発明の第3の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。
図7は、本発明の第4の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。

実施例

0012

(連関図の説明)
本発明は、様々な事象を対象とし複数の事象の間の因果関係の構造を表す連関図を作成する際、関連性のある分岐の観点を提示して、連関図の作成を支援するものである。そこでまず、連関図について簡単に説明しておく。連関図とは、事象間の因果関係の構造を可視化するために、事象を記述した図形を、各事象の間の依存関係をその依存状態に応じて線で接続して樹形図(ロジックツリー)を構成したものである。

0013

図1に連関図の一例を示す。連関図は、例えば、顧客が製品に要求する品質、その品質を実現するための機能、その機能を実現するための物理特性値、その物理特性値を実現するための設計パラメータ制御パラメータ)という階層構造を有する。

0014

図1に示す連関図20について、その一部を説明すると、まず顧客が要求するプリント紙の品質としてデカール曲率差200があり、それを実現する機能として、曲げ降伏寄与分201と曲げ時間202があり、曲げの降伏寄与分201を実現する物理特性として降伏限界203及び曲げ歪み204がある。さらに、降伏限界203を実現する物理特性として降伏応力205と環境による変化206、降伏環境依存207があり、その降伏応力205及び降伏環境依存207を実現する設計パラメータとして紙種210があり、また環境による変化206を実現する設計パラメータとして温度208及び含水率209がある等々という具合に構成されている。

0015

連関図20において、各事象は先端に矢印のついた線で結ばれているが、矢印の根元側の事象が原因、矢印の先端側の事象が結果を表す。従って、例えばデカール曲率差200に対しては曲げの降伏寄与分201及び曲げ時間202が関係している。また各事象間の関係を表す線も、連関図20においては全て同じ線で表現されているが、事象間の関係に応じて、線の太さや線の種類を変えて表示するようにしてもよい。

0016

製品を製作する場合には、例えば、最下層の設計パラメータである紙種210を変化させるとそれに応じて降伏応力205が変わり、降伏応力205が変わると降伏限界203が変わり、降伏限界203が変わると曲げの降伏寄与分201が変わり、それにより要求品質であるデカール曲率差200が影響を受けるという関係がある。製品の設計においては、最終的な要求品質が得られるように紙種210やその他の設計パラメータを決めて行くこととなる。そこで連関図を漏れや重複のないように作成することが重要となる。

0017

[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。

0018

(情報処理装置の構成)
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示す構成図である。図2に示すように、情報処理装置1は、制御部10、記憶部12、操作部14、表示部16及び外部I/F18を含んで構成される。

0019

制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等から構成され、各部を制御するとともに各種のプログラムを実行する。

0020

制御部10は、事象・分岐選択受付手段100、事象検索手段101、分岐予測手段102、事象・分岐確定手段103及び表示手段104を含んで構成される。

0021

記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置から構成され、情報を記憶する。

0022

記憶部12は、情報処理プログラム120、分岐観点データベース121、過去連関図データベース122及び分岐フォーマット123を含んで構成される。

0023

操作部14としては、キーボードマウス又はタッチパネル等を適宜選択して用いることができる。表示部16は、文字や画像等を表示するもので、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ装置等で構成される。また、外部I/F18は、情報処理装置1を、回線等を通じて外部のデータベースやその他のシステム機器と接続させるものである。

0024

制御部10は、記憶部12に記憶された情報処理プログラム120を実行することで、事象・分岐選択受付手段100、事象検索手段101、分岐予測手段102、事象・分岐確定手段103及び表示手段104として機能する。

0025

事象・分岐選択受付手段100は、連関図を作成する際、表示部16に表示された情報を見ながら作成者が操作部14を介して事象や分岐を選択した内容を受け付けるものである。事象検索手段101は、過去の連関図を蓄積した過去連関図データベース122から、必要に応じて事象とこの事象が関連して分岐する複数の事象からなる分岐している部分の分岐構造情報の検索を行うものである。

0026

分岐予測手段102は、作成者が連関図の作成中に一つの事象を選択した際、それに関連する分岐の仕方を予測するものである。事象・分岐確定手段103は、作成者が連関図を作成する際、いくつかの候補の中から事象や分岐を選択すると、それを連関図を構成する部品として確定し、連関図を構成していくものである。

0027

表示手段104は、作成者の連関図作成を支援するために、表示部16に連関図や分岐の候補等様々な情報を表示するものである。

0028

記憶部12に記憶された情報処理プログラム120は、制御部10を上述した各手段として機能させるものである。分岐観点データベース121は、予めテンプレートもしくはデータベースとして関連性のある分岐の観点を蓄積したものである。

0029

過去連関図データベース122は、過去に作成された連関図に関する情報を蓄積したデータベースである。分岐フォーマット123は、分岐項目候補として作成者が思いつく辞書を挙げて分岐の観点を作成するためのフォーマットを格納したものである。

0030

(第1の実施の形態の動作)
次に、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置1の動作を、図3を参照して説明する。

0031

図3は、本発明の第1の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。前述したように連関図は、品質、機能、物理特性値及び設計パラメータという4つの階層構造を有している。図3に示す連関図30においては、一番左側の新規事象(1)が品質であり、その一つ右側の新規事象(2)〜(6)が機能、さらにもう一つ右側の新規事象(13)〜(15)及び(28)が物理特性値であり、一番右側の新規事象(25)〜(27)が設計パラメータである。

0032

なお、図3に示す連関図30において、新規事象(1)等の各事象を示す枠の中に上向きの矢印が記載されているが、これはその事象の値を増加させることを表している。実際には、上向き、下向きの両方があり、下向きの矢印はその事象の値を減少させることを表す。例えば、新規事象(1)及び新規事象(2)の枠内に共に上向きの矢印が記載されているが、これは新規事象(2)の事象の値を増加させると、新規事象(1)の事象の値も増加することを意味している。

0033

以下、情報処理プログラム120を起動して、その支援を受けながら連関図を作成する動作について説明する。

0034

図3に示すような連関図30を作成する際、まず一番左側の新規事象(1)の事象(要素)を操作部14を介して入力する。すると、事象・分岐選択受付手段100がこれを受け付けて表示手段104を介して表示部16に表示する。この段階では図3における一番左側の新規事象(1)の枠のみが、今入力された事象をその中に有して表示される。

0035

すると情報処理プログラム120により、新規事象(1)の事象を結果とする要因となる事象、つまり新規事象(1)の要因となる事象に対する分岐要素の候補が分岐の観点として表示される。このとき分岐の観点は自動的に表示されてもよいし、分岐の観点を表示するか否かを作成者に聞き、作成者が分岐の観点の表示を求めた場合に表示するようにしてもよい。この分岐の観点とは、選択した事象に対しこの事象の要因や原因となる事象が複数ある場合に、選択した事象を親の事象とし、要因や原因となる複数の事象を子事象として樹形図の構造が分岐する構造のことをいう。

0036

分岐の観点を表示した場合、表示された分岐の観点の中から作成者が選択すると、事象・分岐選択受付手段100がこれを受け付け、事象・分岐確定手段103が作成者に確認して、表示手段104を介して表示することにより、例えば図3に示す新規事象(2)〜(6)が新規事象(1)に対する分岐事象として決定され、連関図に追加される。

0037

次に、同様にして例えば新規事象(3)に対する分岐事象として新規事象(13)〜(15)及び(28)が決定される。

0038

例えば、新規事象(13)の事象に対する分岐事象を決定する場合について、詳しく説明する。

0039

作成者が新規事象(13)の枠に具体的な事象を選択して入力すると、表示手段104によって、図3に示すように分岐先の観点300が表示画面に吹き出しで表示される。図3の例では、分岐先の観点300が、第1の観点301としてA302及びB303、第2の観点304としてC305及びD306が表示されている。

0040

このようにある事象に対する分岐先の観点を表示するのは、作成者がある事象を選択したら自動的に表示するようにしてもよいし、作成者に分岐先の観点を表示するか否か確認して作成者の指示によって表示するようにしてもよい。

0041

ここで、表示手段104は、連関図を表示する表示画面から選択した事象に合わせて分岐先の観点300を切り替えて表示する。図4に、選択した事象に合わせて切り替えて表示される分岐の観点の一例を示す。

0042

図4に示すように、例えば作成者が新規事象(13)として入力した具体的な事象に対して、第1の観点としては、空間で分割する観点311として、A箇所312及びB箇所313、また第2の観点としては、物理法則の観点314として、物理法則の式F=μNにより、摩擦係数315及び垂直抗力316のように表示される。

0043

作成者は、表示部16に表示されたこれらの分岐先の観点の中から最適なものを選択すればよい。すると事象・分岐選択受付手段100がこれを受け付けて、表示手段104により新規事象(13)に対する分岐事象として表示部16に表示される。このようにして連関図を表示する表示画面から選択された分岐が連関図に追加される 。

0044

作成者がこれを確認すると事象・分岐確定手段103により新規事象(13)に対する分岐事象として確定される。このようにして各事象に対してそれぞれ分岐事象が決定され、連関図が作成されて行く。

0045

このように本実施の形態によれば、予め事象間の関係をよく分析して作成されたテンプレートあるいはデータベースから分岐項目の候補である分岐の観点を表示して作成者に示すことで、作成者が連関図を作成するのを支援することができる。ひいては、連関図の作り方が属人化するのを防いだり、分岐先の項目に漏れや重複が生じるのを防ぐことにも役立つことが期待される。

0046

[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。

0047

第2の実施の形態の情報処理装置の装置構成は、第1の実施の形態と同様に図2に示すものと同じものが用いられる。第2の実施の形態は、作成者が連関図を作成するのを支援するために、表示手段104が表示する分岐の観点は、各事象の因果関係や連関図内での位置関係等を属性として、過去に作成された連関図を蓄積したデータベース(過去連関図データベース122)から因果関係、連関図内での位置関係を属性として事象の検索をし、適合度が高いものから候補として表示するようにするものである。

0048

図5は、本発明の第2の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。第2の実施の形態においても、図5の連関図40において一番左側の新規事象(1)から右側に向かって分岐して行くように樹形図状に連関図を作成していく。

0049

いま新規事象(13)において、その右側に分岐する事象を求める場合について説明する。新規事象(13)にある事象が入力されると、事象検索手段101は、過去連関図データベース122から、新規事象(13)の事象に関連のある事象を因果関係、連関図内での位置関係を属性として検索し、適合度が高いものを抽出する。そして、表示手段104は、事象検索手段101が抽出した事象を分岐項目候補として表示部16に表示する。

0050

例えば、新規事象(13)として、用紙の属性として「用紙の厚さ」を選択したとする。これに対して図5に示すように、分岐の観点400として、「用紙の厚さ」に関係のある分岐項目候補として、ストレス401、耐性402、摩擦係数403及び垂直抗力404が連関図40上に吹き出しで表示される。

0051

作成者は、この表示を見て分岐の観点400に示された分岐項目候補の中からいくつか(もちろん全部でもよい)を選んで、新規事象(13)から分岐する新たな事象として、新規事象(13)の右側に配置する。

0052

このように本実施の形態では、関連のある過去の連関図を蓄積したデータベースから因果関係、連関図内での位置関係を属性として事象の検索をして、適合度が高いものから候補として表示するようにしているので、連関図を効率良く作成することができる。

0053

[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。

0054

第3の実施の形態についても、その装置構成は、第1の実施の形態と同様に図2に示すものと同じものが用いられる。第3の実施の形態は、作成者が連関図を作成するのを支援するために、表示手段104は、作成者が連関図を作成しているときに一つの分岐を選択したら、それと並列あるいは直列の分岐の仕方を予測して表示するようにするものである。

0055

図6は、本発明の第3の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。図6の連関図50において、いま作成者が一つの事象、移動手段51に対する一つの分岐として、新幹線52を選択したとする。

0056

すると分岐予測手段102は、移動手段51に対する一つの分岐である新幹線52と、例えば並列の関係にあるその他の移動手段として、電車501、バス502、タクシー503及び徒歩504を他の分岐項目候補として予測する。

0057

表示手段104は、分岐予測手段102が予測したこれらの分岐項目候補を含む分岐先の観点500を表示部16に表示する。ここでは、一つ選択された分岐項目と並列の関係にあるものを表示したが、場合によっては、直列の関係にあるものを予測して表示するようにしてもよい。また、どのような分岐項目を予測させるかは作成者に選択させるようにしてもよい。

0058

このように分岐の観点を予測して表示することにより、作成者は分岐の判断に迷うことなく効率的に連関図を作成することができる。

0059

[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。

0060

第4の実施の形態についても、その装置構成は第1の実施の形態と同様に図2に示すものと同じものが用いられる。第4の実施の形態は、作成者自身に分岐項目の候補を考えて思いつくものを多数挙げてもらい分岐の観点を作成していくようなフォーマットを提供することで、作成者が連関図を作成するのを支援するものである。

0061

図7は、本発明の第4の実施の形態における連関図作成支援の様子を示す説明図である。図7に示す連関図60において、新規事象(13)における分岐を作成する場合を考える。いま新規事象(13)として、例えばその事象を移動手段として、自分で分岐の観点を作成するものとする。この場合、表示手段104は、表示部16に作成者が分岐項目の候補を挙げて行くフォーマットを表示する。

0062

作成者は、図7に示すように、移動手段に対する分岐項目として、思いつくままに、社有車601、タクシー602、バス603、地下鉄604、JT605、モノレール606等々と具体的な移動手段を分岐先の観点600の枠内に操作部14を介して書き込んでいく。なお、分岐項目が思いつかない場合には、例えばブレインストーミング等によって複数の人から多くの項目を挙げてもらうようにしてもよい。

0063

その後作成者は、多数挙げられたそれらの移動手段を、例えば車61、鉄道62のように囲んでグルーピングして分岐の観点を作成していく。このように本実施の形態では、作成者自身が分岐の観点を作成して行くのを、分岐の観点を作成するフォーマットを表示手段104が提供することで連関図の作成を支援する。

0064

以上、本発明の様々な実施の形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態のみに限定されるものではない。本発明は、これらの他にも本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。例えば、上記実施の形態における情報処理プログラム120をCD−ROM等の記録媒体に記憶して提供するようにしてもよい。

0065

また、上記実施の形態で用いたプログラムをクラウドサーバ等の外部サーバに格納しておき、ネットワークを介して利用することもできる。

0066

また、制御部10を構成する各部は、それぞれ一部又は全部を再構成可能回路FPGA:Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路ASIC:Application Specific IntegratedCircuit)等のハードウェア回路によって構成してもよい。

0067

1…情報処理装置、10…制御部、12…記憶部、14…操作部、16…表示部、18…外部I/F、20…連関図、100…事象・分岐選択受付手段、101…事象検索手段、102…分岐予測手段、103…事象・分岐確定手段、104…表示手段、120…情報処理プログラム、121…分岐観点データベース、122…過去連関図データベース、123…分岐フォーマット

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