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技術 情報処理装置、制御方法、及びプログラム

出願人 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
発明者 小杉和宏西尾匡史
出願日 2019年2月28日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-035274
公開日 2020年9月3日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-140430
状態 未査定
技術分野 オンライン・システムの機密保護 スタジオ装置
主要キーワード センサ検出範囲 システム筐体 開き角θ 検出限界距離 外部アクセサリ 赤外線距離センサ 検出視野角 システムファームウェア
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

カメラ側でのぼかし処理を適切に制御すること。

解決手段

情報処理装置撮像対象RGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、深度情報に基づいてRGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、RGB画像に対してぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部と、撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、少なくとも認証処理部が認証処理を実行する期間については、撮像部に対してぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える。

概要

背景

ステムログイン時にユーザを撮影した画像を用いて顔認証する技術がある(例えば、特許文献1)。この技術は、個人で使用するパーソナルコンピュータのログイン認証として用いられているものがある。

概要

カメラ側でのぼかし処理を適切に制御すること。情報処理装置撮像対象RGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、深度情報に基づいてRGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、RGB画像に対してぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部と、撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、少なくとも認証処理部が認証処理を実行する期間については、撮像部に対してぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える。

目的

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御する情報処理装置、制御方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

撮像対象RGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部と、前記撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、少なくとも前記認証処理部が認証処理を実行する期間については、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える情報処理装置

請求項2

前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理部、を備え、前記ぼかし処理制御部は、前記ログオフ処理部がログオフ処理を実行するタイミングに応じて、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示する、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記ぼかし処理制御部は、前記ログイン処理部によりログインしたことに応じて、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行うように指示する、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。

請求項4

ユーザの操作を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けるユーザの操作に基づいて、前記ログインしている状態において前記ぼかし処理を行なうか否かを設定する設定部と、を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項5

前記ぼかし処理制御部は、前記ログイン処理部によりログインしたことに応じて、前記設定部により前記ぼかし処理を行なうと設定されている場合には前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行うように指示し、前記設定部により前記ぼかし処理を行なわないと設定されている場合には前記ぼかし処理を行なわないように指示する、請求項4に記載の情報処理装置。

請求項6

撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理部と、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える情報処理装置。

請求項7

情報処理装置における制御方法であって、撮像部が、撮像対象のRGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像ステップと、認証処理部が、前記撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理ステップと、ログイン処理部が、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理ステップと、ぼかし処理制御部が、少なくとも前記認証処理部が認証処理を実行する期間については、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を有する制御方法。

請求項8

情報処理装置における制御方法であって、取得部が、撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像を取得する取得ステップと、認証処理部が、前記取得部が取得した撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理ステップと、ログイン処理部が、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理ステップと、ログオフ処理部が、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理ステップと、ぼかし処理制御部が、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を有する制御方法。

請求項9

コンピュータに、撮像対象のRGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力させる撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行させる認証処理ステップと、前記認証処理ステップによる認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行させるログイン処理ステップと、少なくとも前記認証処理ステップにおいて認証処理を実行する期間については、前記撮像ステップにおいて前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を実行させるためのプログラム

請求項10

コンピュータに、撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像を取得させる取得ステップと、前記取得ステップにより取得された撮像画像に基づいて認証処理を実行させる認証処理ステップと、前記認証処理ステップによる認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行させるログイン処理ステップと、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行させるログオフ処理ステップと、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を実行させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置制御方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

ステムログイン時にユーザを撮影した画像を用いて顔認証する技術がある(例えば、特許文献1)。この技術は、個人で使用するパーソナルコンピュータのログイン認証として用いられているものがある。

先行技術

0003

特開2003−67339号公報

発明が解決しようとする課題

0004

自宅など会社外仕事をする働き方も増えてきており、パーソナルコンピュータを使用して会社外で動画音声を使用したビデオ会議を行う機会も増えている。また、個人で、自宅から動画の配信を行うことも行われている。このような状況では、プライバシー保護の観点から動画の背景ぼかしたいという要求がある。

0005

しかしながら、リアルタイムに背景をぼかす処理は処理負荷が高く、ビデオ会議や動画の配信を行うアプリケーション側で行うのは困難である。そのため、カメラ側でぼかし処理を行なう方法が考えられるが、カメラ側でぼかし処理を行なうと、ログイン認証時に顔認証を正しくできない場合がある。

0006

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御する情報処理装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1態様に係る情報処理装置は、撮像対象RGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部と、前記撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、少なくとも前記認証処理部が認証処理を実行する期間については、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える。

0008

上記情報処理装置は、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理部、を備え、前記ぼかし処理制御部は、前記ログオフ処理部がログオフ処理を実行するタイミングに応じて、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示してもよい。

0009

上記情報処理装置において、前記ぼかし処理制御部は、前記ログイン処理部によりログインしたことに応じて、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行うように指示してもよい。

0010

上記情報処理装置は、ユーザの操作を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けるユーザの操作に基づいて、前記ログインしている状態において前記ぼかし処理を行なうか否かを設定する設定部と、を備えてもよい。

0011

上記情報処理装置において、前記ぼかし処理制御部は、前記ログイン処理部によりログインしたことに応じて、前記設定部により前記ぼかし処理を行なうと設定されている場合には前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行うように指示し、前記設定部により前記ぼかし処理を行なわないと設定されている場合には前記ぼかし処理を行なわないように指示してもよい。

0012

また、本発明の第2態様に係る情報処理装置は、撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理部と、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理部と、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御部と、を備える。

0013

また、本発明の第3態様に係る情報処理装置における制御方法は、撮像部が、撮像対象のRGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像ステップと、認証処理部が、前記撮像部から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理ステップと、ログイン処理部が、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理ステップと、ぼかし処理制御部が、少なくとも前記認証処理部が認証処理を実行する期間については、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を有する。

0014

また、本発明の第4態様に係る情報処理装置における制御方法は、取得部が、撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像を取得する取得ステップと、認証処理部が、前記取得部が取得した撮像画像に基づいて認証処理を実行する認証処理ステップと、ログイン処理部が、前記認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行するログイン処理ステップと、ログオフ処理部が、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行するログオフ処理ステップと、ぼかし処理制御部が、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を有する。

0015

また、本発明の第5態様に係るプログラムは、コンピュータに、撮像対象のRGB画像と、赤外線を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、前記深度情報に基づいて前記RGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、前記RGB画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力させる撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行させる認証処理ステップと、前記認証処理ステップによる認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行させるログイン処理ステップと、少なくとも前記認証処理ステップにおいて認証処理を実行する期間については、前記撮像ステップにおいて前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を実行させる。

0016

また、本発明の第6態様に係るプログラムは、コンピュータに、撮像対象を撮像するとともに、撮像した画像から背景領域を抽出し、抽出した背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、撮像した画像に対して前記ぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する撮像部から出力された撮像画像を取得させる取得ステップと、前記取得ステップにより取得された撮像画像に基づいて認証処理を実行させる認証処理ステップと、前記認証処理ステップによる認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行させるログイン処理ステップと、前記ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行させるログオフ処理ステップと、前記ログオフしている状態では、前記撮像部に対して前記ぼかし処理を行なわないように指示するぼかし処理制御ステップと、を実行させる。

発明の効果

0017

本発明の上記態様によれば、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御することができる。

図面の簡単な説明

0018

第1の実施形態に係る撮像部(カメラ)の設定画面の一例を示す図。
第1の実施形態に係る情報処理装置のHPD処理の概要を説明する図。
第1の実施形態に係る情報処理装置の外観の構成例を示す斜視図。
近接センサセンサ検出範囲を示す模式図。
第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す概略ブロック図。
第1の実施形態に係るシステム処理部の構成例を示す概略ブロック図。
第1の実施形態に係る起動制御の一例を示すフローチャート
第1の実施形態に係る待機状態遷移処理の一例を示すフローチャート。
第1の実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャート。
第2の実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャート。
第3の実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャート。

実施例

0019

<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置1の概要について説明する。本実施形態に係る情報処理装置1は、例えば、ノートブック型のPC(Personal Computer;パーソナルコンピュータ)である。情報処理装置1は、撮像部(カメラ)を備えている。この撮像部は、ログイン時の認証処理(ログイン認証処理)で使用されるとともに、情報処理装置1で実行されるアプリケーションで使用される。ログイン時には、情報処理装置1は、撮像部が撮像したユーザの画像に基づいて顔認証を行い、予め登録された正規のユーザであるか否かの認証処理を実行する。また、ログイン後においては、情報処理装置1は、ビデオ会議や動画の配信を行うアプリケーションなどで、動画を撮像する際に使用する。

0020

ここで、ビデオ会議や動画の配信を行うアプリケーションなどを利用する際に、プライバシー保護の観点から動画の背景をぼかしたいという要求がある。そこで、情報処理装置1は、撮像部で撮像した画像の背景にぼかし処理を行なう機能を搭載している。

0021

図1は、本実施形態に係る撮像部(カメラ)の設定画面の一例を示す図である。図示する設定画面は、ビデオ会議や動画の配信を行うアプリケーションなどとは別の、カメラ側の処理の設定用のアプリケーションの設定画面である。図示する設定画面において、撮像する画像のコントラストブライトネス露出などの設定を行う操作子スライダーやボタン)が表示されるとともに、背景をぼかすぼかし処理(Blur)のオンオフを設定する操作ボタンB11が表示される。プレビュー画面G11には、各種の設定が反映された撮像画像のプレビュー動画が表示される。ぼかし処理がビデオ会議や動画の配信を行うアプリケーション側の処理ではなく、カメラ側の処理であるため、アプリケーションごとの設定ではなく、どのアプリケーションが利用するときもカメラ側の設定としては同じ設定となる。

0022

ここで、撮像部は、背景のぼかし処理を行なう際に、撮像した画像から主被写体M(例えば、人物)以外の背景領域Rを抽出し、抽出した背景領域Rにぼかし処理を行なうが、主被写体Mである人物(顔など)の輪郭などの境界線(例えば、顔の領域と背景領域との境界線)もぼかされてしまうことがある。人物(顔など)の輪郭などの境界線がぼかされてしまうと、顔認証を正しく行うことができなくなる。そこで、本実施形態に係る情報処理装置1は、少なくとも認証処理の期間については、ぼかし処理を行なわないように解除する。これにより、ビデオ会議や動画の配信でのプライバシー保護とログイン時の認証処理とを両立することができる。

0023

以下、本実施形態に係る情報処理装置1について、詳しく説明する。なお、情報処理装置1は、典型的な例としてノートブック型のPCである例で説明するが、デスクトップ型のPCであってもよい。また、情報処理装置1は、タブレット型のPCや、スマートフォンなど、いずれの形態をも排除するものではない。

0024

情報処理装置1は、システムの動作状態として少なくとも通常動作状態パワーオン状態)と待機状態との間を遷移可能である。通常動作状態とは、特に制限なく処理の実行が可能な動作状態であり、例えば、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で規定されているS0状態に相当する。待機状態は、システム処理の少なくとも一部が制限されている状態である。例えば、待機状態は、少なくとも表示部の表示がOFF(画面OFF)となる状態であり、通常動作状態よりも電力消費量が低い動作状態である。待機状態は、スタンバイ状態スリープ状態等であってもよく、Windows(登録商標)におけるモダンスタンバイや、ACPIで規定されているS3状態(スリープ状態)等に相当する状態であってもよい。また、待機状態には、ハイバネーション状態パワーオフ状態等が含まれでもよい。ハイバネーション状態は、例えば、ACPIで規定されているS4状態に相当する。パワーオフ状態は、例えば、ACPIで規定されているS5状態(シャットダウンした状態)相当する。

0025

以下では、システムの動作状態が待機状態から通常動作状態へ遷移することを起動と呼ぶことがある。待機状態では、一般的に通常動作状態よりも動作の活性度が低いため、情報処理装置1のシステム処理を起動させることは、情報処理装置1におけるシステム処理の動作を活性化させることになる。

0026

情報処理装置1は、後述する近接センサを備えており、情報処理装置1の近傍に存在する人物を検出する。この人物の存在を検出する処理のことを、HPD(Human Presence Detection)処理とも呼ぶことがある。情報処理装置1は、情報処理装置1の近傍に存在する人物を検出し、検出結果に基づいてシステム処理の動作を制御する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置1のHPD処理の概要を説明する図である。情報処理装置1は、図2(A)に示すように、情報処理装置1へ人物が接近したこと(Approach)を検出した場合、自動でシステム処理を起動する。また、情報処理装置1は、図2(B)に示すように、情報処理装置1の前に人物が存在している状態(Presence)では、システム処理を待機状態へ遷移させないように制限し、通常動作状態を継続させる。そして、情報処理装置1は、図2(C)に示すように、情報処理装置1から人物が離脱したこと(Leave)を検出した場合には、システム処理を待機状態へ遷移させる。

0027

(情報処理装置の外観構成
図3は、本実施形態に係る情報処理装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
情報処理装置1は、第1筐体10、第2筐体20、及びヒンジ機構15を備える。第1筐体10と第2筐体20は、ヒンジ機構15を用いて結合されている。第1筐体10は、第2筐体20に対して、ヒンジ機構15がなす回転軸周りに相対的に回動可能である。回転軸の方向は、ヒンジ機構15が設置されている側面10c、20cに対して平行である。

0028

第1筐体10は、Aカバーディスプレイ筐体とも呼ばれる。第2筐体20は、Cカバー、システム筐体とも呼ばれる。以下の説明では、第1筐体10と第2筐体20の側面のうち、ヒンジ機構15が備わる面を、それぞれ側面10c、20cと呼ぶ。第1筐体10と第2筐体20の側面のうち、側面10c、20cとは反対側の面を、それぞれ側面10a、20aと呼ぶ。図示において、側面20aから側面20cに向かう方向を「後」と呼び、側面20cから側面20aに向かう方向を「前」と呼ぶ。後方に対して右方、左方を、それぞれ「右」、「左」と呼ぶ。第1筐体10、第2筐体20の左側面をそれぞれ側面10b、20bと呼び、右側面をそれぞれ側面10d、20dと呼ぶ。また、第1筐体10と第2筐体20とが重なり合って完全に閉じた状態(開き角θ=0°の状態)を「閉状態」と呼ぶ。閉状態において第1筐体10と第2筐体20との互いに対面する側の面を、それぞれの「内面」と呼び、内面に対して反対側の面を「外面」と呼ぶ。また、閉状態に対して第1筐体10と第2筐体20とが開いた状態のことを「開状態」と呼ぶ。

0029

図3に示す情報処理装置1の外観は開状態の例を示している。開状態は、第1筐体10の側面10aと側2筐体20の側面20aとが離れた状態である。開状態では、第1筐体10と第2筐体20とのそれぞれの内面が表れ、情報処理装置1は通常の動作を実行可能とすることが期待される。開状態は、第1筐体10の内面と第2筐体20の内面とがなす開き角θが所定の角度以上になった状態であり、典型的には100〜130°程度となる。なお、開状態となる開き角θの範囲は、ヒンジ機構15よって回動可能な角度の範囲等に応じて任意に定めることができる。

0030

第1筐体10の内面には、表示部110が設けられている。表示部110は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを含んで構成されている。また、第1筐体10の内面のうち表示部110の周縁の領域に、撮像部120と近接センサ130とが設けられている。撮像部120は、表示部110の周縁の領域のうち側面20a側に配置されている。近接センサ130は、表示部110の周縁の領域のうち側面20c側に配置されている。

0031

撮像部120は、開状態において、第1筐体10の内面に対面する方向(前方)の所定の画角内物体の像を撮像する。所定の画角とは、撮像部120が有する撮像素子と撮像素子の撮像面の前方に設けられた光学レンズとによって定める撮像画角である。ここで、撮像部120は、例えば、RGB画像を撮像するRGBカメラとしての機能とIR(赤外線)を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報を取得するIRカメラとしての機能を持つハイブリッドカメラであってもよい。詳しくは、図5を参照して後述する。

0032

近接センサ130は、情報処理装置1の近傍に存在する物体(例えば、人物)を検出する。例えば、近接センサ130は、赤外線を発光する発光部と、発光した赤外線が物体の表面に反射して戻ってくる反射光受光する受光部とを含んで構成される赤外線距離センサである。近接センサ130は、所定のサンプリング周期(例えば、1Hz)で、受光部が受光した光を検出し、受光した結像位置に基づいて距離を算出する三角距方式や、発光から受光までの時間差等を距離に換算するToF(Time of Flight)方式等を用いて、物体(例えば、人物)との距離に応じて検出信号を出力する。

0033

図4は、近接センサ130のセンサ検出範囲を示す模式図である。開状態において、第1筐体10の内面に配置されている近接センサ130は、第1筐体10の内面に対面する方向(前方)における物体(例えば、人物)を検出する。検出視野角FoV(Field of View)は、近接センサ130が検出可能な角度を示す。検出限界距離KLaは、近接センサ130が検出可能な限界距離を示す。この検出視野角FoV(例えば、25°〜30°)と検出限界距離KLa(例えば、120cm)とによる範囲が、近接センサ130が検出可能なセンサ検出範囲である。

0034

なお、近接センサ130は、発光ダイオードが発光する赤外線を用いたセンサであってもよいし、発光ダイオードが発光する赤外線よりも波長帯域が狭い光線を発光する赤外線レーザを用いたセンサであってもよい。また、近接センサ130は、赤外線距離センサに限定されるものでなく、物体との距離を検出するセンサであれば、超音波センサまたはUWB(Ultra Wide Band)レーダを用いたセンサ等の他の方式を用いたセンサであってもよい。

0035

なお、撮像部120が上述したハイブリッドカメラである場合、近接センサ130を備えずに、撮像部120が取得する深度情報に基づいて情報処理装置1の近傍に存在する物体(例えば、人物)を検出してもよいし、近接センサ130と撮像部120とを併用してもよい。

0036

図3戻り、第2筐体20の内面には、キーボード151及びタッチパッド153が入力デバイスとして設けられている。なお、入力デバイスとして、キーボード151及びタッチパッド153に代えて、または加えて、タッチセンサが含まれてもよいし、マウス外付けのキーボードが接続されてもよい。タッチセンサが設けられた構成の場合、表示部110の表示面に対応する領域が操作を受け付けるタッチパネルとして構成されてもよい。また、入力デバイスには、音声が入力されるマイクが含まれてもよい。

0037

なお、第1筐体10と第2筐体20とが閉じた閉状態では、第1筐体10の内面に設けられている表示部110、撮像部120、及び近接センサ130は、第2筐体20の内面に覆われて、機能を発揮できない状態である。第1筐体10と第2筐体20とが完全に閉じた状態では、開き角θは0°となる。

0038

(情報処理装置の構成)
図5は、本実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す概略ブロック図である。情報処理装置1は、表示部110、撮像部120、近接センサ130、動きセンサ140、入力デバイス150、EC(Embedded Controller)200、システム処理部300、通信部350、記憶部360、入出力端子370、及び電源部400を含んで構成される。表示部110は、システム処理部300により実行されるシステム処理により生成された表示データを表示する。

0039

撮像部120は、第1筐体10の内面に対面する方向(前方)の所定の画角内の物体の像を撮像し、撮像した画像をシステム処理部300へ出力する。例えば、情報処理装置1に接近した人物の顔面が撮像部120の画角内に含まれるとき、撮像部120は、人物の顔画像を撮像し、撮像した顔画像をシステム処理部300へ出力する。例えば、撮像部120は、RGB画像を撮像するRGBカメラとしての機能とIR(赤外線)を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報を取得するIRカメラとしての機能を持つハイブリッドカメラである。なお、撮像部120は、システム処理部300と、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、またはMIPI(Mobile Industry Processor Interface)(登録商標)などでシステム処理部300と接続される。システム処理部300は、撮像部120で撮像された撮像画像を取得する。

0040

撮像部120は、光学部121と、撮像素子122と、画像処理部123とを含んで構成されている。光学部121は、画角内の物体の像を撮像素子122へ導く光学レンズ、赤外線レーザ、及びIRカットフィルタなどを含んで構成されている。IRカットフィルタは、撮像素子122が受光する光から赤外波長カットするフィルタである。IRカットフィルタは、不図示の駆動部によって、その位置を移動可能に構成されており、RGBカメラとしての機能する場合には光学レンズの光軸上の位置に駆動され、IRカメラとしての機能する場合には光学レンズの光軸から外れた位置に駆動される。RGBカメラとしての機能する場合、撮像素子122は、光学レンズ及びIRカットフィルタを介して可視光を受光し、光電変換したRGB画像信号を画像処理部123へ出力する。一方、IRカメラとして機能する場合、撮像素子122は、赤外線レーザから出力した赤外線が物体(撮像対象)で反射して戻ってくる反射光を光学レンズを介して受光し、光電変換したIR画像信号を画像処理部123へ出力する。画像処理部123は、取得したRGB画像信号からRGB画像の画像データを生成する。また、画像処理部123は、取得したIR画像信号に基づいて撮像対象との距離を示す深度情報を生成する。深度情報の生成には、三角測距方式やToF方式等を用いてもよい。

0041

また、画像処理部123は、RGB画像の画像データと深度情報とに基づいてRGB画像の背景領域を判定する。例えば、画像処理部123は、相対的に近距離の被写体を人物などの主被写体(例えば、図1の主被写体M)と判定し、当該近距離の被写体の領域以外を背景領域(例えば、図1の背景領域R)と判定する。また、画像処理部123は、RGB画像の背景領域と判定した領域の画像データに対して、ぼかし処理を行なう。ぼかし処理としては、ガウスぼかし処理、モザイク処理など任意のぼかし処理を適用してもよい。画像処理部123は、システム処理部300からの指示に応じて、RGB画像の背景領域に対してぼかし処理を行なうか否かを切替える。

0042

このように、撮像部120は、撮像対象のRGB画像と、IRを用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得する。また、撮像部120は、RGB画像の背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、RGB画像に対してぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを、システム処理部300からの指示に応じて出力する。

0043

近接センサ130は、第1筐体10の内面に対面する方向(前方)に存在する物体(例えば、人物)を検出し、検出結果を示す検出信号をEC200へ出力する。

0044

入力デバイス150は、ユーザの入力を受け付ける入力部であり、例えばキーボード151及びタッチパッド153を含んで構成されている。入力デバイス150は、キーボード151及びタッチパッド153に対する操作を受け付けることに応じて、操作内容を示す操作信号をEC200へ出力する。

0045

電源部400は、情報処理装置1の各部の動作状態に応じて各部へ電力を供給するための電源系統を介して電力を供給する。電源部400は、DC(Direct Current)/DCコンバータを備える。DC/DCコンバータは、AC(Alternate Current)/DCアダプタもしくは電池パックから供給される直流電力電圧を、各部で要求される電圧に変換する。DC/DCコンバータで電圧が変換された電力が各電源系統を介して各部へ供給される。例えば、電源部400は、EC200から入力される各部の動作状態に応じて制御信号に基づいて各電源系統を介して各部に電力を供給する。

0046

EC200は、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびI/O(Input/Output)ロジック回路などを含んで構成されたマイクロコンピュータである。EC200のCPUは、自部のROMに予め記憶した制御プログラム読み出し、読み出した制御プログラムを実行して、その機能を発揮する。EC200は、システム処理部300とは独立に動作し、システム処理部300の動作を制御し、その動作状態を管理する。また、EC200は、近接センサ130と、入力デバイス150と電源部400に接続されている。

0047

例えば、EC200は、近接センサ130から検出結果を示す検出信号を取得し、検出結果に基づいてシステム処理部300の動作状態を制御する。また、EC200は、電源部400と通信を行うことにより、バッテリーの状態(残容量など)の情報を電源部400から取得するとともに、情報処理装置1の各部の動作状態に応じた電力の供給を制御するための制御信号などを電源部400へ出力する。また、EC200は、入力デバイス150から操作信号を取得し、取得した操作信号のうちシステム処理部300の処理に関連する操作信号についてはシステム処理部300へ出力する。例えば、EC200は、HPD処理に関する機能構成として、人物検出部210、及び動作制御部220を備えている。

0048

人物検出部210は、所定のサンプリング周期(例えば、1kHz)で近接センサ130が検出する検出結果に基づいて、情報処理装置1の前方(正面ともいうことがある)に存在する人物を検出する。例えば、人物検出部210は、近接センサ130から取得する検出信号に基づいて、情報処理装置1の前方の所定の範囲内に存在する人物との距離を検出する。所定の範囲とは、人物検出部210が人物を検出する範囲として設定された人物検出範囲である。人物検出範囲は、検出対象とする視野角を示す検出視野角と、検出対象とする距離を示す最大検出距離とにより定まる範囲である。

0049

例えば、人物検出範囲は、近接センサ130のセンサ検出範囲に相当する。具体的には、人物検出範囲における検出視野角は、例えば、近接センサ130の検出視野角FoV(図4参照)に相当する。また、人物検出範囲における最大検出距離は、例えば近接センサ130の検出限界距離KLa(図4参照)に相当する。なお、人物検出範囲は、近接センサ130のセンサ検出範囲のうちの一部の範囲として、最大検出距離または最短検出距離に制限を設けてもよい。つまり、人物検出部210は、近接センサ130のセンサ検出範囲のうち予め設定された範囲を人物検出範囲として人物を検出してもよい。

0050

例えば、人物検出部210は、近接センサ130から取得する検出信号に基づいて、人物検出範囲内に物体(例えば、人物)が存在するか否かを検出するとともに、物体(例えば、人物)が存在する場合には近接センサ130から物体(例えば、人物)までの距離を検出する。なお、以下の説明では、人物検出部210が物体(例えば、人物)を検出することを、単に、人物を検出するとも記載する。即ち、人物検出部210が人物を検出するとは、人物検出部210が人物を検出することも、人物以外の物体を検出することも含む。具体的には、人物検出部210は、近接センサ130から取得する人物との距離に応じた検出信号を取得した場合には、人物検出範囲内に人物が存在すること、及び人物までの距離を検出する。一方、人物検出部210は、近接センサ130から人物との距離に応じた検出信号を取得できなかった場合には、人物検出範囲内に人物が存在しないことを検出する。

0051

また、人物検出部210は、人物検出範囲内に人物を検出しない状態から人物を検出した場合、情報処理装置1の前方に人物が接近したものと判定し、情報処理装置1への人物の接近を検出する。また、人物検出部210は、人物検出範囲内に人物を検出した後、継続して人物を検出している場合には、情報処理装置1の前方に人物が存在しているものと判定する。また、人物検出部210は、人物検出範囲内に人物を検出している状態から人物を検出しなくなった場合、情報処理装置1の前方に存在していた人物が離れたものと判定し、情報処理装置1からの人物の離脱を検出する。

0052

動作制御部220は、人物検出部210により人物検出範囲内に人物が検出された場合、システム処理部300によるシステム処理を起動させる。具体的には、動作制御部220は、人物検出部210が人物検出範囲内に人物を検出しない状態から人物を検出した場合(即ち、情報処理装置1への人物の接近を検出した場合)、システム処理を起動させる。より具体的には、動作制御部220は、システム処理部300によるシステム処理を起動させる場合、電源部400に対して、情報処理装置1の各部の動作に必要な電力を供給するための制御信号を出力する。その後、動作制御部220は、システム処理部300にシステム処理の起動を指示するための起動信号を出力する。システム処理部300は、起動信号を取得すると、システム処理を起動して通常動作状態へ遷移させる。

0053

また、動作制御部220は、人物検出部210が人物検出範囲内に人物を継続して検出している場合、システム処理部300によるシステム処理を待機状態に遷移させないように制限し、通常動作状態を継続させる。なお、動作制御部220は、人物検出部210が人物検出範囲内に人物を継続して検出している場合であっても、所定の条件(例えば、無操作の時間が予め設定された時間継続した場合)によって、通常動作状態から待機状態へ遷移させてもよい。

0054

また、動作制御部220は、人物検出部210が人物検出範囲内に人物を検出している状態から人物を検出しなくなった場合(即ち、情報処理装置1からの人物の離脱を検出した場合)、システム処理部300によるシステム処理を通常動作状態から待機状態に遷移させる。より具体的には、動作制御部220は、システム処理部300にシステム処理を通常動作状態から待機状態へ遷移させる指示をするための待機信号を出力する。システム処理部300は、待機信号を取得すると、システム処理を通常動作状態から待機状態へ遷移させる。その後、動作制御部220は、電源部400に対して、待機状態では不要な電力の供給を停止させるための制御信号を出力する。

0055

システム処理部300は、CPU302、GPU(Graphic Processing Unit)304、メモリコントローラ306、I/O(Input−Output)コントローラ308、システムメモリ310、及び認証処理部321を含んで構成され、オペレーティングシステム(OS:Operating System)によるシステム処理によって、OS上で各種のアプリケーションソフトウェアの処理が実行可能である。CPU302とGPU304をプロセッサと総称することがある。

0056

CPU302は、OSによる処理や、OS上で動作するアプリケーションによる処理を実行する。また、CPU302は、EC200が近接センサ130の検出結果に基づいて行うHPD処理によりシステムの動作状態を遷移させる。例えば、CPU302は、動作状態が待機状態であって、EC200から起動信号が入力された場合、待機状態から通常動作状態に遷移させる。例えば、動作状態がスリープ状態、ハイバネーション状態またはパワーオフ状態であるとき、電源部400から電力の供給を受け、かつEC200から起動信号が入力されると、CPU302は、起動処理を開始する。CPU302は、起動処理において、システムメモリ310、記憶部360などの最小限のデバイスの検出と初期化を行う(プリブート)。CPU302は、記憶部360からシステムファームウェアをシステムメモリ310にロードし、通信部350、表示部110などその他のデバイスの検出と初期化を行う(ポスト処理)。初期化には、初期パラメータの設定などの処理が含まれる。なお、スリープ状態から通常動作状態への遷移(レジューム)においては、ポスト処理の一部が省略されることがある。CPU302は、起動処理が完了した後、OSによるシステム処理の実行を開始する(起動)。例えば、CPU302は、動作状態がスタンバイ状態であって、EC200から起動信号が入力されると、実行を停止していたソフトウェアの実行を再開する。

0057

CPU302は、起動処理において、OSの利用を許可するか否かを判定するログイン認証処理を実行する。CPU302は、OSによる起動処理を開始すると、OSの利用を許可する前にログイン認証処理を実行し、ログイン認証処理でログインを許可するまで、以降の起動処理を一旦停止する。ログイン認証処理は、情報処理装置1を使用する人物が予め登録された正規のユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理である。ログイン認証には、パスワード認証、顔認証、指紋認証などがある。本実施形態では、顔認証処理を用いる例を説明する。具体的には、図6を参照して後述する。

0058

また、CPU302は、上述したHPD処理によって動作状態を遷移させる他に、OSの処理としても動作状態を遷移させる。例えば、CPU302は、通常動作状態において無操作の時間が予め設定された時間継続した場合に、OSの処理により通常動作状態から待機状態へ遷移させる。予め設定された時間とは、無操作の時間が継続した場合に待機状態に遷移させることを判定するための閾値であり、OSのシステム設定の中で設定可能である。例えば、無操作の時間が継続した場合に、表示部110の表示がOFF(画面OFF)となる状態へ遷移させることを判定する「画面OFF時間」や、スリープ状態へ遷移させることを判定する「スリープ時間」などがあり、それぞれ選択肢の中からユーザが任意に選択して設定できる。選択肢には、時間の選択肢(例えば、「1分」、「2分」、「4分」、「10分」、「30分」、「1時間」、・・・など)に加えて、画面OFFへの遷移を禁止する設定またはスリープ状態への遷移を禁止する設定(例えば、「なし」)なども含まれる。

0059

GPU304は、表示部110に接続されている。GPU304は、CPU302の制御に基づいて画像処理を実行して表示データを生成する。GPU304は、生成した表示データを表示部110に出力する。なお、CPU302とGPU304は、一体化して1個のコアとして形成されてもよいし、個々のコアとして形成されたCPU302とGPU304の相互間で負荷分担されてもよい。プロセッサの数は、1個に限られず、複数個であってもよい。

0060

メモリコントローラ306は、CPU302とGPU304によるシステムメモリ310、記憶部360などからのデータの読出し書込みを制御する。
I/Oコントローラ308は、通信部350、表示部110およびEC200からのデータの入出力を制御する。
システムメモリ310は、プロセッサの実行プログラム読み込み領域ならびに処理データを書き込む作業領域として用いられる。

0061

通信部350は、無線または有線による通信ネットワークを介して他の機器と通信可能に接続し、各種のデータの送信および受信を行う。例えば、通信部350は、イーサネット(登録商標)等の有線LANインターフェースやWi−Fi(登録商標)等の無線LANインターフェース等を含んで構成されている。

0062

記憶部360は、HDD(Hard Disk Drive)、セキュアVRAM(Non−Volatile RAM)、ROM(Read Only Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。HDDは、OS、デバイスドライバ、アプリケーションなどの各種のプログラム、その他、プログラムの動作により取得した各種のデータを記憶する。セキュアNVRAMには、各ユーザの認証に用いる認証データを記憶する。認証データには、各ユーザの識別情報と、認証情報とを対応付けて記憶する。セキュアNVRAMには、I/Oコントローラ308から経由したOSの動作環境からはアクセスできないように保護(ロック)される。但し、CPU302のパワーオンリセット時にロックを解除し、プリブートの終了時にシステムファームウェアを実行してロックを開始する。

0063

入出力端子370は、外部機器と接続するための外部接続端子である。例えば、入出力端子370は、通信部350が通信制御を行う有線LANインターフェースに対応したLAN端子USB通信インターフェースに対応したUSB端子などであってもよい。また、入出力端子370は、表示部110に表示する表示データを外部の表示装置外部ディスプレイ装置プロジェクタ装置など)に接続するためのHDMI(High−Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子であってもよい。入出力端子370は、EC200またはシステム処理部300と接続されている。

0064

次に、ログイン認証処理に関する構成について詳しく説明する。
図6は、本実施形態に係るシステム処理部300の機能構成の一例を示すブロック図である。システム処理部300は、CPU302が実行する機能構成のうちログイン認証処理に関係する構成の一例として、認証処理部321と、ログイン処理部322と、ログオフ処理部323と、設定部324と、ぼかし処理制御部325とを備えている。

0065

認証処理部321は、撮像部120から出力される撮像画像に基づいて顔認証処理を実行する。顔認証処理は、顔検出処理顔照合処理とを含む。顔検出処理は、撮像部120から出力される撮像画像の画像データから顔画像の領域である顔領域を定める処理である。顔画像とは、情報処理装置1の前方に存在する人物の顔の画像である。なお、顔検出処理認証処理部おいて、撮像部120が取得する深度情報を利用してもよい。顔照合処理は、顔領域から顔の特徴を表す複数の顔特徴点(例えば、口、目、、など)の位置を求め、顔領域の位置と大きさがそれぞれ所定の位置と大きさとなるように正規化し、正規化した顔特徴点の分布画像特徴量として定める過程と、定めた画像特徴量と所定の人物の顔画像に係る画像特徴量と照合し、照合に成功した画像特徴量に係る人物を特定する過程を有する。記憶部360には、アカウント毎に、そのアカウントでログインする正規ユーザとしての認証情報が設定されている。認証情報には、そのユーザの顔画像の画像特徴量が含まれる。認証情報には、さらにそのユーザを示すユーザ情報を対応付けて記憶される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ名、ユーザID(Identifier)、など情報処理装置1のユーザを特定できる情報であればよい。

0066

認証処理部321は、撮像部120で撮像された人物の顔画像と、設定されているユーザの認証情報とを照合した結果が一致と判断できる場合に顔認証に成功したと判定する。一方、認証処理部321は、例えば、情報処理装置1を使用する人物以外の人物が前を単に横切った場合には、撮像部120で撮像された画像から顔領域が検出されない。認証処理部321は、顔認証の成否を示す認証結果をログイン処理部322に出力する。

0067

ログイン処理部322は、認証処理部による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行する。ログイン処理部322は、起動処理を開始すると、OSの利用を許可する前に顔認証処理の実行を認証処理部321に指示し、以降の起動処理を一旦停止する。ログイン処理部322は、認証処理部321による認証結果が成功であった場合、ログインを許可し、一旦停止していた起動処理の実行を再開してログイン処理を実行する。一方、認証処理部321による認証結果が失敗であった場合、ログインを許可しない旨を通知し、起動処理の実行を停止したままにする。

0068

ログオフ処理部323は、ログインしている状態からログオフするログオフ処理を実行する。例えば、ユーザ操作、OSの処理、またはHPD処理などによりログオフの指示(待機状態への遷移指示)を受けた場合、ログオフ処理部323は、ログオフ処理を実行する。

0069

設定部324は、ログインしている状態において、OSにおける各種の設定や、アプリケーションにおける各種の設定などを、入力デバイス150が受け付けるユーザの操作に基づいて設定する。設定部324は、設定した設定情報を記憶部360に記憶させる。例えば、設定部324は、図1に示す設定画面における操作ボタンB11に対するユーザの操作に基づいて、撮像部120の画像処理部123が実行するぼかし処理を行なうか否か(ぼかし処理(Blur)のオン/オフ)を設定する。ぼかし処理がオンに設定されていると、OS上で動作するアプリケーションの処理で撮像部120から取得する撮像画像は、ぼかし処理が行われた撮像画像となる。ぼかし処理がオフに設定されていると、OS上で動作するアプリケーションの処理で撮像部120から取得する撮像画像は、ぼかし処理が行われていない撮像画像となる。

0070

ぼかし処理制御部325は、少なくとも認証処理部321が顔認証処理を実行する期間については、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。例えば、ぼかし処理制御部325は、認証処理部321が顔認証処理を開始するタイミングに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する制御信号を出力する。撮像部120の画像処理部123は、この制御信号を取得した場合、ぼかし処理を行なっていない撮像画像の画像データを出力する。

0071

また、設定部324によりぼかし処理がオンに設定されている場合には、ぼかし処理制御部325は、認証処理部321による認証結果が成功したタイミングに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なうように指示する制御信号を出力する。撮像部120の画像処理部123は、この制御信号を取得した場合、ぼかし処理を行なった撮像画像の画像データを出力する。

0072

このように、ぼかし処理制御部325は、認証処理部321による顔認証処理の開始から認証結果が成功するまでの期間について、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように制御する。なお、ぼかし処理制御部325は、認証処理部321による顔認証処理の開始から終了までの期間(即ち、認証処理中の期間のみ)について、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように制御してもよい。

0073

次に、本実施形態に係る処理の動作について説明する。
(HPD処理の動作)
まず、情報処理装置1が人物の接近を検出したことによりシステム処理を起動する起動処理の動作について説明する。図7は、本実施形態に係る起動制御の一例を示すフローチャートである。ここでは、情報処理装置1は、開状態での上等に置かれており、待機状態であるものとする。

0074

(ステップS101)EC200は、近接センサ130から取得する検出信号に基づいて、情報処理装置1への人物の接近を検出したか否かを判定する。EC200は、人物検出範囲内に人物を検出しない状態から人物を検出した場合、情報処理装置1への人物の接近を検出したと判定する。また、EC200は、人物検出範囲内に人物を検出しない状態のままである場合、情報処理装置1への人物の接近を検出していないと判定する。そして、EC200は、情報処理装置1への人物の接近を検出していないと判定した場合(NO)、再びステップS101の処理を行う。一方、EC200は、情報処理装置1への人物の接近を検出したと判定した場合(YES)、ステップS103の処理に進む。

0075

(ステップS103)EC200は、システム処理部300によるシステム処理を起動させる。具体的には、EC200は、システム処理部300によるシステム処理を起動させる場合、電源部400に対して、情報処理装置1の各部の動作に必要な電力を供給するための制御信号を出力する。また、EC200は、システム処理部300にシステム処理の起動を指示するための起動信号を出力する。システム処理部300は、起動信号を取得すると、起動処理を開始する。そして、ステップS105の処理に進む。

0076

(ステップS105)システム処理部300は、ログイン認証処理を実行する。例えば、システム処理部300は、撮像部120から取得する撮像画像に基づいて顔認証によるログイン認証処理を実行し、ステップS107の処理に進む。

0077

(ステップS107)システム処理部300は、認証結果が成功であるか否かを判定する。システム処理部300は、認証結果が成功であると判定した場合には(YES)、ステップS109の処理に進む。一方、システム処理部300は、認証結果が失敗であると判定した場合には(NO)、ステップS113の処理に進む。

0078

(ステップS109)システム処理部300は、認証結果が成功の場合にはログイン成功である旨を通知し(例えば、表示部110に表示)、起動処理を継続する。そして、ステップS111の処理に進む。
(ステップS111)システム処理部300は、起動処理を終了し、通常動作状態に遷移する。

0079

(ステップS113)システム処理部300は、認証結果が失敗の場合にはログイン失敗である旨を通知し(例えば、表示部110に表示)、ステップS105の認証処理に戻る。なお、システム処理部300は、連続して所定の回数の認証処理に失敗した場合には、認証処理を中止し、ログイン認証処理の実行が不可の状態に遷移させてもよい。

0080

次に、情報処理装置1からの人物の離脱を検出したことによりシステム処理を通常動作状態から待機状態へ遷移させる待機状態遷移処理の動作について説明する。
図8は、本実施形態に係る待機状態遷移処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、情報処理装置1は、開状態で机の上等に置かれており、通常動作状態であるものとする。また、待機状態へ遷移させる際に待機しない場合(遷移待機時間が0秒に相当)について説明する。

0081

(ステップS151)EC200は、近接センサ130から取得する検出信号に基づいて、情報処理装置1からの人物の離脱を検出したか否かを判定する。例えば、EC200は、人物検出範囲内に人物を検出している状態から人物を検出しなくなった場合、情報処理装置1からの人物の離脱を検出したと判定する。一方、EC200は、人物検出範囲内に人物を検出している状態のままである場合、情報処理装置1からの人物の離脱を検出していないと判定する。そして、EC200は、情報処理装置1からの人物の離脱を検出していない場合(NO)、再びステップS151の処理を行う。一方、EC200は、情報処理装置1からの人物の離脱を検出した場合(YES)、ステップS153の処理に進む。

0082

(ステップS153)EC200は、システム処理部300によるシステム処理を通常動作状態から待機状態へ遷移させる。具体的には、EC200は、システム処理部300にシステム処理を待機状態へ遷移させる指示をするための待機信号を出力する。システム処理部300は、待機信号を取得すると、通常動作状態から待機状態へ遷移させる。また、EC200は、電源部400に対して、待機状態では不要な電力の供給を停止させるための制御信号を出力する。

0083

(ぼかし制御処理の動作)
次に、情報処理装置1が、ログイン時の認証処理の期間について、撮像部120から取得する撮像画像のぼかし処理をオフに制御するぼかし制御処理の動作について説明する。
図9は、本実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャートである。

0084

(ステップS201)システム処理部300は、起動処理においてログイン認証の認証処理の開始タイミングであるか否かを判定する。システム処理部300は、認証処理の開始タイミングであると判定した場合(YES)、ステップS203の処理に進む。一方、システム処理部300は、認証処理の開始タイミングではないと判定した場合(NO)、ステップS201の処理を再び行う。

0085

(ステップS203)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。そして、ステップS205の処理に進む。
(ステップS205)システム処理部300は、認証処理の認証結果が成功であるか否かを判定する。システム処理部300は、認証結果が成功であると判定した場合(YES)、ステップS207の処理に進む。一方、システム処理部300は、認証結果が失敗であると判定した場合(NO)、ステップS205の処理を再び行う。

0086

(ステップS207)システム処理部300は、ユーザの操作により設定されたぼかし処理の設定がオンであるか否かを判定する。システム処理部300は、ぼかし処理がオンに設定されていると判定した場合(YES)、ステップS209の処理に進む。一方、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、ぼかし処理がオフのままでよいため、ステップS201の処理に戻る。

0087

(ステップS209)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なうように指示する。そして、ステップS201の処理に戻る。

0088

なお、ステップS207において、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示してもよい。また、システム処理部300は、ステップS205において、ログインしたか否かを判定し、ログインしたと判定した場合にステップS207の処理に進んでもよい。

0089

以上説明してきたように、本実施形態に係る情報処理装置1は、撮像部120と、認証処理部321と、ログイン処理部322と、ぼかし処理制御部325とを備えている。撮像部120は、撮像対象のRGB画像と、IR(赤外線)を用いて撮像対象との距離を検出した深度情報とを取得するとともに、深度情報に基づいてRGB画像のうち背景と判断される背景領域に対してぼかし処理を行なった撮像画像と、RGB画像に対してぼかし処理を行なわない撮像画像とのいずれかを出力する。認証処理部321は、撮像部120から出力された撮像画像に基づいて認証処理を実行する。ログイン処理部322は、認証処理部321による認証結果に基づいてログインするログイン処理を実行する。そして、ぼかし処理制御部325は、少なくとも認証処理部321が認証処理を実行する期間については、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。

0090

これにより、情報処理装置1は、プライバシー保護の観点から撮像画像の背景領域にカメラ側でぼかし処理を行なう場合でも、少なくとも認証処理の期間についてはぼかし処理を行なわないため、プライバシー保護とログイン時の認証処理とを両立することができる。よって、情報処理装置1は、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御することができる。

0091

また、情報処理装置1は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイス150(入力部の一例)と、入力デバイス150が受け付けるユーザの操作に基づいて、ログインしている状態において上記ぼかし処理を行なうか否かを設定する設定部324とを備えている。

0092

これにより、情報処理装置1は、ログイン中に使用するビデオ会議や動画の配信などのアプリケーションにおいて撮像画像(動画)の背景をぼかすか否かを、ユーザの意思によって設定することができる。

0093

ぼかし処理制御部325は、ログイン処理部322によりログインしたことに応じて、設定部324によりぼかし処理を行なうと設定されている場合には、撮像部120に対して上記ぼかし処理を行うように指示する。また、ぼかし処理制御部325は、設定部324によりぼかし処理を行なわないと設定されている場合には、上記ぼかし処理を行なわないように指示する。よって、情報処理装置1は、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御することができる。

0094

これにより、情報処理装置1は、認証処理時にぼかし処理をオフした場合、ログインした後にぼかし処理をオンするか否かを、ユーザの意思に合わせて制御することができる。

0095

<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置1の基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるため、本実施形態において特徴的な処理について説明する。本実施形態では、ぼかし制御処理の一部の処理が第1の実施形態と異なる。

0096

ぼかし処理制御部325は、ログオフ処理部323がログオフ処理を実行するタイミングに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。また、ぼかし処理制御部325は、ログイン処理部322によりログインしたことに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行うように指示する。

0097

図10は、本実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS301)システム処理部300は、ログインしている状態においてログオフの指示を受けたか否かを判定する。システム処理部300は、ログオフの指示を受けたと判定した場合(YES)、ステップS303の処理に進む。一方、システム処理部300は、ログオフの指示を受けていないと判定した場合(NO)、ステップS301の処理を再び行う。

0098

(ステップS303)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。そして、ステップS305の処理に進む。
(ステップS305)システム処理部300は、ログイン認証処理を実行することによりログインしたか否かを判定する。システム処理部300は、ログインしたと判定した場合(YES)、ステップS307の処理に進む。一方、システム処理部300は、ログインしていないと判定した場合(NO)、ステップS305の処理を再び行う。

0099

(ステップS307)システム処理部300は、ユーザの操作により設定されたぼかし処理の設定がオンであるか否かを判定する。システム処理部300は、ぼかし処理がオンに設定されていると判定した場合(YES)、ステップS309の処理に進む。一方、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、ぼかし処理がオフのままでよいため、ステップS301の処理に戻る。

0100

(ステップS309)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なうように指示する。そして、ステップS301の処理に戻る。

0101

なお、ステップS307において、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示してもよい。また、システム処理部300は、ステップS305において、認証処理の認証結果が成功であるか否かを判定し、認証結果が成功であると判定した場合にステップS307の処理に進んでもよい。

0102

このように、本実施形態に係る情報処理装置1は、ログオフ処理部323がログオフ処理を実行するタイミングに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。これにより、情報処理装置1は、プライバシー保護の観点から撮像画像の背景領域にカメラ側でぼかし処理を行なう場合でも、ログイン時の認証処理の期間についてはぼかし処理を行なわないため、プライバシー保護とログイン時の認証処理とを両立することができる。よって、情報処理装置1は、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御することができる。

0103

また、ぼかし処理制御部325は、ログイン処理部322によりログインしたことに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行うように指示する。これにより、情報処理装置1は、ログオフ時にぼかし処理を解除しても、ログイン後にぼかし処理を適用できるため、プライバシー保護とログイン時の認証処理とを両立することができる。

0104

<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置1の基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるため、本実施形態において特徴的な処理について説明する。本実施形態では、ぼかし制御処理の一部の処理が第1及び第2の実施形態と異なる。

0105

情報処理装置1は、人物の接近を検出したことに応じて、ぼかし処理をオフに制御してもよい。例えば、ぼかし処理制御部325は、人物検出部210が情報処理装置1への人物の接近を検出したことに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示してもよい。
図11は、本実施形態に係るぼかし制御処理の一例を示すフローチャートである。

0106

(ステップS401)システム処理部300は、人物検出部210が情報処理装置1への人物の接近を検出したか否かを判定する。システム処理部300は、人物の接近を検出したと判定した場合(YES)、ステップS403の処理に進む。一方、システム処理部300は、人物の接近を検出していないと判定した場合(NO)、ステップS401の処理を再び行う。

0107

(ステップS403)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。そして、ステップS405の処理に進む。
(ステップS405)システム処理部300は、認証処理の認証結果が成功であるか否かを判定する。システム処理部300は、認証結果が成功であると判定した場合(YES)、ステップS407の処理に進む。一方、システム処理部300は、認証結果が失敗であると判定した場合(NO)、ステップS405の処理を再び行う。

0108

(ステップS407)システム処理部300は、ユーザの操作により設定されたぼかし処理の設定がオンであるか否かを判定する。システム処理部300は、ぼかし処理がオンに設定されていると判定した場合(YES)、ステップS409の処理に進む。一方、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、ぼかし処理がオフのままでよいため、ステップS401の処理に戻る。

0109

(ステップS409)システム処理部300は、撮像部120に対してぼかし処理を行なうように指示する。そして、ステップS401の処理に戻る。

0110

なお、ステップS407において、システム処理部300は、ぼかし処理がオフに設定されていると判定した場合(NO)、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示してもよい。また、システム処理部300は、ステップS405において、ログインしたか否かを判定し、ログインしたと判定した場合にステップS407の処理に進んでもよい。

0111

このように、本実施形態に係る情報処理装置1は、人物の接近を検出したことに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示する。これにより、情報処理装置1は、プライバシー保護の観点から撮像画像の背景領域にカメラ側でぼかし処理を行なう場合でも、人物の接近を検出したことに応じて行うログイン認証処理ではぼかし処理を行なわないため、プライバシー保護とログイン時の認証処理とを両立することができる。よって、情報処理装置1は、カメラ側でのぼかし処理を適切に制御することができる。

0112

なお、ステップS401において、システム処理部300(ぼかし処理制御部325)は、人物検出部210が情報処理装置1からの人物の離脱を検出したことに応じて、撮像部120に対してぼかし処理を行なわないように指示してもよい。この場合も同様に、情報処理装置1は、プライバシー保護の観点から撮像画像の背景領域にカメラ側でぼかし処理を行なう場合でも、ログイン認証処理ではぼかし処理を行なわないようにすることができる。

0113

以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。上述の各実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。

0114

上記実施形態では、情報処理装置1がHPD処理の機能を備えている構成例を説明したが、第1及び第2の実施形態では、HPD処理の機能を備えていない構成であってもよい。

0115

また、上記実施形態では、情報処理装置1に撮像部120が内蔵されている構成例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、撮像部120は、情報処理装置1に内蔵されていなくてもよく、情報処理装置1の外部アクセサリとして無線または有線で情報処理装置1と接続されるものであってもよい。

0116

また、上記実施形態では、システム処理部300と独立に動作するEC200は、センサハブチップセット、などのいずれの処理部であってもよく、EC200以外の処理部がEC200に代えて上述の処理を実行してもよい。このEC200等の処理部と近接センサ130の電力消費量の合計は、通例、システム処理部300の電力消費量よりも格段に少ない。

0117

また、上述した待機状態には、処理中の内容が視認できないように予め設定された画像(例えば、ロック画面用の画像)が表示部110に表示されている状態(所謂、画面ロックの状態)が含まれてもよい。また、システム処理の動作を活性化させるとは、システム処理の起動に限られず、表示部110の画面ロックの状態からの解除、表示部110への表示の開始もしくは既に表示させている表示画面の輝度の増加、所定のアプリケーションプログラム実行開始、などであってもよい。

0118

なお、上述した情報処理装置1は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した情報処理装置1が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した情報処理装置1が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。

0119

また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に情報処理装置1が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル差分プログラム)であってもよい。

0120

また、上述した実施形態における情報処理装置1が備える各機能の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。

0121

1情報処理装置、10 第1筐体、20 第2筐体、15ヒンジ機構、110 表示部、120撮像部、130近接センサ、150入力デバイス、151キーボード、153タッチパッド、200 EC、210人物検出部、220動作制御部、300システム処理部、302 CPU、304 GPU、306メモリコントローラ、308 I/Oコントローラ、310システムメモリ、321認証処理部、322ログイン処理部、323ログオフ処理部、324 設定部、325ぼかし処理制御部、350通信部、360 記憶部、400電源部

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